JP2845184B2 - 警報送信装置および警報受信装置 - Google Patents

警報送信装置および警報受信装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送路での障害の
有無を表わした障害情報を他局との間で送受信する警報
送信装置および警報受信装置に係わり、特に伝送に用い
るフレームのオーバヘッド部分に障害情報を挿入して通
知する警報送信装置および警報受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル伝送においては、通常、オー
バヘッド領域を備えたフレーム構成により情報が伝送さ
れ、このオーバーヘッドの一部の領域を用いて障害情報
を他局に通知するようになっている。オーバーヘッドに
割り当てられている障害情報を格納するための障害情報
用領域は、通常、1つの伝送路の障害状況を他局に通知
するのに必要なだけ用意されている。
【0003】端局と端局との間に中継局が存在する場合
には、各中継局で障害を検出し、その情報をオーバーヘ
ッド部分の障害情報領域に挿入して次局へ伝送すること
が通常行われている。障害情報領域は、1つの伝送路の
障害状況を通知するだけの領域しか確保されていないの
で、2以上の中継局で障害が検出されると、最後に障害
を検出した中継局により挿入された障害情報しか端局ま
で届かない。
【0004】そこで、複数の障害情報を伝送できるよう
に改良したものが、特開平4−345227号公報に開
示されている。この装置では、オーバヘッド部分に複数
の中継局での障害情報を格納することができるだけの障
害情報用領域を情報を予め用意している。そして、障害
を検出した中継局は、障害情報領域中の空き領域を検出
し、自局の識別子と検出した障害情報とをその領域に挿
入するようになっている。
【0005】ところで、一般に、対向する2つの送受信
局の間には上り伝送路と下り伝送路が設けられ双方向の
通信が行われている。通常、このような対向する送受信
局の間では、対向局から自局までの伝送路の障害の有無
を反対方向の伝送路を通じて対向局に送り返して障害の
発生を通知するようになっている。対向局の間に設けら
れた伝送路の本数、あるいはそれらの伝送容量は、上り
回線と下り回線で同一であり、上りと下りの回線が対に
なっていることが多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、発展しつつある
マルチメディア伝送では、一般に下り方向の伝送路の容
量が上り方向の伝送容量よりも大きい。上りと下りの伝
送容量が非対称な場合には、1つのフレームで1つの伝
送路についての障害情報しか送れないので、上り方向の
伝送路を通じて、下り方向の全ての伝送路についての障
害情報を送ることができないという問題がある。特開平
4−345227号公報に開示された先行技術のよう
に、1つのフレームのオーバヘッド部分の障害情報用領
域を大きくすれば、複数の伝送路についての障害情報を
1つの伝送路で送ることができる。しかしながら、オー
バーヘッド部分がその分大きくなり、伝送効率が低下す
るという問題がある。
【0007】そこで本発明の目的は、複数の伝送路につ
いての障害情報を1つの伝送路で効率良く伝送すること
のできる警報送信装置および警報受信装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、複数の伝送路を通じて対向局から送られてくる信号
を受信する受信手段と、複数の伝送路のそれぞれについ
て障害の有無を検出する障害検出手段と、伝送路の障害
の有無を表わした障害情報を複数の伝送路より少ない所
定数の伝送路について格納できる大きさの障害情報格納
領域を有するフレーム構成の信号を対向局へ送信する送
信手段と、障害検出手段によって検出された複数の伝送
路についての障害情報をこの送信手段の送信する複数の
フレームの障害情報格納領域に分けて挿入する障害情報
挿入手段とを警報送信装置に具備させている。
【0009】すなわち請求項1記載の発明では、1つの
フレームの有する障害情報格納領域では伝送することが
できない複数の伝送路についての障害情報を、複数のフ
レームの障害情報格納領域に分散し多重化し送信してい
る。
【0010】請求項2記載の発明では、伝送路の障害の
有無を表わした障害情報を所定数の伝送路について格納
できる大きさの障害情報格納領域を有するフレーム構成
であって所定数よりも多い数の伝送路についての障害情
報が複数のフレームの障害情報格納領域に分けて挿入さ
れている信号を受信する受信手段と、この受信手段によ
って受信した各フレームの障害情報格納領域に格納され
ている情報を抽出する抽出手段と、この抽出手段によっ
て複数のフレームから抽出された情報を伝送路ごとの障
害情報に分離する障害情報分離分離手段とを警報受信装
置に具備させている。
【0011】すなわち請求項2記載の発明では、複数の
フレームの障害情報確報領域に分けて挿入されている複
数の伝送路についての障害情報を抽出し、これらを伝送
路別に分離している。
【0012】請求項3記載の発明では、障害情報挿入手
段は、複数の伝送路についての障害情報の格納されてい
る先頭フレームを識別するための同期情報を生成する同
期情報生成手段と、この同期情報生成手段によって生成
された同期情報を障害情報格納領域に挿入する同期情報
挿入手段と、この同期情報挿入手段によって同期情報を
挿入したフレームを基準の位置にして複数の伝送路につ
いての障害情報を複数のフレームの障害情報格納領域に
分けて挿入する挿入手段とを具備している。
【0013】すなわち請求項3記載の発明では、複数の
フレームの障害情報格納領域に、複数の伝送路について
の障害情報と、これが格納されているフレームを特定す
るための同期情報とを挿入している。同期情報を基準に
複数の伝送路についての障害情報を格納している先頭フ
レームを検出できるので、受信側に、障害情報の位置を
確実に識別させることができる。
【0014】請求項4記載の発明では、分離手段は障害
情報抽出手段によって抽出された情報の中から障害情報
の格納されているフレームを識別するための同期情報を
検出する同期情報検出手段と、障害情報抽出手段で抽出
された情報をこの同期情報検出手段で検出された同期情
報の含まれているフレームを基準にして伝送路ごとの障
害情報に分離する障害情報分離手段とを具備している。
【0015】すなわち請求項4記載の発明では、障害情
報格納領域に格納されている情報の中から同期情報を検
出し、これの検出されたフレームの位置を基準に障害情
報の格納されているフレームを特定し、伝送路ごとに障
害情報を分離している。
【0016】
【発明の実施の形態】
【0017】
【実施例】図1は、本発明の一実施例における警報送信
装置および警報受信装置を用いた伝送路網の構成の概要
を表わしたものである。このシステムでは、複数の伝送
路について検出した障害情報を、複数のフレームのオー
バーヘッド部分に分けて、すなわち、複数のフレームに
時分割多重して1つの伝送路を通じて対向局に送り返す
ようになっている。
【0018】伝送路網は、第1の伝送装置11と第2の
伝送装置12と、第1の伝送装置11から第2の伝送装
置12の方向に信号を伝送する4本の下り伝送路131
〜134 と、第2の伝送装置12から第1の伝送装置1
1の方向に信号を伝送する上り伝送路14とを備えてい
る。転送すべき情報は、オーバーヘッド部分を備えた所
定のフレーム構成に変換されて転送される。このオーバ
ーヘッド部分には、1つの伝送路についての障害情報を
送ることのできる障害情報格納領域が確保されている。
【0019】第1の伝送装置11は、下り伝送路13を
通じて第2の伝送装置12に信号を送信する第1〜第4
の送信部151 〜154 と、上り伝送路14を通じて第
2の伝送装置12から送られてくる信号を受信する受信
部16を備えている。受信部16には、受信した各フレ
ームのオーバーヘッド部分の中の障害情報格納領域に格
納されている情報を抽出する対局警報転送信号検出部1
7が接続されている。
【0020】分離処理部18は、対局警報転送信号検出
部17の出力信号を入力し、第1〜第4の下り伝送路ご
とに障害情報を分離する回路部分である。分離処理部1
8は、各下り伝送路ごとにその障害の有無を表わした対
局警報信号191 〜194 を出力する。対局警報信号1
1 〜194 は、障害の生じた伝送路を警告音あるいは
警告ランプによって管理者に通知する図示しない伝送路
管理部に入力されている。
【0021】第2の伝送装置12は、第1〜第4の下り
伝送路131 〜134 にそれぞれ対応して設けられた第
1〜第4の受信部211 〜214 と、各下り伝送路13
での障害の発生の有無を検出する第1〜第4の障害検出
部221 〜224 を備えている。第1〜第4の障害検出
部221 〜224 の出力する障害信号は多重化処理部2
3に入力される。多重化処理部23は、各障害検出部の
出力する障害の有無を表わした障害信号の多重化処理を
行う。ここでは、4つの下り伝送路についての障害信号
とこれら障害信号を第1の伝送装置11の分離処理部1
8で分離するために必要な同期情報とを、8つのフレー
ムを単位として多重化するようになっている。多重化の
具体例については、後に詳細に説明する。
【0022】多重化処理部23の出力する同期情報の付
加された障害情報は、対局警報転送信号挿入部24に入
力される。対局警報転送信号挿入部24は、第1の伝送
装置11に送信される各フレームのオーバーヘッド部分
の障害情報格納領域に多重化処理部23から受け取った
同期情報および障害情報を挿入する。同期情報と4つの
下り伝送路についての障害情報は、8つのフレームの障
害情報格納領域に分けて順次挿入される。同期情報、障
害情報の挿入されたフレームは、上り伝送路を通じて第
1の伝送装置11に送信する送信部25に入力される。
【0023】図2は、複数の伝送路についての障害情報
が複数のフレームに分けて多重化される様子を模式的に
表わしたものである。ここでは、4ビットの同期情報3
1と、各下り伝送路の障害の有無をそれぞれ1ビットで
表わした4ビットの障害情報32を1つの単位として多
重化する。この8ビットの情報を警報情報と呼ぶことに
する。8ビットの警報情報は、1フレームに1ビットず
つ割り振られ、第1〜第8のフレーム331 〜338
よって伝送される。図中、斜線で示した各フレームのオ
ーバーヘッド部分の障害情報格納領域に警報情報は格納
される。この8つのフレームをまとめた多重化フレーム
34を単位として警報情報の伝送が行われる。
【0024】図1に示した警報転送システムでは、いず
れかの下り伝送路で障害が発生したとき障害害検出部2
2によってその発生が検出され、この結果が多重化処理
部23で多重化される。多重化された同期情報と障害情
報は対局警報転送信号挿入部24で複数のフレームのオ
ーバーヘッド部分の障害情報格納領域に分けて挿入さ
れ、送信部25を通じて第1の伝送装置11に送信され
る。第1の伝送装置11では、受信した各フレームの中
のオーバーヘッド部分の障害情報格納領域内の情報を対
局警報転送信号検出部17により抽出する。分離処理部
18は、抽出された信号の中から同期情報をまず検出
し、同期情報の含まれているフレームを基準としてそれ
との相対的なフレーム位置により各下り伝送路ごとに障
害情報を分離する。このようにして、1つの上り伝送路
14を通じて4つの下り伝送路131〜134 について
の障害情報が伝送される。
【0025】次に、図1に示した警報転送システムを、
同期多重網(SDH SynchronousDigital Hierarchy
)に適応した場合について説明する。図1に示した第
1〜第4の下り伝送路131 〜134 および上り伝送路
14を通じて伝送される信号を、ITU−T 勧告G.
709で規定されているSDHフレームフォーマットを
持ったその転送レートが155メガ・ビット・パー・セ
コンド(Mbps)の信号であるとする。そしてSDH
のフレームの中のVC(Virtual Container) −4パスの
オーバヘッド部分によって障害情報を転送する。
【0026】図3は、VC−4のフレーム構成を表わし
たものである。VC−4の1つのフレームは、261バ
イト×9行で構成されており、各行の先頭に1バイトず
つのオーバーヘッド部分41が存在する。したがって、
VC−4の1つのフレームには9バイトのオーバーヘッ
ド領域41(POH…Path OverHead)が存在する。オー
バーヘッドの各バイトには、“J1”、“B3”等の識
別名称が付されており、それぞれの役割が規定されてい
る。オーバーヘッド以外の部分42は、任意の情報を伝
送できる部分であり、通常は、VC−4より下位の階層
のVC−3のコンテナが挿入される。ここでは、“G
1”バイト(43)の中の1ビットを用いて同期情報と
障害情報からなる警報情報を格納する。
【0027】図4は、“G1”バイトのビット構成を表
わしたものである。第1〜第4ビットで構成されるFE
BE(Far End Back Error) 領域51は、対向局から受
信した信号より検出されたビット誤りの検出個数を、そ
の送信元の局に送り返すための領域である。第5ビット
のFERF(Far End Receive Failure) 領域52は、対
向局から受信した信号中に障害が検出されたことを、そ
の送信元の局に通知するための領域である。第6〜第8
ビットの領域53は未使用領域である。ここでは、“G
1”バイトの中の第5ビットであるFERFビットを用
いて警報情報を転送する。4ビットの同期情報と4つの
下り伝送路の障害の有無をそれぞれ表わす4ビットの障
害情報からなる合計8ビットの警報情報を、8つのVC
−4フレームのFERFビットに分けて伝送する。
【0028】図5は、複数のフレームからなる多重化フ
レームの構成を表わしたものである。多重化フレーム6
1、62は、それぞれ8つのVC−4フレームから構成
されている。1つのVC−4フレームは125μsで送
出されるので、各フレームの“G1”バイト中のFER
Fビットも125μs間隔で送信される。多重化フレー
ムの先頭から4つのフレームのFERFビットには同期
情報としてのフレーム識別ビット63、64が割り当て
られる。第5フレームから第8フレームのFERFビッ
トには、第1〜第4の下り伝送路131 〜134 のそれ
ぞれに対応する障害情報が割り当てられている。したが
って、図1に示した対局警報転送信号挿入部24は、8
ビットから構成される警報情報をその先頭から1ビット
ずつ各フレームのFERFビットに125μs毎に挿入
することになる。
【0029】第1〜第4の障害情報はそれぞれ任意の値
をとることができるので、第1〜第4フレームのFER
Fビットに挿入したフレーム識別ビットと障害情報とが
同一の値になる場合もある。また、フレーム識別ビット
の一部と障害情報の一部を合わせた4ビットが丁度、予
め定めた4つのフレーム識別ビットの値と同一の値にな
ることも考えられる。そこで、2つの多重化フレームを
1組として、障害情報の格納されているフレームを特定
するようにしている。
【0030】すなわち、第1の多重化フレーム61の第
1〜第4のフレーム識別ビット63には第1のビットパ
ターンを割り当て、第2の多重化フレーム62の第5〜
第8のフレーム識別ビット64に第2のビットパターン
を割り当てる。第2の伝送装置12で多重化フレームご
とに第1のビットパターンと第2のビットパターンを同
期情報として交互に挿入する。そして第1の伝送装置1
1側で第1のビットパターンと第2のビットパターンが
交互に現れることを検出することで、障害情報の含まれ
ているフレームを特定している。
【0031】図6は、フレーム識別ビットのビットパタ
ーンの構成を表わしたものである。第1の多重化フレー
ムの4つのフレーム識別ビットには、“1001”のビ
ットパターンを割り当てる。一方、第2の多重化フレー
ムのフレーム識別ビットには“0110”のビットパタ
ーンを割り当てる。図1に示した第2の伝送装置12の
多重化処理部23では、このように多重化フレーム毎に
挿入するフレーム識別ビットのビットパターンを交互に
変更する。
【0032】第1の伝送装置11の分離処理部18は、
抽出された“G1”バイトのFERFビットのうち、連
続する4つのビット列が第1のビットパターンあるいは
第2のビットパターンのいずれかと一致し、かつVC−
4の8フレーム毎にそのパターンが交互に入れ替わるこ
とを検出し、障害情報の格納されているフレーム位置を
特定する。これにより、4つの下り伝送路の障害情報を
確実に分離でき、障害の発生しているパスを特定するこ
とができる。
【0033】以上説明した実施例では、下り伝送路の数
を4つとし、上り伝送路の数を1つにしたが、下り伝送
路の数が上り伝送路の数よりも多ければ、例示した値に
限られるものでない。また、SDHのVC−4を例に説
明したが、他のフォーマットのフレームを用いてもよ
い。すなわち、1つのフレームで確保できる障害情報格
納領域に格納することのできる障害情報よりも多い数の
障害情報を送るときに、それらを複数のフレームの障害
情報格納領域に分割して送受信すればよい。
【0034】また、実施例では、“1001”と“01
10”のように対応する各ビットの値の反転した2つの
ビットパターンを用いたが、2つのビットパターンが相
違すれ良く、ビットパターンは実施例で示したものに限
定されない。たとえば“1010”と“1001”でも
よい。また、多重化フレームを構成するフレームの数
は、伝送すべき障害情報の数と、それらの同期を識別す
るためのフレーム識別情報のビット数の合計で以上あれ
ばよく、8つのフレームを単位とするものに限られるも
のではない。
【0035】
【発明の効果】このように請求項1および請求項2記載
の発明によれば、1つのフレームの有する障害情報格納
領域では伝送することのできない複数の伝送路について
の障害情報を、複数のフレームの障害情報格納領域に分
散し多重化して送信している。また、受信側で複数のフ
レームに分けて送られてきた複数の伝送路についての障
害情報を各伝送路ごとに分離している。これにより、た
とえば、対向局間に設けられた下り伝送路の本数が上り
伝送路の本数より多い場合でも、下り伝送路すべてにつ
いての障害情報を上り伝送路を通じて対向局に伝送する
ことができる。
【0036】また請求項3および請求項4記載の発明に
よれば、同期情報を挿入し、これを基準に障害情報のフ
レーム位置を認識するので、障害情報を伝送路ごとに適
切に分離することができる。また、同期情報だけで障害
情報を伝送路ごとに分離できるので、障害情報がどの伝
送路に対応するものであるかを示す識別情報を各伝送路
の障害情報ごとに送信するような場合に比べて、伝送効
率が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における警報送信装置および
警報受信装置を備えた警報転送システムの構成の概要を
表わしたものである。
【図2】複数の伝送路についての障害情報が複数のフレ
ームに分けて多重化される様子を模式的に表わした説明
図である。
【図3】SDHのVC−4のフレーム構成の概要を表わ
した説明図である。
【図4】VC−4のパス・オーバヘッドにおけるG1バ
イトのビット構成を表わした説明図である。
【図5】複数のフレームからなる多重化フレームの構成
を表わした説明図である。
【図6】同期情報としてのフレーム識別ビットのビット
パターンの構成を表わした説明図である。
【符号の説明】
11、12 伝送装置 13 下り伝送路 14 上り伝送路 15、25 送信部 16、21 受信部 17 対局警報転送信号検出部 18 分離処理部 19 対局警報信号 22 障害検出部 23 多重化処理部 24 対局警報転送信号挿入部 31、63、64 同期情報 32 障害情報 34、61、62 多重化フレーム

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の伝送路を通じて対向局から送られ
    てくる信号を受信する受信手段と、 前記複数の伝送路のそれぞれについて障害の有無を検出
    する障害検出手段と、 伝送路の障害の有無を表わした障害情報を前記複数の伝
    送路より少ない所定数の伝送路について格納できる大き
    さの障害情報格納領域を有するフレーム構成の信号を前
    記対向局へ送信する送信手段と、 前記障害検出手段によって検出された複数の伝送路につ
    いての障害情報をこの送信手段の送信する複数のフレー
    ムの前記障害情報格納領域に分けて挿入する障害情報挿
    入手段とを具備することを特徴とする警報送信装置。
  2. 【請求項2】 伝送路の障害の有無を表わした障害情報
    を所定数の伝送路について格納できる大きさの障害情報
    格納領域を有するフレーム構成であって前記所定数より
    も多い数の伝送路についての障害情報が複数のフレーム
    の障害情報格納領域に分けて挿入されている信号を受信
    する受信手段と、 この受信手段によって受信した各フレームの前記障害情
    報格納領域に格納されている情報を抽出する抽出手段
    と、 この抽出手段によって複数のフレームから抽出された情
    報を伝送路ごとの障害情報に分離する障害情報分離分離
    手段とを具備することを特徴とする警報受信装置。
  3. 【請求項3】 前記障害情報挿入手段は、複数の伝送路
    についての障害情報の格納されている先頭フレームを識
    別するための同期情報を生成する同期情報生成手段と、
    この同期情報生成手段によって生成された同期情報を前
    記障害情報格納領域に挿入する同期情報挿入手段と、こ
    の同期情報挿入手段によって同期情報を挿入したフレー
    ムを基準の位置にして前記複数の伝送路についての障害
    情報を複数のフレームの障害情報格納領域に分けて挿入
    する挿入手段とを具備することを特徴とする請求項1記
    載の警報転送装置。
  4. 【請求項4】 前記分離手段は前記障害情報抽出手段に
    よって抽出された情報の中から障害情報の格納されてい
    るフレームを識別するための同期情報を検出する同期情
    報検出手段と、前記障害情報抽出手段で抽出された情報
    をこの同期情報検出手段で検出された同期情報の含まれ
    ているフレームを基準にして伝送路ごとの障害情報に分
    離する障害情報分離手段とを具備することを特徴とする
    請求項2記載の警報受信装置。
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