JP2007215129A - 写真処理装置および写真処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】効率よく日付情報等の画像関連情報の有無を検出して、画像関連情報が二重にプリントされることを防止することが可能な写真処理装置および写真処理プログラムを提供する。
【解決手段】写真プリントシステム1では、複数枚のサムネイル画像G1を操作入力画面40に表示しながら各種設定を行う写真プリントシステム1において、制御部33が、メディアリーダ22等から取得した画像データについて、デジタルカメラ等の撮影装置において作成されたサムネイル画像G1と撮影日時に関する情報が含まれている可能性がある本画像G2a,G2bとを比較する。制御部33は、本画像G2a,G2bとサムネイル画像G1とに所定量以上の差がある場合には、本画像G2a,G2bに撮影日時に関する情報が含まれていると判定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、サムネイル画像が表示されたプレジャッジ画面を見ながら補正条件やプリント枚数等のプリント条件の設定を行う写真処理装置および写真処理プログラムに関する。
近年、デジタルカメラ等の撮影装置によって撮影された画像を取得して、印画紙に対して写真プリントするデジタルミニラボと呼ばれる写真処理装置が用いられている。
例えば、特許文献1には、デジタルカメラ等の撮影装置において本画像自体に撮影日時等の画像関連情報が合成されている場合において、デジタルカメラ等の撮影装置に関する情報や画像とともにプリントされる撮影日時等を示すフォント等の情報等を予め取得しておき、その取得情報と実際に画像に含まれる文字のフォント等とを比較して、両者のマッチングを行う写真処理装置について開示されている。
これにより、デジタルカメラ等において合成された撮影日時と、デジタルミニラボ等において挿入される撮影日時とが二重にプリントされてしまうことを防止することができる。
特開2005−102067号公報(平成17年4月14日公開)
しかしながら、上記従来の写真処理装置では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記公報に開示された写真処理装置では、日付が二重でプリントされることを防止するために、予め記憶されたフォント情報等を参照してマッチングを行って日付情報等の画像関連情報を抽出している。しかし、このような方法では、日付を示すフォント等の情報を予め記憶させておく必要があるとともに、細かい情報同士を比較する必要が生じるため、効率よくマッチングを行うことができない。
本発明の課題は、効率よく日付情報等の画像関連情報の有無を検出して、画像関連情報が二重にプリントされることを防止することが可能な写真処理装置および写真処理プログラムを提供することにある。
第1の発明に係る写真処理装置は、撮影装置において作成されたサムネイル画像を表示して各種条件の設定を行う写真処理装置であって、取得部と、表示部と、設定入力部と、検出部と、を備えている。取得部は、サムネイル画像およびこれに対応する本画像を取得する。表示部は、サムネイル画像を表示する。設定入力部は、表示部に表示されたサムネイル画像に対応する本画像の各種条件の設定入力を行う。検出部は、サムネイル画像とサムネイル画像に対応する本画像とを比較して、本画像に含まれる画像関連情報の有無を検出する。
ここでは、取得された各画像について、補正やプリント枚数等の各種設定を、サムネイル画像を表示したいわゆるプレジャッジ画面を通じて行う写真処理装置において、本画像とサムネイル画像とを比較して、撮影日時等の画像関連情報が既に本画像に含まれているか(合成されているか)否かを検出する。
ここで、上記サムネイル画像とは、例えば、複数の画像を一度に表示画面上に表示するために縮小された本画像と比較して容量が小さい画像を意味し、ここではデジタルカメラ等の撮影装置において撮影時に作成されたものをいう。そして、上記各種条件には、本画像データに対する色補正等の補正条件やプリント枚数の設定条件等が含まれる。また、サムネイル画像を取得する場合には、デジタルカメラ等の撮影装置から直接取得してもよいし、CD−R等の記録メディアを介して取得してもよい。さらに、画像関連情報には、例えば、画像とともにプリントされる撮影日時に関する情報やプリント時に合成されるフレームや文字に関する情報等が含まれる。
通常、デジタルカメラ等の撮影装置において撮影日時等の画像関連情報が予め本画像に合成されている場合には、サムネイル画像には画像関連情報は含まれていないために、複数のサムネイル画像を表示するプレジャッジ画面において画像関連情報が本画像に合成されているか否かを判定することは困難である。このため、従来の写真処理装置では、サムネイル画像ではなく本画像を所定の大きさに縮小してプレジャッジ画面に表示していたが、この方法ではプレジャッジ画面を表示する際に、サムネイル画像よりも容量の大きい本画像を用いているため、必要以上に時間がかかってしまうという問題がある。
本発明の写真処理装置では、サムネイル画像を用いてプレジャッジ画面を表示する場合において、サムネイル画像と本画像とを比較して、撮影日時等の画像関連情報の有無を検出する。具体的には、例えば、本画像とサムネイル画像とにおける同じ領域同士を比較して、RGBの3原色の量の差が所定の閾値を超える場合、あるいはその領域における濃度差が所定の閾値を超える場合には、撮影日時等の画像関連情報が本画像に合成されているものとして判定する。
これにより、本画像よりも容量の小さいサムネイル画像を表示するプレジャッジ画面を見ながら補正条件やプリント枚数等の設定を行う場合でも、サムネイル画像には含まれておらず、本画像にだけ含まれる撮影日時等の画像関連情報の有無を効率よく検出することができる。この結果、デジタルカメラ等において撮影日時等が合成された本画像を用いて写真プリントを行う場合でも、撮影日時等の情報が二重にプリントされることを効果的に防止することができる。
第2の発明に係る写真処理装置は、第1の発明に係る写真処理装置であって、検出部は、サムネイル画像と本画像とに含まれる特定の領域同士を比較して、画像関連情報の有無を検出する。
ここでは、本画像に画像関連情報が合成されているか否かを検出するために、本画像とこれに対応するサムネイル画像とを比較する際には、それぞれの画像の特定領域同士を比較して画像関連情報の有無を検出する。
ここで、上記特定の領域とは、例えば、画像関連情報として日付情報を用いる場合には日付が表示されるプリント面の右下の領域を意味する。
これにより、写真プリント全体を比較するのではなく、特定の領域だけを比較するだけで済むため、写真プリント全体を比較する場合よりも効率よく画像関連情報の有無を検出することができる。
第3の発明に係る写真処理装置は、第1または第2の発明に係る写真処理装置であって、検出部は、本画像をサムネイル画像とほぼ同じ大きさに縮小した後、サムネイル画像と本画像との比較を行う。
ここでは、本画像とサムネイル画像との比較を行う際には、例えば、本画像をサムネイル画像と同じ大きさになるまで縮小し、両画像を同じサイズにして比較を行う。
通常、撮影装置において作成されたサムネイル画像は、複数枚を同時に表示画面に表示したりするために、本画像よりも小さいサイズで作成されている。このため、両画像を比較する際には、比較の容易さの観点から両者が同じサイズであることが好ましい。
これにより、本画像とサムネイル画像との比較が容易になるため、本画像とサムネイル画像との違い、すなわち本画像に合成された画像関連情報の検出を効率よく実施することができる。
第4の発明に係る写真処理装置は、第1から第3の発明のいずれか1つに係る写真処理装置であって、検出部は、本画像を撮影した撮影装置に関する情報をさらに取得する。
ここでは、画像を撮影したデジタルカメラ等の撮影装置が、撮影日時等の画像関連情報を本画像に合成する機能を有する機種であるか否かを確認するために、撮影装置に関する情報も取得する。
これにより、画像関連情報を合成する機能を有していない撮影装置等の機種であることが分かった場合には、その撮影装置によって撮影された画像に画像関連情報が合成されることはないので、画像関連情報の有無を検出する処理を行わないように制御することができる。この結果、画像関連情報が合成されている可能性がある撮影装置によって撮影された画像についてのみ、本画像とサムネイル画像との比較を行うことで、無駄な処理を省いて画像関連情報の検出処理を効率化することができる。
第5の発明に係る写真処理装置は、第1から第4の発明のいずれか1つに係る写真処理装置であって、画像関連情報は、本画像とともに出力される撮影日時に関する情報である。
ここでは、本画像に合成される画像関連情報が、その画像の撮影装置による撮影日時に関する情報である。
これにより、デジタルカメラ等によって撮影された本画像に撮影日時等の情報が合成されている場合には、これを検出し、写真処理装置においてさらに撮影日時を合成して、プリントやCD−R等の記録媒体へ出力されてしまうことを防止することができる。この結果、撮影日時が二重にプリントされて商品価値のない写真プリントが形成されることを防止することができる。
第6の発明に係る写真処理プログラムは、撮影装置において作成されたサムネイル画像を表示して各種条件の設定を行う写真処理プログラムであって、第1から第4のステップを備えた写真処理方法をコンピュータに実行させる。第1のステップでは、サムネイル画像およびこれに対応する本画像を取得する。第2のステップでは、サムネイル画像を表示する。第3のステップでは、サムネイル画像を表示しながら、サムネイル画像に対応する本画像の各種条件の設定入力を行う。第4のステップでは、サムネイル画像とこれに対応する本画像とを比較して、本画像に含まれる画像関連情報の有無を検出する。
ここでは、取得された各画像について、補正やプリント枚数等の各種設定を、サムネイル画像を表示したいわゆるプレジャッジ画面を通じて行う写真処理方法をコンピュータに実行させる写真処理プログラムにおいて、本画像とサムネイル画像とを比較して、撮影日時等の画像関連情報が既に本画像に含まれているか(合成されているか)否かを検出する。
ここで、上記サムネイル画像とは、例えば、複数の画像を一度に表示画面上に表示するために縮小された本画像と比較して容量が小さい画像を意味し、ここではデジタルカメラ等の撮影装置において撮影時に作成されたものをいう。そして、上記各種条件には、本画像データに対する色補正等の補正条件やプリント枚数の設定条件等が含まれる。また、サムネイル画像を取得する場合には、デジタルカメラ等の撮影装置から直接取得してもよいし、CD−R等の記録メディアを介して取得してもよい。さらに、画像関連情報には、例えば、画像とともにプリントされる撮影日時に関する情報やプリント時に合成されるフレームや文字に関する情報等が含まれる。
通常、デジタルカメラ等の撮影装置において撮影日時等の画像関連情報が予め本画像に合成されている場合には、サムネイル画像には画像関連情報は含まれていないために、複数のサムネイル画像を表示するプレジャッジ画面において画像関連情報が本画像に合成されているか否かを判定することは困難である。このため、従来の写真処理方法では、サムネイル画像ではなく本画像を所定の大きさに縮小してプレジャッジ画面に表示していたが、この方法ではプレジャッジ画面を表示する際に、サムネイル画像よりも容量の大きい本画像を用いているため、必要以上に時間がかかってしまうという問題がある。
本発明の写真処理プログラムでは、サムネイル画像を用いてプレジャッジ画面を表示する場合において、サムネイル画像と本画像とを比較して、撮影日時等の画像関連情報の有無を検出する。具体的には、例えば、本画像とサムネイル画像とにおける同じ領域同士を比較して、RGBの3原色の量の差が所定の閾値を超える場合、あるいはその領域における濃度差が所定の閾値を超える場合には、撮影日時等の画像関連情報が本画像に合成されているものとして判定する。
これにより、本画像よりも容量の小さいサムネイル画像を表示するプレジャッジ画面を見ながら補正条件やプリント枚数等の設定を行う場合でも、サムネイル画像には含まれておらず、本画像にだけ含まれる撮影日時等の画像関連情報の有無を効率よく検出することができる。この結果、デジタルカメラ等において撮影日時等が合成された本画像を用いて写真プリントを行う場合でも、撮影日時等の情報が二重にプリントされることを効果的に防止することができる。
第1の発明に係る写真処理装置によれば、デジタルカメラ等において撮影日時等が合成された本画像を用いて写真プリントを行う場合でも、撮影日時等の情報が二重にプリントされることを効果的に防止することができる。
第2の発明に係る写真処理装置によれば、写真プリント全体を比較する場合よりも効率よく画像関連情報の有無を検出することができる。
第3の発明に係る写真処理装置によれば、本画像に合成された画像関連情報の検出を効率よく実施することができる。
第4の発明に係る写真処理装置によれば、無駄な処理を省いて画像関連情報の検出処理を効率化することができる。
第5の発明に係る写真処理装置によれば、撮影日時が二重にプリントされて商品価値のない写真プリントが形成されることを防止することができる。
第6の発明に係る写真処理プログラムによれば、デジタルカメラ等において撮影日時等が合成された本画像を用いて写真プリントを行う場合でも、撮影日時等の情報が二重にプリントされることを効果的に防止することができる。
本発明の一実施形態に係る写真処理装置について、図1〜図7(b)を用いて説明すれば以下の通りである。
[写真プリントシステム1全体の構成]
本発明の一実施形態に係る写真処理装置は、図1に示すように、いわゆるデジタルミニラボと呼ばれる写真プリントシステム(写真処理装置)1である。
写真プリントシステム1は、操作ステーション(取得部、表示部、設定入力部、検出部)2と、プリントステーション3とを備えている。
操作ステーション2は、現像された写真フィルム2aやデジタルカメラ等で撮影されたデジタル画像データ(本画像データG2a(図7(b)参照)、サムネイル画像データG1(図7(a)参照))が保存されたメモリカード2b等のメディアから、サムネイル画像G1や本画像G2a等のデータを取り込んでプリントデータを作成し、ケーブル4を介して接続されたプリントステーション3に対して送信する。
プリントステーション3は、操作ステーション2から受信したプリントデータに基づいて、印画紙Pに対して露光処理および現像処理を行って写真プリントを行う。
なお、操作ステーション2において扱うデジタル画像データには、デジタルカメラ等によって撮影された本画像データに加えて、撮影したデジタルカメラにおいて各画像Gに対応するように自動的に作成されるサムネイル画像データも含まれる。
[操作ステーション2の構成]
操作ステーション2は、図1に示すように、デスク上に配置された、フィルムスキャナ21と、メディアリーダ(取得部)22と、モニタ(表示部)23と、キーボード24と、マウス25と、パソコン(設定入力部、検出部)PCと、を有している。
フィルムスキャナ21は、写真フィルム2aに現像された撮影コマに対応する画像Gをデジタル画像データとして取り込む。
メディアリーダ22は、本写真プリントシステム1のコントローラとして機能するパソコンPCに搭載されており、デジタルカメラ等で撮影された撮影コマ画像のデジタルデータ(本画像データ、サムネイル画像データ)や、デジタルカメラ等の撮影装置の機能等を含む撮影装置関連情報等を、メモリカード2bや各種半導体メモリ、CD−R等のメディアから取り込む。
パソコンPCは、モニタ23、キーボード24およびマウス25と接続されている。ユーザは、モニタ23に表示される後述するプレジャッジ画面において撮影コマ画像を見ながら、キーボード24、マウス25等のポインティングデバイスを用いて、プリントサイズや補正内容等の各種設定を行う。また、パソコンPCは、デジタル画像データとして取り込まれた本画像データおよびこれに対応するサムネイル画像データに基づいて、それぞれの画像の比較を行う。そして、パソコンPCは、本画像データに撮影日時に関する情報(画像関連情報)が合成されているか否かを検出して、合成されている場合には、プリントステーション3において撮影日時をプリントしないように制御する。なお、この画像関連情報に関する検出、検出後の制御については、後段にて詳述する。
さらに、パソコンPCは、ROM、RAM、HDD等の内蔵メモリ(記憶部)30(図3参照)を有している。ここで、キーボード24やマウス25を介してユーザによって入力された指示に従って、内蔵メモリ30に記憶された写真処理プログラムがCPUによって読み込まれる。これにより、フィルムスキャナ21やメディアリーダ22等から取り込まれた画像データに対してプリント処理を行うために必要な機能が機能ブロックとして形成される。
パソコンPCは、図3に示すように、画像入力部31と、GUI部32と、制御部33と、画像処理部35と、ビデオ制御部37と、プリントデータ生成部38と、フォーマット部39とを機能ブロックとして有している。
画像入力部31は、フィルムスキャナ21やメディアリーダ22によって読み取られた画像データ(本画像データ、サムネイル画像データ)を取り込んで、画像補正の対象となる原画像データとして内蔵メモリ30に送信する。
このとき、画像入力部31は、撮影コマ画像を記録している媒体が写真フィルム2aの場合には、プレスキャンモードと本スキャンモードとのスキャンデータを別々に内蔵メモリ30に送り込む。一方、撮影コマ画像を記録している媒体がメモリカード2b等の場合には、モニタ23において一覧表示などの目的で使用するために撮影画像の本画像データ(高解像度データ)とは別にデジタルカメラ等の撮影装置において自動的に作成されたサムネイル画像データ(低解像度データ)を、内蔵メモリ30に格納する。このように、1つの撮影コマ画像を表す画像データとして高解像度データと低解像度データの2種類を内蔵メモリ30に記憶させることで、後述するプレジャッジ画面においては低解像度データを用いて効率よくプリントサイズや補正内容、文字入れの有無等の設定を行うことができる。この結果、この低解像度データに基づいてプレジャッジ画面に表示された撮影コマ画像について設定されたプリントサイズ、補正内容等を反映させて高解像度データを処理することで、パソコンPCにおける処理の負荷を低減することができる。
GUI(Graphical User Interface)部32は、各種ウインドウや各種操作ボタンなどを含むグラフィック操作画面を作成したり、このグラフィック操作画面を通じてのキーボード24やマウス25等を用いたユーザ操作入力に基づいて制御コマンドを生成したりするためのグラフィックユーザインターフェースを構築する。
制御部33は、ユーザが、モニタ23に表示される後述する操作入力画面(プレジャッジ画面)40において複数表示されるサムネイル画像G1を見ながらキーボード24やマウス25等を操作することでGUI部32および設定入力部36を介して設定入力される各種設定条件を反映させて画像処理部35の制御を行うとともに、それらの各種設定条件を内蔵メモリ30に記憶させる。さらに、制御部33は、図3に示すように、内蔵メモリ30に記憶されているデジタルカメラに関する情報(撮影装置に関する情報)および各画像データの本画像G2a,G2bとサムネイル画像G1とを参照して、デジタルカメラ等によって撮影された際に自動的に撮影日時に関する情報が合成されているか否かを検出する。そして、画像G中に撮影日時に関する情報が合成されていることが検出された場合には、プリントステーション3において写真プリントを行う際に撮影日時をプリントすることがないように画像処理部35を制御する。なお、制御部33による撮影日時に関する情報の有無の検出については、後段にて詳述する。
画像処理部35は、ユーザによって設定された色補正等の補正内容を反映させて各撮影コマ画像に対応する画像データに対して画像処理を行う。そして、画像処理部35は、画像処理を行った画像データを、内蔵メモリ30に対して送信する。
設定入力部36は、プリントサイズ、色補正等の補正内容、文字入れ等の設定をユーザの入力により受け付ける。
ビデオ制御部37は、補正画像データに基づく補正再現画像や、プレジャッジプリント作業時にプリントソース画像や予想仕上がりプリント画像としてのシミュレート画像、さらにはGUI部32から送られてきたグラフィックデータをモニタ23に表示させるためのビデオ信号を生成する。
プリントデータ生成部38は、最終的な補正処理等が施された画像データに基づいて、プリントステーション3のプリント露光部14に適合するプリントデータを生成して、これをプリントステーション3に対して送信する。
フォーマット部39は、顧客の要望に応じて、生の撮影画像データや画像補正が完了した補正撮影画像データ等について、CD−Rに書き込むためのフォーマットを行ってCD−Rドライブへ送信する。
[プリントステーション3の構成]
プリントステーション3は、図2に示すように、内部に、2つの印画紙マガジン11と、シートカッター12と、バックプリント部13と、プリント露光部14と、処理槽ユニット15と、コンベア16と、ソータ17(図1参照)と、印画紙搬送機構18とを有している。
2つの印画紙マガジン11は、プリントステーション3の内部においてロール状の印画紙Pを1つずつ収納しており、印画紙搬送機構18によって適宜必要な量の印画紙Pが引き出される。
シートカッター12は、印画紙搬送機構18の一部と隣接するように配置されており、印画紙マガジン11から引き出された印画紙Pをプリントサイズに切断する。
バックプリント部13は、シートカッター12の下流側であって印画紙搬送機構18と隣接する位置に配置されており、プリントサイズに切断された印画紙Pの裏面側に、色補正情報やコマ番号等のプリント処理情報をプリント処理する。
プリント露光部14は、バックプリント部13の下流側における印画紙搬送機構18に隣接するように配置されており、プリントサイズに切断された印画紙Pの表面に対して、プリントする撮影画像の露光を行う。そして、プリント露光部14は、副走査方向に搬送される印画紙Pに対して主走査方向に沿ってRGBの3色のレーザ光線を照射する図示しないライン露光ヘッドを有している。また、プリント露光部14では、上述した撮影日時等を含む画像関連情報に関する検出結果に基づいて、つまり撮影日時に関する情報が既に画像中に含まれていないと判定された場合にのみ、撮影日時をプリントステーション3において新たに形成する。
処理槽ユニット15は、プリント露光部14の下流側に配置されており、発色現像処理液を貯留する発色現像槽15a、漂白定着処理液を貯留する漂白定着槽15b、安定処理液を貯留する安定処理層15cを有している。そして、露光後の印画紙Pがこれらの各処理槽15a〜15cをこの順で経由しながら印画紙搬送機構18によって搬送されることで、所望の写真プリント画像が印画紙Pの表面に形成される。
コンベア16は、プリントステーション3の上部に露出しており、写真プリント画像が表面に形成されて乾燥処理後に排出された印画紙Pをソータ17(図1参照)の方向へ搬送する。
ソータ17は、プリントステーション3の前面側に鉛直方向に複数のトレイを並べた状態で配置されており、コンベア16によって搬送されるプリント済の印画紙Pを、オーダー単位で各トレイに振り分ける(図1参照)。
印画紙搬送機構18は、プリントステーション3の内部において、印画紙マガジン11に収容されたロール状の印画紙Pを引き出すとともに、プリントサイズに切断された印画紙Pを、印画紙Pに対して行われる様々な処理に対応した搬送速度で搬送する。また、印画紙搬送機構18は、印画紙Pの搬送方向におけるプリント露光部14の上流側および下流側にそれぞれ配置されたチャッカー式搬送ユニット18aと、複数の挟持搬送ローラ対18bとを有している。
プリントステーション3では、以上のような構成により、操作ステーション2において設定された条件に従って写真プリントを行うことができる。
<各撮影コマ画像に対する各種設定>
本実施形態の写真プリントシステム1における、画像データを取り込んでからプリントサイズ、補正処理、文字入れ等の各種設定を行う際のモニタ23に実際に表示される画面について説明すれば、以下の通りである。
本実施形態では、図4に示すように、ユーザが撮影コマ画像を6つずつ表示する操作入力画面(プレジャッジ画面)40において各撮影コマ画像をチェックしながら、各撮影コマ画像についてプリントの有無、プリント枚数、プリントサイズ、色補正等の補正内容、文字入れの有無等について設定を行う。
具体的には、メディアリーダ22等を介して取得され、内蔵メモリ30に格納された画像データに対応する撮影コマ画像は、図4に示すような操作入力画面40における6つの表示枠41にそれぞれ表示される。この操作入力画面40における各表示枠41の下部には、色濃度補正設定エリア42とプリント枚数設定エリア43とが配置されている。
色濃度補正設定エリア42には、「イエロー」、「マゼンタ」、「シアン」、「濃度」の設定枠が設けられており、補正量の「N」はニュートラルを意味し、これを選択すると補正なしとなる。プリント枚数設定エリア43には、プリント枚数入力枠が設けられており、「パス」はプリント枚数が「0」であることを意味している。
また、操作入力画面40における下段部分には、プリント条件表示エリア44が配置されている。このプリント条件表示エリア44では、この写真プリント出力に適用されたプリントチャンネル名称が表示されており、このプリントチャンネルに含まれているプリントサイズ、インデックスプリントの要否やメディア出力の要否などが決定される。なお、プリントサイズとは、C、P、L、2L等の仕上がり写真プリントの大きさを示すものであり、本実施形態では印画紙幅と送り長さとでプリントサイズが決定される。
さらに、操作入力画面40における両端の下段部には、ファンクションキー45とスタートボタン46とが配置されている。ファンクションキー45は、クリックされると、図示しない機能表示画面へと移行する。スタートボタン46は、クリックされると、操作入力画面40において設定されたプリント枚数、プリントサイズ、補正内容等を反映させて画像データを内蔵メモリ30から取り出してプリントデータ生成部38においてプリントデータを作成する。このとき、制御部33は、後述する撮影日時に関する情報を新たに合成してプリントするか否かを決定する処理を行った後、プリントステーション3において写真プリントされる。なお、内蔵メモリ30から取り出された画像データは、自動的に内蔵メモリ30から削除される。
<撮影日時に関する情報のプリントの要否の判定>
次に、本実施形態の写真プリントシステム1における撮影日時に関する情報が既にデジタルカメラ等において画像中に合成されているか否かを検出するための処理の流れについて、図5に示すフローチャートを用いて説明すれば以下の通りである。
すなわち、まず、ステップS1において、制御部33は、メディアリーダ22等を介してデジタルカメラ等によって撮影された画像データ(本画像データおよびサムネイル画像データ)と、デジタルカメラ(撮影装置)に関する情報とを取得する。なお、ここで取得された画像データと撮影装置に関する情報は、内蔵メモリ30に記憶される。
次に、ステップS2では、ステップS1において取得した画像Gを撮影したデジタルカメラ(撮影装置)に関する情報と、予め内蔵メモリ30に格納されている撮影装置に関する情報とを比較する。なお、予め内蔵メモリ30に格納されている撮影装置に関する情報とは、一般的に流通しているデジタルカメラの中で撮影時にデジタルカメラ内において撮影日時を画像中に合成する機能を有するカメラに関する登録情報が含まれる。つまり、ステップS2では、今回取得した画像が、内蔵メモリに登録されている上記機能を有するデジタルカメラであるか否かを確認する。
次に、ステップS3では、取得した画像を撮影したデジタルカメラの情報が、内蔵メモリ30に登録されている情報と一致するか否かを判定する。ここで、撮影したデジタルカメラの情報が内蔵メモリ30に格納されている情報と一致する場合には、ステップS4へと進む。一方、上記デジタルカメラに関する情報が一致しない場合には、ステップS8へと進み、撮影日時を入れるか否かを判定した後、プリントステーション3において撮影日時を入れて、あるいは撮影日時を入れないで、本画像に基づく写真プリントを行う。
次に、ステップS4では、本画像とサムネイル画像とを比較しやすくするために、図7(b)に示すように、サムネイル画像G1とほぼ同じ大きさになるまで本画像G2aの大きさから本画像G2bの大きさになるまで縮小する。
ステップS5では、ステップS3において一致する情報有りと判定されているため、ステップS4において縮小された本画像G2bと、これに対応するサムネイル画像G1とを比較する。より詳細には、図6に示すように、通常、撮影日時が表示される各画像Gにおける右下の領域(特定の領域)A1に注目し、この領域A1に含まれる各画素におけるR・G・Bの3原色の量の差を検出する。ここで、もし画像の中に撮影日時を示す文字(数字)が合成されている場合には、画像Gの右下の領域A1の一部が均一の色で表示された画素を含んでいる可能性が高い。
このため、次のステップS6では、各画像Gの右下の領域A1に含まれるR・G・Bの3原色の量の差が所定の閾値以下であるか否かを判定する。ここで、所定の閾値以下である場合には、ここでの判定結果は、撮影日時に関する情報が含まれていないサムネイル画像G1と本画像G2a,G2bとがほぼ同じ画像であることを意味する。このため、この場合には、ステップS7へと進み、撮影日時の合成なしと判定される。
一方、3原色の差が所定の閾値を越える場合には、ここでの判定結果は、本画像の方にサムネイル画像G1には含まれていない撮影日時に関する情報が含まれている可能性が高いことを意味する。このため、この場合には、ステップS10へと進み、本画像G2a,G2bに撮影日時の合成ありと判定する。
次に、ステップS6において所定の閾値以下である場合には、ステップS7における判定を経て、ステップS8において、撮影日時に関するデータを本画像G2aに合成して写真プリントするか否かを判定する。ここでは、予めユーザによって設定された内容やユーザへの確認画面等を通じて入力された内容に基づいて、撮影日時に関するデータを本画像G2aに入れてプリントするか否かを確認する。ここで、撮影日時を入れてプリントする場合には、ステップS9へ進み、プリントステーション3において撮影日時を合成して本画像G2aに基づく写真プリントを行う。
一方、撮影日時は入れずに写真プリントすることを希望する場合には、ステップS12へと進み、プリントステーション3において撮影日時なしでの写真プリントを行う。
なお、ステップS6において、本画像G2aとサムネイル画像G1とに含まれる領域A1同士を比較してR・G・Bの3原色の差が所定の閾値を超える場合には、ステップS10において、撮影日時が本画像G2a中に合成されているものと判定し、ステップS11において、制御部33が、プリントステーション3における写真プリント時に新たに撮影日時を入れることを禁止するように制御を行う。
そして、ステップS12において、プリントステーション3において撮影日時を新たに入れることなく、写真プリントを行う。
本実施形態の写真プリントシステム1では、以上のように、デジタルカメラ等によって撮影された画像Gについて、実際に撮影された本画像G2a,G2bとデジタルカメラにおいて作成されたサムネイル画像G1とを取得する。そして、この両画像Gをほぼ同じ大きさに揃えた後、各画像Gの右下の領域A1同士を比較して、差があるか否かを判定する。
これにより、撮影時において画像G中に撮影日時を合成する機能を備えてデジタルカメラによって撮影された画像Gについては、画像G中に撮影日時が合成されているか否かを、そのデジタルカメラにおいて作成され、撮影日時が合成されていないサムネイル画像G1と本画像G2a,G2bとを参照して容易に判定することができる。
この結果、既に撮影日時が合成されている画像についてはプリントステーション3において別途撮影日時を合成して写真プリントすることのないように制御を行うことができる。具体的には、写真プリント実施時に画像処理部35から内蔵メモリ30に送られる画像データに含まれる撮影日時に関する情報としては、予めデジタルカメラ等において合成された撮影日時だけが含まれており、プリントステーション3において写真プリントされる際に入れられる撮影日時に関する情報は含まれないように制御されるため、画像中に二重で撮影日時がプリントされることを防止することができる。
[本写真プリントシステム1の特徴]
(1)
本実施形態の写真プリントシステム1では、図4に示すように、複数枚のサムネイル画像G1を操作入力画面(プレジャッジ画面)40に表示しながら各種設定を行う写真プリントシステム1において、図3に示すように、制御部33が、メディアリーダ22等から取得した画像データについて、デジタルカメラ等の撮影装置において作成されたサムネイル画像G1と撮影日時に関する情報が含まれている可能性がある本画像G2a,G2bとを比較する。そして、制御部33は、本画像G2a,G2bとサムネイル画像G1とに所定量以上の差がある場合には、本画像G2a,G2bに撮影日時に関する情報が含まれていると判定する。
このような検出結果は、デジタルカメラ等の撮影装置において、本画像G2a,G2bに対して撮影日時が合成されていることを意味する。
このように、撮影装置において撮影日時に関する情報を画像G中に合成している場合には、撮影日時に関する情報が含まれないサムネイル画像G1とこれに対応する本画像G2a,G2bとを比較することで、本画像G2a,G2bに含まれる撮影日時等に関する情報を容易に検出することができる。
この結果、制御部33は、プリントステーション3において新たに撮影日時に関する情報を画像G中に合成することなく写真プリントするように制御を行うことで、撮影日時が写真プリント中で二重にプリントされるといった不具合の発生を防止することができる。
(2)
本実施形態の写真プリントシステム1では、制御部33が本画像G2a,G2bとサムネイル画像G1とを比較する際には、図6に示す各画像Gに含まれる領域A1をそれぞれ比較し、本画像G2a,G2bに撮影日時に関する情報が含まれているか否かを検出する。
これにより、本画像G2a,G2bとサムネイル画像G1とを比較する際に、画像Gの全体同士を比較する場合と比較して、画像Gの右下の領域A1だけを比較するだけで済むため、撮影日時等の画像関連情報の検出を効率よく行うことができる。
(3)
本実施形態の写真プリントシステム1では、制御部33が、本画像G2a,G2bとサムネイル画像G1とを比較する際には、本画像G2aをサムネイル画像G1とほぼ同じ大きさの本画像G2bになるまで縮小する。
これにより、画像Gに含まれる右下の領域A1同士を比較する場合、あるいは画像Gの全体同士を比較する場合でも、同じ大きさのもの同士を比較することで、正確かつ容易に両者の差を検出して、撮影日時に関する情報の有無を検出することができる。
(4)
本実施形態の写真プリントシステム1では、図3に示すように、本画像G2a,G2bとサムネイル画像G1とを比較する際に、制御部33が、これらの画像Gのデータに加えて、各画像Gを実際に撮影したデジタルカメラ等の撮影装置に関する情報も取得する。
これにより、取得された撮影装置に関する情報を参照して、本画像G2a中に撮影日時を合成する機能を有していない撮影装置によって撮影された画像Gについては、上記撮影日時に関する情報の有無を検出する処理を行う対象から排除するように制御することができる。この結果、撮影装置側において撮影日時が合成されている可能性がある画像Gを特定し、対象を絞った上で撮影日時に関する情報の有無を検出することで、無駄な処理を除いて、効率よく撮影日時に関する情報の有無を検出することができる。
(5)
本実施形態の写真プリントシステム1では、検出すべき画像関連情報として、図6に示す撮影日時に関する情報を用いている。
これにより、デジタルカメラ等の撮影装置側において既に撮影日時が合成された画像Gについては、本画像G2a,G2bに撮影日時が合成されていることをプリント処理前に検出することで、プリントステーション3における写真プリント時に二重に撮影日時がプリントされてしまうことを防止することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、本画像G2a,G2bとサムネイル画像G1とを比較する際に用いる特定領域として、図6に示すように、撮影日時が合成される画像Gにおける右下の領域A1を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、画像Gにおける右下の領域A1以外の領域、あるいは写真プリントにおける全体の領域を比較して、画像関連情報の有無を検出する写真処理装置であってもよい。
ただし、撮影日時に関する情報のように、写真プリントに合成される位置がほぼ決まっているような場合には、その領域だけを特定して本画像とサムネイル画像とを比較することで、効率よく画像関連情報の検出を実施することができる。
(B)
上記実施形態では、デジタルカメラ等によって撮影された際に本画像G2a,G2bに自動的に合成される画像関連情報として、撮影日時に関する情報を用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、撮影日時に関する情報の替わりに、あるいは撮影日時に関する情報に加えて、デジタルカメラ等の撮影装置において画像に合成されるフレームや文字等に関する情報を、画像関連情報として用いてもよい。
この場合でも、写真プリントシステム1において画像中に文字を合成してプリントする前の段階で画像関連情報の有無を把握しておくことで、撮影装置側において既に合成されているフレームや文字を含む画像に重なる位置に撮影日時等の文字を重ねてプリントしてしまうといった不具合の発生を防止することができる。
(C)
上記実施形態では、画像データおよびこれに対応するサムネイル画像データを取得して両画像Gの比較を行う際に、上記画像データに加えて、撮影時に撮影日時等に関する情報を画像G中に合成する機能を有する装置であるか否かを示すデジタルカメラ等の撮影装置に関する情報をさらに取得して、画像関連情報の検出処理を行う例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、上記撮影装置に関する情報については必ずしも必要ではなく、撮影日時等の画像関連情報だけを取得して上記検出処理を行ってもよい。
ただし、上記実施形態のように、撮影装置に関する情報まで取得して画像関連情報の有無を検出することで、撮影装置側に撮影日時の情報等を画像中に合成する機能を有していない機種によって撮影された画像に関しては画像関連情報が画像に合成されるおそれはないため、上述した画像関連情報に関する検出処理を行わず、上記機能を有している機種によって撮影された画像についてのみ上記画像関連情報の検出処理を行うことができるという点で、上記実施形態のようにすることがより好ましい。
これにより、上述したように、取得した全ての画像について画像関連情報の検出を行うのではなく、画像関連情報が含まれている可能性がある画像についてのみ検出処理を行うことができるため、画像関連情報を検出する際に無駄な処理を行うことを防止して、効率よく画像関連情報の検出を行うことができる。
(D)
上記実施形態では、本画像G2a,G2bとサムネイル画像G1とをほぼ同じ大きさになるように、本画像を縮小した後、両画像の比較を行う例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、両画像の大きさを変えることなく、そのままの大きさで両画像を比較してもよい。
ただし、両画像をほぼ同じ大きさに揃えてから比較を行うことで、両画像の差、つまり画像関連情報が含まれているか否かを容易に確認することができるという点では、上記実施形態のように、両画像の大きさを揃えてから比較を行うことがより好ましい。
さらに、両画像をほぼ同じ大きさに揃えてから比較を行う場合でも、本画像とほぼ同じ大きさになるように、サムネイル画像の方を拡大して比較を行ってもよい。あるいは、所定の大きさになるように、両画像の大きさを拡大縮小して比較を行ってもよい。
(E)
上記実施形態では、本画像G2a,G2bとサムネイル画像G1とを比較して、領域A1(図6参照)に含まれる画素におけるR・G・B3原色の色の差を検出して画像関連情報の有無を検出する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、特定領域に含まれる画素の濃度についてヒストグラムを作成し、その濃度分布の差に応じて、画像関連情報の有無を検出してもよい。この場合でも、上記と同様に、本画像とこれに対応するサムネイル画像とを比較することで、本画像に画像関連情報が合成されているか否かを容易に検出することができる。
(F)
上記実施形態では、図4に示す操作入力画面40を介して各種補正条件等の設定を完了した後で、制御部33が本画像G2a,G2bに撮影日時等の画像関連情報が含まれるか否かの検出を行う例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、補正条件等の設定前に、上記画像関連情報の検出を行ってもよいし、補正条件の設定の途中で、上記画像関連情報の検出を行ってもよい。
(G)
上記実施形態では、本画像G2a,G2bとサムネイル画像G1との比較を、制御部33内において実施して、画像関連情報の有無を検出する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、モニタ23に画像を表示させて特定領域の比較を行ってもよい。
この場合には、オペレータに対しても本画像とサムネイル画像との違いを視覚的に示しながら上記検出を行うことができる。
(H)
上記実施形態では、本発明を写真プリントシステム1に対して適用した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態に係る写真プリントシステム1の操作ステーション2側の内蔵メモリ30に格納されており、写真プリントシステム1に含まれる各種構成の制御を行うための写真処理プログラムとして、本発明を実現することもできる。換言すれば、上述した写真処理方法を、ハードウェア資源としての写真プリントシステム1に含まれるコンピュータによって実行される写真処理プログラムとして、本発明を実現することも可能である。
(I)
上記実施形態では、本発明に係る写真処理装置として、写真プリントシステム1を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、写真プリントシステム1に含まれる操作ステーション2を、本発明に係る写真処理装置として用いることもできる。
(J)
上記実施形態では、撮影日時に関する情報が予め合成されているか否かの判定を行った後、画像データに基づいてプリント処理を行う例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、上記判定を行った後で、プリント処理するのではなく、CD−R等の記録媒体に対して、判定後の画像データを出力する場合についても、本発明の適用が可能である。
(K)
上記実施形態では、無条件で画像同士の比較を行って撮影日時に関する情報が含まれているか否かの判定を行う例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、オペレータによって予め撮影日時を画像中に入れないという条件が設定されている場合には、図5に示すフローに基づく処理は行われなくてもよい。この場合には、オペレータが特定の画像にのみ撮影日時に関する情報を画像に合成することを選択した際に、図5に示すフローに基づく処理が開始されるようにすればよい。
(L)
上記実施形態では、内蔵メモリ30において、撮影日時を画像中に合成できる機能を有するデジタルカメラ等の撮影装置に関する情報を格納している例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、撮影日時に関する情報を合成する機能を有していないデジタルカメラ等の撮影装置に関する情報が記憶されていてもよい。これにより、記憶されている撮影装置によって撮影された画像については、図5に示すフローに基づく判定を行う必要がなくなるため、判定が必要な撮影装置によって撮影された画像のみについて、上記判定を実施することができるため、処理を効率化できる。
なお、この場合には、予め記憶されている機種以外の新しい撮影装置を用いて撮影された画像については、無条件で上記判定が行われることになるため、未登録の機種によって撮影された画像を取得した場合には、上記判定を行うようにすればよい。これにより、どのような機種を用いて撮影された画像を取得した場合でも、必要な場合にのみ上記判定を行うことで、撮影日時等に関する情報が二重に出力されてしまうことを効率よく防止することができる。
本発明の写真処理装置は、撮影日時等の画像関連情報が二重にプリントされることを効果的に防止することができるという効果を奏することから、デジタルデータに基づいて写真プリントを行う写真処理装置や画像形成装置に対して広く適用可能である。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置を備えた写真プリントシステムを示す外観図。 図1の写真プリントシステムのプリントステーションの構成を示す概略図。 図1の写真プリントシステムにおいて形成される機能ブロックを含む制御ブロック図。 図1の写真プリントシステムのモニタに表示される操作入力画面を示す図。 図1に示す写真プリントシステムにおいて実施される画像関連情報の有無を検出するための処理の流れを示すフローチャート。 図1の写真プリントシステムにおいて扱われる画像およびこれに含まれる特定領域を示す図。 (a)は、図1の写真プリントシステムにおいて扱われるサムネイル画像を示す図。(b)は、図1の写真プリントシステムにおいて扱われる本画像および比較する際に縮小された本画像を示す図。
符号の説明
1 写真プリントシステム(写真処理装置)
2 操作ステーション
2a 写真フィルム
2b メモリカード
3 プリントステーション(プリント部)
21 フィルムスキャナ
22 メディアリーダ(取得部)
23 モニタ(表示部)
24 キーボード
25 マウス
30 内蔵メモリ
31 画像入力部
32 GUI部
33 制御部(検出部)
35 画像処理部
36 設定入力部
37 ビデオ制御部
38 プリントデータ生成部
40 操作入力画面
41 表示枠
42 色濃度補正設定エリア
43 プリント枚数設定エリア
44 プリント条件表示エリア
45 ファンクションキー
46 スタートボタン
PC パソコン(設定入力部、検出部)
A1 領域(特定の領域)
G 画像
G1 サムネイル画像
G2a 本画像
G2b 本画像(縮小後)
P 印画紙
S ステップ

Claims (6)

  1. 撮影装置において作成されたサムネイル画像を表示して各種条件の設定を行う写真処理装置であって、
    前記サムネイル画像およびこれに対応する本画像を取得する取得部と、
    前記サムネイル画像を表示する表示部と、
    前記表示部に表示された前記サムネイル画像に対応する前記本画像の前記各種条件の設定入力を行う設定入力部と、
    前記サムネイル画像と前記サムネイル画像に対応する本画像とを比較して、前記本画像に含まれる画像関連情報の有無を検出する検出部と、
    を備えている写真処理装置。
  2. 前記検出部は、前記サムネイル画像と前記本画像とに含まれる特定の領域同士を比較して、前記画像関連情報の有無を検出する、
    請求項1に記載の写真処理装置。
  3. 前記検出部は、前記本画像を前記サムネイル画像とほぼ同じ大きさに縮小した後、前記サムネイル画像と前記本画像との比較を行う、
    請求項1または2に記載の写真処理装置。
  4. 前記検出部は、前記本画像を撮影した前記撮影装置に関する情報をさらに取得する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の写真処理装置。
  5. 前記画像関連情報は、前記本画像とともに出力される撮影日時に関する情報である、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の写真処理装置。
  6. 撮影装置において作成されたサムネイル画像を表示して各種条件の設定を行う写真処理プログラムであって、
    前記サムネイル画像およびこれに対応する本画像を取得する第1のステップと、
    前記サムネイル画像を表示する第2のステップと、
    前記サムネイル画像を表示しながら、これに対応する前記本画像の前記各種条件の設定入力を行う第3のステップと、
    前記サムネイル画像とこれに対応する前記本画像とを比較して、前記本画像に含まれる画像関連情報の有無を検出する第4のステップと、
    を備えた写真処理方法をコンピュータに実行させる写真処理プログラム。
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