JP2006072743A - キャッチライト合成方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自動的に且つ自然な状態にキャッチライトを瞳に入れることで、目の印象を良くし、画像の価値を高める技術を提供する。
【解決手段】 画像の瞳にキャッチライトスポットを合成するキャッチライトスポット合成方法において、画像から顔を選択する顔選択ステップと、顔を所定数の分割顔領域に分割する顔分割ステップと、分割顔領域毎に、分割顔領域に含まれる各画素の輝度値に基づいて所定の特徴量を算出する特徴量算出ステップと、分割顔領域夫々の特徴量に基づき、顔への光の入射方向を判定する判定ステップと、顔から瞳を選択する瞳選択ステップと、光の入射方向に基づいて、瞳にキャッチライトスポットを合成するための合成基準点を設定し、合成基準点に基づいて瞳にキャッチライトスポットを合成し、キャッチライト付瞳を出力する補正ステップとから構成されている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、画像の瞳にキャッチライトスポットを合成するキャッチライトスポット合成技術に関する。
肖像画等、人物の顔が写っている画像では、一般に、人物の印象に与える目の影響が大きく、目の印象が良いと人物の印象も良くなる。このため、画像の目を補正し、画像の人物の印象を良好にする技術が提案されている。瞳を補正する技術には、瞳の形状や濃度、位置等に基づいて修正の必要のある赤目領域を選択して補正すると共に、選択した赤目領域にキャッチライトがある場合、赤目を補正する際に瞳にキャッチライトを合成する画像処理方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−76427号公報
一般に、瞳にキャッチライトが入っていると画像の人物の表情が生き生きとしたものになり、人物の印象が良くなる。しかしながら、特許文献1の画像処理方法では、元の画像の瞳にキャッチライトが入っている場合に、このキャッチライトを補正後の画像に残すことはできるが、元の画像の瞳にキャッチライトが入っていない場合に、自動的にキャッチライトを入れることはできない。
このため、従来は、手作業で瞳にキャッチライトを合成していたが、手動で瞳にキャッチライトを入れる場合には、作業者の熟練を要し、補正に時間がかかるといった問題があった。特に、キャッチライトを瞳のどの部分にいれれば良いかを判断することが難しく、適正な補正が行えない場合があった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、自動的に且つ自然な状態にキャッチライトを瞳に入れることで、目の印象を良くし、画像の価値を高める技術を提供する点にある。
この目的を達成するための本発明に係る画像の瞳にキャッチライトスポットを合成するキャッチライトスポット合成方法の特徴構成は、前記画像から顔を選択する顔選択ステップと、前記顔を所定数の分割顔領域に分割する顔分割ステップと、前記分割顔領域毎に、前記分割顔領域に含まれる各画素の輝度値に基づいて所定の特徴量を算出する特徴量算出ステップと、前記分割顔領域夫々の前記特徴量に基づき、前記顔への光の入射方向を判定する判定ステップと、前記顔から瞳を選択する瞳選択ステップと、前記光の入射方向に基づいて、前記瞳にキャッチライトスポットを合成するための合成基準点を設定し、前記合成基準点に基づいて前記瞳に前記キャッチライトスポットを合成し、キャッチライト付瞳を出力する補正ステップとから構成されている点にある。
ここでのキャッチライトスポットは、照明光によって瞳に入る白色の部分であり、円形等、まとまった形状を持つものである。また、ここでの瞳は、目の黒目の部分を指す。
一般に、キャッチライトスポットは、必ずしも瞳の中心ではなく、瞳の中心から光の入射方向にずれた位置に入る。従って、上記特徴構成の如く、光の入射方向を判定し、これに基づいてキャッチライトスポットの合成位置を設定すれば、キャッチライトスポットを入れた瞳の印象がより自然なものとなり、人物の印象を良好にして画像の価値を高めることができる。更に、上記特徴構成によれば、光の入射方向にある分割顔領域の輝度が明るくなることから、分割顔領域毎に輝度値に基づいた特徴量を算出するので、光の入射方向を適切に判定することができる。
本発明に係るキャッチライト合成方法の他の特徴構成は、前記補正ステップは、前記光の入射方向に基づいて、前記キャッチライトスポットの周辺にキャッチライトエリアを設定し、前記キャッチライトエリアの輝度を変更する補正を行う点にある。
ここで、キャッチライトエリアとは、瞳の虹彩に光が回り込んだように瞳が明るくなっている部分であり、一定の広がりを持つものである。
即ち、上記特徴構成によれば、キャッチライトスポットに加え、キャッチライトエリアを瞳に入れるので、瞳の印象をより良好なものとし、画像の人物の印象を良くして更に画像の価値を高めることができる。また、キャッチライトスポットの周辺にキャッチライトエリアを設定することで、キャッチライトスポットとキャッチライトエリアとを互いに調和がとれた状態で配置することができ、補正後の瞳を自然なものとすることができる。
また、本発明は、上述したキャッチライト合成方法をコンピュータに実行させるプログラムやそのプログラムを記録した媒体も権利の対象とするものであり、そのようなキャッチライト合成プログラムは、前記画像から顔を選択する顔選択機能と、前記顔を所定数の分割顔領域に分割する顔分割機能と、前記分割顔領域毎に、前記分割顔領域に含まれる各画素の輝度値に基づいて所定の特徴量を算出する特徴量算出機能と、前記分割顔領域夫々の前記特徴量に基づき、前記顔への光の入射方向を判定する判定機能と、前記顔から瞳を選択する瞳選択機能と、前記光の入射方向に基づいて、前記瞳にキャッチライトスポットを合成するための合成基準点を設定し、前記合成基準点に基づいて前記瞳に前記キャッチライトスポットを合成し、キャッチライト付瞳を出力する補正機能とを備えている。当然ながら、このようなキャッチライト合成プログラムも上述したキャッチライト合成方法におけるすべての作用効果を得ることができる。また、キャッチライト合成方法において記載した従属項に係る機能をキャッチライト合成プログラムに追加するのも好適である。
本発明では、更に、上述したキャッチライト合成方法を実施するキャッチライト合成装置も権利の対象としており、そのようなキャッチライト合成装置は、前記画像から顔を選択する顔選択部と、前記顔を所定数の分割顔領域に分割する顔分割部と、前記分割顔領域毎に、前記分割顔領域に含まれる各画素の輝度値に基づいて所定の特徴量を算出する特徴量算出部と、前記分割顔領域夫々の前記特徴量に基づき、前記顔への光の入射方向を判定する判定部と、前記顔から瞳を選択する瞳選択部と、前記光の入射方向に基づいて、前記瞳にキャッチライトスポットを合成するための合成基準点を設定し、前記合成基準点に基づいて前記瞳に前記キャッチライトスポットを合成し、キャッチライト付瞳を出力する補正部とを備えている。当然ながら、このようなキャッチライト合成装置も上述したキャッチライト合成方法におけるすべての作用効果を得ることができる。また、キャッチライト合成方法において記載した従属項に係る構成をキャッチライト合成装置に追加するのも好適である。
本発明によるその他の特徴及び利点は、以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるだろう。
以下、本発明に係るキャッチライト合成技術の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る写真プリント装置の外観図であり、この写真プリント装置は、印画紙Pに対して露光処理と現像処理とを行う写真プリンタとしてのプリントステーション1Bと、現像済み写真フィルム2aやデジタルカメラ用メモリカード2b等の画像入力メディアから取り込んだ撮影画像を処理してプリントステーション1Bで使用されるプリントデータの生成・転送等を行う操作ステーション1Aとから構成されている。
この写真プリント装置はデジタルミニラボとも称せられるものであり、図2からよく理解できるように、プリントステーション1Bは2つの印画紙マガジン11に納めたロール状の印画紙Pを引き出してシートカッター12でプリントサイズに切断すると共に、このように切断された印画紙Pに対し、バックプリント部13で色補正情報やコマ番号などのプリント処理情報を印画紙Pの裏面に印字するとともに、プリント露光部14で印画紙Pの表面(感光面)に撮影画像の露光を行い、この露光後の印画紙Pを複数の現像処理槽を有した処理槽ユニット15に送り込んで現像処理する。乾燥の後に装置上部の横送りコンベア16からソータ17に送られた印画紙P、つまり写真プリントPは、このソータ17の複数のトレイにオーダ単位で仕分けられた状態で集積される(図1参照)。
上述した印画紙Pに対する各種処理に合わせた搬送速度で印画紙Pを搬送するために印画紙搬送機構18が敷設されている。印画紙搬送機構18は、印画紙搬送方向に関してプリント露光部14の前後に配置されたチャッカー式印画紙搬送ユニット18aを含む複数の挟持搬送ローラ対から構成されている。
プリント露光部14には、副走査方向に搬送される印画紙Pに対して、主走査方向に沿って操作ステーション1Aからのプリントデータに基づいてR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色のレーザ光線の照射を行うライン露光ヘッドが設けられている。処理槽ユニット15は、発色現像処理液を貯留する発色現像槽15aと、漂白定着処理液を貯留する漂白定着槽15bと、安定処理液を貯留する安定槽15cを備えている。
操作ステーション1Aのデスク状コンソールの上部位置には、写真フィルム2aの撮影画像コマから撮影画像を2000dpiを超える解像度でもって取得することができるフィルムスキャナ20が配置されており、デジタルカメラ等に装着される撮影画像記録媒体2bとして用いられている各種半導体メモリやCD−R等から撮影画像を取得するメディアリーダ21は、この写真プリント装置のコントローラ3として機能する汎用パソコンに組み込まれている。この汎用パソコンには、更に各種情報を表示するモニタ23、各種設定や調整を行う際に用いる操作入力部として利用される操作入力デバイスとしてのキーボード24やマウス25も接続されている。
この写真プリント装置のコントローラ3は、CPUを中核部材として、写真プリント装置の種々の動作を行うための機能部をハードウエア又はソフトウエアあるいはその両方で構築しているが、図3に示すように、本発明に特に関係する機能部としては、フィルムスキャナ20やメディアリーダ21によって読み取られた撮影画像を取り込んで次の処理のために必要な前処理を行う画像入力部31と、各種ウインドウや各種操作ボタン等を含むグラフィック操作画面の作成やそのようなグラフィック操作画面を通じてのユーザ操作入力(キーボード24やマウス25などによる)から制御コマンドを生成するグラフィックユーザインターフェース(以下GUIと略称する)を構築するGUI部33と、GUI部33から送られてきた制御コマンドや直接キーボード24等から入力された操作命令に基づいて所望のプリントデータを生成するために画像入力部31からメモリ30に転送された撮影画像に対する画像処理等を行うプリント管理部32と、色補正等のプレジャッジプリント作業時にプリントソース画像や予想仕上がりプリント画像としてのシミュレート画像さらにはGUI部33から送られてきたグラフィックデータをモニタ23に表示させるためのビデオ信号を生成するビデオ制御部35と、画像処理が完了した処理済み撮影画像に基づいてプリントステーション1Bに装備されているプリント露光部14に適したプリントデータを生成するプリントデータ生成部36と、顧客の要望に応じて生の撮影画像や画像処理が完了した処理済み撮影画像等をCD−Rに書き込むための形式にフォーマットするフォーマッタ部37等が挙げられる。
画像入力部31は、撮影画像記録媒体がフィルム2aの場合プレスキャンモードと本スキャンモードとのスキャンデータを別々にメモリ30に送り込み、それぞれの目的に合わせた前処理を行う。また、撮影画像記録媒体がメモリカード2bの場合取り込んだ撮影画像にサムネイル(低解像度データ)が含まれている場合はモニタ23での一覧表示などの目的で使用するため撮影画像の本データ(高解像度データ)とは別にメモリ30に送り込むが、もしサムネイルが含まれていない場合は本データから縮小画像を作り出してサムネイルとしてメモリ30に送り込む。
プリント管理部32は、プリントサイズやプリント枚数などを管理するプリント注文処理ユニット60、メモリ30に展開された撮影画像に対して各種画像処理を施す画像処理ユニット70、画像の瞳にキャッチライトを合成するキャッチライト合成手段80、及び、濃度補正や解像度変換などのフォトレタッチ機能を実現する手段等が含まれている。キャッチライト合成手段80は、プログラムとしてプリント管理部32に実装されている。
キャッチライト合成手段80は、図4に示すように、入力部81、顔選択部82、顔分割部84、特徴量算出部85、判定部86、瞳選択部87、補正部88及び出力部89を備えている。尚、本実施形態では、顔分割部84、特徴量算出部85及び判定部86が、顔への光の入射方向を判定する光入射方向判定手段83を構成している。光入射方向判定手段83により、顔への光の入射方向に基づいてキャッチライトスポットを合成することで、補正後の瞳を自然なものとすることができ、更に、自動的に光の入射方向を算出することから、キャッチライトスポットの合成にかかる手間及び時間を省力化できる。
顔選択部82は、画像から顔を選択する顔選択ステップを行う処理部であり、顔分割部84は、顔を所定数の分割顔領域に分割する顔分割ステップを行う処理部であり、特徴量算出部85は、分割顔領域毎に、分割顔領域に含まれる各画素の輝度値に基づいて所定の特徴量を算出する特徴量算出ステップを行う処理部であり、判定部86は、分割顔領域夫々の特徴量に基づき、顔への光の入射方向を判定する判定ステップを行う処理部であり、瞳選択部87は、顔から瞳を選択する瞳選択ステップを行う処理部であり、補正部88は、光の入射方向に基づいて、瞳にキャッチライトスポット50bを合成するための合成基準点を設定し、合成基準点に基づいて瞳にキャッチライトスポット50bを合成し、キャッチライト付瞳を出力する補正ステップを行う処理部である。
次に、このように構成されたキャッチライト合成手段80のキャッチライト合成処理手順を図4乃至図6に基づいて説明する。ここでのキャッチライト50は、図6Bに示すように、三日月形状のキャッチライトエリア50a、及び、円形のキャッチライトスポット50bである。キャッチライト合成手段80によるキャッチライト50の合成処理に先立って、フィルムスキャナ20やメディアリーダ21を通じて撮影画像、詳しくは撮影画像のデジタル画像データが取り込まれ、メモリ30に展開される。尚、ここでのデジタル画像データは、後の加工処理のためにビットマップ形式でメモリ30に記憶される。
入力部81は、キーボード24若しくはマウス25等のポインティングデバイスからの入力操作に基づいて、メモリ30から瞳の補正を行う画像を読み込む(ステップ#101)。更に、キャッチライト合成手段80は、入力部81による画像の読み込みの際にモニタ23に読み込んだ画像を表示する。
顔選択部82は、入力部81から画像を受取り、この画像から顔を検出する(ステップ#102)。ここでは、キーボード24若しくはマウス25からの入力操作に基づいて顔を検出する。尚、後述する特徴量算出部85において肌画素の平均輝度値を求めることから、ここで検出する顔は、肌画素であり、白眼及び瞳を含む目や口等は除かれる。詳細には、例えば、RGB3原色の輝度値の範囲を規定した肌色画素認定条件に従って肌画素候補を検出し、検出した各肌画素候補の連続性を求め、所定の範囲以上連続分布している肌画素候補群を肌画素として認定する。
続いて、キャッチライト合成手段80は、画像の顔への光の入射方向を求める。
詳細には、先ず、顔分割部84が、顔選択部82によって検出された顔を所定数の分割顔領域に分割する(ステップ#103)。ここで、光の入射方向が顔の下方向であることは少ないと考えられることから、本実施形態では、光の入射方向が顔の右寄り若しくは左寄りのいずれかであるとみなして、顔を左右の2つの分割顔領域に分割する。尚、分割顔領域の数は、2つに限られず、画像の人物の大きさや解像度、画像の用途等を考慮して適宜適切な数を設定する。更に、分割顔領域は、例えば、顔の中心を基準に放射状に分割する等、光の入射方向を判定可能となるように設定し、分割顔領域の一部が重複設定されても良い。
特徴量算出部85は、顔分割部84によって分割された分割顔領域毎に、特徴量を算出する(ステップ#104)。ここでの特徴量は、分割領域毎の肌画素の平均輝度値である。顔分割部84によって分割された左側分割顔領域及び右側分割顔領域の夫々の肌画素の平均輝度値を算出する。尚、特徴量は、平均輝度値に限られない。肌画素の重心や、輝度値のピーク、輝度分布等をパラメータとして設定若しくは追加するように構成するのも好ましい実施態様である。
判定部86は、分割顔領域夫々の特徴量に基づき、顔への光の入射方向を判定する(ステップ#105)。詳細には、左側分割顔領域及び右側分割顔領域の平均輝度値を比較し、平均輝度値が大きい分割顔領域がある側を光の入射方向として判定する。
瞳選択部87は、顔から瞳を選択する(ステップ#106)。ここでは、利用者がキーボード24若しくはマウス25によってモニタ23に表示された画像上で瞳を含む領域を指定する構成とする。そして、所定の黒色画素認定条件に基づいて、指定された領域内の黒色画素を検出し、黒色画素の連続性を判定し、所定の範囲以上連続分布している黒色画素群であって、外形が略円形とみなせるものを瞳として認定する。
補正部88は、先ず、補正内容を取得する(ステップ#107)。ここでは、キャッチライトスポット50b及びキャッチライトエリア50aの両方を合成する場合、キャッチライトスポット50bのみ合成する場合、及びキャッチライトエリア50aのみ合成する場合のいずれかを選択可能に構成してあり、モニタ23上でキーボード24若しくはマウス25の入力操作により選択するように構成する。
補正部88は、キャッチライトスポット50b及びキャッチライトエリア50aの両方を合成する場合(ステップ#108)、先ず、光入射方向判定手段83によって判定された光の入射方向に基づいて、キャッチライトスポット50bの合成基準点を設定する。合成するキャッチライトスポット50bの大きさは、瞳の大きさに応じて設定する。合成基準点は、例えば、光の入射方向が顔の右側である場合には瞳の中央から所定量右上に、光の入射方向が顔の左側である場合には瞳の中央から所定量左上に設定する。前記所定量は、瞳の大きさ及び合成するキャッチライトスポット50bの大きさに応じて設定する。尚、合成するキャッチライトスポット50bの形状や大きさを、モニタ23上でキーボード24やマウス25による入力操作等により任意に変更できるように構成しても良い。
更に、補正部88は、合成するキャッチライトスポット50bの周辺に、光の入射方向に基づいてキャッチライトエリア50aを設定する。例えば、光の入射方向が顔の右側であり、瞳の右上に合成基準点が設定されているときは、瞳の左下側にキャッチライトスポット50bと重ならない状態にキャッチライトエリア50aを配置する。同様に、光の入射方向が顔の左側であり、瞳の左上に合成基準点が設定されているときは、瞳の右下側にキャッチライトスポット50bと重ならない状態にキャッチライトエリア50aを配置する。ここでのキャッチライトエリア50aは、予め三日月状の形状が設定されており、瞳の大きさに応じて大きさを調整する。更に、キャッチライトエリア50aの重心方向が、光の入射方向の反対方向となるように方向を設定する。尚、キャッチライトエリア50aの形状は、予め用意されている所定の形状から選択する構成や、直接入力する構成、メモリ30等の外部記憶装置から選択する構成とするのも好適である。
補正部88は、キャッチライトスポット50bのみ合成する場合(ステップ#109)、ステップ#108における合成基準点の設定と同様に、光の入射方向に基づいてキャッチライトスポット50bの合成基準点を設定する。
補正部88は、キャッチライトエリア50aのみ合成する場合(ステップ#110)、光の入射方向に基づいてキャッチライトエリア50aを設定する。例えば、光の入射方向が顔の右側である場合は、瞳の左下側にキャッチライトエリア50aを配置し、光の入射方向が顔の左側である場合は、瞳の右下側にキャッチライトエリア50aを配置する。更に、ステップ#108におけるキャッチライトエリア50aの設定と同様に、キャッチライトエリア50aの大きさ、形状及び向き等を設定する。
補正部88は、設定された補正内容に基づいて補正を行う(ステップ#111)。合成基準点が設定されている場合には、合成基準点に基づいてキャッチライトスポット50bを合成する。ここでは、合成基準点上に、瞳の大きさに応じて設定された大きさの白色の円を合成する。尚、キャッチライトスポット50bの形状や大きさが特別に設定されている場合には、設定された形状及び大きさのキャッチライトスポット50bを合成するように構成する。更に、補正部88は、キャッチライトエリア50aが設定されている場合には、キャッチライトエリア50aの輝度を変更する補正を行う。ここでは、瞳の虹彩に僅かに残っている色の情報を明るくするために、キャッチライトエリア50a内の画素の輝度値を10%大きくする補正を行う。そして、キャッチライトスポット50b及び/またはキャッチライトエリア50aを合成したキャッチライト付瞳を出力部89に出力する。
出力部89は、このようにして補正したキャッチライト付瞳を合成した補正画像をメモリ30に出力する(ステップ#112)。更に、仕上がりを確認できるように補正画像をモニタ23に表示する。尚、補正部88においてキャッチライトスポット50b及びキャッチライトエリア50aの何れについて補正したかを容易に認識できるように、補正箇所を表示するように構成しても良い。
図6は、合成処理前の瞳の画像Aと、キャッチライト付瞳を合成した補正画像Bとを示している。画像Aと比較して、補正画像Bは瞳の印象が良好なものとなっており、本発明に係るキャッチライト合成技術を用いることで、画像の価値を高めることができる。
尚、本発明に係るキャッチライト合成技術は、人物だけでなく、動物の瞳に対しても適用することが可能である。更に、上記実施形態では写真プリント装置に適用したが、これに限られず、PC(Personal Computer)等のアプリケーションプログラムとして利用することも有用である。この場合には、顔選択部82や瞳選択部87を、既知の手段、例えば、ASP(Application Service Provider)等をネットワークを介して利用する構成としても良い。
本発明に係るキャッチライト合成技術を採用した写真プリント装置の外観図 写真プリント装置のプリントステーションの構成を示す模式図 写真プリント装置のコントローラ内に構築される機能要素を説明する機能ブロック図 本発明に係るキャッチライト合成手段の構成を示す機能ブロック図 本発明に係るキャッチライト合成技術の処理手順を示すフローチャート 本発明に係るキャッチライト合成技術による合成処理の実施前及び実施後の画像の例を示す図
符号の説明
50a キャッチライトエリア
50b キャッチライトスポット
80 キャッチライト合成手段
82 顔選択部
83 光入射方向判定手段
84 顔分割部
85 特徴量算出部
86 判定部
87 瞳選択部
88 補正部

Claims (4)

  1. 画像の瞳にキャッチライトスポットを合成するキャッチライトスポット合成方法において、
    前記画像から顔を選択する顔選択ステップと、
    前記顔を所定数の分割顔領域に分割する顔分割ステップと、
    前記分割顔領域毎に、前記分割顔領域に含まれる各画素の輝度値に基づいて所定の特徴量を算出する特徴量算出ステップと、
    前記分割顔領域夫々の前記特徴量に基づき、前記顔への光の入射方向を判定する判定ステップと、
    前記顔から瞳を選択する瞳選択ステップと、
    前記光の入射方向に基づいて、前記瞳にキャッチライトスポットを合成するための合成基準点を設定し、前記合成基準点に基づいて前記瞳に前記キャッチライトスポットを合成し、キャッチライト付瞳を出力する補正ステップとから構成されていることを特徴とするキャッチライト合成方法。
  2. 前記補正ステップは、前記光の入射方向に基づいて、前記キャッチライトスポットの周辺にキャッチライトエリアを設定し、前記キャッチライトエリアの輝度を変更する補正を行うことを特徴とする請求項1に記載のキャッチライト合成方法。
  3. 画像の瞳にキャッチライトスポットを合成するキャッチライトスポット合成プログラムにおいて、
    前記画像から顔を選択する顔選択機能と、
    前記顔を所定数の分割顔領域に分割する顔分割機能と、
    前記分割顔領域毎に、前記分割顔領域に含まれる各画素の輝度値に基づいて所定の特徴量を算出する特徴量算出機能と、
    前記分割顔領域夫々の前記特徴量に基づき、前記顔への光の入射方向を判定する判定機能と、
    前記顔から瞳を選択する瞳選択機能と、
    前記光の入射方向に基づいて、前記瞳にキャッチライトスポットを合成するための合成基準点を設定し、前記合成基準点に基づいて前記瞳に前記キャッチライトスポットを合成し、キャッチライト付瞳を出力する補正機能とから構成されていることを特徴とするキャッチライト合成プログラム。
  4. 画像の瞳にキャッチライトスポットを合成するキャッチライトスポット合成装置において、
    前記画像から顔を選択する顔選択部と、
    前記顔を所定数の分割顔領域に分割する顔分割部と、
    前記分割顔領域毎に、前記分割顔領域に含まれる各画素の輝度値に基づいて所定の特徴量を算出する特徴量算出部と、
    前記分割顔領域夫々の前記特徴量に基づき、前記顔への光の入射方向を判定する判定部と、
    前記顔から瞳を選択する瞳選択部と、
    前記光の入射方向に基づいて、前記瞳にキャッチライトスポットを合成するための合成基準点を設定し、前記合成基準点に基づいて前記瞳に前記キャッチライトスポットを合成し、キャッチライト付瞳を出力する補正部とから構成されていることを特徴とするキャッチライト合成装置。
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