JP2005175923A - 写真処理装置 - Google Patents

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和伸 志摩
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Abstract

【課題】オペレータの手を煩わせることなく、写真プリントにおける各コマ画像の天地不揃いの問題、そしてプレジャッジ作業画面やインデックスプリントにおける各コマ画像の天地不揃いの問題を解決する写真処理装置を提供する。
【解決手段】入力された一連の撮影コマ画像データから顔検出アルゴリズムを用いて取得された撮影コマ毎の顔姿勢を含む顔検出情報を出力する顔検出部42と、顔検出情報を用いて前記撮影コマの顔姿勢が所定の方向となるように撮影コマ画像データを回転させるための画像回転角を決定する画像回転角決定部43と、撮影コマ画像データに対して画像回転角で画像回転処理を行う画像処理部47とを備えた写真処理装置。
【選択図】 図6

Description

本発明は、撮影・現像済みの写真フィルムや撮影画像を記録したメディアカードから取得した撮影コマ画像データに適切な画像処理を施して写真プリント出力に適した画像データを作り出す写真処理装置に関する。
このような写真処理装置と印画紙露光現像ユニットを結合させた写真プリント装置(ミニラボとも呼ばれる)は、多くのDPショップに設置されている。写真プリント装置による典型的な作業では、フィルムスキャナに装填された写真フィルムやメディアリーダに装填されたメディアカードから、数十個程度の撮影コマを撮影コマ画像データに変換して1オーダのプリントソースとして取り込み、これらの撮影コマ画像のプリント出力予想画像(以後シミュレート画像と呼ぶ)をモニタ画面に一覧表示(通常は6コマから10コマのマトリックス状表示)しながら色補正やプリント枚数を入力設定し(この作業は一般にプレジャッジと称し、この手続きを経てプリント出力を行うことをプレジャッジプリントと称する)、プレジャッジの終了後それらの撮影コマ画像データをプリントデータに変換して、プリント部に転送して、各撮影コマを写真プリントとしてプリント出力する。さらには、プリントサービスとして、1枚のプリント(一般にインデックスプリントと呼ばれる)に1オーダ分の全ての撮影コマの縮小画像をマトリックス状に並べたもの出力することも頻繁に行われている。
ところで、写真プリント装置に取り込まれる一連の撮影コマ画像データの各撮影コマにおける撮影画像の姿勢は撮影時のカメラの姿勢(撮影姿勢)に依存し、縦向きに撮影されたものと横向きに撮影されたものでは90度異なることになるし、それぞれの撮影姿勢において180度異なる姿勢が可能なため、例えば立ち姿勢の人物を撮影した撮影コマでは、頭が上になる形態、頭が下になる形態、頭が右側にくる形態、頭が左側にくる形態が生じ得る。通常では頭が下になるような撮影姿勢は取らないものであるが、最近のデジタルカメラなどでは、レンズユニットがボディに対して回転するものがあり、その撮影姿勢は高い自由度をもっており、倒立撮影姿勢も十分考えられる。さらには、カメラ付き携帯電話のような撮影機器での撮影では、従来の常識的な撮影姿勢はほとんど無視される傾向がある。
このように撮影コマに種々の撮影姿勢での撮影画像が混ざっている場合、例えば、インデックスプリントでは、入力された一連の撮影コマ画像データを縮小化して所定の順番で配列しているだけなので、その中に倒立した人物画像や右向き横画像や左向き画像も混ざってくることになり、見づらいものとなる。この問題を避けるために、インデックスプリント画像をモニタに表示させ、オペレータによって指定されたコマ画像の天地を変更する機能を備えることにより、縦向き及び横向きの各々において天地が統一されていないコマ画像群を用いてインデックスプリント画像を構成する場合にも各々のコマ画像において天地を統一させてインデックスプリントデータを生成して統一感のあるインデックスプリントを作成する写真プリント装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、この写真プリント装置では、各撮影コマ単位のプリントである写真プリントは写真フィルムを送りながらそのコマ画像を順次印画紙上に投影露光するものであるので、インデックスプリントでのコマ画像の天地は統一されているが、出力される各写真プリントのコマ画像の天地はバラバラとなったままであり、これは照合作業において都合の悪いものである。
このために、一連の入力された撮影コマ画像データに基づく縮小画像を順番に一覧表示することになるプレジャッジ画面を利用して、オペレータが天地が逆となっているコマ画像を正しい姿勢に画像回転する操作を行い、その回転情報を用いて撮影コマ画像データの画像回転を行った後プリントデータに変換することで、天地が統一された写真プリントを出力する写真プリントが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。これによって、写真プリントの天地問題も解決することが可能となったが、いずれにしても、オペレータに不都合な天地となっているコマ画像をチェックして、回転させるという余計な作業を強いることになる。さらには、最近の画像処理技術の発展により、自動補正だけでかなり品質の高い写真プリントを出力することが可能となってきており、省力化のためプレジャッジプリントを行わない自動プリントモードもよく利用されている。このような自動プリントモードでは、オペレータによるコマ画像天地問題の修正は不可能であり、天地の統一感がないインデックスプリントが出力され、照合作業に不都合な天地がバラバラな一連の写真プリントが出力されるという問題が残っている。
特開平9−43736号公報(段落番号0033−0041頁、第3図) 特開2002−277988号公報(段落番号0009−0011頁、第3図)
上記実状に鑑み、本発明の課題は、オペレータの手を煩わせることなく、最終的に出力される写真プリントにおける各コマ画像の天地不揃いの問題、そしてプレジャッジ作業画面やインデックスプリントなどにおける各コマ画像の天地不揃いの問題を解決する写真処理装置を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明による写真処理装置では、入力された一連の撮影コマ画像データから顔検出アルゴリズムを用いて取得された撮影コマ毎の顔姿勢を含む顔検出情報を出力する顔検出部と、前記顔検出情報を用いて前記撮影コマの顔姿勢が所定の方向となるように前記撮影コマ画像データを回転させるための画像回転角を決定する画像回転角決定部と、前記撮影コマ画像データに対して前記画像回転角で画像回転処理を行う画像処理部とが備えられている。
この構成によれば、入力された一連の撮影コマ画像データから汎用的な顔検出アルゴリズムを用いて取得された撮影コマ毎の顔検出情報には少なくとも顔姿勢(顔の姿勢を角度で表した場合、例えば0度で天地姿勢、180度で逆天地姿勢、90度で右横寝姿勢、270で左横寝姿勢となる)が含まれているので、この顔姿勢情報を用いて各コマ画像の天地(左右向きの天地も含む)不揃いを解消するための画像回転角を求めることができ、この求められた画像回転角を利用して撮影コマを回転処理することで、撮影コマの天地(左右向きの天地も含む)が所定方向に統一されることになり、その後の諸作業がスムーズに行い得る。
さらに、上述した画像回転角を利用した撮影コマの回転処理を一連の撮影コマをマトリックス状にモニタ表示する際に適用するならば、顔を含む撮影コマに関してはその顔姿勢が縦向き一方向ないしは横向き一方向に規定されるようになる。これにより、例えばプレジャッジ作業時にモニタに表示する縮小画像の一覧表示時には、天地の不揃いが解消されてプレジャッジ作業を行うオペレータにとって見やすい撮影コマ一覧表示を提供することができる。
モニタへの撮影コマ一覧表示に関するさらに特別な実施形態としては、顔を含む撮影コマに関してはその顔姿勢が縦向き一方向に規定されるように前記画像回転処理が行われるように構成してもよい。つまり、縦撮影姿勢(縦アングル)であっても横撮影姿勢(横アングル)であっても全て顔を含む人物が頭を上に胴が下にくるように表示し、他の撮影コマとの比較作業をより容易にするのである。
さらに、前記画像処理部で画像処理された撮影コマ画像データからプリントデータを生成するプリントデータ生成部が備えられている場合、一連の撮影コマをマトリックス状に配置するインデックスプリント用プリントデータにおいて顔を含む撮影コマに関してはその顔姿勢が縦向き一方向ないしは横向き一方向に規定されるように前記プリントデータが生成されるならば、そのプリントデータに基づいて出力されたインデックスプリントでは顔を含む撮影コマに関してはその顔姿勢が縦向き一方向ないしは横向き一方向に規定されるようになり、より見やすいものとなる。また、このインデックスプリントを一連の撮影コマ(1オーダ)の写真プリントの照合に用いた場合、各撮影コマの顔姿勢がお互いに統一されることになり好都合である。
カメラ付き携帯電話などから取得された撮影コマ画像では、その撮影姿勢にほとんど注意が払われていないことから、写真プリントとして出力すると美しい写真的構図とは言い難いケースが生じる。このような問題を解決するためには、顔検出情報に細かい顔姿勢角度を含ませ、この顔姿勢角度を参照して顔がまっすぐとなるように画像回転し、その際、写真プリントの形状が矩形であることを考慮して、さらに矩形状にトリミングすると好都合である。
本発明の好適な実施形態の1つでは、顔を含まない撮影コマに対応する撮影コマ画像データの画像回転は前記一連の撮影コマ画像データの並びで最隣接する顔を含む撮影コマに対応する撮影コマ画像データの画像回転に合わせるように構成したものがある。この構成は、人物写真を撮影すると同時にその背景だけも撮影することはよくあり、その際撮影姿勢が同じであるというケースが多いという知見に基づいたもので、これにより人物以外の風景の撮影コマもできるだけ統一された向きをもって利用されることになる。
本発明によるその他の特徴及び利点は、以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるだろう。
図1は本発明による写真処理装置を組み込んだ写真プリント装置の一例を示す外観図であり、この写真プリント装置は、印画紙Pに対して露光処理と現像処理とを行う写真プリンタとしてのプリントステーション1Bと、現像済み写真フィルムMaやデジタルカメラ用メモリカードMbなどから取り込んだ撮影画像データを処理してプリントステーション1Bで使用されるプリントデータの生成・転送などを行う操作ステーション1Aとから構成されている。
この写真プリント装置はデジタルミニラボとも称せられるものであり、図2からよく理解できるように、プリントステーション1Bは2つの印画紙マガジン11に納めたロール状の印画紙Pを引き出してシートカッター12でプリントサイズに切断すると共に、このように切断された印画紙Pに対し、バックプリント部13で色補正情報やコマ番号などのプリント処理情報を印画紙Pの裏面に印字するとともに、露光部14で印画紙Pの表面に撮影画像の露光を行い、この露光後の印画紙Pを複数の現像処理槽を有した処理槽ユニット15に送り込んで現像処理する。乾燥の後に装置上部の横送りコンベア16からソータ17に送られた印画紙P、つまり写真プリントPPは、このソータ17の複数のトレイ17aにオーダ単位で仕分けられた状態で集積される(図1参照)。なお、後で詳しく説明される複数の縮小された撮影コマ画像を一覧化したインデックスプリントPXも写真プリントPPと同様に適切にカットされた印画紙Pに露光部14で露光された後処理槽ユニット15で現像処理されることで横送りコンベア16に出力され、トレイ17aに同じオーダの写真プリントPPの上に載せられる。
上述した印画紙Pに対する各種処理に合わせた搬送速度で印画紙Pを搬送するために印画紙搬送機構18が敷設されている。印画紙搬送機構18は、印画紙搬送方向に関して露光部14の前後に配置されたチャッカー式印画紙搬送ユニット18aを含む複数の挟持搬送ローラ対から構成されている。
露光部14には、副走査方向に搬送される印画紙Pに対して、主走査方向に沿って操作ステーション1Aからのプリントデータに基づいてR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色のレーザ光線の照射を行うライン露光ヘッドが設けられている。ライン露光ヘッドは、印画紙Pを副走査方向に搬送しながら、この搬送速度と同期して主走査方向に沿ったライン状に露光を行うよう構成されている。尚、露光ヘッドとしては、露光仕様に応じて、レーザビーム方式、蛍光ビーム方式、液晶シャッター方式、DMD方式などの採用が可能であるが、ここではレーザビーム方式が採用されている。いずれにしても、ライン露光方式を採用しているので、プリントサイズは印画紙Pの幅と副走査方向での送り長さで決定される。処理槽ユニット15は、発色現像処理液を貯留する発色現像槽15aと、漂白定着処理液を貯留する漂白定着槽15bと、安定処理液を貯留する安定槽15cを備えている。
前記操作ステーション1Aのデスク状コンソールの上部位置には、写真フィルムMaの撮影コマから一連(1オーダ分)の撮影コマ画像データを取得するフィルムスキャナ2と、デジタルカメラ等に装着される画像記録媒体Mbとして用いられている各種半導体メモリやCD−Rなどから一連(1オーダ分)の撮影コマ画像データ(以下単に画像データと称す)を取得するメディアリーダ3が配置されるが、この実施形態では、メディアリーダ21は、この写真プリント装置のコントローラ4として機能する汎用パソコンに組み込まれている。このコントローラ4には、さらに各種情報を表示するモニタ4a、各種設定や調整を行う際に用いる操作入力部として利用されるキーボード4bやマウス4cなども接続されている。
フィルムスキャナ2は、図2に模式的に示されているように、フィルム搬送ラインの上方に位置する光源20と、フィルム搬送ラインの下側でこれに対して直交する方向に延びたスリット21の下方に位置する光学レンズ22と、この光学レンズ22によって結像された写真フィルムの透過光を光電変換するCCD型のセンサユニット23とを備えている。センサユニット23はコントローラ3に装着された画像入力ボードと接続されており、センサユニット23によって変換された画像データはコントローラ4に送り込まれる。
操作ステーション1Aに搭載されているコントローラ4は、CPUを中核部材として、写真プリント出力に関する種々の動作を行うための機能部をハードウエア又はソフトウエアあるいはその両方で構築しているが、図3に示されているように、本発明に特に関係する機能部としては、スキャナ2やメディアリーダ3によって読み取られた画像データを取り込んで次の処理のために必要な前処理を行うとともに前処理済みの画像データをメモリ40に展開する画像入力制御部41と、メモリ40に展開された低解像度(処理速度が十分なら高解像度でもよい)の画像データから顔検出アルゴリズムを用いて顔位置データや顔姿勢データを含む顔検出情報を出力する顔検出部としての顔検出モジュール42と、前記顔検出情報に含まれている顔姿勢データを用いて前記撮影コマの顔姿勢が縦向き一方向(上に天が下に地がくる構図)ないしは横向き一方向(左右一方に天が左右他方に地がくる構図)となるように前記撮影コマ画像データを回転させるための画像回転角を決定する画像回転角決定部43と、前記顔検出情報に含まれている顔位置データから得られる顔領域の画素濃度値を参照して入力画像データの濃度・コントラスト補正を行う濃度・コントラスト補正部44と、各種ウインドウや各種操作ボタンなどを含むグラフィック操作画面の作成やそのようなグラフィック操作画面を通じてのユーザ操作入力(キーボード4bやマウス4cなどによる)から制御コマンドを生成するグラフィックユーザインターフェース(以下GUIと略称する)を構築するGUI部45と、予め設定されたシーケンスやGUI部45から送られてきた制御コマンドに基づいてプリント出力のための画像データ処理を管理するプリント管理部46と、前記濃度・コントラスト補正部44からの補正情報や前記プリント管理部46からの画像処理コマンドや前記画像回転角決定部43からの画像回転情報に基づいてメモリ40に転送された画像データに対する画像処理を行う画像処理部47と、プレジャッジプリント作業時にプリントソース画像や予想仕上がりプリント画像としてのシミュレート画像及びGUI部33から送られてきたグラフィックデータをモニタ4aに表示させるためのビデオ信号を生成するビデオ制御部48と、画像処理が完了した処理済み画像データに基づいてプリントステーション1Bに装備されている露光部14のライン露光ヘッドに適したプリントデータを生成するプリントデータ生成部49などが挙げられる。
画像入力制御部41は、撮影コマ記録媒体がフィルムMaの場合プレスキャンモードと本スキャンモードのスキャンデータを別々にメモリ40に送り込む。また、撮影コマ記録媒体がメモリカードMbの場合取り込んだ画像データにサムネイル画像データ(低解像度データ)が含まれている場合はこのデータをモニタ4aでの一覧表示などの目的で使用するため撮影画像の本データ(高解像度データ)とは別にメモリ40に送り込むが、もしサムネイル画像データが含まれていない場合は本データから縮小画像を作り出して低解像度画像データとしてメモリ40に送り込む。
顔検出モジュール42は汎用的なものを使用することが可能であるが、ここでは、顔検出アルゴリズムに基づいて画像データ中の顔と見なされる領域を検出してその顔位置とサイズ(顔位置を基点とした矩形画素領域の縦横サイズ)からなる顔領域データ、及び顔の正立・倒立といった構図姿勢を顔角度として表している顔姿勢データが顔検出情報として出力されるものが使われている。画像データから顔を検出する顔検出アルゴリズムは数多く知られているが、例えば、特開平11−339084号公報、特開2000−99722号公報、特開2000−22929号公報が参照される。
プリント管理部46にはプレジャッジプリント作業を管理するプレジャッジプリント管理部46aが含まれている。このプレジャッジプリント管理部46aは、プレジャッジプリント作業時にはモニタ4a上に、図4で示されているようなプレジャッジ画面を表示し、GUI部45を介してのオペレータによる色補正指示入力やプリント枚数入力(図中「Pass」はプリントしないことを示している)などを受け入れる。
プリントデータ生成部49は、必要な画像処理を施された画像データから写真プリントPPを作製するために撮影コマ単位の露光を印画紙Pに行うべく写真プリント用プリントデータを作成するだけではなく、図5に示されているような、複数の縮小された撮影コマをコマ番号とともに一覧化したインデックスプリントPXを作成するためのインデックスプリント用プリントデータも作成する。
図4や図5から明らかなように、本発明による写真処理装置では、モニタ4aに表示される撮影コマ画像群やインデックスプリントPXに形成される撮影コマ画像群において、人物を含む撮影コマに関しては、横撮影姿勢によるものでは頭が上にくるように撮影コマ画像が配置されているとともに縦撮影姿勢によるものでは頭が左側にくるように撮影コマ画像が配置されており、構図的に統一感のある一覧表示となっている。また、ソータ17のトレイ17aに順次積み重ねられていく写真プリントPPに関しても各撮影コマ画像は上記のように配置されており、積み重ねられた写真プリントPPを順次見ていく時にも構図的な統一感が得られる。結果的に、インデックスプリントPXとトレイ17aに積み重ねられた写真プリントPPの撮影コマ画像の向きが同一であるので、インデックスプリントPXを参考にしながらの写真プリントPPの照合作業にとって好都合である。
このような構図的な統一感を得るためには、顔姿勢データを出力する顔検出モジュール42と、出力された顔姿勢データを利用して決定した画像回転角を求める画像回転角決定部43と、この画像回転角に基づいて対応する画像データを回転処理する画像処理部47の働きが重要となるが、図6には、人物(顔)を含む撮影コマの画像データが所定の構図方向となるように回転させられる様子が模式的に説明されている。
メモリ40に展開された各撮影コマの画像データは、図6において4桁の数字(例えば「0001」)で表されているコマ番号によって管理されている。これらの画像データから、顔検出モジュール42でそれ自体は公知な顔検出アルゴリズムを用いて行われる顔検出時に得られる目の位置と口又は首の位置とから得られる顔姿勢(顔を基準とする人物の姿勢)データ、例えば横長の撮影コマ画像において目が上で口が下に位置する場合天地正常として「正常」姿勢、目が左で口が右に位置している場合「左横」姿勢、顔が逆さまに位置している場合「倒立」姿勢、目が右で口が左に位置している場合「右横」姿勢というようなデータが出力される。もちろん顔が検出されなかった場合は顔検出情報として顔検出不能を表す「Non」が顔姿勢データに代えて与えられる。
画像回転角決定部43は、顔検出モジュール42から出力された顔姿勢データから、上述したような形態で撮影コマを構図的に統一するために必要とされる画像回転角度を決定する。「正常」姿勢や「左横」姿勢はそのままでよいので、「0°」という画像回転角が与えられるが、「倒立」姿勢や「右横」姿勢は180度の画像回転を施して「正常」姿勢や「左横」姿勢にする必要があるので、「180°」という画像回転角が与えられる。この決定された画像回転角度はコマ番号とリンクされて、画像処理部47で画像回転のために利用される。
顔検出情報が「Non」となっている非人物画像に関してはそのままでもよいが、この実施形態では、「Non」となっている撮影コマに撮影コマ順で最も近い、顔検出された撮影コマに与えられた画像回転角度を与えるようにしている。これは、人物写真を撮影すると同時にその背景だけも撮影することはよくあり、このような方策により非人物画像においても人物画像と同一の方向性をもつことになる確率が高いからである。
このように、メモリ40に送り込まれた各撮影コマの画像データは必要な画像回転処理を受けて構図的に統一されるので、モニタ4aに表示される撮影コマ画像群やインデックスプリントPXに形成される撮影コマ画像群、さらにはトレイ17aに積み重ねられた写真プリントPPにおいて、人物を含む撮影コマに関しては、横撮影姿勢によるものでは頭が上にくるように撮影コマ画像が配置されているとともに縦撮影姿勢によるものでは頭が左側にくるように撮影コマ画像が配置される。
上述した実施の形態で実施された、モニタ画面上やインデックスプリント上に形成される撮影コマ画像での顔姿勢の構図的方向付けに代えて、さらにモニタ画面上やインデックスプリント上における撮影コマ画像群の見やすさを向上させるため、図7に模式的に示すように、縦撮影姿勢で撮影された人物を含む撮影コマは人物が垂直姿勢となるように画像コマを回転させるのである。つまり、撮影コマにおける「倒立」姿勢に対して「180°」という画像回転角が与えられるのは当然として、「左横」姿勢に対して「90°」という画像回転角を、「右横」姿勢に対して「−90°」という画像回転角を与えるのである。これにより、モニタ画面上やインデックスプリント上に形成される人物は全て頭を上に胴を下にした姿勢となる。このような顔姿勢に基づく画像回転を施した際の、プレジャッジ画面とインデックスプリントPXが図8と図9に示されている。
フィルム式カメラにせよデジタルカメラにせよ撮影姿勢は基本的には縦アングルか横アングルとなっているので、上述した実施形態では、その画像回転角度は90°単位で十分であったが、最近よく利用されているカメラ付き携帯電話による撮影コマの画像では、撮影者がその撮影姿勢にほとんど注意を払っていないことから、顔姿勢は360°の範囲でバラバラとなっている。このような撮影コマに対しても構図的統一を図るため、携帯写真モードとして、顔検出情報に細かい顔姿勢角度を含ませ、この顔姿勢角度を参照して顔が垂直となるように画像回転する構成も用意されている。この携帯写真モードでの人物(顔)を含む撮影コマの画像データが所定の構図方向となるように回転させられる様子が図10に模式的に説明されている。ここでは、「正常」姿勢に対してのみ「0°」という画像回転角が与えられ、その他の全ての「角度」姿勢に対してはその人物が垂直となるような「回転角度値」が与えられ、対応するコマ番号とリンクされ、画像処理部47に与えられる。なお、コマ番号とリンクされた回転角度値による画像回転はモニタ表示とインデックスプリントにだけではなく、写真プリントにも反映させてもよく、その場合出力される撮影コマ画像がプリントサイズに合わせた矩形となるようにトリミングとサイズ変更が行われる。
上述した実施の形態では、プリントステーション1Bは、印画紙Pに対し、レーザ式露光エンジンを備えた露光部14で撮影画像の露光を行い、この露光後の印画紙Pを複数の現像処理する、いわゆる銀塩写真プリント方式を採用していたが、もちろん、本発明におけるプリントステーション1Bは、このような方式に限定されるわけではなく、例えば、フィルムや紙にインクを吐出して画像を形成するインクジェットプリント方式や感熱転写シートを用いた熱転写方式など、種々の写真プリント方式を採用することができる。
本発明は、顔を含む撮影コマ画像の自動回転処理を施してモニタ出力やプリント出力を行う撮影画像再現の技術分野に広く利用することができる。
本発明による写真処理装置を組み込んだ写真プリント装置を示す外観図 写真プリント装置を構成する操作ステーションとプリントステーションの説明図 写真プリント装置のコントローラに構築される機能を説明する機能ブロック図 プリジャッジ画面の一例を示す模式図 インデックスプリントの一例を示す模式図 顔を含む撮影コマの画像データが所定の構図方向となるように回転させられる様子を模式的に説明する説明図 別実施形態における、顔を含む撮影コマの画像データが所定の構図方向となるように回転させられる様子を模式的に説明する説明図 別実施形態における、プリジャッジ画面の一例を示す模式図 別実施形態における、インデックスプリントの一例を示す模式図 携帯写真モードでの人物(顔)を含む撮影コマの画像データが所定の構図方向となるように回転させられる様子を模式的に説明する説明図
符号の説明
1B:プリントステーション(プリント部)
2:フィルムスキャナ
4:コントローラ
4a:モニタ
42: 顔検出モジュール(顔検出部)
43:画像回転角決定部
44:濃度・コントラスト補正部
45:GUI部
46:プリント管理部
46a:プレジャッジプリント管理部
47:画像処理部
48:ビデオ制御部
49:プリントデータ生成部
PP:写真プリント
PX:インデックスプリント

Claims (5)

  1. 入力された一連の撮影コマ画像データから顔検出アルゴリズムを用いて取得された撮影コマ毎の顔姿勢を含む顔検出情報を出力する顔検出部と、前記顔検出情報を用いて前記撮影コマの顔姿勢が所定の方向となるように前記撮影コマ画像データを回転させるための画像回転角を決定する画像回転角決定部と、前記撮影コマ画像データに対して前記画像回転角で画像回転処理を行う画像処理部とを備えたことを特徴とする写真処理装置。
  2. 一連の撮影コマをマトリックス状にモニタ表示する際、顔を含む撮影コマに関してはその顔姿勢が縦向き一方向ないしは横向き一方向に規定されるように前記画像回転処理が行われることを特徴とする請求項1に記載の写真処理装置。
  3. 一連の撮影コマをマトリックス状にモニタ表示する際、顔を含む撮影コマに関してはその顔姿勢が縦向き一方向に規定されるように前記画像回転処理が行われることを特徴とする請求項1に記載の写真処理装置。
  4. 前記画像処理部で画像処理された撮影コマ画像データからプリントデータを生成するプリントデータ生成部が備えられ、一連の撮影コマをマトリックス状に配置するインデックスプリントのためのプリントデータにおいて顔を含む撮影コマに関してはその顔姿勢が縦向き一方向ないしは横向き一方向に規定されるようにすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の写真処理装置。
  5. 顔を含まない撮影コマに対応する撮影コマ画像データの画像回転は前記一連の撮影コマ画像データの並びで最隣接する顔を含む撮影コマに対応する撮影コマ画像データの画像回転に合わせることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の写真処理装置。
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