JP2007212896A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成が簡易であり、熱効率に優れ、ベルトの蛇行を低減できる外部ベルト加熱定着方式の定着装置を提供する。
【解決手段】外部加熱ベルト13を張架する加熱ローラ14aと14bとの軸間距離を固定し、外部加熱ベルト13の周長を、外部加熱ベルト13の定着ローラ11に対する圧接が解除されている状態では外部加熱ベルト13にテンションが付与されず、定着ローラ11への圧接に伴って外部加熱ベルト13にテンションが付与されるように設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に用いられる外部ベルト加熱方式の定着装置およびこの定着装置を備えた画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置に用いられる定着装置として、熱ローラ定着方式の定着装置が多用されている。熱ローラ定着方式の定着装置は、互いに圧接されたローラ対(定着ローラおよび加圧ローラ)を備え、このローラ対の両方あるいはいずれか一方の内部に配置されたハロゲンヒータ等からなる加熱手段によりローラ対を所定の温度(定着温度)に加熱した後、未定着トナー画像が形成された記録紙をローラ対の圧接部(定着ニップ部)に給紙し、圧接部を通過させることで熱と圧力によりトナー画像の定着を行うようになっている。
ところで、カラー画像形成装置に備えられる定着装置においては、定着ローラ表層にシリコンゴム等からなる弾性層を設けた弾性ローラを用いることが一般的である。定着ローラを弾性ローラとすることで、定着ローラ表面が、未定着トナー画像の凹凸に対応して弾性変形し、トナー画像面を覆い包むように接触するため、モノクロに比べてトナー量の多いカラーの未定着トナー画像に対して良好に加熱定着を行うことが可能となる。また、定着ニップ部での弾性層の歪み解放効果により、モノクロに比べてオフセットしやすいカラートナーに対して離型性を向上することができる。さらに、定着ニップ部のニップ形状が上(定着ローラ側)に凸(所謂、逆ニップ形状)となることから、用紙の剥離性能を向上させることができ、剥離爪等の剥離手段を用いずとも用紙の剥離が可能となり(セルフストリッピング)、剥離手段に起因する画像欠陥を解消することができる。
ところが、弾性層を具備した定着ローラでは、弾性層の熱伝導性が非常に低いので、定着ローラ内部に加熱手段を設けた場合、熱伝達効率が低下し、ウォームアップ時間が長くなったり、プロセス速度を高速化した場合に定着ローラ温度が追従しなくなったりする問題がある。
このような問題を解決するために、定着ローラ表面に外部加熱手段を当接し、定着ローラを外部から加熱する技術(外部加熱定着方式)が知られている。例えば、特許文献1および2には、外部加熱手段として無端ベルトを用いる外部ベルト加熱定着方式が提案されている。
なお、従来の外部ベルト加熱定着方式の定着装置では、無端ベルトを懸架している複数のローラ(ベルト懸架ローラ)を無端ベルトに張力を付与するためのテンションローラとするか、あるいは無端ベルトの外側にテンションローラを設けて無端ベルトにテンションを付与するようになっている(特許文献1参照)。
特開2004−198659号公報(公開日:2004年7月15日) 特開2005−189427号公報(公開日:2005年7月14日)
しかしながら、ベルト懸架ローラの一つをテンションローラとした場合、無端ベルトにテンションを付与するための機構が複雑になるという問題があった。また、複数のベルト懸架ローラ間の平行度を確保することができず、無端ベルトの寄り力(無端ベルトを回転方向に対して垂直な方向に移動させるように作用する力)が大きくなり、その結果、ベルトの蛇行制御が困難になるといった問題もあった。
また、無端ベルトの外側にテンションローラを別途設けた場合、部品点数が増え、構成が複雑になるという問題があった。さらに、テンションローラが熱負荷となるので熱効率が低下するといった問題があった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、熱効率に優れ、ベルトの蛇行を低減した、簡易な構成の外部ベルト加熱定着方式の定着装置、およびこの定着装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の定着装置は、上記の課題を解決するために、定着部材と、無端ベルトと、上記無端ベルトを懸架する複数の懸架ローラと、上記無端ベルトを加熱する加熱手段とを備え、上記無端ベルトを上記定着部材に圧接させることで上記定着部材を加熱する定着装置において、上記各懸架ローラは互いに平行かつ軸間距離を固定された状態で備えられ、上記無端ベルトは、上記定着部材に圧接されることでこの定着部材に従動回転するようになっており、上記無端ベルトの内径周長が、上記定着部材に圧接されていない状態ではこの無端ベルトに張力が作用せず、上記定着部材に圧接されることによってこの無端ベルトに張力が作用する長さであることを特徴としている。なお、無端ベルトに張力が付与されない内径周長とは、無端ベルトの自重の影響を無視したときに、理論上、無端ベルトに張力が作用しない長さのことである。
上記の構成によれば、各懸架ローラは互いに平行かつ軸間距離を固定された状態で備えられているので、無端ベルトが定着部材に従動回転するときでも、各ベルト懸架ローラ間の平行度を確保できる。このため、無端ベルトに作用する寄り力を低減でき、無端ベルトの蛇行を防止できる。
また、無端ベルトの内径周長が、定着部材に圧接されていない状態では、無端ベルトに張力が付与されない長さに設定されている。このため、定着部材への圧接が解除されている状態では、無端ベルトに張力が付与されないので、懸架ローラに無端ベルトを懸架する作業等の作業性を向上させることができる。
また、無端ベルトの内径周長が、定着部材への圧接に伴って無端ベルトに張力が付与されるように設定されているので、無端ベルトに張力を付与するための部材(テンションローラ等)を別途設ける必要がなく、定着装置の構成を簡略化できる。さらに、テンションローラ等を設ける場合に比べて、熱負荷を軽減し、熱効率を向上させることができる。
さらに、各懸架ローラの軸間距離が固定されているので、無端ベルトの熱膨張により、低温状態(常温状態)よりも高温状態(加熱状態)の方が無端ベルトに作用する張力が低くなる。このため、定着装置のウォームアップ時において無端ベルトと懸架ローラとの間でスリップが生じることを防止するとともに、加熱状態において無端ベルトの蛇行に起因する無端ベルトの消耗や破損を防止できる。
また、上記無端ベルトの内径周長が、上記定着部材を加熱するための接触面積で上記無端ベルトと定着部材とを圧接させたときに、上記定着部材に従動回転するための張力が上記無端ベルトに作用する長さに設定されている構成としてもよい。
上記の構成によれば、無端ベルトと定着部材とを、定着部材を加熱するため接触面積(伝熱面積)で接触させたときに、無端ベルトに、この無端ベルトを定着部材に従動回転させるための張力が作用する。したがって、無端ベルトと定着部材とを圧接させることで、定着部材を適切に加熱するとともに、無端ベルトを適切に従動回転させることができる。
また、上記複数の懸架ローラのうちの少なくとも2つが上記無端ベルトを介して上記定着部材に当接することで上記無端ベルトが上記定着部材に圧接するようになっており、上記無端ベルトの内径周長が、この無端ベルトを上記定着部材に圧接させたときに、上記少なくとも2つの懸架ローラと上記定着部材との当接部のうち上記無端ベルトの回転方向に対して最上流側および最下流側の当接部によって挟まれる上記定着部材上の領域の全域においてこの無端ベルトが上記定着部材に接触する長さに設定されていてもよい。
上記の構成によれば、無端ベルトを定着部材に圧接させる際、上記少なくとも2つの懸架ローラと上記定着部材との当接部によって挟まれる上記定着部材上の領域の全域において無端ベルトが定着部材に接触する。したがって、上記少なくとも2つの懸架ローラの軸間距離を、無端ベルトを圧接させたときに無端ベルトと定着部材との接触面積が定着部材を適切に加熱できる面積になるように設定しておくことで、定着部材を適切に加熱できる。
また、上記無端ベルトの内径周長をLb、上記無端ベルトが上記定着部材に圧接されていないときに、この無端ベルトにたるみを生じさせないための理論内径周長をL1、上記定着部材を適切に加熱するための接触面積で上記無端ベルトと定着部材とを圧接させたときに、この無端ベルトにたるみを生じさせないための理論内径周長をL2とすると、L1≦Lb≦L2×1.0246の関係を満たす構成としてもよい。
上記の構成によれば、無端ベルトが定着部材に圧接されていない状態では無端ベルトに張力が作用されず、無端ベルトを定着部材に当接させることによって無端ベルトに確実に張力が付与されるようにできる。また、定着部材を適切に加熱するとともに、無端ベルトを定着部材に適切に従動回転させることができる。
また、上記無端ベルトの常温tにおける内径周長をLb、上記無端ベルトの線膨張係数をγ、上記無端ベルトの使用温度をtとすると、L2−L1≧γ×(t−t)×Lbの関係を満たす構成としてもよい。
あるいは、上記無端ベルトの常温tにおける内径周長をLb、上記無端ベルトの線膨張係数をγ、上記無端ベルトの使用温度をtとすると、L1≦(1+γ×(t−t))×Lb≦L2×1.0246の関係を満たす構成としてもよい。
上記いずれかの構成によれば、無端ベルトが加熱により熱膨張したとしても、無端ベルトを定着部材に圧接させることにより、確実に無端ベルトに張力を付与することができる。また、定着部材を適切に加熱するとともに、無端ベルトを定着部材に適切に従動回転させることができる。
また、−0.0005≦((1+γ×(t-t))×Lb−L2)/L2≦0.0246の関係を満たす構成としてもよい。
−0.0005>((1+γ×(t-t))×Lb−L2)/L2の場合、無端ベルトに作用する張力が強くなりすぎ、懸架ローラの回転負荷が増大するために、無端ベルトがスリップするなどして無端ベルトを定着部材に適切に従動させることができなくなる場合がある。また、無端ベルトと定着部材との接触面積が低減するために、定着部材を適切に加熱できず、熱効率が低下してしまう場合がある。
一方、((1+γ×(t-t))×Lb−L2)/L2>0.0246の場合、無端ベルトと定着部材との密着性が不安定になるために、定着部材を適切に加熱できず、熱効率が低下してしまう場合がある。また、無端ベルトと定着部材との密着性が不安定になるために、定着部材と無端ベルトとの間の摩擦力が低下し、無端ベルトが定着部材に適切に従動回転できなくなる場合がある。また、懸架ローラが無端ベルトに従動回転する構成の場合、無端ベルトに作用する張力が不足するので、無端ベルトと懸架ローラとの間の摩擦力が低下して懸架ローラが無端ベルトに従動回転せずにスリップしてしまう場合がある。
これに対して、上記構成のように、−0.0005≦((1+γ×(t-t))×Lb−L2)/L2≦0.0246の関係を満たすことにより、無端ベルトの張力が強すぎることによる無端ベルトの定着部材に対する従動性の低下や、加熱性能の低下を防止できる。また、無端ベルトの張力が弱すぎることによる無端ベルトの定着部材に対する従動性の低下や加熱性能の低下、あるいは懸架ローラの無端ベルトに対する従動性の低下を防止できる。
本発明の画像形成装置は、記録材上にトナー像を形成する画像形成手段と、上記したいずれかの定着装置とを備えている。したがって、本発明の画像形成装置は、上記したいずれかの定着装置と同様の効果を奏する。
以上のように、本発明の定着装置は、上記各懸架ローラは互いに平行かつ軸間距離を固定された状態で備えられ、上記無端ベルトは、上記定着部材に圧接されることでこの定着部材に従動回転するようになっており、上記無端ベルトの内径周長が、上記定着部材に圧接されていない状態ではこの無端ベルトに張力が作用せず、上記定着部材に圧接されることによってこの無端ベルトに張力が作用する長さ設定されている。
それゆえ、無端ベルトに作用する寄り力を低減でき、無端ベルトの蛇行を防止できる。また、定着装置(特に、無端ベルトと懸架ローラとからなるベルトユニット)の構成を簡略化するとともに、定着装置を組み立てるときの作業性を向上させることができる。また、テンションローラ等を設ける場合に比べて、熱負荷を軽減し、熱効率を向上させることができる。さらに、ウォームアップ時に無端ベルトと懸架ローラとの間でスリップが生じることを防止するとともに、加熱状態において無端ベルトの蛇行に起因する無端ベルトの消耗や破損を防止できる。
本発明の一実施形態について説明する。図7は、本実施形態にかかるカラー画像形成装置(画像形成装置)の概略構成を示す断面図である。
この図に示すように、このカラー画像形成装置は、4色の可視像形成ユニット40(40Y,40M,40C,40B)を記録紙P(被加熱材)の搬送路に沿って配列した所謂タンデム式のプリンタである。具体的には、記録紙Pの供給トレイ50と定着装置1と、供給トレイ50と定着装置1とを繋ぐ搬送路に沿って記録紙Pを搬送する記録紙搬送手段60と、上記搬送路に沿って配設された4組の可視像形成ユニット40Y,40M,40C,40Bとを備えている。そして、記録紙搬送手段60によって上記搬送路に沿って搬送される記録紙Pに、各可視像形成ユニット40Y,40M,40C,40Bによって各色トナーを多重転写した後、定着装置1によってトナーを記録紙Pに定着させてフルカラー画像を形成するようになっている。
記録紙搬送手段60は、駆動ローラ61と、アイドリングローラ62と、両ローラ61,62によって架張された無端状の搬送ベルト63とを備えている。また、駆動ローラ61を図示しない駆動手段によって回転駆動することで、搬送ベルト63を所定の周速度(本実施形態では355mm/s)で搬送路に沿って回転させ、搬送ベルト63上に静電吸着させた記録紙Pを搬送するようになっている。
各可視像形成ユニット40は、感光体ドラム41の周囲に帯電ローラ42,レーザ光照射手段43,現像器44,転写ローラ45,クリーナー46を備えている。なお、可視像形成ユニット40Y,40M,40C,40Bの現像器44には、イエロー(Y)・マゼンタ(M)・シアン(C)・ブラック(B)のトナーがそれぞれ収容されている。そして、各可視像形成ユニット40は、以下の工程によりトナー画像を記録紙P上に形成する。すなわち、感光体ドラム41表面を帯電ローラ42で一様に帯電した後、画像情報に応じてレーザ光照射手段43により感光体ドラム41の表面をレーザ露光し、静電潜像を形成する。その後、現像器44により感光体ドラム41上の静電潜像を現像してトナー像を顕在化させ、この顕像化されたトナー像をトナーとは逆極性のバイアス電圧が印加された転写ローラ45により記録紙搬送手段60によって搬送される記録紙Pに順次転写する。
その後、各色のトナー像を転写された記録紙Pは、駆動ローラ61の曲率により搬送ベルト63から剥離された後、定着装置1に搬送される。そして、定着装置1によって適度な温度と圧力が与えられる。これにより、トナーは溶解し記録紙Pに固定(定着)され堅牢な画像となる。
次に、定着装置1の構成について説明する。図1は、定着装置1の構成を示す断面図である。定着装置1は、記録紙(記録材)の表面に形成された未定着のトナー画像を、熱および圧力によって記録紙上に定着させるものである。なお、この未定着のトナー画像は、例えば、非磁性一成分現像剤(非磁性トナー)、非磁性二成分現像剤(非磁性トナーおよびキャリア)、磁性現像剤(磁性トナー)等の現像剤(トナー)によって形成される。
図1に示すように、定着装置1は、定着ローラ(定着部材)11と、加圧ローラ12と、外部加熱部材としての無端状の外部加熱ベルト(無端ベルト)13と、外部加熱ベルト13を懸架し加熱するための加熱ローラ(懸架ローラ)14aおよび14bと、加熱ローラ14a,14bをそれぞれ加熱するための熱源であるヒータランプ(加熱手段)15a,15bと、定着ローラ11を加熱するための熱源であるヒータランプ15cと、加圧ローラ12を加熱するための熱源であるヒータランプ15dと、定着ローラ11,加圧ローラ12,外部加熱ベルト13の各々の温度を検出する温度検出手段を構成する温度センサとしてのサーミスタ16a,16b,16cと、定着ローラ11をクリーニングするためのウエブクリーニング装置17とを備えている。なお、外部加熱ベルト13、加熱ローラ14a,14b、ヒータランプ15a,15bは、後述する外部加熱ベルトユニット30に備えられる。
定着ローラ11および加圧ローラ12は、所定の荷重(例えば、本実施形態では600N)で互いに圧接されて、両ローラ間に定着ニップ部18(定着ローラ11と加圧ローラ12とが互いに当接する部分)を形成している。なお、本実施形態ではニップ幅(定着ニップ部18の記録紙搬送方向の幅)を9mmとしている。この定着ニップ部18に未定着トナー画像を形成された記録紙を給紙し、定着ニップ部18を通過させることで、記録紙にトナー画像が定着されるようになっている。記録紙が定着ニップ部18を通過する時には、定着ローラ11は記録紙のトナー画像形成面に当接する一方、加圧ローラ12は記録紙におけるトナー画像形成面とは反対側の面に当接するようになっている。
定着ローラ11は、所定の温度(本実施形態では180℃)に加熱されて、定着ニップ部18を通過する未定着トナー画像が形成された記録紙を加熱するためのものである。定着ローラ11は、その内側から順に、芯金、弾性層、離型層が形成された3層構造からなる。芯金には、たとえば、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム、銅等の金属あるいはそれらの合金等が用いられる。また、弾性層にはシリコンゴム、離型層にはPFA(テトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体)やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂が適している。
なお、定着ローラ11の内部には、定着ローラ11を加熱するヒータランプ15cが配置されている。制御回路(図示せず)が電源回路(図示せず)からヒータランプ15cに電力を供給(通電)させることにより、ヒータランプ15cが発光し、ヒータランプ15cから赤外線が放射される。これにより、定着ローラ11の内周面が赤外線を吸収して加熱され、定着ローラ11全体が加熱される。
加圧ローラ12も定着ローラ11と同様、鉄鋼、ステンレス鋼、アルミニウム等の外周表面にシリコンゴム等の弾性層を有し、さらにその上にPFA等の離型層が形成されている。また、加圧ローラ12の内部には、加圧ローラ12を加熱するヒータランプ15dが配置されている。このヒータランプ15dによって、定着ローラ11と同様、加圧ローラ12全体が加熱される。
外部加熱ベルト13は、所定の温度(本実施形態では220℃)に加熱された状態で定着ローラ11表面に当接して、定着ローラ11表面を加熱するものである。外部加熱ベルト13は、2本の加熱ローラ14a,14bによって懸架されている。また、加熱ローラ14a,14bの内部には、加熱ローラ14a,14bを加熱するための加熱源としてのヒータランプ15a,15bが配置されている。制御回路(図示せず)が電源回路(図示せず)からヒータランプ15a,15bに電力を供給させることにより、ヒータランプ15a,15bが発光し赤外線が放射される。これにより、加熱ローラ14a,14bの内周面が加熱され、加熱ローラ14a,14bを介して間接的に外部加熱ベルト13が加熱されるようになっている。
外部加熱ベルト13は、定着ローラ11の回転方向に対し定着ニップ部18の上流側に設けられ、所定の押圧力(本実施形態では40N)で定着ローラ11に圧接されるようになっている。なお、外部加熱ベルト13を定着ローラ11に圧接させるための機構(外部加熱ベルトユニット30の構成)については後述する。そして、定着ローラ11との間に加熱ニップ部19(定着ローラ11と外部加熱ベルト13とが互いに当接する部分)が形成されている。外部加熱ベルト13は、定着ローラ11の回転時には、定着ローラ11に従動して回転するようになっており、この外部加熱ベルト13の回転に従動して加熱ローラ14a,14bも回転するようになっている。なお、加熱ニップ部19の加熱ニップ幅(加熱ニップ部19の定着ローラ11回転方向の幅)は、外部加熱ベルト13が定着ローラ11を適切に加熱することができ、かつ外部加熱ベルト13を定着ローラ11に適切に従動回転させることができるように設定される。本実施形態では、加熱ニップ幅を20mmとしている。
外部加熱ベルト13は、ポリイミド等の耐熱樹脂あるいはステンレスやニッケル等の金属材料からなる中空円筒状の基材の表面に、離型層として耐熱性および離型性に優れた合成樹脂材料(例えばPFAやPTFE等のフッ素樹脂)が形成された2層構成となっている。なお、外部加熱ベルト13の寄り力(外部加熱ベルト13を回転方向に対して垂直な方向に移動させるように作用する力)を低減するために、ベルト基材の内面に、フッ素樹脂等のコーティングを施してもよい。
加熱ローラ14a,14bは、アルミニウムや鉄系材料等からなる中空円筒状の金属製芯材からなる。なお、外部加熱ベルト13の寄り力を低減するために、金属製芯材の表面に、フッ素樹脂等のコーティングを施してもよい。
定着ローラ11,加圧ローラ12,外部加熱ベルト13の各々の周面には、温度検知手段としてのサーミスタ16a,16b,16cが配設されており、それぞれの表面温度を検出するようになっている。そして、各サーミスタ16a,16b,16cにより検出された温度データに基づいて、温度制御手段としての制御回路(図示せず)が、定着ローラ11,加圧ローラ12,外部加熱ベルト13の温度を所定の温度にするように、ヒータランプ15a,15b,15c,15dへの供給電力(通電)を制御する。
そして、定着ニップ部18に所定の定着速度および複写速度で未定着トナー像が形成された記録紙が搬送され、熱と圧力によって定着が行われる。なお、定着速度とは所謂プロセス速度のことである。また、複写速度とは1分あたりのコピー枚数のことである。これらの速度は特に限定されるものではないが、本実施形態では、定着速度355mm/sec、複写速度70枚/分としている。
なお、定着ローラ11は、図示しない駆動モータ(駆動手段)によって回転駆動される。また、加圧ローラ12は、定着ローラ11の回転に従動して回転する。したがって、定着ローラ11および加圧ローラ12は、図1に示すように、逆方向に回転される。これにより、記録紙Pが定着ニップ部18を通過するようになっている。
次に、外部加熱ベルトユニット30の構成について、図2および図3に基づいて詳細に説明する。図2は外部加熱ベルトユニット30の構成を示す断面図であり、図3はその上面図である。
図2および図3に示すように、外部加熱ベルトユニット30は、外部加熱ベルト13、加熱ローラ14aおよび14b、ヒータランプ15aおよび15b、サイドフレーム21、軸受22aおよび22b、アーム23、支点24および25、コイルバネ26、寄り規制部材27aおよび27bなどを備えている。
外部加熱ベルト13を懸架している加熱ローラ14a,14bはそれぞれ、サイドフレーム21に取り付けられた軸受22a,22bによって、回転自在に支持されている。なお、図3には加熱ローラ14a,14bの一端側のみを示しているが、他端側も略同様の構成である。また、軸受22a,22bはサイドフレーム21に対し、所定の軸間距離を隔てて固定されている。これにより、加熱ローラ14a,14b間の平行度が確保されている。本実施形態においては、加熱ローラ14a,14bの平行度公差は100μm以下となっている。
また、サイドフレーム21は、支点24を中心に回転自在なようにアーム23に軸支されている。また、アーム23は、支点25を中心に回転可能なように軸支されている。また、支点25とは反対側のアーム23端部にはコイルバネ26が取り付けられており、このコイルバネ26によってアーム23端部に荷重が付与されることで、アーム23に取り付けられたサイドフレーム21が定着ローラ11方向に付勢され、その結果、サイドフレーム21に軸支された加熱ローラ14a,14bが、等しい荷重で外部加熱ベルト13を介して定着ローラ11に圧接するように構成されている。
さらに、加熱ローラ14a,14bの両端側(軸受22a,22bの内側)には、外部加熱ベルト13の蛇行を防止するための寄り規制部材27a,27bが配置されている。この寄り規制部材27a,27bは外部加熱ベルト13の端部と従動して回転するようになっている。これにより、外部加熱ベルト13が蛇行してきた際に外部加熱ベルト13の寄りを規制すると同時に、外部加熱ベルト13端部の摺動による磨耗や割れを防止できるようになっている。
次に、外部加熱ベルト13の周長(内面周長)について詳細に説明する。図4(a)は、定着ローラ11に圧接されていない状態での外部加熱ベルト13の理想周長L1を示す説明図である。また、図4(b)は、定着ローラ11に圧接された状態での外部加熱ベルト13の理想周長L2を示す説明図である。
なお、理想周長L1とは、外部加熱ベルト13が定着ローラ11に圧接されていない状態において、外部加熱ベルト13にたるみが発生せず、かつ外部加熱ベルト13にテンションがかからないようにするための内径周長(加熱ローラ14a,14bに当接する面の周長)である。
上記したように、外部加熱ベルト13は、軸間距離を固定された2本の加熱ローラ14a,14bに掛け渡された構成となっている。したがって、理想周長L1は、図4(a)から明らかなように、
L1=π×Dh+2×Lp
と表される。ただし、Dhは加熱ローラ14a,14bの外径であり、Lpは加熱ローラ14aと14bとの軸間距離である。
したがって、外部加熱ベルト13の内径周長(常温(例えば20℃)時の周長)をLbとすると、
L1≦Lb ・・・(1)
の条件を満たすようにすることで、外部加熱ベルト13が定着ローラ11に圧接されていない状態では、外部加熱ベルト13にはテンション(張力)が付与されず(ただし、外部加熱ベルト13自身の自重に起因するテンションは無視できるものとする)、定着ローラ11に圧接されると自動的にテンションが付与される構成とすることができる。
また、理想周長L2とは、外部加熱ベルト13を、定着ローラ11に対して、所定の荷重で圧接させたときに、外部加熱ベルト13にたるみが生じないようにするための内径周長である。なお、上記所定の荷重とは、定着ローラ11を適切に加熱することができる接触面積(加熱ニップ幅)で外部加熱ベルト13と定着ローラ11とを接触させるように、外部加熱ベルト13の加熱温度、定着ローラ11の加熱温度(目標温度)、外部加熱ベルト13と定着ローラ11との間の熱伝達率などを考慮して予め設定される荷重である。なお、本実施形態では、この所定の荷重で外部加熱ベルト13を定着ローラ11に圧接させたときに、外部加熱ベルト13を定着ローラ11に従動回転させるための適切な張力が外部加熱ベルト13に作用するように、外部加熱ベルト13の内径周長Lbが設定される。
なお、理想周長L2は、図4(b)に示したように加熱ローラ14a,14bが外部加熱ベルト13を介して定着ローラ11に圧接する構成の場合、
L2=π×Dh+Lp+(Dh+Df)×θ/2
と表される。ただし、θ=2×arcsin(Lp/(Dh+Df))であり、Dfは定着ローラ11の外径である。
外部加熱ベルト13の内径周長Lbが理想周長L2よりも大きい場合、外部加熱ベルト13を介して加熱ローラ14a,14bを定着ローラ11に圧接させても、外部加熱ベルト13にたるみが生じてしまう。このため、外部加熱ベルト13が定着ローラ11に適切に従動しなくなってしまう。また、加熱ニップ領域において外部加熱ベルト13と定着ローラ11との接触状態が不安定になるので、定着ローラ11を十分に加熱できなくなってしまう。
このため、外部加熱ベルト13の内径周長Lbは、
Lb≦L2 ・・・(2)
の関係を満たすことが好ましい。
ただし、後述する実験結果から明らかなように、必ずしも厳密に上記(2)式を満たさなくても、
Lb≦L2×1.0246 ・・・(2)’
の範囲であれば、外部加熱ベルト13が定着ローラ11に適切に従動しなくなったり、定着ローラ11を十分に加熱できなくなったりすることを防止できる。
したがって、外部加熱ベルト13の内径周長Lbは、
L1≦Lb≦L2×1.0246 ・・・(3)
の関係を満たすことが好ましい。
なお、外部加熱ベルト13の熱膨張による影響を考慮する必要がある場合には、
L2−L1≧γ×(t−20)×Lb ・・・(4)
あるいは、
L1≦(1+γ×(t−20))×Lb≦L2×1.0246 ・・・(4)’
の関係を満たすようにすればよい。ここで、γは外部加熱ベルト13の線膨張係数であり、tは外部加熱ベルト13の使用温度(℃)である。
Lb、L1、L2が上記(4)式あるいは(4)’式の関係にあれば、外部加熱ベルト13が加熱により熱膨張したとしても、定着ローラ11への圧接により、確実に外部加熱ベルト13にテンションが付与することができる。また、外部加熱ベルト13を適切に定着ローラ11に従動回転させることができる。さらに、定着ローラ11を適切に加熱できる。
次に、加熱状態での外部加熱ベルト13の内径周長Lb’={1+γ×(t−20)}×Lbと、理想周長L2との関係についてより詳細に説明する。図5(a)はLb’≪L2の場合、図5(b)はLb’≫L2の場合、図5(c)はLb’≒L2の場合の定着ローラ11と外部加熱ベルト13との接触状態を示す説明図である。
(i)Lb’≪L2の場合
図5(a)に示すように、加熱ニップ領域(加熱ニップ部19)の両端部において、外部加熱ベルト13と定着ローラ11とが接触しない状態になる。つまり、外部加熱ベルト13を定着ローラ11に圧接させるための所定の押圧力(本実施形態では40N)では、加熱ニップ領域(所定の加熱ニップ幅(本実施形態では20mm))の全域において外部加熱ベルト13と定着ローラ11とを接触させられない状態になる。このため、外部加熱ベルト13の定着ローラ11に対する加熱性能が低下する。また、外部加熱ベルト13に加わるテンションが大きくなりすぎて、加熱ローラ14a,14bの回転負荷が増大し、外部加熱ベルト13が定着ローラ11に対して従動回転せずにスリップしてしまう。
(ii)Lb’≫L2の場合
図5(b)に示すように、外部加熱ベルト13のたるみにより、加熱ニップ領域における外部加熱ベルト13と定着ローラ11との密着性が不安定となる。このため、外部加熱ベルト13の定着ローラ11に対する加熱性能が低下する。また、外部加熱ベルト13にテンションが全く付与されず、外部加熱ベルト13と加熱ローラ14a,14bとの間の摩擦力が低下するので、加熱ローラ14a,14bが外部加熱ベルト13に対して従動回転せずにスリップしてしまう。
(iii)Lb’≒L2の場合
図5(c)に示すように、外部加熱ベルト13は加熱ニップ領域全域にわたって定着ローラ11と接触するため、外部加熱ベルト13の定着ローラ11に対する加熱性能を適切に維持できる。また、外部加熱ベルト13に付与されるテンションも適正であるため、外部加熱ベルト13の定着ローラ11に対する従動回転、および加熱ローラ14a,14bの外部加熱ベルト13に対する従動回転を適切に行わせることができる。
次に、加熱状態での外部加熱ベルト13の内径周長Lb’と定着ローラ11に圧接された状態での外部加熱ベルト13の理想周長L2との最適な関係を調べるために行った実験の結果について説明する。
(実験1)
厚さ90μmのポリイミド(宇部興産製、商品名:ユーピレックスS)の基材表面に、離型層としてPFTEとPFAとがブレンドされたフッ素樹脂を厚さ20μmでコーティングした周長の異なる複数の外部加熱ベルト13を試作し、各外部加熱ベルト13を、図1に示したように軸間距離を固定した2本の加熱ローラ14a,14bで懸架して定着ローラ11に荷重40Nで圧接させた。
なお、加熱ローラ14a,14bとしては、厚さ0.75mmのアルミ製芯金表面にPTFEとPFAとがブレンドされたフッ素樹脂を厚さ20μmでコーティングしたものを用いた。また、定着ローラ11としては、アルミ製芯金上に厚さ2mmのシリコンゴム層を被覆し、さらにその上に厚さ30μmのPFAチューブを被覆したものを使用した。また、ヒータランプ15a,15bとしては、いずれも定格電力が300Wのヒータランプを用いた。
そして、外部加熱ベルト13を220℃に加熱制御しながら、定着ローラ11を周速度355mm/sの速度で回転させ、外部加熱ベルト13および加熱ローラ14a,14bが従動回転するかどうかを判定した。また、それと同時に、外部加熱ベルト13の加熱性能を、定着ローラ11表面の昇温速度を測定することで判定した。表1および表2に実験結果を示す。
Figure 2007212896
Figure 2007212896
ここで、表1は、定着ローラ11の外径φ50mm、加熱ローラ14a,14bの外径φ16mm、加熱ローラ14aと14bとの軸間距離22.8mmの条件で、95.88mm〜98.80mmの範囲内で互いに異なる周長を有する7つの外部加熱ベルト13について行った実験結果を示している。
また、表2は、定着ローラ11の外径φ60mm、加熱ローラ14a,14bの外径φ14.8mm、加熱ローラ14aと14bとの間の軸間距離38.55mmの条件で、123.62mm〜129.43mmの範囲内で互いに異なる周長を有する7つの外部加熱ベルト13について行った実験結果を示している。
なお、表1および表2における加熱性能の評価としては、最も昇温速度が速かった条件およびその条件に対して90%以上の昇温速度が得られた条件を○、80〜90%の昇温速度であってものを△、80%以下の昇温速度であってものを×とした。
また、外部加熱ベルト13の駆動性能(ベルト駆動)および加熱ローラ14a,14bの駆動性能(ローラ駆動)としては、適切に従動回転したものを○、スリップが発生し回転が不安定であったものを△、スリップにより全く回転しなかったものを×とした。
表1および表2に示した結果より、
−0.0005≦(Lb’−L2)/L2≦0.0246、すなわち、
−0.0005≦((1+γ×(t-t))×Lb−L2)/L2≦0.0246
であれば、外部加熱ベルト13のテンションを好適にできることがわかる。すなわち、外部加熱ベルト13のテンションが強すぎることによる外部加熱ベルト13のスリップや加熱性能の低下および外部加熱ベルト13のテンションが弱すぎることによる加熱ローラ14a,14bのスリップや加熱性能の低下を確実に防止できることがわかる。
(実験2)
次に、本実施形態にかかる定着装置1(本実施例)と、加熱ローラ14aと14bとの間の軸間距離を可変にした構成(比較例1)、および加熱ローラ14aおよび14bとは別に、外部加熱ベルト13にテンションを付与するためのテンションローラを設けた構成(比較例2)との、ベルト蛇行防止性能および加熱性能の比較実験の結果について説明する。
なお、説明の便宜上、比較例1および比較例2の構成に用いられる部材のうち、本実施例に備えられる各部材と同様の機能を有する部材については同じ符号を付してその説明を省略する。
本実施例としては、上記実験1に用いた、周長97.39mmの外部加熱ベルト13を用いた構成と同じものを用いた。
図6(a)は、比較例1にかかる外部加熱ベルトユニット101aの概略構成を示す断面図である。この図に示すように、外部加熱ベルトユニット101aは、加熱ローラ14aが水平方向(加熱ローラ14bとの対向方向)に移動可能に構成されており、加熱ローラ14aの軸受(ここでは図示せず)にテンション付加用コイルバネ101によって所定の荷重(ここでは40N)を付加することで、外部加熱ベルト13にテンションを付与するようになっている。
図6(b)は、比較例2にかかる外部加熱ベルトユニット101bの概略構成を示す断面図である。この図に示すように、外部加熱ベルトユニット101bは、外部加熱ベルト13にテンションを付与するためのテンションローラ102と、このテンションローラ102を外部加熱ベルト13にテンションを付与する方向に付勢するためのテンション付加用コイルバネ103とを備えている。テンションローラ102は、直径12mmのステンレス材からなり、外部加熱ベルト13の外側の面に当接するように備えられている。これにより、テンション付加用コイルバネ103の付勢力によってテンションローラ102を介して外部加熱ベルト13に所定の荷重(ここでは40N)が付加され、外部加熱ベルト13にテンションが付与されるよう構成されている。なお、比較例2では、本実施例と同様、加熱ローラ14aと14bとの軸間距離は固定されている。
上記各比較例におけるその他の構成については、本実施例と同様である。
次に、実験方法および評価方法について説明する。
まず、ベルト蛇行防止性能の実験方法としては、第1に、外部加熱ベルト13が蛇行方向(回転方向に直交する方向)に移動する速度(寄り速度)を測定した。具体的には、所定時間(ここでは1分間)外部加熱ベルト13を回転させ、初期の位置からの蛇行方向へのずれ量を測定し、そのずれ量を回転時間で除することによって寄り速度を求めた。なお、ベルトの寄り速度と寄り力とは相関関係にあり、寄り速度が速いほど、寄り力が大きいことが知られている。
第2に、エージングによる外部加熱ベルト13の耐久試験を行った。試験方法としては、回転期間43秒と停止期間30秒を交互に繰り返す間欠動作モードで空転エージングを行い、寄り規制部材27a,27bによって寄りを規制された外部加熱ベルト13の端部に割れが生じないかどうかを評価した。
また、熱効率の実験方法としては、第1に、外部加熱ベルト13を常温から昇温させ、外部加熱ベルト13のウォームアップが完了するまで(外部加熱ベルト13の温度が220℃に到達するまで)の時間(ウォームアップ時間)を測定した。
第2に、動作中における外部加熱ベルト13からの熱損失を測定した。具体的には、回転状態にて外部加熱ベルト13および定着ローラ11を220℃に温度制御し、その時のヒータランプ15a,15bの平均消費電力を測定した。
表3に実験結果を示す。
Figure 2007212896
この表に示すように、ベルトの寄り速度は、本実施例が最も遅く、比較例1が最も速かった。したがって、外部加熱ベルト13に作用する寄り力は、本実施例が最も小さいと推定される。
比較例1の寄り速度が最も早くなるのは、加熱ローラ14aを外側に付勢することによって外部加熱ベルト13にテンションを付与する構成のため、加熱ローラ14aと14bとの平行度が確保できないためである。また、比較例2では、加熱ローラ14aと14bとの平行度は、本実施例と同等であるものの、加熱ローラ14aおよび14bとテンションローラ102との平行度が確保できないため、本実施例よりも寄り速度が大きくなる。
耐久試験の結果は、比較例1で最も早くベルト端部割れが発生(30時間後)し、比較例2では160時間後にベルト端部割れが発生し、本実施例では200時間後でもベルト端部割れは発生しなかった。この結果は、ベルト寄り速度の実験結果とよく一致している。
熱効率の指標であるウォームアップ時間については、本実施例および比較例1は、同じウォームアップ時間(150秒)であったのに対し、比較例2ではウォームアップ時間が50秒長く(200秒)なった。また、熱損失については、本実施例および比較例1ではヒータランプ15a,15bの平均消費電力は32Wであったのに対し、比較例2では1.5倍の48Wであった。これらの結果は、比較例2では、テンションローラ102が熱負荷となるため、テンションローラへの熱損失が生じ、熱効率が低くなることを示している。
この実験の結果から明らかなように、本実施例によれば、従来のようにベルト懸架ローラ同士の軸間距離が可変の構成や、ベルト懸架ローラとは別に外部加熱ベルトにテンションを付与するためのテンションローラを設ける構成(比較例2)よりも、ベルトの寄り力を軽減してベルトの耐久性を向上させることができ、また、定着ローラ11を加熱するための熱効率を向上させることができる。
以上のように、本実施形態にかかる定着装置は、外部加熱ベルト13を張架する加熱ローラ14aと14bとの軸間距離が固定されており、外部加熱ベルト13の周長が、外部加熱ベルト13の定着ローラ11に対する圧接が解除されている状態では外部加熱ベルト13にテンションが付与されず、定着ローラ11への圧接に伴って外部加熱ベルト13にテンションが付与されるように設定されている。
このため、外部加熱ベルト13を張架する加熱ローラ14aと14bとの軸間距離が固定されているので、加熱ローラ14aと14bとの平行度を高く保つことができ、外部加熱ベルト13の蛇行(寄り力)を低減することができる。すなわち、加熱ローラ14aと14bとの平行度と外部加熱ベルト13に作用する寄り力とは相関関係にあり、平行度公差が大きくなるほど(平行度が低いほど)寄り力は増加し、平行度が高くなるほど寄り力は低減する。本実施形態では、前述のように、加熱ローラ14aと14bとの平行度公差を100μm以下に抑えることができ、従来に比べて外部加熱ベルト13に作用する寄り力を低減できる。その結果、前述のような簡易な構成で外部加熱ベルト13の蛇行(寄り)を確実に防止できる。また、蛇行を防止するために外部加熱ベルト13の強度(厚さ)を必要以上に確保する必要がなくなるので(外部加熱ベルト13を薄くできるので)、外部加熱ベルト13の加熱性能(熱伝達性能)を向上させることができる。
また、定着ローラ11への圧接が解除されている状態(例えば外部加熱ベルトユニット30を定着装置1に組み込む前の状態や、外部加熱ベルトユニット30を定着装置1から取り外した状態など)では、外部加熱ベルト13にテンションが付与されないように外部加熱ベルト13の周長が設定されているので、外部加熱ベルトユニット30の構成を簡略化し、組み立て性を向上させることができる。つまり、外部加熱ベルトユニット30単体の状態(外部加熱ベルト13を定着ローラ11に圧接させていない状態)で外部加熱ベルト13にテンションがかかる構成であれば、加熱ローラ14aおよび14bへの外部加熱ベルト13の挿入(懸架)などの作業性が悪くなるが、外部加熱ベルト13を定着ローラ11に圧接していない状態では外部加熱ベルト13にテンションがかからない構成とすることで、外部加熱ベルト13の挿入等の作業性を向上させることができる。
また、定着ローラ11への圧接に伴って外部加熱ベルト13にテンションが付与されるように外部加熱ベルト13の周長が設定されているので、テンションローラを別途設ける必要がなく、外部加熱ベルトユニット30の構成を簡略化できる。さらに、テンションローラを設ける場合に比べて、熱負荷を軽減し、熱効率を向上させることができる。
さらに、加熱ローラ14aと14bとの軸間距離が固定されているので、外部加熱ベルト13の熱膨張により、低温状態(常温状態)よりも高温状態(加熱状態)の方が外部加熱ベルト13のテンションが低くなる。このため、ウォームアップ時に外部加熱ベルト13と加熱ローラ14a,14bとの間でスリップが生じることを防止するとともに、加熱状態において蛇行に起因する外部加熱ベルト13の消耗や破損を防止できる。
この点について、より詳細に説明する。例えば、加熱ローラ14a,14bの軸受22a,22bとして耐熱樹脂製のすべり軸受を用いる場合、定着装置1のウォームアップが完了する前の常温状態では、加熱ローラ14a,14bと軸受22a,22bとの間の摩擦係数は、ボールベアリング等を用いる場合よりも大きくなる。このため、外部加熱ベルト13のテンションが低いと、外部加熱ベルト13に対して従動回転するよう構成されている加熱ローラ14a,14bがスリップしやすくなる。したがって、常温状態では外部加熱ベルト13のテンションが比較的高いことが好ましい。一方、加熱状態では、外部加熱ベルト13の蛇行に起因する外部加熱ベルト13端部の耐久性が問題になることから、外部加熱ベルト13のテンションが低く、外部加熱ベルト13に作用する寄り力が小さいことが好ましい。したがって、加熱ローラ14aと14bとの軸間距離を固定することにより、常温状態よりも加熱状態(高温状態)の方が外部加熱ベルト13のテンションが低くなるので、上記のような理想的なテンション状態を自動的に実現できる。
なお、本実施形態では、2本の加熱ローラ(外部加熱ベルト懸架ローラ)14a,14bを備える構成について説明したが、本発明はこれに限らず、さらに多数の加熱ローラを備えた構成であってもよい(例えば、加熱ローラを3本備えていてもよく、4本備えていてもよい)。
また、本実施形態では、加熱ローラ14a,14bの外径が同じである構成について説明したが、本発明はこれに限らず、各加熱ローラの外径が異なっていてもよい。
また、本実施形態では、加熱ローラ14aおよび14bが両方とも外部加熱ベルト13を介して定着ローラ11に圧接する構成について説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、各加熱ローラが定着ローラ11に圧接せず、外部加熱ベルト13のみが定着ローラ11に当接する構成であってもよい。つまり、各加熱ローラと外部加熱ベルト13との当接領域において、外部加熱ベルト13が定着ローラ11に圧接しない構成としてもよい。また、3つ以上の加熱ローラが外部加熱ベルト13を介して定着ローラ11に当接する構成としてもよい。
また、本実施形態では、本発明をカラー画像形成装置に適用する場合について説明したが、これに限らず、モノクロ画像(単色画像)を形成する画像形成装置にも適用できる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、外部ベルト加熱定着方式の定着装置に適用できる。
本発明の一実施形態にかかる定着装置の断面図である。 本発明の一実施形態にかかる定着装置における、外部加熱ベルトユニットの断面図である。 本発明の一実施形態にかかる定着装置における、外部加熱ベルトユニットの上面図である。 (a)は、本発明の一実施形態にかかる定着装置に備えられる外部加熱ベルトの定着ローラに圧接されていない状態での理想周長を示す説明図である。(b)は、本発明の一実施形態にかかる定着装置に備えられる外部加熱ベルトの定着ローラに圧接された状態での理想周長を示す説明図である。 加熱状態における外部加熱ベルトの内径周長Lb’と、定着ローラに圧接された状態における外部加熱ベルトの理想周長L2との関係を示した説明図であり、(a)はLb’≪L2の場合、(b)はLb’≫L2の場合、(c)はLb’≒L2の場合を示している。 (a)および(b)は、比較例にかかる外部加熱ベルトユニットの構成を示す説明図である。 本発明の定着装置が適用されるカラー画像形成装置の構成例を示した図。
符号の説明
1 定着装置
11 定着ローラ(定着部材)
12 加圧ローラ
13 外部加熱ベルト(無端ベルト)
14a,14b 加熱ローラ(懸架ローラ)
15a,15b,15c,15d ヒータランプ(加熱手段)
16a,16b,16c サーミスタ
19 加熱ニップ部
21 サイドフレーム
22a,22b 軸受
23 アーム
24,25 支点
26 コイルバネ
27a,27b 寄り規制部材
30 外部加熱ベルトユニット

Claims (8)

  1. 定着部材と、無端ベルトと、上記無端ベルトを懸架する複数の懸架ローラと、上記無端ベルトを加熱する加熱手段とを備え、上記無端ベルトを上記定着部材に圧接させることで上記定着部材を加熱する定着装置において、
    上記各懸架ローラは互いに平行かつ軸間距離を固定された状態で備えられ、
    上記無端ベルトは、上記定着部材に圧接することでこの定着部材に従動回転するようになっており、
    上記無端ベルトの内径周長が、上記定着部材に圧接されていない状態ではこの無端ベルトに張力が作用せず、上記定着部材に圧接されることによってこの無端ベルトに張力が作用する長さであることを特徴とする定着装置。
  2. 上記無端ベルトの内径周長が、上記定着部材を加熱するための接触面積で上記無端ベルトと定着部材とを圧接させたときに、上記定着部材に従動回転するための張力が上記無端ベルトに作用する長さに設定されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 上記複数の懸架ローラのうちの少なくとも2つが上記無端ベルトを介して上記定着部材に当接することで上記無端ベルトが上記定着部材に圧接するようになっており、
    上記無端ベルトの内径周長が、この無端ベルトを上記定着部材に圧接させたときに、上記少なくとも2つの懸架ローラと上記定着部材との当接部のうち上記無端ベルトの回転方向に対して最上流側および最下流側の当接部によって挟まれる上記定着部材上の領域の全域においてこの無端ベルトが上記定着部材に接触する長さに設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 上記無端ベルトの内径周長をLb、
    上記無端ベルトが上記定着部材に圧接されていないときに、この無端ベルトにたるみを生じさせないための理論内径周長をL1、
    上記定着部材を適切に加熱するための接触面積で上記無端ベルトと定着部材とを圧接させたときに、この無端ベルトにたるみを生じさせないための理論内径周長をL2とすると、
    L1≦Lb≦L2×1.0246の関係を満たすことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 上記無端ベルトの常温tにおける内径周長をLb、上記無端ベルトの線膨張係数をγ、上記無端ベルトの使用温度をtとすると、
    L2−L1≧γ×(t−t)×Lbの関係を満たすことを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 上記無端ベルトの常温tにおける内径周長をLb、上記無端ベルトの線膨張係数をγ、上記無端ベルトの使用温度をtとすると、
    L1≦(1+γ×(t−t))×Lb≦L2×1.0246の関係を満たすことを特徴とする請求項4または5に記載の定着装置。
  7. −0.0005≦((1+γ×(t-t))×Lb−L2)/L2≦0.0246の関係を満たすことを特徴とする請求項5または6に記載の定着装置。
  8. 記録材上にトナー像を形成する画像形成手段と、請求項1〜7のいずれか1項に記載の定着装置とを備えた画像形成装置。
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