JP2007210039A - 挟持治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性に優れると共に、被挟持物を確実に挟持することが可能な挟持治具を得る。
【解決手段】挟持治具12は、支軸18の固定された固定ツメ14と、支軸18の軸方向に移動可能とされた可動ツメ16を有する。支軸18には雄ネジ30が形成され、この支軸18に装着された調整パイプ28には雌ネジが形成される。調整パイプ28は回転により支軸18の軸方向に移動するので、支軸18が接触している可動ツメ16も移動し、固定ツメ14に対し接離する。このように調整パイプ28を回転させるだけで、被挟持物の大きさに合わせて、固定ツメ14と可動ツメ16の間隔を調整できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、被挟持物を挟持するために使用される挟持治具に関する。
被挟持物を挟持するための挟持治具としては、たとえば、特許文献1に記載された挟持ロック機構付きプライヤーがある。このプライヤーでは、解除ノブを回してギヤ歯の噛み合いを解除し、その状態でスライダを引き上げて物(被挟持物)に当てがい、続いてスライダを引き下げて大きなつかみを確保する。そしてさらにハンドルレバーと本体レバーとを閉方向に引き、さらにハンドルレバーを引き続けることで、物を強固につかむ様になっている。
このように、特許文献1に記載のプライヤーでは、被挟持物を確実に挟持するために多くの操作が必要で、操作性が悪かった。
特開2003−311632号公報
本発明は上記事実を考慮し、操作性に優れると共に、被挟持物を確実に挟持することが可能な挟持治具を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、被挟持物を挟持するための第1挟持部材と、前記第1挟持部材から延出された軸部材と、前記第1挟持部材に対向すると共に前記軸部材の軸方向に移動可能とされた第2挟持部材と、前記軸部材の周方向に回転可能とされ前記第2挟持部材を保持すると共に回転により第2挟持部材を前記軸方向に移動させる保持移動部材と、を有することを特徴とする。
この挟持治具では、保持移動部材によって、第2挟持部材が軸部材に保持された状態に維持されている。そして、保持移動部材を軸部材の周方向に回転させることで、第2挟持部材を軸方向に移動させることができる。これにより、第2挟持部材は第1挟持部材に接離するので、第1挟持部材と第2挟持部材との間隔を、被挟持物に合わせた間隔に調整して、確実に被挟持物を挟持可能となる。なお、被挟持物を挟持した状態でさらに保持移動部材を、第2挟持部材が第1挟持部材に接近する方向へ回転させることで、被挟持物をより強固に保持してもよい。
しかも、保持移動部材を軸部材の周方向に回転させるだけで、第2挟持部材を第1挟持部材に接離させてこれらの間隔を調整できるので、操作性に優れる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記第2挟持部材を前記第1挟持部材と対向した状態に維持する対向維持手段、を有することを特徴とする。
これにより、第2挟持部材を第1挟持部材と対向した状態に維持できるので、さらに操作性に優れる。たとえば、保持移動部材を回転させたときにも、第2挟持部材が不用意に連れ回りすることを防止できる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の発明において、前記対向維持手段が、前記軸部材の軸方向に沿って軸部材と前記第2挟持部材の一方に形成された係合部と、前記係合部に係合するように前記軸部材と前記第2挟持部材の他方に形成された被係合部と、を有することを特徴とする。
このように、軸部材と第2挟持部材のそれぞれに係合部と被係合部を設けるだけの簡単は構造で、対向維持手段を構成できる。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記保持移動部材が、前記第2挟持部材に対し前記第1挟持部材と反対側から接触する接触部材と、前記第2挟持部材を前記接触部材に向かって付勢する付勢手段、を有することを特徴とする。
したがって、第2挟持部材は付勢手段によって接触部材に向かって付勢されているが、その反対側では保持移動部材を構成する接触部材が第2挟持部材に接触している。すなわち、第2挟持部材は、接触部材と付勢手段とによって、軸部材の軸方向に保持されている。第2挟持部材の軸方向への不用意な移動(ぐらつき)を抑制できるので、さらに操作性に優れる。
本発明は上記構成としたので、操作性に優れると共に、被挟持物を確実に挟持することができる。
図1及び図2には、本発明の一実施形態の挟持治具12が示されている。この挟持治具12の用途は特に限定されるものではないが、一例として、自動車を廃却する場合に、自動車に取り付けられた部品を取り外す際に用いることができる。とくに、たとえば後述するワイパーモータ82(図5及び図6参照)を取り外す際には、この周囲に多くの関係部品等があって取り外しが困難である場合も多く、このような場合に、本実施形態の挟持治具12を適用して、ワイパーモータ82を引き剥がずことが、作業効率の向上等の点から好ましい。
挟持治具12は、対向配置された固定ツメ14と可動ツメ16とを有している。図2に示すように、固定ツメ14及び可動ツメ16はいずれも略半円筒状に形成されると共に、互いに外側に凸となるように配置されており、これらの間で、被挟持物を挟持することができる。
固定ツメ14の一端からは、円柱状又は円筒状の支軸18が固定ツメ14と直角に延出されている。支軸18の、固定ツメ14と反対側の端部には、支軸18と直交するハンドル20が設けられており、作業者がこのハンドル20を把持することで、確実に力を作用させることができるようになっている。
支軸18の中間部は、可動ツメ16の一端近傍に形成された挿通孔22に挿通されており、可動ツメ16が支軸18の軸方向(矢印A方向)に沿って移動するようになっている。特に、図3に示すように、支軸18と挿通孔22との間には過度の隙間が生じないようになっており、可動ツメ16ががたつきなく移動する。
図4にも詳細に示すように、支軸18には、可動ツメ16の可動範囲にわたって、支軸18の外面を軸方向に局所的に凹ませた係合凹部24が形成されている。一方、図3から分かるように、可動ツメ16の挿通孔22には、係合凹部24に係合する係合凸部26が形成されている。係合凸部26が係合凹部24に係合することで、可動ツメ16が支軸18の周方向には回転しないようになっている。すなわち、可動ツメ16は固定ツメ14と常に対向した位置を維持できる。
支軸18には、ハンドル20と可動ツメ16の間に、円筒状の調整パイプ28が設けられている、支軸18の外周には雄ネジ30が形成され、調整パイプ28の内周には、雄ネジ30と螺合する雌ネジ32が形成されている。また、調整パイプ28の可動ツメ16側の端部は可動ツメ16に接触している。したがって、調整パイプ28を支軸18に対して回転させると、調整パイプ28が支軸18の軸方向(矢印A方向)に移動し、調整パイプ28に押されて、可動ツメ16も移動する。
図1に示すように、支軸18には、固定ツメ14の反対位置にバネ受片34が突設されており、圧縮コイルバネ36が、バネ受片34と可動ツメ16の間に掛け渡されている。この圧縮コイルバネ36の付勢力によって、可動ツメ16は固定ツメ14から離間する方向へと付勢されているが、反対側では調整パイプ28が接触しているため、可動ツメ16は圧縮コイルバネ36と調整パイプ28の間に挟まれていることになる。
次に、本実施形態の挟持治具12の使用方法、および挟持治具12の作用を説明する。ここでは、前述のように、被挟持物として自動車のワイパーモータ82を想定し、廃却車両においてワイパーモータ82を取り外す場合で説明する。この場合、図5に示すように、自動車のカウル内には、ブラケット84を介してワイパーモータ82が取り付けられ、さらに、ワイパーリンク86や、ワイパーワーム、カウルルーバー、ワイパーアームアッセイ等の多数の関係部材も取り付けられている。したがって、ワイパーモータ82の取り外しには、通常はこれら多数の関係部品を取り外す必要があり、手間がかかると共に、工数も多くなる。
本実施形態の挟持治具12を使用する場合には、ワイパーモータ82のサイズを考慮して調整パイプ28を回し、あらかじめ可動ツメ16の位置、すなわち固定ツメ14との間隔を調整しておく。この間隔は、ワイパーモータ82を確実に挟持するためには、過度に広げないほうが好ましい。
そして、図5に示すように、挟持治具12の固定ツメ14及び可動ツメ16をカウル内へと挿し入れ、固定ツメ14と可動ツメ16の間にワイパーモータ82が位置するように挟持治具12の位置を調整する。この状態で、図6に示すように支軸18を移動させ(必要に応じてハンドル20を把持すれば操作性が向上する)、ワイパーモータ82に対し固定ツメ14と可動ツメ16の間に挟持した状態でこじり力を作用させて、ワイパーモータ82を引き剥がす。
このように、本実施形態の挟持治具12では、調整パイプ28を回転させるだけの簡単な操作で、被挟持物の大きさに合わせて固定ツメ14と可動ツメ16の間隔を調整でき、操作性に優れる。そして、被挟持物の大きさに合わせて固定ツメ14と可動ツメ16の間隔を調整しておくことで、被挟持物の強固な挟持が可能となる。
しかも、可動ツメ16の移動範囲内であれば、被挟持物の大きさに関係なく適用できるので、汎用性も高い。また、固定ツメ14と可動ツメ16の間隔を調整しておくことで、他の関連部品等を外すことなく、短時間でワイパーモータ82の引き剥がしができる。ワイパーモータ82を引き剥がすための専用の工具も不要であり、工数も短縮できる。
なお、上記実施形態では、本発明の対向維持手段として、支軸18に形成された係合凹部24と、可動ツメ16の挿通孔22に形成された係合凸部26を挙げたが、これらは逆の関係、すなわち、支軸18に軸方向に沿って係合凸部が形成され、挿通孔22に係合凹部が形成されていてもよい。これらの係合凹部及び係合凸部の数も特に限定されない。
また、上記実施形態では、支軸18に対し固定された固定ツメ14と、可動とされた可動ツメ16とを有する構成を挙げたが、2つのツメ(第1挟持部材と際2挟持部材)がいずれも可動とされている構成でもよい。
本発明の一実施形態の挟持治具の全体構成を示す正面図である。 本発明の一実施形態の挟持治具の全体構成を示す側面図である。 本発明の一実施形態の挟持治具を示す図1のIII−III線断面図である。 本発明の一実施形態の挟持治具を示す図2のIV−IV線断面図である。 本発明の一実施形態の挟持治具を使用して被挟持物であうワイパーモータを引き剥がしている状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態の挟持治具を使用して被挟持物であうワイパーモータを引き剥がした状態を示す説明図である。
符号の説明
12 挟持治具
14 固定ツメ(第1挟持部材)
16 可動ツメ(第2挟持部材)
18 支軸(軸部材)
20 ハンドル
22 挿通孔
24 係合凹部(被係合部、対向維持手段)
26 係合凸部(係合部、対向維持手段)
28 調整パイプ(接触部材、保持移動部材)
30 雄ネジ
32 雌ネジ
34 バネ受片
36 圧縮コイルバネ(付勢手段)
82 ワイパーモータ
84 ブラケット
86 ワイパーリンク

Claims (4)

  1. 被挟持物を挟持するための第1挟持部材と、
    前記第1挟持部材から延出された軸部材と、
    前記第1挟持部材に対向すると共に前記軸部材の軸方向に移動可能とされた第2挟持部材と、
    前記軸部材の周方向に回転可能とされ前記第2挟持部材を保持すると共に回転により第2挟持部材を前記軸方向に移動させる保持移動部材と、
    を有することを特徴とする挟持治具。
  2. 前記第2挟持部材を前記第1挟持部材と対向した状態に維持する対向維持手段、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の挟持治具。
  3. 前記対向維持手段が、
    前記軸部材の軸方向に沿って軸部材と前記第2挟持部材の一方に形成された係合部と、
    前記係合部に係合するように前記軸部材と前記第2挟持部材の他方に形成された被係合部と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の挟持治具。
  4. 前記保持移動部材が、
    前記第2挟持部材に対し前記第1挟持部材と反対側から接触する接触部材と、
    前記第2挟持部材を前記接触部材に向かって付勢する付勢手段、
    を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の挟持治具。
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