JP5230526B2 - 部品の取付装置 - Google Patents

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本発明は、例えば、サンバイザ用ホルダ等の部品を、自動車のパネル部材等に形成された取付孔に固定するために用いられる、部品の取付装置に関する。
サンバイザ用ホルダ等の部品を取付孔に固定するためのものとして、例えば、下記特許文献1には、サンバイザの軸部を保持する保持部を有するベース部を備え、該ベース部から取付孔内に押し込まれるステム部を設け、該ステムの対向側面に取付孔縁に係止する一対の撓み可能な弾性爪片を設けると共に、取付孔の孔縁に、弾性爪片の通過を許容する一対の拡径口部を設けた自動車サンバイザの保持構造が開示されている。
上記構造では、一対の撓み可能な弾性爪片を有していることにより、ステム部を取付孔に押し込むと、一対の弾性爪片が撓みつつ押し込まれて、取付孔縁に一対の弾性爪片が係合して、取付孔にベース部が固定されるようになっている。また、ベース部を取付孔から取外す際には、上記固定状態でベース部を回転させて、一対の弾性爪片を取付孔縁の両拡径口部に整合させることにより、取付孔からベース部を取外すことができるようになっている。
また、下記特許文献2には、略角筒状をなし、一対の対向側面に取付孔(パネル穴)に掛合する一対の弾性掛合片を有すると共に、他方の対向側面に窓状の通し部を有する雌パーツと、頭部、及び、前記雌パーツ内に入り込むと共に同雌パーツ内で回動可能に保持された脚部を有し、同脚部に前記雌パーツの通し部から外方に突き出して取付孔に掛合する一対の弾性掛合爪を備えた雄パーツとを備えた取付け体が記載されている。
そして、雌パーツに雄パーツを組付けて矩形状の取付孔に押し込むと、取付孔の対向する両側縁に雌パーツ側の一対の弾性掛合爪が係合すると共に、同取付孔の他方の両側縁に雄パーツ側の一対の弾性掛合爪が係合して、取付け体が取付孔に取付けられるようになっている。一方、上記状態から雌パーツに対して雄パーツを回動させることにより、雌パーツの通し部から雄パーツの弾性掛合爪が引き込まれて、取付孔に対する掛合が解除されて、雄パーツを雌パーツから取外すことができるようになっている。また、雌パーツの弾性掛合爪を取付孔から外すことにより、取付孔から雌パーツを取外すことができる。
特許第3634669号公報 特開2006−90349号公報
上記特許文献1の自動車サンバイザの保持構造では、取付孔に対して一対の弾性爪片が係合するだけなので、取付孔に対する固定力が比較的小さく、ガタ付きが生じることがあった。
一方、上記特許文献2の取付け体では、取付孔に対して、雌パーツ側及び雄パーツ側の各一対ずつの弾性掛合爪がそれぞれ掛合し、合計で4つの弾性掛合片が取付孔に掛合するので、比較的しっかりと取付孔に取付けることができる。しかし、雌パーツ及び雄パーツの2ピース構成とされているため、部品点数が多くなり、製造コストが増大するという不都合が生じる。また、取付孔から取外す際にも、雌パーツに対して雄パーツを回動させて、取付孔から弾性掛合爪の掛合を解除し、雌パーツから雄パーツを取外した後、更に雌パーツの弾性掛合爪を取付孔から外すという作業が必要で、煩雑であった。
したがって、本発明の目的は、部品を取付孔に対してガタ付きなく強固に固定できると共に、取付孔から部品を取外しやすい、部品の取付装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、取付孔に部品を取付けるための取付装置であって、取付孔の表側周縁に当接する基部と、該基部の前記当接面側から延出された、前記取付孔に挿入される筒状の脚部とを備え、前記脚部の周壁には、対向して配置された第1係合爪及び第2係合爪と、これらの間にあって同じく対向して配置された第3係合爪及び第4係合爪とが設けられ、前記第1係合爪及び第2係合爪は、いずれも内側に撓み可能とされており、前記第3係合爪及び第4係合爪は、少なくとも前記第3係合爪が内側に撓み可能とされており、前記各係合爪は、外径方向に膨出して前記取付孔の裏側周縁に係合する係合部を有しており、前記第1係合爪及び前記第2係合爪の係合部の、前記第3係合爪に近接した側の端部は、該端部に向けて内径側に次第に低くなる傾斜面で切り欠かれており、前記第3係合爪の端部は、該第3係合爪が前記取付孔の裏側周縁に係合した状態で、前記取付孔の表面側に突出するように構成されていることを特徴とする部品の取付装置を提供する。
本発明においては、前記脚部の各係合爪の係合部が、前記取付孔の裏側周縁に係合したとき、前記第1係合爪及び前記第2係合爪の係合部の、前記第3係合爪に近接した側の端部は、前記取付孔の内周縁とほぼ同じ位置にあるか、或いは、同内周縁よりも内側に位置するように構成されていることが好ましい。
本発明においては、前記傾斜面は、前記第1係合爪及び前記第2係合爪の、前記第3係合爪に近接した側の端部に形成された、略三角形状をなしたテーパ面からなることが好ましい。
本発明においては、前記第4係合爪は、内側に撓まない固定された係合爪をなしていることが好ましい。
本発明においては、前記基部の前記第3係合爪の端部が位置する部分には、該第3係合爪の端部が入り込む切欠き溝が形成されていることが好ましい。
本発明においては、前記基部には、サンバイザの軸部を保持する保持部が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、脚部を取付孔に挿入すると、4つの係合爪の各係合部が取付孔の裏側周縁にそれぞれ係合するので、取付孔に部品をガタ付きなく強固に固定することができる。また、取付孔周縁に係合する4つの係合爪が脚部に形成され、一部品のみのワンピース構成としたので、部品点数を減らして製造コストを低減することができる。
一方、取付孔から部品を取外す場合には、第3係合爪の取付孔表側に突出した端部を内側に押して該係合爪の係合を外すと共に、第4係合爪の係合部を支点にして回動させることにより、第3係合爪側から脚部を徐々に引き抜いていく。
このとき、第1係合爪及び第2係合爪の係合部の、第3係合爪に近接した側の端部は、該端部に向けて内径側に次第に低くなる傾斜面で切り欠かれているので、取付孔周縁に第1係合爪及び第2係合爪の係合部の端部が引っ掛かることなく、滑り抜けるようにして引き抜くことができる。その結果、取付孔から脚部をスムーズに取外すことができ、部品の取外し作業性を向上させることができる。
本発明の部品の取付装置を、サンバイザ用ホルダに適用した場合の一実施形態を示しており、(A)はその斜視図、(B)は(A)とは異なる方向から見た場合の斜視図である。 (A)はサンバイザ用ホルダの正面図、(B)は(A)のI−I矢示線における断面図、(C)は(A)のII−II矢示線における断面図、(D)は(A)のIII−III矢示線における断面図である。 (A)はサンバイザ用ホルダを取付孔に取付けた状態を示す説明図、(B)は(A)のIV−IV矢示線における断面図である。 (A)はサンバイザ用ホルダを取付孔から取外していくときの状態を示す説明図、(B)は(A)のV−V矢示線における断面図である。 (A)はサンバイザ用ホルダを取付孔から取外していくときであって、図6よりも脚部を回動させた状態における説明図、(B)は(A)のVI−VI矢示線における断面図である。
以下、図1〜5を参照して、本発明に係る部品の取付装置の一実施形態について説明する。
本発明の部品の取付装置は、例えば、サンバイザの軸部を着脱可能に保持するためのサンバイザ用ホルダ等の部品を、自動車の天井壁部等の被取付部材の取付孔に取付けるために適用される。この実施形態では、図1に示すサンバイザ用ホルダ10(以下、「ホルダ10」という)が、本発明における部品をなしている。なお、カバー、アシストグリップ、コンビニフック等の部品に、本発明に係る部品の取付装置を適用することもでき、部品は、特に限定されるものではない。
また、この実施形態のホルダ10が取付けられる被取付部材は、図3〜5に示すように、四角孔状の取付孔3が形成されたパネル部材1と、前記取付孔3より大きい四角孔状の開口部7が形成され、前記パネル部材1の表側に重ねて配置されたトリム部材5とからなる。
図1,2を併せて参照すると、本発明における部品としてのホルダ10は、前記取付孔3の表側周縁にトリム部材5を介して間接的に当接する基部20と、該基部20の前記当接面側から延出され、前記取付孔3に挿入される筒状の脚部30とを備えている。なお、本発明における「取付孔の表側周縁に当接する基部」とは、前記のようにトリム部材5等を介して、取付孔3の表側周縁に間接的に当接するものを含む意味である。
各構成部分について説明すると、基部20は一方向に長く伸びる長方形状をなし、その長手方向一端から、図示しないサンバイザの軸部を係脱可能に保持する、断面C字状の保持部21が延出されている。
また、図1(A)に示すように、基部20の、保持部21が延設された側の長手方向一端部には、その幅方向中央部に所定幅の切欠き溝22が形成され、これに後述する第3係合爪45の自由端部が入り込むようになっている。また、この切欠き溝22の左右両側には、更に所定幅の延長溝22a,22aが形成されている。
一方、脚部30は、前記基部20の長手方向に沿って対向して配置された一対の側壁31,31と、該一対の側壁31,31に連結される連結壁33,33とから構成された、先端側が開口した略角筒状の周壁を有している(図1、図2参照)。前記一対の側壁31,31には、第1係合爪35及び第2係合爪40が対向して配置されており、前記一対の連結壁33,33には、第1係合爪35及び第2係合爪40と直交する向きで、第3係合爪45及び第4係合爪50が対向して配置されている。
各係合爪について具体的に説明すると、一対の側壁31,31には、コ字状スリット31aを介して、自由端が基部20側に向くように形成された、脚部30の内側に撓み可能な第1係合爪35及び第2係合爪40がそれぞれ設けられている。
図1,2に示すように、各係合爪35,40の外面には、脚部30の先端側から基部20に向かって外径方向に次第に突出したテーパ部36,41と、該テーパ部36,41の頂部から基部20に向かって急激に縮径して形成された傾斜段部からなり、取付孔3の裏側周縁に係合する係合部37,42とを有している。
図2(A)及び図3(A)に示すように、第1係合爪35及び第2係合爪40の係合部37,42の、前記第3係合爪45に近接した側の端部Aは、該端部Aに向けて内径側に次第に低くなる傾斜面38,43でそれぞれ切り欠かれている。この実施形態では、上記傾斜面38,43が、係合部37,42の上記端部Aと、テーパ部36,41と、係合部37,42との間に形成される頂部上の箇所Bと、テーパ部36,41の一側縁上の箇所Cとを結ぶ三角形状の斜面をなしている。ただし、傾斜面38,43の形状は、特に限定されるものではなく、係合部37,42の各端部Aに向けて次第に低くなる斜面をなしていればよい。
また、第1係合爪35及び第2係合爪40の各係合部37,42が、取付孔3の裏側周縁に係合したとき、各係合部37,42の、第3係合爪45に近接した側の端部Aは、取付孔3の内周縁とほぼ同じ位置にあるか、或いは、同内周縁よりも内側に位置するように構成されている。図2(B),(C),(D)は、同図(A)のI−I矢示線、II―II矢示線、III―III矢示線に沿った断面図であるが、同図(B),(C)に示すように、各係合部37,42の第3係合爪45に至る途中部分は、取付孔3の外側周縁に位置しているが、端部Aを通るIII―III矢示線に沿った断面図である同図(D)に示すように、各係合部37,42の第3係合爪45側の端部Aは、取付孔3の内周縁よりも内側に入り込むように位置している。
図1(A)に示すように、各係合爪35,40の傾斜面38,43側における連結壁33には、その軸方向に沿って一対のスリット48,48が形成されており、これらのスリット48,48を介して第3係合爪45が脚部内側に撓み可能に形成されている。また、図1(B)に示すように、第3係合爪45が形成された連結壁33に対向して配置された他方の連結壁33は、上記一方の連結壁33のようにスリットを形成せず、その幅方向両側に一対の突条リブが軸方向に沿って突設されており、これらが内側に撓まない固定された第4係合爪50をなしている。
上記の第3係合爪45及び第4係合爪50は、前記第1係合爪35及び第2係合爪40と同様に、その外面に、脚部30の先端部から基部20に向かって外径方向に次第に突出したテーパ部46,51と、該テーパ部46,51の頂部から基部20に向かって急激に縮径するように傾斜して形成された段部からなり、前記取付孔3の裏側周縁に係合する係合部47,52とを有している。また、第3係合爪45の基部20側の自由端部は、脚部内側に撓んでいない自由状態で前記基部20の切欠き溝22に入り込むようになっており、同第3係合爪45の係合部47が、取付孔3の裏側周縁に係合した状態で、取付孔3の表面側に突出するように構成されている。
次に、上記構成からなる本発明の部品の取付装置を用いて、部品であるホルダ10を取付孔3に取付ける際の手順、及び、同ホルダ10を取付孔3から取外す際の手順について説明する。
図2,3に示すように、まず、パネル部材1の取付孔3の長辺側に、脚部30の第1係合爪35及び第2係合爪40を整合させ、同取付孔3の短辺側に第3係合爪45及び第4係合爪50を整合させて、トリム部材5の開口部7を通して、脚部30を取付孔3に挿入していく。このとき、取付孔3に対して、第4係合爪50が先に挿入されるように、脚部30をやや斜めにした状態で挿入し、第4係合爪50の係合部52を取付孔3の裏面周縁に係合させる。そして、上記第4係合爪50の取付孔3に対する係合部52を支点にして回動させるように、第3係合爪45側を取付孔3に押し込んでいくことにより、第1係合爪35、第2係合爪40及び第3係合爪45を取付孔3に押し込む。すると、これらの係合爪35,40,45がそれぞれ弾性変形して内側に撓みつつ取付孔3を通過し、取付孔3の裏面周縁にそれぞれ係合する。それと共に、ホルダ10の基部20がトリム部材5の開口部7の表側周縁に係合して、パネル部材1及びトリム部材5が挟み込まれた状態で、取付孔3にホルダ10を取付けることができる(図2及び図3参照)。
そして、この部品の取付装置においては、上記のように、脚部30を取付孔3に挿入すると、4つの係合爪35,40,45,50の各係合部37,42,47,52が取付孔3の裏側周縁にそれぞれ係合するので、取付孔3に部品であるホルダ10をガタ付きなく強固に固定することができる。
更に、取付孔3の裏側周縁に係合する4つの係合爪35,40,45,50が脚部30に形成されており、一部品のみのワンピース構成としたので、部品点数を減らして製造コストを低減することができる。
ところで、部品交換やリサイクル等の理由により、取付孔3に取付けた部品を取外したい場合がある。この場合、この部品の取付装置においては、第1係合爪35、第2係合爪40に設けた傾斜面38,43が次のように作用して取外しやすくなっている。この取外し作業について以下に説明する。
まず、図1(A)に示す基部20の切欠き溝22に、マイナスドライバ等の工具の先端を差し込んで、第3係合爪45の基部側の自由端部を押圧し、第3係合爪45を脚部内側に撓ませて、係合部47の取付孔3に対する係合を解除する。
このように、この実施形態においては、基部20に第3係合爪45の自由端部が挿入される切欠き溝22が形成されていることにより、切欠き溝22に工具を押し込むだけの操作で、第3係合爪45を内側に撓ませて、係合を解除することができる。また、切欠き溝22から第3係合爪45の端部が視認できるので、取外し時に、取付孔3から外すべき係合爪の端部を確認しやすくなり、取外し作業性を向上させることができる。
そして、上記状態で、図4(A)に示すように、同脚部30の第4係合爪50の係合部52を支点として、脚部30の第3係合爪45側を持ち上げて、いわば梃子の原理により脚部30をこじるようにして、第3係合爪45側から引き抜いていく。すなわち、脚部30の第4係合爪50の係合部52を支点にして、脚部30を回動させて、第3係合爪45側から徐々に引き抜いていく。
すると、第1係合爪35及び第2係合爪40の傾斜面38,43が、取付孔3の内周に押圧されて、第1係合爪35、第2係合爪40が内側に撓んで、第1係合爪35、第2係合爪40が取付孔3から徐々に抜き出される。こうして、第1係合爪35、第2係合爪40の係合部37、47が取付孔3を通過すると、全ての係合爪35,40、45,50の係合が外れ、後は脚部30を上方に持ち上げることにより、取付孔3から脚部30を引き抜くことができる。
このように、この部品の取付装置においては、第1係合爪35、第2係合爪40の各係合部37,42の、第3係合爪45に近接した側の端部は、該端部に向けて内径側に次第に低くなる傾斜面38,43でそれぞれ切り欠かれているので、脚部30の第4係合爪50の係合部52を支点にして、脚部30を回動させて、第3係合爪45側から滑り抜けるようにしてスムーズに引き抜くことができ、部品であるホルダ10の取外し作業性を向上させることができる。
また、この実施形態においては、取付孔3から部品(ホルダ10)を取外す際に、第3係合爪45の取付孔表側に突出した端部を内側に押して、該第3係合爪45の係合を外すと共に、第4係合爪50の係合部52を支点にして回動させるときに、第1係合爪35、第2係合爪40の各係合部37,42の、第3係合爪45に近接した側の端部A(図2参照)が、取付孔3の内周縁とほぼ同じ位置にあるか、或いは、図2(D)に示すように、取付孔3の内周縁よりも内側に位置しているので、第1係合爪35、第2係合爪40の各係合部37,42が取付孔3に引っ掛かることなく、上記端部側から取付孔3をスムーズに抜けて、脚部30を引き抜くことができる。
更に、この実施形態においては、第1係合爪35、第2係合爪40の各係合部37,42の、第3係合爪45に近接した側の端部に形成された傾斜面38,40が、前述したように、係合部37,42の端部Aと、頂部上の箇所Bと、テーパ部36,41の一側縁上の箇所Cとを結ぶ三角形状の斜面をなしているので、取付孔3から脚部30を引き抜くときに、第1係合爪35、第2係合爪40がより抜けやすくすることができると共に、第1係合爪35、第2係合爪40の剛性の低下を最小限に抑制しつつ、上記斜面を形成することができる。
また、この実施形態においては、第4係合爪50は、内側に撓まない固定された係合爪をなしている。そのため、取付孔3から部品(ホルダ10)を取外す際に、第4係合爪50の係合部52を支点にして回動させるとき、支点がしっかりと支持されて、脚部30を引き抜き易くすることができる。また、脚部30に形成された4つの係合爪の1つを、固定された係合爪にすることにより、ガタ付きをより確実に防止して、部品を取付孔3にしっかりと固定することができる。
更に、この実施形態においては、前記基部20に設けた保持部21により、図示しないサンバイザの軸部を保持することできるので、図示しないサンバイザを、自動車の天井壁部に設けた取付孔3にガタ付きなく取付けることができると共に、取付孔3からサンバイザを取外しやすくなる。
また、この実施形態においては、第4係合爪50は、脚部内側に撓まない固定されたものとなっているが、他の係合爪のように、脚部内側に撓み可能としてもよい。この場合、取付孔3に脚部30を挿入していくときに、取付孔内周に押圧されて第4係合爪50が撓むため、取付孔3に挿入する際に脚部30を斜めに傾けることなく、比較的小さな押し込み力で取付孔3に対して真っ直ぐに挿入することができ、取付け作業性を向上させることができる。
3 取付孔
10 サンバイザ用ホルダ(ホルダ)
20 基部
22 切欠き溝
30 脚部
35 第1係合爪
37 係合部
38 傾斜面
40 第2係合爪
42 係合部
43 傾斜面
45 第3係合爪
47 係合部
50 第4係合爪
52 係合部

Claims (6)

  1. 取付孔に部品を取付けるための取付装置であって、
    取付孔の表側周縁に当接する基部と、該基部の前記当接面側から延出された、前記取付孔に挿入される筒状の脚部とを備え、
    前記脚部の周壁には、対向して配置された第1係合爪及び第2係合爪と、これらの間にあって同じく対向して配置された第3係合爪及び第4係合爪とが設けられ、
    前記第1係合爪及び第2係合爪は、いずれも内側に撓み可能とされており、前記第3係合爪及び第4係合爪は、少なくとも前記第3係合爪が内側に撓み可能とされており、
    前記各係合爪は、外径方向に膨出して前記取付孔の裏側周縁に係合する係合部を有しており、
    前記第1係合爪及び前記第2係合爪の係合部の、前記第3係合爪に近接した側の端部は、該端部に向けて内径側に次第に低くなる傾斜面で切り欠かれており、
    前記第3係合爪の端部は、該第3係合爪が前記取付孔の裏側周縁に係合した状態で、前記取付孔の表面側に突出するように構成されていることを特徴とする部品の取付装置。
  2. 前記脚部の各係合爪の係合部が、前記取付孔の裏側周縁に係合したとき、前記第1係合爪及び前記第2係合爪の係合部の、前記第3係合爪に近接した側の端部は、前記取付孔の内周縁とほぼ同じ位置にあるか、或いは、同内周縁よりも内側に位置するように構成されている請求項1記載の部品の取付装置。
  3. 前記傾斜面は、前記第1係合爪及び前記第2係合爪の、前記第3係合爪に近接した側の端部に形成された、略三角形状をなしたテーパ面からなる請求項1又は2記載の部品の取付装置。
  4. 前記第4係合爪は、内側に撓まない固定された係合爪をなしている請求項1〜3のいずれか1つに記載の部品の取付装置。
  5. 前記基部の前記第3係合爪の端部が位置する部分には、該第3係合爪の端部が入り込む切欠き溝が形成されている請求項1〜4のいずれか1つに記載の部品の取付装置。
  6. 前記基部には、サンバイザの軸部を保持する保持部が設けられている請求項1〜5のいずれか1つに記載の部品の取付装置。
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