JP2007193267A - 薄膜トランジスタ装置及びその製造方法及び薄膜トランジスタアレイ及び薄膜トランジスタディスプレイ - Google Patents

薄膜トランジスタ装置及びその製造方法及び薄膜トランジスタアレイ及び薄膜トランジスタディスプレイ Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、単純な構造で配線やTFTの影響を低減し、かつ、フレキシブルディスプレイに適した薄膜トランジスタ装置を提供する。
【解決手段】フレキシブル絶縁基板上にゲート電極、ゲート配線、キャパシタ下部電極、キャパシタ配線を有し、それらの上に形成されたゲート絶縁膜の上に、ドレイン電極、それと接続されたドレイン配線、ソース電極、それと接続された画素電極が配置されており、ソース電極とドレイン電極の間隙を含むように半導体層が配置され、前記画素電極と電気的に接続され、前記絶縁物の一部分及び画素電極の上に広がる上部画素電極を有する薄膜トランジスタ装置であって、画素電極の厚さが、ドレイン電極、ドレイン配線、ソース電極の厚さよりも厚いことを特徴とする薄膜トランジスタ装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置等に用いる薄膜トランジスタ装置及び薄膜トランジスタアレイ及び薄膜トランジスタディスプレイ及び薄膜トランジスタ装置の製造方法に関する。
半導体材料自体を基板としたトランジスタや集積回路技術を基礎として、ガラス基板上にアモルファスシリコン(a−Si)やポリシリコン(poly−Si)の薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)が製造され、液晶ディスプレイに応用されている。
このようなディスプレイにおいては、画素電極部分においてのみ正常表示が行われる。通常の液晶ディスプレイでは、配線やTFT(図上では、ゲート電極2、ソース電極4、ドレイン電極5)の面積は比較的小さいので、ブラックマトリクス17内に隠して見えなくしている(図19参照)。しかし、画素が小さくなると配線やTFTの面積が相対的に大きくなり、開口率の低下を招く。これは、反射型液晶ディスプレイでも同様である。図20は、従来の液晶ディスプレイであり、図面上側から視認し、画素電極11の真上は、透明な対向電極14であり、ブラックマトリックス17の直下は、ゲート電極2、ソース電極4、ドレイン電極5等のTFTが配置され、ブラックマトリックス17で遮蔽した構造である。なお、開口率とは画素電極/(画素電極+ブラックマトリックス)の面積の比率である。
このような配線やTFTの影響を小さくするには、層間絶縁膜7を介して、配線やTFT上に上部画素電極12を設けることが有効である(非特許文献1参照)。図20は、従来の液晶ディスプレイであり、図面上側から視認し、キャパシタ上部電極8表面にビアホール部9を介して上部画素電極12を形成した構造である。上部画素電極12は、ゲート電極2、ソース電極4、ドレイン電極5等のTFTを遮蔽し、透明な対向電極14と対向する構造である。開口率は拡大する構造である。
しかし、層間絶縁膜7を形成し、穴を開けた後にビアホール部9を介して上部画素電極12を形成するという複雑な工程が必要であるという問題があった(図21参照)。
図21は、その製造工程の説明図であり、前記ビアホール部9の形成工程は、層間絶縁膜7を形成し、穴を開けた後、ビアホール部9を形成する等追加工程が発生する(図21(d)〜(e)参照)。
また、近年、有機半導体や酸化物半導体が登場し、200℃以下の低温でTFTを作製できることが示され、プラスチック基板を用いたフレキシブルディスプレイへの期待が高まっている。なお、ここで薄膜トランジスタ装置とは、画素を駆動するTFTと、それを補助する配線やキャパシタを含んだものを意味する。
以下に公知文献を記す。
液晶ディスプレイ技術 −アクティブマトリクスLCD− 松本正一編著 p.136
本発明は、係る従来技術の状況に鑑みてなされたもので、単純な構造で配線やTFTの影響を低減し、かつ、フレキシブルディスプレイに適した薄膜トランジスタ装置を提供することを課題とする。
本発明の請求項1に係る発明は、絶縁基板上に形成されたゲート電極、それと接続されたゲート配線、キャパシタ下部電極、それと接続されたキャパシタ配線を有し、それらの上に形成されたゲート絶縁膜の上に、ドレイン電極、それと接続されたドレイン配線、ソース電極、それと接続された画素電極が配置されており、少なくとも該ソース電極とドレイン電極の間隙を含むように半導体層が配置されている薄膜トランジスタ装置であって、前記画素電極の厚さが、前記ドレイン電極、ドレイン配線、ソース電極の各々の厚さよりも厚いことを特徴とする薄膜トランジスタ装置である。
本発明の請求項2に係る発明は、前記画素電極以外の部分を画素電極の表面の高さまで絶縁物で埋めた構造であることを特徴とする請求項1記載の薄膜トランジスタ装置である。
請求項2では、ドレイン電極、ドレイン配線、ソース電極の上を絶縁物で埋めることにより、ドレイン電極やドレイン配線の影響を受ける可能性をさらに低減できる。
本発明の請求項3に係る発明は、前記画素電極と電気的に接続され、前記絶縁物の一部分及び画素電極の上に広がる上部画素電極を有することを特徴とする請求項1、又は2記載の薄膜トランジスタ装置である。
本発明の請求項3では、前記画素電極と電気的に接続され、前記絶縁物の上に広がる上部画素電極を有することにより、開口率を大きくすることができる。
本発明の請求項4に係る発明は、前記半導体層が、有機半導体または酸化物半導体であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の薄膜トランジスタ装置である。
請求項4では、前記半導体層が、有機半導体または酸化物半導体を用いることにより、成膜温度を低減でき、軽量かつフレキシブルなプラスチック基板を使用できる。
本発明の請求項5に係る発明は、絶縁基板上に、前記請求項1乃至4のいずれか1項記載の薄膜トランジスタ装置をマトリクス状に複数個配列した薄膜トランジスタアレイであって、前記薄膜トランジスタアレイの複数個の薄膜トランジスタ装置が、前記ゲート配線、ドレイン配線及びキャパシタ配線によって電気的に接続されてなることを特徴とする薄膜トランジスタアレイである。
請求項5の発明では、これにより、複数の画素を有するディスプレイの背面板として使用できる。
本発明の請求項6に係る発明は、絶縁基板上に、前記請求項5記載の薄膜トランジスタアレイを用いた薄膜トランジスタディスプレイであって、前記薄膜トランジスタアレイの複数個の薄膜トランジスタ装置が、前記ゲート配線、ドレイン配線及びキャパシタ配線によって電気的に接続されてなることを特徴とする薄膜トランジスタディスプレイである。
請求項6では、ディスプレイとしては、液晶ディスプレイに限らず、電気泳動ディスプレイ等、他のディスプレイにも使用できる。
本発明の請求項7に係る発明は、絶縁基板上に、導電膜からなるゲート電極、ゲート配線、キャパシタ下部電極、キャパシタ配線を形成する工程と、その上にゲート絶縁膜を形成する工程と、次いでゲート絶縁膜上に導電膜からなるドレイン電極、ドレイン配線、ソース電極、画素電極を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜の上に前記ソース電極およびドレイン電極に接するように半導体層を形成する工程と、前記画素電極以外の部分を絶縁物で埋める工程と、前記画素電極に接続され、かつ絶縁物及び画素電極上に広がる上部画素電極を形成する工程とを有する薄膜トランジスタ装置の製造方法であって、前記画素電極を形成する方法が、スクリーン印刷であることを特徴とする薄膜トランジスタ装置の製造方法である。
請求項7では、画素電極を形成する方法がスクリーン印刷である。スクリーン印刷によって、厚い電極を容易に形成できる。
本発明の請求項8に係る発明は、前記画素電極と同時に、前記のドレイン配線、ドレイン電極、ソース電極をスクリーン印刷することを特徴とする請求項7記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法である。
請求項8では、スクリーン印刷の特性を利用することで、同一印刷において画素電極を厚く、ドレイン配線、ドレイン電極、ソース電極を薄くすることができる。
本発明の請求項9に係る発明は、前記絶縁物で埋める方法が、スクリーン印刷であることを特徴とする請求項7、又は8記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法である。
請求項9では、スクリーン印刷によって、絶縁物での埋め込みを容易に行うことができる。
本発明の請求項10に係る発明は、前記上部画素電極を形成する工程が、スクリーン印刷であることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法である。
請求項10では、スクリーン印刷によって、上部画素電極の形成を容易に行うことができる。
以上の説明から理解できるように、本発明には、以下の効果がある。まず、画素電極をドレイン電極、ドレイン配線、ソース電極よりも厚くすること、画素電極以外を絶縁物で埋めること、上部画素電極を設けることにより、ドレイン電極、ドレイン配線の電位の影響を受けにくいディスプレイ背面板にすることができる。また、半導体として有機半導体または酸化物半導体を用いることにより、成膜温度を低減でき、フレキシブルなディスプレイを作製できる。さらに、画素電極、ドレイン電極、ドレイン配線、ソース配線、絶縁物、上部画素電極をスクリーン印刷で作製することにより、容易に製造することができる。
本発明の実施の形態について、以下に図面を使用して詳細に説明する。なお、以下に使用する図面では、説明を判り易くするために縮尺は正確には描かれていない。
第1の実施形態を説明する。本発明の第1の実施形態に係わる薄膜トランジスタ装置の例を、図1に示す。図1(a)は、薄膜トランジスタアレイの1画素領域を示す平面配置
図であり、図1(b)は、線A−A’に沿った側断面図を示している。図1に示すように第1の実施形態に係わる薄膜トランジスタ装置50は、TFTのゲート電極2にゲート配線2’が接続され、ドレイン電極5にドレイン配線5’が接続され、ソース電極4に画素電極11が接続され、キャパシタ下部電極10にキャパシタ配線10’が接続されている。さらにソース電極4とドレイン電極5間を繋ぐように、半導体層6が形成されている。ゲート配線2’に印加された走査電圧によってTFTは一時的にonになり、その時の信号電圧(ドレイン配線5’に印加)が画素電極11に書き込まれ、電荷がキャパシタに蓄積される。TFTがoffになった後もその電位が保持される。このTFT装置(本発明の薄膜トランジスタ装置)を背面板として用いると、ディスプレイは画素電極11の電位で決まる表示状態を保つことになる。
また、別の例を図6に示す。薄膜トランジスタ装置50の1画素領域を示し、図6(a)は、平面配置図で、図6(b)は、線D−D’に沿った側断面図を示している。図1と異なる点は、ソース4とドレイン5間を繋ぐように形成された半導体層6が、ソース電極4、ドレイン電極5の下側に形成されていることである。これでも、図1と同様の動作が実現する。
本実施形態の特徴は、画素電極11が、ドレイン電極5、ドレイン配線5’、ソース電極4よりも厚いことである。具体的には、画素電極11の厚さが、ドレイン電極5、ドレイン配線5’、ソース電極4よりも5μm以上厚いことが重要である。5μmという値は、液晶ディスプレイであればセルギャップと同程度の厚さであり、電気泳動カプセル付きフイルム等の固体を貼りあわせた場合には表示媒体とドレイン電極5、ドレイン配線5’、ソース電極4との短絡を防止できる距離である。
例えば、図13の液晶ディスプレイにおいては、画素電極11から対向電極14までの距離が5μm程度なのに対し、ドレイン電極5等から対向電極14までの距離は10μm程度になるので、ドレイン電極5の電位が表示に与える影響は小さくなり、画素電極11の電位が表示状態をほぼ決めることになる。また、図16の電気泳動ディスプレイにおいては、接着剤層18/電気泳動カプセル16層/対向電極14/対向基板13をTFT装置に貼りあわせることによって、画素電極11のみに接着材層が接触し、ドレイン電極5等には接触しない。従って、ドレイン電極5の電位は影響を与えず、表示状態は画素電極11の電位のみで決まる。
このようなディスプレイの背面板として用いるためには、図12のように複数の画素をマトリクス状に接続したTFTアレイ(薄膜トランジスタアレイ)にする。図12の薄膜トランジスタアレイ80では、薄膜トランジスタ装置50をマトリックス状の複数(図では、4×4の16個)を配置したものである。
また、第1の実施形態を実現するための製造方法としては、図4(a)〜(g)のような工程を用いる。まず、基板上にゲート電極、ゲート配線、キャパシタ下部電極、キャパシタ配線を形成する(図4(a)参照)。次に、全面にゲート絶縁膜を形成する(図4(b)参照)。さらに、ドレイン電極、ドレイン配線、ソース電極を形成した後(図4(c)参照)、画素電極を形成する(図4(d)参照)。最後に、半導体層を形成する(図4(e)参照)。
あるいは図9(a)〜(g)のような工程を用いる。まず、基板上にゲート電極、ゲート配線、キャパシタ下部電極、キャパシタ配線を形成する(図9(a)参照)。次に、全面にゲート絶縁膜を形成する(図9(b)参照)。さらに半導体層を形成する(図9(c)参照)。ドレイン電極、ドレイン配線、ソース電極を形成した後(図9(d)参照)、画素電極を形成する(図9(e)参照)。
絶縁基板1としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルスルフォン(PES)、ポリイミド(PI)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリスチレン(PS)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ナイロン(Ny)等のプラスチックが使用できる。ゲート電極2、ゲート配線2’、キャパシタ下部電極10、キャパシタ配線10’としては、Al、Cr、Au、Ag、Ni、Cu、Mo等の金属や、ITO等の透明導電膜を使用することができる。製法としては、蒸着やスパッタ成膜後にフォトリソ+エッチングで形成する方法が一般的であるが、他の方法でもよい。ゲート絶縁膜3としては、ポリビニルフェノール、エポキシ、ポリイミド等の有機絶縁膜や、SiO2、SiN、SiON、Al2O3等の無機絶縁膜を用いることができる。製法としては、溶媒可溶性有機物の場合にはスピンコート、ダイコート、インクジェット等を、それ以外の場合にはスパッタ、蒸着、レーザアブレーション等を用いることができる。ドレイン電極5、ドレイン配線5’、ソース電極4としては、ゲート電極2等と同様の材料や同様の方法が使用できる他、スクリーン印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷、オフセット印刷、反転印刷等を用いることができる。印刷を用いる場合、Agインク、Niインク、Cuインク等を用いることができる。画素電極11は、厚く形成する必要があり、スクリーン印刷が好適である。半導体層6としては、ポリチオフェン誘導体、ポリフェニレンビニレン誘導体、ポリチエニレンビニレン誘導体、ポリアリルアミン誘導体、ポリアセチレン誘導体、アセン誘導体、オリゴチオフェン誘導体等の有機半導体や、InGaZnO系、ZnGaO系、InZnO系、InO系、GaO系、SnO系、あるいはそれらの混合物等の酸化物半導体を用いることができる。製法としては、溶媒可溶性有機物の場合にはスピンコート、ダイコート、インクジェット等を、それ以外の場合にはスパッタ、蒸着、レーザアブレーション等を用いることができる。
特にドレイン電極5等と画素電極11ともスクリーン印刷を用いる場合、条件を適切に選ぶことによって、それらを同一のスクリーン印刷で形成することができる(図5(a)〜(f)参照)。まず、基板1上にゲート電極2、ゲート配線2’、キャパシタ下部電極10、キャパシタ配線10’を形成する(図5(a)参照)。次に、全面にゲート絶縁膜3を形成する(図5(b)参照)。さらにドレイン電極5、ドレイン配線5’、ソース電極4、画素電極11を形成する(図5(c)参照)。最後に、半導体層6を形成する(図5(d)参照)。
あるいは、図10(a)〜(f)の工程でもよい。まず、基板1上にゲート電極2、ゲート配線2’、キャパシタ下部電極10、キャパシタ配線10’を形成する(図10(a)参照)。次に、全面にゲート絶縁膜3を形成する(図10(b)参照)。さらに半導体層6を形成する(図10(c)参照)。最後に、ドレイン電極5、ドレイン配線5’、ソース電極4、画素電極11を形成する(図10(d)参照)。
単一のスクリーン印刷にて厚さの異なる電極を同時に形成できることを、図11を用いて説明する。図11は、線幅(横軸)と印刷した膜厚(縦軸)との関連グラフである。スクリーン印刷では一般に、厚さは線幅によって変化する。線幅が非常に細い場合には薄く、線幅が広くなるにつれて厚くなり、あるところでピークに達し、再び薄くなる。この特性を利用し、ドレイン電極5、ドレイン配線5’、ソース電極4の線幅を例えばaにし、画素電極11の幅を例えばbに設定することにより、薄いドレイン電極5、ドレイン配線5’、ソース電極4と、厚い画素電極11とを同時に形成することができる。
次に、第2の実施形態を説明する。本発明の第2の実施形態に係わる薄膜トランジスタ装置の例を、図2に示す。図2(a)は、薄膜トランジスタアレイの1画素領域を示す平面配置図で、図2(b)は、線B−B’に沿った側断面図を示している。図1と見比べる
とわかるように、図2は図1の画素電極11以外の部分を絶縁物7で埋めたものである。
また、別の例を図7に示す。図7(a)は、薄膜トランジスタアレイの1画素領域を示す平面配置図で、図7(b)は、線E−E’に沿った側断面図を示している。図6と見比べるとわかるように、図7は、図6の画素電極11以外の部分を絶縁物7で埋めたものである。
即ち本実施例の特徴は、画素電極11が、ドレイン電極5、ドレイン配線5’、ソース電極4よりも厚く、かつ画素電極11以外の部分が、絶縁物7で埋められていることである。
例えば、図13の液晶ディスプレイにおいては、画素電極11が液晶を駆動するのに対し、ドレイン電極5、ドレイン配線5’、ソース配線4は厚い絶縁物7の下に隠れており、影響は小さい。また、図16の電気泳動ディスプレイにおいては、接着剤層18/電気泳動カプセル層16/対向電極14/対向基板13をTFT装置に貼りあわせることによって、画素電極11のみに接着剤層18が接触する。
このようなディスプレイの背面板として用いるためには、図12のように複数の画素をマトリクス状に接続したTFTアレイにする。
また、第2の実施形態を実現するための製造方法としては、図4(a)〜(g)のような工程を用いる。図4(a)〜(e)は、第1の実施形態と同じである。追加工程として、画素電極11以外の部分を絶縁物7で埋める(図4(f)参照)。
あるいは、図9(a)〜(g)のような工程を用いる。図9(a)〜(e)は、第1の実施形態と同じである。追加工程として、画素電極11以外の部分を絶縁物7で埋める(図9(f)参照)。
前記絶縁物7としては、ポリビニルフェノール、エポキシ、ポリイミド等が使用可能である。製法としては、スクリーン印刷が好適である。
あるいは、図5(a)〜(f)のような工程を用いる。図5(a)〜(d)は、第1の実施形態と同じである。追加工程として、画素電極11以外の部分を絶縁物7で埋める(図5(e)参照)。
あるいは、図10(a)〜(f)のような工程を用いる。図10(a)〜(d)は、第1の実施形態と同じである。追加工程として、画素電極11以外の部分を絶縁物7で埋める(図10(e))。
次に、第3の実施形態を説明する。本発明の第3の実施形態に係わる薄膜トランジスタ装置の例を、図3に示す。図3(a)は、薄膜トランジスタアレイの1画素領域を示す平面配置図で、図3(b)は、線C−C’に沿った断面図を示している。図2と見比べるとわかるように、図3は、図2の画素電極11に接して絶縁物7及び画素電極11の上に広がる上部画素電極12を形成したものである。
また、別の例を図8に示す。図8(a)は、薄膜トランジスタアレイの1画素領域を示す平面配置図で、図8(b)は、線F−F’に沿った断面図を示している。図7と見比べるとわかるように、図8は、図7の画素電極11に接して絶縁物7及び画素電極11の上に広がる上部画素電極12を形成したものである。
即ち、本実施例の特徴は、画素電極11が、ドレイン電極5、ドレイン配線5’、ソース電極4よりも厚く、かつ画素電極11以外の部分が、絶縁物7で埋められ、さらに上部画素電極12が形成されていることである。
例えば、図15の液晶ディスプレイにおいては、上部画素電極12がドレイン電極5、ドレイン配線5’、ソース配線4の上部を覆っているので、開口率(上部画素電極12が画素内に占める割合)が大きくなるとともに、ドレイン電極5等の影響をなくすことができる。また、図18の電気泳動ディスプレイにおいては、接着剤層18/電気泳動カプセル層16/対向電極14/対向基板13をTFT装置に貼りあわせることによって、上部画素電極12に接着剤層18が接触し、開口率が大きい。
このようなディスプレイの背面板として用いるためには、図12のように複数の画素をマトリクス状に接続したTFTアレイにする。
また、第3の実施形態を実現するための製造方法としては、図4(a)〜(g)のような工程を用いる。図4(a)〜(f)は、第2の実施形態と同じである。追加工程として、上部画素電極12を形成する(図4(g)参照)。
あるいは、図9(a)〜(g)のような工程を用いる。図9(a)〜(f)は、第2の実施形態と同じである。追加工程として、上部画素電極12を形成する(図9(g)参照)。
前記上部画素電極12としては、Al、Cr、Au、Ag、Ni、Cu等の金属や、ITO等の透明導電膜等を用いることができる。製法としては、蒸着、スパッタ等の成膜後にフォトリソ、エッチングする等の方法も可能であるが、Agインク、Niインク、Cuインク等をスクリーン印刷するのが好適である。
あるいは、図5(a)〜(f)のような工程を用いる。図5(a)〜(e)は、第2の実施形態と同じである。追加工程として、上部画素電極12を形成する(図5(f)参照)。
あるいは、図10(a)〜(f)のような工程を用いる。図10(a)〜(e)は、第2の実施形態と同じである。追加工程として、上部画素電極12を形成する(図10(f)参照)。
以下、本発明の実施例を説明する。
本発明の実施例1について、図1および図4を用いて説明する。図1に示す素子を、図4(a)〜(e)の工程によって作製した。初めに、絶縁基板1であるPEN上に、蒸着によってAlを50nm成膜し、フォトリソおよびウェットエッチによってゲート電極2、ゲート配線2’、キャパシタ下部電極10、キャパシタ配線10’を形成した(図4(a)参照)。次に、ポリビニルフェノール溶液をスピンコートし、150℃焼成することにより、ゲート絶縁膜としてポリビニルフェノールを1μm形成した(図4(b)参照)。さらに、ドレイン電極5、ドレイン配線5’、ソース電極4として、Agインクの反転印刷によって幅30μm、厚さ500nmのパターンを形成した(図4(c)参照)。次に、画素電極11として、Agインクのスクリーン印刷によって幅250μm、厚さ10μmのパターンを形成した(図4(d)参照)。さらに、ポリチオフェン溶液をディスペンサ塗布、100℃焼成することにより、半導体層6を形成した(図4(e)参照)。
実施例2として、図2および図4を用いて説明する。図2に示す素子を、図4(a)〜(f)の工程によって作製した。図4(a)〜(e)の工程は、実施例1と同様である。ここでフッ素樹脂溶液をスクリーン印刷、150℃焼成することにより、絶縁物7を形成した(図4(f)参照)。
実施例3として、図3および図4を用いて説明する。図3に示す素子を、図4(a)〜(g)の工程によって作製した。図4(a)〜(f)の工程は、実施例2と同様である。ここでAgインクをスクリーン印刷、150℃焼成することにより、上部画素電極12を形成した(図4(g)参照)。
本発明の実施例4について、図1および図5を用いて説明する。図1に示す素子を、図5(a)〜(d)の工程によって作製した。初めに、絶縁基板1であるPEN上に、蒸着によってAlを50nm成膜し、フォトリソおよびウェットエッチによってゲート電極2、ゲート配線2’、キャパシタ下部電極10、キャパシタ配線10’を形成した(図5(a)参照)。次に、ポリビニルフェノール溶液をスピンコートし、150℃焼成することにより、ゲート絶縁膜としてポリビニルフェノールを1μm形成した(図5(b)参照)。さらに、ドレイン電極5、ドレイン配線5’、ソース電極4、画素電極11を、Agインクのスクリーン印刷によって同時に形成した。ドレイン電極5、ドレイン配線5’、ソース電極4は幅30μm、厚さ5μm、画素電極11は幅250μm、厚さ10μmであった(図5(c)参照)。次に、ポリチオフェン溶液をディスペンサ塗布、100℃焼成することにより、半導体層6を形成した(図5(d)参照)。
別の実施例5として、図2および図5を用いて説明する。図2に示す素子を、図5(a)〜(e)の工程によって作製した。図5(a)〜(d)の工程は、実施例4と同様である。ここでフッ素樹脂溶液をスクリーン印刷、150℃焼成することにより、絶縁物7を形成した(図5(e)参照)。
別の実施例6として、図3および図5を用いて説明する。図3に示す素子を、図5(a)〜(f)の工程によって作製した。図5(a)〜(e)の工程は、実施例5と同様である。ここでAgインクをスクリーン印刷、150℃焼成することにより、上部画素電極12を形成した(図5(f)参照)。
実施例7として、実施例1〜3または実施例4〜6のTFTアレイを用いて、電気泳動ディスプレイを作製した。実施例1〜3または実施例4〜6のTFTアレイと接着剤層18/電気泳動カプセル層16/対向電極14/対向基板13を重ね合わせることにより、図16〜18の電気泳動ディスプレイとした。(図16〜18で、半導体層6の記載は省略されている。)この電気泳動ディスプレイは、ゲート電極を走査し、ドレイン電極を印加する電圧極性によって白色または黒色に変化することを確認した。
本発明の実施例8について、図6および図9を用いて説明する。図6に示す素子を、図9(a)〜(e)の工程によって作製した。初めに、絶縁基板1であるPEN上に、蒸着によってAlを50nm成膜し、フォトリソおよびウェットエッチによってゲート電極2、ゲート配線2’、キャパシタ下部電極10、キャパシタ配線10’を形成した(図9(
a)参照)。次に、ゲート絶縁膜3としてSiONを500nmスパッタ成膜し(図9(b)参照)、続いて半導体層6としてInGaZnOを200nmスパッタ成膜した。そして、フォトリソ、ウェットエッチングにより、InGaZnOをパターニングした(図9(c)参照)。次に、ドレイン電極5、ドレイン配線5’、ソース電極4として、Agインクのスクリーン印刷によって幅30μm、厚さ500nmのパターンを形成した(図9(d)参照)。そして、画素電極11として、Agインクのスクリーン印刷によって幅250μm、厚さ10μmのパターンを形成した(図9(e)参照)。
別の実施例9として、図7および図9を用いて説明する。図7に示す素子を、図9(a)〜(f)の工程によって作製した。図9(a)〜(e)の工程は、実施例8と同様である。ここでエポキシ溶液をスクリーン印刷、150℃焼成することにより、絶縁物7を形成した(図9(f)参照)。
別の実施例10として、図8および図9を用いて説明する。図8に示す素子を、図9(a)〜(g)の工程によって作製した。図9(a)〜(f)の工程は、実施例9と同様である。ここでAgインクをスクリーン印刷、150℃焼成することにより、上部画素電極12を形成した(図9(g)参照)。
本発明の実施例11について、図6および図10を用いて説明する。図6に示す素子を、図10(a)〜(d)の工程によって作製した。初めに、絶縁基板1であるPEN上に、蒸着によってAlを50nm成膜し、フォトリソおよびウェットエッチによってゲート電極2、ゲート配線2’、キャパシタ下部電極10、キャパシタ配線10’を形成した(図10(a)参照)。次に、ゲート絶縁膜3としてSiONを500nmスパッタ成膜し(図10(b)参照)、続いて半導体層6としてInGaZnOを200nmスパッタ成膜した。そして、フォトリソ、ウェットエッチングにより、InGaZnOをパターニングした(図10(c)参照)。さらに、ドレイン電極5、ドレイン配線5’、ソース電極4、画素電極11を、Agインクのスクリーン印刷によって同時に形成した。ドレイン電極5、ドレイン配線5’、ソース電極4は幅30μm、厚さ5μm、画素電極11は幅250μm、厚さ10μmであった(図10(d)参照)。
別の実施例12として、図7および図10を用いて説明する。図7に示す素子を、図10(a)〜(e)の工程によって作製した。図10(a)〜(d)の工程は、実施例11と同様である。ここでエポキシ樹脂溶液をスクリーン印刷、150℃焼成することにより、絶縁物7を形成した(図10(e)参照)。
別の実施例13として、図8および図10を用いて説明する。図8に示す素子を、図10(a)〜(f)の工程によって作製した。図10(a)〜(e)の工程は、実施例12と同様である。ここでAgインクをスクリーン印刷、150℃焼成することにより、上部画素電極12を形成した(図10(f)参照)。
実施例14として、実施例8〜10、または実施例11〜13のTFTアレイを用いて、液晶ディスプレイを作製した。まず、対向基板13としてPET基板を用い、対向電極14としてITO膜をスパッタ成膜した。次に、配向膜としてポリイミドを塗布し、ラビング処理を施した(図示は省略)。そして、枠形状のシール材をディスペンサ塗布し、ス
ペーサ散布した後、同様に配向膜処理したTFTアレイと貼り合わせ、液晶15としてゲストホスト液晶を真空注入して図13から15の液晶ディスプレイとした(図13〜15参照)。なお、図13〜15は半導体層6の記載は省略されている。次いで、駆動を行い画像表示を確認した。ドレイン電極5、ドレイン配線5’の電圧の影響はほとんど見られなかった。
本発明の比較例として、実施例15〜16を説明する。
実施例15として、実施例11とほぼ同様の工程で半導体層まで作製した試料で、ドレイン電極5、ドレイン配線5’、ソース電極4、画素電極11をフォトリソ、Agの蒸着、リフトオフで形成した素子を作製した。厚さは50nmである。実施例14と同様の工程で液晶ディスプレイにした。ドレイン電極5、ドレイン配線5’の部分では、画素電極11部分とは異なる表示が見られた。
実施例16として、実施例1とほぼ同様の工程でゲート絶縁膜まで作製した試料で、ドレイン電極5、ドレイン配線5’、ソース電極4、画素電極11をAgの蒸着、フォトリソ、ウェットエッチングで形成し、半導体をディスペンスした素子を作製した。ドレイン電極5、ドレイン配線5’、ソース電極4、画素電極11の厚さは50nmである。実施例7と同様の工程で電気泳動ディスプレイにした。TFT部分にも接着剤層が接触したため、TFTの特性が悪化し、正常な表示が得られなかった。
なお、薄膜トランジスタにおいて、ドレインという呼称とソースという呼称は便宜上の区別であり、逆に呼んでもよいことは言うまでもない。
本発明の第1の実施形態に係わる薄膜トランジスタ装置の一実施例であり、(a)は、平面図で、(b)は、側断面図である。 本発明の第2の実施形態に係わる薄膜トランジスタ装置の一実施例であり、(a)は、平面図で、(b)は、側断面図である。 本発明の第3の実施形態に係わる薄膜トランジスタ装置の一実施例であり、(a)は、平面図で、(b)は、側断面図である。 本発明の図1〜図3の薄膜トランジスタ装置の製造工程の一実施例を示す側断面図である。 本発明の図1〜図3の薄膜トランジスタ装置の製造工程の一実施例を示す側断面図である。 本発明の第1の実施形態に係わる薄膜トランジスタ装置の一実施例であり、(a)は、平面図で、(b)は、側断面図である。 本発明の第2の実施形態に係わる薄膜トランジスタ装置の一実施例であり、(a)は、平面図で、(b)は、側断面図である。 本発明の第3の実施形態に係わる薄膜トランジスタ装置の一実施例であり、(a)は、平面図で、(b)は、側断面図である。 本発明の図6〜図8の薄膜トランジスタ装置の製造工程の一実施例を示す側断面図である。 本発明の図6〜図8の薄膜トランジスタ装置の製造工程の一実施例を示す側断面図である。 本発明の薄膜トランジスタ装置の製造に用いるスクリーン印刷の印刷線幅と印刷膜厚の関係式である。 本発明の薄膜トランジスタ装置を用いた薄膜トランジスタアレイの平面図である。 本発明の図1又は図6の薄膜トランジスタ装置を用いた液晶ディスプレイの側断面図である。 本発明の図2又は図7の薄膜トランジスタ装置を用いた液晶ディスプレイの側断面図である。 本発明の図3又は図8の薄膜トランジスタ装置を用いた液晶ディスプレイの側断面図である。 本発明の図1又は図6の薄膜トランジスタ装置を用いた電気泳動ディスプレイの側断面図である。 本発明の図2又は図7の薄膜トランジスタ装置を用いた電気泳動ディスプレイの側断面図である。 本発明の図3又は図8の薄膜トランジスタ装置を用いた電気泳動ディスプレイの側断面図である。 従来の液晶ディスプレイの一例の側断面図である。 従来の液晶ディスプレイの一例の側断面図である。 従来の図20の液晶ディスプレイの製造工程を示す側断面図である。
符号の説明
1…絶縁基板
2…ゲート電極
2’…ゲート配線
3…ゲート絶縁膜
4…ソース電極
5…ドレイン電極
5’…ドレイン配線
6…半導体層
7…絶縁物(層間絶縁膜)
8…キャパシタ上部電極
9…ビアホール部
10…キャパシタ下部電極
10’…キャパシタ配線
11…画素電極
12…上部画素電極
13…対向基板
14…対向電極
15…液晶
16…電気泳動カプセル層
17…ブラックマトリクス
18…接着剤層
50、60…薄膜トランジスタ装置
51…薄膜トランジスタ
52…キャパシタ
80…薄膜トランジスタアレイ

Claims (10)

  1. 絶縁基板上に形成されたゲート電極、それと接続されたゲート配線、キャパシタ下部電極、それと接続されたキャパシタ配線を有し、それらの上に形成されたゲート絶縁膜の上に、ドレイン電極、それと接続されたドレイン配線、ソース電極、それと接続された画素電極が配置されており、少なくとも該ソース電極とドレイン電極の間隙を含むように半導体層が配置されている薄膜トランジスタ装置であって、前記画素電極の厚さが、前記ドレイン電極、ドレイン配線、ソース電極の各々の厚さよりも厚いことを特徴とする薄膜トランジスタ装置。
  2. 前記画素電極以外の部分を画素電極の表面の高さまで絶縁物で埋めた構造であることを特徴とする請求項1記載の薄膜トランジスタ装置。
  3. 前記画素電極と電気的に接続され、前記絶縁物の一部分及び画素電極の上に広がる上部画素電極を有することを特徴とする請求項1、又は2記載の薄膜トランジスタ装置。
  4. 前記半導体層が、有機半導体または酸化物半導体であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の薄膜トランジスタ装置。
  5. 絶縁基板上に、前記請求項1乃至4のいずれか1項記載の薄膜トランジスタ装置をマトリクス状に複数個配列した薄膜トランジスタアレイであって、前記薄膜トランジスタアレイの複数個の薄膜トランジスタ装置が、前記ゲート配線、ドレイン配線及びキャパシタ配線によって電気的に接続されてなることを特徴とする薄膜トランジスタアレイ。
  6. 絶縁基板上に、前記請求項5記載の薄膜トランジスタアレイを用いた薄膜トランジスタディスプレイであって、前記薄膜トランジスタアレイの複数個の薄膜トランジスタ装置が、前記ゲート配線、ドレイン配線及びキャパシタ配線によって電気的に接続されてなることを特徴とする薄膜トランジスタディスプレイ。
  7. 絶縁基板上に、導電膜からなるゲート電極、ゲート配線、キャパシタ下部電極、キャパシタ配線を形成する工程と、その上にゲート絶縁膜を形成する工程と、次いでゲート絶縁膜上に導電膜からなるドレイン電極、ドレイン配線、ソース電極、画素電極を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜の上に前記ソース電極およびドレイン電極に接するように半導体層を形成する工程と、前記画素電極以外の部分を絶縁物で埋める工程と、前記画素電極に接続され、かつ絶縁物及び画素電極上に広がる上部画素電極を形成する工程とを有する薄膜トランジスタ装置の製造方法であって、前記画素電極を形成する方法が、スクリーン印刷であることを特徴とする薄膜トランジスタ装置の製造方法。
  8. 前記画素電極と同時に、前記のドレイン配線、ドレイン電極、ソース電極をスクリーン印刷することを特徴とする請求項7記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法。
  9. 前記絶縁物で埋める方法が、スクリーン印刷であることを特徴とする請求項7、又は8記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法。
  10. 前記上部画素電極を形成する工程が、スクリーン印刷であることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法。
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