JP5292805B2 - 薄膜トランジスタアレイ及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、薄膜トランジスタアレイ及びその製造方法に関し、特に画像表示装置等に用いる薄膜トランジスタアレイ及びその製造方法に関する。
半導体自体を基板としたトランジスタや集積回路技術を基礎として、ガラス基板上にアモルファスシリコン(a−Si)やポリシリコン(poly−Si)の薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:以下、「TFT」と呼ぶ場合がある。)が製造され、液晶ディスプレイや電子ペーパー、有機ELに応用されている(非特許文献1参照)。
例えば図11に示すような薄膜トランジスタアレイ500が用いられている。薄膜トランジスタはスイッチの役割を果たしており、ゲート配線222に印加された選択電圧によって薄膜トランジスタをオンにした時に、ソース配線244に印加された信号電圧をドレイン電極25に接続された画素電極28に書き込む。書き込まれた電圧は、画素電極28/ゲート絶縁膜23/キャパシタ電極30によって構成される蓄積キャパシタに保持される。ここで、薄膜トランジスタアレイ500の場合、ソース電極24とドレイン電極25との働きは書き込む電圧の極性によって変わるため、動作で名称を決められない。そこで、便宜的に一方をソース電極24、他方をドレイン電極25と呼び方を統一しておく。
近年、有機半導体や酸化物半導体が登場し、200℃以下の低温で薄膜トランジスタを作製できることが示され、プラスチック基板を用いたフレキシブルディスプレイへの期待が高まっている。フレキシブルという特長以外に、軽量、壊れにくい、薄型化できるというメリットも期待されている。また、印刷法を用いて薄膜トランジスタを形成することにより、安価で大面積なディスプレイが期待されている。ディスプレイとしては、液晶ディスプレイ、電子ペーパー、有機ELディスプレイ等が挙げられる。
ところで、液晶ディスプレイや電子ペーパーに用いる薄膜トランジスタにはボトムゲート型及びトップゲート型がある。ボトムゲート型は、基板21、ゲート電極221、ゲート絶縁層23、ソース電極24・ドレイン電極25及び半導体26の順に積層される。トップゲート型は、基板21、ソース電極24・ドレイン電極25及び半導体26、ゲート絶縁層23、ゲート電極221の順に積層される。いずれも半導体26はソース電極24・ドレイン電極25の間隙に形成されており、ソース電極24・ドレイン電極25を先に付けたボトムコンタクト型と、半導体26を先に付けたトップコンタクト型がある。通常、ゲート電極221はゲート配線222に、ソース電極24はソース配線244に、ドレイン電極25は画素電極28に接続されている。また、ゲート電極22と同じ層にキャパシタ電極30が設けられ、画素電極28との間で蓄積キャパシタを形成するとともに、キャパシタ配線101に接続されている。
上記画素電極28の電位が、画素の表示を決定する。薄膜トランジスタの構造がトップゲート型の場合には、下層にある画素電極28の電位を薄膜トランジスタの表面に引き出す必要がある。ゲート絶縁層23の開口部23oと、ゲート絶縁層23の開口部23oと同じ位置に開口部29oを有する層間絶縁膜29と、ゲート絶縁層23の開口部23oと層間絶縁膜29の開口部29oとの開口部で画素電極28に接続された上部画素電極11が必要である。薄膜トランジスタの構造がボトムゲート型の場合でも、画素の有効面積を大きくするため、画素電極28上に開口部29oを有する層間絶縁膜29と、層間絶縁膜29の開口部29oで画素電極28に接続された上部画素電極31があると望ましい。半導体26と層間絶縁膜29の間には、半導体26の特性変化を防止するための封止層27を設けてもよい。
このように、ボトムゲート型では層間絶縁膜29に、トップゲート型ではゲート絶縁層23及び層間絶縁膜29に開口部が必要である。しかし、ゲート絶縁層23及び層間絶縁膜29の絶縁膜は一般にパターニングが難しいという問題があった。絶縁膜のパターニングにフォトリソグラフィ法を用いる場合、緩衝フッ酸でウェットエッチングができるSiOを除いては、ドライエッチングを用いるか、リフトオフするかしか方法がない。しかし、孤立開口を形成するために島状レジストを用いたリフトオフを行う場合、全てのレジストを除去するのが難しく、レジストが残りやすいという欠点があった。また近年、ポリビニルフェノール等の有機絶縁膜が薄膜トランジスタに用いられるようになった。しかしスピンコート等で全面に塗布することは容易であるが、パターニングは難しい。例えばゲート絶縁層23及び層間絶縁膜29の形成に印刷法を用いる場合、小さな孤立開口を有する膜を形成しようとすると、インクのダレによってゲート絶縁層23及び層間絶縁膜29の開口部が塞がりやすい。
松本正一編著、「液晶ディスプレイ技術 −アクティブマトリクスLCD−」、第3版、産業図書株式会社、2001年6月18日
本発明は、開口部を有するゲート絶縁膜や層間絶縁膜を形成する際に有利な形状を有する薄膜トランジスタアレイ及びその製造方法を提供することである。
本発明の請求項1に係る発明は、基板と、基板上に形成された複数のゲート配線及び複数のゲート配線に接続された複数のゲート電極と、ゲート配線及びゲート電極と同一層に隔離して形成された複数のキャパシタ配線及びキャパシタ配線に接続された複数のキャパシタ電極と、ゲート配線及びゲート電極とキャパシタ配線及びキャパシタ電極とを覆うように形成されたゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に形成された複数のソース配線及びソース配線に接続された複数のソース電極と、ソース配線及びソース電極の同一層に隔離して形成された複数の画素電極及び画素電極に接続された複数のドレイン電極と、ソース電極とドレイン電極との間隙に形成された複数の半導体パターンと、画素電極上に形成された開口部を有する層間絶縁膜と、層間絶縁膜上に形成され、画素電極に接続された上部画素電極と、を有し、層間絶縁膜の開口部が、複数の画素電極にまたがって連続したストライプ構造であることを特徴とする薄膜トランジスタアレイとしたものである。
本発明の請求項2に係る発明は、ゲート絶縁膜または層間絶縁膜が有機物であることを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタアレイとしたものである。
本発明の請求項3に係る発明は、半導体パターンが有機半導体または酸化物半導体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の薄膜トランジスタアレイとしたものである。
本発明の請求項4に係る発明は、基板と、基板上に形成された複数のソース配線及びソース配線に接続された複数のソース電極と、ソース配線及びソース電極と同一層に隔離して形成された複数の画素電極及び画素電極に接続された複数のドレイン電極と、ソース電極とドレイン電極との間隔に形成された複数の半導体パターンと、画素電極上に形成された第1の開口部を有する複数のゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に形成された複数のゲート配線及びゲート配線に接続された複数のゲート電極と、ゲート配線及びゲート電極と同一層に隔離して形成された複数のキャパシタ配線及びキャパシタ配線に接続された複数のキャパシタ電極と、画素電極上に形成された第2の開口部を有する層間絶縁膜と、層間絶縁膜上に形成され、画素電極に接続された上部画素電極と、を有し、ゲート絶縁膜の第1の開口部が、複数の画素電極にまたがって連続したストライプ形状であることを特徴とする薄膜トランジスタアレイとしたものである。
本発明の請求項5に係る発明は、層間絶縁膜の第2の開口部が、複数の画素電極にまたがって連続したストライプ構造であることを特徴とする請求項4に記載の薄膜トランジスタアレイとしたものである。
本発明の請求項6に係る発明は、ゲート絶縁膜または層間絶縁膜が有機物であることを特徴とする請求項4又は5に記載の薄膜トランジスタアレイとしたものである。
本発明の請求項7に係る発明は、半導体パターンが有機半導体または酸化物半導体であることを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の薄膜トランジスタアレイとしたものである。
本発明の請求項8に係る発明は、基板を準備し、基板上にゲート配線及びゲート配線に接続されたゲート電極とキャパシタ配線及びキャパシタ配線に接続されたキャパシタ電極を形成し、ゲート配線及びゲート電極とキャパシタ配線及びキャパシタ電極とを覆うようにゲート絶縁膜を形成し、ゲート絶縁膜上にソース配線及びソース配線に接続されたソース電極と画素電極及び画素電極に接続されたドレイン電極を形成し、ソース電極とドレイン電極との間隙に半導体パターンを形成し、画素電極上に開口部を有する層間絶縁膜を形成し、画素電極に接続された上部画素電極を形成し、層間絶縁膜の開口部が、複数の画素電極にまたがって連続したストライプ構造であることを特徴とする薄膜トランジスタアレイの製造方法としたものである。
本発明の請求項9に係る発明は、ゲート絶縁膜または層間絶縁膜が有機物であることを特徴とする請求項8に記載の薄膜トランジスタアレイの製造方法としたものである。
本発明の請求項10に係る発明は、半導体パターンが有機半導体または酸化物半導体であることを特徴とする請求項8又は9に記載の薄膜トランジスタアレイの製造方法としたものである。
本発明の請求項11に係る発明は、ゲート絶縁膜または層間絶縁膜は、リフトオフまたは印刷法を用いて形成されることを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載の薄膜トランジスタアレイの製造方法としたものである。
本発明の請求項12に係る発明は、基板を準備し、基板上に半導体パターンを形成し、
半導体パターンがソース電極とドレイン電極の間隙に入るようにソース配線及びソース配線に接続されたソース電極と画素電極及び画素電極に接続されたドレイン電極を形成し、画素電極上に第1の開口部を有するゲート絶縁膜を形成し、ゲート絶縁膜上にゲート配線及びゲート配線に接続されたゲート電極とキャパシタ配線及びキャパシタ配線に接続されたキャパシタ電極を形成し、画素電極上に第2の開口部を有する層間絶縁膜を形成し、画素電極に接続された上部画素電極を形成し、ゲート絶縁膜の第1の開口部が、画素電極にまたがって連続したストライプ構造であることを特徴とする薄膜トランジスタアレイの製造方法としたものである。
本発明の請求項13に係る発明は、層間絶縁膜の第2の開口部が、画素電極にまたがって連続したストライプ形状であることを特徴とする請求項12に記載の薄膜トランジスタアレイの製造方法としたものである。
本発明の請求項14に係る発明は、ゲート絶縁膜または層間絶縁膜が有機物であることを特徴とする請求項12又は13に記載の薄膜トランジスタアレイの製造方法としたものである。
本発明の請求項15に係る発明は、半導体パターンが有機半導体または酸化物半導体であることを特徴とする請求項12乃至14のいずれかに記載の薄膜トランジスタアレイの製造方法としたものである。
本発明の請求項16に係る発明は、ゲート絶縁膜または層間絶縁膜は、リフトオフまたは印刷法を用いて形成されることを特徴とする請求項12乃至15のいずれかに記載の薄膜トランジスタアレイの形成方法としたものである。
本発明によれば、開口部を有するゲート絶縁膜や層間絶縁膜を形成する際に有利な形状を有する薄膜トランジスタアレイ及びその製造方法を提供することができる。
本発明の実施の形態について、以下に図面を参照して詳細に説明する。以下、参照する図面は、説明を判り易くするために縮尺は正確には描かれていない。なお、実施の形態において、同一構成要件には同一符号を付け、実施の形態の間において重複する説明は省略する。
[第1の実施の形態]
図1(a)に示すように本発明の第1の実施の形態に係る薄膜トランジスタアレイ100はボトムゲート型の構造であり4画素領域を示す平面配置図である。実際には、もっと複数の薄膜トランジスタを並べたアレイとして用いられる。薄膜トランジスタアレイ100は、基板1、ゲート電極2、ゲート配線22、ゲート絶縁膜3、ソース電極4、ソース配線42、ドレイン電極5、画素電極8、半導体6、封止層7、開口部9oを有する層間絶縁膜9、キャパシタ電極10、キャパシタ配線20及び上部画素電極11を備えている。層間絶縁膜9の開口部9oは、複数の画素電極8にまたがるストライプ状に形成されて、層間絶縁膜9の開口部9oがソース配線42に平行である。図1(b)は、図1(a)のAA−AAの断面図であり、図1(c)は、図1(a)のA−Aの断面図である。
図2(a)に示すように本発明の第1の実施の形態に係る薄膜トランジスタアレイ200はボトムゲート型の構造であり4画素領域を示す平面配置図である。実際には、もっと複数の薄膜トランジスタを並べたアレイとして用いられる。薄膜トランジスタアレイ200は、基板1、ゲート電極2、ゲート配線22、ゲート絶縁膜3、ソース電極4、ソース配線42、ドレイン電極5、画素電極8、半導体6、封止層7、開口部9oを有する層間絶縁膜9、キャパシタ電極10、キャパシタ配線20及び上部画素電極11を備えている。層間絶縁膜9の開口部9oは、複数の画素電極8にまたがるストライプ状に形成されて、層間絶縁膜9の開口部9oがゲート配線22に平行である。層間絶縁膜9の開口部9oがソース配線42と重なる部分では封止層7が絶縁層の役割を有している。図2(b)は、図2(a)のBB−BBの断面図であり、図2(c)は、図2(a)のB−Bの断面図である。
図1(a)及び図2(a)に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜トランジスタアレイ100及び200は、層間絶縁膜9の開口部9oが複数の画素電極8にまたがるストライプ構造である。
ストライプ構造は、図1(a)、図2(a)や図5(a)のような直線状に限定されるものではなく、図5(b)や図5(c)のような形状を用いることができる。いずれにしても、層間絶縁膜9の開口部9oが複数画素にまたがって形成されることが特徴である。
従来の孤立開口では、図6に示すように開口の狭さく化や潰れが起き易い。例えばリフトオフで開口部を有するパターンを形成する場合には、露光や現像の面内分布によるレジストパターンの消失、レジストパターンの密着不良により成膜前にレジストが取れてしまうこと等によって起こる。また例えば印刷法を用いて開口部を有するパターンを形成する場合には、部分的にインクの出が良すぎると起こる。
それに対し、ストライプ開口soでは、リフトオフでの光量分布、現像分布、密着不良や、印刷法でのインク量分布があっても、わずかな寸法変化で済む。孤立開口では四方から影響が及ぶのに対し、ストライプでは2方向からの影響に留まるからである。このように、層間絶縁膜29の開口部29oが画素単独である従来構造(図11参照)に比べて形成が容易であり、かつ寸法精度がよい。
基板1としては、表面が平坦な絶縁体であればよく、例えばガラスを用いることができるが、プラスチック、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルスルフォン(PES)、ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド、ナイロン等を用いることにより、フレキシブルな薄膜トランジスタとすることができ、フレキシブルディスプレイの部品として用いることができる。
ゲート電極2、ゲート配線22としては、Al、Ag、Au、Ni、Cu、Ta、Cr、Mo、W等の各種金属やITO等の導電材料を用いることができる。ゲート電極2、ゲート配線22のパターニング法としては、全面成膜後にレジストパターン形成してエッチング後にレジスト除去する方法や、印刷法で直接形成する方法等がある。印刷法の場合、Agインク、Auインク、Niインク、Cuインク等を用いることができる。
ゲート絶縁膜3としては、SiO、SiN、SiON、Al等の無機絶縁膜や、ポリビニルフェノール(PVP)、エポキシ、アクリル等の有機絶縁膜を用いることができる。図1(a)及び図2(a)の場合、電極接続部以外は全面に形成すればよいので、例えば電極接続部をテープ等で覆っておいてスパッタリング法、真空蒸着法、スピンコート法、ダイコート法等の方法で形成し、テープを剥がせばよい。
ソース電極4、ソース配線42、ドレイン電極5、画素電極8としては、Ag、Au、Ni、Cu等の各種金属や、ITO等の導電材料を用いることができる。ソース電極4、ソース配線42、ドレイン電極5、画素電極8の形成方法としては、スクリーン印刷法、オフセット印刷法、反転印刷法等の印刷法や、全面成膜後にレジストパターンを形成しエッチング後にレジスト除去する方法等がある。ソース電極4とドレイン電極5とは書き込む電圧の極性によって変わるため、動作で名称を決められない。そこで、本発明の実施の形態においては、ソース配線42に接続されている方をソース電極4、画素電極8に接続されている方をドレイン電極5と呼ぶことにする。
半導体6としては、有機半導体や、酸化物半導体を用いることができる。有機半導体や酸化物半導体は、成膜温度が室温〜200℃以下なので、前述のプラスチック基板1上に形成することができる。
有機半導体としては、ポリチオフェン誘導体、ポリフェニレンビニレン誘導体、ポリチエニレンビニレン誘導体、ポリアリルアミン誘導体、ポリアセチレン誘導体、アセン誘導体、オリゴチオフェン誘導体等を用いることができる。有機半導体の形成方法としては、ディスペンス、インクジェット、オフセット、フレキソ等の印刷法や、マスク蒸着法を用いることができる。
酸化物半導体としては、In、Ga、ZnO、SnO、MgO、WO、あるいはそれらの組み合わせ組成物、例えばInGaZnO系、InGaSnO系、InGaZnMgO系等を用いることができる。酸化物半導体の形成方法としては、スパッタリング法、真空蒸着法、レーザアブレーション法等を用いて成膜後、レジストパターンを形成してエッチングし、レジスト除去する方法や、あらかじめレジストパターンを形成しておき全面成膜後リフトオフする方法を用いることができる。また、半導体6は前述のソース電極4、ソース配線42、ドレイン電極5、画素電極8より先に形成してもよい。
ここで、半導体6の表面を覆う封止層7を形成してもよい。封止層7は、半導体6が上層(例えば層間絶縁膜9)の影響によって特性変化するのを防止することができる。半導体6が有機物の場合、フッ素樹脂が好適に用いられる。また半導体6が酸化物の場合、フッ素樹脂の他に、SiON等の無機膜も好適である。フッ素樹脂は、スクリーン印刷、フレキソ印刷等の印刷法により形成できる。また無機膜は、リフトオフによって形成できる。
次に、本発明の特徴である層間絶縁膜9を形成する。層間絶縁膜9は、配線等が表示に影響するのを防止する役割を有しており、ボトムゲート型の場合には特にソース配線42を覆うことが必須である。しかしゲート配線22、キャパシタ配線20を覆うことは必須ではないので、層間絶縁膜9の開口9oを、ソース配線42に平行なストライプとすることができる(図1(a)参照)。この場合、後述する上部画素電極11は、ゲート配線22上には設けないことが望ましい。また、前述の封止層7がソース配線42の一部を覆っている場合、層間絶縁膜9の開口部9oを封止層7に重ねることにより、ゲート配線22に平行なストライプとすることができる(図2(a)参照)。
層間絶縁膜9の材料としては、ポリビニルフェノール(PVP)、エポキシ、アクリル等の樹脂や、SiON等の無機膜を用いることができる。層間絶縁膜9の形成方法としては、スクリーン印刷、反転印刷、フレキソ印刷等の印刷法や、全面塗布して露光・現像する方法(樹脂が感光性を有する場合)、リフトオフ等を用いることができる。
最後に、上部画素電極11を形成する。上部画素電極11は、層間絶縁膜9の開口部9oを介して画素電極8に接続された電極であり、表示有効面積を大きくする役割を果たす。上部画素電極11の材料としてはAl、Ag、Au、Ni、Ta、Cr等の金属や、ITO等の導電膜を用いることができる。上部画素電極11の形成方法としては、スクリーン印刷等の印刷法や、全面成膜後にレジストパターンを形成しエッチング後にレジスト除去する方法や、リフトオフ等を用いることができる。
[第2の実施の形態]
図3(a)に示すように、本発明の実施の形態に係る薄膜トランジスタアレイ300はトップゲート型の構造であり4画素領域を示す平面配置図を示している。実際には、もっと複数の薄膜トランジスタを並べたアレイとして用いられる。薄膜トランジスタアレイ300は、基板1、バリア層12、半導体6、ソース電極4兼ソース配線42、ドレイン電極5、画素電極8、開口部3oを有するゲート絶縁膜3、ゲート電極2兼ゲート配線22、キャパシタ電極10兼キャパシタ配線20、開口部9oを有する層間絶縁膜9、上部画素電極11を備えている。ゲート絶縁膜3の開口部3oはストライプ状に形成されて、ゲート配線22に平行である。層間絶縁膜9の開口部9oは、複数の画素電極8にまたがるストライプ状に形成されて、ゲート配線22に平行である。図3(b)は、図3(a)のCC−CCの断面図であり、図3(c)は、図3(a)のC−Cの断面図である。
図4(a)に示すように、本発明の実施の形態に係る薄膜トランジスタアレイ400はトップゲート型の構造であり4画素領域を示す平面配置図を示している。実際には、もっと複数の薄膜トランジスタを並べたアレイとして用いられる。薄膜トランジスタアレイ400は、基板1、バリア層12、半導体6、ソース電極4兼ソース配線42、ドレイン電極5、画素電極8、開口部3oを有するゲート絶縁膜3、ゲート電極2兼ゲート配線22、キャパシタ電極10兼キャパシタ配線20、開口部9oを有する層間絶縁膜9、上部画素電極11を備えている。ゲート絶縁膜3の開口部3oはストライプ状に形成されて、ソース配線42に平行である。層間絶縁膜9の開口部9oは、複数の画素電極8にまたがるストライプ状に形成されて、ゲート配線22に平行である。図4(b)は、図4(a)のDD−DDの断面図であり、図4(c)は、図4(a)のD−Dの断面図である。
図3(a)及び図4(a)に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る薄膜トランジスタアレイ300及び400は、ゲート絶縁膜3の開口部3oまたは層間絶縁膜9の開口部9oが複数の画素電極8にまたがるストライプ構造である。
ストライプ構造は、図3(a)のゲート絶縁膜3、図4(a)のゲート絶縁膜3及び層間絶縁膜9、図5(a)のような直線状に限定されるものではなく、図3(a)の層間絶縁膜3、図5(b)や図5(c)のような形状を用いることができる。いずれにしても、ゲート絶縁膜3の開口部3oまたは層間絶縁膜9の開口部9oが複数の画素電極8にまたがって形成されていることが特徴である。
従来の孤立開口では、図6に示すように開口の狭さく化や潰れが起き易い。例えばリフトオフで開口部を有するパターンを形成する場合には、露光や現像の面内分布によるレジストパターンの密着不良等によって起こる。また例えば印刷法を用いて開口部を有するパターンを形成する場合には、部分的にインクの出が良すぎると起こる。
それに対し、ストライプ開口soでは、リフトオフでの光量分布、現像分布、密着不良や、印刷法でのインク量分布があっても、わずかな寸法変化で済む。孤立開口では四方から影響が及ぶのに対し、ストライプでは2方向からの影響に留まるからである。このように、層間絶縁膜29の開口部29oが画素単独である従来構造(図11参照)に比べて形成が容易であり、かつ寸法精度がよい。
基板1としては、表面が平坦な絶縁体であればよく、例えばガラスを用いることができるが、プラスチック、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルスルフォン(PES)、ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド、ナイロン等を用いることにより、フレキシブルディスプレイの部品として用いることができる。基板1上には、バリア層12を設けてもよい。バリア層12としては、SiO等の無機膜を用いることができる。
ソース電極4、ソース配線42、ドレイン電極5、画素電極8としては、Ag、Au、Ni、Cu等の各種金属や、ITO等の導電材料を用いることができる。ソース電極4、ソース配線42、ドレイン電極5、画素電極8の形成方法としては、スクリーン印刷、オフセット印刷、反転印刷等の印刷法や、全面形成後にレジストパターンを形成しエッチング後にレジスト除去する方法、あらかじめレジストパターンを形成しておき、全面成膜後にレジストをリフトオフする方法等がある。
半導体6としては、有機半導体や、酸化物半導体を用いることができる。有機半導体や酸化物半導体は、成膜温度が室温〜200℃以下なので、前述のプラスチック基板1上に形成することができる。
有機半導体としては、ポリチオフェン誘導体、ポリフェニレンビニレン誘導体、ポリチエニレンビニレン誘導体、ポリアリルアミン誘導体、ポリアセチレン誘導体、アセン誘導体、オリゴチオフェン誘導体等を用いることができる。有機半導体の形成方法としては、ディスペンス、インクジェット、フレキソ等の印刷法や、マスク蒸着法を用いることができる。
酸化物半導体としては、In、Ga、ZnO、SnO、MgO、WO、あるいはそれらの組み合わせ組成物、例えばInGaZnO系、InGaSnO系、InGaZnMgO系等を用いることができる。酸化物半導体の形成方法としては、スパッタリング法、真空蒸着法、レーザアブレーション法等を用いて成膜後、レジストパターンを形成してエッチングし、レジスト除去する方法や、あらかじめレジストパターンを形成しておき全面成膜後リフトオフする方法を用いることができる。また、半導体6は前述のソース電極4、ソース配線42、ドレイン電極5、画素電極8より先に形成してもよい。
ここで、本発明の特徴であるゲート絶縁膜3を形成する。ゲート絶縁膜3は、ソース配線42・ゲート配線22間及びソース配線42・キャパシタ配線20間を絶縁する必要がある。ゲート配線22に平行である構造(図3参照)と、ソース配線42に平行な構造(図4参照)の両方を用いることができる。ゲート絶縁膜3の材料としては、SiO、SiN、SiON、Al等の無機絶縁膜や、ポリビニルフェノール(PVP)、エポキシ、アクリル等の有機絶縁膜が使用できる。ゲート絶縁膜3の形成方法としては、レジストパターンをあらかじめ形成しておき全面成膜後にレジスト除去するリフトオフ法や、スクリーン印刷、反転印刷、フレキソ印刷等の印刷法、全面成膜して露光・現像する方法(有機絶縁膜が感光性を有する場合)を用いることができる。
ゲート電極2、ゲート配線22としては、Al、Ag、Au、Ni、Cu、Ta、Cr、W等の各種金属やITO等の導電材料を用いることができる。ゲート電極2、ゲート配線22のパターニング法としては、全面成膜後にレジストパターン形成してエッチング後にレジスト除去する方法や、印刷法を用いて直接形成する方法等がある。印刷法の場合、Agインク、Auインク、Niインク、Cuインク等を用いることができる。
次に、本発明の特徴である層間絶縁膜9を形成する。層間絶縁膜9は、配線等が表示に影響するのを防止する役割を有しており、トップゲート型の場合には特にゲート配線22やキャパシタ配線20を覆うこと、層間絶縁膜9の開口部9oが画素電極8上でゲート絶縁膜3の開口部3oと重なることが必須である。従って、層間絶縁膜9はゲート配線22に平行であることが望ましく、かつゲート絶縁膜3の開口部3oとは画素電極8付近上のみで重なることが望ましい(図3及び図4参照)。
層間絶縁膜9の材料としては、ポリビニルフェノール(PVP)、エポキシ、アクリル等の有機絶縁膜や、SiON等の無機絶縁膜を用いることができる。層間絶縁膜9の形成方法としては、スクリーン印刷、反転印刷、フレキソ印刷等の印刷法や、全面塗布して露光・現像する方法(有機絶縁膜が感光性を有する場合)、リフトオフ等を用いることができる。
最後に、上部画素電極11を形成する。上部画素電極11は、層間絶縁膜9の開口部9o及びゲート絶縁膜3の開口部3oを介して画素電極8に接続された電極であり、表示有効面積を大きくする役割を果たす。上部画素電極11の材料としてはAl、Ag、Au、Ni、Ta、Cr等の金属や、ITO等の導電膜を用いることができる。上部画素電極11の形成方法としては、スクリーン印刷等の印刷法や、全面成膜後にレジストパターンを形成しエッチング後にレジスト除去する方法や、リフトオフ等を用いることができる。
本発明の実施の形態において、ゲート絶縁膜3の開口部3oまたは層間絶縁膜9の開口部9oを、複数の画素電極8にまたがるストライプ状にすることにより、寸法精度や歩留まりを向上できる。また、ゲート絶縁膜3または層間絶縁膜9を有機物とし、半導体6を有機半導体または酸化物半導体とすることにより、フレキシブルな薄膜トランジスタアレイとすることができる。開口部3oを有するゲート絶縁膜3または開口部9oを有する層間絶縁膜9をリフトオフまたは印刷法で形成することにより、薄膜トランジスタを容易に製造することができる。
本発明の実施の形態において、ディスプレイの画像表示装置に用いられる種類は、特に限定されるものではないが、例えば、電気泳動型ディスプレイ、液晶ディスプレイ及び有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ等がある。
図1(a)に示す薄膜トランジスタアレイ100を、図7(a)〜(f)の工程によって作製した。まず初めに、図7(a)に示すように、基板1であるPEN上に、真空蒸着法によってAlを50nm成膜し、フォトリソグラフィ法及びウェットエッチングによってゲート電極2、ゲート配線22、キャパシタ電極10、キャパシタ配線20を形成した。
次に、図7(b)に示すように、ゲート電極接続部(図示せず)、キャパシタ電極接続部(図示せず)をポリイミドテープで覆った後、ポリビニルフェノール溶液をスピンコートし、ポリイミドテープを剥がしてから150℃焼成することにより、ゲート絶縁膜3としてポリビニルフェノールを1μm形成した。さらに、ソース電極4、ソース配線42、ドレイン電極5、画素電極8として、Agインクを反転印刷し180℃で焼成することによって厚さ50nmのパターンを形成した。
次に、図7(c)に示すように、ポリチオフェン溶液をディスペンス、100℃焼成することにより、半導体6を形成した。次に、図7(d)に示すように、フッ素化樹脂であるサイトップをスクリーン印刷し焼成することにより封止層7を形成した。
ここで、図7(e)に示すように、エポキシ樹脂をスクリーン印刷し焼成することにより層間絶縁膜9を形成した。この際、層間絶縁膜9の開口部9oは複数の画素電極8にまたがるストライプ状とし、層間絶縁膜9の開口部9oがソース配線42に平行とした。
最後に、図7(f)に示すように、上部画素電極11としてAgペーストをスクリーン印刷し焼成することにより形成した。
こうして作製した薄膜トランジスタアレイ100と、対向電極付き基板の間に電気泳動表示体を挟んだ構造の電気泳動ディスプレイを作製し、正常に表示動作することを確認した。
図2(a)に示す薄膜トランジスタアレイ200を、図8(a)〜(f)の工程で薄膜トランジスタアレイ200を作製した。図8(a)〜(d)に示す工程は、図7(a)〜(d)の工程と同一であるために省略する。図8(e)に示すように、層間絶縁膜9の開口部9oがゲート配線22に平行である。図8(f)に示す工程は図7(f)に示す工程と同一であるために省略する。層間絶縁膜9の開口部9oがソース配線42と重なる部分では、封止層7が絶縁の役割を果たしている。この薄膜トランジスタアレイ200を用いて実施例1と同様に電気泳動ディスプレイを作製し、正常に表示動作することを確認した。
図3(a)に示す薄膜トランジスタアレイ300を、図9(a)〜(f)の工程によって作製した。まず初めに、図9(a)に示すように、基板1であるPEN上に、バリア層12としてSiONを100nm、半導体6としてInGaZnOを100nm、連続スパッタリング法を用いて形成した。そして、フォトリソグラフィ法及び塩酸によるウェットエッチングによってInGaZnOをパターニングし、レジストを除去した。
次に、図9(b)に示すように、あらかじめレジストパターンを形成しておき、Alを全面成膜してからレジストをリフトオフすることにより、ソース電極4兼ソース配線42、ドレイン電極5、画素電極8として、厚さ50nmのパターンを形成した。
次に、図9(c)に示すように、あらかじめレジストパターンを形成しておき、SiONを全面成膜後、レジストをリフトオフすることにより、厚さ500nmのゲート絶縁膜3を形成した。この際、ゲート絶縁膜3の開口部3oはゲート配線22に平行とした。
次に、図9(d)に示すように、あらかじめレジストパターンを形成しておき、Crを全面成膜後、レジストを除去することにより、ゲート電極2兼ゲート配線22、キャパシタ電極10兼キャパシタ配線20として厚さ50nmのパターンを形成した。
ここで、図9(e)に示すように、エポキシ樹脂をスクリーン印刷し焼成することにより層間絶縁膜9を形成した。この際、層間絶縁膜9の開口部9oは複数の画素電極8にまたがるストライプ状とし、層間絶縁膜9の開口部9oがゲート配線22に平行とである。また、層間絶縁膜9の開口部9oは、ゲート絶縁膜3の開口部3oとは、画素電極8付近でのみ重なりを持ち、ソース配線42上では重なりを持たない。
最後に、図9(f)に示すように、ITOを全面成膜後、フォトリソグラフィ法及びウェットエッチングによって上部画素電極11を形成した。
こうして作製した薄膜トランジスタアレイ300と、対向電極付き基板の間に電気泳動表示体を挟んだ構造の電気泳動ディスプレイを作製した。正常に表示動作することを確認した。
図4(a)に示す薄膜トランジスタアレイ400を、図10(a)〜(f)の工程で作製した。図10(a)〜(d)に示す工程は、図9(a)〜(d)の工程と同一であるために省略する。図10(e)に示すように、ゲート絶縁膜3の開口部3oがソース配線42に平行である。図10(f)に示す工程は図9(f)に示す工程と同一であるために省略する。この薄膜トランジスタアレイ400を用いて電気泳動ディスプレイを作製し、正常に表示動作することを確認した。
[比較例1]
層間絶縁膜9の開口部9oが孤立形状である以外は、実施例1及び2と同様の薄膜トランジスタアレイを作製した。層間絶縁膜9を印刷法により形成した際に一部の層間絶縁膜9の開口部9oがつぶれ、その画素の表示ができなかった。
[比較例2]
ゲート絶縁膜3の開口部3o及び層間絶縁膜9の開口部9oが孤立形状である以外は、実施例3及び4と同様の薄膜トランジスタアレイを作製した。ゲート絶縁膜3の形成時及び層間絶縁膜9の印刷時に一部のゲート絶縁膜3の開口部3o及び層間絶縁膜9の開口部9oがつぶれ、その画素の表示ができなかった。
(a)は本発明の実施の形態に係る薄膜トランジスタアレイの一例を示す平面図であり、(b)はAA−AAの断面図であり、(c)はA−Aの断面図である。 (a)は本発明の実施の形態に係る薄膜トランジスタアレイの一例を示す平面図であり、(b)はBB−BBの断面図であり、(c)はB−Bの断面図である。 (a)は本発明の実施の形態に係る薄膜トランジスタアレイの一例を示す平面図であり、(b)はCC−CCの断面図であり、(c)はC−Cの断面図である。 (a)は本発明の実施の形態に係る薄膜トランジスタアレイの一例を示す平面図であり、(b)はDD−DDの断面図であり、(c)はD−Dの断面図である。 本発明の実施の形態に係るストライプの開口部の例を示す平面図である。 従来の孤立開口の例を示す平面図である。 (a)〜(f)は本発明の実施の形態に係る薄膜トランジスタアレイの製造工程の一例を示す平面図であり、(h)はA−Aの断面図である。 (a)〜(f)は本発明の実施の形態に係る薄膜トランジスタアレイの製造工程の一例を示す平面図であり、(h)はB−Bの断面図である。 (a)〜(f)は本発明の実施の形態に係る薄膜トランジスタアレイの製造工程の一例を示す平面図であり、(h)はCC−CCの断面図である。 (a)〜(f)は本発明の実施の形態に係る薄膜トランジスタアレイの製造工程の一例を示す平面図であり、(h)はDD−DDの断面図である。 (a)は従来の薄膜トランジスタアレイの構造を示す平面図であり、(b)はEE−EEの断面図であり、(c)はE−Eの断面図である。
符号の説明
1 基板
12 バリア層
2 ゲート電極
22 ゲート配線
3 ゲート絶縁膜
3o ゲート絶縁膜の開口部
4 ソース電極
42 ソース配線
5 ドレイン電極
6 半導体
7 封止層
8 画素電極
9 層間絶縁膜
9o 層間絶縁膜の開口部
10 キャパシタ電極
20 キャパシタ配線
11 上部画素電極
so ストライプ開口
21 基板
221 ゲート電極
222 ゲート配線
23 ゲート絶縁膜
24 ソース電極
244 ソース配線
25 ドレイン電極
26 半導体
27 封止層
28 画素電極
29 層間絶縁膜
29o 層間絶縁膜の開口部
30 キャパシタ電極
101 キャパシタ配線
31 上部画素電極
100 薄膜トランジスタアレイ
200 薄膜トランジスタアレイ
300 薄膜トランジスタアレイ
400 薄膜トランジスタアレイ
500 薄膜トランジスタアレイ

Claims (16)

  1. 基板と、
    前記基板上に形成された複数のゲート配線及び前記複数のゲート配線に接続された複数のゲート電極と、
    前記ゲート配線及び前記ゲート電極と同一層に隔離して形成された複数のキャパシタ配線及び前記キャパシタ配線に接続された複数のキャパシタ電極と、
    前記ゲート配線及び前記ゲート電極と前記キャパシタ配線及び前記キャパシタ電極とを覆うように形成されたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上に形成された複数のソース配線及び前記ソース配線に接続された複数のソース電極と、
    前記ソース配線及び前記ソース電極の同一層に隔離して形成された複数の画素電極及び前記画素電極に接続された複数のドレイン電極と、
    前記ソース電極と前記ドレイン電極との間隙に形成された複数の半導体パターンと、
    前記画素電極上に形成された開口部を有する層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜上に形成され、前記画素電極に接続された上部画素電極と、を有し、
    前記層間絶縁膜の前記開口部が、前記複数の画素電極にまたがって連続したストライプ構造であることを特徴とする薄膜トランジスタアレイ。
  2. 前記ゲート絶縁膜または前記層間絶縁膜が有機物であることを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタアレイ。
  3. 前記半導体パターンが有機半導体または酸化物半導体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の薄膜トランジスタアレイ。
  4. 基板と、
    前記基板上に形成された複数のソース配線及び前記ソース配線に接続された複数のソース電極と、
    前記ソース配線及び前記ソース電極と同一層に隔離して形成された複数の画素電極及び前記画素電極に接続された複数のドレイン電極と、
    前記ソース電極と前記ドレイン電極との間隔に形成された複数の半導体パターンと、
    前記画素電極上に形成された第1の開口部を有する複数のゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上に形成された複数のゲート配線及び前記ゲート配線に接続された複数のゲート電極と、
    前記ゲート配線及び前記ゲート電極と同一層に隔離して形成された複数のキャパシタ配線及び前記キャパシタ配線に接続された複数のキャパシタ電極と、
    前記画素電極上に形成された第2の開口部を有する層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜上に形成され、前記画素電極に接続された上部画素電極と、を有し、
    前記ゲート絶縁膜の前記第1の開口部が、前記複数の画素電極にまたがって連続したストライプ形状であることを特徴とする薄膜トランジスタアレイ。
  5. 前記層間絶縁膜の前記第2の開口部が、前記複数の画素電極にまたがって連続したストライプ構造であることを特徴とする請求項4に記載の薄膜トランジスタアレイ。
  6. 前記ゲート絶縁膜または前記層間絶縁膜が有機物であることを特徴とする請求項4又は5に記載の薄膜トランジスタアレイ。
  7. 前記半導体パターンが有機半導体または酸化物半導体であることを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の薄膜トランジスタアレイ。
  8. 基板を準備し、
    前記基板上にゲート配線及び前記ゲート配線に接続されたゲート電極とキャパシタ配線及び前記キャパシタ配線に接続されたキャパシタ電極を形成し、
    前記ゲート配線及び前記ゲート電極と前記キャパシタ配線及び前記キャパシタ電極とを覆うようにゲート絶縁膜を形成し、
    前記ゲート絶縁膜上にソース配線及び前記ソース配線に接続されたソース電極と画素電極及び前記画素電極に接続されたドレイン電極を形成し、
    前記ソース電極と前記ドレイン電極との間隙に半導体パターンを形成し、
    前記画素電極上に開口部を有する層間絶縁膜を形成し、
    前記画素電極に接続された上部画素電極を形成し、
    前記層間絶縁膜の前記開口部が、前記複数の画素電極にまたがって連続したストライプ構造であることを特徴とする薄膜トランジスタアレイの製造方法。
  9. 前記ゲート絶縁膜または前記層間絶縁膜が有機物であることを特徴とする請求項8に記載の薄膜トランジスタアレイの製造方法。
  10. 前記半導体パターンが有機半導体または酸化物半導体であることを特徴とする請求項8又は9に記載の薄膜トランジスタアレイの製造方法。
  11. 前記ゲート絶縁膜または前記層間絶縁膜は、リフトオフまたは印刷法を用いて形成されることを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載の薄膜トランジスタアレイの製造方法。
  12. 基板を準備し、
    前記基板上に半導体パターンを形成し、
    前記半導体パターンがソース電極とドレイン電極の間隙に入るようにソース配線及び前記ソース配線に接続された前記ソース電極と画素電極及び前記画素電極に接続された前記ドレイン電極を形成し、
    前記画素電極上に第1の開口部を有するゲート絶縁膜を形成し、
    前記ゲート絶縁膜上にゲート配線及び前記ゲート配線に接続されたゲート電極とキャパシタ配線及び前記キャパシタ配線に接続されたキャパシタ電極を形成し、
    前記画素電極上に第2の開口部を有する層間絶縁膜を形成し、
    前記画素電極に接続された上部画素電極を形成し、
    前記ゲート絶縁膜の前記第1の開口部が、前記画素電極にまたがって連続したストライプ構造であることを特徴とする薄膜トランジスタアレイの製造方法。
  13. 前記層間絶縁膜の前記第2の開口部が、前記画素電極にまたがって連続したストライプ形状であることを特徴とする請求項12に記載の薄膜トランジスタアレイの製造方法。
  14. 前記ゲート絶縁膜または前記層間絶縁膜が有機物であることを特徴とする請求項12又は13に記載の薄膜トランジスタアレイの製造方法。
  15. 前記半導体パターンが有機半導体または酸化物半導体であることを特徴とする請求項12乃至14のいずれかに記載の薄膜トランジスタアレイの製造方法。
  16. 前記ゲート絶縁膜または前記層間絶縁膜は、リフトオフまたは印刷法を用いて形成されることを特徴とする請求項12乃至15のいずれかに記載の薄膜トランジスタアレイの形成方法。
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