JP2007182687A - 引戸用ハンドル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 指詰め防止機能を有し、重い引戸の開閉を容易に且つ自然に行うことができる引戸用ハンドル装置の提供。
【解決手段】 ハンドル2と、指詰め防止部材3と、指詰め防止部材のストッパー4とを備え、ハンドルは、所定の待機位置から引戸閉じ側に傾けることができると共に、手を離すと待機位置に復帰するように引戸1に軸支したものであり、指詰め防止部材は、ハンドルが引戸閉じ側に傾くのと連動して引戸の戸先側に突出し、且つハンドルが引戸閉じ側に傾いたままで没入方向に押されると没入するものであり、ストッパーは、没入した指詰め防止部材を没入位置に拘束すると共に、指詰め防止部材が突出したときにハンドルが待機位置に復帰すると指詰め防止部材を突出位置に拘束する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、引戸用ハンドル装置に関する。
近年、引き違いサッシ等の引戸障子は、複層ガラス化により重量が重くなっており、そのため引戸を勢いよく閉めたときに、引き手から手が離れて引戸が惰性で閉まり、戸先框と竪枠の間に指を挟んでケガをする危険性がある。これを防止するものとして、特許文献1には、引戸の戸先側に出没するストッパ部材を備え、引き手から手が離れて引戸が惰性で閉まろうとした際にストッパ部材が突出状態でロックされ、ストッパ部材により引戸の全閉が妨げられるようにした安全装置が記載されている。この安全装置は、引き手が引戸開閉方向にスライド可能に設けてあり、且つ反戸先側に向けてバネで付勢してあり、引き手に手指を掛けて引戸を閉じ側に引くと、引き手がバネの付勢力に抗して戸先側にスライドし、これに伴ってストッパ部材の没入を妨げる干渉部材がストッパ部材と干渉しない下方位置に退避するため、引き手に手指を掛けたまま引戸が閉まれば、ストッパ部材は引戸内に没入して引戸の全閉を妨げないようにしている。
なお、重い引戸の開き始めの初動操作をアシストするために、引戸にレバーハンドルと、レバーハンドルと連動して回動する開きアシスト部材を設けたものは、特許文献2などに記載されているように、公知である。
特開2001−295546号公報 特開2003−13634号公報
手指を掛けて引く引き手は、指先に力のない子供やお年寄りなどにとって、引戸に力を伝え難く、引き手から手指が外れることも多いものであり、上記の特許文献1記載のものは、引戸を閉じようとしたときに引き手が横にスライドするため、こうした不都合が一層顕著になる。本発明は以上に述べたような実情に鑑み、指詰め防止機能を有し、重い引戸の開閉を容易に且つ自然に行うことができる引戸用ハンドル装置の提供を目的とする。
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明による引戸用ハンドル装置は、ハンドルと、指詰め防止部材と、指詰め防止部材のストッパーとを備え、ハンドルは、所定の待機位置から引戸閉じ側に傾けることができると共に、手を離すと待機位置に復帰するように引戸に軸支したものであり、指詰め防止部材は、ハンドルが引戸閉じ側に傾くのと連動して引戸の戸先側に突出し、且つハンドルが引戸閉じ側に傾いたままで没入方向に押されると没入するものであり、ストッパーは、没入した指詰め防止部材を没入位置に拘束すると共に、指詰め防止部材が突出したときにハンドルが待機位置に復帰すると指詰め防止部材を突出位置に拘束することを特徴とする。
請求項2記載の発明による引戸用ハンドル装置は、ハンドルと、開きアシスト部材と、指詰め防止部材と、指詰め防止部材のストッパーとを備え、ハンドルは、所定の待機位置から引戸開き側及び引戸閉じ側に傾けることができると共に、手を離すと待機位置に復帰するように引戸に軸支したものであり、開きアシスト部材は、ハンドルが引戸開き側に傾くのと連動して引戸の戸先側に突出し、ハンドルが待機位置に復帰すると没入するものであり、指詰め防止部材は、ハンドルが引戸閉じ側に傾くのと連動して引戸の戸先側に突出し、且つハンドルが引戸閉じ側に傾いたままで没入方向に押されると没入するものであり、ストッパーは、指詰め防止部材が突出したときにハンドルが待機位置に復帰すると指詰め防止部材を突出位置に拘束することを特徴とする。
請求項3記載の発明による引戸用ハンドル装置は、請求項2記載の構成に加え、ハンドルは、基端部を垂直軸で引戸に軸支した上下2本のアームと、上下のアームの先端部同士を連結する掴みバーとを有し、一方のアームの基端部に開きアシスト部材の作動部が設けてあり、他方のアームの基端部にはストッパーの作動部が設けてあり、ハンドルが引戸開き側に傾くと、一方のアームの作動部が開きアシスト部材に当接して開きアシスト部材を戸先側に動かし、ハンドルが引戸閉じ側に傾くと、他方のアームの作動部がストッパーに当接してストッパーを指詰め防止部材の拘束を解除する方向に動かすことを特徴とする。
請求項1記載の発明による引戸用ハンドル装置は、引戸に軸支したハンドルを掴んで操作することで、引戸に力を伝えやすく、重い引戸の開閉を容易にすることができる。ハンドルは、待機位置から引戸閉じ側に傾けることができると共に、手を離すと待機位置に復帰するように引戸に軸支したものであり、引戸を閉じる際にはハンドルが待機位置から引戸閉じ側に傾いて引戸の閉鎖操作を自然に行うことができ、そのように自然にハンドルを操作するだけで、指詰め防止部材による指詰め防止機能が働くので、操作性が優れている。指詰め防止部材は、ハンドルが引戸閉じ側に傾くのと連動して引戸の戸先側に突出し、突出したときにハンドルが待機位置に復帰するとストッパーにより突出位置で拘束されるため、ハンドルから手が離れて引戸が惰性で閉じたときには、指詰め防止部材により戸先側での指詰めを防止できる。また指詰め防止部材は、ハンドルが引戸閉じ側に傾いたままで没入方向に押されると没入するので、ハンドルから手が離れずに引戸が正常に閉じられたときには、引戸の全閉を妨げない。さらに本発明の引戸用ハンドル装置は、ストッパーが、没入した指詰め防止部材を没入位置に拘束するため、引戸が開いた状態で指詰め防止部材に指や衣服等が引っ掛かることを防止できる。
請求項2記載の発明による引戸用ハンドル装置は、引戸に軸支したハンドルを掴んで操作することで、引戸に力を伝えやすく、重い引戸の開閉を容易にすることができる。ハンドルは、待機位置から引戸開き側及び引戸閉じ側に傾けることができると共に、手を離すと待機位置に復帰するように引戸に軸支したものであり、引戸の開閉操作に伴ってハンドルが待機位置から引戸開き側又は引戸閉じ側に傾いて引戸の開閉操作を自然に行うことができ、そのように自然にハンドルを操作するだけで、引戸を開く際には開きアシスト部材が戸先側に突出して開き始めの初動操作をアシストし、引戸を閉じる際には指詰め防止部材が指詰めを防止するので、操作性、機能性が極めて高い。指詰め防止部材は、ハンドルが引戸閉じ側に傾くのと連動して引戸の戸先側に突出し、突出したときにハンドルが待機位置に復帰するとストッパーにより突出位置で拘束されるため、ハンドルから手が離れて引戸が惰性で閉じたときには、指詰め防止部材により戸先側での指詰めを防止できる。また指詰め防止部材は、ハンドルが引戸閉じ側に傾いたままで没入方向に押されると没入するので、ハンドルから手が離れずに引戸が正常に閉じられたときには、引戸の全閉を妨げない。
請求項3記載の発明による引戸用ハンドル装置は、ハンドルを、基端部を垂直軸で引戸に軸支した上下2本のアームと、上下のアームの先端部を連結する掴みバーとで構成したので、引戸の開閉時に掴みバーが傾かないため、重い引戸の開閉がより一層容易に行える。また、一方のアームの基端部に開きアシスト部材の作動部を設け、他方のアームの基端部にストッパーの作動部を設けることで、簡単な構造によって開きアシスト部材とストッパーを引戸開閉時のハンドルの動きにそれぞれ連動させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図2〜図6は、本発明の第一実施形態に係る引戸用ハンドル装置を示している。この引戸用ハンドル装置は、掃き出し窓のような大きく重い引戸の開閉を容易に行えるように、引戸1の戸先框13の室内側面に取付けたものであり、図2と図3に示すように、戸先框13の室内側面にビス14a,14bで取付けた台座15と、台座15から室内側に突出して設けたハンドル2とを有している。なお、図示のものは、室内側引戸用のものであるが、室外側引戸の戸先框にはこれと左右対称のものが取付けられる。
ハンドル2は、上下2本のアーム9a,9bが台座15から室内側に突出し、両アーム9a,9bの先端部に丸棒状の掴みバー10が連結してある。各アーム9a,9bの基端部は、図4と図5に示すように、台座15の内部に挿入され、台座15内に配置したアームホルダー16に垂直軸17で回動自在に軸支し、ねじりバネ5により所定の待機位置に復帰するように付勢してある。すなわち、図5に示すように、垂直軸17の反戸先側にはバネ保持軸18がアームホルダー16を上下に貫通して設けてあり、垂直軸17の戸先側にはバネ掛け軸19がアーム9a,9b基端部を上下に貫通して設けてあって、バネ保持軸18にねじりバネ5を保持させ、ねじりバネ5の2本のアーム部5a,5bが、垂直軸17とバネ掛け軸19を室内外方向から挟むように引っ掛けてある。そのためハンドル2は、手を離した状態では、ねじりバネ5によって図5に示す待機位置に保持され、引戸1を開くために掴みバー10を掴んで引戸開き側に引くと、図7(a)に示すように、ハンドル2は垂直軸17を支点として待機位置から引戸開き側に20°程度傾き、手を離すとねじりバネ5の力で待機位置に復帰する。反対に、引戸1を閉じるときには、図7(b)に示すように、ハンドル2は垂直軸17を支点として待機位置から引戸閉じ側に10°程度傾き、手を離すとねじりバネ5により待機位置に復帰する。上側のアーム9aの基端部には、開きアシスト部材8を動かすための作動部11が室外側に向けて突出する板状に設けてあり、下側のアーム9bの基端部には、同じようにストッパー4を動かすための作動部12が室外側に向けて突出する板状に設けてあり、引戸1を開く際にハンドル2が引戸開き側に傾いたときには、図7(a)に示すように、両作動部11,12は引戸閉じ側に向けて傾き、引戸1を閉じる際にハンドル2が引戸閉じ側に傾いたときには、図7(b)に示すように、両作動部11,12は引戸開き側に向けて傾く。
台座15は、横幅が約30ミリで上下に長く形成してあり、図4と図6に示すように、台座15の内部には、開きアシスト部材8と、指詰め防止部材3と、指詰め防止部材3のストッパー4を有している。台座15の戸先側の側面には、開きアシスト部材8と指詰め防止部材3がそれぞれ出没する窓20a,20bが形成されている。台座15の窓20a,20bに隣接した竪枠21のアングル部には、図3に示すように、金属製のプレート31が取付けてある。
開きアシスト部材8は、上下方向に長い棒状に形成され、上部を室内外方向のネジ14aで軸支し、中間部をハンドル2の上側のアーム9aの作動部11の戸先側に配置してある。開きアシスト部材8は、ネジ14aの周囲に保持させたねじりバネ22により、台座15内に没入する向きで付勢されており、ハンドル2が待機位置にある状態では、台座15内に没入している。
指詰め防止部材3は、台座15内の上下方向中間位置に、上部を室内外方向の軸23で軸支して設けてある。指詰め防止部材3は、下部に戸先側に向けてのびる鎌状部24を有し、鎌状部24の下面には、後述するストッパー4の没入時用係止部6と係止する没入時用被係止部25と、ストッパー4の突出時用係止部7と係止する突出時用被係止部26とが形成してある。指詰め防止部材3は、軸23の周囲に保持させたねじりバネ27により、鎌状部24が台座15側面の窓20bから突出する向きで付勢してあり、ハンドル2が待機位置にある状態では、ストッパー4の没入時用係止部6が没入時用被係止部25に係止して没入位置で拘束されている。
ストッパー4は、指詰め防止部材3の下方に隣接して、室内外方向の軸28で軸支して設けてある。ストッパー4の上面には突起状の没入時用係止部6を有し、戸先側端部に突出時用係止部7を有している。さらにストッパー4は、下側のアーム9bの作動部12の反戸先側に隣接して垂下する係合部29を有している。ストッパー4は、軸28の周囲に保持させたねじりバネ30により、没入時用係止部6と突出時用係止部7が指詰め防止部材3に当接する向きで付勢してある。
次に、図1に即して本引戸用ハンドル装置の動作を説明する。引戸1が全閉しハンドル2が待機位置にある状態では、図1(a)に示すように、開きアシスト部材8はねじりバネ22の付勢力により没入位置に保持され、指詰め防止部材3はストッパー4の没入時用係止部6が没入時用被係止部25に係止して没入位置に拘束されている。
引戸1を開ける際にハンドル2が引戸開き側に傾くと、図1(b)に示すように、上側のアーム9aの作動部11が開きアシスト部材8を戸先側に押して動かし、開きアシスト部材8が台座の窓20aから引戸1の戸先側に突出して竪枠21に取付けたプレート31を押圧し、その反力によって引戸1が開き側に押されることから、開き始めが軽くなる。ハンドル2から手を離すと、ハンドル2は待機位置に復帰するので、開きアシスト部材8は台座15内に没入する。この間、指詰め防止部材3は、ストッパー4により没入位置で拘束されたままである。
引戸1を閉じる際にハンドル2が引戸閉じ側に傾くと、図1(c)に示すように、下側のアーム9bの作動部12がストッパー4の係合部29と当接してストッパー4を時計回りに回転させ、これにより没入時用係止部6が指詰め防止部材3から離れるため、指詰め防止部材3がねじりバネ27の付勢力により反時計回りに回転し、鎌状部24が引戸1の戸先側に突出する。その後、ハンドル2に手を掛けたまま引戸1が正常に閉じられると、ハンドル2が引戸閉じ側に傾いた状態で維持され、ストッパー4の没入時用係止部6が指詰め防止部材3から離れた位置にあるため、指詰め防止部材3は竪枠21のプレート31に当たって台座15内に没入し、引戸1の全閉を妨げない。その後、ハンドル2から手を離すと、ハンドル2が待機位置に復帰するのに伴ってストッパー4がねじりバネ30の付勢力によって反時計回りに回転し、ストッパー4の没入時用係止部6によって指詰め防止部材3が没入位置に拘束される。
引戸1を閉じる途中でハンドル2から手が離れ、ハンドル2が待機位置に復帰すると、図1(d)に示すように、ストッパー4が下側のアーム9bの作動部12に当接した状態で反時計回りに回転し、ストッパー4の突出時用係止部7に指詰め防止部材3の突出時用被係止部26が係止して、指詰め防止部材3が突出位置で拘束される。これにより戸先框13と竪枠21との間に2〜3センチの隙間が形成されることから、指詰めを未然に防止できる。指詰め防止部材3を引っ込めるには、ハンドル2を引戸閉じ側に傾ければストッパー4が時計回りに回転して突出時用係止部7が指詰め防止部材3から離れるので、その状態で引戸1を全閉すればよい。
図8は、本発明の引戸用ハンドル装置の第二実施形態を示している。ハンドル2は、室内外方向の軸32回りに回動するレバーハンドル形式のものとなっており、通常は引戸内に内蔵した付勢部材(図示省略)により実線で示す待機位置に保持され、引戸の開閉操作時には二点鎖線で示すように引戸開き側及び引戸閉じ側に傾き、手を離すと待機位置に復帰する。ハンドルの軸32には、開きアシスト部材8の作動部11とストッパーの作動部12とが設けてあり、引戸開閉時にハンドル2が引戸開き側及び引戸閉じ側に傾くのに連動して、開きアシスト部材8と指詰め防止部材3とストッパー4とが、先に述べた第一実施形態のものと同じように作動する。
以上に述べたように、本引戸用ハンドル装置は、引戸1を開く際にはハンドル2が引戸開き側に傾き、そのハンドルの動きに連動して開きアシスト部材8が戸先側に突出して開き始めの初動操作がアシストされ、引戸1を閉じる際にはハンドル2が引戸閉じ側に傾き、そのハンドルの動きに連動してストッパー4を制御することで、ハンドル2から手が離れて引戸1が惰性で閉じたときだけ指詰め防止機能が働くようにしており、誰にでも引戸1の開閉を自然に行うことができて、開閉時に開き始めのアシスト機能と指詰め防止機能とが確実に発揮できる。また、引戸1が開いた状態では、開きアシスト部材8と指詰め防止部材3はいずれも台座15内に没入しているので、開きアシスト部材8と指詰め防止部材3に指や衣服等が引っ掛かることがない。
さらに、第一実施形態のものでは、ハンドル2が傾いても掴みバー10は鉛直に保たれるので、力をハンドル2から引戸1に伝え易く、重い引戸1でも楽に開閉できる。また、ハンドル2のアーム9a,9bを垂直軸17で軸支すると共に、上下に長く形成した台座15内に開きアシスト部材8と指詰め防止部材3とを収納したので、取り付けスペースの横幅が小さくでき、引き違いサッシの戸先框13に容易に取付けできるし、意匠性も良好なものとなっている。
本発明は以上に述べた実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。指詰め防止部材は、横にスライドして戸先側に出没するようにすることもできる。台座を設ける代わりに、引戸内に戸先側から埋め込むケースに指詰め防止部材等を収納したものであってもよい。また、ストッパー4は、図9に示すように、一つの係止部33で没入時用係止部と突出時用係止部を兼用するものであってもよい。
第一実施形態において、ハンドルの操作状況に応じて開きアシスト部材と指詰め防止部材とストッパーが動く様子を示す台座内の断面図であって、(a)は引戸が全閉してハンドルが待機位置にある状態、(b)は引戸を開く際にハンドルが引戸開き側に傾いたときの状態、(c)は引戸を閉じる際にハンドルが引戸閉じ側に傾いたときの状態、(d)は引戸が閉まる途中でハンドルが待機位置に復帰したときの状態を示している。 (a)は本発明の第一実施形態に係る引戸用ハンドル装置の正面図、(b)は同引戸用ハンドル装置の戸先側から見た側面図である。 本発明の第一実施形態に係る引戸用ハンドル装置の平面図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 図2のC−C断面図である。 図2のB−B断面図であって、(a)は引戸を開く際にハンドルが引戸開き側に傾いたときの状態、(b)は引戸を閉じる際にハンドルが引戸閉じ側に傾いたときの状態を示している。 本発明の引戸用ハンドル装置の第二実施形態を示す概略正面図である。 指詰め防止部材とストッパーの他の実施形態を示す概略正面図であって、(a)は指詰め防止部材を没入位置に拘束したときの状態、(b)は指詰め防止部材を突出位置に拘束したときの状態を示している。
符号の説明
1 引戸
2 ハンドル
3 指詰め防止部材
4 ストッパー
5 ねじりバネ(付勢部材)
6 没入時用係止部
7 突出時用係止部
8 開きアシスト部材
9a,9b アーム
10 掴みバー
11,12 作動部
17 垂直軸

Claims (3)

  1. ハンドルと、指詰め防止部材と、指詰め防止部材のストッパーとを備え、ハンドルは、所定の待機位置から引戸閉じ側に傾けることができると共に、手を離すと待機位置に復帰するように引戸に軸支したものであり、指詰め防止部材は、ハンドルが引戸閉じ側に傾くのと連動して引戸の戸先側に突出し、且つハンドルが引戸閉じ側に傾いたままで没入方向に押されると没入するものであり、ストッパーは、没入した指詰め防止部材を没入位置に拘束すると共に、指詰め防止部材が突出したときにハンドルが待機位置に復帰すると指詰め防止部材を突出位置に拘束することを特徴とする引戸用ハンドル装置。
  2. ハンドルと、開きアシスト部材と、指詰め防止部材と、指詰め防止部材のストッパーとを備え、ハンドルは、所定の待機位置から引戸開き側及び引戸閉じ側に傾けることができると共に、手を離すと待機位置に復帰するように引戸に軸支したものであり、開きアシスト部材は、ハンドルが引戸開き側に傾くのと連動して引戸の戸先側に突出し、ハンドルが待機位置に復帰すると没入するものであり、指詰め防止部材は、ハンドルが引戸閉じ側に傾くのと連動して引戸の戸先側に突出し、且つハンドルが引戸閉じ側に傾いたままで没入方向に押されると没入するものであり、ストッパーは、指詰め防止部材が突出したときにハンドルが待機位置に復帰すると指詰め防止部材を突出位置に拘束することを特徴とする引戸用ハンドル装置。
  3. ハンドルは、基端部を垂直軸で引戸に軸支した上下2本のアームと、上下のアームの先端部同士を連結する掴みバーとを有し、一方のアームの基端部に開きアシスト部材の作動部が設けてあり、他方のアームの基端部にはストッパーの作動部が設けてあり、ハンドルが引戸開き側に傾くと、一方のアームの作動部が開きアシスト部材に当接して開きアシスト部材を戸先側に動かし、ハンドルが引戸閉じ側に傾くと、他方のアームの作動部がストッパーに当接してストッパーを指詰め防止部材の拘束を解除する方向に動かすことを特徴とする請求項2記載の引戸用ハンドル装置。
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