JP2001295546A - 扉用安全装置 - Google Patents
扉用安全装置Info
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Abstract
ることが可能であり、しかも不用意に閉めた時の保安性
を損なわずに、意識的に閉める時には煩わしさを感じさ
せることが無いように扉用安全装置を改良する。 【解決手段】 扉を開いた状態時は扉と戸当たり枠との
間に挟まれて扉の全閉を妨げる突出位置を保持し、かつ
所定の操作で扉の全閉を妨げない没入位置へ移動可能な
ストッパ部材(10)を備える扉用安全装置(5)に、
ストッパ部材の全閉阻止機能を人為的に無効化するため
の選択手段(16)を設けることとする。これにより、
安全装置を必要としない使用者に対して閉める度にスト
ッパの解除を強いるという不都合を払拭することができ
る。
Description
は扉と戸当たり枠との間に挟まれて扉の全閉を妨げる突
出位置を保持し、かつ所定の操作で扉の全閉を妨げない
没入位置へ移動可能なストッパ部材を備える扉用安全装
置に関するものである。
とがある。このような慣性力を扉に加える閉め方を不用
意に行うと、ともすれば扉と戸当たり枠との間に指を挟
んだりする事故に繋がるおそれがある。このような事故
を誘発させないために、引き戸の縦框と戸当たり枠との
間に出没自在なストッパ部材を設けることにより、不用
意に引き戸を閉めてもストッパに突き当たって縦框と戸
当たり枠との間に隙間が開くようにした引戸用安全装置
を、特願平6−158269号で本出願人は提案した。
術によると、引き戸を開ける際に縦框と戸当たり枠との
間に自動的にストッパが突出し、閉める時には必ずスト
ッパが突き当たることになる。従って、引き戸を全閉す
るには、その都度ストッパを解除位置へ戻さねばならな
かった。これは安全性を確保し得る反面、意識して引き
戸を閉める習慣のある者には煩わしさを感じさせる懸念
があった。
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
第1に、使用者の意思によって任意に機能を無効化する
ことが可能なように扉用安全装置を改良することにあ
る。また第2に、不用意に閉めた時の保安性を損なわず
に、意識的に閉める時には煩わしさを感じさせることが
無いように扉用安全装置を改良することにある。
ために、本発明の請求項1においては、扉を開いた状態
時は扉と戸当たり枠との間に挟まれて扉の全閉を妨げる
突出位置を保持し、かつ所定の操作で扉の全閉を妨げな
い没入位置へ移動可能なストッパ部材を備える扉用安全
装置に、ストッパ部材の全閉阻止機能を人為的に無効化
するための選択手段を設けることとした。このようにす
れば、選択手段によってストッパの機能を無効化するこ
とができる。
扉用安全ストッパを、ストッパ部材の没入方向移動を阻
止する干渉部材と、干渉部材をストッパ部材と干渉しな
い位置へ移動させる干渉部材移動手段と、干渉部材がス
トッパ部材と干渉しない位置に干渉部材移動手段を保持
させることによってストッパ部材の全閉阻止機能を人為
的に無効化するための選択手段とを有するものとした。
これによっても、干渉部材移動手段の位置設定によって
ストッパ機能を任意に無効化することができる。
渉部材移動手段とを、共通のばね部材をもって共に初期
位置へ向けて付勢するようにした。これにより、構造の
簡略化と部品点数の削減を企図し得る。
ストッパを引き戸に設け、干渉部材移動手段を引き戸の
取っ手と一体に設けるものとした。このようにすれば、
ストッパ部材の突出位置を保持する干渉部材が、取っ手
を持って意識的に引き戸を閉める時には、ストッパ部材
と干渉しない位置へ自動的に移動することとなる。
例を参照して本発明を詳細に説明する。
サッシュの一例を示している。このサッシュは、固定枠
1の内側に2枚の引き違い式ガラス障子2・3を摺動自
在に組み込んでなり、アルミニウム合金材で中空に形成
された縦框4に本発明の安全装置5が組み込まれてい
る。
縦框4の側壁に形成された切欠孔6から縦框4の内側に
収納されており、そのケース7の側壁に一体形成された
フランジ8をもって、縦框4の側壁にビス止めされてい
る。
向に摺動してケース7の一側面から出没自在であり、か
つ横向きコイルばね9で突出方向へ常時弾発付勢された
ストッパ部材10と、垂直方向に摺動自在であり、かつ
縦向きコイルばね11で上向きに常時弾発付勢された干
渉部材12と、干渉部材12の前面(室内側の面)に形
成された突起13と斜めのカム溝14をもって係合し、
かつ水平方向に移動することで干渉部材12を下向きに
移動させるための移動部材15と、干渉部材12の下側
位置を保持する位置に移動部材15を保持するための選
択部材16とが収容されている。
並びに移動部材15は、ケース内面の溝Gに係合する突
部Rにより、各々の移動軌跡が規制されている。
軸支された偏心カムからなっており、その支軸17の端
部に形成されたマイナス溝18をマイナスドライバなど
で90度回動させることにより、移動部材15の移動を
妨げない状態と、移動部材15を一側に強制的に保持す
る状態とを、その回動位置によって選択できるようにな
っている。
れた切欠孔19を介して取っ手20が結合されている。
は取っ手20の蔭に隠れる位置にあり、取っ手20の操
作で移動部材15を一側に寄せないと、軸端のマイナス
溝18が露出しないようになっている。
る。
状態では、移動部材15は自由に左右移動を行える。こ
の状態で障子3を開くと、横向きコイルばね9の弾発力
でストッパ部材10が突出する。これと同時に、縦向き
コイルばね11の弾発力で干渉部材12は上側へ移動す
る。そして干渉部材12の突起13とカム溝14で係合
した移動部材15は、干渉部材12の上側移動に伴って
図3における左方(他側)へ移動する。
に障子3を閉めると、その後方に干渉部材12が位置し
ているために没入方向への移動を阻止されたストッパ部
材10の先端が戸当たり枠21に突き当たる。これによ
り、縦框4と戸当たり枠21との間に隙間が開き、指詰
めが防止される。
子3を閉めようとすると、取っ手20が戸当たり枠21
に近づく方向へ移動し、これに伴って取っ手20と一体
をなす移動部材15が図3における右方へと移動する。
すると、カム溝14の傾斜に沿って干渉部材12が下向
きに移動させられる。ストッパ部材10の後端面から干
渉部材12が外れると、ストッパ部材10は没入方向移
動を妨げられなくなるので、戸当たり枠21に押されて
ケース7内に没入し、障子3は全閉状態となる。
閉めれば、取っ手20の動きに応じて干渉部材12が下
動するので、ストッパ部材10は戸当たり枠21に衝当
すると同時にケース7内に没入し、なんら抵抗無く全閉
することができる。
合は、取っ手20を戸当たり枠21に近づける向きに移
動させて選択部材16の支軸17の端部を露出させ、こ
れをマイナスドライバなどで90度回動させる。する
と、図4に示したように、偏心カムからなる選択部材1
6が、移動部材15を一側へ押し付けて戻らなくする。
これにより、移動部材15と連動する干渉部材12が下
方位置から戻れなくなり、ストッパ部材10の没入移動
を阻止し得なくなるので、ストッパ部材10は出没運動
が自由となり、戸当たり枠21に衝当すると抵抗無くケ
ース7内に没入することとなる。
め方をした場合に指を挟むことを防止するためのストッ
パ機能を任意に無効化し得るので、安全装置を必要とし
ない使用者に対して閉める度にストッパの解除を強いる
という不都合を払拭することができる。また、ストッパ
機能を有効にした状態にあっても、戸を閉める操作の中
でストッパの解除が自動的に行われるので、使用者に煩
わしさを感じさせない上、当初から取っ手に手を添えて
閉めさえすれば抵抗感無く全閉するので、事故を誘発さ
せるような乱雑な閉め方をしないように習慣づけること
ができる。これに加えて、サッシュにビルトインするこ
とができるので、サッシュの付加価値を高めることがで
きる。
体斜視図
ら見た正面図
す背面図
す背面図
Claims (4)
- 【請求項1】 扉を開いた状態時は扉と戸当たり枠との
間に挟まれて扉の全閉を妨げる突出位置を保持し、かつ
所定の操作で扉の全閉を妨げない没入位置へ移動可能な
ストッパ部材を備える扉用安全装置であって、 前記ストッパ部材の全閉阻止機能を人為的に無効化する
ための選択手段を備えることを特徴とする扉用安全装
置。 - 【請求項2】 扉を開いた状態時は扉と戸当たり枠との
間に挟まれて扉の全閉を妨げる突出位置を保持し、かつ
所定の操作で扉の全閉を妨げない没入位置へ移動可能な
ストッパ部材を備える扉用安全装置であって、 前記ストッパ部材の没入方向移動を阻止する干渉部材
と、 前記干渉部材を前記ストッパ部材と干渉しない位置へ移
動させる干渉部材移動手段と、 前記干渉部材が前記ストッパ部材と干渉しない位置に前
記干渉部材移動手段を保持させることによって前記スト
ッパ部材の全閉阻止機能を人為的に無効化するための選
択手段とを有することを特徴とする扉用安全装置。 - 【請求項3】 前記干渉部材と前記干渉部材移動手段と
が、共通のばね部材をもって共に初期位置へ向けて付勢
されることを特徴とする請求項2に記載の扉用安全装
置。 - 【請求項4】 当該扉用安全装置が引き戸に設けられ、
前記干渉部材移動手段が前記引き戸の取っ手と一体に設
けられることを特徴とする請求項2または3に記載の扉
用安全装置。
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---|---|---|---|
JP2000111799A JP4455723B2 (ja) | 2000-04-13 | 2000-04-13 | 扉用安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP4455723B2 JP4455723B2 (ja) | 2010-04-21 |
Family
ID=18624073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002309834A (ja) * | 2001-04-12 | 2002-10-23 | Toshimaro Nakatani | 折畳建具 |
JP2007182687A (ja) * | 2006-01-06 | 2007-07-19 | Sankyo Tateyama Aluminium Inc | 引戸用ハンドル装置 |
JP2012225105A (ja) * | 2011-04-21 | 2012-11-15 | Daiwa House Industry Co Ltd | 引き戸の戸先での指挟み防止機構 |
JP2019124007A (ja) * | 2018-01-12 | 2019-07-25 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
-
2000
- 2000-04-13 JP JP2000111799A patent/JP4455723B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4694375B2 (ja) * | 2006-01-06 | 2011-06-08 | 三協立山アルミ株式会社 | 引戸用ハンドル装置 |
JP2012225105A (ja) * | 2011-04-21 | 2012-11-15 | Daiwa House Industry Co Ltd | 引き戸の戸先での指挟み防止機構 |
JP2019124007A (ja) * | 2018-01-12 | 2019-07-25 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
JP7014614B2 (ja) | 2018-01-12 | 2022-02-01 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
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---|---|
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