JP2007174995A - シャリ玉製造装置 - Google Patents

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晴紀 石野
Shintaro Sasahara
新太郎 笹原
Yasushi Kamaya
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Abstract

【課題】ホッパ部から流入した米飯を移送する移送路内の清掃を容易に行うことができるシャリ玉製造装置を提供すること。
【解決手段】ホッパ部3に投入された米飯を所定量ずつ排出する排出装置を備えるシャリ玉製造装置1において、前記排出装置は、前記ホッパ部3から流入した米飯を移送する移送路を構成する移送筐体5と、装置本体2aに固設され、前記移送路内に配置される米飯移送部材を駆動する駆動手段と、を備え、前記移送筐体5は、前記ホッパ部3からの米飯が流入する流入部及び該流入部から流入して前記移送路内を移送する米飯を外部に排出する排出部5bを有するとともに、前記装置本体2aに対して取り外し自在に設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、米飯をシャリ玉状に成形するシャリ玉製造装置に関する。
従来、この種のシャリ玉製造装置としては、上方に設けられたホッパ部より供給された米飯を、互いに対向させて配置した2列のローラ群に送り込むことで、ローラ群の下方に配置される成形機構部に米飯を定量ずつ供給し、この供給された米飯が成形機構部でシャリ玉状に成形されるようにしたのものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−333709号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された握り寿司製造装置にあっては、米飯を移送する複数のローラ群の四方は、移送される米飯が飛散しないように壁により囲まれているため、各ローラに付着した飯粒等の清掃が大変であるという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、ホッパ部から流入した米飯を移送する移送路内の清掃を容易に行うことができるシャリ玉製造装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のシャリ玉製造装置は、
ホッパ部に投入された米飯を所定量ずつ排出する排出装置を備えるシャリ玉製造装置において、
前記排出装置は、前記ホッパ部から流入した米飯を移送する移送路を構成する移送筐体と、装置本体に固設され、前記移送路内に配置される米飯移送部材を駆動する駆動手段と、を備え、
前記移送筐体は、前記ホッパ部からの米飯が流入する流入部及び該流入部から流入して前記移送路内を移送する米飯を外部に排出する排出部を有するとともに、前記装置本体に対して取り外し自在に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、移送路を構成する移送筐体を装置本体から取り外すことで、移送路内の清掃を、装置本体から離脱した状態で行うことができるため、清掃しやすくなるばかりか、水洗い等が可能となる。
本発明の請求項2に記載のシャリ玉製造装置は、請求項1に記載のシャリ玉製造装置であって、
前記米飯移送部材は、前記移送路の側方に該移送路に沿うように配置される複数の移送ローラからなるとともに、前記移送路の移送方向に向けて延設される側面壁が、前記複数の移送ローラの外側面に沿うように近接配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、移送ローラと側面壁との間に多量の飯粒が残留することがないので、清掃が容易となるばかりか、衛生である。
本発明の請求項3に記載のシャリ玉製造装置は、請求項2に記載のシャリ玉製造装置であって、
前記側面壁における前記排出部側の端部が、前記排出部の左右端に連設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、移送ローラと側面壁との間の飯粒が落下しても、側面壁により排出部に向けて案内されるため、排出部の側方に落下されることが防止されるばかりか、飯粒が無駄にならない。
本発明の請求項4に記載のシャリ玉製造装置は、請求項1〜3のいずれかに記載のシャリ玉製造装置であって、
前記移送筐体は、前記移送路の背面壁及び側面壁からなる本体部と、該本体部に対して離脱自在に設けられ、前記移送路の前面壁を構成する本体カバーと、から構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、移送路内を開放することができるので、移送路内の清掃をより容易に行うことができる。
本発明の請求項5に記載のシャリ玉製造装置は、請求項1〜4のいずれかに記載のシャリ玉製造装置であって、
前記移送筐体は、合成樹脂材にて形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、移送路内を移送する米飯の保温性が高まるので、移送中に米飯が冷めることを防止できる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本発明の実施例におけるシャリ玉製造装置を左斜め上方から見た状態示す外観斜視図であり、図2(a)は、移送筐体の内部構造を示す正面図であり、(b)は移送筐体の本体部を示す正面図であり、図3(a)は、図2(a)のA−A断面図であり、(b)は図2の要部拡大図であり、図4は、図2(a)のB−B断面図であり、図5は、カッター装置におけるカッターの閉状態を示す平面図であり、図6は、カッター装置におけるカッターの開状態を示す平面図であり、図7は、図5の側面図であり、図8はカッターの要部を示す斜視図である。
図1の符号1は、本発明が適用されたシャリ玉製造装置であり、このシャリ玉製造装置1の本体は、下部本体2bと、該下部本体2bの後部上方に配置された上部本体2aと、から主に構成されている。上部本体2aの上部には、米飯を投入するホッパ部3が配設されているとともに、正面側には、ホッパ部3の下部前側から排出された米飯を下方に向けて移送するとともに、下部本体2bの上面に回動自在に設けられたターンテーブル4に向けて排出する排出装置における移送筐体5と、該移送筐体5の下部に配設される切り離し装置を構成するカッター30,30’(図2(a)参照)とが配設されている。
ターンテーブル4の上面には、移送筐体5の下部に形成される排出部5b(図2参照)から排出され、かつカッター30,30’にて切り離された所定量の米飯を受け入れる成形受部としての複数の成形孔7が形成されており、ターンテーブル4の回転(時計回り)に応じて、各成形孔7が移送筐体5の排出部5b(図2参照)の鉛直下方位置に順次配置されるようになっている。
各成形孔7は、所定深さを有するとともに、その内部には、該成形孔7の底部を構成する下成形部8が、ターンテーブル4の回転に応じて昇降するように設けられているとともに、排出部5bの下方に配置される成形孔7の右側の成形孔7の上方には、上成形部9が配置されており、下成形部8は、排出部5bの下方において成形孔7内における最下位置に位置して米飯を受け入れることができるようになるとともに、上成形部9の下方の配置位置にて若干上昇して受け入れた米飯を上成形部9とともに上下から挟むように圧縮してシャリ玉形状に成形するようになっている。また、下成形部8は、上成形部9の下方位置から再度排出部5bの下方位置までの間は最上位置まで上昇し、成形したシャリ玉をターンテーブル4の上面まで上昇させるため、作業者がシャリ玉を取り出せるようになっている。
また、ターンテーブル4は、回転中心位置に挿入した取り付けボルト10を介して下部本体2bに回動自在に取り付けられており、該取り付けボルト10を緩めて取り外すことで、ターンテーブル4を上方に向けて下部本体2bから離脱できるようになっている。尚、図1中の符号11は電源スイッチであり、12は操作パネルである。
次に、移送筐体5の構造を、図2〜図4に基づいて説明すると、移送筐体5は、図1及び図3,4に示されるように、上下部及び前面が開口する本体部13と、該本体部13とは別個に構成され、本体部13の前面開口を閉鎖する前面パネル14と、から主に構成されている。これら本体部13及び前面パネル14は、合成樹脂材にて構成されており、移送中の米飯の温度が極力保持されるため、移送中に米飯が冷えることが防止される。
本体部13は、背面壁26及び左右一対の側面壁15,15’が一体的に設けられている。左右背面壁15,15’は、互いに所定距離離間した状態で対向配置され、これら左右側面壁15,15’間に米飯の移送路16が形成されるようになっている。これらの上部間には、ホッパ部3から排出される米飯が流入する流入部5aが形成されているとともに、下部間には、移送路16内を移送された米飯を下方に排出する排出部5bが形成されており、流入部5aの左右幅に対して排出部5bの左右幅が幅狭になっている。
左右側面壁15,15’の内側には、米飯移送部材としての複数の移送ローラ17,17’が、移送路16の左右側方に、米飯の移送方向(上下方向)に沿って配置されており、これら移送ローラ17,17’間に流入される米飯が、これら移送ローラ17,17’により移送されるようになっている。また、左右一対の移送ローラ17,17’は、互いに対向するローラ同士が、流入部5a側から排出部5b側に向けて徐々に近接するように、正面視逆「ハ」の字形に配置されており、つまり移送路16の左右幅は、流入部5aから排出部5bに向かうに従い幅狭になるので、米飯は左右側から挟みこまれるように圧縮成形されながら移送するようになっている。
左右側面壁15,15’の上部は、最上位の移送ローラ17,17’よりも上方に向けて延設され、その内面は正面視逆「ハ」の字形に形成されており、流入部5aから流入した米飯を左右の移送ローラ17,17’間に案内するガイド面15aを形成している。
ガイド面15aの下端より下方に形成される左右の内面は、各移送ローラ17,17’の外面に近接するように、排出部5bに向かうに従い内側に向けて傾斜する傾斜面15bを構成しており、各移送ローラ17,17’との間に幅広な隙間が形成されて多量の米飯が残留しないようになっているとともに、該傾斜面15bの下端は、幅狭な排出部5bの左右端部まで延設されており、左右一対の移送ローラ17,17’と左右側面壁15,15’の内面(傾斜面15b)との間に入り込んだ飯粒が下方に落下したとしても、該傾斜面15bにより内側に案内されるようになっているため、排出部5bの左右側方から、下方に配置されるターンテーブル4の上面に落下してターンテーブル4が汚れることがない。つまり、左右側面壁15,15’の内面は、複数の移送ローラ17,17’の外面に近接するように、幅広の流入部5aの左右端から、該流入部5aよりも幅狭の排出部5bの左右端に向けて傾斜状に延設されているため、移送ローラ17,17’の外側に移動した飯粒が鉛直下方に落下し、排出部5bを通過せずにその左右側方からターンテーブル4の上面における成形孔7以外の箇所に落下してしまうことが防止される。
また、傾斜面15bの下部には、最下部の移送ローラ17,17’とその上部に配置される移送ローラ17,17’間に入り込むように内側に突出する突出面15cが形成されているため、これにより傾斜面15bを伝って落下してきた飯粒が、排出部5b直前に配置される移送ローラ17,17’の上部に案内され、さらに該最下部の移送ローラ17,17’の回転により移送路16内に向けて案内されるようになっているため、最下部の移送ローラ17,17’間にて圧縮成形した状態で排出部5bから排出させることができる。尚、図4に示されるように、移送路16の前後幅は、流入部5a側よりも排出部5b側の方が幅広とされている。
背面壁26には、図2(b)に示されるように、移送ローラ17,17’を回動自在に軸支する軸部材18,18’が挿通される挿通穴19,19’が、各移送ローラ17,17’に対応する箇所に貫通形成されている。また、左右側面壁15,15’の上下部には、当該本体部13及び前面パネル14を上部本体2aの正面側に取り付けて支持する前後方向を向く取り付け杆20が挿通する挿通路21が、前後方向に貫通して形成されている。また、背面壁26の背面下部には、後述する左右一対のカッター30,30’の刃部33,33’の前方への逸脱を当接規制する棒状のブロック34が、左右方向に向けて固設されている。
尚、各軸部材18,18’は、図3(a)及び図4に示されるように、背面壁26よりも後方に延設され、それぞれ上部本体2a内部に設けられた支持板22に回転自在に軸支されている。これら軸部材18,18’の後端は、支持板22を貫通して支持板22よりも内部側に延設されているとともに、該後端には従動ギヤ23が固定されている。これら各軸部材18,18’の後端に固定された従動ギヤ23は、図2(a)、図3(a)、図4に示されるように互いに噛合されているとともに、これらのうち右側中央の上下2つの軸部材18,18の後端の従動ギヤ23は、該従動ギア23の後方に設置されたローラモータ25の駆動軸に固着された駆動ギヤ24に噛合されており、該駆動ギヤ24の駆動が各従動ギヤ23に伝達されて、各移送ローラ17,17’が、図2(a)中に示される矢印方向に回転するようになっている。
また、各軸部材18,18’の先端に取り付けられる移送ローラ17,17’は、軸部材18,18’に対して相対回転不能に、かつ前方に抜き取り自在に設けられており、使用状態において、その前方に配置される前面パネル14の後面に当接することにより逸脱不能とされ、本体部13を上部本体2aから取り外す際には、前面パネル14を取り外すことで、簡単に前方側に抜き取ることができるようになっている。
一方、前面パネル14における取り付け杆20に対応する箇所には、図3(b)に示されるように、取り付け杆20の先端に形成される頭部20a(図3(a)参照)の外径よりも若干大径の大径部27aと、該大径部27aの上部から上方に向けて延設され、取り付け杆20の頭部20aの後部に形成されるくびれ部20bを挿通可能な大径部27aよりも小幅の溝部27bとからなるだるま穴27が形成されている。
よって、移送筐体5を上部本体2aの正面側に取り付ける場合、まず、移送筐体5の上部に配置され、ホッパ部3の下部前方を閉塞するカバーパネル49(図1参照)を取り外した後、本体部13を、挿通路21を取り付け杆20に対応させた状態で、前方側から後方側に向けて押し込み、取り付け杆20に挿通路21を挿通させる。これにより本体部13は、図3(a)及び図4に示されるように、取り付け杆20の後部に形成された大径の基部20cの前端に背面壁26の背面が当接規制され、設置位置に位置決めされる。また、この状態で、背面壁26に形成された複数の挿通穴19,19’内を突き抜けて各軸部材18,18’が背面壁26の前方に突出される。
次いで、これら前方に突出した各軸部材18,18’の先端に移送ローラ17,17’を取り付けた後、前面パネル14のだるま穴27における大径部27aを、取り付け杆20の頭部20aに挿通し、その背面を本体部13の前面、つまり左右側面壁15,15’の前面に当接した状態で、下方に落とし込む。これにより、取り付け杆20のくびれ部20bが溝部27bに嵌挿され、頭部20aにより前方への移動が当接規制されるため、前面パネル14及び該前面パネル14よりも後方の本体部13が、取り付け杆20から逸脱不能な状態で保持され、上部本体2aに対して取り付けられる。
また、移送筐体5を上部本体2aから取り外す場合は、カバーパネル49を取り外した後、前面パネル14を若干上昇させて大径部27aを頭部20aに対応させた状態で手前側に引き抜いて取り外す。その後、各移送ローラ17,17’を各軸部材18,18’の先端から取り外し、本体部13を手前側に引き抜いて取り外せばよい。
このように、移送路16を構成する移送筐体5は、上部本体2aに対して前方側から容易に着脱することができるため、上部本体2aから取り外した状態で簡単に清掃することができる。特に上部本体2aから取り外すことができるので、水洗い等が可能となる。
また、移送筐体5は、本体部13と、該本体部13の前面を開放可能な前面パネル14とから構成されることで、移送路16内に付着した飯粒等を、通路内を開放した状態で清掃することができる。さらに、前面パネル14を、だるま穴27を介して取り付け杆20に係合することで、前面パネル14とともに本体部13を取り付けることができるので、着脱作業が容易になる。
次に、上部本体2aの下部に設けられ、排出部5bから連続的に排出される米飯を切り離して所定量ずつ成形孔7に落下させるカッター装置の構造を、図5〜図8に基づいて説明する。尚、図5及び図6における左側を装置の正面側として説明する。
カッター装置は、図5及び図6に示されるように、上部本体2aに可動自在に配置される左右一対のカッター30,30’と、これらカッター30,30’を駆動する駆動手段としてのカッターモータ41を含む駆動機構部31と、から主に構成される。カッター30,30’は、前後方向を向く帯板状の支持部32,32’と、該支持部32,32’の先端に取り外し自在に取り付けた刃部33,33’と、から構成されており、左右一対の刃部33,33’は、切断位置(図5参照)において、それぞれの対向端辺部に形成された刃33aが排出部5bの鉛直下方に配置されるように設けられている。
支持部32,32’は、後端が上部本体2a後部左右に設けられた一対の枢軸35,35にそれぞれ水平方向に揺動自在に枢支されているとともに、上部本体2aの前部に設けられた左右方向を向く支持部材36により、前端部が左右方向にスライド摺動自在に支持されているとともに、該支持部材36の後方位置には、左右のカッター30,30’の前部側を互いに近接する方向に付勢する引っ張りバネ37の端部がそれぞれ取り付けられて連結されている。
また、引っ張りバネ37の配置位置よりも後方位置には、該支持部32,32’の上方に固着される円柱状のカッターカム38の左右側の周縁部にそれぞれ摺接するカムフォロア39,39’が突設されている。カッターカム38は、左右方向を向く回転軸40における左右のカッター30,30’の中間位置に固着されている。これら左右側の周縁部の一部には切り欠き部38aが対向位置に形成されており、左右それぞれの周縁部の外側にカムフォロア39,39’の側周面が摺接されている。つまり、図5に示されるように、カムフォロア39,39’の側周面に切り欠き部38aが摺接している状態では、引っ張りバネ37の引っ張り力により互いのカムフォロア39,39’が近接するため、先端の刃部33,33’は切断位置に位置する。
また、図5に示される状態からカッターカム38が回転し、図6に示されるように、カムフォロア39,39’の側周面に切り欠き部38a以外の周縁部が摺接している状態となると、引っ張りバネ37の引っ張り力に抗して互いのカムフォロア39,39’が離間されるため、先端の刃部33,33’が開いて米飯を落下させる落下位置に位置するようになっている。
回転軸40の一端側には、支持部32,32’の後部上方に配置されるカッターモータ41の駆動軸41aに固着された駆動ギヤ42に噛合する従動ギヤ43が固着されており、カッターモータ41の駆動により、駆動ギヤ42、従動ギヤ43、回転軸40、カッターカム38、カムフォロア39,39’からなる駆動機構部31を介して駆動力が支持部32,32’に伝達され、刃部33,33’が前記切断位置と前記落下位置との間で可動(スライド移動)するようになっている。つまり、カッター装置のカッター30,30’を駆動する駆動手段は、カッターモータ41及び駆動機構部31にて構成されている。
また、回転軸40の一端側には、カッター30,30’の切断位置(停止位置)の位置検出を行うための検出片44が固着されており、該検出片44が、その側方に配置された位置検出センサ45により検出されたときに、カッターモータ41の駆動が停止され、カッター30,30’が図5に示される切断位置にて停止されるようになっている。尚、カッターモータ41の駆動は、前述したローラモータ25及びターンテーブル4を回転させるターンテーブルモータ(図示略)やホッパ部3内に投入された米飯を移送路16に向けて排出するホッパモータ(図示略)の駆動と連動するように図示しないコントローラにて制御されるようになっている。
具体的には、カッター30,30’は、図5に示す切断位置が初期位置とされており、この状態でローラモータ25の駆動とともにカッターモータ41も駆動し、これによりカッターカム38が所定の回転速度にて回転を開始すると、カッター30,30’は図6に示す落下位置まで移動して左右の刃部33,33’の刃33a、33a間に落下穴Sが形成されるとともに、排出部5bから排出された米飯が該落下穴Sを通して連続的に下方に排出されていく。そして、所定量の米飯が排出部5bから排出されて落下穴Sを通過した時点で、カムフォロア39,39’が切り欠き部38aに差しかかると、カッター30,30’が引っ張りバネ37の引っ張り力により図5に示す切断位置に復帰するため、これにより落下穴Sよりも下方に通過した米飯が、排出部5bから連続的に排出されている後続の米飯から切り離されて落下し、成形孔7内に落下する。その後、ターンテーブル4が回転して次の成形孔7が排出部5bの鉛直下方にセットされる。これら一連の動作が繰り返し行われることで、シャリ玉が連続的に成形されるようになっている。
図9に示されるように、左右一対の刃部33,33’の後端上面には、上下方向に貫通する凹部が形成された、正面視した向きコ字形のホルダ46がネジにより止着されており、該ホルダ46の凹部と刃部33,33’の上面との間に形成された嵌合穴46a内に、支持部32,32’の先端に突設された凸部32aが嵌合されるようになっている。つまり、刃部33,33’は、支持部32,32’の前方側から、支持部32,32’の凸部32aを嵌合穴46a内に嵌合させるように差し込むことで支持部32,32’の先端に取り付けできるようになっており、手前に引き出すことで、駆動手段としての駆動機構部31に連結され、上部本体2a内に配置されている支持部32,32’から簡単に取り外すことができるため、刃部33,33’のみを上部本体2aから離脱して清掃することができるばかりか、刃33aの切れ味が低下した場合等において、刃部33,33’のみを交換できる。
さらに、刃部33,33’は、上部本体2aよりも前方位置に配置されているため、移送筐体5を取り外すことで簡単に支持部32,32’から取り外すことができるばかりか、駆動機構部31に連結されている支持部32,32’を取り外す必要がないため、着脱作業が容易である。
また、刃部33,33’を支持部32,32’の先端に装着した状態において、図7に示されるように、その上方に前述した移送筐体5が配置されると、その背面壁26の背面下部にねじ止めされたブロック34の背面が、左右一対のホルダ46,46の前端に近接配置され、これにより凸部32からの刃部33,33’の前方への逸脱が、ホルダ46とブロック34との当接により規制されるようになっているため、支持部32,32’に対して刃部33,33’を、工具等を必要とするねじ等により固定したりすることなく、逸脱不能に連結することができる。
さらに、刃部33,33’の支持部32,32’からの逸脱を当接規制する規制部材であるブロック34が、上部本体2aに対して着脱自在に設けられる移送筐体5に設けられていることで、移送筐体5を取り外さない限り刃部33,33’が支持部32,32’から逸脱することがないので安全である。つまり本実施例では、ターンテーブル4を下部本体2bから取り外す際には、刃部33,33’のみならず、その上方に配置される移送筐体5も邪魔になり、上部本体2aから取り外す必要があるため、移送筐体5を取り外すだけで刃部33,33’が取り外し自在となるので、取り外し及び取り付け作業が容易になる。
また、左右一対の刃部33,33’における対向辺部に形成される前後方向に延びる刃33aの前後端からは、前後一対のガイド片33b,33bが内向きに延設され、刃33aの前後側が囲まれるため、特に刃部33,33’の着脱時において、刃33aに不用意に接触して手指を怪我することが防止されるばかりか、手前側に取り外す際に、前端側のガイド片33bを把持して安全に取り外すことができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、米飯を移送する移送部材として移送ローラ17,17’が適用されていたが、米飯を移送可能な部材であれば種々に変形可能であり、例えばベルトコンベア等であってもよい。
また、前記実施例では、成形受部は、下部本体2bの上面に回転自在に設けられたターンテーブル4に形成された成形孔7にて構成されていたが、成形受部は回転自在なターンテーブル4に形成されるものだけでなく、往復動自在に設けられた移動体等に形成されていてもよい。
また、前記実施例では、カッターは左右一対のカッター30,30’にて構成されていたが、切断位置と退避位置との間で往復動自在に設けられた1つのカッターにて構成されていてもよい。
また、前記実施例では、刃部33,33’の支持部32,32’からの逸脱を規制するブロック34が移送筐体5に設けられていたが、移送筐体5の背面壁26の背面下部にて直接当接規制されるようにしてもよいし、あるいは移送筐体5とは別個の部材にて構成されていてもよい。
また、前記実施例では、寿司のシャリ玉を成形するシャリ玉製造装置1が適用されていたが、本発明は、例えばおにぎりや巻物等の握り玉を成形するシャリ玉製造装置にも適用可能である。
本発明の実施例におけるシャリ玉製造装置を左斜め上方から見た状態示す外観斜視図である。 (a)は、移送筐体の内部構造を示す正面図であり、(b)は移送筐体の本体部を示す正面図である。 (a)は、図2(a)のA−A断面図であり、(b)は図2の要部拡大図である。 図2(a)のB−B断面図である。 カッター装置におけるカッターの閉状態を示す平面図である。 カッター装置におけるカッターの開状態を示す平面図である。 図5の側面図である。 カッターの要部を示す斜視図である。
符号の説明
1 シャリ玉製造装置
2a 上部本体(装置本体)
2b 下部本体
3 ホッパ部
4 ターンテーブル(成形受部)
5 移送筐体
5a 流入部
5b 排出部
7 成形孔(成形受部)
8 下成形部(成形受部)
13 本体部
14 前面パネル
15 側面壁
15a ガイド面
15b 傾斜面
15c 突出面
16 移送路
17,17’ 移送ローラ
20 取り付け杆
20a 頭部
20b くびれ部
20c 基部
25 ローラモータ
26 背面壁
27 だるま穴
30,30’ カッター
31 駆動機構
32a 凸部
32,32’ 支持部
33,33’ 刃部
33a 刃
33b ガイド片
34 ブロック
41 カッターモータ
46 ホルダ
46a 嵌合穴
S 落下穴

Claims (5)

  1. ホッパ部に投入された米飯を所定量ずつ排出する排出装置を備えるシャリ玉製造装置において、
    前記排出装置は、前記ホッパ部から流入した米飯を移送する移送路を構成する移送筐体と、装置本体に固設され、前記移送路内に配置される米飯移送部材を駆動する駆動手段と、を備え、
    前記移送筐体は、前記ホッパ部からの米飯が流入する流入部及び該流入部から流入して前記移送路内を移送する米飯を外部に排出する排出部を有するとともに、前記装置本体に対して取り外し自在に設けられていることを特徴とするシャリ玉製造装置。
  2. 前記米飯移送部材は、前記移送路の側方に該移送路に沿うように配置される複数の移送ローラからなるとともに、前記移送路の移送方向に向けて延設される側面壁が、前記複数の移送ローラの外側面に沿うように近接配置されていることを特徴とする請求項1に記載のシャリ玉製造装置。
  3. 前記側面壁における前記排出部側の端部が、前記排出部の左右端に連設されていることを特徴とする請求項2に記載のシャリ玉製造装置。
  4. 前記移送筐体は、前記移送路の背面壁及び側面壁からなる本体部と、該本体部に対して離脱自在に設けられ、前記移送路の前面壁を構成する本体カバーと、から構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のシャリ玉製造装置。
  5. 前記移送筐体は、合成樹脂材にて形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のシャリ玉製造装置。
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