JP4937181B2 - 米飯成型機におけるシャッター装置 - Google Patents

米飯成型機におけるシャッター装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えば寿司飯等を成型する米飯成型機におけるシャッター装置に関するものである。
従来、すし飯等の米飯成型機は、互いに側面を対向させた一対のローラ間に上方から米飯を供給し、上記ローラの対向方向への回転により、米飯をローラ間で圧縮しながら下方に移行し、上記ローラの下方に対向方向に開閉駆動されるシャッターを設け、上記ローラの間歇駆動により開状態にあるシャッター間に米飯を供給した状態で、上記シャッターを対向方向に水平移動させて閉鎖することで、上記米飯をカットし、カット後の米飯をシャッター下方のコンベア等に落下供給し、次いで飯成型押具を下降することで、寿司飯等の米飯を成型する装置が提案されている(特許文献1)。
この種の装置に用いられているシャッターは、2枚の板を水平方向に近接、離間駆動することにより米飯をカットするものが一般的であるが、上部から送られてくる米飯を確実に切り離すために、閉鎖時に2枚のシャッターの対向縁(エッジ)を交差するものが提案されている(特許文献1)。
実開平5−67284号 特開2006−197823号
ところで、上記特許文献1のものでは、米飯の切断時にシャッターのエッジにより米粒が潰れたり、米粒に直線的に切断された跡が残るため、成型された寿司飯の見栄えが悪いという課題がある。
また、特許文献2のように、互いに対向方向に回転する成型ローラにより寿司飯の切断と成型を同時に行うものも提案されているが、このような成型ローラにおいても両ローラの噛合部分において米粒が潰れ、米粒の切断が生じる場合がある。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、シャッターを回転運動させることにより、米飯を直線的に切断した跡が残らずに飯塊を分離することが可能な米飯成型機におけるシャッター装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、
第1に、帯状飯通路の左右両側に所定間隔を以って前向回転軸を設け、一方回転軸に他方回転軸方向に向かう切込片を突設すると共に、該切込片の端縁に沿って複数の凹溝を形成して一方回転シャッターを形成し、上記他方回転軸に、上記切込片の上記凹溝に対応して上記一方回転軸に向かう複数の飯掻き出し爪を形成して他方回転シャッターを形成し、上記両回転シャッターの開状態において両シャッター間に帯状飯通路が形成されるように構成し、上記帯状飯通路に帯状飯が供給された状態において、上記一方回転シャッターを上記他方回転シャッターの方向に所定角度回転させることにより、上記通路内の帯状飯に上記切込片を進入可能に構成し、上記他方回転シャッターを上記一方回転シャッターの方向に回転させることにより、上記飯掻き出し爪により上記切込片の下方に位置する飯を上記切込片の上方に位置する帯状飯から分離して、当該飯を下方に供給し得るように構成したものであることを特徴とする米飯成型機におけるシャッター装置により構成される。
上記前向回転軸は、例えば水平回転軸(7a,8a)により構成することができる。上記一方回転軸は例えば水平回転軸(7a)、他方回転軸は例えば水平回転軸(8a)により構成することができる。一方回転シャッターは回転シャッター(7)、他方回転シャッターは回転シャッター(8)により構成することができる。このように構成すると、一方の回転シャッターの切込片が円弧状の回転軌跡に沿って帯状飯に進入し帯状飯を支持した状態で、即ち、上記一方回転シャッターの上記回転状態において、他方回転シャッターの飯掻き出し爪の対向方向への円弧状の回転運動により上記切込片の下方に位置する飯を分離して例えば飯成型孔に供給することができ、飯粒を切断することなく、帯状飯から所定量の飯塊を分離することができる。
第2に、上記一方回転シャッターの上記凹溝は略U字形状又は略V字形状をなし、上記他方回転シャッターの上記飯掻き出し爪は上記凹溝内を通過し得る先細先端部を有するものであることを特徴とする上記第1記載の米飯成型機におけるシャッター装置により構成される。
従って、両シャッターが互いに対向方句に回転したとき、飯掻き出し爪の先細先端部は略U字形状等の凹溝内を通過し得るため、両シャッターが対向方向への回転しても、飯粒を切断することなく帯状飯から飯塊を分離することができる。
第3に、上記一方回転シャッターは、回転始点位置から、上記切込片の上方に位置する帯状飯を該切込片の外面により支持し得る角度まで回転するものであることを特徴とする上記第1又は2記載の米飯成型機におけるシャッター装置により構成される。
よって、上記一方回転シャッターの所定角度の回転により、当該切込片の外面により帯状飯を支持することができるため、上記帯状飯の落下を防止して、切込片の下側の飯を確実に分離することができる。
第4に、上記シャッター装置の下方に飯成型孔が位置するように構成し、上記他方回転シャッターは、回転始点位置から、その飯掻き出し爪の先端部が上記飯成型孔の上方に位置する角度まで回転するものであることを特徴とする上記第1〜3の何れかに記載の米飯成型機におけるシャッター装置により構成される。
従って、飯掻き出し爪により切込片の下側の飯を下方の飯成型孔内に確実に供給することができる。
第5に、上記一方回転軸の他方回転シャッター側の側面に、上記飯掻き出し爪の回動軌跡に対応する切欠部が形成されているものであることを特徴とする上記第1〜4の何れかに記載の米飯成型機におけるシャッター装置により構成される。
よって、切込片の下側に位置する飯塊を飯掻き出し爪により円滑に下方の飯成型孔内に供給することができる。
本発明は上述のように、一対の回転シャッターの回転動作により帯状飯から飯塊を分離するように構成したので、飯粒を直線的に切断することがなく、飯粒に切断跡が残らず、飯粒を潰すことがないため、見栄えの良い寿司飯等のシャリ玉を形成することができる。
また、両シャッターが互いに対向方句に回転したとき、飯掻き出し爪の先細先端部は略U字形状等の凹溝内を通過し得るため、両シャッターが対向方向へ回転しても、飯粒を切断することなく帯状飯から飯塊を容易に分離することができる。
以下、添付図面に従って、本発明に係る米飯成型機におけるシャッター装置について詳細に説明する。
図1は本発明に係る米飯成型機におけるシャッター装置が適用される米飯成型機の全体斜視図、図2は、成型機の前面カバーCを取り外した状態の飯通路3近傍の正面図であり、これらの図に基づいて同装置の概略を説明する。
1は当該成型機の機枠であり、当該機枠1の最上部に飯送り出しホッパー2が設けられている。このホッパー2内には飯が供給されており、公知の飯送り羽根(図示せず)の回転により飯が前方に送り出され、当該ホッパー2の前方側下開口部2aから下方の飯通路3に飯が送り出されるものである(図2、図3参照)。
上記米飯成型機の上記ホッパー2下方の飯通路3には、前向き同一高さの水平回転軸4a,4aを有する一対の大径ローラ4,4、及び同じく前向きの同一高さの水平回転軸5a,5aを有する一対の小径ローラ5,5が設けられており、これらのローラ4,4間及び上記ローラ5,5間に帯状飯成型部6が形成されている。さらに、上記小径ローラ5,5の下方には、成型された帯状飯Rが通過する帯状飯通路6’が形成され、当該帯状飯通路6’の両側に、前向き同一高さの水平回転軸7a,8aを有する一対の回転シャッター7,8が設けられている。尚、上記シャッター7,8の部分を飯分離部9という。
この飯分離部9の下方には、当該分離された飯塊R’を受け止め収納する飯成型孔10aが複数(例えば16個)形成された間歇回動成型円盤10が設けられている(図4参照)。この間歇回動成型円盤10は上記飯分離部9からの飯塊R’の落下供給を受けると、一定角度水平方向(矢印A方向)に回転し、当該回転位置において上部から飯成型押具14が上記成型孔10a内に下降し(図4参照)、上記成型孔10a内において下型12上の飯塊R’を押圧することにより寿司飯R”を成型し(図3参照)、上記回転円盤10のさらなる回転により、下型12が円形カム13に沿って上記成型孔10a内を上昇し、これにより上記寿司飯R”は取り卸し位置Xにて上記円盤10上に臨出し取り卸されるように構成されている(図4参照)。このような間歇回動成型円盤10による寿司飯の成型は公知の技術である(例えば特開2000−125788号)。
上記飯成型用の大径ローラ4,4は、図3に示すように中央の円筒部4bの前後に前後方向に拡径するテーパ部4c,4cを有する鼓形を有しており、前後の最大径の円盤4d,4dを近接させた状態で互いに平行な水平回転軸4a,4aに挿通支持され、かかる状態で両ローラ4,4間に、上記円筒部4b,4b及び上記テーパ部4c,4cから構成される上記帯状飯成型部6が形成されている。
これらの大径ローラ4,4は、駆動モータM1により駆動ギアGを介して互いに対向方向(矢印B,B’方向)に間歇的に駆動され(図12参照)、上記ホッパー2から上記飯通路3に供給された飯を上記帯状飯成型部6にて圧縮して帯状飯Rとし、下方に送り出すものである。
上記小径ローラ5,5は、その外周面に細かい軸方向突条5’が形成されており、駆動モータM2により駆動ギアG2を介して互いに対向方向(矢印B,B’方向)に間歇的に駆動され(図13参照)、上記帯状飯Rをさらに下方に送り出すものである。尚、上記小径ローラ5,5の間歇駆動タイミングは上記大径ローラ4,4と同一であり、両者が同じタイミングで回転、停止を繰り返すものである。
次に、上記飯分離部9の詳細な構成について説明する。
上記回転シャッター7は、図6に示すように、回転中心線Pに沿う円柱状の水平回転軸7aを有しており、この回転軸7a外周面の前方側の所定範囲Kにおいて、径方向外方に板状の突出部7bが延出形成されており、この突出部7bの先端部分には、対向する回転シャッター8の方向に、上記回転軸7aの外周面に沿って略円弧状に湾曲する切込片7cが、上記突出部7bの前後方向の幅全体に亙って形成されている。
この切込片7cは、その先端縁は、対向する回転シャッター8の複数(5個)の飯掻き出し爪8cとの衝突を避けるべく、上記掻き出し爪8cの対応位置に、上記先端縁(端縁)に沿って複数(5個)の凹溝7’が前後方向に形成されており、全体として凹溝7’と隣接する凹溝7’間の突部7”とで構成される凹凸形状をなしている。また、この凹溝7’の形状は略「U」字形状をなしており、上記飯掻き出し爪8cの先細先端部8c’が当該凹溝7’を円滑に通過し得るように構成している。尚、上記凹溝7’の形状は、上記飯掻き出し爪8cの先細先端部8c’が通過し得る略「V」字形状でも良い(図6(b)参照)。
さらに、この回転シャッター7は、上記突出部7bが形成された部分における回転軸7aの内側部は、対向する回転シャッター8の先端部の回転軌跡(回動軌跡)r2(図15参照)に対応して切り欠いた切欠部7dが形成されており(図5参照)、上記回転シャッター8が対向方向(矢印B’方向)に回転してきたときに、上記切込片7cの下側に位置する飯を円滑に下方に掻き出すことができるように構成されている。尚、上記切欠部7dは上記回転軌跡r2に沿った円弧状の切欠部としても良い。
上記回転シャッター7は、その回転軸7aの後端を駆動軸17に挿通することにより、駆動軸17内の嵌合部(図示せず)に後端片部7a’が嵌合し、これにより上記駆動軸17に接続されている(図14参照)。よって駆動モータM3の正逆回転駆動により、駆動ギアG3を介して正逆方向に回転駆動されるように構成されている。また、この回転シャッター7は図2に示す位置が回転始点位置であり、該始点位置から約50度(=θ1)回転した図8に示す位置が回転終点位置であり、上記始点位置と上記終点位置を回転軌跡(回動軌跡)r1に沿って往復回転するものである(図15参照)。尚、上記回転終点位置においては、上記切込片7cの外面が略上面を向いた位置に停止するように構成しており、当該位置において上記切込片7外面にて帯状飯を支持し得るように構成している。
上記回転シャッター8は、上記回転中心線Pに平行な回転中心線P’に沿う円柱状の回転中心軸8aを有しており、この主軸8a外周面の前方側の上記所定範囲K(上記切込片7cが形成された部分と同一範囲K)に、主軸8aの外周方向の所定角度範囲(略45度の角度範囲)に亙り該中心軸8aよりも径を大きくした大径部8bを設け、当該大径部8b上に、対向する回転シャッター7の方向に突出する先細先端部8c’を有する複数の飯掻き出し爪8cが設けられている。
この飯掻き出し爪8cは、上記回転シャッター7の切込片7cの凹溝7’に対応する位置に前後方向に5個設けられており(図6参照)、その1つの形状は、回転中心軸8aの外周面に沿った略円弧状をなしており、その先細先端部8c’は、その円弧に沿って上記大径部8bから上記回転シャッター7方向に突出するように設けられている。よって、上記回転シャッター7,8が互いに対向方向に回転したとき、図7に示すように、上記各飯掻き出し爪8cが上記回転シャッター7の対向する凹溝7’内に位置し、互いに衝突を回避するように構成されている。また、上記先細先端部8c’が上記凹溝7’に位置した状態においても、両者間には間隙Sが存在するように構成し、飯粒の切断、或いは潰れが生じないように構成している。
上記回転シャッター8は、その回転中心軸8aの後端を駆動軸17’に挿通することにより、駆動軸17’内の嵌合部(図示せず)に後端片部8a’が嵌合し、これにより上記駆動軸17’に接続されている(図14)。よって、駆動モータM4の正逆回転駆動により、駆動ギアG4を介して上記駆動軸17’により正逆方向に回転駆動されるように構成されている。また、この回転シャッター8は図2に示す位置が回転始点位置であり、該始点位置から約170度(=θ2)回転した図10に示す位置が回転終点位置であり、上記始点位置と上記終点位置を回転軌跡r2に沿って往復回転するものである(図15参照)。この回転終点位置においては、上記先細先端部8c’が間歇回転成型円盤10の成型孔10a上方(直上)に位置し、掻き出した飯塊R’を確実に成型孔10a内に収容し得るように構成している(図10参照)。
このように構成される分離部9は、独立した駆動モータM3,M4にて上記回転シャッター7,8を対向方向(矢印B,B’方向)及びその逆方向に回転駆動することにより、両シャッター7,8間に供給された帯状飯Rを所定位置から切り離し、下方の間歇回転成型円盤10の上記成型凹部10a内に落下供給するものである。
上記回転シャッター7,8の駆動軸17,17’(回転軸7a,8a)は、図2に示すように、上記小径ローラ5,5の下方位置に上記帯状飯成型部6下方の帯状飯通路6’を挟んで左右方向に所定間隔を以って互いに平行に設けられており、上記回転シャッター7,8は、その回転始点位置において、上記帯状飯通路6’を挟んで切込片7cと飯掻き出し爪8cが開いた状態となるように上記駆動軸17,17’に嵌合装着されている。そして、上記帯状飯通路6’内に帯状飯Rが供給されている状態において、上記駆動モータM3を駆動して回転シャッター7を矢印B方向に回転すると、図8に示すように、その切込片7cが円弧状軌跡r1に沿って帯状飯Rに対して進入して行き、帯状飯Rの上半部R1と下半部R2の間に切り込みを入れることができるように構成している。
その後のタイミングで回転シャッター8が駆動モータM4により矢印B’方向に回転すると、図9、図10に示すように、その飯掻き出し爪8cが上記切込片7cの凹溝7’に進入しながら上記切込片7cの下方の飯、即ち、上記下半部R2の飯を上半部R1の飯と分離しながら下方に掻き出して行く。そして、回転シャッター8は、図10に示すように、飯掻き出し爪8cの先細先端部8c’が上記成型円盤10の成型孔10a上方(直上)に達するまで回転し、かかる動作により、上記下半部R2の飯塊R’を上記成型孔10a内に落下供給するものである。
上記間歇回動成型円盤10は、その板面に16個の成型孔10a貫通形成されており(図3、図4参照)、当該円盤10は機枠1に中心回転軸11を以って水平に支持され、かかる状態で、上記分離部9の下側に1つの飯成型孔10aが位置するように構成されている。また、上記各成型孔10a内には下型12が上記成型孔10a内に昇降自在に設けられており(図3参照)、上記分離部9で分離された飯塊R’は上記成型孔10a内の上記下型12上に供給される。
上記間歇回動成型円盤10が間歇回転すると、上記成型孔10a内に飯押圧具14が下降して成型孔10a内の飯塊R’を圧縮し、寿司飯R”を成型し、上記回転円盤10がさらに矢印A方向に回転して行くと、上記下型12が円形カム13に沿って上昇してゆき、所定の取り卸位置Xにて寿司飯R”が上記回転円盤10上に臨出するように構成している。
図11は帯状飯成用のローラ4,5及び回転シャッター7,8の駆動に係る制御系のブロック図であり、制御部15(例えばプログラマブルコントローラ)には、操作部16が接続されると共に、上記各駆動モータM1乃至M4が接続されている。さらに、上記制御部15には、上記間歇回動成型円盤10の駆動モータM5、及び上記飯押圧具14の上下駆動シリンダー14’が接続されている。上記制御部15は図16に示す動作手順に従って上記各駆動モータM1乃至M5及び上記シリンダー14’を制御するものである。
本発明は上述のように構成されるものであるから、次に、本発明の動作を説明する。
まず、制御部15は、ホッパー2から飯を飯通路3内に供給し、該飯通路3内に図2に示すように飯が供給されているものとする(図16P1)。この状態で、制御部15は駆動モータM1と駆動モータM2を一定時間駆動する(図16P2)。すると、大径ローラ4,4、及び小径ローラ5,5が矢印B,B’方向に一定時間回転する。そうすると上記飯通路3内の飯が上記大径ローラ4,4間に進入し、そのローラ4,4間において圧縮されながら下方に移行してゆき、上記小径ローラ5,5間を通過することにより帯状飯Rとなって、回転シャッター7,8間に至る。このとき、帯状飯Rの下端は、飯成型孔10aの直上近傍に位置し、その時点で、上記大径ローラ4,4及び小径ローラ5,5が回転を停止する(図2参照)。
次に、上記制御部15は、駆動モータM3を約50度矢印B方向に回転し、その直後に、上記駆動モータM4を約150度矢印B’方向に回転する(図2から図8、図9を経て図10の状態、図16P3,P4)。
上記回転シャッター7が矢印B方向に回転すると、その先端の切込片7cが帯状飯Rの左側面から帯状飯R内部に進入した図8の状態となる。このとき、上記切込片7cは円弧状の回転軌跡r1に沿って回転しながら帯状飯Rに進入するので、帯状飯Rに対して直線的に進入する場合に比較して、飯粒を切断することはない。また、上記切込片7cは上記帯状飯Rを左側面から切り込んで行き、上記切込片7cの回転停止状態においては、上記帯状飯Rを上半部R1と下半部R2に分離すると共に、当該切込片7c外面が上半部R1の飯を支えて、当該上半部R1の飯の落下を阻止した状態となる。
また、上記切込片7cの先端は凹溝7’が複数形成された凹凸状に形成されているので、上記帯状飯Rに進入しても、飯粒を切断することなく、帯状飯Rを上下に分離し、かつ上半部R1の飯を支持することができる。また、上記切込片7cはその外面が上方を向いた状態となっているので、上記上半部R1の帯状飯Rを適切に支持し得る。
かかる状態で、回転シャッター8が矢印B’方向に回転すると(図9、図10参照、図16P4)、回転シャッター8の複数の飯掻き出し爪8cが、上記回転シャッター7の切込片7cの下側に位置する上記帯状飯Rの下半部R2を掻き出すように分割して下方に落下させることができる。
このとき、上記掻き出し爪8cも円弧状の回転軌跡r2に沿って帯状飯R内部に進入していくため、帯状飯Rに対して直線的に進入する場合に比較して、飯粒を切断することなく、あたかも人間の指先で飯を掴むようにして帯状飯Rの下半部R2を分離して下方に落下供給することができる。
また、上記回転シャッター8の先端は、先細先端部8c’を有する複数の飯掻き出し爪8cにより形成されており、円形の回転軌跡r2に沿って回転していくので、上記掻き出しの過程において飯粒を鋭利に切断することもなく、飯を掻き出すことができる。そして、上記回転シャッター8は回転の途中において、図7に示すように、上記回転シャッター7の凹溝7’内を通って該切込片7c下方に移行して行き、さらに上記回転シャッター7の切欠部7dを円弧軌跡r2に沿って回転していくため、上記切込片7cの下方に位置する飯を確実に分離して下方に移行させることができる。
また、回転シャッター8の飯掻き出し爪8cは帯状飯Rを単に分割するだけではなく、下半部R2に存在する飯を分離しつつ、上記円弧軌跡r2に沿って回転することにより、飯を下方の成型孔10a方向に誘導することができ、回転終端位置(図10)においては、その掻き出し爪8cの先端部8c’は成型孔10aの直上(上方)に位置しており、よって、上記下半部R2に存在する飯塊R’を確実に成型孔10aに移送することができる。
その後は、上記制御部15は、駆動モータM3を逆方向に駆動し、これにより上記回転シャッター7は矢印B方向とは逆方向に回転して図1に示す回動始点位置に戻り、その直後に上記制御部15は駆動モータM4を逆方向に駆動し、これにより回転シャッター8は矢印B’方向とは逆方向に回転して図1に示す回動始点位置に戻る(図16P5)。
その後上記制御部15は、間歇回動成型円盤10を矢印A方向に1ピッチ駆動して、次の成型孔10aを上記シャッター7,8の直下に位置させる(図16P6)。尚、上記飯が供給された成型孔10aには、飯押圧具14が進入して飯を押圧成型し、寿司飯が成型される(図16P7)。
上記制御部15は、再び駆動モータM1,M2を一定時間駆動する。すると、上記大径ローラ4,4及び小径ローラ5,5が一定時間回転駆動される。すると、上記帯状飯Rが再び上記シャッター7,8間に供給され、当該帯状飯Rの下端が上記成型孔10aの直上に位置した時点で上記各ローラ4,5の回転が停止する(図16P2)。
これ以降は、上記と同様に、回転シャッター7,8の回転により上記飯の分離動作が行われ、以後同様の動作が繰り返し行われる。尚、制御部15は、上記飯通路3内の飯が減少した場合は、それを図示しない光センサー等からの信号で検知し、ステップP1に戻って飯の供給を行う。
本発明は以上のように、一対の回転シャッター7,8の回転動作により帯状飯Rから飯塊R’を分離するように構成したので、飯粒を直線的に切断することがなく、飯粒に切断跡が残らず、飯粒を潰すことがないため、見栄えの良い寿司飯等のシャリ玉を形成することができる。
また、両回転シャッター7,8が互いに対向方句に回転したとき、飯掻き出し爪8cの先細先端部8c’は略U字形状の凹溝7’内を通過し得るため、両シャッター7,8が対向方向へ回転しても、両シャッターの先端部により飯粒を切断することなく帯状飯Rから飯塊R’を容易に分離することができる。
また、上記一方回転シャッター7の所定角度の回転により、当該切込片7cの外面によって帯状飯R(R1)を支持することができるため、上記帯状飯Rの落下を防止して、切込片7cの下側の飯を確実に分離することができる。
本発明に係る米飯成型機におけるシャッター装置によると、米粒に切断跡を残さずに寿司飯等のシャリ玉を形成することができるので、寿司用のシャリ玉、おにぎり等の成型に広く用いることができる。
本発明に係る米飯成型機におけるシャッター装置を適用した米飯成型機の外観斜視図である。 同上装置の正面カバーを外した状態の概略正面図である。 同上装置の一部断面側面図である。 同上装置の平面図である。 同上装置の回転シャッターの斜視図である。 (a)は同上装置の回転シャッターの平面図であり、(b)は回転シャッターの他の実施形態の一部平面図である。 同上装置の回転シャッターの平面図である。 同上装置の正面カバーを外した状態の正面図である。 同上装置の正面カバーを外した状態の正面図である。 同上装置の正面カバーを外した状態の正面図である。 同上装置の電気的構成を示すブロック図である。 同上装置の大径ローラの駆動系を示す同ローラ近傍の平面図である。 同上装置の小径ローラの駆動系を示す同ローラ近傍の平面図である。 同上装置の回転シャッターの駆動系を示す同シャッター近傍の平面図である。 同上装置の回転シャッターの回転軌跡を示す図である。 同上装置の制御部の動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
6’ 帯状飯通路
7 回転シャッター
7’ 凹溝
7a 水平回転軸
7c 切込片
7d 切欠部
8 回転シャッター
8a 水平回転軸
8c 飯掻き出し爪
8c’ 先細先端部
10a 飯成型孔
R 帯状飯
r1 回転軌跡
r2 回転軌跡

Claims (5)

  1. 帯状飯通路の左右両側に所定間隔を以って前向回転軸を設け、一方回転軸に他方回転軸方向に向かう切込片を突設すると共に、該切込片の端縁に沿って複数の凹溝を形成して一方回転シャッターを形成し、
    上記他方回転軸に、上記切込片の上記凹溝に対応して上記一方回転軸に向かう複数の飯掻き出し爪を形成して他方回転シャッターを形成し、
    上記両回転シャッターの開状態において両シャッター間に帯状飯通路が形成されるように構成し、
    上記帯状飯通路に帯状飯が供給された状態において、上記一方回転シャッターを上記他方回転シャッターの方向に所定角度回転させることにより、上記通路内の帯状飯に上記切込片を進入可能に構成し、
    かつ上記他方回転シャッターを上記一方回転シャッターの方向に回転させることにより、上記飯掻き出し爪により上記切込片の下方に位置する飯を上記切込片の上方に位置する帯状飯から分離して、当該飯を下方に供給し得るように構成したものであることを特徴とする米飯成型機におけるシャッター装置。
  2. 上記一方回転シャッターの上記凹溝は略U字形状又は略V字形状をなし、上記他方回転シャッターの上記飯掻き出し爪は上記凹溝内を通過し得る先細先端部を有するものであることを特徴とする請求項1記載の米飯成型機におけるシャッター装置。
  3. 上記一方回転シャッターは、回転始点位置から、上記切込片の上方に位置する帯状飯を該切込片の外面により支持し得る角度まで回転するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の米飯成型機におけるシャッター装置。
  4. 上記シャッター装置の下方に飯成型孔が位置するように構成し、
    上記他方回転シャッターは、回転始点位置から、その飯掻き出し爪の先端部が上記飯成型孔の上方に位置する角度まで回転するものであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の米飯成型機におけるシャッター装置。
  5. 上記一方回転軸の他方回転シャッター側の側面に、上記飯掻き出し爪の回動軌跡に対応する切欠部が形成されているものであることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の米飯成型機におけるシャッター装置。
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