JP2007174930A - 対地作業装置付きの苗移植機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロータ27の作動と非作動の選択をロータ上下位置調節レバー81の操作から独立して行うことができ、しかもこれらロータ27の作動と非作動の選択とロータ27の高さ調節を簡単な構成で達成できる苗移植機を提供すること。
【解決手段】苗移植機の走行車体2の後部に昇降自在に設けた苗植付部4に対して昇降自在に設けたロータ27を上昇した非作業位置と下降した作業位置とに昇降するためにロータ収納用レバー84を設け、該レバー84によって行われたロータ27の作業位置での高さを変更調節するためにロータ上下位置調節レバー81の操作でロータ27を昇降させるために該調節レバー81の操作系統に設けた融通空間(S1)とを設けた。
【選択図】図3

Description

本発明は、施肥装置や薬剤散布装置等の粉粒体繰出し装置を備えた対地作業装置付きの苗移植機に関する。
フロート付きの苗植付装置を備えた苗移植機(田植機ということがある)において、苗植付装置による苗植付の直前に圃場を均平化するためのロータを備えた構成が知られている。
なお、本明細書では苗移植機の前進方向を前側、後退方向を後側といい、前進方向に向いて左右方向をそれぞれ左側、右側ということにする。
特許第3592682号公報
上記特許文献に開示された苗移植機は、苗植付装置を油圧シリンダにより昇降させ、該苗植付装置の前方に圃場を均平化するためのロータを備え、該ロータの苗植付装置に対する高さを調整すると共に、ロータを圃場面より高い位置に保持可能にするロータ昇降調節装置を設け、該ロータ昇降調節装置の操作レバーを運転席から操作できるようにした構成を備えている。従って、運転席のオペレータはロータ昇降調節装置の操作レバーを操作しながらロータの苗植付装置に対する高さを容易に調整できる。
しかし、ロータ高さ調節レバーの操作で油圧シリンダを作動させることでロータを上下する構成であるので、ロータの作動と非作動の選択をロータ高さ調節レバーの操作から独立して行うことができない。
そこで、本発明の課題は、ロータなどの対地作業装置の作動と非作動の選択を対地作業装置高さ調節レバーの操作から独立して行うことができ、しかもこれら対地作業装置の作動と非作動の選択と対地作業装置高さ調節を簡単な構成で達成できる対地作業装置付きの苗移植機を提供することである。
本発明の上記課題は、次の解決手段で解決される。
請求項1記載の発明は、走行車体(2)の後部に昇降自在に設けた苗植付部(4)と、該苗植付部(4)に対して昇降自在に設けた対地作業装置(27)と、対地作業装置(27)を上昇した非作業位置と下降した作業位置とに昇降するために設けた昇降操作具(84)と、該昇降操作具(84)によって行われた対地作業装置(27)の作業位置での高さを変更調節するために設けた高さ調節操作具(81)と、該高さ調節操作具(81)による対地作業装置(27)の高さ調整用の操作系統に、該高さ調節操作具(81)の操作に遊びを持たせるために設けた融通空間(S1)とを備えた対地作業装置付きの苗移植機である。
請求項1記載の発明によれば、昇降操作具(84)はマニュアル操作ができるレバー構造であるため、対地作業装置(27)の作業位置と非作業位置の高さを簡単に切替できる。
また、高さ調節操作具(81)による昇降操作具(84)の対地作業装置(27)の作業位置での高さ調整は、融通空間(S1)があるため、昇降操作具(84)の操作位置に拘わらず前記融通空間(S1)の範囲内で自由に行うことができる。
以下、図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1及び図2は本発明を用いた一実施例である粉粒体繰出し装置として施肥装置を装着した施肥装置付き乗用型田植機の側面図と平面図である。この施肥装置付き乗用型田植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して苗植付部4が昇降可能に装着され、走行車体2の後部上側に施肥装置5の本体部分が設けられている。
走行車体2は、駆動輪である左右一対の前輪10,10及び左右一対の後輪11,11を備えた四輪駆動車両であって、機体の前部にミッションケース12が配置され、そのミッションケース12の左右側方に前輪ファイナルケース13,13が設けられ、該左右前輪ファイナルケース13,13の操向方向を変更可能な各々の前輪支持部から外向きに突出する左右前輪車軸に左右前輪10,10が各々取り付けられている。また、ミッションケース12の背面部にメインフレーム15の前端部が固着されており、そのメインフレーム15の後端左右中央部に前後水平に設けた後輪ローリング軸を支点にして後輪ギヤケース18,18がローリング自在に支持され、その後輪ギヤケース18,18から外向きに突出する後輪車軸に後輪11,11が取り付けられている。
エンジン20はメインフレーム15の上に搭載されており、該エンジン20の回転動力が、ベルト伝動装置21及びHST23を介してミッションケース12に伝達される。ミッションケース12に伝達された回転動力は、該ケース12内のトランスミッションにより変速された後、走行動力と外部取出動力に分離して取り出される。そして、走行動力は、一部が前輪ファイナルケース13,13に伝達されて前輪10,10を駆動すると共に、残りが後輪ギヤケース18,18に伝達されて後輪11,11を駆動する。また、外部取出動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチケース25に伝達され、それから植付伝動軸26によって苗植付部4へ伝動されるとともに、施肥伝動機構28によって施肥装置5へ伝動される。
エンジン20の上部はエンジンカバー30で覆われており、その上に座席31が設置されている。座席31の前方には各種操作機構を内蔵するフロントカバー32があり、その上方に前輪10,10を操向操作するハンドル34が設けられている。エンジンカバー30及びフロントカバー32の下端左右両側は水平状のフロアステップ35になっている。フロアステップ35は一部格子状になっており(図2参照)、該ステップ35を歩く作業者の靴についた泥が圃場に落下するようになっている。フロアステップ35上の後部は、後輪フェンダを兼ねるリヤステップ36となっている。
また、走行車体2の前部左右両側には、補給用の苗を載せておく予備苗載台38,38が機体よりも側方に張り出す位置と内側に収納した位置とに回動可能に設けられている。
昇降リンク装置3は平行リンク構成であって、1本の上リンク40と左右一対の下リンク41,41を備えている。これらリンク40,41,41は、その基部側がメインフレーム15の後端部に立設した背面視門形のリンクベースフレーム42に回動自在に取り付けられ、その先端側に縦リンク43が連結されている。そして、縦リンク43の下端部に苗植付部4に回転自在に支承された連結軸44が挿入連結され、連結軸44を中心として苗植付部4がローリング自在に連結されている。メインフレーム15に固着した支持部材と上リンク40に一体形成したスイングアーム(図示せず)の先端部との間に昇降油圧シリンダ46が設けられており、該シリンダ46を油圧で伸縮させることにより、上リンク40が上下に回動し、苗植付部4がほぼ一定姿勢のまま昇降する。
苗植付部4は6条植の構成で、フレームを兼ねる伝動ケース50、マット苗を載せて左右往復動し苗を一株分づつ各条の苗取出口51a、…に供給するとともに横一列分の苗を全て苗取出口51a、…に供給すると苗送りベルト51b、…により苗を下方に移送する苗載台51、苗取出口51a、…に供給された苗を圃場に植付ける苗植付装置52、…、次行程における機体進路を表土面に線引きする左右一対の線引きマーカ(図示せず)等を備えている。苗植付部4の下部には中央にセンターフロート55、その左右両側にサイドフロート56,56がそれぞれ設けられている。これらフロート55,56,56を圃場の泥面に接地させた状態で機体を進行させると、フロート55,56,56が泥面を整地しつつ滑走し、その整地跡に苗植付装置52、…により苗が植付けられる。各フロート55,56,56は圃場表土面の凹凸に応じて前端側が上下動するように回動自在に取り付けられており、植付作業時にはセンターフロート55の前部の上下動が迎角制御センサ57(図13)により検出され、その検出結果に応じ前記昇降油圧シリンダ46を制御する油圧バルブを切り替えて苗植付部4を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。
施肥装置5は、肥料ホッパ60に貯留されている粒状の肥料を繰出部61、…によって一定量づつ繰り出し、その肥料を施肥ホース62、…でフロート55,56,56の左右両側に取り付けた施肥ガイド(図示せず)、…まで導き、施肥ガイド、…の前側に設けた作溝体(図示せず)、…によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥構内に落とし込むようになっている。電動モータ(図示せず)で駆動するブロア58で発生させたエアが、左右方向に長いエアチャンバ59を経由して施肥ホース62、…に吹き込まれ、施肥ホース62、…内の肥料を風圧で強制的に搬送するようになっている。
苗植付部4には整地装置の一例であるロータ27(27a,27b)が取り付けられている。また、苗載台51は苗植付部4の全体を支持する左右方向と上下方向に幅一杯の矩形の支持枠体65の支持ローラ65aをレールとして左右方向にスライドする構成である。
図3の側面図と図4の背面図にロータ支持構造の要部を示し、図5にロータ27とフロート55,56と苗植付装置52部分の要部平面図を示す。
ロータ支持構造には、苗載台51の前記支持枠体65の両側辺部材65bに上端を回動自在に支持された梁部材66と該梁部材66の両端に固着した支持アーム67と該支持アーム67に回動自在に取り付けられたロータ支持フレーム68が設けられている。該ロータ支持フレーム68の下端にはロータ27(27a,27b)の駆動軸70(70a,70b)が取り付けられている。また該ロータ支持フレーム68の下端部近くは伝動ケース50に回動自在に取り付けられた連結部材71に連結している。
図5に示すように、フロート55,56との配置位置の関係でセンタフロート55の前方にあるロータ27bはサイドフロート56の前方にあるロータ27aより前方に配置されている。そのためロータ27aの駆動軸70aへの動力は後輪11のギアケース18内のギアから自在継手72等を介して伝達され、ロータ27bの駆動軸70bは両方のロータ27a,27aの駆動軸70a,70aの車体内側の端部からそれぞれ動力が伝達される左右一対のチェーンケース73,73内の一対のチェーン(図示せず)から動力伝達される。
ロータ27bの駆動軸70bは左右一対のチェーンケース73,73を介して支持されているだけなので、チェーンケース73,73の補強のために左右一対のチェーンケース73,73を橋渡しする補強部材74が設けられている。
また、ロータ27bは梁部材66に上端部が支持された一対のリンク部材76,77によりスプリング78を介して吊り下げられている。
該一対のリンク部材76,77は梁部材66に一端部が固着支持された第一リンク部材76と該第一リンク76の他端部に一端が回動自在に連結した第二リンク部材77からなり、該第二リンク部材77の他端部と補強部材74に回動自在に支持された取付片70cとの間に前記スプリング78が接続している。
また、ロータ上下位置調節レバー81の下端部には折曲片82が固着されており、該折曲片82は支持枠体65に回動自在に支持されている。そして前記レバー81が車両の左右方向に回動操作されると、支持枠体65の両側辺部材65bに回動自在に支持された梁部材66に固着支持された突出部66aの近くを折曲片82が上下に回動する。折曲片82は前記突出部66aの下方を係止しているので、該突出部66aがレバー81の機体右方向(図4の矢印S方向)の回動で、上向きに梁部材66を中心として回動する。該突出部66aの前記回動により第一リンク部材76の梁部材66との連結部と反対側の端部も梁部材66を中心として上向きに回動する。この第一リンク部材76の上方への回動により第二リンク部材77とスプリング78を介してロータ27bを上方に上げることができる。ロータ27bを上方に移動させると、駆動軸70bと駆動軸70aを介してロータ27aも同時に上方に移動する。
なお、ロータ上下位置調節レバー81は車体2のほぼ中央部に設けているので、ロータ27a,27bの上下動を行う場合に左右のバランスを取りやすい。
また、梁部材66にはクラッチレバーを兼ねるロータ収納用レバー84が固着しており、該レバー84を矢印T方向(図3)に回動すると梁部材66の回動に連動して支持アーム67が同じく矢印T方向に回動する。該支持アーム67の矢印T方向への回動で該ロータ支持フレーム68が上方に移動するので、ロータ27a,27bを収納位置、すなわち苗載台51の裏面側に収納状態となるように移動させることができる。
本実施例ではロータ上下位置調節レバー81の標準位置で圃場面より40mmの高さにあるロータ27a,27bを図4の矢印S方向への回動で標準位置より最大15mm高くでき、図4の矢印S方向の反対方向への回動で標準位置より最大15mm低くできるように設定している。
図6に、ロータ上下位置調節レバー81の折曲片82と梁部材66の突出部66aとの停止態様を説明する図を示す。ロータ27の収納時には、梁部材66の突出部66aとロータ上下位置調節レバー81の折曲片82の間には融通空間S1が形成される構成であるので、ロータ上下位置調節レバー81によるロータ27の高さ調節後であっても、その高さ調節位置を維持したままロータ収納用レバー84を前記空間S1の範囲内で操作できる。
また、本発明の他の実施例として、図7の苗植付部4の要部背面図と図8の苗植付部4の要部側面図に示すように、ロータ上下位置調節レバー81を苗植付深さレバー80(図8では図示せず)の横に設ける構成を採用しても良い。
苗植付深さレバー80の近傍にロータ上下位置調節レバー81を係止してロータ上下位置を変更可能にする段差を複数個設けたレバー支持穴83aを有するロータ上下位置調節板83を苗載台51の裏面側に設けている。該ロータ上下位置調節レバー81は苗植付深さレバー80の近傍に設けられているので、苗の植付深さの変更に伴ってロータ高さに変更する必要があるので、これら2つのレバー80,81の操作を忘れずに一緒に連動させるように手動操作ができる。
前記枕地均平用のロータ27a,27bは、図9(a)の平面図及び図9(b)の図9(a)のA−A線矢視図に示すように、比較的長径のディスク27cと比較的短径の円筒27dとを交互に駆動軸に取り付けた構成とする。
図10で、一対の円筒27dでディスク27cを挟持する構成の説明をする。図10に示すように円筒27dの片面の円周方向に複数個の凸ピン27d1を設けて、もう片面には前記ピン27d1が嵌合する穴27d2を設けておき、この一対の円筒27dの間にディスク27cを挟み込む。該ディスク27cには前記円筒27dのピン27d1に対応する位置に穴27c1を予め設けているので円筒27dのピン27d1がディスク27cの穴27c1を貫通して他の円筒27dの穴27d2に嵌合させてこれらの円筒27dとディスク27cを固定する方法で簡単にロータ27を構成できる。
このように円筒27dに挟まれた複数のディスク27cが円筒27dより突出しているので、例えば枕地で田植機を旋回する場合に荒らした圃場をならす場合に圃場内の夾雑物をディスク27cが圃場内にすき込むことができ、ロータ27の整地性能と苗の植付性能が優れたものとなる。
また、図11に示すように、夾雑物の大きさ、長さなどに対応できるように、例えば2つの円筒27d,27dと1つのディスク27cを1単位としてこれを複数組組み合わせたロータ27とすることもできる。こうしてディスク27cの組み立てが容易で、ディスク27cの破損を防止できるロータ27が得られる。
図12に示すように、上記ロータ27を電動モータ63で上下動ができる構成にすると、ロータ27で畦際を整地しながら苗の植付を行う場合に、梁部材66の軸を回動可能にしたロータ27の作業状態からロータ27の収納状態への切替えを苗植付部4の上昇に連動させて電動モータ63で自動的に行う構成とすることができる。
また、操縦座席31近傍に設ける図示しないメータパネル上に設けたロータ高さ調節ダイヤルによりロータ27による枕地などでの均平作業を行う構成にすると、自動的にロータ27を設定高さに調整する構成にしても良い。
こうして、手動でロータ高さを設定する場合にはロータ27を収納位置に移動したままで次の苗植付作業時にロータ27を使用できないことがあるが、自動的にロータ27を設定高さに調整する構成にすると、そのような不具合を防ぐことができる。
また、図1に示すようにロータ27の後ろ上方にはロータカバー37を設けてフロート55,56上に泥が掛からないようにしているが、図13(a)の側面図に示すように、ロータカバー37を上下動させてセンターフロート55に設けられている迎角制御センサ57の感度調整をしている。
この迎角制御センサ57による感度調整でセンターフロート55と苗植付装置52と圃場面の位置関係を調整して苗の植付深さを調整しているが、前記感度を鋭敏にする場合にはロータカバー37を下動させ、前記感度を鈍感にする場合にはロータカバー37を上動させている。
もっとも、ロータカバー37を下側に延ばせば延ばすほど、ロータ27からの泥はねは防止できるが、ロータカバー37が土壌に接地することにより、後方への泥水流の流れを悪くさせ、泥水流で隣接条の苗を倒すおそれがある。また、土壌が軟らかいとロータ27からの泥はねが激しくなる傾向にある。
そこで、図13(b)の感度が鈍感な状態の時でも図13(c)の感度が鋭敏な状態の時でも適当な泥はね防止効果が得られるように、土壌の硬軟度に基づいて設定する昇降制御の制御感度に連動して、ロータカバー37を上下動させる構成にした。つまり、土壌が軟らかくて前記昇降制御の制御感度を敏感側に設定したときはロータカバー37を下動させて泥はね防止効果を高め、逆に土壌が硬くて前記昇降制御の制御感度を鈍感側に設定したときは、ロータカバー37を上動させて泥水流が後方へ流れやすくした。
また、図14に示すようにロータカバー37の回動支点部37aを該カバー37の後部に取り付け、該カバー37をスプリング90で矢印U方向に回動可能に構成すると、該スプリング90の回動支点越えによりワンタッチでロータカバー37が前側から開閉可能になる。
従来、ロータ27に夾雑物が絡まった場合、ロータ27の下側から取り除かないといけなかったため、特に圃場内では夾雑物の取り除き作業が困難であった。
しかし、図14に示すように、ワンタッチでロータカバー37を開閉可能にすると容易に夾雑物を取り除くことができ、またロータ27とロータカバー37間に夾雑物が詰まった場合にロータカバー37が変形するおそれがあるが、図14の構成で容易にロータカバー37の変形を防止できる。
さらに図15に示すようにロータカバー37の回動支点部37aを係止具79で開閉可能にすることで図14に示した構成と同様にロータ27のメンテナンスが容易になる。
さらに図16に示すようにロータカバー37の回動支点部37aをノブボルト85で開閉可能にすることで図14に示した構成と同様にロータ27のメンテナンスが容易になる。
本発明は田植機の苗植付部を簡易な構成とすることができ利用可能が大きい。
本発明の実施例の乗用型田植機の側面図である。 図1の乗用型田植機の平面図である。 図1の苗植付部の要部側面図である。 図1の苗載台の支持構造の要部背面図である。 図1の苗植付部の要部平面図である。 ロータ上下位置調節レバー81の折曲片82と梁部材66の突出部66aとの停止態様を説明する図を示す。 図1の苗載台の他の実施例の支持構造の要部背面図である。 図7の苗植付部の要部側面図である。 図1の苗植付部のロータ部分の平面図(図9(a))と図9(a)のA−A線矢視図である。 図1の苗植付部のロータ部分の分解図である。 図1の苗植付部の他の実施例のロータ部分の背面図である。 図1の苗載台の他の実施例の支持構造の要部背面図である。 図1の苗植付部のロータ部分の側面図である。 図1の苗植付部の他の実施例のロータ部分の側面図である。 図1の苗植付部の他の実施例のロータ部分の側面図である。 図1の苗植付部の他の実施例のロータ部分の側面図である。
符号の説明
1 施肥装置付き乗用型田植機 2 走行車体
3 昇降リンク装置 4 苗植付部
5 粉粒体繰出し装置(施肥装置) 10 前輪
11 後輪 12 ミッションケース
13 前輪ファイナルケース 15 メインフレーム
18 後輪ギヤケース 20 エンジン
21 ベルト伝動装置 23 HST
25 植付クラッチケース 26 植付伝動軸
27(27a,27b) ロータ 27c ディスク
27d 円筒 27c1 穴
27d1 凸ピン 27d2 穴
28 施肥伝動機構 30 エンジンカバー
31 座席 32 フロントカバー
34 ハンドル 35 フロアステップ
36 リヤステップ 37 ロータカバー
37a 回動支点部 38 予備苗載台
40 上リンク 41 下リンク
42 リンクベースフレーム 43 縦リンク
44 連結軸 46 昇降油圧シリンダ
50 伝動ケース 51 苗載台
51a 苗取出口 51b 苗送りベルト
52 苗植付装置 52a 苗植付具
53 線引きマーカ 55 センターフロート
56 サイドフロート 57 迎角制御センサ
58 ブロア 59 エアチャンバ
60 肥料ホッパ 61 繰出部
62 施肥ホース 63 電動モータ
65 苗植付部支持枠体 65a 支持ローラ
65b 両側辺部材 66 梁部材
66a 突出部 67 支持アーム
68 ロータ支持フレーム 70(70a,70b) 駆動軸
71 連結部材 72 自在継手
73 チェーンケース 74 補強部材
74a 取付片
76 第一リンク部材 77 第二リンク部材
78 スプリング 79 係止具
80 苗植付深さレバー 81 ロータ上下位置調節レバー
82 折曲片 83 ロータ上下位置調節板
83a レバー支持穴 84 ロータ収納用レバー
85 ノブボルト 90 スプリング

Claims (1)

  1. 走行車体(2)の後部に昇降自在に設けた苗植付部(4)と、
    該苗植付部(4)に対して昇降自在に設けた対地作業装置(27)と、
    対地作業装置(27)を上昇した非作業位置と下降した作業位置とに昇降するために設けた昇降操作具(84)と、
    該昇降操作具(84)によって行われた対地作業装置(27)の作業位置での高さを変更調節するために設けた高さ調節操作具(81)と、
    該高さ調節操作具(81)による対地作業装置(27)の高さ調整用の操作系統に、該高さ調節操作具(81)の操作に遊びを持たせるために設けた融通空間(S1)と
    を備えたことを特徴とする対地作業装置付きの苗移植機。
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