JP2007173449A - 太陽電池モジュール用表面保護シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 基材シートの光照射面の反対側の面に、ガスバリアシートが積層された太陽電池モジュール用表面保護シートであって、該ガスバリアシートが、無機酸化物蒸着薄膜層、樹脂コート層、高分子フィルムを有するガスバリアフィルムが少なくとも2枚以上積層された太陽電池モジュール用表面保護シート。
【選択図】 なし
Description
(1)水蒸気透過率
JIS K 7129Bに準じて、水蒸気透過率計(PERMATRAN TWIN:MOCON(株)製)を用いて、40℃、90%RHにおける表面保護シートの水蒸気透過
率(g/m2・day)を測定した。
分光光度計(UV−2500:島津製作所(株)製)を用いて、波長360nmにおける表面保護シートの分光透過率(%)、450〜1000nmにおける分光透過率(%)を測定した。
JIS Z0237に準じて、表面保護シートを10mm×15mmのサイズに切り出し、テンシロン万能試験機(オリエンテック(株)製)を用いて、剥離速度300mm/分でガスバリアシートに対して180°方向に基材シート部を引き剥がして接着力を測定した。
スガ試験機(株)製SMカラーコンピューターを用い、JIS K−7105(c−2°,透過法)に従って黄色さの指標であるb値を求めた。
表面保護シートのバリアシート面に、融点が80℃であるエチレン−酢酸ビニル共重合体のシート状化合物(500μm:格子状エンボス加工あり)4枚を重ね、同じ表面保護シートのバリアシート面がエチレン−酢酸ビニル共重合体のシート状化合物に接するように積層し、上下130℃に熱したヒートシーラー(TP−701S:テスター産業(株)製)で60秒間熱圧着させ、周囲を防湿性のアルミニウムテープで保護し、太陽電池モジュールの構成を想定した評価用サンプルを作成した。
厚さ12μmのアルミ蒸着フィルム(東レフィルム加工(株)製“バリアロックス”1011HG−CR:樹脂コート層/Al2O3/ポリエチレンテレフタレートフィルム)に接着層を設けて同バリアシートを、アルミ蒸着面同士が2枚とも光照射面を向くように貼り合わせすることにより、ガスバリアシートを作成した(前駆体B)。さらに層間シートとして、厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製“ルミラー”T60)を使用し、片面に接着層を設けた後、前駆体Bのシートと貼り合わせし、さらに層間シートの反対側の面にも接着層を設けて前駆体Aの紫外線吸収性化合物を含有する層の面と貼り合わせし、実施例1の表面保護シートを作成した。
実施例1のアルミ蒸着フィルムを、アルミ蒸着面同士が互いに向き合うように2枚貼り合わせすることにより、ガスバリアシートを作成した以外は実施例1と同様の方法で、実施例2の表面保護シートを作成した。
アルミ蒸着フィルムとして、厚さ12μmのアルミ蒸着フィルム(東レフィルム加工(株)製“バリアロックス”1011SG:Al2O3/樹脂コート層/Al2O3/ポリエチレンテレフタレートフィルム)を用いた以外は実施例1と同様の方法で、実施例3の表面保護シートを作成した。
アルミ蒸着フィルムとして、厚さ12μmのアルミ蒸着フィルム(東レフィルム加工(株)製“バリアロックス”1011SG:Al2O3/樹脂コート層/Al2O3/ポリエチレンテレフタレートフィルム)を用いた以外は実施例2と同様の方法で、実施例4の表面保護シートを作成した。
層間シートとして、厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製“ルミラー”T60)を使用し、片面に接着層を設け、厚さ12μmのアルミ蒸着フィルム(東レフィルム加工(株)製“バリアロックス”1011HG−CR:樹脂コート層/Al2O3/ポリエチレンテレフタレートフィルム)のアルミ蒸着面と貼り合わせた後、さらに層間シートの反対側の面にも接着層を設けて厚さ75μmのエチレンーテトラフルオロエチレン共重合体からなるフッ素フィルム(東レフィルム加工(株)製“トヨフロン”75E)と貼り合わせ、比較例1の表面保護シートを作成した。
層間シートとして、厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製“ルミラー”T60)を使用し、片面に接着層を設け、厚さ12μmのアルミ蒸着フィルム(東レフィルム加工(株)製“バリアロックス”1011HG−CR:樹脂コート層/Al2O3/ポリエチレンテレフタレートフィルム)のアルミ蒸着面と貼り合わせた後、さらに層間シートの反対側の面にも接着層を設けて前駆体Aの紫外線吸収性化合物を含有する層の面と貼り合わせ、比較例2の表面保護シートを作成した。
アルミ蒸着フィルムとして、厚さ12μmのアルミ蒸着フィルム(東レフィルム加工(株)製“バリアロックス”1011SG:Al2O3/樹脂コート層/Al2O3/ポリエチレンテレフタレートフィルム)を用いた以外は比較例2と同様の方法で、比較例3の表面保護シートを作成した。
2:光起電力素子
3:接着性樹脂層
4:裏面保護シート
5:基材シート
6:紫外線吸収性化合物を含有する樹脂層
7:ガスバリアシート
71、72:ガスバリアフィルム
711:無機酸化物蒸着薄膜層
712:樹脂コート層
713:高分子フィルム
Claims (8)
- 基材シートの光照射面の反対側の面に、ガスバリアシートが積層された太陽電池モジュール用表面保護シートであって、該ガスバリアシートが、無機酸化物蒸着薄膜層、樹脂コート層、高分子フィルムを有するガスバリアフィルムが少なくとも2枚以上積層太陽電池モジュール用表面保護シート。
- ガスバリアフィルムが、無機酸化物蒸着薄膜層、樹脂コート層、無機酸化物蒸着薄膜層、高分子フィルムが順次積層されている請求項1に記載の太陽電池モジュール用表面保護シート。
- ガスバリアシートが2枚のガスバリアフィルムからなり、ガスバリアフィルムの無機酸化物蒸着薄膜面同士が互いに向き合うように積層されている請求項1および2に記載の太陽電池モジュール用表面保護シート。
- 基材シートがフッ素系樹脂、ポリ(メタ)アクリレート、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ナイロン、ポリエチレン、およびポリプロピレンから選ばれる少なくとも1種類以上の樹脂からなる請求項1〜3のいずれかに記載の太陽電池モジュール用表面保護シート。
- ガスバリアシートの40℃、90%RHにおける水蒸気透過率が0.2g/m2・day以下である請求項1〜4のいずれかに記載の太陽電池モジュール用表面保護シート。
- 基材シートの一方の面に、紫外線吸収性化合物を含有する樹脂層が積層されている請求項1〜5のいずれかに記載の太陽電池モジュール用表面保護シート。
- 360nmにおける分光透過率が2.0%以下である請求項6に記載の太陽電池モジュール用表面保護シート。
- 450〜1000nmにおける分光透過率が85%以上である請求項1から7のいずれかに記載の太陽電池モジュール用表面保護シート。
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