JP5156172B2 - 太陽電池モジュール用バックシート及びこれを用いた太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池モジュール用バックシート及びこれを用いた太陽電池モジュール Download PDF

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Description

本発明は、太陽電池を構成するユニットである太陽電池モジュール用バックシート及びこれを用いた太陽電池モジュールに関し、詳細には耐熱性、耐候性、水蒸気や酸素ガス等に対するガスバリア性、耐久性、堅牢性及びその他の諸特性に優れ、かつ良好な製造性及び低コスト性を有する太陽電池モジュール用バックシートに関するものである。
近年、地球温暖化等の環境問題に対する意識の高まりから、クリーンエネルギー源としての太陽光発電が注目され、種々の形態からなる太陽電池が開発されている。この太陽電池は、一般的には直列又は並列に配線された複数枚の太陽電池セルをパッケージングし、ユニット化した複数の太陽電池モジュールから構成されている。
上記太陽電池モジュールは、屋外で長期間使用し得る十分な耐久性、耐候性等が要求される。図4に示すように、一般的な太陽電池モジュール51の具体的な構造としては、ガラス等からなる透光性基板52と、エチレン酢酸ビニル共重合体等の熱可塑性樹脂からなる充填剤層53と、光起電力素子としての複数枚の太陽電池セル54と、上記充填剤層53と同様の充填剤層55と、太陽電池モジュール用バックシート56とがこの順に積層され、真空加熱ラミネーション法等により一体成形されている。
上記太陽電池モジュール用バックシート56は、耐候性、耐久性、ガスバリア性等が要求されているため、従来、ガスバリア性を発現する無機物層57の表面及び裏面を一対の合成樹脂層58でサンドイッチした積層体が採用されている。具体的には、(a)一対のポリフッ化ビニルフィルムでアルミニウム箔をサンドイッチした構造の太陽電池モジュール用バックシート(特開平6−177412号公報等参照)、(b)ポリエステル樹脂からなる耐熱、耐候性プラスチックフィルムの一方の面に無機酸化物薄膜層を積層し、さらにこの薄膜層の外面に同様の耐熱、耐候性プラスチックフィルムを積層した構造の太陽電池モジュール用バックシート(特開2002−134771公報等参照)などが開発されている。
特開平6−177412号公報 特開2002−134771公報
上記太陽電池モジュールにおいて、内部に水蒸気、酸素ガス等が侵入すると、充填剤層53、55の剥離及び変色、配線の腐食、太陽電池セル54の機能低下等を招来するおそれがある。そのため、上記太陽電池モジュール用バックシート56には、耐候性及び耐熱性に加えて、水蒸気、酸素ガス等に対するガスバリア性が要求される。
一方、上記(a)のアルミニウム箔を合成樹脂層でサンドイッチした従来の太陽電池モジュール用バックシートは、合成樹脂層としてテドラーフィルムが多く用いられている。このテドラーフィルムは機械的強度が弱い上に高価であるため、太陽電池モジュールの低価格化に障害となっている。また、当該(a)の太陽電池モジュール用バックシートは、積層時等にアルミニウム箔に亀裂等の欠陥が生じやすく、取扱いが困難で生産性も悪いという不都合がある。
また、上記(b)の無機酸化物薄膜層を合成樹脂層でサンドイッチした従来の太陽電池モジュール用バックシートは、この無機酸化物薄膜層を例えば生産性に優れた代表的製膜方法である真空蒸着法で形成する場合、均一かつ緻密な無機酸化物薄膜層の形成が困難であり、無機酸化物薄膜層に粒界やピンホール、クラック等の欠陥が生じやすく、水蒸気、酸素ガス等に対する十分なガスバリア性を確保することが困難である。
本発明はこれらの不都合に鑑みてなされたものであり、耐熱性、耐候性、耐久性、耐水性、堅牢性等の諸特性に優れ、特に水蒸気、酸素ガス等に対するガスバリア性に優れており、かつ良好な製造性及び低コスト性を有する太陽電池モジュール用バックシート及びこれを用いた太陽電池モジュールの提供を目的とするものである。
上記課題を解決するためになされた発明は、
透光性基板と、充填剤層と、光起電力素子としての太陽電池セルと、充填剤層と、太陽電池モジュール用バックシートとがこの順に積層されており、
上記太陽電池モジュール用バックシートが、接着層を介して積層される複数のバリアシートを備えており、
このバリアシートが、合成樹脂製の基材フィルムと、この基材フィルムの一方の面に積層されるアルミニウム蒸着層とを有し、
上記基材フィルムの1つが最表面に配設され、
上記最表面に配設される基材フィルムが白色顔料を分散含有し、
上記白色顔料の平均粒子径が100nm以上30μm以下であり、含有量が8質量%以上30質量%以下であり、
上記最表面に配設される基材フィルムがボイドを有し、
上記ボイドの含有による基材フィルムの見掛け密度が0.99g/cm以上1.37g/cm以下であり、
隣り合う一対の上記バリアシートが、互いのアルミニウム蒸着層が対向する状態で積層されており、
上記接着層の積層量が1g/m以上10g/m以下である太陽電池モジュールである。
当該太陽電池モジュール用バックシートは、基材フィルムとアルミニウム蒸着層とが積層されたバリアシートを用い、少なくとも2枚のバリアシートを接着層を介して重畳積層した構造を有することから、耐熱性、耐候性、耐久性、強度及びその他の諸特性に優れており、2層以上のアルミニウム蒸着層によって水蒸気、酸素ガス等に対するガスバリア性が特に優れている。また、当該太陽電池モジュール用バックシートは、アルミニウム箔や無機酸化物薄膜層を合成樹脂層でサンドイッチした積層構造を有する上記従来の太陽電池モジュール用バックシートと比較して、製造が容易であり、均一かつ緻密なアルミニウム蒸着層を有するバリアシートを歩留まりよく製造することができ、その結果コストの低廉化を図ることができる。さらに、当該太陽電池モジュール用バックシートは、アルミニウム蒸着層表面が金属光沢を有しているため、太陽電池セルを透過した光線を反射して再利用に供し、発電効率を高めることができる。
当該太陽電池モジュール用バックシートにおいて、隣り合う一対の上記バリアシートは互いのアルミニウム蒸着層が対向する状態で積層されている。このように一対のバリアシートをアルミニウム蒸着層が対向するように積層することで、後述するトップコート層等の他の表面保護層を設けなくても、ガスバリア機能を有するアルミニウム蒸着層が外側の一対の基材フィルムで被覆及び保護され、その結果当該太陽電池モジュール用バックシートの耐久性が向上し、ガスバリア性の経年劣化や太陽電池セルとの短絡等の不都合が防止される。また、当該太陽電池モジュール用バックシートは、一対のバリアシートの一対のアルミニウム蒸着層が近接して重畳されていることから、この重畳される一対のアルミニウム蒸着層を貫通するような欠陥が格段に少なく、その結果ガスバリア性がより高められる。さらに、当該太陽電池モジュール用バックシートは、重畳される一対のアルミニウム蒸着層間に接着層が充填されていることから、アルミニウム蒸着層にキズ、凹部等のバリア機能の低い部分があっても接着層によって封止及び保護され、その結果水蒸気、酸素ガス等に対するガスバリア性がさらに向上する。
上記接着層はドライラミネート用接着剤から形成するとよい。このようにドライラミネート用接着剤を用いることで、複数のバリアシートの接着強度ひいては当該太陽電池モジュール用バックシートの耐久性、堅牢性透が向上し、さらに上記アルミニウム蒸着層の欠陥の封止及び保護機能が向上する。
上記ドライラミネート用接着剤としてはポリウレタン系接着剤が好ましい。このようにポリウレタン系接着剤を用いることで、当該太陽電池モジュール用バックシートの屋外での長期間使用に起因するバリアシートの接着強度低下やデラミネーションが防止され、さらに接着層の黄変等の劣化が低減される。
上記基材フィルムの形成材料としてはポリエチレンテレフタレートが好ましい。かかるポリエチレンテレフタレートを主ポリマーとして基材フィルムを形成することで、基材フィルムの耐熱性、熱的寸法安定性、耐候性等が向上し、加えてバリアシート製造時におけるアルミニウム蒸着層への欠陥の発生が低減される。
少なくとも1つの上記基材フィルム中に白色顔料を分散含有する。このように少なくとも1つの基材フィルム中に白色顔料を分散含有することで、当該基材フィルムの耐熱性、熱的寸法安定性、耐候性等が向上し、バリアシート製造時におけるアルミニウム蒸着層への欠陥の発生が低減される。また、当該太陽電池モジュール用バックシートの最表面に基材フィルムが配設される場合、この基材フィルム中に白色顔料を分散含有することで、太陽電池セルを透過し、アルミニウム蒸着層で反射した光線を拡散させる機能が付加され、より発電効率を高めることができる。
上記白色顔料の周囲にボイド(空隙)を有している。このように、上記白色顔料の周囲にボイドを有することで、基材フィルム中での白色顔料の均一分散性が向上し、当該基材フィルムの生産性や耐久性、耐候性、強度等の諸特性が向上し、加えてバリアシート製造時におけるアルミニウム蒸着層への欠陥の発生がさらに低減される。
上記基材フィルムのアルミニウム蒸着面に、コロナ放電処理及び/又はアンカーコート処理を施すとよい。このように基材フィルムのアルミニウム蒸着面にコロナ放電処理及び/又はアンカーコート処理を施すことで、基材フィルムとアルミニウム蒸着層との接着強度が向上し、さらに緻密かつ均一なアルミニウム蒸着層を形成することができる。
上記アンカーコート処理にはポリエステル系アンカーコート剤を用いるとよい。かかるポリエステル系アンカーコート剤を基材フィルム蒸着面に積層することで、基材フィルムとアルミニウム蒸着層との接着強度が格段に向上する。
上記バリアシートにおけるアルミニウム蒸着層の外面(基材フィルム側と反対側の面)にトップコート処理を施すとよい。このようにバリアシートのアルミニウム蒸着層外面にトップコート処理を施すことで、アルミニウム蒸着層が封止及び保護され、その結果、バリアシートの取扱性が向上し、アルミニウム蒸着層にキズ、凹部等の欠陥があってもガスバリア性の低下が抑制され、さらにアルミニウム蒸着層の経年劣化が低減される。
上記トップコート処理にはポリエステル系トップコート剤が好ましい。かかるポリエステル系トップコート剤はアルミニウムとの接着強度が良好であるため、アルミニウム蒸着層とトップコート剤層との接着強度が向上し、その結果アルミニウム蒸着層の表面保護性が向上する。
従って、透光性基板と、充填剤層と、光起電力素子としての太陽電池セルと、充填剤層と、当該太陽電池モジュール用バックシートとがこの順に積層されている太陽電池モジュールは、当該太陽電池モジュール用バックシートの高いガスバリア性、耐候性その他の諸特性によって耐久性、耐候性、寿命等が飛躍的に向上し、加えて製造コストの低減化を促進することができる。
以上説明したように、本発明の太陽電池モジュール用バックシートは、耐熱性、耐候性及びその他の諸特性に優れ、特に水蒸気、酸素ガス等に対するガスバリア性に優れ、かつ良好な製造性及び低コスト性を有している。また、当該太陽電池モジュール用バックシートを用いた太陽電池モジュールは、耐久性、耐候性、寿命等が飛躍的に向上し、加えて製造コストの低減化を促進することができる。
以下、適宜図面を参照しつつ本発明の実施の形態を詳説する。図1は本発明の一実施形態に係る太陽電池モジュール用バックシートを示す模式的断面図、図2は図1の太陽電池モジュール用バックシートとは異なる形態に係る太陽電池モジュール用バックシートを示す模式的断面図、図3は図2の太陽電池モジュール用バックシートを用いた太陽電池モジュールを示す模式的断面図である。
図1の太陽電池モジュール用バックシート1は、略平行に重畳される一対のバリアシート2と、この一対のバリアシート2間に積層される接着層3とを備えている。つまり、当該太陽電池モジュール用バックシート1は、接着層3を介して一対のバリアシート2が積層接着された構造を有している。
バリアシート2は、基材フィルム4と、この基材フィルム4の一方の面に積層されるアルミニウム蒸着層5とを備えている。このアルミニウム蒸着層5は、水蒸気、酸素ガス等に対するガスバリア性を有している。かかる一対のバリアシート2は、当該太陽電池モジュール用バックシート1において、互いのアルミニウム蒸着層5が同じ側を向く状態で積層されている。
基材フィルム4は、合成樹脂を材料とするシート成形により形成されている。かかる基材フィルム4に用いられる合成樹脂としては、特に限定されるものではなく、例えばポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリ塩化ビニル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリアリールフタレート系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリフェニレンスルフィド系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アセタール系樹脂、セルロース系樹脂等が挙げられる。上記樹脂の中でも、高い耐熱性、強度、耐候性、耐久性、水蒸気等に対するガスバリア性等を有し、アルミニウム蒸着条件等に耐え、アルミニウム蒸着層5との密接着性に優れているポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂及び環状ポリオレフィン系樹脂が好ましい。
上記ポリエステル系樹脂としては、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等が挙げられる。これらのポリエステル系樹脂の中でも、耐熱性、耐候性等の諸機能面及び価格面のバランスが良好なポリエチレンテレフタレートが特に好ましい。
上記フッ素系樹脂としては、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレンとペルフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体からなるペルフルオロアルコキシ樹脂(PFA)、テトラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレンとのコポリマー(FEP)、テトラフルオロエチレンとペルフルオロアルキルビニルエーテルとヘキサフルオロプロピレンとのコポリマー(EPE)、テトラフルオロエチレンとエチレン又はプロピレンとのコポリマー(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン樹脂(PCTFE)、エチレンとクロロトリフルオロエチレンとのコポリマー(ECTFE)、フッ化ビニリデン系樹脂(PVDF)、フッ化ビニル系樹脂(PVF)等が挙げられる。これらのフッ素系樹脂の中でも、強度、耐熱性、耐候性等に優れるポリフッ化ビニル系樹脂(PVF)やテトラフルオロエチレンとエチレン又はプロピレンとのコポリマー(ETFE)が特に好ましい。
上記環状ポリオレフィン系樹脂としては、例えばa)シクロペンタジエン(及びその誘導体)、ジシクロペンタジエン(及びその誘導体)、シクロヘキサジエン(及びその誘導体)、ノルボルナジエン(及びその誘導体)等の環状ジエンを重合させてなるポリマー、b)当該環状ジエンとエチレン、プロピレン、4−メチル−1−ペンテン、スチレン、ブタジエン、イソプレン等のオレフィン系モノマーの1種又は2種以上とを共重合させてなるコポリマー等が挙げられる。これらの環状ポリオレフィン系樹脂の中でも、強度、耐熱性、耐候性等に優れるシクロペンタジエン(及びその誘導体)、ジシクロペンタジエン(及びその誘導体)又はノルボルナジエン(及びその誘導体)等の環状ジエンのポリマーが特に好ましい。
なお、基材フィルム4の形成材料としては、上記合成樹脂を1種又は2種以上混合して使用することができる。また、基材フィルム4の形成材料中には、加工性、耐熱性、耐候性、機械的性質、寸法安定性等を改良、改質する目的で、種々の添加剤等を混合することができる。この添加剤としては、例えば滑剤、架橋剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定化剤、充填剤、強化繊維、補強剤、帯電防止剤、難燃剤、耐炎剤、発泡剤、防カビ剤、顔料等が挙げられる。上記基材フィルム4の成形方法としては、特に限定されず、例えば押出し法、キャスト成形法、Tダイ法、切削法、インフレーション法等の公知の方法が採用される。
基材フィルム4の厚み(平均厚み)の下限としては、10μmが好ましく、20μmが特に好ましい。一方、基材フィルム4の厚みの上限としては、250μmが好ましく、188μmが特に好ましい。基材フィルム4の厚みが上記下限未満であると、アルミニウム蒸着層5を形成するための蒸着加工の際にカールが発生しやすくなってしまう、取扱いが困難になる等の不都合が発生する。逆に、基材フィルム4の厚みが上記上限を超えると、太陽電池モジュールの薄型化及び軽量化の要請に反することになる。
アルミニウム蒸着層5は、基材フィルム4の一方の面にアルミニウムを蒸着することで形成される。このアルミニウム蒸着層5の蒸着手段としては、合成樹脂製の基材フィルム4に収縮、黄変等の劣化を招来することなくアルミニウムが蒸着できれば特に限定されるものではなく、(a)真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、イオンクラスタービーム法等の物理気相成長法(Physical Vapor Deposition法;PVD法)、(b)プラズマ化学気相成長法、熱化学気相成長法、光化学気相成長法等の化学気相成長法(Chemical Vapor Deposition法;CVD法)が採用される。これらの蒸着法の中でも、生産性が高く良質なアルミニウム蒸着層5が形成できる真空蒸着法やイオンプレーティング法が好ましい。
なお、アルミニウム蒸着層5は、単層構造でもよく、2層以上の多層構造でもよい。このようにアルミニウム蒸着層5を多層構造とすることで、蒸着の際に懸かる熱負担の軽減により基材フィルム4の劣化が低減され、さらに基材フィルム4とアルミニウム蒸着層5との密着性等を改善することができる。また、上記物理気相成長法及び化学気相成長法における蒸着条件は、基材フィルム4の樹脂種類、アルミニウム蒸着層5の厚み等に応じて適宜設計される。
アルミニウム蒸着層5の厚み(平均厚み)の下限としては、10nmが好ましく、20nmが特に好ましい。一方、アルミニウム蒸着層5の厚みの上限としては、200nmが好ましく、100nmが特に好ましい。アルミニウム蒸着層5の厚みが上記下限より小さいと、ガスバリア性が低下するおそれがある。一方、アルミニウム蒸着層5の厚みが上記上限を超えると、アルミニウム蒸着層5にクラック等の欠陥が発生しやすくなる。
接着層3は、重畳される一対のバリアシート2間に積層され、一対のバリアシート2を接着する。この接着層3は、ラミネート用接着剤又は溶融押出樹脂から形成されている。このラミネート用接着剤としては、例えばドライラミネート用接着剤、ウェットラミネート用接着剤、ホットメルトラミネート用接着剤、ノンソルベントラミネート用接着剤等が挙げられる。これらのラミネート用接着剤のなかでも、接着強度、耐久性、耐候性等に優れ、アルミニウム蒸着層5表面の欠陥(例えばキズ、ピンホール、凹部等)を封止及び保護する機能を有するドライラミネート用接着剤が特に好ましい。
上記ドライラミネート用接着剤としては、例えばポリ酢酸ビニル系接着剤、アクリル酸のエチル,ブチル,2−エチルヘキシルエステル等のホモポリマーまたはこれらとメタクリル酸メチル,アクリロニトリル,スチレン等との共重合体等からなるポリアクリル酸エステル系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、エチレンと酢酸ビニル,アクリル酸エチル,アクリル酸,メタクリル酸等のモノマーとの共重合体等からなるエチレン共重合体系接着剤、セルロース系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、ポリイミド系接着剤、尿素樹脂,メラミン樹脂等からなるアミノ樹脂系接着剤、フェノール樹脂系接着剤、エポキシ系接着剤、ポリウレタン系接着剤、反応型(メタ)アクリル系接着剤、クロロプレンゴム,ニトリルゴム,スチレン−ブタジエンゴム等からなるゴム系接着剤、シリコーン系接着剤、アルカリ金属シリケート,低融点ガラス等からなる無機系接着剤などが挙げられる。これらのドライラミネート用接着剤の中でも、当該太陽電池モジュール用バックシート1の屋外での長期間使用に起因するバリアシート2の接着強度低下やデラミネーションが防止され、さらに接着層3の黄変等の劣化が低減されるポリウレタン系接着剤が特に好ましい。
接着層3を形成する溶融押出樹脂としては、例えばポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、酸変性ポリエチレン系樹脂、酸変性ポリプロピレン系樹脂、エチレン−アクリル酸又はメタクリル酸共重合体、サーリン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル系樹脂、エチレン−アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステル共重合体、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂等の熱可塑性樹脂の1種又は2種以上を使用することができる。なお、上記溶融押出樹脂を用いた押出ラミネート法を採用する場合、より強固な接着強度を得るために、一対のバリアシート2の積層対向面に後述するアンカーコート処理等の表面処理を施すとよい。
接着層3の積層量(固形分換算)の下限としては、1g/mが好ましく、3g/mが特に好ましい。一方、接着層3の上記積層量の上限としては、10g/mが好ましく、7g/mが特に好ましい。接着層3の積層量が上記下限より小さいと、接着強度やアルミニウム蒸着層5の欠陥封止機能が得られないおそれがある。一方、接着層の積層量が上記上限を超えると、積層強度や耐久性が低下するおそれがある。
なお、接着層3を形成するラミネート用接着剤又は溶融押出樹脂中には、取扱性、耐熱性、耐候性、機械的性質等を改良、改質する目的で、例えば溶媒、滑剤、架橋剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定化剤、充填剤、強化繊維、補強剤、帯電防止剤、難燃剤、耐炎剤、発泡剤、防カビ剤、顔料等の種々の添加剤を適宜混合することができる。
当該太陽電池モジュール用バックシート1の製造工程としては、一般的には、(1)基材フィルム4の一方の面にアルミニウムを上記PVD法又はCVD法によって蒸着するアルミニウム蒸着層積層工程と、(2)一方のバリアシート2の表面に接着剤をロールコート法、グラビアロールコート法、キスコート法等の手段でコーティングし、そのコーティング面に他方のバリアシート2を貼り合わせるバリアシート積層工程とを有している。
当該太陽電池モジュール用バックシート1は、積層された2枚のバリアシート2によって高い耐熱性、耐候性、耐久性、強度及びその他の諸特性を有し、また2層のアルミニウム蒸着層5によって高い水蒸気、酸素ガス等に対するガスバリア性を有している。また、当該太陽電池モジュール用バックシート1は、アルミニウム箔や無機酸化物薄膜層を合成樹脂層でサンドイッチした上記従来の太陽電池モジュール用バックシートと比較して、製造が容易であり、特にガスバリア性に寄与する均一かつ緻密なアルミニウム蒸着層5を歩留まりよく形成することができ、その結果、上述のように耐候性、耐熱性、ガスバリア性等の諸特性を高めつつコストの低廉化を図ることができる。さらに、当該太陽電池モジュール用バックシート1は、金属光沢を有するアルミニウム蒸着層5によって太陽電池セルを透過した光線を反射して再利用に供することができ、その結果、太陽電池モジュールの発電効率を高めることができる。
当該太陽電池モジュール用バックシート1において、少なくとも1つの基材フィルム4中に白色顔料を分散含有するとよい。このように少なくとも1つの基材フィルム4中に白色顔料を分散含有することで、その基材フィルム4ひいては当該太陽電池モジュール用バックシート1の耐熱性、耐候性、耐久性、熱的寸法安定性、強度等の諸特性を向上することができる。
この白色顔料としては、特に限定されるものではなく、例えば炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸鉛、硫酸バリウムなどが挙げられる。中でも、基材フィルム4を形成する樹脂材料中への分散性に優れ、基材フィルム4の耐久性、耐熱性、強度等の向上効果が比較的大きい炭酸カルシウムが好ましい。この炭酸カルシウムは、カルサイト、アラゴナイト、バテライトなどの結晶タイプがあり、どの結晶タイプでも使用できる。また、炭酸カルシウムは、ステアリン酸、ドデジシルベンゼンスルホン酸ソーダ、シランカップリング剤、チタンカップリング剤等で表面処理されていてもよく、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、二酸化ケイ素、二酸化チタン等の不純物が10%以下程度含まれていてもよい。
白色顔料の平均粒子径は、100nm以上30μm以下が好ましく、300nm以上3μm以下が特に好ましい。白色顔料の平均粒子径が上記範囲より小さいと、凝集等により基材フィルム4中への均一な分散が困難になり、上述の基材フィルム4に対する耐熱性等の諸特性向上効果が低下するおそれがあり、逆に、白色顔料の平均粒子径が上記範囲を超えると、上述の基材フィルム4に対する耐熱性等の諸特性向上効果が低下するおそれがある。
白色顔料の含有量としては、8質量%以上30質量%以下が好ましい。白色顔料の含有量が上記下限より小さいと、上記基材フィルム4の耐久性、耐熱性、強度等の向上効果が小さくなる。一方、白色顔料の含有量が上記上限を超えると、基材フィルム4中での白色顔料の分散性が低下し、基材フィルム4の強度の低下を招来するおそれがある。
上述のように白色顔料を含有する基材フィルム4において、白色顔料の周囲にボイドを有するとよい。このように白色顔料の周囲にボイドを有することで、基材フィルム4中での白色顔料の均一分散性が向上し、当該基材フィルム4の生産性や耐久性、耐候性、強度等の諸特性が向上しる。このボイドの含有による基材フィルム4の見掛け密度としては、0.99g/cm以上1.37g/cm以下が好ましく、1.18g/cm以上1.33g/cm以下が特に好ましい。基材フィルム4の見掛け密度が上記下限より小さいと、白色顔料周囲のボイドの容積が大きくなり、基材フィルム4の生産性や強度特性が低下するおそれがる。一方、基材フィルム4の見掛け密度が上記上限を超えると、白色顔料周囲のボイドの容積が少なくなり、上記耐久性、強度等の向上効果が小さくなるおそれがる。
また、基材フィルム4とアルミニウム蒸着層5との密接着性等を向上させるため、基材フィルム4の蒸着面に表面処理を施すとよい。このような密着性向上表面処理としては、例えば(a)コロナ放電処理、オゾン処理、酸素ガス若しくは窒素ガス等を用いた低温プラズマ処理、グロー放電処理、化学薬品等を用いた酸化処理、及び(b)プライマーコート処理、アンダーコート処理、アンカーコート処理、蒸着アンカーコート処理などが挙げられる。これらの表面処理の中でも、アルミニウム蒸着層5との接着強度が向上し、緻密かつ均一なアルミニウム蒸着層5の形成に寄与するコロナ放電処理及びアンカーコート処理が好ましい。
上記アンカーコート処理に用いるアンカーコート剤としては、例えばポリエステル系アンカーコート剤、ポリアミド系アンカーコート剤、ポリウレタン系アンカーコート剤、エポキシ系アンカーコート剤、フェノール系アンカーコート剤、(メタ)アクリル系アンカーコート剤、ポリ酢酸ビニル系アンカーコート剤、ポリエチレンアルイハポリプロピレン等のポリオレフィン系アンカーコート剤、セルロース系アンカーコート剤などが挙げられる。これらのアンカーコート剤の中でも、基材フィルム4とアルミニウム蒸着層5との接着強度をより向上することができるポリエステル系アンカーコート剤が特に好ましい。
上記アンカーコート剤のコーティング量(固形分換算)の下限としては、0.1g/mが好ましく、1g/mが特に好ましい。一方、当該アンカーコート剤のコーティング量の上限としては、5g/mが好ましく、3g/mが特に好ましい。アンカーコート剤のコーティング量が上記下限より小さいと、基材フィルム4とアルミニウム蒸着層5との密着性向上効果が小さくなるおそれがある。一方、当該アンカーコート剤のコーティング量が上記上限を超えると、当該太陽電池モジュール用バックシート1の強度、耐久性等が低下するおそれがある。
なお、上記アンカーコート剤中には、密接着性向上のためのシランカップリング剤、基材フィルム4とのブロッキングを防止するためのブロッキング防止剤、耐候性等を向上させるための紫外線吸収剤等の各種添加剤を適宜混合することができる。かかる添加剤の混合量としては、添加剤の効果発現とアンカーコート剤の機能阻害とのバランスから0.1重量%以上10重量%以下が好ましい。
また、バリアシート2におけるアルミニウム蒸着層5の外面にトップコート処理を施すとよい。このようにアルミニウム蒸着層5外面にトップコート処理を施すことで、アルミニウム蒸着層5が封止及び保護され、その結果、バリアシート2の取扱性が向上し、またアルミニウム蒸着層5にキズ、凹部等の欠陥があってもガスバリア性の低下が抑制され、さらにアルミニウム蒸着層5の経年劣化が低減される。
上記トップコート処理に用いるトップコート剤としては、例えばポリエステル系トップコート剤、ポリアミド系トップコート剤、ポリウレタン系トップコート剤、エポキシ系トップコート剤、フェノール系トップコート剤、(メタ)アクリル系トップコート剤、ポリ酢酸ビニル系トップコート剤、ポリエチレンアルイハポリプロピレン等のポリオレフィン系トップコート剤、セルロース系トップコート剤などが挙げられる。かかるトップコート剤の中でも、アルミニウム蒸着層5との接着強度が高く、アルミニウム蒸着層5の表面保護、欠陥の封止等に寄与するポリエステル系トップコート剤が特に好ましい。
上記トップコート剤のコーティング量(固形分換算)の下限としては、1g/mが好ましく、3g/mが特に好ましい。一方、当該トップコート剤のコーティング量の上限としては、10g/mが好ましく、7g/mが特に好ましい。トップコート剤のコーティング量が上記下限より小さいと、アルミニウム蒸着層5を封止及び保護する効果が小さくなるおそれがある。一方、当該トップコート剤のコーティング量が上記上限を超えても、上記アルミニウム蒸着層5の封止及び保護効果があまり増大せず、かえって当該太陽電池モジュール用バックシート1の厚みが増大し、薄型化及び軽量化の要請に反するおそれがある。
なお、上記トップコート剤中には、密接着性向上のためのシランカップリング剤、耐候性等を向上させるための紫外線吸収剤、耐熱性等を向上させるための無機フィラー等の各種添加剤を適宜混合することができる。かかる添加剤の混合量としては、添加剤の効果発現とトップコート剤の機能阻害とのバランスから0.1重量%以上10重量%以下が好ましい。
さらに、基材フィルム4及び/又は接着層3中に紫外線吸収剤を含有するとよい。このように紫外線吸収剤を含有することで、当該太陽電池モジュール用バックシート1の耐候性及び耐久性を向上することができる。この紫外線吸収剤としては、紫外線を吸収し、効率よく熱エネルギーに変換できるもので、かつ、光に対して安定な化合物であれば特に限定されるものではなく公知のものを使用することができる。中でも、紫外線吸収機能が高く、上記基材ポリマーとの相溶性が良好で、基材ポリマー中に安定して存在するサリチル酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤及びシアノアクリレート系紫外線吸収剤が好ましく、これらの群より選択される1種又は2種以上のものを用いるとよい。また、紫外線吸収剤としては、分子鎖に紫外線吸収基を有するポリマー(例えば、(株)日本触媒の「ユーダブルUV」シリーズなど)も好適に使用される。かかる分子鎖に紫外線吸収基を有するポリマーを用いることで、基材フィルム4等を構成するポリマーとの相溶性が高く、紫外線吸収剤のブリードアウト等による紫外線吸収機能の劣化を防止することができる。
上記紫外線吸収剤の含有量の下限としては0.1質量%、特に1質量%、さらに特に3質量%が好ましく、紫外線吸収剤の含有量の上限としては10質量%、特に8質量%、さらに特に5質量%が好ましい。紫外線吸収剤の配合量が上記下限より小さいと、当該太陽電池モジュール用バックシート1の紫外線吸収機能を効果的に奏することができないおそれがあり、逆に、紫外線吸収剤の配合量が上記上限を超えると、マトリックスポリマーに悪影響を及ぼし、基材フィルム4や接着層3の強度、耐久性等の低下をもたらすおそれがある。
また、基材フィルム4及び/又は接着層3中に紫外線安定剤又は分子鎖に紫外線安定基が結合したポリマーを含有することも可能である。この紫外線安定剤又は紫外線安定基により、紫外線で発生するラジカル、活性酸素等が不活性化され、太陽電池モジュール用バックシート1の紫外線安定性、耐候性等を向上させることができる。この紫外線安定剤又は紫外線安定基としては、紫外線に対する安定性が高いヒンダードアミン系紫外線安定剤又はヒンダードアミン系紫外線安定基が好適に用いられる。
さらに、基材フィルム4及び/又は接着層3中に帯電防止剤を含有するとよい。このように帯電防止剤を含有することで、当該太陽電池モジュール用バックシート1に帯電防止効果が発現され、その結果ゴミを吸い寄せたり、太陽電池セル等との重ね合わせが困難になる等の静電気の帯電により発生する不都合を防止することができる。また、帯電防止剤を表面にコーティングすると表面のベタツキや汚濁が生じてしまうが、このように基材フィルム4、接着層3中に含有することでかかる弊害は低減される。この帯電防止剤としては、特に限定されるものではなく、例えばアルキル硫酸塩、アルキルリン酸塩等のアニオン系帯電防止剤、第四アンモニウム塩、イミダゾリン化合物等のカチオン系帯電防止剤、ポリエチレングリコール系、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアリン酸エステル、エタノールアミド類等のノニオン系帯電防止剤、ポリアクリル酸等の高分子系帯電防止剤などが用いられる。中でも、帯電防止効果が比較的大きいカチオン系帯電防止剤が好ましく、少量の添加で帯電防止効果が奏される。
図2の太陽電池モジュール用バックシート11は、略平行に重畳される一対のバリアシート2と、この一対のバリアシート2間に積層される接着層3とを備えている。かかるバリアシート2及び接着層3は、上記図1の太陽電池モジュール用バックシート1と同様であるため、同一番号を付して説明を省略する。
当該太陽電池モジュール用バックシート11における一対のバリアシート2は、互いのアルミニウム蒸着層5が対向する状態で積層されている。従って、当該太陽電池モジュール用バックシート11は、ガスバリア機能を有するアルミニウム蒸着層5が外側の一対の基材フィルム4で被覆及び保護されている。そのため、当該太陽電池モジュール用バックシート11は、耐久性が向上し、ガスバリア性の経年劣化や太陽電池セルとの短絡等の不都合が防止される。また、当該太陽電池モジュール用バックシート11は、一対のアルミニウム蒸着層5が近接して重畳され、その一対のアルミニウム蒸着層5間に接着層が充填されている。そのため、当該太陽電池モジュール用バックシート11は、アルミニウム蒸着層5にキズ、凹部等のバリア機能の低い部分があっても、重畳される一対のアルミニウム蒸着層5を貫通するような欠陥が低減され、さらに上記バリア機能の低い部分が接着層3によって封止及び保護される結果、アルミニウム蒸着層5外面にトップコート層等の保護層を別途設けなくても水蒸気、酸素ガス等に対するガスバリア性がより向上する。
なお、当該太陽電池モジュール用バックシート11において、基材フィルム4中に白色顔料を分散すると、太陽電池セルを透過し、アルミニウム蒸着層5で反射した光線を拡散させる機能が付加され、より発電効率を高めることができる。
図3の太陽電池モジュール21は、透光性基板22と、充填剤層23と、複数枚の太陽電池セル24と、充填剤層25と、当該太陽電池モジュール用バックシート11とが表面側からこの順に積層されている。
上記透光性基板22は、最表面に積層されるものであり、a)太陽光に対する透過性及び電気絶縁性を有すること、b)機械的、化学的及び物理的強度、具体的には耐候性、耐熱性、耐久性、耐水性、水蒸気等に対するガスバリア性、耐風圧性、耐薬品性、堅牢性に優れること、(c)表面硬度が高く、かつ表面の汚れ、ゴミ等の蓄積を防止する防汚性に優れることが要求される。
透光性基板22の形成材料としては、ガラス及び合成樹脂が使用される。透光性基板22に使用される合成樹脂としては、例えばポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、アクリロニトリルル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリ塩化ビニル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂、各種のナイロン等のポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリアリールフタレート系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリフェニレンスルフィド系樹脂、ポリスルホン系樹脂、アセタール系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、セルロース系樹脂等が挙げられる。これらの樹脂の中でも、フッ素系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂又はポリエステル系樹脂が特に好ましい。
なお、合成樹脂製の透光性基板22の場合、(a)ガスバリア性等を向上させる目的で上記PVD法又はCVD法によりその一方の面に酸化珪素、酸化アルミニウム等の無機酸化物の透明蒸着膜を積層すること、(b)加工性、耐熱性、耐候性、機械的性質、寸法安定性等を改良、改質する目的で、例えば滑剤、架橋剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、光安定剤、充填剤、強化繊維、補強剤、難燃剤、耐炎剤、発泡剤、防カビ剤、顔料等の各種添加剤を含有することも可能である。
透光性基板22の厚さ(平均厚さ)としては、特に限定されず、使用する材料に応じて所要の強度、ガスバリア性等を具備するよう適宜選択される。合成樹脂製の透光性基板22の厚さとしては6μm以上300μm以下が好ましく、9μm以上150μm以下が特に好ましい。また、ガラス製の透光性基板22の厚さとしては、一般的には3mm程度とされている。
上記充填剤層23及び充填剤層25は、透光性基板22及び太陽電池モジュール用バックシート11間における太陽電池セル24の周囲に充填されており、(a)透光性基板22及び太陽電池モジュール用バックシート11との接着性や、太陽電池セル24を保護するための耐スクラッチ性、衝撃吸収性等を有している。なお、太陽電池セル24の表面に積層される充填剤層23は、上記諸機能に加え、太陽光を透過する透明性を有している。
充填剤層23及び充填剤層25の形成材料としては、例えばフッ素系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸又はメタクリル酸共重合体、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂をアクリル酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレンフィン系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、シリコーン系樹脂、エポキシ系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂等が挙げられる。これらの合成樹脂の中でも、耐候性、耐熱性、ガスバリア性等に優れるフッ素系樹脂、シリコーン系樹脂又はエチレン−酢酸ビニル系樹脂が好ましい。
また、充填剤層23及び充填剤層25の形成材料としては、特開2000−34376公報に示される熱可逆架橋性オレフィン系重合体組成物、具体的には(a)不飽和カルボン酸無水物と不飽和カルボン酸エステルとによって変性された変性オレフィン系重合体であって、1分子当たりのカルボン酸無水物基の平均結合数が1個以上で、かつ該変性オレフィン系重合体中のカルボン酸無水物基数に対するカルボン酸エステル基数の比が0.5〜20である変性オレフィン系重合体と、(b)1分子当たりの水酸基の平均結合数が1個以上の水酸基含有重合体とを含み、(a)成分のカルボン酸無水物基数に対する(b)成分の水酸基数の比が0.1〜5のものなども使用される。
なお、充填剤層23及び充填剤層25の形成材料には、耐候性、耐熱性、ガスバリア性等の向上を目的として例えば架橋剤、熱酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、光酸化防止剤等の各種添加剤を適宜含有することができる。また充填剤層23及び充填剤層25の厚さ(平均厚さ)としては、特に限定されるものではないが、200μm以上1000μm以下が好ましく、350μm以上600μm以下が特に好ましい。
上記太陽電池セル24は、光エネルギーを電気エネルギーに変換する光起電力素子であり、充填剤層23及び充填剤層25間に配設されている。複数枚の太陽電池セル24は、略同一平面内に敷設され、図示していないが直列又は並列に配線されている。この太陽電池セル24としては、例えば単結晶シリコン型太陽電池素子、多結晶シリコン型太陽電池素子等の結晶シリコン太陽電子素子、シングル接合型やタンデム構造型等からなるアモルファスシリコン太陽電池素子、ガリウムヒ素(GaAs)やインジウム燐(InP)等の第3〜第5族化合物半導体太陽電子素子、カドミウムテルル(CdTe)や銅インジウムセレナイド(CuInSe)等の第2〜第6族化合物半導体太陽電子素子等を使用することができ、それらのハイブリット素子も使用することができる。なお、複数枚の太陽電池セル24間にも充填剤層23又は充填剤層25が隙間なく充填されている。
当該太陽電池モジュール21の製造方法としては、特に限定されるもではないが、一般的には(1)透光性基板22、充填剤層23、複数枚の太陽電池セル24、充填剤層25及び太陽電池モジュール用バックシート11をこの順に積層する工程と、(2)それらを真空吸引により一体化して加熱圧着する真空加熱ラミネーション法等により一体成形するラミネート工程とを有している。上記太陽電池モジュール21の製造方法において、各層間の接着性等を目的として(a)加熱溶融型接着剤、溶剤型接着剤、光硬化型接着剤等を塗工すること、(b)各積層対向面にコロナ放電処理、オゾン処理、低温プラズマ処理、グロー放電処理、酸化処理、プライマーコート処理、アンダーコート処理、アンカーコート処理等を施すことなどが可能である。
当該太陽電池モジュール21は、上述のように太陽電池モジュール用バックシート11が高いガスバリア性、耐候性、耐久性、取扱性、製造容易性、低コスト性等を有することから、耐久性、耐候性、耐熱性、ガスバリア性、耐水性、強度等の諸特性に優れ、製造コストの低減化を促進することができる。そのため、当該太陽電池モジュール21は、屋根据え置き型の太陽電池や、腕時計や電卓等の小型電気機器用の太陽電池などに好適に使用することができる。
なお、本発明の太陽電池モジュール用バックシート及び太陽電池モジュールは上記実施形態に限定されるものではなく、例えば3枚以上のバリアシート2が接着層3を介して積層された構造の太陽電池モジュール用バックシートも可能である。このように3枚以上のバリアシート2を積層することで、ガスバリア性、耐候性、耐久性等の諸特性を格段に向上することができる。
以下、実施例に基づき本発明を詳述するが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるものではない。
[実施例1]
厚さ25μmの透明ポリエチレンテレフタレート製の基材フィルムを用い、この基材フィルムの一方の面に真空蒸着法により厚さ100nmのアルミニウム蒸着層を積層することでバリアシートを作製した。かかる2枚のバリアシートを互いのアルミニウム蒸着層が同じ側を向く状態で武田薬品工業株式会社のポリウレタン系接着剤を用いたドライラミネート加工(固形分換算積層量;5g/m)により積層接着することで実施例1の太陽電池モジュール用バックシートを得た。
[実施例2]
2枚のバリアシートを互いのアルミニウム蒸着層が対向する状態で積層した以外は上記実施例1と同様にして実施例2の太陽電池モジュール用バックシートを得た。
[実施例3]
アルミニウム蒸着層の厚さを20nmとした以外は上記実施例2と同様にして実施例3の太陽電池モジュール用バックシートを得た。
[実施例4]
アルミニウム蒸着層の厚さを50nmとした以外は上記実施例2と同様にして実施例4の太陽電池モジュール用バックシートを得た。
[実施例5]
アルミニウム蒸着前に、基材フィルムのアルミニウム蒸着面にポリエステル系アンカーコート剤(東洋紡社の「バイロン200」)を固形分換算で2g/mコーティングした以外は上記実施例2と同様にして実施例5の太陽電池モジュール用バックシートを得た。
[比較例1]
厚さ38μmのテドラーフィルムを用い、かかる2枚のテドラーフィルムの間に厚さ25μmのアルミニウム箔を積層接着することで比較例1の太陽電池モジュール用バックシートを得た。
[比較例2]
厚さ38μmのポリエステルフィルム(PETフィルム)を用い、このポリエステルフィルム上に真空蒸着法により厚さ100nmの酸化アルミニウムを蒸着し、その蒸着面にポリウレタン系接着剤を用いたドライラミネート加工(固形分換算積層量;5g/m)により同様のポリエステルフィルムを積層接着することで比較例2の太陽電池モジュール用バックシートを得た。
[特性の評価]
上記実施例1〜5の太陽電池モジュール用バックシート及び比較例1〜2の太陽電池モジュール用バックシートを用い、これらの太陽電池モジュール用バックシートの水蒸気透過度を測定し、価格性を評価した。その結果を下記表1に示す。
上記水蒸気透過度は、JIS−Z−0208B法に準拠し、温度40℃及び相対湿度90%の条件で測定した。
Figure 0005156172
上記表1に示すように、酸化アルミニウム蒸着層が積層される比較例2の太陽電池モジュール用バックシートに比べ、実施例1〜5の太陽電池モジュール用バックシートが高いガスバリア性を有している。また、アルミニウム箔が積層される比較例1の太陽電池モジュール用バックシートと比較して、実施例1〜5の太陽電池モジュール用バックシートが良好な価格性を有している。さらに、実施例2、3及び4の太陽電池モジュール用バックシートを対比すると、アルミニウム蒸着層の厚さが大きいほど、高いガスバリア性を有している。また、基材フィルムのアルミニウム蒸着面にアンカーコート処理を施した実施例5の太陽電池モジュール用バックシートは、非常に高いガスバリア性を有している。
以上のように、本発明の太陽電池モジュール用バックシート及びこれを用いた太陽電池モジュールは、太陽電池の構成要素として有用であり、特に今日普及しつつある家屋屋根据え置き型の太陽電池や電卓等の小型電気機器用の太陽電池などに好適に使用される。
本発明の一実施形態に係る太陽電池モジュール用バックシートを示す模式的断面図である。 図1の太陽電池モジュール用バックシートとは異なる形態に係る太陽電池モジュール用バックシートを示す模式的断面図である。 図2の太陽電池モジュール用バックシートを用いた太陽電池モジュールを示す模式的断面図である。 従来の一般的な太陽電池モジュールを示す模式的断面図である。
符号の説明
1 太陽電池モジュール用バックシート
2 バリアシート
3 接着層
4 基材フィルム
5 アルミニウム蒸着層
11 太陽電池モジュール用バックシート
21 太陽電池モジュール
22 透光性基板
23 充填剤層
24 太陽電池セル
25 充填剤層

Claims (9)

  1. 透光性基板と、充填剤層と、光起電力素子としての太陽電池セルと、充填剤層と、太陽電池モジュール用バックシートとがこの順に積層されており、
    上記太陽電池モジュール用バックシートが、接着層を介して積層される複数のバリアシートを備えており、
    このバリアシートが、合成樹脂製の基材フィルムと、この基材フィルムの一方の面に積層されるアルミニウム蒸着層とを有し、
    上記基材フィルムの1つが最表面に配設され、
    上記最表面に配設される基材フィルムが白色顔料を分散含有し、
    上記白色顔料の平均粒子径が100nm以上30μm以下であり、含有量が8質量%以上30質量%以下であり、
    上記最表面に配設される基材フィルムがボイドを有し、
    上記ボイドの含有による基材フィルムの見掛け密度が0.99g/cm以上1.37g/cm以下であり、
    隣り合う一対の上記バリアシートが、互いのアルミニウム蒸着層が対向する状態で積層されており、
    上記接着層の積層量が1g/m以上10g/m以下である太陽電池モジュール。
  2. 上記接着層が、ドライラミネート用接着剤から形成されている請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 上記ドライラミネート用接着剤として、ポリウレタン系接着剤が用いられている請求項2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 上記基材フィルムの形成材料として、ポリエチレンテレフタレートが用いられている請求項1、請求項2又は請求項3に記載の太陽電池モジュール。
  5. 上記基材フィルムのアルミニウム蒸着面にコロナ放電処理が施されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
  6. 上記基材フィルムのアルミニウム蒸着面にアンカーコート処理が施されている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
  7. 上記アンカーコート処理にポリエステル系アンカーコート剤が用いられている請求項6に記載の太陽電池モジュール。
  8. 上記バリアシートにおけるアルミニウム蒸着層の外面にトップコート処理が施されている請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
  9. 上記トップコート処理にポリエステル系トップコート剤が用いられている請求項8に記載の太陽電池モジュール。
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