JP6028667B2 - 太陽電池 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽電池に関する。
従来、このような分野の技術文献として特開平10―271859号公報が知られている。この公報には、太陽光が表面から入射する外側透明板と、外側透明板の裏面側に配置された内側透明板と、外側透明板及び内側透明板の間に配置された平板状の太陽電池とを備えた太陽光発電装置であって、内側透明板に網を埋め込み、内側透明板と太陽電池とを互いに面接触させて一体化したものを建物などの固定部材に取付けたものが記載されている。
特開平10―271859号公報
ところで、太陽電池モジュールを車体などの固定部材に取付ける場合、製造工程の簡素化や接着信頼性の観点から、外側のガラス板などの光透過板部材の面積を太陽電池より一回り大きくして、その外周部分を車体に接合する構成が採用されている。この構成においては、前述した従来の装置のように内側透明板に網を埋め込んだとしても外周部分の強度向上に寄与せず、衝撃が加わると車体に固定された外周部分に荷重が集中して光透過板部材に破損が生じるおそれがあった。
そこで、本発明は、製造工程の簡素化及び接着信頼性の向上を図りつつ、光透過板部材の破損を抑制することができる太陽電池を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る太陽電池は、固定部材と、固定部材に対して固定される光透過板部材と、太陽電池セルを内部に有し、光透過板部材の面上に配置された封止材と、太陽電池セルから見て光透過板部材の反対側に設けられ、封止材に接合されたシート部材と、を備え、光透過板部材は、封止材が配置された面上において、封止材が配置されていない面で固定部材における光透過板部材側の面に対して接着固定されており、シート部材の端部は、光透過板部材の厚さ方向から見て封止材を中心とした四方に突出しており、封止材の四方で固定部材における光透過板部材と反対側の面に対して固定されていることを特徴とする。
この太陽電池によれば、固定部材(例えば車体や建物)に対して接着層を介して光透過板部材を固定する構成とすることで、製造工程が煩雑にならず、製造工程の簡素化及び接着信頼性の向上を図ることができる。また、この太陽電池では、封止材に接合されたシート部材を備えることで、太陽電池全体の強度を向上できる。しかも、この太陽電池によれば、シート部材の少なくとも一部が固定部材に対して固定されているので、光透過板部材の表面に衝撃(又は荷重)が加わってもシート部材を伝って衝撃の一部を固定部材側に逃がすことができ、光透過板部材の破損を抑制することができる。さらには、車体などの固定部材に過大な入力が加わった場合、光透過板部材が破損したとしても、固定部材に直接固定されたシート部材により、光透過板部材の取り付け箇所の開口を最小限にすることができる。また、この太陽電池によれば、シート部材で光透過板部材を補強し、かつ光透過板部材の封止材が配置されていない面(例えば封止材より一回り突出した外周部)を接着面とすることで、製造工程の簡素化及び接着信頼性が向上する。また、この太陽電池によれば、シート部材の端部が封止材の四方で固定部材に対して固定されているので、光透過板部材の表面に衝撃が加わってもシート部材を通じて衝撃を適切に分散することができ、光透過板部材の破損を十分に抑制することができる。
本発明に係る太陽電池においては、封止材に対して光透過板部材の反対側に配置されたバックシートを更に備え、シート部材は、バックシートと一体化されていてもよい。
この太陽電池によれば、シート部材がバックシートと一体化されているので、シート部材を伝わる衝撃の一部をバックシートが負担することができ、光透過板部材の破損を一層抑制することができる。
本発明に係る太陽電池において、シート部材の一部は、封止材の内部で封止材と接合していてもよい。
この太陽電池によれば、シート部材の一部が封止材の内部で封止材と接合していることにより、シート部材と封止材とが強固に接合されるので、太陽電池モジュール全体の強度を向上させることができる。
本発明に係る太陽電池においては、封止材の外周に沿って設けられ、太陽電池セルより光透過板部材側に配置された第1のガスバリアシートと、封止材の外周に沿って設けられ、シート部材より光透過板部材の反対側に配置された第2のガスバリアシートと、を更に備え、シート部材は第1のガスバリアシート及び第2のガスバリアシートに挟み込まれていてもよい。
この太陽電池によれば、第1のガスバリアシート及び第2のガスバリアシートがシート部材を挟み込む構成とすることにより、封止材に空気中のガスや水分が侵入することを抑制できるので、太陽電池の長寿命化を図ることができる。
本発明に係る太陽電池においては、上記固定部材が車体又は車体に取り付けられた固定具であってもよい。
本発明に係る太陽電池搭載車両によれば、製造工程の簡素化及び接着信頼性の向上を図りつつ、光透過板部材の破損を抑制することができる。さらには、固定部材に過大な入力が加わり、光透過板部材が破損したとしても、光透過板部材の取り付け箇所の開口を最小限にすることができる。
第1の実施形態に係る太陽電池モジュールを示す端面図である。 第1の実施形態に係る太陽電池モジュールを示す裏面図である。 第2の実施形態に係る太陽電池モジュールを示す端面図である。 図3の拡大断面図である。 第2の実施形態に係る太陽電池モジュールを示す裏面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1に示す第1の実施形態に係る太陽電池モジュール1は、例えば車体Aの上面に取付けられ、光エネルギーを電力に変換する機器である。この太陽電池モジュール1は、四角枠状のソーラーベースフレーム2を介して車体Aに固定されている。ソーラーベースフレーム2は、特許請求の範囲に記載の固定部材に相当する。なお、ソーラーベースフレーム2に代えて、太陽電池モジュール1を車体Aに取り付ける固定具を特許請求の範囲に記載の固定部材として採用してもよい。
また、太陽電池モジュール1は、ソーラーベースフレーム2などの固定具を介さずに、車体Aに対して直接固定されていてもよい。例えば、太陽電池モジュール1が車体Aの天井に埋め込まれていてもよく、太陽電池モジュール1が車体Aの一部を構成している態様であってもよい。この場合には、車体Aが特許請求の範囲に記載の固定部材に相当する。
なお、本実施形態では、太陽電池モジュール1が車体Aに搭載される場合について説明するが、これに限定されない。例えば、本発明は太陽電池モジュールが住宅などの建物に固定される場合にも適用可能である。この場合には、住宅等の建物(例えば屋根の一部や建物に取り付けるための固定具)が特許請求の範囲に記載の固定部材に相当する。
図2は太陽電池モジュール1の裏面図である。図2においてソーラーベースフレーム2の図示は省略している。図1及び図2に示されるように、太陽電池モジュール1は、ガラス板部材(光透過板部材)3、太陽電池セル4、封止材5、繊維ネットラミネートフィルム(シート部材、バックシート)6を備えている。
ガラス板部材3は、表面3aに太陽光Sが入射する厚板状の部材であり、太陽電池モジュール1の最上面を形成している。このガラス板部材3は、太陽電池モジュール1の強度を確保するために適切な厚さを有している。
ガラス板部材3の裏面3bの中央には、太陽電池セル4を内部に有する封止材5が配置されている。ガラス板部材3の裏面3bの外周側は、接着面として利用され、接着層7を介して四角枠状のソーラーベースフレーム2に固定されている。接着層7は、例えばウレタン樹脂からなる層であり、ガラス板部材3の外周に沿って封止材5を囲むように形成されている。この接着層7は、ガラス板部材3とソーラーベースフレーム2との組み付け誤差を許容するために十分な厚さを有している。
なお、ガラス板部材3に代えて、アクリル、ポリイミド、エンジニアリングプラスチック等の透過性樹脂からなる光透過板部材を採用してもよい。
太陽電池セル4は、光起電力効果を利用して光エネルギーを直接電力に変換する機器である。本実施形態では、シリコン系の太陽電池セル4が用いられている。なお、太陽電池セル4としては、様々な種類のものを採用することができ、シリコン系ではなく化合物系や有機系その他の太陽電池セルを用いてもよい。
封止材5は、太陽電池セル4を保護するための透明な樹脂材であり、例えばEVA[Ethylene Vinyl Acetate]から構成されている。封止材5の内部には、複数の太陽電池セル4が同一面内に並べられており、本実施形態では合計12枚(4枚×3列)の太陽電池セル4が所定間隔で配置されている。なお、太陽電池セル4の枚数や配置は図2に示すものに限られない。板状に成形された封止材5は、その上面がガラス板部材3の裏面3bに接合されており、下面が繊維ネットラミネートフィルム6によって覆われている。
繊維ネットラミネートフィルム6は、格子状の高強度補強繊維ネット8をフィルム材で挟み込んで形成されたバックシートである。すなわち、高強度補強繊維ネット8は、バックシートと一体化されている。繊維ネットラミネートフィルム6は、太陽電池セル4から見てガラス板部材3と反対側となる封止材5の下面に設けられている。
高強度補強繊維ネット8は、例えば、アラミド繊維や炭素繊維、超延伸のポリオレフィンなどから構成されている。高強度補強繊維ネット8は炭素繊維などの高熱伝導性の材料からなることが好ましい。この場合、高強度補強繊維ネット8を通じて太陽電池セル4で発生した熱を逃がすことができるので、太陽電池セル4の温度上昇を抑えることができ、太陽電池モジュール1の発電効率を高めることができる。この高強度補強繊維ネット8は、繊維ネットラミネートフィルム6の端部6aにも配置されている。
図2に示されるように、繊維ネットラミネートフィルム6は、封止材5より一回り広い面積を有しており、その中央に太陽電池セル4を含む封止材5が位置している。この繊維ネットラミネートフィルム6の中央側は封止材5に対して接合されている。
繊維ネットラミネートフィルム6の外周側の端部6aは、ガラス板部材3の厚さ方向(図1の矢印Tの方向、本実施形態では上下方向に相当)から見て封止材5より外側に位置している。繊維ネットラミネートフィルム6の端部6aは、封止材5の外周全てにおいて外側に突出しており、ソーラーベースフレーム2に対して面接合されている。なお、繊維ネットラミネートフィルム6の端部6aを車体Aに対して直接固定してもよい。
なお、繊維ネットラミネートフィルム6の端部6aは、必ずしも封止材5の外周全てにおいて外側に突出している必要はなく、ガラス板部材3の厚さ方向Tから見て封止材5を中心とした四方に突出してソーラーベースフレーム2(又は車体A)に固定される態様であってもよい。四方とは、例えば太陽電池セル4を水平に配置した場合における車両の前後左右の方向に相当する。この場合であっても、繊維ネットラミネートフィルム6を車体Aに対して十分な強度で固定することができる。なお、四方ではなく、繊維ネットラミネートフィルム6の端部6aの一部(例えば図2において端部6aが描く四角形の角の部分)のみがソーラーベースフレーム2や車体Aに固定されていてもよい。
また、繊維ネットラミネートフィルム6は、常に張られた状態でソーラーベースフレーム2に固定される必要はなく、多少の緩みが存在してもよい。この場合、ガラス板部材3の表面3aに衝撃や荷重が加わった際に繊維ネットラミネートフィルム6が張った状態となれば、衝撃などを車体Aに逃がすことができる。
また、繊維ネットラミネートフィルム6の一部は、ガラス板部材3の裏面3bに接着されている。具体的には、繊維ネットラミネートフィルム6の外周部分のうち端部6aの内側の部位がガラス板部材3の裏面3bに接着されている。これにより、繊維ネットラミネートフィルム6は、封止材5の側方も全て覆うように配置されるので、封止材5に対する空気中のガスや水分の侵入を抑えることができる。また、繊維ネットラミネートフィルム6がガラス板部材3に直接接合されることで、ガラス板部材3の外周側の強度向上にも寄与する。
以上説明した第1の実施形態に係る太陽電池モジュール1によれば、車体Aに対して接着層7を介してガラス板部材3を固定する構成とすることで、製造工程が煩雑にならず、製造工程の簡素化及び接着信頼性の向上を図ることができる。また、この太陽電池モジュール1では、封止材5に接合された繊維ネットラミネートフィルム6を備えることで、太陽電池モジュール全体の強度を向上できる。しかも、この太陽電池モジュール1によれば、繊維ネットラミネートフィルム6の端部6aがソーラーベースフレーム2を介して車体Aに固定されているので、ガラス板部材3の表面3aに衝撃(又は荷重)が加わっても繊維ネットラミネートフィルム6を伝って衝撃の一部を車体A側に逃がすことができ、ガラス板部材3の破損を抑制することができる。さらには、ソーラーベースフレーム2に過大な入力が加わった場合、ガラス板部材3が破損したとしても、ソーラーベースフレーム2に直接固定された繊維ネットラミネートフィルム6により、ガラス板部材3の取り付け箇所の開口を最小限にすることができる。
また、この太陽電池モジュール1によれば、封止材5が配置されたガラス板部材3の面上において、封止材5が配置されていない面(すなわち封止材5より一回り突出した外周部の面)で車体Aにガラス板部材3を接着固定しているので、繊維ネットラミネートフィルム6でガラス板部材3を補強し、かつガラス板部材3の封止材5が配置されていない面を接着面とすることで、製造工程の簡素化及び接着信頼性が向上する。
また、この太陽電池モジュール1によれば、繊維ネットラミネートフィルム6の端部6aがガラス板部材3の厚さ方向Tから見て封止材5の外周全てにおいて外側に突出し、ソーラーベースフレーム2を介して車体Aに固定されているので、ガラス板部材3の表面3aに衝撃が加わっても繊維ネットラミネートフィルム6を通じて衝撃を適切に分散することができ、ガラス板部材3の破損を十分に抑制することができる。
更に、この太陽電池モジュール1によれば、高強度補強繊維ネット8が繊維ネットラミネートフィルム(バックシート)6と一体化されているので、高強度補強繊維ネット8を伝わる衝撃の一部をバックシートで負担することができ、ガラス板部材3の破損を一層抑制することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態に係る太陽電池モジュール10は、第1の実施形態と比べて、高強度補強繊維ネット(シート部材)11がバックシート14と一体化されておらず封止材12の内部で封止材12と接合している点が主に相違している。なお、第1の実施形態と同一又は相当する構成要素には同じ符号を付して説明を省略する。
図3は第2の実施形態に係る太陽電池モジュールを示す端面図、図4は図3の部分拡大図である。図3及び図4に示されるように、第2の実施形態に係る太陽電池搭載車両では、格子状の高強度補強繊維ネット11の中央部分が封止材12に内包されており、封止材12の内部で封止材12と接合している。高強度補強繊維ネット11は、封止材12のうち太陽電池セル4より下側(ガラス板部材3の反対側)に配置されている。また、封止材12の下面には、アルミ入りPET[ポリエチレンテレフタレート]フィルムからなるバックシートが配置されている。
ここで、図4に示す破線Cは、太陽電池モジュール10の厚さ方向Tにおける中心線(厚さ方向Tの二等分線)である。図4に示されるように、高強度補強繊維ネット11は中心軸Cよりも下に位置することが好ましい。この場合、飛石などによりガラス板部材3の表面3aに衝撃が加わり、上方からの曲げが生じても太陽電池モジュール10の下側の引っ張りに対する強度を確保することができる。
図5は、第2の実施形態に係る太陽電池モジュール10を示す裏面図である。図5では、ソーラーベースフレーム13及びバックシート14の図示を省略している。図3及び図5に示されるように、高強度補強繊維ネット11の端部11aは、ガラス板部材3の厚さ方向Tから見て、封止材12の外周全てにおいて外側に突出している。高強度補強繊維ネット11の端部11aは、四角枠状のソーラーベースフレーム13に複数形成されたフック部分に掛けられており、四方に引っ張られた状態でソーラーベースフレーム13に固定されている。
また、第2の実施形態に係る太陽電池モジュール10では、封止材12の外周に沿って第1のガスバリアシート15及び第2のガスバリアシート16が設けられている。第1のガスバリアシート15及び第2のガスバリアシート16は、例えばアルミテープからなり、封止材12に対する空気中のガスや水分の侵入を防ぐためのものである。
第1のガスバリアシート15は、封止材12とガラス板部材3との間に一部が挟まれた状態で設けられ、太陽電池セル4より上側(ガラス板部材3側)に位置している。また、第2のガスバリアシート15は、バックシート14の下面に一部が接着された状態で設けられ、高強度補強繊維ネット11より下側(ガラス板部材3の反対側)に位置している。これらの第1のガスバリアシート15及び第2のガスバリアシート16は、封止材12の側方で高強度補強繊維ネット11を挟み込むように接着されている。
以上説明した第2の実施形態に係る太陽電池モジュール10においても、高強度補強繊維ネット11を伝ってガラス板部材3の表面3aに加わった衝撃の一部を車体A側に逃がすことができるので、ガラス板部材3の破損を抑制することができる。しかも、この太陽電池モジュール10によれば、高強度補強繊維ネット11の一部が封止材12の内部で封止材12と接合していることにより、高強度補強繊維ネット11と封止材12とが強固に接合されるので、太陽電池モジュール10の強度を向上させることができる。
更に、この太陽電池モジュール10によれば、封止材12の側方で第1のガスバリアシート15及び第2のガスバリアシート16が高強度補強繊維ネット11を挟み込む構成とすることにより、封止材12に空気中のガスや水分が侵入することを抑制できるので、太陽電池モジュール10の長寿命化を図ることができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、ガラス板部材や封止材、太陽電池セルの寸法比率は一例であり、商品に応じた適切な寸法比率を採用することができる。また、ガラス板部材(光透過板部材)は、封止材の設けられる面と直交する面で固定されていてもよい。ガラス板部材は、片持ち状態等であってもよい。
また、ソーラーベースフレームの形状は、図1及び図3に示すものに限られず、例えば平行に延在する一対のレールなどであってもよく、取付ける車種や場所に応じて適切な形状のものが採用される。また、高強度補強繊維ネットの形状は完全な格子状である必要はなく、いわゆるネットとしての強度を確保できる形状であればよく、端部は必ずしも四角形の枠状になる必要はない。
1,10…太陽電池モジュール 2,13…ソーラーベースフレーム(固定部材) 3…ガラス板部材(光透過板部材) 3a…表面 3b…裏面 4…太陽電池セル 5,12…封止材 6…繊維ネットラミネートフィルム(シート部材、バックシート) 6a,11a…端部 7…接着層 8,11…高強度補強繊維ネット(シート部材) 14…バックシート 15…第1のガスバリアシート 16…第2のガスバリアシート A…車体(固定部材) C…中心軸 S…太陽光

Claims (5)

  1. 固定部材と、
    前記固定部材に対して固定される光透過板部材と、
    太陽電池セルを内部に有し、前記光透過板部材の面上に配置された封止材と、
    前記太陽電池セルから見て前記光透過板部材の反対側に設けられ、前記封止材に接合されたシート部材と、を備え、
    前記光透過板部材は、前記封止材が配置された面上において、前記封止材が配置されていない面で前記固定部材における前記光透過板部材側の面に対して接着固定されており、
    前記シート部材の端部は、前記光透過板部材の厚さ方向から見て前記封止材を中心とした四方に突出しており、前記封止材の四方で前記固定部材における前記光透過板部材と反対側の面に対して固定されていることを特徴とする太陽電池。
  2. 前記封止材に対して前記光透過板部材の反対側に配置されたバックシートを更に備え、
    前記シート部材は、前記バックシートと一体化されていることを特徴とする請求項に記載の太陽電池。
  3. 前記シート部材の一部は、前記封止材の内部で前記封止材と接合していることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池。
  4. 前記封止材の外周に沿って設けられ、前記太陽電池セルより前記光透過板部材側に配置された第1のガスバリアシートと、
    前記封止材の外周に沿って設けられ、前記シート部材より前記光透過板部材の反対側に配置された第2のガスバリアシートと、
    を更に備え、
    前記シート部材は前記第1のガスバリアシート及び前記第2のガスバリアシートに挟み込まれていることを特徴とする請求項1〜3のうち何れか一項に記載の太陽電池。
  5. 前記固定部材が車体又は車体に取り付けられた固定具であることを特徴とする請求項1〜4のうち何れか一項に記載の太陽電池。
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