JPWO2018150794A1 - 太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池モジュール Download PDF

Info

Publication number
JPWO2018150794A1
JPWO2018150794A1 JP2018568052A JP2018568052A JPWO2018150794A1 JP WO2018150794 A1 JPWO2018150794 A1 JP WO2018150794A1 JP 2018568052 A JP2018568052 A JP 2018568052A JP 2018568052 A JP2018568052 A JP 2018568052A JP WO2018150794 A1 JPWO2018150794 A1 JP WO2018150794A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surface protection
solar cell
cell module
back surface
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2018568052A
Other languages
English (en)
Inventor
勲 長谷川
陽介 石井
厚志 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Publication of JPWO2018150794A1 publication Critical patent/JPWO2018150794A1/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L31/00Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L31/04Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof adapted as photovoltaic [PV] conversion devices
    • H01L31/042PV modules or arrays of single PV cells
    • H01L31/048Encapsulation of modules
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

本開示の一態様である太陽電池モジュールは、光電変換部と、光電変換部の受光面側に配置され、1つの平面に沿う方向である第1方向及び第2方向のうち、少なくとも第1方向において受光面側に向かって円弧状に湾曲し、透光性樹脂材料からなる表面保護基板と、光電変換部の裏側に配置され、第1方向において複数に分割して設けられている裏面保護基板と、表面保護基板と複数の裏面保護基板との間に配置された充填材とを含む。

Description

本開示は、太陽電池モジュールに関する。
太陽電池モジュールを設置する場合において、設置部分の形状等に応じて太陽電池モジュールを曲面状とすることが望まれる場合がある。例えば、太陽電池モジュールにおいて、所定方向において円弧状に曲がった曲面、または所定方向と所定方向に直交する別の方向とのそれぞれで円弧状に曲がった曲面を有する構成とすることが考えられる。
特開2012−74530号公報
太陽電池モジュールが曲面を有する場合において、表裏の両面に柔軟性が低い基板を設ける場合には、2つの基板の間隔を全面にわたって均一にすることが難しい。このため、充填材を介して2つの基板を結合する構成において、受光面側の表面保護基板に対する裏側の裏面保護基板の高い結合強度を長期にわたって維持する面から改良の余地がある。
本開示の一態様である太陽電池モジュールは、光電変換部と、光電変換部の受光面側に配置される表面保護基板と、光電変換部の裏側に配置される裏面保護基板と、表面保護基板と裏面保護基板との間に配置された充填材と、を備える太陽電池モジュールであって、表面保護基板は透光性樹脂材料からなり、1つの平面に沿う方向である第1方向及び第2方向のうち少なくとも第1方向において受光面側に向かって円弧状に湾曲し、裏面保護基板は、第1方向において複数に分割して設けられている。
また、本開示の一態様である太陽電池モジュールは、光電変換部と、光電変換部の受光面側に配置され、1つの平面に沿う方向である第1方向及び第2方向のうち、少なくとも第1方向に円弧状に曲がった曲面を有する透光性樹脂材料からなる表面保護基板と、光電変換部の裏側に配置され、少なくとも第1方向において円弧状に曲がった曲面を有する裏面保護基板と、表面保護基板と裏面保護基板との間に配置された充填材とを備え、裏面保護基板は、表面の面積が表面保護基板の裏面の面積より小さく、かつ、裏面保護基板の線膨張係数は表面保護基板の線膨張係数より小さい。また、本開示の一態様である太陽電池モジュールは、光電変換部と、光電変換部の受光面側に配置される表面保護基板と、光電変換部の裏側に配置される裏面保護基板と、を備える太陽電池モジュールであって、表面保護基板は、1つの平面に沿う方向である第1方向及び第2方向のうち少なくとも第1方向において受光面側に向かって円弧状に湾曲し、裏面保護基板は、第1方向において複数に分割して設けられている。
本開示の一態様によれば、曲面を有する太陽電池モジュールにおいて、表面保護基板に対する裏面保護基板の高い結合強度を長期にわたって維持できる。
実施形態の太陽電池モジュールの斜視図である。 実施形態の太陽電池モジュールを簡略化して受光面側から見た透視図である。 図2のA−A断面図である。 図3において、太陽電池モジュールを構成する部材を分離した状態を示している図2のB−B断面相当図である。 比較例の太陽電池モジュールを示している図3に対応する図である。 実施形態の太陽電池モジュールの別例を示す図3に対応する図である。 実施形態の太陽電池モジュールの別例を示す図3に対応する図である。 実施形態の太陽電池モジュールの別例を示す図2に対応する図である。 実施形態の太陽電池モジュールの別例を示す図2に対応する図である。 実施形態の太陽電池モジュールの別例を示す図3に対応する図である。 実施形態の太陽電池モジュールの別例を示す図3に対応する図である。 実施形態の太陽電池モジュールの別例を示す図3に対応する図である。 実施形態の太陽電池モジュールの別例を示す図3に対応する図である。 実施形態の太陽電池モジュールの別例を示す図3に対応する図である。 実施形態の太陽電池モジュールの別例を示す図3に対応する図である。 実施形態の太陽電池モジュールの別例を示す図3に対応する図である。 実施形態の太陽電池モジュールの別例を示す図3に対応する図である。 実施形態の太陽電池モジュールの別例を示す図3に対応する図である。 実施形態の太陽電池モジュールの別例を示す図3に対応する図である。 実施形態の太陽電池モジュールの別例を示す図3に対応する図である。
本開示の一態様である太陽電池モジュールは、光電変換部、表面保護基板、複数の裏面保護基板、及び充填材を備える。表面保護基板は、透光性樹脂材料からなり、光電変換部の受光面側に配置され、1つの平面に沿う方向である第1方向及び第2方向のうち、少なくとも第1方向において受光面側に向かって膨らむように円弧状に湾曲した曲面を有する。複数の裏面保護基板は、光電変換部の裏側に配置され、第1方向において複数に分割して設けられている。これにより、曲面を有する太陽電池モジュールにおいて、表面保護基板に対する裏面保護基板の高い結合強度を長期にわたって維持できる。
以下、図面を参照しながら、実施形態の一例について詳細に説明する。実施形態において参照する図面は、模式的に記載されたものであるから、図面に描画された構成要素の寸法などは、以下の説明を参酌して判断されるべきである。本明細書において、「略〜」との記載は、略同じを例に説明すると、完全に同じであることはもとより、実質的に同じであると認められる場合を含む意図である。以下で説明する実施形態は例示であって、本開示の太陽電池モジュールはこれに限定されない。例えば、以下で説明する複数の実施形態は適宜組み合わされてもよい。以下では、すべての図面において対応する要素には同一の符号を付して説明する。
図1は、太陽電池モジュール1の斜視図である。便宜上、以下では、太陽電池モジュールが上から見た状態で正方形を除く矩形の場合について説明し、短辺と平行な方向を第1方向と記載し、長辺と平行な方向を第2方向と記載する。水平面上において第1方向及び第2方向は直交する。また、以下の太陽電池モジュール1についての第1方向及び第2方向は直交する場合に限定せず、互いに異なる方向であればよく、互いに少し傾斜していてもよい。また、第1方向及び第2方向は、水平面に沿う方向ではなく、第1方向及び第2方向が沿う平面が、水平面に対し傾斜する、または鉛直方向に沿う平面としてもよい。図面には、第1方向を矢印X、第2方向を矢印Y、X及びYに直交する上下方向を矢印Zで示す。なお、本願明細書中では短辺と平行な方向を第1方向、長辺と平行な方向を第2方向としたが、逆であってもよい。
図2は、太陽電池モジュール1を簡略化して受光面側から見た透視図である。図3は、図2のA−A断面図である。図4は、図2において、太陽電池モジュール1を構成する部材を分離した状態を示している図2のB−B断面相当図である。太陽電池モジュール1は、表面保護基板2、複数の裏面保護基板3、光電変換部10、充填材20を備える。太陽電池モジュール1は、設置場所の形状に合わせて第1方向X及び第2方向Yのそれぞれにおいて円弧状に曲がった3次元曲面形状の曲面であって、それぞれの方向において受光面側に向かって円弧状に湾曲した曲面を有する。太陽電池モジュール1は第1方向X及び第2方向Yのそれぞれで中間部が高くなり、第1方向Xの断面においても、第2方向Yの断面においても、上に凸となった二次曲線を描くように曲がっている。
図2から図4では、実施形態の特徴をより分かりやすくするために、図1に比べて太陽電池モジュール1を構成する太陽電池セル12の数を少なくして示している。表面保護基板2は、太陽電池モジュール1の受光面側である上面側に配置され、太陽電池モジュール1の表面を保護する。より具体的には、表面保護基板2は、太陽電池モジュール1の受光面に配置され、後述する裏面保護基板3は、太陽電池モジュール1の受光面とは反対側面である裏面に配置される。なお、用途に応じて表面保護基板2及び裏面保護基板3のそれぞれの外層に他の層が設けられてもよい。
表面保護基板2は、樹脂により形成される樹脂基板である。樹脂基板は、ガラス基板と比較して軽量である。表面保護基板2を形成する材料は特に限定されない。例えば、表面保護基板2を形成する材料として、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、環状ポリオレフィン、ポリカーボネート(PC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)及びポリエチレンナフタレート(PEN)からなる群より選択される少なくとも1つを用いることができる。これらの中でも、表面保護基板2として、ポリカーボネート(PC)を含有することがより好ましい。ポリカーボネート(PC)は耐衝撃性および透光性に優れるため、太陽電池モジュール1の表面を保護する面から、表面保護基板2の主成分をポリカーボネートとすることが好ましい。ここで、「主成分」とは、その成分を含む部材中に50重量%以上含むことである。
表面保護基板2の厚みは、太陽電池モジュール1の表面を保護する役割を果たす限り特に限定されないが、0.1mm〜15mmとすることが好ましく、0.5mm〜10mmとすることがより好ましい。このような範囲とすることによって、太陽電池モジュール1を適切に保護し、光電変換部10に光を効率よく到達させることができる。
表面保護基板2の全光線透過率は特に限定されないが、80%〜100%であることが好ましく、85%〜95%であることがより好ましい。表面保護基板2の全光線透過率をこのような範囲とすることにより、光を効率よく光電変換部へ到達させることができる。全光線透過率は、例えば、JISのK7361−1(プラスチック−透明材料の全光線透過率の試験方法−第1部:シングルビーム法)などの方法により測定することができる。
複数の裏面保護基板3は、太陽電池モジュール1の裏面である下面に配置され、太陽電池モジュール1の裏面を保護する。裏面保護基板3は、樹脂により形成される。裏面保護基板3に樹脂を用いることでガラスを用いる場合より軽量化を図れる。裏面保護基板3を形成する材料は特に限定されないが、例えば、繊維強化プラスチック(FRP)、ポリイミド(PI)、環状ポリオレフィン、ポリカーボネート(PC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)及びポリエチレンナフタレート(PEN)からなる群より選択される少なくとも1つを用いることができる。繊維強化プラスチック(FRP)としては、ガラス繊維強化プラスチック(GFRP)、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)、アラミド繊維強化プラスチック(AFRP)などが挙げられる。裏面保護基板3を形成する材料として、繊維強化プラスチック(FRP)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)及びポリエーテルエーテルケトン(PEEK)からなる群より選択される少なくとも1つを含有することが好ましい。これらの材料は衝撃等によりたわみが発生しにくく、軽量である面から好ましい。
また、裏面保護基板3の線膨張係数は、表面保護基板2の線膨張係数より小さいことがより好ましい。このように裏面保護基板3及び表面保護基板2の線膨張係数の関係が規制されることで、裏面保護基板3及び裏面保護基板3に結合された部分の熱による変形を抑制し、表面保護基板2に対する裏面保護基板3の高い結合強度を長期にわたり維持できる。例えば、表面保護基板2の主成分としてポリカーボネートを用い、裏面保護基板3の主成分として炭素繊維強化プラスチックを用いることができる。
裏面保護基板3の厚みは、特に限定されないが、0.1mm以上10mm以下であることが好ましく、0.2mm以上5.0mm以下であることがより好ましい。このような範囲とすることによって、裏面保護基板3のたわみを抑制し、太陽電池モジュール1をより軽量にできる。
さらに、裏面保護基板3は、太陽電池モジュール1の裏面に複数配置される。これにより、曲面を有する太陽電池モジュール1において、表面保護基板2に対する裏面保護基板3の高い結合強度をより長期にわたって維持できる。複数の裏面保護基板3の具体的な配置については後で説明する。
光電変換部10は、光エネルギーを電気エネルギーに変換するものであれば特に限定されない。実施形態では、光電変換部10は、複数の太陽電池セルストリング11を電気的に直列に接続することにより形成される。図2から図4に示すように、光電変換部10は、第1方向Xに分かれて配列された複数の太陽電池セルストリング11と、渡りタブ15とを含む。複数の太陽電池セルストリング11のそれぞれは、複数の太陽電池セル12が第2方向Yに接続配線13を介して接続されることにより形成される。
図4に示すように、第2方向Yに隣り合う太陽電池セル12のうち、一方の太陽電池セル12のバスバー電極と、他方の太陽電池セル12のバスバー電極とが接続配線13により接続される。図2、図4では、第2方向Yに並んで配置される3つの太陽電池セル12が接続配線13によって直列に接続され、1つの太陽電池セルストリング11が形成されることを示している。なお、太陽電池セルの数及び配置は限定されない。
接続配線13の形状及び材料は特に限定されない。例えば、接続配線13は、細長い金属箔により形成されたタブ配線とすることができる。接続配線13の材料としては、例えば銅などを用いることができる。接続配線13は、ハンダまたは銀をコーティングして用いることもできる。
接続配線13及びバスバー電極の接続には樹脂またはハンダを用いることができる。なお、図示は省略するが、各太陽電池セル12の受光面側及び裏面側に、平行に第1方向Xに伸びる複数のフィンガー電極を設けることもできる。第2方向Yに伸びるバスバー電極は、複数のフィンガー電極と直交して接続することができる。
太陽電池セルストリング11の第2方向Yの両端部には、その端部に位置する太陽電池セル12の受光面側または裏面側に第2接続配線14が、第2方向Yに伸びるように接続される。第2接続配線14の材料及び接続方法は、接続配線13の場合と同様である。
図2に戻って、第1方向Xに隣り合う太陽電池セルストリング11は、それぞれの端部に配置された第2接続配線14が第1方向に伸びる渡りタブ15で接続される。渡りタブ15の長手方向に直交する断面は、接続配線13及び第2接続配線14の長手方向に直交する断面より大きく、渡りタブ15の引っ張り強度は接続配線13及び第2接続配線14の引っ張り強度より大きい。また、光電変換部10において、太陽電池セル12の接続方向について両端に位置する太陽電池セル12には、複数の第2接続配線14を介して第1方向Xに伸びる第2渡りタブ16が接続される。これにより、光電変換部10が形成される。第2渡りタブ16は、光電変換部10の正極端または負極端である。
太陽電池セル12としては、例えば、シリコン系太陽電池、化合物系太陽電池、または有機系太陽電池が挙げられる。シリコン系太陽電池としては、単結晶シリコン系太陽電池、多結晶シリコン系太陽電池、微結晶シリコン系太陽電池、またはアモルファスシリコン系太陽電池が挙げられる。また、太陽電池セル12として、ヘテロ接合型太陽電池または多接合型太陽電池を用いることもできる。
太陽電池セル12の形状は特に限定されないが、表面、裏面及び側面を有する平板状、または表面及び裏面が、第1方向X及び第2方向Yの一方または両方において円弧状に曲がった曲面を有する曲板状とすることができる。ここで、表面とは、例えば、表面保護基板2と同じ側の受光面側の面とすることができる。また、裏面とは、例えば、裏面保護基板3と同じ側の裏面側の面とすることができる。また、側面とは、表面と裏面とで挟まれ、外周部を形成する面とすることができる。
図3に示すように、光電変換部10は、充填材20のうち、後述する表側充填材21の裏側である下側であって、後述する裏側充填材22の受光面側である上側に配置される。光電変換部10のこのような配置により、太陽電池モジュール1の受光面または裏面に物が衝突した場合に、その衝撃を充填材20で緩和できる。これにより、光電変換部10の破損を抑制できる。
充填材20は、光電変換部10の受光面側に配置された透明な表側充填材21と、光電変換部10の裏側に配置された裏側充填材22とを含む。表側充填材21及び裏側充填材22は、封止材として光電変換部10を保護する。
表側充填材21と表面保護基板2との間には他の部材を設けず、表側充填材21と表面保護基板2とを直接接触させることができる。表側充填材21と表面保護基板2との間に、接着層、機能層等の他の層を設けることもできる。
表側充填材21を形成する材料は、特に限定されないが、表側充填材21として、例えば各種のゲルを用いることができる。ゲルは、特に限定されないが、溶媒を含有したゲルと溶媒を含有しないゲルとに分類される。溶媒を含有したゲルには、分散媒が水のゲルであるヒドロゲル、分散媒が有機溶媒のゲルであるオルガノゲルを用いることができる。また、溶媒を含有したゲルは、数平均分子量が10000以上の高分子ゲル、数平均分子量が1000以上10000未満のオリゴマーゲル、数平均分子量が1000未満の低分子ゲルのいずれかを用いることができる。これらのなかでも、表側充填材21には、溶媒を含有した高分子ゲルまたは溶媒を含有しないゲルを使用することが好ましい。溶媒を含有した高分子ゲルもしくは溶媒を含有しないゲルは光電変換部10を固定できるため、光電変換部10の移動による接続配線13及び第2接続配線14への負荷を抑制できる。
また、溶媒を含有した高分子ゲルもしくは溶媒を含有しないゲルの中でも、表側充填材21は、シリコーンゲル、アクリルゲル及びウレタンゲルからなる群より選択される少なくとも1つを含有することが好ましい。この好ましい構成によれば、これらのゲルの引張弾性率が小さく、温度変化による表面保護基板2の熱応力及び局所的な荷重を緩和できるので、光電変換部10の破損を抑制できる。また、これらのゲルは光電変換部10をより固定し、光電変換部10の移動による接続配線13及び第2接続配線14に負荷がかかることを抑制することができる。
表側充填材21の厚みは、特に限定されないが、0.1mm以上10mm以下であることが好ましく、0.2mm以上1.0mm以下であることがより好ましい。このような範囲とすることによって、光電変換部10を適切に保護し、光を光電変換部10に効率よく到達させることができる。
表側充填材21の全光線透過率は特に限定されないが、60%〜100%であることが好ましく、70%〜95%であることがより好ましい。また、表側充填材21の全光線透過率は80%〜95%であることがさらに好ましい。表側充填材21の全光線透過率をこの範囲とすることにより、光を効率よく光電変換部10へ到達させることができる。
裏側充填材22も表側充填材21と同様に、封止材として光電変換部10を保護する。裏側充填材22は、表側充填材21のうち、光電変換部10から外れた部分、及び、光電変換部10の裏側である下側であって、裏面保護基板3の上側に配置される。
裏側充填材22と裏面保護基板3との間に他の部材を設けず、裏側充填材22と裏面保護基板3とを直接接触させることもできる。裏側充填材22と裏面保護基板3との間に、接着層、機能層等の他の層を設けることもできる。
裏側充填材22を形成する材料は、特に限定されないが、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリビニルブチラール(PVB)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリオレフィン(PO)、ポリイミド(PI)などの熱可塑性樹脂、エポキシ、ウレタン及びポリイミドなどの熱硬化性樹脂からなる群より選択される少なくとも1つを用いることができる。これらの樹脂として変性樹脂を用いることもでき、それぞれの組合せとして用いることもできる。その中でも、裏側充填材22はエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)またはポリオレフィン(PO)を含有することが好ましい。
裏側充填材22の厚みは、特に限定されないが、0.1mm以上10mm以下であることが好ましく、0.2mm以上1.0mm以下であることがより好ましい。このような範囲とすることによって、光電変換部10を熱衝撃から適切に保護することができる。
次に、複数の裏面保護基板3の配置について、図2から図4を用いて説明する。図2では、太陽電池モジュール1を上側から透視した図を示しており、砂地を付した矩形部分により裏面保護基板3を示している。複数の裏面保護基板3は、複数の太陽電池セルストリング11のそれぞれの裏側に1つずつ配置される。また、複数の裏面保護基板3は、裏側充填材22のうち、第1方向Xにおいて隣り合う太陽電池セルストリング11の間に位置する部分の裏側で分かれている。それぞれの裏面保護基板3は、太陽電池セルストリング11の長手方向と一致する第2方向Yに沿って、長い長尺状である。
また、裏面保護基板3は、表面、裏面及び側面を有し、表面及び裏面が、第1方向X及び第2方向Yの一方または両方で円弧状に曲がった曲面を有する曲板状とすることができる。ここで、表面とは、例えば、表面保護基板2と同じ側の受光面側の面とすることができる。また、裏面とは、例えば、裏面保護基板3と同じ側の裏面側の面とすることができる。また、側面とは、表面と裏面とで挟まれ、外周部を形成する面とすることができる。隣り合う裏面保護基板3は、第1方向Xにおいて隙間G(図3)をあけて離れている。
図4に示すように、太陽電池モジュール1の構成部材である表面保護基板2、表側充填材21、光電変換部10、裏側充填材22及び裏面保護基板3は、この順に積層し、加熱しながら表裏方向(図4の上下方向)に加圧して圧縮成形する。これにより、太陽電池モジュール1が一体に成形される。なお、太陽電池モジュール1の構成部材を複数に分けてそれぞれで別に圧縮成形し、その後で一体に接着等により接合することもできる。
また、本例の構成では、図2、図3から明らかなように、複数の裏面保護基板3を、隙間Gを埋めるように第1方向Xに突き合わせた場合の全体の第1方向Xにおける長さは、表面保護基板2の第1方向Xにおける長さより小さい。また、図2に示すように、複数の裏面保護基板3の全体の第2方向Yにおける長さは、表面保護基板2の第2方向Yにおける長さより小さい。そして、複数の裏面保護基板3の表面の全体面積は、表面保護基板2の裏面の面積より小さい。
上記の太陽電池モジュール1によれば、表面保護基板2の裏側に配置される裏面保護基板3が、第1方向Xにおいて複数に分かれている。これにより、裏面保護基板3として1枚の大きな板を備える太陽電池モジュールの場合と異なり、各裏面保護基板3が小さくなることで太陽電池モジュール1全体として、厚みが均一な曲面を作りやすくなる。つまり、表面保護基板2に対して、裏面保護基板3を沿わせやすくすることができ、表面保護基板2と裏面保護基板3の間隔を全面にわたってより均一にすることができる。このため、表面保護基板2と裏面保護基板3との間隔が部分的に大きくなるのが抑制され、充填材20を介した表面保護基板2と裏面保護基板3との高い結合強度を長期にわたり維持することができる。
また、複数の裏面保護基板3は、複数の太陽電池セルストリング11のそれぞれの裏側に1つずつ配置され、それぞれの裏面保護基板3が第2方向Yに伸びている。また、複数の裏面保護基板3は、第1方向Xにおいて隣り合う太陽電池セルストリング11の間に位置する部分の裏側で分かれている。これにより、表面保護基板2に対する裏面保護基板3の高い結合強度を長期にわたり維持できる構成で、接続配線13の裏側に裏面保護基板3を配置できる。
さらに、裏面保護基板3の線膨張係数を表面保護基板2の線膨張係数より小さくした場合には、表面保護基板3と表面保護基板2の線膨張係数が同じである場合と比較して、裏面保護基板3の温度変化による変形を抑制できる。これによって、太陽電池モジュール1内部の充填材20や、接続配線13及び接続配線14に負荷がかかるのを抑制することができる。
なお、上記では、充填材20を表側充填材21と裏側充填材22とにより形成した場合を説明したが、加熱及び加圧による一体成形時の溶着等により充填材が完全に2つに区別されない場合もある。
図5は、比較例の太陽電池モジュール1aを示している図3に対応する図である。図5の比較例では、裏面保護基板3aは複数に分離されることなく、1つの裏面保護基板3aのみが太陽電池モジュール1の裏面に配置される。また、裏面保護基板3aは第1方向X及び第2方向Yの両方において、円弧状に曲がった曲面を有する。比較例において、それ以外の構成は、図1から図4の実施形態と同様である。このような比較例では、表面保護基板2及び裏面保護基板3aがいずれも大面積であることから、加工によって所望の形状に近づけるという観点において、小面積の裏面保護基板3を用いる場合よりも難しい場合がある。その結果、完成した太陽電池モジュール1aにおいて、裏面保護基板3aと表面保護基板2との間隔を全面にわたって均一なものにすることが難しい場合がある。つまり、表面保護基板2と裏面保護基板3aとの間隔が部分的に大きくなることで、表面保護基板2に対する裏面保護基板3aの充填材20を介した高い結合強度を長期にわたって維持したいという点において、改良の余地がある。上記の実施形態ではこのような不都合を防止できる。
図6は、実施形態の太陽電池モジュール1の別例を示している図3に対応する図である。図6の別例の構成では、表側充填材21及び裏側充填材22をそれぞれ複数ずつ備える。具体的には、表面保護基板2の裏側において、複数の太陽電池セルストリング11の受光面側には、太陽電池セルストリング11ごとに1つずつ表側充填材21が配置される。また、複数の太陽電池セルストリング11の裏面側には、太陽電池セルストリング11ごとに1つずつ裏側充填材22が配置される。各表側充填材21及び各裏側充填材22は、各太陽電池セルストリング11の第2方向Yに沿った長尺状であり、各充填材21,22の第1方向Xにおける長さは、太陽電池セルストリング11の各太陽電池セル12の第1方向Xにおける長さと略同じである。そして、各裏側充填材22の裏側に裏面保護基板3が配置される。各裏面保護基板3の第1方向Xにおける長さは、各太陽電池セル12の第1方向Xにおける長さと略同じである。その他の構成及び作用は、図1から図4の構成と同様である。
図7は、実施形態の太陽電池モジュール1の別例を示している図3に対応する図である。図7の別例の構成では、図1から図4の構成と異なり、複数の裏面保護基板3のうち、第1方向Xの両端に位置する2つの裏面保護基板3の第1方向Xの最大配置幅L1は、表面保護基板2の第1方向Xの幅L2と略同じである。このような構成の場合も、図5の比較例に比べて、各裏面保護基板3の表面の面積を小さくしやすいので、完成後の太陽電池モジュール1において、裏面保護基板3の高い結合強度を長期にわたって維持できる。一方、図7の構成では、図1から図4の構成に比べて、裏面保護基板3の数を同じとした場合に、裏面保護基板3の表面の面積が大きくなるので、表面保護基板2と裏面保護基板3との間隔を均等にする効果は低くなる。しかし、図7の構成とした場合、太陽電池モジュール1の端部まで全域において剛性を高くすることができる効果がある。図7の構成において、その他の構成及び作用は、図1から図4の構成と同様である。
図8は、実施形態の太陽電池モジュール1の別例を示している図2に対応する図である。図8の構成は、図1から図4の構成と異なり、複数の裏面保護基板3bは、第1方向X及び第2方向Yのそれぞれにおいて分かれて配置され、それぞれの第2方向Yにおける長さが、図1から図4の構成に比べて小さい。具体的には、複数の裏面保護基板3bは、複数の太陽電池セル12の裏側において、太陽電池セル12ごとに1つずつ配置される。このような構成にすることによって、各裏面保護基板3bの表面の面積を、図1から図4の構成に比べて小さくすることができる。これにより、完成した太陽電池モジュール1において、表面保護基板2に対して裏面保護基板3bを沿わせることが容易になる。従って、表面保護基板2に対する裏面保護基板3bの高い結合強度をより長期にわたり維持することができる。その他の構成及び作用は、図1から図4の構成と同様である。
なお、図8の構成において、各太陽電池セルストリング11の長手方向両端の裏側に配置する裏面保護基板3bについて、第2方向Yにおける端部は、図8の破線で示すように伸ばすこともできる。そして、その伸ばした部分を、受光面側から見た場合に、第2渡りタブ16と重畳させることもできる。この場合には、受光面側から見た場合に、一部の裏面保護基板3bが、第2接続配線14の裏側において、太陽電池セル12と第2接続配線14と第2渡りタブ16とに重畳するように配置される。この構成によれば、製造時または使用時において太陽電池モジュール1に温度変化が生じた場合に、第2接続配線14の裏側に裏面保護基板3bがない構成に加えて、第2接続配線14をも外部衝撃から保護することができる。さらに、裏面保護基板3bの線膨張係数を表面保護基板2の線膨張係数より小さくした場合には、裏面保護基板3bと表面保護基板2の線膨張係数が同じである場合と比較して、裏面保護基板3bの温度変化による変形を抑制できる。これによって、接続配線14に負荷がかかるのを抑制することができる。
図9は、実施形態の太陽電池モジュール1の別例を示している図2に対応する図である。図9の構成は、図1から図4の構成と異なり、複数の裏面保護基板3cは、第1方向X及び第2方向Yのそれぞれにおいて分かれて配置され、各裏面保護基板3cの第2方向Yにおける長さは、図1から図4の構成に比べて小さい。具体的には、複数の裏面保護基板3cのうち、一部の裏面保護基板3cは、第2方向Yに隣り合う2つの太陽電池セル12と、2つの太陽電池セル12の間における接続配線13の裏側とに配置される。また、複数の裏面保護基板3cの残りの裏面保護基板3cは、第2方向Yに隣り合う太陽電池セル12及び渡りタブ15または第2渡りタブ16の裏側と、太陽電池セル及び渡りタブまたは第2渡りタブの間における第2接続配線14の裏側とに配置される。この状態で、一部の裏面保護基板3cは、接続配線13の裏側において、受光面側から見た場合に、隣り合う2つの太陽電池セル12と接続配線13とに重畳するように配置される。また、残りの裏面保護基板3cは、第2接続配線14の裏側において、受光面側から見た場合に、太陽電池セル12と渡りタブ15または第2渡りタブ16と第2接続配線14とに重畳するように配置される。
上記の構成の場合も、図8の構成と同様に、各裏面保護基板3cの表面の面積が図1から図4の構成に比べて小さくなる。これにより、表面保護基板2に対する裏面保護基板3cの高い結合強度をより長期にわたり維持することができる。さらに、製造時または使用時において太陽電池モジュール1に温度変化が生じた場合に、接続配線13及び第2接続配線14の裏側に裏面保護基板3がない構成に比べて、接続配線13及び第2接続配線14に負荷がかかるのを抑制することができる。さらに、裏面保護基板3cの線膨張係数を表面保護基板2の線膨張係数より小さくした場合には、裏面保護基板3cと表面保護基板2の線膨張係数が同じである場合と比較して、裏面保護基板3cの温度変化による変形を抑制できる。これによって、接続配線13及び接続配線14に負荷がかかるのを抑制することができる。その他の構成及び作用は、図1から図4の構成と同様である。
図10は、実施形態の太陽電池モジュール1の別例を示している図3に対応する図である。図10の構成は、図1から図4の構成と異なり、複数の裏面保護基板3の裏側に配置された第2裏面保護基板4を備える。第2裏面保護基板4は、隣り合う2つの裏面保護基板3の間の隙間Gを裏面側から覆う。具体的には、複数の第2裏面保護基板4のそれぞれは、隣り合う2つの裏面保護基板3の裏側に、その2つの裏面保護基板3に跨るように結合される。各第2裏面保護基板4の第2方向Yにおける長さは、裏面保護基板3の第2方向Yにおける長さと略同じである。
第2裏面保護基板4の材料は特に限定しないが、外観の見栄えの向上の面から、好ましくは、第2裏面保護基板4は、裏面保護基板3と同じ材料により形成され、裏面保護基板3と同色にすることが好ましい。
上記の構成によれば、第2裏面保護基板4により、太陽電池モジュールに温度変化が生じた場合における裏面保護基板3の変位及び変形を抑制できるので、複数の裏面保護基板3の表面保護基板2に対する高い結合強度をより長期に維持できる。さらに、隣り合う裏面保護基板3の間を第2裏面保護基板4で覆うので、受光面側から裏面保護基板3の分割部が視認されるのを抑制できるとともに、裏面側から水が侵入して太陽電池セル12に悪影響を及ぼすことを防止できる。受光面側から分割部が視認されにくいので、裏面保護基板3を複数に分けることによる意匠性の低下を抑制できる。なお、裏面保護基板3を樹脂材料により形成する場合において、裏面保護基板3の金型内での射出成形時に、裏面保護基板3の裏面に貫通しない孔を形成してもよい。そして、第2裏面保護基板4の表面に突部を形成し、その突部を裏面保護基板3の孔にきつく嵌合し、接着剤の接着とともに、裏面保護基板3に第2裏面保護基板4を結合することもできる。この場合、孔及び突部の嵌合と、接着との一方のみを用いて、裏面保護基板3に第2裏面保護基板4を結合してもよい。なお、図10では、第1方向Xの両端に位置する裏面保護基板3のみに一部の第2裏面保護基板4が結合されているが、その一部の第2裏面保護基板4を省略することもできる。その他の構成及び作用は、図1から図4の構成と同様である。
図11は、実施形態の太陽電池モジュール1の別例を示している図3に対応する図である。図11の構成は、図10の構成と異なり、複数の第2裏面保護基板4aのそれぞれは、隣り合う2つの裏面保護基板3の裏側に、その2つの裏面保護基板3に跨る部分にのみ配置される。また、各第2裏面保護基板4aの第1方向Xにおける長さは、図10の構成に比べて小さい。その他の構成及び作用は、図10の構成と同様である。
図12は、実施形態の太陽電池モジュール1の別例を示している図3に対応する図である。図12の構成は、図1から図4の構成と異なり、複数の裏面保護基板3の表側(受光面側)に配置された薄基板5を備える。薄基板5は、基板間塞ぎ部材に相当する。具体的には、薄基板5は、裏面保護基板3と光電変換部10との間において、隣り合う2つの裏面保護基板3の受光面側に、隣り合う2つの裏面保護基板3に跨るように配置され、裏面保護基板3より厚みが小さい基板である。薄基板5として、厚みが小さいものを用いるのは、太陽電池モジュール1の構成部材を加熱及び加圧により一体化させる場合において、全体の厚みを小さくして、結合強度を高くするためである。薄基板5の第2方向Yにおける長さは、裏面保護基板3の第2方向Yにおける長さと略同じである。薄基板5の材料は特に限定しないが、例えば裏面保護基板3と同じ材料により形成することができる。
上記の構成によれば、隣り合う裏面保護基板3の間の表側に薄基板5が跨るので、受光面側から裏面保護基板3の分割部が視認されることを抑制できるとともに、裏面側から隣り合う裏面保護基板3の間を通じて水が侵入して太陽電池セル12に悪影響を及ぼすことを防止できる。また、太陽電池モジュール1の構成部材を加熱及び加圧により一体化させる場合に、充填材20が隣り合う裏面保護基板3の間から漏れ出ることを抑制できる。その他の構成及び作用は、図1から図4の構成と同様である。
図13は、実施形態の太陽電池モジュール1の別例を示している図3に対応する図である。図13の構成は、図12の構成と異なり、薄基板の代わりに、基板間塞ぎ部材として、着色された複数のフィルム6を備える。フィルム6は、太陽電池セル12と裏面保護基板3とで裏側充填材22を介して挟まれるように配置される。フィルム6の材料は特に限定しないが、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリビニルブチラール(PVB)、ポリイミド(PI)、ポリオレフィン(PO)等を適宜用いることができる。本例の構成の場合も、図12の構成と同様に、受光面側から裏面保護基板3の分割部が視認されることを抑制できる。その他の構成及び作用は、図12の構成と同様である。なお、図12の構成において、図13の構成のように、薄基板5を、太陽電池セル12と裏面保護基板3とで挟まれるように配置してもよい。
図14は、実施形態の太陽電池モジュール1の別例を示している図3に対応する図である。図14の構成は、フィルム6の第1方向Xにおける長さを図13の構成よりも大きくし、受光面側から見た場合に、フィルム6の外周縁の一部である、第1方向Xにおける両端縁が第1方向Xに隣り合う太陽電池セル12と重畳している。この構成によれば、図14の破線A1,A2,A3,A4で示す、太陽電池セル12の第1方向X端縁より太陽電池セル12の裏側に、フィルム6の第1方向X端縁が隠れる。これにより、太陽電池モジュール1の受光面側から見た場合に、裏面保護基板3上に配置されて、分割された複数の裏面保護基板3同士の隙間から、フィルム6の外周縁の多くが視認されにくくなるので、意匠性の低下を抑制できる。その他の構成及び作用は、図13の構成と同様である。
図15は、実施形態の太陽電池モジュール1の別例を示している図3に対応する図である。図15の構成は、図13の構成と異なり、裏側充填材22と裏面保護基板3との間の全面に1つのフィルム6aが配置される。この構成によれば、図13の構成に比べて部品点数を削減できる。その他の構成及び作用は、図13の構成と同様である。なお、図14または図15の構成において、フィルム6,6aの代わりに図12の薄基板5を用いることもできる。
また、図12から図15のいずれか1の構成において、薄基板5またはフィルム6,6aを裏面保護基板3と同色にしてもよい。この構成によれば、薄基板5またはフィルム6,6aと裏面保護基板3との外観を略同じにできるので、受光面側から見た場合の意匠性の低下を抑制できる。
また、図12から図15のいずれか1の構成において、薄基板5またはフィルム6,6aの線膨張係数は、表面保護基板2と裏面保護基板3とのうち、裏面保護基板3に近い線膨張係数を有するようにしてもよい。この構成によれば、図10、図11の構成と同様に、薄基板5またはフィルム6,6aにより、太陽電池モジュールに温度変化が生じた場合における裏面保護基板3の変位及び変形を抑制できる。このため、裏面保護基板3の表面保護基板2に対する高い結合強度をより長期に維持できる。
さらに、図13から図15のいずれか1の構成において、フィルム6,6aとして、酸素及び水の一方または両方に対する侵入防止機能を有するものを用いてもよい。例えば、フィルムとして、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂シートを単層、または複数層積層させて用いてよく、これらの樹脂シートに金属のコーティングを施したものを用いてもよい。金属のコーティングを施したもののほうが、酸素及び水の浸入防止機能が高い。この構成によれば、太陽電池モジュール1の外部から隣り合う裏面保護基板3の間を通じて酸素または水が内部に侵入して、太陽電池セル12に悪影響を及ぼすことを防止できる。
一方、図13から図15のいずれか1の構成において、フィルムとして、水に対する透過性を有するものを用いてもよい。この構成によれば、太陽電池モジュール1の外部から隣り合う裏面保護基板3の間を通じて内部に水が侵入した場合でも、その水を、フィルムを通じて積極的に排出することができる。これにより、内部に侵入した水が太陽電池セル12に悪影響を及ぼすことを抑制できる。
図16は、実施形態の太陽電池モジュール1の別例を示している図3に対応する図である。図16の構成は、図13の構成と異なり、隣り合う2つの裏面保護基板3の裏側に、その2つの裏面保護基板3の間に跨るように第2裏面保護基板4aが結合される。第2裏面保護基板4aの構成は、図11で示した構成と同様である。この構成によれば、太陽電池モジュール1に温度変化が生じた場合に、裏面保護基板3の変位及び変形を第2裏面保護基板4aにより抑制できる。これにより、フィルム6が変形することも抑制できるので、フィルム6にシワが生じて見栄えが低下することを抑制できる。その他の構成及び作用は、図11の構成または図13の構成と同様である。
図17は、実施形態の太陽電池モジュール1の別例を示している図3に対応する図である。図17の構成は、図1から図4の構成と異なり、充填材20のうち、表側充填材21として透明な充填材が用いられるとともに、裏側充填材22aとして着色された充填材が用いられる。裏側充填材22aは、黒、灰色等に着色されてよく、目的に応じて適宜変更可能である。この構成によれば、太陽電池モジュール1の受光面側から、隣り合う裏面保護基板3の分割部を視認しにくいので、裏面保護基板3を複数に分けたことによる意匠性の低下を抑制できる。その他の構成及び作用は、図1から図4の構成と同様である。
図18は、実施形態の太陽電池モジュール1の別例を示している図3に対応する図である。図18の構成は、図1から図4の構成と異なり、裏側充填材22bが、透明な表側層23と、表側層23より裏側に配置され、着色された裏側層24とを有する。例えば、裏側層24は、黒、灰色等に着色されてよく、目的に応じて適宜変更可能である。この構成の場合も、図17の構成と同様に、太陽電池モジュール1の受光面側から、隣り合う裏面保護基板3の分割部を視認しにくいので、裏面保護基板3を複数に分けたことによる意匠性の低下を抑制できる。しかも、本例の構成の場合には、裏側充填材22bの受光面側に透明な表側層23が配置される。これにより、製造時に表側充填材21と裏側充填材22bとが一体化される際に裏側充填材22bのうち、着色された充填材が太陽電池セル12の受光面側に回り込むことを効果的に防止できる。このため、意匠性の低下を抑制できるとともに、発電効率の低下を抑制できる。その他の構成及び作用は、図1から図4の構成と同様である。
図19は、実施形態の太陽電池モジュール1の別例を示している図3に対応する図である。図19の太陽電池モジュール1の製造時には、表面保護基板2と、表側充填材21と、光電変換部10と、裏側充填材22と、複数の裏面保護基板3とを積層して加熱及び加圧により一体化させる。そして、太陽電池モジュール1は、その後、隣り合う裏面保護基板3の間に樹脂25が充填されることにより形成される。例えば、隣り合う裏面保護基板3の隙間に加熱等により溶融した樹脂が充填され硬化される。この構成によれば、外部から隣り合う裏面保護基板3の隙間を通じて充填材20の内部に水が侵入することを抑制できる。また、温度変化等による太陽電池モジュール1の変形時において、隣り合う裏面保護基板3の接触を防止でき、信頼性を高く維持できる。その他の構成及び作用は、図1から図4の構成と同様である。
図20は、実施形態の太陽電池モジュール1の別例を示している図3に対応する図である。図20の太陽電池モジュール1は、図1から図4の構成と異なり、裏面保護基板3dは複数に分かれていない。図20の構成は、裏面保護基板3dとして1つのみを備える。その代わりに、本例の構成では、裏面保護基板3dは、受光面側の表面の面積が表面保護基板2の裏面の面積より小さい。例えば、裏面保護基板3dの第1方向Xにおける長さを、表面保護基板2の第1方向Xにおける長さより小さくしている。さらに、裏面保護基板3dの線膨張係数は、表面保護基板2の線膨張係数より小さい。このために、例えば、表面保護基板2は、ポリカーボネートを主成分とする材料により形成し、裏面保護基板3dを炭素繊維強化プラスチックを主成分とする材料により形成する。
上記の構成によれば、図5に示した比較例に比べて、裏面保護基板3の表面の面積を小さくできる。これにより、表面保護基板2に対して、裏面保護基板3dを沿わせやすくすることができ、表面保護基板2と裏面保護基板3dの間隔を全面にわたってより均一にすることができる。このため、表面保護基板2と裏面保護基板3dとの間隔が部分的に大きくなるのが抑制され、充填材20を介した表面保護基板2と裏面保護基板3dとの高い結合強度を長期にわたり維持することができる。さらに、裏面保護基板3dの線膨張係数が表面保護基板2の線膨張係数より小さいので、裏面保護基板3d及び裏面保護基板3dの表側に結合された充填材20の熱による変形を抑制し、表面保護基板2に対する裏面保護基板3dの高い結合強度を長期にわたり維持できる。また、表面保護基板2と裏面保護基板3dとの間に充填材20を介して配置された接続配線13(図2)等の配線部材に対する負荷を抑制できるので、配線部材をより有効に保護することができる。これにより、耐久性及び信頼性を向上できる。その他の構成及び作用は、図1から図4の構成と同様である。
なお、上記の各例の構成では、光電変換部が複数の太陽電池セルストリングを含む場合を説明したが、光電変換部が1つの太陽電池セルストリングまたは1つの太陽電池セルのみを含む構成としてもよい。
また、上記では、表側充填材21の材料としてゲル材料を例示しているが、ゲル材料に代えて、裏側充填材22に用いるのと同様に、一般的な樹脂材料を用いてもよい。この場合でも本願の構成による効果を十分に発揮することができる。
また、上記では、表面保護基板及び裏面保護基板の材料としていずれも透光性のある樹脂材料を例示している。樹脂材料は軽量でかつ加工が容易であるため製造の観点から樹脂材料を用いるのが好ましいが、これに代えてガラス等の透光性無機材料を用いることもできる。
上記では、太陽電池モジュール1が第1方向X及び第2方向Yの両方において、円弧状に曲がった曲面を有する場合を説明したが、太陽電池モジュールは第1方向Xにのみ円弧状に曲がった断面を有する曲面を含む構成とすることもできる。この構成の場合でも、上記の各例の裏面保護基板の構成を用いることで、表面保護基板に対する裏面保護基板の高い結合強度を長期にわたり維持できる。なお、上記の実施形態の各例のように、太陽電池モジュールが第1方向X及び第2方向Yの両方において、円弧状に曲がった曲面を有する構成では、実施形態の各例の裏面保護基板の構成を採用したことによる効果がより顕著になる。
1,1a 太陽電池モジュール、2 表面保護基板、3,3a,3b,3c,3d 裏面保護基板、4,4a 第2裏面保護基板、5 薄基板、6,6a フィルム、10 光電変換部、11 太陽電池セルストリング、12 太陽電池セル、13 接続配線、14 第2接続配線、15 渡りタブ、16 第2渡りタブ、20 充填材、21 表側充填材、22,22a,22b 裏側充填材、23 表側層、24 裏側層、25 樹脂。

Claims (21)

  1. 光電変換部と、
    前記光電変換部の受光面側に配置される表面保護基板と、
    前記光電変換部の裏側に配置される裏面保護基板と、
    前記表面保護基板と前記裏面保護基板との間に配置された充填材と、
    を備える太陽電池モジュールであって、
    前記表面保護基板は透光性樹脂材料からなり、1つの平面に沿う方向である第1方向及び第2方向のうち少なくとも前記第1方向において前記受光面側に向かって円弧状に湾曲し、
    前記裏面保護基板は、前記第1方向において複数に分割して設けられている、
    太陽電池モジュール。
  2. 請求項1に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記光電変換部は、前記第1方向に分かれて配列された複数の太陽電池セルストリングを含み、
    前記複数の太陽電池セルストリングのそれぞれは、複数の太陽電池セルが前記第2方向に接続配線を介して接続されることにより形成され、
    複数の前記裏面保護基板は、前記複数の太陽電池セルストリングのそれぞれの裏側に1つずつ配置され、それぞれの前記裏面保護基板が前記第2方向に伸びた長尺状であり、
    さらに、複数の前記裏面保護基板は、前記第1方向において隣り合う前記太陽電池セルストリングの間に位置する部分の裏側で分かれている、太陽電池モジュール。
  3. 請求項2に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記裏面保護基板の線膨張係数は、前記表面保護基板の線膨張係数より小さい、太陽電池モジュール。
  4. 請求項1に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記光電変換部は、前記第1方向に分かれて配列された複数の太陽電池セルストリングを含み、
    前記複数の太陽電池セルストリングのそれぞれは、複数の太陽電池セルが前記第2方向に接続配線を介して接続されることにより形成され、
    複数の前記裏面保護基板は、前記第1方向及び前記第2方向のそれぞれにおいて分かれている、太陽電池モジュール。
  5. 請求項4に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    隣り合う前記太陽電池セルストリングは、それぞれの端部に配置された第2接続配線が前記第1方向に伸びる渡りタブで接続され、
    複数の前記裏面保護基板は、前記接続配線または前記第2接続配線の裏側において、受光面側から見た場合に、隣り合う2つの前記太陽電池セルと前記接続配線、または前記太陽電池セルと前記第2接続配線と前記渡りタブとに重畳するように配置される、太陽電池モジュール。
  6. 請求項1に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    隣り合う2つの前記裏面保護基板の裏側に、隣り合う2つの前記裏面保護基板に跨るように結合された第2裏面保護基板を備える、太陽電池モジュール。
  7. 請求項1に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記裏面保護基板と前記光電変換部との間において、隣り合う2つの前記裏面保護基板の受光面側に、隣り合う2つの前記裏面保護基板に跨るように配置され、前記裏面保護基板より厚みが小さい部材であり、着色されたフィルムまたは薄基板である基板間塞ぎ部材を備える、太陽電池モジュール。
  8. 請求項7に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記光電変換部は、前記第1方向に分かれて配列された前記複数の太陽電池セルストリングを含み、
    前記複数の太陽電池セルストリングのそれぞれは、複数の太陽電池セルが前記第2方向に接続配線を介して接続されることにより形成され、
    受光面側から見た場合に、前記基板間塞ぎ部材の外周縁の少なくとも一部が隣り合う2つの前記太陽電池セルと重畳する、太陽電池モジュール。
  9. 請求項7または請求項8に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記基板間塞ぎ部材は、前記裏面保護基板と同色である、太陽電池モジュール。
  10. 請求項7から請求項9のいずれか1に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記基板間塞ぎ部材は、前記表面保護基板と前記裏面保護基板とのうち、前記裏面保護基板に近い線膨張係数を有する、太陽電池モジュール。
  11. 請求項7から請求項10のいずれか1に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記基板間塞ぎ部材は、酸素及び水の一方または両方に対する侵入防止機能を有する、太陽電池モジュール。
  12. 請求項7から請求項10のいずれか1に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記基板間塞ぎ部材は、水透過性を有する、太陽電池モジュール。
  13. 請求項7から請求項12のいずれか1に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記基板間塞ぎ部材は、前記フィルムであり、
    隣り合う2つの前記裏面保護基板の裏側に、隣り合う2つの前記裏面保護基板に跨るように結合された第2裏面保護基板を備える、太陽電池モジュール。
  14. 請求項1に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記充填材は、前記光電変換部の受光面側に配置された透明な表側充填材と、前記光電変換部の裏側に配置された裏側充填材とを含み、
    前記裏側充填材が着色されている、太陽電池モジュール。
  15. 請求項1に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記充填材は、前記光電変換部の受光面側に配置された透明な表側充填材と、前記光電変換部の裏側に配置された裏側充填材とを含み、
    前記裏側充填材は、透明な表側層と、前記表側層より裏側に配置され、着色された裏側層とを有する、太陽電池モジュール。
  16. 請求項1に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記表面保護基板と、前記光電変換部と、前記充填材と、複数の前記裏面保護基板とを積層して加熱及び加圧により一体化させた後、隣り合う前記裏面保護基板の間に樹脂が充填されることにより形成された、太陽電池モジュール。
  17. 請求項1に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    複数の前記裏面保護基板の表面の全体面積は、前記表面保護基板の裏面の面積より小さい、太陽電池モジュール。
  18. 請求項1から請求項17のいずれか1に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記表面保護基板は、前記第1方向及び前記第2方向のそれぞれにおいて円弧状に曲がった曲面を有する、太陽電池モジュール。
  19. 光電変換部と、
    前記光電変換部の受光面側に配置され、1つの平面に沿う方向である第1方向及び第2方向のうち、少なくとも前記第1方向に円弧状に曲がった曲面を有する透光性樹脂材料からなる表面保護基板と、
    前記光電変換部の裏側に配置され、少なくとも前記第1方向において円弧状に曲がった曲面を有する裏面保護基板と、
    前記表面保護基板と前記裏面保護基板との間に配置された充填材とを備え、
    前記裏面保護基板は、表面の面積が前記表面保護基板の裏面の面積より小さく、かつ、前記裏面保護基板の線膨張係数は前記表面保護基板の線膨張係数より小さい、太陽電池モジュール。
  20. 請求項19に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記表面保護基板は、前記第1方向及び前記第2方向のそれぞれにおいて円弧状に曲がった曲面を有する、太陽電池モジュール。
  21. 光電変換部と、
    前記光電変換部の受光面側に配置される表面保護基板と、
    前記光電変換部の裏側に配置される裏面保護基板と、
    を備える太陽電池モジュールであって、
    前記表面保護基板は、1つの平面に沿う方向である第1方向及び第2方向のうち少なくとも前記第1方向において前記受光面側に向かって円弧状に湾曲し、
    前記裏面保護基板は、前記第1方向において複数に分割して設けられている、
    太陽電池モジュール。
JP2018568052A 2017-02-17 2018-01-18 太陽電池モジュール Withdrawn JPWO2018150794A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017028486 2017-02-17
JP2017028486 2017-02-17
PCT/JP2018/001359 WO2018150794A1 (ja) 2017-02-17 2018-01-18 太陽電池モジュール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2018150794A1 true JPWO2018150794A1 (ja) 2019-11-21

Family

ID=63169742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018568052A Withdrawn JPWO2018150794A1 (ja) 2017-02-17 2018-01-18 太陽電池モジュール

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2018150794A1 (ja)
WO (1) WO2018150794A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019196256A1 (zh) * 2018-04-12 2019-10-17 北京汉能光伏投资有限公司 一种太阳能电池模组、制备方法及车辆
JP7377701B2 (ja) 2019-12-24 2023-11-10 株式会社カネカ 太陽電池モジュール

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001358351A (ja) * 2000-06-13 2001-12-26 Canon Inc 光起電力素子の製造方法、その製造装置、及び太陽電池モジュール
JP3888939B2 (ja) * 2002-07-16 2007-03-07 シャープ株式会社 太陽電池モジュール
DE112012006624T5 (de) * 2012-06-27 2015-03-19 Sanyo Electric Co., Ltd. Verfahren zur Herstellung eines Solarzellenmoduls und Solarzellenmodul
KR101534971B1 (ko) * 2013-12-19 2015-07-07 현대자동차주식회사 자동차용 염료감응 태양전지의 곡면화 방법
JP2015223012A (ja) * 2014-05-22 2015-12-10 株式会社豊田自動織機 太陽電池モジュール

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018150794A1 (ja) 2018-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018110582A1 (ja) 太陽電池モジュール
US20190280136A1 (en) Solar cell module
KR20100133962A (ko) 태양 전지 시스템
JP6308471B2 (ja) 太陽電池モジュール
JP2014042009A (ja) 太陽電池モジュール
WO2011111286A1 (ja) 太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの補強方法
WO2018150794A1 (ja) 太陽電池モジュール
JP5506295B2 (ja) 太陽電池モジュールおよびその製造方法
JP6560104B2 (ja) 太陽電池モジュール
JP6365896B2 (ja) 太陽電池モジュール
JP6904795B2 (ja) 太陽電池モジュール及びその製造方法
JP6057113B1 (ja) 太陽電池モジュール及びその製造方法
JP4720174B2 (ja) 太陽電池モジュール
WO2019159729A1 (ja) 太陽電池モジュール
JP2016111192A (ja) 太陽電池モジュール
JP2020088268A (ja) 太陽電池モジュール
JP6655828B2 (ja) 太陽電池モジュール
WO2019176646A1 (ja) 太陽電池モジュール
WO2017150045A1 (ja) 太陽電池モジュール
WO2019065606A1 (ja) 太陽電池モジュール
JP2019140301A (ja) 太陽電池モジュール及びその製造方法
WO2017145663A1 (ja) 太陽電池モジュール
WO2019031378A1 (ja) 太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの中間製品
JP2019062088A (ja) 太陽電池モジュール
JP7377692B2 (ja) 太陽電池モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190801

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20190809

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190830

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190830