JP2007166807A - 取付具 - Google Patents

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Masayuki Yamamoto
聖享 山本
Keiji Mori
圭司 森
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Abstract

【課題】被取付部材への取り付け作業性及びリサイクル性に優れ、さらに、被取付部材への固定強度を高めることができるワイヤハーネスの取付具を提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス80をバンパー60へ固定する取付具10は、ワイヤハーネス80を保持すると共に、隙間をおいて対向配置された一対の挟持片14,15を有し、バンパー60に突設されたリブ61が該一対の挟持片14,15間に差し込まれるようにバンパー60に取り付けられるベース部材11と、一対の挟持片14,15間に差し込まれたリブ61と一方の挟持片15との間に挟入され、リブ61との接触面に係止爪27が突設された他方の挟持片14と協働してリブ61を挟持する楔片21を有する楔部材12と、を備え、楔片21は一対の挟持片14,15間へのリブ61の差し込み方向と平行にリブ61とは反対側から一対の挟持片14,15間に挿入され、楔片21がその挿入口18を臨むように、楔部材12が、破断可能な接続片19を介してベース部材11に取り付けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、被取付部材にワイヤハーネスを固定するためのワイヤハーネスの取付具に関する。
自動車等の車両において、ワイヤハーネスは、パネルやバンパーなどの被取付部材に固定されて車両の各所に配索されている。これらの被取付部材にワイヤハーネスを固定するための従来のワイヤハーネスの取付具として、図13に示すものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図13に示すように、ワイヤハーネス100は、取付具であるハーネス保持部材101及びリブクリップ部材102により、被取付部材であるバンパー103に固定されている。バンパー103にはリブ104が突設されており、ワイヤハーネス100を保持した合成樹脂製のハーネス保持部材101は、その挿通孔105にリブ104を挿通させて、当該リブ104に取り付けられている。
リブクリップ部材102は、金属板を二つ折りにしてその対向片部106,107でリブ104を挟持可能に形成されて、リブ104の先端部に装着されている。リブクリップ部材102の片部106,107の少なくとも一方には、リブクリップ部材102がリブ104の先端部に装着された状態において、リブ104の先端側に向けて延びて且つ内側に起こされた押え片部108が形成されており、この押え片部108のエッジ部分がリブ104に食い込んで当該リブ104からのリブクリップ部材102の抜け止めがなされている。
そして、リブクリップ部材102の片部106,107の少なくとも一方の端部には、リブ104の基端側に向けて延びて且つ外側に起こされた抜け止め片部109が形成されており、この抜け止め片部109がリブ104に取り付けられたハーネス保持部材101に当接してリブ104からのハーネス保持部材101の抜け止めがなされている。
特開2004−357456号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来のワイヤハーネスの取付具では、まず、リブ104にリブクリップ部材102を装着し、その後にリブ104及びリブクリップ部材102を共に挿通孔105に挿通させながらハーネス保持部材101をリブ104に取り付ける構成である。即ち、ワイヤハーネス100をバンパー103に固定するのに、リブクリップ部材102の取り付け、及びハーネス保持部材101の取り付けの2工程を必要とし、作業効率に劣る。
また、上記特許文献1に開示された従来のワイヤハーネスの取付具においては、合成樹脂製のハーネス保持部材101に対し、リブクリップ部材102は金属板からなり、リサイクルにあたっては解体後にハーネス保持部材101とリブクリップ部材102とを分別する必要があり、よって、リサイクル性に劣る。
また、上記特許文献1に開示された従来のワイヤハーネスの取付具においては、押え片部108は、リブ104との接触面とは反対側の面を何ら支持されておらず、よって、自身の剛性、即ちリブクリップ部材102を形成する金属板の剛性のみで、そのエッジ部をリブ104に食い込ませる構成である。そのため、押え片部108のエッジ部のリブ104への食い込みが不十分となり、リブクリップ部材102及びハーネス保持部材101がリブ104から脱落してしまう虞があり、リブクリップ部材102のリブ104への固定強度が十分とは言えない。そして、これに対処するためにリブクリップ部材102を形成する金属板に高剛性のものを用いた場合には、リブクリップ部材102をリブ104に装着する際の取り付け作業性、並びにリブクリップ部材102及びハーネス保持部材101をリブ104から取り外す際の解体作業性が低下する虞がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、被取付部材への取り付け作業性及びリサイクル性に優れ、さらに、被取付部材への固定強度を高めることができるワイヤハーネスの取付具を提供することにある。
上記した目的を達成するために、本発明に係る下記(1)〜(5)のワイヤハーネスの取付具により達成される。
(1) ワイヤハーネスを被取付部材へ固定する取付具であって、
ワイヤハーネスを保持すると共に、隙間をおいて対向配置された一対の挟持片を有し、前記被取付部材に突設された支持片が該一対の挟持片間に差し込まれるように該被取付部材に取り付けられるベース部材と、
前記一対の挟持片間に差し込まれた前記支持片といずれか一方の前記挟持片との間に挟入され、該支持片との接触面に係止爪が突設された他方の前記挟持片と協働して該支持片を挟持する楔片を有する楔部材と、
を備え、
前記楔片は前記一対の挟持片間への前記支持片の差し込み方向と平行に該支持片とは反対側から該一対の挟持片間に挿入され、該楔片がその挿入口を臨むように、前記楔部材が、破断可能な接続片を介して前記ベース部材に取り付けられていることを特徴とする取付具。
(2)前記楔部材、前記接続片、及び前記ベース部材が、樹脂材料により一体成形されていることを特徴とする(1)に記載の取付具。
(3)前記楔部材、前記接続片、及び前記ベース部材を形成する前記樹脂材料が、前記支持片を形成する材料よりも高硬度な樹脂材料であることを特徴とする(2)に記載の取付具。
(4)前記楔部材が、前記係止爪が設けられた前記挟持片の前記接触面とは反対側の面を支持する支持部を有していることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の取付具。
(5)前記支持部が、前記係止爪が設けられた前記挟持片において前記楔片の前記一対の挟持片間への挿入方向と平行に延在する該挟持片の両側縁に係合し、前記楔片の前記一対の挟持片間への挿入に伴い該両側縁を摺動することを特徴とする(4)に記載の取付具。
上記(1)の構成のワイヤハーネスの取付具によれば、ベース部材の一対の挟持片間に差し込まれた被取付部材の支持片と一方の挟持片との間に楔部材の楔片が挟入され、挟入された楔片と他方の挟持片とで支持片を挟持し、他方の挟持片に設けられた係止爪を支持片に食い込ませることで、該取付具は被取付部材に取り付けられる。そして、楔部材は、楔片が一対の挟持片間への挿入口に臨むように、破断可能な接続片によってベース部材に予め取り付けられており且つ、楔片は、一対の挟持片間への支持片の差し込み方向と平行に支持片とは反対側から一対の挟持片間に挟入される構成であるから、支持片の差し込みと楔片の挟入とを一連の操作でおこなうことができ、被取付部材への取付作業性に優れる。
上記(2)の構成のワイヤハーネスの取付具によれば、楔部材、接続片、及びベース部材が、樹脂材料により一体成形されており、これら部材の分別の必要がなく、リサイクル性に優れ、さらに、部品点数を削減してコストを低減することができる。
上記(3)の構成のワイヤハーネスの取付具によれば、ベース部材の一方の挟持片に設けられた係止爪を確実に支持片に食い込ませることができ、取付具の被取付部材への固定強度を十分に確保することができる。
上記(4)の構成のワイヤハーネスの取付具によれば、楔片と協働して支持片を挟持し、支持片との接触面に係止爪が設けられた一方の挟持片は、その接触面とは反対側の面を楔部材の支持部により支持されており、支持片から離反するような撓みが規制され、仮に撓みが生じても、支持部ともども楔片が撓んだ挟持片に追従するので、楔片と挟持片とによる支持片の挟持を維持することができ、係止爪を確実に支持片に食い込ませることができる。これにより、取付具の被取付部材への固定強度を向上させることができる。
上記(5)の構成のワイヤハーネスの取付具によれば、楔部材の支持部が、楔片の一対の挟持片間への挿入に伴い該挿入方向と平行に延在する挟持片の両側縁に係合してこれを摺動するので、楔片の一対の挟持片間への挿入を円滑に案内することができ、被取付部材への取付作業性を向上させることができる。
このように、本発明によれば、被取付部材への取り付け作業性及びリサイクル性に優れ、さらに、被取付部材への固定強度を高めることができるワイヤハーネスの取付具を提供することができる。
以下、本発明のワイヤハーネスの固定構造に係る好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明に係る取付具及び被取付部材の第1実施形態の斜視図、図2は図1の取付具の単体斜視図、図3は図2におけるIII-III線で破断して示す取付具の斜視図、図4は図2におけるIV-IV矢視断面図、図5は楔片が一対の挟持片間に挿入された状態を図4と同一断面にて示す図2の取付具の断面図、図6は取り付け直前の状態を示す図1の取付具及び被取付部材の斜視図、図7は図6の取付具及び被取付部材の側面図、図8は取り付けを完了した状態を示す図1の取付具及び被取付部材の斜視図、図9は図8の取付具及び被取付部材の側面図である。
図1に示すように、ワイヤハーネス80は、取付具10により被取付部材であるバンパー60に固定される。バンパー60は、例えば樹脂製であって、その一側面には、比較的薄い矩形板状の支持片としてのリブ61が一体に突設されている。そして、取付具10は、ワイヤハーネス80を保持しているベース部材11と、楔部材12とを備えている。尚、以下の説明において、取付具10のバンパー60への取り付け方向を取付具10についての前方として規定するものとする。
図2〜5を参照して、ベース部材11は、リブ61の厚みよりも大きい隙間Aをおいて対向配置された一対の矩形板状の挟持片14,15と、これら挟持片14,15の後端部を互いに連結している連結部13と、図2において下側に配置されている挟持片15の両側縁から側方にそれぞれ延設された矩形板状のベラ部16,17とを有している。ワイヤハーネス80は、ベラ部16,17にテープ巻きされるなどしてベース部材11に保持されている。
一対の挟持片14,15のうち図2において上側に配置されている挟持片14には、他方の挟持片15に対向している下面の前端両側縁部に三角錐状の係止爪27が突設されている。また、一対の挟持片14,15の後端部を互い連結している連結部13には、該連結部13を前後に貫通し、一対の挟持片14,15間の隙間Aに通じる矩形状の挿入口18が穿設されている。
楔部材12は、ベース部材11の連結部13に設けられた挿入口18よりも大きな外形に形成され、連結部13に対向配置された矩形板状の基部22と、この基部22の前面に突設され、挿入口18を通してベース部材11の一対の挟持片14,15間に挿入される矩形板状の楔片21とを有している。そして、楔部材12は、楔片21の前端が挿入口18を臨むように配置され、破断可能な肉薄な接続片19を介して楔片21の前端部を挿入口18の縁部に接続されてベース部材11に取り付けられている。
楔部材12がベース部材11に対し相対的に前方に変位されると、接続片19が破断され、楔片21が挿入口18を通してベース部材11の一対の挟持片14,15間に挿入される。挿入口18は、ベース部材11の連結部13において下縁寄りの位置に設けられており、挿入口18を通してベース部材11の一対の挟持片14,15間に挿入される楔片12は、下側に配置された挟持片15に接し、上側に配置された挟持片14との間に隙間をおく。
楔片21の両側縁には、後方に向け次第に該側縁から離間するように斜めに延びる弾性係止片25がそれぞれ設けられている。楔片21が挿入口18を通してベース部材11の一対の挟持片14,15間に所定量挿入されると、これら弾性係止片25も、共に挿入口18を通過してベース部材11の連結部13の前面に係合し、また、基部22が連結部13の後面に当接して、楔片21の一対の挟持片14,15間からの抜け及び楔片21の一対の挟持片14,15間への過度の挿入が規制される。
これらベース部材11、楔部材12、及び接続片19は、バンパー60及びこれと一体のリブ61を形成している材料よりも高硬度な樹脂により一体成形されている。
次に、このように構成された取付具10のバンパー60への取り付けを、図6〜9を参照して説明する。
図6及び図7に示すように、取付具10は、バンパー60のリブ61がベース部材11の一対の挟持片14,15の前端側から該一対の挟持片14,15間に差し込まれるようにしてバンパー60に取り付けられる。一対の挟持片14,15間の隙間Aはリブ61の厚みよりも大きく、取付具10は、上側に配置された挟持片14でリブ61に掛け止めされた状態にあり、下側に配置された挟持片15とリブ61との間には隙間がおかれており、この隙間は楔部材12の楔片21の厚みよりも小さいものとされている。
リブ61が、一対の挟持片14,15の後端部を互いに連結しているベース部材11の連結部13に当接するまで該一対の挟持片14,15間に差し込まれると、ベース部材11は、リブ61により前方への移動を規制され、その位置に固定される。
ここで、リブ61が一対の挟持片14,15の前端側から該一対の挟持片14,15間に差し込まれるのに対し、楔部材12の楔片21は、一対の挟持14,15の後端部を互いに連結している連結部13に設けられた挿入口18から、換言すれば、リブ61とは反対側にあたる一対の挟持片14,15の後端側からリブ61の差し込み方向と平行に該一対の挟持片14,15間へ挿入され、つまりは、取付具10のバンパー60への取り付け方向と同一方向に一対の挟持片14,15間に挿入される。
よって、楔部材12は、ベース部材11がリブ61により位置を固定された後も接続片19を破断して引き続き前方へ変位され、それにより、図8及び図9に示すように、楔片21が、挿入口18を通してベース部材11の一対の挟持片14,15間であって、下側に配置された挟持片15とリブ61との間に挟入される。
楔片21が挟入されることにより、リブ61は、上側に配置された挟持片14と楔片21とにより挟持され、そして、挟持片14のリブ61との接触面(上記した挟持片15に対向する内面)に設けられた係止爪27がリブ61に食い込む。この状態で、楔部材12の弾性係止片25がベース部材11の連結部13の前面に係合し、楔片21の抜け止めがなされる。以上で、取付具10のバンパー60への取り付けが完了する。
尚、取付具10をバンパー60から取り外すにあたっては、一対の挟持片14,15間からの楔片21の抜けを規制している弾性係止片25の強度を超えて該楔片21を一対の挟持片14,15間から引き抜くことで、リブ61の下側に隙間が生じ、挟持片14の係止爪27のリブ61への食い込みが解除され、それにより、ベース部材11も回収される。
以上説明したように、本実施形態のワイヤハーネスの取付具10によれば、ベース部材11の一対の挟持片14,15間に差し込まれたバンパー60のリブ61と一方の挟持片15との間に楔部材12の楔片21が挟入され、挟入された楔片21と他方の挟持片14とでリブ61を挟持し、他方の挟持片14に設けられた係止爪27をリブ61に食い込ませることで、取付具10はバンパー60に取り付けられる。そして、楔部材12は、楔片21が一対の挟持片14,15間への挿入口18に臨むように、破断可能な接続片19によってベース部材11に予め取り付けられており且つ、楔片21は、一対の挟持片14,15間へのリブ61の差し込み方向と平行にリブ61とは反対側から一対の挟持片14,15間に挟入される構成であるから、リブ61の差し込みと楔片21の挟入とを一連の操作でおこなうことができ、バンパー60への取付作業性に優れる。
また、本実施形態のワイヤハーネスの取付具10によれば、楔部材12、接続片19、及びベース部材11が、樹脂材料により一体成形されており、これら部材の分別の必要がなく、リサイクル性に優れ、さらに、部品点数を削減してコストを低減することができる。
また、本実施形態のワイヤハーネスの取付具10によれば、ベース部材11を形成する樹脂材料がバンパー60を形成する材料よりも高硬度であるので、挟持片14に設けられた係止爪27はリブ61よりも硬く、よって、係止爪27を確実にリブ61に食い込ませることができ、取付具10のバンパー60への固定強度を十分に確保することができる。
尚、上述した取付具2において、図10に示すように、係止爪27が設けられた挟持片14の剛性を高め、リブ61をより強固に挟持することができるよう、挟持片14の前端から後端まで延びる1つ以上の補強用リブ31を挟持片14の上面に設けてもよい。
(第2実施形態)
次に、図11及び図12を参照して、本発明に係る取付具の第2実施形態を説明する。図11は本発明に係る取付具の第2実施形態の斜視図、図12は楔片が一対の挟持片間に挿入された状態を示す図11の取付具の斜視図である。尚、上述した第1実施形態の取付具10と共通する部材については同一符号を付して説明を省略あるいは簡略化する。また、本実施形態において、被取付部材は上述したバンパー60とし、図示を省略する。
図11に示すように、本実施形態の取付具40の楔部材12は、基部22の上縁の両角部に前方に延びる角柱状の腕部45,46を有しており、各腕部45,46の先端部は、他方の腕部に対向する内縁の下側角部を凹まされて断面略L字形に形成さている。
楔片21が挿入口18を通してベース部材11の一対の挟持片14,15間に挿入されるに伴い、各腕部45,46は、挟持片14の側縁14a,14bをそれぞれ摺動する。そして、各腕部45,46は、その先端部の内縁の下側角部にそれぞれ設けられた凹部47内に、係止爪27が設けられている挟持片14の前端の側縁部をそれぞれ収容し、該先端部を挟持片14の前端側縁部の上に載置させる。これにより、係止爪27が設けられた挟持片14は、リブ61との接触面とは反対側の上面を楔部材12の腕部45,46により支持される。
本実施形態のワイヤハーネスの取付具40によれば、楔片21と協働してリブ61を挟持し、リブ61との接触面に係止爪27が設けられた一方の挟持片14は、その接触面とは反対側の面を楔部材12の腕部45,46により支持されており、リブ61から離反するような撓みが規制され、仮に撓みが生じても、腕部45,46ともども楔片21が撓んだ挟持片14に追従するので、楔片21と挟持片14とによるリブ61の挟持を維持することができる。これにより、係止爪27を確実にリブ61に食い込ませることができ、取付具40のバンパー60への固定強度を向上させることができる。
また、本実施形態のワイヤハーネスの取付具40によれば、楔部材12の腕部45,46が、楔片21の一対の挟持片14,15間への挿入に伴い該挿入方向と平行に延在する挟持片14の両側縁14a,14bに係合してこれを摺動するので、楔片21の一対の挟持片14,15間への挿入を円滑に案内することができ、バンパー60への取付作業性を向上させることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。
本発明に係る取付具及び被取付部材の第1実施形態の斜視図である。 図1の取付具の単体斜視図である。 図2におけるIII-III線で破断して示す取付具の斜視図である。 図2におけるIV-IV矢視断面図である。 楔片が一対の挟持片間に挿入された状態を図4と同一断面において示す図2の取付具の断面図である。 取り付け直前の状態を示す図1の取付具及び被取付部材の斜視図である。 図6の取付具及び被取付部材の側面図である。 取り付けを完了した状態を示す図1の取付具及び被取付部材の斜視図である。 図8の取付具及び被取付部材の側面図である。 図2の取付具の変形例の斜視図である。 本発明に係る取付具の第2実施形態の斜視図である。 楔片が一対の挟持片間に挿入された状態を示す図11の取付具の斜視図である。 従来のワイヤハーネスの取付具の斜視図である。
符号の説明
10 取付具
11 ベース部材
12 楔部材
14 挟持片
15 挟持片
18 挿入口
21 楔片
27 係止爪
60 バンパー(被取付部材)
61 リブ(支持片)
80 ワイヤハーネス

Claims (5)

  1. ワイヤハーネスを被取付部材へ固定する取付具であって、
    ワイヤハーネスを保持すると共に、隙間をおいて対向配置された一対の挟持片を有し、前記被取付部材に突設された支持片が該一対の挟持片間に差し込まれるように該被取付部材に取り付けられるベース部材と、
    前記一対の挟持片間に差し込まれた前記支持片といずれか一方の前記挟持片との間に挟入され、該支持片との接触面に係止爪が突設された他方の前記挟持片と協働して該支持片を挟持する楔片を有する楔部材と、
    を備え、
    前記楔片は前記一対の挟持片間への前記支持片の差し込み方向と平行に該支持片とは反対側から該一対の挟持片間に挿入され、該楔片がその挿入口を臨むように、前記楔部材が、破断可能な接続片を介して前記ベース部材に取り付けられていることを特徴とする取付具。
  2. 前記楔部材、前記接続片、及び前記ベース部材が、樹脂材料により一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載の取付具。
  3. 前記楔部材、前記接続片、及び前記ベース部材を形成する前記樹脂材料が、前記支持片を形成する材料よりも高硬度な樹脂材料であることを特徴とする請求項2に記載の取付具。
  4. 前記楔部材が、前記係止爪が設けられた前記挟持片の前記接触面とは反対側の面を支持する支持部を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の取付具。
  5. 前記支持部が、前記係止爪が設けられた前記挟持片において前記楔片の前記一対の挟持片間への挿入方向と平行に延在する該挟持片の両側縁に係合し、前記楔片の前記一対の挟持片間への挿入に伴い該両側縁を摺動することを特徴とする請求項4に記載の取付具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021121137A (ja) * 2020-01-30 2021-08-19 株式会社豊田自動織機 ワイヤハーネスのクランプ構造
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