JP2007151576A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】可動入賞装置30内には、予め設定された遊技価値が付加された通常特定入賞口83b,83cと、この通常特定入賞口83b,83cに付加された遊技価値よりも高い遊技価値が付加された高価値特定入賞口83aと、何れかの特定入賞口83a〜83cに遊技球が入賞しなかった場合に、この遊技球を回収するためのはずれ口と、を備えている。さらに、各特定入賞口83a〜83cの近傍には、各特定入賞口83a〜83cに付加された遊技価値をそれぞれ表示する遊技価値表示器86a〜86cを備えている。
【選択図】図3
Description
そこで、このような問題点を鑑み、始動口に遊技球が入賞したときに羽根部材が開き、役物内へ遊技球が入賞可能となり、役物内に設けられた複数の入賞口のうち、特定入賞口に遊技球が入賞したときに、大当り遊技を行なう遊技機において、役物内に入賞した遊技球に対して遊技者の注目を集められるようにし、遊技者が遊技に飽きることがないようにすることを本発明の目的とする。
具体的に、特定入賞口の近傍とは、ある特定入賞口の遊技価値の表示位置と遊技価値を表示しようとする特定入賞口との距離が、その表示位置と他の特定入賞口との距離よりも短くなるような位置であればよい。
従って、このような遊技機によれば、遊技者に誘導手段が遊技球を拾い上げるか否かを注目させることができる。また、遊技者は、誘導手段により高価値特定入賞口に遊技球が誘導されるよう期待感を持って役物を注目することができる。
また、請求項6〜請求項10の何れかに記載の遊技機において、入賞口振分手段は、請求項11に記載のように、抽選領域毎に、各特定入賞口に遊技球を入賞させる確率が異なる確率に設定されていることが望ましい。
遊技機1は、図1に示すように、当該遊技機1の筐体である外枠3と、開閉自在に外枠3に取り付けられた内枠5とを備えている。
次に、可動入賞装置30について図2および図3を用いて説明する。図2は、可動入賞装置30の正面図、図3は、可動入賞装置30の斜視図である。
各柱状体84a〜84cは、回転体82の背面側(図2においては紙面の奥側)に配置されており、各柱状体84a〜84cのそれぞれに、前述の特定入賞口83a〜83cと、各特定入賞口83a〜83cの近傍に配置された遊技価値表示器86a〜86c(本発明でいう遊技価値表示手段に相当)とを備えている。なお、遊技価値表示器86a〜86cは、例えばLCDとして構成されている。
また、この回転体82は、図示しないギヤ機構とモータ駆動装置79(図4参照)とにより、一定方向(図3における矢印方向)に回転駆動される。そして、この回転体82は、表面の複数箇所に埋没された磁石82a〜82c(回転体82とともに、本発明でいう誘導手段に相当)を備えている。
そして、ステージ板81の上に貯留された遊技球は、回転する回転体82と接触した状態で、搬送許可時間(例えば、3秒間)以内に回転体82に備えられた複数の磁石82a〜82cの何れかに接触すると、磁石82a〜82cに吸引され、回転体82の回転と共に、回転体82の上方に搬送される。
図4に示すように、遊技機1は、CPUやROM、RAMなどを搭載した主制御基板100を備えている。この主制御基板100は、遊技機1における遊技を統括するために用いられる。
なお、上述のように、通常遊技時または確変遊技時において、開閉羽根43を開閉させる処理は、本発明でいう補助遊技に該当する。
この大当り判定処理を実行すると、主制御基板100のCPUは、まずS110にて、通常遊技中フラグF1または確変遊技中フラグF7がセットされているか否かを判定する。ここで、通常遊技中フラグF1または確変遊技中フラグF7がセットされていない場合には(S110:NO)、当該大当り判定処理を終了する。一方、通常遊技中フラグF1または確変遊技中フラグF7がセットされている場合には(S110:YES)、S120にて、開閉羽根43の開放開始から所定時間(例えば7秒)(以降、大当り判定許可時間と称す)が経過したか否かを判定する。
この大当り開始処理を実行すると、主制御基板100のCPUは、まずS210にて、大当り開始フラグF3がセットされているか否かを判定する。ここで、大当り開始フラグF3がセットされていない場合には(S210:NO)、当該大当り開始処理を終了する。一方、大当り開始フラグF3がセットされている場合には(S210:YES)、S220にて、大当りが開始されてから所定時間(例えば3秒)(以降、大当り開始時間と称す)が経過したか否かを判定する。なお、この大当り開始時間の間に、主制御基板100は、音声制御基板120を介してスピーカ125から音声を発生させるなどして、大当り遊技が開始される旨を報知する。
この大当り遊技中処理を実行すると、主制御基板100のCPUは、まずS410にて、ラウンド中フラグF4がセットされているか否かを判定する。ここで、ラウンド中フラグF4がセットされている場合には(S410:YES)、S430にて、入賞センサ45からの検出信号(以降、カウント信号と称す)が入力されたか否かを判定する。ここで、カウント信号が入力された場合には(S430:YES)、S440にて、可動入賞カウンタC12の値をインクリメントして、S450に移行する。一方、カウント信号が入力されていない場合には(S430:NO)、S450に移行する。
また、S410に戻り、ラウンド中フラグF4がセットされていない場合には(S410:NO)、S610にて、インターバル中フラグF5がセットされているか否かを判定する。ここで、インターバル中フラグF5がセットされていない場合には(S610:NO)、当該大当り遊技中処理を終了する。一方、インターバル中フラグF5がセットされている場合には(S610:YES)、S620にて、インターバルが開始されてから所定時間(例えば3秒)(以降、インターバル時間と称す)が経過したか否かを判定する。なお、このインターバル時間の間に、主制御基板100は、音声制御基板120を介してスピーカ125から音声を発生させるなどして、ラウンドが更新される旨を報知する。
この大当り終了処理を実行すると、主制御基板100のCPUは、まずS710にて、大当り終了フラグF6がセットされているか否かを判定する。ここで、大当り終了フラグF6がセットされていない場合には(S710:NO)、当該大当り終了処理を終了する。一方、大当り終了フラグF6がセットされている場合には(S710:YES)、S720にて、大当り終了フラグF6がセットされてから所定時間(例えば3秒)(以降、大当り終了時間と称す)が経過したか否かを判定する。なお、この大当り終了時間の間に、主制御基板100は、音声制御基板120を介してスピーカ125から音声を発生させるなどして、大当り遊技が終了した旨を報知する。
なお、役物駆動処理において、S1090の処理は本発明でいう遊技価値設定手段および表示制御手段に相当する。
通常遊技中フラグF1または確変遊技中フラグF7がセットされている場合には(S1000:YES)、S1010にて、始動入賞装置20a〜20cの何れかにより遊技球が検知されたか否かを判定する。
次に、S1040にて、始動検知フラグF8をセットし、S1050に移行する。
S1060では、S1020にして取得した乱数r0が「確変当り」に該当するか否かを判定する。乱数r0が「確変当り」に該当する場合には(S1060:YES)、S1070にて、確変遊技中フラグF7をセットし、通常遊技中フラグF1および羽根開閉回数カウンタC13をクリアし、S1090に移行する。一方、乱数r0が「確変当り」に該当しない(つまり、「確変はずれ」に該当する)場合には(S1060:NO)、そのままS1090に移行する。
また、始動検知フラグF8がセットされてから所定の時間が経過した場合には(S1160:YES)、S1170にて、回転体82による遊技球の搬送許可時間が経過したか否かを判定する。
次に、S1000に戻り、通常遊技中フラグF1または確変遊技中フラグF7がセットされていない場合には(S1000:NO)、S1100にて、支持装置90の支持部材91を支持装置90内に引き込む旨の指令を支持装置90に送信し、S1120に移行する。
以下に本実施例の効果について説明する。
従って、このような遊技機1によれば、遊技者に磁石82a〜82cが遊技球を拾い上げるか否かを注目させることができる。また、遊技者は、磁石82a〜82cにより高価値特定入賞口83aに遊技球が誘導されるよう期待感を持って可動入賞装置30を注目することができる。
従って、このような遊技機1によれば、特定入賞口への入賞確率が高い抽選領域に遊技球が入賞したときに、遊技者の期待感を高揚させることができる。
例えば、本実施形態の遊技機1において、ステージ板81は支持軸81aを中心として回動するよう構成したが、特にこの構成に限らず、例えば、ステージ板81は上下に移動可能な構成とし、ステージ板81が上げられた状態のときに遊技球を貯留可能とすると共に、この遊技球を回転体82に接触可能とし、ステージ板81が下げられた状態のときに遊技球を落下させるよう構成してもよい。
即ち、上階層には、この可動入賞装置230内に遊技球を取り込むための開閉羽根243と、この開閉羽根243が閉状態のときに可動入賞装置230に遊技球が侵入しないようにするための侵入防止部材241とを備えている。
さらに、この可動入賞装置の下階層には、3つの抽選構造体、即ち、回転振分装置260、クルーン270、およびアミダ280が並列に配置されている。(回転振分装置260、クルーン270、およびアミダ280のそれぞれは、本発明でいう入賞口振分手段、抽選構造体、および抽選領域に相当。)
ここで、3つの抽選構造体は、仕切板231,232により、それぞれの抽選領域に仕切られている。
また、可動入賞装置230の中階層に配置された回転振分装置250は、上階層から誘導されてきた遊技球を保持するためのポケット252a〜252c(本発明でいう誘導入賞口)を有する回転盤251と、ポケット252a〜252c内の遊技球の落下を防止するために回転盤251の周囲に配置されたガイド253とを備えている。
また、ガイド253は、左側の下方に振分口254を有するとともに、上方および下方が開放した形状にされている。振分口254に誘導された遊技球は、可動入賞装置230の内部に形成された誘導路(破線で表示)を介して回転振分装置260への排出口266から排出されるよう構成されている。また、ガイド253における下方の開放部分に誘導された遊技球は、可動入賞装置230の内部に形成された誘導路を介してクルーン270への排出口276から排出されるよう構成されている。
取込口を備えたポケット252bに遊技球が投入されると、遊技球はすぐに取込口から取り込まれ、アミダ280に誘導される。
U字型のポケット262aに投入された遊技球は、はずれ口264付近でポケット262aから転がり出て、はずれ口264に誘導される。そして、この遊技球は、はずれ球として遊技機200内に回収される。
このように構成されたクルーン270において、排出口276に誘導された遊技球は、スロープ273を介して円盤部材271に誘導され、円盤部材271の周方向に沿って円盤部材271の表面を回転する。そして、この遊技球は、徐々にその回転半径を小さくしながら、3つの投入口272a,272bの何れかに投入されることになる。
次に、アミダ280は、排出口286から排出された遊技球が落下するまでに移動する経路が長くなるよう互い違いに配置された複数の傾斜板281と、再下段に位置する傾斜板281のさらに下方で左右に移動可能な移動体282とを備えている。
次に、遊技機200における制御系統の構成を図12に基づいて説明する。図12は、遊技機200の制御系統の構成を示すブロック図である。
主制御基板100は、図柄制御基板130を介して、遊技状態表示器289や、遊技価値表示器267,277,287に図柄を表示させる制御を行う。
また、特定入賞センサ57a〜57cは、特定入賞口265,272b、282に入賞した遊技球を検出する。
この役物駆動処理においては、まずS1300にて、通常遊技中フラグF1または確変遊技中フラグF7がセットされているか否かを判定する。
ここで、回転盤逆回転制御を実行している際には、U字型のポケット252aに投入された遊技球は、下階層に位置する回転振分装置260に誘導されることなく、クルーン270に誘導されることになる。即ち、回転盤順回転制御を実行しているときと、回転盤逆回転制御を実行しているときとでは、下階層に位置する抽選構造体に遊技球が振り分けられる確率が変更されている。特に、本実施例では、下階層に位置する回転振分装置260における当選確率(特定入賞口265に入賞する確率)が1/5であるのに対して、クルーン270における当選確率(特定入賞口272bに入賞する確率)は1/3である。このため、確変遊技中にはクルーン270に誘導される遊技球を多くすることにより、当選確率を高め、遊技者の期待感を高揚させることができるよう設定されている。
一方、S1350にて確変遊技中フラグF7がセットされていない場合に移行するS1390では、確変カウンタC14をインクリメントし、S1400に移行する。
そして、S1440では、S1360にて取得した乱数r1の取得結果(RAM内に記憶された乱数r1の値)に基づいて、図柄制御基板130に制御信号を送信し、各種表示器に図柄を表示させ、当該役物駆動処理を終了する。
従って、このような遊技機200によれば、各抽選領域には、異なる構成の抽選構造体を備えているので、各抽選領域に遊技球が入賞する度に、異なる動きをする遊技球に注目を集めることができる。
最上階層には、実施例1,2の開閉羽根43,243に相当する開閉羽根343が備えられている。
取込口を備えたポケット252bに遊技球が投入されると、遊技球はすぐに取込口から取り込まれ、中階層の回転振分装置260に誘導される。
このとき、取込口を備えたポケット262bに遊技球が投入されると、遊技球はすぐに取込口から取り込まれ、下階層のクルーン270に誘導される。
例えば、上記実施例の遊技機においては、役物駆動処理にて、各特定入賞口に付加する遊技価値を変更するよう設定したが、遊技価値を変更することなく、各特定入賞口には固定された遊技価値が付加されていてもよい。例えば、実施例3に記載の可動入賞装置330については、下位の階層に配置された特定入賞口ほど高い遊技価値が付加されていればよい。
なお、実施例1,2,3の技術の一部を組み合わせて実施することも本願発明の技術範囲に属する。
Claims (11)
- 遊技球が始動入賞口に入賞したときに、遊技球が役物内に入賞可能になるように可動部材を一定時間作動させる補助遊技を行い、該補助遊技により前記役物内に遊技球が入賞し、この遊技球が前記役物内に設けられた特定入賞口に入賞したときに該特定入賞口に付加された遊技価値に応じた大当り遊技を行う遊技機であって、
前記役物内には、
予め設定された遊技価値が付加された通常特定入賞口と、
該通常特定入賞口に付加された遊技価値よりも高い遊技価値が付加された高価値特定入賞口と、
前記何れかの特定入賞口に遊技球が入賞しなかった場合に、この遊技球を回収するためのはずれ口と、を備え、
前記各特定入賞口の近傍には、前記各特定入賞口に付加された遊技価値をそれぞれ表示する遊技価値表示手段を備えたこと
を特徴とする遊技機。 - 遊技球が予め設定された場所を通過したことを検出する第1検出手段と、
該第1検出手段により遊技球が検出された検出タイミングに基づいて、前記各特定入賞口に設定されている遊技価値を新たに設定し直す遊技価値設定手段と、
該遊技価値設定手段により設定された遊技価値を前記遊技価値表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 遊技者による遊技中に乱数を発生させる第1乱数発生手段と、
該第1乱数発生手段により発生される乱数値と前記各特定入賞口に設定するべき遊技価値とを対応させて記憶した遊技価値記憶手段と、を備え、
前記遊技価値設定手段は、前記検出タイミングにおいて、前記第1乱数発生手段により発生された乱数値を抽出し、該乱数値に対応した遊技価値を前記遊技価値記憶手段から読み出し、該読み出した遊技価値を前記各特定入賞口に新たに設定し直すこと
を特徴とする請求項2に記載の遊技機。 - 前記通常特定入賞口、または前記高価値特定入賞口、或いは前記はずれ口に遊技球を振り分ける入賞口振分手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の遊技機。
- 前記入賞口振分手段は、
前記役物内に入賞した遊技球を移動可能に保持する保持手段と、
前記保持手段においてそれぞれ予め設定された場所に位置する遊技球を拾い上げ、前記各特定入賞口に誘導する複数の誘導手段と、
を備えたことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。 - 前記役物内には、
少なくとも、前記通常特定入賞口または前記高価値特定入賞口と、前記はずれ口とを有する抽選領域が複数配置されており、
前記役物内に入賞した遊技球を前記各抽選領域に振り分ける領域振分手段を備えたこと
を特徴とする請求項4に記載の遊技機。 - 遊技球が予め設定された場所を通過したことを検出する第2検出手段と、
遊技者による遊技中に乱数を発生させる第2乱数発生手段と、
該第2乱数発生手段により発生される乱数値と遊技球を前記各抽選領域に振り分ける振り分けパターンとを対応させて記憶した振分記憶手段と、を備え、
前記領域振分手段は、前記第2検出手段により遊技球が検出された検出タイミングに基づいて、前記振分記憶手段に記憶された振り分けパターンを読み出し、この振り分けパターンに基づいて、前記役物内に入賞した遊技球を前記各抽選領域に振り分ける確率を変動させること
を特徴とする請求項6に記載の遊技機。 - 前記各抽選領域には、それぞれ異なる構成で前記各特定入賞口または前記はずれ口に遊技球を振り分ける抽選を行うための抽選構造体を有することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の遊技機。
- 前記役物内には、
少なくとも、入賞した遊技球を前記抽選領域に誘導するための誘導入賞口と、前記はずれ口とを有し、当該役物内に入賞した遊技球が誘導され、前記抽選領域の上方に位置する仮抽選領域を備えたことを特徴とする請求項6〜請求項8の何れかに記載の遊技機。 - 前記抽選領域には、前記高価値特定入賞口が備えられ、
前記仮抽選領域には、前記通常特定入賞口が備えられていること
を特徴とする請求項9に記載の遊技機。 - 前記入賞口振分手段は、前記抽選領域毎に、前記各特定入賞口に遊技球を入賞させる確率が異なる確率に設定されていることを特徴とする請求項6〜請求項10の何れかに記載の遊技機。
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