JP2007149165A - 音楽データ記録再生装置、及びその音楽データ記録再生方法 - Google Patents

音楽データ記録再生装置、及びその音楽データ記録再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の音楽データ記録再生装置は、CD等の可搬性記録媒体からリッピングする際、非圧縮データを記録しないで圧縮されたデータのみを記録するので、HDDの空き容量が少なくなり記録できない場合が生じた場合、圧縮率を適切に変更して記録することができないという問題があった。
【解決手段】本発明の音楽データ記録再生装置は、音楽データを記録、再生することのできる音楽データ記録再生装置1において、音楽データがデジタル信号として入力されるCDプレイヤモジュール6と、CDプレイヤモジュール6からの前記音楽データを信号処理するCD信号処理部7と、CD信号処理部7で処理された処理信号を圧縮しないで非圧縮音楽データファイルFoとしてHDD4に記録する記録手段と、HDD4の空き容量に応じて圧縮率を変えて圧縮し圧縮音楽データファイルFcとして記録する記録手段を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、音楽データ記録再生装置、及びその音楽データ記録再生方法に係り、特にCD(コンパクトデスク)、MD(ミニデスク)、AM/FMチューナーなどの音楽再生手段で再生した音楽データを、非圧縮データ及び圧縮データとして内部記録装置に記録して利用することにより、高品質な音楽再生が行えると共に適切な圧縮率で圧縮した圧縮データを記録し、また、外部オーディオ機器に圧縮データを高速に転送することができる音楽データ記録再生装置、及びその音楽データ記録再生方法に関する。
現在、音楽を楽しむための多くのオーディオ機器が市販され、ユーザは各種メディアに記録された音楽データを再生し、或いは通信網を介して音楽データをダウンロードして再生することができるようになっている。また、CD、MDなどの音楽データ記録メディアや、インターネットを介してダウンロードした音楽データを一旦ユーザ所有のオーディオ機器の内部記録装置に記録させ、該記録した音楽データを内部記録装置から好きなタイミングで読み出して音楽を楽しんだり、音楽再生携帯端末装置などに転送記録して、屋外で音楽を楽しんだりすることができるようになった。この場合、一旦内部記録装置に記録させれば、元の音楽データ記録メディアなどからフリーの状態になり、また、多量に記録した音楽データを編集し、ジャンル別に分類したり再生順序の編集なども自由に行えるなど便利な使い方ができる。
このような音楽データ記録再生装置の従来技術として、特開2004−46959号公報に開示されたものがある。
この従来技術は、CD等の可搬性記録媒体からリッピングされたデジタル音楽データや、外部サーバ等との通信によりダウンロードされたデジタル音楽データが、音量、音質が加工された上で圧縮データ状態で内部のハードデスク(以下HDDという)に記録される。このHDDに記録された音楽データは、ユーザの好みの時間に伸長されて再生される。またHDDに記録されたデータは、他の記録媒体(二次記録媒体)に記録し、その二次記録媒体側で音楽等の再生を楽しむことができる。
特開2004−46959号公報
しかしながら、上記従来技術の音楽データ記録再生装置は、CD等の可搬性記録媒体からリッピングする際、非圧縮データを記録しないで圧縮されたデータのみを記録するので、HDDの空き容量が少なくなり記録できない場合が生じた場合、圧縮率を適切に変更して記録することができないという問題があった。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、HDDなどの記録媒体の空き容量が少なくなった場合に、圧縮データの圧縮率を適切に変更して記録することができる音楽データ記録再生装置を提供することにある。
本発明の要旨は、音楽データを記録、再生することのできる音楽データ記録再生装置において、前記音楽データを信号処理する信号処理部と、前記信号処理部で処理された処理信号を所定の圧縮率で圧縮して記録媒体に記録する記録手段と、前記記録媒体の空き容量に応じて前記圧縮率を変更する手段を備えたことを特徴とする音楽データ記録再生装置に存する。
また、本発明の要旨は、音楽データを記録、再生することのできる音楽データ記録再生装置において、前記音楽データを信号処理する信号処理部と、前記信号処理部で処理された処理信号を圧縮しないで非圧縮音楽データとして記録媒体に記録する記録手段と、前記記録媒体の空き容量に応じて圧縮率を変え前記非圧縮音楽データを基に圧縮した圧縮音楽データを前記記録媒体に記録する記録手段を備えたことを特徴とする音楽データ記録再生装置に存する。
また、本発明の要旨は、前記記録媒体の容量が不足して前記非圧縮音楽データが前記記録媒体に記録できないとき、前記記録媒体が容量不足の状態であることを表示する表示手段を備えたことを特徴とする音楽データ記録再生装置に存する。
また、本発明の要旨は、前記圧縮率が変更されたとき、圧縮率が変更されたことを表示する表示手段を備えたことを特徴とする音楽データ記録再生装置に存する。
また、本発明の要旨は、記録可能な圧縮率に前記圧縮率が変更できないとき、圧縮率が変更できない旨の表示をする表示手段を備えたことを特徴とする音楽データ記録再生装置に存する。
また、本発明の要旨は、音楽データを記録、再生することのできる音楽データ記録再生装置の音楽データ記録再生方法において、前記音楽データを信号処理し、該処理された前記音楽データの処理信号を記録媒体の空き容量に応じた圧縮率で圧縮して前記記録媒体に記録することを特徴とする音楽データ記録再生方法に存する。
また、本発明の要旨は、音楽データを記録、再生することのできる音楽データ記録再生装置の音楽データ記録再生方法において、前記音楽データを信号処理し、該処理された前記音楽データの処理信号を圧縮しないで非圧縮音楽データとして記録媒体に記録し、前記記録媒体の空き容量に応じて圧縮率を変え前記非圧縮音楽データを基に圧縮した圧縮音楽データを前記記録媒体に記録することを特徴とする音楽データ記録再生方法に存する。
また、本発明の要旨は、前記記録媒体の容量が不足して前記非圧縮音楽データが前記記録媒体に記録できないとき、前記記録媒体が容量不足の状態であることを表示することを特徴とする音楽データ記録再生方法に存する。
また、本発明の要旨は、前記圧縮率が変更されたとき、圧縮率が変更されたことを表示することを特徴とする音楽データ記録再生方法に存する。
また、本発明の要旨は、記録可能な圧縮率に前記圧縮率が変更できないとき、圧縮率が変更できない旨の表示をすることを特徴とする音楽データ記録再生方法に存する。
本発明によれば、CD等の可搬性記録媒体からリッピングする際に、非圧縮音楽データを内部記録媒体の非圧縮音楽データ記録領域に記録し、空き時間を利用して、内部記録媒体に記録された非圧縮音楽データを基に空き容量をみながら適切な圧縮率の圧縮音楽データを作成して、再び内部記録媒体の圧縮音楽データ記録領域に記録する。したがって内部記録媒体に記録できる圧縮音楽データの数を増やすことができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明による音楽データ記録再生装置の第1実施の形態を示した図である。
1は本発明の音楽データ記録再生装置であり、CDに記録された音楽データを再生及び記録することができ、また、記録された圧縮音楽データを外部オーディオ機器に転送することができる。また、2は音楽データ記録再生装置1から音楽データを転送して記録して再生することができる外部オーディオ機器であり、例えば携帯型のオーディオ機器である。
音楽データ記録再生装置1は、音楽データ記録再生装置1全体を制御するシステムマイコン3、内部記録装置であるハードディスク(HDD)4、外部オーディオ機器2とのインターフェース部に設けられた外部機器接続インターフェース5、CDに記録された音楽データを再生するCDプレーヤモジュール(音楽データ再生部)6、CDプレーヤモジュール6からのデータを処理するCD信号処理部7、CD信号処理部7からのディジタル信号をアナログ信号に変換するDAコンバータ8、DAコンバータ8からのアナログ信号を入力し音質を調整する音質調整部9、音質調整部9からのアナログ信号を入力し音量を調整する音量調整部10、音量調整部10からのアナログ信号を入力し増幅する信号増幅部11、信号増幅器11からの信号により音楽を再生する拡声器、ヘッドフォン、イヤフォンなどのスピーカ12、DAコンバータ8のアナログ信号をディジタル信号に変換するADコンバータ13、ユーザ操作部24、表示部25などで構成されている。
また、システムマイコン3は、HDD4へのデータ記録及びHDD4からデータ読み出しを行うHDD信号処理手段18、HDD信号処理手段18からの圧縮データを非圧縮データに伸長する伸長手段19、ADコンバータ13からのディジタル信号を圧縮してHDD信号処理手段18に出力する圧縮手段20などから構成されている。
また、HDD4は、非圧縮音楽データを記録する非圧縮音楽データ記録領域Ao、圧縮音楽データを記録する圧縮音楽データ記録領域Acを有している。Foは非圧縮音楽データ記録領域Aoに記録された非圧縮音楽データファイル、Fcは圧縮音楽データ記録領域Acに記録された圧縮音楽データファイルを示している。非圧縮音楽データファイルFo、圧縮音楽データファイルFcにはそれぞれ複数の楽曲が含まれていても良い。なお、図1には非圧縮音楽データ記録領域Ao、圧縮音楽データ記録領域Acには、非圧縮音楽データファイルFo、圧縮音楽データファイルFcがそれぞれ1つしか図示されていないが、複数記録してもよいことは言うまでもない。
また、外部オーディオ機器2は、記録手段21を有しており、音楽データ記録再生装置1から外部機器接続インターフェース5を通して転送されてきた圧縮音楽データファイルFcを圧縮音楽データファイルFc’として記録する。記録手段21は光、磁気記録再生装置(HDD、MDなど)、あるいは半導体メモリなどが使用される。外部オーディオ機器2は、音楽データ記録再生装置1以外からも音楽データを入力することができ、このデータが記録手段21に音楽データファイルFpとして記録されている。
以下、図2乃至図7のフローチャートを参照しながら、第1実施の形態の音楽データ記録再生装置1の動作を説明する。
図2乃至図7の概略を説明すると、図2はCDプレーヤモジュール6で再生された音楽データをスピーカ12で音声再生し、また、非圧縮音楽データとしてHDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoに記録させる動作を示している。
また、図3はHDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoに記録された非圧縮音楽データから圧縮音楽データを作成してHDD4の圧縮音楽データ記録領域Acに記録する際に、HDDの空き容量に応じて圧縮率を変えて記録する動作を示している。
また、図4はHDD4の圧縮音楽データ記録領域Acに記録された圧縮音楽データの圧縮方式を、後からユーザの好みに応じて変更して記録し直す場合の動作を示している。
また、図5はHDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoに記録された音楽データから高音質な音楽を再生する場合の動作を示している。
また、図6はHDD4の圧縮音楽データ記録領域Acに記録された圧縮音楽データを外部オーディオ機器の圧縮音楽データ記録領域23に転送して記録するときの動作を示している。
また、図7はCDプレーヤモジュール6で再生された音楽データを非圧縮音楽データとしてHDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoに記録させる際に、HDDの空き容量に応じて記録する動作を示している。
まず、図2を参照して、CDプレーヤモジュール6で再生された音楽データをスピーカ12で音声再生し、また、非圧縮音楽データとしてHDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoに記録させる動作の詳細を説明する。
ステップS1において、CDプレーヤモジュール6にCDをセットして再生を開始する。このときSCMSの世代管理がチェックされ、記録禁止の場合はその旨を使用者に表示するとともに、以後の記録は行わず再生のみ行う。CDプレーヤモジュール6で再生して出力されたデジタル信号の音楽データはCD信号処理部7に入力される。このときCDプレーヤモジュール6で再生して出力されたデジタル信号の音楽データはCD特有のCDフォーマットになっているので、このCDフォーマットに従ったデータ構成から連続したPCM(Pulse
Code Modulation)信号にCD信号処理部7で変換処理される。
ステップS2では、CDからの音楽を聴かずに、HDDに記録するのみである場合には(Yesの場合)ステップS3に進み、CD内に収録された楽曲のうち選択されたものを順次再生しHDD4に記録する。この場合、CD信号処理部7で処理されPCM信号とされたCDの音楽データはHDD信号処理手段18に出力され、データを圧縮しない非圧縮音楽データファイルFoとしてHDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoに記録される。スピーカ10からは音声出力しないで、また再生も高速化してHDDの非圧縮音楽データ記録領域Aoに非圧縮音楽データとして記録する。この場合、従来技術のようにCDプレーヤモジュール6からHDD4への記録は音声加工処理や圧縮処理を行わないので、高速に処理することができるのである。
ステップS2で、CDプレーヤモジュール6からの音楽を聴きながらHDD4に音楽データを記録する場合(Noの場合)には、ステップS4に進む。なお、ステップS2における「HDDに記録のみか否か」の判断は、予め表示部25に表示されたメニューからユーザ操作部24を操作して選択、設定することができるようになっている。あるいはメニュー操作に変えてこれに対応した操作ボタンを設けておき、ユーザが選択できるようにしても良い。
ステップS4では、このCDプレーヤモジュール6から再生された音楽をスピーカ12から再生すると同時に、HDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoに非圧縮音楽データファイルFoとして記録をする。すなわち、CDプレーヤモジュール6で再生して出力されたデジタル信号の音楽データはCD信号処理部7に入力され、CDフォーマットに従ったデータ構成から連続したPCM信号にCD信号処理部7で変換処理される。このCD信号処理部7から出力されたPCM信号はDAコンバータ8によってデジタル信号からアナログ信号に変換される。そしてDAコンバータ8から出力されたアナログ信号は音質調整部9で音質が調整され、音量調整部10で音量が調整され、信号増幅部11で信号増幅され、スピーカ12から音響として出力される。一方CD信号処理部7で処理されPCM信号とされたCDの音楽データはHDD信号処理手段18に出力され、データを圧縮しない非圧縮音楽データファイルFoとしてHDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoに記録される。
ステップS5において、スピーカからの音声再生を中止する操作がなされたかを監視する。この操作は、本装置全体を制御するマイクロコントローラ(システムマイコン3)が、ユーザ操作部24からの音声再生中止の入力信号を監視するものである。
ステップS5で音声再生を中止する操作がなされた場合(Yesの場合)はステップS6に進む。ステップS6ではスピーカ12からの再生を中止する。
次にステップS7に進みHDD4への記録を継続するか否かをチェックする。HDD4への記録を継続しない場合(Noの場合)は現在記録中の楽曲の、既記録データを消去してステップS10に進む。
また、ステップS7でHDD4への記録を継続する場合(Yesの場合)はステップS9に進み、CDプレーヤモジュール6の再生速度を高速化してHDD4に記録する。この場合、従来技術のようにCDプレーヤモジュール6からHDD4への記録は音声加工処理や圧縮処理を行っておらず、また音楽を視聴してもいないので、高速に処理することができるのである。
なお、ステップS7でHDD4への記録を継続するか否かをチェックする意味は、ユーザは必ずしも再生された音楽を最後まで聞かずに中止するとき、この楽曲を聴きたくないと共に記録もしたくない場合と、最初だけ聞いて後は聞かないで記録だけする場合があるためである。
ステップS7において、HDD4への記録を継続するか否かをチェックするために、本装置全体を制御するマイクロコントローラ(システムマイコン3)は、ユーザ操作部24からの入力信号を監視する。例えば、HDD4への記録を継続しない場合には、ステップS5での音声再生を中止する操作を2度押しすることで、システムマイコン3はHDD4への記録を継続しないと判断するようにすれば良い。なお、この操作は、これに限らず、操作ボタンを設けるなど種々考えられる。
また、ステップS5において、音声再生を中止する操作がされていない場合(Noの場合)はステップS12に進む。ステップS12で、現在の楽曲の再生が終了したか否かがチェックされる。再生が終了していない場合(Noの場合)にはステップS4に戻り処理を継続する。
また、ステップS12で、再生が終了している場合(Yesの場合)にはステップS10に進む。
ステップS10において、次の再生すべき楽曲があるか否かがチェックされる。次の楽曲がある場合(Yesの場合)にはステップS11で次の楽曲の再生に移行する処理を行いステップS4に進み、処理を継続する。
ステップS10において、次の再生すべき楽曲がない場合には本処理は終了(END)する。
ステップS10、ステップS12での楽曲の再生状態の判断は、CDのTOC(Table of content)データを読み取ることにより行うことができる。
次に、図3を参照して、HDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoに記録された非圧縮音楽データから圧縮音楽データを作成してHDD4の圧縮音楽データ記録領域Acに記録する際に、HDDの空き容量に応じて圧縮率を変えて記録する動作の詳細を説明する。
この動作はシステムマイコン3の処理負荷が軽くなった空き時間を利用して圧縮処理を行うようにしたもので、図3の例はステップS21においてCDプレーヤモジュールの動作が停止したことで空き時間ができたと判断するようにしている。そして、CDプレーヤモジュール6の動作が停止した状態において、タイマー動作により圧縮動作を開始したり、ユーザの判断により任意の時間に圧縮動作を開始したり、夜間などの所定時間帯を利用して圧縮動作を実行することができるようになっている。なお、ステップS21においてCDプレーヤモジュールの動作停止を監視する代わりに、システムマイコン3の負荷率を計測して負荷率が小さくなったときに空き時間ができたと判断しても良い。
また、図3の動作フローチャートは、HDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoに記録された非圧縮音楽データから圧縮音楽データを作成してHDD4の圧縮音楽データ記録領域Acに記録する際に、HDD4の空き容量が残り少ない場合に、空き容量に応じて圧縮音楽データの圧縮率を変えて記録する動作を説明するものである。
ステップS21において、CDプレーヤモジュール6の動作を監視し、動作停止が検知されないとき(Noの場合)はステップS21においてCDプレーヤモジュール6の動作監視を継続する。
ステップS21において、動作停止を検知したとき(Yesの場合)はステップS22に進む。ステップS22において、圧縮処理開始が手動か自動化が判定される。手動か自動化はユーザーが前もって設定しておくものとする。ステップS22で自動と判定された場合はステップS32に進む。手動と判定された場合はステップ23に進む
ステップS32において、CDプレーヤモジュール6の動作停止から圧縮処理開始までのタイマー設定がなされているかチェックする。タイマー設定がなされていない場合(Noの場合)にはステップS34に進む。ステップS23ではユーザにより手動で圧縮処理開始指令の操作がなされたか否かが監視され、圧縮処理開始指令を検知しない場合(Noの場合)には継続して圧縮処理開始指令の操作を監視する。
ステップS23において圧縮処理開始指令を検知した場合(Yesの場合)にはステップS24に進み、圧縮方式を選択するか否かを判断する。圧縮方式を選択する場合(Yesの場合)にはステップS25に進み、圧縮方式を選択して設定する。
次に、ステップS26に進み、HDD信号処理手段18は、HDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoから非圧縮音楽データファイルFoを読み出す。
ステップS26の処理の後、ステップS27に進む。ステップS27において、非圧縮音楽データファイルFoを圧縮した場合にHDD4の空き容量に記録することができるかどうかがチェックされる。この場合、ステップS25、あるいはステップS34で設定された圧縮方式での圧縮率は、圧縮率を特に記載してないが、予めデフォルト値が設定されており、圧縮率を特に変更する必要がない場合にはこのデフォルト値による圧縮率が適用されるようになっている。したがって、HDD4の空き容量に記録することができるかどうかをチェックする場合、設定された圧縮方式とデフォルト値による圧縮率を適用してチェックする。
ステップS27において、圧縮音楽データがHDD4の空き容量に記録することができると判断された場合(Yesの場合)にはステップS28に進む。
ステップS28において、HDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoから読み出された非圧縮音楽データファイルFoはDAコンバータ8に出力され、DAコンバータ8は、非圧縮音楽データをデジタル信号からアナログ信号に変換する。
次にステップS29に進み、ADコンバータ13は、DAコンバータ8でアナログ信号に変換された非圧縮音楽データをアナログ信号からデジタル信号に変換する。
次に、ステップS30に進み、圧縮手段20はADコンバータ13でデジタル信号に変換された非圧縮音楽データを設定された圧縮方式で圧縮する。
次に、ステップS31において、HDD信号処理手段18はHDD4の圧縮音楽データ記録領域Acに圧縮音楽データファイルFcとして記録する。
圧縮手段20には各種圧縮方式、例えばMP3(MPEG Audio Layer-3)、WMA(Windows(登録商標) Media Audio)、AAC(Advanced
Audio Coding)、Ogg Vorbisなどのプログラムが記憶されており、設定された圧縮方式に応じて対応するプログラムが呼び出されて圧縮処理を実行するようになっている。また、圧縮方式は、本処理の前にステップS25におけるメニュー操作で設定するか、又はステップS33においてデフォルトで設定されるようになっている。あるいはメニュー操作に変えてこれに対応した操作ボタンを設けておき、ユーザが選択できるようにしても良い。
ステップS27において、圧縮音楽データがHDD4の空き容量に記録することができないと判断された場合(Noの場合)にはステップS36に進み、記録可能な圧縮率に変更可能かチェックされる。これは圧縮率を順次大きくしていき、記録可能か否かがチェックされる。
ステップS36において、圧縮率を記録可能な圧縮率に変更することができると判断された場合(Yesの場合)にはステップS37に進み、圧縮率を変更してステップS28に進む。以後、上記のステップS28以下の処理が行われる。
ステップS37では、圧縮率を変更すると共に、圧縮率を変更した旨を表示部25に表示する。この場合、圧縮処理は空き時間を利用して実行されるので、表示部25の電源がOFFされている可能性もある。そこで、圧縮率を変更した旨の表示は、電源がONされたときに表示するとよい。本発明ではHDD4に非圧縮の音楽データと、対応する圧縮音楽データが記録されていることを基本とするが、ユーザは電源ON時の表示を見て、変更された圧縮率が許容できるか判断して、圧縮率が変更された圧縮音楽データの楽曲を許容するか、非圧縮音楽データの楽曲及び圧縮された音楽データの楽曲を記録から削除するか、特例として、圧縮された音楽データの楽曲のみを記録から削除するかを判断することができる。なお、この特例とした楽曲にはマークを付しておき、他の楽曲が削除されてHDDに空き容量ができた場合に再圧縮処理して記録されるようにしておくと良い。この場合に再圧縮処理の結果として再圧縮の圧縮率を表示部25に表示すればユーザはこれを認識することができる。
また、ステップS36において、圧縮率を記録可能な圧縮率に変更することができないと判断された場合にはステップS38に進み、表示部25に圧縮データが記録できなかった旨を表示する。この場合も、圧縮処理は空き時間を利用して実行されるので、ステップS37の表示処理と同様に、電源がONされたときに表示するとよい。本発明ではHDD4に非圧縮の音楽データと、対応する圧縮音楽データが記録されていることを基本とするが、ユーザは電源ON時の表示を見て、圧縮できなかった対応する非圧縮音楽データの楽曲を記録から削除するか、特例として、非圧縮音楽データの楽曲のみの記録とするかを判断することができる。なお、この特例とした楽曲にはマークを付しておき、他の楽曲が削除されてHDDに空き容量ができた場合に圧縮処理して記録されるようにしておくと良い。この場合に再圧縮処理の結果、圧縮できた場合には表示部25にその旨を表示するとユーザはこれを認識することができる。
ステップS32において、タイマー設定がなされている場合(Yesの場合)にはステップS33に進む。ステップS33においてタイマーがカウントアップしたか否かが監視される。このタイマーの設定値はCDプレーヤモジュールの動作が停止してからの時間として設定され、ユーザの判断により任意の値に設定することができるようになっている。このタイマーはシステムマイコン3がソフト的に実行することのできるソフトタイマーとなっている。
ステップS33においてタイマーがカウントアップした場合(Yesの場合)にはステップS34に進み、前もって決めておいた圧縮方式がデフォルトで設定される。なお、このデフォルトで設定される圧縮方式はユーザによって変更できるようにしておくことが望ましい。
次にステップS26に進み、上記ステップS26以下の処理を実行する。
ステップS24において、圧縮方式を選択しない場合(Noの場合)にはステップS34に進み、前もって決めておいた圧縮方式がデフォルトで設定される。次にステップS26に進み、上記ステップS26以下の処理を実行する。
また、ステップS35は圧縮処理時間帯の時刻到来による割り込み発生処理である。ユーザが夜間などのCDプレーヤモジュール6を使用する可能性の低い時間帯を圧縮処理のための時間帯として設定しておき、この時間帯の時刻が到来したときに割り込み信号を発生させ、ステップS34以下の処理を実行させるようにしたものである。この圧縮処理時間帯の時刻到来による割り込み発生処理(ステップS35、S34、S26・・・S31)は、タイマー設定による圧縮処理(ステップS33、S34・・・)やユーザが任意のタイミングで行う圧縮処理(ステップS23、S24・・・)とは無関係に単独で実行させることもできる。
次に、図4を参照して、HDD4の圧縮音楽データ記録領域Acに記録された圧縮音楽データの圧縮方式を、後からユーザの好みに応じて変更して記録し直す場合の動作を説明する。
ステップS40において、圧縮開始指令を検知すると、ステップS41に進み圧縮方式を選択する。すなわち、ステップS40において圧縮開始指令を検知すると圧縮方式を選択するメニューが表示部25に表示され、ユーザはこのメニューからユーザ操作部24を操作して所望の圧縮方式を選択する。
次に、ステップS42において、HDD信号処理手段18は、HDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoより非圧縮音楽データファイルFoを読み出しDAコンバータ8に出力する。ステップS43において、DAコンバータ8は、非圧縮音楽データをデジタル信号からアナログ信号に変換する。次にステップS44に進み、ADコンバータ13は、DAコンバータ8でアナログ信号に変換された非圧縮音楽データをアナログ信号からデジタル信号に変換する。
次に、ステップS45に進み、圧縮手段20はADコンバータ13でデジタル信号に変換された非圧縮音楽データをステップS41で設定された圧縮方式で圧縮し、HDD信号処理手段18はHDD4の圧縮音楽データ記録領域Acに圧縮音楽データファイルFcとして記録する。このとき、以前の圧縮方式で圧縮されて記録されていた古い圧縮音楽データファイルFcは削除され、新しい圧縮方式で記録されたファイルが残る。
このように、本実施の形態によれば、CDからの非圧縮音楽データがHDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoに記録されているので、一度圧縮方式を決めて記録した圧縮音楽データファイルFcを、後から任意の圧縮方式に変更して記録し直すことができるという効果があり、その場合に非圧縮ファイルから圧縮ファイルを作成するので音質の劣化を防ぐことができる。
次に、図5を参照して、HDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoに記録された音楽データから高音質な音楽を再生する場合の動作を説明する。
ステップS50において、ユーザがユーザ操作部24を操作してHDD4に記録された音楽データの再生指令すると、システムマイコン3はこの指令を受け取り、HDD信号処理手段18はHDDの非圧縮音楽データ記録領域Aoより非圧縮音楽データファイルFoを読み出し、DAコンバータ8に出力する。ステップS52においてDAコンバータ8はHDD信号処理手段18からのデジタル信号をアナログ信号に変換する。DAコンバータ8でアナログ信号に変換された音楽データはステップS53において音質、音量が調整され、信号増幅されてスピーカ12から音響として出力される。ここで、音質調整は音質調整部9で行われ、音量調整は音量調整部10で行われ、信号増幅は信号増幅部11で行われる。
本実施の形態によれば、このときの音楽再生はHDDの非圧縮音楽データ記録領域Aoより非圧縮音楽データを使って再生するので、高音質の音楽を視聴することができる効果がある。
次に、図6を参照して、HDD4の圧縮音楽データ記録領域Acに記録された圧縮音楽データを外部オーディオ機器の記録手段21に転送して記録するときの動作を説明する。
ステップS60において外部オーディオ機器2が音楽データ記録再生装置1に接続され、ステップS61において、ユーザ操作部からの外部オーディオ機器2への音楽データ転送指令が入力されると、HDD信号処理手段18はHDD4の圧縮音楽データ記録領域Acに記録された圧縮音楽データファイルFcを呼び出し、外部機器接続インターフェース5を介して外部オーディオ機器2へ出力する。外部オーディオ機器2は、外部機器接続インターフェース5を介して入力された圧縮音楽データを記録手段21に圧縮音楽データファイルFc’として記録する。したがって、この圧縮音楽データファイルFc’は圧縮音楽データファイルFcを転送してコピーされたものとなり、外部オーディオ機器2を切り離して、外部オーディオ機器2単独で屋外などに携帯して、音楽データ記録再生装置1に記録されたものと同じ音楽を楽しむことができる。
本実施の形態によれば、このときの圧縮音楽データファイルFc’として記録された音楽データは元のCDに記録された音楽データを一旦アナログの音楽データに変換した後圧縮しているので、SCMSに従った音楽データの2次利用の仕方ができる効果がある。また、圧縮された圧縮音楽データなので高速に転送でき、短時間に転送を完了させることができる効果がある。なお外部オーディオ機器2内に記録したファイルFc’はデジタルファイルのまま読み出すことはできない構造にしておき、デジタル信号の2回目のコピーを許さないというSCMSの条件を満たすようにしておく。
なお、本実施の形態における音楽データ記録再生装置1は非圧縮音楽データ記録領域Aoに記録した音楽データをスピーカ12で再生することにより元の高音質を容易に再現することができるが、圧縮音楽データ記録領域Acに記録した音楽データを伸長手段19で伸長してスピーカ12で再生することもできる。但しこの場合には元の高音質を再現することはできない。
次に、図7を参照して、CDプレーヤモジュール6で再生された音楽データを非圧縮音楽データとしてHDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoに記録させる際に、HDDの空き容量に応じて記録する動作の詳細を説明する。
まず、ステップS70において、CDプレーヤモジュール6にCDをセットして再生を開始する。ステップS71において、システムマイコン3は、CD信号処理部7を介して読み込んだCDのTOCデータから、これから記録すべきCDの音楽データの記録容量を推定する。
ステップS72において、HDD4の空き容量をチェックする。ステップS73において、ステップS71で推定したCDの音楽データの記録容量とHDD4の空き容量を比較する。この比較の結果、十分な空き容量がHDD4に残っている場合(Noの場合)にはステップS74に進む。
ステップS74では、CDプレーヤモジュール6からの音楽データを連続なPCMデータに変換し、非圧縮音楽データとしてHDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoに記録する。
また、ステップS73において、比較の結果、記録すべきCDの音楽データの記録容量に対し、HDD4の容量が不足している場合(Yesの場合)にはステップS75に進む。ステップS75において、システムマイコン3は、HDD4が容量不足であることを表示部25に表示させる。
(第2の実施の形態)
次に、図8に本発明の第2の実施形態である音楽データ記録再生装置31の構成図を示す。
図8の構成図は、第1の実施形態の図1に示した構成図に対し、音楽データを再生できるモジュールを複数備えている点が異なっている。すなわち、第1の実施の形態では、音楽データを再生できるモジュール(音楽データ再生部)がCDプレイヤーモジュール6のみであったが、本実施の形態では、MDプレイヤーモジュール32、AM/FMチューナーモジュール33、外部アナログ信号入力部34、及びこれらからのアナログ信号をデジタル信号に変換するADコンバータ35を備えている。また、外部デジタル信号入力部36を備えており、インターネットや各種外部デジタル機器からデジタル信号を取り込むことができるようになっている。
MDプレイヤーモジュール32、AM/FMチューナーモジュール、外部アナログ信号入力部34からのアナログの音楽データはADコンバータ35でデジタルの音楽データに変換される。HDD信号処理手段18は、ADコンバータ35からの音楽データをHDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoに記録する。また、外部デジタル信号入力部36からの音楽データをHDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoに記録する。このHDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoに記録された音楽データは、第1の実施の形態における、CDプレーヤモジュール6からHDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoに記録した音楽データと同じに取り扱われる。したがってその他の説明は第1の実施の形態と同様なので詳細な説明は省略する。
(その他の実施の形態)
上記実施の形態では、内部の音楽データ記録手段としてHDD4を例に説明したが、半導体メモリや光/磁気記録手段など、読み書きができる記録媒体を備えた記録手段をHDD4に代えて使用することができる。
また、上記DAコンバータ8は、CD信号処理部7から入力されるデジタル信号、HDD信号処理手段18から入力されるデジタル信号、伸長手段19から入力されるデジタル信号に対して共通のDAコンバータとなっているが、これらを個別のDAコンバータとしても良い。
また、HDD信号処理手段18は、CD信号処理部7、DAコンバータ8、伸長手段19、圧縮手段20、ADコンバータ35、外部デジタル信号入力部36のそれぞれとHDD4間の処理を行う手段である。上記実施の形態では、このHDD信号処理手段18として纏めて1つの手段としているが、これらはシステムマイコン3により実行される処理手段であり、仮想的にそれぞれ個別の手段に分解して考えることもできる。
また、CDプレーヤモジュールからの再生信号は非圧縮状態の音楽データとして説明したが、記録媒体がCDであるCDプレーヤモジュールの代わりに、圧縮された音楽データが記録されたMDを記録媒体としたMDプレーヤモジュールなどとすることもできる。この場合、MDに記録された圧縮された音楽データは、一旦、伸長手段で非圧縮状態の音楽データとしてから非圧縮音楽データ記録領域Aoに記録し、上記実施の形態と同様に実施することができる。圧縮された音楽データが記録されているプレーヤとしてはMDプレーヤモジュールの他に半導体メモリに記録される音楽プレーヤなども考えられる。
上記実施の形態における、記録媒体の容量が不足した場合に圧縮率を変えて記録することは、HDD4にCDプレイヤーモジュール6からの音楽データを直接圧縮して記録する特開2004−46959号公報のような圧縮データのみ記録する従来技術にも応用することができる。この場合、記録媒体の容量を記録開始前にチェックすることにより、CDに記録されたデータが記録できるように圧縮率を高めて記録すればよい。
以上、説明したように、本実施の形態によれば、CDプレーヤモジュール6からの音楽データは、非圧縮音楽データとしてHDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoに非圧縮音楽データファイルFoとして記録されると共に、非圧縮音楽データファイルFoに対応した圧縮音楽データファイルFcが空き時間を利用して圧縮音楽データ記録領域Acに記録される。
この場合、一度圧縮音楽データファイルFcを記録しても、非圧縮音楽データファイルFoから再度圧縮音楽データファイルFcを記録し直すことができ、したがって、記録し直すときに、圧縮方式を任意に変えることができる。
また、HDD4の空き容量をチェックして、圧縮率を変えたりすることが任意に行える。
また、非圧縮音楽データファイルFoが記録されているので、この非圧縮音楽データファイルFoから音楽を再生することにより、高音質の音楽を視聴することができる。
また、圧縮音楽データファイルFcが記録されているので、外部オーディオ機器に高速に転送することができる。
以上、本発明を、具体的な実施の形態により説明したが、本発明は上記実施の形態には限定されない。本発明の要旨を変更しない範囲で適宜実施の形態を変更して実施できる。
本発明は、CD、MD、DVD、AM/FMラジオ、テレビなどの音楽データを記録/再生する音楽データ記録再生装置に広く利用できる。
本発明による音楽データ記録再生装置の第1実施の形態を示した図である。 本発明による音楽データ記録再生装置の動作フローチャートである(CDプレーヤモジュール6で再生された音楽データをスピーカ12で音声再生すると共に非圧縮音楽データとしてHDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoに記録させる動作を示している)。 本発明による音楽データ記録再生装置の動作フローチャートである(HDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoに記録された非圧縮音楽データから圧縮音楽データを作成してHDD4の圧縮音楽データ記録領域Acに記録する際に、HDDの空き容量に応じて圧縮率を変えて記録する動作を示している)。 本発明による音楽データ記録再生装置の動作フローチャートである(HDD4の圧縮音楽データ記録領域Acに記録された圧縮音楽データの圧縮方式を、後からユーザの好みに応じて変更して記録し直す場合の動作を示している)。 本発明による音楽データ記録再生装置の動作フローチャートである(HDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoに記録された音楽データから高音質な音楽を再生する場合の動作を示している)。 本発明による音楽データ記録再生装置の動作フローチャートである(HDD4の圧縮音楽データ記録領域Acに記録された圧縮音楽データを外部オーディオ機器の圧縮音楽データ記録領域23に転送して記録するときの動作を示している)。 本発明による音楽データ記録再生装置の動作フローチャートである(CDプレーヤモジュール6で再生された音楽データを非圧縮音楽データとしてHDD4の非圧縮音楽データ記録領域Aoに記録させる際に、HDDの空き容量に応じて記録する動作を示している)。 本発明による音楽データ記録再生装置の第2実施の形態を示した図である。
符号の説明
1、31・・・音楽データ記録再生装置
2・・・外部オーディオ機器
3・・・システムマイコン
4・・・HDD(ハードディスク)
5・・・外部機器接続インターフェース
6・・・CDプレーヤモジュール
7・・・CD信号処理部
8・・・DAコンバータ
9・・・音質調整部
10・・・音量調整部
11・・・信号増幅部
12・・・スピーカ
13、35・・・ADコンバータ
18・・・HDD信号処理手段
19・・・伸長手段
20・・・圧縮手段
21・・・記録手段
24・・・ユーザ操作部
25・・・表示部
32・・・MDプレイヤーモジュール
33・・・AM/FMチューナーモジュール
34・・・外部アナログ信号入力部
36・・・外部デジタル信号入力部
Ao・・・非圧縮音楽データ記録領域
Ac・・・圧縮音楽データ記録領域
Fo・・・非圧縮音楽データファイル
Fc・・・圧縮音楽データファイル
Fc’・・・圧縮音楽データファイル
Fp・・・音楽データファイル

Claims (10)

  1. 音楽データを記録、再生することのできる音楽データ記録再生装置において、
    前記音楽データを信号処理する信号処理部と、
    前記信号処理部で処理された処理信号を所定の圧縮率で圧縮して記録媒体に記録する記録手段と、
    前記記録媒体の空き容量に応じて前記圧縮率を変更する手段
    を備えたことを特徴とする音楽データ記録再生装置。
  2. 音楽データを記録、再生することのできる音楽データ記録再生装置において、
    前記音楽データを信号処理する信号処理部と、
    前記信号処理部で処理された処理信号を圧縮しないで非圧縮音楽データとして記録媒体に記録する記録手段と、
    前記記録媒体の空き容量に応じて圧縮率を変え前記非圧縮音楽データを基に圧縮した圧縮音楽データを前記記録媒体に記録する記録手段
    を備えたことを特徴とする音楽データ記録再生装置。
  3. 前記記録媒体の容量が不足して前記非圧縮音楽データが前記記録媒体に記録できないとき、前記記録媒体が容量不足の状態であることを表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の音楽データ記録再生装置。
  4. 前記圧縮率が変更されたとき、圧縮率が変更されたことを表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の音楽データ記録再生装置。
  5. 記録可能な圧縮率に前記圧縮率が変更できないとき、圧縮率が変更できない旨の表示をする表示手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の音楽データ記録再生装置。
  6. 音楽データを記録、再生することのできる音楽データ記録再生装置の音楽データ記録再生方法において、
    前記音楽データを信号処理し、
    該処理された前記音楽データの処理信号を記録媒体の空き容量に応じた圧縮率で圧縮して前記記録媒体に記録することを特徴とする音楽データ記録再生方法。
  7. 音楽データを記録、再生することのできる音楽データ記録再生装置の音楽データ記録再生方法において、
    前記音楽データを信号処理し、
    該処理された前記音楽データの処理信号を圧縮しないで非圧縮音楽データとして記録媒体に記録し、
    前記記録媒体の空き容量に応じて圧縮率を変え前記非圧縮音楽データを基に圧縮した圧縮音楽データを前記記録媒体に記録することを特徴とする音楽データ記録再生方法。
  8. 前記記録媒体の容量が不足して前記非圧縮音楽データが前記記録媒体に記録できないとき、前記記録媒体が容量不足の状態であることを表示することを特徴とする請求項6、又は請求項7に記載の音楽データ記録再生方法。
  9. 前記圧縮率が変更されたとき、圧縮率が変更されたことを表示することを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか一項に記載の音楽データ記録再生方法。
  10. 記録可能な圧縮率に前記圧縮率が変更できないとき、圧縮率が変更できない旨の表示をすることを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか一項に記載の音楽データ記録再生方法。
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