JP2007147209A - 磁気冷凍機 - Google Patents

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Abstract

【課題】固体熱伝導による良好な冷却効果を得られ、小形で、価格的にも安価にできる磁気冷凍機を提供する。
【解決手段】正負の磁気材料13〜16を所定の間隙17〜19をもって交互に複数個配置した磁気材料ブロック12を円周方向に複数個配置した環状の磁気材料ユニット11に、永久磁石22〜27を有するとともに磁気材料ユニット11と同心で内径及び外径がほぼ等しいハブ形状の永久磁石部21を対向して回転させ、この永久磁石部21の回転とともに磁気材料ブロック12の磁気材料13〜16の間隙17〜19に熱伝導部材31〜33を挿脱させ、磁気材料13〜16より発生する熱を一方向に伝導させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、磁気冷凍機に係り、特に、固体熱伝導により熱輸送を行う磁気冷凍機に関するものである。
ある種の磁気材料は、磁化あるいは消磁の際に大きな温度変化を示すことが知られている。つまり、断熱状態で印加磁場を変化させると、その温度が変化するようになり、この現象は磁気熱量効果と呼ばれている。物理的には、磁気材料内部の磁気スピンの自由度が磁場によって変化し、これに起因して磁気スピン系(磁気を担う電子系)のエントロピーが変化する。このエントロピー変化に伴い、電子系と格子系との間で瞬時にエネルギーの移動が起こり、その結果として磁気材料の温度が変化する。このような磁気熱量効果を利用して冷凍作業を行うものとして磁気冷凍がある。
現在、人間の目常生活に密接に関係する常温域の冷凍技術、例えば、冷蔵庫、冷凍庫、室内冷房などの大半は、気体の圧縮サイクルが使用されている。しかし、気体の圧縮サイクルに基づく冷凍技術に関しては、特定フロンガスの環境排出に伴うオゾン層破壊が大きな問題となり、更に、代替フロンガスについても地球温暖化などの観点から環境への影響が懸念されている。このような背景から、作業ガスの廃棄に伴う環境破壊の問題がない、クリーンで且つ効率の高い冷凍技術の実用化が求められている。
近年、このような環境配慮型で且つ効率の高い冷凍技術の一つとして、磁気冷凍への期待が高まり、常温域を対象とした磁気冷凍技術の研究開発が活発化して来ている。
常温域を対象とした磁気冷凍において、有用な冷凍方式として、例えば特許文献1に開示されるようなAMR方式(Active-Magnetic Regenerative Refrigeration)が、米国のBarclayによって提案されている。この方法は、「室温などの高温域においては、熱擾乱による格子エントロピーが磁気スピン系のエントロピーに対して相対的に大きくなるため、磁気熱量効果によって得られる磁気材料の温度変化が小さくなってしまう」という問題点に鑑みて考案されたもので、このような温度域における磁気冷凍にとって阻害要因と位置付けられていた格子エントロピーを、むしろ積極的に利用する方法である。すなわち、磁気材料に、磁気熱量効果による磁気冷凍作業に加えて、この磁気冷凍作業により生成された冷熱を蓄える蓄熱効果を同時に担わせる冷凍方式である。
このAMR方式では、磁気熱量効果による磁気冷凍作業と蓄熱効果を組み合わせて、磁気冷凍材料全体に温度勾配を有利に形成するために、磁気冷凍材料の熱伝達を制御することを特徴としている。具体的な方法としては、例えば、固体である磁気冷凍材料を小片に分割して小片間での直接的な熱伝達を抑制するように配置し、それぞれの小片の磁気熱量効果で生成された冷熱を、熱交換によって小片から熱輸送媒体(液体や気体)に移動し、熱輸送媒体を流動させることによって生成された冷熱を輸送する。このとき、熱輸送媒体の流路を確保する必要があり、また、磁気冷凍材料と熱輸送媒体との間で十分な熱交換を行わせる必要があるため、磁気冷凍材料は、比表面積が大きく且つ熱輸送媒体の流路が確保できるような形状に加工する必要がある。実際の形状としては、材料を薄板に加工した後に蛇腹状に折り曲げてハニカム状の構造にしたり、メッシュ状に加工したものを積層したり、あるいは、球状の粒子に加工して容器内に充填することなどが考えられる。
実際に、米国のZimm Gschneidner Pecharskyらは、超伝導磁石を用いたAMR方式の磁気冷凍機を試作し、室温域における磁気冷凍サイクルの連続定常運転に成功している(1997年)。ここでは、磁気冷凍材料としてGd(ガドリニウム)を使用し、これを細かな0.3mm程度の球形状に加工して磁気冷凍作業室に充填して用いている。このようにした磁気冷凍材料であるGdの球状粒子は、互いに点接触しており、球状粒子間での熱伝達は非常に低く抑えられている。一方、磁気冷凍作業室の両端には熱輸送冷媒の導入口と導出口が接続され、熱輸送冷媒が導出入できる構造となっており、熱輸送媒体として水または水とエタノールの混合溶液を使用している。また、磁気冷凍作業室の外部にはコイル状の超伝導磁石が設けられている。磁気冷凍作業室は可動式で、超伝導コイルのボア空間内からコイル軸方向に位置を変位させることで、磁気冷凍作業室の内部に収納された磁気冷凍材料への印加磁場の大きさを変化させることができる構造となっている。ここで、AMRは、次のような各ステップにより実行される。まず、(a)磁気冷凍作業室を超電導磁石のボア空間に移動し、磁気冷凍材料に磁場を印加する。次に、(b)磁気冷凍作業室の一端から他端に向けて熱輸送冷媒を移動させ(流し)て熱を輸送する。次に、(c)磁気冷凍作業室を超電導磁石のボア空間から外部へ移動し、磁気冷凍材料に印加した磁場をとり除く。次に、(d)磁気冷凍作業室の一端から他端に向けて((b)での冷媒移動とは逆方向)熱輸送冷媒を移動させ(流し)て熱を輸送する。このような各ステップ(a)〜(d)の熱サイクルを繰り返すと、磁気冷凍作業室内部では、磁場の印加に伴って磁気冷凍材料粒子の温度が上昇し、次に、粒子と熱輸送冷媒との間で熱交換し、熱輸送冷媒が順方向に移動して、熱輸送冷媒と粒子との間で熱交換する。次に、磁場の除去に伴って磁気冷凍材料粒子の温度が降下し、続いて、粒子と熱輸送冷媒との間で熱交換し、熱輸送冷媒が逆方向移動して、熱輸送冷媒と粒子との間で熱交換する。即ち、磁気冷凍材料である球状粒子間での熱の移動は熱輸送冷媒を介した間接的な熱伝導が支配的であり、球状粒子間の接触による直接的な熱伝導は低く抑えられている。さらに、それぞれの球状粒子は高い蓄熱効果により熱を蓄えるため、熱サイクルを繰り返し行うと、隣接した球状粒子の温度は一致しなくなり、熱輸送媒体による熱流方向に温度勾配が生成される。従って、定常状態では、磁気冷凍作業室の両端に大きな温度差を生じることができるのである。
上述したZimmらの例では、室温域で、超伝導磁石を使用して磁場を0テスラから5テスラヘ変化させることによって、磁気冷凍作業室の両端で冷凍温度差ΔT=約30℃の冷凍に成功した。また、ΔTが13℃の場合に、非常に高い冷凍効率(COP=15;但し、磁場発生手段への投入パワーを除く)を得たことが報告されている。ちなみに、従来のフロンを用いた圧縮サイクルにおける家庭用冷蔵庫などの冷凍効率(COP)は1〜3程度である。
米国特許第4332135号明細書
しかしながら、特許文献1に開示されるAMR方式の磁気冷凍機の場合、上述したように磁気冷凍作業物質に2テスラから5テスラ程度の磁場を印加するのに超伝導磁石が使用される。このため、超伝導磁石を使用するには、現状では、10k程度の極低温環境が必要となるが、かかる極低温環境を実現するには、液体ヘリウムなどの寒剤を利用するか、極低温生成用冷凍機などを利用する必要があり、磁気冷凍システムが複雑で大型化し、価格的に高価なものになるという問題がある。また、超伝導磁石に代わって、磁場を発生する手段として、電磁石を利用する方法があるが、かかる電磁石を用いる場合においても、1テスラ程度の大きな磁場を生成するために、大電流の投入が必要となり、ジュール発熱の水冷却が必要になるなど、システムが複雑で簡便性に欠けるとともに、運転コストが嵩み、さらに超伝導磁石の場合と同様に大型化し、価格的に高価なものになるという問題がある。
一方、上述したようにAMR方式を具現化したものは、磁気冷凍材料を球状粒子に加工して容器内に充填して用い、また、熱輸送媒体として水とエタノールの混合溶液を用いている。即ち、冷熱の輸送は、固体間での直接熱伝導によらず、固体と流体(ここでは液体)間での熱交換の後、流体移動により輸送されている。このため、磁気冷凍作業を行う磁気冷凍材料は、固体の他に、液体や気体などの流体が必要で、さらに、これらの流体を移動させるための駆動機構が必要となるため、システムが大掛かりとなり、経済的に不利になるという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、固体熱伝導による良好な冷却効果を得られ、小形で、価格的にも安価にできる磁気冷凍機を提供することを目的とする。
本発明に係る磁気冷凍機は、
磁場を印加すると温度が上昇し磁場を取り去ると温度が降下する正の磁気材料と、磁場を印加すると温度が降下し磁場を取り去ると温度が上昇する負の磁気材料を所定の間隙をもって交互に複数個配置した磁気材料ブロックと、
前記磁気材料ブロックに対し磁場を増減させる磁場増減手段と、
前記磁場増減手段による磁場の増減に連動して前記磁気材料の間隙に挿脱され、前記磁場増減手段の増減により前記磁気材料より発生する熱を一方向に熱伝導させる熱伝導部材とを具備したことを特徴とする。
本発明に係る磁気冷凍機は、
磁場を印加すると温度が上昇し磁場を取り去ると温度が降下する正の磁気材料と、磁場を印加すると温度が降下し磁場を取り去ると温度が上昇する負の磁気材料を所定の間隙をもって交互に複数個配置してなる磁気材料ブロックを円周方向に複数並べて配置した磁気材料ユニットと、
前記磁気材料ユニットの各磁気材料ブロックに対し磁場を増減させる磁場増減手段と、
前記磁場増減手段による磁場の増減に連動して前記各磁気材料ブロックの磁気材料の間隙に挿脱され、前記磁場増減手段の増減により前記磁気材料より発生する熱を一方向に伝導させる熱伝導部材と を具備したことを特徴とする。
本発明に係る磁気冷凍機は、
磁場を印加すると温度が上昇し磁場を取り去ると温度が降下する正の磁気材料と、磁場を印加すると温度が降下し磁場を取り去ると温度が上昇する負の磁気材料を所定の間隙をもって交互に複数個配置してなる磁気材料ブロックを円周方向に複数個並べて配置した環状の磁気材料ユニットと、
前記磁気材料ユニットの各磁気材料ブロックに対し一つ置きに配置される複数の永久磁石を有し、かつ前記磁気材料ユニットと同心で内径及び外径がほぼ等しいハブ形状の永久磁石部と、
前記永久磁石部を回転可能に支持する回転軸を有し、前記永久磁石部を前記磁気材料ブロックに対向させて回転させる駆動手段と、
前記永久磁石部の回転により前記各磁気材料ブロックの磁気材料の間隙に挿脱され、前記永久磁石部の近接可能な移動により前記磁気材料より発生する熱を一方向に伝導させる熱伝導部材と を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、固体熱伝導による良好な冷却効果を得られ、小形で、価格的にも安価にできる磁気冷凍機を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
(第1の実施の形態)
図1(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る磁気冷凍機を立体的に示した図、同図(b)は、図1(a)のX−X断面を示した図である。
図1において、1は磁気冷凍機のケーシングで、このケーシング1は、円筒状本体1aの下側端に底面1bを有するとともに、上側端部に上蓋1cを有している。ケーシング1の中心軸上には、鉛直方向に沿って駆動手段を構成する回転軸2が配置されている。この回転軸2は、底面1b及び上蓋1cにそれぞれ設けられた軸受け2a、2bにより回転可能に支持されている。この回転軸2は、不図示のモータの回転軸に連結され、所定の速度で回転される。
ケーシング1内部には、底面1b上に磁気材料側ヨーク41が配置されている。また、磁気材料側ヨーク41上には、断熱部材42を介して磁気材料ユニット11が配置されている。この磁気材料ユニット11は、中心に開口部11aを有する環状をしていて、開口部11aに前記回転軸2が挿通されている。この磁気材料ユニット11についての詳細は後述する。また、磁気材料側ヨーク41及び断熱材42は、磁気材料ユニット11と同心で内径および外径がほぼ等しい中空円板状をしている。
一方、磁気材料ユニット11と対向して磁場増減手段としての永久磁石部21が配置されている。この永久磁石部21は、磁気材料ユニット11と対向する面と反対側面を永久磁石側ヨーク43に設けられている。この永久磁石部21は、全体として前記磁気材料ユニット11と同心で、内径および外径が磁気材料ユニット11とほぼ等しいハブ形状になっている。この永久磁石21についても詳細は後述する。また、永久磁石側ヨーク43は、磁気材料ユニット11と同心で外径がほぼ等しい中空円板状をしている。
永久磁石側ヨーク43は、中空部を回転軸2に固定され、回転軸2とともに回転可能になっている。これにより、回転軸2の図示矢印D方向の回転により永久磁石側ヨーク43とともに永久磁石部21が、磁気材料ユニット11と対向した状態で回転するようになっている。
永久磁石部21及び永久磁石側ヨーク43には、熱伝導板31、32、33が設けられている。熱伝導板31は、永久磁石部21の各永久磁石22〜27上に突出して設けられ、熱伝導板32、33は、永久磁石側ヨーク43上に突出して設けられている。これら熱伝導板31、32、33についても詳細は後述する。
ケーシング1内部には、磁気材料ユニット11の開口部11a(熱の上流側)に低温側熱交換手段として冷却器などの低温側熱交換器51が配置され、磁気材料ユニット11の外周側(熱の下流側)に高温側熱交換手段として放熱器などの高温側熱交換器52が配置されている。これら低温側熱交換器51及び高温側熱交換器52は、磁気材料ユニット11に対して熱的に接続されている。
図2及び図3は、磁気材料ユニット11、永久磁石部21及び熱伝導板31、32、33のそれぞれの平面図を示している。
図2(a)は、磁気材料ユニット11を示しており、この磁気材料ユニット11は、中心に開口部11aを有する環状に形成されている。この磁気材料ユニット11は、円周方向に沿って配置された複数個(図示例では12個)の磁気材料ブロック12から構成されている。これら磁気材料ブロック12は、半径方向に所定の間隙17〜19を介して配置される扇形形状の複数(図示例では4個)の磁気材料13〜16から構成されている。
磁気材料13〜16は、磁場を印加すると温度が降下し磁場を取り去ると温度が上昇する負の特性を有する磁気材料13、15と、磁場を印加すると温度が上昇し磁場を取り去ると温度が降下する正の特性を有する磁気材料14、16からなり、これらは正負交互に配置されている。また、これら磁気材料ブロック12は、円周方向に複数配置されたとき、各磁気材料ブロック12の隣接する磁気材料13〜16が同一極性になるようにしている。
ここで、正の特性を有する磁気材料14、16は、磁場を印加していない場合は常磁性状態(磁気スピンが無秩序状態)であり、磁場を印加すると強磁性状態(磁気スピンが秩序状態)となる所謂,強磁性物質やメタ磁性物質が用いられる(磁場の印加/除去に伴って強磁性状態から常磁性状態へ秩序−無秩序転移するような物質)。この正の磁気材料の具体的な例としては、例えばGdやGdをベースとした合金であるGd―Y系,Gd―Dy系,Gd―Er系,Gd―Ho系などの強磁性物質や,La(Fe,Si)13やLa(Fe,Al)13をベースとしたメタ磁性物質や強磁性物質を用いることができる.
また、負の特性を有する磁気材料13、15は、磁場を印加していない場合と磁場を印加した場合とでそれぞれが別の秩序状態となり、且つ、磁場を印加しない場合の方が秩序度が高い(系の自由度が低い)状態であるような2つの秩序状態間で、磁場の印加/除去に伴って秩序−秩序転移するような物質が用いられる。この負の磁気材料の具体的な例としては、例えばFeRh合金のように磁場の印加/除去に伴って強磁性状態から反強磁性状態へ秩序−秩序転移するような物質を用いることができる。FeRh合金では,2つの状態間でRhの分極の違いに起因してRhの磁気モーメントの大きさ自体が大きく変化して、電子系のエントロピーが変化している。
このような磁気材料ユニット11は、図1で述べたように断熱部材42を介して磁気材料側ヨーク41上に配置されている。断熱部材42は、磁気材料ユニット11で発生した熱を磁気材料側ヨーク41側に伝えないようにするためのものである。
図2(b)は、磁気材料ユニット11に対向して配置される永久磁石部21を示している。この永久磁石部21は、図1で述べたように磁気材料ユニット11と対向する面と反対側面を永久磁石側ヨーク43面に設けられている。
永久磁石部21は、前記各磁気材料ブロック12と同一形状をした複数(図示例では6個)の永久磁石22〜27を有している。これら永久磁石22〜27は、磁気材料ユニット11を構成する複数の磁気材料ブロック12に対して一つ置きに配置されている。これにより永久磁石部21は、全体として磁気材料ユニット11と同心で、内径および外径が磁気材料ユニット11とほぼ等しいハブ形状になっている。また、永久磁石部21は、永久磁石側ヨーク43とともに回転可能になっていて、この回転により各磁気材料ブロック12に対して磁場の増減を行なう磁場増減手段を構成している。この場合、永久磁石部21を支持する永久磁石側ヨーク43は、図1で述べたように回転軸2に固定され、回転軸2の回転により永久磁石部21を所定速度で回転させる。
このように各永久磁石22〜27は、対応する各磁気材料ブロック12の磁気材料13〜16の上面をほぼ覆う形状になっており、さらに各磁気材料ブロック12に対し一つ置きに配置されることで、永久磁石部21の回転とともに各磁気材料ブロック12に対する磁場の印加及び除去の状態を交互に得られるようにしている。本実施の形態では、磁気材料ユニット11の円周方向に沿って12個の磁気材料ブロック12が配置されているので、6個の永久磁石22〜27によりハブ形状の永久磁石部21が構成されている。
図2(c)は、磁気材料ユニット11と同心上に配置される熱伝導板31、32、33を示している。これら熱伝導板31、32、33には、熱伝導の優れた、例えば銅、アルミなどの高熱伝導材料で構成するのが好ましい。これら熱伝導板31、32、33は、磁気材料ユニット11の半径方向及び円周方向に配置され、永久磁石部21及びヨーク43と一体となって回転可能になっている。
この実施の形態では、熱伝導板31は、永久磁石部21の各永久磁石22〜27上に突出して設けられている。具体的には、図1に示すように永久磁石部21の各永久磁石22〜27の嵌合溝29に熱伝導板31の基端部を嵌め込むようにする。また、熱伝導板32、33は、各永久磁石22〜27の間に存在するスペース28(図2(b)参照)内の永久磁石側ヨーク43上に突出して設けられている。この永久磁石側ヨーク43上への熱伝導板32、33の取付方法も熱伝導板31の場合と同様である。
熱伝導板31、32、33は、磁気材料ブロック12を構成する各磁気材料13〜16の間の円周方向に形成される間隙17〜19に対して挿脱可能、つまり通過可能になっている。ここでは、熱伝導板31が磁気材料14と15間の間隙17を、熱伝導板32が磁気材料13と14の間の間隙18を、熱伝導板33が磁気材料15と16の間の間隙19をそれぞれ通過可能にしている。また、熱伝導板31、32、33は、各間隙17〜19内において対応する磁気材料13〜16と円周方向の長さがほぼ等しくなっている。
この場合、間隙17、18、19に対し熱伝導グリスや潤滑剤を供給する供給機能を設け、これら供給機能により熱伝導グリスや潤滑剤を供給するようにしてもよい。こうすれば、熱伝導板31、32、33と磁気材料13〜16との磨耗を低減できるとともに、熱伝導板31、32、33と磁気材料13〜16の間の接触熱抵抗を低減でき、これら間の熱伝導をさらに良好にできる。
図4は、上述した磁気材料ユニット11、永久磁石部21、ヨーク41、43の位置関係をさらに詳しく説明するもので、図1(b)に示す断面図を展開して模式的に示している。
この場合、磁気材料ユニット11と同心で内径および外径がほぼ等しいハブ形状の永久磁石部21が、磁気材料ユニット11に対向して配置されている。この永久磁石部21は、磁気材料ユニット11と対向する面と反対側面を永久磁石側ヨーク43に支持されている。この永久磁石側ヨーク43も、磁気材料ユニット11と同心で外径がほぼ等しい円板状をしている。また、磁気材料ユニット11は、永久磁石部21と対向する面と反対側面を断熱部材42を介して磁気材料側ヨーク41により支持されている。これら断熱材42及び磁気材料側ヨーク41も磁気材料ユニット11と同心で内径および外径がほぼ等しい形状をしている。また、永久磁石部21の各永久磁石22〜27から発生する磁力線Cは、磁気材料ユニット11磁気材料側ヨーク41、永久磁石側ヨーク43からなる閉磁路を透過する。
次に、このように構成した実施の形態の作用を説明する。
この場合、磁気材料ユニット11、永久磁石部21及び熱伝導板31、32、33は同心であり、この状態で、磁気材料ユニット11が固定され、永久磁石部21及び熱伝導板31、32、33が一体となって回転される。
そして、これら磁気材料ユニット11、永久磁石部21及び熱伝導板31、32、33の位置関係が、ある瞬間に図2に示すようになったとする。この状態を図5(a)(b)(c)に示している。図5(a)は、要部を立体的に示した図、同図(b)、(c)は、図5(a)のY1−Y1断面およびZ1−Z1断面を示した図である。この場合、永久磁石部21の永久磁石22が、#1で示す磁気材料ブロック12に対向して配置され、熱伝導板31が、同じ磁気材料ブロック12の磁気材料14と15間の間隙17に位置される。また、熱伝導板32、33が、#2で示す各磁気材料ブロック12の磁気材料13と14の間の間隙18及び磁気材料15と16の間の間隙19に位置される。
以下、同様にして、永久磁石部21の各永久磁石23〜27が、#3、#5、#7、#9、#11で示す各磁気材料ブロック12に対向して配置され、また、各熱伝導板31が、#3、#5、#7、#9、#11で示す各磁気材料ブロック12の磁気材料14と15間の間隙17に位置され、各熱伝導板32、33が、#2、#4、#6、#8、#10、#12で示す各磁気材料ブロック12の磁気材料13と14の間の間隙18及び磁気材料15と16の間の間隙19に位置される。
この状態で、永久磁石部21の各永久磁石22〜27より、対向配置される磁気材料ブロック12に対して磁場が印加される。すると、負の特性を有する磁気材料13,15では温度が降下し、正の特性を有する磁気材料14、16では温度が上昇する。このとき、磁気材料14と15間の間隙17を埋めるように熱伝導板31が位置されるため、温度上昇した磁気材料14から、温度降下した磁気材料15に向かって図2の矢印A11方向に熱伝導による熱輸送が可能となる。この場合、同じ磁気材料ブロック12では、磁気材料13と14及び磁気材料15と16の間でもそれぞれ温度勾配ができるが、それぞれの間隙18,19には、熱伝導板が存在せず空気層が形成されているので、この空気層による断熱効果により、熱伝導による熱輸送は著しく小さくなる。
一方、#2、#4、#6、#8、#10、#12で示す各磁気材料ブロック12では、磁場が消された状態になっており、このため負の特性を有する磁気材料13、15では温度が上昇し、正の特性を有する磁気材料14,16では温度が降下する。このとき、熱伝導板32が磁気材料13と14の間の間隙18を埋めるように位置するため、温度上昇した磁気材料13から温度降下した磁気材料14に向かって図2の矢印A12方向に熱伝導による熱輸送が可能となる。また、同時に、熱伝導板33が磁気材料15と16の間の間隙19を埋めるように位置するため、温度上昇した磁気材料15から温度降下した磁気材料16に向かって図2の矢印A13方向に熱伝導による熱輸送が可能となる。この場合、同じ磁気材料ブロック12では、磁気材料14と15間でも温度勾配ができるが、間隙17には、熱伝導板が存在せず空気層が形成されているので、この空気層による断熱効果により、熱伝導による熱輸送は著しく小さくなる。
このようにして、磁気材料ユニット11、永久磁石部21及び熱伝導板31、32、33の位置関係が図2に示す状態では、図示矢印A11、A12、A13の方向、すなわち、磁気材料ユニット11の内径側から外径側に熱輸送が行われるようになる。
次に、磁気材料ユニット11に対し永久磁石部21及び熱伝導板31、32、33がさらに回転し、磁気材料ユニット11、永久磁石部21及び熱伝導板31、32、33の位置関係が図3に示すようになったとする。この状態を図6(a)(b)(c)に示している。図6(a)は、要部を立体的に示した図、同図(b)、(c))は、図6(a)のY2−Y2断面およびZ2−Z2断面を示した図である。この場合、永久磁石部21の各永久磁石22が、#2で示す各磁気材料ブロック12に対向して配置され、熱伝導板31が、同じ磁気材料ブロック12の磁気材料14と15間の間隙17に位置され、各熱伝導板32、33が、#1で示す磁気材料ブロック12の磁気材料13と14の間の間隙18及び磁気材料15と16の間の間隙19に位置される。
以下、同様にして、永久磁石部21の各永久磁石22〜27が、#4、#6、#8、#10、#12で示す各磁気材料ブロック12に対向して配置され、また、各熱伝導板31が、図示#4、#6、#8、#10、#12で示す各磁気材料ブロック12の磁気材料14と15間の間隙17に位置され、各熱伝導板32、33が、#3、#5、#7、#9、#11で示す各磁気材料ブロック12の磁気材料13と14の間の間隙18及び磁気材料15と16の間の間隙19に位置される。
この状態で、永久磁石部21の各永久磁石22〜27より、対向配置される各磁気材料ブロック12に対して磁場が印加されると、負の特性を有する磁気材料13、15では温度が降下し、正の特性を有する磁気材料14,16では温度が上昇する。このときも、磁気材料14と15間の間隙17を埋めるように熱伝導板31が位置されるため、温度上昇した磁気材料14から温度降下した磁気材料15に向かって図3の矢印A21方向に熱伝導による熱輸送が可能となる。この場合、同じ磁気材料ブロック12では、磁気材料13と14及び磁気材料15と16の間でもそれぞれ温度勾配ができるが、それぞれの間隙18、19には、熱伝導板が存在せず空気層が形成されているので、この空気層による断熱効果により、熱伝導による熱輸送は著しく小さくなる。
一方、#1、#3、#5、#7、#9、#11で示す各磁気材料ブロック12については、磁場が消された状態になっており、このため負の特性を有する磁気材料13,15では温度が上昇し、正の特性を有する磁気材料14,16では温度が降下する。このとき、熱伝導板32が磁気材料13と14の間の間隙18を埋めるように位置するため、温度上昇した磁気材料13から温度降下した磁気材料14に向かって図3の矢印A22方向に熱伝導による熱輸送が可能となる。また、同時に、熱伝導板33が磁気材料15と16の間の間隙19を埋めるように位置するため、温度上昇した磁気材料15から温度降下した磁気材料16に向かって図3の矢印A23方向に熱伝導による熱輸送が可能となる。この場合、同じ磁気材料ブロック12では、磁気材料14と15の間でも温度勾配ができるが、間隙17には、熱伝導板が存在せず空気層が形成されているので、この空気層による断熱効果により、熱伝導による熱輸送は著しく小さくなる。
このようにして、磁気材料ユニット11、永久磁石部21及び熱伝導板31、32、33の位置関係が図3に示す状態では、図示矢印A21、A22、A23方向、すなわち、磁気材料ユニット11の内径側から外径側にのみ熱輸送が行われるようになる。
以下、同様にして、固定側の磁気材料ユニット11に対し、永久磁石部21及び熱伝導板31、32、33を回転させ、図2及び図3の位置関係を交互に作り出すことにより、磁気材料ユニット11全周にわたって、磁気材料ユニット11の内径側から外径側に向けての熱輸送が連続して得られるようになり、磁気材料ユニット11の内径側に配置された低温側熱交換器51から、外径側に配置された高温側熱交換器52に向けての熱輸送が常に行われ、全体として冷凍機として機能させることができる。
したがって、このようにすれば、半径方向に正負の磁気材料13〜16を所定の間隙17〜19を介して交互に配設してなる磁気材料ブロック12を、円周方向に複数配置して環状に形成される磁気材料ユニット11に対し、磁気材料ブロック12と同一形状をした複数の永久磁石22〜27を各磁気材料ブロック12に対して一つ置きに配置したハブ状の永久磁石部21を対向させて配置し、この永久磁石部21を回転させて各磁気材料ブロック12に対し交互に磁場を印加すると同時に、熱伝導板31、32、33を前記間隙17〜19に順に介在させることにより、磁気材料ユニット11に一方向の熱伝導による熱輸送を発生させるようにした。この場合、磁気材料ユニット11での熱輸送は、磁気材料ユニット11全周にわたって、磁気材料ユニット11の内径側から外径側に向けて連続して発生するので、良好な冷却効果を期待することができる。また、冷熱のための熱輸送は、固体熱伝導により実現しているので、従来の熱輸送のために液体や気体などの媒体を用いたものと比べ、これら媒体を移送するための流路や駆動機構などの設備を一切用いることなく実現でき、システム構成が簡単で、取り扱いも簡単にでき、さらに装置全体として小型化できるとともに、価格的にも安価にできる。
また、各磁気材料13〜16の間に設けられる間隙17〜19に介在される熱伝導板31、32、33は、熱伝導の優れた、例えば銅、アルミなどの高熱伝導材料が用いられるので、磁気材料ブロック12を構成する各磁気材料13〜16の間に熱伝導板31、32、33が介在される状態での熱伝導を良好なものにでき、さらに効率の良い固体熱伝導を行なうことができる。
さらに、間隙17、18、19に対し熱伝導グリスや潤滑剤を供給する機能を設け、これら機能により熱伝導グリスや潤滑剤を供給するようにしたので、熱伝導板31、32、33と磁気材料13〜16との磨耗を低減できるとともに、熱伝導板31、32、33と磁気材料13〜16の間の接触熱抵抗を低減でき、これら間の熱伝導をさらに良好にできる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
図7及び図8は、第2の実施の形態の磁気冷凍機を構成する磁気材料ユニット11、永久磁石部61及び熱伝導板71、72、73のそれぞれの平面図を模式的に示したものである。この場合、図7(a))に示す磁気材料ユニット11は、図2(a)で述べた磁気材料ユニットと同様なので、同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
このような磁気材料ユニット11に対向して永久磁石部61が配置されている。この永久磁石部61は、図7(b)に示すように各磁気材料ブロック12と同一形状をした複数(図示例では6個)の永久磁石62〜67から構成されている。これら永久磁石62〜67は、磁気材料ユニット11の円周方向に配置される複数の磁気材料ブロック12に対して一つ置きに配置されている。これら永久磁石62〜67は、それぞれ磁気材料ブロック12を構成する磁気材料13と14を合わせたと形状とほぼ等しい形状の永久磁石片68aと、磁気材料15と16を合わせた形状とほぼ等しい形状の永久磁石片68bを有し、これら永久磁石片68a、68bを磁気材料13〜16と対向させて配置している。この場合、永久磁石62〜67は、各磁気材料13〜16とほぼ等しい形状の永久磁石片を各別に設けるようにしても良い。これにより、永久磁石部61は、磁気材料ユニット11と同心で、内径および外径が磁気材料ユニット11とほぼ等しいハブ形状になっている。また、永久磁石部61は、図4で述べたように永久磁石側ヨーク43に支持され、この永久磁石側ヨーク43とともに回転可能になっていて、この回転により各磁気材料ブロック12に対して磁場の増減を行なう磁場増減手段を構成している。この場合も、永久磁石部61を支持する永久磁石側ヨーク43は、図1で述べたように回転軸2に固定され、回転軸2の回転により永久磁石部21を所定速度で回転させる。
このように永久磁石片68a、68bから構成される各永久磁石62〜67は、磁気材料ブロック12の磁気材料13〜16の上面をほぼ覆う形状になっており、さらに各磁気材料ブロック12に対し一つ置きに配置されることで、永久磁石部61の回転とともに各磁気材料ブロック12に対する磁場の印加及び除去の状態を交互に得られるようにしている。本実施の形態でも、磁気材料ユニット11の円周方向に沿って12個の磁気材料ブロック12が配置されているので、6個の永久磁石62〜67によりハブ形状の永久磁石部61が構成されている。
図7(c)は、磁気材料ユニット11と同心円上に配置される熱伝導板71、72、73を示している。これら熱伝導板71、72、73には、熱伝導の優れた、例えば銅、アルミなどの高熱伝導材料が用いられる。また、熱伝導板71、72、73は、磁気材料ユニット11の半径方向および円周方向に配置され、永久磁石部61及び永久磁石側ヨーク43と一体となって回転可能になっている。この実施の形態では、熱伝導板71、72、73は、永久磁石側ヨーク43上に突出して設けられ、このうち熱伝導板71は、各永久磁石62〜67の永久磁石片68a、68bの間を介して突出している。
これら熱伝導板71、72、73は、磁気材料ブロック12を構成する磁気材料13〜16の間の円周方向に形成される間隙17〜19を通過可能にしている。ここでは、熱伝導板71が磁気材料14と15間の間隙17を、熱伝導板72が磁気材料13と14の間の間隙18を、熱伝導板73が磁気材料15と16の間の間隙19を通過可能にしている。また、これら熱伝導板71、72、73も、各間隙17〜19内において対応する磁気材料13〜16と円周方向の長さがほぼ等しくなっている。
次に、このように構成した実施の形態の作用を説明する。
この場合も、磁気材料ユニット11、永久磁石部61及び熱伝導板71、72、73は同心であり、この状態で、磁気材料ユニット11は固定され、永久磁石部61及び熱伝導板71、72、73が一体となって回転される。
そして、これら磁気材料ユニット11、永久磁石部61及び熱伝導板71、72、73の位置関係が、ある瞬間に図7に示すようになったとする。この場合、永久磁石部61の永久磁石62〜67が、#1、#3、#5、#7、#9、#11で示す各磁気材料ブロック12の各磁気材料13〜16に対向して配置され、また、熱伝導板71が、図示#1、#3、#5、#7、#9、#11で示す磁気材料ブロック12の磁気材料14と15間の間隙17に位置され、熱伝導板72、73が、#2、#4、#6、#8、#10、#12で示す各磁気材料ブロック12の磁気材料13と14の間の間隙18及び磁気材料15と16の間の間隙19に位置される。
この状態で、永久磁石62〜67を構成する永久磁石片68a、68bより、対向配置される磁気材料ブロック12の各磁気材料13〜16に対し各別に磁場が印加される。すると、負の特性を有する磁気材料13,15では温度が降下し、正の特性を有する磁気材料14,16では温度が上昇する。このとき、磁気材料14と15間の間隙17を埋めるように熱伝導板71が位置されるため、温度上昇した磁気材料14から温度降下した磁気材料15に向かって図7の矢印B11方向に熱伝導による熱輸送が可能となる。この場合、同じ磁気材料ブロック12では、磁気材料13と14及び磁気材料15と16の間でもそれぞれ温度勾配ができるが、それぞれの間隙18,19には、熱伝導板が存在せず空気層が形成されているので、この空気層による断熱効果により、熱伝導による熱輸送は著しく小さくなる。
一方、#2、#4、#6、#8、#10、#12で示す各磁気材料ブロック12では、磁場が消された状態になっており、このため負の特性を有する磁気材料13、15では温度が上昇し、正の特性を有する磁気材料14、16では温度が降下する。このとき、熱伝導板72が磁気材料13と14の間の間隙18を埋めるように位置するため、温度上昇した磁気材料14から温度降下した磁気材料15に向かって図7の矢印B12方向に熱伝導による熱輸送が可能となる。また、同時に、熱伝導板73が磁気材料15と16の間の間隙19を埋めるように位置するため、温度上昇した磁気材料15から温度降下した磁気材料16に向かって図7の矢印B13方向に熱伝導による熱輸送が可能となる。この場合、同じ磁気材料ブロック12では、磁気材料14と15の間でも温度勾配ができるが、間隙17には、熱伝導板が存在せず空気層が形成されているので、この空気層による断熱効果により、熱伝導による熱輸送は著しく小さくなる。
このようにして、磁気材料ユニット11、永久磁石部61及び熱伝導板71、72、73の位置関係が図7に示す状態では、図示矢印B11、B12、B13の方向、すなわち、磁気材料ユニット11の内径側から外径側にのみ熱輸送が行われるようになる。
次に、磁気材料ユニット11に対し永久磁石部61及び熱伝導板71、72、73をさらに回転することで、磁気材料ユニット11、永久磁石部61及び熱伝導板71、72、73の位置関係が図8に示すようになったとする。この場合、永久磁石部61の各永久磁石62〜67が#2、#4、#6、#8、#10、#12で示す各磁気材料ブロック12に対向して配置され、また、熱伝導板71が、#2、#4、#6、#8、#10、#12で示す各磁気材料ブロック12の磁気材料14と15の間の間隙17に位置され、熱伝導板72、73が、#1、#3、#5、#7、#9、#11で示す各磁気材料ブロック12の磁気材料13と14の間の間隙18及び磁気材料15と16の間の間隙19に位置される。
この状態で、永久磁石62〜67を構成する永久磁石片68a、68bより、対向配置される磁気材料ブロック12の各磁気材料13〜16に対して各別に磁場が印加されると、負の特性を有する磁気材料13,15では温度が降下し、正の特性を有する磁気材料14,16では温度が上昇する。このとき、磁気材料14と15の間の間隙17を埋めるように熱伝導板71が位置されるため、温度上昇した磁気材料14から温度降下した磁気材料15に向かって図8の矢印B21方向に熱伝導による熱輸送が可能となる。この場合、同じ磁気材料ブロック12では、磁気材料13と14及び磁気材料15と16の間でもそれぞれ温度勾配ができるが、それぞれの間隙18、19には、熱伝導板が存在せず空気層が形成されているので、この空気層による断熱効果により、熱伝導による熱輸送は著しく小さくなる。
一方、#1、#3、#5、#7、#9、#11で示す各磁気材料ブロック12については、磁場が消された状態になっており、このため負の特性を有する磁気材料13、15では温度が上昇し、正の特性を有する磁気材料14、16では温度が降下する。このとき、熱伝導板72が磁気材料13と14の間の間隙18を埋めるように位置するため、温度上昇した磁気材料13から温度降下した磁気材料14に向かって図8の矢印B22方向に熱伝導による熱輸送が可能となる。また、同時に、熱伝導板73が磁気材料15と16の間の間隙19を埋めるように位置するため、温度上昇した磁気材料15から温度降下した磁気材料16に向かって図8の矢印B23方向に熱伝導による熱輸送が可能となる。この場合、同じ磁気材料ブロック12では、磁気材料14と15の間でも温度勾配ができるが、間隙17には、熱伝導板が存在せず空気層が形成されているので、この空気層による断熱効果により、熱伝導による熱輸送は著しく小さくなる。
このようにして、磁気材料ユニット11、永久磁石部61及び熱伝導板71、72、73の位置関係が図8に示す状態では、図示矢印B21、B22、B23の方向、すなわち、磁気材料ユニット11の内径側から外径側にのみ熱輸送が行われるようになる。
以下、同様にして、固定側の磁気材料ユニット11に対し、永久磁石部61及び熱伝導板71、72、73を回転させ、図7及び図8の位置関係を交互に作り出すことにより、磁気材料ユニット11全周にわたって、磁気材料ユニット11の内径側から外径側への熱輸送が連続して得られるようになり、磁気材料ユニット11の内径側に熱的に接続された低温側熱交換器51から、外径側に熱的に接続された高温側熱交換器52に向けての熱輸送が常に行われ、全体として冷凍機として機能させることができる。
したがって、このようにしても、第1の実施の形態と同様な効果を得ることができる。さらに、永久磁石部61を構成する永久磁石62〜67は、それぞれ磁気材料ブロック12を構成する磁気材料13と14を合わせた形状とほぼ等しい形状の磁石片68aと、磁気材料15と16を合わせた形状にほぼ等しい形状の永久磁石片68bを有し、これら永久磁石片68a、68bを磁気材料13〜16に各別に対向させて、磁場を印加させるようにしたので、これら磁気材料13〜16の磁場に対する動作を確実なものにでき、さらに良好な冷却効果を期待することができる。
(変形例1)
上述した第1及び第2の実施の形態では、磁気材料ユニット11の複数の磁気材料ブロック12を構成する磁気材料13〜16は、すべて同一成分のものが用いているが、外周側の高温側熱交換器52から中心軸側の低温側熱交換器51に向かう方向に順に磁気材料の作動温度が低くなるように成分の異なるものを配置するようにしてもよい。例えば、磁気材料13の作動温度をT1、磁気材料14の作動温度をT2、磁気材料15の作動温度をT3、磁気材料16の作動温度をTd4したとき、T1≦T2≦T3≦T4になるように、それぞれ成分の異なるものを用いれば、高温側熱交換器52から低温側熱交換器51に向かって、温度が徐々に低下し全体として冷凍機を構成することができる。
本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。例えば、上述した実施の形態では、円周方向に複数個の磁気材料ブロック12を配置した環状の磁気材料ユニット11について述べたが、磁気材料ユニット11は、一部を切り欠いたほぼ環状のものや、円弧状をした形状のものであってもよい。また、磁気材料ブロック12単体であっても、この磁気材料ブロック12に対して磁場増減手段としての永久磁石部21及び熱伝導板31、32、33を設けるようにすれば、固体熱伝導による磁気冷凍機を構成することができる。
また、上述した実施の形態では、磁気材料ユニット11として、扇形形状の4個の磁気材料13〜16を有する磁気材料ブロック12を、円周方向に沿って12個配置した構成のものを述べたが、これら磁気材料ブロックの数や磁気材料ブロックを構成する磁気材料の数は、適宜選択することができる。また、上述した実施の形態では、図1に示すように1台の磁気冷凍機について述べたが、このような磁気冷凍機を回転軸方向に複数台連結し、これら磁気冷凍機の永久磁石部を共通の回転軸により回転駆動させることにより、冷凍機の大容量化に対応することができる。さらに、上述した実施の形態では、磁場増減手段として主に永久磁石を用いた例を述べたが、この永久磁石に代えて電磁石を用いることもできる。
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
本発明の第1の実施の形態の磁気冷凍機を立体的に示した図及び一部断面図。 第1の実施の形態の磁気冷凍機に用いられる磁気材料ユニット、永久磁石部及び熱伝導板をそれぞれ示す平面図。 第1の実施の形態の磁気冷凍機に用いられる磁気材料ユニット、永久磁石部及び熱伝導板をそれぞれ示す平面図。 第1の実施の形態の磁気冷凍機の断面を展開して模式的に示す図。 第1の実施の形態の磁気冷凍機の要部を立体的に示した図及び一部断面して示す図。 第1の実施の形態の磁気冷凍機の要部を立体的に示した図及び一部断面して示す図。 本発明の第2の実施の形態の磁気冷凍機に用いられる磁気材料ユニット、永久磁石部及び熱伝導板をそれぞれ示す平面図。 第2の実施の形態の磁気冷凍機に用いられる磁気材料ユニット、永久磁石部及び熱伝導板をそれぞれ示す平面図。
符号の説明
1…ケーシング、1a…円筒状本体、1b…底面
1c…上蓋、2…回転軸、11…磁気材料ユニット
11a…開口部、12…磁気材料ブロック
13〜16…磁気材料、17〜19…間隙
21…永久磁石部、22〜27…永久磁石、
28…スペース、29…嵌合溝
31〜33…熱伝導板、41…磁気材料側ヨーク
42…断熱部材、43…永久磁石側ヨーク
51…低温側熱交換器、52…高温側熱交換器
61…永久磁石部、62〜67…永久磁石
68a、68b…永久磁石片、71〜73…熱伝導板

Claims (20)

  1. 磁場を印加すると温度が上昇し磁場を取り去ると温度が降下する正の磁気材料と、磁場を印加すると温度が降下し磁場を取り去ると温度が上昇する負の磁気材料を所定の間隙をもって交互に複数個配置した磁気材料ブロックと、
    前記磁気材料ブロックに対し磁場を増減させる磁場増減手段と、
    前記磁場増減手段による磁場の増減に連動して前記磁気材料の間隙に挿脱され、前記磁場の増減により前記磁気材料より発生する熱を一方向に熱伝導させる熱伝導部材と
    を具備したことを特徴とする磁気冷凍機。
  2. 前記磁気材料ブロックは、前記熱伝導される熱の上流側に低温側熱交換手段、下流側に高温側熱交換手段をそれぞれ配置したことを特徴とする請求項1記載の磁気冷凍機。
  3. 前記磁場増減手段は永久磁石からなり、該永久磁石を前記磁気材料ブロックに対して近接可能に移動させる駆動手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の磁気冷凍機。
  4. 熱伝導部材は、前記駆動手段により前記永久磁石とともに移動され、前記磁気材料の間隙に挿脱されることを特徴とする請求項3記載の磁気冷凍機。
  5. 前記磁気材料ブロックを構成する磁気材料は、前記高温側熱交換手段から低温側熱交換手段に向かう方向に順に作動温度が低くなるように配置されることを特徴とする請求項2記載の磁気冷凍機。
  6. 磁場を印加すると温度が上昇し磁場を取り去ると温度が降下する正の磁気材料と、磁場を印加すると温度が降下し磁場を取り去ると温度が上昇する負の磁気材料を所定の間隙をもって交互に複数個配置してなる磁気材料ブロックを円周方向に複数並べて配置した磁気材料ユニットと、
    前記磁気材料ユニットの各磁気材料ブロックに対し磁場を増減させる磁場増減手段と、
    前記磁場増減手段による磁場の増減に連動して前記各磁気材料ブロックの磁気材料の間隙に挿脱され、前記磁場の増減により前記磁気材料より発生する熱を一方向に伝導させる熱伝導部材と
    を具備したことを特徴とする磁気冷凍機。
  7. 前記磁気材料ユニットは、前記磁気材料ブロックの前記熱伝導される熱の高温側に低温側熱交換手段、低温側に高温側熱交換手段をそれぞれ配置したことを特徴とする請求項6記載の磁気冷凍機。
  8. 前記磁場増減手段は前記複数の磁気材料ブロックに対向して配置される永久磁石からなり、該永久磁石を前記磁気材料ユニットに対し近接可能に移動させる駆動手段をさらに有することを特徴とする請求項6記載の磁気冷凍機。
  9. 前記駆動手段は、前記永久磁石を前記磁気材料ユニットに対向させて回転支持する回転軸を有し、該回転軸の回転により前記永久磁石を前記磁気材料ユニットに対し近接可能に移動させることを特徴とする請求項8記載の磁気冷凍機。
  10. 前記永久磁石は、前記磁気材料ブロックと同一形状をしたことを特徴とする請求項8記載の磁気冷凍機。
  11. 前記永久磁石は、前記磁気材料ブロックを構成する磁気材料と同一形状の複数の永久磁石片を有することを特徴とする請求項8記載の磁気冷凍機。
  12. 熱伝導部材は、前記駆動手段により前記永久磁石とともに回転し、前記磁気材料の間隙に挿脱されることを特徴とする請求項8記載の磁気冷凍機。
  13. 前記各磁気材料ブロックを構成する磁気材料は、前記高温側熱交換手段から低温側熱交換手段に向かう方向に順に作動温度が低くなるように配置されたことを特徴とする請求項7記載の磁気冷凍機。
  14. 磁場を印加すると温度が上昇し磁場を取り去ると温度が降下する正の磁気材料と、磁場を印加すると温度が降下し磁場を取り去ると温度が上昇する負の磁気材料を所定の間隙をもって交互に複数個配置してなる磁気材料ブロックを円周方向に複数個並べて配置した環状の磁気材料ユニットと、
    前記磁気材料ユニットの各磁気材料ブロックに対し一つ置きに配置される複数の永久磁石を有し、かつ前記磁気材料ユニットと同心で内径及び外径がほぼ等しいハブ形状の永久磁石部と、
    前記永久磁石部を回転可能に支持する回転軸を有し、前記永久磁石部を前記磁気材料ブロックに対向させて回転させる駆動手段と、
    前記永久磁石部の回転により前記各磁気材料ブロックの磁気材料の間隙に挿脱され、前記永久磁石部の近接可能な移動により前記磁気材料より発生する熱を一方向に伝導させる熱伝導部材と
    を具備したことを特徴とする磁気冷凍機。
  15. 前記磁気材料ユニットの中心開口部に低温側熱交換手段を設け、前記磁気材料ユニットの外周側に高温側熱交換手段を設けたことを特徴とする請求項14記載の磁気冷凍機。
  16. 前記磁気材料ユニットは、断熱部材を介して前記磁気材料ユニットと同心で内径及び外径がほぼ等しい磁気材料側ヨークに設けられ、前記磁気材料ユニットに対向して配置される前記永久磁石部は、前記磁気材料ユニットと同心で内径及び外径がほぼ等しい永久磁石側ヨークに設けられることを特徴とする請求項14記載の磁気冷凍機。
  17. 前記熱伝導部材は、前記間隙内において対応する磁気材料と円周方向の長さがほぼ等しいことを特徴とする請求項14記載の磁気冷凍機。
  18. 前記各磁気材料ブロックを構成する磁気材料は、前記高温側熱交換手段から低温側熱交換手段に向かう方向に順に作動温度が低くなるように配置されたことを特徴とする請求項15記載の磁気冷凍機。
  19. 前記熱伝導部材が挿脱される前記間隙に熱伝導グリスあるいは潤滑剤を供給可能としたことを特徴とする請求項1、6、14に記載の磁気冷凍機。
  20. 請求項14記載の磁気冷凍機を前記回転軸方向に複数配置したことを特徴とする磁気冷凍機装置。
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