JP2007137712A - 耐火物組成物及び耐火物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 成形性及び成形の安定性に優れると共に、固定炭素量が高く耐食性の良好な耐火物を得ることができ、さらに緻密な耐火物を得ることができる耐火物組成物を提供する。
【解決手段】 耐火骨材に、フェノール樹脂と、2−フルアルデヒドと、フェノール樹脂とこの2−フルアルデヒドを反応させる反応触媒とを含有して形成されるバインダー成分を配合して耐火物組成物を調製する。2−フルアルデヒドはフェノール樹脂の溶剤として作用し、成形性を高めることができると共に、2−フルアルデヒドは加熱と触媒によって容易にフェノール樹脂と反応するものであり、焼成によって炭素化し、固定炭素量が高く耐食性の良好な耐火物を得ることができる。また反応触媒の作用で2−フルアルデヒドはフェノール樹脂と反応してフェノール樹脂と結合し、その多くが揮散するようなことがなくなって、緻密な耐火物を得ることができる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、高炉、混銑車、転炉、取鍋、溶融還元炉等の溶融金属容器の内張りや、連続鋳造設備に具備されるノズル、浸漬ノズル、ロングノズル、スライディングノズル、ストッパー等、その他非鉄金属用溶解炉などに好適に使用される耐火物組成物及び耐火物に関するものである。
上記の用途に使用される耐火物組成物は、一般的に、耐火骨材にバインダー成分としてのフェノール樹脂を配合し、これを混練することによって調製されるのが一般的であり、この耐火物組成物を成形した後に、熱処理することによって、定形あるいは不定形の耐火物を得ることができる。
ここで、使用するバインダー成分の特性のうち、成形性と固定炭素量は重要な因子の一つである。例えばバインダー成分として固体状のものを用いるときには、耐火骨材にバインダー成分を配合する際にメタノールやエタノールなどの溶剤を添加して耐火物組成物の流動性を高め、成形性を向上させるようにしている。しかし、溶剤は耐火物組成物を成形して熱処理する際に、バインダー成分と反応することなく揮発物として揮散してしまうために、耐火物の固定炭素量に溶剤は寄与することはなく、固定炭素量が高く緻密な耐火物を得ることはできない。しかも溶剤が蒸発するに従って耐火物組成物の湿潤度が変化し、成形性を一定に保つことが難しい。
また液体状のバインダー成分の場合にも、樹脂の粘度を下げたりするためにエチレングリコールやプロピレングリコールなどを用いるのが一般的であるが、この場合も耐火物組成物を成形して熱処理する際にエチレングリコールやプロピレングリコールは、バインダー成分と反応することなく揮発物として揮散し、耐火物の固定炭素量に寄与することはなく、固定炭素量が高く緻密な耐火物を得ることはできない。
さらに、これらのいずれの場合も、耐火物組成物を成形して乾燥・硬化したり焼成したりする際に、成形性を与えるために用いた溶剤類や、バインダーが硬化したり炭化する時に生成する揮発物により環境が汚染されるおそれがあると共に、また溶剤類や揮発物で耐火物の気孔率が高くなって、耐食性が低下するという問題もあった。
そこで本発明者等は、バインダー成分に大気圧における沸点が130℃以上である2−フルアルデヒドなどの複素環式化合物をフェノール樹脂と併用して配合した耐火物組成物を提案している。この複素環式化合物はフェノール樹脂の溶剤として作用し、成形性を高めることができると共に、環状化合物の一部はフェノール樹脂と反応し焼成によって炭素化するので、固定炭素量が高く耐食性の良好な耐火物を得ることができるものである(特許文献1参照)。
特開2002−326877号公報
しかし、上記の特許文献1のように、2−フルアルデヒドなどの複素環式化合物をフェノール樹脂と併用して配合した耐火物組成物にあっても、耐火物組成物を成形して熱処理する際に、その条件によっては、多くの環状化合物がバインダー成分との反応に寄与せずに揮散してしまうことがある。このため、固定炭素量を増加させることはできるものの、複素環式化合物の揮散によって緻密な耐火物を得ることができないことがあるという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、複素環式化合物として2−フルアルデヒドを用い、成形性及び成形の安定性に優れると共に、固定炭素量が高く耐食性の良好な耐火物を得ることができ、さらに緻密な耐火物を得ることができる耐火物組成物を提供することを目的とするものであり、また固定炭素量が高く耐食性が良好で、緻密な耐火物を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係る耐火物組成物は、耐火骨材に、フェノール樹脂と、2−フルアルデヒドと、フェノール樹脂と2−フルアルデヒドを反応させる反応触媒とを含有して形成されるバインダー成分が配合されて成ることを特徴とするものである。
また請求項2の発明は、請求項1において、耐火骨材として、少なくとも炭素質材料が配合されていることを特徴とするものである。
また請求項3の発明は、請求項1又は2において、反応触媒として、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩、あるいはアミン化合物、あるいは酸から選ばれる一種以上のものを用いることを特徴とするものである。
また請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかにおいて、反応触媒として、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩、あるいは酸から選ばれる一種以上のものと、アミン化合物とを併用することを特徴とするものである。
また本発明の請求項5に係る耐火物は、請求項1乃至4のいずれかに記載の耐火物組成物が、熱処理して形成されて成ることを特徴とするものである。
本発明に係る耐火物組成物は、耐火骨材に、フェノール樹脂と、2−フルアルデヒドと、フェノール樹脂とこの2−フルアルデヒドを反応させる反応触媒とを含有して形成されるバインダー成分を配合して調製したものであるから、2−フルアルデヒドはフェノール樹脂の溶剤として作用し、成形性を高めることができると共に、2−フルアルデヒドだけでも開環重合して高分子化するため焼成によって炭素化するものであって固定炭素量が高く耐食性の良好な耐火物を得ることができるものであり、またこの2−フルアルデヒドは蒸発や吸湿がし難く、耐火物組成物の湿潤度が変化せず、成形性を一定に保つことができるものである。しかも加熱して乾燥硬化させるとき、反応触媒の作用で2−フルアルデヒドはフェノール樹脂と反応してフェノール樹脂と結合するものであり、その多くが揮散するようなことがなくなって固定炭素量が高くなり、緻密な耐火物を得ることができるものである。そして2−フルアルデヒドは分子中に−CHOを有するために、他の複素環式化合物よりも、反応触媒の作用で容易にフェノール樹脂と反応して結合するものであり、他の複素環式化合物を反応触媒と併用して使用する場合よりも、2−フルアルデヒドを反応触媒と併用して使用することによって、より固定炭素量が高く、またより緻密な耐火物を得ることができるものである。
また本発明に係る耐火物は、上記のような耐火物組成物から形成されるものであるので、固定炭素量が高く耐食性が良好で、非常に緻密な耐火物として得ることができるものである。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本発明において耐火骨材としては、通常耐火物の原料として使用されているものであれば、特に問題なく使用することができるものであり、粗粒から微粉まで任意の耐火原料を粒度配合して用いることができる。例えば、電融アルミナ、電融マグネシア等の電融品、焼成マグネシア等の焼成品、またボーキサイト、アンダリュサイト、シリマナイト等の天然原料の他、仮焼アルミナ、シリカフラワー等の超微粉原料などを使用することができる。また耐食性を向上させるために、溶融スラグとの濡れ性が悪い炭素質材料の粉末を耐火骨材として配合するのが好ましい。この炭素質材料としては天然黒鉛、人造黒鉛、ピッチ、コークス、カーボンブラック、キッシュ黒鉛、メソフェースカーボン、木炭など任意の炭素質のものを用いることができるが、できるだけ高純度のものを用いるのが好ましい。耐火骨材としてはさらに、Al,Mg,Ca,Siやこれらの合金の一種あるいは二種以上を配合して用いることもできる。さらに炭素材料の酸化防止剤などとして各種の炭化物、硼化物、窒化物、例えばSiC,BC,BN,Si等を用いることもできる。
これらの耐火骨材にバインダー成分を配合して混練することによって、耐火物組成物を得ることができるが、本発明ではバインダー成分として、フェノール樹脂及び2−フルアルデヒド、さらにフェノール樹脂とこの2−フルアルデヒドを反応させる反応触媒からなるものを用いるようにした点に特徴を有するものである。
ここで、フェノール樹脂としては、ノボラック型フェノール樹脂とレゾール型フェノール樹脂のいずれを用いることもできるものであり、それぞれ単独で使用しても、両者を任意の割合で混合して使用してもいずれでもよい。またシリコン変性、ゴム変性、硼素変性などの各種の変性フェノール樹脂を使用することもできるが、保存安定性の面や、耐火骨材が酸性(例えばケイ石)か塩基性(例えばMgO)を問わず使用可能な点などを考慮すると、ノボラック型フェノール樹脂が最も好ましい。
また耐火骨材とフェノール樹脂との接着性を高めるために、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−(アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン等のカップリング剤を添加して使用することもできる。
また、本発明においてフェノール樹脂と2−フルアルデヒドを反応させる反応触媒としては、特に制限されるものではないが、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、酸化物、あるいは酸、あるいはアミン化合物を用いることができる。これらのうち一種を単独で使用する他、複数種を併用することもできるが、複数種を併用する場合、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩、あるいは酸から選ばれる一種以上のものと、アミン化合物とを併用することが好ましい。
アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、酸化物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化バリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、酸化バリウム、酸化カルシウムなどを挙げることができる。
酸としては、塩酸、硫酸、リン酸などの無機酸、シュウ酸、マレイン酸、無水マレイン酸、コハク酸、安息香酸などのカルボン酸、パラトルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、キシレンスルホン酸などのスルホン酸を挙げることができる。
アミン化合物としては、ジメチルアミン、トリエチルアミン、ブチルアミン、ジブチルアミン、トリブチルアミン、ジエチレントリアミン、ジシアンジアミド、エチレンジアミン、トリエチレンテトラミン、トリエタノールアミンなどの脂肪族の第一級、第二級、第三級アミン、N.N−ジメチルベンジルアミンなどの芳香環を有する脂肪族アミン、アニリン、1,5−ナフタレンジアミンなどの芳香族アミン、さらにアンモニアなどを挙げることができる。尚、本発明においてフェノール樹脂と2−フルアルデヒドを反応させる反応触媒のアミン化合物には、フェノール樹脂の硬化剤として使用されるヘキサメチレンテトラミンは含まれない。
しかして、耐火骨材にバインダー成分として上記のフェノール樹脂及び2−フルアルデヒド、さらに反応触媒を配合して混練することによって、耐火物組成物を調製することができるものであるが、フェノール樹脂としては常温で固体のものを用いることも、常温で液体のものを用いるようにしてもいずれでもよい。そして、2−フルアルデヒドはバインダー成分であると同時にフェノール樹脂の溶剤としても作用し、耐火物組成物を調製することができるものである。
耐火骨材に対するフェノール樹脂や2−フルアルデヒドの配合量は、特に制限されるものではないが、耐火骨材100質量部に対して、フェノール樹脂を2〜40質量部、2−フルアルデヒドを1〜50質量部の範囲が好ましい。2−フルアルデヒドの溶解能力はフェノール樹脂の種類によって多少異なるものであり、フェノール樹脂が完全には溶解せず、一部が沈殿物や固形物として残ってもよい。またフェノール樹脂と2−フルアルデヒドを反応させる反応触媒の配合量は特に制限されるものではないが、フェノール樹脂と2−フルアルデヒドの合計量100質量部に対して0.5〜40質量部の範囲が好ましい。
上記の2−フルアルデヒド及び反応触媒は、耐火骨材にフェノール樹脂を配合する際に同時に、あるいはフェノール樹脂とは別に配合するようにしてもよいが、予めフェノール樹脂に2−フルアルデヒド及び反応触媒を混合した状態で耐火骨材に配合するようにしてもよい。フェノール樹脂として固体のものを用いる場合、2−フルアルデヒドにフェノール樹脂を溶解して液状にした状態で、耐火骨材に混合することができるものであり、またフェノール樹脂として液体のものを用いる場合、フェノール樹脂の粘度を2−フルアルデヒドで下げた状態で、耐火骨材に混合することができるものであり、いずれも、耐火骨材に対するフェノール樹脂の混合・混練の作業性を高めることができるものである。さらに、2−フルアルデヒドにフェノール樹脂を溶解して加熱することによってフェノール樹脂を2−フルアルデヒドで変性することができ、このように2−フルアルデヒドの一部を予めフェノール樹脂と反応させた状態で使用することもできる。このフェノール樹脂に対する2−フルアルデヒドの反応は、反応触媒の作用で容易に起こるものである。
ここで、上記の2−フルアルデヒドは耐火骨材などに対して濡れ易く、耐火骨材のポアーな部分など細部まで浸透し易いものであり、従って2−フルアルデヒド及び反応触媒とフェノール樹脂からなるバインダー成分を耐火骨材に均一に混合・混練することができるものである。また上記の2−フルアルデヒドはフェノール樹脂を溶解し、フェノール樹脂を濃度高く溶解しても溶液は粘度を低く維持することができるので、他の溶剤を多量に併用したりする必要がなくなるものである。
そして、2−フルアルデヒドは耐火物組成物の可塑剤として働き、耐火物組成物を成形するにあたって、成形性が良好になるものである。また2−フルアルデヒドは沸点が161.8℃と高いことに加えて、25℃での蒸気圧が3.3hPaと低いため、耐火物組成物中の2−フルアルデヒドの蒸発は極めて少なく、しかも上記の2−フルアルデヒドは脂肪族化合物に比較して空気中の水分を吸湿することも極めて小さい。従って、耐火物組成物を混練して調製してから成形するまでの間、耐火物組成物の湿潤度が変化せず安定するものであり、成形性を一定に保つことができるものである。
上記のようにして調製される耐火物組成物を必要に応じて成形した後、熱処理することによって、耐火物を得ることができるものである。ここで、上記のように多量の溶剤を配合する必要がないので、耐火物組成物を成形した後に乾燥したり焼成したりする際に揮発する溶剤で環境を汚染することが少なくなると共に、溶剤の揮発で耐火物の気孔率が高くなって耐火物の耐食性が低下することがなくなるものである。さらに側鎖に−CHOを有する2−フルアルデヒドはフェノール樹脂のフェノール核と容易に反応して高分子化すると共に、それら自身も自己縮合して高分子化し、焼成されることによって炭素として耐火物中に固定されるものであり、耐火物の固定炭素量を増加させることができるものである。
しかも、バインダー成分にはフェノール樹脂と2−フルアルデヒドを反応させる反応触媒を含有するので、反応触媒の作用で2−フルアルデヒドはフェノール樹脂と反応してフェノール樹脂と結合するものである。従って、耐火物組成物を成形した後に、熱処理する際の2−フルアルデヒドの揮発量が、反応触媒を使用しない場合と比較して大幅に少なくなる。このため、揮発成分で環境を汚染することがより少なくなるものであり、またバインダー成分の固定炭素量がより高くなると共に、2−フルアルデヒドの揮発で耐火物の気孔率が高くなることがなくなって、耐火物が緻密になり、耐食性をより高めることができるものである。このとき、反応触媒としてアミン化合物と、他のアルカリ金属又はアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩、あるいは酸とを併用することによって、これらの効果をより高く得ることができるものである。反応触媒としてアミン化合物と他のものとを併用する場合、その比率は質量比で1:0.1〜1:5の範囲が好ましい。
ここで、2−フルアルデヒドは5員環構造を有するために炭化収率が高く、また2−フルアルデヒド同士で重合化し易く、この点でも炭化収率が高く、固定炭素量がより高いものである。しかも2−フルアルデヒドは分子中に−CHOを有するので、フルフリルアルコールなどの他の複素環式化合物よりも、反応触媒の作用で容易にフェノール樹脂と反応して、容易に結合する。このため、2−フルアルデヒドを反応触媒と併用して使用することによって、フルフリルアルコールなど他の複素環式化合物を反応触媒と併用して使用する場合よりも、より固定炭素量が高く、またより緻密な耐火物を得ることができるものである。また、2−フルアルデヒドを反応触媒と併用して使用する場合、耐火物組成物は反応触媒を含有するにもかかわらず、耐火物組成物の経時変化は殆どなく、製造時の歩留まりが安定し、製品の品質が安定するものである。このために、本発明では複素環式化合物の中から特に2−フルアルデヒドを選択して用いるものである。
そして本発明では、上記の耐火物組成物を混練後、必要に応じて成形し、これを熱処理することによって、定形耐火物や、不定形耐火物として、耐火物を得ることができるものである。例えば、高圧で成形した後、1000℃以下で熱処理することによって、マグネシアカーボンれんがやアルミナカーボンれんがを得ることができるものであり、また必要に応じて1000℃以上で熱処理することによって、スライディングノズルプレートや連続鋳造用ノズル等にも適用することができるものである。また、流し込み材、マッド材、吹き付け材等の不定形耐火物の場合には、施工後の受熱によってバインダー成分が硬化して耐火物を得ることができるものある。
次に、本発明を実施例によって具体的に説明する。
(実施例1)
反応容器にフェノール940質量部、37質量%ホルマリン673質量部、シュウ酸5.6質量部を仕込み、約60分を要して還流させ、そのまま180分間反応させた後、水と未反応のフェノールを留去することによって、軟化点が99℃の固形のノボラック型フェノール樹脂を得た。
次に、このノボラック型フェノール樹脂を粉砕して、粒径100μm以下の粉末にし、この粉末100質量部にノボラック型フェノール樹脂の硬化剤としてヘキサメチレンテトラミン10質量部を加えて良く混合し、ノボラック型フェノール樹脂Aを得た。
そして、耐火骨材として電融アルミナ80質量部、純度98%の天然黒鉛18質量部、Alの粉末2質量部を用い、これをミキサーに投入し、さらに上記のノボラック型フェノール樹脂Aを6質量部、2−フルアルデヒド(沸点161.8℃、蒸気圧3.3hPa(2.5mmHg)/25℃)を6質量部添加すると共に、さらにノボラック型フェノール樹脂Aと2−フルアルデヒドとの反応触媒として50質量%濃度の水酸化ナトリウム水溶液を1.2質量部添加し、30分間混練することによって、湿潤状態の混練物(杯土A)を得た。この杯土Aに用いた配合でフェノール樹脂、ヘキサメチレンテトラミン、2−フルアルデヒド及び水酸化ナトリウム水溶液を混合したものについてJIS K 6910(1999)に準拠して測定した固定炭素量は57.3質量%であった。
次に、杯土Aの混練を行なった翌日に、この杯土を200℃で1時間乾燥し、乾燥後の重量減少率を揮発分として測定した。その結果は0.3質量%であった。また混練翌日の杯土を油圧プレスを用いて98MPa(1000kgf/cm)で成形し、成形物を200℃で10時間乾燥硬化することによって、れんがを得た。このれんがのかさ比重は2.224、曲げ強さは12.3MPaであった。
また、上記の杯土Aをステンレスバットに入れ、このステンレスバットを上面を開放した状態で温度30℃、湿度90%RHに設定した恒温恒湿機中に入れて1週間放置した。この杯土について上記と同様にして揮発分を測定したところ、0.5質量%であり、またこの杯土から上記と同様にして得たれんがのかさ比重は2.223、曲げ強さは12.5MPaであった。
(実施例2)
反応容器にフェノール940質量部、37質量%ホルマリン567質量部、シュウ酸5.6質量部を仕込み、約60分を要して還流させ、そのまま180分間反応させた後、水と未反応のフェノールを留去することによって、軟化点が80℃の固形のノボラック型フェノール樹脂を得た。
次に、同じ反応容器中にこのノボラック型フェノール樹脂60質量部に対して2−フルアルデヒド40質量部を加え、100℃で120分間混合溶解して、ノボラック型フェノール樹脂溶液Bを得た。このノボラック型フェノール樹脂溶液Bの25℃における粘度は7.7Pa・sであった。
そして、実施例1と同じ耐火骨材100質量部に、上記のノボラック型フェノール樹脂溶液Bを8質量部及び、ノボラック型フェノール樹脂の硬化剤としてヘキサメチレンテトラミン0.8質量部を添加し、さらにノボラック型フェノール樹脂と2−フルアルデヒドの反応触媒としてキシレンスルホン酸を0.6質量部添加し、これをミキサーに投入して混練することによって、湿潤状態の混練物(杯土B)を得た。この杯土Bに用いた配合でフェノール樹脂、ヘキサメチレンテトラミン、2−フルアルデヒド及びキシレンスルホン酸を混合したものについてJIS K 6910(1999)に準拠して測定した固定炭素量は55.8質量%であった。
次に、杯土Bの混練を行なった翌日に、実施例1と同様にして杯土の揮発分を測定したところ0.8質量%であり、またこの杯土を実施例1と同様に成形・乾燥して得たれんがのかさ比重は2.259、曲げ強さは13.1MPaであった。さらに、実施例1と同様に1週間放置した後の杯土の揮発分は0.9質量%であり、またこの杯土から実施例1と同様にして得たれんがのかさ比重は2.260、曲げ強さは13.3MPaであった。
(実施例3)
ヘキサメチレンテトラミンを添加しないようにした他は、実施例2と同様にして混練することによって、湿潤状態の混練物(胚土C)を得た。この胚土Cに用いた配合で、フェノール樹脂、2−フルアルデヒド及びキシレンスルホン酸を混合したものについてJIS K 6910(1999)に準拠して測定した固定炭素量は53.9質量%であった。
次に、杯土Cの混練を行なった翌日に、実施例1と同様にして杯土の揮発分を測定したところ1.6質量%であり、またこの杯土を実施例1と同様に成形・乾燥して得たれんがのかさ比重は2.257、曲げ強さは12.9MPaであった。さらに、実施例1と同様に1週間放置した後の杯土の揮発分は1.8質量%であり、またこの杯土から実施例1と同様にして得たれんがのかさ比重は2.256、曲げ強さは12.8MPaであった。
(実施例4)
ヘキサメチレンテトラミンを添加せず、ノボラック型フェノール樹脂と2−フルアルデヒドの反応触媒としてキシレンスルホン酸0.3質量部及びアミン化合物のトリエチレンテトラミン0.3質量部を用いるようにした他は、実施例2と同様にして混練することによって、湿潤状態の混練物(胚土D)を得た。この胚土Dに用いた配合で、フェノール樹脂、2−フルアルデヒド、キシレンスルホン酸及びトリエチレンテトラミンを混合したものについてJIS K 6910(1999)に準拠して測定した固定炭素量は56.4質量%であった。
次に、杯土Dの混練を行なった翌日に、実施例1と同様にして杯土の揮発分を測定したところ1.1質量%であり、またこの杯土を実施例1と同様に成形・乾燥して得たれんがのかさ比重は2.259、曲げ強さは13.2MPaであった。さらに、実施例1と同様に1週間放置した後の杯土の揮発分は1.2質量%であり、またこの杯土から実施例1と同様にして得たれんがのかさ比重は2.258、曲げ強さは13.1MPaであった。
(実施例5)
反応容器にフェノール940質量部、37質量%ホルマリン1217質量部をとり、これに触媒として25質量%濃度のアンモニア水溶液を80質量部加え、60分を要して還流させ、そのまま90分間反応を行なった。その後、直ちに13300Paの減圧下で100℃まで脱液し、半固体状のレゾール型フェノール樹脂を得た。
次に、同じ反応容器中にこのレゾール型フェノール樹脂80質量部に対して2−フルアルデヒド20質量部を加え、2時間混合して溶解させ、レゾール型フェノール樹脂溶液Eを得た。このレゾール型フェノール樹脂溶液Eの25℃における粘度は9.8Pa・sであった。
そして、実施例1と同じ耐火骨材100質量部に、上記のレゾール型フェノール樹脂溶液Eを8質量部を添加し、さらにレゾール型フェノール樹脂と2−フルアルデヒドとの反応触媒としてパラトルエンスルホン酸を0.4質量部添加し、これをミキサーに投入して混練することによって、湿潤状態の混練物(杯土E)を得た。この杯土Eに用いた配合でフェノール樹脂、2−フルアルデヒド及びパラトルエンスルホン酸を混合したものについてJIS K 6910(1999)に準拠して測定した固定炭素量は52.8質量%であった。
次に、杯土Eの混練を行なった翌日に、実施例1と同様にして杯土の揮発分を測定したところ2.8質量%であり、またこの杯土を実施例1と同様に成形・乾燥して得たれんがのかさ比重は2.261、曲げ強さは12.6MPaであった。さらに、実施例1と同様に1週間放置した後の杯土の揮発分は3.0質量%であり、またこの杯土から実施例1と同様にして得たれんがのかさ比重は2.263、曲げ強さは12.7MPaであった。
(比較例1)
反応触媒(50質量%濃度の水酸化ナトリウム水溶液)を用いないようにした他は、実施例1と同様にして湿潤状態の混練物(杯土F)を得た。この杯土Fに用いた配合でフェノール樹脂、ヘキサメチレンテトラミン、2−フルアルデヒドを混合したものについてJIS K 6910(1999)に準拠して測定した固定炭素量は46.3質量%であった。
次に、杯土Fの混練を行なった翌日に、実施例1と同様にして杯土の揮発分を測定したところ3.2質量%であり、またこの杯土を実施例1と同様に成形・乾燥して得たれんがのかさ比重は2.222、曲げ強さは10.1MPaであった。さらに、実施例1と同様に1週間放置した後の杯土の揮発分は3.5質量%であり、またこの杯土から実施例1と同様にして得たれんがのかさ比重は2.223、曲げ強さは10.2MPaであった。
(比較例2)
反応容器にフェノール940質量部、37質量%ホルマリン632質量部、シュウ酸5.6質量部を仕込み、約60分を要して還流させ、そのまま180分間反応させた後、水と未反応のフェノールを留去することによって、軟化点が93℃の固形のノボラック型フェノール樹脂を得た。
次に、同じ反応容器中にこのノボラック型フェノール樹脂25質量部に対してフルフリルアルコール(沸点171℃、蒸気圧0.8hPa(0.6mmHg)/25℃)75質量部を加え、100℃で120分間混合溶解して、ノボラック型フェノール樹脂溶液Cを得た。このノボラック型フェノール樹脂溶液Cの25℃における粘度は3Pa・sであった。
そして、実施例1と同じ耐火骨材100質量部に、実施例1のノボラック型フェノール樹脂Aを4.1質量部添加し、これをミキサーに投入して10分間混練した後、70〜80℃で、上記のノボラック型フェノール樹脂溶液Cを4.3質量部、ノボラック型フェノール樹脂の硬化剤としてヘキサメチレンテトラミンを0.4質量部、さらにフェノール樹脂とフルフリルアルコールの反応触媒としてトリエチレンテトラミンを0.6質量部添加し、20分間混練することによって、湿潤状態の混練物(杯土G)を得た。この杯土Gに用いた配合でフェノール樹脂、ヘキサメチレンテトラミン、フルフリルアルコール、トリエチレンテトラミンを混合したものについてJIS K 6910(1999)に準拠して測定した固定炭素量は45.8質量%であった。
次に、杯土Gの混練を行なった翌日に、実施例1と同様にして杯土の揮発分を測定したところ3.2質量%であり、またこの杯土を実施例1と同様に成形・乾燥して得たれんがのかさ比重は2.218、曲げ強さは10.6MPaであった。さらに、実施例1と同様に1週間放置した後の杯土の揮発分は3.3質量%であり、またこの杯土から実施例1と同様にして得たれんがのかさ比重は2.214、曲げ強さは10.8MPaであった。
(比較例3)
反応触媒(キシレンスルホン酸)を用いないようにした他は、実施例2と同様にして湿潤状態の混練物(杯土H)を得た。この杯土Hに用いた配合でフェノール樹脂、ヘキサメチレンテトラミン、2−フルアルデヒドを混合したものについてJIS K 6910(1999)に準拠して測定した固定炭素量は45.3質量%であった。
次に、杯土Hの混練を行なった翌日に、実施例1と同様にして杯土の揮発分を測定したところ3.0質量%であり、またこの杯土を実施例1と同様に成形・乾燥して得たれんがのかさ比重は2.237、曲げ強さは10.9MPaであった。さらに、実施例1と同様に1週間放置した後の杯土の揮発分は2.8質量%であり、またこの杯土から実施例1と同様にして得たれんがのかさ比重は2.239、曲げ強さは11.1MPaであった。
(比較例4)
反応触媒(キシレンスルホン酸)を用いないようにした他は、実施例3と同様にして湿潤状態の混練物(杯土I)を得た。この杯土Iに用いた配合でフェノール樹脂、2−フルアルデヒドを混合したものについてJIS K 6910(1999)に準拠して測定した固定炭素量は25.3質量%であった。
次に、杯土Iの混練を行なった翌日に、実施例1と同様にして杯土の揮発分を測定したところ3.8質量%であり、またこの杯土を実施例1と同様に成形・乾燥して得たれんがのかさ比重は2.218、曲げ強さは9.3MPaであった。さらに、実施例1と同様に1週間放置した後の杯土の揮発分は3.9質量%であり、またこの杯土から実施例1と同様にして得たれんがのかさ比重は2.220、曲げ強さは10.1MPaであった。
(比較例5)
反応触媒(キシレンスルホン酸、トリエチレンテトラミン)を用いないようにした他は、実施例4と同様にして湿潤状態の混練物(杯土J)を得た。この杯土Jに用いた配合でフェノール樹脂、2−フルアルデヒドを混合したものについてJIS K 6910(1999)に準拠して測定した固定炭素量は25.4質量%であった。
次に、杯土Jの混練を行なった翌日に、実施例1と同様にして杯土の揮発分を測定したところ3.2質量%であり、またこの杯土を実施例1と同様に成形・乾燥して得たれんがのかさ比重は2.250、曲げ強さは9.8MPaであった。さらに、実施例1と同様に1週間放置した後の杯土の揮発分は3.3質量%であり、またこの杯土から実施例1と同様にして得たれんがのかさ比重は2.249、曲げ強さは9.7MPaであった。
上記の実施例1〜5及び比較例1〜5の配合、及び、固定炭素量、揮発分、かさ比重、曲げ強さの測定結果を表1にそれぞれまとめて示す。また、実施例1〜5及び比較例1〜5で得たれんがについて、耐食性を回転侵食法による溶損量で評価した。試験は、侵食材としてC/S=3、T.Fe=20質量%の転炉スラグを用い、1700℃で4時間侵食させることによって行い、比較例1のサンプルにおいて溶損した容積を100とする指数で表して、結果を表1に示す。
Figure 2007137712
表1にみられるように、実施例1〜5のものは、反応触媒を配合して2−フルアルデヒドをフェノール樹脂と結合させるようにしているため、比較例のものに比べて揮発分が少なくなっていることが特徴である。つまり、耐火物組成物を2−フルアルデヒドの沸点よりも高い200℃の温度で加熱乾燥しても、2−フルアルデヒドは反応触媒の作用により高分子化することで殆ど揮発していないことがわかる。その結果、耐火物の固定炭素量が高くなり、かさ比重及び曲げ強さが高く、さらに耐食性の高い、耐用性に優れた耐火物となるのである。すなわち、実施例1は反応触媒として水酸化ナトリウムを使用したものであるが、反応触媒を使用していない比較例1と比べて、固定炭素量が約10%多くなり、強度も約20%向上し、組織が緻密で耐食性に優れる耐火物を得ることができた。しかも反応触媒を添加しているにもかかわらず、混練後の配合の経時変化はみられず、一週間後に製造した耐火物に悪影響はみられなかった。一方、比較例2は2−フルアルデヒドの代りにフルフリルアルコールを使用した例であるが、実施例2と比較して固定炭素量が低く耐食性も劣る結果になった。そして、実施例1の混練物から製造した連続鋳造用ノズルを実炉で使用してみたとことろ、従来から使用されている比較例1のものよりも、耐用性が約50%向上した。

Claims (5)

  1. 耐火骨材に、フェノール樹脂と、2−フルアルデヒドと、フェノール樹脂と2−フルアルデヒドを反応させる反応触媒とを含有して形成されるバインダー成分が配合されて成ることを特徴とする耐火物組成物。
  2. 耐火骨材として、少なくとも炭素質材料が配合されていることを特徴とする請求項1に記載の耐火物組成物。
  3. 反応触媒として、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩、あるいはアミン化合物、あるいは酸から選ばれる一種以上のものを用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の耐火物組成物。
  4. 反応触媒として、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩、あるいは酸から選ばれる一種以上のものと、アミン化合物とを併用することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の耐火物組成物。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の耐火物組成物が、熱処理して形成されて成ることを特徴とする耐火物。
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