JP2007131127A - 車両用エンジンのマウント構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】設計の自由度を制限することなく、エンジンを締結位置に案内する。
【解決手段】一対のサイドメンバ12の間にエンジンが挿入され、サイドメンバのエンジン側に水平な支持プレート14が設けられ、エンジンの側部に支持プレートに対向するマウント21が取付けられ、支持プレートの上面に逆円錐状のガイド孔18aが形成された補助プレート18が積層接着され、マウントを下降させてマウントから突出する突出部23bをガイド孔に挿入させるエンジンのマウント構造である。支持プレート14の前後方向の両端に上方に向かう起立片14aがそれぞれ形成され、突出部23bの先端がガイド孔18aの幅方向の上方に位置するときに起立片の間に挿入可能にマウント21が形成され、マウントが起立片の間に挿入するようにマウントを移動させる傾斜部23dがマウントに形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定の間隔をあけて設けられた一対のサイドメンバの間に挿入されたエンジンを、その一対のサイドメンバに固定するために位置決めする車両用エンジンのマウント構造に関するものである。
車両の骨格を形成するシャシフレームは、車両の前後方向に延び幅方向に所定の間隔をあけて設けられた一対のサイドメンバを備えており、サイドメンバの断面形状は、上部、中間部及び下部からなるコの字状に形成され、二本のサイドメンバにおいてコの字状の開放側が互いに向かい合うよう左右一対に形成される。
図6に示すように、サイドメンバ1の所定位置には、エンジンを取付けるための支持プレート2が取付けられる。この支持プレート2はサイドメンバの中間部1bに、他方のサイドメンバ側に向かって突出するように取付けられる。この支持プレート2には上面から下面に向かって逆円錐状に形成されるガイド孔3aを備えた補助プレート3が積層接着され、ガイド孔3aの下方に位置する支持プレート2にはガイド孔と同軸状に図示しないボルト孔が形成される。
一方、エンジンは、支持プレート2に載置されるマウント4を備えており、このマウント4は、図示しないがエンジンの左右両側にその側面から突出して設けられる。このマウント4には支持プレート2の図示しないボルト孔に挿通可能なナット6が下面から下方に突出して設けられる。
エンジンをシャシフレームに搭載する際には、クレーン等のフックにワイヤープ(いずれも図示せず)を介してエンジンを吊り下げ、シャシフレームの締結位置の上部まで搬送し、エンジンのマウント4をサイドメンバ1に設けられた支持プレート2に対応させるようエンジンの水平方向位置を調節し、更にマウント4のナット6を支持プレート3のガイド孔3aに合致させるよう微調節しつつエンジンを降下させる。
エンジンを降下させると、マウント4のナット6の先端部は、補助プレート3に形成された逆円錐状のガイド孔3aの壁面に摺接してガイドされ、マウント4を所定の締結位置に誘導して支持プレート3に載置させる。マウント4が支持プレート2に載置されたら、エンジンよりワイヤを外し、ボルト7を支持プレート2の下面よりボルト孔に挿通してナット6に締結することによりエンジンを固定し、搭載作業が完了する。
しかしながら、シャシフレームに対するエンジンの搭載作業においてエンジンを一対のサイドメンバ1の間に誘導するようマウント4のナット6を補助プレート3のガイド孔3aに摺接させるためには、マウント4のナット6を補助プレート3のガイド孔3aのような狭い範囲内にエンジンの水平位置を目視により調節して合わせる必要があり、更には常にエンジンの下面を見て作業するため見づらく、搭載作業の効率が悪いという問題があった。
この点を解消するために、マウント4の縁部を摺接させてマウント4のナット6を補助プレート3のガイド孔3aへ誘導するガイド壁面2aを支持プレート2の前後に設けるエンジンのマウント構造が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このエンジンのマウント構造では、ガイド壁面2aがマウント4の前後における縁部を摺接させてナット6をガイド孔3aへ誘導するので、そのマウント4を支持プレート2の締結位置に確実に載置してエンジンの搭載作業の効率を向上させることができるものと期待されている。
特開2001−253250号公報(明細書[0013]、図1)
しかし、上記従来のエンジンのマウント構造では、支持プレート2の前後に設けたガイド壁面2aは、前後方向にずれたマウント4の縁部を摺接させてマウント4のナット6を補助プレート3のガイド孔3aへ誘導するものであるため、必然的にそのガイド壁面2aは前後方向にずれたマウント4を誘導し得るようにその前後方向のずれを越えて前後に大きく張り出して形成することが必要とされ、そのガイド壁面2aが比較的大型化することから他の部材との緩衝を引き起こすおそれを考慮しなければならず、設計の自由度が制限される不具合があった。また、ガイド壁面2aはマウント4が前後方向にずれた場合にはナット6をガイド孔3aへ誘導することができるけれども、マウント4が幅方向にずれた場合にはナット6をガイド孔3aへ誘導することができないという未だ解決すべき課題が残存していた。
本発明の目的は、設計の自由度を制限することなく、エンジンをサイドメンバの締結位置に確実且つ容易に載置して搭載作業の効率を向上させることができる車両用エンジンのマウント構造を提供することにある。
請求項1に係る発明は、図5に示すように、車両の前後方向に延び車両の幅方向に所定の間隔をあけて設けられた一対のサイドメンバ12,12の間にエンジン13が挿入され、一対のサイドメンバ12,12のエンジン側のそれぞれに支持プレート14が設けられ、エンジンの側部に支持プレート14に対向するマウント21が取付けられ、支持プレート14の上面に逆円錐状のガイド孔18aが形成され、マウント21を下降させてマウント21から突出する突出部23bをガイド孔18aに挿入させることによりエンジン13を位置決めする車両用エンジンのマウント構造の改良である。
その特徴ある構成は、図1に詳しく示すように、支持プレート14の前端及び後端の双方に上方に向かう起立片14a,14aがそれぞれ形成され、突出部23bがその突出部23bに対向するガイド孔18aを通る車両の幅方向の線の上方に位置するときにマウント21が支持プレート14の前端に形成された起立片14aと支持プレート14の後端に形成された起立片14aの間に進入可能に構成され、突出部23bがその突出部23bに対応するガイド孔18aに対して車両の前後方向にずれたとき起立片14a,14aの上端縁に当接する第1傾斜部23dがマウント21の下部の前後にそれぞれ形成され、起立片14a,14aの上端縁に当接した第1傾斜部23dはマウント21の下降とともにマウント21を車両の前後に誘導して突出部23bをその突出部23bに対応するガイド孔18aを通る車両の幅方向の線の上方に位置させるように構成されたところにある。
この請求項1に記載された車両用エンジンのマウント構造では、吊り下げたエンジン13のマウント21を支持プレート14に対応させてそのエンジン13を降下させるとき、マウント21における突出部23bの先端がガイド孔18aに対して前後方向にずれていると、図2に示すように第1傾斜部23dが支持プレート14の前後に形成されたいずれかの起立片14aの上端縁に当接する。その状態でエンジン13を更に下降させると、マウント21がエンジン13とともに第1傾斜部23dの傾斜に従って前後方向に移動した後、それらの間に挿入される。マウント21が起立片14a、14aの間に挿入した段階で、突出部23bの先端はガイド孔18aを通る車両の幅方向の線の上方に位置し、エンジン13の前後方向の位置を決定することができる。
この場合、起立片14a,14aは支持プレート14の前後の両端に上方に向かって形成されたのもであるので、起立片14a,14aが支持プレート14の前後を越えて前後に大きく張り出して形成することはない。このため、この起立片14a、14aが他の部材との緩衝を引き起こすおそれを考慮する必要はなく、それに伴って設計の自由度が制限されるようなことはない。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、図4に示すように、マウント21がエンジン13側に固定されたマウント本体22とマウント本体22に取付けられ突出部23bと第1傾斜部23dが形成されたブラケット23を有し、突出部23bがその突出部23bに対向するガイド孔18aを通る車両の幅方向の線の上方に位置するときにブラケット23が支持プレート14の前端に形成された起立片14aと支持プレート14の後端に形成された起立片14aの間に進入可能に形成されたことを特徴とする。
この請求項2に記載された車両用エンジンのマウント構造では、マウント21がマウント本体22に取付けられたブラケット23を有するので、例えば、エンジン13の改良等により、従来搭載していたエンジン13より小型のエンジン13が開発された場合に、そのブラケット23を変更するだけ、新たに開発された小型のエンジン13を従来のサイドメンバ12を含むシャシフレームに搭載することができ、そのサイドメンバ12を含む従来のシャシフレームの共有化を可能にして、シャシフレーム全体を設計変更するような事態を回避することができる。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明であって、支持プレート14が前後方向に延びる鉛直板17を介してサイドメンバ12に取付けられ、ブラケット23に幅方向調整リブ26が鉛直板17に向かって突出して設けられ、突出部23bの先端がガイド孔18aを通る車両の前後方向の線の上方に位置するときに幅方向調整リブ26の先端縁が鉛直板17に当接するように形成され、突出部23bの先端がガイド孔18aに対して車両の幅方向にずれたとき突出部23bの先端がガイド孔18aを通る車両の前後方向の線の上方に位置するように鉛直板17又はサイドメンバ12の上端縁に当接して下降するブラケット23を車両の幅方向に移動させる第2傾斜部26aが幅方向調整リブ26の下部に形成されたことを特徴とする。
請求項3に記載された車両用エンジンのマウント構造では、エンジン13を降下させるとき、ブラケット23における突出部23bの先端が支持プレート14におけるガイド孔18aに対して車両の幅方向にずれていると、幅方向調整リブ26の下部における第2傾斜部26aが鉛直板17又はサイドメンバ12の上端縁に当接する。その状態でエンジン13を更に下降させると、ブラケット23自体がエンジン13とともに第2傾斜部26aの傾斜に従って車両の幅方向に移動し、ブラケット23における突出部23bの先端を支持プレート14におけるガイド孔18aの上方に位置させて、車両の幅方向におけるエンジン13の位置を決定させることができる。
本発明の車両用エンジンのマウント構造では、支持プレートの車両の前後方向の両端に上方に向かう一対の起立片をそれぞれ形成し、突出部の先端がガイド孔を通る車両の幅方向の線の上方に位置するときに一対の起立片の間に挿入可能にマウントを形成し、突出部の先端がガイド孔に対して車両の前後方向にずれたときマウントが起立片の間に挿入するようにマウントを移動させる第1傾斜部をマウントの下部に形成したので、吊り下げたエンジンのマウントを支持プレートに対応させてそのエンジンを降下させるとき、突出部の先端がガイド孔に対して車両の前後方向にずれていると、第1傾斜部が起立片の上端縁に当接する。従って、その状態でエンジンを更に下降させると、マウントがエンジンとともに第1傾斜部の傾斜に従って車両の前後方向に移動してそれらの間に挿入される。このため、突出部の先端はガイド孔を通る車両の幅方向の線の上方に位置し、エンジンの前後方向の位置を決定することができる。
また、マウントがエンジン側に固定されたマウント本体とマウント本体に取付けられ突出部と第1傾斜部が形成されたブラケットを有するようなものであれば、例えば、エンジンの改良等により、従来搭載していたエンジンより小型のエンジンが開発された場合に、そのブラケットを変更するだけ、新たに開発された小型のエンジンを従来のサイドメンバを含むシャシフレームに搭載することができ、そのサイドメンバを含む従来のシャシフレームの共有化を可能にして、シャシフレーム全体を設計変更するような事態を回避することができる。
更に、支持プレートを鉛直板を介してサイドメンバに取付け、ブラケットに幅方向調整リブを鉛直板に向かって突出して設け、突出部の先端がガイド孔の前後方向の上方に位置するときに幅方向調整リブの先端縁が鉛直板に当接するように形成し、ブラケットを車両の幅方向に移動させる第2傾斜部を幅方向調整リブの下部に形成すれば、エンジンを降下させる際に突出部の先端がガイド孔に対して車両の幅方向にずれたとき、第2傾斜部が鉛直板又はサイドメンバの上端縁に当接する。その状態でエンジンを更に下降させると、ブラケット自体がエンジンとともに第2傾斜部の傾斜に従って車両の幅方向に移動し、ブラケットにおける突出部の先端をガイド孔の上方に位置させて、車両の幅方向におけるエンジンの位置を決定させることができる。
次に本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図5に示すように、車両の骨格を形成するシャシフレーム11は、車両の前後方向に延び車両の幅方向に所定の間隔をあけて設けられた一対のサイドメンバ12,12を備える。このサイドメンバ12の断面形状は、上部12a、中間部12b及び下部12cからなるコの字状に形成され、一対のサイドメンバ12,12はコの字状の開放側が互いに向かい合うよう左右一対に形成される。エンジン13は、この一対のサイドメンバ12,12の間に挿入されてこの一対のサイドメンバ12,12に取付けられる。一対のサイドメンバ12のエンジン側のそれぞれにはエンジン13を取付けるための水平な支持プレート14が設けられる。図示しないが、片側のサイドメンバ12には車両の前後方向に所定の間隔をあけて支持プレート14が一対設けられ、エンジン13は左右一対のサイドメンバ12,12にそれぞれ設けられた全部で4枚の支持プレート14を介して取付けられる。そのために、エンジン13の側部にはその支持プレート14に対向するマウント21が取付けられる。
4枚の支持プレート14は全て同一構造であり、車両右側のサイドメンバ12の前端に設けられた支持プレート14を代表して説明すると、図4に示すように、支持プレート14はサイドメンバ12のエンジン13側に設けられた前後方向に延びる鉛直板17を介してサイドメンバ12に取付けられる。この鉛直板17は断面L字状の2枚の補助板17a、17bを断面がコ字状になるように互いをねじ止めすることにより作られ、その上下をサイドメンバ12の上部12a及び下部12cに更にねじ止めすることによりそのサイドメンバ12に取付けられる。そして支持プレート14は鉛直板17を構成する一方の補助板17bに溶接される。支持プレート14の上面には逆円錐状のガイド孔18aが形成される。この実施の形態では、外形が支持プレート14と略同一に形成された補助プレート18が支持プレート14の上面に積層接着され、この補助プレート18に逆円錐状のガイド孔18aが形成される場合を示すけれども、補助プレート18を設けることなく、支持プレート14に直接、逆円錐状のガイド孔を形成しても良い。そして、支持プレート14の前後方向の両端には補助プレート18を挟むように上方に向かう起立片14aがそれぞれ形成され、この起立片14aも鉛直板17を構成する一方の補助板17bにそれぞれ溶接される(図1)。
一方、マウント21は、エンジン13側に固定されたマウント本体22とこのマウント本体22に取付けられブラケット23を有する。マウント本体22はエンジン13に台座24を介して左右両側に突出して設けられ、このマウント本体22は、エンジン13の台座24側にエンジン側プレート22aを、サイドメンバ側に車体側プレート22bを備える。エンジン側プレート22aと車体側プレート22bの間には防振ラバー22cが備えられる。エンジン側プレート22aの周囲は車体側プレート22bに向けて屈曲し、車両側プレート22bの周囲はエンジン側プレート22aへ向けて屈曲し、車体側プレート22bの周囲は所定のすき間を空けてエンジン側プレート22aの周囲に挿入するように構成される。このため、エンジン13等が何らかの理由により防振ラバー22cの弾性力を超えて振動した際にはエンジン側プレート側部22aの屈曲した周囲に車両側プレート22bの屈曲した周囲が当接して防振ラバー22cの断裂を防止するように構成される。そして、エンジン側プレート22aと車体側プレート22bにはそれぞれボルト22d,22eがそれらを貫通してそれぞれ固着され、エンジン側プレート22aはこのボルト22dを介して台座24に固定され、車体側プレート22bにはこのボルト22eを介してブラケットが23が取付けられる。
図1〜図3に示すように、マウント21を構成するブラケット23はエンジン13の取付け状態で補助プレート18に設置されるものであり、ボルト22eが挿通する挿通孔23aとエンジン13の取付け状態で補助プレート18に形成されたガイド孔18aに挿入される突出部23bがそれぞれ形成される。突出部23bはガイド孔18aより僅かに小さく形成され、エンジン13を取付ける際にこのブラケット23が下降して突出部23bをガイド孔18aに挿入することによりエンジンが正規の取付位置に位置決めされるように構成される。そして、マウント21ブラケット23の前後方向における長さは支持プレート14の前後両端にそれぞれ形成された起立片14a,14aの間より僅かに小さくなるように形成され、突出部23bの先端がガイド孔18aを通る車両に幅方向の線の上方に位置するときにのみ、このブラケット23は上方から下降してそれら起立片14a,14aの間に挿入可能に構成される。突出部23bに隣接してブラケット23にはねじ孔23cが2本鉛直方向に形成され、このねじ孔23cに対応する補助プレート18と支持プレート14には、それらを貫通する取付孔14b,18bが同軸に形成される。
突出部23bの先端がガイド孔18aに対して車両の前後方向にずれたとき下降するマウント21であるブラケット23が起立片14aの間に挿入するようにそのブラケット23を車両の前後に移動させる第1傾斜部23dが起立片14aの上端縁に当接するブラケット23の下部の前後にそれぞれ形成される。また、このブラケット23には、図4に示すように、幅方向調整リブ26が鉛直板17に向かって突出して設けられ、突出部23bの先端がガイド孔18aを通る車両前後方向の線の上方に位置するときに幅方向調整リブ26の先端縁が鉛直板17に当接するように形成される。そして、突出部23bの先端がガイド孔18aに対して車両の幅方向にずれたとき突出部23bの先端がガイド孔18aを通る車両の前後方向の線の上方に位置するように鉛直板17又はサイドメンバ12の上端縁に当接して下降するブラケット23を車両の幅方向に移動させる第2傾斜部26aが幅方向調整リブ26の下部に形成される。
次に、車両用エンジンを搭載する手順を説明する。
エンジン13をシャシフレーム11に搭載する際には、図示しないクレーン等のフックにワイヤープを介してエンジン13を吊り下げ、一対のサイドメンバ12,12の間における締結位置の上部まで搬送し、エンジン13のマウント21をサイドメンバ12に設けられた支持プレート14に対応させるようエンジン13の水平方向位置を調節しつつエンジン13を降下させる。
エンジン13を降下させるとき、マウント21を構成するブラケット23における突出部23bの先端が支持プレート14に積層接着された補助プレート18におけるガイド孔18aに対して車両の前後方向にずれていると、図2に示すようにブラケット23の下部前後に形成されたいずれかの第1傾斜部23dが支持プレート14の前後に形成されたいずれかの起立片14aの上端縁に当接する(図2では、ブラケット23の下部後部に形成された第1傾斜部23dが支持プレート14の前端に形成された起立片14aの上端縁に当接する場合を1点鎖線で示す。)。その状態でエンジン13を更に下降させると、ブラケット23自体がエンジン13とともに第1傾斜部23dの傾斜に従って車両の前後方向に移動し、ブラケット23が支持プレート14の前後に形成された起立片14a、14aの間に位置した段階でそれらの間に挿入される。マウント21を構成するブラケット23が起立片14a、14aの間に挿入した段階で、ブラケット23における突出部23bの先端は補助プレート18におけるガイド孔18aを通る車両の幅方向の線の上方に位置し、エンジン13の前後方向の位置が決定される。
また、エンジン13を降下させるとき、マウント21を構成するブラケット23における突出部23bの先端が補助プレート18におけるガイド孔18aに対して車両の幅方向にずれていると、図4に示すようにエンジン13の左右におけるいずれかのブラケット23に形成された幅方向調整リブ26の下部における第2傾斜部26aが鉛直板17又はサイドメンバ12の上端縁に当接する。その状態でエンジン13を更に下降させると、ブラケット23自体がエンジン13とともに第2傾斜部26aの傾斜に従って車両の幅方向に移動し、ブラケット23における突出部23bの先端が補助プレート18におけるガイド孔18aの前後方向の上方に位置した段階で下降する。これにより、エンジン13の幅方向の位置が決定される。
更にエンジン13を降下させると、マウント21を構成するブラケット23における突出部23bの先端は、補助プレート18に形成された逆円錐状のガイド孔18aの壁面に摺接してガイドされ、エンジン13を所定の締結位置に誘導して載置する。
エンジン13が支持プレート14を介してサイドメンバ12に載置されたら、エンジン13より図示しないワイヤを外し、図3に示すようにボルト27を支持プレート14の下面より取付孔14b,18b挿通してブラケット23に形成されたねじ孔23cに締結することによりエンジン13を固定し、搭載作業が完了する。
このように、本発明によれば、シャシフレーム11に対するエンジン13の搭載においてエンジン13をサイドメンバ12の締結位置に載置する際には、エンジン13をマウント21を構成するブラケット23及び幅方向調整リブ26に形成された第1及び第2傾斜部23d,26aによりそのマウント21を支持プレート14の上方に案内し、更に、突出部23bをガイド孔18aの壁面によりガイド孔の中心に案内することにより、エンジン13を正規の取付位置に二段階でガイドするので、エンジン13をメンバ21の締結位置に正確かつ確実に載置することができる。
また、マウント21における突出部23bをガイド孔18aに直接合わせるという狭い範囲内でのエンジン13の位置合わせを不要にすると共に、エンジン13のマウント21を支持プレート14の範囲内という大きな範囲内にエンジン13の位置合わせをすれば良いので、エンジン13の水平方向で且つ長手方向の前後位置を目視により合わせる搭載作業を容易にし、作業効率を向上させることができる。
また、起立片14a,14aは支持プレート14の前後の両端に上方に向かって形成されたのもであるので、起立片14a,14aが支持プレート14の前後を越えて前後に大きく張り出して形成することはない。このため、この起立片14a、14aが他の部材との緩衝を引き起こすおそれを考慮する必要はなく、それに伴って設計の自由度が制限されるようなことはない。
更に、この実施の形態では、マウント21がエンジン13側に固定されたマウント本体22とマウント本体22に取付けられ突出部23bと第1傾斜部23dが形成されたブラケット23を有するので、例えば、エンジン13の改良等により、従来搭載していたエンジン13より小型のエンジン13が開発された場合に、そのブラケット23を変更するだけの比較的簡単な設計変更で、新たに開発された小型のエンジン13を従来のサイドメンバ12を含むシャシフレームに搭載することができ、そのサイドメンバ12を含む従来のシャシフレームの共有化を可能にして、シャシフレーム全体を設計変更するような事態を回避することができる。
本発明実施形態のマウント構造を示す斜視図である。 そのマウントであるブラケットが支持プレート上に案内される状態を示す図1のA−A線断面図である。 そのブラケットが支持プレート上に設置された状態を示す図2に対応する断面図である。 そのマウント構造を示す図5のB部拡大断面図である。 そのマウント構造によりエンジンが搭載された状態を示す図である。 従来のマウント構造を示す図1に対応する斜視図である。
符号の説明
12 サイドメンバ
13 エンジン
14 支持プレート
14a 起立片
17 鉛直板
18 補助プレート
18a ガイド孔
21 マウント
22 マウント本体
23 ブラケット
23b 突出部
23d 第1傾斜部
26 幅方向調整リブ
26a 第2傾斜部

Claims (3)

  1. 車両の前後方向に延び車両の幅方向に所定の間隔をあけて設けられた一対のサイドメンバ(12,12)の間にエンジン(13)が挿入され、前記一対のサイドメンバ(12,12)のエンジン側のそれぞれに支持プレート(14)が設けられ、前記エンジンの側部に前記支持プレート(14)に対向するマウント(21)が取付けられ、前記支持プレート(14)の上面に逆円錐状のガイド孔(18a)が形成され、前記マウント(21)を下降させて前記マウント(21)から突出する突出部(23b)を前記ガイド孔(18a)に挿入させることにより前記エンジン(13)を位置決めする車両用エンジンのマウント構造において、
    前記支持プレート(14)の前端及び後端の双方に上方に向かう起立片(14a,14a)がそれぞれ形成され、
    前記突出部(23b)がその突出部(23b)に対向するガイド孔(18a)を通る車両の幅方向の線の上方に位置するときに前記マウント(21)が前記支持プレート(14)の前端に形成された前記起立片(14a)と前記支持プレート(14)の後端に形成された前記起立片(14a)の間に進入可能に構成され、
    前記突出部(23b)がその突出部(23b)に対応するガイド孔(18a)に対して車両の前後方向にずれたとき前記起立片(14a,14a)の上端縁に当接する第1傾斜部(23d)が前記マウント(21)の下部の前後にそれぞれ形成され、
    前記起立片(14a,14a)の上端縁に当接した前記第1傾斜部(23d)は前記マウント(21)の下降とともに前記マウント(21)を車両の前後に誘導して前記突出部(23b)をその突出部(23b)に対応するガイド孔(18a)を通る車両の幅方向の線の上方に位置させるように構成された
    ことを特徴とする車両用エンジンのマウント構造。
  2. マウント(21)がエンジン(13)側に固定されたマウント本体(22)と前記マウント本体(22)に取付けられ突出部(23b)と第1傾斜部(23d)が形成されたブラケット(23)を有し、前記突出部(23b)がその突出部(23b)に対向するガイド孔(18a)を通る車両の幅方向の線の上方に位置するときに前記ブラケット(23)が支持プレート(14)の前端に形成された起立片(14a)と前記支持プレート(14)の後端に形成された起立片(14a)の間に進入可能に形成された請求項1記載の車両用エンジンのマウント構造。
  3. 支持プレート(14)が前後方向に延びる鉛直板(17)を介してサイドメンバ(12)に取付けられ、
    ブラケット(23)に幅方向調整リブ(26)が前記鉛直板(17)に向かって突出して設けられ、
    突出部(23b)の先端がガイド孔(18a)を通る車両の前後方向の線の上方に位置するときに前記幅方向調整リブ(26)の先端縁が前記鉛直板(17)に当接するように形成され、
    前記突出部(23b)の先端が前記ガイド孔(18a)に対して車両の幅方向にずれたとき前記突出部(23b)の先端が前記ガイド孔(18a)を通る車両の前後方向の線の上方に位置するように前記鉛直板(17)又は前記サイドメンバ(12)の上端縁に当接して下降する前記ブラケット(23)を車両の幅方向に移動させる第2傾斜部(26a)が前記幅方向調整リブ(26)の下部に形成された請求項2記載の車両用エンジンのマウント構造。
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