JP2007124756A - レゾルバ用ステータ鉄心構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、ステータ鉄心の各ステータティースの先端面をモールド樹脂被覆部で一体に覆うことにより、樹脂バリをなくし、品質向上を目的とする。
【解決手段】本発明によるレゾルバ用ステータ鉄心構造は、ステータ鉄心(1)の各ステータティース(2)の先端面(2a)をモールド樹脂被覆部(3)によって一体に覆い、前記先端面(2a)が露出しない構成である。
【選択図】図１
【解決手段】本発明によるレゾルバ用ステータ鉄心構造は、ステータ鉄心(1)の各ステータティース(2)の先端面(2a)をモールド樹脂被覆部(3)によって一体に覆い、前記先端面(2a)が露出しない構成である。
【選択図】図１
Description
本発明は、レゾルバ用ステータ鉄心構造に関し、特に、ステータ鉄心を被覆するモールド樹脂被覆部により、ステータ鉄心の先端面を全面的に覆い、先端面の樹脂バリをなくし、品質を向上させるための新規な改良に関する。
従来、用いられていたこの種のレゾルバ用ステータ鉄心構造としては、例えば、特許文献１に示されている構成を図３及び図４に示すことができる。
すなわち、図３及び図４において符号１で示されるものは全体形状が輪状をなし内方へ向けて突出する複数のステータティース２を一体に有するステータ鉄心であり、このステータ鉄心１の面には、樹脂成形で形成されたモールド樹脂被覆部３がこのステータ鉄心１を覆うように形成されている。
すなわち、図３及び図４において符号１で示されるものは全体形状が輪状をなし内方へ向けて突出する複数のステータティース２を一体に有するステータ鉄心であり、このステータ鉄心１の面には、樹脂成形で形成されたモールド樹脂被覆部３がこのステータ鉄心１を覆うように形成されている。
前記各ステータティース２の先端面２ａは、前記モールド樹脂被覆部３が覆われていない状態で露出し、各ステータティース２の内側には、図示しないロータが回転自在に設けられている。
従って、前記先端面２ａを図３の矢印Ａ側からみると、図４で示されるように構成されており、先端面２ａに対してモールド樹脂被覆部３の樹脂バリ３ａが突出している。
従来のレゾルバ用ステータ鉄心構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、ステータ鉄心のステータティースを覆うモールド樹脂被覆部は、ステータティースの先端面を覆っておらず、この先端面が直接露出する状態であったため、このモールド樹脂被覆部からの樹脂の一部が樹脂バリとなってステータティースの先端面側にまわり込み、ロータの回転に支障が出ることもあるため、後加工で樹脂バリを除去するか、又は、成形時にステータ鉄心とモールド型の微妙な寸法調整を必要とし、大量生産及びコストダウンに対する大きい障害となっていた。
すなわち、ステータ鉄心のステータティースを覆うモールド樹脂被覆部は、ステータティースの先端面を覆っておらず、この先端面が直接露出する状態であったため、このモールド樹脂被覆部からの樹脂の一部が樹脂バリとなってステータティースの先端面側にまわり込み、ロータの回転に支障が出ることもあるため、後加工で樹脂バリを除去するか、又は、成形時にステータ鉄心とモールド型の微妙な寸法調整を必要とし、大量生産及びコストダウンに対する大きい障害となっていた。
本発明によるレゾルバ用ステータ鉄心構造は、全体形状が輪状をなし一体に突出する複数のステータティースを有するステータ鉄心と、前記ステータ鉄心の両面に形成され前記各ステータ鉄心に形成されたモールド樹脂被覆部とからなるレゾルバ用ステータ鉄心構造において、前記各ステータティースの先端面は前記モールド樹脂被覆部により全て覆われている構成であり、また、前記各ステータティースは、前記ステータ鉄心の内方へ向けて突出している構成であり、また、前記各ステータティースは、前記ステータ鉄心の外方へ向けて突出している構成である。
本発明によるレゾルバ用ステータ鉄心構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、ステータティースの先端面の全てをモールド樹脂被覆部で覆っているため、モールド型とステータ鉄心との精密な寸法調整が不要となり、また、ステータ鉄心あるいはモールド型が変化した時に両方を調整する必要がなくなる。
そのため、ステータ鉄心の先端面に発生する樹脂バリがなくなり、品質の向上が得られる。
また、ステータ鉄心に発生する錆を防止することが可能となり、性能の長期安定、耐環境性の向上が可能となる。
また、モールド型の調整が不要であるため、モールド型費の低減が実現できる。
すなわち、ステータティースの先端面の全てをモールド樹脂被覆部で覆っているため、モールド型とステータ鉄心との精密な寸法調整が不要となり、また、ステータ鉄心あるいはモールド型が変化した時に両方を調整する必要がなくなる。
そのため、ステータ鉄心の先端面に発生する樹脂バリがなくなり、品質の向上が得られる。
また、ステータ鉄心に発生する錆を防止することが可能となり、性能の長期安定、耐環境性の向上が可能となる。
また、モールド型の調整が不要であるため、モールド型費の低減が実現できる。
本発明は、ステータ鉄心を被覆するモールド樹脂被覆部により、ステータ鉄心の先端面を全面的に覆い、先端面の樹脂バリをなくし、品質を向上させるようにしたレゾルバ用ステータ鉄心構造を提供することを目的とする。
以下、図面と共に本発明によるレゾルバ用ステータ鉄心構造の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分については同一符号を用いて説明する。
図１及び図２において符号１で示されるものは全体形状が輪状をなし内方へ向けて突出する複数のステータティース２を一体に有するステータ鉄心であり、このステータ鉄心１の両面には、樹脂成形で形成されたモールド樹脂被覆部３がこのステータ鉄心１を覆うように形成されている。
尚、従来例と同一又は同等部分については同一符号を用いて説明する。
図１及び図２において符号１で示されるものは全体形状が輪状をなし内方へ向けて突出する複数のステータティース２を一体に有するステータ鉄心であり、このステータ鉄心１の両面には、樹脂成形で形成されたモールド樹脂被覆部３がこのステータ鉄心１を覆うように形成されている。
前記各ステータティース２の先端面２ａは、前記モールド樹脂被覆部３によって一体でかつ全面が覆われており、この先端面２ａは外部に全く露出していないように構成されている。
従って、前記先端面２ａを図１の矢印Ｂ側からみると、図２で示されるように構成されており、先端面２ａがモールド樹脂被覆部３によって全面的に覆われ、樹脂バリは形成されていない。
尚、端子１０を有する端子保持部１１は、前記モールド樹脂被覆部３と一体に成形により形成されている。
従って、前記先端面２ａを図１の矢印Ｂ側からみると、図２で示されるように構成されており、先端面２ａがモールド樹脂被覆部３によって全面的に覆われ、樹脂バリは形成されていない。
尚、端子１０を有する端子保持部１１は、前記モールド樹脂被覆部３と一体に成形により形成されている。
尚、前述の構成では、ステータ鉄心１の内方に向けてステータティース２が一体に形成され、内側に図示しないロータが配設されるインナーロータ型について述べたが、ステータ鉄心１の外方へ向けてステータティース２が一体に形成され、外側に輪状のロータ（図示せず）が配設されるアウターロータ型についても、インナーロータ型と同様に構成することができる。
本発明は、レゾルバに限ることなく、モータ等へ適用することも可能である。
１ ステータ鉄心
２ ステータティース
３ モールド樹脂被覆部
２ａ 先端面
２ ステータティース
３ モールド樹脂被覆部
２ａ 先端面
Claims (3)
- 全体形状が輪状をなし一体に突出する複数のステータティース(2)を有するステータ鉄心(1)と、前記ステータ鉄心(1)の両面に形成され前記各ステータ鉄心(1)に形成されたモールド樹脂被覆部(3)とからなるレゾルバ用ステータ鉄心構造において、
前記各ステータティース(2)の先端面(2a)は前記モールド樹脂被覆部(3)により全て覆われていることを特徴とするレゾルバ用ステータ鉄心構造。 - 前記各ステータティース(2)は、前記ステータ鉄心(1)の内方へ向けて突出していることを特徴とする請求項１記載のレゾルバ用ステータ鉄心構造。
- 前記各ステータティース(2)は、前記ステータ鉄心(1)の外方へ向けて突出していることを特徴とする請求項１記載のレゾルバ用ステータ鉄心構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005311157A JP2007124756A (ja) | 2005-10-26 | 2005-10-26 | レゾルバ用ステータ鉄心構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2005311157A JP2007124756A (ja) | 2005-10-26 | 2005-10-26 | レゾルバ用ステータ鉄心構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
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| JP2007124756A true JP2007124756A (ja) | 2007-05-17 |
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Family Applications (1)
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| JP2005311157A Pending JP2007124756A (ja) | 2005-10-26 | 2005-10-26 | レゾルバ用ステータ鉄心構造 |
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Citations (8)
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2005
- 2005-10-26 JP JP2005311157A patent/JP2007124756A/ja active Pending
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