JP2007089347A - 回転電機の整流子 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転電機の整流子1において、整流子片2と補強リング5との位置関係を安定させる。
【解決手段】整流子片2に、軸方向端部に凹部4を設け、凹部4に環状の補強リング5を配置した状態で整流子1をモールド成形する。そして、凹部4を形成する外側面11において、最も奥の部分を含む奥側を外周側に窪ませ、第1の窪み部17を形成する。これにより、補強リング5の角(カド)の曲率を逃すことができる。このため、凹部4のカドに補強リング5のカドを確実に合わせることができるので、整流子片2と補強リング5との位置関係を安定させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機の整流子に関する。
従来から、回転電機に用いられる整流子は、複数の整流子片を周方向に環状に配置し、この整流子片を熱硬化性樹脂により一体的にモールド成形されている。そして、この整流子によれば、高速回転に伴う遠心力により整流子片がモールド樹脂から飛び出すのを防止するため、整流子片の軸方向端部に凹部を設け、この凹部に環状の補強リングを通した状態でモールド成形されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2003−348799号公報 特開平9−149604号公報
しかしながら、これらの従来技術によれば、モールド成形を行う際に、凹部に補強リングを通し、凹部の角(カド)に補強リングのカドを合わせて、整流子片と補強リングとの位置関係を安定させる必要がある。しかし、一般的に、補強リングのカドの曲率は、凹部のカドの曲率よりも大きいため、凹部のカドに補強リングのカドを合わせても、整流子片と補強リングとの位置関係を安定させることは困難であり、整流子片と補強リングとの相対位置が不安定な位置関係になる虞があった。
そこで、本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、回転電機の整流子において、整流子片と補強リングとの位置関係を安定させることにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載の回転電機の整流子は、複数の整流子片を周方向に配列させ、この整流子片を絶縁保持する絶縁部材を備える。そして、整流子片は、軸方向端部に凹部が設けられ、凹部には、環状の補強リングが配置されるとともに、補強リングの径方向外周面が当接する整流子片の凹部の内周側には、補強リングが凹部に挿入された最も奥側の位置で、凹部から径方向外側に延びる第1の窪み部を設けている。
補強リングを通すための凹部は、通常、軸方向と略平行に設けられる外側面、軸方向と略平行に設けられ、外側面の内周側で外側面と対向する内側面、および凹部の最も奥で外側面と内側面とを連結する奥側面とで形成されている。そして、補強リングのカドが合わせられる凹部のカドは、通常、外側面と奥側面とで形成される。
そこで、補強リングが凹部に挿入された最も奥側の位置で、凹部から径方向外側に延びる第1の窪み部を設ける。つまり、凹部の外側面の最も奥の部分を外周側に窪ませる。これにより、補強リングのカドの曲率を逃すことができる。この結果、凹部のカドに補強リングのカドを確実に合わせることができるので、整流子片と補強リングとの位置関係を安定させることができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載の回転電機の整流子によれば、整流子片は、軸方向端部に凹部が設けられ、凹部には、環状の補強リングが配置されるとともに、補強リングの径方向外周面が当接する整流子片の凹部の内周側には、補強リングが凹部に挿入された最も奥側の位置で、凹部から軸方向奥側に延びる第2の窪み部を設けている。
この手段は、補強リングが凹部に挿入された最も奥側の位置で、凹部から軸方向奥側に延びる第2の窪み部を設けることで、つまり、凹部の奥側面の最も外周の部分を奥側に窪ませることで、補強リングのカドの曲率を逃すものである。
〔請求項3の手段〕
請求項3に記載の回転電機の整流子によれば、整流子片の凹部は、軸方向両端部に設けられている。
これにより、整流子片の軸方向両端部に補強リングを通すことができる。このため、整流子片に作用する遠心力を均等に分散して、軸方向両端部の補強リングで受けることができる。
最良の形態1の回転電機の整流子は、複数の整流子片を周方向に配列させ、この整流子片を絶縁保持する絶縁部材を備える。そして、整流子片は、軸方向端部に凹部が設けられ、凹部には、環状の補強リングが配置されるとともに、補強リングの径方向外周面が当接する整流子片の凹部の内周側には、補強リングが凹部に挿入された最も奥側の位置で、凹部から径方向外側に延びる第1の窪み部を設けている。
また、整流子片の凹部は、軸方向両端部に設けられている。
最良の形態2の回転電機の整流子によれば、整流子片は、軸方向端部に凹部が設けられ、凹部には、環状の補強リングが配置されるとともに、補強リングの径方向外周面が当接する整流子片の凹部の内周側には、補強リングが凹部に挿入された最も奥側の位置で、凹部から軸方向奥側に延びる第2の窪み部を設けている。
〔実施例1の構成〕
実施例1の回転電機の整流子1の構成を、図1および図2を用いて説明する。
整流子1は、例えば図1(a)に示すように、複数の整流子片2を軸方向に指向させるとともに環状に配置し、熱硬化性樹脂によりモールド成形されたものである。
この整流子1は、回転電機のリヤ側で回転軸(図示せず)と一体化されて回転電機の回転子をなす。そして、各々の整流子片2は、電機子コイル(図示せず)と電気的に接続されるとともに、電源と接続するブラシ(図示せず)に当接または摺接し、電源と電機子コイルとの間の導通を確保する。この結果、固定子側の界磁極により形成される磁界と電機子コイルに流れる電流との相互作用により、トルクが生じ回転軸が回転する。
また、整流子片2は、軸方向両端部に凹部4を有し、凹部4に環状の補強リング5が通された状態で整流子1をなす。この補強リング5は、高速回転に伴う遠心力により、整流子片2がモールド樹脂6から飛び出すのを防止するために組み込まれている。そして、凹部4の角(カド)に補強リング5のカドを合わせて、整流子片2と補強リング5との位置関係を安定させた状態で、整流子1のモールド成形が行われる。なお、補強リング5は、本体リング8と、本体リング8を保護する本体ホルダ9とからなる。また、モールド樹脂6は、整流子片2を絶縁保持する絶縁部材をなす。
凹部4は、図1(b)および図2に示すように、軸方向と略平行に設けられる外側面11、軸方向と略平行に設けられ、外側面11の内周側で外側面11と対向する内側面12、および凹部4の最も奥で外側面11と内側面12とを連結する奥側面13で形成されている。そして、補強リング5のカドが合わせられる凹部4のカドは、外側面11と奥側面13とで形成される。つまり、外側面11は、補強リング5に内周側から当接され、奥側面13は、補強リング5に反奥側から当接されている。そして、外側面11は、最も奥の部分を含む奥側が外周側に窪むように設けられている。
すなわち、凹部4には、環状の補強リング5が配置されるとともに、補強リング5の径方向外周面15が当接する凹部4の内周側には、補強リング5が凹部4に挿入された最も奥側を含む位置で、凹部4から径方向外側に延びる第1の窪み部17を設けている。
〔実施例1の効果〕
実施例1の整流子片2によれば、凹部4を形成する外側面11は、最も奥の部分を含む奥側が外周側に窪み、第1の窪み部17を形成している。
これにより、補強リング5のカドの曲率を逃すことができる。このため、凹部4のカドに補強リング5のカドを確実に合わせることができるので、整流子片2と補強リング5との位置関係を安定させることができる。
また、凹部4は軸方向両端部に設けられている。
これにより、整流子片2の軸方向両端部に補強リング5を通すことができる。このため、整流子片2に作用する遠心力を均等に分散して、軸方向両端部の補強リング5で受けることができる。
実施例2の整流子片2は、図3に示すように、奥側面13の最も外周の部分を含む一部が奥側に窪むように設けられている。
すなわち、凹部4には、環状の補強リング5が配置されるとともに、補強リング5の径方向外周面15が当接する凹部4の内周側には、補強リング5が凹部4に挿入された最も奥側の位置で、凹部4から軸方向奥側に延びる第2の窪み部18を設けている。
これにより、実施例1の整流子片2と同様に、補強リング5のカドの曲率を逃すことができる。
〔変形例〕
本実施例の整流子片2によれば、凹部4は軸方向の両端部に設けられていたが、片側の端部にのみ設けてもよく、一方を両端部の間の中間部に設けてもよい。
また、本実施例の整流子片2では、第1、第2の窪み部17、18のいずれか一方のみが設けられていたが、第1、第2の窪み部17、18の両方を設けてもよい。
(a)は整流子の構成を示す片側断面図であり、(b)は整流子の要部断面図である(実施例1)。 (a)は整流子片の側面図であり、(b)は整流子片の正面図である(実施例1)。 (a)は整流子片の側面図であり、(b)は整流子片の正面図である(実施例2)。
符号の説明
1 整流子
2 整流子片
4 凹部
5 補強リング
11 外側面
13 奥側面
15 径方向外周面
17 第1の窪み部
18 第2の窪み部

Claims (3)

  1. 複数の整流子片を周方向に配列させ、この整流子片を絶縁保持する絶縁部材を備えた回転電機の整流子であって、
    前記整流子片は、軸方向端部に凹部が設けられ、この凹部には、環状の補強リングが配置されるとともに、前記補強リングの径方向外周面が当接する前記整流子片の凹部の内周側には、前記補強リングが前記凹部に挿入された最も奥側の位置で、前記凹部から径方向外側に延びる第1の窪み部を設けていることを特徴とする回転電機の整流子。
  2. 複数の整流子片を周方向に配列させ、この整流子片を絶縁保持する絶縁部材を備えた回転電機の整流子であって、
    前記整流子片は、軸方向端部に凹部が設けられ、この凹部には、環状の補強リングが配置されるとともに、前記補強リングの径方向外周面が当接する前記整流子片の凹部の内周側には、前記補強リングが前記凹部に挿入された最も奥側の位置で、前記凹部から軸方向奥側に延びる第2の窪み部を設けていることを特徴とする回転電機の整流子。
  3. 請求項1または請求項2に記載の回転電機の整流子において、
    前記整流子片の凹部は、軸方向両端部に設けられていることを特徴とする回転電機の整流子。
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