JP2019058015A - モータ及びモータの製造方法 - Google Patents

モータ及びモータの製造方法 Download PDF

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Teppei Morikawa
鉄平 森川
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Abstract

【課題】検出部及び被検出部によるロータの回転検出精度が低下することを抑制しつつ、組立時に被検出部と磁気遮蔽部材とが干渉することを抑制する。【解決手段】モータ10は、回転軸12を備えたロータ14と、ステータ18と、を備えている。また、モータ10は、ロータ14と一体に回転するレゾルバロータ16と、レゾルバロータ16の回転を検出することで回転軸12の回転が検出されるレゾルバステータ20と、磁性材料を用いて形成されていると共にステータ18とレゾルバステータ20との間に配置されたホルダ22と、を備えている。ホルダ22には、レゾルバステータ20が固定されていると共に回転軸12が挿通される挿通孔22Eが形成されている。挿通孔22Eの内面において最も径方向内側に位置している部分が、レゾルバステータ20において最も径方向内側に位置している部分よりも径方向外側に位置している。【選択図】図1

Description

本発明は、モータに関する。
下記特許文献1には、ロータ(ロータシャフト)の回転角度を検出するためのレゾルバ(レゾルバステータ(検出部)及びレゾルバロータ(被検出部))を備えたブラシレスモータが開示されている。この文献に記載されたブラシレスモータでは、ステータとレゾルバステータとの間に磁気シールド(磁気遮蔽部材)を設けることで、レゾルバによるロータの回転検出精度の低下が抑制されている。
特開2010−115022号公報
ところで、上記特許文献1に記載された構成では、ブラシレスモータの組立工程において、レゾルバロータをレゾルバステータの径方向内側に配置させる。この時、レゾルバロータを磁気シールドに形成された貫通孔に挿通させる必要があり、レゾルバロータが磁気シールドに形成された貫通孔の縁部に干渉(接触)することが考えられる。また、レゾルバロータと磁気シールドに形成された貫通孔の縁部との干渉を避けるために、磁気シールドの貫通孔の内径を大きくすると、レゾルバによるロータの回転検出精度が低下することが考えられる。
本発明は上記事実を考慮し、検出部及び被検出部によるロータの回転検出精度が低下することを抑制しつつ、組立時に被検出部と磁気遮蔽部材とが干渉することを抑制することができるモータ及びモータの製造方法を得ることが目的である。
請求項1記載のモータは、回転軸を備えたロータと、前記ロータの径方向外側に配置され、磁界を発生させることで前記ロータを回転させるステータと、前記回転軸に固定され、前記ロータと一体に回転する被検出部と、前記被検出部の径方向外側に配置され、該被検出部の回転を検出することで前記回転軸の回転が検出される検出部と、磁性材料を用いて形成されていると共に前記ステータと前記検出部との間に配置され、かつ前記検出部が固定されていると共に前記回転軸が挿通される挿通孔が形成され、該挿通孔の内面において最も径方向内側に位置している部分が、前記検出部において最も径方向内側に位置している部分よりも径方向外側に位置しているホルダと、を備えている。
請求項1記載のモータによれば、ステータが磁界を発生させると、この磁界を受けてロータが回転軸と共に回転する。また、回転軸が回転すると、当該回転軸に固定された被検出部が回転する。この被検出部の回転が検出部によって検出されることで、回転軸の回転が検出される。ここで、請求項1記載の発明では、磁性材料を用いて形成されたホルダが、ステータと検出部との間に配置されている。これにより、ステータの磁界がホルダによって遮蔽されて、検出部及び被検出部によるロータの回転検出精度が低下することを抑制することができる。また、ホルダに形成された挿通孔の内面において最も径方向内側に位置している部分が、検出部において最も径方向内側に位置している部分よりも径方向外側に位置している。これにより、ホルダの挿通孔に回転軸を挿通させて被検出部を検出部の径方向内側に配置させる際に、磁気遮蔽部材であるホルダに形成された挿通孔の内面と被検出部とが干渉することを抑制することができる。
請求項2記載のモータは、請求項1記載のモータにおいて、前記検出部は、環状に形成されたレゾルバステータとされていると共に、前記被検出部は外面が円筒面状に形成されたレゾルバロータとされ、前記挿通孔は、内面が円筒面状とされ、前記挿通孔の内径が、前記レゾルバステータの内径よりも大きく設定されている。
請求項2記載のモータによれば、ホルダの挿通孔の内径が、レゾルバステータの内径よりも大きな外径に設定されている。これにより、ホルダの挿通孔に回転軸を挿通させてレゾルバロータをレゾルバステータの径方向内側に配置させる際に、ホルダに形成された挿通孔の内面とレゾルバロータの外面とが干渉することを抑制することができる。
請求項3記載のモータは、請求項1又は請求項2記載のモータにおいて、前記ホルダが、前記ステータに固定されている。
請求項3記載のモータによれば、検出部が固定されたホルダがステータに固定されている。すなわち、検出部がホルダを介してステータに固定されている。これにより、検出部のステータに対する位置精度を確保することができる。
請求項4記載のモータは、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記ステータには、凹状の溝が形成されており、前記ホルダの一部が、前記溝に係止されている。
請求項4記載のモータによれば、ホルダの一部が上記溝に係止されることで、ホルダをステータに容易に固定することができる。
請求項5記載のモータは、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記ステータは、巻線が巻回されるステータコアを含んで構成されており、前記ステータコアの軸方向一方側の端面に前記ホルダが固定されている。
請求項5記載のモータによれば、ステータコアの軸方向一方側の端面にホルダが固定されている。これにより、ステータコアに対するホルダの軸方向一方側への突出量が少なくなり、モータの軸方向への小型化を図ることができる。
請求項6記載のモータの製造方法は、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のモータの製造方向に適用され、筒状に形成された前記ホルダを用い、前記挿通孔の内面において最も径方向内側に位置している部分が位置する側から前記被検出部を挿通する。
請求項6記載のモータの製造方法によれば、挿通孔の内面において最も径方向内側に位置している部分が位置する側から被検出部を挿通することにより、組立時に被検出部と磁気遮蔽部材とが干渉することを抑制することができる。
本実施形態のモータを模式的に示す断面図である。 ホルダが固定されたステータコアを示す斜視図である。 第1変形例のモータを模式的に示す断面図である。 第2変形例のモータを模式的に示す断面図である。
図1及び図2を用いて、本発明の実施形態に係るモータについて説明する。なお、図中に適宜示す矢印Z方向、矢印R方向及び矢印C方向は、モータの回転軸の回転軸方向、回転径方向及び回転周方向をそれぞれ示すものとする。また以下、単に軸方向、径方向、周方向を示す場合は、特に断りのない限り、回転軸の回転軸方向、回転径方向、回転周方向を示すものとする。
図1に示されるように、本実施形態のモータ10は、インナロータ型のブラシレスモータである。このモータ10は、回転軸12を備えたロータ14と、回転軸12に固定されることでロータ14と一体に回転する被検出部としてのレゾルバロータ16と、を備えている。また、モータ10は、ロータ14の径方向外側に配置されたステータ18と、レゾルバロータ16の径方向外側に配置された検出部としてのレゾルバステータ20と、を備えている。さらに、モータ10は、レゾルバステータ20が固定されていると共にステータ18のステータコア24に固定されるホルダ22を備えている。
ロータ14は、軸心部に回転軸12が圧入等により固定されたロータコアと、ロータコアの外周部に固定されたロータマグネットと、を含んで構成されている。
レゾルバロータ16は、ロータ14の軸方向一方側(矢印Z方向側)に配置されていると共に当該ロータ14と軸方向に隣り合って配置された状態で回転軸12に固定されている。このレゾルバロータ16の基本的な構成は前述のロータ14と同様に構成されている。すなわち、レゾルバロータ16は、その外面16Aが円筒面状に形成されており、軸心部に回転軸12が圧入等により固定されたレゾルバロータコアと、レゾルバロータコアの外周部に固定されたレゾルバロータマグネットと、を含んで構成されている。
ステータ18は、ロータ14の径方向外側に配置されている。このステータ18は、環状に形成されたステータコア24と、ステータコア24の所定の部位に導電性の巻線が巻回されることによって形成されたコイル26と、を備えている。
図1及び図2に示されるように、ステータコア24は、環状に形成された外側環状部24Aと、外側環状部24Aの径方向内側の面から径方向内側へ向けて突出すると共に周方向に沿って等間隔に配置された複数のティース部24Bと、を備えている。各々のティース部24Bの回りにはコイル26が形成されている。また、ステータコア24は、各々のティース部24Bの径方向内側の端部から、周方向一方側及び他方側へ向けて延びると共に径方向内側の面が円筒面状に形成され、ロータ14と対向して配置されるロータ対向部24Cを備えている。図2に示されるように、ロータ対向部24Cの径方向内側には、ロータ14側が開放された凹状の溝24Dが軸方向に沿って形成されている。本実施形態では、1つのロータ対向部24Cには、2つの溝24Dが形成されている。これにより、各々のロータ対向部24Cの径方向内側の面が、溝24Dを挟んで周方向に3分割されている。
以上説明したステータコア24は、モータ10の外郭を形成する筒状のケース32の内周部に圧入されている。
図1に示されるように、レゾルバステータ20は、レゾルバロータ16の径方向外側に配置されている。このレゾルバステータ20の基本的な構成は前述のステータ18と同様に構成されている。すなわち、レゾルバステータ20は、その内面28Aが円筒面状に形成されたレゾルバステータコア28と、レゾルバステータコア28の所定の部位に導電性の巻線が巻回されることによって形成されたレゾルバコイル30と、を含んで構成されている。そして、レゾルバロータ16が回転すると、レゾルバステータ20のレゾルバコイル30に誘導電流が生じる。この誘導電流の電流値の変化から回転軸12の回転角度や回転数が算出される(回転軸12の回転角度や回転数が検出される)ようになっている。
図1及び図2に示されるように、ホルダ22は、一例として磁性材料である板材(例えば、鉄)にプレス加工等が施されることによって形成されている。このホルダ22は、径方向内側の面がステータコア24のロータ対向部24Cの径方向内側の面の内径とほぼ同じ内径の筒状に形成された遮蔽壁部としての第1筒状部22Aを備えている。この第1筒状部22Aの軸方向他方側の端部からは、舌片状に形成された複数の係止片部22Bが軸方向他方側に向けて延出している。そして、各々の係止片部22Bが、ステータコア24のロータ対向部24Cに形成された各々の溝24Dへかしめ(例えば割りかしめ)や圧入等で係止されることで、ホルダ22がステータコア24の軸方向一方側の端面に固定されている。
また、ホルダ22は、第1筒状部22Aの軸方向一方側の端部から径方向外側に向けて延びる円板状に形成された遮蔽壁部としての円板部22Cを備えている。この円板部22Cは、ホルダ22がステータコア24に取付けられた状態においてステータコア24及び各々のコイル26と軸方向に対向している。
さらに、ホルダ22は、円板部22Cの径方向外側の端部から軸方向一方側へ向けて延びる筒状に形成された第2筒状部22Dを備えている。この第2筒状部22Dの径方向内側の面には、レゾルバステータ20が圧入や接着剤等を介して固定されている。
ここで、ホルダ22の円板部22Cの内周部及び第1筒状部22Aは、回転軸12が挿通される挿通孔22Eを形成している。そして、この挿通孔22Eの内面22Fの内径D1は、レゾルバステータ20の内面28Aの内径D2(レゾルバステータコア28の内面28Aの内径D2)よりも大きな内径に設定されている。これにより、挿通孔22Eの内面22Fは、レゾルバステータ20のレゾルバステータコア28の内面28Aよりも径方向外側に位置している。
以上説明したホルダ22は、ケース32の内周部に配置されている。なお、本実施形態では、ホルダ22とケース32とが隙間ばめとされている。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図1及び図2に示されるように、本実施形態のモータ10では、ステータコア24の各々のティース部24Bの回りに形成されたコイル26へ通電がなされると、ステータ18の回りに磁界が発生する。この磁界をロータ14が受けることで、ロータ14が回転軸12と共に回転する。また、回転軸12が回転すると、当該回転軸12に固定されたレゾルバロータ16が回転する。このレゾルバロータ16の回転がレゾルバステータ20によって検出されることで、回転軸12の回転角度や回転数が検出される。
ここで、本実施形態では、レゾルバステータ20が固定されたホルダ22がステータコア24に固定されている。すなわち、レゾルバステータ20がホルダ22を介してステータのステータコア24に固定されている。これにより、レゾルバステータ20のステータ18に対する位置精度を確保することができる。
例えば、図1に示されるように、ステータ18及びレゾルバステータ20を各々の外周側に配置されたケース32に圧入により固定した場合と比べて、レゾルバステータ20のステータ18に対する周方向への位置精度を確保し易くすることができる。また、本実施形態では、レゾルバステータ20がホルダ22を介してステータコア24に固定されている。そのため、モータ10の組立工程において、レゾルバステータ20をケース32に圧入することなく、ステータ18のみをケース32に圧入することで、モータ10を組み立てることができる。
また、本実施形態では、ホルダ22が、磁性材料である鋼板材を用いて形成されていると共に、ステータ18のコイル26とレゾルバステータ20との間を隔てる第1筒状部22A及び円板部22Cを含んで構成されている。これにより、ステータ18のコイル26からレゾルバステータ20側へ向かう磁気をホルダ22の第1筒状部22A及び円板部22Cによって遮蔽することができる。その結果、レゾルバステータ20とステータ18とをより近接して配置することが可能となり、モータ10の体格(特に軸方向への体格)が大型化することを抑制することができる。また、本実施形態では、ホルダ22がステータコア24の軸方向一方側の端面に固定されていることにより、ホルダ22のステータコア24の軸方向一方側の端面に対する突出量が小さくなり、モータ10の軸方向への小型化を図ることができる。
さらに、本実施形態では、ステータコア24の各々のロータ対向部24Cの径方向内側の面が、溝24Dを挟んで周方向に3分割されている。これにより、モータ10のコギングトルクを低減することができる。
また、ホルダ22の係止片部22Bがステータコア24のロータ対向部24Cに形成された各々の溝24Dへ係止されることで、ホルダ22をステータコア24に容易に固定することができる。また、ホルダ22の一部が係止されることのみを目的とした被係止部をステータコア24に設けた場合と比べて、ステータコア24の構造が複雑化することを抑制することができる。その結果、ステータコア24の体格の大型化が抑制され、当該ステータコア24を含んで構成されたモータ10の体格が大型化することを抑制することができる。
また、本実施形態では、ホルダ22の挿通孔22Eの内面22Fの内径D1が、レゾルバステータ20のレゾルバステータコア28の内面28Aの内径D2よりも大きな内径に設定されている。これにより、ホルダ22の挿通孔22Eに回転軸12を軸方向他方側から一方側へ挿通させてレゾルバロータ16をレゾルバステータ20の径方向内側に配置させる際に、ホルダ22に形成された挿通孔22Eの内面22Fとレゾルバロータ16の外面16Aとが干渉することを抑制することができる。
なお、本実施形態では、ホルダ22の係止片部22Bがステータコア24のロータ対向部24Cに形成された各々の溝24Dへ係止されることで、ホルダ22がステータコア24に固定されている例について説明したが、本発明はこれに限定されない。ホルダ22のステータコア24への固定方法は、モータ10の体格(ステータコア24の体格)やモータ10に要求される性能等を考慮して適宜設定すればよい。例えば、溶接等によってホルダ22がステータコア24に固定されていてもよいし、ホルダ22が樹脂材料を用いて形成されている場合にあっては、モールドによってホルダ22がステータコア24に固定され(ホルダ22とステータコア24とが一体化され)ていてもよい。
また、本実施形態では、ホルダ22が、磁性材料である鋼板材を用いて形成されている例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、磁性材料である磁性粉末が混練された樹脂材料等を用いてホルダを形成してもよい。このように、ホルダを形成する材料は、モータ10に要求される質量などを考慮して適宜選択すればよい。
さらに、本実施形態では、ブラシレスモータに本発明を適用した例について説明したが、本発明はこれに限定されず、ブラシ及び整流子を備えたモータに本発明を適用することもできる。
また、本実施形態では、レゾルバロータ16及びレゾルバステータ20を用いて回転軸12の回転角度を検出した例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、被検出部としてのリングマグネット及び検出部としてのホール素子を用いて回転軸12の回転角度を検出してもよい。この場合、ホルダ22の挿通孔22Eの内面22Fが、ホール素子において最も径方向内側に位置している部分よりも径方向外側に位置するように構成すればよい。また、ホルダ22の挿通孔22Eの内面22Fが円筒面状ではない場合においては当該内面22Fにおいて最も径方向内側に位置している部分が、レゾルバステータ20やホール素子等の検出部において最も径方向内側に位置している部分よりも径方向外側に位置するように構成すればよい。
さらに、本実施形態では、ホルダ22の第2筒状部22Dにレゾルバステータ20を固定した例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図3に示された第1変形例に係るモータ34のように、ホルダ22の第1筒状部22Aの径方向内側の面にレゾルバステータ20を固定してもよい。当該構成では、モータ34の軸短化を図ることができる。また、図4に示された第2変形例に係るモータ36のように、ケース32の軸方向一方側の端部に取付けられたエンドプレート38にホルダ22の一部を係止させることで、ホルダ22の支持剛性を向上させてもよい。当該構成では、ホルダ22の第2筒状部22Dの軸方向一方側の端部が嵌まり込む環状の溝部38Aがエンドプレート38に形成されている。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 モータ
12 回転軸
14 ロータ
16 レゾルバロータ(被検出部)
18 ステータ
20 レゾルバステータ(検出部)
20A レゾルバステータの外面
22 ホルダ
22E 挿通孔
22F 挿通孔の内面
24 ステータコア
24D 溝
26 コイル
34 モータ
36 モータ

Claims (6)

  1. 回転軸を備えたロータと、
    前記ロータの径方向外側に配置され、磁界を発生させることで前記ロータを回転させるステータと、
    前記回転軸に固定され、前記ロータと一体に回転する被検出部と、
    前記被検出部の径方向外側に配置され、該被検出部の回転を検出することで前記回転軸の回転が検出される検出部と、
    磁性材料を用いて形成されていると共に前記ステータと前記検出部との間に配置され、かつ前記検出部が固定されていると共に前記回転軸が挿通される挿通孔が形成され、該挿通孔の内面において最も径方向内側に位置している部分が、前記検出部において最も径方向内側に位置している部分よりも径方向外側に位置しているホルダと、
    を備えたモータ。
  2. 前記検出部は、環状に形成されたレゾルバステータとされていると共に、前記被検出部は外面が円筒面状に形成されたレゾルバロータとされ、
    前記挿通孔は、内面が円筒面状とされ、
    前記挿通孔の内径が、前記レゾルバステータの内径よりも大きく設定されている請求項1記載のモータ。
  3. 前記ホルダが、前記ステータに固定されている請求項1又は請求項2記載のモータ。
  4. 前記ステータには、凹状の溝が形成されており、
    前記ホルダの一部が、前記溝に係止されている請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のモータ。
  5. 前記ステータは、巻線が巻回されるステータコアを含んで構成されており、
    前記ステータコアの軸方向一方側の端面に前記ホルダが固定されている請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のモータ。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のモータの製造方向に適用され、
    筒状に形成された前記ホルダを用い、
    前記挿通孔の内面において最も径方向内側に位置している部分が位置する側から前記被検出部を挿通するモータの製造方法。
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