JP2007116854A - 駆動装置及び光量調節装置 - Google Patents

駆動装置及び光量調節装置 Download PDF

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Abstract

【課題】厚さ方向の寸法を薄くすることを可能とした駆動装置及び光量調節装置を提供する。
【解決手段】光量調節装置は、マグネット1、コイル2、ステータヨーク3、ロータヨーク4、シャッタ羽根5を備える。マグネット1は、中空円盤形状に形成され、少なくとも一方の盤面が周方向に異なる極に交互に着磁される。ロータヨーク4は、マグネット1の径方向に延出されマグネット1の着磁面と対向する磁極部4aを有し、マグネット1に対して回転可能にボビン2aにより支持される。ステータヨーク3は、マグネット1を挟んでロータヨーク4の反対側に配置され、マグネット1を固定する。コイル2は、ステータヨーク3に固定され、ロータヨーク4の磁極部4aを励磁する。シャッタ羽根5は、ステータヨーク3のダボ3d、ロータヨーク4のシャッタ駆動ピン4dと嵌合し、マグネット1の内周側に配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロータの回転軸方向における寸法を小型化した駆動装置、及び駆動装置を駆動源としたシャッタ機構や絞り調整機構等に利用される光量調節装置に関する。
従来、カメラやビデオカメラ等の撮像装置の露光量を調節するための光量調節装置として、厚さ方向の寸法が小さい扁平型のアクチュエータを使用したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図10は、従来例に係る(特許文献1に記載の)光量調節装置の構成部品を示す分解斜視図である。図11は、組み立て後の光量調節装置の構造を示す断面図である。
図10及び図11において、光量調節装置は、ロータマグネット101、コイル102、第1のステータ103、第2のステータ104からなる駆動装置と、地板105、前地板106、複数のシャッタ羽根107からなる光量調節機構を備えている。
ロータマグネット101は、中空円盤形状に形成され、円盤の中心を軸として回転可能に地板105に保持されると共に、中心軸に対して垂直方向の面が円周方向に分割され異なる極に交互に着磁されている。コイル102は、ロータマグネット101と同軸上に且つコイル内周面とロータマグネット101の外周面が対向するように配置される。第1のステータ103及び第2のステータ104は、内径方向に延出する櫛歯形状の磁極部を備えており、それぞれの磁極部はロータマグネット101の着磁面と対向している。
コイル102へ通電することにより、第1のステータ103及び第2のステータ104の各磁極部をN極或いはS極に励磁し、ロータマグネット101を規制された範囲内で往復回転させる。ロータマグネット101の回転に伴い、シャッタ羽根107を開閉することで、前地板106に開けられた開口部106aの開口量を調節することができる。この場合、コイル102へ通電することにより発生した磁束は、第1のステータ103の磁極部から第2のステータ104の磁極部へ、或いはその反対方向を通り、その間にあるロータマグネット101に効果的に作用する。その結果、小型で効率の良いアクチュエータとすることができる。
上記光量調節装置では、駆動装置の厚さ方向(軸方向)の寸法は、(第1のステータの厚さ)+(第2のステータの厚さ)+(ロータマグネットの厚さ)+(ロータマグネットと第1及び第2のステータの空隙)×2となる。これにより、厚さ方向に薄い駆動装置を実現している。
特開2004−45682号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の光量調節装置では、駆動装置の構成部品(第1及び第2のステータの各磁極部、ロータマグネット)と、光量調節機構の構成部品(シャッタ羽根)は、回転軸方向に積み重なる構成となっている。このため、光量調節装置全体の厚さは各構成部品の厚さの合計以上となり、光量調節装置の更なる薄型化は困難であるという課題があった。
本発明の目的は、厚さ方向の寸法を薄くすることを可能とした駆動装置及び光量調節装置を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明の駆動装置は、中空円盤形状に形成され、少なくとも一方の盤面が周方向に異なる極に交互に着磁されたマグネットと、前記マグネットの径方向に延出され前記マグネットの着磁面と対向する磁極部を有し、前記マグネットに対して回転可能なロータヨークと、前記マグネットを挟んで前記ロータヨークの反対側に配置され、前記マグネットが固定されるステータヨークと、前記ステータヨークに固定され、前記ロータヨークの前記磁極部を励磁するコイルと、を備えることを特徴とする。
上述の目的を達成するために、本発明の光量調節装置は、前記駆動装置と、開口部を有する地板と、前記駆動装置の前記ロータヨークの回転に伴い動作し前記地板の前記開口部の開口量を調節する光量調節部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の駆動装置によれば、マグネットをステータヨークに固定する構成としているため、空隙はマグネットとロータヨークの間に設けるだけでよく、従来の駆動装置に比べて厚さ方向(軸方向)の寸法を小さくすることが可能となる。
また、本発明の光量調節装置によれば、前記駆動装置を備え、光量調節部材をマグネットの内周側に配置する構成としているため、従来の光量調節装置に比べて厚さ方向(軸方向)の寸法を小さくすることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光量調節装置の構成部品を示す分解斜視図である。図2は、組み立て後の光量調節装置の構造を示す断面図である。図3は、光量調節装置を正面から見た図であり、(a)はシャッタ羽根を開いた状態を示す図、(b)はシャッタ羽根を閉じた状態を示す図である。
図1乃至図3において、光量調節装置は、カメラ鏡筒のシャッタ機構として利用されるものであり、マグネット1、コイル2、ステータヨーク3、ロータヨーク4、シャッタ羽根5を備えている。光量調節装置においては、マグネット1、コイル2、ステータヨーク3、ロータヨーク4が駆動装置を構成し、シャッタ羽根5が光量調節機構を構成している。
マグネット1は、中空円盤形状(概略円環形状)に構成されており、少なくとも一方の盤面を円周方向にn分割してS極とN極を交互に着磁したものであり、その磁化の方向は盤面に垂直である。本実施の形態では、マグネット1の着磁極数nは8に設定されている。尚、マグネット1の他方の盤面は、上記着磁された一方の盤面とは逆の極性に着磁される構成、全く着磁されていない構成のどちらでもよい。マグネット1の内周側にはシャッタ羽根5が配置される。
また、マグネット1は、本実施の形態のように回転軸方向に沿って切り欠かれた複数の破断部1aを備えた形状であっても、或いは完全な中空円盤形状であってもよい。マグネット1の磁力は着磁方向に垂直な断面積に比例するため、破断部1aを備えた形状の場合、破断部1aの面積はマグネット1の磁力が極端に低下しない程度であることが必要である。マグネット1に破断部1aを設けることで、シャッタ羽根5との干渉を避けることができ、光量調節装置の小径化に有効である。
コイル2は、円環形状のボビン2aにマグネット1と同心状に導線を多数回巻回することにより形成されている。コイル2の厚さは、マグネット1の厚さと略同じ寸法に設定されている。コイル2は、マグネット1の外周側に且つマグネット1と共に回転軸(不図示)に直交する同一平面上に配置される。
ボビン2aは、その内周面がマグネット1の外周面と接するように配置される。ボビン2aは、非導電性・非磁性材料から形成されており、外周側には径方向に突出する軸受け部2bを備え、内周側には回転軸方向に突出する突き当て部(突出部)2cを備えている。ボビン2aは、ステータヨーク3とロータヨーク4が直接接触することを妨げながらロータヨーク4を回転可能に支持する。
ステータヨーク3は、軟磁性材料から形成されると共に概略円盤形状に構成されており、外縁部に円筒状の磁束伝達部3aを備えている。ステータヨーク3の一方の盤面には、マグネット1とコイル2が同軸上に固定される。ステータヨーク3は、マグネット1を挟んでロータヨーク4の反対側に配置される。ステータヨーク3は、マグネット1を固定する機能の他に、シャッタ羽根5を支持するシャッタ地板の機能を兼ねている。磁束伝達部3aの内径は、コイル2の外径と略同じ寸法に設定されており、磁束伝達部3aの高さ(軸方向長さ)は、コイル2の高さ(軸方向長さ)よりわずかに大きい寸法に設定されている。
また、ステータヨーク3の磁束伝達部3aの外周部には、径方向に延びる回転規制ピン3bが配設されている。ステータヨーク3の円盤部の中央部には、開口部3cが形成されている。ステータヨーク3の開口部3cの周囲には、シャッタ羽根5の丸穴(後述)に嵌合するダボ3dが配設されている。ダボ3dの本数は、シャッタ羽根5の枚数に対応する本数(本実施の形態では4本)に設定されている。
尚、本実施の形態では、ステータヨーク3を、磁極歯を持たない円盤形状に構成しているが、後述のロータヨーク4のように径方向に延出する櫛歯形状の磁極歯を持った形状に構成してもよい。その場合の磁極歯の本数はマグネット1の極数nの半分であり、磁極歯の中心とマグネット1の着磁部の中心が一致するように配置することが望ましい。
本実施の形態のように、ステータヨーク3を磁極歯を持たない円盤形状に構成した場合は、マグネット1、コイル2、ステータヨーク3、ロータヨーク4からなる駆動装置のコギングトルク(Cogging Torque)(トルクの変動)を小さくし且つ回転を滑らかにすることができる。一方、ステータヨークを磁極歯を持った形状に構成した場合は、駆動装置の通電トルクを大きくすることができる。
ロータヨーク4は、軟磁性材料から形成されており、コイル2により励磁される複数の磁極部4aを備えている。ロータヨーク4は、マグネット1に対して回転可能に、ボビン2aにより支持される。磁極部4aは、マグネット1の着磁面と所定の隙間を持って対向し、マグネット1の径方向に延出する櫛歯形状の磁極歯として構成されている。磁極部4aの本数は、マグネット1の磁極数nの半分の本数(本実施の形態では4本)に設定されている。
また、ロータヨーク4は、外縁部にボビン2aの軸受け部2bに当接する軸受け部4bを備えている。軸受け部4bの一部には、ステータヨーク3の回転規制ピン3bが挿通される溝状の回転規制溝4cが配設されている。また、磁極部4aの先端側には、シャッタ羽根5の長穴(後述)に嵌合するシャッタ駆動ピン4dが配設されている。シャッタ駆動ピン4dの本数は、シャッタ羽根5の枚数に対応する本数(本実施の形態では4本)に設定されている。
シャッタ羽根5は、光量調節装置を上記駆動装置と共に構成する光量調節機構である。本実施の形態では、シャッタ羽根5の枚数を4枚で構成しているが、枚数は何枚であってもよい。シャッタ羽根5の枚数が多いほど光量調節装置を小径化することができ、シャッタ羽根5の枚数が少ないほど組み立てコストを低減することができる。
シャッタ羽根5は、ステータヨーク3のダボ3dと嵌合する丸穴5aと、ロータヨーク4のシャッタ駆動ピン4dと嵌合する長穴5bを備えている。シャッタ羽根5aは、丸穴5aを中心として回転することができる。シャッタ羽根5aは、ある回転位置ではステータヨーク3の開口部3cと全く重ならない位置に退避することができ(図3(a)に示す開状態)、別の回転位置ではステータヨーク3の開口部3cを完全に覆うことができる(図3(b)に示す閉状態)。
本実施の形態では、上述したようにステータヨーク3の一方の盤面にマグネット1とコイル2を同軸上に固定することにより、駆動装置のステータを構成している。また、上述したようにロータヨーク4がステータヨーク3に回転可能に支持されることにより、駆動装置のロータを構成している。
また、本実施の形態では、ロータの径方向の位置決めは、ロータヨーク4の軸受け部4bがボビン2aの軸受け部2bに当接することにより行われる。また、ロータの軸方向の位置決めは、ボビン2aの突き当て部2cでロータヨーク4を支えることにより行われる。ステータヨーク3とロータヨーク4とは、マグネット1により発生する磁場により常に吸引し合っている。従って、ロータの軸方向の位置決めは、ボビン2aの突き当て部2cによる一方からのみでも十分であるが、ロータヨーク4に大きな軸方向の力が働く場合は、軸方向上部(突き当て部2cの反対側)からも位置決めを行う。
本実施の形態では、ステータヨーク3とロータヨーク4を接触させないように軸受けを行うことが望ましい。その理由について述べる。
後述するように、駆動装置の動作中はステータヨーク3とロータヨーク4の間に磁束が流れ、ステータヨーク3とロータヨーク4の間には磁力による吸引力が発生する。磁力は距離Lの逆二乗(1/L)に比例するため、ステータヨーク3及びロータヨーク4同士が接触すると、磁力は急激に大きくなる。磁力による吸引力は摩擦力として作用するので、駆動装置の出力を低下させる。
本実施の形態では、非磁性材料であるボビン2aの軸受け部2b及び突き当て部2cを用いてステータヨーク3及びロータヨーク4同士が接触しないように軸受けを行うため、吸引による摩擦力を低下させ、駆動装置の出力向上を達成することができる。
尚、上記のようにステータヨーク及びロータヨーク同士が接触しないように軸受けを行う方法を用いずに、ステータヨーク及びロータヨーク同士を接触させ磁気抵抗の向上を図る方法を用いてもよい。この場合は、ステータヨーク及びロータヨークの表面にメッキを施すことなどによりステータヨーク及びロータヨーク同士の接触面の摺動性を向上させておくことが望ましい。
その他の軸受け方法としては、ボールベアリングを用いる方法、ステータヨークの外縁部に数個のボール(ボールベアリングに使用するボール)を設置することで摺動性を上げる方法等がある。ロータヨークをステータヨークに対して回転可能に支持できれば、どのような方法でも構わない。
また、ロータヨーク4の回転可能な角度(可動範囲)は、ステータヨーク3の回転規制ピン3b及びロータヨーク4の回転規制溝4cの係合状態により制限を受けている。即ち、ロータヨーク4は、回転規制ピン3bが回転規制溝4cの一方の端面に当接する角度から、回転規制ピン3bが回転規制溝4cのもう一方の端面に当接する角度まで回転可能となっている。
また、ロータヨーク4のシャッタ駆動ピン4dがシャッタ羽根5の長穴5bに嵌合することで、ロータヨーク4の回転に伴ってシャッタ羽根5を丸穴5aを中心として回転させることができる。シャッタ羽根5の回転に伴って、ステータヨーク3の開口部3cを開状態から閉状態へ変えることができる。
次に、上記構成を有する本実施の形態の駆動装置及び光量調節機構からなる光量調節装置において、駆動装置を構成するコイル2に対する通電方向を切り替えることによりロータヨーク4を回転させる動作について図3乃至図5を参照しながら説明する。
コイル2に通電することで発生した磁束は、ステータヨーク3、ステータヨーク3の磁束伝達部3a、ロータヨーク4の磁極部4a、マグネット1と一周する磁路を形成する。これに伴い、ロータヨーク4の磁極部4aはN極またはS極に励磁され、ロータヨーク4はマグネット1との磁気的な作用により回転トルクを受ける。
図3は、ロータヨーク4の磁極部4aが励磁され、ロータヨーク4が回転した状態を示している。尚、図3ではロータヨーク4の磁極部4aは四角で囲んだ文字で表し、マグネット1の磁極は囲みのない文字で表している。ロータヨーク4が回転した状態において、マグネット1の着磁部とロータヨーク4の磁極部4aとは、わずかな空隙を隔てて対向しているので、その間に働く磁気的な力を増加させ、駆動装置の効率を高めることができる。
図4は、2位置切り替え方式におけるロータヨーク4に働く回転トルクを示す図である。
図4において、縦軸はロータヨーク4に働く回転トルクを示し、横軸はロータヨーク4の角度位置を示している。2点鎖線で示す特性曲線は、コイル2へ正方向に通電(正通電)したときの回転トルクを示す。点線で示す特性曲線は、コイル2へ逆方向に通電(逆通電)したときの回転トルクを示す。実線で示す特性曲線は、コイル2への通電を断った(無通電)ときの回転トルクを示す。図4では、説明の便宜上、ステータヨーク3の回転規制ピン3bとロータヨーク4の回転規制溝4cとの当接により規制される可動範囲の外側における回転トルクも図示している。
回転トルクが正の値のときはロータヨーク4は右方向へ回転し、回転トルクが負の値のときはロータヨーク4は左方向へ回転する。マグネット1の極の中心とロータヨーク4の磁極部4aの中心とが向かい合う点(図4に示す点O)では、コイル2への正方向の通電時にも逆方向の通電時にも無通電時にも、ロータヨーク4に働く回転トルクが0になる。特に、ロータヨーク4の磁極部4aの歯幅が所定値以下の場合は、マグネット1の極の中心とロータヨーク4の磁極部4aの中心とが向かい合う点が、ロータヨーク4の安定点、即ちロータヨーク4を微小量動かしてもこの位置に戻ってくる点となる。
上記中心が向かい合う点(位置)が可動範囲に含まれていると、ロータヨーク4がこの位置にきて停止した場合にロータヨーク4の動作を行うことができなくなる。マグネット1は内周表面が1周をn分割して着磁されているため、上記中心が向かい合う点は360/N°(Nはマグネット1の磁極数。本実施の形態では360/8=45°)おきに周期的に現れる。従って、上記中心が向かい合う点を避けるために、ロータヨーク4の可動範囲を360/N°以内に設定する必要がある。
本実施の形態では、ロータヨーク4の可動範囲を図4に示すような範囲に設定することにより、コイル2への正方向の通電時には常に正回転方向の回転トルクを、コイル2への逆方向の通電時には常に逆回転方向の回転トルクを、ロータヨーク4に与えることができる。
コイル2へ正方向の通電を行うと、ロータヨーク4は右方向の回転トルクを受け、ロータヨーク4の回転止め溝4cがステータヨーク3の回転規制ピン3bの一方の端面に当接するまで回転する。この状態が図3(a)であり、このときのロータヨーク4の角度位置は図4に(a)として示している。
この角度位置でコイル2への通電を切断しても、図4から分かるようにロータヨーク4には正の回転トルクが働く。これに伴い、ロータヨーク4の回転規制溝4cは、ステータヨーク3の回転規制ピン3bへ押し付けられ、無通電状態でも位置を保持することができる。このとき、シャッタ羽根5は、長穴5bに嵌合しているロータヨーク4のシャッタ駆動ピン4dにより駆動され、ステータヨーク3の開口部3cから退避した状態(開状態)となっている。
次に、コイル2へ逆方向の通電を行うと、ロータヨーク4は左方向のトルクを受け、ロータヨーク4の回転止め溝4cがステータヨーク3の回転規制ピン3bの他方の端面に当接するまで回転する。この状態が図3(b)であり、このときのロータヨーク4の角度位置は図4に(b)として示している。
この角度位置でコイル2への通電を切断しても、上記同様に、ロータヨーク4の回転規制溝4cはステータヨーク3の回転規制ピン3bへ押し付けられ、無通電状態でも位置を保持することができる。このとき、シャッタ羽根5は、長穴5bに嵌合しているロータヨーク4のシャッタ駆動ピン4dにより駆動され、ステータヨーク3の開口部3cを覆う状態(閉状態)となっている。
本実施の形態では、上記2位置切り替え方式の動作について説明した。2位置切り替え方式は、コイル2に正方向の通電を行うことでロータヨーク4を図4の(a)の位置に駆動し、コイル2に逆方向の通電を行うことでロータヨーク4を図4の(b)の位置に駆動し、無通電時にそれぞれの位置を保持する方式である。
しかし、ロータヨーク4の可能な動作は、2位置切り替え方式に限定されるものではなく、3位置切り替え方式を行うことができる。3位置切り替え方式は、コイル2に正方向の通電を行うことでロータヨーク4を可動範囲の一端へ駆動し、コイル2に逆方向の通電を行うことでロータヨーク4を可動範囲の他端へ駆動し、無通電時に可動範囲の中央付近にある安定点へ駆動する方式である。
ロータヨーク4の磁極部4aの歯幅や形状を変化させると、ロータヨーク4に働く磁力が変わり、回転トルク波形は変化する。ロータヨーク4の磁極部4aの歯幅を所定値以上にした場合は、マグネット1の安定位置は着磁部の極の境界がロータヨーク4の磁極部4aの中心に対向する位置となる。このときのロータヨーク4に働く回転トルクの波形を図5に示す。
図5は、3位置切り替え方式におけるロータヨーク4に働く回転トルクを示す図である。
図5において、コイル2に正方向の通電を行うと、ロータヨーク4には正方向の回転トルクが働き、ロータヨーク4は可動範囲の一端(図5の(b))へ移動する。コイル2に逆方向の通電を行うと、ロータヨーク4には負方向の回転トルクが働き、ロータヨーク4は可動範囲の他端(図5の(a))へ移動する。コイル2への通電を切断すると、ロータヨーク4は無通電時の安定位置である、マグネット1の着磁部の極の境界がロータヨーク4の磁極部4aの中心に対向する位置(図5の(c))へ移動する。このように、ロータヨーク4に3位置切り替え方式の動作を行わせることも可能である。
更に、上記の2位置切り替え方式や3位置切り替え方式とは別に、無段階切り替え方式を行うことも可能である。無段階切り替え方式は、ロータヨーク4をばねによって回転方向に押し付け、コイル2へ印加する電圧を増減することで、ロータヨーク4の角度を無段階に切り替える方式である。
無段階切り替え方式の場合は、コイル2へ最大電圧を印加したときにロータヨーク4は図5の(b)の位置へ移動し、コイル2に印加する電圧を徐々に下げていくと、ばねと電磁力の釣り合いの位置が少しずつ変わる。そのため、ロータヨーク4は図5の(a)の位置へ少しずつ近づいていく。そして、コイル2への通電を切断したときにロータヨーク4は図5の(a)の位置へ移動する、という動作となる。この動作を利用して、ステータヨーク3の開口部3cを通る光量を無段階に調節することも可能である。
以上説明したように、本実施の形態の光量調節装置によれば、シャッタ羽根5をマグネット1の内周側に配置する構成としているため、従来の光量調節装置に比べて厚さ方向(回転軸方向)の寸法を小さくし、更なる薄型化を図ることが可能となる。
上記特許文献1に記載の従来の光量調節装置においては、厚さ方向(軸方向)の寸法が(ヨークの厚さ)×2+(マグネットの厚さ)+(ヨークとマグネットの空隙)×2+(シャッタ地板の厚さ)+(シャッタ羽根の厚さ)となっている。
これに対し、本実施の形態の光量調節装置は、シャッタ羽根5をマグネット1の内周側に配置すると共に、マグネット1をステータヨーク3に固定する構成としている。そのため、マグネット1とシャッタ羽根5が軸方向に積み重ならず、空隙はマグネット1とロータヨーク4の間に設けるだけでよく、光量調節装置の厚さ方向の寸法を(ヨークの厚さ)×2+(マグネットの厚さ)+(ヨークとマグネットの空隙)とすることができる。これにより、従来に比べて駆動装置を含む光量調節装置を更に薄く構成することが可能となる。
また、本実施の形態では、マグネット1をステータとして利用し、ロータヨーク4をロータとして利用するため、マグネット1に切り欠き(破断部1a)を設けることが可能となる。マグネット1の内周側にシャッタ羽根5を配置する際に、破断部1aの設置によりマグネット1とシャッタ羽根5の干渉を避けることができ、光量調節装置の小径化や、シャッタ羽根5の形状の設計自由度を上げることが可能となる。
また、本実施の形態では、ロータヨーク4を断面概略L字形状に構成しているため、ロータヨーク4とステータヨーク3の対向面積を大きくとることができ、磁気抵抗を低下させた効率の良い駆動装置を実現することが可能となる。
[第2の実施の形態]
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る光量調節装置の構造を示す断面図である。
図6において、光量調節装置は、マグネット1、コイル62、ステータヨーク3、ロータヨーク64、シャッタ羽根5を備えている。光量調節装置においては、マグネット1、コイル62、ステータヨーク3、ロータヨーク64が駆動装置を構成し、シャッタ羽根5が光量調節機構を構成している。
本実施の形態は、上述した第1の実施の形態に対して、コイル62及びロータヨーク64が下記に示す構成を有する点において相違する。本実施の形態のその他の要素は、上述した第1の実施の形態(図2)の対応するものと同一なので、同一要素には同一符号を付し説明を省略する。
コイル62は、ボビン62aに巻回されている。ボビン62aは、軸受け部62b、突き当て部(突出部)62cを備えている。本実施の形態のボビン62aが第1の実施の形態のボビン2aと相違する点は、ボビン62aの最外周部が軸方向に延出され、軸受け部62bとなっている点である。
ロータヨーク64は、軟磁性材料から形成されると共に概略円盤形状に構成されており、その外径はボビン62aの軸受け部62bの内径と略等しい寸法に設定されている。ロータヨーク64は、第1の実施の形態のロータヨーク4と同様に、磁極部64a、シャッタ駆動ピン64dを備えている。
本実施の形態では、ロータヨーク64の径方向の位置決めは、ロータヨーク64の外周部(径方向の側面)がボビン62aの軸受け部62bに当接することにより行われる。また、ロータヨーク64の軸方向の位置決めは、ボビン62aの突き当て部62cでロータヨーク64を支えることにより行われる。本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、ステータヨーク3とロータヨーク64の間には磁気的な吸引力が働くため、ロータヨーク64の軸方向の位置決めは、ボビン62aの突き当て部62cによる一方からのみで十分である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ロータヨーク64を概略円盤形状に構成しているため、打ち抜き加工等の効率の良い加工方法でロータヨーク64を製作することができる。これにより、更にコストを低減した駆動装置を実現することが可能となる。
[第3の実施の形態]
図7は、本発明の第3の実施の形態に係る光量調節装置の構成部品を示す分解斜視図である。図8は、組み立て後の光量調節装置の構造を示す断面図である。図9は、光量調節装置の完成状態を示す斜視図である。
図7乃至図9において、光量調節装置は、マグネット6、コイル7、ステータヨーク8、ロータヨーク9、絞り羽根10、地板11を備えている。光量調節装置においては、マグネット6、コイル7、ステータヨーク8、ロータヨーク9が駆動装置を構成し、絞り羽根10、地板11が光量調節機構を構成している。
マグネット6は、中空円盤形状(円環形状)に構成されており、少なくとも一方の盤面を円周方向にn分割してS極とN極を交互に着磁したものであり、その磁化の方向は盤面に垂直である。本実施の形態では、マグネット6の着磁極数nは8に設定されている。尚、マグネット6の他方の盤面は、上記着磁された一方の盤面とは逆の極性に着磁される構成、全く着磁されていない構成のどちらでもよい。
コイル7は、マグネット6の内周側において導線が同心状に多数回巻回されたものであり、該コイル6の外周面がマグネット6の内周面と接するように配置される。また、コイル7の厚さは、マグネット6の厚さと略同じ寸法に設定されている。コイル7は、マグネット6の内周側に且つマグネット6と共に回転軸(不図示)に直交する同一平面上に配置される。
ステータヨーク8は、軟磁性材料から形成されると共に概略円盤形状に構成されており、中心に主軸8aを備えている。ステータヨーク8の外径は、マグネット6の外径と略等しい寸法に設定されている。
ロータヨーク9は、軟磁性材料から形成されており、コイル7により励磁される磁極部9aを備えている。磁極部9aは、マグネット6の着磁面と所定の隙間を持って対向し、径方向に延出する櫛歯形状の磁極歯として構成されている。磁極部9aの本数は、1本乃至n/2本(nはマグネット6の磁極数)に設定されており、本実施の形態では2本である。また、ロータヨーク9は、中心にステータヨーク8の主軸8aと嵌合可能な穴9bを備えている。
絞り羽根10は、遮光性を有する材料から形成されており、遮光部10a、絞り穴10b、回転中心穴10cを備えている。遮光部10aは、絞り羽根10の一方の端部の円環状の部分を構成している。遮光部10aの内側は、絞り穴10bとして構成されている。回転中心穴10cは、絞り羽根10の他方の端部に形成されている。
また、絞り羽根10は、ロータヨーク9と一体に固定され、ステータヨーク8の主軸8aが挿入される回転中心穴10cを中心としてロータヨーク9と同軸に回転することができる。絞り羽根10は、ある回転位置では地板11の開口部11aの開口量を絞ることができ(絞り状態)、別の回転位置では地板11の開口部11aと全く重ならない位置に退避することができる(開状態)。絞り羽根10には、直接、ロータヨーク9が貼り合せられる。
尚、本実施の形態の絞り羽根10、第1及び第2の実施の形態のシャッタ羽根5等の、地板やステータヨークの開口部の光量を調節できる部材、NDフィルタ、偏光フィルタ、カラーフィルタ等の透過光の性質を変更できる部材、を光量調節羽根と称する。本実施の形態では、地板11の開口部11aを絞り羽根10により開閉する構成としているが、上記フィルタにより開閉する構成としてもよい。
本実施の形態では、ステータヨーク8の一方の盤面にマグネット6とコイル7を同軸上に固定することにより、駆動装置のステータを構成している。また、ロータヨーク9と絞り羽根10を、ロータヨーク9の穴9bと絞り羽根10の回転中心穴10cが同軸になるように固定し、ステータヨーク8の主軸8aを中心として回転可能に支持することにより、駆動装置のロータを構成している。
その際、ロータヨーク9の穴9bの内側を摺動性の良い絞り羽根10の一部(回転中心穴10c配設部分)で覆い、回転中心穴10cの内周部で径方向の軸受けを行う。これにより、ロータヨーク9とステータヨーク8の間に所定のギャップを確保し、磁気的な吸引力により摩擦力が増大することを防いでいる。
地板11は、概略中空円盤形状に構成されており、中心部に形成された開口部11a、第1の回転規制ピン11b、第2の回転規制ピン11bを備えている。第1の回転規制ピン11bは、開口部11aに近い位置に配設されており、絞り羽根10が第1の回転規制ピン11bに当接したときに、絞り状態になるように設けられている。第2の回転規制ピン11bは、開口部11aから離間した位置に配設されており、絞り羽根10が第2の回転規制ピン11cに当接したときに、開状態になるように設けられている。
本実施の形態の光量調節装置は、上記図7及び図8に示したマグネット6、コイル7、ステータヨーク8、ロータヨーク9からなる駆動装置と絞り羽根10を、地板11に固定することにより構成される。
次に、上記構成を有する本実施の形態の駆動装置及び光量調節機構からなる光量調節装置において、駆動装置を構成するコイル7に対する通電方向を切り替えることによりロータヨーク9を回転させる動作について説明する。
コイル7に通電することで発生した磁束は、ステータヨーク8、ステータヨーク8の主軸8a、ロータヨーク9の磁極部9a、マグネット6と一周する磁路を形成する。これに伴い、コイル7への通電方向を切り替えると、磁路の進行方向を切り替えることができ、その結果、ロータヨーク9の磁極部9aをN極またはS極に励磁することができる。これにより、ロータヨーク9はマグネット6との磁気的な作用により回転トルクを受ける。
本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、コイル7への通電方向を切り替えることにより、ロータヨーク9をマグネット6に対して回転させることで、絞り羽根10の状態を絞り状態と開状態とに切り替えることができる。
通常、マグネットの厚さは0.4〜1.0mm、ロータヨークの厚さは0.2〜0.5mmであり、マグネットはロータヨークの2倍程度の厚さとなる。従って、本実施の形態のようにシャッタ羽根10に直接ロータヨーク9を貼り合せることにより、従来のようにマグネットを回転させるものに比べ、ロータ部分の質量及び慣性モーメントを小さくすることができる。これにより、シャッタの高速化や省電力化に有利となる。また、シャッタ羽根10に直接ロータヨーク9を貼り付けることで、駆動ピンを用いる場合に比べ少ない摩擦での駆動を行うことができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、シャッタ羽根10に直接ロータヨーク9を貼り合せる構成としているため、シャッタの高速化や省電力化が可能となると共に、少ない摩擦での駆動が可能となる。
[他の実施の形態]
上記第1乃至第3の実施の形態では、光量調節装置について説明したが、本発明は、光量調節装置を搭載したカメラやビデオカメラにも適用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る光量調節装置の構成部品を示す分解斜視図である。 組み立て後の光量調節装置の構造を示す断面図である。 光量調節装置を正面から見た図であり、(a)はシャッタ羽根を開いた状態を示す図、(b)はシャッタ羽根を閉じた状態を示す図である。 2位置切り替え方式におけるロータヨークに働く回転トルクを示す図である。 3位置切り替え方式におけるロータヨークに働く回転トルクを示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る光量調節装置の構造を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る光量調節装置の構成部品を示す分解斜視図である。 組み立て後の光量調節装置の構造を示す断面図である。 光量調節装置の完成状態を示す斜視図である。 従来例に係る光量調節装置の構成部品を示す分解斜視図である。 組み立て後の光量調節装置の構造を示す断面図である。
符号の説明
1 マグネット
2、62 コイル
2a ボビン(軸受け部材)
3 ステータヨーク
3c 開口部
4、64 ロータヨーク
5 シャッタ羽根(光量調節部材)
6 マグネット
7 コイル
8 ステータヨーク
9 ロータヨーク
10 絞り羽根(光量調節部材)
11 地板
11a 開口部

Claims (8)

  1. 中空円盤形状に形成され、少なくとも一方の盤面が周方向に異なる極に交互に着磁されたマグネットと、
    前記マグネットの径方向に延出され前記マグネットの着磁面と対向する磁極部を有し、前記マグネットに対して回転可能なロータヨークと、
    前記マグネットを挟んで前記ロータヨークの反対側に配置され、前記マグネットが固定されるステータヨークと、
    前記ステータヨークに固定され、前記ロータヨークの前記磁極部を励磁するコイルと、を備えることを特徴とする駆動装置。
  2. 前記コイルと前記マグネットの配置形態は、前記コイルと前記マグネットが同軸で且つ前記コイルを外周側に配置し前記マグネットを内周側に配置した形態、前記コイルと前記マグネットが同軸で且つ前記コイルを内周側に配置し前記マグネットを外周側に配置した形態、を含む群から選択されることを特徴とする請求項1記載の駆動装置。
  3. 非磁性材料から形成され、前記ロータヨークと前記ステータヨークが直接接触しない状態に前記両ヨーク間に配置されると共に前記ロータヨークを回転可能に支持する軸受け部材を備えることを特徴とする請求項1記載の駆動装置。
  4. 前記軸受け部材は、前記コイルが巻回されるボビンが兼用することを特徴とする請求項3記載の駆動装置。
  5. 前記請求項1乃至4の何れかに記載の駆動装置と、
    開口部を有する地板と、
    前記駆動装置の前記ロータヨークの回転に伴い動作し前記地板の前記開口部の開口量を調節する光量調節部材と、
    を備えることを特徴とする光量調節装置。
  6. 前記光量調節部材は、前記駆動装置の前記マグネットの内周側に配置されることを特徴とする請求項5記載の光量調節装置。
  7. 前記光量調節部材は、前記ロータヨークと一体に固定されると共に前記ロータヨークと同軸に回転することを特徴とする請求項5記載の光量調節装置。
  8. 前記ステータヨークは、前記地板を兼用することを特徴とする請求項5記載の光量調節装置。
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