JP2007114718A - 画像形成装置、プロセスカートリッジ、及び現像カートリッジ - Google Patents

画像形成装置、プロセスカートリッジ、及び現像カートリッジ Download PDF

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Abstract

【課題】現像剤像形成領域における、アラインメント及び給電の安定性をより向上することで、より良好な画像形成を行えるようにした、画像形成装置、プロセスカートリッジ、及び現像カートリッジを提供する。
【解決手段】現像カートリッジケース141に設けられた被押圧部141eは、押圧位置PPにて、現像カートリッジ押圧方向Xに向けて押圧されている。現像ローラー144と感光体ドラム152とは、接触位置CPにて接触している。現像ローラー回転駆動軸144aと電気的に接続された給電突起部147bと、現像カートリッジ140の外部に設けられた給電部材118とが、給電押圧方向Sに互いに押圧しあうことで、現像カートリッジ140に給電がなされる。ここで、給電押圧方向Sは、押圧位置PPと接触位置CPとを結ぶ押圧作用線Yと略直交する。また、給電突起部147bは、押圧作用線Yと交差する。
【選択図】図9

Description

本発明は、現像カートリッジを着脱自在に構成された画像形成装置に関する。また、本発明は、前記画像形成装置の本体フレームに対して着脱自在に構成されたプロセスカートリッジに関する。さらに、本発明は、現像カートリッジ装着フレーム(前記画像形成装置の本体フレーム、又は前記プロセスカートリッジのケーシングを構成するプロセスカートリッジフレーム)に対して着脱されることで前記画像形成装置に対して着脱自在に構成された現像カートリッジに関する。
この種の画像形成装置、プロセスカートリッジ、及び現像カートリッジの従来技術として、特開2005−258344号公報(特許文献1)に記載されたものが知られている。
前記従来の画像形成装置においては、前記プロセスカートリッジが、当該画像形成装置の本体ケーシング(本体フレーム)に対して着脱自在に構成されている。このプロセスカートリッジのケーシングを構成するドラムフレームは、前記現像カートリッジが脱着自在に装着され得るように構成されている。このドラムフレーム内には、感光体ドラムと、スコロトロン型帯電器と、が収容されている。
前記感光体ドラムは、接地されたドラム本体と、そのドラム本体の表層に形成された光導電層である感光層と、から構成されている。前記スコロトロン型帯電器は、前記感光体ドラムの上方に、所定の間隔を隔てて配置されている。このスコロトロン型帯電器は、前記感光体ドラムの前記感光層の表面(以下、単に「感光体ドラムの表面」と称する。)を一様に帯電させ得るように構成されている。そして、前記スコロトロン型帯電器によって前記感光体ドラムの前記表面が一様に帯電された後、この表面に対して画像情報に応じて露光がなされることで、当該表面に静電潜像が形成されるようになっている。
現像カートリッジは、現像剤としてのトナーを収容するトナー収容室を備えている。また、現像カートリッジ内には、現像ローラーと、供給ローラーと、トナー層厚規制ブレードと、が収容されている。
前記現像ローラーは、その周面に帯電した前記トナーを担持し得るように構成されている。この現像ローラーは、前記静電潜像が形成された前記感光体ドラムの前記表面に対して、前記周面を接触させることで、当該静電潜像に対応したパターンで前記トナーを前記感光体ドラムの前記表面に付着させ得るように構成されている。すなわち、この現像ローラーは、その周面に担持された前記トナーによって前記静電潜像を現像し得るように構成されている。
前記供給ローラーは、前記現像ローラーに対して前記トナーを供給し得るように構成されている。前記トナー層厚規制ブレードは、前記現像剤供給体によって前記トナーが供給された前記現像ローラーの前記周面における前記トナーの担持量を調整し得るように構成されている。
また、この画像形成装置は、前記現像ローラーと接地された前記感光体ドラムとの間に、所定の現像バイアス電圧が印加され得るように構成されている。具体的には、高圧電源回路の出力端子と電気的に接続された給電電極が、前記本体ケーシングに設けられている。この給電電極は、現像カートリッジが装着された前記プロセスカートリッジが前記本体ケーシングに装着されたときに、前記現像ローラーの回転駆動中心軸の軸受け部材に押圧されることで、当該軸受け部材を介して前記現像ローラーに給電し得るように構成されている。
かかる構成を備えた前記従来の画像形成装置による画像形成は、以下のように行われる。
まず、前記感光体ドラムの前記表面が、前記スコロトロン型帯電器によって一様に帯電される。次に、一様に帯電された前記感光体ドラムの前記表面が画像情報に応じて露光されることで、当該表面に前記静電潜像が形成される。
続いて、前記静電潜像が形成された前記感光体ドラムの前記表面と、帯電した前記トナーが担持された前記現像ローラーの前記周面とが対向する。これにより、当該静電潜像に対応したパターンで前記トナーが前記感光体ドラムの前記表面に付着する。すなわち、前記感光体ドラムの前記表面に、前記トナーによる像(現像剤像)が形成される。この現像剤像が記録媒体に転写されることで、当該記録媒体の表面上に画像が形成される。
特開2005−258344号公報
この種の画像形成装置において、良好な画像形成を行うためには、現像剤像を形成する現像剤像形成領域にて、アラインメントを安定させつつ、画像形成のためのバイアス電圧の印加のための給電を適切に行う必要がある。
すなわち、上述の構成を備えた前記従来の画像形成装置においては、前記現像ローラー(現像剤担持体)と前記感光体ドラム(現像剤像形成部材)とが接触する領域における、当該接触の状態を安定させつつ、前記現像ローラーに適切に給電する必要がある。そのためには、前記給電電極によって前記現像ローラーに給電する際の、前記給電電極による押圧が、前記現像ローラーと前記感光体ドラムとの接触の状態に悪影響を与えないようにする必要がある。
そこで、本発明は、前記現像剤像形成領域における、アラインメント及び給電の安定性をより向上することで、より良好な画像形成を行えるようにした、画像形成装置、プロセスカートリッジ、及び現像カートリッジを提供するものである。
(1)本発明の対象となる画像形成装置は、現像剤による像(以下、現像剤像と称する。)を形成し得るように構成されている。この画像形成装置は、現像カートリッジと、現像カートリッジ装着フレームと、を備えている。
前記現像カートリッジは、現像剤担持体と、現像カートリッジケースと、導電性部材と、を備えている。前記現像剤担持体は、帯電した前記現像剤を周面に担持し得るように構成されている。前記現像カートリッジケースは、前記現像カートリッジの筐体(ケーシング)を構成する部材であって、前記現像剤担持体における前記周面の一部を外部に露出させつつ、当該現像剤担持体及び前記現像剤を収容し得るように構成されている。前記導電性部材は、前記現像カートリッジケースに装着されている。この導電性部材は、前記現像剤担持体と電気的に接続されている。
前記現像カートリッジ装着フレームは、前記現像カートリッジが脱着自在に装着され得るように構成されている。この現像カートリッジ装着フレームは、例えば、画像形成装置の本体フレームの一部として構成され得る。あるいは、この現像カートリッジ装着フレームは、画像形成装置の前記本体フレームに対して着脱自在なプロセスカートリッジのケーシングを構成するプロセスカートリッジフレームとして構成され得る。
この現像カートリッジ装着フレームには、現像剤像形成部材が備えられている。この現像剤像形成部材は、前記現像剤担持体の前記周面と所定の接触位置にて接触することで、当該周面に担持された前記現像剤を用いて記録媒体上に画像を形成し得るように構成されている。
(1−1)本発明の特徴は、前記画像形成装置が、さらに以下のように構成されていることにある。
本発明の画像形成装置は、さらに、弾性部材と、給電部材と、を備えている。前記弾性部材は、所定の押圧位置にて前記現像カートリッジケースを付勢することで、前記現像剤担持体を前記現像剤像形成部材に向けて付勢し得るように構成されている。前記給電部材は、前記導電性部材によって押圧されて(あるいは当該導電性部材を押圧して)当該導電性部材と接触することで、当該導電性部材に給電し得るように構成されている。そして、前記給電部材は、前記導電性部材によって、前記接触位置と前記押圧位置とを結ぶ直線である押圧作用線と略直交する方向である給電押圧方向に押圧される(あるいは、前記導電性部材を前記給電押圧方向に押圧する)ように構成されている。
かかる構成において、前記現像カートリッジは、前記現像カートリッジ装着フレームを介して、前記画像形成装置に装着される。そして、少なくとも当該画像形成装置において画像形成動作が可能な状態になった時点で、前記弾性部材は、前記押圧位置にて、前記現像カートリッジケースを付勢する。これにより、前記現像剤担持体が前記現像剤像形成部材に向けて付勢される。そして、当該現像剤担持体の前記周面が、前記接触位置(前記現像剤像形成領域)にて、前記現像剤像形成部材と接触する。
また、少なくとも当該画像形成装置において画像形成動作が可能な状態になった時点で、前記給電部材と前記導電性部材とは、互いに押圧しあうように接触している。この押圧及び接触により、前記給電部材から前記導電性部材に給電がなされ得るような電気的接続状態が形成される。ここで、前記給電部材と前記導電性部材との押圧方向である前記給電押圧方向は、前記接触位置と前記押圧位置とを結ぶ前記押圧作用線と略直交する。
上述の構成を有する本発明の画像形成装置によれば、前記接触位置における前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材との接触状態をより安定させつつ、前記給電部材による前記導電性部材を介しての前記現像剤担持体への給電をより安定的に行うことが可能になる。したがって、かかる構成によれば、より良好な画像形成が行われ得る。
(1−2)前記弾性部材によって前記現像カートリッジケースが押圧される現像カートリッジ押圧方向は、前記押圧作用線に沿った方向に設定され得る。例えば、前記現像カートリッジ押圧方向と、前記押圧作用線と、のなす角は、0度以上25度以下に設定され得る。
かかる構成においては、前記弾性部材による押圧力が、前記接触位置に対して、より効率よく作用する。したがって、かかる構成によれば、前記接触位置における前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材との接触状態が、より安定する。
(1−3)前記画像形成装置は、さらに、以下の構成を備えていてもよい:前記導電性部材は、給電突起部を備えている。この給電突起部は、前記給電部材と接触することで、当該給電部材を押圧するように構成されている。また、前記給電部材は、給電対向部を備えている。この給電対向部は、前記給電突起部と対向し得るように形成されている。そして、前記給電対向部は、前記押圧作用線と略平行に形成されている。
かかる構成においては、少なくとも当該画像形成装置において画像形成動作が可能な状態になった時点で、前記給電対向部が、前記給電突起部と互いに接触及び押圧する。例えば、前記給電対向部は、前記現像カートリッジが前記現像カートリッジ装着フレームに装着される際に、前記給電突起部と対向する。そして、前記給電突起部は、前記現像カートリッジが前記現像カートリッジ装着フレームに装着された時点で、前記給電部材の前記給電対向部と接触し、且つ当該給電対向部を押圧する。この接触及び押圧により、前記給電突起部と前記給電対向部との電気的接続が形成される。すなわち、前記導電性部材と前記給電部材との電気的接続が形成される。
ここで、前記給電対向部は、前記押圧作用線と略平行に形成されている。すなわち、少なくとも前記給電突起部と接触して当該給電突起部に対して給電している位置において、前記給電対向部が、前記押圧作用線と略平行になっている。これにより、前記給電突起部と前記給電対向部との接点における、当該給電対向部の法線方向は、前記押圧作用線と略直交する方向となり得る。
したがって、前記給電押圧方向と前記押圧作用線とを略直交させ得るような前記給電部材及び前記導電性部材が、より簡略な装置構成によって実現され得る。
(1−4)前記画像形成装置は、さらに、以下の構成を備えていてもよい:前記現像カートリッジは、位置決め用突起を備えている。この位置決め用突起は、前記現像カートリッジ装着フレームに形成された位置決め用開口部に収容され得るように構成されている。そして、前記位置決め用突起が前記位置決め用開口部に収容されることで、当該現像カートリッジと前記現像カートリッジ装着フレームとの位置決めが行われ得るようになっている。また、前記位置決め用開口部における前記現像剤像形成部材と近接する側の端部である基端部は、前記位置決め用突起が前記押圧作用線に沿って移動し得るように形成されている。
かかる構成においては、前記現像カートリッジを前記現像カートリッジ装着フレームに装着する際に、前記現像カートリッジにおける前記位置決め用突起が、前記現像カートリッジ装着フレームにおける前記位置決め用開口部に収容される。前記位置決め用突起が前記位置決め用開口部における前記基端部に達すると、当該位置決め用突起は、当該基端部内にて、前記押圧作用線に沿って移動する。そして、前記位置決め用突起が前記基端部における所定の位置(例えば当該基端部における前記現像剤像形成部材と近接する側の終端)に到達すると、前記現像カートリッジと前記現像カートリッジ装着フレームとの位置決めが行われる。
かかる構成によれば、前記現像カートリッジを前記現像カートリッジ装着フレームに装着する際の、両者の位置決めが、よりスムーズかつ確実に行われ得る。したがって、かかる構成によれば、前記給電部材と前記導電性部材との良好な電気的接続状態と、前記現像剤担持体と前記現像剤像形成部材との確実な位置決め状態とが、より安定的に得られる。
ここで、前記給電対向部が前記基端部と略平行に形成されている場合、前記位置決め用突起が前記基端部における前記所定の位置に到達する直前にて、前記位置決め用突起が前記押圧作用線に沿って前記基端部内を移動する。このとき、当該押圧作用線と略平行に形成された前記給電対向部と、前記給電突起部とが、当該押圧作用線に沿って相対移動し得る。すなわち、前記現像剤担持体の前記周面が前記接触位置において前記現像剤像形成部材と接触する直前にて、前記給電突起部が、前記給電対向部と前記押圧作用線に沿って摺動し得る。
これにより、前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材とが接触する前の時点から、前記給電部材による前記現像剤担持体への給電状態を確保することが可能になる。よって、当該画像形成装置における画像形成動作の始動時間が短縮され得る。
(1−5)前記画像形成装置は、さらに、以下の構成を備えていてもよい:前記現像剤担持体は、現像剤担持体回転駆動軸を備えている。この現像剤担持体回転駆動軸は、前記押圧作用線及び前記給電押圧方向と直交する幅方向と平行な中心軸線を有する円柱状部材から構成されている。そして、前記位置決め用突起は、前記現像剤担持体回転駆動軸を備えている。すなわち、前記現像剤担持体回転駆動軸によって、前記位置決め用突起が構成されている。例えば、前記位置決め用突起は、前記現像剤担持体回転駆動軸と、その周囲に配置された円筒形状のスリーブとから構成され得る。
かかる構成においては、前記現像カートリッジと前記現像カートリッジ装着フレームとの位置決めが、前記現像剤担持体回転駆動軸の近傍位置にて行われる。
したがって、かかる構成によれば、前記接触位置における前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材との所定の接触状態が、より確実に形成され得る。また、前記位置決め用突起が、より簡略な装置構成で形成され得る。
(1−6)前記画像形成装置は、さらに、以下の構成を備えていてもよい:前記現像カートリッジは、現像剤供給体を備えている。この現像剤供給体は、前記現像剤担持体と接触するように配置されている。また、前記現像剤供給体は、回転駆動されることで当該現像剤担持体における前記周面に前記現像剤を担持させ得るように構成されている。さらに、前記現像剤供給体は、前記幅方向と平行な中心軸線を有する円柱状部材からなる現像剤供給体回転駆動軸を備えている。そして、前記導電性部材は、前記現像剤担持体回転駆動軸及び前記現像剤供給体回転駆動軸を回転可能に支持しつつ、前記現像剤担持体回転駆動軸及び前記現像剤供給体回転駆動軸と電気的に接続し得るように構成されている。
かかる構成において、前記現像剤供給体は、前記現像剤担持体と接触しつつ回転駆動される。これにより、前記現像剤担持体の前記周面に、帯電した前記現像剤が担持される。このとき、前記現像剤供給体回転駆動軸は、前記現像剤担持体回転駆動軸とともに、前記導電性部材と電気的に接続されている。よって、前記給電部材及び前記導電性部材を介して、前記現像剤供給体と前記現像剤担持体とがほぼ同電位となるように、前記現像剤供給体及び前記現像剤担持体に対する給電が行われる。
したがって、かかる構成によれば、前記接触位置における前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材との所定の接触状態が形成されつつ、前記現像剤供給体と前記現像剤担持体とがほぼ同電位となるような前記現像剤供給体及び前記現像剤担持体に対する給電状態が安定的に実現され得る。
(1−7)前記画像形成装置は、さらに、以下の構成を備えていてもよい:前記現像カートリッジ装着フレームは、前記位置決め用開口部が形成された側壁部と、その側壁部と直交するように配置された底壁部と、を備えている。前記現像カートリッジケースは、ガイド突起を備えている。このガイド突起は、当該現像カートリッジが前記現像カートリッジ装着フレームに装着された際に、前記現像カートリッジ装着フレームの前記底壁部と当接するように形成されている。また、このガイド突起は、前記位置決め用突起が前記位置決め用開口部における前記基端部内を移動する際に、前記底壁部と当接しつつ、当該現像カートリッジの前記現像カートリッジ装着フレーム内の移動をガイドするように形成されている。そして、このガイド突起の、前記底壁部と当接する部分である当接部は、前記押圧作用線と略平行に形成されている。
かかる構成において、前記現像カートリッジが前記現像カートリッジ装着フレームに装着される際、前記側壁部と前記底壁部とで囲まれた空間内に、当該現像カートリッジが挿入される。このとき、前記位置決め用突起が、前記位置決め用開口部に収容される。
そして、前記位置決め用突起が、前記位置決め用開口部における前記基端部内を、前記所定の位置まで移動することで、前記現像カートリッジと前記現像カートリッジ装着フレームとの位置決めが行われる。すなわち、前記現像剤担持体と前記現像剤像形成部材との位置決めが行われる。このとき、前記現像カートリッジケースに設けられた前記ガイド突起の前記当接部が、前記現像カートリッジ装着フレームの前記底壁部と当接する。すると、当該当接部と当該底壁部とが摺擦する。このようにして、前記位置決め用突起が前記基端部内にて前記押圧作用線に沿って移動する際に、前記当接部と前記底壁部との摺擦により、前記空間内における前記現像カートリッジケースの移動がガイドされる。
したがって、かかる構成によれば、前記現像カートリッジが前記現像カートリッジ装着フレームに対してスムーズに装着されつつ、前記給電部材と前記導電性部材との良好な電気的接続状態、及び前記接触位置における前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材との安定した接触状態が形成され得る。
(1−8)前記画像形成装置は、さらに、以下の構成を備えていてもよい:前記現像カートリッジ装着フレームの前記底壁部には、従動コロが、回転自在に支持されている。この従動コロは、前記現像カートリッジが装着された際に、前記ガイド突起における前記当接部と当接し得るように配置されている。また、この従動コロは、前記位置決め用突起が前記位置決め用開口部における前記基端部内を移動する際に、前記当接部と当接しつつ回転し得るように構成されている。
かかる構成において、前記現像カートリッジが前記現像カートリッジ装着フレームに装着される際、前記当接部が、前記従動コロと当接する。そして、当該従動コロが回転することによって、前記押圧作用線と略平行に形成された前記当接部が、前記従動コロと当接しつつ、当該押圧作用線に沿って移動する。これにより、前記基端部内の前記位置決め用突起の移動の際に、前記空間内の前記現像カートリッジケースの移動が、前記押圧作用線に沿ってガイドされる。
したがって、かかる構成によれば、前記現像カートリッジの前記現像カートリッジ装着フレームに対する装着の際の、前記位置決め用突起や前記給電突起部の、前記押圧作用線に沿った移動が、前記当接部及び前記従動コロによって、よりスムーズにガイドされ得る。
(1−9)前記画像形成装置は、さらに、以下の構成を備えていてもよい:本画像形成装置においては、前記現像カートリッジ装着フレームの他に、本体フレームがさらに備えられている。この本体フレームは、前記現像カートリッジ装着フレームを支持するように構成されている。さらに、この本体フレームは、駆動回転体を備えている。この駆動回転体は、前記現像剤担持体を回転駆動させるための回転駆動力を前記現像カートリッジに向けて入力し得るように構成されている。前記現像カートリッジは、駆動力入力部を備えている。この駆動力入力部は、前記駆動回転体から前記回転駆動力を受け得るように構成されている。前記導電性部材は、前記押圧作用線及び前記給電押圧方向と直交する幅方向における、前記現像カートリッジケースの一端側に設けられている。前記駆動力入力部は、前記現像カートリッジケースの前記幅方向における前記一端側と異なる他端側から突出するように設けられている。そして、前記幅方向から見た場合に、前記導電性部材と前記給電部材とが接触している給電押圧位置が、前記駆動力入力部と重なるようになっている。具体的には、前記幅方向から見た場合に、前記導電性部材と前記給電部材とが接触している位置が、前記駆動力入力部の外径の範囲内となっている。
かかる構成においては、前記現像カートリッジが、前記現像カートリッジ装着フレームとしての前記プロセスカートリッジフレームに装着される。そして、前記現像カートリッジが装着された前記プロセスカートリッジフレームを、前記本体フレームに装着することで、本画像形成装置内に前記現像カートリッジが収容される。
画像形成動作を行う場合、前記駆動力入力部が、前記本体フレームに備えられた前記駆動回転体から回転駆動力を受けることで、前記現像カートリッジ内の各部が回転駆動される。この駆動力入力部には、前記駆動回転体から回転駆動力を受ける際に、所定の外力が加えられる。一方、前記給電押圧位置には、前記給電押圧方向に押圧力が加えられている。このとき、本構成においては、前記幅方向から見た場合に、前記押圧力が加えられている前記給電押圧位置が、前記駆動回転体から前記所定の外力を受ける前記駆動力入力部と重なる。
したがって、かかる構成によれば、前記接触位置における前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材との接触状態と、前記給電部材による前記導電性部材を介しての前記現像剤担持体への給電状態とを安定させつつ、前記現像カートリッジに対して回転駆動力を安定的に供給することが可能になる。
また、かかる構成においては、前記駆動力入力部が側方に突出して設けられている。よって、この突出量の分だけ、前記駆動回転体の長さを短くすることができる。したがって、かかる構成によれば、前記本体フレームに備えられた、前記駆動回転体に対して回転駆動力を伝達するための機構の、幅方向のサイズを、より小さくすることができる。これにより、当該画像形成装置のさらなる小型化が達成され得る。
(1−10)前記画像形成装置は、さらに、以下の構成を備えていてもよい:前記位置決め用突起は、前記現像カートリッジケースの前記幅方向における前記一端側から突出するように設けられている。また、この位置決め用突起の外形形状は、前記幅方向から見た場合に、円形となるように形成されている。前記駆動力入力部の外形形状は、前記幅方向から見た場合に、前記位置決め用突起と異なる外径の円形に形成されている。前記現像カートリッジ装着フレームとしての前記プロセスカートリッジフレームには、駆動力入力開口部が形成されている。この駆動力入力開口部は、前記位置決め用開口部と異なる幅の開口部であって、前記駆動力入力部を収容可能に形成されている。
かかる構成において、前記位置決め用突起を前記駆動力入力開口部に挿入し、且つ前記駆動力入力部を前記位置決め用開口部に挿入しようとしても、外形形状の相違により、当該挿入が阻止される。具体的には、例えば、外径の大きな前記駆動力入力部を、外径の小さな前記位置決め用突起に適合した幅の前記位置決め用開口部に挿入することはできない。
したがって、かかる構成によれば、前記現像カートリッジの前記現像カートリッジ装着フレーム(前記プロセスカートリッジフレーム)に対する誤った態様での装着が良好に防止され得る。
(1−11)前記押圧作用線及び前記給電押圧方向と直交する方向から見た場合に、前記給電突起部が、前記押圧作用線と交差するように配置されていてもよい。
かかる構成によれば、前記接触位置における前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材との安定的な接触状態が得られつつ、前記給電部材により前記導電性部材を介して前記現像剤担持体へ良好に給電が行われ得る。
(1−12)前記画像形成装置は、さらに、以下の構成を備えていてもよい:本画像形成装置は、押圧部材と、把手部材と、弾性部材保持部と、をさらに備えている。前記把手部材は、前記現像カートリッジケースに対して回動自在に装着されている。この把手部材は、前記現像カートリッジを前記現像カートリッジ装着フレームに着脱する際に把持し得るように構成されている。前記弾性部材保持部は、前記現像カートリッジケースの上端部に設けられている。この弾性部材保持部は、前記弾性部材を保持し得るように構成されている。前記押圧部材は、前記弾性部材を前記現像カートリッジケースに向けて押圧し得るように構成されている。この押圧部材は、前記把手部材の自由端部に設けられている。また、この押圧部材は、前記把手部材の前記自由端部が前記弾性部材保持部に向けて移動することで、前記弾性部材を押圧し得るように構成されている。
かかる構成において、前記把手部材の前記自由端部を、前記現像カートリッジケースの上端部の前記弾性部材保持部に向けて移動させることで、前記押圧部材が前記弾性部材を押圧する。この押圧部材による前記弾性部材への押圧により、前記現像カートリッジケースが付勢される。これにより、当該現像カートリッジケースに収容された前記現像剤担持体の前記周面が、前記接触位置に向けて付勢される。
ここで、かかる構成においては、前記現像カートリッジケースを付勢するための前記弾性部材及び前記押圧部材が、当該現像カートリッジに装着されている。よって、前記現像剤担持体の前記接触位置に向けての所定の付勢状態が、きわめて簡略な装置構成によって形成され得る。
(1−13)前記現像カートリッジ装着フレームは、複数の前記現像カートリッジが所定の直線状の配列方向に沿って配列された状態で同時に装着され得るように構成されていてもよい。
かかる構成によれば、前記把手部材を把持することで、前記現像カートリッジ装着フレームへの複数の前記現像カートリッジの着脱が、より簡易に行われ得る。また、この把手部材を下方に付勢することで、前記現像剤担持体の前記接触位置に向けての所定の付勢状態が形成され得る。
(1−14)前記画像形成装置は、さらに、押圧力入力部材を備えていてもよい。この押圧力入力部材は、前記複数の前記押圧部材を選択的に前記弾性部材に向けて移動させ得るように構成されている。
かかる構成によれば、前記押圧力入力部材を選択的に移動させることで、複数の前記現像カートリッジのうちの、画像形成に用いられるものだけを、前記接触位置に向けて付勢することができる。よって、前記現像剤担持体と前記現像剤像形成部材との長時間にわたる連続的な摺擦による、当該現像剤担持体等の劣化を、可及的に抑制することができる。
(1−15)前記押圧力入力部材は、直動カム部材から構成されていてもよい。この直動カム部材は、前記配列方向に沿って移動することで、当該配列方向に沿って配列された複数の前記押圧部材を選択的に前記弾性部材に向けて移動させ得るように構成されている。
かかる構成においては、前記直動カム部材を前記配列方向に沿って移動させることで、複数の前記押圧部材が、選択的に前記弾性部材に向けて移動する。これにより、複数の前記現像カートリッジが、選択的に前記接触位置に向けて付勢される。
かかる構成によれば、前記直動カム部材を駆動する直動カム駆動機構を、例えばラック・ピニオン機構等の簡略な装置構成で実現することが可能になる。したがって、当該画像形成装置の部品点数や装置コストの低減が容易に達成され得る。
(2)本発明の対象となるプロセスカートリッジは、画像形成装置の本体フレームに対して着脱自在に構成されている。このプロセスカートリッジは、現像カートリッジと、現像剤像形成部材と、プロセスカートリッジフレームと、を備えている。
前記現像カートリッジは、現像剤担持体と、現像カートリッジケースと、導電性部材と、を備えている。前記現像剤担持体は、帯電した現像剤を周面に担持し得るように構成されている。前記現像カートリッジケースは、前記現像剤担持体における前記周面の一部を外部に露出させつつ当該現像剤担持体及び前記現像剤を収容し得るように構成されている。前記導電性部材は、前記現像カートリッジケースに装着されている。この導電性部材は、前記現像剤担持体と電気的に接続されている。
前記プロセスカートリッジフレームは、本プロセスカートリッジのケーシングを構成する部材であって、前記本体フレームに対して着脱自在に構成されている。また、このプロセスカートリッジフレームには、前記現像カートリッジが脱着自在に装着され得るようになっている。さらに、前記プロセスカートリッジフレームには、現像剤像形成部材が備えられている。この現像剤像形成部材は、前記現像剤担持体の前記周面と所定の接触位置にて接触することで、当該周面に担持された前記現像剤を用いて記録媒体上に画像を形成し得るように構成されている。
(2−1)本発明の特徴は、前記プロセスカートリッジが、さらに以下のように構成されていることにある。このプロセスカートリッジは、前記現像剤担持体を前記現像剤像形成部材に向けて付勢するために前記現像カートリッジケースが押圧される押圧位置と前記接触位置とを結ぶ直線である押圧作用線と略直交する方向である、給電押圧方向に押圧されることで、前記導電性部材に給電がなされ得るように構成されている。
かかる構成においては、前記プロセスカートリッジフレームを介して、前記現像カートリッジが前記画像形成装置に装着される。そして、少なくとも当該画像形成装置において画像形成動作が可能な状態になった時点で、前記押圧位置にて、前記現像カートリッジケースが付勢される。これにより、前記現像剤担持体が前記現像剤像形成部材に向けて付勢される。これにより、当該現像剤担持体の前記周面が、前記接触位置(前記現像剤像形成領域)にて、前記現像剤像形成部材と接触する。
前記押圧位置における前記現像カートリッジケースの付勢は、例えば、前記押圧位置に対向して配置されていて当該押圧位置にて前記現像カートリッジケースを付勢し得るように構成された所定の弾性部材や、この弾性部材を前記現像カートリッジケースに向けて押圧し得るように構成された所定の押圧部材を用いて行われ得る。前記弾性部材や前記押圧部材は、前記現像カートリッジや、前記プロセスカートリッジフレームや、前記本体フレームに設けられ得る。
また、少なくとも当該画像形成装置において画像形成動作が可能な状態になった時点で、前記導電性部材が、前記接触位置と前記押圧位置とを結ぶ前記押圧作用線と略直交する前記給電押圧方向に押圧される。これにより、前記導電性部材を介して、前記現像剤担持体に給電がなされる。
前記導電性部材に対する押圧及び給電は、所定の給電部材により行われ得る。すなわち、当該給電部材と前記導電性部材とが互いに接触しつつ押圧し合うことで、両者の間で電気的接続状態が形成され得る。この給電部材は、前記プロセスカートリッジフレームや、前記本体フレームに設けられ得る。
上述の構成を有する本発明のプロセスカートリッジによれば、前記接触位置における前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材との接触状態をより安定させつつ、前記導電性部材を介しての前記現像剤担持体への給電をより安定的に行うことが可能になる。したがって、かかる構成によれば、より良好な画像形成が行われ得る。
(2−2)前記押圧位置にて前記現像カートリッジケースが押圧される現像カートリッジ押圧方向は、前記押圧作用線に沿った方向に設定され得る。例えば、前記現像カートリッジ押圧方向と、前記押圧作用線と、のなす角は、0度以上25度以下に設定され得る。
かかる構成においては、前記押圧位置にて加えられる押圧力が、前記接触位置に対して、より効率よく作用する。したがって、かかる構成によれば、前記接触位置における前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材との接触状態が、より安定する。
(2−3)前記プロセスカートリッジは、さらに、以下の構成を備えていてもよい:前記現像カートリッジは、位置決め用突起を備えている。この位置決め用突起は、前記プロセスカートリッジフレームに形成された位置決め用開口部に収容され得るように構成されている。この位置決め用突起が前記位置決め用開口部に収容されることで、当該現像カートリッジと前記プロセスカートリッジフレームとの位置決めが行われ得るようになっている。そして、前記位置決め用開口部における前記現像剤像形成部材と近接する側の端部である基端部は、前記位置決め用突起が前記押圧作用線に沿って移動し得るように形成されている。
かかる構成においては、前記現像カートリッジを前記プロセスカートリッジフレームに装着する際に、前記現像カートリッジにおける前記位置決め用突起が、前記プロセスカートリッジフレームにおける前記位置決め用開口部に収容される。前記位置決め用突起が前記位置決め用開口部における前記基端部に達すると、当該位置決め用突起は、当該基端部内にて、前記押圧作用線に沿って移動する。そして、前記位置決め用突起が前記基端部における所定の位置(例えば当該基端部における前記現像剤像形成部材と近接する側の終端)に到達すると、前記現像カートリッジと前記プロセスカートリッジフレームとの位置決めが行われる。
かかる構成によれば、前記現像カートリッジを前記プロセスカートリッジフレームに装着する際の、両者の位置決めが、よりスムーズかつ確実に行われ得る。したがって、かかる構成によれば、前記導電性部材における良好な電気的接続状態と、前記現像剤担持体と前記現像剤像形成部材との確実な位置決め状態とが、より安定的に得られる。
(2−4)前記プロセスカートリッジは、さらに、以下の構成を備えていてもよい:前記現像剤担持体は、現像剤担持体回転駆動軸を備えている。この現像剤担持体回転駆動軸は、前記押圧作用線及び前記給電押圧方向と直交する幅方向と平行な中心軸線を有する円柱状部材から構成されている。そして、前記位置決め用突起は、前記現像剤担持体回転駆動軸を備えている。すなわち、前記現像剤担持体回転駆動軸によって、前記位置決め用突起が構成されている。例えば、前記位置決め用突起は、前記現像剤担持体回転駆動軸と、その周囲に配置された円筒形状のスリーブとから構成され得る。
かかる構成においては、前記現像カートリッジと前記プロセスカートリッジフレームとの位置決めが、前記現像剤担持体回転駆動軸の近傍位置にて行われる。
したがって、かかる構成によれば、前記接触位置における前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材との所定の接触状態が、より確実に形成され得る。また、前記位置決め用突起が、より簡略な装置構成で形成され得る。
(2−5)前記プロセスカートリッジは、さらに、以下の構成を備えていてもよい:前記現像カートリッジは、現像剤供給体を備えている。この現像剤供給体は、前記現像剤担持体と接触するように配置されている。また、前記現像剤供給体は、回転駆動されることで当該現像剤担持体における前記周面に前記現像剤を担持させ得るように構成されている。さらに、前記現像剤供給体は、前記幅方向と平行な中心軸線を有する円柱状部材からなる現像剤供給体回転駆動軸を備えている。そして、前記導電性部材は、前記現像剤担持体回転駆動軸及び前記現像剤供給体回転駆動軸を回転可能に支持しつつ、前記現像剤担持体回転駆動軸及び前記現像剤供給体回転駆動軸と電気的に接続し得るように構成されている。
かかる構成において、前記現像剤供給体は、前記現像剤担持体と接触しつつ回転駆動される。これにより、前記現像剤担持体の前記周面に、帯電した前記現像剤が担持される。このとき、前記現像剤供給体回転駆動軸は、前記現像剤担持体回転駆動軸とともに、前記導電性部材と電気的に接続されている。よって、前記導電性部材を介して、前記現像剤供給体と前記現像剤担持体とがほぼ同電位となるように、前記現像剤供給体及び前記現像剤担持体に対する給電が行われる。
したがって、かかる構成によれば、前記接触位置における前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材との所定の接触状態が形成されつつ、前記現像剤供給体と前記現像剤担持体とがほぼ同電位となるような前記現像剤供給体及び前記現像剤担持体に対する給電状態が安定的に実現され得る。
(2−6)前記プロセスカートリッジは、さらに、以下の構成を備えていてもよい:前記プロセスカートリッジフレームは、前記位置決め用開口部が形成された側壁部と、その側壁部と直交するように配置された底壁部と、を備えている。前記現像カートリッジケースは、ガイド突起を備えている。このガイド突起は、当該現像カートリッジが前記プロセスカートリッジフレームに装着された際に、前記プロセスカートリッジフレームの前記底壁部と当接するように形成されている。また、このガイド突起は、前記位置決め用突起が前記位置決め用開口部における前記基端部内を移動する際に、前記底壁部と当接しつつ当該現像カートリッジの前記プロセスカートリッジフレーム内の移動をガイドするように形成されている。そして、このガイド突起の、前記底壁部と当接する部分である当接部は、前記押圧作用線と略平行に形成されている。
かかる構成において、前記現像カートリッジが前記プロセスカートリッジフレームに装着される際、前記側壁部と前記底壁部とで囲まれた空間内に、当該現像カートリッジが挿入される。このとき、前記位置決め用突起が、前記位置決め用開口部に収容される。
そして、前記位置決め用突起が、前記位置決め用開口部における前記基端部内を、前記所定の位置まで移動することで、前記現像カートリッジと前記プロセスカートリッジフレームとの位置決めが行われる。すなわち、前記現像剤担持体と前記現像剤像形成部材との位置決めが行われる。このとき、前記現像カートリッジケースに設けられた前記ガイド突起の前記当接部が、前記プロセスカートリッジフレームの前記底壁部と当接する。そして、当該当接部と当該底壁部とが摺擦する。このようにして、前記位置決め用突起が前記基端部内にて前記押圧作用線に沿って移動する際に、前記当接部と前記底壁部との摺擦により、前記空間内における前記現像カートリッジケースの移動がガイドされる。
したがって、かかる構成によれば、前記現像カートリッジが前記プロセスカートリッジフレームに対してスムーズに装着されつつ、前記導電性部材における良好な給電状態、及び前記接触位置における前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材との安定した接触状態が形成され得る。
(2−7)前記プロセスカートリッジは、さらに、以下の構成を備えていてもよい:前記プロセスカートリッジフレームの前記底壁部には、従動コロが、回転自在に支持されている。この従動コロは、前記現像カートリッジが装着された際に、前記ガイド突起における前記当接部と当接し得るように配置されている。また、この従動コロは、前記位置決め用突起が前記位置決め用開口部における前記基端部内を移動する際に、前記当接部と当接しつつ回転し得るように構成されている。
かかる構成において、前記現像カートリッジが前記プロセスカートリッジフレームに装着される際、前記当接部が、前記従動コロと当接する。そして、当該従動コロが回転することによって、前記押圧作用線と略平行に形成された前記当接部が、前記従動コロと当接しつつ、当該押圧作用線に沿って移動する。これにより、前記基端部内の前記位置決め用突起の移動の際に、前記空間内の前記現像カートリッジケースの移動が、前記押圧作用線に沿ってガイドされる。
したがって、かかる構成によれば、前記現像カートリッジの前記プロセスカートリッジフレームに対する装着の際の、前記位置決め用突起や前記給電突起部の、前記押圧作用線に沿った移動が、前記当接部及び前記従動コロによって、よりスムーズにガイドされ得る。
(2−8)前記プロセスカートリッジは、さらに、以下の構成を備えていてもよい:本プロセスカートリッジは、前記給電部材を備えている。この給電部材は、前記導電性部材によって押圧されて当該導電性部材と接触することで、当該導電性部材に給電し得るように構成されている。また、前記導電性部材は、給電突起部を備えている。この給電突起部は、前記給電押圧方向に押圧されるように構成されている。さらに、前記給電部材は、給電対向部を備えている。この給電対向部は、前記給電突起部と対向し得るように形成されている。そして、前記給電対向部は、前記押圧作用線と略平行に形成されている。
かかる構成においては、少なくとも当該画像形成装置において画像形成動作が可能な状態になった時点で、前記給電対向部が、前記給電突起部と互いに接触及び押圧する。例えば、前記給電対向部は、前記現像カートリッジが前記プロセスカートリッジフレーム又は当該プロセスカートリッジフレームを介して前記本体フレームに装着された際に、前記給電突起部と対向する。そして、前記給電突起部は、前記現像カートリッジが前記プロセスカートリッジフレーム又は当該プロセスカートリッジフレームを介して前記本体フレームに装着された時点で、前記給電部材の前記給電対向部と接触し、且つ当該給電対向部を押圧する。この接触及び押圧により、前記給電突起部と前記給電対向部との電気的接続が形成される。
ここで、前記給電対向部は、前記押圧作用線と略平行に形成されている。すなわち、少なくとも前記給電突起部と接触して当該給電突起部に対して給電している位置において、前記給電対向部が、前記押圧作用線と略平行になっている。これにより、前記給電突起部と前記給電対向部との接点における、当該給電対向部の法線方向は、前記押圧作用線と略直交する方向となり得る。
よって、前記給電押圧方向と前記押圧作用線とを略直交させ得るような前記給電部材及び前記導電性部材が、より簡略な装置構成によって実現され得る。
また、前記給電対向部が、前記位置決め用開口部における前記現像剤像形成部材と近接する側の端部である前記基端部と略平行に形成されている場合、前記位置決め用突起が前記基端部における前記所定の位置に到達する直前にて、前記位置決め用突起が前記押圧作用線に沿って前記基端部内を移動する。このとき、当該押圧作用線と略平行に形成された前記給電対向部と、前記給電突起部とが、当該押圧作用線に沿って相対移動し得る。すなわち、前記現像剤担持体の前記周面が前記接触位置において前記現像剤像形成部材と接触する直前にて、前記給電突起部が、前記給電対向部と前記押圧作用線に沿って摺動し得る。
したがって、前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材とが接触する前の時点から、前記導電性部材を介しての前記現像剤担持体への給電状態を確保することが可能になる。
(2−9)前記プロセスカートリッジは、さらに、以下の構成を備えていてもよい:前記現像カートリッジは、駆動力入力部を備えている。この駆動力入力部は、前記本体フレームに形成された駆動回転体から前記回転駆動力を受け得るように構成されている。前記導電性部材は、前記押圧作用線及び前記給電押圧方向と直交する幅方向における、前記現像カートリッジケースの一端側に設けられている。また、前記駆動力入力部は、前記現像カートリッジケースの前記幅方向における前記一端側と異なる他端側から突出するように設けられている。そして、前記幅方向から見た場合に、前記導電性部材と前記給電部材とが接触している位置が、前記駆動力入力部と重なるようになっている。具体的には、前記幅方向から見た場合に、前記導電性部材と前記給電部材とが接触している位置が、前記駆動力入力部の外径の範囲内となっている。
かかる構成において、画像形成動作を行う場合、前記駆動力入力部が、前記本体フレームに備えられた前記駆動回転体から回転駆動力を受ける。これにより、前記現像カートリッジ内の各部が回転駆動される。この駆動力入力部には、前記駆動回転体から回転駆動力を受ける際に、所定の外力が加えられる。一方、前記給電押圧位置には、前記給電押圧方向に押圧力が加えられている。このとき、本構成においては、前記幅方向から見た場合に、前記押圧力が加えられている前記給電押圧位置が、前記駆動回転体から前記所定の外力を受ける前記駆動力入力部と重なる。
したがって、かかる構成によれば、前記接触位置における前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材との接触状態と、前記給電部材による前記導電性部材を介しての前記現像剤担持体への給電状態とを安定させつつ、前記現像カートリッジに対して回転駆動力を安定的に供給することが可能になる。
また、かかる構成においては、前記駆動力入力部が側方に突出して設けられている。よって、この突出量の分だけ、前記駆動回転体の長さを短くすることができる。したがって、かかる構成によれば、当該プロセスカートリッジが装着される前記本体フレームに備えられた、前記駆動回転体に対して回転駆動力を伝達するための機構の、幅方向のサイズを、より小さくすることができる。これにより、当該プロセスカートリッジが装着される前記画像形成装置がさらに小型化され得る。
(2−10)前記プロセスカートリッジは、さらに、以下の構成を備えていてもよい:前記位置決め用突起は、前記現像カートリッジケースの前記幅方向における前記一端側から突出するように設けられている。また、この位置決め用突起の外形形状は、前記幅方向から見た場合に、円形となるように形成されている。前記駆動力入力部の外形形状は、前記幅方向から見た場合に、前記位置決め用突起と異なる外径の円形に形成されている。前記プロセスカートリッジフレームには、駆動力入力開口部が形成されている。この駆動力入力開口部は、前記位置決め用開口部と異なる幅の開口部であって、前記駆動力入力部を収容可能に形成されている。
かかる構成において、前記位置決め用突起を前記駆動力入力開口部に挿入し、且つ前記駆動力入力部を前記位置決め用開口部に挿入しようとしても、外形形状の相違により、当該挿入が阻止される。具体的には、例えば、外径の大きな前記駆動力入力部を、外径の小さな前記位置決め用突起に適合した幅の前記位置決め用開口部に挿入することはできない。
したがって、かかる構成によれば、前記現像カートリッジの前記プロセスカートリッジフレームに対する誤った態様での装着が良好に防止され得る。
(2−11)前記押圧作用線及び前記給電押圧方向と直交する方向から見た場合に、前記給電突起部が、前記押圧作用線と交差するように配置されていてもよい。
かかる構成によれば、前記接触位置における前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材との安定的な接触状態が得られつつ、前記給電部材により前記導電性部材を介して前記現像剤担持体へ良好に給電が行われ得る。
(2−12)前記プロセスカートリッジは、さらに、以下の構成を備えていてもよい:本プロセスカートリッジは、把手部材と、前記弾性部材と、弾性部材保持部と、押圧部材と、を備えている。前記把手部材は、前記現像カートリッジケースに対して回動自在に装着されている。この把手部材は、前記現像カートリッジを前記プロセスカートリッジフレームに着脱する際に把持し得るように構成されている。前記弾性部材は、前記押圧位置にて前記現像カートリッジを押圧することで、前記現像剤担持体を前記現像剤像形成部材に向けて付勢し得るように構成されている。前記弾性部材保持部は、前記弾性部材を保持し得るように構成されている。この弾性部材保持部は、前記現像カートリッジケースの上端部に設けられている。前記押圧部材は、前記弾性部材を前記現像カートリッジケースに向けて押圧し得るように構成されている。この押圧部材は、前記把手部材の自由端部に設けられている。また、この押圧部材は、前記把手部材の前記自由端部が前記弾性部材保持部に向けて移動することで、前記弾性部材を押圧し得るように構成されている。
かかる構成において、前記把手部材の前記自由端部を、前記現像カートリッジケースの上端部の前記弾性部材保持部に向けて移動させることで、前記押圧部材が前記弾性部材を押圧する。この押圧部材による前記弾性部材への押圧により、前記現像カートリッジケースが付勢される。これにより、当該現像カートリッジケースに収容された前記現像剤担持体の前記周面が、前記接触位置に向けて付勢される。
ここで、かかる構成においては、前記現像カートリッジケースを付勢するための前記弾性部材及び前記押圧部材が、当該現像カートリッジに装着されている。よって、前記現像剤担持体の前記接触位置に向けての所定の付勢状態が、きわめて簡略な装置構成によって形成され得る。
(2−13)前記プロセスカートリッジフレームは、複数の前記現像カートリッジが所定の直線状の配列方向に沿って配列された状態で同時に装着され得るように構成されていてもよい。
かかる構成によれば、前記把手部材を把持することで、前記プロセスカートリッジフレームへの複数の前記現像カートリッジの着脱が、より簡易に行われ得る。また、この把手部材を下方に付勢することで、前記現像剤担持体の前記接触位置に向けての所定の付勢状態が形成され得る。
(2−14)前記プロセスカートリッジは、さらに、押圧力入力部材をさらに備えていてもよい。この押圧力入力部材は、前記複数の前記押圧部材を選択的に前記弾性部材に向けて移動させ得るように構成されている。
かかる構成によれば、前記押圧力入力部材を選択的に移動させることで、複数の前記現像カートリッジのうちの、画像形成に用いられるものだけを、前記接触位置に向けて付勢することができる。よって、前記現像剤担持体と前記現像剤像形成部材との長時間にわたる連続的な摺擦による、当該現像剤担持体等の劣化を、可及的に抑制することができる。
(2−15)前記押圧力入力部材は、直動カム部材から構成されていてもよい。この直動カム部材は、前記配列方向に沿って移動することで、当該配列方向に沿って配列された複数の前記押圧部材を選択的に前記弾性部材に向けて移動させ得るように構成されている。
かかる構成においては、前記直動カム部材を前記配列方向に沿って移動させることで、複数の前記押圧部材が、選択的に前記弾性部材に向けて移動する。これにより、複数の前記現像カートリッジが、選択的に前記接触位置に向けて付勢される。
かかる構成によれば、前記直動カム部材を駆動する直動カム駆動機構を、例えばラック・ピニオン機構等の簡略な装置構成で実現することが可能になる。したがって、当該画像形成装置の部品点数や装置コストの低減が容易に達成され得る。
(3)本発明の対象となる現像カートリッジは、現像剤像形成部材を備えた現像カートリッジ装着フレームに対して着脱自在に構成されている。前記現像カートリッジ装着フレームは、画像形成装置の内部に支持されている。前記現像カートリッジ装着フレームは、前記現像カートリッジが脱着自在に装着され得るように構成されている。この現像カートリッジ装着フレームは、例えば、画像形成装置の本体フレームの一部として構成され得る。あるいは、この現像カートリッジ装着フレームは、画像形成装置の前記本体フレームに対して着脱自在なプロセスカートリッジのケーシングを構成するプロセスカートリッジフレームとして構成され得る。前記現像剤像形成部材は、帯電した現像剤を用いて記録媒体上に画像を形成し得るように構成されている。
この現像カートリッジは、現像剤担持体と、現像カートリッジケースと、導電性部材と、を備えている。
前記現像剤担持体は、前記画像形成装置における前記記録媒体の搬送方向と常時直交する幅方向に長手方向を有し、帯電した前記現像剤を周面に担持し得るように構成されている。前記現像カートリッジケースは、前記現像剤担持体の前記周面の一部を外部に露出させつつ当該現像剤担持体及び前記現像剤を収容し得るように構成されている。前記導電性部材は、前記現像カートリッジケースの前記幅方向における一端側の側面に設けられている。この導電性部材は、前記現像剤担持体と電気的に接続されている。
(3−1)本発明の特徴は、前記現像カートリッジが、さらに以下のように構成されていることにある:前記現像カートリッジケースは、所定の押圧位置にて押圧されることで、前記現像剤担持体を前記現像剤像形成部材に向けて付勢し得るように構成されている。前記導電性部材は、前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材とが接触する接触位置と前記押圧位置とを結ぶ直線である押圧作用線と略直交する方向である給電押圧方向に押圧されつつ給電され得るように構成されている。
かかる構成において、前記現像カートリッジは、前記現像カートリッジ装着フレームを介して、前記画像形成装置に装着される。そして、少なくとも当該画像形成装置において画像形成動作が可能な状態になった時点で、前記現像カートリッジケースは、前記押圧位置にて、所定の現像カートリッジ押圧方向に押圧される。これにより、前記現像剤担持体が前記現像剤像形成部材に向けて付勢される。そして、当該現像剤担持体の前記周面が、前記接触位置(前記現像剤像形成領域)にて、前記現像剤像形成部材と接触する。
前記押圧位置における前記現像カートリッジケースの押圧は、例えば、前記押圧位置に対向して配置されていて当該押圧位置にて前記現像カートリッジケースを付勢し得るように構成された所定の弾性部材や、この弾性部材を前記現像カートリッジケースに向けて押圧し得るように構成された所定の押圧部材を用いて行われ得る。前記弾性部材や前記押圧部材は、前記現像カートリッジや、前記現像カートリッジ装着フレームや、前記本体フレームに設けられ得る。
また、少なくとも当該画像形成装置において画像形成動作が可能な状態になった時点で、前記導電性部材が、前記接触位置と前記押圧位置とを結ぶ前記押圧作用線と略直交する前記給電押圧方向に押圧されることで、前記導電性部材に給電がなされる。
前記導電性部材に対する押圧及び給電は、所定の給電部材により行われ得る。すなわち、当該給電部材と前記導電性部材とが互いに接触しつつ押圧し合うことで、両者の間で電気的接続状態が形成され得る。この給電部材は、前記現像カートリッジ装着フレームや、前記本体フレームに設けられ得る。
上述の構成を有する本発明の現像カートリッジによれば、前記接触位置における前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材との接触状態をより安定させつつ、前記給電部材による前記導電性部材を介しての前記現像剤担持体への給電をより安定的に行うことが可能になる。したがって、かかる構成によれば、より良好な画像形成が行われ得る。
(3−2)前記現像カートリッジケースが押圧される現像カートリッジ押圧方向は、前記押圧作用線に沿った方向に設定され得る。例えば、前記現像カートリッジ押圧方向と、前記押圧作用線と、のなす角は、0度以上25度以下に設定され得る。
かかる構成においては、前記現像カートリッジケースに対する押圧力が、前記接触位置に対して、より効率よく作用する。よって、かかる構成によれば、前記接触位置における前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材との接触状態が、より安定する。
(3−3)前記導電性部材は、給電用端子としての給電突起部を備えていてもよい。
かかる構成においては、前記給電突起部は、少なくとも当該画像形成装置において画像形成動作が可能な状態になった時点で、前記給電押圧方向に押圧される。例えば、当該現像カートリッジが前記現像カートリッジ装着フレームに装着された際に、前記給電押圧方向に押圧される。これにより、前記導電性部材に対しての給電がなされる。
したがって、前記導電性部材における良好な給電状態が、簡略な装置構成によって実現され得る。
(3−3’)例えば、前記給電突起部は、前記押圧作用線と略平行に形成された給電対向部を備えた前記給電部材と、当該押圧作用線に沿って摺擦するように構成され得る。この給電部材は、当該現像カートリッジの外部に設けられている。そして、前記給電対向部が前記給電突起部と接触することで、前記導電性部材と前記給電部材との間の電気的接続状態が形成され得るようになっている。
かかる構成においては、少なくとも当該画像形成装置において画像形成動作が可能な状態になった時点で、前記給電対向部が、前記給電突起部と互いに接触及び押圧する。例えば、前記給電対向部は、前記現像カートリッジが前記現像カートリッジ装着フレームに装着される際に、前記給電突起部と対向する。そして、前記給電突起部は、前記現像カートリッジが前記現像カートリッジ装着フレームに装着された時点で、前記給電部材の前記給電対向部と接触し、且つ当該給電対向部を押圧する。この接触及び押圧により、前記給電突起部と前記給電対向部との電気的接続が形成される。すなわち、前記導電性部材と前記給電部材との電気的接続が形成される。
ここで、前記給電対向部は、前記押圧作用線と略平行に形成されている。すなわち、少なくとも前記給電突起部と接触して当該給電突起部に対して給電している位置において、前記給電対向部が、前記押圧作用線と略平行になっている。これにより、前記給電突起部と前記給電対向部との接点における、当該給電対向部の法線方向は、前記押圧作用線と略直交する方向となり得る。
したがって、前記給電押圧方向と前記押圧作用線とを略直交させ得るような前記導電性部材が、より簡略な装置構成によって実現され得る。
(3−4)前記現像カートリッジは、さらに、以下の構成を備えていてもよい:本現像カートリッジは、位置決め用突起を備えている。この位置決め用突起は、前記現像カートリッジ装着フレームに形成された位置決め用開口部の前記現像剤像形成部材と近接する側の端部である基端部に収容され得るように構成されている。そして、前記位置決め用突起が前記位置決め用開口部の前記基端部に収容されることで、当該現像カートリッジと前記現像カートリッジ装着フレームとの位置決めが行われ得るようになっている。また、前記現像剤担持体は、現像剤担持体回転駆動軸を備えている。この現像剤担持体回転駆動軸は、前記幅方向と平行な中心軸線を有する円柱状部材から構成されている。さらに、前記位置決め用突起は、前記現像剤担持体回転駆動軸を備えている。すなわち、前記現像剤担持体回転駆動軸によって、前記位置決め用突起が構成されている。例えば、前記位置決め用突起は、前記現像剤担持体回転駆動軸と、その周囲に配置された円筒形状のスリーブとから構成され得る。
かかる構成においては、前記現像カートリッジを前記現像カートリッジ装着フレームに装着する際に、前記現像カートリッジにおける前記位置決め用突起が、前記現像カートリッジ装着フレームにおける前記位置決め用開口部に収容される。前記位置決め用突起が前記位置決め用開口部における前記基端部に達すると、当該位置決め用突起は、当該基端部内にて、前記押圧作用線に沿って移動する。そして、前記位置決め用突起が前記基端部における所定の位置(例えば当該基端部における前記現像剤像形成部材と近接する側の終端)に到達すると、前記現像カートリッジと前記現像カートリッジ装着フレームとの位置決めが行われる。
ここで、前記位置決め用突起は、前記現像剤担持体回転駆動軸を含むように構成されている。すなわち、前記現像剤担持体の近傍位置にて、前記現像カートリッジと前記現像カートリッジ装着フレームとの位置決めが行われる。
よって、かかる構成によれば、前記現像カートリッジを前記現像カートリッジ装着フレームに装着する際の、前記現像剤担持体と前記現像剤像形成部材との位置決めが、よりスムーズかつ確実に行われ得る。したがって、前記接触位置における前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材との所定の接触状態が、より確実に形成され得る。また、前記位置決め用突起が、より簡略な装置構成で形成され得る。
(3−4’)前記基端部は、前記給電部材における、前記導電性部材に備えられた前記給電突起部と対向するように形成された前記給電対向部と、略平行に形成され得る。
かかる構成においては、前記位置決め用突起が前記基端部における前記所定の位置に到達する直前にて、前記位置決め用突起が前記押圧作用線に沿って前記基端部内を移動する。このとき、当該押圧作用線と略平行に形成された前記給電対向部と、前記給電突起部とが、当該押圧作用線に沿って相対移動し得る。すなわち、前記現像剤担持体の前記周面が前記接触位置において前記現像剤像形成部材と接触する直前にて、前記給電突起部が、前記給電対向部と前記押圧作用線に沿って摺動し得る。
よって、かかる構成によれば、前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材とが接触する前の時点から、前記給電部材による前記現像剤担持体への給電状態を確保することが可能になる。
(3−5)前記現像カートリッジは、さらに、以下の構成を備えていてもよい:本現像カートリッジは、現像剤供給体を備えている。この現像剤供給体は、前記現像剤担持体と接触するように配置されている。また、前記現像剤供給体は、回転駆動されることで当該現像剤担持体における前記周面に前記現像剤を担持させ得るように構成されている。さらに、前記現像剤供給体は、前記幅方向と平行な中心軸線を有する円柱状部材からなる現像剤供給体回転駆動軸を備えている。そして、前記導電性部材は、前記現像剤担持体回転駆動軸及び前記現像剤供給体回転駆動軸を回転可能に支持しつつ、前記現像剤担持体回転駆動軸及び前記現像剤供給体回転駆動軸と電気的に接続し得るように構成されている。
かかる構成において、前記現像剤供給体は、前記現像剤担持体と接触しつつ回転駆動される。これにより、前記現像剤担持体の前記周面に、帯電した前記現像剤が担持される。このとき、前記現像剤供給体回転駆動軸は、前記現像剤担持体回転駆動軸とともに、前記導電性部材と電気的に接続されている。よって、前記給電部材及び前記導電性部材を介して、前記現像剤供給体と前記現像剤担持体とがほぼ同電位となるように、前記現像剤供給体及び前記現像剤担持体に対する給電が行われる。
したがって、かかる構成によれば、前記接触位置における前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材との所定の接触状態が形成されつつ、前記現像剤供給体と前記現像剤担持体とがほぼ同電位となるような前記現像剤供給体及び前記現像剤担持体に対する給電状態が安定的に実現され得る。
(3−6)前記現像カートリッジは、さらに、以下の構成を備えていてもよい:前記現像カートリッジ装着フレームは、前記位置決め用開口部が形成された側壁部と、その側壁部と直交するように配置された底壁部と、を備えている。前記現像カートリッジケースは、ガイド突起を備えている。このガイド突起は、当該現像カートリッジが前記現像カートリッジ装着フレームに装着された際に、前記現像カートリッジ装着フレームの前記底壁部と当接するように形成されている。また、このガイド突起は、前記位置決め用突起が前記位置決め用開口部における前記基端部内を移動する際に、前記底壁部と当接しつつ当該現像カートリッジの前記現像カートリッジ装着フレーム内の移動をガイドするように形成されている。そして、前記ガイド突起の、前記底壁部と当接する部分である当接部は、前記押圧作用線と略平行に形成されている。
かかる構成において、前記現像カートリッジが前記現像カートリッジ装着フレームに装着される際、前記側壁部と前記底壁部とで囲まれた空間内に、当該現像カートリッジが挿入される。このとき、前記位置決め用突起が、前記位置決め用開口部に収容される。
そして、前記位置決め用突起が、前記位置決め用開口部における前記基端部内を、前記所定の位置まで移動することで、前記現像カートリッジと前記現像カートリッジ装着フレームとの位置決めが行われる。すなわち、前記現像剤担持体と前記現像剤像形成部材との位置決めが行われる。このとき、前記現像カートリッジケースに設けられた前記ガイド突起の前記当接部が、前記現像カートリッジ装着フレームの前記底壁部と当接する。そして、当該当接部と当該底壁部とが摺擦する。このようにして、前記位置決め用突起が前記基端部内にて前記押圧作用線に沿って移動する際に、前記当接部と前記底壁部との摺擦により、前記空間内における前記現像カートリッジケースの移動がガイドされる。
よって、かかる構成によれば、前記現像カートリッジが前記現像カートリッジ装着フレームに対してスムーズに装着されつつ、前記導電性部材における良好な給電状態、及び前記接触位置における前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材との安定した接触状態が形成され得る。
(3−7)前記現像カートリッジは、さらに、以下の構成を備えていてもよい:前記現像カートリッジ装着フレームの前記底壁部には、従動コロが、回転自在に支持されている。そして、前記ガイド突起の前記当接部は、当該現像カートリッジが前記現像カートリッジ装着フレームに装着される際に、前記従動コロと当接し得るように構成されている。
かかる構成において、前記現像カートリッジが前記現像カートリッジ装着フレームに装着される際、前記当接部が、前記従動コロと当接する。そして、当該従動コロが回転することによって、前記押圧作用線と略平行に形成された前記当接部が、前記従動コロと当接しつつ、当該押圧作用線に沿って移動する。これにより、前記基端部内の前記位置決め用突起の移動の際に、前記空間内の前記現像カートリッジケースの移動が、前記押圧作用線に沿ってガイドされる。
よって、かかる構成によれば、前記現像カートリッジの前記現像カートリッジ装着フレームに対する装着が、よりスムーズにガイドされ得る。
(3−8)前記現像カートリッジは、さらに、以下の構成を備えていてもよい:本現像カートリッジは、駆動力入力部を備えている。この駆動力入力部は、前記画像形成装置の本体フレームに備えられた駆動回転体から、前記現像剤担持体を回転駆動させるための回転駆動力を受け得るように構成されている。前記導電性部材は、前記幅方向における前記現像カートリッジケースの一端側に設けられている。また、前記駆動力入力部は、前記現像カートリッジケースの前記幅方向における前記一端側と異なる他端側から突出するように設けられている。そして、前記幅方向から見た場合に、前記導電性部材にて給電が行われる位置(給電押圧位置)が、前記駆動力入力部と重なるように構成されている。具体的には、前記幅方向から見た場合に、前記導電性部材にて給電が行われる位置が、前記駆動力入力部の外径の範囲内となっている。
かかる構成において、画像形成動作を行う場合、前記駆動力入力部が、前記駆動回転体から回転駆動力を受けることで、前記現像カートリッジ内の各部が回転駆動される。この駆動力入力部には、前記駆動回転体から回転駆動力を受ける際に、所定の外力が加えられる。一方、前記給電押圧位置には、前記給電押圧方向に押圧力が加えられている。このとき、本構成においては、前記幅方向から見た場合に、前記押圧力が加えられている前記給電押圧位置が、前記駆動回転体から前記所定の外力を受ける前記駆動力入力部と重なる。
よって、かかる構成によれば、前記接触位置における前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材との接触状態と、前記導電性部材を介しての前記現像剤担持体への給電状態とを安定させつつ、前記現像カートリッジに対して回転駆動力を安定的に供給することが可能になる。
また、かかる構成においては、前記駆動力入力部が側方に突出して設けられている。よって、この突出量の分だけ、前記駆動回転体の長さを短くすることができる。したがって、かかる構成によれば、前記駆動回転体に対して回転駆動力を伝達するための機構の、幅方向のサイズを、より小さくすることができる。これにより、当該現像カートリッジが装着される前記画像形成装置が、さらに小型化され得る。
(3−9)前記現像カートリッジは、さらに、以下の構成を備えていてもよい:前記位置決め用突起は、前記現像カートリッジケースの前記幅方向における前記一端側から突出するように設けられている。この位置決め用突起の外形形状は、前記幅方向から見た場合に、円形となるように形成されている。そして、前記駆動力入力部の外形形状は、前記幅方向から見た場合に、前記位置決め用突起と異なる外径の円形に形成されている。
かかる構成において、前記位置決め用突起を前記駆動力入力開口部に挿入し、且つ前記駆動力入力部を前記位置決め用開口部に挿入しようとしても、外形形状の相違により、当該挿入が阻止される。具体的には、例えば、外径の大きな前記駆動力入力部を、外径の小さな前記位置決め用突起に適合した幅の前記位置決め用開口部に挿入することはできない。
よって、かかる構成によれば、前記現像カートリッジの前記現像カートリッジ装着フレームに対する誤った態様での装着が良好に防止され得る。
(3−10)前記押圧作用線及び前記給電押圧方向と直交する方向から見た場合に、前記導電性部材における前記給電突起部が、前記押圧作用線と交差するように配置されていてもよい。
かかる構成によれば、前記接触位置における前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材との安定的な接触状態が得られつつ、前記導電性部材を介して前記現像剤担持体へ良好に給電が行われ得る。
(3−11)前記現像カートリッジは、さらに、以下の構成を備えていてもよい:本現像カートリッジは、把手部材と、前記弾性部材と、弾性部材保持部と、押圧部材と、を備えている。前記把手部材は、前記現像カートリッジケースに対して回動自在に装着されている。この把手部材は、前記現像カートリッジを前記現像カートリッジ装着フレームに着脱する際に把持し得るように構成されている。前記弾性部材は、前記押圧位置にて前記現像カートリッジケースを押圧することで、前記現像剤担持体を前記現像剤像形成部材に向けて付勢し得るように構成されている。前記弾性部材保持部は、前記現像カートリッジケースの上端部に設けられていて、前記弾性部材を保持し得るように構成されている。前記押圧部材は、前記弾性部材を前記現像カートリッジケースに向けて押圧し得るように構成されている。この押圧部材は、前記把手部材の自由端部に設けられている。また、この押圧部材は、前記把手部材の前記自由端部が前記弾性部材保持部に向けて移動することで前記弾性部材を押圧し得るように構成されている。
かかる構成において、前記把手部材の前記自由端部を、前記現像カートリッジケースの上端部の前記弾性部材保持部に向けて移動させることで、前記押圧部材が前記弾性部材を押圧する。この押圧部材による前記弾性部材への押圧により、前記現像カートリッジケースが付勢される。これにより、当該現像カートリッジケースに収容された前記現像剤担持体の前記周面が、前記接触位置に向けて付勢される。
ここで、かかる構成においては、前記現像カートリッジケースを付勢するための前記弾性部材及び前記押圧部材が、当該現像カートリッジに装着されている。よって、前記現像剤担持体の前記接触位置に向けての所定の付勢状態が、きわめて簡略な装置構成によって形成され得る。
(4)本発明の現像カートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置は、以下のように構成され得る。
本発明の現像カートリッジは、静電潜像担持体を有する感光体カートリッジに対して着脱可能に形成されている。この現像カートリッジは、前記感光体カートリッジを介して、前記画像形成装置に対して着脱自在に装着され得るようになっている。そして、この現像カートリッジは、前記画像形成装置に装着されたとき(当該画像形成装置における画像形成動作が可能な状態となったとき)に、現像カートリッジ押圧部材によって押圧されるようになっている。
本現像カートリッジは、現像カートリッジ筐体と、導電性部材と、を備えている。前記現像カートリッジ筐体には、現像剤担持体が回転可能に配置されている。この現像カートリッジ筐体には、前記導電性部材が設けられている。この導電性部材は、前記現像剤担持体に現像バイアスを印加するための電力供給部材と接触することで、当該電力供給部材と前記現像剤担持体の回転軸とを電気的に接続し得るように構成されている。
(4−1)そして、本発明の現像カートリッジの特徴は、前記導電性部材の少なくとも一部が、前記電力供給部材によって所定方向に押圧される位置に配置されていることにある。
ここで、前記所定方向は、前記現像剤担持体の回転軸線と直交し、かつ、前記現像カートリッジ押圧部材による本現像カートリッジの押圧方向(現像カートリッジ押圧方向)と直交する方向である。
かかる構成においては、本現像カートリッジが前記画像形成装置に装着されたときに、前記導電性部材は、前記電力供給部材によって、前記所定方向に押圧される。よって、前記電力供給部材による押圧は、前記現像カートリッジ押圧方向に作用することがない。
このように、本発明によれば、本現像カートリッジは、がたつくことなく安定して、前記感光体カートリッジ内に保持される。したがって、前記静電潜像担持体と前記現像剤担持体との当接状態が不安定になることが防止され、以て良好な画像品質が保たれ得る。
(4−2)本発明の現像カートリッジの別の特徴は、前記導電性部材の少なくとも一部が、前記電力供給部材によって所定方向に押圧される位置に配置されていることにある。
ここで、前記所定方向は、前記現像剤担持体の前記回転軸線と直交し、かつ、所定の押圧作用方向と直交する方向である。この押圧作用方向は、押圧作用線と平行な方向である。この押圧作用線は、前記現像カートリッジ押圧部材が本現像カートリッジを押圧する現像カートリッジ押圧位置と、前記現像剤担持体が前記静電潜像担持体と接触する現像位置と、を結ぶ直線からなる。
かかる構成においては、前記電力供給部材による押圧が前記押圧作用方向に作用することがない。よって、本現像カートリッジにおける、がたつきの発生が抑制される。したがって、かかる構成によれば、前記静電潜像担持体と前記現像剤担持体との安定した当接状態が維持され、以て良好な画像品質が保たれ得る。
(4−3)前記導電性部材の少なくとも一部は、前記押圧作用線上において前記電力供給部材によって押圧される位置に配置されていてもよい。
かかる構成においては、前記導電性部材は、前記電力供給部材によって、前記押圧作用線上で押圧される。よって、本現像カートリッジにおける、がたつきの発生が抑制される。したがって、前記現像剤担持体と前記静電潜像担持体との安定した当接状態が維持され、以てより良好な画像品質が保たれ得る。
(4−4)本発明の現像カートリッジの別の特徴は、前記導電性部材の少なくとも一部が、所定位置に配置されていることにある。この所定位置は、前記電力供給部材によって所定方向に押圧される位置である。この所定方向は、前記現像剤担持体の回転軸線と直交する方向である。また、この所定方向は、前記感光体カートリッジの筐体に形成されたガイド溝の最奥部によって、前記現像剤担持体の前記回転軸が案内される方向(最奥部側案内方向)と直交する方向である。ここで、前記ガイド溝は、本現像カートリッジが前記感光体カートリッジに装着される際に、前記現像剤担持体の前記回転軸を案内するために形成された溝である。
かかる構成においては、導電性部材は、前記電力供給部材によって、前記所定方向に押圧される。よって、前記電力供給部材による押圧は、前記最奥部側案内方向に作用することがない。
このように、かかる構成によれば、本現像カートリッジにおける、がたつきの発生が抑制される。したがって、前記現像剤担持体と前記静電潜像担持体との安定した接触状態が維持され、以てさらに良好な画像品質が保たれ得る。
(4−5)前記プロセスカートリッジは、前記画像形成装置に対して脱着自在に装着されている。このプロセスカートリッジは、前記静電潜像担持体と、前記現像カートリッジと、を備えている。
かかる構成によれば、当該プロセスカートリッジにおける、前記静電潜像担持体と前記現像剤担持体との当接状態が不安定になることが防止される。よって、良好な画像品質が保たれ得る。
(4−6)前記画像形成装置は、前記現像カートリッジ、又は前記プロセスカートリッジを備えている。
かかる構成によれば、当該画像形成装置に備えられる前記現像カートリッジまたは前記プロセスカートリッジにおける、前記静電潜像担持体と前記現像剤担持体との当接状態が不安定になることが防止される。よって、良好な画像品質が保たれ得る。
以下、本発明の実施形態(本願の出願時点において取り敢えず出願人が最良と考えている実施形態)について、図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態のレーザープリンタの全体構成>
図1は、本発明の画像形成装置の第1の実施形態である、モノクロレーザープリンタ100の側断面図である。
モノクロレーザープリンタ100は、本体部110と、フィーダーユニット120と、を備えている。本体部110は、フィーダーユニット120等から供給されてきた用紙(記録媒体)Pを用紙搬送経路PFP(図中2点鎖線で示されている)に沿って搬送しつつ、当該用紙P上に画像を形成し得るように構成されている。
以下の説明では、図1における用紙搬送経路PFPに沿って用紙Pが搬送される方向を、「用紙搬送方向」と称する。すなわち、用紙搬送経路PFP上の或る位置における「用紙搬送方向」とは、当該位置における用紙搬送経路PFPの接線方向と平行であって、且つ当該位置における用紙Pの移動方向に沿った方向をいうものとする。
また、用紙搬送経路PFPと常時直交する方向、すなわち、図1の紙面と直交する方向を、「幅方向」と称する。この「幅方向」は、用紙幅方向と一致する方向である。また、この「幅方向」は、用紙Pの厚さ方向、モノクロレーザープリンタ100の高さ方向、及び用紙搬送方向のそれぞれと直交する方向となる。
さらに、モノクロレーザープリンタ100における図中右側を、モノクロレーザープリンタ100の「前面側」と称し、モノクロレーザープリンタ100における図中左側を、モノクロレーザープリンタ100の「背面側」と称する。
フィーダーユニット120は、本体部110の下方に配置されている。このフィーダーユニット120は、本体部110内に供給するためのシート状の用紙Pを、積層状態にて保持し得るように構成されている。本実施形態においては、モノクロレーザープリンタ100及びフィーダーユニット120は、レターサイズ(215.9mm×279.4mm)及びA4サイズ(210mm×297mm)の用紙Pに対応し得るように構成されている。このフィーダーユニット120は、本体部110の下部において、前記前面側から前記背面側に向かう方向に装着され得るように構成されている。
本体部110内であって、フィーダーユニット120の上方には、プロセスカートリッジ130が収容されている。このプロセスカートリッジ130は、本体部110内の前記幅方向における略中央部であって、前記前面側に配置されている。また、プロセスカートリッジ130は、用紙P上にトナー(現像剤)による像を形成し得るように構成されている。このプロセスカートリッジ130は、本体部110に対して着脱自在に構成されている。
このプロセスカートリッジ130は、現像カートリッジ140と、感光体ユニット150と、から構成されている。現像カートリッジ140は、感光体ユニット150に対して着脱自在に構成されている。
また、本体部110内には、スキャナーユニット160と、定着ユニット170と、が備えられている。
スキャナーユニット160は、プロセスカートリッジ130におけるトナー像の形成に供されるレーザービームを発生し、これを当該プロセスカートリッジ130に向けて照射し得るように構成されている。
定着ユニット170は、プロセスカートリッジ130によって用紙P上に形成されたトナー像を、当該用紙P上に定着させ得るように構成されている。
以下、本体部110、プロセスカートリッジ130、現像カートリッジ140、感光体ユニット150、スキャナーユニット160、及び定着ユニット170の具体的な構成について説明する。
<本体部>
本体部110は、上述のプロセスカートリッジ130等を支持する本体フレーム111を備えている。この本体フレーム111は、合成樹脂から構成されている。
<<本体カバー>>
本体部110は、本体カバー112を備えている。この本体カバー112は、本体フレーム111の外側を覆うように形成されている。この本体カバー112は、合成樹脂製の板材から構成されている。
本体カバー112の前記前面側には、フロントカバー112aが設けられている。このフロントカバー112aは、開閉可能に構成されている。すなわち、フロントカバー112aが開放されることで、プロセスカートリッジ130を着脱するための開口部が、本体カバー112の前記前面側に形成されるようになっている。
本体カバー112の上面を構成するトップカバー112bにおける、前記背面側(図中左側)には、凹部が形成されている。この凹部は、前記前面側(図中右側)から前記背面側に向かうにつれて深くなるような形状に形成されている。そして、この凹部によって、排紙トレイ112b1が形成されている。
すなわち、排紙トレイ112b1は、トップカバー112bの前記前面側(図中右側)から前記背面側(図中左側)に向かって斜め下方に延びるように形成された斜面から構成されている。この排紙トレイ112b1は、画像が形成された用紙Pを、積層状態にて数十枚載置し得るように構成されている。
また、本体カバー112における、排紙トレイ112b1の下端部(図中左下側の端部)の上方には、開口部からなる排紙口112b2が形成されている。そして、上述の排紙トレイ112b1は、当該排紙口112b2から排出された画像形成済みの用紙Pを受容し得るように構成されている。
<<本体部における用紙搬送機構>>
本体部110の前記前面側における底部には、給紙ローラー113が設けられている。給紙ローラー113は、ゴムローラーからなる。この給紙ローラー113は、フィーダーユニット120内にて積層状態で載置された用紙Pのうちの最上層部のものを、用紙搬送方向に送出し得るように構成されている。
給紙ローラー113よりも用紙搬送経路PFPにおける下流側であって、プロセスカートリッジ130の下方には、レジストローラー114が設けられている。このレジストローラー114は、プロセスカートリッジ130の底部に設けられた後述するレジスト対向ローラー155と対向する位置に配置されている。そして、このレジストローラー114は、レジスト対向ローラー155と協働することで、用紙Pの先端の傾きを修正するとともに、当該用紙Pの先端の通過タイミングを調整し得るように構成されている。
上述の、給紙ローラー113、及びレジストローラー114は、図示しない回転駆動力伝達機構を介して回転駆動され得るように構成されている。
また、本体部110の内部には、用紙搬送経路PFPに沿った用紙Pの搬送を案内し得るように、用紙ガイド115が設けられている。
排紙ローラー116及び排紙従動ローラー117は、その前記前面側が、トップカバー112bにおける排紙口112b2から外部に露出するように配置されている。また、排紙ローラー116及び排紙従動ローラー117は、その前記背面側が、トップカバー112bの内部に収容されるように配置されている。
排紙ローラー116は、図示しない回転駆動力伝達機構によって、図中反時計回りに回転駆動され得るように構成されている。排紙従動ローラー117は、排紙ローラー116の下方に配置されている。この排紙従動ローラー117は、トップカバー112bによって、回動自在に支持されている。そして、排紙従動ローラー117は、排紙ローラー116の回転駆動に連れ回るようになっている。
<フィーダーユニット>
フィーダーユニット120は、フィーダーケース121と、用紙押圧板122と、分離パッド123と、分離パッド付勢バネ124と、を備えている。
フィーダーケース121は、フィーダーユニット120のケーシングを構成する部材である。フィーダーケース121は、本体カバー112と同じ材質の、合成樹脂製の板材から構成されている。このフィーダーユニット120は、内側にシート状の用紙Pを積層状態にて多数枚収容し得るように構成されている。
用紙押圧板122は、フィーダーケース121内に配置されている。この用紙押圧板122は、前記背面側の端部を中心に揺動可能に支持されている。
分離パッド123は、給紙ローラー113と対向するように設けられている。この分離パッド123における、給紙ローラー113と対向する表面には、用紙Pとの摩擦係数が、用紙P同士の摩擦係数よりも高くなるような材質からなる摩擦部が形成されている。この摩擦部は、フェルト等から構成されている。この分離パッド123は、分離パッド付勢バネ124によって、上方の給紙ローラー113に向けて付勢されている。
<現像カートリッジの概略構成>
現像カートリッジ140は、現像カートリッジケース141と、アジテーター142と、供給ローラー143と、現像ローラー144と、トナー層厚規制ブレード145と、を備えている。
現像カートリッジ140のケーシングを構成する現像カートリッジケース141は、合成樹脂製の板材からなる。この現像カートリッジケース141の前記前面側には、トナー収容室140aが形成されている。このトナー収容室140aは、現像剤としての非磁性1成分トナーを収容する空間である。
トナー収容室140aの内側には、羽根車状のアジテーター142が配置されている。アジテーター142は、現像カートリッジケース141によって回転可能に支持されている。このアジテーター142は、回転駆動されることで、トナー収容室140a内に収容されているトナーを撹拌し得るように構成されている。また、このアジテーター142は、回転駆動されることで、供給ローラー143に向けてトナーを少量ずつ送出し得るように構成されている。
供給ローラー143は、現像カートリッジケース141の内側であって、トナー収容室140aの前記背面側に配置されている。供給ローラー143は、金属製の回転中心軸の外周部にスポンジ層を形成することにより構成されている。この供給ローラー143は、現像カートリッジケース141によって回転可能に支持されている。そして、供給ローラー143は、画像形成時において、図示しない回転駆動力伝達機構を介して、図中矢印で示されている方向(反時計回り)に回転駆動されるようになっている。
現像カートリッジケース141の内側であって、供給ローラー143の前記背面側には、現像ローラー144が配置されている。この現像ローラー144は、供給ローラー143と平行に配置されている。また、現像ローラー144によって供給ローラー143が押されることで、当該供給ローラー143が弾性的に圧縮されるように、現像ローラー144と供給ローラー143との軸間距離が設定されている。
現像ローラー144は、金属製の回転中心軸である現像ローラー回転駆動軸144aと、その現像ローラー回転駆動軸144aの外周に形成された半導電性ゴム層とから構成されている。この半導電性ゴム層は、カーボンブラックを合成ゴムに混入し均一に分散させることによって形成されている。
現像ローラー144は、現像カートリッジケース141によって回転可能に支持されている。この現像ローラー144は、画像形成時において、図示しない回転駆動力伝達機構を介して、図中矢印で示されている方向(反時計回り:すなわち供給ローラー143と同じ方向)に回転駆動されるようになっている。そして、この現像ローラー144の周面には、上述の回転駆動によって、帯電したトナーが担持されるようになっている。
トナー層厚規制ブレード145は、現像ローラー144の周面におけるトナーの担持量を調整し得るように構成されている。すなわち、トナー層厚規制ブレード145が、現像ローラー144の周面と摺擦することで、当該周面上に担持されたトナーの薄層の厚さ及び密度が調整されるようになっている。
<感光体ユニットの概略構成>
感光体ユニット150は、感光体ユニットフレーム151と、感光体ドラム152と、帯電器153と、転写ローラー154と、レジスト対向ローラー155と、を備えている。
感光体ユニットフレーム151は、感光体ユニット150のケーシングを構成する部材であって、合成樹脂製の板材によって形成されている。この感光体ユニットフレーム151は、現像カートリッジ140を着脱自在に構成されている。
感光体ユニットフレーム151の内側には、感光体ドラム152が設けられている。感光体ドラム152は、金属製の円筒部材と、その円筒部材の外周部に設けられた光導電性物質からなる感光体層と、から構成されている。この感光体ドラム152の回動中心軸であるドラム軸152aは、感光体ユニットフレーム151によって回転可能に支持されている。また、このドラム軸152aと、前記円筒部材とは、電気的に接続されている。さらに、このドラム軸152aは、接地されている。
感光体ドラム152は、現像カートリッジ140が感光体ユニット150に装着された状態において、現像ローラー144と平行に配置されている。そして、感光体ドラム152の周面と現像ローラー144の周面とが、当該現像ローラー144の周面に担持されたトナーの薄層を介して互いに接触するように、感光体ドラム152と現像ローラー144との軸間距離が設定されている。
そして、感光体ドラム152の周面に形成された静電潜像を、現像ローラー144の周面に担持されたトナーによって現像することで、感光体ドラム152の周面上にトナー像が形成され得るように、当該プロセスカートリッジ130が構成されている。
感光体ドラム152の上方には、帯電器153が配置されている。帯電器153は、感光体ユニットフレーム151によって支持されている。この帯電器153は、周知のスコロトロン型帯電器からなり、感光体ドラム152の周面を一様に帯電させ得るように構成されている。
感光体ユニットフレーム151の内側であって、感光体ドラム152の下方には、転写ローラー154が配置されている。転写ローラー154は、用紙搬送経路PFPを挟んで感光体ドラム152の周面と対向するように、当該感光体ドラム152と平行に配置されている。
転写ローラー154は、感光体ユニットフレーム151によって、回転可能に支持されている。転写ローラー154は、金属製の回転中心軸の外周部に、半導電性ゴム層を形成することにより構成されている。この回転中心軸には、図示しない高圧電源の高圧側出力端子が接続されている。すなわち、転写ローラー154と感光体ドラム152とが対向する転写位置にて、転写ローラー154と感光体ドラム152との間に、所定の転写電圧が印加されるようになっている。
すなわち、転写ローラー154は、画像形成時に感光体ドラム152の図中矢印で示されている方向(時計回り)の回転と同期して、図中矢印で示されている方向(反時計回り)に回転駆動されるように構成されている。また、当該転写ローラー154は、上述のように回転駆動されつつ、当該感光体ドラム152との間に前記転写電圧が印加されることで、感光体ドラム152の周面上にて画像状に配列された状態で担持されたトナーを、前記転写位置にて用紙Pに転写させ得るように構成されている。
感光体ユニットフレーム151の底部における外側であって、前記転写位置よりも前記用紙搬送方向における上流側には、レジスト対向ローラー155が設けられている。このレジスト対向ローラー155は、感光体ユニットフレーム151によって回転自在に支持されている。
レジスト対向ローラー155は、レジストローラー114と平行に配置されている。また、レジスト対向ローラー155は、レジストローラー114と対向するように配置されている。そして、レジスト対向ローラー155は、レジストローラー114と接触することで、当該レジストローラー114と連れ回るように構成及び配置されている。
<スキャナーユニット>
スキャナーユニット160は、排紙トレイ112b1の下方に配置されている。このスキャナーユニット160は、本体フレーム111を介して、プロセスカートリッジ130の上方に支持されている。スキャナーユニット160は、スキャナーフレーム161と、ポリゴンミラー162と、ポリゴンモーター163と、f−θレンズ164と、折り返しミラー165と、シリンドリカルレンズ166と、照射ミラー167と、を備えている。
スキャナーフレーム161は、上述のポリゴンミラー162、ポリゴンモーター163、f−θレンズ164、折り返しミラー165、シリンドリカルレンズ166、及び照射ミラー167を支持するための部材である。このスキャナーフレーム161は、合成樹脂製の板材から構成されている。
ポリゴンミラー162は、スキャナーフレーム161に固定されたポリゴンモーター163の回転駆動軸によって支持されている。このポリゴンミラー162は、上述のポリゴンモーター163によって所定の回転数で回転駆動されつつ、図示しないレーザー発光部にて画像データに基づいて生成されたレーザービームを反射することで、当該レーザービームを前記幅方向に沿って走査し得るように構成されている。
f−θレンズ164は、ポリゴンミラー162により反射されたレーザービームの走査間隔を補正するためのレンズであり、当該ポリゴンミラー162の回転方向に沿った長手方向を有するように構成されている。このf−θレンズ164は、ポリゴンミラー162と折り返しミラー165との間に配置されている。
シリンドリカルレンズ166は、面倒れ補正用のレンズであり、f−θレンズ164を経て折り返しミラー165により反射されたレーザービームの進行先に配置されている。照射ミラー167は、シリンドリカルレンズ166を経たレーザービームが感光体ドラム152の周面に向けて照射され得るように配置されている。
<定着部>
定着ユニット170は、前記転写位置よりも前記用紙搬送方向における下流側に配置されている。この定着ユニット170は、加熱ローラー171と、加圧ローラー172と、を備えている。
加熱ローラー171は、表面が離型処理された金属製の薄肉中空円筒内に、ヒーターを収容することによって構成されている。この加熱ローラー171は、前記幅方向と平行に配置されている。
加圧ローラー172は、シリコンゴム製のローラーであって、加熱ローラー171と平行に配置されている。この加圧ローラー172は、加熱ローラー171に対して、バネ等によって所定の圧力で押圧されている。
この定着ユニット170は、図中矢印で示されている方向に回転する加熱ローラー171と加圧ローラー172との間で用紙Pを挟持することで、用紙Pにおける図中上側の表面上に付着したトナー像を当該表面上に定着させつつ、当該用紙Pを前記用紙搬送方向にむけて送るように構成されている。
<プロセスカートリッジの詳細な構成>
図2は、図1に示されているプロセスカートリッジ130の平面図である。図2を参照すると、プロセスカートリッジ130は、現像カートリッジ140が感光体ユニットフレーム151における一対の側壁部151aに囲まれた空間内に収容されることによって構成されている。
このプロセスカートリッジ130は、一対の押圧機構131を備えている。押圧機構131は、現像カートリッジケース141の外側面と、一対の側壁部151aにおける内側面との間に設けられている。この押圧機構131は、現像カートリッジケース141を感光体ドラム152に向けて付勢することで、現像ローラー144の周面と感光体ドラム152の周面とを押圧状態で互いに接触させ得るように構成されている。本実施形態においては、これらの押圧機構131は、一対の側壁部151aにおける内側に、それぞれ設けられている。この押圧機構131の詳細な構成については後述する。
<<現像カートリッジの詳細な構成>>
図3は、図2に示されている現像カートリッジ140の側面図である。ここで、図3(A)は、図1と同方向から見た場合の側面図、すなわち左側面図である。図3(B)は、右側面図である。
また、図4は、図2及び図3に示されている現像カートリッジ140の平面図である。すなわち、図4は、図2に示されているプロセスカートリッジ130における感光体ユニット150(感光体ユニットフレーム151)から脱着された状態の、現像カートリッジ140を示す図である。
図3を参照すると、現像カートリッジケース141は、一対の側板141aと、底板141bと、天板141cと、から構成されている。これら一対の側板141a、底板141b、及び天板141cによって囲まれた空間によって、トナー収容室140aが形成されている。
現像カートリッジケース141における、トナー収容室140aから最も遠い側の端部(用紙搬送方向における下流側の端部)には、現像開口部141dが形成されている。この現像開口部141dは、現像ローラー144の周面であるトナー担持周面144bの一部を露出し得るように形成されている。すなわち、図3(B)を参照すると、現像カートリッジケース141は、現像ローラー144のトナー担持周面144bを、現像開口部141dを介して感光体ドラム152の像担持周面152bに露出させ得るように構成されている。
一対の側板141aから外側に突出するように、被押圧部141eが形成されている。この被押圧部141eは、上述の押圧機構131(図2参照)と当接することで、当該押圧機構によって押圧されるように構成されている。
再び図3を参照すると、現像ローラー回転駆動軸144aの両端部には、略円筒状の位置決めカラー(軸受体)146が装着されている。位置決めカラー146は、ポリアセタール樹脂等の、摩擦係数の小さな材料によって形成されている。この位置決めカラー146の外周面は、当該外周面と接触する他の部材と滑らかに摺動し得るように、平滑な円筒面として形成されている。
位置決めカラー146は、現像ローラー回転駆動軸144aと相対的に回転し得るように構成されている。すなわち、現像ローラー回転駆動軸144aの両端部における外周面と、位置決めカラー146の内周面とが摺動することで、当該位置決めカラー146が軸受体として機能し得るようになっている。
図2を参照すると、一対の位置決めカラー146は、感光体ユニットフレーム151の一対の側壁部151aと嵌め合うことで、現像カートリッジ140と感光体ユニット150との位置決めを行い得るように構成されている。すなわち、一対の位置決めカラー146が一対の側壁部151aに嵌め合わされることで、現像ローラー回転駆動軸144aとドラム軸152aとの位置関係が所定の状態に設定され、これにより、現像ローラー144の周面と感光体ドラム152の周面との位置関係が所定の状態に設定され得るようになっている。
再び図3(B)を参照すると、一方(右側)の側板141aの外側面には、導電性部材147が装着されている。導電性部材147は、平板状のベースプレート147aと、円柱状の給電突起部147bと、から構成されている。この導電性部材147は、導電性の合成樹脂によって一体に成形されている。
ベースプレート147aは、一方(右側)の側板141aの外側面に着接されている。このベースプレート147aには、貫通孔が2つ形成されている。一方の貫通孔には、供給ローラー回転駆動軸143aが挿通されている。他方の貫通孔には、現像ローラー回転駆動軸144aが挿通されている。そして、供給ローラー回転駆動軸143a、現像ローラー回転駆動軸144a、及びベースプレート147aは、接触によって電気的に接続されている。すなわち、供給ローラー143と、現像ローラー144とは、導電性部材147を介して互いに電気的に接続されている。
給電突起部147bは、ベースプレート147aから外側に向けて立設されている。この給電突起部147bは、図2を参照すると、現像カートリッジ140が感光体ユニット150(感光体ユニットフレーム151)に装着された状態で、感光体ユニットフレーム151における前記一方の側壁部151aから外側に突出することで、当該プロセスカートリッジ130の外部に設けられた所定の給電部材から給電され得るように構成されている。
再び図3を参照すると、導電性部材147が設けられている側と反対側(左側)の側板141aには、回転駆動力入力部148が設けられている。この回転駆動力入力部148は、カップリング部148aと、ギヤ機構148bと、を備えている。
カップリング部148aは、本体フレーム111(図1参照)側に設けられた駆動回転体と係合することで、当該駆動回転体から回転駆動力を受け得るように構成されている。ギヤ機構148bは、カップリング部148aが受けた回転駆動力を、アジテーター回転駆動軸142a、供給ローラー回転駆動軸143a、及び現像ローラー回転駆動軸144aに伝達し得るように構成及び配置された、複数のギヤから構成されている。
<<感光体ユニットの詳細な構成>>
図5は、図2に示されている感光体ユニット150の平面図である。すなわち、図5は、図2に示されているプロセスカートリッジ130から現像カートリッジ140が脱着された状態の、感光体ユニット150を示す図である。また、図6は、図5に示されている感光体ユニット150の側面図である。この図5は、図3(B)と対応する側面図(右側面図)である。
図5及び図6を参照すると、感光体ユニットフレーム151は、一対の側壁部151aと、底壁部151bと、上壁部151cと、から構成されている。
底壁部151b及び上壁部151cは、一対の側壁部151aの間に架け渡されるように配置されている。そして、一対の側壁部151aと、底壁部151bとで囲まれた空間であって、上壁部151cよりも手前側(用紙搬送方向における上流側:図5における下側、図6における左側)の部分によって、現像カートリッジ収容部150aが形成されている。この現像カートリッジ収容部150aは、感光体ユニットフレーム151の手前側にて、上側に向けて開放されるように形成されている。また、底壁部151bと上壁部151cとで囲まれた空間内に、感光体ドラム152及び転写ローラー154が収容されている。
一対の側壁部151aには、ガイド溝151a1が形成されている。図2を参照すると、このガイド溝151a1は、現像ローラー回転駆動軸144aの両端部に装着された位置決めカラー146を収容し得るように構成されている。そして、このガイド溝151a1は、現像カートリッジ140が感光体ユニット150に装着される際に、位置決めカラー146の移動を案内することで、当該現像カートリッジ140の装着方向を案内し得るように構成されている。また、このガイド溝151a1は、位置決めカラー146と嵌め合うことで、現像カートリッジ140と感光体ユニット150との位置決めを行い得るように構成されている。図6を参照すると、このガイド溝151a1の最も奥側の基端部151a2は、上述の位置決めを行い得るように、ほぼ真っ直ぐに形成されている。
再び図5及び図6を参照すると、上述したように、一対の側壁部151aの内側には、押圧機構131が設けられている。そして、この押圧機構131の一部(後述する移動作用部131b1)が外側に露出し得るように、一対の側壁部151aのそれぞれには、比較的大きな貫通孔であるガイド孔151a3が形成されている。
一対の側壁部151aの外側には、ガイド突起151dが突出するように設けられている。このガイド突起151dは、感光体ユニット150をモノクロレーザープリンタ100の本体部110における本体フレーム111(図1参照)に着脱する際に、当該本体フレーム111の左右両側の内面に形成された案内面によって誘導され得るように形成されている。
感光体ユニットフレーム151の底部であって、用紙搬送方向における略中央部には、上述のレジスト対向ローラー155が、回動自在に支持されている。
感光体ユニットフレーム151の一方(図5における右側)の側壁部151aの内側には、ロック機構156が設けられている。このロック機構156は、図6に示されているように、当該側壁部151aによって回動自在に支持されている。
図2を参照すると、このロック機構156は、現像カートリッジ140が感光体ユニット150に装着された場合に、現像カートリッジケース141における被押圧部141e(図3参照)の上端部を上側から係止し得るように構成されている。すなわち、このロック機構156は、現像カートリッジケース141が感光体ユニットフレーム151内から上方に離脱しないように、当該感光体ユニットフレーム151内に保持し得るように構成されている。また、このロック機構156は、レバー操作部156aを押下することで、感光体ユニット150に対する現像カートリッジ140のロックを解除し得るように構成されている。
再び図5を参照すると、底壁部151bにおける手前側(図中下側)の上壁面であって、現像カートリッジ収容部150aと面する位置には、複数のコロ157が配置されている。コロ157は、本実施形態においては、現像カートリッジ収容部150aにおける左右両端部の2箇所に設けられている。コロ157は、底壁部151bによって回動自在に支持されている。
これらのコロ157は、現像カートリッジ収容部150aに現像カートリッジ140(図3参照)が収容される際に、現像カートリッジケース141の底板141bを受け止めつつ回転することで、現像カートリッジ140の重量の一部を受け止めるとともに、当該現像カートリッジ140の着脱をガイドし得るように構成されている。
<<押圧機構の詳細な構成>>
図7は、図6に示されている押圧機構131を拡大した斜視図である。
図6及び図7を参照すると、押圧機構131は、回動支点部材131aと、スライド支持部材131bと、付勢バネ131cと、から構成されている。
回動支点部材131aの側方には、回動支軸131a1が立設されている。この回動支軸131a1は、側壁部151aによって回動自在に支持されている。この回動支点部材131aは、スライド支持部材131bの内部にて摺動自在に支持されている。
スライド支持部材131bは、内部に空間を有する枠状に形成されている。この内部の空間には、上述の回動支点部材131aと、付勢バネ131cとが収容されている。また、スライド支持部材131bから側方に延びるように、円柱状の移動作用部131b1が一体に形成されている。この移動作用部131b1は、ガイド孔151a3を介して、感光体ユニットフレーム151における側壁部151aの外側に突出し得るように設けられている。
付勢バネ131cは、コイルバネからなる。この付勢バネ131cは、スライド支持部材131bの内側の空間における一端部と、回動支点部材131aとの間で架け渡されるように配置されている。この付勢バネ131cは、スライド支持部材131bの前記一端側を、回動支点部材131aから遠ざかる方向、すなわち、被押圧部141eに向けて押圧する方向に付勢し得るように構成及び配置されている。
<<現像カートリッジの押圧及び給電に関する詳細な構成>>
図8は、図1に示されている本体フレーム111とプロセスカートリッジ130との装着状態を説明するための、側方から見た模式図である。図9は、図8に示されているプロセスカートリッジ130の拡大図である。すなわち、図9は、プロセスカートリッジ130が本体フレーム111に装着されて、画像形成動作の開始が可能となっている状態を示しているものとする。
図8を参照すると、本体フレーム111には、上側ガイド突起111aと、下側ガイド突起111bとが、横方向且つ内側に突出するように設けられている。
上側ガイド突起111aにおける上側ガイド面111a1は、感光体ドラム152におけるドラム軸152a、及び押圧機構131における移動作用部131b1をガイドし得るように形成されている。すなわち、上側ガイド面111a1における前記前面側の端部は、プロセスカートリッジ130が本体フレーム111に装着される際に、移動作用部131b1をガイドすることで、押圧機構131に所定の押圧動作を行わせ得るように形成されている。また、上側ガイド面111a1における前記背面側の端部は、プロセスカートリッジ130が本体フレーム111に装着される際に、ドラム軸152aをガイドすることで、感光体ドラム152が本体フレーム111内の所定の位置に配置され得るように形成されている。
具体的には、上側ガイド面111a1には、上側ガイド頂部111a2と、上側ガイド凹部111a3と、ドラム軸収容部111a4とが形成されている。
上側ガイド頂部111a2及び上側ガイド凹部111a3は、上側ガイド面111a1における前記前面側の端部に形成されている。上側ガイド凹部111a3は、上側に突出するように設けられた上側ガイド頂部111a2を乗り越えて前記背面側に進行した移動作用部131b1を収容し得るように形成されている。この上側ガイド凹部111a3に移動作用部131b1が収容されることで、押圧機構131が、現像カートリッジケース141に設けられた被押圧部141eを所定方向に向けて押圧し得るようになっている。ドラム軸収容部111a4は、上側ガイド面111a1における前記背面側の端部であって、ドラム軸152aと当接しつつ、当該ドラム軸152aを収容し得るように形成されている。
上側ガイド突起111aにおける、上側ガイド面111a1と反対側(下側)の面である、中間ガイド面111a5と、下側ガイド突起111bにおける上側表面である、下側ガイド面111b1との間には、感光体ユニットフレーム151におけるガイド突起151dをガイドし得るガイド溝が形成されている。
図9を参照すると、現像カートリッジ140が感光体ユニット150に装着され、画像形成動作が可能な状態において、現像カートリッジケース141に設けられた被押圧部141eは、感光体ユニットフレーム151に設けられた押圧機構131のスライド支持部材131bによって、押圧位置PPにて、図中矢印で示されている現像カートリッジ押圧方向Xに押圧されている。この現像カートリッジ押圧方向Xは、具体的には、回動支軸131a1から押圧位置PPに向かう方向である。この押圧により、現像ローラー回転駆動軸144aの両端部に装着された位置決めカラー146は、感光体ユニットフレーム151の側壁部151aに形成されたガイド溝151a1における基端部151a2の端縁に当接されている。
この位置決めカラー146と基端部151a2の端縁との当接により、現像ローラー回転駆動軸144aとドラム軸152aとの位置決めがなされている。すなわち、現像ローラー144のトナー担持周面144bと、感光体ドラム152の像担持周面152bとが、接触位置CPにて所定の態様(圧力)で接触している。この接触位置CPは、現像ローラー回転駆動軸144aの中心と、ドラム軸152aの中心とを結んだ直線の上に形成されている。なお、この接触位置CPは、「現像位置」と称されることもある。
図9に示されているように、押圧位置PPと接触位置CPとを結ぶ直線である押圧作用線Yは、本実施形態においては、ガイド溝151a1における基端部151a2内にて位置決めカラー146(現像ローラー回転駆動軸144a)が移動する案内方向Zと平行になるように形成されている。また、本実施形態においては、給電突起部147bが、押圧作用線Yと交差するように配置されている。
さらに、給電突起部147bと接触するように、給電部材118が配置されている。給電部材118は、本実施形態においては、針金などの導電性線材を略矩形状に屈曲させることによって形成されている。この給電部材118における、給電突起部147bと対向する部分である給電対向部118aは、平坦状に形成されている。この給電部材118は、モノクロレーザープリンタ100の本体フレーム111(図1参照)、又は感光体ユニットフレーム151に設けられている。
この給電部材118における給電対向部118aが給電突起部147bを押圧しつつ、当該給電対向部118aと給電突起部147bとが接触することで、給電部材118と給電突起部147bとの間で電気的接続状態が形成され得るようになっている。すなわち、給電部材118及び給電突起部147bを介して、現像ローラー144と感光体ドラム152との間に、所定の現像バイアス電圧が印加されるようになっている。
ここで、本実施形態においては、給電部材118が給電突起部147bを押圧する方向である給電押圧方向Sが、押圧作用線Y、及び現像ローラー回転駆動軸144aの長手方向と略直交するように、プロセスカートリッジ130及び給電部材118が構成されている。また、本実施形態においては、給電押圧方向Sが、案内方向Zと略直交するように、プロセスカートリッジ130及び給電部材118が構成されている。さらに、本実施形態においては、給電対向部118aが案内方向Zと平行となるように、給電部材118が構成されている。
<レーザープリンタによる画像形成動作の概略>
以下、上述の構成を備えたモノクロレーザープリンタ100による画像形成動作の概略について、図1を参照しつつ説明する。
<<給紙動作>>
フィーダーケース121内にて、用紙が積載状態で収容されている。この用紙は、用紙押圧板122によって、給紙ローラー113に向かって上方に付勢される。これにより、フィーダーケース121内の最上位の用紙が、給紙ローラー113の周面と接触する。
給紙ローラー113が図中反時計回りに回転駆動されると、当該最上位の用紙の先端部が、図中右方に移動する。もっとも、用紙同士の摩擦により、当該最上位の用紙のみならず、その下位の数枚も、当該最上位の用紙とともに図中右方に移動することがある。この場合、フィーダーケース121内の最上位から数枚分の用紙の先端が、給紙ローラー113と分離パッド123との間で挟まれる。
ここで、給紙ローラー113がさらに図中反時計回りに回転駆動されと、用紙P同士の摩擦力と、用紙Pと分離パッド123との摩擦力との差によって、最上位の用紙Pのみが分離されて、用紙搬送方向に向けて給送される。そして、この最上位の用紙の先端は、レジスト対向ローラー155とレジストローラー114とが接触している前記レジスト位置に向けて搬送される。
前記レジスト位置に用紙の先端が突き当てられることにより、用紙の斜行が補正される。その後、所定のタイミングでレジストローラー114が回転駆動される。すると、当該レジストローラー114の回転に連れ回るようにレジスト対向ローラー155が回転する。これにより、感光体ドラム152と転写ローラー154とが対向する位置である前記転写位置に向けて、用紙が搬送される。このようにして、用紙の斜行の補正及び搬送タイミング調整が行われる。
その後、用紙は、プロセスカートリッジ130内に進入する。そして、以下のようにして、プロセスカートリッジ130内の前記転写位置にて、用紙の上側表面に、トナー像が形成(転写)される。
<<静電潜像の形成>>
上述のように用紙が前記転写位置に向けて搬送されている間に、感光体ドラム152の周面上に、以下のようにしてトナー像が担持される。
感光体ドラム152の周面は、まず、帯電器153の直下にて、当該帯電器153によって、一様に帯電される。この帯電器153によって帯電された感光体ドラム152の周面は、当該感光体ドラム152が図中矢印で示されている方向(時計回り)に回転する。この回転の間に、当該周面に対して、スキャナーユニット160によってレーザービームが照射される。このレーザービームは、ポリゴンミラー162の回転によって、前記幅方向に沿って走査される。また、このレーザービームは、画像データに基づいて生成されている。すなわち、レーザービームの発光状態(ON/OFFのパルス形状)が、画像データに応じて変調されている。
このように変調されたレーザービームが感光体ドラム152の周面上で走査されることにより、当該周面上に静電潜像が形成される。そして、このようにして静電潜像が形成された感光体ドラム152の周面は、当該感光体ドラム152が図中矢印で示されている方向(時計回り)に回転することで、現像ローラー144の周面と接触又は近接する位置まで送られる。
<<静電潜像の現像・トナー像の転写>>
上述のように 現像ローラー144及び供給ローラー143は、図中矢印で示されている方向(反時計回り)に回転する。これにより、現像ローラー144の周面と供給ローラー143とが接触している位置にて、両者の間で摩擦が生じる。この摩擦によって、現像ローラー144の周面上には、帯電したトナーが担持される。その後、この周面がトナー層厚規制ブレード145と当接することで、当該周面上のトナー担持量が所定値に設定される。
このようにして所定量のトナーが担持された現像ローラー144の周面は、図中矢印で示されている方向(反時計回り)に回転することで、感光体ドラム152と対向する位置に達する。
そして、静電潜像が形成された感光体ドラム152の周面と、帯電したトナーが担持された現像ローラー144の周面とが接触又は近接することで、感光体ドラム152の周面上に形成された静電潜像に対応するパターンで、当該周面上にトナーが付着する。すなわち、感光体ドラム152の周面上の静電潜像がトナーにより現像され、トナー像が当該周面上に担持される。
上述のようにして感光体ドラム152の周面上に担持されたトナー像は、当該周面が図中時計回りに回転することにより、上述の転写位置に向けて搬送される。そして、この転写位置にて、トナー像が、感光体ドラム152の周面から用紙上に転写される。
<<定着・排紙>>
上述のように、前記転写位置にて、トナー像が形成(転写)された用紙は、プロセスカートリッジ130から排出される。その後、このトナー像転写済みの用紙は、用紙搬送経路PFPに沿って定着ユニット170に送られる。このトナー像転写済み用紙は、加熱ローラー171と加圧ローラー172との間で挟まれることで、加圧されつつ加熱される。これにより、用紙の表面上に、トナー像が定着される。
その後、定着済みの用紙は、加熱ローラー171及び加圧ローラー172の図中矢印で示されている方向の回転によって、用紙搬送方向に送られる。そして、用紙ガイド115によってガイドされつつ、排紙ローラー116と排紙従動ローラー117との間に向けて送られる。
そして、排紙ローラー116が図中反時計回りに回転駆動されることで、定着済みの用紙が、排紙口112b2から排紙トレイ112b1に向けて排出される。
<現像カートリッジの感光体ユニットに対する装着>
次に、現像カートリッジ140の感光体ユニット150に対する装着について、図4ないし図6を参照しつつ説明する。
現像カートリッジ140は、感光体ユニットフレーム151の手前側にて上側に向けて開放されるように形成された現像カートリッジ収容部150aに対して、現像ローラー144側から挿入される。すなわち、位置決めカラー146がガイド溝151a1に挿入されるように、現像カートリッジ収容部150aに現像カートリッジ140が挿入される。このとき、位置決めカラー146が、ガイド溝151a1と摺擦しつつ、当該ガイド溝151a1によって、ドラム軸152aに近づくようにガイドされる。また、現像カートリッジケース141の底面がコロ157と当接する。
ここで、現像ローラー回転駆動軸144aは、位置決めカラー146内にて、スムーズに回動し得る。よって、位置決めカラー146がガイド溝151a1における最も奥の部分である基端部151a2に達した場合、現像カートリッジケース141が、現像ローラー回転駆動軸144a及び位置決めカラー146を中心として下方に回動することで、現像カートリッジ収容部150a内に確実に収容される。
このようにして、現像ローラー144が感光体ドラム152に向けて近接する方向の、現像カートリッジ収容部150a内の現像カートリッジケース141の移動が、スムーズにガイドされる。そして、位置決めカラー146が、ガイド溝151a1における基端部151a2によって、所定の案内方向(図9における案内方向Z)に沿って案内される。
位置決めカラー146が、基端部151a2における端縁と当接することで、現像ローラー144と感光体ドラム152との位置決めがなされる。これにより、現像ローラー144におけるトナー担持周面144bと、感光体ドラム152における像担持周面152bとが、所定の態様で接触する。また、位置決めカラー146と基端部151a2における端縁とが当接した時点で、ロック機構156によって、現像カートリッジケース141が、現像カートリッジ収容部150aから飛び出さないようにロックされる。
一方、感光体ユニット150から現像カートリッジ140を脱着する際には、ロック機構156におけるレバー操作部156aが押下される。これにより、ロック機構156による現像カートリッジケース141に対する上方からのロックが解除される。そして、現像ローラー回転駆動軸144aと位置決めカラー146との相対的な回転と、位置決めカラー146とガイド溝151a1とのスムーズな摺動によって、当該感光体ユニット150内の現像カートリッジ140の移動がスムーズにガイドされる。これにより、現像カートリッジ140が感光体ユニット150から容易に脱着される。
<プロセスカートリッジの本体フレームに対する装着>
次に、現像カートリッジ140が感光体ユニット150に装着されることによって組み立てられたプロセスカートリッジ130の、本体フレーム111に対する装着について、図8ないし図10を参照しつつ説明する。
まず図10(A)を参照すると、プロセスカートリッジ130の本体フレーム111に対する装着の初期においては、押圧機構131におけるスライド支持部材131bが、その自重により、回動支点部材131aにおける回動支軸131a1を中心として図中下方に回転し、下方に垂れ下がった状態となっている。
また、上側ガイド突起111aにおける中間ガイド面111a5と、下側ガイド突起111bにおける下側ガイド面111b1との間に形成されたガイド溝の開口部(図中右側の端部)に、感光体ユニットフレーム151におけるガイド突起151dが挿入される。これにより、プロセスカートリッジ130の上昇位置が中間ガイド面111a5によって規制される。そして、プロセスカートリッジ130は、図中上方への抜けが防止された状態で、中間ガイド面111a5及び下側ガイド面111b1に沿って、左斜め下方に向けて挿入される。
プロセスカートリッジ130を、図10における左方に移動して、本体フレーム111の内部にさらに挿入すると、図10(A)に示されているように、押圧機構131における移動作用部131b1が、上側ガイド面111a1における、上側ガイド頂部111a2の手前側の立ち上がり傾斜面と当接する。これにより、押圧機構131におけるスライド支持部材131bは、回動支軸131a1を中心として図中上方に回動し始める。そして、この回動により、スライド支持部材131bが、現像カートリッジケース141における被押圧部141eと接触し、当該被押圧部141eを押圧し始める。
プロセスカートリッジ130を本体フレーム111の内部にさらに挿入すると、スライド支持部材131bがさらに上方に回動し、現像カートリッジケース141における被押圧部141eは、図10(A)で示されている状態よりも、スライド支持部材131bによって、さらに大きな押圧力で押圧される。そして、移動作用部131b1が、上側ガイド面111a1における上側ガイド頂部111a2の真上まで達する。この状態においては、スライド支持部材131bによる被押圧部141eへの押圧状態が最大限となる。このとき、スライド支持部材131bは、水平よりも若干下方に傾いた状態(スライド支持部材131bの自由端側が回動支軸131a1よりも下がった状態)となっている。
その後、図10(B)に示されているように、移動作用部131b1が、上側ガイド頂部111a2を乗り越える。この状態においては、移動作用部131b1は、回動支点部材131aから遠ざかる方向に弾性的に付勢されているため、この付勢力によって、スライド支持部材131bが、回動支軸131a1を中心として下方に回動する。また、移動作用部131b1が上側ガイド頂部111a2の真上にある状態よりも、スライド支持部材131bと被押圧部141eとの押圧力が若干緩和されている。したがって、移動作用部131b1が上側ガイド頂部111a2を乗り越えて上側ガイド凹部111a3に収容される方向の力が、安定的に発生する。
また、本実施形態においては、上述の通り、プロセスカートリッジ130の挿入(斜め下方への押し込み移動)に従って、移動作用部131b1が上側ガイド面111a1によって押し上げられる。そして、スライド支持部材131bが回動支軸131a1を中心として図中上方に回動する。このとき、プロセスカートリッジ130は、中間ガイド面111a5によって上昇規制されている。よって、プロセスカートリッジ130の挿入の間、現像カートリッジケース141における被押圧部141eがスライド支持部材131bによって押圧される動作が解除されることなく維持される。
プロセスカートリッジ130がさらに押し込まれて、ドラム軸152aがドラム軸収容部111a4と当接した状態で、使用者がプロセスカートリッジ130から手を離すと、図8に示されているように、プロセスカートリッジ130の本体フレーム111への装着動作が完了する。この状態においては、プロセスカートリッジ130の自重により、感光体ユニットフレーム151の底部に支持されたレジスト対向ローラー155が、レジストローラー114の上に載置される。また、移動作用部131b1が、上側ガイド凹部111a3の最も底の位置にて保持される。さらに、ガイド突起151dが、中間ガイド面111a5と下側ガイド面111b1との間に形成された上述のガイド溝内の所定の箇所にて支持される。したがって、現像カートリッジ140を感光体ドラム152に向けて押圧した状態が維持されつつ、プロセスカートリッジ130が本体フレーム111によって安定的に支持される。
このように、プロセスカートリッジ130が本体フレーム111に装着された状態においては、図9に示されているように、現像カートリッジケース141は、押圧機構131及び被押圧部141eによって、感光体ドラム152に向けて、図中矢印Xで示されている現像カートリッジ押圧方向に押圧される。これにより、現像ローラー144におけるトナー担持周面144bと、感光体ドラム152における像担持周面152bとが、接触位置CPにて所定の態様で接触する。
この現像カートリッジ押圧方向Xは、押圧作用線Yと同軸上に生じている。また、この現像カートリッジ押圧方向X及び押圧作用線Yは、案内方向Zと平行である。
また、給電突起部147bは、給電部材118によって、給電押圧方向Sに押圧される。これにより、現像カートリッジ140に対して、給電突起部147bを介して、給電部材118より給電がなされる。そして、上述の接触位置CP(現像位置)にて、所定の現像バイアス電圧が印加される。ここで、給電部材118が給電突起部147bを押圧する給電押圧方向Sは、現像カートリッジ押圧方向X、押圧作用線Y、及び案内方向Zと略直交している。
<実施形態の構成による作用・効果>
次に、上述の実施形態の構成による作用・効果について、各図面を参照しつつ以下に説明する。
本実施形態においては、導電性部材147は、現像ローラー144に現像バイアスを印加するための給電部材118と現像ローラー回転駆動軸144aとを電気的に接続し得るように構成されている。この導電性部材147における給電突起部147bは、感光体ユニットフレーム151から外部に露出するように設けられている。そして、この給電突起部147bは、現像カートリッジ140が本体フレーム111に装着されたときに、給電部材118によって、現像ローラー144の現像ローラー回転駆動軸144aの長手方向(回転軸線)と直交し、かつ、現像カートリッジ押圧方向Xと直交する方向に押圧されるように配置されている。
よって、給電部材118による給電突起部147bへの押圧が、この現像カートリッジ押圧方向Xに作用することがない。したがって、現像カートリッジ140は、がたつくことなく安定して、感光体ユニット150内に保持される。これにより、感光体ドラム152と現像ローラー144との当接状態が不安定になることが防止され、良好な画像品質が保たれ得る。
また、この給電突起部147bは、給電部材118によって、現像ローラー144の回転軸線と直交し、かつ、押圧位置PPと接触位置CPとを結ぶ押圧作用線Y(押圧作用方向)と直交する方向に押圧されるように配置されている。
よって、給電部材118による給電突起部147bへの押圧がこの押圧作用方向に作用することがない。したがって、感光体ドラム152と現像ローラー144との当接状態を不安定にすることなく、より良好な画像品質が達成され得る。
さらに、この給電突起部147bは、給電部材118によって、前述の押圧作用線上において押圧されるように配置されている。これにより、現像カートリッジ140のがたつきが、さらに確実に防止される。よって、感光体ドラム152と現像ローラー144との当接状態がより安定する。したがって、さらに良好な画像品質が確保され得る。
本実施形態においては、感光体ユニットフレーム151の左右両方の側壁部151aの上端縁には、現像カートリッジ140が感光体ユニット150に装着されるときに現像ローラー回転駆動軸144a(位置決めカラー146)を案内するためのガイド溝151a1が形成されている。そして、本体フレーム111に装着された現像カートリッジ140が押圧機構131によって押圧されることで、現像ローラー回転駆動軸144aがガイド溝151a1の最も奥の位置にある基端部151a2に沿って移動しながら、現像ローラー144が感光体ドラム152に当接して押圧される。
ここで、本実施形態においては、導電性部材147の給電突起部147bは、給電部材118によって、現像ローラー144の回転軸線と直交し、かつ、この最も奥側のガイド溝151a1(基端部151a2)が現像ローラー回転駆動軸144aを案内する案内方向Zと直交する方向に押圧される。よって、給電部材118による給電突起部147bへの押圧がこの最奥部側案内方向Zに作用することがない。したがって、接触位置CPにおける現像ローラー144の感光体ドラム152に対する当接に、給電部材118による給電突起部147bへの押圧が与える影響を、さらに確実に少なくすることができる。これによって、現像カートリッジ140のがたつきを抑えつつ、接触位置CPにおける現像ローラー144の感光体ドラム152に対する所定の当接状態を、確実に安定して維持することができ、以て画像品質をより良好に保つことができる。
さらに、本実施形態によれば、給電部材118における給電対向部118aが案内方向Zと平行である。これにより、給電対向部118aと給電突起部147bとの良好な電気的接続状態が早期に形成されつつ、現像ローラー144の接触位置CPに向けての押圧を確実に行うことができる。
<第1実施形態の変形例の例示>
なお、本実施形態における導電性部材147の給電突起部147bは、図9に示されているように、押圧位置PPと接触位置CPとを結ぶ押圧作用線上に配置されていた。もっとも、導電性部材147及び給電突起部147bが配置されるべき位置は、これに限定されない。すなわち、所定の給電部材によって、現像ローラー144の回転軸線と直交し、押圧機構131の現像カートリッジ押圧方向Xと直交する方向で、かつ、押圧位置PPと接触位置CPとを結ぶ押圧作用線Y(押圧作用方向)とも直交する方向に押圧される位置であれば、差し支えない。
例えば、図11に示されているように、給電突起部147b’及び給電突起部147b”が、押圧作用線Yから外れた位置に配置されていても差し支えない。
また、給電突起部147bは、現像ローラー144の回転軸線と直交し、且つ現像カートリッジ押圧方向X、又は押圧位置PPと接触位置CPとを結ぶ押圧作用線Y(押圧作用方向)のいずれか一方と直交する方向に配置されていてもよい。この場合においても、導電性部材147に対する給電部材118の当接が、現像カートリッジ押圧方向Xもしくは押圧作用方向のいずれかに作用することがない。よって、この場合においても、現像カートリッジ140のがたつきが抑制され得る。したがって、接触位置CPにおける現像ローラー144の感光体ドラム152に対する当接を安定して維持することができる。そして、画像品質を良好に保つことができる。
さらに、本実施形態においては、給電部材118による給電突起部147bに対する給電押圧方向Sは、上から下に向かう方向に設定されている。もっとも、図11に示されているように、給電突起部147b’に対して、給電部材118’が下方から押圧するようにしてもよい。すなわち、下から上に向かうような給電押圧方向S’であってもよい。さらに、図11に示されているように、給電部材118’による上向きの給電押圧方向S’と、給電部材118”による下向きの給電押圧方向S”とが、混在していてもよい。
本実施形態における給電部材118は、針金などの導電性線材を略矩形状に屈曲させることによって形成されていて、給電突起部147bに対して、その平坦部分である給電対向部118aで押圧するように構成されていた。もっとも、給電部材118の構成は、給電突起部147bに対して安定して押圧できるものであれば、前記形状以外のどのような形状に形成されていても差し支えない。
また、本実施形態においては、押圧機構131が、感光体ユニット150に設けられていた。また、感光体ユニット150が本体フレーム111内に挿入されるときに、押圧機構131の移動作用部131b1が、本体フレーム111の左右両側の内面に形成された案内面によって案内されていた。そして、前記スライド支持部材131bの先端側が現像カートリッジ140における被押圧部141eを押圧することで、現像カートリッジ140を介して現像ローラー144が感光体ドラム152に押圧されるように構成されていた。
もっとも、現像カートリッジ140を押圧するための構成はこれに限らない。例えば、感光体ユニット150ではなく、本体フレーム111側に押圧機構を設け、この押圧機構によって現像カートリッジ140が直接押圧されることにで、現像ローラー144が感光体ドラム152に向けて押圧されるような構成が採用され得る。
さらに、現像ローラー144に現像バイアスを印加するための給電部材118は、本体フレーム111に設けられていてもよいし、あるいは、本体フレーム111に備えられた所定の出力電極に接触する中継電極が感光体カートリッジに設けられていてもよい。この場合、かかる中継電極が、本発明の給電部材として機能する。
また、本実施形態のモノクロレーザープリンタ100は、現像カートリッジ140が感光体ユニット150に対して予め装着されることでプロセスカートリッジ130が形成された後、このプロセスカートリッジ130を本体フレーム111に対して着脱する構成であった。もっとも、これに代えて、現像カートリッジ140及び感光体ユニット150が各々単独で本体フレーム111に対して着脱自在であってもよい。この場合、現像カートリッジ140の左右両側にて外向きに突出した、現像ローラー回転駆動軸144aの両端部の軸受体である位置決めカラー146を摺動自在に案内支持するための、ガイド溝151a1は、本体フレーム111に形成され得る。
<第2の実施形態のレーザープリンタの全体構成>
図12は、本発明の画像形成装置の第2の実施形態である、カラーレーザープリンタ200の斜視図である。なお、図12においては、当該カラーレーザープリンタ200の外装カバーである本体カバーが省略された状態が図示されている。また、以下の第2の実施形態の説明において、上述した第1の実施形態と同様の構造や機能を有する部材については、上述の第1の実施形態と同一の名称、及び同様の符号(百の位以外は同一の符号)を付するものとする。そして、かかる部材に関する構成や作用・機能の説明については、上述の第1の実施形態における説明が、技術的に矛盾しない範囲において、適宜援用され得るものとする。
図12を参照すると、本実施形態のカラーレーザープリンタ200の本体部210に備えられた本体フレーム211は、プロセスユニット230を着脱自在に収容し得るように構成されている。ここで、本実施形態におけるプロセスユニット230は、現像カートリッジ240と、感光体ユニット250と、を複数組備えている。現像カートリッジ240は、その長手方向が、本カラーレーザープリンタ200の幅方向(図中矢印Wで示されている)と平行になるように、プロセスユニット230内にて装着されている。そして、複数の現像カートリッジ240及び感光体ユニット250は、前後方向Lに沿って配列されている。
本体フレーム211の内側の壁面には、一対のスライドガイドフレーム211cが設けられている。このスライドガイドフレーム211cは、本実施形態のプロセスユニット230を、当該本体フレーム211内にて支持し得るように構成されている。また、このスライドガイドフレーム211cは、本カラーレーザープリンタ200の前後方向(図中矢印Lで示されている)に沿った、プロセスユニット230の本体フレーム211に対する着脱を、ガイドし得るように構成されている。このスライドガイドフレーム211cの構成の詳細については後述する。
また、本体フレーム211の内側の壁面には、一対の直動カム機構219が設けられている。この直動カム機構219は、前記前後方向Lに沿って配列されている複数の現像カートリッジ240を選択的に下方に押圧し得るように構成されている。この直動カム機構219の構成の詳細についても後述する。
本実施形態のカラーレーザープリンタ200は、異なる種類(色)のトナーを収容している複数の現像カートリッジ240を用いて、記録媒体(用紙)の表面上に複数種類のトナーを像様に付着させて、これを定着することで、フルカラーの画像形成を行い得るように構成されている。
<現像カートリッジの概略構成>
図13は、図12に示されている本実施形態の現像カートリッジ240の正面図(図12における背面側から見た図)である。図14は、図13に示されている現像カートリッジ240を後方から見た(図12における前面側から見た)斜視図である。図15及び図16は、図13に示されている現像カートリッジ240を正面側から見た(図12における背面側から見た)斜視図である。
図13を参照すると、現像カートリッジケース241には、現像ローラー244が収容されている。現像カートリッジケース241は、その下端部に形成された現像開口部241dを介して、現像ローラー244のトナー担持周面244bの一部を外部に露出し得るように構成されている。現像ローラー244の中心軸を構成する現像ローラー回転駆動軸244aは、現像カートリッジケース241における一対の側板241aによって、回動自在に支持されている。
<<導電性部材及び回転駆動力入力部の構成>>
一方(図中左側)の側板241aに対応する、現像ローラー回転駆動軸244aの端部には、位置決めカラー246が装着されている。この位置決めカラー246が設けられている側の側板241aには、導電性部材247が装着されている。他方(図中右側)の側板241aには、回転駆動力入力部248が装着されている。
図14を参照すると、導電性部材247は、ベースプレート247aと、給電突起部247bと、を備えている。ベースプレート247aは、略平板状に構成されている。ベースプレート247aには、供給ローラー回転駆動軸243a及び現像ローラー回転駆動軸244aが挿通される貫通孔が形成されている。このベースプレート247aは、供給ローラー回転駆動軸243a及び現像ローラー回転駆動軸244aと接触することで、これらと電気的に接続されている。
給電突起部247bは、ベースプレート247aから側方に向けて突出するように設けられている。この給電突起部247bの外形形状は、円筒状に形成されている。すなわち、給電突起部247bの外形形状は、幅方向に沿って側方から見た場合に、略円環状に形成されている。この給電突起部247bの外周面は、当該外周面と接触することで当該給電突起部247bに給電し得るように構成された所定の給電部材と滑らかに摺動し得るように、平滑な円筒面として形成されている。
図15を参照すると、回転駆動力入力部248は、カップリング部248aを備えている。このカップリング部248aは、カップリング係合部248a1と、カップリング被覆スリーブ248a2と、を備えている。
カップリング係合部248a1は、本体フレーム211(図12参照)側に設けられた駆動回転体と係合することで、当該駆動回転体を介して回転駆動力を受け得るように構成されている。カップリング被覆スリーブ248a2は、薄肉円筒状の部材であって、側方に突出するように形成されている。このカップリング被覆スリーブ248a2の内側の空間内にて、カップリング係合部248a1が回動自在に収容されている。
カップリング係合部248a1の外形形状は、幅方向に沿って側方から見た場合に、位置決めカラー246及び導電性部材247における給電突起部247bよりも大きな外径の円形に形成されている。具体的には、カップリング受動部248a1は、その外径が、カラー部材246におけるドラムユニット250(図27参照)と係合する細径部、及び端子部247bの外径の、略1.5倍程度となるように構成されている。また、カップリング係合部248a1の外形形状は、幅方向に沿って側方から透視した場合に、給電突起部247bの外径を含むように形成されている。すなわち、カップリング係合部248a1の外形形状は、幅方向に沿って側方から透視した場合に、給電突起部247bと前記所定の給電部材とが接触する給電押圧位置を含むように形成されている。
<<現像カートリッジケースの概略構成>>
再び図14を参照すると、現像カートリッジケース241の天板241cには、非画像形成時に現像カートリッジ240を上方に付勢するための、一対の離間用ボス241fが形成されている。この一対の離間用ボス241fは、天板241cにおける前方(図中右斜め上方)の端部にて、幅方向に沿って外側に突出するように設けられている。
現像カートリッジケース241の天板241cには、ハンドル241gが装着されている。ハンドル241gは、天板241cの前方の端部に設けられたヒンジ部241hによって、回動自在に支持されている。このハンドル241gは、現像カートリッジ240の着脱の際に、図16に示されている立設状態まで回動されることで、使用者の手による把持部を形成し得るように構成されている。また、このハンドル241gは、画像形成動作の際に、図14及び図15に示されている収納状態にて下方に押圧されることで、現像カートリッジケース241を下方に付勢し得るように構成されている。
再び図14を参照すると、ハンドル241gには、画像形成動作の際に現像カートリッジケース241を下方に付勢するための、一対の押圧用ボス241g1が形成されている。この一対の押圧用ボス241g1は、ハンドル241gの自由端側における両端部にて、幅方向に沿って外側に突出するように設けられている。押圧用ボス241g1よりも、幅方向における内側の部分である押圧部241g2は、押圧用ボス241g1が上方から押圧されることで、当該押圧部241g2の下方の押圧作動機構241kに向けて付勢され得るように構成されている。
一対の押圧作動機構241kは、現像カートリッジケース241の天板241cに設けられている。押圧作動機構241kは、上述の一対の押圧部241g2と対応するように、天板241cの幅方向における両端部に配置されている。この押圧作動機構241kは、押圧部241g2によって下方に押圧されることで、現像カートリッジケース241を下方に付勢し得るように構成されている。かかる押圧作動機構241kの具体的構成については後述する。
現像カートリッジケース241の背面側における上方には、一対のガイド突起241mが立設されている。このガイド突起241mの先端面であるガイド面241m1は、略平面状に形成されている。
<現像カートリッジと感光体ユニットとの着脱構成>
図17は、図12に示されているプロセスユニット230を俯瞰する斜視図である。ここで、図17においては、4つの現像カートリッジ240のうちの1つが脱着されている状態が示されている。図18は、図17に示されている感光体ユニット250の要部を拡大した斜視図である。すなわち、図18は、図17における、現像カートリッジ240が脱着されている感光体ユニット250の幅方向における一端部を拡大した斜視図である。図19は、図17に示されている感光体ユニット250を斜め側方から見た斜視図である。図20は、図17に示されている感光体ユニット250を、図19の場合と反対側の斜め側方から見た斜視図である。ここで、図19及び図20においては、図17におけるサイドフレーム232を透視した状態が示されているものとする。
図17を参照すると、本実施形態のプロセスユニット230においては、4組の現像カートリッジ240及び感光体ユニット250が、前後方向Lに沿って配列するように備えられている。これらの現像カートリッジ240及び感光体ユニット250は、プロセスユニットフレーム230aに装着されている。
プロセスユニットフレーム230aは、一対のサイドフレーム232と、フロントビーム233と、リヤビーム234と、から構成されている。フロントビーム233は、一対のサイドフレーム232における前面側(図中右側)の端部にて、架け渡されるように配置されている。リヤビーム234は、一対のサイドフレーム232における背面側(図中左側)の端部にて、架け渡されるように配置されている。そして、これら一対のサイドフレーム232、フロントビーム233、及びリヤビーム234によって囲まれた、平面視にて略矩形の空間の内面に、4組の感光体ユニット250が固定されている。そして、この感光体ユニット250を介して、現像カートリッジ240がプロセスユニットフレーム230aに装着されるようになっている。
サイドフレーム232の、高さ方向における略中央部には、貫通孔としてのカップリング露出開口232aが形成されている。このカップリング露出開口232aは、現像カートリッジ240が装着された場合に、カップリング部248aをプロセスユニットフレーム230aの側方に向けて露出し得るように構成されている。
サイドフレーム232の上端部には、ガイドリブ232bが形成されている。ガイドリブ232bは、幅方向Wにおける外側に向けて突出するように立設されている。このガイドリブ232bは、前後方向Lと平行な長手方向を有するように形成されている。ガイドリブ232bのすぐ下方であって、サイドフレーム232の背面側の端部には、サイドフレームガイドコロ232cが回動自在に支持されている。
そして、サイドフレーム232は、ガイドリブ232b及びサイドフレームガイドコロ232cが本体フレーム211に設けられたスライドガイドフレーム211c(図12参照)と摺動することで、プロセスユニット230の前後方向Lに沿った着脱をガイドし得るように構成されている。
フロントビーム233の上端部であって、幅方向Wの中央部には、フロントビーム把手233aが形成されている。また、リヤビーム234の上端部であって、幅方向Wの中央部には、リヤビーム把手234aが形成されている。これらのフロントビーム把手233a及びリヤビーム把手234aは、本体フレーム211(図12参照)から脱着されたプロセスユニット230を使用者が把持する際の把手を構成する部材であって、上方に突出する逆U字状に形成されている。
リヤビーム234の両端部には、一対のリヤビームガイドコロ234bが、回動自在に支持されている。このリヤビームガイドコロ234bと、上述のサイドフレームガイドコロ232cとは、前後方向Lに沿って配列されている。このリヤビームガイドコロ234bは、上述のサイドフレームガイドコロ232cと同様に動作し得るように構成されている。
<<感光体ユニット250の詳細な構成>>
感光体ユニットフレーム251は、一対のサイドフレーム232によって支持されている。この感光体ユニットフレーム251は、第1側壁部251aと、底壁部251bと、第2側壁部251eと、を備えている。これらの第1側壁部251a、底壁部251b、及び第2側壁部251eによって囲まれた空間によって、現像カートリッジ240を収容するための空間である現像カートリッジ収容部250aが形成されている。また、第1側壁部251aと底壁部251bとの間であって、現像カートリッジ収容部250aの下方には、感光体ドラム252が回動可能に支持されている。
図17及び図18を参照すると、第1側壁部251aは、一方(図17における上方)のサイドフレーム232に対して、ネジ等によって固定されている。この第1側壁部251aには、上方に向けて開口するように、位置決めカラーガイド溝251a1が形成されている。この位置決めカラーガイド溝251a1の下端部である位置決めカラー収容基端部251a2は、図18における矢印Zで示された方向(案内方向)に沿って、感光体ドラム252に向かってほぼ真っ直ぐに形成されている。この感光体ドラム252におけるドラム軸252aの端部は、接地され得るように、サイドフレーム232の外側に露出されている。
位置決めカラーガイド溝251a1は、図19に示されているように、現像カートリッジ240の一方の端部に設けられた位置決めカラー246を略上下方向に沿って案内し得るように形成されている。また、位置決めカラー収容基端部251a2は、図19(B)に示されているように、位置決めカラー246と当接することで、現像カートリッジ240と感光体ユニット250との位置決めを行い得るように形成されている。すなわち、位置決めカラー246が前記案内方向に沿って位置決めカラー収容基端部251a2内を案内され、当該位置決めカラー収容基端部251a2の下端部と当接することで、現像ローラー回転駆動軸244aとドラム軸252aとの位置関係が所定の状態に設定され、これにより現像ローラー244と感光体ドラム252との位置関係が所定の状態に設定されるようになっている。
再び図17及び図18を参照すると、底壁部251bの上端部であって、幅方向Wにおける両端部には、現像カートリッジ挿入ガイドコロ257が回動自在に支持されている。この現像カートリッジ挿入ガイドコロ257は、現像カートリッジ240に設けられた上述のガイド突起241mにおけるガイド面241m1(図14参照)と当接することで、当該現像カートリッジ240の現像カートリッジ収容部250aへの装着を、図18に示されている前記案内方向Zに沿って案内し得るように構成されている。
図17を参照すると、第2側壁部251eは、他方(図17における下方)のサイドフレーム232に対して、ネジ等によって固定されている。この第2側壁部251eには、上方に向けて開口するように、カップリング被覆スリーブガイド溝251e1が形成されている。このカップリング被覆スリーブガイド溝251e1は、現像カートリッジ240の他方の端部に設けられたカップリング部248aにおけるカップリング被覆スリーブ248a2を、略上下方向に沿って案内し得るように形成されている。
図20を参照すると、カップリング被覆スリーブガイド溝251e1の下端部には、カップリング収容基端部251e2が形成されている。このカップリング収容基端部251e2は、図20(B)に示されているように、カップリング被覆スリーブ248a2と当接することで、現像カートリッジ240と感光体ユニット250との位置決めを行い得るように形成されている。すなわち、カップリング被覆スリーブ248a2がカップリング収容基端部251e2に収容されることで、現像ローラー回転駆動軸244aとドラム軸252aとの位置関係が所定の状態に設定されるようになっている。
カップリング収容基端部251e2の下方には、現像ローラー軸端収容部251e3が形成されている。この現像ローラー軸端収容部251e3は、カップリング被覆スリーブ248a2がカップリング収容基端部251e2に収容された場合に、現像ローラー回転駆動軸244aの端部を収容し得るように構成されている。
図19及び図20を参照すると、位置決めカラーガイド溝251a1における少なくとも下側の半分は、カップリング被覆スリーブガイド溝251e1よりも狭い幅に形成されている。すなわち、位置決めカラーガイド溝251a1は、その基端部である位置決めカラー収容基端部251a2にカップリング被覆スリーブ248a2が収容されないような幅に形成されている。
<<現像ローラーへの給電構成>>
図19を参照すると、第1側壁部251aの外側面には、中継電極部材(給電部材)258が装着されている。中継電極部材258は、基部258aと、固定部258bと、揺動部258cと、から構成されている。この中継電極部材258は、針金状の金属線を曲げ加工することによって一体に形成されている。
基部258aは、2〜3巻きのコイル状に形成されている。この基部258aの両端には、固定部258b及び揺動部258cが接続されている。基部258a及び固定部258bは、第1側壁部251aの外側面に係止されることで、当該外側面に固定されている。固定部258bは、感光体ユニット250が本体フレーム211(図12参照)に装着された場合に、当該本体フレーム211側に設けられた所定の給電出力電極と電気的に接続され得るように、構成及び配置されている。
揺動部258cは、基部258aを中心として、弾性的に揺動し得るように構成されている。この揺動部258cが位置決めカラーガイド溝251a1内に露出するように、中継電極部材258が配置されている。この揺動部258cは、図19(B)に示されているように、現像カートリッジ240が感光体ユニット250に装着された状態で、給電突起部247bと互いに押圧し合いつつ接触することで、当該給電突起部247bと電気的接続が形成され得るように構成されている。
<現像カートリッジの感光体ドラムへの押圧構成>
図21は、図13に示されている現像カートリッジ240の側面図である。ここで、図21(A)は非押圧状態(待避状態)を示し、図21(B)は押圧状態を示している。図22は、図21に示されている現像カートリッジ240の側面と反対側の側面の方から見た場合の、押圧作動機構241kの周辺を拡大した側断面図である。ここで、図22(A)は非押圧状態を示し、図22(B)は押圧状態を示している。図23(A)は、図21(B)に示されている押圧状態の現像カートリッジ240の反対側の側面図である。図23(B)は、図23(A)に示されている押圧状態の現像カートリッジ240に作用する力を説明するための概念図である。
図21を参照すると、押圧作動機構241kは、ハンドル241gのヒンジ部241hを中心とする図中時計回りの微小な回動に基づいて、現像カートリッジケース241を図中矢印Zで示されている案内方向に向かって弾性的に付勢し得るように構成されている。すなわち、押圧作動機構241kは、ハンドル241gの自由端側に設けられた押圧用ボス241g1の下方への押圧による、押圧部241g2の下降を、現像カートリッジケース241に対する案内方向Zに沿って弾性的に付勢する力に変換し得るように構成されている。
また、ガイド突起241mは、その先端面であるガイド面241m1が現像カートリッジ挿入ガイドコロ257と接触・摺動することで、現像カートリッジケース241の案内方向Zに沿った移動をガイドし得るように構成されている。
図22を参照すると、押圧作動機構241kは、移動部材241k1と、押圧ガイド筒体241k2と、現像カートリッジ付勢バネ241k3と、を備えている。
移動部材241k1は、略円筒形状の押圧ガイド筒体241k2に収容されている。この移動部材241k1は、押圧ガイド筒体241k2における中心軸に沿って、略上下方向に往復移動可能に配置されている。
現像カートリッジ付勢バネ241k3は、移動部材241k1と現像カートリッジケース241における天板241cとの間に配置されている。この現像カートリッジ付勢バネ241k3は、移動部材241k1を略上方に付勢し得るように構成されている。換言すれば、現像カートリッジ付勢バネ241k3は、図22(B)に示されているように、移動部材241k1が略下方に押下された場合に、現像カートリッジケース241における天板241cを略下方に付勢し得るように構成されている。この現像カートリッジ付勢バネ241k3による天板241cの下方への押圧(付勢)の作用点である押圧作用点は、本実施形態においては、現像カートリッジ付勢バネ241k3の中心軸線上であって、当該現像カートリッジ付勢バネ241k3の下端に対応する位置に設定されているものとする。
移動部材241k1の下端部には、側方に突出するように、フック241k4が形成されている。このフック241k4は、押圧ガイド筒体241k2に設けられたフック移動ガイドスリット241k5の内側を略上下方向に沿って移動可能に形成されている。このフック移動ガイドスリット241k5の上端部は、フックストッパー241k6によって塞がれている。すなわち、フック241k4がフックストッパー241k6に係止されることで、移動部材241k1の押圧ガイド筒体241k2からの離脱が防止され得るようになっている。
図23を参照すると、本実施形態においては、ガイド突起241mは、その先端面であるガイド面241m1が、上述の押圧作用点である押圧位置PPと、接触位置(現像位置)CPと、を結ぶ直線である押圧作用線Yと平行な面を有するように形成されている。すなわち、当該押圧作用線Yは、位置決めカラー収容基端部251a2(案内方向Z)と平行となるように設定されている。
また、本実施形態においては、押圧位置PPにおける現像カートリッジ押圧方向Xは、押圧作用線Yとのなす角が略20度となることで、ガイド突起241mにおけるガイド面241m1が現像カートリッジ挿入ガイドコロ257(図21参照)に向けて所定の力で押圧されるように設定されている。
また、本実施形態においては、中継電極部材258の揺動部258cであって、給電突起部247bと対向する位置には、真っ直ぐな形状の給電対向部258c1が形成されている。そして、現像カートリッジ240の押圧状態(現像ローラー244におけるトナー担持周面244bと、感光体ドラム252における像担持周面252bとが、接触位置CPにて所定の圧力で接触している状態)において、給電対向部258c1が押圧作用線Y及び案内方向Zと平行となるように、中継電極部材258が構成されている。
さらに、本実施形態においては、中継電極部材258の揺動部258cにおける給電対向部258c1と、導電性部材247における給電突起部247bとが互いに押圧する方向が、押圧作用線Y及び案内方向Zと略直交するように、中継電極部材258が構成されている。すなわち、給電対向部258c1によって給電突起部247bが押圧される方向である給電押圧方向Sが、押圧作用線Y及び案内方向Zと略直交するように、中継電極部材258が構成されている。具体的には、両者の角度は、ほぼ90度(89.0度以上、91.0度以下)となるように設定されている。
ここで、図24は、図23に示されている導電性部材247bの周辺を拡大した側面図である。なお、この図24においては、現像カートリッジケース241における当該導電性部材247が装着された側と反対側に設けられたカップリング部248a、及び当該カップリング部248aと同軸に設けられたカップリング駆動ギヤ283が、2点鎖線で示されている。なお、このカップリングギヤ283の周辺の具体的な構成については、後に(図36及び図37を参照しながら)説明する。
図24を参照すると、上述したように、カップリング部248aにおけるカップリング係合部248a1は、その外径が、カラー部材246における位置決めカラー収容基端部251a2(図23参照)に収容される細径部246a、及び導電性部材247における給電突起部247bの外径よりも大きくなるように形成されている。そして、カップリング受動部248a1、及びカップリング駆動ギヤ283の外形形状は、幅方向に沿って側方から透視した場合に、給電押圧位置SPを内包するように形成されている。この給電押圧位置SPは、給電突起部247bと中継電極部材258の揺動部258cにおける給電対向部258c1とが接触する位置である。
<複数の現像カートリッジの選択的な押圧のための構成>
図25は、図12に示されているプロセスユニット230の周辺を拡大した斜視図である。図26は、図12に示されているスライドガイドフレーム211c及び直動カム機構219の周辺を拡大した斜視図である。すなわち、図26は、図25からプロセスユニット230を取り除いた状態を示す図である。
図25を参照すると、スライドガイドフレーム211cは、プロセスユニット230の幅方向Wにおける両端部、且つ高さ方向における上端部を支持し得るように構成されている。このスライドガイドフレーム211cは、スライドレール211c1と、スライドガイドコロ211c2と、を備えている。
スライドレール211c1は、図25に示されているように、プロセスユニット230が本体フレーム211内に収容された状態で、サイドフレーム232の上端部(図17におけるガイドリブ232b)と近接した状態で対向するように構成されている。また、スライドレール211c1及びスライドガイドコロ211c2は、プロセスユニット230のサイドフレーム232(サイドフレームガイドコロ232c及び図17におけるガイドリブ232b)及びリヤビームガイドコロ234bと協働することで、当該プロセスユニット230の前後方向Lに沿った移動をガイドし得るように構成されている。
直動カム機構219は、本発明の直動カム部材としての棒状カム部材219aと、カム支持フレーム219bと、ピニオンギヤ219cと、ギヤ軸219dと、を備えている。
棒状カム部材219aは、前後方向Lと平行な長手方向を有するように形成されたカムであって、当該前後方向Lに沿って往復移動し得るように構成及び配置されている。すなわち、棒状カム部材219aにおける背面側(図中右斜め上側)の端部であるカム基端部219a1の上面には、ラックギヤ部219a2が形成されている。このラックギヤ部219a2は、ピニオンギヤ219cと噛み合うように構成されている。
一対のピニオンギヤ219cは、ギヤ軸219dによって、互いに相対的に回転しないように直結されている。そして、一対のピニオンギヤ219c及びギヤ軸219dは、本体フレーム211に備えられた図示しない駆動源によって一方の棒状カム部材219aが前後方向Lに沿って移動させられた場合に、他方の棒状カム部材219aを同じ位相(前後方向Lにおける位置)となるように同期させつつ、前後方向Lに沿って往復移動させ得るように構成されている。
(なお、棒状カム部材219aが前後方向Lに沿って移動可能であることを説明するための便宜上、図25においては、図中左側の棒状カム部材219aが最も背面側に移動していて、図中右側の棒状カム部材219aが中間位置まで移動している状態が示されている。しかしながら、本実施形態における直動カム機構219は、両者が同期して移動するように構成されている。よって、現実には、このような状態は生じない。)
カム支持フレーム219bは、カム支持フレーム基部219b1と、カム支持フレーム上板219b2と、カム支持フレーム側板219b3と、カム支持フレーム底板219b4と、から構成されている。このカム支持フレーム219bは、金属板によって一体に形成されている。
カム支持フレーム基部219b1は、カム支持フレーム上板219b2の幅方向Wにおける外側の端部から鉛直上方に立設するように設けられている。このカム支持フレーム基部219b1が本体フレーム211の内壁面に対してネジ等によって固定されることで、当該カム支持フレーム219bが本体フレーム211の内側に支持されている。
カム支持フレーム上板219b2の幅方向Wにおける内側の端部から鉛直下方に向けて、カム支持フレーム側板219b3が設けられている。また、カム支持フレーム側板219b3の下端部から、幅方向Wにおける外側に向けて突出するように、カム支持フレーム底板219b4が設けられている。そして、カム支持フレーム上板219b2、カム支持フレーム側板219b3、及びカム支持フレーム底板219b4によって囲まれた空間内にて、棒状カム部材219aが収容されている。
カム支持フレーム上板219b2とカム支持フレーム側板219b3とに跨るように、ボス収容開口部219b5が形成されている。このボス収容開口部219b5は、図25に示されているように、プロセスユニット230が本体フレーム211内に収容された状態で、現像カートリッジ240における離間用ボス241f及び押圧用ボス241g1と棒状カム部材219aとを対向させ得るように構成されている。
図27は、図26に示されている一対の棒状カム部材219aの斜視図である。図26及び図27を参照すると、1つの棒状カム部材219aは、複数の(4つの)補助カム部材219eを備えている。
図26を参照すると、補助カム部材219eは、ボス収容開口部219b5と対向するように配置されている。この補助カム部材219eは、幅方向Wと平行な補助カム回動ピン219e1を中心として回動自在に構成されている。この補助カム回動ピン219e1の幅方向Wにおける内側の端部は、カム支持フレーム側板219b3におけるボス収容開口部219b5の真下に形成された貫通孔によって支持されている。すなわち、補助カム部材219eは、カム支持フレーム側板219b3に形成された前記貫通孔によって、前後方向Lに沿って移動し得ないように支持されている。
なお、図27を参照すると、補助カム部材219eのうちの、最も前面側(図27における左斜め下側)に配置されているものについては、説明の便宜上、符号に「’」が付されている。もっとも、この補助カム部材219e’は、後述するように、棒状カム部材219aの前後方向Lに沿った移動に伴って、他の補助カム部材219eとは異なるタイミングで動作することを除けば、他の補助カム部材219eと同一の構成を備えている。同様に、棒状カム部材219aにおける、最も前面側の要素については、補助カム部材219e’と対応するように、符号に「’」が付されている。
棒状カム部材219aの、幅方向Wにおける外側の壁を構成する、薄板状の補助カムガイド壁部219a3には、前後方向Lと平行な長手方向を有する長孔状の補助カムガイド孔219a4が、複数(4つ)形成されている。これらの補助カムガイド孔219a4は、同一形状に形成されていて、前後方向に配列するように配置されている。また、補助カム部材219eは、幅方向Wにおける外側に向けて突出する補助カム回動突起219e2を備えている。この補助カム回動突起219e2は、補助カムガイド孔219a4に挿通されている。
すなわち、補助カム部材219eは、カム支持フレーム側板219b3(図26参照)に形成された前記貫通孔、及び補助カムガイド孔219a4によって、回動可能に支持されている。また、補助カム部材219eは、棒状カム部材219aの前後方向Lに沿った往復移動に伴って、当該棒状カム部材219aと、補助カムガイド孔219a4における前記長手方向に沿って相対移動可能に支持されている。ここで、図26及び図27に示されているように、補助カムガイド孔219a4内の、補助カム回動突起219e2の前後方向における位置が、4箇所の補助カムガイド孔219a4のすべてについて同一となるように、当該補助カムガイド孔219a4が形成されている。すなわち、4組の補助カムガイド孔219a4と補助カム部材219eとの相対的な位置関係は、すべて一致するようになっている。
図27を参照すると、棒状カム部材219aの外側の壁を構成する補助カムガイド壁部219a3の下端から、幅方向Wにおける内側に向けて突出するように、補助カム支持部219a5が形成されている。この補助カム支持部219a5は、補助カム部材219eを下方から支持し得るように構成されている。補助カム支持部219a5は、補助カムガイド孔219a4と対応する位置に形成されている。
補助カム支持部219a5の前面側(図27における左斜め下側)の端部から上方に立設するように、補助カム当接壁部219a6が形成されている。この補助カム当接壁部219a6は、棒状カム部材219aが背面側(図27における右斜め上側)に移動した場合に、補助カム部材219eと当接し得るように構成されている。そして、4組のこの補助カム当接壁部219a6と補助カム部材219e(補助カム回動突起219e2)との相対的な位置関係も、すべて一致するようになっている。
補助カム支持部219a5の背面側(図27における右斜め上側)の端部よりもさらに背面側には、下方に向けて開口する補助カム露出開口部219a7が形成されている。さらに、補助カム当接壁部219a6の上端部から前面側に向けて延びるように、押圧用ボス押下部219a8が形成されている。この押圧用ボス押下部219a8は、詳細は後述するが、棒状カム部材219aが前面側に移動した際に押圧用ボス241g1(図25参照)と係合することで、当該押圧用ボス241g1を押下し得るように構成されている。
ここで、補助カム支持部219a5の前後方向Lに沿った長さは、補助カムガイド孔219a4よりも短く設定されている。すなわち、補助カムガイド孔219a4の背面側における端部は、補助カム露出開口部219a7の上方に形成されている。また、最も前面側の補助カム支持部219a5’は、他の補助カム支持部219a5よりも短く形成されている。一方、最も前面側の押圧用ボス押下部219a8’は、他の押圧用ボス押下部219a8よりも長く形成されている。
図28は、図27に示されている補助カム部材219eを拡大した斜視図である。ここで、図28(A)は、補助カム部材219eが転倒している状態(転倒状態)を示し、図28(B)は、補助カム部材219eが起立している状態(起立状態)を示しているものとする。すなわち、補助カム部材219eは、補助カム回動突起219e2を中心として回動することで、(A)に示されている転倒状態と、(B)に示されている当該起立状態と、の2つの状態に設定され得るようになっている。
図28を参照すると、(B)に示されている起立状態における補助カム部材219eの上端部(頂部)には、緩やかな斜面状の離間用ボス載置部219e3が形成されている。この離間用ボス載置部219e3における背面側の端部(図28(B)における右上方の端部)には、突起が形成されている。一方、離間用ボス載置部219e3における前面側の端部は、離間用ボス241f(図25参照)と当接したときに当該離間用ボス241fが離間用ボス載置部219e3に容易に乗り上げ得るような、滑らかな曲面状、又は面取り形状に形成されている。
図28(B)に示されている起立状態における補助カム部材219eの下端部には、第1補助カム下方突起219e4及び第2補助カム下方突起219e5が、下方に突出するように形成されている。これらの第1補助カム下方突起219e4及び第2補助カム下方突起219e5は、幅方向、すなわち回転軸方向(補助カム回動突起219e2の中心軸方向)について、異なる位置となるように配置されている。具体的には、第1補助カム下方突起219e4は、第2補助カム下方突起219e5よりも、幅方向における内側(図28における右斜め下側:図27の幅方向Wにおける内側)に設けられている。
図29は、図27に示されている棒状カム部材219a及び補助カム部材219eを拡大した斜視図である。ここで、図29(A)は、棒状カム部材219aが最も前面側に位置している状態を示し、図29(B)は、棒状カム部材219aが最も背面側に位置している状態を示しているものとする(上述の通り、補助カム部材219e(補助カム回動ピン219e1)の前後方向における位置は、棒状カム部材219aの移動に拘わらず、固定されている)。
図30ないし図32は、図29に示されている棒状カム部材219a及び補助カム部材219eの側断面図である。ここで、図30は、棒状カム部材219aが最も背面側(図中右側)に移動している状態を示し、図32は、棒状カム部材219aが最も前面側(図中左側)に移動している状態を示し、図31はその中間の状態を示しているものとする。さらに、図33ないし図35は、図25に示されている現像カートリッジ240及び直動カム機構219を拡大した側面図である。なお、図30ないし図32と、図33ないし図35とでは、前後方向が逆転して示されている。すなわち、図33ないし図35に示されている現像カートリッジケース241の側面と反対側の側面の方から見た場合の、棒状カム部材219a等の断面図が、図30ないし図32に示されている。また、図30と図33とが対応し、図31と図34とが対応し、図32と図35とが対応するものとする。
図29を参照すると、補助カム支持部219a5の背面側(図中右側)の端部は、補助カム部材219eにおける第1補助カム下方突起219e4と当接し得るように構成されている。また、補助カム支持部219a5の背面側の端よりもさらに背面側であって、当該補助カム支持部219a5よりも幅方向における外側には、補助カム回動用突起219a9が形成されている。この補助カム回動用突起219a9は、幅方向における、補助カム部材219eにおける第2補助カム下方突起219e5と対応する(当接し得る)位置にて、上方に突出するように設けられている。
そして、図29ないし図32を参照すると、棒状カム部材219aが前面側(図中左側)に移動した場合(補助カム部材219eが棒状カム部材219aに対して相対的に背面側に移動した場合)に、補助カム部材219eが図中時計回りに回動して転倒状態となるように、棒状カム部材219a及び補助カム部材219eが構成されている。すなわち、棒状カム部材219aの前面側への移動により、第2補助カム下方突起219e5と当接することで、補助カム部材219eを回動させ得るように、補助カム回動用突起219a9が形成されている(図30、図31、図32の順に参照すると理解しやすい。)。転倒状態の補助カム部材219eは、補助カム露出開口部219a7の上側に位置するようになっている。
ここで、最も前面側の補助カム回動用突起219a9’は、最も前面側の補助カムガイド孔219a4’の前後方向における略中央部に形成されている。一方、他の補助カム回動用突起219a9は、他の補助カムガイド孔219a4における背面側の端部寄りに形成されている。すなわち、棒状カム部材219aの前面側への移動によって、最も前面側の補助カム部材219e’が、他の補助カム部材219eよりも先に転倒状態となるように、最も前面側の補助カム回動用突起219a9’及び他の補助カム回動用突起219a9の位置関係が設定されている。
さらに、上述したとおり、押圧用ボス押下部219a8は、棒状カム部材219aが前面側に移動した場合に押圧用ボス241g1の上に乗り上げることで、当該押圧用ボス241g1を下方に押圧し得るように構成されている。すなわち、押圧用ボス押下部219a8の、前面側の端部には、押圧用ボス241g1と当接した場合に当該押圧用ボス241g1の上に容易に乗り上げ得るような、斜面状の部分が形成されている。ここで、最も前面側の押圧用ボス押下部219a8’は、最も前面側に位置する押圧用ボス241g1を他の押圧用ボス241g1よりも先に押圧し得るように、他の押圧用ボス押下部219a8よりも長く形成されている。
一方、棒状カム部材219aが背面側(図中右側)に移動した場合(補助カム部材219eが棒状カム部材219aに対して相対的に前面側に移動した場合)に、補助カム部材219eが図中反時計回り回動して起立状態となるように、棒状カム部材219a及び補助カム部材219eが構成されている。すなわち、棒状カム部材219aの背面側への移動により、補助カム支持部219a5の背面側の端部と当接することで、補助カム部材219eを回動させ得るように、第1補助カム下方突起219e4が形成及び配置されている(図32、図31、図30の順に参照すると理解しやすい。)。起立状態の補助カム部材219eは、補助カム支持部219a5の上側にて支持されるようになっている。
ここで、上述の通り、最も前面側の補助カム支持部219a5’は、他の補助カム支持部219a5よりも短く形成されている。すなわち、棒状カム部材219aの背面側への移動によって、最も前面側の補助カム部材219e’が、他の補助カム部材219eよりも後から起立状態となるように、最も前面側の補助カム支持部219a5’、及び他の補助カム支持部219a5の寸法が設定されている。
そして、図33ないし図35に示されているように、棒状カム部材219aは、前後方向における移動状態に応じて、押圧用ボス241g1を下方に押下することで、前後方向に配列されたブラック現像カートリッジ240K、シアン現像カートリッジ240C、マゼンタ現像カートリッジ240M・・・を、それぞれの下方に位置する感光体ドラム252に向けて付勢し得るように構成されている。また、補助カム部材219eは、棒状カム部材219aの前後方向における移動状態に応じて起立状態となって離間用ボス241fを上方に押し上げることで、ブラック現像カートリッジ240K・・・を、現像ローラー244と感光体ドラム252とが離間するような上方の所定の待避状態にて保持し得るように構成されている。
さらに、棒状カム部材219a及び補助カム部材219e(補助カム部材219e’)は、当該棒状カム部材219aの前後方向における移動状態に応じて、ブラック現像カートリッジ240Kのみを感光体ドラム252に向けて付勢し、他のシアン現像カートリッジ240C等を上述の待避状態にて保持し得るように構成されている。
<回転駆動力の伝達のための構成>
図36及び図37は、図12に示されている本体フレーム211に備えられた、現像カートリッジ240、及びその現像カートリッジ240に回転駆動力を伝達するための回転駆動力伝達機構を下方から見た図である。図36及び図37を参照すると、この回転駆動力伝達機構280は、駆動回転体281と、駆動回転体付勢バネ282と、カップリング駆動ギヤ283と、駆動回転体移動カム284と、モーター285と、ギヤ列286と、から構成されている。
4つの現像カートリッジ240におけるカップリング部248aと対応するように、4個の駆動回転体281が、前後方向(図中上下方向)に沿って配列されている。この駆動回転体281は、カップリング係合軸281aと、フランジ部281bと、を備えている。
カップリング係合軸281aは、その先端部側からカップリング部248aに挿入されることで、当該カップリング部248aと係合し得るように構成されている。そして、カップリング係合軸281a及びカップリング部248aは、互いに係合することで、回転駆動力伝達機構280から現像カートリッジ240への回転駆動力の伝達を行い得るように構成されている。フランジ部281bは、カップリング係合軸281aの基端部(図中右側の端部)に形成されている。
駆動回転体付勢バネ282は、その一端がフランジ部281bと接触し、他端がカップリング駆動ギヤ283と接触するように配置されている。この駆動回転体付勢バネ282は、フランジ部281b(駆動回転体281)を、カップリング部248aに向けて付勢し得るように構成されている。
カップリング駆動ギヤ283は、駆動回転体281と共に回転し得るように構成されている。すなわち、カップリング駆動ギヤ283の回転中心軸が、駆動回転体281の回転中心軸(カップリング係合軸281a)の内部に形成された係合孔と係合することで、回転方向について両者が相対移動し得ないように、駆動回転体281及びカップリング駆動ギヤ283が構成されている。
また、駆動回転体281及びカップリング駆動ギヤ283は、軸方向について互いに相対移動し得るように構成されている。すなわち、カップリング駆動ギヤ283における前記回転中心軸が、駆動回転体281の回転中心軸(カップリング係合軸281a)の内部に形成された前記係合孔の内部にて軸方向に摺動し得るように、駆動回転体281及びカップリング駆動ギヤ283が構成されている。
駆動回転体移動カム284は、前後方向に配列された4つの駆動回転体281の、軸方向(幅方向)についての位置を設定し得るように構成されている。具体的には、駆動回転体移動カム284には、カム底面284aと、カム頂面284bと、カム斜面284cとが、4組形成されている。
図36に示されているように、カム底面284aは、カップリング部248aと係合する位置に配置された駆動回転体281のフランジ部281bと当接し得るように形成されている。また、図37に示されているように、カム頂面284bは、カップリング部248aから離間する位置に配置された駆動回転体281のフランジ部281bと当接し得るように形成されている。カム斜面284cは、カム底面284aとカム頂面284bとをスムーズに接続するように形成されている。
すなわち、駆動回転体移動カム284は、図示しないソレノイドや他のカム機構等によって、図36に示されている位置から図中下方に移動させられた場合に、駆動回転体付勢バネ282の押圧力に抗して、カム斜面284c上でフランジ部281bを幅方向における外側(図中右方向)に向けて徐々に移動させ得るように構成されている。そして、この駆動回転体移動カム284は、駆動回転体281を、図37に示されている退避位置まで移動させ得るように構成されている。さらに、駆動回転体移動カム284は、図示しないソレノイド等によって図37に示されている位置から図中上方に移動させられた場合に、駆動回転体付勢バネ282の押圧力によって、駆動回転体281を、図36に示されている係合位置まで移動させ得るように構成されている。
ギヤ列286は、モーター285によって発生した回転駆動力を、4つのカップリング駆動ギヤ283に伝達させ得るように構成されている。
<第2の実施形態の構成による動作説明>
続いて、図12に示されている本実施形態のカラーレーザープリンタ200における本体部210に対して、プロセスユニット230が着脱される際の動作について、各図面を参照しつつ説明する。
<<現像カートリッジの着脱>>
図16及び図17を参照すると、プロセスユニット230におけるプロセスユニットフレーム230aから、現像カートリッジ240が脱着される場合、使用者は、当該現像カートリッジ240の上端部に設けられたハンドル241gの幅方向における中央部を把持する。これにより、当該ハンドル241gは、図16に示されているように起立した状態となる。続いて、使用者が、当該起立した状態のハンドル241gを上方に向けて引っ張り上げると、現像カートリッジ240は、感光体ユニットフレーム251の幅方向における両端部に形成された位置決めカラーガイド溝251a1及びカップリング被覆スリーブガイド溝251e1によってガイドされつつ、略上方に移動する。このようにして、現像カートリッジ240が感光体ユニット250から脱着される。
一方、プロセスユニットフレーム230aに対する現像カートリッジ240の装着は、図19及び図20に示されているように、ハンドル241gが転倒した状態で行われ得る。この場合、現像カートリッジ240は、その上部であって、幅方向における中央部が把持される。そして、図19(A)に示されているように、位置決めカラー246が位置決めカラーガイド溝251a1に挿入される。また、図20(A)に示されているように、カップリング被覆スリーブ248a2がカップリング被覆スリーブガイド溝251e1に挿入される。
この状態で、現像カートリッジ240がさらに略下方に押し込まれると、図19(B)に示されているように、位置決めカラー246が位置決めカラー収容基端部251a2内に収容される。また、図20(B)に示されているように、カップリング被覆スリーブ248a2がカップリング収容基端部251e2内に収容される。さらに、位置決めカラー246が設けられていない現像ローラー回転駆動軸244aの端部が、現像ローラー軸端収容部251e3内に収容される。
ここで、図18及び図19を参照すると、位置決めカラーガイド溝251a1内には、中継電極部材258の揺動部258cが露出している。よって、揺動部258cは、まず位置決めカラー246と当接する。これにより、揺動部258cは、位置決めカラー246によって下方に押圧され、一旦図中左方に揺動(図中反時計回りに回動)する。その後、揺動部258cは、給電突起部247bと当接する。
このように、本実施形態においては、現像カートリッジ240の装着の際に、位置決めカラーガイド溝251a1内に露出している揺動部258cが、一旦位置決めカラー246によって押圧されて揺動した後に、給電突起部247bと当接する。よって、現像カートリッジ240の装着の際の、給電突起部247bと中継電極部材258との当接による電気的接続の形成が、スムーズ且つ確実に行われ得る。
また、図18及び図19を参照すると、位置決めカラーガイド溝251a1の下半分は、カップリング被覆スリーブガイド溝251e1よりも細く形成されている。よって、現像カートリッジ240の左右方向が取り違えられて、位置決めカラーガイド溝251a1に対してカップリング被覆スリーブ248a2が挿入されようとしても、当該カップリング被覆スリーブ248a2の侵入が位置決めカラーガイド溝251a1の上部にて食い止められる。したがって、感光体ユニット250に対する現像カートリッジ240の装着ミスが、確実に防止され得る。
<<現像カートリッジの感光体ドラムに向けての付勢・押圧>>
図21を参照すると、現像カートリッジ240の状態を、(A)に示されている待避状態から、(B)に示されている押圧状態(画像形成可能状態)に変更する場合、押圧用ボス241g1が押下される。これにより、ハンドル241gが、ヒンジ部241hを中心として図中時計回りに微小量回動する。このハンドル241gの回動により、当該ハンドル241gの自由端側の押圧部241g2が下方に移動する。すると、この押圧部241g2の下方に設けられた押圧作動機構241kによって、現像カートリッジケース241を案内方向Zに沿って弾性的に付勢する力が発生させられる。
すなわち、図22を参照すると、この押圧部241g2の下方への移動により、押圧作動機構241kに備えられた移動部材241k1が押下される。すると、現像カートリッジ付勢バネ241k3が、図22(B)に示されているように、図22(A)に示されている状態よりも縮められた状態となる。このようにして現像カートリッジ付勢バネ241k3が縮められると、当該現像カートリッジ付勢バネ241k3に弾性力(エネルギー)が発生する。この弾性力によって、現像カートリッジケース241の天板241cが下方に付勢される。
再び図21を参照すると、このようにして現像カートリッジケース241の天板241cが下方に付勢されると、現像カートリッジ240は、図21(A)に示されている待避位置から、図21(B)に示されている押圧位置に向かって移動する。すなわち、現像カートリッジ240が感光体ドラム252に向かって移動する。この移動の方向は、図23を参照すると、位置決めカラー246が位置決めカラー収容基端部251a2内を移動する方向(案内方向Z)である。
ここで、本実施形態においては、図23(B)を参照すると、押圧作動機構241kによる押圧作用点である押圧位置PPと、接触位置(現像位置)CPと、を結ぶ直線である、押圧作用線Yが、上述の案内方向Zと平行である。したがって、押圧作動機構241kにて発生している弾性力によって、現像カートリッジ240の移動が、スムーズに行われる。
また、押圧位置PPにおける現像カートリッジ押圧方向Xは、押圧作用線Yとのなす角が、略20度となる。
これにより、当該押圧位置PPにて加えられる弾性力の大半が、大きなロスなく接触位置CPに伝達される。よって、現像ローラー244におけるトナー担持周面244bと、感光体ドラム252における像担持周面252bとの所定の接触状態が、再現性よく安定的に実現される。さらに、ガイド突起241mにおけるガイド面241m1が、案内方向Zと平行である。よって、図21を参照すると、ガイド突起241mにおけるガイド面241m1が、現像カートリッジ挿入ガイドコロ257に向けて、適度に押圧される。これにより、現像カートリッジ240の案内方向Zに沿った移動が、当該現像カートリッジ挿入ガイドコロ257によってスムーズにガイドされる。
また、図21(A)に示されている待避位置から図21(B)に示されている押圧位置までの現像カートリッジ240の案内方向Zに沿った移動の間、給電突起部247bと、押圧作用線Y及び案内方向Zと平行に形成された給電対向部258c1とが摺動する。よって、例えば、上述の待避位置にある時点から、中継電極部材258及び給電突起部247bを介して、現像ローラー244と感光体ドラム252との間に現像バイアス電圧が印加され得る。
また、図23(B)に示されているように、給電突起部247bと給電対向部258c1との接触位置にて当該給電突起部247bが給電対向部258c1によって押圧される給電押圧方向Sが、押圧作用線Y及び案内方向Zと略直交する。これにより、中継電極部材258(給電対向部258c1)による給電押圧力の、案内方向Zと平行な成分がほとんど生じない。よって、現像ローラー244におけるトナー担持周面244bと、感光体ドラム252における像担持周面252bとの所定の接触状態が安定する。
さらに、給電対向部258c1と給電押圧方向Sとが略直交する。これにより、上述のような、給電押圧方向Sが押圧作用線Y及び案内方向Zと略直交する状態が、安定的に実現され得る。
<<プロセスユニットの装着>>
図25を参照すると、まず、プロセスユニット230が、本体フレーム211に装着される。この装着は、以下のようにして行われる。
まず、サイドフレームガイドコロ232c及びリヤビームガイドコロ234bが、スライドガイドフレーム211cの最も前面側の端部に位置するスライドガイドコロ211c2よりも背面側の空間に挿入され、スライドレール211c1に載置される。この状態においては、スライドレール211c1とサイドフレーム232におけるガイドリブ232bとの間に、スライドガイドコロ211c2、サイドフレームガイドコロ232c及びリヤビームガイドコロ234bが挟まれた状態となる。
この状態から、さらにプロセスユニット230が背面側に押し込まれると、スライドガイドコロ211c2、サイドフレームガイドコロ232c及びリヤビームガイドコロ234bが、スライドレール211c1とガイドリブ232bとの間で挟まれつつ回動する。これにより、当該プロセスユニット230は、本体フレーム211内へとスムーズに案内される。このとき、現像カートリッジ240の上端部に設けられた離間用ボス241f及び押圧用ボス241g1は、カム支持フレーム上板219b2の上方を通過する。
さらにプロセスユニット230が背面側に押し込まれて、サイドフレームガイドコロ232c及びリヤビームガイドコロ234bがスライドレール211c1を通過し、且つサイドフレーム232におけるガイドリブ232bの前面側の端部がスライドガイドコロ211c2を通過すると、プロセスユニット230が若干下方に移動する。この場合、スライドレール211c1とガイドリブ232bとが近接状態で対向する。また、離間用ボス241f及び押圧用ボス241g1も下降して、ボス収容開口部219b5内に収容される。
<<現像カートリッジの位置設定>>
図25を参照すると、上述のように、プロセスユニット230が本体フレーム211に装着された状態で、一方の棒状カム部材219aが、本体ケーシング211に設けられた図示しない駆動源によって前後方向に移動させられる。この場合、当該一方の棒状カム部材219aのカム基端部219a1におけるラックギヤ部219a2と噛み合っている一方のピニオンギヤ219cが回転する。この一方のピニオンギヤ219cの回転により、当該一方のピニオンギヤ219cとギヤ軸219dを介して結合された他方のピニオンギヤ219cも回転する。そして、この他方のピニオンギヤ219cと噛み合っている他方の棒状カム部材219aも移動する。このようにして、一対のピニオンギヤ219c及びギヤ軸219dを介して、一対の棒状カム部材219aが同期して移動する。これにより、現像カートリッジ240の位置が、上述の待機位置又は押圧位置のいずれかに設定される。この現像カートリッジ240の位置の設定は、図26及び図27を参照すると、棒状カム部材219aの前後方向Lにおける位置を設定することで行われる。
すなわち、図25及び図26を参照すると、棒状カム部材219aの前後方向Lにおける位置を設定することで、ボス収容開口部219b5と対向するように配置された補助カム部材219eの状態が、起立状態と転倒状態とのいずれかに設定される。起立状態の補助カム部材219eは、ボス収容開口部219b5に向けて突出する。これにより、離間用ボス241fが上方に押し上げられる。そして、補助カム部材219eの起立状態が維持されることで、当該離間用ボス241fが上方に押し上げられた状態が維持される。これにより、現像カートリッジ240が上述の待避位置にて保持される。
また、図25及び図27を参照すると、棒状カム部材219aの前後方向Lにおける位置を設定することで、押圧用ボス押下部219a8による押圧用ボス241g1に対する押下/非押下が設定される。そして、押圧用ボス押下部219a8によって押圧用ボス241g1が押下されることで、現像カートリッジ240が下方に付勢され、上述の押圧位置まで移動する。
<<複数の現像カートリッジの選択的な付勢>>
図25を参照すると、前後方向Lに沿って配列された、複数(4つ)の現像カートリッジ240は、棒状カム部材219aの前後方向Lにおける位置に応じて、選択的に下方に付勢される。この選択的な付勢は、以下のようにして行われる。
<<<直動カムの動作>>>
まず、図25に示されている直動カム機構219の動作について、図29ないし図32を用いて説明する。
図29(B)及び図30を参照すると、棒状カム部材219aが最も背面側に位置している状態においては、最も前面側の補助カム部材219e’、及びその他の補助カム部材219eは、すべて起立状態で、補助カム当接壁部219a6と当接する。そして、この起立状態の補助カム部材219e(219e’)における離間用ボス載置部219e3(219e3’)には、離間用ボス241fが載置されている。また、最も前面側の押圧用ボス押下部219a8’、及びその他の押圧用ボス押下部219a8は、すべて、押圧用ボス241g1よりも背面側に位置している。
図30に示されている状態から、棒状カム部材219aが前面側に移動し始めると、補助カム支持部219a5(219a5’)が、補助カム部材219e(219e’)と摺動しつつ、前面側に移動する。このとき、相対的に見ると、補助カム部材219e(219e’)が、補助カム支持部219a5(219a5’)の上を、背面側に移動しているような状態となる。なお、補助カム部材219e(219e’)は、前後方向に沿って移動しない。よって、補助カム部材219e(219e’)と離間用ボス241fとの、前後方向における相対的な位置関係は変化しない。さらに、棒状カム部材219aが前面側に移動することで、押圧用ボス押下部219a8(219a8’)の先端部が、押圧用ボス241g1に近づく。
すると、最初に、最も前面側の補助カム回動用突起219a9’と、最も前面側の補助カム部材219e’における第2補助カム下方突起219e5’とが衝突する(このとき、他の補助カム回動用突起219a9と、最も前面側の補助カム部材219eにおける第2補助カム下方突起219e5とは、まだ当接していない。)。これにより、最も前面側の補助カム部材219e’は、図中時計回りに回動する。そして、図31に示されているように転倒状態となり、上述の補助カム支持部219a5’から落下して、最も前面側に位置する補助カム露出開口部219a7’内に収容される。これにより、最も前面側に位置する離間用ボス241fに対する押し上げが解除され、当該離間用ボス241fは下降する。
また、図31を参照すると、最も前面側の押圧用ボス押下部219a8’の先端部のみが、最も前面側に位置する押圧用ボス241g1の上に乗り上げる。これにより、当該押圧用ボス241g1のみが、選択的に下方に押下される。
図31に示されている状態から、棒状カム部材219aがさらに前面側に移動すると、他の補助カム回動用突起219a9と第2補助カム下方突起219e5とが衝突する。これにより、他の補助カム部材219eも転倒する。また、他の押圧用ボス押下部219a8も、他の押圧用ボス241g1の上に乗り上げる。このようにして、図32に示されているように、すべての離間用ボス241fが下降し、すべての押圧用ボス241g1が下方に押圧される。
一方、図32に示されている、棒状カム部材219aが最も前面側に位置している状態から、棒状カム部材219aが背面側に移動し始めると、まず、最も前面側の補助カム部材219e’以外の3つの補助カム部材219eにおける、第1補助カム下方突起219e4が、補助カム支持部219a5の端部と衝突する。すると、当該3つの補助カム部材219eが、図中反時計回りに回動する。この回動によって、当該3つの補助カム部材219eは、図31に示されているように、起立状態となり、その頂部である離間用ボス載置部219e3が離間用ボス241fと対向する。また、補助カム部材219eは、当該起立状態で、補助カム支持部219a5の上に載置される。これにより、離間用ボス241fが上方に押し上げられる。このとき、最も前面側の補助カム部材219e’は、まだ転倒したままである。すなわち、最も前面側の離間用ボス241fは、未だ、最も前面側の補助カム部材219e’によって押し上げられていない。
これと同時に、最も前面側の押圧用ボス押下部219a8’以外の押圧用ボス押下部219a8が、押圧用ボス241g1の上から離脱する。これにより、当該押圧用ボス241g1に対する、押圧用ボス押下部219a8による押下が解除される。このとき、最も前面側の押圧用ボス押下部219a8’は、最も前面側の押圧用ボス241g1の上に乗り上げたままである。すなわち、最も前面側の押圧用ボス241g1は、最も前面側の押圧用ボス押下部219a8’によって押下されたままである。
図31に示されている状態から、棒状カム部材219aがさらに背面側に移動すると、最も前面側の補助カム部材219e’も起立する。また、最も前面側の押圧用ボス押下部219a8’も、最も前面側の押圧用ボス241g1の上から離脱する。このようにして、図30に示されているように、すべての離間用ボス241fが上方にて支持され、すべての押圧用ボス241g1に対する押下が解除される。
<<<現像カートリッジの選択的な付勢動作>>>
上述のような、棒状カム部材219a及び補助カム部材219eの動作によって、図33ないし図35に示されているように、最も前面側(図33ないし図35における右側)に位置するブラック現像カートリッジ240Kと、その他のシアン現像カートリッジ240C等とが、差動的に下方に付勢される。
すなわち、図33に示されているように、非画像形成動作時においては、すべての押圧用ボス押下部219a8(219a8’)が、押圧用ボス241g1の上から離脱することで、すべての押圧用ボス241g1に対する押下が解除される。また、非画像形成動作時においては、すべての補助カム部材219e(219e’)が、補助カム支持部219a5(219a5’)上で起立することで、すべての離間用ボス241fが上方に押し上げられた状態で保持される。これにより、ブラック現像カートリッジ240Kと、その他のシアン現像カートリッジ240C等とが、すべて、上述の待避位置に保持される。よって、非画像形成動作時においては、すべての現像ローラー244及び感光体ドラム252が離間する。
また、図34に示されているように、ブラック単色の画像形成動作時においては、最も前面側の押圧用ボス押下部219a8’が押圧用ボス241g1の上に乗り上げ、最も前面側の補助カム部材219e’が転倒する。これにより、最も前面側のブラック現像カートリッジ240Kにて、押圧用ボス241g1が押下され、且つ離間用ボス241fに対する押し上げが解除される。
このように、ブラック現像カートリッジ240Kにおいて、離間用ボス241fに対する押し上げが解除され、且つ押圧用ボス241g1が押下されると、上述したように、ハンドル241gがヒンジ部241hを中心として図中時計回りに微少量回動する。このハンドル241gの回動により、その自由端部に設けられた押圧部241g2が下方に移動する。この押圧部241g2の下方への移動により、押圧作動機構241kが作動し、現像カートリッジケース241が下方に付勢される。そして、ブラック現像カートリッジ240Kにおける現像ローラー244のみが、感光体ドラム252と接触する。
以上の通り、ブラック単色の画像形成動作時においては、他のシアン現像カートリッジ240C等が待避位置にて保持されつつ、画像形成動作に用いられるブラック現像カートリッジ240Kのみが、上述の押圧位置に移動する。
さらに、図35に示されているように、フルカラー画像形成動作時においては、すべての現像カートリッジケース241が下方に付勢される。これにより、ブラック現像カートリッジ240Kと、その他のシアン現像カートリッジ240C等とが、すべて、上述の押圧位置に移動する。
<第2の実施形態の構成による作用・効果>
本実施形態においては、導電性部材247は、中継電極部材258によって、接触位置CPと押圧位置PPとを結ぶ直線である押圧作用線Yと略直交する方向である、給電押圧方向Sに押圧される。よって、接触位置CPにおける現像ローラー244(トナー担持周面244b)と感光体ドラム252(像担持周面252b)との接触状態がよりいっそう安定する。また、中継電極部材258による導電性部材247を介しての現像ローラー244への給電が、より安定的に行われる。したがって、本実施形態の構成によれば、より良好な画像形成が行われ得る。
また、本実施形態においては、押圧作用線Yと略平行に形成された給電対向部258c1と、給電突起部247bとが、対向・接触することで、当該給電突起部247bと中継電極部材258との電気的接続が行われる。これにより、給電突起部247bと給電対向部258c1との接触部である給電押圧位置SP(図24参照)における、当該給電対向部258c1の法線方向が、押圧作用線Yと略直交する方向に安定的に設定され得る。したがって、給電押圧方向Sと押圧作用線Yとを略直交させ得るような、中継電極部材258及び導電性部材247が、より簡略な装置構成によって実現され得る。
ここで、本実施形態においては、給電対向部258c1が、位置決めカラー収容基端部251a2(案内方向Z)と略平行である。よって、位置決めカラー246が押圧作用線Yに沿って位置決めカラー収容基端部251a2内を移動する際に、給電対向部258c1と給電突起部247bとが、押圧作用線Y及び案内方向Zに沿って相対移動する。これにより、現像ローラー244におけるトナー担持周面244bと感光体ドラム252における像担持周面252bとが所定の状態で接触して、両者の位置決めが完了する前の時点から、中継電極部材258による現像ローラー244への給電状態を確保することが可能になる。よって、当該カラーレーザープリンタ200における画像形成動作の始動時間がより短縮され得る。
また、本実施形態においては、押圧作用線Y及び給電押圧方向Sと直交する方向から見た場合に、給電突起部247bが、押圧作用線Yと交差する。よって、接触位置CPにおける現像ローラー244と感光体ドラム252との安定的な接触状態が得られつつ、中継電極部材258により導電性部材247を介して現像ローラー244へ良好に給電が行われ得る。
また、本実施形態においては、幅方向Wから見た場合に、導電性部材247と中継電極部材258とが接触している位置(給電押圧位置SP)が、カップリング部248a(カップリング被覆スリーブ248a2)を収容するカップリング被覆スリーブガイド溝251e1(カップリング収容基端部251e2)と重なる。さらにいえば、本実施形態においては、当該給電押圧位置SPが、カップリング被覆スリーブ248a2の外径の範囲内にある。
よって、接触位置CPにおける現像ローラー244と感光体ドラム252との接触状態と、中継電極部材258による導電性部材247を介しての現像ローラー244への給電状態とを安定させつつ、現像カートリッジ240に対して回転駆動力を安定的に供給することが可能になる。
また、本実施形態においては、位置決めカラー246が位置決めカラー収容基端部251a2内にて押圧作用線Yに沿って移動する際に、ガイド突起241mの端部であって、押圧作用線Yと略平行に形成されたガイド面241m1が、底壁部251bに回動自在に支持された現像カートリッジ挿入ガイドコロ257と当接する。
よって、本実施形態の構成によれば、現像カートリッジ240のプロセスユニットフレーム230a(感光体ユニットフレーム251)に対する装着の際の、位置決めカラー246や給電突起部247bの、押圧作用線Yに沿った移動が、スムーズにガイドされ得る。したがって、現像カートリッジ240がプロセスユニットフレーム230aに対してスムーズに装着されつつ、中継電極部材258と導電性部材247との良好な電気的接続状態、及び接触位置CPにおける現像ローラー244におけるトナー担持周面244bと感光体ドラム252との安定した接触状態が形成され得る。
また、本実施形態においては、現像カートリッジ押圧方向Xと押圧作用線Yとのなす角が、略20度に設定されている。これにより、ガイド突起241mにおけるガイド面241m1が、現像カートリッジ挿入ガイドコロ257に向けて、強すぎず且つ弱すぎない程度の所定の力で押圧される。また、現像カートリッジ付勢バネ241k3による弾性力が、接触位置CPに対して、大きなロスなく伝達され得る。
よって、本実施形態の構成によれば、現像カートリッジ挿入ガイドコロ257とガイド面241m1との接触状態が維持されつつ、現像カートリッジ挿入ガイドコロ257がスムーズに回動する。これにより、案内方向Zに沿った現像カートリッジ240の移動が、現像カートリッジ挿入ガイドコロ257によってスムーズにガイドされる。したがって、現像ローラー244におけるトナー担持周面244bと、感光体ドラム252における像担持周面252bとの、接触位置CPにおける所定の接触状態が、確実かつ安定的に実現され得る。
また、本実施形態においては、現像ローラー回転駆動軸244aを外側から覆う位置決めカラー246を用いて、現像カートリッジ240の位置決めが行われる。これにより、現像カートリッジ240とプロセスユニットフレーム230a(感光体ユニットフレーム251)との位置決めが、現像ローラー回転駆動軸244aの近傍位置にて行われる。したがって、接触位置CPにおける現像ローラー244と感光体ドラム252との所定の接触状態が、より簡略な装置構成で、より確実に形成され得る。
また、本実施形態においては、現像カートリッジ240をプロセスユニットフレーム230a装着する際に、現像カートリッジ240における位置決めカラー246が、感光体ユニットフレーム251における位置決めカラーガイド溝251a1に収容される。続いて、位置決めカラー246が位置決めカラーガイド溝251a1の下端部である位置決めカラー収容基端部251a2に達する。このとき、位置決めカラー246は、位置決めカラー収容基端部251a2内にて、押圧作用線Yに沿って移動する。そして、位置決めカラー246が位置決めカラー収容基端部251a2における所定の位置に到達すると、現像カートリッジ240とプロセスユニットフレーム230a(感光体ユニットフレーム251)との位置決めが行われる。
かかる本実施形態の構成によれば、現像カートリッジ240をプロセスユニットフレーム230aに装着する際の、両者の位置決めが、よりスムーズかつ確実に行われ得る。したがって、かかる構成によれば、中継電極部材258と導電性部材247との良好な電気的接続状態と、現像ローラー244と感光体ドラム252との確実な位置決め状態とが、より安定的に得られる。
また、本実施形態においては、導電性部材247は、現像ローラー回転駆動軸244a及び供給ローラー回転駆動軸243aを回転可能に支持しつつ、現像ローラー回転駆動軸244a及び供給ローラー回転駆動軸243aと電気的に接続している。これにより、中継電極部材258及び導電性部材247を介して、供給ローラー243と現像ローラー244とがほぼ同電位となるように、供給ローラー243及び現像ローラー244に対する給電が行われる。したがって、接触位置CPにおける現像ローラー244におけるトナー担持周面244bと感光体ドラム252との所定の接触状態が形成されつつ、供給ローラー243と現像ローラー244とがほぼ同電位となるような供給ローラー243及び現像ローラー244に対する給電状態が安定的に実現され得る。
また、本実施形態においては、現像カートリッジケース241の幅方向Wにおける一端側には、幅方向Wから見た場合に円形となる外形形状を有する位置決めカラー246が突出し、他端側には、より大きな外径のカップリング部248a(カップリング被覆スリーブ248a2)が突出している。そして、カップリング被覆スリーブガイド溝251e1は、カップリング部248aを収容可能な程度に、位置決めカラーガイド溝251a1よりも広い。
よって、位置決めカラー246をカップリング被覆スリーブガイド溝251e1に挿入し、且つカップリング部248a(カップリング被覆スリーブ248a2)を位置決めカラーガイド溝251a1に挿入しようとしても、外形形状の相違により、当該挿入が阻止される。具体的には、外径の大きなカップリング部248a(カップリング被覆スリーブ248a2)を、外径の小さな位置決めカラー246に適合した幅の位置決めカラーガイド溝251a1に挿入することはできない。
したがって、かかる構成によれば、現像カートリッジ240のプロセスユニットフレーム230a(感光体ユニットフレーム251)に対する誤った態様での装着が良好に防止され得る。
さらに、かかる構成によれば、カップリング部248a(カップリング被覆スリーブ248a2)が側方に突出した分だけ、駆動回転体281の長さを短くすることができる。したがって、本体フレーム211に備えられた、回転駆動力伝達機構280の、幅方向Wのサイズを、より小さくすることができる。これにより、当該カラーレーザープリンタ200のさらなる小型化が達成され得る。
また、本実施形態においては、現像カートリッジケース241の上端部である天板241c設けられた、ハンドル241g及び押圧作動機構241kによって、現像カートリッジ240の感光体ドラム252に向けての付勢が行われる。よって、現像ローラー244の接触位置CPに向けての所定の付勢状態が、きわめて簡略な装置構成によって形成され得る。
また、本実施形態においては、直動カム機構219に備えられた棒状カム部材219aを、複数の現像カートリッジ240が配列された前後方向Lに沿って移動させることで、複数の押圧用ボス241g1及び押圧部241g2が選択的に現像カートリッジ付勢バネ241k3に向けて移動する。これにより、複数の現像カートリッジ240のうちの、画像形成に用いられるものだけが、接触位置CPに向けて付勢される。よって、現像ローラー244と感光体ドラム252との長時間にわたる連続的な摺擦による、当該現像ローラー244等の劣化が、きわめて簡略な装置構成により、有効に抑制される。
<他の変形例の示唆>
なお、上述の実施形態は、上述した通り、出願人が取り敢えず本願の出願時点において最良であると考えた本発明の実施形態を単に例示したものにすぎないのであって、本発明はもとより上述の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の本質的部分を変更しない範囲内において種々の変形を施すことができることは当然である。
以下、先願主義の下で本願の出願の際に追記し得る程度で、変形例について幾つか例示する。もっとも、変形例とてこれらに限定されるものではないことはいうまでもない。本願発明を、上述の実施形態及び下記変形例の記載に基づき限定解釈することは、先願主義の下で出願を急ぐ出願人の利益を不当に害する反面、模倣者を不当に利するものであって、発明の保護及び利用を目的とする特許法の目的に反し、許されない。
(i)本発明の適用対象たる画像形成装置は、電子写真式のものに限定されない。また、本発明の適用対象が電子写真式の画像形成装置である場合、かかる画像形成装置は、レーザープリンタに限定されない。
(ii)第1の実施形態の構成と、第2の実施形態の構成とは、互いに技術的に矛盾しない範囲において、適宜置換し得るし、組み合わせられ得る。
(iii)また、第2の実施形態における感光体ユニットフレーム251が省略されて、プロセスユニットフレーム230aに対して、感光体ドラム252が直接支持され、且つ直接現像カートリッジ240が着脱され得るような装置構成であってもよい。
(iv)また、第2の実施形態における感光体ユニット250が、プロセスユニットフレーム230aに対して着脱自在に構成されていてもよい。
(v)第2の実施形態において、プロセスユニットフレーム230aは、本体フレーム211の内部から前面側に引き出し可能である反面、本体フレーム211から容易には脱着され得ないように構成されていてもよい。
(vi)第2の実施形態において、現像カートリッジ押圧方向Xと押圧作用線Yとのなす角は、20度に限定されない。ガイド突起241mにおけるガイド面241m1が、現像カートリッジ挿入ガイドコロ257に向けて、強すぎない程度の力で押圧されるためには、両者のなす角度は、25度以下であることが好ましい。一方、ガイド突起241mにおけるガイド面241m1が、現像カートリッジ挿入ガイドコロ257に向けて、弱すぎない程度の力で押圧されるためには、両者のなす角度は、5度以上であることが好ましい。
(vi)第2の実施形態において、一対のピニオンギヤ219cの少なくともいずれか一方、又はギヤ軸219dが、図示しない駆動機構によって回転駆動されることで、一対の棒状カム部材219aが連動して移動し得るように構成されていてもよい。
(viii)その他、本発明の課題を解決するための手段を構成する各要素における、作用・機能的に表現されている要素は、上述の実施形態や変形例にて開示されている具体的構造の他、当該作用・機能を実現可能ないかなる構造をも含む。
本発明の画像形成装置の第1の実施形態であるレーザープリンタの側断面図である。 図1に示されているプロセスカートリッジの平面図である。 図2に示されている現像カートリッジの側面図である。ここで、(A)は、図1と同方向から見た場合の側面図、すなわち左側面図である。(B)は、右側面図である。 図2及び図3に示されている現像カートリッジの平面図である。 図2に示されている感光体ユニットの平面図である。 図5に示されている感光体ユニットの側面図である。 図6に示されている押圧機構を拡大した斜視図である。 図1に示されている本体フレームとプロセスカートリッジとの装着状態を説明するための、側方から見た模式図である。 図8に示されているプロセスカートリッジの拡大図である。 図1に示されている本体フレームとプロセスカートリッジとの装着の途中の状態を説明するための、側方から見た模式図である。 図9に示されている第1の実施形態のプロセスカートリッジの変形例を示す、側方から見た模式図である。 本発明の画像形成装置の第2の実施形態であるカラーレーザープリンタの斜視図である。 図12に示されている本実施形態の現像カートリッジの正面図である。 図13に示されている現像カートリッジを後方から見た斜視図である。 図13に示されている現像カートリッジを正面側から見た斜視図である。 図13に示されている現像カートリッジを正面側から見た斜視図である。 図12に示されているプロセスユニットを俯瞰する斜視図である。 図17に示されている感光体ユニットの要部を拡大した斜視図である。 図17に示されている感光体ユニットを斜め側方から見た斜視図である。 図17に示されている感光体ユニットを、図19の場合と反対側の斜め側方から見た斜視図である。 図13に示されている現像カートリッジの側面図である。ここで、(A)は非押圧状態(待避状態)を示し、(B)は押圧状態を示している。 図21に示されている押圧作動機構の周辺を拡大した側断面図である。ここで、(A)は非押圧状態を示し、(B)は押圧状態を示している。 (A)は、図21(B)に示されている押圧状態の現像カートリッジの反対側の側面図である。(B)は、図23(A)に示されている押圧状態の現像カートリッジに作用する力を説明するための概念図である。 図23に示されている導電性部材の周辺を拡大した側面図である。 図12に示されているプロセスユニットの周辺を拡大した斜視図である。 図12に示されているスライドガイドフレーム及び直動カム機構の周辺を拡大した斜視図である。 図26に示されている一対の棒状カム部材の斜視図である。 図27に示されている補助カム部材を拡大した斜視図である。ここで、(A)は、当該補助カム部材が転倒している状態(転倒状態)を示し、(B)は、当該補助カム部材が起立している状態(起立状態)を示している。 図27に示されている棒状カム部材及び補助カム部材を拡大した斜視図である。ここで、(A)は、当該棒状カム部材が最も前面側に位置している状態を示し、(B)は、当該棒状カム部材が最も背面側に位置している状態を示している。 図29に示されている棒状カム部材が最も背面側に移動している状態の、当該棒状カム部材及び補助カム部材の側断面図である。 図29に示されている棒状カム部材が中間位置にある状態の、当該棒状カム及び補助カム部材の側断面図である。 図29に示されている棒状カム部材が最も前面側に移動している状態の、当該棒状カム部材及び補助カム部材の側断面図である。 図25に示されている棒状カム部材が最も背面側に移動している状態の、現像カートリッジ及び直動カム機構を拡大した側面図である。 図25に示されている棒状カム部材が中間位置にある状態の、現像カートリッジ及び直動カム機構を拡大した側面図である。 図25に示されている棒状カム部材が最も前面側に移動している状態の、現像カートリッジ及び直動カム機構を拡大した側面図である。 図12に示されている本体フレームに備えられた、現像カートリッジ及びその現像カートリッジに回転駆動力を伝達するための回転駆動力伝達機構を下方から見た図である。 図12に示されている本体フレームに備えられた、現像カートリッジ及びその現像カートリッジに回転駆動力を伝達するための回転駆動力伝達機構を下方から見た図である。
符号の説明
100…モノクロレーザープリンタ、 110…本体部、
111…本体フレーム、 111a…上側ガイド突起、
111a1…上側ガイド面、 111a2…上側ガイド頂部、
111a3…上側ガイド凹部、 111a4…ドラム軸収容部、
111a5…中間ガイド面、 111b…下側ガイド突起、
111b1…下側ガイド面、 118…給電部材、
130…プロセスカートリッジ、 131…押圧機構、
131a…回動支点部材、 131a1…回動支軸、
131b…スライド支持部材、 131b1…移動作用部、
131c…付勢バネ、 140…現像カートリッジ、
140a…トナー収容室、 141…現像カートリッジケース、
141a…側板、 141b…底板、
141c…天板、 141d…現像開口部、
141e…被押圧部、 143…供給ローラー、
143a…供給ローラー回転駆動軸、 144…現像ローラー、
144a…現像ローラー回転駆動軸、 144b…トナー担持周面、
146…位置決めカラー(軸受体)、 147…導電性部材、
147a…ベースプレート、 147b…給電突起部、
148…回転駆動力入力部、 148a…カップリング部、
150…感光体ユニット、 150a…現像カートリッジ収容部、
151…感光体ユニットフレーム、 151a…側壁部、
151a1…ガイド溝、 151a2…基端部、
151a3…ガイド孔、 151d…ガイド突起、
152…感光体ドラム、 152a…ドラム軸、
152b…像担持周面、 156…ロック機構、
156a…レバー操作部、 157…コロ、
200…カラーレーザープリンタ、 210…本体部、
211…本体フレーム、 219…直動カム機構、
219a…棒状カム部材、 219a1…カム基端部、
219a2…ラックギヤ部、 219a3…補助カムガイド壁部、
219a4…補助カムガイド孔、 219a5…補助カム支持部、
219a6…補助カム当接壁部、 219a7…補助カム露出開口部、
219a8…押圧用ボス押下部、 219a9…補助カム回動用突起、
219b…カム支持フレーム、 219b5…ボス収容開口部、
219c…ピニオンギヤ、 219d…ギヤ軸、
219e…補助カム部材、 219e1…補助カム回動ピン、
219e2…補助カム回動突起、 219e3…離間用ボス載置部、
219e4…第1補助カム下方突起、 219e5…第2補助カム下方突起、
230…プロセスユニット、 230a…プロセスユニットフレーム、
240…現像カートリッジ、 240C…シアン現像カートリッジ、
240K…ブラック現像カートリッジ、 240M…マゼンタ現像カートリッジ、
241…現像カートリッジケース、 241a…側板、
241c…天板、 241f…離間用ボス、
241g…ハンドル、 241g1…押圧用ボス、
241g2…押圧部、 241k…押圧作動機構、
241k1…移動部材、 241k2…押圧ガイド筒体、
241k3…現像カートリッジ付勢バネ、 241m…ガイド突起、
241m1…ガイド面(当接部)、 243…供給ローラー、
243a…供給ローラー回転駆動軸、 244…現像ローラー、
244a…現像ローラー回転駆動軸、 244b…トナー担持周面、
246…位置決めカラー(軸受体)、 247…導電性部材、
247a…ベースプレート、 247b…給電突起部、
248…回転駆動力入力部、 248a…カップリング部、
248a1…カップリング係合部、 248a2…カップリング被覆スリーブ、
250…感光体ユニット、 250a…現像カートリッジ収容部、
251…感光体ユニットフレーム、 251a…第1側壁部、
251a1…位置決めカラーガイド溝、 251a2…位置決めカラー収容基端部、
251b…底壁部、 251e…第2側壁部、
251e1…カップリング被覆スリーブガイド溝、
251e2…カップリング収容基端部、 251e3…現像ローラー軸端収容部、
252…感光体ドラム、 252a…ドラム軸、
252b…像担持周面、 257…現像カートリッジ挿入ガイドコロ、
258…中継電極部材、 258c1…給電対向部、
280…回転駆動力伝達機構、 281…駆動回転体、
281a…カップリング係合軸、 L…前後方向、
S…給電押圧方向、 W…幅方向、
X…現像カートリッジ押圧方向、 Y…押圧作用線、
Z…案内方向、 CP…接触位置、
PP…押圧位置

Claims (41)

  1. 帯電した現像剤を周面に担持し得るように構成された現像剤担持体と、その現像剤担持体における前記周面の一部を外部に露出させつつ当該現像剤担持体及び前記現像剤を収容し得るように構成された現像カートリッジケースと、その現像カートリッジケースに装着されていて前記現像剤担持体と電気的に接続された導電性部材と、を備えた現像カートリッジと、
    前記現像剤担持体の前記周面と所定の接触位置にて接触することで当該周面に担持された前記現像剤を用いて記録媒体上に画像を形成し得るように構成された現像剤像形成部材を備え、前記現像カートリッジが脱着自在に装着され得るように構成された現像カートリッジ装着フレームと、
    所定の押圧位置にて前記現像カートリッジケースを付勢することで、前記現像剤担持体を前記現像剤像形成部材に向けて付勢し得るように構成された弾性部材と、
    前記導電性部材によって押圧されて当該導電性部材と接触することで、当該導電性部材に給電し得るように構成された給電部材と、
    を備え、
    前記給電部材は、前記導電性部材によって、前記接触位置と前記押圧位置とを結ぶ直線である押圧作用線と略直交する方向である給電押圧方向に押圧されるように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記弾性部材によって前記現像カートリッジケースが押圧される現像カートリッジ押圧方向と前記押圧作用線とのなす角が0度以上25度以下であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記導電性部材は、前記給電部材と接触することで当該給電部材に押圧されるように構成された給電突起部を備え、
    前記給電部材は、前記給電突起部と対向し得るように形成された給電対向部を備え、
    前記給電対向部は、前記押圧作用線と略平行に形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置であって、
    前記現像カートリッジは、前記現像カートリッジ装着フレームに形成された位置決め用開口部に収容されることで当該現像カートリッジと前記現像カートリッジ装着フレームとの位置決めが行われ得るように構成された位置決め用突起を備え、
    前記位置決め用開口部における前記現像剤像形成部材と近接する側の端部である基端部は、前記位置決め用突起が前記押圧作用線に沿って移動し得るように形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置であって、
    前記現像剤担持体は、前記押圧作用線及び前記給電押圧方向と直交する幅方向と平行な中心軸線を有する円柱状部材からなる現像剤担持体回転駆動軸を備え、
    前記位置決め用突起は、前記現像剤担持体回転駆動軸を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置であって、
    前記現像カートリッジは、前記現像剤担持体と接触するように配置されていて、回転駆動されることで当該現像剤担持体における前記周面に前記現像剤を担持させ得るように構成された現像剤供給体を備え、
    前記現像剤供給体は、前記幅方向と平行な中心軸線を有する円柱状部材からなる現像剤供給体回転駆動軸を備え、
    前記導電性部材は、前記現像剤担持体回転駆動軸及び前記現像剤供給体回転駆動軸を回転可能に支持しつつ、前記現像剤担持体回転駆動軸及び前記現像剤供給体回転駆動軸と電気的に接続し得るように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項4ないし請求項6のいずれかに記載の画像形成装置であって、
    前記現像カートリッジ装着フレームは、前記位置決め用開口部が形成された側壁部と、その側壁部と直交するように配置された底壁部と、を備え、
    前記現像カートリッジケースは、当該現像カートリッジが前記現像カートリッジ装着フレームに装着された際に前記現像カートリッジ装着フレームの前記底壁部と当接し、前記位置決め用突起が前記位置決め用開口部における前記基端部内を移動する際に前記底壁部と当接しつつ当該現像カートリッジの前記現像カートリッジ装着フレーム内の移動をガイドするように形成されたガイド突起を備え、
    前記ガイド突起の、前記底壁部と当接する部分である当接部は、前記押圧作用線と略平行に形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置であって、
    前記現像カートリッジ装着フレームの前記底壁部には、前記現像カートリッジが装着された際に前記ガイド突起における前記当接部と当接し得るように配置されていて、前記位置決め用突起が前記位置決め用開口部における前記基端部内を移動する際に前記当接部と当接しつつ回転し得るように構成された従動コロが、回転自在に支持されていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項4ないし請求項8のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記現像剤担持体を回転駆動させるための回転駆動力を前記現像カートリッジに向けて入力し得るように構成された駆動回転体を備えていて、前記現像カートリッジ装着フレームを支持するように構成された本体フレームをさらに備え、
    前記現像カートリッジは、前記駆動回転体から前記回転駆動力を受け得るように構成された駆動力入力部を備え、
    前記導電性部材は、前記押圧作用線及び前記給電押圧方向と直交する幅方向における、前記現像カートリッジケースの一端側に設けられ、
    前記駆動力入力部は、前記現像カートリッジケースの前記幅方向における前記一端側と異なる他端側から突出するように設けられ、
    前記幅方向から見た場合に、前記導電性部材と前記給電部材とが接触している位置が、前記駆動力入力部と重なるように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9に記載の画像形成装置であって、
    前記位置決め用突起は、前記現像カートリッジケースの前記幅方向における前記一端側から突出するように設けられていて、前記幅方向から見た場合の当該位置決め用突起の外形形状が円形となるように形成され、
    前記幅方向から見た場合に、前記駆動力入力部の外形形状は、前記位置決め用突起と異なる外径の円形に形成され、
    前記現像カートリッジ装着フレームには、前記位置決め用開口部と異なる幅の開口部であって、前記駆動力入力部を収容可能な駆動力入力開口部が形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項3ないし請求項10のいずれかに記載の画像形成装置であって、
    前記押圧作用線及び前記給電押圧方向と直交する方向から見た場合に、前記給電突起部が、前記押圧作用線と交差するように配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記弾性部材を前記現像カートリッジケースに向けて押圧し得るように構成された押圧部材と、
    前記現像カートリッジケースに対して回動自在に装着されていて、前記現像カートリッジを前記現像カートリッジ装着フレームに着脱する際に把持し得るように構成された把手部材と、
    前記現像カートリッジケースの上端部に設けられていて、前記弾性部材を保持し得るように構成された弾性部材保持部と、
    をさらに備え、
    前記押圧部材は、前記把手部材の自由端部に設けられていて、当該自由端部が前記弾性部材保持部に向けて移動することで前記弾性部材を押圧し得るように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項12に記載の画像形成装置であって、
    前記現像カートリッジ装着フレームは、複数の前記現像カートリッジが所定の直線状の配列方向に沿って配列された状態で同時に装着され得るように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項13に記載の画像形成装置において、
    前記複数の前記押圧部材を選択的に前記弾性部材に向けて移動させ得るように構成された押圧力入力部材をさらに備えたことを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項14に記載の画像形成装置であって、
    前記押圧力入力部材は、前記配列方向に沿って移動することで、当該配列方向に沿って配列された複数の前記押圧部材を選択的に前記弾性部材に向けて移動させ得るように構成された直動カム部材からなることを特徴とする画像形成装置。
  16. 画像形成装置の本体フレームに対して着脱自在に構成されたプロセスカートリッジにおいて、
    帯電した現像剤を周面に担持し得るように構成された現像剤担持体と、その現像剤担持体における前記周面の一部を外部に露出させつつ当該現像剤担持体及び前記現像剤を収容し得るように構成された現像カートリッジケースと、その現像カートリッジケースに装着されていて前記現像剤担持体と電気的に接続された導電性部材と、を備えた現像カートリッジと、
    前記現像剤担持体の前記周面と所定の接触位置にて接触することで当該周面に担持された前記現像剤を用いて記録媒体上に画像を形成し得るように構成された現像剤像形成部材を備え、前記本体フレームに対して着脱自在に構成され且つ前記現像カートリッジが脱着自在に装着され得るように構成されたプロセスカートリッジフレームと、
    を備え、
    前記現像剤担持体を前記現像剤像形成部材に向けて付勢するために前記現像カートリッジケースが押圧される押圧位置と前記接触位置とを結ぶ直線である押圧作用線と略直交する方向である、給電押圧方向に押圧されることで、前記導電性部材に給電がなされ得るように構成されたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  17. 請求項16に記載のプロセスカートリッジであって、
    前記押圧位置にて前記現像カートリッジケースが押圧される現像カートリッジ押圧方向と、前記押圧作用線とのなす角が、0度以上25度以下であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  18. 請求項16又は請求項17に記載のプロセスカートリッジであって、
    前記現像カートリッジは、前記プロセスカートリッジフレームに形成された位置決め用開口部に収容されることで当該現像カートリッジと前記プロセスカートリッジフレームとの位置決めが行われ得るように構成された位置決め用突起を備え、
    前記位置決め用開口部における前記現像剤像形成部材と近接する側の端部である基端部は、前記位置決め用突起が前記押圧作用線に沿って移動し得るように形成されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  19. 請求項18に記載のプロセスカートリッジであって、
    前記現像剤担持体は、前記押圧作用線及び前記給電押圧方向と直交する幅方向と平行な中心軸線を有する円柱状部材からなる現像剤担持体回転駆動軸を備え、
    前記位置決め用突起は、前記現像剤担持体回転駆動軸を備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  20. 請求項19に記載のプロセスカートリッジであって、
    前記現像カートリッジは、前記現像剤担持体と接触するように配置されていて、回転駆動されることで当該現像剤担持体における前記周面に前記現像剤を担持させ得るように構成された現像剤供給体を備え、
    前記現像剤供給体は、前記幅方向と平行な中心軸線を有する円柱状部材からなる現像剤供給体回転駆動軸を備え、
    前記導電性部材は、前記現像剤担持体回転駆動軸及び前記現像剤供給体回転駆動軸を回転可能に支持しつつ、前記現像剤担持体回転駆動軸及び前記現像剤供給体回転駆動軸と電気的に接続し得るように構成されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  21. 請求項18ないし請求項20のいずれかに記載のプロセスカートリッジであって、
    前記プロセスカートリッジフレームは、前記位置決め用開口部が形成された側壁部と、その側壁部と直交するように配置された底壁部と、を備え、
    前記現像カートリッジケースは、当該現像カートリッジが前記プロセスカートリッジフレームに装着された際に前記プロセスカートリッジフレームの前記底壁部と当接し、前記位置決め用突起が前記位置決め用開口部における前記基端部内を移動する際に前記底壁部と当接しつつ当該現像カートリッジの前記プロセスカートリッジフレーム内の移動をガイドするように形成されたガイド突起を備え、
    前記ガイド突起の、前記底壁部と当接する部分である当接部は、前記押圧作用線と略平行に形成されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  22. 請求項21に記載のプロセスカートリッジであって、
    前記プロセスカートリッジフレームの前記底壁部には、前記現像カートリッジが装着された際に前記ガイド突起における前記当接部と当接し得るように配置されていて、前記位置決め用突起が前記位置決め用開口部における前記基端部内を移動する際に前記当接部と当接しつつ回転し得るように構成された従動コロが、回転自在に支持されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  23. 請求項18ないし請求項22のいずれかに記載のプロセスカートリッジにおいて、
    前記導電性部材によって押圧されて当該導電性部材と接触することで、当該導電性部材に給電し得るように構成された給電部材をさらに備え、
    前記導電性部材は、前記給電押圧方向に押圧されるように構成された給電突起部を備え、
    前記給電部材は、前記給電突起部と対向し得るように形成された給電対向部を備え、
    前記給電対向部は、前記押圧作用線と略平行に形成されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  24. 請求項23に記載のプロセスカートリッジにおいて、
    前記現像カートリッジは、前記本体フレームに形成された駆動回転体から前記回転駆動力を受け得るように構成された駆動力入力部を備え、
    前記導電性部材は、前記押圧作用線及び前記給電押圧方向と直交する幅方向における、前記現像カートリッジケースの一端側に設けられ、
    前記駆動力入力部は、前記現像カートリッジケースの前記幅方向における前記一端側と異なる他端側から突出するように設けられ、
    前記幅方向から見た場合に、前記導電性部材と前記給電部材とが接触している位置が、前記駆動力入力部と重なるように構成されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  25. 請求項24に記載のプロセスカートリッジであって、
    前記位置決め用突起は、前記現像カートリッジケースの前記幅方向における前記一端側から突出するように設けられていて、前記幅方向から見た場合の当該位置決め用突起の外形形状が円形となるように形成され、
    前記幅方向から見た場合に、前記駆動力入力部の外形形状は、前記位置決め用突起と異なる外径の円形に形成され、
    前記プロセスカートリッジフレームには、前記位置決め用開口部と異なる幅の開口部であって、前記駆動力入力部を収容可能な駆動力入力開口部が形成されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  26. 請求項23ないし請求項25のいずれかに記載のプロセスカートリッジであって、
    前記押圧作用線及び前記給電押圧方向と直交する方向から見た場合に、前記給電突起部が、前記押圧作用線と交差するように配置されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  27. 請求項16ないし請求項26のいずれかに記載のプロセスカートリッジにおいて、
    前記押圧位置にて前記現像カートリッジを押圧することで、前記現像剤担持体を前記現像剤像形成部材に向けて付勢し得るように構成された弾性部材と、
    その弾性部材を前記現像カートリッジケースに向けて押圧し得るように構成された押圧部材と、
    前記現像カートリッジケースに対して回動自在に装着されていて、前記現像カートリッジを前記プロセスカートリッジフレームに着脱する際に把持し得るように構成された把手部材と、
    前記現像カートリッジケースの上端部に設けられていて、前記弾性部材を保持し得るように構成された弾性部材保持部と、
    をさらに備え、
    前記押圧部材は、前記把手部材の自由端部に設けられていて、当該自由端部が前記弾性部材保持部に向けて移動することで前記弾性部材を押圧し得るように構成されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  28. 請求項27に記載のプロセスカートリッジであって、
    前記プロセスカートリッジフレームは、複数の前記現像カートリッジが所定の直線状の配列方向に沿って配列された状態で同時に装着され得るように構成されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  29. 請求項28に記載のプロセスカートリッジにおいて、
    前記複数の前記押圧部材を選択的に前記弾性部材に向けて移動させ得るように構成された押圧力入力部材をさらに備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  30. 請求項29に記載のプロセスカートリッジであって、
    前記押圧力入力部材は、前記配列方向に沿って移動することで、当該配列方向に沿って配列された複数の前記押圧部材を選択的に前記弾性部材に向けて移動させ得るように構成された直動カム部材からなることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  31. 帯電した現像剤を用いて記録媒体上に画像を形成し得るように構成された現像剤像形成部材を備えていて且つ画像形成装置の内部に支持される現像カートリッジ装着フレームに対して、着脱自在に構成された現像カートリッジにおいて、
    前記画像形成装置における前記記録媒体の搬送方向と常時直交する幅方向に長手方向を有し、帯電した前記現像剤を周面に担持し得るように構成された現像剤担持体と、
    その現像剤担持体の前記周面の一部を外部に露出させつつ当該現像剤担持体及び前記現像剤を収容し得るように構成された現像カートリッジケースと、
    その現像カートリッジケースの前記幅方向における一端側の側面に設けられていて、前記現像剤担持体と電気的に接続された導電性部材と、
    を備え、
    前記現像カートリッジケースは、所定の押圧位置にて押圧されることで、前記現像剤担持体を前記現像剤像形成部材に向けて付勢し得るように構成され、
    前記導電性部材は、前記現像剤担持体の前記周面と前記現像剤像形成部材とが接触する接触位置と前記押圧位置とを結ぶ直線である押圧作用線と略直交する方向である給電押圧方向に押圧されつつ給電され得るように構成されていることを特徴とする現像カートリッジ。
  32. 請求項31に記載の現像カートリッジであって、
    前記現像カートリッジケースが押圧される現像カートリッジ押圧方向と前記押圧作用線とのなす角が0度以上25度以下であることを特徴とする現像カートリッジ。
  33. 請求項31又は請求項32に記載の現像カートリッジであって、
    前記導電性部材は、給電用端子としての給電突起部を備えたことを特徴とする現像カートリッジ。
  34. 請求項31ないし請求項33のいずれかに記載の現像カートリッジであって、
    前記現像カートリッジ装着フレームに形成された位置決め用開口部の前記現像剤像形成部材と近接する側の端部である基端部に収容されることで当該現像カートリッジと前記現像カートリッジ装着フレームとの位置決めが行われ得るように構成された位置決め用突起をさらに備え、
    前記現像剤担持体は、前記幅方向と平行な中心軸線を有する円柱状部材からなる現像剤担持体回転駆動軸を備え、
    前記位置決め用突起は、前記現像剤担持体回転駆動軸を備えたことを特徴とする現像カートリッジ。
  35. 請求項34に記載の現像カートリッジであって、
    前記現像剤担持体と接触するように配置されていて、回転駆動されることで当該現像剤担持体における前記周面に前記現像剤を担持させ得るように構成された現像剤供給体をさらに備え、
    前記現像剤供給体は、前記幅方向と平行な中心軸線を有する円柱状部材からなる現像剤供給体回転駆動軸を備え、
    前記導電性部材は、前記現像剤担持体回転駆動軸及び前記現像剤供給体回転駆動軸を回転可能に支持しつつ、前記現像剤担持体回転駆動軸及び前記現像剤供給体回転駆動軸と電気的に接続し得るように構成されていることを特徴とする現像カートリッジ。
  36. 請求項34又は請求項35に記載の現像カートリッジであって、
    前記現像カートリッジ装着フレームは、前記位置決め用開口部が形成された側壁部と、その側壁部と直交するように配置された底壁部と、を備え、
    前記現像カートリッジケースは、当該現像カートリッジが前記現像カートリッジ装着フレームに装着された際に前記現像カートリッジ装着フレームの前記底壁部と当接し、前記位置決め用突起が前記位置決め用開口部における前記基端部内を移動する際に前記底壁部と当接しつつ当該現像カートリッジの前記現像カートリッジ装着フレーム内の移動をガイドするように形成されたガイド突起を備え、
    前記ガイド突起の、前記底壁部と当接する部分である当接部は、前記押圧作用線と略平行に形成されていることを特徴とする現像カートリッジ。
  37. 請求項36に記載の現像カートリッジであって、
    前記現像カートリッジ装着フレームの前記底壁部には、従動コロが、回転自在に支持されていて、
    前記ガイド突起の前記当接部は、当該現像カートリッジが前記現像カートリッジ装着フレームに装着される際に、前記従動コロと当接し得るように構成されたことを特徴とする現像カートリッジ。
  38. 請求項34ないし請求項37のいずれかに記載の現像カートリッジにおいて、
    前記画像形成装置の本体フレームに備えられた駆動回転体から、前記現像剤担持体を回転駆動させるための回転駆動力を受け得るように構成された駆動力入力部をさらに備え、
    前記導電性部材は、前記幅方向における前記現像カートリッジケースの一端側に設けられ、
    前記駆動力入力部は、前記現像カートリッジケースの前記幅方向における前記一端側と異なる他端側から突出するように設けられ、
    前記幅方向から見た場合に、前記導電性部材にて給電が行われる位置が、前記駆動力入力部と重なるように構成されていることを特徴とする現像カートリッジ。
  39. 請求項38に記載の現像カートリッジであって、
    前記位置決め用突起は、前記現像カートリッジケースの前記幅方向における前記一端側から突出するように設けられていて、前記幅方向から見た場合の当該位置決め用突起の外形形状が円形となるように形成され、
    前記幅方向から見た場合に、前記駆動力入力部の外形形状は、前記位置決め用突起と異なる外径の円形に形成されていることを特徴とする現像カートリッジ。
  40. 請求項33ないし請求項39のいずれかに記載の現像カートリッジであって、
    前記押圧作用線及び前記給電押圧方向と直交する方向から見た場合に、前記給電突起部が、前記押圧作用線と交差するように配置されていることを特徴とする現像カートリッジ。
  41. 請求項31ないし請求項40のいずれかに記載の現像カートリッジにおいて、
    前記押圧位置にて前記現像カートリッジケースを押圧することで、前記現像剤担持体を前記現像剤像形成部材に向けて付勢し得るように構成された弾性部材と、
    その弾性部材を前記現像カートリッジケースに向けて押圧し得るように構成された押圧部材と、
    前記現像カートリッジケースに対して回動自在に装着されていて、前記現像カートリッジを前記現像カートリッジ装着フレームに着脱する際に把持し得るように構成された把手部材と、
    前記現像カートリッジケースの上端部に設けられていて、前記弾性部材を保持し得るように構成された弾性部材保持部と、
    をさらに備え、
    前記押圧部材は、前記把手部材の自由端部に設けられていて、当該自由端部が前記弾性部材保持部に向けて移動することで前記弾性部材を押圧し得るように構成されていることを特徴とする現像カートリッジ。
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