JP2007110469A - 高周波スイッチ装置 - Google Patents

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    • H01P1/10Auxiliary devices for switching or interrupting
    • H01P1/15Auxiliary devices for switching or interrupting by semiconductor devices

Abstract

【課題】アイソレーション特性に優れ、さらにESD耐圧にも優れた高周波スイッチ装置およびそれを半導体基板上に形成させた半導体装置を提供する。
【解決手段】高周波スイッチ装置を複数のFETからなるトランスファ回路部TF11、TF12とシャント回路部SH11、SH12とから構成し、シャント回路部SH11、SH12の端部に電波吸収材素子RA11、RA12を設ける構成を有している。シャント回路部SH11、SH12と電波吸収材素子RA11、RA12の接続点にはその点の電位を固定するための外部電圧端子Vst11が接続される。これによりアイソレーション特性に優れ、静電サージなどの大電圧の信号が流れ込んだ場合にも破壊されず、高周波スイッチ装置として機能する小型高周波スイッチ装置を可能にする。
【選択図】図1

Description

本発明は移動体通信機等において複数の信号経路の切り替えを行う高周波スイッチ装置に関するものである。
図17は従来の高周波スイッチ装置の1つであるSPDT(Single−Pole Double−Throw)高周波スイッチ装置の等価回路図である。図17において、符号FET11〜FET14、FET21〜FET24はそれぞれディプレッション型電界効果トランジスタ(以下、単に電界効果トランジスタという)を示す。符号Rt11〜Rt14、Rt21〜Rt24はそれぞれ抵抗素子を示す。符号IN11は信号入力端子を示す。符号OUT11、OUT12はそれぞれ第1および第2の信号出力端子を示す。符号Vcnt11、Vcnt12はそれぞれ第1および第2の制御電圧端子を示す。符号TF11は第1のトランスファ回路を示す。符号TF12は第2のトランスファ回路を示す。
この構成では、例えば、第1の制御電圧端子Vcnt11に3Vを、第2の制御電圧端子Vcnt12に0Vをそれぞれ印加した場合、電界効果トランジスタFET11〜FET14がON状態になり、電界効果トランジスタFET21〜FET24がOFF状態になる。これにより、信号入力端子IN11から信号出力端子OUT11への経路を導通状態(ON経路)に、信号入力端子IN11から信号出力端子OUT12の経路を遮断状態(OFF経路)にすることができる。
特開平8−139014号公報(第4頁、図1)
しかしながら、上記従来の構成では、OFF経路については電界効果トランジスタFET21〜FET24がOFF状態にあるが、30dBm以上の大信号を扱う場合、電界効果トランジスタFET21〜FET24を通して第2の信号入力端子OUT12へ漏れる信号が大きいため、アイソレーション特性が悪く、第2の信号出力端子OUT12の後段に接続される受信回路などを構成する装置を故障させるおそれがある。
なお、特開平8−213893号公報においては、この問題を回避するため、図18に示すように、第1および第2の信号出力端子OUT11、OUT12にその経路のトランスファ回路部TF11、TF12とそれぞれ逆相状態に制御されるシャント回路部SH11、SH12を接続し、そのシャント回路部SH11、SH12の端部をDCカットコンデンサC12、C13を介してグラウンドGNDと接続している。これによって、トランスファ回路TF11、TF12から漏れる信号が受信回路などに流れ込まないようにグラウンドGNDに流れさせる(特開平8−213893号公報の第4頁、図1)。
ところが、グラウンドGNDとコンデンサC12、C13もしくはコンデンサC12、C13を接続する電界効果トランジスタFET15、FET25との間にパッケージやワイヤなどのインダクタンス成分が加わるため、良好なアイソレーション特性が得られない。その上、半導体プロセスで作成されたコンデンサはESD耐圧(静電耐圧)が著しく劣化するという問題を有していた。
したがって、本発明の目的は、アイソレーション特性を従来例に比べて改善させることができる高周波スイッチ装置およびそれを半導体基板上に形成した半導体装置を提供することである。
本発明の他の目的は、DCカットコンデンサを用いた構成に比べて、ESD耐圧を向上させることができる高周波スイッチ装置およびそれを半導体基板上に形成した半導体装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明では、高周波スイッチ装置をトランスファ回路部とシャント回路部とから構成し、シャント回路部の端部に電波吸収材素子を設ける構成を有している。これによって、従来よりもアイソレーション特性に優れ、さらにESD耐圧にも優れた高周波スイッチ装置およびそれを半導体基板上に形成した半導体装置を提供することができる。
第1の発明の高周波スイッチ装置は、第1および第2の入出力端子と、複数の第1の電界効果型トランジスタの直列接続回路からなり、一端が第1の入出力端子に接続され、他端が第2の入出力端子に接続されたトランスファ回路部と、複数の第2の電界効果型トランジスタの直列接続回路からなり、一端が第2の入出力端子に接続されたシャント回路部と、シャント回路部の他端に接続された電波吸収材素子とからなる入出力制御回路を備えている。そして、シャント回路部と電波吸収材素子の接続点の電位が固定され、かつ複数の第1の電界効果トランジスタのゲートと複数の第2の電界効果トランジスタのゲートとに高レベル電圧および低レベル電圧の何れか一方が互いに逆相で印加されることにより、第1の入出力端子と第2の入出力端子との間の経路が導通状態か遮断状態かに切り替えられる。
ここで、入出力制御回路は複数備えていてもよく、その場合に複数の入出力制御回路の各々の第1の入出力端子どうしが共通配置され、入出力制御回路の各々の第2の入出力端子が独立して配置される。
第2の発明の高周波スイッチ装置は、第1の発明の高周波スイッチ装置において、入出力制御回路を複数備える場合に、複数の入出力制御回路について電波吸収材素子が共用されることが好ましい。
第3の発明の高周波スイッチ装置は、第2の発明の高周波スイッチ装置において、複数の入出力制御回路の各々のシャント回路部の他端が一つの第1の電極に共通接続され、一つの第1の電極が電波吸収材素子に接続されている。
第4の発明の高周波スイッチ装置は、第1または第2の発明の高周波スイッチ装置において、入出力制御回路が半導体チップ上に形成されている。
第5の発明の高周波スイッチ装置は、第1または第2の発明の高周波スイッチ装置において、入出力制御回路のうち電波吸収材素子が第1の半導体チップ上に形成され、入出力制御回路のうち電波吸収材素子を除く回路が第2の半導体チップ上に形成され、第1および第2の半導体チップが同一パッケージ内に実装されている。
第6の発明の高周波スイッチ装置は、第1または第2の発明の高周波スイッチ装置において、入出力制御回路のうち電波吸収材素子を除く回路が半導体チップ上に形成され、実装基板上に半導体チップより大きな面積を有する電波吸収材素子が形成され、電波吸収材素子の上に半導体チップが実装され、電波吸収材素子の上に形成された第2の電極を介して、半導体チップと電波吸収材素子が接続されている。
第7の発明の高周波スイッチ装置は、第6の発明の高周波スイッチ装置において、実装基板上の電波吸収材素子より下層に第3の電極が形成され、第3の電極がグラウンド電位に接続され、第2の電極は、電波吸収材素子の上に第3の電極と対向するように配置されている。
第8の発明の高周波スイッチ装置は、第1または第2の発明の高周波スイッチ装置において、入出力制御回路のうち電波吸収材素子を除く回路が半導体チップの表面上に形成され、半導体チップにシャント回路部と接続されたインナービアが形成され、半導体チップの裏面に第2の電極が形成され、インナービアと第2の電極とが互いに接続され、上部から投影的に見て第2の電極を包含するように半導体チップの裏面に電波吸収材素子が形成されている。
第9の発明の高周波スイッチ装置は、第1または第2の発明の高周波スイッチ装置において、入出力制御回路のうち電波吸収材素子を除く回路が半導体チップの表面上に形成され、半導体チップにシャント回路部と接続されたインナービアが形成され、半導体チップの裏面に第2の電極が形成され、インナービアと第2の電極が接続され、半導体チップの裏面全面を包含するように電波吸収材素子が形成されている。
第10の発明の高周波スイッチ装置は、第8または第9の発明の高周波スイッチ装置において、半導体チップがフリップチップ実装される。
第11の発明の高周波スイッチ装置は、第6または第7の発明の高周波スイッチ装置において、半導体チップと電波吸収材素子との間にグラウンド電位に接続された第4の電極が形成され、第4の電極は第2の電極と絶縁されている。
第12の発明の高周波スイッチ装置は、第8または第9の発明の高周波スイッチ装置において、半導体チップと電波吸収材素子との間にグラウンド電位に接続された第3の電極が形成され、第3の電極は第2の電極と絶縁されている。
以上のように、本発明によれば、高周波スイッチ装置でOFF状態のトランスファ回路部から漏れる信号をシャント回路部に設けた電波吸収材素子で吸収させることができる。そのため、アイソレーション特性を従来例に比べて改善させることができる。また、DCカットコンデンサを用いた構成に比べて、ESD耐圧を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1の高周波スイッチ装置の一つである、SPDT高周波スイッチ装置の等価回路図である。
図1において、符号TF11、TF12はトランスファ回路部を示す。符号SH11、SH12はそれぞれシャント回路部を示す。符号FET11〜FET18、FET21〜FET28はそれぞれディプレッション型電界効果トランジスタ(以下、電界効果トランジスタという)を示す。符号Rt11〜Rt18、Rt21〜Rt28、Rs11〜Rs19、Rs21〜Rs29はそれぞれ抵抗素子を示す。記号IN11は信号入力端子を示す。符号OUT11、OUT12はそれぞれ第1および第2の信号出力端子を示す。符号Vcnt11、Vcnt12はそれぞれ第1および第2の制御電圧端子を示す。符号Vst11は電圧固定端子を示す。RA11、RA12は電波吸収材素子を示す。
SPDT高周波スイッチ装置は、信号入力端子IN11、第1および第2の信号出力端子OUT11、OUT12が外部回路、例えば、アンテナあるいは受信回路部と接続され、第1および第2の制御電圧端子Vcnt11およびVcnt12に印加される外部電圧により信号入力端子IN11から第1の信号出力端子OUT11へ信号伝達される経路と、信号入力端子IN11から第2の信号出力端子OUT12へ信号伝達される経路とを切り替える機能を有している。
図2は本実施の形態1のSPDT高周波スイッチ装置の斜視図である。図2において、符号100はSPDT高周波スイッチ装置のパッケージを示す。符号101はSPDT高周波スイッチ装置を半導体基板上に集積化した半導体チップを示す。符号103はワイヤを示す。符号104は半導体体チップ101上の電極を示す。
半導体チップ101はパッケージ100にダイスボンドおよびワイヤボンドで実装され、エポキシ樹脂で封止されている。
図3(a)、(b)は本実施の形態1のSPDT高周波スイッチ装置を構成する半導体チップ101の上面図および半導体チップ101をA−B線で切断した際の断面図を示す。図3において、符号31、32は図1に示すシャント回路部を示す。符号41、42は電気配線を示す。符号51、52は電波吸収材素子の電極を示す。符号61、62は電極51、52上を含む半導体チップ101上に形成された電波吸収材素子を示す。
半導体チップ101はGaAsを主材料とする半導体チップであり、電波吸収材素子61、62は、シャント回路部31、32からそれぞれ電気配線41、42を介して接続された電極51、52上に電波吸収材、例えばフェライト系材をECRスパッタリング技術により10μm厚に堆積させることで形成される。上記の電波吸収材素子は、誘電材料によるものと、磁性材料によるものとに分けられ、前者は誘電損失を利用して、後者は磁性損失を利用して電波を熱に変換する。この動作によって、オフ状態のトランスファ回路部を通して漏れた信号をシャント回路部を通して電波吸収素子が吸収する。
図4は高周波スイッチ装置を回路構成する上で、最も基本となるSPST(Single−Pole Single−Throw)高周波スイッチ装置およびその周辺の等価回路図である。図4を参照しながら、携帯電話機などの通信機器がアンテナから信号を受信し、受信回路部へと信号を伝達する場合を例にして、その基本的な受信スイッチ回路の構成およびその動作について説明する。
SPST高周波スイッチ装置は、トランスファ回路部TF11とシャント回路部SH11とで構成される。
トランスファ回路部TF11は、ディプレッション型電界効果トランジスタ(以下、電界効果トランジスタと記す)FET11〜FET14からなり、かつ隣り合う電界効果トランジスタFET11〜FET14同士のソース端子とドレイン端子とが直列に接続され、それぞれの電界効果トランジスタFET11〜FET14のゲート端子が抵抗Rt11〜Rt14を介して制御電圧端子Vcnt11と接続され、それぞれの電界効果トランジスタFET11〜FET14のドレイン端子が抵抗Rt15〜Rt18を介して電圧固定端子Vst11に接続される回路構成である。
シャント回路部SH11は、トランスファ回路部TF11と同様に電界効果トランジスタFET15〜FET18からなり、かつ隣り合う電界効果トランジスタFET15〜FET18同士のソース端子とドレイン端子とが直列に接続され、それぞれの電界効果トランジスタFET15〜FET18のゲート端子が抵抗Rs11〜Rs14を介して制御電圧端子Vcnt12と接続され、それぞれの電界効果トランジスタFET15〜FET18のドレイン端子および電界効果トランジスタFET18のソース端子が抵抗Rs15〜Rs19を介して電圧固定端子Vst11に接続され、電界効果トランジスタFET18のソース端子が電波吸収材素子RA11に接続される回路構成である。
電圧固定端子Vst11には各電界効果トランジスタFET11〜FET18のドレイン端子およびソース端子の電位を安定させるための電圧が印加される。
トランスファ回路部TF11の電界効果トランジスタFET14のドレイン端子は信号入力端子IN11と接続され、トランスファ回路部TF11の電界効果トランジスタFET11のソース端子とシャント回路部SH11の電界効果トランジスタFET15のドレイン端子は信号出力端子OUT11に接続され、信号入力端子IN11および信号出力端子OUT12はそれぞれ外部部品としてコンデンサC10、C11を介して、アンテナANTおよび受信回路部RXにそれぞれ接続される。
以上のような構成において、電圧固定端子Vst11に3Vが印加され、制御電圧端子Vcnt11およびVcnt12にそれぞれ制御電圧として高レベル電圧3V、低レベル電圧0Vが印加されるとき、トランスファ回路部TF11を構成する電界効果トランジスタFET11〜FET14のゲート−ソース(ドレイン)間には順バイアスがかかりON状態となる。一方、シャント回路部SH11を構成する電界効果トランジスタFET15〜FET18のゲート−ソース(ドレイン)間には逆バイアスがかかりOFF状態となる。
逆に、制御電圧端子Vcnt11およびVcnt12にそれぞれ制御電圧0V、3Vが印加されるとき、トランスファ回路部TF11を構成する電界効果トランジスタFET11〜FET14がOFF状態になり、シャント回路部SH11を構成する電界効果トランジスタFET15〜FET18はON状態になる。
トランスファ回路部TF11を構成する電界効果トランジスタFET11〜FET14がON状態にあるとき、シャント回路部SH11を構成する電界効果トランジスタFET15〜FET18はOFF状態にある。そのため、アンテナANTから入ってきた信号はトランスファ回路部TF11を通り、受信回路部RXへと伝達される。このとき、シャント回路部SH11の電界効果トランジスタFET15〜FET18はOFF状態にあるため、シャント回路部SH11は信号を伝達しない。
逆に、トランスファ回路部TF11の電界効果トランジスタFET11〜FET14がOFF状態にあるときは、信号はトランスファ回路部TF11を通過することができない。また、大信号がアンテナANTから入力され、OFF状態のトランスファ回路部TF11を通して信号が漏れた場合も、シャント回路部SH11がON状態にあるため、漏れた信号は電波吸収材素子RA11に吸収される。そのため、受信回路部RXへは伝達されない。
上記のように、制御電圧端子Vcnt11、Vcnt12によってSPSTスイッチ装置を受信スイッチ装置として機能させることができる。
図1に示すSPDT高周波スイッチ装置は、図4に示すSPSTスイッチ装置を2個、信号入力端子IN11を共通に、つまり信号入力端子IN11に対して並列接続した構成をしている。
本実施の形態1の高周波スイッチ装置はそれぞれのシャント回路部SH11、SH12の端部に電波吸収材素子RA11、RA12を設けることにより、OFF経路に対するアイソレーション特性として35dBが得られ、従来の高周波スイッチ装置と比べて良好な特性を実現できる。
また、DCカットコンデンサとしてMIMキャパシタをシャント回路部に用いた高周波スイッチ装置の静電サージ耐圧はMIMキャパシタの耐圧に左右されるものであったため、非常に弱いものであったが、この実施の形態のように、電波吸収材素子を用いた構成では、電界効果トランジスタの静電サージ耐圧レベルまで、高周波スイッチ装置の静電サージ耐圧を向上させることができる。そのため、高周波スイッチ装置のESD耐圧を約10倍に向上させることができる。
さらにシャント回路部SH11、SH12をグラウンドGNDに接続する必要がないため、グラウンドGNDへ接続するためのワイヤパッドを削減させることができ、チップ面積を縮小することができる。このことにより、パッケージサイズの小型化も可能にする。
このようにして、本実施の形態1の高周波スイッチ装置によれば、アイソレーション特性に優れ、静電サージなどの大電圧の信号が流れ込んだ場合にも破壊されず、高周波スイッチ装置として機能する小型の高周波スイッチ装置の実現を可能にする。
また、図5(a)、(b)は電波吸収材素子を共通(共用)にしたSPDT高周波スイッチ装置を構成する半導体チップ101の上面図および半導体チップ101をA−B線で切断した際の断面図を示す。図5に示すように電波吸収材素子を共通化することにより、小面積化を可能にし、パッケージサイズの縮小だけでなく、本実施の形態1にかかる高周波スイッチ装置の低コスト化を可能にする。
なお、言うまでもないが、本実施の形態1では、高周波スイッチ装置を構成する電界効果トランジスタがGaAs半導体チップを用いたディプレッション型電界効果トランジスタであり、トランスファ回路部およびシャント回路部が直列4段の電界効果トランジスタから構成されるとしたが、その他の構成によっても同様の効果が得られる。また、SPDT高周波スイッチ装置以外であってもシャント回路を有する他の構成の高周波スイッチ装置においても同様の効果が得られる。
なお、本実施の形態1では、電波吸収材素子をECRスパッタリング技術により電極上に堆積させた10μm厚のフェライト系材膜を用いるとしたが、電波吸収材の種類、膜厚、堆積方法によらず同様の効果が得られ、膜厚により減衰帯域の調整を可能にし、また面積を広くすることによりアイソレーション特性の向上を可能にする。また、電波吸収材素子については、シャント回路部が接続された電極上に、半導体プロセスとは別工程で形成させた電波吸収材素子を貼り付けることによっても同様の効果がある。
また、図6(a)、(b)は本実施の形態1の高周波スイッチ装置の一つ、SPDT高周波スイッチ装置において、半導体チップ101上に電波吸収材素子61を形成させた上にシャント回路と電気的に接続する電極51、52を配置した半導体チップ101の上面図および半導体チップ101をA−B線で切断した際の断面図を示す。
図6に示すように電波吸収材素子61を形成した上に電極51、52を配置することによっても上記と同様の効果が得られる。
(実施の形態2)
本実施の形態2にかかる高周波スイッチ装置の一つである、SPDT高周波スイッチ装置について、図面を参照しつつ説明を行う。
図7は本実施の形態2にかかるSPDT高周波スイッチ装置の等価回路図を示し、図8は本実施の形態2にかかるSPDT高周波スイッチ装置の斜視図を示し、図9は本実施の形態2にかかるSPDT高周波スイッチ装置を構成する半導体チップ実装面の上面図を示す。
図7において、符号FET11〜FET18、FET21〜FET28はそれぞれディプレッション型電界効果トランジスタ(以下、電界効果トランジスタと記す)を示す。符号Rt11〜Rt18、Rt21〜Rt28、Rs11〜Rs19、Rs21〜Rs29はそれぞれ抵抗素子を示す。符号IN11は信号入力端子を示す。符号OUT11、OUT12はそれぞれ第1および第2の信号出力端子を示す。符号Vcnt11、Vcnt12はそれぞれ第1および第2の制御電圧端子を示す。符号Vst11は電圧固定端子を示す。符号RA11は電波吸収材素子を示す。
図8において、符号100は高周波スイッチ装置のパッケージを示す。符号101は電波吸収材素子を除くSPDT高周波スイッチ装置を半導体基板上に形成させた半導体チップを示す。符号102は電波吸収材素子を半導体基板上に形成させた半導体チップを示す。図9において、符号101、102は半導体チップを示す。符号31、32は半導体チップ101上に形成されたシャント回路部を示す。符号43は半導体チップ101上に形成された電気配線を示す。符号53、54は半導体チップ101、102上に形成された電極を示す。符号63は半導体チップ102上に形成された電波吸収材素子を示す。符号81は電極53、54の間を接続するワイヤを示す。
図9に示すように、半導体チップ101上に形成されたシャント回路部31および32は電気配線43で接続端子である電極54と電気的に接続され、電極54は半導体チップ102上に形成された電波吸収材素子の接続端子である電極53と金などのワイヤ81で電気的に接続される。
図8および図9に示すように電波吸収材素子63を、GaAsを主原料とする半導体チップ101から外すことにより、この半導体チップ101のチップ面積をより縮小することが可能であり、一般にGaAsを主原料とする半導体チップの単価はSiを主原料とする半導体チップ102に比べて高いことから、GaAsを主原料とする半導体チップ101上に電波吸収材素子を形成する場合に比べて、より安価な高周波スイッチ装置を実現できる。
さらに図7および図9に示すように、電波吸収材素子63は各シャント回路部31,32の端部について共通素子として用いることにより、素子数を減らすだけでなく、半導体チップ101と電波吸収材素子63とを接続するためのワイヤ接続する電極の数も減らすことができる。そのため、半導体チップ101、102およびパッケージ100の小型化、低コスト化を実現する。
このようにして、本実施の形態2の高周波スイッチ装置によれば、実施の形態1の高周波スイッチ装置と同様の効果を奏し、アイソレーション特性に優れた高周波スイッチ装置を安価に提供することができる。
また、半導体チップ101および102を接続するワイヤはインダクタンス成分を有しており、インダクタンス成分が大きくなることで高周波特性の悪化を招く。従って、複数本のワイヤを並列接続することにより、このインダクタンス成分を抑制し、高周波特性の悪化を抑えることができる。
なお、本実施の形態2にかかる高周波スイッチ装置は、半導体チップ102に形成した電波吸収材素子63を用いるとしたが、電波吸収材素子は半導体チップに搭載される必要はなく、電波吸収材素子を搭載した実装部品を用いることによっても同様の効果が得られる。
なお、言うまでもないが、本実施の形態2にかかる高周波スイッチ装置の構成は、GaAsを主原料とする半導体チップを用いたSPDT高周波スイッチ装置以外であっても、シャント回路を有する高周波スイッチ装置においては同様の効果が得られる。
(実施の形態3)
本実施の形態3にかかる高周波スイッチ装置の一つ、SPDT高周波スイッチ装置について、図面を参照しながら説明を行う。
本実施の形態3にかかるSPDT高周波スイッチ装置の等価回路は実施の形態2にかかるSPDT高周波スイッチ装置の等価回路図(図7)と同じであるため、割愛する。
図10は本実施の形態3にかかるSPDT高周波スイッチ装置のパッケージの斜視図である。図11は本実施の形態3にかかるSPDT高周波スイッチ装置を構成する半導体チップ実装面の上面図である。図10において、符号100は高周波スイッチ装置のパッケージを示す。符号101は半導体チップを示す。符号110は実装基板を示す。符号64は実装基板110上に形成された電波吸収材素子を示す。図11において、符号101は半導体チップを示す。符号31、32は半導体チップ101上に形成されたシャント回路部を示す。符号43は半導体チップ101上に形成された電気配線を示す。符号53は半導体チップ101上に形成された電極を示す。符号54は電波吸収材素子64の上に形成された電極を示す。符号64は電波吸収材素子を示す。符号81は電極53、54を接続するワイヤを示す。
本実施の形態3にかかるSPDT高周波スイッチ装置は、パッケージ100の実装基板110上に形成された電波吸収材素子64の上に、GaAsを主原料とする半導体チップ101を実装している。半導体チップ101に形成したシャント回路部31および32は電気配線43で接続端子である電極54と電気的に接続され、電極54は電波吸収材素子64上に形成された接続端子である電極53と金などのワイヤ81で電気的に接続される。
電波吸収材素子64はその膜厚および面積で電波吸収の特性を変えることができ、その体積が大きいほど、吸収特性が優れる。従って、本実施の形態3にかかるSPDT高周波スイッチ装置は半導体チップあるいは実装部品の面積にかかわらず、半導体パッケージの半導体実装基板の面積に応じて、電波吸収材素子の面積を変えることも可能である。面積の広い電波吸収材素子64を用いることでアイソレーション特性のさらなる向上を可能にする。
このようにして、本実施の形態3にかかる高周波スイッチ装置によれば、実施の形態1の高周波スイッチ装置と同様の効果を奏し、よりアイソレーション特性に優れた高周波スイッチ装置の提供を可能にする。
また、図12(a)、(b)は本実施の形態3にかかる他の構成のSPDT高周波スイッチ装置についての実装面の上面図およびA−B線で切断した際の断面図を示す。図12において、符号101は半導体チップを示す。符号110は実装基板を示す。符号57は実装基板110上に形成されてグラウンドGNDに接続された電極を示す。符号64は電極57上に形成された電波吸収材素子を示す。符号31、32は半導体チップ101上に形成されたシャント回路部を示す。符号43は半導体チップ101上に形成された電気配線を示す。符号53は半導体チップ101上に形成された電極を示す。符号54は電波吸収材素子64の上に形成された電極を示す。符号81は電極53、54を接続するワイヤを示す。上記半導体チップ101は電波吸収材素子64の上に実装されている。
図12に示すSPDT高周波スイッチ装置においては、実装基板110上に電極57を形成し、電極57をグラウンドGNDに電気的に接続し、電極57上に電波吸収材素子64を形成し、電波吸収材素子64の上に電極53を形成している。これによって、電極57と電極53で電波吸収材素子57を挟み、コンデンサ構造とすることにより、電波吸収材素子64への電界集中を促し、漏れ信号をより電波吸収材素子64に吸収させることができるようになる。そのため、アイソレーション特性の向上を可能にする。
また、図13に示すように、電波吸収材素子64上に半導体チップ101より大きな面積を有してグラウンドGNDに電気的にて接続された電極58を電極53と電気的に絶縁させて形成し、その電極58の上に半導体チップ101を実装する構成も可能である。この構成により、半導体チップ101の基板電位を安定にすることができるため、より高周波特性に優れた高周波スイッチ装置を実現できる。なお、符号82は電極57、58の間を接続するワイヤを示す。
なお、言うまでもないが、本実施の形態3のかかる高周波スイッチ装置の構成は、GaAsを主原料とする半導体チップを用いたSPDT高周波スイッチ装置以外であっても、シャント回路を有する高周波スイッチ装置においては同様の効果が得られる。
また、電波吸収材素子64を実装基板上ではなく、半導体チップ101とは異なる半導体チップなどの機能素子上に形成し、さらにその上に半導体チップ101を搭載し、上記と同様に電波吸収材素子64と半導体チップ101に形成したシャント回路部を電気的に接続することにより、高機能で小実装面積の高周波スイッチ装置を実現することもできる。
(実施の形態4)
本実施の形態4にかかる高周波スイッチ装置の一つ、SPDT高周波スイッチ装置について、図面を参照しながら説明を行う。
図14は、本実施の形態4にかかるSPDT高周波スイッチ装置のパッケージの斜視図を示す。図15(a)、(b)は同じく本実施の形態4にかかるSPDT高周波スイッチ装置を構成する半導体チップの上面透視図および断面図を示す。図14において、符号100は高周波スイッチ装置のパッケージを示す。符号101は半導体チップを示す。符号65は電波吸収材素子を示す。符号53は電極を示す。符号91はインナービアを示す。図15において、符号101は半導体チップを示す。符号31、32は半導体チップ101の表面上に形成されたシャント回路部を示す。符号43は半導体チップ101の表面上に形成された電気配線を示す。符号53は半導体チップ101の裏面上に形成された電極を示す。符号54は半導体チップ101の表面上に形成された電極を示す。符号65は電極53を含む半導体体チップ101の裏面上に形成された電波吸収材素子を示す。符号91は電極53、54と接続するインナービアを示す。
図14に示すように、本実施の形態4にかかるSPDT高周波スイッチ装置の半導体チップ101はフェイスダウン実装される。また、図15に示すように、本実施の形態4にかかるSPDT高周波スイッチ装置の半導体チップ101はチップ裏面に電極53が形成され、さらにその上から裏面全体を覆うように電波吸収材素子65が形成される。半導体チップ101に形成したシャント回路部31、32は電気配線43で電極54と電気的に接続され、さらに電極54はインナービア91を介して電極53、電波吸収材素子65へと電気的に接続される。
上記のように構成された高周波スイッチ装置は裏面全面に電波吸収材を形成し、さらにフリップチップ実装することにより、実施の形態1の高周波スイッチ装置と同様の効果を奏し、小面積なチップサイズパッケージを実現する。
このようにして、本実施の形態4にかかる高周波スイッチ装置によれば、小型でかつアイソレーション特性に優れた高周波スイッチ装置を提供することができる。
なお、言うまでもないが、本実施の形態4にかかる高周波スイッチ装置の構成は、GaAsを主原料とする半導体チップを用いたSPDT高周波スイッチ装置以外であっても、シャント回路を有する高周波スイッチ装置においては同様の効果が得られる。
また、図16(a)、(b)は本実施の形態4にかかる他の構成のSPDT高周波スイッチ装置の上面透視図および断面図を示す。図16において、符号101は半導体チップを示す。符号31、32は半導体チップ101の表面上に形成されたシャント回路部を示す。符号43は半導体チップ101の表面上に形成された電気配線を示す。符号53、55は半導体チップ101の裏面上に互いに絶縁された状態に形成された電極を示す。符号54、56は半導体チップ101の表面上に形成された電極を示す。符号65は半導体チップ101の裏面全面に形成された電波吸収材素子を示す。符号91は電極53、54を接続するインナービアを示す。符号92は電極55、56を接続するインナービアを示す。
図16に示すように、半導体チップ101はチップ裏面に電極53とは異なる電気的に絶縁された電極55を形成される。電極55は半導体チップ101のチップ表面にスイッチ回路として形成されるFET、抵抗、電極パッド、配線が形成される部分、特にトランスファ回路部が形成される部分を上面から投影的に見て包含するように裏面に形成される。また、半導体チップ101のチップ表面にはチップ外部のGND電極と接続するための電極とインナービア92のランド電極を兼ねた電極56が形成され、電極55および56はインナービア92を介して電気的に接続される。
上記のように構成された、SPDT高周波スイッチ装置は半導体チップ101の基板電位を安定させることができるため、アイソレーション特性以外の挿入損失等の高周波特性にも優れた高周波スイッチ装置を実現できる。
本発明にかかる高周波スイッチ装置は、アイソレーション特性を従来例に比べて改善させることができ、またDCカットコンデンサを用いた構成に比べて、ESD耐圧を向上させることができるという効果を有し、移動体通信機等において複数の信号経路の切り替えを行う高周波スイッチ装置等として有用である。
本発明の実施の形態1のSPDT高周波スイッチ装置の等価回路を示す回路図である。 本発明の実施の形態1のSPDT高周波スイッチ装置のパッケージ内部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1のSPDT高周波スイッチ装置を構成する半導体チップの上面図および断面図である。 本発明の実施の形態1のSPSTスイッチ装置およびその周辺部の等価回路を示す回路図である。 本発明の実施の形態1の他の構成のSPDT高周波スイッチ装置を構成する半導体チップの上面図および断面図である。 本発明の実施の形態1の他の構成のSPDT高周波スイッチ装置を構成する半導体チップの上面図および断面図である。 本発明の実施の形態2のSPDT高周波スイッチ装置の等価回路を示す回路図である。 本発明の実施の形態2のSPDT高周波スイッチ装置のパッケージ内部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2のSPDT高周波スイッチ装置を構成する半導体実装面の上面図である。 本発明の実施の形態3のSPDT高周波スイッチ装置のパッケージ内部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3のSPDT高周波スイッチ装置を構成する半導体実装面の上面図である。 本発明の実施の形態3の他の構成のSPDT高周波スイッチ装置を構成する半導体実装面の上面図である。 本発明の実施の形態3のさらに他の構成のSPDT高周波スイッチ装置を構成する半導体実装面の上面図である。 本発明の実施の形態4のSPDT高周波スイッチ装置のパッケージ内部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4のSPDT高周波スイッチ装置を構成する半導体チップの上面図および断面図である。 本発明の実施の形態4の他の構成のSPDT高周波スイッチ装置を構成する半導体チップの上面図および断面図である。 従来例のSPDT高周波スイッチ装置の等価回路を示す回路図である。 他の従来例のSPDT高周波スイッチ装置の等価回路を示す回路図である。
符号の説明
FET11〜18、FET21〜FET28 ディプレッション型FET
Rt11〜Rt18、Rt21〜Rt28、Rs11〜Rs19、Rs21〜Rs29 抵抗素子
IN11 信号入力端子
OUT11、OUT12 信号出力端子
Vcnt11、Vcnt12 制御電圧端子
Vst11 電圧固定端子
RA11、RA12、61〜65 電波吸収材素子
31、32 シャント回路部
41〜43 電気配線
51〜57 電極
91、92 インナービア
100 パッケージ
101、102 半導体チップ
110 実装基板

Claims (13)

  1. 第1および第2の入出力端子と、
    複数の第1の電界効果型トランジスタの直列接続回路からなり、一端が前記第1の入出力端子に接続され、他端が前記第2の入出力端子に接続されたトランスファ回路部と、
    複数の第2の電界効果型トランジスタの直列接続回路からなり、一端が前記第2の入出力端子に接続されたシャント回路部と、
    前記シャント回路部の他端に接続された電波吸収材素子とからなる入出力制御回路を備え、
    前記シャント回路部と前記電波吸収材素子の接続点の電位が固定され、かつ前記複数の第1の電界効果トランジスタのゲートと前記複数の第2の電界効果トランジスタのゲートとに高レベル電圧および低レベル電圧の何れか一方が互いに逆相で印加されることにより、前記第1の入出力端子と前記第2の入出力端子との間の経路が導通状態か遮断状態かに切り替えられる高周波スイッチ装置。
  2. 前記入出力制御回路を複数備え、
    複数の入出力制御回路の各々の前記第1の入出力端子どうしが共通配置され、前記入出力制御回路の各々の前記第2の入出力端子が独立して配置された請求項1記載の高周波スイッチ装置。
  3. 前記複数の入出力制御回路について前記電波吸収材素子が共用されている請求項2記載の高周波スイッチ装置。
  4. 前記複数の入出力制御回路の各々のシャント回路部の他端が一つの第1の電極に共通接続され、前記一つの第1の電極が前記電波吸収材素子に接続されている請求項3に記載の高周波スイッチ装置。
  5. 前記入出力制御回路が半導体チップ上に形成されている請求項1、2または3に記載の高周波スイッチ装置。
  6. 前記入出力制御回路のうち前記電波吸収材素子が第1の半導体チップ上に形成され、前記入出力制御回路のうち前記電波吸収材素子を除く回路が第2の半導体チップ上に形成され、前記第1および第2の半導体チップが同一パッケージ内に実装されている請求項1、2または3に記載の高周波スイッチ装置。
  7. 前記入出力制御回路のうち前記電波吸収材素子を除く回路が半導体チップ上に形成され、実装基板上に前記半導体チップより大きな面積を有する前記電波吸収材素子が形成され、前記電波吸収材素子の上に前記半導体チップが実装され、前記電波吸収材素子の上に形成された第2の電極を介して、前記半導体チップと前記電波吸収材素子が接続されている請求項1、2または3に記載の高周波スイッチ装置。
  8. 実装基板上の前記電波吸収材素子より下層に第3の電極が形成され、前記第3の電極がグラウンド電位に接続され、前記第2の電極は、前記電波吸収材素子の上に前記第3の電極と対向するように配置されている請求項6に記載の高周波スイッチ装置。
  9. 前記入出力制御回路のうち前記電波吸収材素子を除く回路が半導体チップの表面上に形成され、前記半導体チップに前記シャント回路部と接続されたインナービアが形成され、前記半導体チップの裏面に第2の電極が形成され、前記インナービアと第2の電極とが互いに接続され、上部から投影的に見て前記第2の電極を包含するように前記半導体チップの裏面に前記電波吸収材素子が形成されている請求項1、2または3に記載の高周波スイッチ装置。
  10. 前記入出力制御回路のうち前記電波吸収材素子を除く回路が半導体チップの表面上に形成され、前記半導体チップに前記シャント回路部と接続されたインナービアが形成され、前記半導体チップの裏面に第2の電極が形成され、前記インナービアと前記第2の電極が接続され、前記半導体チップの裏面全面を包含するように前記電波吸収材素子が形成されている請求項1、2または3に記載の高周波スイッチ装置。
  11. 前記半導体チップがフリップチップ実装される請求項9または10に記載の高周波スイッチ装置。
  12. 前記半導体チップと前記電波吸収材素子との間にグラウンド電位に接続された第4の電極が形成され、前記第4の電極は前記第2の電極と絶縁されている請求項7または8に記載の高周波スイッチ装置。
  13. 前記半導体チップと前記電波吸収材素子との間にグラウンド電位に接続された第3の電極が形成され、前記第3の電極は前記第2の電極と絶縁されている請求項9または10に記載の高周波スイッチ装置。
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