JP2007214825A - 半導体スイッチ集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】バイアスラインを介した高周波信号の漏洩を防止しつつ、安定、確実な動作で高アイソレーション特性を実現する。
【解決手段】
第1の高周波入出力端子1、第3の電界効果トランジスタ13と第1のコンデンサ41の相互の接続点、及び、第6の電界効果トランジスタ16と第2のコンデンサ42の接続点に、高抵抗素子27、28、29をそれぞれ介して外部から電源電圧が印加される一方、第1、第2、第4、及び、第5の電界効果トランジスタ11、12、14、15のドレイン・ソース間に、高抵抗素子30、31、32、33が接続されて、バイアスラインを直接に介することなくドレイン、ソース電位が確定できるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、高周波信号の切り替えを行う半導体スイッチ集積回路に係り、特に、アイソレーション特性の向上等を図ったものに関する。
高周波信号を扱う携帯電話機や移動体無線通信装置などでは、高周波信号の入出力経路の切り替えを行うために、GaAs化合物半導体による電界効果トランジスタであるMES FETやHJFETを用いて構成された半導体スイッチ集積回路が使用されている。このような半導体スイッチ集積回路に種々求められる特性の一つに、高周波入出力端子間のアイソレーションがあり、送受信回路の切り替え、携帯電話やPHSの基地局のローカルキャリアの切り替えに用いられる場合には、特に高いアイソレーション特性が求められる。
また、近年の各種携帯端末では、多バンド化が主流になりつつあり、複数の周波数信号を切り替えるために、フィルタと半導体スイッチ集積回路を組み合わせたアプリケーションも実用化されているが、従来は、フィルタを用いて充分に端子間アイソレーションの確保ができていた場合であっても、使用するバンドの組み合わせによっては、近い周波数帯域を使用するためにフィルタでは充分なアイソレーションが確保できず、そのため、半導体スイッチ集積回路自体に特に高いアイソレーション特性が要求される場合も生じている。このように、高アイソレーション特性は、半導体スイッチ集積回路の重要な特性となっている。
図5には、従来の半導体スイッチ集積回路の一構成例が示されており、以下、同図を参照しつつ従来回路について説明する。
この半導体スイッチ集積回路は、第1乃至第3の高周波入出力端子61〜63を有し、第1の高周波入出力端子61と第2の高周波入出力端子62との間、又は、第1の高周波入出力端子61と第3の高周波入出力端子63との間のいずれか一方を選択的に導通状態とできるよう構成されたものである。
すなわち、第1及び第2の高周波入出力端子61,62には、第1及び第2のFETQ1,Q2が、また、第1及び第3の高周波入出力端子61,63には、第4及び第5のFETQ4,Q5が、それぞれ直列接続されて設けられている。また、第1及び第2のFETQ1,Q2の相互の接続点とグランドとの間には、第3のFETQ3と第1のコンデンサC1が、そして、第4及び第5のFETQ4,Q5の相互の接続点とグランドとの間には、第6のFETQ6及び第2のコンデンサC2が、直列接続されて設けられたものとなっている。
そして、第1、第2及び第6のFETQ1,Q2,Q6のゲートには、外部から第1の制御端子65に印加された制御電圧が、抵抗素子R1,R2,R6をそれぞれ介して、また、第3、第4及び第5のFETQ3,Q4,Q5のゲートには、同じく外部から第2の制御端子66に印加された制御電圧が、抵抗素子R3,R4,R5をそれぞれ介して、印加されるようになっている。一方、第1乃至第6のFETQ1〜Q6の各ドレイン及びソースには、電源端子67を介して外部から所定のバイアス電圧が印加されるようになっている。
かかる構成において、電源端子67に所定のバイアス電圧を印加する一方、第1の制御端子65に、バイアス電圧と同一又は高い電圧を印加し、また、第2の制御端子66には、第1の制御端子65への印加電圧よりも低く、且つ、バイアス電圧と同一か又は低い電圧を印加し、第1の制御端子65の印加電圧と第2の制御端子66の印加電圧の電圧差が各FETのピンチオフ電圧以上であれば、第1、第2及び第6のFETQ1,Q2,Q6は、ゲートに順方向の電圧が印加される状態となるため、これらのドレイン・ソース間は導通状態となる一方、第4、第5及び第3のFETQ4,Q5,Q3のゲートには、ピンチオフ電圧以上に逆方向に電圧が印加される状態となるため、これらのドレイン・ソース間は遮断状態となる。
その結果、第1と第2の高周波入出力端子61,62間は導通状態となる一方、第1と第3の高周波入出力端子61,63間は遮断状態となり、第1と第2の高周波入出力端子61,62間に高周波信号を通過させることが可能となる。ところが、実際には、第4のFETQ4のドレイン・ソース間に存在する容量成分により高周波信号が第4のFETQ4を介して第5のFETQ5側へ漏洩してくる。ここで、第6のFETQ6が設けられていない構成とした場合には、第4のFETQ4を介して漏洩してきた高周波信号は、遮断状態にある第5のFETQ5のドレイン・ソース間に存在する容量成分により、第3の高周波入出力端子63へ漏洩するために、高アイソレーション特性を得ることはできない。しかし、この図5に示された構成例においては、第4と第5のFETQ4,Q5の接続点に漏洩してきた入力高周波信号は、導通して低インピーダンスとなっている第6のFETQ6のドレイン・ソース間を通過し、第2のコンデンサC2を介してグランドへ流れ込むため、高アイソレーション特性が実現されるものとなっている。
かかる構成の従来回路においては、第4及び5のFETQ4,Q5の相互の接続点から導通状態の第6のFETQ6と第2のコンデンサC2を介してグランドへ至るまでのインピーダンスと、第4及び5のFETQ4,Q5の相互の接続点から遮断状態の第5のFETQ5を介して接続される第3の高周波入出力端子63へ至るまでのインピーダンスとの非常に大きなインピーダンス差が高アイソレーションを実現する最大のポイントである。なお、上述した動作は、第1と第2の高周波入出力端子61,62を導通状態とする場合であるが、上述した第1の制御端子65と第2の制御端子66への印加電圧の関係を逆にすることで、第1と第3の高周波入出力端子61,63間を同様に導通状態とすることができ、第1と第2の高周波入出力端子61,62間における高アイソレーションを得ることができることは勿論である。
なお、上述のような従来回路としては、例えば、特許文献1等に開示されたものがある。
特許第3441236号公報(第4−8頁、図1−図5)
ところで、通常、GHz帯からそれ以上の高周波数帯域を扱う半導体集積回路では、チップ内に形成された素子の配置や配線に起因した容量成分やインダクタンス成分などのいわゆる寄生成分が生じ、それにより所望の特性が得られないことがあることは既に良く知られているところである。上述した従来回路においても、計算上は50dB、あるいはそれ以上のアイソレーションが得られるものであるが、実際には、次述するような要因によりアイソレーション特性が劣化してしまうという問題がある。
すなわち、図5に示された従来回路においては、電源端子67から延びる配線、すなわちバイアスラインに接続されている高抵抗素子R7、R8、R9、R16、R17、R18、R19の両端には、図中点線で示されたように寄生容量C3〜C9が存在する。これは、半導体スイッチ集積回路のレアウトを行う際に、高周波信号が通過する経路とバイアスラインが近接、或いは、交差することで等価的に発生するものであり、通常、数fFから数10fF程度の大きさである。
ここで、先の動作説明で述べたように、第1と第2の高周波入出力端子61,62間を導通状態とし、第1と第3の高周波入出力端子61,63間を遮断状態とした場合における上述の寄生容量の影響について考えると次述するようなものとなる。
すなわち、まず、第1の高周波入出力端子61へ高周波信号を印加すると、大部分の入力高周波信号は導通状態の第2の高周波入出力端子62へ出力されるが、第1の高周波入出力端子61に接続されている高抵抗素子R7及び寄生容量C3や、第2の高周波入出力端子62に接続されている高抵抗素子R18及び寄生容量C4、第1と第2のFETQ1,Q2の相互の接続点に接続されている高抵抗素子R16及び寄生容量C8を介して入力された高周波信号の一部がバイアスラインへ漏洩してくることとなる。
このバイアスラインに漏洩した入力高周波信号の一部は、高抵抗素子R19及び寄生容量C5を介して遮断状態にある第3の高周波入出力端子63に出現し、そのため、アイソレーションが劣化することとなる。
このような高抵抗素子や寄生容量による信号漏洩は、バイアスラインに接続される高抵抗素子が通常、数10kΩから100kΩ程度の高い抵抗値のものが用いられることや、寄生容量値が数fFから数10fF程度と比較的微少であることから、20dB〜30dB程度のアイソレーション特性を有する半導体スイッチ集積回路ではさほどに問題となるものではない。
しかしながら、図5に示されたような計算上50dBあるいはそれ以上の高いアイソレーション特性の半導体スイッチ集積回路においては、上述のような微少な信号漏洩であってもアイソレーション特性に与える影響は大きく、大きな特性劣化を招くこととなる。このようなアイソレーション特性の劣化を招く寄生容量成分を減少させるには、高周波信号が通過する経路とバイアスラインをできる限り離間させたり、相互の配線の交差をなくすようチップレアウトを考慮する必要がある。
ところが、このようなレアウトを行うことは、チップ上に部品配置に使用されないスペースを多く確保しなければならず、チップサイズを増大させることとなるため、チップコストの増加を招き、パッケージの小型化をより困難なものとする等の不都合を生ずる。
一方、バイアスラインに漏洩した高周波信号を、遮断状態にある高周波入力端子に出現させないようにするには、例えば、バイアスラインとグランドとの間にバイパスキャパシタを接続し、バイアスラインに漏洩した高周波信号をグランドへ逃がす方法が考えられる。
しかしながら、半導体集積回路内にバイパスキャパシタを作製する場合に実現できる容量値は、サイズなどの制限があることから数pF程度となる。例えば、1pFのキャパシタをバイパスキャパシタとして用いた場合、1GHzでのインピーダンスは、大凡160Ω程となるが、この値は、通常、バイアスラインに接続される高抵抗素子が数10kΩであることや、カップリング容量として数10fF程度を想定した際のインピーダンスと比較すると、2桁程度のインピーダンス差しかなく、高アイソレーションを特徴とする半導体スイッチ集積回路のバイパスキャパシタとして充分な値であるとは言い難い。
そこで、さらに大きなバイパスキャパシタを内蔵しようとすると、チップ面積を大きくしなければならず、必然的にコストアップを招く。そのため、例えば、チップの外で、半導体集積回路とは別部品として、セラミックキャパシタなどの高容量キャパシタをバイパスキャパシタとして設ける構成も考えられるが、チップの外部に接続するためのボンディングワイヤが存在することになり、このボンディングワイヤのインダクタンス成分によって外部に接続したバイパスキャパシタのバイパス効果が低減するという新たな問題を生むこととなる。
また、上述のような方法以外のアイソレーション劣化防止のための方策としては、例えば、図5に示された構成において、第2の高周波入出力端子62に接続される高抵抗素子R18、第3の高周波入出力端子63に接続される高抵抗素子R19を省略し、バイアスラインから高周波入出力端子62,63に高周波信号が漏洩して来る経路を無くす構成とすることが考えられる。しかしながら、この場合、第2、第3の高周波入出力端子62、63に接続されている第2、第5のFETQ2、Q5のドレインあるいはソースに電圧を供給することができなくなるため、第2、第5のFETQ2、Q5は、ゲート、ドレイン及びソースの電位を確定させることが出来なくなる。
ところが、半導体スイッチ集積回路では、回路を構成するFETのゲート、ドレイン及びソースの電位差によりスイッチとしてのオン、オフ動作を実現しているため、上述のようにFETのゲート、ドレイン及びソースの電位を確定させることができない場合には半導体スイッチ集積回路の動作は不安定となってしまう。そのため、結局のところ、上述のように第2、第3の高周波入出力端子62、63に接続される高抵抗素子R18,R19を省略することは現実的な方策ではない。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、バイアスラインを介した高周波信号の漏洩を防止しつつ、安定、確実な動作で高アイソレーション特性を実現することができる半導体スイッチ集積回路を提供するものである。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る半導体スイッチ集積回路は、
第1の高周波入出力端子と第2の高周波入出力端子間に第1及び第2の電界効果トランジスタが直列接続されて設けられ、前記第1の電界効果トランジスタと第2の電界効果トランジスタの相互の接続点とグランドとの間に、前記相互の接続点側から順に第3の電界効果トランジスタ及び第1のコンデンサが直列接続されて設けられ、
前記第1の高周波入出力端子と第3の高周波入出力端子間に第4及び第5の電界効果トランジスタが直列接続されて設けられ、前記第4の電界効果トランジスタと第5の電界効果トランジスタの相互の接続点とグランドとの間に、前記相互の接続点側から順に第6の電界効果トランジスタ及び第2のコンデンサが直列接続されて設けられ、
前記第1、第2及び第6の電界効果トランジスタのゲートに抵抗素子を介して第1の制御電圧が、また、前記第3、第4及び第5の電界効果トランジスタのゲートに抵抗素子を介して第2の制御電圧が、それぞれ印加可能とされてなる半導体スイッチ集積回路であって、
前記第1の高周波入出力端子、前記第3の電界効果トランジスタと前記第1のコンデンサの相互の接続点、及び、前記第6の電界効果トランジスタと前記第2のコンデンサの接続点に、それぞれ抵抗素子を介して電源電圧が印加可能とされる一方、
前記第1、第2、第4、及び、第5の電界効果トランジスタのドレイン・ソース間に、それぞれ抵抗素子が接続されてなるものである。
また、上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る半導体スイッチ集積回路は、
第1の高周波入出力端子と第2の高周波入出力端子間に第1及び第2の電界効果トランジスタが直列接続されて設けられ、前記第1の電界効果トランジスタと第2の電界効果トランジスタの相互の接続点とグランドとの間に、前記相互の接続点側から順に第3の電界効果トランジスタ及び第1のコンデンサが直列接続されて設けられ、
前記第1の高周波入出力端子と第3の高周波入出力端子間に第4及び第5の電界効果トランジスタが直列接続されて設けられ、前記第4の電界効果トランジスタと第5の電界効果トランジスタの相互の接続点とグランドとの間に、前記相互の接続点側から順に第6の電界効果トランジスタ及び第2のコンデンサが直列接続されて設けられ、
前記第1、第2及び第6の電界効果トランジスタのゲートに抵抗素子を介して第1の制御電圧が、また、前記第3、第4及び第5の電界効果トランジスタのゲートに抵抗素子を介して第2の制御電圧が、それぞれ印加可能とされてなる半導体スイッチ集積回路であって
前記第1の高周波入出力端子、前記第2の高周波入出力端子、前記第3の高周波入出力端子、前記第1の電界効果トランジスタと前記第2の電界効果トランジスタの相互の接続点、前記第3の電界効果トランジスタと前記第1のコンデンサの相互の接続点、前記第4の電界効果トランジスタと前記第5の電界効果トランジスタの相互の接続点、及び、前記第6の電界効果トランジスタと前記第2のコンデンサの相互の接続点のいずれか一箇所、又は、複数箇所に高抵抗素子を介して電源電圧が印加可能とされる一方、
前記第1乃至第6の電界効果トランジスタのドレイン・ソース間に、それぞれ抵抗素子が接続されてなるものも好適である。
さらに、上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る半導体スイッチ集積回路は、
第1の高周波入出力端子と第2の高周波入出力端子間に第1及び第2の電界効果トランジスタが直列接続されて設けられ、前記第1の電界効果トランジスタと第2の電界効果トランジスタの相互の接続点とグランドとの間に、前記相互の接続点側から順に第3の電界効果トランジスタ及び第1のコンデンサが直列接続されて設けられ、
前記第1の高周波入出力端子と第3の高周波入出力端子間に第4及び第5の電界効果トランジスタが直列接続されて設けられ、前記第4の電界効果トランジスタと第5の電界効果トランジスタの相互の接続点とグランドとの間に、前記相互の接続点側から順に第6の電界効果トランジスタ及び第2のコンデンサが直列接続されて設けられ、
前記第1、第2及び第6の電界効果トランジスタのゲートに抵抗素子を介して第1の制御電圧が、また、前記第3、第4及び第5の電界効果トランジスタのゲートに抵抗素子を介して第2の制御電圧が、それぞれ印加可能とされてなる半導体スイッチ集積回路であって、
前記第1の高周波入出力端子、前記第1の電界効果トランジスタと前記第2の電界効果トランジスタの相互の接続点、前記第3の電界効果トランジスタと前記第1のコンデンサの相互の接続点、前記第4の電界効果トランジスタと前記第5の電界効果トランジスタの相互の接続点、及び、前記第6の電界効果トランジスタと前記第2のコンデンサの相互の接続点に、それぞれ抵抗素子を介して電源電圧が印加可能とされる一方、
前記第2及び第5の電界効果トランジスタのドレイン・ソース間に、それぞれ抵抗素子が接続されてなるものも好適である。
本発明によれば、請求項1記載の回路構成とすることにより、電源端子から延びるバイアスラインへ第1の高周波入出力端子から入力高周波信号が半導体スイッチ集積回路内に漏洩してきても、バイアスラインを通じて漏洩してくる箇所は、第3の電界効果トランジスタと第1のコンデンサの相互の接続点、又は、第6の電界効果トランジスタと第2のコンデンサの相互の接続点であり、高周波信号は、第1又は第2のコンデンサを介してグランドへ逃げてゆくこととなるため、遮断状態にある第2又は第3の高周波入出力端子のいずれかに、入力高周波信号が漏れ出ることはなく、高アイソレーション特性を維持することができる。また、第1、第2、第4、及び、第5の電界効果トランジスタの各々のドレイン・ソース間に、それぞれ高抵抗素子を接続することで、バイアスラインから高抵抗素子を介して直接電源電圧を供給することなく、各電界効果トランジスタのドレイン、ソース電位を確定することができるため、安定なスイッチング動作を確保することができる。さらに、バイアスラインに大きなバイパスキャパシタを設けなくとも、高アイソレーション特性が実現できるので、チップサイズの縮小、チップコストの低減を図ることが容易となる。
また、請求項2記載の回路構成とすることにより、半導体スイッチ集積回路内への高抵抗素子を介したバイアスラインの接続点は一箇所となり、請求項1記載の回路と同様な動作原理により、バイアスラインを介した遮断状態にある高周波入出力端子への信号漏洩を防ぎつつ、半導体スイッチ集積回路を構成する全ての電界効果トランジスタのドレイン、ソース電位を確定することができ、高アイソレーション特性の維持と共に安定したスイッチング動作を確保することができる。
さらに、請求項3記載の回路構成とすることにより、従来回路に簡易な変更を施すことにより、請求項1記載の回路と同様の作用、動作が実現でき、それによって、高アイソレーション特性を達成しつつ、安定したスイッチング動作を確保することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図4を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態における半導体スイッチ集積回路の第1の構成例について、図1を参照しつつ説明する。
この第1の構成例における半導体スイッチ集積回路は、第1乃至第6の電界効果トランジスタ(図1においては、それぞれ「Q1」、「Q2」、「Q3」、「Q4」、「Q5」、「Q6」と表記)11〜16を主たる構成要素とすると共に、第1乃至第3の高周波入出力端子1〜3有し、第1の高周波入出力端子1と第2の高周波入出力端子2との間、又は、第1の高周波入出力端子1と第3の高周波入出力端子3との間のいずれか一方を選択的に導通状態として、高周波信号を通過せしめることができるよう構成されたものである。すなわち、この第1の構成例は、SPDT(Single Pole Double Throw)スイッチが構成されたものである。
以下、具体的にその回路構成について説明すれば、まず、第1及び第2の高周波入出力端子1,2間には、第1及第2の電界効果トランジスタ(以下、それそれ、「第1のFET」、「第2のFET」と称する)11,12が直列接続されて設けられている。すなわち、この構成例においては、第1のFET11のソース(又はドレイン)と第2のFET12のドレイン(又はソース)が相互に接続される一方、第1のFET11のドレイン(又はソース)は第1の高周波入出力端子1に、また、第2のFET12のソース(又はドレイン)は第2の高周波入出力端子2に、それぞれ接続されたものとなっている。
また、第1及び第3の高周波入出力端子1,3間には、第4及第5の電界効果トランジスタ(以下、それぞれ、「第4のFET」、「第5のFET」と称する)14,15が直列接続されて設けられている。すなわち、この構成例においては、第4のFET14のソース(又はドレイン)と第5のFET15のドレイン(又はソース)が相互に接続される一方、第4のFET14のドレイン(又はソース)は第1の高周波入出力端子1に、また、第5のFET15のソース(又はドレイン)は第3の高周波入出力端子3に、それぞれ接続されたものとなっている。
一方、第1のFET11と第2のFET12の相互の接続点とグランドとの間には、第3の電界効果トランジスタ(以下、「第3のFET」と称する)13と第1のコンデンサ(図1においては「C1」と表記)41が直列接続されて設けられている。すなわち、第3のFET13のドレイン(又はソース)は、第1のFET11と第2のFET12の相互の接続点に接続される一方、ソース(又はドレイン)は、第1のコンデンサ41の一端に接続されており、第1のコンデンサ41の他端がグランドに接続されている。
また、第4のFET14と第5のFET15の相互の接続点とグランドとの間には、第6の電界効果トランジスタ(以下、「第6のFET」と称する)16と第2のコンデンサ(図1においては「C2」と表記)42が直列接続されて設けられている。すなわち、第6のFET16のドレイン(又はソース)は、第4のFET14と第5のFET15の相互の接続点に接続される一方、ソース(又はドレイン)は、第2のコンデンサ42の一端に接続されており、第2のコンデンサ42の他端がグランドに接続されている。
さらに、第1のFET11のゲートには、第1の抵抗素子(図1においては「R1」と表記)21の一端が、第2のFET11のゲートには、第2の抵抗素子(図1においては「R2」と表記)22の一端が、第6のFET16のゲートには、第6の抵抗素子(図1においては「R6」と表記)26の一端が、それぞれ接続される一方、これら第1,第2及び第6の抵抗素子21,22,26の他端は、相互に接続されると共に第1の制御端子4に接続されている。この第1の制御端子4には、後述するように外部からの所定の電圧(第1の制御電圧)が印加される。
またさらに、第4のFET14のゲートには、第4の抵抗素子(図1においては「R4」と表記)24の一端が、第5のFET15のゲートには、第5の抵抗素子(図1においては「R5」と表記)25の一端が、第3のFET13のゲートには、第3の抵抗素子(図1においては「R3」と表記)23の一端が、それぞれ接続される一方、これら第3、第4及び第5の抵抗素子23,24,25の他端は、相互に接続されると共に第2の制御端子5に接続されている。この第2の制御端子5には、後述するように外部からの所定の電圧(第2の制御電圧)が印加される。
なお、これら第1乃至第6の抵抗素子21〜26は、それぞれの一端が接続するFETのドレインあるいはソースに印加される高周波信号が、ゲートを経由して漏洩することによる特性劣化を防止するため、通常、高抵抗素子が用いられる。
また、第1のFET11のドレイン・ソース間には、第10の抵抗素子(図1においては「R10」と表記)30が、第2のFET12のドレイン・ソース間には、第11の抵抗素子(図1においては「R11」と表記)31が、第4のFET14のドレイン・ソース間には、第12の抵抗素子(図1においては「R12」と表記)32が、第5のFET15のドレイン・ソース間には、第13の抵抗素子(図1においては「R13」と表記)33が、それぞれ接続されたものとなっている。
これら第10乃至13の抵抗素子30〜33は、高周波信号漏洩による特性劣化を防止するため、高抵抗素子が用いられるが、第1乃至第4のFET11〜14の遮断特性を維持できる程度の抵抗値として10kΩ〜数10kΩ程度に設定されるのが好適である。
そして、第1のFET11と第4のFET14の相互の接続点には、第7の抵抗素子((図1においては「R7」と表記)27の一端が、第3のFET13と第1のコンデンサ41の相互の接続点には、第8の抵抗素子((図1においては「R8」と表記)28の一端が、第6のFET16と第2のコンデンサ42の相互の接続点には、第9の抵抗素子((図1においては「R9」と表記)29の一端が、それぞれ接続される一方、これら第7乃至第9の抵抗素子27〜29の他端は、電源端子6が接続されている。
なお、第7乃至第9の抵抗素子27〜29には、高抵抗素子が用いられている。
なお、図1において、第7の抵抗素子27の両端、第8の抵抗素子28の両端、第9の抵抗素子29の両端において、それぞれ点線で表された第3、第6及び第7のコンデンサ43,46,47は、高周波信号が伝搬するラインと電源端子6から第7、第8及び第9の抵抗素子27,28,29へ、それぞれ延びる配線(以下、「バイアスライン」と称する)が近接したり、交差したりすることで発生する寄生容量成分を等価的に表したものであり、回路中に意図的に設けられたものではなく、上述の回路構成を集積回路化した場合には不可避的に生じてしまうものである。これら第3、第6及び第7のコンデンサ43,44,47の実際の容量値としては、例えば、数fFから数10fF程度の大きさである。
次に、上記構成における動作について説明する。
最初に、第1、第2の高周波入出力端子1、2間を導通状態として第1の高周波入出力端子1に印加された高周波信号を第2の高周波入出力端子2に出力させる一方、第1、第3の高周波入出力端子1、3間を遮断状態とする場合、まず、電源端子6には、所定のバイアス電圧(基準電圧)を印加する。
また、第1の制御端子4には、電源端子6に印加されたバイアス電圧と同一か、あるいはそれよりも高い電圧を印加する一方、第2の制御端子5には、第1の制御端子4に印加した電圧よりも低く、かつ、電源端子6のバイアス電圧と同一か、あるいはそれより低い電圧を印加する。
そして、第1の制御端子4と第2の制御端子5に印加された電圧の差がこの半導体スイッチ集積回路を構成する第1乃至第6のFET11〜16のピンチオフ電圧以上であれば、第1、第2及び第6のFET11,12,16はドレイン・ソース間が導通状態となる一方、第3、第4及び第5のFET13,14,15のドレイン・ソース間は遮断状態となる。その結果、第1の高周波入出力端子1に印加された高周波信号は第2の高周波入出力端子2から出力されることとなる。
一方、上述の場合とは逆に、第1、第2の高周波入出力端子1、2間を遮断状態として、第1、第3の高周波入出力端子1、3間を導通状態とするには、まず、第2の制御端子5に、電源端子6に印加されたバイアス電圧と同一か、あるいはそれよりも高い電圧を印加する一方、第1の制御端子4には、第2の制御端子5に印加した電圧よりも低く、かつ、電源端子6のバイアス電圧と同一か、あるいはそれより低い電圧を印加する。
そして、第1の制御端子4と第2の制御端子5に印加された電圧の差がこの半導体スイッチ集積回路を構成する第1乃至第6のFET11〜16のピンチオフ電圧以上であれば、第1、第2及び第6のFET11,12,16はドレイン・ソース間が遮断状態となる一方、第3、第4及び第5のFET13,14,15のドレイン・ソース間は導通状態となる。その結果、第1の高周波入出力端子1に印加された高周波信号は第3の高周波入出力端子3から出力されることとなる。
次に、本発明の実施の形態における半導体スイッチ集積回路が、従来回路において問題であったバイアスラインを介したアイソレーション劣化に対して有効であることについて説明する。
前提として、第1、第2の高周波入出力端子1、2間が導通状態であり、第1、第3の高周波入出力端子1、3間が遮断状態にあるとすると、この場合、本来の信号通過経路以外に高周波信号が漏洩してゆく可能性のある主たる箇所としては、次の3つの箇所が考えられる。
すなわち、(1)遮断状態の第3のFET13のドレイン・ソース間、(2)遮断状態の第4のFET14のドレイン・ソース間、(3)第7の抵抗素子27及び第7の抵抗素子27の両端間に等価的に生ずる高周波信号通過経路とバイアスライン間に発生する寄生容量である第3のコンデンサ43を介した経路、を挙げることができる。なお、(2)の経路において、第12の抵抗素子32を介した信号漏洩も含まれる。
これらの経路の内、(1)の経路は、第3のFET13を介した漏洩信号が、第1のコンデンサ41を介してグランドに流れ込むこととなるので、アイソレーション劣化を招くことはない。また、(2)の経路では、第4のFET14と第5のFET15の相互の接続点に漏洩してきた高周波信号は、導通状態の第6のFET16及び第2のコンデンサ42を介してグランドに流れ込むため、遮断状態にある第3の高周波入出力端子3へ高周波信号が漏れてくることはなく、(1)の経路同様、アイソレーション劣化を招くことはない。
最後に、(3)の経路では、バイアスラインに漏洩した高周波信号は、第8の抵抗素子28の両端に生じた寄生容量である第6のコンデンサ46、又は、第9の抵抗素子29の両端に生じた寄生容量である第7のコンデンサ47を介して第3のFET13と第1のコンデンサ41の接続点、又は、第6のFET16と第2のコンデンサ42との接続点に出現するが、結局、第1のコンデンサ41、又は、第2のコンデンサ42を介してグランドへ流れ込むこととなるため、遮断状態にある第3の高周波入出力端子3へ漏洩してくることはなく、他の経路同様、アイソレーション劣化を招くことはない。
このように本発明の実施の形態における半導体スイッチ集積回路においては、回路レイアウトにより生ずる不要な寄生容量成分があっても、高アイソレーション特性が維持されることとなる。また、寄生容量が大きくなっても、上述したような動作によって、漏洩高周波信号は確実にグランドへ流れ込み、アイソレーション劣化を招くことはないので、従来と異なり、レイアウトの自由度が大幅に増す。
それ故、半導体スイッチ集積回路の最大の特長であるアイソレーション特性の劣化を生じさせることなくチップサイズの小型化が可能となり、コストダウンや、より小さなパッケージへのチップ搭載が実現できることとなる。
一方、本発明の実施の形態においては、第2の高周波入出力端子2に接続されている第2のFET12及び第3の高周波入出力端子3に接続されている第5のFET15の各ドレイン・ソース間には、直接バイアス電圧が供給されてはいないが、第1、第2のFET11、12のドレイン・ソース間に接続されている高抵抗の第10、第11の抵抗素子30、31、また、第4、第5のFET14、15のドレイン・ソース間に接続されている高抵抗の第12、第13の抵抗素子32、33により、これら全てのFETのドレイン、又は、ソースは、第7の抵抗素子27を介してバイアス電圧が直接供給されている第1の高周波入出力端子1と同電圧とされる。そのため、第2のFET12や第5のFET15の各ドレイン電位、ソース電位は、直接バイアス電圧が供給されていなくとも、電位を決定することができ、安定したスイッチ動作が確保されることとなる。
図4には、本発明の実施の形態における半導体スイッチ集積回路のアイソレーションの周波数特性を従来回路のものと共に表した特性線図が示されており、以下、同図について説明する。
まず、同図において横軸は、使用周波数を、縦軸はアイソレーションの大きさを、それぞれ示している。
同図において、実線の特性線は、本発明の実施例における半導体スイッチ集積回路の使用周波数の変化に対するアイソレーションの変化を示し、点線の特性線は、従来回路における同様な特性を示すものである。
同図によれば、従来回路では、1GHzで44dBのアイソレーション、2GHzで40dBのアイソレーションとなっているのに対して、本発明の実施の形態における回路の場合、1GHzで57dB、2GHzで58dBと、それぞれ従来回路に比して凡そ20dB以上改善した高いアイソレーション特性が実現されていることが確認できる。
次に、第2の構成例について、図2を参照しつつ説明する。なお、図1に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明することとする。
この第2の構成例においては、第3のFET13のドレイン・ソース間に、第14の抵抗素子34が、第6のFET16のドレイン・ソース間に、第15の抵抗素子35が、それぞれ接続されたものとなっている。なお、これら第14及び第15の抵抗素子34,35は、第3及び第6のFET13,16の遮断特性を維持できる程度の高抵抗素子が用いられている。
一方、図1に示された第1の構成例における第8及び第9の抵抗素子28,29は、この第2の構成例においては省略されたものとなっている。
かかる構成においても、その基本的な動作や、バイアスラインを介したアイソレーション劣化の防止に対して有効な作用を奏する点は、先の第1の構成例と同様である。
なお、この第2の構成例においては、電源端子6に印加されるバイアス電圧が第7の抵抗素子27を介して第1の高周波入出力端子1に印加されるように構成されているが、必ずしもこのような構成に限定される必要はない。すなわち、第1の高周波入出力端子1に代えて、第2の高周波入出力端子2、第3の高周波入出力端子3、FET1〜6のドレイン、又は、ソースのいずれか一箇所、又は、複数箇所にバイアス電圧が印加されるよう構成してもよい。
次に、第3の構成例について、図3を参照しつつ説明する。なお、図1に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明することとする。
この第3の構成例は、第1の構成例の回路において、さらに、電源端子6と第3のFET13のドレイン(又はソース)との間に第16の抵抗素子36を、また、電源端子6と第6のFET16のドレイン(又はソース)との間に第17の抵抗素子37を、それぞれ接続して設ける一方、第1のFET11のドレイン・ソース間を接続する第10の抵抗素子30と、第4のFET14のドレイン・ソース間を接続する第12の抵抗素子32が省略された構成となっているものである。
かかる構成においても、その基本的な動作や、バイアスラインを介したアイソレーション劣化の防止に対して有効な作用を奏する点は、先の第1の構成例と同様である。
この第3の構成例においては、レイアウトの都合上、全てのFETのドレイン・ソース間に高抵抗素子を接続するのが困難な場合などに好都合の回路である。すなわち、この第3の構成例における回路は、例えば、図5に示された従来回路と比較すると、図5における高抵抗素子R18,R19を削除する一方、第2のFET12のドレイン・ソース間を接続する第11の抵抗素子31及び第5のFET15のドレイン・ソース間を接続する第13の抵抗素子33を増設した構成となっており、従来回路に比較的小さな変更を加えることで、バイアスラインを介したアイソレーション劣化の防止に関して、上述したように従来回路と比較して格段の作用、効果を奏するものである。
なお、上述した本発明の実施の形態における半導体スイッチ集積回路は、信号通過経路に2つのFETが設けられてなるSPDTスイッチが構成された例であるが、これに限定される必要はなく、SPDTスイッチ以外にも、SP3T(Single Port Three Throw)スイッチやSP4T(Single Port Four Throw)スイッチなどのいわゆるマルチパス用半導体スイッチ集積回路にも適用できるものである。
本発明の実施の形態における半導体スイッチ集積回路の第1の回路構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態における半導体スイッチ集積回路の第2の回路構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態における半導体スイッチ集積回路の第3の回路構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態における半導体スイッチ集積回路の周波数変化に対するアイソレーション特性を従来回路の特性と共に示した特性線図である。 従来の回路構成例を示す回路図である。
符号の説明
1…第1の高周波入出力端子
2…第2の高周波入出力端子
3…第3の高周波入出力端子
4…第1の制御端子
5…第1の制御端子
11〜16…第1〜第6のFET

Claims (3)

  1. 第1の高周波入出力端子と第2の高周波入出力端子間に第1及び第2の電界効果トランジスタが直列接続されて設けられ、前記第1の電界効果トランジスタと第2の電界効果トランジスタの相互の接続点とグランドとの間に、前記相互の接続点側から順に第3の電界効果トランジスタ及び第1のコンデンサが直列接続されて設けられ、
    前記第1の高周波入出力端子と第3の高周波入出力端子間に第4及び第5の電界効果トランジスタが直列接続されて設けられ、前記第4の電界効果トランジスタと第5の電界効果トランジスタの相互の接続点とグランドとの間に、前記相互の接続点側から順に第6の電界効果トランジスタ及び第2のコンデンサが直列接続されて設けられ、
    前記第1、第2及び第6の電界効果トランジスタのゲートに抵抗素子を介して第1の制御電圧が、また、前記第3、第4及び第5の電界効果トランジスタのゲートに抵抗素子を介して第2の制御電圧が、それぞれ印加可能とされてなる半導体スイッチ集積回路であって、
    前記第1の高周波入出力端子、前記第3の電界効果トランジスタと前記第1のコンデンサの相互の接続点、及び、前記第6の電界効果トランジスタと前記第2のコンデンサの接続点に、それぞれ抵抗素子を介して電源電圧が印加可能とされる一方、
    前記第1、第2、第4、及び、第5の電界効果トランジスタのドレイン・ソース間に、それぞれ抵抗素子が接続されてなることを特徴とする半導体スイッチ集積回路。
  2. 第1の高周波入出力端子と第2の高周波入出力端子間に第1及び第2の電界効果トランジスタが直列接続されて設けられ、前記第1の電界効果トランジスタと第2の電界効果トランジスタの相互の接続点とグランドとの間に、前記相互の接続点側から順に第3の電界効果トランジスタ及び第1のコンデンサが直列接続されて設けられ、
    前記第1の高周波入出力端子と第3の高周波入出力端子間に第4及び第5の電界効果トランジスタが直列接続されて設けられ、前記第4の電界効果トランジスタと第5の電界効果トランジスタの相互の接続点とグランドとの間に、前記相互の接続点側から順に第6の電界効果トランジスタ及び第2のコンデンサが直列接続されて設けられ、
    前記第1、第2及び第6の電界効果トランジスタのゲートに抵抗素子を介して第1の制御電圧が、また、前記第3、第4及び第5の電界効果トランジスタのゲートに抵抗素子を介して第2の制御電圧が、それぞれ印加可能とされてなる半導体スイッチ集積回路であって
    前記第1の高周波入出力端子、前記第2の高周波入出力端子、前記第3の高周波入出力端子、前記第1の電界効果トランジスタと前記第2の電界効果トランジスタの相互の接続点、前記第3の電界効果トランジスタと前記第1のコンデンサの相互の接続点、前記第4の電界効果トランジスタと前記第5の電界効果トランジスタの相互の接続点、及び、前記第6の電界効果トランジスタと前記第2のコンデンサの相互の接続点のいずれか一箇所、又は、複数箇所に高抵抗素子を介して電源電圧が印加可能とされる一方、
    前記第1乃至第6の電界効果トランジスタのドレイン・ソース間に、それぞれ抵抗素子が接続されてなることを特徴とする半導体スイッチ集積回路。
  3. 第1の高周波入出力端子と第2の高周波入出力端子間に第1及び第2の電界効果トランジスタが直列接続されて設けられ、前記第1の電界効果トランジスタと第2の電界効果トランジスタの相互の接続点とグランドとの間に、前記相互の接続点側から順に第3の電界効果トランジスタ及び第1のコンデンサが直列接続されて設けられ、
    前記第1の高周波入出力端子と第3の高周波入出力端子間に第4及び第5の電界効果トランジスタが直列接続されて設けられ、前記第4の電界効果トランジスタと第5の電界効果トランジスタの相互の接続点とグランドとの間に、前記相互の接続点側から順に第6の電界効果トランジスタ及び第2のコンデンサが直列接続されて設けられ、
    前記第1、第2及び第6の電界効果トランジスタのゲートに抵抗素子を介して第1の制御電圧が、また、前記第3、第4及び第5の電界効果トランジスタのゲートに抵抗素子を介して第2の制御電圧が、それぞれ印加可能とされてなる半導体スイッチ集積回路であって、
    前記第1の高周波入出力端子、前記第1の電界効果トランジスタと前記第2の電界効果トランジスタの相互の接続点、前記第3の電界効果トランジスタと前記第1のコンデンサの相互の接続点、前記第4の電界効果トランジスタと前記第5の電界効果トランジスタの相互の接続点、及び、前記第6の電界効果トランジスタと前記第2のコンデンサの相互の接続点に、それぞれ抵抗素子を介して電源電圧が印加可能とされる一方、
    前記第2及び第5の電界効果トランジスタのドレイン・ソース間に、それぞれ抵抗素子が接続されてなることを特徴とする半導体スイッチ集積回路。
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