JP2010067664A - 半導体装置 - Google Patents

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智之 三宅
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Abstract

【課題】SPSTスイッチなどにおいて信号の損失や端子間の干渉を抑制した半導体スイッチを提供する。
【解決手段】シャントFET1,2は、第1配線L1を挟むように配置されている。また、2分割されたシャントFET1,2は、シャントFET1とシャントFET2にそれぞれグランド端子AC−GND1,AC−GND2が接続されている。シャントFET1,2のドレイン(もしくはソース)は、第1配線L1の2つの側面SIDE1,SIDE2で接続され、シャントFET1,2のソース(もしくはドレイン)は、それぞれグランド端子AC−GND1,AC−GND2に接続されている。シャントFET1,2の間に第1配線L1があることで、第1配線L1と接続される端子T2が、シリーズFET3が配置される領域の端よりも中心に近い位置に配線することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、移動体通信機器などに搭載される半導体装置に係り、特に、高周波の伝送信号の通過経路切り替えを行うスイッチを有する半導体装置に有効な技術に関する。
近年、携帯電話は、音声信号に加えてデータ通信を利用した多様なサービス展開をはかり、発展を続けている。
通信方式としては、GSM(Global System for Mobile Communication)DCS(Digital Cellular System、PCS(Personal Communication Service)、W−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)などがあり、マルチバンド/マルチモード化への対応が携帯電話に求められている。
このマルチバンド/マルチモード化に伴い、複雑な高周波信号の切り替えが可能な送受信切り替え用のスイッチが求められている。
このスイッチには、送信信号の品質改善と、受信信号の受信感度向上のために、低通過損失(または挿入損失)と、高アイソレーションが高いレベルで求められている。この低通過損失と、高アイソレーションを実現する技術として、例えば、特許文献1に開示されたものがある。
特許文献1では、SOI構造の表面シリコン層に、SPST(Single Pole Single Throw)SPDT(Single Pole Double Throw)等の高周波用半導体スイッチを作り込むものである。
pウェル領域内に形成された半導体スイッチを構成するFET(Field Effect Transistor)が、トレンチに埋設した絶縁体で包囲して分離されている。
また、各々のpウェル領域とDC−GNDとを接続するラインを設けることによって、基板を通って漏洩する経路を遮断し、また、DC−GNDラインを通る経路の漏洩を抑制している。
この信号の漏洩を遮断又は抑制することにより、挿入損失を低減できるとしている。
特開2003−347553号公報
しかしながら、特許文献1に記載された信号の漏洩経路を遮断し挿入損失を低減する技術は、半導体装置の縦構造についてであり、その他の技術、手法についての十分な開示はなされていない。
信号が漏洩する経路は、例えば上述の技術で開示されている経路だけに特定されるものではないため、スイッチの特性が今まで以上に要求された際に、その要求性能を満足することができない恐れがある。
本発明の目的は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、SPSTスイッチや、信号の経路がn個(nは自然数)に分岐されるSPnTスイッチタイプの半導体スイッチ等において信号の損失や端子間の干渉を抑制する技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明による半導体装置は、アンテナとの結合に用いられる第1端子と、送信または受信装置との結合に用いられる第2端子と、接地電圧が供給される接地端子と、第1端子と第2端子との接続制御を行うシリーズトランジスタと、第2端子と接地端子との接続制御を行うシャントトランジスタとが半導体基板上に配置されたアンテナスイッチを有する半導体装置であって、シャントトランジスタは第1と第2のトランジスタを有し、接地端子は、第1トランジスタに結合される第1接地端子と、第2トランジスタに結合される第2接地端子とを有し、シリーズトランジスタと、第1トランジスタと、第2トランジスタと結合される接続配線を有するものである。
ここで、第1トランジスタと、第2トランジスタとがそれぞれシリーズトランジスタと対向するように並び、第2端子とシリーズトランジスタとの間に配置されるとともに、第1トランジスタと第2トランジスタとで接続配線をはさむように配置され、更に第2端子が、第1接地端子と、第2接地端子との間に配置されたことを特徴とするものである。
また、代表的な実施の形態によれば、シャントトランジスタであるシャントFETを2つに分けたので、その間に接続配線である第1配線を配置することができる。
これにより、シリーズトランジスタであるシリーズFETの周辺領域に比べ、中央領域近くから2方向の周辺領域に第1配線を伸ばすことができる。
さらに、シャントFETを2つに分割し、それぞれに接地端子であるグランド端子AC−GNDを設けている。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
(1)シャントFETを分割して、それぞれグランド端子へ接続されるように半導体基板上に配置することにより、従来の高周波スイッチ回路に比べて、端子間のアイソレーション特性を向上することができる。
(2)また、シリーズFETに接続される配線が、シャントFETに挟まれ、シリーズFETの周辺領域に比べ、中央領域近くから2方向の周辺領域に第1配線を伸ばすことができる。
(3)上記(1)、(2)により、従来の高周波スイッチ回路に比べて、スイッチオン時の端子間の損失を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1によるSPSTスイッチの等価回路図、図2は、図1に示す等価回路図のSPSTスイッチにおけるSPSTスイッチの各素子の半導体基板上での配置を示す図、図3は、本発明者が検討したSPSTスイッチの各素子の半導体基板上での配置を示す図、図4は、図2の破線部分を拡大した説明図、図5は、図4のA−A’部の断面図、図6は、図2のB−B’部の断面図である。
まず、本発明の実施の形態1に係るSPSTタイプの半導体スイッチについて、図1、図2を参照して説明する。図1は、本発明の半導体スイッチの基本構成を示す等価回路であり、図2は、その構成の半導体基板上でのトランジスタ等の配置を示すレイアウト図である。
図1の等価回路のように、SPSTスイッチは、シリーズトランジスタ(シリーズFET)と、シャントトランジスタ(シャントFET)を有する。シリーズトランジスタは、数百MHz以上の高周波信号が入力もしくは出力される第1端子である端子T1と第2端子である端子T2とにソース/ドレインの各々が接続され、端子T2と接地端子であるグランド端子AC−GNDとにドレイン/ソースとの各々が接続される。
以後、シリーズトランジスタはシリーズFETと呼ぶ。また、シャントトランジスタはシャントFETと呼ぶ。また、接地端子はグランド端子AC−GNDと呼ぶ。
そして、シリーズFETは、高周波信号を伝送するためのトランスファ回路として用いられる。一方、シャントFETは、漏れた高周波信号をグランド端子AC−GNDへ逃がすシャント回路として用いられる。
このように、SPSTスイッチは、トランスファ回路とシャント回路とを組み合わせることにより構成されている。
実施の形態1の特徴として、シャントFETは、第1のトランジスタであるシャントFET1と第2のトランジスタであるシャントFET2の2つに分割され、それぞれが別々のグランド端子AC−GND1,AC−GND2に接続される構成となっている。
以後、第1のトランジスタはシャントFET1と呼ぶ。また、第2のトランジスタはシャントFET2と呼ぶ。
なお、シャントFET1とシャントFET2のゲート幅は、等しくするのが望ましい。
それは、高周波信号が入力された際に、シャントFET1,2に印加される電圧を均一化することができるからである。
つまり、特定のシャントFETに、大きな電圧がかかるのを防ぐことができ、FETに大きな電圧がかかることによる歪み特性の劣化を抑制することができる。
ここで、ゲート幅とは、ゲート配線が複数集まった構成のMOSFETにおいて、ドレインとソースで電流が流れる幅の総和のことである。ここで、シリーズFET3は、FETX11,X12,X13の3つのFETの直列接続により構成され、シャントFET1は、FETX21U,22U,X23Uの3つのFETの直列接続により構成され、シャントFET2は、FETX21L,X22L,X23Lの直列接続により構成されている。
このように、シリーズFETとシャントFETが、それぞれ複数のFETの直列接続により構成されている場合は、各FETには、制御信号入力端子TC1,TC2に入力される直流電圧に、分圧された高周波信号の電圧が重畳されることになる。
そのため、シリーズFETとシャントFETがそれぞれ一つのFETで構成される場合に比べて、各FETに印加される電圧を低くすることができる。
例えば、入力される高周波信号のパワーレベルが低く、各FETに印加される電圧を低くする必要がない場合は、シリーズFETとシャントFETをそれぞれ一つのFETにより構成してもよい。
また、入力される高周波信号のパワーレベルが大きく、各FETに印加される電圧を低くする必要がある場合は、シリーズFETとシャントFETを複数のFETの直列接続により構成してもよい。
図1において、シリーズFET3のFETX11のドレイン(またはソース)とシャントFET1のFETX21Uのドレイン(またはソース)とシャントFET2のFETX21Lのドレイン(またはソース)とがお互いにノードAで接続されている。
そして、FETX13のソース(またはドレイン)には、端子T1が接続されており、ノードAには、端子T2が接続されている。また、FETX11のゲートはゲート抵抗R11を介して、FETX12のゲートはゲート抵抗R12を介して、シリーズFETのX13のゲートはゲート抵抗R13を介して、共に制御信号入力端子TC1に接続されている。
そして、FETX21Uのゲートはゲート抵抗R21Uを介して、FETX22Uのゲートはゲート抵抗R22Uを介して、FETX23Uのゲートはゲート抵抗R23Uを介して、共に制御信号入力端子TC2に接続されている。
同様に、FETX21Lはゲート抵抗R21Lを介して、FETX22Lはゲート抵抗R22Lを介して、FETX23Lのゲートはゲート抵抗R23Lを介して、共に制御信号入力端子TC2に接続されている。
例えば、各FETでは、ゲート配線とは別に設けられたポリシリコン等からなる配線で抵抗を構成する。具体的には、その抵抗値は、10KΩから80KΩである。
このように、ゲート抵抗の値を高抵抗とすることで、FETのゲートからゲート抵抗を介して高周波信号が漏洩することを抑制することができる。その結果、端子T1,T2間の通過損失(挿入損失)が低減される。
次に上記構成における動作について説明する。
信号を送信する場合、端子T2から端子T1へ信号を伝送する。この場合、シリーズFET3のFETX11,X12,X13のゲート−ソース間電圧(Vgs)がスレッショルド電圧(Vth)よりも高くなるよう制御信号入力端子TC1にハイレベルの制御電圧が印加される。
一方、FETX21U,X22U,X23U,X21L,X22L,X23Lのゲート−ソース間電圧(Vgs)がスレッショルド電圧(Vth)よりも低くなるよう制御信号入力端子TC2にロウレベルの制御電圧が印加される。
これにより、FETX11,X12,X13はオン状態になり、FETX21U,X22U,X23U及びFETX21L,X22L,X23Lはオフ状態になる。つまり、端子T1と端子T2は実質的に短絡状態となるため、端子T2から端子T1へ信号を伝送することができる。
これに対して、信号を送信しない場合、端子T1と端子T2を遮断する。この場合、FETX11,X12,X13のゲート−ソース間電圧(Vgs)がスレッショルド電圧(Vth)よりも低くなるよう制御信号入力端子TC1にロウレベルの制御電圧が印加される。
一方、FETX21U,X22U,X23U、FETX21L,X22L,X23Lのゲート−ソース間電圧(Vgs)がスレッショルド電圧(Vth)よりも高くなるよう制御信号入力端子TC2にハイレベルの制御電圧が印加される。
これにより、FETX11,X12,X13はオフ状態になり、FETX21U,X22U,X23U及びシャントFETのX21L,X22L,X23Lはオン状態になる。つまり、端子T1と端子T2は、シリーズFETX11,X12,X13によってほぼ開放となり,X11,X12,X13を通過する漏れた信号はシャントFETX21U,X22U,X23U,X21L,X22L,X23Lを通過して接地端子へと行くため、端子T1と端子T2を遮断することができる。
図2は、図1の等価回路の各素子を半導体基板sub上に配置したものである。
端子T1、シリーズFET3、端子T2の順に半導体基板sub上に配置され、シリーズFET3と端子T2の間には、シリーズFET3とシャントFET1,2を接続する接続配線である第1配線L1と、一対のシャントFET1,2が配置されている。以後、接続配線は第1配線L1と呼ぶ。シャントFET1,2は、第1配線L1を挟むように配置されている。
シャントFETがシャントFET1とシャントFET2に分割され、シャントFET1とシャントFET2にそれぞれグランド端子AC−GND1,AC−GND2が接続された配置となっている。
図3は、本発明者が検討した配置の一例であり、シャントFETは分割されずに半導体基板上に配置されている。
RC1とRC2は、端子T2からシリーズFETに至るまでの第1配線L1上の高周波信号の経路の例を示したものである。
端子T2がシリーズFETの片端に寄った配置となっている。そのため、RC2のように信号の経路が長くなるところがあり、そこでの寄生抵抗は大きくなってしまう。また、RC1とRC2の高周波信号の経路差が大きい。つまり、シリーズFETと第1配線L1との接続位置によって、入力される信号の位相が異なってしまう。
一方、本実施の形態の図2の配置では、シャントFET1,2のドレイン(もしくはソース)は、第1配線L1の2つの側面SIDE1,SIDE2で接続され、シャントFET1,2のソース(もしくはドレイン)は、それぞれグランド端子AC−GND1,AC−GND2に接続されている。
そして、端子T2からシリーズFETに至るまでの第1配線L1上の高周波信号の経路は、例えばRP1,RP2のようになっている。
また、図2のように、シャントFET1,2の間に第1配線L1があることで、第1配線L1と接続される端子T2が、シリーズFETが配置される領域の端よりも中心に近い位置に配線することができる。
そのため、高周波信号の経路RP1,RP2が、従来の経路例であるRC2のように長くならないで済むことができる。
また、RP1とRP2との経路差をRC1とRC2との経路差より小さくできる。つまり、シリーズFETへ入力される信号の位相が、シリーズFETと第1配線L1との接続位置によって、異なりにくい配置となっている。
特に信号の経路差による位相変化は、信号の周波数が高い程顕著となるため、高周波用スイッチにおいては図2のような配置が好適である。
また、シャントFET1,2は、それぞれが別々のグランド端子AC−GND1,AC−GND2に接続されている。そのため、グランド端子AC−GNDが一つの場合に比べて、グランド端子AC−GNDに接続される接地(GND)へ、漏れた高周波信号を、より逃がしやくなっている。
また、ここまで示したものは、シャントFETのゲート配線とシリーズFETのゲート配線の伸びる方向を等しくしている。この配置では、精度が要求される最小寸法であるゲート配線幅(ゲート長に対応)方向に対して、寸法精度を保証しなくてはならない。
しかし、ゲート配線長方向に対しては、最小寸法に対して十分大きいため、寸法検査を省略することができる。つまり、ゲート配線方向をシャントFETとシリーズFETでそろえた場合は、SPSTスイッチは、半導体プロセスを用いて製造する際に、ゲート配線の方向が一方向のため、寸法精度は一方向だけに求められることになる。
したがって、製造工程の簡略化が可能であり、製造コスト削減と製造期間短縮には、好適な配置となっている。
ここで、図2のシャントFETのゲートフィンガ長Wf2は、シリーズFETのゲートフィンガ長Wf1と等しいか、もしくは、より短くなるようにするのが望ましい。
それは、トータルのゲート幅が一定の条件においては、ゲートフィンガ長の短い方がソース、ドレインの配線抵抗が小さくなり、FETの電流駆動能力を高くできるためである。その結果、グランド端子AC−GNDと接続される接地(GND)へ、漏れた高周波信号を、より逃がしやくなるからである。
また、シャントFETのゲートフィンガ長が短くなることで、グランド端子AC−GND1,AC−GND2は、シャントFETと第1配線L1が接続される側面SIDE1,SIDE2に近づけられている。
したがって、グランド端子AC−GNDと並んで配置される端子T2は、シリーズFETに近づけられていることになる。その結果、端子T2とシリーズFETまでの第1配線L1の距離は短くなっており、配線による寄生抵抗を小さくすることができる。
ここで、ゲート幅が広い場合、一本のゲート配線では形成できないことから、複数のゲート配線を並列に並べる。ゲートフィンガ長とは、これらの各ゲート配線の長手方向の長さ(一般的に言われるゲート長のことではない)、他の表現をすれば、MOSFETにおいて、ドレインとソースで電流が流れる方向の活性領域の幅に相当するゲート幅のことである。
図4は、図2の破線部分WL1を拡大し示した図である。
この図は、グランド端子AC−GND2とFETX23L、X22Lの要部を概略的に示したものであり、FETがSOI−MOSFET(Silicon On Insulator−Metal Oxide Semiconductor FET)の場合である。
なお、以下においては、SOI−MOSFETのことをFETと呼ぶこととし、主要部分を概説する。
図5は、図4のA−A’部の断面図である。
図4および図5のように、各FETは、FETの基板側から順に形成される、第1ビアvia1、第1メタル配線1st metal layer、第2ビアvia2、第2メタル配線2nd metal layerにより接続され、構成されている。
そして、AC−GND2は、第2メタル配線2nd metal layerで形成されており、FETX23Lのソース電極配線S2へと繋がっている。ソース電極配線S2は、FETX23Lの活性領域Active areaの中心付近まで櫛状に伸びており、第2ビアvia2を用いて第1メタル配線1st metal layerで形成されるソース電極配線S1と接続されている。
ソース電極配線S1は、第1ビアvia1を用いてFETX23Lのソースであるn+ 領域に接続されている。また、FETX23Lのドレインであるn+ 領域と第1ビアvia1を用いて接続されるドレイン電極配線D1は、第2ビアvia2を用いてソース−ドレイン電極接続配線S/Dに接続されている。
ソース−ドレイン電極接続配線S/Dは、FETX22Lのソースであるn+ 領域と第1ビアvia1を用いて接続されるソース電極配線S3に、第2ビアvia2を用いて接続されている。
また、FETX23LとFETX22Lのゲートは、それぞれゲート配線であるゲートフィンガfg_X23L,fg_X22Lが並列に複数集まり構成されている。ゲートフィンガfg_X23L,fg_X22Lは、それぞれゲート引き出し配線G1,G2を介して、ゲート抵抗R23,R22へ接続され、制御信号入力端子TC2に接続されている。
ここで、ゲートフィンガ及びゲート抵抗は、例えばポリシリコン、シリサイドとポリシリコンとの2重積層で形成される。なお、FETX23UやFETX21LやFETX11などの構成及び接続は、同様であるため省略する。
図6は、図2のB−B’部の断面図である。
同図に示すように、FETX23LとFETX23Uは、SiO2 層4により分離され配置されている。また、第1配線L1は、第2メタル配線2nd metal layerで形成されている。
以下、本実施の形態の主な効果を記す。
シャントFETを2つに分けたので、その間に接続配線である第1配線L1を配置することができる。これにより、シリーズFET3の中央領域近くから、2方向の周辺領域に第1配線L1を伸ばすことができる。
その結果、端子T2とシリーズFET3間の第1配線L1の寄生抵抗を小さくすることができるため、端子T1と端子T2間の損失を少なくすることができる。
また、シャントFETを2つに分割し、それぞれにグランド端子AC−GNDを設けている。そのため、漏れた高周波信号が、シャントFET1,2を介して、グランド端子AC−GNDと接続される接地へ逃げ易くなっている。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2によるSPSTスイッチにおけるシャントFETのゲートフィンガ長がシリーズFETのゲートフィンガ長より短い場合の配置を示す説明図、図8は、シャントFETのゲートフィンガ長がシリーズFETのゲートフィンガ長より長い場合の配置を示す説明図である。
実施の形態2のSPSTスイッチは、実施の形態1とシャントFETとシリーズFETのゲート配線の方向の関係が異なる。
図7のようにシリーズFET3とシャントFET1,2のゲート配線が、互いに直角方向に伸びるように、それぞれ半導体基板sub上に配置されている。なお、回路構成、回路動作については、図1のSPSTスイッチで説明したと同様であることに変わりはないものであるので、ここでの再度の説明は省略することとする。
図7に示すようにシャントFET1,2のドレイン(もしくはソース)は、端子T2と近い距離にある第1配線L1の2つの側面SIDE3,SIDE4で接続され、シャントFET1,2の他方のソース(もしくはドレイン)は、それぞれグランド端子AC−GND1,AC−GND2に接続されている。
これにより、端子T2から側面SIDE3,SIDE4へ至る距離は、図2の端子T2から側面SIDE1,SIDE2へと至る距離に比べて短くできる。
したがって、端子T2からシャントFETまでの第1配線L1の寄生抵抗低減が可能であり、漏れた高周波信号を接地(GND)へ逃がすには好適な配置といえる。
ここで、図7においても、図2の場合と同様に、シャントFET1,2のゲートフィンガ長Wf2は、シリーズFET3のゲートフィンガ長Wf1と等しいか、もしくは、より短くなるようにするのが望ましい。
このことで、図2の場合と同様に、シャントFET1,2は、ゲートフィンガ長が短いことで電流駆動能力を高くできるため漏れた高周波信号を、より逃がしやすくなる。また、チップサイズをより低減しやすくなる。
シャントFET1,2のゲートフィンガ長がシリーズFET3のゲートフィンガ長より長くすると、図8のように、半導体基板sub上での形状が長細くなり、チップに空き領域ができてしまうからである。
本実施の形態2は、実施の形態1に比べて、端子T2からシャントFET1,2のソース(またはドレイン)に至るまでの配線の経路を、更に短くできる。
したがって、端子T2からシャントFETまでの寄生抵抗低減が可能であり、漏れた高周波信号が、シャントFETを介して、グランド端子AC−GND1,AC−GND2と接続される接地へ、より逃げ易くなっている。
(実施の形態3)
図9は、本発明の実施の形態3によるSPDTスイッチの等価回路図、図10は、図9に示す等価回路図のSPDTスイッチの各素子の半導体基板上での配置を示す説明図である。
本実施の形態3は、前記実施の形態1,2のSPSTスイッチに対して、信号の分岐経路が2経路で、高周波信号の端子が3つのSPDTスイッチに関するものである。
このSPDTスイッチの構成は、おおまかには実施の形態1のSPSTスイッチを単位スイッチとして、2つの単位スイッチが端子T3を共通にして接続されたものである。
一方の単位スイッチのシャントFETと他方の単位スイッチのシャントFETに、シリーズFETを挟むことで互いに離れた位置に配置されているものである。
本実施の形態2に係るSPDTスイッチについて、図9、図10を参照して説明する。
図9は、本発明の半導体スイッチの基本構成を示す等価回路であり、図10はその構成の半導体基板上での各素子の配置を示すレイアウト図である。
また、本実施形態3の構成要素のうち、前記の実施の形態1と同一の構成要素については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
具体的にその構成を説明する。
図9のように、単位スイッチUS1,US2(SPSTスイッチ)は、それぞれ一方の端部で直列接続され、その接続点に端子T3が設けられたものとなっている。そして、単位スイッチUS1の他方の端部には、端子T4が、また、単位スイッチUS2の他方の端部には、端子T5が、それぞれ設けられたものとなっている。
単位スイッチUS1(SPSTスイッチ)は、端子T3と端子T4とが、ソース(もしくはドレイン)と接続されるシリーズFETのFETSX11と、端子T4とグランド端子AC−GNDとが、ドレイン(もしくはソース)と接続されるシャントFETのFETSX12から構成される。
また、単位スイッチUS2(SPSTスイッチ)は、端子T3と端子T5とが、ソース(もしくはドレイン)と接続されるシリーズFETのFETSX21と、端子T5とグランド端子AC−GNDとが、ドレイン(もしくはソース)と接続されるシャントFETのFETSX22から構成される。
ここで、第1の単位スイッチのFETSX12は、FETS1とFETS2の2つに分割され、第2の単位スイッチのFETSX22は、FETS3、FETS4に分割され、それぞれが別々のグランド端子AC−GNDに接続される構成となっている。
また、FETSX11のゲートはゲート抵抗RS11を介して、FETSX12のゲートはゲート抵抗RS12を介して、各FETのゲートに印加されるゲート電圧を制御する制御信号発生器CSGに接続されている。
同様に、FETSX21のゲートはゲート抵抗RS21を介して、FETX22のゲートはゲート抵抗RS22を介して、制御信号発生器CSGに接続されている。
なお、制御信号発生器CSGには、外部回路よりVdd端子Tvddを介して電源電圧と、VC端子Tvcを介して制御指示電圧が供給されている。
次に、上記構成における動作について説明する。
端子T4から端子T3へ信号を伝送する場合には、FETSX11、FETSX22のゲート−ソース間電圧(VGS)がスレッショルド電圧(Vth)よりも高くなるようハイレベルの制御電圧が制御信号発生器CSGから印加され、FETSX12、FETSX21のゲート−ソース電圧(VGS)がスレッショルド電圧(Vth)よりも低くなるようロウレベルの制御電圧が制御信号発生器から印加される。
これにより、FETSX11、FETSX22はオン状態になり、FETSX12、FETSX21はオフ状態になる。つまり、端子T4と端子T3は実質的に短絡状態となるため、端子T4から端子T3へ信号を伝送することができる。
同様に、端子T3から端子T5へ信号を伝送する場合には、FETSX21、FETSX12をオン状態とし、FETSX11、FETSX22をオフ状態とする。
図10は、図9の等価回路の各素子を半導体基板sub上に配置したものである。主な接続線を示しており、一部の接続線は省略して示している。
単位スイッチUS1、US2の主な各端子と各FETは、端子T4、FETSX12、FETSX11、FETSX21、FETSX22、端子T5の順に半導体基板上に配置され、FETSX11のソース(ドレイン)とFETSX21のソース(ドレイン)の間には、FETSX11のソース(ドレイン)とFETSX21のソース(ドレイン)と端子T3とを接続する第2配線L2が配置され、単位スイッチUS1,US2は、それぞれのFETSX12とFETSX22が互いに離れた位置となるように、第2配線L2を挟むように対向して配置される。
ここで、単位スイッチUS1,US2の各素子の配置は、実施の形態1と同じ為、省略する。
上述の実施の形態3では、以下の効果が期待できる。
なお、実施の形態1と同じ効果については、繰り返しとなるため詳しいことは省略する。
まず、端子T3と端子T4との間と、端子T3と端子T5との間の損失は、実施の形態1の単位スイッチを適用しているため小さくすることができる。
更に、シャントFETのFETSX12,SX22は、シリーズFETのFETSX11,SX21と、第2配線L2を隔てて、離れて配置されているため、一方のシャントFETから発生した信号リークは、他方のシャントFETに到達しにくくなっている。
以上、本実施の形態3により、端子T3と端子T4との間と、端子T3と端子T5との間の損失が低く、かつ、端子T4と、端子T5との間で高いアイソレーションが得られるSPDTスイッチを実現することができる。
なお、上述では、単位スイッチUS1,US2の各素子は、実施の形態1の配置としているが、実施の形態2の配置としてもよい。また、2つの単位スイッチに対して実施の形態1の技術を適用しているが、どちらか一方の単位スイッチのみに実施の形態1,2の技術を適用するとしてもよい。
(実施の形態4)
図11は、本発明の実施の形態4によるSPnTスイッチを説明するための一例であるSP6Tスイッチの等価回路図、図12は、図11の等価回路図のSP6Tスイッチの各素子の半導体基板上での配置を示す説明図である。
本実施の形態4では、信号の分岐経路がn経路(nは3以上の自然数)に一般化したものであるSPnTスイッチに係る。このSPnTスイッチは、n個の単位スイッチで構成され、n個のうちの少なくとも一つの単位スイッチが、実施の形態1または実施の形態2と同じように半導体基板上に配置されるものである。
SPnTスイッチの半導体スイッチについて、その一例としてSP6Tスイッチを図11、図12を参照して説明する。
図11は、本発明の半導体スイッチ(SP6Tスイッチ)の基本構成を示す等価回路であり、図12はその構成の半導体基板上での各素子の配置を示すレイアウト図である。また、本実施の形態の構成要素のうち、実施の形態1,2,3と同一の構成要素については、同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
以下、異なる点を中心に説明する。
実施の形態4の半導体スイッチは、実施の形態1のSPSTスイッチを単位スイッチとして6つ設けたSP6Tスイッチが構成されている。
具体的にその構成を説明する。
図11に示すように、本実施の形態のSP6Tスイッチは、6つの単位スイッチUS1,US2,US3,US4,US5,US6からなり、一方の端部であるその相互の接続点にアンテナ接続端子である端子3が設けられている。また、単位スイッチの他方の端部に端子T4,T5,T6,T7,T8,T9が、それぞれ接続されて設けられたものとなっている。
また、単位スイッチを構成するシリーズFETのFETX11,X21,X31,X41,X51,X61のゲートは、それぞれゲート抵抗RS11,RS21,RS31,RS41,RS51,RS61を介して、制御信号発生器CSGに接続され、同様に、シャントFETのFETX12,X22,X32,X42,X52,X62のゲートは、それぞれゲート抵抗RS12,RS22,RS32,RS42,RS52,RS62を介して、制御信号発生器CSGに接続されている。
なお、制御信号発生器CSGには、外部回路よりVdd端子Tvddを介して電源電圧と、VC端子Tvc1〜Tvc3を介して制御指示電圧が供給されている。
次に、上記構成における動作について概説する。
なお、図1のSPSTスイッチと、図9のSPDTスイッチで説明したと同様の動作であることに変わりはないものであるので、ここでの再度の詳細な説明は省略することとする。
以下、異なる点を中心に説明する。
図11において、制御信号発生器CSGから出力される信号によって、6つの高周波信号経路の中で、選択された経路に対応する単位スイッチをオン状態とし、その他の経路に対応する単位スイッチは、全てオフ状態とする。
つまり、選択された経路は実質的に短絡状態となるため、この経路に対応する端子間で高周波信号を伝送することができる。一方、選択された経路以外は、実質的に遮断状態となるため、高周波信号を伝送することはできない。また、端子T4,T5,T6,T7,T8,T9の任意の端子間で信号が漏洩することはない。
次に、上記構成における各素子の半導体基板sub上での配置について概説する。
図12は、図11の等価回路の各素子を半導体基板sub上に配置したものである。
以下、実施の形態1,2,3と異なる点を中心に説明する。
図12のように、半導体基板sub上に各単位スイッチUS1,US2,US3,US4,US5,US6と端子T3とを接続する第2配線L2が配置され、単位スイッチUS1,US2,US3,US4,US5,US6は、第2配線L2を対向して挟むように、もしくは並んで配置される。
ここで単位スイッチのゲート幅が大きく、レイアウトサイズが大きいものについては、実施の形態1、2、3と同様にシャントFETは分割されている。
これに対し、これよりゲート幅が小さく、レイアウトサイズが小さいものについては、シャントFETは分割されていない。具体的には、単位スイッチUS1,US2は、シャントFETが分割されている。また、単位スイッチUS3,US4,US5,US6は分割されていない。
以下、本実施の形態4の効果を記す。
なお、本実施の形態4の半導体基板上に配置された半導体スイッチにおいても、前述の実施の形態1,2,3で説明したと同様の効果が得られることに変わりはないものであるので、ここでの再度の詳細な説明は省略することとする。
本実施の形態では、シャントFETの半導体基板sub上での配置が、単位スイッチのゲート幅、レイアウトサイズで異なるものを組み合わせた。
単位スイッチのうち少なくとも一つはシャントFETが分割され、第1配線を挟むように半導体基板sub上に配置される。そのため、実施の形態1,2,3と同様に、半導体スイッチの挿入損失低減、アイソレーション特性向上を図ることができる。
また、単位スイッチのうち他のひとつは、シャントFETが分割されないで半導体基板sub上に配置される。そのため、単位スイッチに必要なグランド接続端子AC−GNDが一つで済み、チップサイズの拡大を抑制することができる。
つまり、挿入損失低減とアイソレーション特性向上とチップサイズの拡大抑制といった効果が得られるSPnTスイッチを実現することができる。
(実施の形態5)
図13は、本発明の実施の形態4によるDP4Tスイッチの等価回路図、図14は、本発明の実施の形態5による分波器の端子例を示す説明図、図15は、図13の等価回路図のDP4Tスイッチの各素子の半導体基板上での配置を示す説明図である。
本実施の形態5は、信号の分岐経路がn経路(nは自然数)であるSPnTスイッチを複数個と分波器(ダイプレクサ)とを組み合わされたスイッチである。
本発明の実施の形態4に係るSPnTスイッチの半導体スイッチを複数個と、分波器(ダイプレクサ)とを組み合わされてなるスイッチについてである。その一例として、半導体スイッチが2つのSPDTで構成されるDP4T(Double Pole 4 Throw)の場合について、図13、図14、図15を参照して説明する。
図13は、本発明のDP4Tスイッチの基本構成を示す等価回路であり、図14は、ダイプレクサの端子を示す概略図であり、図15はDP4Tスイッチの半導体基板上での各素子の配置を示すレイアウト図である。
また、本実施の形態の構成要素のうち、実施の形態1,2,3と同一の構成要素については、同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
以下、異なる点を中心に説明する。
実施の形態5のスイッチは、実施の形態3のSPDTスイッチを、2つ設けることによるDP4Tスイッチと、分波器(ダイプレクサ)から構成されている。
具体的にその構成を説明する。
図13のように、本実施の形態4のDP4Tスイッチは、2つのSPDTスイッチ5,6から構成されている。SPDTスイッチ5は単位スイッチUS1,US2から構成され、その接続点に端子T3aが設けられている。
同様に、SPDTスイッチ6は、単位スイッチUS3,US4から構成され、その接続点に端子T3bが設けられている。また、SPDTスイッチ5,6は、制御信号発生器CSGに接続されている。なお、制御信号発生器CSGには、外部回路よりVdd端子Tdvvを介して電源電圧と、VC端子Tvcを介して制御指示電圧が供給されている。
また、図14のように、ダイプレクサには3つの端子TDa、TDb、TDantが設けられている。そして、DP4Tの端子T3a、T3bは、ダイプレクサの端子TDa,TDbとそれぞれ接続され、ダイプレクサの端子TDantは、アンテナと接続されている。
なお、このダイプレクサは、2つの異なる周波数帯域をもつフィルタを端子TDantで共有することで実現されており、端子TDaと端子TDant間と、端子TDbと端子TDant間とで通過できる信号の周波数帯域が異なっている。また、端子TDaと端子TDb間は実質的に開放であり、信号が伝送するようなことはない。
このように、本実施の形態5では、高周波信号の4つの経路を切り替えるために、アンテナと接続される端子を2つにし、それぞれの端子T3a,T3bに繋がる単位スイッチをそれぞれ2つとなるように構成されている。
つまり、DP4Tスイッチとダイプレクサとの階層化にすることで、この端子に接続される単位スイッチの数を減らしている。
次に、上記構成における動作について概説する。
なお、SPDTスイッチ5,6は、図9のSPDTスイッチで説明したと同様の動作であることに変わりはないものであるので、ここでの再度の詳細な説明は省略することとする。
以下、異なる点を中心に説明する。
図13において、高周波信号を伝送するには、制御信号発生器CSGにより、選択された高周波信号の伝送経路に対応する単位スイッチをオン状態とする。一方、選択されなかった他の全ての高周波信号の伝送経路に対応する単位スイッチはオフ状態とする。
つまり、SPDTスイッチ5の単位スイッチと、SPDTスイッチ6の単位スイッチが同時に動作するようなことはない。
ここで、オン状態の単位スイッチは実質的に短絡状態となるため、この単位スイッチの端子間で信号を伝送することができる。一方、オフ状態の単位スイッチは実質的に開放状態となるため、高周波信号を遮断することができる。
また、SPDTスイッチ5とSPDTスイッチ6はそれぞれ電気的に分離された構成となっているため、SPDTスイッチ5の端子T3a,T4a,T5aと、SPDTスイッチ2の端子T3b,T4b,T5bとの間で、高周波信号が漏洩するのを防ぐのに好適な構成になっている。
ここで、SPDTスイッチ1とSPDTスイッチ2には、異なる周波数帯域の高周波信号が入出力される。この異なる周波数帯域の高周波信号は、分波器(ダイプレクサ)により周波数帯域毎に分波される。
具体的には、例えば、高周波送信信号STx1と高周波受信信号SRx1の周波数帯域が一方の周波数帯域fw1であり、高周波送信信号STx2と高周波受信信号SRx2の周波数帯域が他方の周波数帯域fw2とする4つの信号の経路を切り替える場合について説明する。
高周波送信信号STx1を送信する場合は、端子T4aに入力され、端子T3aから出力されるようになっている。そして端子T3aの出力が、分波器の端子TDaに入力され、分波器の端子TDantから出力されるようになっている。
また、高周波受信信号SRx1を受信する場合は、分波器の端子TDantから入力され、端子TDaから出力されるようになっている。そして、端子TDaの出力が端子T3aに入力され、端子T5aから出力されるようになっている。
同様に、高周波送信信号STx2を送信する場合は、端子T4bに入力され、端子T3bから出力されるようになっている。そして端子T3bの出力が、分波器の端子TDbに入力され、分波器の端子TDantから出力されるようになっている。
また、高周波受信信号SRx2を受信する場合は、分波器の端子TDantから入力され、端子TDbから出力されるようになっている。そして、端子TDbの出力が端子T3bに入力され、端子T5bから出力されるようになっている。
次に、上記構成における各素子の半導体基板sub上での配置について概説する。
図15は、図13の等価回路の各素子を半導体基板sub上に配置したものである。
以下、実施の形態1,2,3,4と異なる点を中心に説明する。
図15のように、実施の形態5では、2つのSPDTスイッチ5,6は、半導体基板sub上において制御信号発生器CSGとVC端子TvcとVDD端子Tvddを挟むように、かつ、制御信号発生器CSGに対して端子T3a,T3bが外側となるように配置されている。
また、VC端子TvcとVDD端子Tvddは、制御信号発生器CSGを挟むように配置され、SPDTスイッチ5及びSPDTスイッチ6のグランド端子に挟まれるように配置されている。
ここで、VC端子Tvc、VDD端子Tvddを挟むように配置されているSPDTスイッチ5とSPDTスイッチ6のグランド端子AC−GNDは、互いに近い位置に配置されてもよい。
それは、SPDTスイッチ5の単位スイッチと、SPDTスイッチ6の単位スイッチが同時にオン状態となることはないからである。また、交流的に実質的に接地電位であるVC端子Tvc及びVDD端子Tvddを挟んでいるために、このグランド端子AC−GNDを介して漏れる高周波信号は、接地へ逃げやすくなっているからである。
以下、本実施の形態5の効果を記す。
なお、本実施の形態5の半導体基板上に配置された半導体スイッチにおいても、前述の実施の形態1,2で説明したと同様の効果が得られることに変わりはないものであるので、ここでの再度の詳細な説明は省略することとする。
本実施の形態では、4つの高周波信号の経路を切り替える手段として、DP4Tスイッチと、1つのダイプレクサを用いたものである。これは、4つの高周波信号の経路を切り替える別の手段として、アンテナへと繋がる端子を一つにしたSP4Tスイッチと比べて、回路的に以下のような効果がある。
まず、SPDTスイッチ1とSPDTスイッチ2は、半導体基板上でメタル等の配線により接続されていないため、これらスイッチ間での高周波信号の漏洩が抑圧できる構成となっている。
また、DP4Tスイッチとダイプレクサとの階層化にすることで、この端子に接続される単位スイッチの数を減らしている。
つまり、高周波信号経路と並列接続の関係にあり、その経路のインピーダンスを変化させてしまう単位スイッチが少なくなっている。したがって、高周波信号経路のインピーダンスは概ね一定を維持することができるようになっている。
このことで、各端子において、高周波信号が反射することなく、効率的に信号が伝達されるようになる。
また、選択された高周波経路と並列接続の関係にある単位スイッチを介して、高周波信号が漏洩することを防ぐのに役立っている。つまり、単位スイッチの挿入損失と、アイソレーション特性が向上可能な構成となっている。
また、図15のように、半導体基板上に各素子が配置されることで、以下のような効果がある。
まず、端子T3a,T3bは、半導体基板上に離れて配置されているため、これら端子間のアイソレーション特性を高くすることができる。また、SPDTスイッチ5とSPDTスイッチ6の間に、制御信号発生器CSGが配置されているため、各スイッチ間でのアイソレーション特性を高くすることができる。
更に、シャントFETと接続されるグランド端子AC−GNDは、交流的には実質的に接地であるVC端子Tvc、VDD端子Tvddを挟むように配置されるため、漏れた高周波信号がVC端子Tvc及びVDD端子Tvddへ逃げやすく、アイソレーション特性を高くすることができる。
また、制御信号発生器CSGからSPDTスイッチ1、2までの距離は、実質的に等しく、そして短くするのに好適な配置であるため、スイッチの切り替え動作を高速化するのに有利である。
(実施の形態6)
図16は、本発明の実施の形態6による送受切り替え用スイッチが搭載された携帯電話の構成を示すブロック図である。
図16は、本発明の実施の形態3であるSPDTスイッチを搭載した基地局との通信を行う携帯電話の構成の一例を示す図である。
同図に示すように、送受切り替え用SPDTスイッチ7、音声/データの情報が入出力されるインタフェース部8、この情報をデジタル信号として処理するベースバンド信号処理ユニット9、該ベースバンド信号処理ユニット9に入出力される情報を、無線通信周波数であるRF(高周波)周波数で入出力するRF集積回路10、送信RF信号を電力増幅する電力増幅モジュール11、受信RF信号を低雑音に増幅する低雑音増幅ユニット12、制御部13、及びアンテナANTから構成されている。
送受切り替え用SPDTスイッチ7は、制御部13からの出力信号に基づいて送受信する信号の切り替えを行う。この送受切り替え用SPDTスイッチ7は、アンテナ用端子、送信信号用端子、受信信号用端子が備えられ、これら端子は、実施の形態2のSPDTスイッチのそれぞれ、端子T3、端子T4、端子T5に対応する。
更に、送受切り替え用SPDTスイッチ7は、送受信の信号切り替えを制御するためのVC端子Tvcが備えられ、この端子は、実施の形態3の図9のVC端子Tvcに対応する。
ここで、アンテナ用端子には信号電波の送受信を行う送受信用アンテナANTが接続されている。
送信信号用端子には、電力増幅モジュール11であるHPAが接続されている。受信信号用端子には、低雑音増幅ユニット12であるLNAが接続されている。制御端子には、送受信の信号切り替えを制御する制御部が接続されている。なお、制御部13は、ベースバンド信号処理ユニット9からの制御信号によって制御されている。
上記携帯電話においては、アンテナ端子と送信信号用端子、及びアンテナ端子と受信信号用端子との間の通過損失(挿入損失)が低く、かつ、送信用信号端子と受信用信号端子の間で高いアイソレーションが得られることができる。
そのため、電力増幅モジュール11から出力された信号の送受切り替え用SPDTスイッチ7による減衰が少なくできる。その結果、電力増幅モジュール11は、その出力レベルを緩和できるため、消費電力を低減することができる。
なお、電力増幅モジュール11の消費電力は、通常、携帯電話の約半分を占めている。したがって、この電力増幅モジュール11の消費電力低減により、携帯電話の電池の寿命が延び、長時間通話が可能な携帯電話を実現することができる。
(実施の形態7)
図17は、本発明の実施の形態7によるマルチモード、マルチバンド対応の送受切り替え用スイッチが搭載された携帯電話の構成を示すブロック図である。
図17は、本発明の実施の形態4である上述のマルチモード、マルチバンド対応の送受切り替え用のSP6Tスイッチ14を搭載した基地局との通信を行う携帯電話の構成の一例を示す図である。
また、本実施の形態7の構成要素のうち、上述の実施の形態と同一の構成要素については、同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
以下、異なる点を中心に説明する。
同図に示すように、複数の通信方式を表すマルチモード、複数の周波数帯域を表すマルチバンド対応の送受切り替え用のSP6Tスイッチ14、音声/データのインタフェース部8、ベースバンド信号処理ユニット9、RF集積回路10、電力増幅モジュール11、低雑音増幅ユニット12)、制御部13、及び送受信用アンテナANTから構成されている。
ここで、ベースバンド信号処理ユニット9は、GSM/GPRS(General Packet Radio Service)ベースバンド9aと3Gベースバンド9bとから構成され、RF集積回路10は、GSM/GPPRSRFトランシーバ10aと3GRFトランシーバ10bとから構成される。
具体的には、本実施の形態の携帯電話は、GSM/GPRS方式のHighBand(約1.9GHz)とLowBand(約900MHz)の各周波数帯域で、送受信に対応できるとともに、3G(WCDMA)方式の送受信にも対応できるように構成されている。
この構成において、SP6Tスイッチは、制御部の制御に基づいてマルチモード、マルチバンドに対応して送受信する信号の切り替えを行う。
ここで送受切り替え用のSP6Tスイッチ14は、アンテナ用端子14a、GSM/GPRSLowBand送信信号用端子14b、GSM/GPRSHighBand送信信号用端子14c、3G送信信号用端子14g、GSM/GPRSLowBand受信信号用端子14e、GSM/GPRSHighBand受信信号用端子14f、3G受信信号用端子14gが備えられ、これら端子は、前述のSP6Tスイッチにおいて、それぞれ、端子T3、端子T4、端子T5、端子T6、端子T7、端子T8、端子T9に対応する。
更に、送受切り替え用のSP6Tスイッチ14は、マルチモード、マルチバンドに対応して送受信の信号切り替えを制御するための制御端子TVC1,TVC2,TVC3が備えられる(図示しない)。
ここで、アンテナ用端子には信号電波の送受信を行う送受信用アンテナANTが接続されている。GSM/GPRSLowBand送信信号用端子14b、GSM/GPRSHighBand送信信号用端子14c、3G送信信号用端子14dには、HPAなどからなる電力増幅モジュール11が接続されている。
GSM/GPRSLowBand受信信号用端子14e、GSM/GPRSHighBand受信信号用端子14f、3G受信信号用端子14gには、LNAからなる低雑音増幅モジュール12が接続されている。
制御端子TVC1,TVC2,TVC3には、マルチモード、マルチバンドに対応して送受信の信号切り替えを制御する制御部13が接続されている。尚、制御部13は、ベースバンド信号処理ユニット9から出力される制御信号によって、SP6Tスイッチ14の動作制御を行う。
上記携帯電話は、アンテナ用端子14aと、GSM/GPRSLowBand送信信号用端子14b、GSM/GPRSHighBand送信信号用端子14c、3G送信信号用端子14d、GSM/GPRSLowBand受信信号用端子14e、GSM/GPRSHighBand受信信号用端子14f、3G受信信号用端子14gとの間の挿入損失が低く、かつ、各端子間で高いアイソレーションが得られることができる。
そのため、実施の形態6の効果と同様に、電力増幅モジュール11の電力効率が高いことによる長い電池寿命と、高い通信品質を備えた携帯電話を実現することができる。
また、本実施の形態の携帯電話に適用しているSP6Tスイッチ14は、実施の形態4のようにチップサイズの拡大が抑制されているため、携帯電話を小型化できる。
なお、高周波信号の分岐経路がn経路(nは自然数)である携帯電話の場合は、SP6Tスイッチ14をSPnTスイッチに変更すればよい。その際、SPnTスイッチは、SP6Tスイッチと同様な半導体基板上の配置が可能であるため、同様の作用、効果が得られることに変わりはない。
したがって、携帯電話にSPnTスイッチが適用される場合においても、SP6Tが適用される場合と同様な効果を得ることができる。
(実施の形態8)
図18は、本発明の実施の形態8によるマルチモード、マルチバンド対応の送受切り替え用SP6Tスイッチと電力増幅モジュールを半導体基板上に1チップとして構成した一例を示すチップ配置図、図19は、図18のチップ配置図に、ローパスフィルタを加えて半導体基板上に1チップとして構成した一例を示すチップ配置図である。
図18は、実施の形態7である上述のマルチモード、マルチバンド対応の送受切り替え用のSP6Tスイッチ14と、電力増幅モジュール11を、例えばシリコン(Si)基板等の半導体基板sub上に1チップとして構成した一例を示すチップ配置図である。つまり、実施の形態7の図17おける電力増幅モジュール11、SP6Tスイッチ14を1チップとしたスイッチ機能付き電力増幅モジュール15のチップ配置図である。
同図に示すように、複数の通信方式を表すマルチモード、複数の周波数帯域を表すマルチバンド対応の送受切り替え用のSP6Tスイッチ14、該SP6Tスイッチ14に負電圧を供給する機能等を有するスイッチ制御部16、RF信号を増幅して出力するHPA増幅素子17及びHPA増幅素子18、HPA増幅素子17,18を制御するHPA制御部19といったブロックから構成され、1チップとして半導体基板sub上に配置されている。
具体的には、本実施の形態の電力増幅モジュール15は、GSM/GPRS方式のHighBandとLowBandの各周波数帯域で、送受信に対応できるとともに、3G(WCDMA)方式の送受信にも対応できるように構成されている。
上記構成における各素子の半導体基板sub上での配置について概説する。
図18のように、半導体基板sub上において、HPA増幅素子17とHPA増幅素子18は、HPA制御部19及びスイッチ制御部16を挟むように配置されている。
また、SP6Tスイッチ14とHPA制御部19とは、スイッチ制御部16を挟むように配置されている。なお、半導体基板subとしては、Si基板に限定されるものではなく、SOI基板、GAAS基板等でもよい。
以下、本実施の形態の効果を記す。
送受切り替え用SP6Tスイッチ14は、挿入損失が低く、かつ、各端子間で高いアイソレーションが得られる。そのため、電力増幅モジュール15は、高い通信品質と、高い電力効率を実現することができる。
また、HPA増幅素子17,18とHPA制御部19、スイッチ制御部16といったブロックを1チップとして半導体基板sub上に配置しており、小型化が可能となっている。
そして、各ブロック間の接続を半導体基板sub上の配線で短く接続できる。そのことで、ブロック間の接続で生じる損失を小さくすることができる。更に、ボンディングワイヤによる接続に比べて、配線間の干渉を少なくできるという効果もある。
図19は、図18の電力増幅モジュール15の構成に、更にローパスフィルタ20を加えて、半導体基板sub上に1チップとして構成した一例を示すチップ配置図である。
同図の構成では、送受切り替え用SP6Tスイッチ14より出力される不要な高調波成分をローパスフィルタ20により除去することが可能となっている。つまり、図18の構成よりも、より不要な信号を抑圧可能な構成となっている。
上述した本発明の実施の形態1〜8における各FETは、高周波信号の伝送のオンとオフのために、ゲート電圧の制御によりドレインとソース間で実質的に短絡状態と実質的に遮断状態を実現できればよいため、特にドレインとソースを区別して接続する必要はない。
また、FETとしては、例えばMOSFETや、SOI−MOSFETや、JFET(Junction FET)や、pHEMT(pseudomorphic High Electron Mobility Transistor)等のHEMTなどのFETからなる。
また、各実施の形態の一部もしくは全部を、それぞれ適宜組み合わせてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、移動体通信機器などに用いられる高周波の伝送信号の通過経路切り替えを行うスイッチに適している。
本発明の実施の形態1によるSPSTスイッチの等価回路図である。 図1に示す等価回路図のSPSTスイッチにおけるSPSTスイッチの各素子の半導体基板上での配置を示す図である。 本発明者が検討したSPSTスイッチの各素子の半導体基板上での配置を示す図である。 図2の破線部分を拡大した説明図である。 図4のA−A’部の断面図である。 図2のB−B’部の断面図である。 シャントFETのゲートフィンガ長がシリーズFETのゲートフィンガ長より短い場合の配置を示す説明図である。 シャントFETのゲートフィンガ長がシリーズFETのゲートフィンガ長より長い場合の配置を示す説明図である。 本発明の実施の形態2によるSPDTスイッチの等価回路図である。 図9に示す等価回路図のSPDTスイッチの各素子の半導体基板上での配置を示す説明図である。 本発明の実施の形態4によるSPnTスイッチを説明するための一例であるSP6Tスイッチの等価回路図である。 図11の等価回路図のSP6Tスイッチの各素子の半導体基板上での配置を示す説明図である。 本発明の実施の形態4によるDP4Tスイッチの等価回路図である。 本発明の実施の形態5による分波器の端子例を示す説明図である。 図13の等価回路図のDP4Tスイッチの各素子の半導体基板上での配置を示す説明図である。 本発明の実施の形態6による送受切り替え用スイッチが搭載された携帯電話の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態7によるマルチモード、マルチバンド対応の送受切り替え用スイッチが搭載された携帯電話の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態8によるマルチモード、マルチバンド対応の送受切り替え用SP6Tスイッチと電力増幅モジュールを半導体基板上に1チップとして構成した一例を示すチップ配置図である。 図18のチップ配置図に、ローパスフィルタを加えて半導体基板上に1チップとして構成した一例を示すチップ配置図である。
符号の説明
1 シャントFET
2 シャントFET
3 シリーズFET
4 SiO2
5 SPDTスイッチ
6 SPDTスイッチ
7 送受切り替え用SPDTスイッチ
8 インタフェース部
9 ベースバンド信号処理ユニット
9a GSM/GPRSベースバンド
9b 3Gベースバンド
10 RF集積回路
10a GSM/GPRSRFトランシーバ
10b 3GRFトランシーバ
11 電力増幅モジュール
12 低雑音増幅ユニット
13 制御部
14 SP6Tスイッチ
14a アンテナ用端子
14b GSM/GPRSLowBand送信信号用端子
14c GSM/GPRSHighBand送信信号用端子
14d 3G送信信号用端子
14e GSM/GPRSLowBand受信信号用端子
14f GSM/GPRSHighBand受信信号用端子
14g 3G受信信号用端子
15 電力増幅モジュール
16 スイッチ制御部
17 HPA増幅素子
18 HPA増幅素子
19 HPA制御部
20 ローパスフィルタ
T1 端子
T2 端子
T3 端子
T3a 端子
T3b 端子
T4 端子
T4a 端子
T4b 端子
T5 端子
T5a 端子
T5b 端子
T6 端子
T7 端子
T8 端子
T9 端子
TDa、TDb、TDant 端子
AC−GND グランド端子
AC−GND1,AC−GND2 グランド端子
X11,X12,X13 FET
X21U,X21L FET
X22U,X22L FET
X23L,X23U FET
TC1,TC2 制御信号入力端子
R11,R12,R13 ゲート抵抗
R21U,R22U,R23U ゲート抵抗
RS11,RS12,RS21 ゲート抵抗
sub 半導体基板
L1 第1配線
L2 第2配線
S1 ソース電極配線
S2 ソース電極配線
S3 ソース電極配線
S/D ソース−ドレイン電極接続配線
fg_X23L,fg_X22L ゲートフィンガ
G1,G2 ゲート引き出し配線
R23,R22 ゲート抵抗
SIDE1〜SIDE4 側面
Wf1,Wf2 ゲートフィンガ長
US1〜US6 単位スイッチ
RS31,RS32 ゲート抵抗
RS41,RS42 ゲート抵抗
RS51,RS52 ゲート抵抗
RS61,RS62 ゲート抵抗
CSG 制御信号発生器
Tvdd Vdd端子
Tvc1〜Tvc3 VC端子
ANT アンテナ

Claims (13)

  1. アンテナとの結合に用いられる第1端子と、
    送信または受信装置との結合に用いられる第2端子と、
    接地電圧が供給される接地端子と、
    前記第1端子と前記第2端子との接続制御を行なうシリーズトランジスタと、
    前記第2端子と前記接地端子との接続制御を行なうシャントトランジスタとが半導体基板上に配置されたアンテナスイッチを有する半導体装置であって、
    前記シャントトランジスタは第1と第2のトランジスタを有し、
    前記接地端子は、前記第1トランジスタに結合される第1接地端子と、
    前記第2トランジスタに結合される第2接地端子とを有し、
    前記シリーズトランジスタと、前記第1トランジスタと、前記第2トランジスタと結合される接続配線を有し、
    前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとは、それぞれ前記シリーズトランジスタと対向するように並び、前記第2端子と前記シリーズトランジスタとの間に配置されるとともに、
    前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとで前記接続配線をはさむように配置され、
    更に前記第2端子が、前記第1接地端子と、前記第2接地端子との間に配置されたことを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記シリーズトランジスタのドレインとソースで電流が流れる方向の活性領域の幅に相当するゲート配線長であるゲートフィンガ長は、
    前記シャントトランジスタのドレインとソースで電流が流れる方向の活性領域の幅に相当するゲート配線長であるゲートフィンガ長より長いことを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1または2記載の半導体装置において、
    前記シリーズトランジスタと前記シャントトランジスタのゲートは、複数のゲート配線により構成され、
    前記ゲート配線は、お互いにそれぞれ同一方向に伸びるように配置されることを特徴とする半導体装置。
  4. アンテナとの結合に用いられる第1端子と、
    送信または受信装置との結合に用いられる第2端子と、
    接地電圧が供給される接地端子と、
    前記第1端子と前記第2端子との間に配置され、前記第1端子と前記第2端子との接続制御を行うシリーズトランジスタと、
    前記第2端子と前記接地端子との接続制御を行なうシャントトランジスタとを基本構成とする単位スイッチが、半導体基板上に複数配置されたアンテナスイッチを有する半導体装置であって、
    前記単位スイッチのうち少なくとも一つは、前記シャントトランジスタは分割され第1と第2のトランジスタを有し、
    前記接地端子は、前記第1トランジスタに結合される第1接地端子と、
    前記第2トランジスタに結合される第2接地端子とを有し、
    前記シリーズトランジスタと、前記第1トランジスタと、前記第2トランジスタと前記第2端子と結合される接続配線を有し、
    前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとは、それぞれ前記シリーズトランジスタと対向するように並び、前記第2端子と前記シリーズトランジスタとの間に配置されるとともに、
    前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとで前記接続配線をはさむように配置され、
    更に前記第2端子が、前記第1接地端子と、前記第2接地端子との間に配置されたことを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項4記載の半導体装置において、
    前記第1、および前記第2トランジスタと結合される前記シリーズトランジスタのゲートフィンガ長は、前記第1、および前記第2トランジスタのゲートフィンガ長より長いことを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項4記載の半導体装置において、
    前記第1、および前記第2トランジスタと、前記第1、および前記第2トランジスタと結合される前記シリーズトランジスタのゲートは、複数のゲート配線により構成され、
    前記ゲート配線は、お互いにそれぞれ同一方向に伸びるように配置されることを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項4記載の半導体装置において、
    前記第1、および前記第2のトランジスタのドレインとソースで電流が流れる方向の活性領域の幅に相当するゲートフィンガ長の総和であるゲート幅は、他の分割されないで配置されるシャントトランジスタのゲート幅よりも大きいことを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項4記載の半導体装置において、
    前記第1端子は、複数の前記単位スイッチが接続されていることを特徴とする半導体装置。
  9. アンテナに結合される分波器の端子との結合に用いられる第1端子と、
    送信または受信装置との結合に用いられる第2端子と、
    前記送信または受信装置とは異なる送信または受信装置との結合に用いられる第3端子と、
    接地電圧が供給される第1と第2の接地端子と、
    前記第1端子と前記第2端子との間に配置され、前記第1端子と前記第2端子との接続制御を行う第1シリーズトランジスタと、
    前記第1端子と前記第3端子との間に配置され、前記第1端子と前記第3端子との接続制御を行う第2シリーズトランジスタと、
    前記第2端子と前記第1接地端子との接続制御を行う第1シャントトランジスタと、
    前記第3端子と前記第2接地端子との接続制御を行う第2シャントトランジスタと、
    前記第1シリーズトランジスタと前記第1シャントトランジスタと前記第2端子とに結合される第1接続配線と、
    前記第2シリーズトランジスタと前記第2シャントトランジスタと前記第3端子とに結合される第2接続配線とで構成される第1スイッチと、
    前記分波器の他の端子との結合に用いられる第4端子と、
    前記第2端子、前記第3端子に結合される前記送信または受信装置とは異なる送信または受信装置との結合に用いられる第5端子と、
    前記第2端子、前記第3端子、前記第5端子に結合される前記送信または受信装置とは異なる送信または受信装置との結合に用いられる第6端子と、
    接地電圧が供給される第3と第4の接地端子と、
    前記第4端子と前記第5端子との間に配置され、前記第4端子と前記第5端子との接続制御を行う第3シリーズトランジスタと、
    前記第4端子と前記第6端子との間に配置され、前記第4端子と前記第6端子との接続制御を行う第4シリーズトランジスタと、
    前記第5端子と前記第3接地端子との接続制御を行う第3シャントランジスタと、
    前記第6端子と前記第4接地端子との接続制御を行う第4シャントランジスタと
    前記第3シリーズトランジスタと前記第3シャントトランジスタと前記第5端子とに結合される第3接続配線と、
    前記第4シリーズトランジスタと前記第4シャントトランジスタと前記第6端子とに結合される第4接続配線とで構成される第2スイッチと、
    前記第1、第2スイッチを制御する制御信号発生器とが半導体基板上に配置された半導体装置であって、
    前記制御信号発生器は、前記第1スイッチと、前記第2スイッチに挟まれるように配置されることを特徴とする半導体装置。
  10. 請求項9記載の半導体装置において、
    前記第1、前記第2、前記第3、前記第4シャントトランジスタのうち少なくとも1つは、第1と第2のトランジスタを有し、
    前記接地端子は、前記第1トランジスタに結合される第1分割接地端子と、
    前記第2トランジスタに結合される第2分割接地端子とを有し、
    前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとは、前記第1、第2トランジスタと結合される前記シリーズトランジスタと対向するように並び、
    前記第1、第2トランジスタと結合される前記送信または受信装置との結合に用いられる端子と、前記シリーズトランジスタとの間に配置されるとともに、
    前記第1トランジスタと第2トランジスタとで、前記第1、第2トランジスタと結合される前記接続配線を挟むように配置され、
    更に、前記端子が、前記第1分割接地端子と、前記第2分割接地端子との間に配置されたことを特徴とする半導体装置。
  11. アンテナ及び送信または受信装置に接続される半導体装置であって、
    アンテナとの結合に用いられる第1端子と、
    送信または受信装置との結合に用いられる第2端子と、
    接地電圧が供給される第1接地端子と第2接地端子と、
    前記第1端子と前記第2端子との接続制御を行うシリーズトランジスタと、
    前記第2端子と前記第1接地端子との接続制御を行う第1トランジスタと、
    前記第2端子と前記第2接地端子との接続制御を行う第2トランジスタと、
    前記シリーズトランジスタと、前記第1トランジスタと、前記第2トランジスタと結合される接続配線とが半導体基板上に配置され、
    前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとの間に、前記接続配線が配置され、
    更に、前記第2端子が、前記第1接地端子と、前記第2接地端子との間に配置されたことを特徴とする半導体装置。
  12. 請求項11記載の半導体装置において、
    前記シリーズトランジスタのドレインとソースで電流が流れる方向の活性領域の幅に相当するゲート配線長であるゲートフィンガ長は、
    前記第1トランジスタと前記第2トランジスタのドレインとソースで電流が流れる方向の活性領域の幅に相当するゲート配線長であるゲートフィンガ長より長いことを特徴とする半導体装置。
  13. 請求項11記載の半導体装置において、
    前記シリーズトランジスタと前記第1トランジスタと前記第2トランジスタのゲートは、複数のゲート配線により構成され、
    前記ゲート配線は、お互いにそれぞれ同一方向に伸びるように配置されることを特徴とする半導体装置。
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