JP2012065186A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化と高いアイソレーションを実現可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】装置本体2は、半導体素子搭載部3と、第1の導電体4及び第2の導電体5を有する。第1の導電体4及び第2の導電体5は、半導体素子搭載部3の周囲に互いに近接して設けられている。半導体素子は、半導体素子搭載部に配設される。半導体素子は、第1のスルースイッチFET1と、第1のシャントスイッチFET1と、第2のスルースイッチFET2と、第2のシャントスイッチFET2と、を有する。第1のスルースイッチFET1は、共通端子ANTと第1の高周波端子RF1との間に接続される。第1のシャントスイッチFET1は、第1の高周波端子RF1に接続される。第2のスルースイッチFET2は、共通端子ANTと第2の高周波端子RF2との間に接続される。第2のシャントスイッチFET2は、一端が第2の高周波端子RF2に接続される。
【選択図】図1
【解決手段】装置本体2は、半導体素子搭載部3と、第1の導電体4及び第2の導電体5を有する。第1の導電体4及び第2の導電体5は、半導体素子搭載部3の周囲に互いに近接して設けられている。半導体素子は、半導体素子搭載部に配設される。半導体素子は、第1のスルースイッチFET1と、第1のシャントスイッチFET1と、第2のスルースイッチFET2と、第2のシャントスイッチFET2と、を有する。第1のスルースイッチFET1は、共通端子ANTと第1の高周波端子RF1との間に接続される。第1のシャントスイッチFET1は、第1の高周波端子RF1に接続される。第2のスルースイッチFET2は、共通端子ANTと第2の高周波端子RF2との間に接続される。第2のシャントスイッチFET2は、一端が第2の高周波端子RF2に接続される。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、半導体装置に関する。
携帯電話機の高周波回路部においては、送信回路および受信回路が高周波信号用スイッチ回路を介して共通のアンテナに選択的に接続されるようになっている。
高周波スイッチ回路における重要な特性指標の1つにアイソレーションがある。アイソレーションを向上させるためには、高周波スイッチ回路におけるシャントスイッチ素子のサイズを大きくすることにより、シャントスイッチ素子がオンしている時の抵抗を下げる必要がある。しかし、一般に、レイアウト効率の観点から、シャントスイッチ素子はパッド間領域を利用してレイアウトされるため、あまり大きなサイズにすることは出来ない。
高周波スイッチ回路における重要な特性指標の1つにアイソレーションがある。アイソレーションを向上させるためには、高周波スイッチ回路におけるシャントスイッチ素子のサイズを大きくすることにより、シャントスイッチ素子がオンしている時の抵抗を下げる必要がある。しかし、一般に、レイアウト効率の観点から、シャントスイッチ素子はパッド間領域を利用してレイアウトされるため、あまり大きなサイズにすることは出来ない。
近年、高周波スイッチの小型化が強く求められており、そのため、パッド間隔を狭くする必要がある。そのため、シャントスイッチ素子のサイズは小さくせざるを得ない。また、パッド間隔を狭くすると、実装基板上でのRFライン間の電磁結合によるアイソレーション劣化も懸念される。
このように、高周波スイッチICの小型化と高いアイソレーションの両立は困難であった。
このように、高周波スイッチICの小型化と高いアイソレーションの両立は困難であった。
本発明の実施形態は、小型化と高いアイソレーションを実現可能な半導体装置を提供する。
実施形態によれば、装置本体と、半導体素子とを備えた半導体装置が提供される。装置本体は、半導体素子搭載部と、第1の導電体及び第2の導電体を有する。前記第1の導電体及び第2の導電体は、前記半導体素子搭載部の周囲に互いに近接して設けられている。前記半導体素子は、前記半導体素子搭載部に配設される。前記半導体素子は、第1のスルースイッチ素子と、第1のシャントスイッチ素子と、第2のスルースイッチ素子と、第2のシャントスイッチ素子と、を有する。前記第1のスルースイッチ素子は、共通端子と第1の高周波端子との間に接続され、前記第1の導電体を介して第1の高周波電流が流れる。第1のシャントスイッチ素子は、前記第1の高周波端子に接続される。第2のスルースイッチ素子は、前記共通端子と第2の高周波端子との間に接続される。第2のシャントスイッチ素子は、一端が前記第2の高周波端子に接続され、他端から前記第1の高周波電流により前記第2の導電体に誘起される誘導電流が流れる。
以下、実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の形状や縦横の寸法の関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。また、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する平面図である。
図2は、図1に表した半導体装置の拡大図である。
図1、図2に表したように、半導体装置1においては、装置本体2のほぼ中央部に半導体素子搭載部3が設けられている。また、半導体素子搭載部3の周囲に、第1の導電体4、第2の導電体5、第3の導電体6を含む複数の導電体が設けられている。第1の導電体4、第2の導電体5、第3の導電体6は、平行に配設され互いに近接している。
図1は、第1の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する平面図である。
図2は、図1に表した半導体装置の拡大図である。
図1、図2に表したように、半導体装置1においては、装置本体2のほぼ中央部に半導体素子搭載部3が設けられている。また、半導体素子搭載部3の周囲に、第1の導電体4、第2の導電体5、第3の導電体6を含む複数の導電体が設けられている。第1の導電体4、第2の導電体5、第3の導電体6は、平行に配設され互いに近接している。
半導体素子搭載部3には、半導体素子7が搭載されている。半導体素子7には、共通端子ANTと、第1及び第2の高周波端子RF1、RF2を含む複数の高周波端子RF1〜RF6と、の信号経路を切り替える高周波スイッチ8が設けられている。
共通端子ANTと各高周波端子RF1〜RF6との間には、それぞれスルーFET1〜スルーFET6が接続される。また、各高周波端子RF1〜RF6には、それぞれシャントFET1〜シャントFET6が接続される。
なお、図2においては、スルーFET3〜6、シャントFET3〜6、高周波端子RF3〜RF6については、省略している。
なお、図2においては、スルーFET3〜6、シャントFET3〜6、高周波端子RF3〜RF6については、省略している。
共通端子ANT及び各高周波端子RF1〜RF6は、装置本体2の導電体と、それぞれ電気的に接続される。第1及び第2の高周波端子RF1、RF2と第1及び第3の導電体4、6とは、それぞれボンディングワイヤ9a、9cで接続される。また、シャントFET1及びシャントFET2が接続されたシャント端子GND1と第2の導電体5とは、ボンディングワイヤ9bで接続される。
半導体装置1においては、高周波スイッチ8を含む半導体素子7が、装置本体2に表面実装されている。
装置本体2は、実装基板であり、例えば、グランド層、電源層、配線層などの各層がパターン化され、絶縁層を介して多層化されている。なお、図1においては、表面層の部品面を表している。
装置本体2は、実装基板であり、例えば、グランド層、電源層、配線層などの各層がパターン化され、絶縁層を介して多層化されている。なお、図1においては、表面層の部品面を表している。
半導体素子搭載部3は、表面層上に設けられたグランドパターンであり、装置本体2の共通グランドと電気的に接続される。半導体素子搭載部3は、半導体素子7をマウントする領域である。なお、半導体素子搭載部3は、グランド電位にされ、半導体素子7のシールドとしても機能する。
半導体素子搭載部3の周囲に設けられた複数の導電体は、表面層上に設けられた配線である。各導電体は、グランド層との間で高周波信号の伝送路となり、また半導体素子7に電源を供給する。第1の導電体4、第2の導電体5、第3の導電体6は、半導体素子搭載部3と近接しており、また互いに平行に近接して設けられている。第1の導電体4、第2の導電体5、第3の導電体6は、誘導性結合している。
なお、図2においては、第1の導電体4、第2の導電体5、第3の導電体6は、互いに平行に配設されている。しかし、第1の導電体4、第2の導電体5、第3の導電体6は、平行でなくても誘導性結合するように近接していればよく、また、一部に平行な部分があればよい。
半導体素子7は、例えばSOI(Silicon On Insulator)基板上に形成される。半導体素子7上には、高周波スイッチ8、制御回路10、電源端子Vdd、切替信号端子Vc1〜Vc3などが設けられている。なお、各端子は、パッドとして形成されている。
図3は、図1に表した半導体装置の高周波スイッチの構成を例示する回路図である。
図3に表わしたように、共通端子ANTと、第1及び第2の高周波端子RF1、RF2との間には、それぞれn段(nは自然数)の第1のスルースイッチ素子T11、T12、・・・、T1n、第2のスルースイッチ素子T21、T22、・・・、T2nが直列に接続されている。また、共通端子ANTと、各高周波端子RF3〜RF6のそれぞれとの間には、n段(nは自然数)のスルースイッチ素子T31、T32、・・・、T3n、T41、T42、・・・、T4n、・・・、T61、T62、・・・、T6nが直列に接続されている。なお、各スイッチ素子は、FET(Field Effect Transistor)で構成されている。
図3に表わしたように、共通端子ANTと、第1及び第2の高周波端子RF1、RF2との間には、それぞれn段(nは自然数)の第1のスルースイッチ素子T11、T12、・・・、T1n、第2のスルースイッチ素子T21、T22、・・・、T2nが直列に接続されている。また、共通端子ANTと、各高周波端子RF3〜RF6のそれぞれとの間には、n段(nは自然数)のスルースイッチ素子T31、T32、・・・、T3n、T41、T42、・・・、T4n、・・・、T61、T62、・・・、T6nが直列に接続されている。なお、各スイッチ素子は、FET(Field Effect Transistor)で構成されている。
共通端子ANTと高周波端子RF1との間には、スルーFET1として、第1のスルースイッチ素子T11、T12、・・・、T1nが接続されている。共通端子ANTと高周波端子RF2との間には、スルーFET2として、第2のスルースイッチ素子T21、T22、・・・、T2nが接続されている。共通端子ANTと高周波端子RF3との間には、スルーFET3として、スルースイッチ素子T31、T32、・・・、T3nが接続されている。共通端子ANTと高周波端子RF4との間には、スルーFET4として、スルースイッチ素子T41、T42、・・・、T4nが接続されている。共通端子ANTと高周波端子RF5との間には、スルーFET5として、スルースイッチ素子T51、T52、・・・、T5nが接続されている。共通端子ANTと高周波端子RF6との間には、スルーFET6として、スルースイッチ素子T61、T62、・・・、T6nが接続されている。
第1及び第2の高周波端子RF1、RF2とシャント端子GND1との間には、それぞれm段(mは自然数)の第1のシャントスイッチ素子S11、S12、・・・、S1m、第2のシャントスイッチ素子S21、S22、・・・、S2mが直列に接続されている。
また、各高周波端子RF3〜RF6のそれぞれとグランドとの間には、m段(mは自然数)のシャントスイッチ素子S31、S32、・・・、S3m、S41、S42、・・・、S4m、・・・、S61、S62、・・・、S6mが直列に接続されている。
なお、各スイッチ素子は、FETで構成されている。
また、各高周波端子RF3〜RF6のそれぞれとグランドとの間には、m段(mは自然数)のシャントスイッチ素子S31、S32、・・・、S3m、S41、S42、・・・、S4m、・・・、S61、S62、・・・、S6mが直列に接続されている。
なお、各スイッチ素子は、FETで構成されている。
第1の高周波端子RF1とシャント端子GND1との間には、シャントFET1として、第1のシャントスイッチ素子S11、S12、・・・、S1mが接続されている。第2の高周波端子RF2とシャント端子GND1との間には、シャントFET2として、第2のシャントスイッチ素子S21、S22、・・・、S2mが接続されている。高周波端子RF3とグランドとの間には、シャントFET3として、シャントスイッチ素子S31、S32、・・・、S3mが接続されている。高周波端子RF4とグランドとの間には、シャントFET4として、シャントスイッチ素子S41、S42、・・・、S4mが接続されている。高周波端子RF5とグランドとの間には、シャントFET5として、シャントスイッチ素子S51、S52、・・・、S5mが接続されている。高周波端子RF6とグランドとの間には、シャントFET6として、シャントスイッチ素子S61、S62、・・・、S6mが接続されている。
第1の高周波端子RF1に接続された第1のスルースイッチ素子T11、T12、・・・、T1nの各ゲートは、高周波漏洩防止用の抵抗を介して、制御端子Con1aと接続されている。第1の高周波端子RF1に接続されたシャントスイッチ素子S11、S12、・・・、S1mの各ゲートは、高周波漏洩防止用の抵抗を介して、制御端子Con1bと接続されている。
第2の高周波端子RF2に接続された第2のスルースイッチ素子T21、T22、・・・、T2nの各ゲートは、高周波漏洩防止用の抵抗を介して、制御端子Con2aと接続されている。第2の高周波端子RF2に接続された第2のシャントスイッチ素子S21、S22、・・・、S2mの各ゲートは、高周波漏洩防止用の抵抗を介して、制御端子Con2bと接続されている。
高周波端子RF3に接続されたスルースイッチ素子T31、T32、・・・、T3nの各ゲートは、高周波漏洩防止用の抵抗を介して、制御端子Con3aと接続されている。高周波端子RF3に接続されたシャントスイッチ素子S31、S32、・・・、S3mの各ゲートは、高周波漏洩防止用の抵抗を介して、制御端子Con3bと接続されている。
高周波端子RF4に接続されたスルースイッチ素子T41、T42、・・・、T4nの各ゲートは、高周波漏洩防止用の抵抗を介して、制御端子Con4aと接続されている。高周波端子RF4に接続されたシャントスイッチ素子S41、S42、・・・、S4mの各ゲートは、高周波漏洩防止用の抵抗を介して、制御端子Con4bと接続されている。
高周波端子RF5に接続されたスルースイッチ素子T51、T52、・・・、T5nの各ゲートは、高周波漏洩防止用の抵抗を介して、制御端子Con5aと接続されている。高周波端子RF5に接続されたシャントスイッチ素子S51、S52、・・・、S5mの各ゲートは、高周波漏洩防止用の抵抗を介して、制御端子Con5bと接続されている。
高周波端子RF6に接続されたスルースイッチ素子T61、T62、・・・、T6nの各ゲートは、高周波漏洩防止用の抵抗を介して、制御端子Con6aと接続されている。高周波端子RF6に接続されたシャントスイッチ素子S61、S62、・・・、S6mの各ゲートは、高周波漏洩防止用の抵抗を介して、制御端子Con6bと接続されている。
制御端子Con1a〜Con6a、Con1b〜Con6bは、それぞれ制御回路10に接続される。
例えば、第1の高周波端子RF1と共通端子ANTとの間を導通するためには、第1の高周波端子RF1と共通端子ANTとの間のn段直列接続第1のスルースイッチ素子T11〜T1n、すなわちスルーFET1をオンとし、第1の高周波端子RF1とグランドとの間のm段直列接続第1のシャントスイッチ素子S11〜S1m、すなわちシャントFET1をオフとする。同時に第2の高周波端子RF2と共通端子ANTとの間の第2のスルースイッチ素子及び他の各高周波端子RF3〜RF6と共通端子ANTとの間のスルースイッチ素子をすべてオフとし、第2の高周波端子RF2とシャント端子GND1との間の第2のシャントスイッチ素子をオンとし、他の各高周波端子RF3〜RF6とグランドとの間のシャントスイッチ素子をすべてオンとすればよい。
上記の場合、制御端子Con1aにはオン電位Von、制御端子Con2b〜Con6bにはオン電位Von、制御端子Con1bにはオフ電位Voff、制御端子Con2a〜Con6aにはオフ電位Voffの電位が与えられる。オン電位Vonは、各FETが導通状態となりそのオン抵抗が十分小さい値になるゲート電位であり、オフ電位Voffは各FETが遮断状態となり高周波信号が重畳しても遮断状態を十分維持できるゲート電位である。各FETのしきい値電圧Vthは例えば0.1Vである。
高周波スイッチ8の各FETのゲート電位を制御する制御信号は、図1に表わした制御回路10で生成される。
制御回路10は、切替信号端子Vc1〜Vc3に入力される端子切替信号をデコードして、高周波スイッチ8に制御信号を出力する。
制御回路10は、切替信号端子Vc1〜Vc3に入力される端子切替信号をデコードして、高周波スイッチ8に制御信号を出力する。
高周波スイッチにおける重要な特性指標の1つにアイソレーションがある。FETはオフ状態であっても、ソース・ドレイン間に有限の容量を有するため、高周波信号はオフしているポートに漏洩してしまう。その漏洩電力と入力電力との比がアイソレーションである。
シャントスイッチ素子は、そのシャントスイッチ素子が接続された高周波端子に接続されたスルースイッチ素子がオフにされた際、その高周波端子と共通端子間のアイソレーションを高める。すなわち、スルースイッチ素子がオフ状態であってもそのオフ状態のスルースイッチ素子と接続された高周波端子に高周波信号が漏れてしまう場合があるが、この時、オン状態のシャントスイッチ素子を介して、漏れた高周波信号をグランド端子に逃がすことができる。
アイソレーションを向上させるためには、シャントスイッチ素子のサイズを大きくすることにより、シャントスイッチ素子がオンしている時の抵抗を下げる必要がある。しかし、一般に、レイアウト効率の観点から、シャントスイッチ素子はパッド間領域を利用してレイアウトされるため、あまり大きなサイズにすることは出来ない。例えば、図1に表した半導体装置1においても、半導体素子7上のパッド間にシャントFET1〜6が配置されている。
小型化するためにパッド間隔を狭くすると、パッド間に配置されるシャントスイッチ素子のサイズは小さくせざるを得ない。また、パッド間隔を狭くすると、実装基板上でのRFライン間の電磁結合によるアイソレーション劣化も懸念される。
このように、高周波スイッチ8の小型化と高いアイソレーションの両立には困難が伴う。
このように、高周波スイッチ8の小型化と高いアイソレーションの両立には困難が伴う。
そこで、半導体装置1においては、高周波スイッチ8のシャントFET1は、第1の高周波端子RF1とシャント端子GND1との間に接続されている。また、シャントFET2は、第2の高周波端子RF2とシャント端子GND1との間に接続されている。
高周波スイッチ8においては、シャントFET1及びシャントFET2の各FETのソースは、シャント端子GND1に接続され、高周波スイッチ8の内部ではグランド端子GNDと接続されていないという回路的な特徴を有する。
また、半導体素子7は、シャント端子GND1が、第1及び第2の高周波端子RF1、RF2の間にレイアウトされているというレイアウト的な特徴を有する。
また、半導体素子7は、シャント端子GND1が、第1及び第2の高周波端子RF1、RF2の間にレイアウトされているというレイアウト的な特徴を有する。
第1の高周波端子RF1と第1の導電体4とは、ボンディングワイヤ9aで接続される。シャントFET1及びシャントFET2が接続されたシャント端子GND1と第2の導電体5とは、ボンディングワイヤ9bで接続される。第2の高周波端子RF2と第3の導電体6とは、ボンディングワイヤ9cで接続される。
第1の導電体4は、スルーFET1がオンしたとき、第1の高周波端子RF1と共通端子ANTとの間に流れる第1の高周波電流の伝送路となる。第2の導電体5は、シャント端子GND1を介してシャントFET1及びシャントFET2を流れる電流の伝送路となる。第3の導電体6は、第2の高周波端子RF2と共通端子ANTとの間に流れる第2の高周波電流の伝送路となる。
そのため、第1の導電体4、第2の導電体5、第3の導電体6は、半導体素子搭載部3と近接しており、また互いに平行に近接して設けられている。第1の導電体4、第2の導電体5、第3の導電体6は、誘導性結合している。なお、第2の導電体5は、図1、図2の右側の図示されていない領域において、装置本体2の共通グランドと接続されている。
半導体装置1は、シャント端子GND1を介して、シャントFET1及びシャントFET2の専用のグランドラインが、第1及び第2の高周波電流用の伝送ラインとの間に平行に配置されているという、実装上の特徴を有する。
このような構成とすることにより、共通端子ANTと第1の高周波端子RF1との間が導通状態のときに、第1の高周波端子RF1から第2の高周波端子RF2に漏洩する高周波電力を低減できる。また、共通端子ANTと第2の高周波端子RF2との間が導通状態のときに、第2の高周波端子RF2から第1の高周波端子RF1に漏洩する高周波電力を低減できる。すなわち、一対の隣接端子間のアイソレーションを改善できる。
図4は、半導体装置の電流経路を表すブロック図である。
図4においては、共通端子ANTと第1の高周波端子RF1との間が導通状態の場合の電流経路を概念的に表している。なお、矢印はある瞬間における電流の向きを示している。
例えば、スルーFET1がオンすると、共通端子ANTと第1の高周波端子RF1との間が導通状態になる。
図4においては、共通端子ANTと第1の高周波端子RF1との間が導通状態の場合の電流経路を概念的に表している。なお、矢印はある瞬間における電流の向きを示している。
例えば、スルーFET1がオンすると、共通端子ANTと第1の高周波端子RF1との間が導通状態になる。
第1の高周波端子RF1とシャント端子GND1との間に接続されたシャントFET1は、オフである。共通端子ANTと第2の高周波端子RF2との間のスルーFET2はオフである。第2の高周波端子RF2とシャント端子GND1との間に接続されたシャントFET2はオンである。
高周波信号は、第1の導電体4を介して第1の高周波端子RF1に入力される。高周波信号は、オンの状態のスルーFET1を経て、共通端子ANTに出力される。この経路を流れる電流(第1の高周波電流)をI1とする。
スルーFET2はオフの状態であるが、その容量成分の存在により、スルーFET2を電流I2が流れる。電流I2は、オンの状態にあるシャントFET2を流れる電流I3と、第2の高周波端子RF2を介して第3の導電体6を流れる電流I4に、分岐する。
この第3の導電体6を流れる電流I4は、漏洩電流となる。
この第3の導電体6を流れる電流I4は、漏洩電流となる。
第1の導電体4と第2の導電体5とは平行に配設されているため、その間には相互インダクタンスが存在する。従って、第1の高周波電流I1によって誘導電流I5が第2の導電体5に誘起される。誘導電流I5は、図示したように、第1の高周波電流I1と逆向きに流れる。また、この誘導電流I5は、シャントFET2から供給される。従って、シャントFET2には、電流I3に加え、誘導電流I5が流れる。
第3の導電体6を流れる漏洩電流I4は、スルーFET2を流れる電流I2よりも、誘導電流I5の分だけ低減する。従って、第1及び第2の高周波端子RF1、RF2間のアイソレーションを改善することができる。
第1の導電体4、第2の導電体5、第3の導電体6の間の間隔、長さ等を変えることで、誘導電流I5の大きさを調整でき、アイソレーションを大幅に改善することが可能である。
なお、スルーFET2がオンして、共通端子ANTと第2の高周波端子RF2との間が導通状態になる場合も同様である。
なお、スルーFET2がオンして、共通端子ANTと第2の高周波端子RF2との間が導通状態になる場合も同様である。
上記のとおり、半導体装置1においては、高周波スイッチ8が半導体素子7の内部において、シャント端子GND1が、他のグランド端子GNDとは接続されていないことは重要である。例えば、シャント端子GND1が、他のグランド端子GNDと接続されていたとすると、誘導電流I5は、シャントFET2ではなく、その接続されたグランド端子GNDに流れてしまう。そのため、この場合は、漏洩電流I4を低減させることはできない。
上記のアイソレーションの改善効果を確認するために、半導体装置1のアイソレーションについてシミュレーションを行った。
図5は、半導体装置の等価回路を表す回路図である。
図5においては、共通端子ANTと第1の高周波端子RF1との間が導通状態の場合の等価回路を表している。
図5は、半導体装置の等価回路を表す回路図である。
図5においては、共通端子ANTと第1の高周波端子RF1との間が導通状態の場合の等価回路を表している。
オンの状態にあるスルーFET1、シャントFET2は、それぞれ抵抗R1、R2で表している。オフの状態にあるスルーFET2、シャントFET1は、それぞれ容量C1、C2で表している。
(比較例)
図13は、比較例の半導体装置の構成を例示する拡大平面図である。
図13に表したように、比較例の半導体装置21においては、装置本体22の半導体素子搭載部23と接続された導電体23aが、第1及び第3の導電体4、6との間に配設されている。
図13は、比較例の半導体装置の構成を例示する拡大平面図である。
図13に表したように、比較例の半導体装置21においては、装置本体22の半導体素子搭載部23と接続された導電体23aが、第1及び第3の導電体4、6との間に配設されている。
また、半導体素子搭載部23にマウントされた半導体素子24には、高周波スイッチ25が設けられている。高周波スイッチ25のシャントFET1は、第1の高周波端子RF1とグランド端子GNDとの間に接続されている。高周波スイッチ25のシャントFET2は、第2の高周波端子RF2とグランド端子GNDとの間に接続されている。
また、第1及び第2の高周波端子RF1、RF2は、それぞれ第1及び第3の導電体4、6とボンディングワイヤ9a、9cで接続されている。グランド端子GNDは、導電体23aとボンディングワイヤ26で接続されている。
従って、比較例の半導体装置21においては、図5に表した等価回路のシャント端子GND1を、共通グランドに接続したのと等価である。
従って、比較例の半導体装置21においては、図5に表した等価回路のシャント端子GND1を、共通グランドに接続したのと等価である。
そこで、シミュレーションは、図5に表した等価回路を用いて行った。高周波スイッチ8及び第1の導電体4、第2の導電体5、第3の導電体6のパラメータとしては、それぞれ表1及び表2の値を用いている。
図6は、アイソレーションのシミュレーションの結果を表す特性図である。
図6においては、横軸に周波数をとって、第1及び第2の高周波端子RF1、RF2間のアイソレーションの周波数依存性を表している。実施形態に係る半導体装置1の特性を実施例として実線で、比較例の半導体装置21の特性を破線で、それぞれ表している。
周波数2GHzにおけるアイソレーションは、比較例が34dBであるのに対して、半導体装置1は、45.6dBであり、10dB以上向上している。
図6においては、横軸に周波数をとって、第1及び第2の高周波端子RF1、RF2間のアイソレーションの周波数依存性を表している。実施形態に係る半導体装置1の特性を実施例として実線で、比較例の半導体装置21の特性を破線で、それぞれ表している。
周波数2GHzにおけるアイソレーションは、比較例が34dBであるのに対して、半導体装置1は、45.6dBであり、10dB以上向上している。
このように、半導体装置1によれば、第1の導電体4、第2の導電体5、第3の導電体6の間の相互インダクタンスを適正値に設定することにより、第1及び第2の高周波端子RF1、RF2間のアイソレーションを改善することができる。同時に、シャントFET1及びシャントFET2のサイズを小さくしてパッド間隔を狭くし、小型化することができる。半導体装置1においては、小型化とアイソレーションの改善とを両立させている。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する拡大平面図である。
図7に表したように、半導体装置1aは、装置本体2aとしてパッケージを用いて、例えば樹脂により封止したり、キャン(can)やセラミック筐体などで封止して半導体素子7を収容した構造を有する。
図7は、第2の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する拡大平面図である。
図7に表したように、半導体装置1aは、装置本体2aとしてパッケージを用いて、例えば樹脂により封止したり、キャン(can)やセラミック筐体などで封止して半導体素子7を収容した構造を有する。
また、第1の導電体4a、第2の導電体5a、第3の導電体6aは、装置本体2aのリードであり、互いに平行に配設され、その一部は装置本体2aから外部に露出している。
高周波スイッチ8などが設けられた半導体素子7、及びその他の構成については、図1に表した半導体装置1と同様である。
半導体装置1aにおいても、小型化とアイソレーションの改善とを両立させることができる。
高周波スイッチ8などが設けられた半導体素子7、及びその他の構成については、図1に表した半導体装置1と同様である。
半導体装置1aにおいても、小型化とアイソレーションの改善とを両立させることができる。
(第3の実施形態)
図8は、第3の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する拡大平面図である。
図8に表したように、半導体装置1bにおいては、高周波スイッチ8などが設けられた半導体素子7aは装置本体2bにバンプ実装されている。
図8は、第3の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する拡大平面図である。
図8に表したように、半導体装置1bにおいては、高周波スイッチ8などが設けられた半導体素子7aは装置本体2bにバンプ実装されている。
半導体素子7aには、第1の高周波端子RF1、シャント端子GND1、及び第2の高周波端子RF2にそれぞれバンプ11a、11b、11cが設けられている。第1の導電体4、第2の導電体5、第3の導電体6は、装置本体2bの半導体素子搭載部3aの内部にまで配設され、それぞれバンプ11a〜11cと接続される。
高周波スイッチ8など、その他の構成については、図1に表した半導体装置1と同様である。
半導体装置1bにおいても、小型化とアイソレーションの改善とを両立させることができる。また、ボンディングワイヤを用いないため、さらに小型化が可能である。
半導体装置1bにおいても、小型化とアイソレーションの改善とを両立させることができる。また、ボンディングワイヤを用いないため、さらに小型化が可能である。
図9は、高周波スイッチの他の構成を例示する回路図である。
図9に表したように、高周波スイッチ8aは、シャント端子GND1とグランド端子GNDとの間に、ESD保護素子12が設けられている。
その他の構成については、図3に表した高周波スイッチ8と同様である。
図9に表したように、高周波スイッチ8aは、シャント端子GND1とグランド端子GNDとの間に、ESD保護素子12が設けられている。
その他の構成については、図3に表した高周波スイッチ8と同様である。
ESD保護素子12が追加されたことにより、シャント端子GND1とグランド端子GNDとの間のESD耐性が向上する。ESD保護素子12は、オンの状態のシャントFET1及びシャントFET2に比べて十分高いインピーダンスを有する。そのため、図4における誘導電流I5のほとんどすべては、シャントFET1またはシャントFET2に流れる。
従って、高周波スイッチ8aを用いても、アイソレーションの改善効果が損なわれることはない。上記の半導体装置1、1a、1bに高周波スイッチ8aを用いても、小型化とアイソレーションの改善とを両立させることができる。
なお、ESD保護素子12の代わりに、シャントFET1及びシャントFET2のオン抵抗よりも十分大きいインピーダンスを有し、かつ、ESD耐性のある素子であれば、別の種類の素子であってもよい。
(第4の実施形態)
図10は、第4の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する拡大平面図である。
図10に表したように、半導体装置1cにおいては、シャントFET2のシャント端子GND1のみが、第1の高周波端子RF1と第2の高周波端子RF2との間に設けられている。
図10は、第4の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する拡大平面図である。
図10に表したように、半導体装置1cにおいては、シャントFET2のシャント端子GND1のみが、第1の高周波端子RF1と第2の高周波端子RF2との間に設けられている。
シャントFET1は、グランド端子GNDに接続され、装置本体2cの半導体素子搭載部3にボンディングワイヤ9dでボンディングされている。さらに、第3の導電体6bは、第1及び第2の導電体4、5と平行に配設されていない。その他の点については、図1及び図2に表した半導体装置1と同様である。
なお、図10においては、第1及び第2の導電体4、5は、互いに平行に配設されている。しかし、第1及び第2の導電体4、5は、平行でなくても誘導性結合するように近接していればよく、また、一部に平行な部分があればよい。
図11は、図10に表した半導体装置の高周波スイッチの構成を例示する回路図である。
図11に表したように、高周波スイッチ8bにおいては、第2の高周波端子RF2に接続されたシャントFET2のソース端子のみがシャント端子GND1に接続されている。
第1の高周波端子RF1に接続されたシャントFET1のソース端子は、他の高周波端子RF3〜RF6と同様に、グランド端子GNDに接続されている。
図11に表したように、高周波スイッチ8bにおいては、第2の高周波端子RF2に接続されたシャントFET2のソース端子のみがシャント端子GND1に接続されている。
第1の高周波端子RF1に接続されたシャントFET1のソース端子は、他の高周波端子RF3〜RF6と同様に、グランド端子GNDに接続されている。
この構成では、第1の高周波端子RF1と共通端子ANTとの間が導通状態になるときの、第1及び第2の高周波端子RF1、RF2間のアイソレーションのみが改善される。逆に第2の高周波端子RF2と共通端子ANTとの間が導通状態になるときの、第1及び第2の高周波端子RF1、RF2間のアイソレーションは改善されない。
しかし、図10に表したように、第1の高周波電流I1を流す第1の導電体4と、シャントFET2の誘導電流I5が流れる第2の導電体5との間隔を近づけることができる。また、第1の導電体4と、漏洩電流I4が流れる第3の導電体6との間隔を遠ざけることができる。そのため、第1の高周波端子RF1と共通端子ANTとの間が導通状態になるときの、第1及び第2の高周波端子RF1、RF2間のアイソレーションを半導体装置1よりも大きく改善させることが出来る。
なお、第1の導電体4と第3の導電体6とを平行に配置していない理由は、両者間の相互インダクタンスによるアイソレーション劣化を低減させるためであるが、その必要がなければ平行であってもよい。
例えば、第1の高周波端子RF1が送信用ポートで、第2の高周波端子RF2が受信用ポートの場合に大変有効である。
例えば、第1の高周波端子RF1が送信用ポートで、第2の高周波端子RF2が受信用ポートの場合に大変有効である。
第1の高周波端子RF1と共通端子ANTとの間が導通状態になるとき、すなわち送信モードの時、受信用ポートに漏洩する電力は極めて小さくする必要がある。
しかし、受信モードの時は、共通端子ANTから入力される電力は微弱であり、オフのポートに漏洩する電力が問題になることはほとんどないからである。
しかし、受信モードの時は、共通端子ANTから入力される電力は微弱であり、オフのポートに漏洩する電力が問題になることはほとんどないからである。
なお、図10においては、高周波スイッチ8bが設けられた半導体素子7aを装置本体2cにワイヤーボンディングしている構成を例示している。しかし、半導体装置1a、1bのように、パッケージ実装、または、バンプ実装でも同様の効果が得られる。
図12は、高周波スイッチの他の構成を例示する回路図である。
図12に表したように、高周波スイッチ8cは、シャント端子GND1とグランド端子GNDとの間に、ESD保護素子12が設けられている。
その他の構成については、図11に表した高周波スイッチ8bと同様である。
図12に表したように、高周波スイッチ8cは、シャント端子GND1とグランド端子GNDとの間に、ESD保護素子12が設けられている。
その他の構成については、図11に表した高周波スイッチ8bと同様である。
ESD保護素子12が追加されたことにより、シャント端子GND1とグランド端子GNDとの間のESD耐性が向上する。ESD保護素子12は、オンの状態のシャントFET2に比べて十分高いインピーダンスを有する。そのため、図4における誘導電流I5のほとんどすべては、シャントFET2に流れる。
従って、高周波スイッチ8bを用いても、アイソレーションの改善効果が損なわれることはない。上記の半導体装置1cに高周波スイッチ8cを用いても、小型化とアイソレーションの改善とを両立させることができる。
なお、ESD保護素子12の代わりに、シャントFET2のオン抵抗よりも十分大きいインピーダンスを有し、かつ、ESD耐性のある素子であれば、別の種類の素子であってもよい。
以上、半導体装置1、1a〜1cおいては、高周波スイッチ8、8a〜8cとしてSP6Tスイッチを一例として説明した。しかし、他の構成の高周波スイッチに対しても同様に適用でき、mPnT(mは自然数、nは2以上の整数)スイッチに適用することができる。また、3以上の高周波端子に対して、アイソレーションを改善することもできる。
また、高周波スイッチの各スイッチ素子を構成するFETは、MOSFET、HEMT、MESFETなどでもよい。
また、高周波スイッチの各スイッチ素子を構成するFETは、MOSFET、HEMT、MESFETなどでもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、1a〜1c、21…半導体装置、 2、2a〜2c、22…装置本体、 3、3a、23…半導体素子搭載部、 4、4a、24…第1の導電体、 5、5a…第2の導電体、 6、6a、6b…第3の導電体、 7、7a…半導体素子、 8、8a〜8c、25…高周波スイッチ、 9a〜9c、26…ボンディングワイヤ、 10…制御回路、 11a〜11c…バンプ、 12…ESD保護素子、 ANT…共通端子、 Con1a〜Con6a、Con1b〜Con6b…制御端子、 C1、C2…容量、 GND…グランド端子、 GND1…シャント端子、 R1、R2…抵抗、 RF1…第1の高周波端子、 RF2…第2の高周波端子、 RF3〜RF6…高周波端子、 S11〜S1n…第1のシャントスイッチ素子、 S21〜S2n…第2のシャントスイッチ素子、 S31〜S6n…シャントスイッチ素子、 T11〜T1n…第1のスルースイッチ素子、 T21〜T2n…第2のスルースイッチ素子、 T31〜T6n…スルースイッチ素子
Claims (5)
- 半導体素子搭載部と、前記半導体素子搭載部の周囲に互いに近接して設けられた第1の導電体及び第2の導電体と、を有する装置本体と、
前記半導体素子搭載部に配設された半導体素子と、
を備え、
前記半導体素子は、
共通端子と第1の高周波端子との間に接続され、前記第1の導電体を介して第1の高周波電流が流れる第1のスルースイッチ素子と、
前記第1の高周波端子に接続された第1のシャントスイッチ素子と、
前記共通端子と第2の高周波端子との間に接続された第2のスルースイッチ素子と、
一端が前記第2の高周波端子に接続され、他端から前記第1の高周波電流により前記第2の導電体に誘起される誘導電流が流れる第2のシャントスイッチ素子と、
を有することを特徴とする半導体装置。 - 前記第1の導電体と前記第2の導電体とは、互いに平行に配設された部分を有することを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
- 前記装置本体は、前記第1の導電体及び前記第2の導電体と近接して配設され、前記第2の高周波端子を介して第2の高周波電流が流れる第3の導電体をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
- 前記第3の導電体は、前記第1の導電体及び前記第2の導電体と、平行に配設されていることを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
- 前記第1のシャントスイッチ素子は、前記第2の高周波電流により誘起される誘導電流を前記第2の導電体に流すことを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
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