JP2007105294A - 遊技場管理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技場に設置された複数の遊技機10や玉貸機20から、アウト情報、セーフ情報、大当り情報、玉貸情報などを収集し、これらの遊技情報にもとづいて、売上や割数の予測を行う遊技場管理装置30であって、アウト情報及び/又はセーフ情報にもとづいて稼働状態の遊技機を判定し、玉貸情報及び/又は大当り情報にもとづいて貸玉遊技状態の稼働遊技機を判定し、玉貸情報及び/又は大当り情報にもとづいて持玉遊技状態の稼働遊技機を判定し、貸玉遊技台における所定時間後の予測売上を算出し、更に、持玉遊技台における所定時間後の予測売上を算出する。
【選択図】図4
Description
遊技場管理装置では、各遊技機の稼働状況を機種別の一覧画面などで確認できるようにしてある。例えば、図8に示す稼働状況一覧画面では、通常遊技状態のセーフ情報及びアウト情報、大当り遊技状態のセーフ情報及びアウト情報、確変遊技状態のセーフ情報及びアウト情報、時短遊技状態のセーフ情報及びアウト情報、全ての遊技状態に亘る累計セーフ情報及び累計アウト情報、今回のスタート回数(前回大当りから現在までのスタート回数)、本日の累計スタート回数、大当り後差引(持玉=(セーフ−アウト)+貸玉)などの確認が可能である。
特に、閉店時間を定めずに開店し、当日の稼働状況や営業指標に応じて閉店時間を決める場合には、所定時間後の稼働状況や営業指標を正確に予測することが求められる。
特に、新規開店日や新装開店日においては、出玉率を高くするだけでなく、通常営業日よりも営業時間を短くすることが多いので、稼働状況や営業指標の予測がより一層難しくなっている。
例えば、閉店時間が未定の場合には、遊技客は確率の小さい機種ではより多く打ち込まなければ大当たりしないため、安心して遊技を行うことができない。また、大当たりが引けずに負けが込んだ状態で閉店を迎えた場合、その客は新装オープンであるにも拘わらずサービスが受けられなかったと不満を感じることになり、客離れの原因となるおそれがある。一方、大当たりが多発した状態で閉店すると、客へのサービス(持出)が予定以上になり、景品が不足する場合がある。
このため、新装オープン等において、所定時間後の稼働状況や営業指標の予測と閉店時間の決定はきわめて重要な問題であった。
しかしながら、通常の遊技場では、大当り確率に大きな較差(1/250〜1/500)がある遊技機を併設しているので、貸玉遊技台と持玉遊技台の比率に大きな偏りが生じ、売上などの予測精度が低下し、閉店時間の予測判断に誤りが発生し易いという問題がある。
なお、貸玉遊技台とは、遊技媒体(遊技球、メダルなど)の貸出発生後、大当り発生までの稼働遊技機であり、持玉遊技機とは、大当り発生後、遊技媒体貸出発生までの稼働遊技機である。
これにより、新規開店や新装開店のごとく、過去の営業日における稼働履歴情報が無い場合であっても、所定時間後の売上や割数を正確に予測することが可能になり、その結果、新規開店や新装開店における景品不足の発生や不適切な閉店時間の決定を防止できる。
なお、本発明の効果は、新規開店日や新装開店日に限られるものではなく、通常営業日においても発揮されることは勿論である。特に、大当り確率に大きな較差がある遊技機を併設し、貸玉遊技台と持玉遊技台の比率が定まらない遊技場において、貸玉遊技台と持玉遊技台を判別することにより、所定時間後の売上や割数を高精度に予測できる。
このようにすると、非売上持玉遊技台と追加売上持玉遊技台を区別し、追加売上持玉遊技台における所定時間後の予測売上を算出するので、非売上持玉遊技台と追加売上持玉遊技台を区別しない場合に比べ、持玉遊技台の売上予測精度を向上させることができる。
このようにすると、全売上貸玉遊技台と部分売上貸玉遊技台を区別し、各貸玉遊技台における所定時間後の予測売上を算出するので、全売上貸玉遊技台と部分売上貸玉遊技台を区別しない場合に比べ、貸玉遊技台の売上予測精度を向上させることができる。
このようにすると、貸玉遊技台及び持玉遊技台の予測売上にもとづいて、所定時間後の全体売上(遊技場全体売上、機種別全体売上など)を高精度に予測することができる。
このようにすると、予測全体売上及び予測景品玉数にもとづいて、所定時間後の全体割数(遊技場全体割数、機種別全体割数など)を高精度に予測することができる。
特に、大当り確率に大きな較差がある遊技機を併設し、貸玉遊技台と持玉遊技台の比率が定まらない遊技場においても、所定時間後の売上や割数を高精度に予測できる。
従って、本発明によれば、新規開店や新装開店のごとく、過去の営業日における稼働履歴情報が無い場合であっても、所定時間後の売上や割数を正確に予測することが可能になり、その結果、新規開店や新装開店における景品不足の発生や不適切な閉店時間の決定を防止できる。
ここで、以下の実施形態に示す本発明の遊技場管理装置は、プログラムに制御されたコンピュータにより動作するようになっている。プログラムは、コンピュータの各構成要素に指令を送り、所定の処理、例えば、各遊技機の稼動状態の判別や遊技情報の収集,管理,出力等を行わせる。このように、本発明にかかる遊技場管理装置における各処理,動作は、プログラムとコンピュータとが協働した具体的手段により実現されるものである。なお、プログラムは予めROM,RAM等の記録媒体に格納され、コンピュータに実装された記録媒体から当該コンピュータにプログラムを読み込ませて実行されるが、例えば通信回線を介してコンピュータに読み込ませることもできる。また、プログラムを格納する記録媒体は、例えば半導体メモリ,磁気ディスク,光ディスク、その他コンピュータで読取り可能な任意の記録手段により構成できる。
この図に示すように、遊技場には、遊技機10、玉貸機20、遊技場管理装置30、台ユニット40、島ユニット50などが設置されている。
遊技機10は、パチンコ機やスロットマシンであり、遊技場に複数設置されている。各遊技機10には、外部出力端子が設けられ、ここから各種の遊技情報が出力される。例えば、パチンコ機は、遊技球の発射数(排出数)を示すアウト信号(アウト情報)、遊技球の払い出し数を示すセーフ信号(セーフ情報)、大当り状態を示す大当り信号(大当り情報)、確変状態を示す確変信号(大当り情報)、時短状態を示す時短信号(大当り情報)などを出力し、スロットマシンは、メダルの投入数を示す投入信号(セーフ情報)、メダルの払い出し数を示す払い出し信号(アウト情報)、ビッグボーナス状態を示すビッグボーナス信号(大当り情報)、レギュラーボーナス状態を示すレギュラーボーナス信号(大当り情報)、チャレンジタイム状態を示すチャレンジタイム信号(大当り情報)などを出力する。
なお、本明細書では、本発明に係る遊技機に使用可能な遊技球やメダルなどの遊技媒体を総称して「玉」と表現しており、例えば、「玉貸機」や「玉貸」,「貸玉」,「持玉」という場合の「玉」は、パチンコ球のような球体の遊技媒体だけでなく、パチスロメダルのようなメダル,コイン型の遊技媒体等も含まれるものである。
図2は、本発明の実施形態に係る遊技場管理装置の構成を示すブロック図である。
この図に示すように、遊技場管理装置30は、遊技機10及び玉貸機20の外部出力信号を受信する受信部31と、受信した外部出力信号の集計処理や予測処理を行う処理部32と、集計データなどを表示する表示部33と、集計データなどを印字する印字部34と、画面操作などを行う入力部35と、集計データや遊技場管理プログラムを記憶する記憶部36とを備えて構成されている。
さらに、遊技場管理装置30は、上記の集計情報にもとづいて、所定時間後の売上や割数を予測する。本発明の遊技場管理装置30は、当日の遊技情報のみを用いて、所定時間後の売上や割数を高精度に予測する点に特徴があり、以下、遊技場管理装置30の予測処理手順について、図3〜図7を参照して説明する。
この図に示すように、遊技場管理装置30の売上・割数予測処理においては、各遊技機10の状態を判定する状態判定処理(S11:稼働台判定手段、貸玉遊技台判定手段、持玉遊技台判定手段)、持玉遊技台の所定時間後の予測売上を算出する持玉遊技台売上予測処理(S12:持玉遊技台売上予測手段)、貸玉遊技台の所定時間後の予測売上を算出する貸玉遊技台売上予測処理(S13:貸玉遊技台売上予測手段)、予測全体売上や予測全体割数を算出する全体売上・全体割数予測処理(S14:全体売上予測手段、全体割数予測手段)などのサブルーチンが実行される。
この図に示すように、状態判定処理では、まず、各遊技機10の稼働状態をアウト情報及び/又はセーフ情報にもとづいて判定する。例えば、アウト信号又はセーフ信号を継続的に検出したか否かを判断し(S21)、この判断結果がNOのときは、非稼働台と判定する一方(S22)、YESのときは、稼働台と判定する(S23)。また、稼働台であると判定したときは、直前に玉貸があったか否かを判断し(S24)、この判断結果がYESのときは、貸玉遊技状態の稼働台であると判定する(S25)。一方、直前に玉貸がないと判断したときは、直前に大当りがあったか否かを判断し(S26)、この判断結果がYESのときは、持玉遊技状態の稼働台であると判定し(S27)、NOのときは、異常であると判定する(S28)。
この図に示すように、持玉遊技台売上予測処理では、まず、持玉遊技台であることを確認した後(S31)、非売上持玉遊技台であるか否かを判定する(S32)。非売上持玉遊技台とは、T時間後まで売上が発生しないと予測される持玉遊技台であり、T時間後までに持玉が無くなり、追加的な売上が発生すると予測される追加売上持玉遊技台と区別される。
非売上持玉遊技台には、T時間後まで持玉で遊技を行い、新たな売上が発生しないと予測される非売上持玉遊技台Aと、現在の持玉でT時間後までに大当りが発生する可能性があり、新たな売上が発生しないと予測される非売上持玉遊技台Bとが含まれる。
[条件式1]
現在の持玉>1時間のアウト数×T×(1−ベース)
ただし、
1時間のアウト数=機種毎の既定値(パチンコ機は6000)
ベース(同機種平均値)=現時点までの通常時セーフ数÷現時点までの通常時アウト数
[条件式2]
現在の持玉<((大当り確率の逆数−今回スタート回数)÷スタート率)×100×(1−ベース)
ただし、
今回スタート回数=前回大当り以降のスタート回数
スタート率(同機種平均値)=現時点までの打ち込み100個あたりのスタート回数
[式3]
予測売上Y1=(((1時間のアウト数×T×(1−ベース))−現在の持玉)×貸玉単価
この図に示すように、貸玉遊技台売上予測処理では、まず、貸玉遊技台であることを確認した後(S41)、部分売上貸玉遊技台であるか否かを判定する(S42)。部分売上貸玉遊技台とは、T時間後までに大当りが発生し、大当り後に売上が発生しないと予測される貸玉遊技台であり、T時間後まで売上が継続すると予測される全売上貸玉遊技台と区別される。
[条件式4]
1時間のアウト数×T>((大当り確率の逆数−今回スタート回数)÷スタート率)×100×(1−ベース)
[式5]
予測売上Y2=((大当り確率の逆数−今回スタート回数)÷スタート率)×100×(1−ベース)×貸玉単価
[条件式6]
1時間のアウト数×T<((大当り確率の逆数−今回スタート回数)÷スタート率)×100×(1−ベース)
[式7]
予測売上Y3=1時間のアウト数×T×(1−ベース)×貸玉単価
この図に示すように、全体売上・全体割数予測処理では、まず、下記の式8を用いてT時間後の予測全体売上Yを算出する(S51)。
[式8]
予測全体売上Y=現時点までの売上+ΣY1+ΣY2+ΣY3
[式9]
予測景品玉数K=現時点の推定景品玉数K1+T時間後までに発生する推定景品玉数K2
ただし、
K1=現時点の売上玉数+差玉数
K2=(予測全体売上Y÷貸玉単価)+(出玉率−1)×1時間のアウト数×T×稼働台数
出玉率=現時点までの全稼働台セーフ数÷全稼働台アウト数
[式10]
予測全体割数W=(予測景品玉数K×交換率)÷予測全体売上Y
ただし、
交換率=景品玉を金額に換算する率
また、大当り確率に大きな較差がある遊技機10を併設し、貸玉遊技台と持玉遊技台の比率が定まらない遊技場において、貸玉遊技台と持玉遊技台を判別することにより、所定時間後の売上や割数を高精度に予測できるという利点がある。
さらに、遊技場管理装置30は、所定時間後の予測景品玉数を予測全体売上で除算して所定時間後の予測割数とするので、所定時間後の全体割数(遊技場全体割数、機種別全体割数など)を高精度に予測することができる。
例えば、上述した実施形態では、本発明の遊技場管理装置が適用される遊技場に設置される遊技機としてパチンコ機やパチスロ機(スロットマシン)を例に説明したが、本発明が適用可能な遊技場に設置される遊技機としては、特にパチンコ機やスロットマシンに限定されるものではなく、遊技情報に基づいた売上や割数等の管理が必要となる遊技機である限り、遊技機の種類や設置態様,設置数等は特に限定されず、どのような遊技機や遊技場に対しても適用することができる。
一般に、遊技場に設置される遊技機としては、パチンコ機やスロットマシンの他、例えば、アレンジボール機,雀球機等、玉やコイン等の遊技媒体を使用して遊技を行う各種の遊技機があり、これらの遊技機をどのような態様等で設置する遊技場であっても、本発明の遊技場管理装置の対象とすることができる。
20 玉貸機
30 遊技場管理装置
31 受信部
32 処理部
33 表示部
34 印字部
35 入力部
36 記憶部
40 台ユニット
50 島ユニット
Claims (5)
- 遊技場に設置された複数の遊技機及び/又は玉貸機から、少なくともアウト情報、セーフ情報、大当り情報及び玉貸情報を収集し、これらの遊技情報にもとづいて、売上及び/又は割数の予測を行う遊技場管理装置であって、
アウト情報及び/又はセーフ情報にもとづいて、稼働状態の遊技機を判定する稼働台判定手段と、
玉貸情報及び/又は大当り情報にもとづいて、貸玉遊技状態の稼働遊技機を判定する貸玉遊技台判定手段と、
玉貸情報及び/又は大当り情報にもとづいて、持玉遊技状態の稼働遊技機を判定する持玉遊技台判定手段と、
貸玉遊技台における所定時間後の予測売上を算出する貸玉遊技台売上予測手段と、
持玉遊技台における所定時間後の予測売上を算出する持玉遊技台売上予測手段と、を備える
ことを特徴とする遊技場管理装置。 - 前記持玉遊技台売上予測手段が、
所定時間後まで売上が発生しないと予測される非売上持玉遊技台と、
所定時間後までに持玉が無くなり、追加的な売上が発生すると予測される追加売上持玉遊技台とを判別し、
追加売上持玉遊技台における所定時間後の予測売上を算出する
請求項1記載の遊技場管理装置。 - 前記貸玉遊技台売上予測手段が、
所定時間後まで売上が継続すると予測される全売上貸玉遊技台と、
所定時間後までに大当りが発生し、大当り後に売上が発生しないと予測される部分売上貸玉遊技台とを判別し、
全売上貸玉遊技台及び部分売上貸玉遊技台における所定時間後の予測売上を算出する
請求項1又は2記載の遊技場管理装置。 - 前記貸玉遊技台売上予測手段及び前記持玉遊技台売上予測手段による稼働遊技機の予測売上を合計し、これに現時点の全体売上を加えて所定時間後の予測全体売上とする全体売上予測手段を備える
請求項1〜3のいずれかに記載の遊技場管理装置。 - 所定時間後の予測景品玉数を前記予測全体売上で除算して所定時間後の予測割数とする全体割数予測手段を備える
請求項1〜4のいずれかに記載の遊技場管理装置。
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-
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- 2005-10-14 JP JP2005300278A patent/JP4850474B2/ja active Active
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