JPH11207002A - 遊技機データ処理装置 - Google Patents

遊技機データ処理装置

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JPH11207002A
JPH11207002A JP1071698A JP1071698A JPH11207002A JP H11207002 A JPH11207002 A JP H11207002A JP 1071698 A JP1071698 A JP 1071698A JP 1071698 A JP1071698 A JP 1071698A JP H11207002 A JPH11207002 A JP H11207002A
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JP
Japan
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activation
sales
sales amount
unit
outside
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JP1071698A
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Inventor
Kenichi Shoda
憲一 正田
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Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】釘調整状態等を定量的に評価するための指標を
求める手段を提供する。 【解決手段】管理コンピュータ300は、遊技機100
および玉貸機200から通信ケーブル400を介して出
力された情報を受信するためのI/Oポート310と、
起動単価を求めるCPU320と、RAM360と、動
作プログラムを内蔵するROM370と、入力装置33
0と、表示装置340と、起動回数の積算値を記憶する
起動回数記憶部385および売上金額の積算値を記憶す
る売上金額記憶部386を備える記憶装置380と、時
刻を把握するための時計350とを有していて、各構成
要素はバス390で接続されている。そして、CPU3
20は、起動回数記憶部385および売上金額記憶部3
86の記憶内容に基づいて、起動単価を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機の図柄
表示装置や特別電動役物が1回起動するのに要する金額
である起動単価を求める装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、パチンコ遊技場には、複数台
のパチンコ機とこれらのパチンコ機から出力される遊技
データを管理する管理コンピュータとが配設されてい
て、管理コンピュータは、各パチンコ機から遊技データ
を獲得可能なように構成されている。例えば、管理コン
ピュータを用いて各パチンコ機の出玉データを管理する
ことが行われている。
【0003】そして、この出玉を調整するには、遊技機
毎の釘調整作業等によって行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来では、
このような釘調整状態等を定量的に評価する術が存在し
なかったため、釘調整作業の結果、遊技機が所望の釘調
整状態になったか否かの判断は経験によるものであっ
た。
【0005】そのため、釘調整を行った結果、遊技機が
どのような釘調整状態になったかを客観的に把握するこ
とができないという問題があった。本発明は、このよう
な従来の課題を解決するために創作されたもので、その
目的は、釘調整状態等を定量的に評価するための指標を
求める手段を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提供される、請求項1に係る発明は、遊技機の所定構
成部位が1回起動するのに要する金額である起動単価を
求める装置であって、起動単価を求める処理を行う処理
手段を備え、前記処理手段は、前記起動が行われること
により生成される起動信号が供給されると、この起動信
号に基づいて起動回数を求め、遊技媒体の借り入れによ
って生成される売上信号が供給されると、この売上信号
に基づいて売上額を求め、前記起動回数および前記売上
額に基づいて、前記起動単価を求めることを特徴とする
遊技機データ処理装置である。例えば、売上額を起動回
数で除して起動単価を求めるように処理手段を構成して
おけばよい。
【0007】この発明によれば、処理手段は、起動信号
および売上信号の夫々に基づいて起動回数および売上額
が求め、求めた起動回数および売上額に基づいて起動単
価を求めるので、1回起動するために要する金額の指標
を求めることが可能になる。
【0008】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
おいて、前記処理手段は、確率変動期間内と確率変動期
間外とに分けて、前記起動回数を求め、前記確率変動期
間内と前記確率変動期間外とに分けて、前記売上額を求
め、前記確率変動期間内および前記確率変動期間外の夫
々における、前記起動回数および前記売上額に基づい
て、前記確率変動期間内外で区別して前記起動単価を求
めることを特徴とする。処理手段は、確率変動期間内の
起動単価は、確率変動期間内の売上額を確率変動期間内
の起動回数で除して求めると共に、確率変動期間外の起
動単価は、確率変動期間外の売上額を確率変動期間外の
起動回数で除して求めるように構成しておく。
【0009】この発明によれば、処理手段は、確率変動
期間内外での起動信号および売上信号の夫々に基づいて
確率変動期間内外での起動回数および売上額を求め、求
めた起動回数および売上額に基づいて確率変動期間内外
での起動単価を求めるので、1回起動するために要する
金額の指標を確率変動期間内外で区別して求めることが
可能になる。
【0010】さらに、請求項3に係る発明は、遊技機の
所定構成部位が1回起動するのに要する金額である起動
単価を求める装置であって、起動単価を求める処理を行
う処理手段と、起動回数積算値を格納するための起動回
数記憶部および売上額積算値を格納するための売上金額
記憶部を備える記憶手段と、を備え、前記処理手段は、
前記起動が行われることにより生成される起動信号が供
給されると、この起動信号に基づいて起動回数を積算し
ていき、この積算値を前記起動回数記憶部に格納し、遊
技媒体の借り入れによって生成される売上信号が供給さ
れると、この売上信号に基づいて売上額を積算してい
き、この積算値を前記売上金額記憶部に格納し、前記起
動回数記憶部および前記売上金額記憶部の夫々から、起
動回数の積算値および売上額の積算値を獲得し、獲得し
た売上額の積算値を獲得した起動回数の積算値で除して
前記起動単価を求めることを特徴とする。
【0011】この発明によれば、処理手段が、起動回数
記憶部を用いて起動回数積算値を求めると共に、売上金
額記憶部を用いて売上額積算値を求め、売上額積算値を
起動回数積算値で除して起動単価を求めるので、1回起
動するために要する金額の指標を求めることが可能にな
ると共に、記憶手段内の所定位置に設けた起動回数記憶
部、売上金額記憶部を用いて起動単価を求めるので、必
要なメモリ容量を少なくした状態で起動単価を求めるこ
とも可能になる。
【0012】また、請求項4に係る発明は、請求項3に
おいて、前記処理手段は、確率変動期間内と確率変動期
間外とに分けて、前記起動回数を積算していき、この積
算値を前記確率変動期間内外に分けて前記起動回数記憶
部に格納し、前記確率変動期間内と前記確率変動変動期
間外とに分けて、前記売上額を積算していき、この積算
値を前記確率変動期間内外に分けて前記売上金額記憶部
に格納し、前記起動回数記憶部および前記売上金額記憶
部の夫々から、前記確率変動期間内外の起動回数の積算
値、および、前記確率変動期間内外の売上額の積算値を
獲得し、獲得した前記確率変動期間内外の売上額の積算
値を、獲得した前記確率変動期間内外の起動回数の積算
値で除して、前記確率変動期間内外に区別して起動単価
を求めることを特徴とする遊技機データ処理装置も提供
される。
【0013】ここで、処理手段は、起動回数記憶部を用
いて確率変動期間内外の起動回数積算値を求めると共
に、売上金額記憶部を用いて確率変動期間内外の売上額
積算値を求め、確率変動期間内外で区別して、売上額積
算値を起動回数積算値で除して起動単価を求めるので、
1回起動するために要する金額の指標を確率変動期間内
外に区別して求めることが可能になると共に、記憶手段
内の所定位置に設けた起動回数記憶部、売上金額記憶部
を用いて起動単価を求めるので、必要なメモリ容量を少
なくした状態で起動単価を求めることも可能になる。
【0014】さらに、請求項5に係る発明は、複数の遊
技機の夫々の所定構成部位が1回起動するのに要する金
額である起動単価に基づき演算を行う装置であって、起
動単価を求める処理を行う処理手段を備え、前記処理手
段は、前記起動が行われることにより生成される起動信
号が供給されると、この起動信号に基づいて起動回数を
求めることを各遊技機について行うと共に、遊技媒体の
借り入れによって生成される売上信号が供給されると、
この売上信号に基づいて売上額を求めことを各遊技機に
ついて行い、前記各遊技機の起動回数の夫々および前記
各遊技機の売上額の夫々に基づいて、前記起動単価の平
均値を求めることを特徴とする。
【0015】この発明によれば、処理手段は、起動信号
に基づいて起動回数を求めることと、遊技機に対応する
玉貸機からの売上信号に基づいて売上額を求めることと
を、予め指定された複数の遊技機の夫々について行い、
複数の遊技機の夫々の起動回数および複数の遊技機の夫
々の売上額に基づいて、起動単価の平均値を求めるの
で、例えば、遊技機島毎の起動単価の平均値が求めら
れ、遊技機島単位で1回起動するために要する金額の指
標を求めることが可能になる。
【0016】より具体的には、処理手段は、起動信号に
基づいて起動回数を求めることと、対応する玉貸機から
の売上信号に基づいて売上額を求めることを、予め指定
された複数の遊技機の夫々について行い、遊技機の識別
子(台番号)と起動回数と売上額とをを対応付けて起動
単価平均計算用ファイルに格納し、前記起動単価平均計
算用ファイルを索出して求めた複数の遊技機の夫々の起
動回数および複数の遊技機の夫々の売上額に基づいて、
起動単価の平均値を求める。
【0017】なお、上述した発明において、起動単価を
表示するための表示手段を備えて、処理手段が、求めた
起動単価を前記表示手段に表示することも考えらえ、こ
れによれば、起動単価を容易に把握可能になるので好ま
しい。
【0018】さらに、以上のような処理手段は、コンピ
ュータ読み取り可能なプログラムを記憶媒体に記憶して
おき、コンピュータがこのプログラムを読み取って一連
の処理を実行するようにして実現可能となる。
【0019】このような記憶媒体としては、例えば、C
DROM、DVDROM等の光記憶媒体、ROM、IC
カード等の半導体記憶媒体、フロッピーディスク等の磁
気記憶媒体、MO等の光磁気記憶媒体等が挙げられる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、本発明の第1の実施の
形態に係る管理コンピュータを含むシステムの構成図で
ある。
【0021】このシステムは、遊技機100と玉貸機2
00と管理コンピュータ300とを通信ケーブル400
によって相互に情報授受可能に接続して構成されてい
る。なお、遊技機と玉貸機とは、通常、1対で構成され
ており、また、図1には遊技機と玉貸機を1台しか図示
していないが、実際には複数台の遊技機および玉貸機が
管理コンピュータ300に接続され、各遊技機個別の処
理が行われるようになっている。
【0022】以下、遊技機100、玉貸機200、管理
コンピュータ300の順に構成や主要構成部を説明す
る。遊技機100は、始動口入賞検出センサ110と、
起動信号生成部120と、起動信号生成部120から出
力される起動信号を通信ケーブル400上に送出するた
めのI/F(インタフェース)部130とを備えてい
る。
【0023】始動口入賞検出センサ110は、遊技機盤
面内に設けられた始動口(図示せず)に遊技媒体が入賞
すると、始動口入賞信号を出力する。起動信号生成部1
20は、第1種及び第3種特別電動役物が設けられてい
る遊技機においては、始動口入賞検出センサ110から
出力される始動口入賞信号に基づき、図柄表示装置(図
示せず)の変動表示動作を起動させるための起動信号を
随時出力するようになっており、また、第2種特別電動
役物が設けられている遊技機においては、始動口入賞検
出センサ110から出力される始動口入賞信号に基づ
き、第2種電動役物を開閉動作させるための開閉部材
(図示せず)を開閉作動させるための起動信号を随時出
力するようになっている。
【0024】より具体的には、第1種および第3種特別
電動役物が設けられている遊技機においては、起動信号
生成部120は、始動入賞口センサ110から順次出力
される始動口入賞信号の計数結果が、所定上限値(例え
ば「4」)以内である場合には、その計数結果の数だけ
の起動信号が出力されると共に、始動口入賞信号の計数
結果がこの所定上限値を越える数(例えば「5」以上)
となる場合には、この所定上限値で制限される数
(「4」)だけの起動信号が出力されるように構成され
ている。このように、起動信号生成部120を構成する
のは、通常、パチンコ機では、始動口に遊技媒体が入賞
した場合、その入賞遊技媒体の数が所定数例えば4つま
ではこれを保留しておき、入賞数の数だけ図柄表示装置
の変動表示を起動するようにすると共に、所定数以上例
えば5個以上の遊技媒体が始動口に入賞した場合には、
これを変動表示起動には反映させないようにしているた
めである。
【0025】また、第2種特別電動役物が設けられてい
る遊技機においては、起動信号生成部120は、第2種
特別電動役物を開閉動作させるための開閉部材が1回作
動する毎に起動信号を出力するように構成される。
【0026】I/F部130は、起動信号生成部120
から出力される起動信号を通信ケーブル400を介して
管理コンピュータ300に送信するためのインタフェー
スである。
【0027】次に、玉貸機200は、売上信号生成部2
10と、I/F部220とを備えている。売上信号生成
部210は、所定金額例えば100(円)の硬貨が図示
しない投入口を介して投入されたことを検知して、1パ
ルスのパルス信号である売上信号を随時出力する。な
お、売上信号生成部210を、玉貸機200が所定数個
例えば25個の遊技媒体を排出する毎に売上信号を出力
するように構成してもよい。
【0028】また、上記のように硬貨を投入することで
所定個数の遊技媒体を排出する玉貸機ではなく、遊技媒
体貸出スイッチを操作することにより、有価価値媒体
(例えば、CR遊技機に用いられる玉貸し用のカード)
に記憶された有価価値の範囲内で所定単位毎に遊技媒体
を排出する玉貸機がある。この場合には、売上信号生成
部210は、遊技媒体貸出スイッチを操作して遊技媒体
が貸し出された場合に、遊技媒体の貸し出しに基づいて
売上信号を随時出力する。
【0029】I/F部220は、売上信号生成部210
から出力される売上信号を通信ケーブル400を介して
管理コンピュータ300に送信するためのインタフェー
スである。
【0030】さらに、管理コンピュータ300は、遊技
機100および玉貸機200から通信ケーブル400を
介して出力された情報を受信するためのI/Oポート3
10と、起動単価を求める処理を含む各種の処理を行う
処理手段としてのCPU320と、ワークエリアとして
機能するRAM360と、CPU320の動作プログラ
ムを内蔵するROM370と、必要な情報を入力するた
めの入力装置330と、処理結果等を表示するための表
示装置340と、起動回数の積算値を記憶する起動回数
記憶部385および売上金額の積算値を記憶する売上金
額記憶部386を備え他の必要な情報も記憶可能な記憶
装置380と、時刻を把握するための時計350とを有
していて、各構成要素は相互に情報を通信可能にバス3
90で接続されている。また、CPU320内部には、
タイマ206が設けられていて、リセット時から設定さ
れた算出カウント時間tが経過するとタイムアウトする
ようになっている。
【0031】以下、図2乃至図4を参照して本発明の第
1の実施の形態に係る処理を説明する。CPU320
は、ROM360に内蔵されている動作プログラムにし
たがって起動回数および売上金額の積算を行うために、
夫々、図2、図3のフローチャートに示す処理を行い、
また、起動単価を求めるために、図4のフローチャート
に示す処理を行う。なお、入力装置330を介して、予
めタイマ325に設定する算出カウント時間の具体的な
数値を入力してRAM360に格納しておくものとす
る。
【0032】さて、図2に示す処理は起動回数の積算を
行う処理であり、まず、ステップS210において、C
PU320は、I/F部130が、通信ケーブル400
上に起動信号生成部120からの起動信号を供給したか
否かを、I/Oポート310、バス390上に伝送され
る情報を参照して判定する。起動信号が供給されていな
いと判定された場合(No)には、このステップS21
0で待機状態となり、一方、起動信号が供給されたと判
定された場合(Yes)には、ステップS220に進
む。
【0033】そして、ステップS220では、供給され
た起動信号の積算処理を行う。この積算処理は、CPU
320が、既に起動回数記憶部385に格納されている
起動回数積算値を獲得してきてこの値をRAM360の
所定エリアに仮記憶し、さらに、この仮記憶された値に
供給された起動信号に基づく値を加算し(例えば、起動
信号が供給される毎に値「1」を加える)、この加算結
果を再度、起動回数記憶部385に格納してリターンす
る。このような処理を随時行っていくことによって起動
回数の積算処理が行われる。
【0034】また、図3に示す処理は売上金額の積算を
行う処理であり、まず、ステップS310において、C
PU320は、I/F部220が、通信ケーブル400
上に売上信号生成部210からの売上信号を供給したか
否かを、I/Oポート310、バス390上に伝送され
る情報を参照して判定する。売上信号が供給されていな
いと判定された場合(No)には、このステップS31
0で待機状態となり、一方、売上信号が供給されたと判
定された場合(Yes)には、ステップS320に進
む。
【0035】そして、ステップS320では、供給され
た売上信号の積算処理を行う。この積算処理は、CPU
320が、既に売上金額記憶部386に格納されている
売上金額積算値を獲得してきてこの値をRAM360の
所定エリアに仮記憶し、さらに、この仮記憶された値に
供給された売上信号に基づく値を加算し(例えば、売上
信号が供給される毎に「100」を加える)、この加算
結果を再度、売上金額記憶部386に格納してリターン
する。このような処理を随時行っていくことによって売
上金額の積算処理が行われる。
【0036】以上のような、図2、図3に示す処理は並
行して行われることによって起動回数、売上金額が積算
されていき、さらに、CPU320が図4に示す処理を
行うことによって起動単価が求まる。
【0037】まず、図4のステップS400で、CPU
320は、時計350を参照して、この時計350が示
す時刻が、入力装置330を介して予め定めた営業開始
時刻と同一となったか否かを判断し、同一の時刻になっ
た場合にのみ営業開始が行われたとしてステップS40
5に進む。
【0038】次に、ステップS405では、CPU32
0は、既にRAM360に格納されている値を参照し
て、タイマ325のカウント時間を「5」に設定する。
これによって、タイマ325は、時間経過とともに算出
カウント時間を所定単位時間(例えば「1」)ずつ減じ
ていく処理を行う。
【0039】そして、CPU320が、タイマ325の
算出カウント時間が「0」になったか否かを判定し、算
出カウント時間が「0」になった場合(Yes)にはタ
イマ325がタイムアウトしたとしてステップS415
に進み、これ以外の場合(No)には、ステップS41
0で待機状態になる。
【0040】次に、ステップS415とステップS42
0において、CPU320は、起動回数記憶部385か
ら起動回数積算値を獲得し、獲得した起動回数積算値を
RAM360に仮記憶し、さらに、売上金額記憶部38
6から売上金額積算値を獲得し、獲得した売上金額積算
値をRAM360に仮記憶する。
【0041】次に、ステップS425において、CPU
320は、RAM360に仮記憶した起動回数積算値、
売上金額積算値を獲得して、これらを用いて、「売上金
額積算値÷起動回数積算値」なる演算を行って起動単価
とし、この起動単価を記憶装置380の所定エリアに格
納する(ステップS430)。この際、既に格納されて
いる起動単価を新たな起動単価で順次更新していって、
常に最新の起動単価が格納されていくようにする。ま
た、このような起動単価を表示装置340に順次表示し
ていけば、オペレータが起動単価の時間推移を把握可能
になるので好ましい。
【0042】また、以上の実施の形態では、起動単価を
新たな起動単価で順次更新していって、常に最新の起動
単価が格納されていくようにしたが、これに加えて、起
動単価を演算する毎にその起動単価の値と時計350を
用いて取得した時間とを対応づけて記憶装置380の所
定エリアに格納させるようにしても良い。この場合、時
間毎の起動単価の変化を表示装置340にグラフ表示す
ることでオペレータが起動単価の時間推移を把握可能と
なる。
【0043】次に、ステップS435において、CPU
320は、時計350を参照して、この時計350が示
す時刻が、入力装置330を介して予め定めた営業終了
時刻と同一の時刻になったか否かを判定する。この結
果、同一時刻でない場合(No)には、再度起動単価を
求めるべくステップS405に進み、一方、同一時刻で
ある場合(Yes)には、閉店時刻であるとして処理を
終了すべくエンドに進む。以上のような処理によって、
起動単価を求めることが可能となり、この起動単価を釘
調整状態等を客観的に把握可能な指数として用いること
が可能となる。
【0044】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。この実施の形態は、確率変動期間内と確率変
動期間外との区別して起動単価を求める点に特徴があ
る。確率変動機能を有する遊技機が、確率変動状態とな
った場合には、図8に示すように、特賞期間に続けて確
率変動信号が出力される。そして、確率変動信号が出力
されている状態(確率変動期間)において、図柄表示装
置や特別電動役物の開閉部材の起動が行われるため、起
動信号が出力される。このため、確率変動機能を有する
遊技機に対して起動単価を求める場合には、確率変動中
に通常売り上げが減少すると共に起動回数が増加する特
別な状態になってしまう。そこで、起動単価を通常時と
確率変動期間とに区別して起動単価を算出して遊技機の
指標を適正に求める必要がある。
【0045】図5は、本発明の第2の実施の形態に係る
システムの構成図である。このシステムは、遊技機10
0が大当り状態にあること(特賞期間中であること)を
示す大当り信号を生成する大当り信号生成部140と、
遊技機100が確率変動状態にあることを示す確率変動
信号を生成する確率変動信号生成部150とを備える
点、記憶装置380が、通常時エリア387aおよび確
変時エリア387bを有する起動回数記憶部387と、
通常時エリア388aおよび確変時エリア388bを有
する売上金額記憶部388とを備える点に特徴があり、
その他の点は図1に示すものと変わるところがない。
【0046】さて、図6、図7を参照して、確率変動期
間内と確率変動期間外とに区別して、起動回数、売上金
額を求める処理について説明する。まず、図6を参照し
て、確率変動期間内と確率変動期間外とに区別して、起
動回数を求める処理について説明する。
【0047】ステップS600では、CPU320が、
始動口入賞検出センサ110から出力される始動口入賞
検出信号に基づいて、起動信号生成部120が生成した
起動信号がI/F部130、通信ケーブル400を介し
て供給されたか否かを、I/Oポート310、バス39
0上に伝送される情報を参照して判定する。
【0048】CPU320が、起動信号が供給されてい
ないと判定した場合(No)には、ステップS600で
待機状態となり、起動信号が供給された場合(Yes)
には、ステップS605に進む。
【0049】次に、ステップS605において、CPU
320が、大当り信号生成部140から出力される大当
り信号がI/F部130、通信ケーブル400を介し
て、I/Oポート310によって受信された(例えばロ
ー状態からハイ状態になる)か否かを判定する。
【0050】CPU320が、大当り信号を受信してい
ないと判定した場合(No)には、ステップS640に
進み、一方、大当り信号が受信したと判定した場合(Y
es)には、ステップS610に進む。
【0051】ステップS640では、CPU320は、
I/F部130が、通信ケーブル400上に起動信号生
成部120からの起動信号を供給した場合、供給された
起動信号の積算処理を行う。この積算処理は、CPU3
20が、既に起動回数記憶部387の通常時エリア38
7aに格納されている起動回数積算値を獲得してきてこ
の値をRAM360の所定エリアに仮記憶し、さらに、
この仮記憶された値に供給された起動信号に基づく値を
加算し(例えば、起動信号が供給される毎に値「1」を
加える)、この加算結果を再度、起動回数記憶部387
の通常時エリア387aに格納してリターンする。この
ような処理を随時行っていくことによって通常時の起動
回数積算値が通常時エリア387aに格納される。
【0052】一方、ステップS610では、CPU32
0が、大当り信号生成部140から出力される大当り信
号が終了(例えばハイ状態からロー状態になる)したか
否かを判定する。大当り信号が終了しない場合(No)
には、ステップS610において待機状態になり、一
方、大当り信号が終了した場合(Yes)には、ステッ
プS615に進む。
【0053】次に、ステップS615において、CPU
320が、確率変動信号生成部150から出力される確
率変動信号がI/F部130、通信ケーブル400を介
して、I/Oポート310によって受信された(例えば
ロー状態からハイ状態になる)か否かを判定する。
【0054】CPU320が、確率変動信号を受信して
いないと判定した場合(No)には処理を終えてリター
ンし、一方、確率変動信号が受信されたと判定した場合
(Yes)には、ステップS620に進む。
【0055】次に、ステップS620では、CPU32
0は、I/F部130、通信ケーブル400を介して、
起動信号生成部120から出力される起動信号の積算処
理を開始する。この積算処理は、CPU320が、既に
起動回数記憶部387の確変時エリア387bに格納さ
れている起動回数積算値を獲得してきてこの値をRAM
360の所定エリアに仮記憶し、さらに、この仮記憶さ
れた値に供給された起動信号に基づく値を加算し(例え
ば、起動信号が供給される毎に値「1」を加える)、こ
の加算結果を再度、起動回数記憶部387の確変時エリ
ア387bに格納する処理を随時行っていく。
【0056】そして、ステップS625では、CPU3
20が、確率変動信号生成部150から出力される確率
変動信号が終了(例えばハイ状態からロー状態になる)
したか否かを判定する。確率変動信号が終了しない場合
(No)には、ステップS625において待機状態にな
り、一方、確率変動信号が終了した場合(Yes)に
は、ステップS630に進み、ステップS630におい
て、起動回数の積算処理を終了する。これによって、確
率変動期間における起動回数の積算結果が確変時エリア
387bに格納される。
【0057】このような処理によって、通常時エリア3
87a、確変時エリア387bの夫々には、確率変動期
間外の起動回数積算値と確率変動期間内の起動回数積算
値とが格納される。
【0058】次に、図7を参照して、確率変動期間内と
確率変動期間外とに区別して、売上金額を求める処理に
ついて説明する。ステップS700では、CPU320
が、売上信号生成部210から出力される売上信号がI
/F部220、通信ケーブル400を介して供給された
か否かを、I/Oポート310、バス390上に伝送さ
れる情報を参照して判定する。
【0059】CPU320が、売上信号が供給されてい
ないと判定した場合(No)には、ステップS700で
待機状態となり、売上信号が供給された場合(Yes)
には、ステップS705に進む。
【0060】次に、ステップS705において、CPU
320が、大当り信号生成部140から出力される大当
り信号がI/F部130、通信ケーブル400を介し
て、I/Oポート310によって受信された(例えばロ
ー状態からハイ状態になる)か否かを判定する。
【0061】CPU320が、大当り信号を受信してい
ないと判定した場合(No)には、ステップS740に
進み、一方、大当り信号が受信したと判定した場合(Y
es)には、ステップS710に進む。
【0062】ステップS740では、CPU320は、
I/F部220が、通信ケーブル400上に売上信号生
成部210からの売上信号を供給した場合、供給された
売上信号の積算処理を行う。この積算処理は、CPU3
20が、既に売上金額記憶部388の通常時エリア38
8aに格納されている売上金額積算値を獲得してきてこ
の値をRAM360の所定エリアに仮記憶し、さらに、
この仮記憶された値に供給された売上信号に基づく値を
加算し(例えば、売上信号が供給される毎に値「10
0」を加える)、この加算結果を再度、売上金額記憶部
388の通常時エリア388aに格納してリターンす
る。このような処理を随時行っていくことによって通常
時の売上金額積算値が通常時エリア388aに格納され
る。
【0063】一方、ステップS710では、CPU32
0が、大当り信号生成部140から出力される大当り信
号が終了(例えばハイ状態からロー状態になる)したか
否かを判定する。大当り信号が終了しない場合(No)
には、ステップS710において待機状態になり、一
方、大当り信号が終了した場合(Yes)には、ステッ
プS715に進む。
【0064】次に、ステップS715において、CPU
320が、確率変動信号生成部150から出力される確
率変動信号がI/F部130、通信ケーブル400を介
して、I/Oポート310によって受信された(例えば
ロー状態からハイ状態になる)か否かを判定する。
【0065】CPU320が、確率変動信号を受信して
いないと判定した場合(No)には処理を終えてリター
ンし、一方、確率変動信号が受信されたと判定した場合
(Yes)には、ステップS720に進む。
【0066】次に、ステップS720では、CPU32
0は、I/F部220、通信ケーブル400を介して、
売上信号生成部210から出力される売上信号の積算処
理を開始する。この積算処理は、CPU320が、既に
売上金額記憶部388の確変時エリア388bに格納さ
れている売上金額積算値を獲得してきてこの値をRAM
360の所定エリアに仮記憶し、さらに、この仮記憶さ
れた値に供給された売上信号に基づく値を加算し(例え
ば、売上信号が供給される毎に値「100」を加え
る)、この加算結果を再度、売上金額記憶部388の確
変時エリア388bに格納する処理を随時行っていく。
【0067】そして、ステップS725では、CPU3
20が、確率変動信号生成部150から出力される確率
変動信号が終了(例えばハイ状態からロー状態になる)
したか否かを判定する。確率変動信号が終了しない場合
(No)には、ステップS725において待機状態にな
り、一方、確率変動信号が終了した場合(Yes)に
は、ステップS730に進み、ステップS730におい
て、売上金額の積算処理を終了する。これによって、確
率変動期間における売上金額の積算結果が確変時エリア
388bに格納される。
【0068】このような処理によって、通常時エリア3
87a、確変時エリア387bの夫々には、確率変動期
間外の売上金額積算値と確率変動期間内の売上金額積算
値とが格納される。
【0069】次に、確率変動期間内と確率変動期間外と
に区別して起動単価を求める処理について説明する。こ
の処理については、第1の実施の形態と同様に、図4を
参照して説明する。
【0070】まず、図4のステップS400で、CPU
320は、時計350を参照して、この時計350が示
す時刻が、入力装置330を介して予め定めた営業開始
時刻と同一となってか否かを判断し、同一の時刻になっ
た場合にのみ営業開始が行われたとしてステップS40
5に進む。
【0071】次に、ステップS405では、CPU32
0は、既にRAM360に格納されている値を参照し
て、タイマ325のカウント時間を「5」に設定する。
これによって、タイマ315は、時間経過とともに算出
カウント時間を所定単位時間(例えば「1」)ずつ減じ
ていく処理を行う。
【0072】そして、CPU320が、タイマ325の
算出カウント時間が「0」になったか否かを判定し、算
出カウント時間が「0」になった場合(Yes)にはタ
イマ325がタイムアウトしたとしてステップS415
に進み、これ以外の場合(No)には、ステップS41
0で待機状態になる。
【0073】次に、ステップS415とステップS42
0において、CPU320は、起動回数記憶部387の
通常時エリア387aと確率変動時エリア387bの夫
々から確率変動期間外および確率変動期間内における起
動回数積算値を獲得し、獲得した夫々の起動回数積算値
をRAM360に仮記憶し、さらに、売上金額記憶部3
88の通常時エリア388aと確率変動時エリア388
bの夫々から確率変動期間外および確率変動期間内にお
ける売上金額積算値を獲得し、獲得した夫々の売上金額
積算値をRAM360に仮記憶する。
【0074】次に、ステップS425において、CPU
320は、まず、RAM360に仮記憶した確率変動期
間外の起動回数積算値、確率変動期間外の売上金額積算
値を獲得して、これらを用いて、「売上金額積算値÷起
動回数積算値」なる演算を行って確率変動期間外の起動
単価を求め、これを記憶装置380の所定エリアに格納
する(ステップS430)。次いで、CPU320は、
RAM360に仮記憶した確率変動期間内の起動回数積
算値、確率変動期間内の売上金額積算値を獲得して、こ
れらを用いて、「売上金額積算値÷起動回数積算値」な
る演算を行って確率変動期間内の起動単価を求め、これ
を記憶装置380の所定エリアに格納する(ステップS
430)。この際、既に格納されている起動単価を新た
な起動単価で順次更新していって、常に最新の起動単価
が格納されていくようにする。また、このような起動単
価を確率変動期間内と確率変動期間外とに区別して表示
装置340に順次表示していけば、オペレータが確率変
動期間内と確率変動期間外とに区別して起動単価の時間
推移を把握可能になるので好ましい。
【0075】また、以上の実施の形態では、起動単価を
新たな起動単価で順次更新していって、常に最新の起動
単価が格納されていくようにしたが、これに加えて、起
動単価を演算する毎に確率変動期間内と確率変動期間外
とに区別してその起動単価の値と時計350を用いて取
得した時間とを対応付けて記憶装置380の所定エリア
に格納させるようにしても良い。この場合、時間毎の起
動単価の変化を確率変動期間内と確率変動期間外とに区
別して表示装置340にグラフ表示することでオペレー
タが確率変動期間内と確率変動期間外とに区別して起動
単価の時間推移を把握可能となる。
【0076】次に、ステップS435において、CPU
320は、時計350を参照して、この時計350が示
す時刻が、入力装置330を介して予め定めた営業終了
時刻と同一の時刻になったか否かを判定する。この結
果、同一時刻でない場合(No)には、再度、確率変動
期間内と確率変動期間外とに区別して起動単価を求める
べくステップS405に進み、一方、同一時刻である場
合(Yes)には、閉店時刻であるとして処理を終了す
べくエンドに進む。以上のような処理によって、確率変
動期間内と確率変動期間外とに区別して起動単価を求め
ることが可能となり、この起動単価を釘調整状態等を客
観的に把握可能な指数として用いることが可能となる。
【0077】また、以上の実施の形態では、1台の遊技
機の起動単価を求める場合を想定して説明したが、予め
指定した複数の遊技機の平均起動単価等を求めるように
しても良い。このためには、遊技機側が備えるI/F部
が予め割り当てた遊技機識別子として機能する台番号
を、起動信号に付加して送信するように構成しておくと
共に、対応する玉貸機側が備えるI/F部も、予め割り
当てた台番号を、売上信号に付加して送信するように構
成しておく。
【0078】そして、図9のように、記憶装置380
は、台番号と起動回数と売上額とを対応付けて格納可能
な起動単価平均計算用ファイル410を備えた構成とす
る。そして、図2のステップS220において、CPU
320が、起動単価平均計算用ファイル410におけ
る、送信されてきた台番号に対応する位置に対する起動
回数を獲得し、獲得した起動回数に起動信号に基づく値
を加算し、この加算値を再度、当該台番号に対応する位
置に格納して起動回数を積算していけば遊技機毎の起動
回数が求まる。同様に、図3のステップ320におい
て、CPU320が、起動単価平均計算用ファイル41
0における、送信されてきた台番号に対応する位置に対
する売上額を獲得し、獲得した売上額に売上信号に基づ
く値を加算し、この加算値を再度、当該台番号に対応す
る位置に格納して売上額を積算していけば遊技機毎の売
上額が求まる。
【0079】そして、CPU320が、図10に示す処
理を行えば、予め指定した複数の遊技機の起動単価平均
値が求まる。この処理を、図1に示すものにおいて、起
動回数記憶部385、売上金額記憶部386に替えて起
動単価平均計算用ファイル410を備えた構成としたシ
ステムで実行する例について説明する。
【0080】まず、ステップS1000において、CP
U320は、入力装置330を介して予め指定した複数
の遊技機の台番号をRAM360の所定エリアに格納し
ておく。次に、ステップS1010で、CPU320
は、時計350を参照して、この時計350が示す時刻
が、入力装置330を介して予め定めた営業開始時刻と
同一となってか否かを判断し、同一の時刻になった場合
にのみ営業開始が行われたとしてステップS1015に
進む。
【0081】次に、ステップS1015では、CPU3
20は、既にRAM360に格納されている値を参照し
て、タイマ315のカウント時間を「5」に設定する。
これによって、タイマ315は、時間経過とともに算出
カウント時間を所定単位時間(例えば「1」)ずつ減じ
ていく処理を行う。
【0082】そして、CPU320が、タイマ315の
算出カウント時間が「0」になったか否かを判定し、算
出カウント時間が「0」になった場合(Yes)にはタ
イマ315がタイムアウトしたとしてステップS102
5に進み、これ以外の場合(No)には、ステップS1
020で待機状態になる。
【0083】次に、ステップS1025とステップS1
030において、CPU320は、起動単価平均計算用
ファイル410から、ステップS1000でRAM36
0に格納された台番号に対応する起動回数積算値を順次
獲得し、順次獲得した夫々の起動回数積算値をRAM3
60に仮記憶し、さらに、この台番号に対応する売上金
額積算値も順次獲得し、順次獲得した夫々の売上金額積
算値をRAM360に仮記憶する。
【0084】次に、ステップS1035において、CP
U320は、RAM360に仮記憶した複数遊技機の夫
々の起動回数積算値、および、複数遊技機の夫々の売上
金額積算値を獲得して、これらを用いて、「(各遊技機
の売上金額積算値の総和)÷(各遊技機の起動回数積算
値の総和)」なる演算を行って、指定された複数遊技機
の起動単価の平均値を求めて記憶装置380の所定エリ
アに格納すると共に、表示装置340に表示する(ステ
ップS1040)。
【0085】次に、ステップS1045において、CP
U320は、時計350を参照して、この時計350が
示す時刻が、入力装置330を介して予め定めた営業終
了時刻と同一の時刻になったか否かを判定する。この結
果、同一時刻でない場合(No)には、再度、起動単価
の平均値を求めるべくステップS1015に進み、一
方、同一時刻である場合(Yes)には、閉店時刻であ
るとして処理を終了すべくエンドに進む。以上のような
処理によって、指定された複数遊技機の起動単価の平均
を求めることが可能となる。例えば、1つの遊技機島を
構成する複数遊技機での起動単価の平均値を求めること
によって、これを釘調整状態等を客観的に把握可能な指
数として用いることが可能となる。
【0086】以上説明してきたように、本発明の実施の
形態によれば、図柄表示装置の変動表示動作や特別電動
役物の開閉部材の開閉動作が1回起動するために要する
金額の指標を求めることが可能となる
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、起動信号、売上信号の夫々に基づいて起動
回数、売上額が求められ、求められた起動回数、売上額
に基づいて起動単価を求めるので、1回起動するために
要する金額の指標を求めることが可能となる。
【0088】また、請求項2に係る発明によれば、確率
変動期間内外での起動信号、売上信号の夫々に基づいて
確率変動期間内外での起動回数、売上額が求められ、求
められた起動回数、売上額に基づいて確率変動期間内外
での起動単価を求めるので、1回起動するために要する
金額の指標を確率変動期間内外で区別して求めることが
可能になる。
【0089】さらに、請求項3に係る発明によれば、起
動回数記憶部を用いて起動回数積算値が求められると共
に、売上金額記憶部を用いて売上額積算値が求められ、
求められた売上額積算値を起動回数積算値で除して起動
単価を求めるので、1回起動するために要する金額の指
標を求めることが可能になり、さらに、記憶手段内の所
定位置に設けた起動回数記憶部、売上金額記憶部を用い
て起動単価を求めるので、必要なメモリ容量を少なくし
た状態で起動単価を求めることも可能となる。
【0090】また、請求項4に係る発明によれば、起動
回数記憶部を用いて確率変動期間内外の起動回数積算値
を求めると共に、売上金額記憶部を用いて確率変動期間
内外の売上額積算値を求め、確率変動期間内外で区別し
て、売上額積算値を起動回数積算値で除して起動単価を
求めるので、1回起動するために要する金額の指標を確
率変動期間内外に区別して求めることが可能になると共
に、記憶手段内の所定位置に設けた起動回数記憶部、売
上金額記憶部を用いて起動単価を求めるので、必要なメ
モリ容量を少なくした状態で起動単価を求めることも可
能になる。
【0091】また、請求項5に係る発明によれば、処理
手段は、起動信号に基づいて起動回数を求めることと、
遊技機に対応する玉貸機からの売上信号に基づいて売上
額を求めることとを、予め指定された複数の遊技機の夫
々について行い、複数の遊技機の夫々の起動回数および
複数の遊技機の夫々の売上額に基づいて、起動単価の平
均値を求めるので、例えば、遊技機島毎の起動単価の平
均値が求められ、遊技機島単位で1回起動するために要
する金額の指標を求めることが可能になる。
【0092】そして、以上のようにして求めた指標によ
って、釘調整状態等を定量的に評価することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る管理コンピュ
ータを含むシステムの構成図である。
【図2】起動回数の積算記憶処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図3】売上金額の積算記憶処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図4】起動単価の更新記憶処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るシステムの構
成図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における起動回数の
積算記憶処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態における売上金額の
積算記憶処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】確率変動機能を有する遊技機の動作説明図であ
る。
【図9】起動単価平均計算用ファイルの説明図である。
【図10】本発明の他の実施の形態における起動回数の
積算記憶処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
100 遊技機 110 始動口入賞検出センサ 120 起動信号生成部 130 I/F部 140 大当り信号生成部 150 確率変動信号生成部 200 玉貸機 210 売上信号生成部 220 I/F部 300 管理コンピュータ 310 I/Oポート 320 CPU 325 タイマ 330 入力装置 340 表示装置 350 時計 360 RAM 370 ROM 380 記憶装置 385 起動回数記憶部 386 売上金額記憶部 390 バス 400 通信ケーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の所定構成部位が1回起動するの
    に要する金額である起動単価を求める装置であって、 起動単価を求める処理を行う処理手段を備え、 前記処理手段は、 前記起動が行われることにより生成される起動信号が供
    給されると、この起動信号に基づいて起動回数を求め、 遊技媒体の借り入れによって生成される売上信号が供給
    されると、この売上信号に基づいて売上額を求め、 前記起動回数および前記売上額に基づいて、前記起動単
    価を求めることを特徴とする遊技機データ処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記処理手段は、 確率変動期間内と確率変動期間外とに分けて、前記起動
    回数を求め、 前記確率変動期間内と前記確率変動期間外とに分けて、
    前記売上額を求め、 前記確率変動期間内および前記確率変動期間外の夫々に
    おける、前記起動回数および前記売上額に基づいて、前
    記確率変動期間内外で区別して前記起動単価を求めるこ
    とを特徴とする遊技機データ処理装置。
  3. 【請求項3】 遊技機の所定構成部位が1回起動するの
    に要する金額である起動単価を求める装置であって、 起動単価を求める処理を行う処理手段と、起動回数積算
    値を格納するための起動回数記憶部および売上額積算値
    を格納するための売上金額記憶部を備える記憶手段と、
    を備え、 前記処理手段は、 前記起動が行われることにより生成される起動信号が供
    給されると、この起動信号に基づいて起動回数を積算し
    ていき、この積算値を前記起動回数記憶部に格納し、 遊技媒体の借り入れによって生成される売上信号が供給
    されると、この売上信号に基づいて売上額を積算してい
    き、この積算値を前記売上金額記憶部に格納し、 前記
    起動回数記憶部および前記売上金額記憶部の夫々から、
    起動回数の積算値および売上額の積算値を獲得し、獲得
    した売上額の積算値を獲得した起動回数の積算値で除し
    て前記起動単価を求めることを特徴とする遊技機データ
    処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記処理手段は、 確率変動期間内と確率変動期間外とに分けて、前記起動
    回数を積算していき、この積算値を前記確率変動期間内
    外に分けて前記起動回数記憶部に格納し、 前記確率変動期間内と前記確率変動期間外とに分けて、
    前記売上額を積算していき、この積算値を前記確率変動
    期間内外に分けて前記売上金額記憶部に格納し、 前記起動回数記憶部および前記売上金額記憶部の夫々か
    ら、前記確率変動期間内外の起動回数の積算値、およ
    び、前記確率変動期間内外の売上額の積算値を獲得し、
    獲得した前記確率変動期間内外の売上額の積算値を、獲
    得した前記確率変動期間内外の起動回数の積算値で除し
    て、前記確率変動期間内外に区別して起動単価を求める
    ことを特徴とする遊技機データ処理装置。
  5. 【請求項5】 複数の遊技機の夫々の所定構成部位が1
    回起動するのに要する金額である起動単価に基づき演算
    を行う装置であって、 起動単価を求める処理を行う処理手段を備え、 前記処理手段は、 前記起動が行われることにより生成される起動信号が供
    給されると、この起動信号に基づいて起動回数を求める
    ことを各遊技機について行うと共に、遊技媒体の借り入
    れによって生成される売上信号が供給されると、この売
    上信号に基づいて売上額を求めることを各遊技機につい
    て行い、 前記各遊技機の起動回数の夫々および前記各遊技機の売
    上額の夫々に基づいて、前記起動単価の平均値を求める
    ことを特徴とする遊技機データ処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007105294A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Kita Denshi Corp 遊技場管理装置

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JP2007105294A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Kita Denshi Corp 遊技場管理装置

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