JP4510142B2 - 遊技機データ管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機およびスロットマシン等の遊技機のデータを管理するための管理装置に関する。
たとえば下記特許文献1に記載されているように、パチンコ遊技機およびスロットマシン等の遊技機の稼働データを管理する管理装置はよく知られている。こうした管理装置は、打込玉数、払出玉数および大当たり回数等の稼働データを遊技機側から取得し、これを加工することにより出玉率や差玉数といった、管理者に有意なデータを生成する。
管理装置が管理する最も重要なデータに、打込玉数と払出玉数とがある。打込玉数とは、遊技機に打ち込まれた玉の全数を意味し、もっぱら「アウト数」または単に「アウト」と呼ばれる。払出玉数とは、遊技機に打ち込まれた玉が入賞して、賞球となって払い出された玉の全数を意味し、もっぱら「セーフ数」または単に「セーフ」と呼ばれる。
特開平7−24123号公報
ところで、昨今は、大当たりのときの出玉をそのまま用いて遊技することを認めるルール、すなわち、完全無定量制営業を行なっている遊技店が多い。このルールにおいては、持玉で遊技しているときと、玉貸機から玉を借りて遊技しているときとで、遊技者が感じるストレスに大きな差があることは、経験的に認められる。一般に、貸玉(売上玉)で遊技している遊技者は、持玉で遊技を行なっている遊技者よりも大きいストレスを感じる。したがって、持玉遊技を行なっている遊技者の数と、貸玉遊技を行なっている遊技者の数との比率を知ることができれば、ストレス軽減につながるサービスを行なったりする上で参考になる。
本発明の目的は、持玉で遊技している遊技者の数と、貸玉で遊技している遊技者の数との比率を知ることが可能な遊技機データ管理装置を提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するために本発明は、
遊技機側から出力されるアウト信号、セーフ信号大当たり中信号、及び確変・時短中信号に基づいて、遊技機に打ち込まれた遊技媒体数を表すアウト数と遊技機から払い出された遊技媒体数を表すセーフ数、通常遊技状態時、大当たり遊技状態時、及び確変・時短状態時に区別して遊技機毎に計上し、遊技機および/または遊技媒体貸出機から出力される貸出信号に基づいて貸出遊技媒体数を計上し、それら遊技媒体数データを遊技機単位で記憶手段に保存するデータ管理手段と、
記憶手段が記憶する遊技媒体数データを利用し、
データ導出対象となる複数の遊技機についての通常遊技状態時におけるアウト数である通常遊技アウト数を、
遊技者が貸出遊技媒体を用いて遊技する貸出遊技に対応したアウト数であり、通常遊技アウト数と通常遊技状態時のセーフ数である通常遊技セーフ数との差に対する通常遊技アウト数の割合に、貸出遊技媒体数を乗じた値を表す貸出アウト数
及び遊技者が大当たりにより獲得した遊技媒体を用いて遊技する継続遊技に対応したアウト数であり、通常遊技アウト数と貸出アウト数との差を表す継続遊技アウト数区分して導出する一方、
データ導出対象となる複数の遊技機についての大当たり状態時、及び確変・時短状態時における前記アウト数である特賞アウト数を導出する演算手段と、
演算手段がデータ導出対象となる複数の遊技機について導出した貸出アウト数、継続遊技アウト数、及び特賞アウト数と、データ導出対象となる複数の遊技機にて打込可能な遊技媒体数の最大数である最大アウト数との比率を示す比率データを作成し出力するデータ出力手段と、
を備えたことを主要な特徴とする。
また、本発明の遊技機データ管理装置におけるデータ出力手段は、貸出アウト数、及び継続遊技アウト数が占める部分の模様及び/又は色彩を相互に異ならせ、その最大値を最大アウト数とした通常アウト数と特賞アウト数との総計である全体のアウト数を示す棒グラフデータを作成し出力することで、比率データを作成し出力する
ここで、「遊技媒体」には、遊技玉やメダルを例示できるが、以下の説明においては、簡単のため単に「玉」という場合もある。これにともなって、特許請求の範囲中の記載と、実施例中の記載との間で、以下に示すような読み替えが可能である。遊技媒体→玉、貸出遊技媒体→貸玉、遊技媒体数データ→玉数データ、遊技媒体貸出機→玉貸機、貸出アウト数→貸玉アウト数、継続遊技アウト数→持玉アウト数、貸出遊技媒体数データ→貸玉数データ。また、貸出アウト数は、簡単にいえば、遊技者が貸玉で遊技している間に発生したアウト数(貸玉を打ち込んだことにより払い出される払出玉を含む)のことである。また、継続遊技アウト数は、簡単にいえば、遊技者が大当たりで獲得した出玉で遊技している間に発生したアウト数(持玉を打ち込んだことにより払い出される払出玉を含む)のことである。
上記した本発明によれば、通常遊技状態時のアウト数のうち、貸玉が打ち込まれたことに起因するアウト数の割合を示せるようになる。これにより、ホール管理者は、遊技者の感じるストレスを間接的に知ることが可能となる。こうした知見は、遊技者のストレスが小さくなるような営業形態に変更したり、サービスを行なったりする上で参考になる。また、適正かつ安定した出玉調整を行なう上でも非常に有用であり、ひいては遊技機データ管理装置の製品価値を高めることにつながる。
具体的に、上記した演算手段は、貸出アウト数を導出するための処理として、通常遊技状態時のセーフ数をアウト数で除した値を通常遊技状態時の出玉率として算出する出玉率算出処理と、出玉率と貸出遊技媒体数とに基づいて貸出アウト数を算出する貸出アウト数算出処理とを行なう手段として構成できる。出玉率については、実施形態の記載より明らかとなるように、比較的簡単に算出することができる。そして本発明によれば、出玉率という概念を発展的に利用し、貸玉アウト数(貸出アウト数)という新しいデータを得ることができるという点において優れる。
さらに、上記演算手段は、下記(イ)式に基づいて貸出アウト数算出処理を行なうように構成できる。ただし、(出玉率)<1である。この(イ)式は、実施形態の説明から理解できる。ただし、実施例では、貸玉アウト数、貸玉数と表現している。左辺と右辺は完全に等しい関係にあるので、得られるデータの正確性は極めて高い。
(貸出アウト数)=(貸出遊技媒体数)/(1−(出玉率))…(イ)
他の1つの好適な態様において、上記した演算手段は、貸出アウト数を導出するための処理として、通常遊技状態時のアウト数からセーフ数を減じた値を通常遊技状態時の差玉数として算出する差玉数算出処理と、通常遊技状態時のアウト数、貸出遊技媒体数および差玉数に基づいて貸出アウト数を算出する貸出アウト数算出処理とを行なう手段として構成できる。差玉数については、実施形態の記載より明らかとなるように、比較的簡単に算出することができる。そして本発明によれば、差玉数という概念を発展的に利用し、貸玉アウト数(貸出アウト数)という新しいデータを得ることができるという点において優れる。
さらに、上記演算手段は、下記(ロ)式に基づいて貸出アウト数算出処理を行なうように構成できる。この(ロ)式の左辺と右辺は、完全に等しい関係にあるので、得られるデータの正確性は極めて高い。ただし、(通常遊技状態時のアウト数)>(通常遊技状態時のセーフ数)であること。
(貸出アウト数)=(通常遊技状態時のアウト数)/{(通常遊技状態時の差玉数)/(貸出遊技媒体数)}…(ロ)
好適な態様において、データ出力手段は、通常遊技状態時のアウト数、継続遊技アウト数、および全体のアウト数のうち少なくとも一つと、貸出アウト数との比率を表すグラフデータを比率データとして作成し、表示手段に表示出力および/または印字手段に印字出力する手段として構成される。モニタ等にグラフが出力されれば、管理者は貸玉遊技の遊技者と、持玉遊技の遊技者とを一見して把握することが可能となるので、好都合である。
また、遊技媒体数データは、特定の時間帯別に参照可能となるように記憶手段に保存されており、演算手段は、貸出アウト数算出処理を予め定めた時間帯別に行ない、該演算手段から演算結果を取得したデータ出力手段は、各時間帯について比率データを作成するとともに、これら時間帯別の比率データを時系列グラフデータの形で出力するように構成できる。この構成によれば、たとえば特定の時間帯の統計を1ヶ月単位で取ったり、1営業日における1時間ごとの推移を見たりすることが可能になるので、データの利用価値が高まる。
また、データ出力手段は、大当たり遊技状態時のアウト数と、通常遊技状態時のアウト数との比率が識別可能となるように、大当たり遊技状態時のアウト数データを付加する形でグラフデータを作成する手段として構成できる。この構成によれば、通常遊技状態時のアウト数と、大当たり遊技状態時のアウト数とを比較できる。これらのアウト数の比は、貸玉遊技中の遊技者数と、持玉遊技中(継続遊技中)の遊技者数と、大当たり中の遊技者数との比率を表す。このことは、遊技者の遊技状況の全体像を把握するのに適している。さらに、大当たり遊技状態時のアウト数に加え、確率変動状態や時間短縮状態等の特別遊技状態時のアウト数と、通常遊技状態時のアウト数との比率が識別可能となるように、特別遊技状態時のアウト数データを付加したグラフデータを作成するようにしてもよい。
以下、添付の図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図1は、遊技機システム100の全体概略図である。遊技機システム100は、ホールコンピュータ1(遊技機データ管理装置)と、複数のパチンコ遊技機4(遊技機)と、それらを相互に接続する通信網10とを備えている。パチンコ遊技機4とホールコンピュータ1との通信経路上には、中継装置2と台別情報表示端末3とが配置されている。遊技機システム100は、これら中継装置2、台別情報表示端末3を含む。中継装置2は、複数のパチンコ遊技機4に対して1台だけ設け、各パチンコ遊技機4からのデータを一時的または継続的に蓄積するように構成されていてもよい。さらに、中継装置2および台別情報表示端末3の一方を他方に兼用することも可能である。なお、通信の概念にはパチンコ遊技機4からホールコンピュータ1への一方向の通信を含むものとする。
図2に示すのは、図1の遊技機システム100のブロック図である。ホールコンピュータ1は、CPU101、ROM102、RAM103、入出力インターフェイス105(I/O)、HDD104(ハードディスクドライブ)を含み、これらはバスを介して相互通信を行なう。入出力インターフェイス105を介してプリンタ106、モニタ107、マウス/キーボード108(入力手段)などが接続される。HDD104には、プログラム格納領域、稼働データ管理領域が割り振られている。パチンコ遊技機4から中継装置2等を経由して送られてくる稼働データを集計(累計)することで、図7に示すような帳票を得るためのデータベースがRAM103のワークエリアを用いて作成され、HDD104の稼働データ管理領域に保存される。帳票は、モニタ107およびプリンタ106に出力可能である。このように、ホールコンピュータ1のCPU101は、プリンタ106およびモニタ107とともに、集計した稼働データ等を出力する情報出力手段を構成するものである。
中継装置2は、CPU211、ROM212、RAM213および入出力インターフェイス214を含む制御部201を備えている。台別情報表示端末3は、CPU311、ROM312、RAM313および入出力インターフェイス314を含む制御部301、表示基板302および液晶表示部303を含んで構成されている。台別情報表示端末3の液晶表示部303には、大当たり回数、確率変動回数、確率変動中の大当たり回数、前回大当たりからのスタート回数などのデータが表示される。
ホールコンピュータ1、中継装置2、台別情報表示端末3およびパチンコ遊技機4は、通信網10,11,12により通信可能に接続されている。通信網10,11は、たとえばRS422、RS485規格などのシリアル通信を採用することができる。ただし、これに限定されるわけではなく、たとえばBluetooth(登録商標)などの無線通信網を形成してもよい。同様に、カードユニット61からの信号が通信網12a、アウト玉回収部62からの信号が通信網12bを介して台別情報表示端末3に入力されるようになっている。
パチンコ遊技機4で発生する稼働データは、台別情報表示端末3を介して中継装置2に送られる。遊技機システム100では、その通信方式としてポーリング/セレクティング方式が採用されている。主局であるホールコンピュータ1は、従局である中継装置2に対して、送信要求の有無の質問(ENQ)をする。ホールコンピュータ1は、肯定応答を返した中継装置2に対し、送信許可(ENQ)を与える。そして、データの送信が許可された中継装置2は、ホールコンピュータ1にデータを送信する。このような処理が、遊技店内に設置されたすべての中継装置2に対して順番に、かつ所定の期間おきに行われる。これにより、ホールコンピュータ1は、パチンコ遊技機4側から出力される稼働データを、パチンコ遊技機4の1台1台について計上する。なお、パチンコ遊技機4と台別情報表示装置3との通信、台別情報表示装置3と中継装置2との通信に関しては、リアルタイム通信とすることができる。
次に、図3に示すのは、パチンコ遊技機4の構成を示すブロック図である。パチンコ遊技機4の制御装置200は、主制御基板20、賞球制御基板31、表示制御基板32および音声制御基板33を含んで構成される。主制御基板20は、主制御回路21、情報出力回路27およびスイッチ回路28を含んで構成される。主制御回路21は、CPU22、ROM23、RAM24および入出力インターフェイス25を含んで構成されたワンチップマイコンを例示できる。
遊技者が遊技を開始し、始動入賞口(図示省略)に玉が入賞した場合、スタート入賞検知部29がONされ、スイッチ回路28を介してスタート入賞検知信号が主制御回路21に入力される。主制御回路21では、スタート入賞検知信号が入力されることに基づき、大当たりを発生させるか否かの抽選が行われる。そして、大当たりの当否抽選結果に応じて、CPU22より表示制御基板32および音声制御基板33に対して制御信号が出力され、表示部36(液晶表示部)が変動および停止するとともに、アンプ/スピーカ37より音声が出力される。主制御回路21のCPU22から賞球制御基板31に対して賞球制御信号が入力されると、賞球装置35より所定個数の賞球が排出される。また、賞球基板31および賞球装置35は玉貸機に兼用されている。すなわち、カードユニット61より玉貸し要求信号が賞球基板31に入力されると、賞球装置から所定個数の玉が貸し出される。この貸玉動作にともない、カードユニット61は、台別情報表示端末3に貸し出した玉数に応じた玉貸信号を出力する。なお、この玉貸信号がパチンコ遊技機4から出力される構成としてもよい。また、カードユニット61の代わりに、パチンコ遊技機4と通信しない独立した玉貸機を採用してもよい。
パチンコ遊技機4は、始動口に玉が入賞すると表示部36の変動表示が開始され、同数字(キャラクタ)の3つ揃いなどで定義される大当たり図柄が確定表示された場合に大当たりが発生する遊技機を例示できる。また、パチンコ遊技機4は、奇数図柄で大当たりするなど、特定の大当たり条件を満足した場合に、少なくとも次の大当たりまで大当たり確率が通常状態よりも高くなる確率変動状態(確変)を発生可能に構成することもできる。また、一定期間(たとえば表示部36が100回変動するまで)、大当たりを発生させるか否かを決定する当否抽選処理の単位時間あたりの実行回数が、通常状態よりも多くなるように制御される時間短縮状態(時短)を発生可能に構成することもできる。本実施形態において、確率変動状態および時間短縮状態は、同一の特別遊技状態としてホールコンピュータ1に認識されることとしているが、別々の状態として認識されるようにすることも可能である。
図4に示すごとく、パチンコ遊技機4側から、セーフ信号、アウト信号、玉貸信号、スタート信号、大当たり中信号および確変・時短中信号が台別情報表示端末3に出力される。大当たり中信号のアクティブ/非アクティブの切り換わりにより、パチンコ遊技機4で大当たりが発生しているかどうかを、該パチンコ遊技機4の外部から識別することが可能である。同様に、確変・時短中信号のアクティブ/非アクティブの切り換わりにより、パチンコ遊技機4で確変・時短が発生しているかどうかを、該パチンコ遊技機4の外部から識別することが可能である。
アウト信号は、パチンコ遊技機4に所定個数の玉が打ち込まれることに応じて出力される信号である。アウト玉は、たとえばアウト玉回収部62に設けられたセンサによりカウントされる。アウト玉回収部62は、たとえば玉を10個検知すると1パルスのアウト信号を出力ように構成される。本実施形態は、アウト信号がアウト玉回収部62から出力される構成としているが、パチンコ遊技機4から直接出力する構成も可能である。現に、スロットマシンの場合はそちらを採用するのが通常である。また、セーフ信号は、パチンコ遊技機4から所定個数の玉が払い出されることに応じて出力される信号である。セーフ信号は、パチンコ遊技機4の制御装置200から出力される場合と、パチンコ遊技機4への玉の補給設備から出力されている場合とがあるが、本実施形態では前者を示している。
さて、図7の帳票に示すように、遊技機システム100のホールコンピュータ1は、パチンコ遊技機4側から出力されるアウト信号、セーフ信号および大当たり中信号に基づいて、パチンコ遊技機4のアウト数およびセーフ数を通常遊技状態時と大当たり遊技状態時とで区別して計上している。さらに、通常遊技状態時のアウト数について、貸玉に起因するアウト数(以下、「貸玉アウト数」ともいう)と、持玉に起因するアウト数(以下、「持玉アウト数」ともいう)とを区別している。また、確変・時短中信号に基づいて、確変・時短遊技状態時のアウト数を、通常遊技状態時および大当たり遊技状態時のアウト数と区別して計上している。各遊技モードにおけるアウト数の総計が、総アウトの項目で表される。
図7の帳票に現れているように、開店時間から間もない時間帯においては、持玉アウト数がマイナスになる場合がある。遊技者が玉貸機から借りた玉を全て打ち終わる前に、次の時間帯に移ることがあるからである。この場合、図7のように、持玉アウト数をマイナスで表すようにしてもよいが、持玉アウト数をゼロに補正するとともに、貸玉アウト数を通常遊技状態時のアウト数として計上するデータ管理を行なうようにしてもよい。これにより、アウト数がマイナスになるという理論的な誤りを修正できる。
また、セーフ数については、通常遊技状態時と、大当たり遊技状態時と確変・時短遊技状態時とを含む特別遊技状態時とで区分して計上している。また、カードユニット61の玉貸信号に基づいて貸玉数が計上される。台売上は、貸玉数に玉1個の貸出料(4円)を乗じた値である。出玉率の詳細は後述する。通常遊技状態時の差玉数は、通常遊技状態時のアウト数からセーフ数を減じた値である。図7の帳票は、複数台のパチンコ遊技機4について複数営業日のデータを集計し、1台分のデータとして平均を求めたものであるが、ホールコンピュータ1においては、個別のパチンコ遊技機4についての帳票を得るためのデータベースを作成している。したがって、特定の遊技島に設置されたパチンコ遊技機4についての合算データを表した帳票、さらにはパチンコ遊技機4の機種ごとの合算データを表した帳票など、様々な組み合わせの帳票を得ることが可能となっている。
次に、図7の帳票で示したように、通常遊技状態時のアウト数を貸玉に起因するアウト数と、持玉に起因するアウト数とに区分するための方法について説明する。たとえば、大当たりの出玉を1回ずつ交換する完全1回交換のルールで営業を行なっている場合、大当たり中でもなく、確変・時短中でもない通常遊技状態時において、遊技者は常に貸玉で遊技することとなる。したがって、図5に示すごとく、通常遊技状態時に発生するアウト玉は、貸玉の寄与分と、貸玉遊技中のセーフ玉をそのまま打ち込んだ分とで構成される。それらは全て貸玉に起因するアウト玉であるということができ、(アウト数)−(セーフ数)=(差玉数)=(貸玉数)という関係が成立する。なお、(セーフ玉をそのまま打ち込んだ分)が、(セーフ数)に等しいことは自明である。実際の遊技では、セーフ玉を打ち込んでいる最中に発生したセーフ玉もさらに打ち込む、という構図になるからである。
一方、大当たり中の出玉をそのまま用いた遊技を認めるルール、いわゆる完全無定量制営業を行なっている場合、通常遊技状態時のアウト数は、図6に示すごとく、持玉に起因するアウト数(持玉アウト数)と、貸玉に起因するアウト数(貸玉アウト数)との和になる。パチンコ遊技機4側から取得するデータには、遊技者が持玉遊技(継続遊技)をしているか、貸玉遊技をしているかという直接的な情報が含まれていない。しかしながら、次のような手順により、貸玉アウト数が通常遊技状態時のアウト数に占める割合、貸玉アウト数と持玉アウト数との比率を導出し、それらの比率より、持玉遊技者数と貸玉遊技者数とを導出することが可能である。
(第1の手順)
まず、出玉率を算出するための出玉率算出処理を説明する。出玉率は、大当たり中でもなく、確変・時短中でもない通常遊技状態時における(セーフ数)/(アウト数)で表される値である。すなわち、打ち込んだ玉数に対する、払い出される玉数の割合を示している。図7の帳票では、100を乗じた値を示しているので注意されたい。図6に付記するように、出玉率は、持玉遊技であろうと貸玉遊技であろうと、統計的には一定である。パチンコ遊技機4の出玉率は、通常遊技状態、大当たり遊技状態、確変・時短等の特別遊技状態の3つの遊技状態において変化する。つまり、通常遊技状態では、貸玉に依存した遊技状態であるか否かにより出玉率が変化することはない。
なお、本明細書中に記す出玉率は、あくまでも大当たり遊技状態や確変・時短等の特別遊技状態を除いた通常遊技状態時の(セーフ数)/(アウト数)であり、当該発明の分野では、もっぱら「ベース」と称呼されている値である。また、似た概念にスロットマシンの「機械割」というものがあるが、こちらは、大当たり遊技状態時の出玉を勘案するので、ここでいう出玉率(ベース)とは相違する。ただし、スロットマシンであっても、出玉率(ベース)を算出することは可能である。
次に、貸玉に起因するアウト数を算出するための貸玉数算出処理について説明する。(出玉率)=r、(貸玉数)=a、(貸玉に起因するアウト数)=Sとすると、貸玉に依存する(起因する)アウト(S)は、貸玉(a)と、打ち込んだ貸玉により払い出された玉(ar=打ち込んだ貸玉数に出玉率を乗じた値)と、その玉(ar)をさらに打ち込んだことにより払い出された玉(ar)と…という具合になる。結局、r<1であることから、Sは下記(1)式で表すことができる。
Figure 0004510142
両辺にrを乗ずると下記(2)式が得られ、(1)式および(2)式から(3)式が得られる。通常遊技状態時の出玉率が1を超えないこと、すなわちr<1であることが前提なので、(4)式が得られる。よって、(貸玉に起因するアウト数)=(貸玉数)/(1−(出玉率))となる。
Figure 0004510142
Figure 0004510142
Figure 0004510142
図6に示すごとく、通常遊技状態時のアウト数を(貸玉の寄与分)、(貸玉遊技中のセーフ玉をそのまま打ち込んだ分)、(持玉の寄与分)、(持玉遊技中のセーフ玉をそのまま打ち込んだ分)に区分し、それぞれの玉数をa〜dとする。パチンコ遊技機4側からのアウト信号より(a+b+c+d)、玉貸信号よりa、セーフ信号より(b+d)は、直接知ることができる。貸玉に起因するアウト数はS=(a+b)である。
ここで、前述した出玉率一定の法則より、b/(a+b)=(b+d)/(a+b+c+d)である。つまり、パチンコ遊技機4側から取得し計上したデータに基づいて(4)式の演算を行なうことにより、貸玉に起因するアウト数を算出できる(貸玉アウト数算出処理)。
(第2の手順)
この第2の手順は、貸玉アウト数を算出するための処理として、通常遊技状態時のアウト数からセーフ数を減じた値を通常遊技状態時の差玉数として算出する差玉数算出処理と、通常遊技状態時のアウト数、貸玉数および差玉数に基づいて貸玉アウト数を算出する貸玉アウト数算出処理とを行なうものである。差玉数については、図7の帳票で説明したとおりである。
図6を参照して説明する。まず、前述したようにパチンコ遊技機4の出玉率は、通常時であれば貸玉に依存した遊技状態であるか否かに関わらず一定であるので、(貸玉アウト数):(貸玉数)=(通常遊技状態時のアウト数):(差玉数)という関係が成り立つ。ここで、通常遊技状態時のアウト数は、貸玉アウト数と持玉アウト数との和であり、差玉数は持玉アウト数における差玉数と、貸玉数(貸玉アウト数の差玉)との和である。貸玉アウト数と持玉アウト数の出玉率は同一であるため、アウト数と差玉数(貸玉数)の比率も同一となるこの関係より、下記(ロ)式を導出することができる。
(貸玉アウト数)=(通常遊技状態時のアウト数)/{(通常遊技状態時の差玉数)/(貸玉数)}…(ロ)
上記(ロ)式は図6より、(右辺)=a(a+b+c+d)/(a+c)である。また、(左辺)=(a+b)である。(左辺)=(右辺)として式を展開すると、ad=bcという関係が得られる。これは、図6に付記した出玉率の式より正しい。故に、上記(ロ)式より貸玉に起因するアウト数を算出できることとなる。
次に、上記の手順にて算出した貸玉アウト数の利用について説明する。
ホールコンピュータ1(CPU101)は、求めた貸玉アウト数が、通常遊技状態時のアウト数のどの程度を占めるのかを表すグラフデータをRAM103で作成し、モニタ107に表示出力および/またはプリンタ106に印字出力する。この結果、たとえば図8に示すようなグラフが表示ないし印字される。図8のグラフは、横軸が時間を表しており、縦軸がアウト数を表している。このグラフによれば、貸玉遊技を行なっている遊技者の割合を一見して把握することが可能である。また、通常遊技状態時のアウト数から貸玉アウト数を減じることにより、持玉アウト数が得られる。そして、図8に示すごとく、貸玉アウト数と持玉アウト数との比率がグラフ上に表される。
また、図8に示すように、本実施形態では1時間単位の時系列棒グラフの形でグラフを表示するようにしている。グラフの作成に使用する玉数データ等の稼働データは、時系列データベースに記述されるとともに、必要に応じて特定期間のデータを参照可能にデータ管理領域に保存されている。そして、たとえば9:00〜10:00の稼働データに基づいて、出玉率算出処理および貸玉アウト数算出処理を行なえば、該時間帯におけるアウト数の比率データが得られる。1時間を1単位時間とし、各時間帯について比率データを得ることにより、これら比率データから時系列グラフデータを作成することができる。この結果、図8のようなグラフをモニタ107等に表示することが可能となる。
グラフによって視覚化された、持玉遊技の遊技者と、貸玉遊技の遊技者との比率データは、遊技店の管理者が遊技台の稼働率を高める上で有用な指標を与える。すなわち、貸玉遊技の遊技者が、持玉遊技の遊技者に比して多ければ、その時間帯に遊技を行なっている遊技者の多くが大きいストレスを感じていることになる。逆に、持玉遊技の遊技者が多ければ、多くの遊技者は快適な遊技を行なっていることになる。そして、貸玉遊技の遊技者の比率を台の稼働率と対比することにより、両者の相関を知ることができ、ひいては稼働率を高めるためのイベントを開催したり、タイムサービスを行なったりする上での有用な知見を得ることが可能となる。
たとえば、遊技者が遊技店に訪れる時間帯、遊技者が入れ替わる時間帯には、職業等の相違に基づいて、ある程度の偏りが見受けられる。会社員を例にすると、17時から18時にかけて終業の場合が多い。他方、仕事が休みで朝一から遊技店に訪れる遊技客は、大体夕方には帰宅するものである。そのため、夕方頃に前者と後者の入れ替わり時間帯が存在する。こうした時間帯は、貸玉遊技の遊技者の比率にも如実に現れる。新しく来店した遊技者が増えることにより、貸玉遊技の遊技者の比率が高くなる一方、持玉遊技の遊技者は減少していくからである。
ここで、持玉遊技を行なっている遊技者が帰宅しないように、たとえばタイムサービス、タイムイベントを行なう。そしてイベントの効果を計るために、イベント前後における貸玉遊技の遊技者と、持玉遊技の遊技者との比率を調べる。もちろん、1週間、1ヶ月といった複数営業日の統計を取るようにしても良い。そして、イベントを行なう時間帯において、持玉遊技の遊技者が大きく減少することを防止できていれば、イベントの効果があったといえる。逆に、持玉遊技の遊技者の減少率に歯止めが掛かっていない場合には、イベントの効果が無かったといえる。このように、貸玉遊技の遊技者と、持玉遊技の遊技者との比率に関する知見は、日々の営業活動で非常に有意な情報である。
また、パチンコ遊技機4は、所定時間に発射可能とする玉数が一定であり、遊技状態によって発射可能となる玉数が変化することは無い(たとえば1分間に100発を発射可能とする)ので、それぞれの遊技状態によって発射する玉数により、各々の遊技状態毎の遊技時間あるいは遊技台の割合が把握可能となる。
なお、前述した手順によれば、貸玉アウト数に対応するセーフ数(図6のbに対応する)や、差玉数(図6中のa+cに対応)を算出することも可能であり、こうしたデータを利用したグラフデータを作成して表示するようにしてもよい。
次に、図8のグラフを基礎として、他のデータを付加したグラフを図9〜図11に示す。まず、図9のグラフは、大当たり遊技状態時のアウト数および確変・時短遊技状態時のアウト数を合算したアウト数(特賞アウト数)と、通常遊技状態時のアウト数との比率が識別可能となるように、大当たり遊技状態時のアウト数データおよび確変・時短遊技状態時のアウト数データを付加する形でグラフデータを作成し、モニタ107等に出力するようにしたものである。このグラフは、上記した特賞アウト数、通常遊技状態時のアウト数、さらに通常遊技状態時の貸玉アウト数および持玉アウト数の各比率を一時に、かつ直接対比することが可能であるという点で優れる。また、グラフ中において、各アウト数が占める部分の模様および/または色彩を相互に異ならせることにより、一見して把握できる効果がいっそう高まる。この点は、図8〜図10の各グラフについて同様である。また、縦軸の最大値は1時間に想定される最大アウト数(6000個)であるため、棒グラフにて表示されている部分が稼働のある遊技台で、上部の空白部分が空席を示すこととなる。つまり、棒グラフから全体の空席状況と、貸玉に依存して遊技をしている(大当たりとなっていない)遊技者と、貸玉に依存していない遊技者とを一見して把握することができる。
また、全てのアウトを合算した総アウト数と、貸玉アウト数との比率を示すグラフデータを作成、出力するようにしてもよい。この場合、貸玉アウト数や総アウト数に対する、大当たり遊技状態時のアウト数の割合が識別できてもよいし、できなくてもよい。
さらに、図10のグラフでは、図9のグラフの変形例であり、大当たり遊技状態時のアウト数と、確変・時短遊技状態時のアウト数とを区別して表示するようにしたものである。上から順に、確変・時短遊技状態時のアウト数、大当たり遊技状態時のアウト数、通常遊技状態時の持玉アウト数および通常遊技状態時の貸玉アウト数が表示されている。このグラフによれば、当該パチンコ遊技機4で発生する総アウト数に対して、各アウト数の割合がどうなのか?ということを把握することができる。したがって、アウト数の全体像を大掴みする上で有意である。
また、図10のグラフの変形例として、図11のようなグラフを作成するようにしてもよい。すなわち、図11のグラフは、各アウト数を折れ線で区切って表すようにしたものである。折れ線の動きが、アウト数の増減に直結する形となっているため、各時間帯における各アウト数の推移が非常に把握しやすくなっている。
次に、図12にホールコンピュータで作成される帳票の別例を示す。時系列的なデータ表記となっている点で図7の帳票に一致するが、この帳票によれば、図7の帳票を補うことができる。記述される項目は次のようなものである。まず、客滞率という数値が記述されている。客滞率は、下記(ハ)式で定義される値である。ただし、図12では100を乗じている。
(客滞率)=(通常遊技状態時の差玉)÷(貸玉)…(ハ)
通常遊技状態時の差玉は、図7の帳票に示したように、通常遊技状態時のアウト数からセーフ数を差し引いた玉数である。前述した(ロ)式と比較すると分かるように、(ロ)式の右辺分母が(ハ)式に一致する。したがって、(ロ)式による貸玉アウト数算出処理は、客滞率算出処理を包含しているとも考えられる。このことから、客滞率は、貸玉遊技を行なっている遊技者がどの程度存在するかということを間接的に示す値であるといえるが、それは営業形態(1回交換制、ラッキーナンバー制、完全無定量制など)によって大きく変化する。したがって、貸玉アウト数を算出することが重要な意味を持つ。なお、ラッキーナンバー制とは、特定の図柄で大当たりした場合に持玉遊技を認める営業形態である。
さらに、図12の帳票では図7の帳票でいったん算出された、貸玉アウト/60、持玉アウト/60、通常遊技状態時のアウト/60、大当たり遊技状態時のアウト/60、確変・時短遊技状態時のアウト/60、大当たりと確変・時短を含む特別遊技状態時のアウト/60、の各値を記述するようにしている。「60」という数値は、パチンコ遊技機4で1分間に発射される玉数が100個であり、1時間に換算すると6000個であるということに基づいている。帳票中の値は、端数切り上げで求めている。
また、アウト玉は計数されないが遊技機を占有していると考えられる比率を、(総アウト)×0.1/60で定義される値、すなわち占有率として算出し帳票に出力している。また、全てのアウト数の総計である総アウト(図7参照)と、上記した占有率より、空席率を算出し出力するようにしている。このように、アウト玉の発生という観点から空席率、すなわち遊技機の稼働を知ることが可能となる。
以上、本実施形態はパチンコ遊技機を例示して説明したが、スロットマシンのデータ管理に本発明を適用できることはもちろんである。したがって、玉の概念にはメダル等の他の遊技媒体が含まれることを断っておく。また、本実施形態では、大当たり遊技状態と確変・時短遊技状態とを区別した例を示したが、確変・時短遊技状態を大当たり遊技状態の一部として考えることも可能である。
遊技機システムの全体概略図。 図1の遊技機システムの構成を示すブロック図。 パチンコ遊技機の構成を示すブロック図。 パチンコ遊技機側から出力される信号の種類を示す概念図。 完全1回交換の営業形態での通常遊技状態時のアウト玉の構成を示す概念図。 完全無定量の営業形態での通常遊技状態時のアウト玉の構成を示す概念図。 ホールコンピュータにて作成され出力される帳票の例。 貸玉アウト数と持玉アウト数との比率を示すグラフ。 図8のグラフに大当たり遊技状態時のアウト数および確変・時短遊技状態時のアウト数を合算したアウトデータを付加したグラフ。 図9のグラフを大当たり遊技状態時のアウト数と確変・時短遊技状態時のアウト数とに区分けして表したグラフ。 図10のグラフに折れ線グラフを付記した例。 ホールコンピュータが作成する帳票の別例。
符号の説明
1 ホールコンピュータ(遊技機データ管理装置)
4 パチンコ遊技機
61 カードユニット(玉貸機)
62 アウト玉回収部
101 CPU(データ管理手段、演算手段、データ出力手段)
103 RAM(記憶手段)
104 HDD(記憶手段)
106 プリンタ
107 モニタ

Claims (2)

  1. 遊技機側から出力されるアウト信号、セーフ信号大当たり中信号、及び確変・時短中信号に基づいて、前記遊技機に打ち込まれた遊技媒体数を表すアウト数と前記遊技機から払い出された遊技媒体数を表すセーフ数、通常遊技状態時、大当たり遊技状態時、及び確変・時短状態時に区別して遊技機毎に計上し、前記遊技機および/または遊技媒体貸出機から出力される貸出信号に基づいて貸出遊技媒体数を計上し、それら遊技媒体数データを遊技機単位で記憶手段に保存するデータ管理手段と、
    前記記憶手段が記憶する遊技媒体数データを利用し、
    データ導出対象となる複数の遊技機についての通常遊技状態時における前記アウト数である通常遊技アウト数を、
    遊技者が貸出遊技媒体を用いて遊技する貸出遊技に対応したアウト数であり、前記通常遊技アウト数と前記通常遊技状態時のセーフ数である通常遊技セーフ数との差に対する前記通常遊技アウト数の割合に、前記貸出遊技媒体数を乗じた値を表す貸出アウト数
    及び遊技者が大当たりにより獲得した遊技媒体を用いて遊技する継続遊技に対応したアウト数であり、前記通常遊技アウト数と前記貸出アウト数との差を表す継続遊技アウト数区分して導出する一方、
    データ導出対象となる複数の遊技機についての大当たり状態時、及び確変・時短状態時における前記アウト数である特賞アウト数を導出する演算手段と、
    前記演算手段がデータ導出対象となる複数の遊技機について導出した前記貸出アウト数、前記継続遊技アウト数、及び前記特賞アウト数と、データ導出対象となる複数の遊技機にて打込可能な遊技媒体数の最大数である最大アウト数との比率を示す比率データを作成し出力するデータ出力手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技機データ管理装置。
  2. 前記データ出力手段は、前記貸出アウト数、及び前記継続遊技アウト数が占める部分の模様及び/又は色彩を相互に異ならせ、その最大値を前記最大アウト数とした前記通常アウト数と前記特賞アウト数との総計である全体のアウト数を示す棒グラフデータを作成し出力することで、前記比率データを作成し出力する請求項1に記載の遊技機データ管理装置。
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