JP2010240296A - 遊技場管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】各遊技機における遊技者毎の出玉数を正確に把握し、遊技場内の出玉の管理を行う。
【解決手段】複数の遊技機から出力される所定の遊技信号を収集して、遊技者が獲得した手持ちの遊技媒体数を管理する島管理装置40を備えた遊技場管理システムにおいて、島管理装置40は、遊技信号に基づいて手持ちの遊技媒体数を遊技機毎に算出する算出手段(S11)と、各遊技機における遊技者の入替りを判定する入替り判定手段と、入替り判定手段によって入替りが判定された遊技機の手持ちの遊技媒体数を初期化する初期化手段(S12)とを備えた構成としてある。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技場管理システムに関し、特に、遊技場内に設置された各遊技機の出玉を正確に管理する遊技場管理システムに関する。
一般に、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機が設置された遊技場においては、各遊技機から出力される遊技信号(セーフ信号、アウト信号、スタート信号、大当り信号等)や遊技場に設置された各種装置(遊技媒体貸出機など)からの信号を収集して、種々の遊技情報を管理する管理装置が設けられている。
この管理装置で収集・管理される出玉に関する情報は、遊技場の管理者などが遊技場経営における営業戦略を立てるうえで重要な指標となっている。そして、出玉に関する情報から、例えば、翌日以降の出玉率の設定調整などを決定している。このように出玉に関する情報は、遊技場の利益に関わる情報であるため、遊技場側では正確な出玉数を把握することを必要としている。
また、従来から、例えば、他の遊技場からの遊技媒体の持込み・持出しや、遊技場内での貸出レートが異なる他の遊技機や遊技機設置島等からの遊技媒体の持込み・持出しによる不正な行為が知られている。
そして、この種の不正な行為は、例えば、低レートから高レートへ遊技媒体が持込まれて、遊技及び計数が行われた場合には、遊技場にとって大きな被害が生じる可能性がある。そのため、遊技場ではこれらの不正な行為を防止するために、各遊技機の出玉を正確に集計し、監視する必要がある。
このような不正な行為を発見するための技術として、例えば、遊技の終了を検出した場合に、遊技台を終了候補遊技台として判定する終了候補判定手段と、各遊技操作信号に基づいて、終了候補判定手段が終了候補遊技台と判定した遊技台における遊技媒体の総数を終了候補遊技媒体総数として特定する終了候補遊技媒体特定手段とを設け、この終了候補遊技媒体総数と計数装置が特定した計数遊技媒体とを比較することで不正を発見する技術が提案されている(特許文献1)。
このような技術を用いることによって、遊技台における持玉(終了候補遊技媒体総数)と計数装置による計数玉(計数遊技媒体)とを対応付けて照合することで計数における不正を発見できる。
特開2008−212279号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、複数存在する同数の終了候補持玉から計数玉と近似している終了候補持玉を決定し、計数玉と終了候補持玉との対応付けを行うため、計数した遊技台と持玉を獲得した遊技台が異なる場合があり、このような場合には正確な出玉の照合を行うことができない。
本発明は、上記のような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、各遊技機が獲得した手持ちの遊技媒体数を算出し、遊技者の入替りを検出した遊技機に対応する手持ちの遊技媒体数を初期化する管理装置を備え、各遊技機における出玉を正確に照合し、管理することができる遊技場管理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の遊技場管理システムは、複数の遊技機から出力される所定の遊技信号を収集して、遊技者が獲得した手持ちの遊技媒体数を管理する管理装置を備えた遊技場管理システムにおいて、管理装置は、遊技信号に基づいて手持ちの遊技媒体数を遊技機毎に算出する算出手段と、各遊技機における遊技者の入替りを判定する入替り判定手段と、入替り判定手段によって入替りが判定された遊技機の手持ちの遊技媒体数を初期化する初期化手段とを備えた構成としてある。
本発明によれば、各遊技機における遊技者毎の出玉数を正確に把握し、遊技場内の出玉の管理を行うことができる。
本発明の実施形態に係る遊技場管理システムの概略構成図である。 本発明の実施形態に係る島管理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る遊技場管理システムの動作を示す動作手順図である。 本発明の実施形態に係る遊技場管理システムの異常判定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る遊技場管理システムの補正処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る計数装置での表示を示す図である。 本発明の実施形態に係る遊技履歴表の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る手持ちの遊技媒体数の変化を示すスランプグラフである。 本発明の実施形態に係る異常履歴表の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る貸出レート別異常履歴表の一例を示す図である。
以下、本発明に係る遊技場管理システムの好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
ここで、以下の実施形態に示す遊技場管理システムは、プログラムに制御されたコンピュータによって動作するようになっている。通常、プログラムは、コンピュータの各構成要素に指令を送り、所定の処理、例えば、管理装置におけるデータの記憶・出力・送信・演算等を行わせる。このように、本発明の遊技場管理システムにおける各処理、動作は、プログラムとコンピュータとが協働した具体的手段により実現されるものである。なお、プログラムは予め記憶媒体に格納され、コンピュータに実装された記憶媒体からコンピュータにプログラムを読み込ませて実行されるが、例えば通信回線を介してコンピュータに読み込ませることもできる。
[遊技場管理システム1の構成]
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る遊技場管理システムの構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る遊技場管理システムの概略構成図である。
図1に示すように、遊技場管理システム1は、遊技機10と遊技媒体貸出機20とに接続される台管理装置30と、島管理装置40と、親島管理装置50と、遊技場管理装置80と、計数装置60とを備えている。
遊技機10は、パチンコ機,スロットマシン,アレンジボール機,雀球機等、玉やメダル等の所定の遊技媒体を使用して遊技を行う各種の遊技機が含まれる。また、各遊技機10からは、遊技媒体の投入毎に出力されるアウト信号、遊技媒体の払出し毎に出力されるセーフ信号、一ゲーム毎に出力されるスタート信号、大当り時に出力される大当り信号等の各種遊技信号が出力される。
遊技媒体貸出機20は、通常、各遊技機10に一台ずつ備えられており、プリペイドカードまたは現金の投入に応じて、所定数の遊技媒体を貸し出す。また、遊技媒体貸出機20は、台管理装置30へ貸出信号を出力する。この貸出信号は、例えば、プリペイドカードまたは現金の投入金額に応じた遊技媒体の貸出数を示す信号が送信される。
台管理装置30は、遊技機10と遊技媒体貸出機20とに接続されており、遊技機10と遊技媒体貸出機20とから出力された信号を受信し、通信回線を介して島管理装置40へ信号を送信する。なお、通信回線は、周知の通信回線を用いることができる。
島管理装置40は、プログラム制御により動作するコンピュータであって、各台管理装置30から通信回線を介して送信される各種遊技信号(アウト信号、セーフ信号、スタート信号、大当り信号等)に基づき算出される各種遊技情報(アウト玉数、セーフ玉数、スタート回数、大当り回数、大当り出玉数等)、貸出信号に基づき算出される貸出情報(貸出数)を、集計・蓄積して管理する。なお、島管理装置40の具体的な構成については後述する。
親島管理装置50は、各島管理装置40から送信されてきた信号を受信し、適宜蓄積または集計して遊技場管理装置80へ送信する。
遊技場管理装置80は、親島管理装置50などから送信されてきた信号を受信し、各種情報を集計・管理する既存のホールコンピュータであって、各遊技機10の遊技状況の他に、遊技場において必要な管理情報や営業管理情報を集計・管理する。
そして、通常、遊技機10と、遊技媒体貸出機20と、台管理装置30とが複数配列されて一つの遊技機島を構成し、各遊技機島単位には島管理装置40が備えられ、遊技場内には複数の遊技機島が並設されている。また、各遊技島は、一遊技媒体あたりの貸出料金(以下、貸出レート)が異なるように区画され、後述する計数装置60は、この区画に合わせて各遊技島に設けられている。
計数装置60は、遊技機10において遊技者が獲得した遊技媒体を計数するための装置であり、遊技場内の複数箇所(例えば、遊技島端)に設置されている。また、計数装置60は、遊技で獲得した遊技媒体を計数する計数部60aと、この計数部60aと接続され、計数結果をチケットに記録して発行するチケット発行部60bとを備えて構成されている。なお、本実施形態における計数装置60は、貸出レート毎に設けられており、遊技機または遊技島の貸出レートに対応した計数装置60で計数を行うようになっている。
そして、計数部60aに獲得した遊技媒体が投入されると、その個数が自動的に計数されるとともに、計数結果を記録したチケットがチケット発行部60bから発行される。これにより、遊技者は、発行されたチケットを遊技場内の景品交換カウンタに提示することで、獲得した遊技媒体数に応じた所定の景品と交換することができる。
また、本実施形態におけるチケット発行部60bは、島管理装置40が備える後述する算出手段48によって算出された手持ちの遊技媒体数を受信し、この手持ちの遊技媒体数から計数部60aで計数した計数値を減算して差数を得る。そして、この差数と基準となる値とを比較し、比較結果に基づいて異常の判定処理を行う異常判定処理手段を備えている。なお、異常判定処理手段が行う異常判定処理の詳細については後述する。
さらに、計数装置60は島管理装置40へ遊技機情報を送信する遊技機情報送信手段を備えている。この遊技機情報は、遊技機10を特定可能な情報であって、例えば、後述するリモコン70によって入力される台番号を含んだ情報である。そして、計数装置60は、リモコン70から出力される遊技機情報をリモコン受光部(図示しない)で受信し、島管理装置40へ送信する。これにより、島管理装置40は計数を行った遊技機10、すなわち遊技者が入替った遊技機10を容易に特定することができる。
また、図示しないが、チケット発行部60bには、例えば、液晶パネルからなる表示画面が設けられており、この表示画面を介して遊技場従業員及び遊技者は、計数結果・異常判定結果を確認することができる。
なお、本実施形態の以下の説明においては、遊技機10をパチンコ機とし、計数部60aをパチンコ玉を計数するパチンコ玉用計数機として説明する。
リモコン70は、遊技場従業員が携帯し、遊技機10本体上部に設けられた呼出ランプのリモコン受光部(図示しない)や計数装置60に設けられたリモコン受光部(図示しない)などへ信号を送信するための入力手段である。
そして、このリモコン70は、赤外光を送信媒体としたものであり、テンキースイッチを含む操作スイッチ群を操作することで、遊技機10を特定する台番号を入力するとともに台番号を示す信号を外部に送信する。
次に、本実施形態における島管理装置の詳細な構成について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係る島管理装置の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態における島管理装置40は、記憶手段41と、表示手段42と、通信手段43と、入力手段44と、制御手段45と、入替り判定手段46と、初期化手段47と、算出手段48と、補正手段49とを備えている。
記憶手段41は、島管理装置40が備える各種機能に関するプログラム、遊技に関する所定の情報などを記憶する。
具体的には、例えば、遊技機10からの各種遊技信号に基づき算出される各種遊技情報、遊技媒体貸出機20からの貸出信号に基づき算出される貸出数、後述する算出手段48によって算出される手持ちの遊技媒体数等を記憶する。
また、記憶手段41は、各計数装置60と各遊技機10とが対応付けされた情報を記憶する。これは、貸出レート毎に設けられた各計数装置60と各遊技機10とを対応付けすることで、遊技機10と対応付けられていない計数装置60で遊技媒体が計数された場合に異常と認識することができる。その結果、異なる貸出レートへの遊技媒体の持出し・持込みを判別することができる。
さらに、記憶手段41は、計数装置60において実行される後述する異常判定処理による判定の結果、異常が発生した遊技機10に関する情報(エラー履歴情報)を記憶する。このエラー履歴情報には、例えば、異常発生時間、異常の種類、遊技機の台番号、貸出レート、手持ちの遊技媒体数、計数値等を示す情報が含まれる。
表示手段42は、例えば、液晶ディスプレイなどで構成されており、所定の情報を画面表示することができる。具体例には、例えば、各遊技機10の遊技の履歴を時系列に表示する遊技履歴表(図7参照)やエラー履歴情報を時系列に表示する異常履歴表(図9及び図10参照)等が表示される。なお、遊技履歴表及び異常履歴表の詳細については後述する。
また、表示手段42は、これらの表示に限らず、遊技場の経営に関わる重要な情報(例えば、売上、粗利等)を表示させることもできる。
通信手段43は、通信回線を介して送信されてくる各種遊技信号、貸出信号等を受信し、制御手段45へ送る。
入力手段44は、例えば、キーボード、マウス、入力ペン等で構成されており、島管理装置40が備える各種機能の実行命令や各種情報等を入力する。
制御手段45は、CPUなどで構成されており、記憶手段41に記憶されているプログラムを読み込んで実行することにより、島管理装置40が備える各種機能を実行・制御する。具体的には、制御手段45は、通信手段43で受信した各種信号を変換して記憶手段41へ情報を記憶する。また、制御手段45は、入力手段44から表示要求を示す信号を受信すると、この信号に応じた情報を記憶手段41から抽出して、表示手段42へ表示させる。
入替り判定手段46は、各遊技機10における遊技者の入替りを判定する。
例えば、遊技機10から稼働を示す遊技信号であるアウト信号が入力された後、所定時間入力がされない場合には遊技者の入替りと判定する。
また、入替り判定手段46は、リモコン70からの入力に基づいて、計数装置60から遊技を終了した遊技機10の遊技機情報(台番号)を受信した場合は、この台番号が示す遊技機10を遊技者が入替った遊技機10と判定する。
このように、島管理装置40は判定対象となる遊技機10を容易に特定して遊技者の入替りを判定することができる。
なお、遊技者の入替りを判断する方法としては、上述の方法に限らず、例えば、遊技機10毎に設置されたカードリーダへの会員カードなどの抜き差しに基づいて遊技者の入替りを判断することとしても良い。
初期化手段47は、入替り判定手段46によって遊技者の入替りが判定されたときに、この判定された遊技機10における現在の手持ちの遊技媒体数を初期化する。これは、通常、一の遊技機10では複数の遊技者が入替って遊技が行われるため、各遊技者がどの程度出玉を獲得したかを把握するために、遊技者が入替った際に手持ちの遊技媒体数を初期化する。
算出手段48は、遊技者が遊技によって獲得した現在の手持ちの遊技媒体数を遊技機10毎に算出する。具体的には、記憶手段41に格納されている所定の遊技情報から手持ちの遊技媒体数を算出する。例えば、「貸出数+セーフ玉数−アウト玉数」からなる演算で求めることができる。
補正手段49は、チケット発行部60bから送信された差数の値に応じて、差数分を次の遊技者の手持ちの遊技媒体数とする補正を行う。なお、補正手段が行う補正処理の詳細については後述する。
次に、計数装置60のチケット発行部60bが行う異常判定処理について説明する。
チケット発行部60bは、島管理装置40において台番号に基づいて入替りが判定された遊技機の手持ちの遊技媒体数を受信し、この手持ちの遊技媒体数から計数部60aで計数した計数値を減算して差数を得る。
そして、チケット発行部60bは、この差数が正の数であって、かつ、所定範囲外の場合は、遊技媒体の持出しによる異常と判定し、差数が負の数であって、かつ、所定範囲外の場合は、遊技媒体の持込みによる異常と判定する。
これは、例えば、遊技媒体が他の遊技場から不正に持込みが行われた場合や遊技場内で不正に持出しが行われた場合、遊技機10における手持ちの遊技媒体数または計数値が大幅に変化し、手持ちの遊技媒体数と計数値との差数が所定範囲を超えることになる。そして、差数が正の場合は、手持ちの遊技媒体数が大幅に多いため、持出しによる異常と判定し、差数が負の場合は、計数値が大幅に多いため、持込みによる異常と判定とする。
これによって、差数が大幅に生じて所定範囲外となった場合に不正な行為が行われたと判断することができ、遊技媒体の持込み・持出しによる行為を確実に発見することができる。
なお、本実施形態では、計数装置60に異常判定処理手段を備え、異常判定処理を行うこととしたが、これに限らず、島管理装置40に異常判定処理手段を備えることによって異常判定処理を行うこともできる。
次に、島管理装置40の補正手段49が行う補正処理について説明する。
補正手段49は、計数装置60から送信された差数が正の数であって、かつ、所定範囲内の場合は、この差数を次の遊技者の手持ちの遊技媒体数として補正を行う。
これは、例えば、一の遊技機10において、遊技者が遊技終了後に遊技媒体の計数を行う前に、次の遊技者が遊技を開始し、その後に先の遊技者が計数を行った場合では、遊技機10における手持ちの遊技媒体数が、次の遊技者の遊技分(差数)だけ変化してしまう。その結果、遊技者毎の正確な手持ちの遊技媒体数を得ることができないため、この差数分を次の遊技者の手持ちの遊技媒体数とする補正を行う。
これによって、一の遊技機10において遊技者毎に手持ちの遊技媒体数を調整することが可能であるとともに、遊技媒体数の計数時に正確な出玉の照合を行うことができる。
[遊技場管理システム1の動作]
次に、本実施形態における遊技場管理システムの動作について、図3〜図5を参照して説明する。
図3は、本実施形態に係る遊技場管理システムの動作を示す動作手順図であり、図4は、本実施形態に係る遊技場管理システムの異常判定処理を示すフローチャートであり、図5は、本実施形態に係る遊技場管理システムの補正処理を示すフローチャートである。
図3に示すように、まず、遊技を終了した遊技者は、獲得した遊技媒体を計数するために遊技場従業員の立会いのもと計数装置60で計数を行う。このとき、遊技場従業員によるリモコン70のテンキースイッチの操作によって、遊技が終了し、手持ちの遊技媒体数を計数する遊技機10を特定する台番号が入力される(ステップS10)。
そして、遊技場従業員は、例えば、計数装置60が備えるリモコン受光部へ向けて信号を送信し、台番号がチケット発行部60bから親島管理装置50を介して島管理装置40へ送信される。なお、遊技機10を特定する台番号の入力は、リモコン70からの入力に限らず、例えば、計数装置60に備える入力部(図示しない)から入力することとしてもよい。
そして、島管理装置40は、通信手段43によって台番号を受信するとともに、算出手段48が台番号から特定した遊技機10における現在の手持ちの遊技媒体数を算出する(ステップS11)。具体的には、記憶手段41に格納されている遊技情報から手持ちの遊技媒体数を、例えば、「貸出数+セーフ玉数−アウト玉数」として算出する。なお、算出された手持ちの遊技媒体数は、記憶手段41に記憶されるとともに、計数装置60へ送信される。
また、島管理装置40は、計数装置60から台番号を受信することにより、この台番号が示す遊技機10において遊技者が入替ったと判定する。そして、入替ったと判定された遊技機10の手持ちの遊技媒体数を初期化する(ステップS12)。このように手持ちの遊技媒体数を初期化することによって、次の遊技者の遊技に備えることができる。
一方、計数部60aに遊技媒体が投入されると、遊技媒体の個数が計数されて、計数値が求められる(ステップS13)。そして、この計数値は計数部60aからチケット発行部60bへ送信される。
そして、チケット発行部60bは、ステップS11で算出された手持ちの遊技媒体数を親島管理装置50を介して受信するとともに、計数部60aから得た計数値と比較し、差数を求める(ステップS14)。具体的には、手持ちの遊技媒体数から計数値を減算することで差数を求める。そして、この差数に応じて後述する異常判定処理を行う(ステップS15)。
次に、チケット発行部60bから、計数値と、差数と、ステップS15における異常判定処理の結果であるエラー履歴情報とが親島管理装置50を介して島管理装置40へ送信される。
そして、島管理装置40は、通信手段43によってこれらの情報を受信し、記憶手段41に記憶されている各計数装置60と各遊技機10とが対応付けされた情報を参照し、入替りが判定された遊技機10と対応付けられていない計数装置60で遊技媒体が計数された場合には異常と判定する。その結果、異なる貸出レートへの遊技媒体の持出し・持込みによる不正な計数処理を認識することができる。
次に、島管理装置40は、受信した差数に応じて後述する補正処理を行う(ステップS16)。そして、チケット発行部60bから送信されたエラー履歴情報を記憶手段41に記憶する(ステップS17)。
一方、チケット発行部60bは、例えば図6に示すように、台番号、手持ちの遊技媒体数、差数、稼働状態、計数値等を表示画面に表示する(ステップS18)。
なお、稼働状態は、通信回線を介して受信する各種遊技信号に基づき表示され、例えば、稼働を示す遊技信号(アウト信号など)を受信していない場合には「非稼動中」、稼働を示す遊技信号を受信した場合には「稼働中」、大当り信号を受信した場合には「特賞中」等で表示される。その結果、表示画面を介して遊技場従業員は、計数結果、異常判定結果、遊技機の稼働状態を把握することができる。
また、例えば、差数が生じている場合には、表示画面の背景色を変えるなどの警告表示を施すことで、注意を喚起することとしてもよい。
そして、遊技場従業員によって所定の発行操作がされると、表示画面に表示された情報を含む結果を記録したチケットが遊技者へ発行される(ステップS19)。
次に、上述した動作手順における異常判定処理(ステップS15)について、図4を参照して具体的に説明する。
まず、計数装置60が備える異常判定処理手段は、先のステップS14で求めた差数が所定範囲内か否かを判定する(ステップS151)。ここで、所定範囲とは、例えば、遊技媒体の貸出しにおける一単位の範囲(−250玉〜+250玉)として予め設定されている。
また、所定範囲の設定を、例えば、遊技機10の稼働状態に応じて予め設定し、判定を行うとなおよい。
具体的には、対象となる遊技機10の稼働状態が稼動中の場合は、遊技媒体の貸出しがされることによって貸出数が増加し、手持ちの遊技媒体数がプラスに増加すると考えられるため、遊技媒体の貸出しにおける単位分(例えば、−250玉〜+250玉)を所定範囲とする。非稼動の場合は、手持ちの遊技媒体数の増加を考慮する必要がないため、玉こぼしなどによる誤差を考慮した分(例えば、−50玉〜+50玉)を所定範囲とし、特賞中の場合は、大当りによってセーフ玉数が増加することで、手持ちの遊技媒体数がプラスに大幅に増加すると考えられるため、大当りによる入賞数を考慮した分(例えば、−250玉〜+1000玉)を所定範囲として設定する。
このように、遊技機10の稼働状態に応じた所定範囲を設定することによって、さらに正確な異常判定を行うことが可能となる。なお、所定範囲の値は、適宜必要に応じて変更することができる。
ステップS151における判定の結果、差数が所定範囲内である場合は(ステップS151:YES)、異常判定処理を終了する。
一方、差数が所定範囲外である場合は(ステップS151:NO)、異常判定処理手段は、異常と判定し、以下のステップにおいて判定処理を行う。
そして、異常判定処理手段は、差数が正の数であるか否かを判定し(ステップS152)、判定の結果、差数が正の数である場合は(ステップS152:YES)、計数値より手持ちの遊技媒体数が大幅に多いため、遊技媒体の持出しによる異常と判定し、「持出し異常」を示すエラー履歴情報を作成する(ステップS153)。
また、差数が負の数である場合は(ステップS152:NO)、手持ちの遊技媒体数より計数値が大幅に多いため、遊技媒体の持込みによる異常と判定し、「持込み異常」を示すエラー履歴情報を作成する(ステップS154)。
このように、遊技に際して遊技者が獲得した遊技媒体数(手持ちの遊技媒体数)と遊技者が計数装置60で計数した遊技媒体数(計数値)とを求め、手持ちの遊技媒体数と計数値との差数に基づいて、不正な行為が行われたか否かを判定することができる。
次に、上述した動作手順における補正処理(ステップS16)について、図5を参照して具体的に説明する。
まず、島管理装置40が備える補正手段49は、先のステップS14で求めた差数が所定範囲内か否かを判定する(ステップS161)。判定の結果、差数が所定範囲外である場合は(ステップS161:NO)、補正処理を終了する。
一方、差数が所定範囲内である場合は(ステップS161:YES)、続いて補正手段49は、差数が正の数であるか否かを判定する(ステップS162)。
判定の結果、差数が正の数である場合は(ステップS162:YES)、手持ちの遊技媒体数を補正する(ステップS163)。すなわち、遊技を終了した遊技者が遊技に係る遊技媒体を計数する前に、次の遊技者が同一の遊技機10で遊技を開始しているため、差数が生じたと判断することができる。そのため、この差数分を次の遊技者の手持ちの遊技媒体数とすることで補正を行う。その結果、次の遊技者が計数を行う際には正確な出玉の照合が可能となる。
また、ステップS161における判定は、上述の異常判定処理と同様に、対象となる遊技機10の稼働状態に応じて予め設定された所定範囲に基づいて判定を行うとなおよい。
具体的には、例えば、遊技を終了した遊技者が計数する前に、次の遊技者が同一の遊技機10で遊技を開始し、すぐに大当りとなった場合(稼働状態が特賞中)では、大当りによる出玉数(セーフ玉数)によって、手持ちの遊技媒体数が増加し、差数がプラスに拡大する。そのため、稼働状態が特賞中の場合に設定された所定範囲に基づいて判定を行うことで、大当りによって大幅に生じた差数を所定範囲内とすることができるとともに、この差数分を次の遊技者の手持ちの遊技媒体数として補正することが可能となる。
[遊技履歴表]
次に、島管理装置40(表示手段42)において表示される遊技履歴表を用いて、遊技者毎の出玉の照合について具体的に説明する。図7は、本実施形態に係る遊技履歴表の一例を示す図である。
本実施形態における遊技場管理システム1では、図7に示すように、遊技機10を遊技した遊技者毎の遊技履歴を表示することができる。この遊技履歴表は、記憶手段41に記憶されている遊技情報から所定の情報を抽出することで、遊技の履歴を時系列で表示する。
なお、図7(a)は、台番号が123番台の遊技機10に対する遊技者毎の遊技履歴を示し、図7(b)は、台番号が135番台の遊技機10に対する遊技者毎の遊技履歴を示している。
まず、図7(a)において、「10:20〜11:48」間の遊技者A及び遊技者Bによる遊技の履歴について説明する。
遊技者Aが遊技を終了した「11:16」の手持ちの遊技媒体数は、貸出数「1000」、アウト玉数「2047」、セーフ玉数「5400」から、貸出数+セーフ玉数−アウト玉数=1000+5400−2047=「4343」と算出される。そして、遊技者Aが「11:23」に計数を行うと、上述した動作手順(図3参照)に沿って処理が行われ、差数「200」が求められる。
これは、遊技者Aが遊技を終了(11:16)してから、計数を行う(11:23)までの間に、遊技者Bによって遊技が開始(11:20)されたことにより、手持ちの遊技媒体数の変化が生じたためである。具体的には、遊技者Aが計数を行うまでの間に遊技者Bの遊技において、貸出数「250」、アウト玉数「50」が生じ、遊技者Aが計数を行った際の手持ちの遊技媒体数が、4343+200=「4543」と算出される。その結果、遊技者Aの計数時の差数は、手持ちの遊技媒体数−計数値=4543−4343=「200」として求められることになる。
そして、上述した補正処理によって、差数「200」が所定範囲内であって、かつ、正の数であると判定されるため、次の遊技者である遊技者Bの手持ちの遊技媒体数が「200」と補正される(11:23)。その結果、遊技者Bが遊技を終了し、「11:48」に遊技媒体を計数する際には出玉の照合が正確に行われる。
次に、図7(a)で示した遊技者A及び遊技者Bの遊技において生じた差数に対する手持ちの遊技媒体数の補正について、図8を参照して具体的に説明する。
図8は、遊技機における手持ちの遊技媒体数の変化を示す、いわゆるスランプグラフであって、図8(a)は、補正前における手持ちの遊技媒体数の変化を示しており、図8(b)は、補正後における手持ちの遊技媒体数の変化を示している。なお、縦軸に手持ちの遊技媒体数を規定し、横軸に稼働時間を規定する。
図8(a)は、台番号が123番台の遊技機10に対するスランプグラフであり、遊技者A及び遊技者Bにおける手持ちの遊技媒体数の累計数を示している。
上述したように遊技者Aの計数前に遊技者Bが遊技を開始することによって、差数「200」が生じている。そして、この差数「200」を遊技者Bにおける手持ちの遊技媒体数として補正することによって、図8(b)に示すスランプグラフとして表示されることになる。
再び、図7(a)に戻って説明を続ける。
次に、「12:20〜12:55」間の遊技者Cによる遊技の履歴について説明する。遊技者Cが遊技を終了した「12:45」の手持ちの遊技媒体数は、貸出数「2500」、アウト玉数「2500」から、手持ちの遊技媒体数は、2500−2500=「0」と算出される。すなわち、遊技者Cは貸出数の全てを遊技に投入し、遊技を終了した場合であって、手持ちの遊技媒体数は「0」となり計数がされることはない。
このような場合、本実施形態における島管理装置40(入替り判定手段46)は、遊技機10から稼働を示す遊技信号の入力が所定時間(例えば、5分)されない場合に、遊技者の入替りと判定する。このように、稼働を示す遊技信号の入力が所定時間ない場合に遊技者の入替りと判定し、手持ちの遊技媒体数を初期化することで、次の遊技者の遊技に備えることができる。
次に、「13:00〜13:45」間の遊技者Dによる遊技の履歴について説明する。遊技者Dが遊技を終了した「13:22」の手持ちの遊技媒体数は、「−1000」と算出される。
このとき、例えば、島管理装置40は、遊技機10から稼働を示す遊技信号の入力が所定時間されないことから遊技者の入替りと判定し、この入替りと判定された情報を計数装置60が受信した後に、所定時間経過しても計数がされない場合は、計数装置60は計数値をゼロとみなす。
このように、本実施形態における計数装置60は、遊技者の入替りを判定した後に、さらに、所定時間経過しても計数がされない場合、入替りと判定された遊技機10の計数値をゼロとみなす。その結果、手持ちの遊技媒体数「−1000」と計数値「0」とから、差数「−1000」が求められ、上述した異常判定処理によって、この差数「−1000」が所定範囲外であって、かつ、負の数であると判定されるため、持込みによる異常と判定される。
なお、島管理装置40において、通常の遊技(貸出数での遊技)では、手持ちの遊技媒体数は必ずプラスとなることより、手持ちの遊技媒体数がマイナスと算出された場合は、持ち込んだ遊技媒体によって遊技が行われていると判断し、持込みによる異常と判定してもよい。
また、「13:46〜13:53」間の遊技者Eによる遊技の履歴において、遊技者Eが遊技を終了し、「13:53」に計数を行うと、差数(−3700)が求められる。そして、上述した異常判定処理によって、この差数(−3700)が所定範囲外であって、かつ、負の数であると判定されるため、持込みによる異常と判定される。
なお、異常と判定された場合においても、手持ちの遊技媒体数が初期化されて、次の遊技者の遊技に備えるようになっている。
次に、図7(b)において、「12:03〜12:50」間の遊技者Cによる遊技の履歴について説明する。遊技者Cによる遊技において、「12:35」における手持ちの遊技媒体数は、「3700」と算出される。
このとき、上述した図7(a)における遊技者Dの遊技と同様に、遊技機10から稼働を示す遊技信号が所定時間入力されないため、島管理装置40によって遊技者の入替りと判定され、この入替りと判定された情報を計数装置60が受信した後に、さらに所定時間経過しても計数がされない場合には、計数値をゼロとみなす。
これにより、差数「3700」が求められ、上述した異常判定処理によって、この差数「3700」が所定範囲外であって、かつ、正の数であると判定されるため、持出しによる異常と判定される。すなわち、獲得した出玉を計数することなく移動した(持出した)と判断し、持出しによる異常と判定する。
また、「12:52〜13:11」間の遊技者Dによる遊技の履歴において、遊技者Dが遊技を終了し、「13:11」に計数を行うと、差数「1000」が求められる。そして、上述した異常判定処理によって、この差数「1000」が所定範囲外であって、かつ、正の数であると判定されるため、持出しによる異常と判定される。
[異常履歴表]
次に、島管理装置40(表示手段42)において表示される異常履歴表について説明する。図9は、本実施形態に係る異常履歴表の一例を示す図であり、図10は、本実施形態に係る貸出レート別異常履歴表の一例を示す図である。
図9に示す異常履歴表は、記憶手段41に記憶されているエラー履歴情報を時系列に表示する。この異常履歴表は、例えば、異常発生時間、異常の種類、遊技機の台番号、貸出レート、手持ちの遊技媒体数、計数値、差数等が表示される。
また、異常履歴表では、どの遊技機10において、遊技媒体の持出しと持込みに係る行為が行われたかを発見するため、各エラー履歴情報が比較・照合される。具体的には、持出し異常と判定された遊技機10と持込み異常と判定された遊技機10とが比較され、この遊技機10がそれぞれ異なる台番号であって、かつ、差数が近似していれば異常な行為と判断される。
例えば、「12:50」の持出し異常による情報と「13:53」の持込み異常による情報とは、異なる台番号であり、かつ、差数が「3700」と「−3700」とでプラス・マイナスの値で同数であるため、異常な行為と判断される。これは、遊技機10で獲得した遊技媒体を持出し、他の遊技機10へ持ち込んで遊技が行われた(台移動)と推測できる。すなわち、135番の遊技機10で獲得した遊技媒体を持出し、123番の遊技機10へ持込みがされたと判断することができる。
これによって、遊技場側では、異常履歴表に表示されたエラー履歴情報を監視することで、持出し・持込みによる行為を一目で発見することができる。
また、図10に示す貸出レート別異常履歴表は、異常履歴表に表示されるエラー履歴情報が貸出レート別に表示される。
例えば、「13:30」の持出し異常による情報(貸出レートB)と、「15:10」の持込み異常による情報(貸出レートA)とは、異なる台番号であり、かつ、差数が「1500」と「−1500」とでプラス・マイナスの値で同数であるため、異常な行為と判断される。すなわち、貸出レートが1円である356番の遊技機10で獲得した遊技媒体を持出し、貸出レートが4円である137番の遊技機10へ持込みがされたと判断することができる。
また、図10に示す貸出レート別異常履歴表では、低レートから高レートへの移動と推測されるエラー履歴情報については、背景色を変えるなどの強調表示を施すことで、特に注意を要する情報として喚起することができる。
これによって、異なる貸出レートへの遊技媒体の持出し・持込みを把握することができる。特に、遊技場の利益に被害が生じる低い貸出レートから高い貸出レートへの遊技媒体の持出し・持込みを確実に把握することができる。
以上説明したように、本実施形態の遊技場管理システム1によれば、島管理装置40が備える入替り判定手段46が、遊技の終了を示す遊技信号を受信した際に遊技者の入替りと判定し、この遊技者の入替りを判定した遊技機10の現在の手持ちの遊技媒体数を初期化手段47によって初期化する。これによって、島管理装置40は遊技機10毎の出玉を正確に管理することができ、さらに、一の遊技機10において何人の遊技者がどの程度の遊技媒体を獲得したのかを正確に把握することが可能となる。
さらに、計数装置60が備える異常処理手段が、手持ちの遊技媒体数から計数値を減算して算出した差数に基づいて異常判定処理を行う。これによって、島管理装置40は、遊技媒体の持込み・持出しによる不正な操作を把握することができる。
以上、本発明の遊技場管理システムの好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る遊技場管理システムは上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態では、島管理装置と遊技場管理装置を、それぞれ1台備えた構成としたが、複数台備えてもよい。さらに、公衆通信回線などを介して複数遊技場の遊技情報を集計・管理することで、様々な情報を管理するようにしてもよい。
また、島管理装置が備える各手段を、台管理装置、親島管理装置、遊技場管理装置のいずれかが備える構成としてもよい。
本発明は、遊技場に設置された遊技機の情報を集計・管理する場合に有用であり、特に、遊技者の入替りを判定し、各遊技者が獲得した遊技媒体数を正確に把握する装置・遊技機等に利用可能である。
10 遊技機
20 遊技媒体貸出機
30 台管理装置
40 島管理装置
50 親島管理装置
56 入替り判定手段
57 初期化手段
58 算出手段
59 補正手段
60 計数装置

Claims (10)

  1. 複数の遊技機から出力される所定の遊技信号を収集して、遊技者が獲得した手持ちの遊技媒体数を管理する管理装置を備えた遊技場管理システムにおいて、
    前記管理装置は、
    前記遊技信号に基づいて前記手持ちの遊技媒体数を遊技機毎に算出する算出手段と、
    各遊技機における遊技者の入替りを判定する入替り判定手段と、
    当該入替り判定手段によって入替りが判定された遊技機の前記手持ちの遊技媒体数を初期化する初期化手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技場管理システム。
  2. 前記入替り判定手段は、遊技機から稼働を示す遊技信号が入力された後、所定時間入力がされない場合に、遊技者の入替りと判定する請求項1記載の遊技場管理システム。
  3. 遊技者が入替った遊技機を特定可能な遊技機情報が入力され、前記遊技機情報を前記管理装置へ送信する遊技機情報送信手段を備え、
    前記入替り判定手段は、前記遊技機情報が示す遊技機を遊技者が入替った遊技機と判定する請求項1又は2記載の遊技場管理システム。
  4. 前記管理装置と通信可能に接続されて遊技媒体を計数する計数装置を備え、
    当該計数装置は、前記遊技機情報送信手段を備えるとともに、前記管理装置から送信され、遊技者の入替りが判定された遊技機における前記手持ちの遊技媒体数から計数した計数値を減算して得た差数を、基準となる値と比較し、この比較結果に基づいて異常の判定処理を行う異常判定処理手段を備えた請求項3記載の遊技場管理システム。
  5. 前記異常判定処理手段は、
    前記差数が正の数であって、かつ、所定範囲外の場合は、遊技媒体の持出しによる異常と判定し、
    前記差数が負の数であって、かつ、所定範囲外の場合は、遊技媒体の持込みによる異常と判定する請求項4記載の遊技場管理システム。
  6. 前記管理装置は、前記計数装置から送信された前記差数が正の数であって、かつ、所定範囲内の場合は、前記差数を次の遊技者の前記手持ちの遊技媒体数とする補正を行う補正手段を備えた請求項4又は5記載の遊技場管理システム。
  7. 一遊技媒体あたりの貸出料金を示す貸出レート毎に設置された前記計数装置と各遊技機とが対応付けられて前記管理装置に記憶され、前記管理装置は、入替りが判定された遊技機と対応付けられていない前記計数装置で遊技媒体が計数された場合に異常と判定する請求項4〜6のいずれか一項に記載の遊技場管理システム。
  8. 前記計数装置は、前記入替り判定手段が遊技者の入替りを判定し、前記管理装置から入替りと判定された遊技機の情報を受信した後に、所定時間経過内に計数がされない場合、入替りと判定された遊技機の前記計数値をゼロとみなす請求項4〜7のいずれか一項に記載の遊技場管理システム。
  9. 前記管理装置は、
    前記異常判定処理手段によって異常と判定された情報をエラー履歴情報として記憶する記憶手段と、
    当該記憶手段に記憶されている前記エラー履歴情報を時系列に表示する表示手段と、を備えた請求項4〜8のいずれか一項に記載の遊技場管理システム。
  10. 前記表示手段は、前記貸出レート毎に前記エラー履歴情報を表示するとともに、低い貸出レートから高い貸出レートへの遊技媒体の持出しによる前記エラー履歴情報に所定の態様で強調表示をする請求項9記載の遊技場管理システム。
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