JP2014226365A - 遊技場用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者の実際の持玉等の獲得価値に、より近似する理論持玉等の理論獲得価値を特定し得る遊技場用システムを提供する。【解決手段】稼動中であることを条件として(S4:NO)、入金に応じた理論持玉の初期化を抑制するようにした。これにより、遊技を途切れなく行うため遊技中に持玉が0とならないまでも少なくなった状態で対価関連処理を発生させるような遊技者が遊技する場合等であっても、より正確度を高めた理論持玉を特定し得るようになる。【選択図】図3

Description

本発明は、客交替を判定した場合は理論持玉を初期化する遊技場用システムに関する。
遊技場では不正を防止するため、例えば遊技機側から出力される遊技信号により理論持玉(例えば売上玉+セーフ−アウト)を特定し、計数時等に計数玉と照合するようにしている。
ここで、遊技者が開店から閉店まで同一台を続けて遊技することは稀であるので、理論持玉を特定する場合に最も重要な点が遊技者の交替を正しく判定することになる。そして、例えば特許文献1では、セーフ>アウトの状態で売上玉が発生した場合に客交替が発生したとして理論持玉を初期化することが提案されている。
特開2010−29402号公報
特許文献1は遊技者が持玉を獲得した状態で売上を発生させることはないという前提の下で提案されているが、上記構成を採用すると以下の問題が生じ得る。即ち、例えば遊技者が持玉を多量に獲得しているがプリペイドカード等の残高を使い切りたいために売上を発生させた場合、理論持玉を初期化してしまうことになる。また、遊技者が売上玉を全て使い切らず、その売上玉による持玉を他の台へと持込んで台移動し、次の遊技者が売上を発生させた場合、他の台へと持込んだ持玉は売上玉よりも少なく、アウト>セーフの状態であるから理論持玉が初期化されない。つまり、理論持玉は他の台へと持込まれた持玉分残っているにも関わらず、実際の持玉は新たな遊技者による売上玉分しかない状態となり、これが繰り返されることで無意味に異常検出したり、理論持玉と計数玉との照合に影響が生じたりする虞がある。
この点、セーフ>アウトであるか否かに関わらず売上の発生により理論持玉を初期化する構成も考えられるが、上記した残高の使い切りに対応出来ないばかりか、遊技者の中には売上玉(例えば125玉)を消費し切っていない状態(例えば持玉50玉)で、その持玉がなくなっても遊技を継続する場合に、全ての持玉を消費し尽すことなく次の売上を発生させる場合もある。これは、売上玉を払出すような対価付与処理の処理時間等を考慮して途切れなく遊技を行うために行われるが、この場合、実際の持玉が残った状態で売上が発生するので、売上により理論持玉を初期化してしまうと、その分の誤差が生じ得る状態となる。
また、この誤差は対価付与処理中に入賞が発生すれば更に大きくなる虞があると共に、例えば各台計数機等遊技場従業員が計数に立ち会わない場合や誤差の許容範囲が予め大きく設定されている場合に、その許容範囲内で従業員が内部不正を行う等の問題が生じ得るので、誤差の基準範囲を小さくする必要があり、必然的により誤差の少ない理論持玉を管理するニーズが生じている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、遊技者の実際の持玉等の獲得価値に、より近似する理論持玉等の理論獲得価値を特定し得る遊技場用システムを提供することにある。
本発明の遊技場用システムは、対価となる貨幣を受付ける貨幣受付処理、及びその受付けた貨幣を対価として遊技機を遊技するために消費可能な遊技価値を付与する対価付与処理を行う遊技機に対応して設けられる遊技機装置にて、前記対価付与処理により遊技者に付与された遊技価値である対価付与価値を特定すると共に、前記貨幣受付処理、及び前記対価付与処理の内、少なくとも一方である対価関連処理を特定する対価付与特定手段と、遊技機側から出力される遊技機にて消費された遊技価値を示すアウトを特定可能なアウト信号、及び遊技機における入賞に応じて遊技者に付与された遊技価値を示すセーフを特定可能なセーフ信号を入力することにより、前記アウト、及び前記セーフを特定すると共に、前記対価付与価値に前記セーフを加算した値から前記アウトを減算した値を示し、遊技者が獲得した理論上の遊技価値である理論獲得価値を特定する遊技情報特定手段と、遊技機側から出力される稼動状態を特定可能な遊技信号である稼動信号を入力することにより、当該遊技機が稼動状態であるのか、非稼動状態であるのかを特定する稼動判定手段と、前記対価関連処理が特定された場合に、当該遊技機装置に対応する遊技機に対応して特定される前記理論獲得価値を初期化する初期化処理を行う初期化手段と、前記対価関連処理が特定された場合に、当該遊技機装置に対応する遊技機が稼動状態であると特定されていることを条件に前記初期化処理を抑制する抑制手段と、を備えたものである(請求項1)。
請求項1記載の遊技場用システムにおいて、
前記稼動判定手段は、前記稼動信号を入力してから予め設定される所定期間が経過するまでを稼動状態として特定し、前記抑制手段は、予め設定される許容値以上の前記理論獲得価値が特定されている状態で非稼動状態が特定され、その後、遊技機側から出力される少量の遊技価値による遊技を特定するための少量遊技条件が成立したか否かを特定可能な遊技信号により少量遊技条件が成立している旨を特定している状態で前記対価関連処理が特定された場合に、当該遊技機装置に対応する遊技機が稼動状態であっても前記初期化処理を抑制しないようにしても良い(請求項2)。
請求項1または2記載の遊技場用システムにおいて、
前記遊技機装置は、前記貨幣受付処理にて受付けた貨幣の少なくとも一部を対価とした前記対価付与処理を当該貨幣受付処理に応じて行う貨幣受付付与処理を実行すると共に、当該貨幣受付処理にて受付した貨幣額の内、前記対価付与処理にて対価とした貨幣額を除いた貨幣額である残高を対価として所定の付与操作の受付に応じて行う前記対価付与処理である操作付与処理を実行し、前記抑制手段は、前記貨幣受付付与処理が特定された場合に、当該遊技機装置に対応する遊技機が稼動状態であれば前記初期化処理を抑制する一方、非稼動状態であれば前記初期化処理を抑制せず、更に前記操作付与処理が特定された場合には稼動状態に関わらず前記初期化処理を抑制するようにしても良い(請求項3)。
請求項1から3の何れか一項に記載の遊技場用システムにおいて、
前記抑制手段は、前記貨幣受付処理、前記対価付与処理の何れを対象として前記初期化処理を抑制するのかを予め設定可能であり、前記貨幣受付処理が対象と設定された場合は前記貨幣受付処理を前記対価関連処理として前記初期化処理を抑制する一方、前記対価付与処理が対象として設定された場合は前記対価付与処理を前記対価関連処理として前記初期化処理を抑制するようにしても良い(請求項4)。
請求項1から4の何れか一項に記載の遊技場用システムにおいて、
前記遊技機装置は、前記貨幣受付処理にて受付けた貨幣の一部を対価とした前記対価付与処理を行うと共に、当該貨幣受付処理にて受付した貨幣額の内、対価付与処理にて対価とした貨幣額を除いた貨幣額である残高を特定可能な記録媒体を発行する処理、或いは当該残高を精算するためのID情報とを対応付ける処理である残高発行処理を実行可能である一方、対応する遊技機にて遊技者が獲得した遊技価値である獲得価値を特定可能であり、当該獲得価値を特定可能な記録媒体を発行する処理、或いは当該獲得価値と獲得価値を精算するためのID情報とを対応付ける獲得価値発行処理を実行可能であり、前記稼動判定手段は、前記稼動信号を入力してからの所定期間を稼動状態であると特定する第1稼動判定処理を実行すると共に、前記残高発行処理と前記獲得価値発行処理との内、少なくとも一方が行われた場合に、前記第1稼動判定処理に依らず非稼動である旨を特定する第2稼動判定処理を実行するようにしても良い(請求項5)。
請求項1の発明によれば、稼動中であることを条件として理論獲得価値を初期化することを抑制するので、遊技を途切れなく行うため遊技中に持玉が0とならないまでも少なくなった状態で対価関連処理を発生させるような遊技者が遊技する場合等であっても、より正確度を高めた理論持玉を特定し得るようになる。
稼動中に理論獲得価値を初期化しないと以下のケースに問題が生じる。即ち、遊技価値を獲得した遊技者が遊技終了し、非稼動状態となった後、次の遊技者が少量の遊技価値を持って遊技を開始した場合、対価関連処理が発生せずに稼動状態となり、その後、対価関連処理が発生しても稼動状態であるので、前遊技者の獲得価値に対応した理論獲得価値が初期化されない虞がある。請求項2の発明によれば、少量遊技条件が成立している状態で対価関連処理を特定した場合には初期化処理を抑制しないので、そのような虞を好適に排除出来る。
貨幣受付付与処理と操作付与処理とを実行可能な遊技機装置の場合、貨幣受付付与処理が行われた場合は、遊技者が交替した可能性が高いものの、操作付与処理が行われた場合には遊技者が交替した可能性が低くなる。請求項3の発明によれば、この点を考慮した構成となるので、より一層正確度を高めた理論持玉を特定し得る。
遊技場システムのシステム構成によっては、遊技機装置から対価付与処理は特定出来るものの貨幣受付処理は特定出来ない場合や、両者共に特定出来る場合もある。そして、貨幣受付処理を特定出来ないと全ての対価付与処理により初期化処理を行うか否かを判定する必要があるが、貨幣受付処理が特定出来れば貨幣受付処理に応じた対価付与処理以外の対価付与処理時に遊技者が交替している可能性は低いので、貨幣受付処理を初期化処理の判定対象とするだけで正確度を高めた理論持玉を特定し得るようになる。請求項4の発明によれば、このようにシステム構成に応じて処理負荷を軽減すると共により正確度を高めた理論持玉を特定し得るようになる。
一般的に稼動状態は所謂稼動タイマにて稼動信号の入力後の所定時間を稼動状態と判定するが、残高や獲得価値が発行対象となる発行処理が行われれば、遊技者は休憩か遊技終了することになり、何れであっても非稼動と判定しても良い。そして、この状態で対価関連処理が行われれば次の遊技者が新たな遊技を開始したと判定出来るが、この遊技者の交替期間が稼動タイマの作動期間中であると稼動中と判定してしまい、理論獲得価値の初期化を抑制してしまう虞もある。請求項5の発明によれば、第2稼動判定処理によりそのような虞を好適に排除出来る。
本発明の一実施形態における遊技場用システムの全体構成を示す概略図 管理装置における記憶領域の推移を示す図 管理装置の動作を示すフローチャート
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技場用システムの全体構成を示す概略図である。遊技場内には多数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して遊技機装置2が設置されている。これら遊技機1及び遊技機装置2は、中継装置3及びLAN4を介して管理装置5(対価付与特定手段、遊技情報特定手段、稼動判定手段、初期化手段、抑制手段に相当)と接続されている。管理装置5は、遊技機側(遊技機1、遊技機装置2等)から送信される遊技信号を受信することにより遊技機1毎の遊技データを管理する共に、会員登録された会員毎の個人データも管理する。
遊技場には景品交換装置(以下、POS)6及び残高精算機7も設置されており、LAN4を介して管理装置5と接続されている。POS6は、タッチパネル式のモニタを備えており、付属するカードリーダライタにより読取った一般カード8(記録媒体に相当)、或いはバーコードリーダにより読取ったレシートに記録されている遊技者が獲得した遊技価値である獲得価値に基づいて行われる景品交換に関連した景品交換処理を実行する。尚、POS6において一般カード8、或いはレシートに記録されている遊技価値の大きさを取扱うときは、管理装置5が一般カード8、或いはレシートに対応して予め記憶している遊技価値の大きさと照合し、真であると判定したことを条件として遊技価値の取扱いを有効とする。残高精算機7は、一般カード8がカード挿入口9に挿入されたときは、当該一般カード8に記録された残高(残金)を返却口10から返却すると共に当該一般カード8を回収する。
管理装置5は、遊技場内の例えば事務室等に設置されており、遊技場の管理者が操作するキーボード11、モニタ12、図示しないプリンタ等が接続されている。管理装置5は、遊技場内に設置された遊技機1、遊技機装置2等の稼動状況を管理すると共に、遊技機側からの信号に基づいて遊技者毎の遊技価値の大きさ(持玉数・貯玉数(会員の場合))を記憶管理する。尚、持玉とは、当日貯玉であり、前日以前に預入れた玉やメダルではなく、当日獲得した玉やメダルを意味する。貯玉と当日貯玉は管理が異なるため区別している。尚、図1では図示を省略したが、実際には例えば数百台の遊技機1が管理装置5の管理対象となっている。
図1で示す遊技機1はCR(カードリーダ)パチンコ機であり、盤面13に玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル14、上皿15、下皿16を有すると共に、盤面13に、液晶表示部17、第1始動口18、第2始動口19、普図入賞口20、大入賞口21を有する。第1始動口18は入賞率が変動しない入賞口(所謂ヘソ入賞口)で、第2始動口19は入賞率が変動する入賞口(所謂電チュー)である。
遊技機1は以下に示すように動作する。
第1始動口18または第2始動口19への入賞(始動入賞)に応じて大当り抽選を行い、抽選結果を表示部において行う図柄変動にて報知し、その変動結果に応じて大当りとなる。図柄変動中に始動入賞した場合には所定の保留上限値(例えば各4つ)まで図柄変動を累積的に保留し、図柄変動終了後に保留している図柄変動を開始する。尚、保留している図柄変動数(保留数)が上限値である状態で始動入賞した場合、図柄変動は保留されない。
大当り抽選の当選確率(大当り確率)は1/360で、大当りがその後に確変状態(確変)となる大当り(確変大当り)となる割合である確変率は(通常状態、確変状態共に)66.6%である。大当りが発生すると15ラウンド(R)分だけ大入賞口21を開放する。尚、1Rの上限入賞数は10個、上限開放時間は30秒であり、上限入賞数または上限開放時間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
確変中は大当り確率が1/31に向上すると共に、第2始動口19への入賞率が高くなる時短状態(時短)になる。尚、確変は次回大当りまで継続する為、大当り後に大当りでも確変でもない状態である通常遊技状態(通常状態)となる大当り(通常大当り)が発生するまで継続し、その後は所定数(例えば100回)の図柄変動を行うまで時短状態となる。
第2始動口19は、普図入賞口20への入賞に応じて変動する普通図柄(普図)が当りとなった場合に入賞率の高い開放状態となる。この場合、普図1回の変動時間は通常状態では30秒であり時短状態では3秒となる。また、開放時間は通常状態では0.3秒であり時短状態では5秒となる。即ち、時短状態では通常状態と比較して普図変動時間が短くなる一方、開放時間は長くなることで第2始動口19の入賞率が高くなる。
遊技機側からは次の信号が出力される。
アウト信号=消費玉を回収するアウトBOXから出力される消費価値(アウト)を特定可能な信号(稼動信号)。消費(使用、打込、回収)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定。尚、遊技機1から出力される信号でも良い。
セーフ信号=遊技機1から出力される入賞付与価値(セーフ)を特定可能な信号。入賞に応じた払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。
始動信号=遊技機1から出力される始動入賞により変動(作動)する液晶表示部(役物)におけるスタート(図柄変動、役物作動、単位遊技)を特定可能な信号。図柄変動確定時に出力されるので信号入力に応じて図柄変動を特定する。尚、始動口に入賞したことを示す信号としても良い。
大当り信号=遊技機1から出力される大当り期間を特定可能な信号。大当り中にレベル出力される状態信号なので大当り信号入力中を大当り中として特定する。
特別状態信号=遊技機1から出力される特別状態(甘中)を特定可能な信号。第2始動口19の入賞率が向上する特別状態中(時短中)にレベル出力される状態信号なので、特別状態信号入力中を特別状態中として特定する。尚、大当り確率が向上する確変中にレベル出力される状態信号(確変信号)であっても良い。また、大当り信号と特別状態信号のいずれも入力していない期間を通常状態として特定する。
遊技機装置2は、紙幣(貨幣、遊技有価価値)が投入される紙幣投入口22、遊技者からの操作入力を受付けると共に遊技の進行に伴って図柄変動回数(スタート回数)や大当たり確率等の遊技データを表示するタッチパネル式の液晶表示部23、貯玉を払出すための払出釦24、払出された玉が通過する払出ノズル25、一般カード8が挿入されるカード挿入口26、一般カード8を発行するための発行釦27、遊技機1の下部受皿16の下方に位置する着脱可能な計数受皿28等を備えている。
遊技機装置2は所謂各台計数機能付の貸出機であり、受付けた貨幣の内、貸出の対価を減じた残高、及び計数した持玉の内、再プレイにより払戻した残りの持玉を特定可能な一般カード8を発行(発行処理)可能な装置である。残高とは遊技者が入金した貨幣額から貸出処理を行った対価額を除いた遊技者の利用可能額を示している。持玉とは遊技者が獲得した遊技価値を示し、計数した獲得遊技価値から再プレイ処理により付与した遊技価値や交換した景品の対価となった遊技価値を除いた遊技価値を示している。
遊技機装置2は貨幣受付(貨幣受付処理、対価関連処理)時には貸出単位(125玉)分の貸出処理(対価付与処理、対価関連処理、貨幣受付付与処理)を行い、その残りを残高として記憶し、その後は残高がある限り、貸出釦の押下に応じて残高の内、貸出単位分を1回の操作の上限として玉を貸出す貸出処理(対価付与処理、対価関連処理、操作付与処理)を行う。即ち、遊技機装置2は、貨幣を受付すると、遊技機1と遊技機装置の双方に入金額を表示すると共に貸出1単位(例えば500円)分の貸出玉(対価付与価値)を遊技機1から払出す貸出処理を実行し、その貸出処理に応じて入金額の表示を貸出玉の対価を除いた残高を表示する。尚、貨幣は複数回分の貸出処理の対応分を受付可能である(例えば1万円まで)。そして、残高がある状態で遊技機1の貸出釦が押下(貸出操作、付与操作)られると貸出1単位分の貸出玉を遊技機1から払出し、その対価分を残高から引落す。
遊技機1の下皿16のレバーを操作して下皿16を開放すると下皿16の獲得玉(獲得価値)が遊技機装置2へと流れるので、遊技機装置2は、その獲得玉を持玉として計数する。持玉は遊技機装置2に表示され、遊技機装置2の払出釦24を押下すると持玉の一部を払出し、その払出分の持玉数を減算する。
残高または持玉が残存する状態で遊技機1の返却釦を押下(発行操作を受付)すると、遊技機装置2は、残玉、持玉を特定可能な一般カード8を発行する。発行された一般カード8は他の遊技機1にて受付可能であると共に、持玉をPOS6、残高を残高精算機7にて精算可能である。尚、残高や持玉の一部を発行対象とする分割発行は説明の簡略化のため不可としたが、可能としても良い。
遊技機装置2は、中継装置3とのシリアル通信により貨幣受付処理や貸出処理、残高や貸出玉数、入金額や貸出玉数や貸出玉の対価となる売上額、及び一般カード8の受付や発行処理を特定可能であるが、これらをパルス信号(例えば入金1000円毎に1パルス、売上100円毎に1パルス等)にて特定しても良い。
ここで、遊技機装置2は貨幣及び一般カード8を受付可能であり、何れかを受付けた場合、非稼動状態であれば理論持玉を初期化する一方、稼動状態であれば初期化しないようになっている。
尚、本実施形態では残高有り=稼動状態としたので貸出釦による売上発生時には理論持玉を初期化しないが、残高の管理を行わない場合等、残高に関わりなく稼動状態を管理し、貸出処理時に非稼動であることを条件として理論持玉を初期化しても良い。
入金信号を出力しない等、貨幣受付処理を特定出来ない遊技機装置2も存在し得るので、貨幣受付処理が特定出来るか否かを管理装置5にて予め設定し、貨幣受付処理が特定出来れば貨幣受付処理に応じて非稼動であるか否かにより理論持玉の初期化処理を行い、特定出来なければ貸出処理時に非稼動であるか否かにより初期化処理を行うか否か、即ち貨幣受付処理時と同様の処理を行えば良い(請求項4に対応)。
管理装置5は、遊技信号の入力等により稼動タイマを作動させ、稼動タイマの作動中を稼動状態、非作動中を非稼動状態とする。尚、非作動中であっても実持玉や残高が残存していれば、後述するように稼動タイマが作動中かを判定しないことから、稼動状態とみなす。
管理装置5は、売上玉+セーフ−アウトにより示される理論持玉(理論獲得価値)を管理し、実持玉(計数玉−払戻持玉)が理論持玉に基づく基準範囲(±300)とならない場合は異常報知を行う。尚、本実施形態では判定時期を発行時としたが、所定時間(例えば1分(所定期間))毎に行っても良い。
次に上記構成の作用について説明する。
図2は管理装置5における記憶領域の推移例を示しており、以下の項目が設定されている。
売上玉、アウト、セーフ=売上玉は対価を徴収することにより付与された遊技価値(対価付与価値)。尚、持玉を除いた貯玉(即ち、前日までの貯玉)を対価として所謂再プレイ玉を含めても良い。アウトは遊技により消費された遊技価値(消費価値)、セーフは遊技の入賞により付与された遊技価値(入賞付与価値)。
計数玉、払戻持玉=計数玉は計数機にて計数した遊技者の獲得価値(計数価値)、払戻持玉は計数機にて計数した遊技者の獲得価値から持玉払出処理により払戻した遊技価値(払戻価値)。
理論持玉、実持玉=理論持玉は遊技情報により想定される理論上の遊技者の獲得価値(理論獲得価値=売上玉+セーフ−アウト)、実持玉は発行可能な遊技者の実際の獲得価値(実獲得価値=計数玉−払戻持玉)。
計数外持玉=遊技者の獲得価値の内、計数されていない獲得価値、例えば上皿の玉等(計数外獲得価値)で、発行処理時にこの値が許容範囲にあるか否かにより異常判定を行う。
稼動状態=アウト信号の入力等、遊技を特定出来る最終の遊技情報の特定からの経過期間が許容期間内(例えば1分)であれば稼動状態、許容期間外であれば非稼動と判定する稼動状態。尚、残高または持玉がある場合には、許容期間に関わりなく稼動状態とし、持玉がある状態で(全持玉を対象とした)発行処理が行われた場合には許容期間(稼動状態)に関わりなく非稼動になったと判定する。
図3は管理装置5の動作の内、本発明に関連した動作を示すフローチャートを示しており、図2の管理装置5の記憶領域の推移を参照しながら説明する。尚、このフローチャートでは一の遊技機装置2の動作に対応した管理装置5の動作を示しているが、実際には各遊技機装置2の動作に対応して動作する。
管理装置5は、入金またはカードを受付けるか(S1:NO)、売上またはセーフまたはアウトが発生するか(S2:NO)、計数処理または持玉払出が行われたか(S3:NO)、発行操作受付か(S9:NO)を判定し、更に実持玉及び残高が基準値に達している(例えば実持玉は30玉未満、残高は0以下となったかを判定し、この双方の意味合いを包含すべく「達している」と表現している)においては(S15:YES)、遊技機1が稼動中であることを判定するための稼動タイマがタイムアップ(1分)したかを判定している(S16:NO)。
(入金またはカード受付)
遊技者が遊技機装置2に入金したり、一般カード8を挿入したときは(S1:YES)、稼動フラグが0、つまり遊技機1が非稼動中かを判定する(S4)。営業開始後に初めての遊技者が遊技を開始したり、客交替した遊技者が遊技を開始するような場合は非稼動中で稼動フラグが0であることから(S4:YES)、遊技開始(客交替)を特定したと判定して理論持玉を初期化すると共に(S5)、稼動を特定したと判定(第1稼動判定処理)して稼動タイマを作動(再作動)し(S6)、稼動フラグを1とし(S7)、記憶領域を更新する(S8)。つまり、非稼動中において遊技開始(客交替)を特定したことから、理論持玉を初期化するのである。尚、本実施形態の遊技機装置2は、入金時に貸出処理を行うことから、貸出処理に伴って売上は発生するが、上述した通り、貸出処理の内、入金した場合には稼動フラグに応じた理論持玉の初期化を行う。
ところで、遊技者の中には、持玉がなくなっても遊技を継続するために、全ての持玉を消費し尽していない、つまり少量の持玉を有した稼動状態で入金する場合もある。そこで、管理装置5は、入金を受付けた場合に稼動中であったときは(S1:YES、S4:NO)、理論持玉を初期化することなく稼動タイマを作動し(S6)、稼動フラグを1とし(S7)、記憶領域を更新する(S8)。これにより、稼動状態が継続すると共に、入金に伴って記憶領域が更新される。
ここで、本実施形態の遊技機装置2は、入金に応じた貸出処理(貨幣受付付与処理)以後における貸出操作に伴う貸出処理(操作付与処理)時には残高があることで必ず稼動状態である。つまり、入金時の貸出処理にあっては、非稼動状態であれば理論持玉を初期化し、稼動状態であれば理論持玉を初期化しないことになる。換言すれば、非稼動状態であることを条件として入金時の貸出処理に応じて理論持玉を初期化していることになる(請求項3に対応)。
(セーフまたはアウト発生)
遊技者が遊技を開始すると、セーフ及びアウトが発生するので(S2:YES)、稼動を特定したとして稼動タイマを作動し(S6)、稼動フラグを1とし(S7)、記憶領域を更新する(S8)。これにより、理論持玉等が更新される。
図2(a)は遊技者が遊技開始してからアウト2770分の遊技を行った状態を示しており、理論持玉は売上玉(2250玉)−アウト(2770玉)+セーフ(560玉)により40玉となる。この場合、持玉は計数されていない(計数玉、実持玉=0)ことから、計数外持玉は40玉となる。
(売上発生)
管理装置5は、入金以後の貸出操作に応じて売上が発生したときは(S2:YES)、稼動状態が継続しているので、理論持玉等を初期化することなく稼動タイマを作動し(S6)、稼動フラグを1とし(S7)、記憶領域を更新する(S8)。
具体的には、図2(a)の状態で、このまま遊技者が遊技を途切れなく行うために、計数外持玉、即ち、上皿15の持玉が少量(40玉)残っている状態で貸出操作に応じた貸出処理を行った場合には売上が発生するものの、図2(b)のように理論持玉等を初期化することはない。
尚、図2では省略しているが、管理装置5は、入金額(遊技者が投入した貨幣額)と売上額(貸出処理により対価とした貨幣額)とを管理することにより、残高(入金額−売上金額)の管理も行っている。
(計数処理または持玉払出)
管理装置5は、遊技者が遊技機装置2にて獲得玉を計数したり、計数した持玉を払出した場合は(S3:YES)、稼動を特定したとして稼動タイマを作動し(S6)、稼動フラグを1とし(S7)、記憶領域を更新する(S8)。
具体的には、図2(b)の状態から大当りが発生して遊技者の持玉が増えると、遊技者は獲得玉を遊技機装置2により計数するので、図2(d)のように計数玉(5800玉)を実持玉(5800玉)として特定する。再プレイ操作により持玉払出処理を行うと、図2(e)のように払戻持玉(1000玉)が加算された分、実持玉(4800玉)が減少する。そして、図2(e)のように遊技者が持玉を多量に獲得しているがプリペイドカード等の残高を使い切りたいために小額の残高(例えば、あと1回の貸出操作で投入金額の1万円となる)を残高精算機7ではなく持玉にて精算しようとして持玉払出を行う場合は、売上が発生することから(S2:YES)、図2(f)のように理論持玉を初期化することなく記憶領域を更新する。
(発行操作受付)
遊技者が残高または持玉がある状態で遊技を終了する場合は、発行操作を行う。発行操作が行われた場合、その全てを一般カード8への記録対象とした発行処理を行うのが一般的であるが、遊技者の中には大当りが発生する等、一定量の持玉の確保を確信すると、残高分のみを記録対象として発行する遊技者もいる。そこで、管理装置5は、持玉がない状態での発行処理、即ち、残高を対象とするが持玉を対象としない発行操作が行われた場合は(S9:YES、S10:NO)、残高のみを対象とした発行処理となるので、稼動状態が継続していると判定し、稼動フラグを0とすることなく発行処理を行う(S13)。この場合、実持玉が0でなくとも、残高または実持玉の少なくとも一方を残した発行処理を行う場合にも稼動フラグを0とする必要はない。尚、残高等を残すのは別途操作入力等を行えば良い。これに対して、残高の有無に関わらず持玉がある状態で発行処理を行う場合には(S9:YES、S10:YES)、その遊技機1での遊技を終了する可能性が極めて高いことから、実持玉が理論持玉に基づく許容範囲にあるかを判定する誤差判定処理を実行してから(S11)、非稼動を特定したと判定(第2稼動判定処理)して稼動フラグを0とする(S12)。この場合、残高及び実持玉の少なくとも一方が基準値未満となる発行処理時に稼動タイマのタイムアップを待たずに非稼動と判定すれば良いので、実持玉が0であることは必ずしも条件とはならない。
尚、本実施形態のように残高のみを発行対象とする場合は稼動状態が継続していると判定し、残高の有無に関わらず持玉を発行対象とする場合は非稼動状態と判定する構成が望ましいが、持玉を獲得出来ず残高のみを発行して遊技終了する遊技者もいるので、残高と持玉の少なくとも一方を発行した際に非稼動と判定しても良い(請求項5に対応)。この場合、遊技を継続していればその後のアウト信号等により再び稼動状態と判定することになる。
ところで、遊技者によっては前遊技者の遊技が終了してから直ちに客交替して入金する場合がある。このような場合、遊技者の交替期間が稼動タイマの作動期間中となるので、稼動中と判定してしまい、理論持玉等の初期化が行われないことになる。このような場合であっても、上述したように遊技者が遊技を終了するために実持玉が記録された一般カード8を発行すると非稼動と判定するので、次の遊技者が遊技しようと入金すると(S1:YES)、非稼動状態での入金となる(S4:YES)。これにより、理論持玉を初期化した上で(S5)、稼動タイマを作動させ(S6)、稼動フラグを1、つまり稼動中としてから(S7)、売上玉や残高等を対象として記憶領域を更新する(S8)。
具体的には、遊技者が図2(e)の状態で遊技を終了するために一般カード8を発行し、次の遊技者が遊技しようと入金すると、図2(c)のように理論持玉を初期化して売上玉(125玉)を理論持玉(125玉)として特定する。この場合、計数外持玉も125玉となる。
また、本実施形態では例示していないが、持玉の一部を発行対象とした所謂分割発行処理では遊技者が遊技終了する可能性が低いので非稼動になった旨は判定しないことが望ましい。
(稼動タイマ作動判定)
管理装置5は、入金及び売上により特定された残高が基準値以上の場合は(S15:NO)、稼動タイマの作動を判定することなくリターンする。また、計数及び払出により特定された実持玉が基準値以上の場合も(S15:NO)、稼動タイマの作動を判定することなくリターンする。つまり、残高または実持玉が基準値以上の場合は、稼動タイマの作動を判定することなく稼動が継続していると判定するのである。これは、多くの残高が残っていたり、多くの実持玉が残っている状態では遊技者が遊技を終了する可能性が極めて低いからである。
遊技者が実持玉と残高とを消費して両者が基準値未満となった場合は(S15:YES)、稼動タイマがタイムアップしたかを判定し(S16)、タイムアップした場合は(S16:YES)、遊技者が遊技を終了したと判定して稼動フラグを0とする(S17)。従って、遊技者が他の遊技機1に台移動する際に、その遊技機1での遊技を終了し、少量の持玉を持って台移動した後に当該遊技機1にて次の遊技者が自身の遊技のために入金した場合であっても、非稼動状態になった後、入金が発生することになるので(S1:YES、S4:YES)、理論持玉等を初期化した上で(S5)、発生分の売上玉を理論持玉として特定することが出来る(S8)。
具体的には、図2(a)のように遊技者が少数の持玉(計数外持玉(40玉))を有した状態で他の遊技機1に移動すると、図2(c)のように理論持玉等を初期化した上で発生分の売上玉(125玉)を理論持玉(125玉)として特定する。
以上のような処理により、客交替を適切に特定することで理論持玉を初期化して理論持玉が実際の持玉から乖離させる虞を十分に排除出来ることから、図2(f)の状態から獲得玉を計数して発行処理を行う際には図2(g)のように計数外持玉が0となり、実際の持玉と理論持玉との差を極力小さくした上で、理論持玉と実持玉との照合を行うことが出来る。
尚、本実施形態では非稼動状態での売上発生にて理論持玉を初期化したが、各台計数でない場合等に以下のような条件を付けても良い。即ち、理論持玉が許容値(500玉)以上ある状態で非稼動となり、その後に特定したアウトが基準分(200玉)に満たない等の少量遊技条件が成立している状態で売上が発生した場合、前遊技者が遊技を終了した後、次の遊技者が移動元の遊技機1から少量の持玉を持って台移動してきたと考えられるので、この場合には稼動状態であっても持玉等を初期化するようにしても良い(請求項2に対応)。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することが出来る。
稼動中であることを条件として入金に応じた理論持玉の初期化を抑制するようにしたので、遊技を途切れなく行うため遊技中に持玉が0とならないまでも少なくなった状態で対価関連処理を発生させるような遊技者が遊技する場合等であっても、より正確度を高めた理論持玉を特定し得るようになる。
入金による貸出処理があった場合に稼動中であれば理論持玉を初期化しない一方、非稼動中であれば初期化を行い、更に貸出操作による貸出処理が行われた場合には稼動状態を問わず理論持玉を初期化しないので、入金による貸出処理が行われた場合は遊技者が交替した可能性が高いものの、貸出操作による貸出処理が行われた場合には遊技者が交替した可能性が低くなる点、例えば休憩等により離席して戻って来た遊技者が、そのまま貸出操作する場合等を考慮した構成となり、より一層正確度を高めた理論持玉を特定し得る。
管理装置5において遊技機1の稼動状態に応じて理論持玉の初期化を行うか否かを判定する初期化対象を、入金とするのか貸出とするのかを予め設定するようにしたので、システム構成に応じて処理負荷を軽減すると共により正確度を高めた理論持玉を特定し得るようになる。
持玉の発行処理が行われた場合は稼動タイマの動作中であっても非稼動になったと判定するようにしたので、遊技者の交替期間が稼動タイマの作動期間中であると稼動中と判定してしまい、理論持玉の初期化を抑制してしまう虞を好適に排除出来る。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
残高や実持玉を管理対象としたシステムを例示したが、各台計数でなく残高も管理しないシステムや、それらを他のシステムに管理させたシステムに適用しても良く。例えば所謂島端計数機にて計数玉と台番とを特定すれば誤差判定処理も可能である。また、残高を管理出来ない遊技機装置2を対象としても勿論良く、この場合、貨幣受付処理=対価付与処理となる。
カード受付を判定しない場合も持玉払出を判定すれば、その際に貸出処理時と同様の処理を行えば対応可能である。尚、対価による貸出処理を第1対価付与処理、持玉払出を第2対価付与処理とする。
初期化処理を抑制する方法としては、実施形態上の貨幣受付処理のように対応する信号等で貨幣受付処理等を特定した上で稼動状態に応じて抑制する方法と、実施形態上の貨幣受付処理を伴わない貸出処理のように稼動状態に関わらず貸出処理等を判定対象としないことで抑制する方法とが少なくとも例示できる。
記録媒体として残高や持玉を記録する一般カード8を例示したが、コインや紙状のレシート等、どのような記録媒体を対象としても良いし、例えば指紋(ID情報)等の生体認証を採用しても良い。また、レシート等書換えが困難な記録媒体の場合、記録媒体等のID情報に対応付けて管理装置5で残高等を管理し、そのID情報を読取ることで残高等を特定しても良い。即ち、ID情報はどの様に構成しても良い。
例示した稼動タイマや残高の基準値等の設定情報は、予め設定されていれば遊技場管理者が任意に設定しても、予め管理装置5の製造メーカにて設定しても、外部(例えばチェーン店本部等)の管理サーバからダウンロードして設定しても良い
例示した全ての遊技情報は入力した信号により直接的に特定しても演算式を利用して間接的に特定しても良い。また、数値、桁数、項目等は例示であり、数値、或いはその条件が予め定められていれば、どのような数値を採用しても良い。
稼動タイマの作動契機としては例示した条件の一部だけを条件としても良いし、例えば大当り信号の入力中や会員カードの受付中を稼動状態とする等、他の条件としても良いし、加えても良い。
対象となる遊技機としては遊技価値をデータのみで管理する所謂封入式等の例示したパチンコ遊技機以外のパチンコ遊技機や、スロットマシン等も採用できる。尚、所謂封入式やクレジット式を考慮して遊技媒体は必要に応じて遊技価値と表現する。また、封入式等の場合、遊技価値を遊技に消費出来る状態とすることが対価付与処理となる。
管理装置5が行う処理の一部を中継装置、或いは遊技装置等にて行っても良い。即ち、実施形態の構成であれば対価付与特定手段を遊技機装置2等としても良い。
実施形態や変形例にて例示した構成はどのように組合わせても良い。また、一部の構成を採用しないようにしても勿論良い。
図面中、1は遊技機、2は遊技機装置、5は管理装置(対価付与特定手段、遊技情報特定手段、稼動判定手段、初期化手段、抑制手段)である。

Claims (5)

  1. 対価となる貨幣を受付ける貨幣受付処理、及びその受付けた貨幣を対価として遊技機を遊技するために消費可能な遊技価値を付与する対価付与処理を行う遊技機に対応して設けられる遊技機装置にて、前記対価付与処理により遊技者に付与された遊技価値である対価付与価値を特定すると共に、前記貨幣受付処理、及び前記対価付与処理の内、少なくとも一方である対価関連処理を特定する対価付与特定手段と、
    遊技機側から出力される遊技機にて消費された遊技価値を示すアウトを特定可能なアウト信号、及び遊技機における入賞に応じて遊技者に付与された遊技価値を示すセーフを特定可能なセーフ信号を入力することにより、前記アウト、及び前記セーフを特定すると共に、前記対価付与価値に前記セーフを加算した値から前記アウトを減算した値を示し、遊技者が獲得した理論上の遊技価値である理論獲得価値を特定する遊技情報特定手段と、
    遊技機側から出力される稼動状態を特定可能な遊技信号である稼動信号を入力することにより、当該遊技機が稼動状態であるのか、非稼動状態であるのかを特定する稼動判定手段と、
    前記対価関連処理が特定された場合に、当該遊技機装置に対応する遊技機に対応して特定される前記理論獲得価値を初期化する初期化処理を行う初期化手段と、
    前記対価関連処理が特定された場合に、当該遊技機装置に対応する遊技機が稼動状態であると特定されていることを条件に前記初期化処理を抑制する抑制手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  2. 前記稼動判定手段は、前記稼動信号を入力してから予め設定される所定期間が経過するまでを稼動状態として特定し、
    前記抑制手段は、予め設定される許容値以上の前記理論獲得価値が特定されている状態で非稼動状態が特定され、その後、遊技機側から出力される少量の遊技価値による遊技を特定するための少量遊技条件が成立したか否かを特定可能な遊技信号により少量遊技条件が成立している旨を特定している状態で前記対価関連処理が特定された場合に、当該遊技機装置に対応する遊技機が稼動状態であっても前記初期化処理を抑制しないことを特徴とする請求項1記載の遊技場用システム。
  3. 前記遊技機装置は、前記貨幣受付処理にて受付けた貨幣の少なくとも一部を対価とした前記対価付与処理を当該貨幣受付処理に応じて行う貨幣受付付与処理を実行すると共に、当該貨幣受付処理にて受付した貨幣額の内、前記対価付与処理にて対価とした貨幣額を除いた貨幣額である残高を対価として所定の付与操作の受付に応じて行う前記対価付与処理である操作付与処理を実行し、
    前記抑制手段は、前記貨幣受付付与処理が特定された場合に、当該遊技機装置に対応する遊技機が稼動状態であれば前記初期化処理を抑制する一方、非稼動状態であれば前記初期化処理を抑制せず、更に前記操作付与処理が特定された場合には稼動状態に関わらず前記初期化処理を抑制することを特徴とする請求項1または2記載の遊技場用システム。
  4. 前記抑制手段は、前記貨幣受付処理、前記対価付与処理の何れを対象として前記初期化処理を抑制するのかを予め設定可能であり、前記貨幣受付処理が対象と設定された場合は前記貨幣受付処理を前記対価関連処理として前記初期化処理を抑制する一方、前記対価付与処理が対象として設定された場合は前記対価付与処理を前記対価関連処理として前記初期化処理を抑制することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の遊技場用システム。
  5. 前記遊技機装置は、前記貨幣受付処理にて受付けた貨幣の一部を対価とした前記対価付与処理を行うと共に、当該貨幣受付処理にて受付した貨幣額の内、対価付与処理にて対価とした貨幣額を除いた貨幣額である残高を特定可能な記録媒体を発行する処理、或いは当該残高を精算するためのID情報とを対応付ける処理である残高発行処理を実行可能である一方、対応する遊技機にて遊技者が獲得した遊技価値である獲得価値を特定可能であり、当該獲得価値を特定可能な記録媒体を発行する処理、或いは当該獲得価値と獲得価値を精算するためのID情報とを対応付ける獲得価値発行処理を実行可能であり、
    前記稼動判定手段は、前記稼動信号を入力してからの所定期間を稼動状態であると特定する第1稼動判定処理を実行すると共に、前記残高発行処理と前記獲得価値発行処理との内、少なくとも一方が行われた場合に、前記第1稼動判定処理に依らず非稼動である旨を特定する第2稼動判定処理を実行することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の遊技場用システム。
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