JP2014226365A - 遊技場用システム - Google Patents
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Abstract
Description
ここで、遊技者が開店から閉店まで同一台を続けて遊技することは稀であるので、理論持玉を特定する場合に最も重要な点が遊技者の交替を正しく判定することになる。そして、例えば特許文献1では、セーフ>アウトの状態で売上玉が発生した場合に客交替が発生したとして理論持玉を初期化することが提案されている。
前記稼動判定手段は、前記稼動信号を入力してから予め設定される所定期間が経過するまでを稼動状態として特定し、前記抑制手段は、予め設定される許容値以上の前記理論獲得価値が特定されている状態で非稼動状態が特定され、その後、遊技機側から出力される少量の遊技価値による遊技を特定するための少量遊技条件が成立したか否かを特定可能な遊技信号により少量遊技条件が成立している旨を特定している状態で前記対価関連処理が特定された場合に、当該遊技機装置に対応する遊技機が稼動状態であっても前記初期化処理を抑制しないようにしても良い(請求項2)。
前記遊技機装置は、前記貨幣受付処理にて受付けた貨幣の少なくとも一部を対価とした前記対価付与処理を当該貨幣受付処理に応じて行う貨幣受付付与処理を実行すると共に、当該貨幣受付処理にて受付した貨幣額の内、前記対価付与処理にて対価とした貨幣額を除いた貨幣額である残高を対価として所定の付与操作の受付に応じて行う前記対価付与処理である操作付与処理を実行し、前記抑制手段は、前記貨幣受付付与処理が特定された場合に、当該遊技機装置に対応する遊技機が稼動状態であれば前記初期化処理を抑制する一方、非稼動状態であれば前記初期化処理を抑制せず、更に前記操作付与処理が特定された場合には稼動状態に関わらず前記初期化処理を抑制するようにしても良い(請求項3)。
前記抑制手段は、前記貨幣受付処理、前記対価付与処理の何れを対象として前記初期化処理を抑制するのかを予め設定可能であり、前記貨幣受付処理が対象と設定された場合は前記貨幣受付処理を前記対価関連処理として前記初期化処理を抑制する一方、前記対価付与処理が対象として設定された場合は前記対価付与処理を前記対価関連処理として前記初期化処理を抑制するようにしても良い(請求項4)。
前記遊技機装置は、前記貨幣受付処理にて受付けた貨幣の一部を対価とした前記対価付与処理を行うと共に、当該貨幣受付処理にて受付した貨幣額の内、対価付与処理にて対価とした貨幣額を除いた貨幣額である残高を特定可能な記録媒体を発行する処理、或いは当該残高を精算するためのID情報とを対応付ける処理である残高発行処理を実行可能である一方、対応する遊技機にて遊技者が獲得した遊技価値である獲得価値を特定可能であり、当該獲得価値を特定可能な記録媒体を発行する処理、或いは当該獲得価値と獲得価値を精算するためのID情報とを対応付ける獲得価値発行処理を実行可能であり、前記稼動判定手段は、前記稼動信号を入力してからの所定期間を稼動状態であると特定する第1稼動判定処理を実行すると共に、前記残高発行処理と前記獲得価値発行処理との内、少なくとも一方が行われた場合に、前記第1稼動判定処理に依らず非稼動である旨を特定する第2稼動判定処理を実行するようにしても良い(請求項5)。
図1は、遊技場用システムの全体構成を示す概略図である。遊技場内には多数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して遊技機装置2が設置されている。これら遊技機1及び遊技機装置2は、中継装置3及びLAN4を介して管理装置5(対価付与特定手段、遊技情報特定手段、稼動判定手段、初期化手段、抑制手段に相当)と接続されている。管理装置5は、遊技機側(遊技機1、遊技機装置2等)から送信される遊技信号を受信することにより遊技機1毎の遊技データを管理する共に、会員登録された会員毎の個人データも管理する。
第1始動口18または第2始動口19への入賞(始動入賞)に応じて大当り抽選を行い、抽選結果を表示部において行う図柄変動にて報知し、その変動結果に応じて大当りとなる。図柄変動中に始動入賞した場合には所定の保留上限値(例えば各4つ)まで図柄変動を累積的に保留し、図柄変動終了後に保留している図柄変動を開始する。尚、保留している図柄変動数(保留数)が上限値である状態で始動入賞した場合、図柄変動は保留されない。
アウト信号=消費玉を回収するアウトBOXから出力される消費価値(アウト)を特定可能な信号(稼動信号)。消費(使用、打込、回収)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定。尚、遊技機1から出力される信号でも良い。
セーフ信号=遊技機1から出力される入賞付与価値(セーフ)を特定可能な信号。入賞に応じた払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。
始動信号=遊技機1から出力される始動入賞により変動(作動)する液晶表示部(役物)におけるスタート(図柄変動、役物作動、単位遊技)を特定可能な信号。図柄変動確定時に出力されるので信号入力に応じて図柄変動を特定する。尚、始動口に入賞したことを示す信号としても良い。
大当り信号=遊技機1から出力される大当り期間を特定可能な信号。大当り中にレベル出力される状態信号なので大当り信号入力中を大当り中として特定する。
特別状態信号=遊技機1から出力される特別状態(甘中)を特定可能な信号。第2始動口19の入賞率が向上する特別状態中(時短中)にレベル出力される状態信号なので、特別状態信号入力中を特別状態中として特定する。尚、大当り確率が向上する確変中にレベル出力される状態信号(確変信号)であっても良い。また、大当り信号と特別状態信号のいずれも入力していない期間を通常状態として特定する。
残高または持玉が残存する状態で遊技機1の返却釦を押下(発行操作を受付)すると、遊技機装置2は、残玉、持玉を特定可能な一般カード8を発行する。発行された一般カード8は他の遊技機1にて受付可能であると共に、持玉をPOS6、残高を残高精算機7にて精算可能である。尚、残高や持玉の一部を発行対象とする分割発行は説明の簡略化のため不可としたが、可能としても良い。
ここで、遊技機装置2は貨幣及び一般カード8を受付可能であり、何れかを受付けた場合、非稼動状態であれば理論持玉を初期化する一方、稼動状態であれば初期化しないようになっている。
尚、本実施形態では残高有り=稼動状態としたので貸出釦による売上発生時には理論持玉を初期化しないが、残高の管理を行わない場合等、残高に関わりなく稼動状態を管理し、貸出処理時に非稼動であることを条件として理論持玉を初期化しても良い。
管理装置5は、売上玉+セーフ−アウトにより示される理論持玉(理論獲得価値)を管理し、実持玉(計数玉−払戻持玉)が理論持玉に基づく基準範囲(±300)とならない場合は異常報知を行う。尚、本実施形態では判定時期を発行時としたが、所定時間(例えば1分(所定期間))毎に行っても良い。
図2は管理装置5における記憶領域の推移例を示しており、以下の項目が設定されている。
売上玉、アウト、セーフ=売上玉は対価を徴収することにより付与された遊技価値(対価付与価値)。尚、持玉を除いた貯玉(即ち、前日までの貯玉)を対価として所謂再プレイ玉を含めても良い。アウトは遊技により消費された遊技価値(消費価値)、セーフは遊技の入賞により付与された遊技価値(入賞付与価値)。
計数玉、払戻持玉=計数玉は計数機にて計数した遊技者の獲得価値(計数価値)、払戻持玉は計数機にて計数した遊技者の獲得価値から持玉払出処理により払戻した遊技価値(払戻価値)。
理論持玉、実持玉=理論持玉は遊技情報により想定される理論上の遊技者の獲得価値(理論獲得価値=売上玉+セーフ−アウト)、実持玉は発行可能な遊技者の実際の獲得価値(実獲得価値=計数玉−払戻持玉)。
計数外持玉=遊技者の獲得価値の内、計数されていない獲得価値、例えば上皿の玉等(計数外獲得価値)で、発行処理時にこの値が許容範囲にあるか否かにより異常判定を行う。
稼動状態=アウト信号の入力等、遊技を特定出来る最終の遊技情報の特定からの経過期間が許容期間内(例えば1分)であれば稼動状態、許容期間外であれば非稼動と判定する稼動状態。尚、残高または持玉がある場合には、許容期間に関わりなく稼動状態とし、持玉がある状態で(全持玉を対象とした)発行処理が行われた場合には許容期間(稼動状態)に関わりなく非稼動になったと判定する。
管理装置5は、入金またはカードを受付けるか(S1:NO)、売上またはセーフまたはアウトが発生するか(S2:NO)、計数処理または持玉払出が行われたか(S3:NO)、発行操作受付か(S9:NO)を判定し、更に実持玉及び残高が基準値に達している(例えば実持玉は30玉未満、残高は0以下となったかを判定し、この双方の意味合いを包含すべく「達している」と表現している)においては(S15:YES)、遊技機1が稼動中であることを判定するための稼動タイマがタイムアップ(1分)したかを判定している(S16:NO)。
遊技者が遊技機装置2に入金したり、一般カード8を挿入したときは(S1:YES)、稼動フラグが0、つまり遊技機1が非稼動中かを判定する(S4)。営業開始後に初めての遊技者が遊技を開始したり、客交替した遊技者が遊技を開始するような場合は非稼動中で稼動フラグが0であることから(S4:YES)、遊技開始(客交替)を特定したと判定して理論持玉を初期化すると共に(S5)、稼動を特定したと判定(第1稼動判定処理)して稼動タイマを作動(再作動)し(S6)、稼動フラグを1とし(S7)、記憶領域を更新する(S8)。つまり、非稼動中において遊技開始(客交替)を特定したことから、理論持玉を初期化するのである。尚、本実施形態の遊技機装置2は、入金時に貸出処理を行うことから、貸出処理に伴って売上は発生するが、上述した通り、貸出処理の内、入金した場合には稼動フラグに応じた理論持玉の初期化を行う。
遊技者が遊技を開始すると、セーフ及びアウトが発生するので(S2:YES)、稼動を特定したとして稼動タイマを作動し(S6)、稼動フラグを1とし(S7)、記憶領域を更新する(S8)。これにより、理論持玉等が更新される。
図2(a)は遊技者が遊技開始してからアウト2770分の遊技を行った状態を示しており、理論持玉は売上玉(2250玉)−アウト(2770玉)+セーフ(560玉)により40玉となる。この場合、持玉は計数されていない(計数玉、実持玉=0)ことから、計数外持玉は40玉となる。
管理装置5は、入金以後の貸出操作に応じて売上が発生したときは(S2:YES)、稼動状態が継続しているので、理論持玉等を初期化することなく稼動タイマを作動し(S6)、稼動フラグを1とし(S7)、記憶領域を更新する(S8)。
具体的には、図2(a)の状態で、このまま遊技者が遊技を途切れなく行うために、計数外持玉、即ち、上皿15の持玉が少量(40玉)残っている状態で貸出操作に応じた貸出処理を行った場合には売上が発生するものの、図2(b)のように理論持玉等を初期化することはない。
尚、図2では省略しているが、管理装置5は、入金額(遊技者が投入した貨幣額)と売上額(貸出処理により対価とした貨幣額)とを管理することにより、残高(入金額−売上金額)の管理も行っている。
管理装置5は、遊技者が遊技機装置2にて獲得玉を計数したり、計数した持玉を払出した場合は(S3:YES)、稼動を特定したとして稼動タイマを作動し(S6)、稼動フラグを1とし(S7)、記憶領域を更新する(S8)。
具体的には、図2(b)の状態から大当りが発生して遊技者の持玉が増えると、遊技者は獲得玉を遊技機装置2により計数するので、図2(d)のように計数玉(5800玉)を実持玉(5800玉)として特定する。再プレイ操作により持玉払出処理を行うと、図2(e)のように払戻持玉(1000玉)が加算された分、実持玉(4800玉)が減少する。そして、図2(e)のように遊技者が持玉を多量に獲得しているがプリペイドカード等の残高を使い切りたいために小額の残高(例えば、あと1回の貸出操作で投入金額の1万円となる)を残高精算機7ではなく持玉にて精算しようとして持玉払出を行う場合は、売上が発生することから(S2:YES)、図2(f)のように理論持玉を初期化することなく記憶領域を更新する。
遊技者が残高または持玉がある状態で遊技を終了する場合は、発行操作を行う。発行操作が行われた場合、その全てを一般カード8への記録対象とした発行処理を行うのが一般的であるが、遊技者の中には大当りが発生する等、一定量の持玉の確保を確信すると、残高分のみを記録対象として発行する遊技者もいる。そこで、管理装置5は、持玉がない状態での発行処理、即ち、残高を対象とするが持玉を対象としない発行操作が行われた場合は(S9:YES、S10:NO)、残高のみを対象とした発行処理となるので、稼動状態が継続していると判定し、稼動フラグを0とすることなく発行処理を行う(S13)。この場合、実持玉が0でなくとも、残高または実持玉の少なくとも一方を残した発行処理を行う場合にも稼動フラグを0とする必要はない。尚、残高等を残すのは別途操作入力等を行えば良い。これに対して、残高の有無に関わらず持玉がある状態で発行処理を行う場合には(S9:YES、S10:YES)、その遊技機1での遊技を終了する可能性が極めて高いことから、実持玉が理論持玉に基づく許容範囲にあるかを判定する誤差判定処理を実行してから(S11)、非稼動を特定したと判定(第2稼動判定処理)して稼動フラグを0とする(S12)。この場合、残高及び実持玉の少なくとも一方が基準値未満となる発行処理時に稼動タイマのタイムアップを待たずに非稼動と判定すれば良いので、実持玉が0であることは必ずしも条件とはならない。
また、本実施形態では例示していないが、持玉の一部を発行対象とした所謂分割発行処理では遊技者が遊技終了する可能性が低いので非稼動になった旨は判定しないことが望ましい。
管理装置5は、入金及び売上により特定された残高が基準値以上の場合は(S15:NO)、稼動タイマの作動を判定することなくリターンする。また、計数及び払出により特定された実持玉が基準値以上の場合も(S15:NO)、稼動タイマの作動を判定することなくリターンする。つまり、残高または実持玉が基準値以上の場合は、稼動タイマの作動を判定することなく稼動が継続していると判定するのである。これは、多くの残高が残っていたり、多くの実持玉が残っている状態では遊技者が遊技を終了する可能性が極めて低いからである。
具体的には、図2(a)のように遊技者が少数の持玉(計数外持玉(40玉))を有した状態で他の遊技機1に移動すると、図2(c)のように理論持玉等を初期化した上で発生分の売上玉(125玉)を理論持玉(125玉)として特定する。
稼動中であることを条件として入金に応じた理論持玉の初期化を抑制するようにしたので、遊技を途切れなく行うため遊技中に持玉が0とならないまでも少なくなった状態で対価関連処理を発生させるような遊技者が遊技する場合等であっても、より正確度を高めた理論持玉を特定し得るようになる。
持玉の発行処理が行われた場合は稼動タイマの動作中であっても非稼動になったと判定するようにしたので、遊技者の交替期間が稼動タイマの作動期間中であると稼動中と判定してしまい、理論持玉の初期化を抑制してしまう虞を好適に排除出来る。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
残高や実持玉を管理対象としたシステムを例示したが、各台計数でなく残高も管理しないシステムや、それらを他のシステムに管理させたシステムに適用しても良く。例えば所謂島端計数機にて計数玉と台番とを特定すれば誤差判定処理も可能である。また、残高を管理出来ない遊技機装置2を対象としても勿論良く、この場合、貨幣受付処理=対価付与処理となる。
カード受付を判定しない場合も持玉払出を判定すれば、その際に貸出処理時と同様の処理を行えば対応可能である。尚、対価による貸出処理を第1対価付与処理、持玉払出を第2対価付与処理とする。
記録媒体として残高や持玉を記録する一般カード8を例示したが、コインや紙状のレシート等、どのような記録媒体を対象としても良いし、例えば指紋(ID情報)等の生体認証を採用しても良い。また、レシート等書換えが困難な記録媒体の場合、記録媒体等のID情報に対応付けて管理装置5で残高等を管理し、そのID情報を読取ることで残高等を特定しても良い。即ち、ID情報はどの様に構成しても良い。
例示した全ての遊技情報は入力した信号により直接的に特定しても演算式を利用して間接的に特定しても良い。また、数値、桁数、項目等は例示であり、数値、或いはその条件が予め定められていれば、どのような数値を採用しても良い。
稼動タイマの作動契機としては例示した条件の一部だけを条件としても良いし、例えば大当り信号の入力中や会員カードの受付中を稼動状態とする等、他の条件としても良いし、加えても良い。
管理装置5が行う処理の一部を中継装置、或いは遊技装置等にて行っても良い。即ち、実施形態の構成であれば対価付与特定手段を遊技機装置2等としても良い。
実施形態や変形例にて例示した構成はどのように組合わせても良い。また、一部の構成を採用しないようにしても勿論良い。
Claims (5)
- 対価となる貨幣を受付ける貨幣受付処理、及びその受付けた貨幣を対価として遊技機を遊技するために消費可能な遊技価値を付与する対価付与処理を行う遊技機に対応して設けられる遊技機装置にて、前記対価付与処理により遊技者に付与された遊技価値である対価付与価値を特定すると共に、前記貨幣受付処理、及び前記対価付与処理の内、少なくとも一方である対価関連処理を特定する対価付与特定手段と、
遊技機側から出力される遊技機にて消費された遊技価値を示すアウトを特定可能なアウト信号、及び遊技機における入賞に応じて遊技者に付与された遊技価値を示すセーフを特定可能なセーフ信号を入力することにより、前記アウト、及び前記セーフを特定すると共に、前記対価付与価値に前記セーフを加算した値から前記アウトを減算した値を示し、遊技者が獲得した理論上の遊技価値である理論獲得価値を特定する遊技情報特定手段と、
遊技機側から出力される稼動状態を特定可能な遊技信号である稼動信号を入力することにより、当該遊技機が稼動状態であるのか、非稼動状態であるのかを特定する稼動判定手段と、
前記対価関連処理が特定された場合に、当該遊技機装置に対応する遊技機に対応して特定される前記理論獲得価値を初期化する初期化処理を行う初期化手段と、
前記対価関連処理が特定された場合に、当該遊技機装置に対応する遊技機が稼動状態であると特定されていることを条件に前記初期化処理を抑制する抑制手段と、
を備えたことを特徴とする遊技場用システム。 - 前記稼動判定手段は、前記稼動信号を入力してから予め設定される所定期間が経過するまでを稼動状態として特定し、
前記抑制手段は、予め設定される許容値以上の前記理論獲得価値が特定されている状態で非稼動状態が特定され、その後、遊技機側から出力される少量の遊技価値による遊技を特定するための少量遊技条件が成立したか否かを特定可能な遊技信号により少量遊技条件が成立している旨を特定している状態で前記対価関連処理が特定された場合に、当該遊技機装置に対応する遊技機が稼動状態であっても前記初期化処理を抑制しないことを特徴とする請求項1記載の遊技場用システム。 - 前記遊技機装置は、前記貨幣受付処理にて受付けた貨幣の少なくとも一部を対価とした前記対価付与処理を当該貨幣受付処理に応じて行う貨幣受付付与処理を実行すると共に、当該貨幣受付処理にて受付した貨幣額の内、前記対価付与処理にて対価とした貨幣額を除いた貨幣額である残高を対価として所定の付与操作の受付に応じて行う前記対価付与処理である操作付与処理を実行し、
前記抑制手段は、前記貨幣受付付与処理が特定された場合に、当該遊技機装置に対応する遊技機が稼動状態であれば前記初期化処理を抑制する一方、非稼動状態であれば前記初期化処理を抑制せず、更に前記操作付与処理が特定された場合には稼動状態に関わらず前記初期化処理を抑制することを特徴とする請求項1または2記載の遊技場用システム。 - 前記抑制手段は、前記貨幣受付処理、前記対価付与処理の何れを対象として前記初期化処理を抑制するのかを予め設定可能であり、前記貨幣受付処理が対象と設定された場合は前記貨幣受付処理を前記対価関連処理として前記初期化処理を抑制する一方、前記対価付与処理が対象として設定された場合は前記対価付与処理を前記対価関連処理として前記初期化処理を抑制することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の遊技場用システム。
- 前記遊技機装置は、前記貨幣受付処理にて受付けた貨幣の一部を対価とした前記対価付与処理を行うと共に、当該貨幣受付処理にて受付した貨幣額の内、対価付与処理にて対価とした貨幣額を除いた貨幣額である残高を特定可能な記録媒体を発行する処理、或いは当該残高を精算するためのID情報とを対応付ける処理である残高発行処理を実行可能である一方、対応する遊技機にて遊技者が獲得した遊技価値である獲得価値を特定可能であり、当該獲得価値を特定可能な記録媒体を発行する処理、或いは当該獲得価値と獲得価値を精算するためのID情報とを対応付ける獲得価値発行処理を実行可能であり、
前記稼動判定手段は、前記稼動信号を入力してからの所定期間を稼動状態であると特定する第1稼動判定処理を実行すると共に、前記残高発行処理と前記獲得価値発行処理との内、少なくとも一方が行われた場合に、前記第1稼動判定処理に依らず非稼動である旨を特定する第2稼動判定処理を実行することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の遊技場用システム。
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