JP5576183B2 - 遊技場用システム - Google Patents

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Description

本発明は、有価価値を対価として遊技者へと遊技媒体を貸出す貸出処理を実行する貸出手段を備えた遊技場用システムに関する。
遊技場では、所謂会員カードの受付状況により会員遊技者の遊技開始や終了等を判定し、カードIDと遊技者IDとを対応付けて遊技者の遊技履歴の管理等を行っている。また、遊技を行う場合、遊技媒体の貸出を受けるためにプリペイドカードのような所謂CRカード(有価価値を特定可能な価値ID)を島端に設けられる券売機にて購入し、そのCRカードを遊技機での遊技開始時に受付け、遊技媒体の貸出を受けるというシステムも広く知られている。
特開2001−54668号公報
さて、遊技者の遊技履歴を管理する場合、遊技開始時に会員カードを受付けする必要があるが、上述した通り、遊技媒体の貸出を受付けるためにCRカードの受付けも行わなければならない。このような事情等に基づき特許文献1では、券売機にて会員カードを受付けることで券売機にて発行されるCRカードと会員カードとを対応付、遊技開始時にCRカードを受付けることで、その会員カードに対応する遊技履歴を特定することが提案されている。
このようなシステムによれば、遊技開始時に会員カードを受付ける手間を省いて遊技者の遊技履歴を特定することが可能になるが、近年のCRカードは情報の読書きを繰返し行えるICカード等が採用され、使用済のカードを回収して再利用しており、記録される対価を使用し尽くしたときに回収している。つまり、遊技中に対価を使用し尽くし、CRカードが回収された状態で遊技により得た出玉を島端に設置される計数機にて計数する場合、その計数値を遊技履歴に対応付けることが難しい。このため、計数値ばかりか計数後の遊技履歴を遊技者に対応付けることが出来なくなる虞が生ずる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、出玉計数後の遊技者の遊技履歴を、有価価値を特定可能な価値IDを利用しつつも適切に管理し得る遊技場用システムを提供することにある。
本発明の遊技場用システムは、1の遊技機に対応して設けられ、遊技者が獲得した遊技媒体である獲得媒体、及び遊技者が予め支払った貨幣の内、少なくとも一方である有価価値を対価として遊技者へと遊技媒体を貸出す貸出処理を実行する貸出手段と、前記貸出手段に対応して設けられ、前記有価価値を特定可能な価値IDを受付けて受付状態とする受付処理を行う受付手段と、遊技者に対応する前記有価価値を特定可能な有価価値情報を記憶する記憶手段と、前記貸出手段に対応して設けられ、前記受付処理、及び前記貸出処理により前記記憶手段の有価価値情報を更新する更新処理を行う更新手段と、前記貸出手段に対応して設けられ、対応する前記受付手段により受付状態とされた価値IDの受付状態中に、前記更新処理により前記有価価値情報が更新され、その特定される有価価値が当該有価価値に対して設定される回収設定値となった場合に、その価値IDの受付状態を解除する解除処理を行う解除手段と、前記貸出手段に対応して設けられ、前記価値IDの受付状態が解除された状態で、遊技場従業員、或いは遊技者による遊技終了操作があった場合に終了IDを発行する貸出終了発行処理を行う貸出発行手段と、遊技機に対応して設けられ、対応する遊技機側から出力される遊技情報を特定可能な遊技信号を受信する受信手段と、遊技機に対応して設けられ、前記受信手段が受信した遊技信号により特定される遊技情報を特定する遊技情報特定手段と、複数の遊技機に対応して設けられ、前記獲得媒体を計数する計数処理を行う計数手段と、前記計数手段に対応して設けられ、前記計数処理が行われた場合に前記終了IDを受付ける計数受付処理を行う計数受付手段と、前記計数手段に対応して設けられ、前記計数処理にて計数された獲得媒体数を前記有価価値として特定可能な価値IDを発行する計数発行処理を行う計数発行手段と、前記終了IDが発行された場合に、当該終了IDと、前記受付状態が解除状態にあった価値IDとを対応付ける一方、前記計数処理が行われた場合には、当該計数処理に対応する計数受付処理により受付けられた終了IDと、対応する計数発行処理により発行された価値IDとを対応付けるID対応付処理を行うID対応付手段と、前記計数受付処理が行われる場合に、当該計数受付処理に対応する計数処理により計数された獲得媒体数を示す計数情報と、当該計数受付処理にて受付けられた終了IDに対応する前記価値IDの受付処理を行った前記受付手段に対応する遊技機における、当該受付処理から当該終了IDの貸出終了発行処理までの期間に対応した遊技情報である計数前情報とを対応付ける処理、及び前記計数発行処理により発行された価値IDが前記受付処理にて受付けられた場合に、当該受付処理を行った前記受付手段に対応する遊技機について、当該受付処理後の期間に対応する遊技情報である計数後情報と、当該価値IDに対応する終了IDに対応した前記計数前情報とを対応付ける処理の内、少なくとも一方である遊技情報対応付処理を行う遊技情報対応付手段と、前記遊技情報対応付処理により対応付けられた遊技情報を出力する出力手段と、を備えたものである(請求項1)。
請求項1記載の遊技場用システムにおいて、
遊技者が支払った貨幣の有価価値を特定可能な価値IDを発行する残高発行処理を行う残高発行手段と、前記残高発行処理による価値IDの発行時に、遊技者を特定可能な認証IDを発行する認証発行処理を行う認証発行手段と、を備え、
前記ID対応付手段は、前記残高発行処理にて価値IDが発行された場合に当該残高発行処理に対応する認証発行処理にて発行された認証IDが同一の場合は、一つの認証IDに対して複数の価値IDを対応付けるID対応付処理を行い、前記遊技情報対応付手段は、同一の認証IDに複数の価値IDが対応付けられた場合に、当該複数の価値IDに対応付けられた各遊技情報を対応付ける遊技情報対応付処理を行う様にしても良い(請求項2)。
請求項2記載の遊技場用システムにおいて、
前記残高発行手段に対応して設けられ、前記残高発行処理時に遊技者を撮影する撮影手段を備え、
前記残高発行処理、及び前記計数発行処理にて発行される前記価値IDは、前記有価価値を特定可能な遊技記録媒体であり、前記解除手段は、前記遊技記録媒体を回収することで前記解除処理を行う一方、その回収した遊技記録媒体をストック可能であり、前記貸出発行手段は、前記貸出終了発行処理を行う場合、前記解除手段によりストックされている遊技記録媒体に遊技者が遊技を終了したことを示す終了情報を対応付け、終了情報記録媒体として発行することで、前記終了IDを発行し、前記計数手段は、対応する前記計数受付手段により前記終了情報記録媒体が受付けられることを条件として前記計数処理を行う様にしても良い(請求項3)。
請求項3記載の遊技場用システムにおいて、
前記貸出発行手段は、前記遊技記録媒体の受付状態で前記遊技終了操作があった場合は、当該受付状態にある遊技記録媒体に前記終了情報を対応付け、終了遊技記録媒体として発行し、前記計数手段は、対応する前記計数受付手段により前記終了情報記録媒体、或いは前記終了遊技記録媒体が受付けられることを条件として前記計数処理を行い、前記計数発行手段は、前記終了遊技記録媒体が受付けられることにより前記計数処理が行われた場合には、当該終了遊技記録媒体に前記有価価値を対応付けて発行することで、前記計数発行処理を行う様にしても良い(請求項4)。
請求項1の発明によれば、遊技者が有する有価価値が0となり、有価価値を特定可能な価値IDの受付状態が解除された場合であっても、価値IDと対応付けられた終了IDにて、計数処理以降の遊技情報と、以前の遊技情報とを対応付けることが出来るので、価値IDが解除されてしまった場合であっても、一人の遊技者の遊技履歴として管理することが可能となる。
請求項2の発明によれば、残高発行手段にて価値IDの発行時に価値IDを遊技者に対応付けて管理出来、例えば一人の遊技者が異なる価値IDを買い増しした場合等でも、その購入情報を遊技履歴に対応付けられる。また、残高発行手段にて認証IDを特定しておけば、その認証IDを遊技開始毎に特定しなくとも良くなり、システムや遊技者の負担を軽減することが出来る。
請求項3の発明によれば、計数手段は、終了情報記録媒体を受付けることを条件として計数するので、遊技者は遊技終了時に終了情報記録媒体を発行することが必須となり、確実に計数処理以降の遊技情報と、以前の遊技情報とを対応付けることが可能となる。また、遊技者の画像により認証IDを特定するので、遊技者は会員カード等を提示する必要が無い。即ち、遊技上、最低限必要な処理を行うのみで、遊技者毎の遊技履歴が管理出来るようになる。更には、遊技開始時には有価価値に基づく貸出処理が必ず必要となるので、遊技者の全ての遊技履歴を漏れなく管理出来るようになる。勿論、有価価値が無くなれば遊技記録媒体が回収されるので、遊技記録媒体を発行しても従来同様の再利用が可能となる。
請求項4の発明によれば、遊技記録媒体と終了情報記録媒体とを兼用出来、遊技者は1枚の終了情報記録媒体又は終了遊技記録媒体を管理するだけ、即ち、従来と比べて遊技終了時に遊技終了操作を行うだけで、上記各効果を見込むことが出来る。
本発明の一実施形態におけるシステムの全体構成を示す概略図 貸出機の正面図 券売機の斜視図 島端計数機の斜視図 貸出機の記憶領域を示す図 管理装置の記憶領域を示す図 遊技履歴の一例を示す図(その1) 遊技履歴の一例を示す図(その2) 遊技履歴の一例を示す図(その3) 管理装置による遊技履歴作成動作を説明するための図 遊技者の大当たり履歴を示す図 大当たりの発生時に表示されるメッセージを示す図 貸出機の処理を示すフローチャート 島端計数機の処理を示すフローチャート
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、システムの全体構成を示す概略図である。遊技場には遊技機1に対応して貸出機2(貸出手段、受付手段、記憶手段、更新手段、解除手段、貸出発行手段、受信手段、遊技情報特定手段に相当)が設置され、複数の遊技機1が設置された島に対応して島端計数機3(計数手段、計数受付手段、計数発行手段に相当)が設置され、更に複数の券売機4(残高発行手段に相当)が設置されている。管理室には管理装置5(遊技情報対応付手段、出力手段、認証発行手段に相当)が設置されている。中継装置6は、2台の遊技機1、2台の貸出機2及び管理装置5とLAN7を介して接続されている。管理装置5は、遊技機側(遊技機1、貸出機2等)から送信される遊技信号を中継装置6を介して受信することにより遊技機1毎の遊技データを管理する。
管理対象となるパチンコ遊技機1(以下「遊技機」という)は操作ハンドル8の操作に応じて盤面9に玉を発射して遊技するもので、次の様に動作する。
(1)第1始動口10及び第2始動口11を備え、第1始動口10は入賞率が変動しない入賞口(所謂ヘソ入賞口)で、第2始動口11は入賞率が変動する入賞口(所謂電チュー)である。
(2)各始動口10,11への入賞(始動入賞)に応じて大当たり抽選を行い、抽選結果を表示部12において行う図柄変動にて報知し、その変動結果に応じて大当たりとなる。
(3)図柄変動中に始動入賞した場合には所定の保留上限値(例えば各4つ)まで図柄変動を累積的に保留し、図柄変動終了後に保留している図柄変動を開始する。尚、保留している図柄変動数(保留数)が上限値である状態で始動入賞した場合、図柄変動は保留されない。
(4)大当たり抽選の当選確率(大当たり確率)は1/360で、大当たりがその後確変状態(確変)となる大当たり(確変大当たり)となる割合である確変率は66.6%である。大当たりが発生すると15ラウンド(R)分だけ大入賞口13を開放する。尚、1Rの上限入賞数は10個、上限開放時間は30秒であり、上限入賞数または上限開放時間のいずれかが満たされた場合に1Rを終了する。
(5)確変中は大当たり確率が1/31に向上すると共に、第2始動口11への入賞率が高くなる時短状態(時短)になる。
(6)第2始動口11は普図入賞口14への入賞に応じて変動する普図図柄が大当たりとなった場合に入賞率が高い開放状態となる。
(7)入賞に応じて賞球を払出す場合、上部受皿15へと払出すが、上部受皿15に貯留する玉(遊技媒体に相当)が一杯となり、上部受皿15へと玉を払出せなくなると下部受皿16へと払出す。
遊技機側からは次の信号が出力される。
アウト信号=使用玉を回収するアウトBOXから出力される使用媒体数(アウト)を特定可能な信号。回収(使用、打込)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。尚、遊技機1から出力される信号であっても良い。
セーフ信号=遊技機1から出力される払出媒体数(セーフ)を特定可能な信号。払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。
スタート信号=遊技機1から出力される図柄変動数(役物作動数、スタート)を特定可能な信号。第1始動口10又は第2始動口11への入賞により変動(作動)する表示部12における図柄変動(役物作動、スタート処理)1回につき1パルスが出力されるので、「スタート信号数×1」をスタートとして特定する。尚、第1始動口10又は第2始動口11への入賞に応じて出力される始動入賞信号をスタート信号としても良い。
大当たり信号=遊技機1から出力される大当たりを特定可能な信号。大当たり中にレベル出力される状態信号なので大当たり信号受信中を大当たり中として特定する。
特別状態信号=遊技機1から出力される特別状態を特定可能な信号。大当たり確率が向上する確変中等の大当たりを通常状態よりも発生させ易い状態である特別状態中にレベル出力される状態信号(確変信号)なので、特別状態信号受信中を特別状態中として特定する。尚、第1始動口10又は第2始動口11への入賞率が向上する時短中にレベル出力される状態信号(時短信号)であっても良い。また、大当たり信号、及び特別状態信号のいずれも受信していない期間を通常状態として判定する。即ち、大当たり信号、及び特別状態信号は遊技機1が通常状態である期間をも特定可能な遊技状態信号である。
売上信号=貸出機2から出力される売上情報(売上玉数、売上額)を特定可能な信号。遊技者に対する有価価値を対価とした貸出玉25玉毎に1パルスが出力されるので、「売上信号数×25」を売上玉数として特定し、売上玉数×貸単価を売上額として特定する。
払戻信号=貸出機2から出力される払戻玉を特定可能な信号。払戻玉1玉に対して1パルスが出力されるので、「払戻信号×1」を払戻玉数として特定する。尚、売上信号を含め、貸出処理や払戻処理の終了時に、その対応貸玉数を特定可能なデータ信号としても良く、必ずしもパルス信号としなくても良い。
貸出機2は、中継装置6を介して管理装置5、及び貸出機2と接続され各種情報の送受信が可能となっている。尚、図示しないが、遊技機1とも直接的に接続され貸出処理に関わる信号の送受信を可能となっている。
図2は貸出機2の正面図である。貸出機2は、CPUからなる制御部、CF(コンパクトフラッシュ(登録商標))、RAM、ROMからなる記憶部、I/Fからなる送受信部、表示部を備えた所謂CRユニットとして構成されている。貸出機2は、状態表示LED17,タッチパネル式の情報表示部18、払出ノズル19、リモコン受光部20、払戻釦21、発行釦22、カード挿入口23を備えており、以下の機能を有する。
(1)券売機4にて発行される遊技券(IC持玉券、価値ID、遊技記録媒体に相当)を所謂CRカードとしてカード挿入口23にて受付可能である。この受付処理時に受付情報を管理装置5に送信する。
(2)遊技券の挿入状態により有価価値が特定可能な状態で、遊技機1に設けられる図示しない貸出釦、或いは払戻釦21が押下げられると、その有価価値に基づき貸玉を払出す、後述する貸出処理、或いは払戻処理等の周知の処理を可能とする。
(3)遊技券を受付した状態で発行釦22の押下を受付けると、受付中の遊技券を排出する。この発行処理時に発行情報を管理装置5に送信する。
(4)情報表示部18では受信した遊技信号により特定される遊技情報を遊技者向けに表示する。また、遊技券の残高等の貸出情報を表示可能であり、各種の対応する遊技機1に関する遊技情報等も表示可能となる。
(5)受付けた遊技券をカード挿入口23奥にて所定数(例えば5枚)ストック可能で、貸出処理或いは払戻処理にて残高及び持玉が0(回収設定値に相当)となった場合に遊技券を回収してストックし(解除処理、回収処理に相当)、管理装置5にその旨を示す回収情報を送信する。
貸出機2は記憶領域を備え、遊技券を受付けた場合には残高及び持玉を更新(更新処理に相当)する。
図5は貸出機(遊技券)の記憶領域を示しており、以下の各項目が設定されている。
遊技券ID=受付中の遊技券IDで、本実施形態上は5桁である。
残高(有価価値情報に相当)=遊技者の貸出対価残高で、受付けた遊技券(受付持玉券)の残高により加算され、貸出処理により減算される。
持玉(有価価値情報に相当)=遊技者の持玉数で、受付遊技券の持玉により加算され、払戻処理により減算される。
終了フラグ=遊技券を終了券と看做す為のフラグで、従業員リモコンからの終了信号(遊技終了操作に相当)に応じて「1」(終了情報に相当)となり、発行された遊技券が、貸出機2や島端計数機3等で受け付けられると「0」となるフラグである。
尚、遊技券も図5に示す記憶領域と同様の記録領域を備え、残高、持玉、終了フラグを記録する。
管理装置5は、CPUからなる制御部、HDD(ハードディスク装置)、RAM、ROMからなる記憶部、I/Fからなる送受信部、モニタ、プリンタからなる出力部を備え、各遊技機1の収支を管理すると共に遊技者毎の遊技履歴を管理するようになっている。
図6は管理装置5の記憶領域を示しており、上述した遊技券IDに加えて以下の各項目が設定されている。
認証ID=券売機4にて遊技者を撮像した画像に対応したID。即ち、遊技者IDで、本実施形態上は7桁である。
終了ID=終了券のIDで、本実施形態上は3桁である。
管理装置5は、遊技機1毎に遊技履歴及び大当たり履歴を管理する。図7〜9は遊技履歴の一例、図11は遊技者毎の大当たり履歴の一例を示しており、以下の各項目が設定されている。
時刻=レコード作成時刻=遊技券の受付又は返却又は発行時刻
払戻玉=持玉から払戻した玉
売上額=売上玉に対応した売上額(売上玉×貸単価(4円))
アウト=遊技機1への打込玉数(使用媒体数)
セーフ=遊技機1からの払出玉数
S=図柄変動数(スタート)
TY=大当たり発生から通常状態に戻るまでの出玉
大当=大当り数
計数玉=対応する計数玉数
収支=遊技者の収支(計数玉−払戻玉)×交換単価(3円)−売上額。尚、実際に箱積みしている玉数は除く。また、貸単価や交換単価は遊技場にて運用される実際の単価を適宜採用すれば良い。
尚、管理装置5は、遊技券を図5に示す貸出機2の記憶領域と同一の記憶領域により遊技券単位で管理しており、貸出機2の発行処理、受付処理、貸出処理、払戻処理により貸出機2と同様に更新する。
図3は券売機4を概略的に示す斜視図である。券売機4は、液晶表示部24、金額選択釦群25、貨幣受付部及び返却部26、返却釦27、発行部28、撮影部29を備えている。貨幣受付部及び返却部26にて対価となる貨幣を受付けた状態で、金額選択釦群25の内から任意の金額(千円、2千円、3千円、5千円、1万円)に対応する釦が押下られると、発行部28からその対価額(有価価値に相当)を記録した遊技券を発行する。このとき、撮影部29(図3ではカメラレンズのみを示す。撮影手段に相当)にて購入した遊技者を撮像し、その撮像した画像と発行した遊技券とを特定可能な券売機情報を管理装置5に送信する。
図4は島端計数機3の斜視図である。島端計数機3は、計数扉30で閉鎖された計数受入部31、タッチパネル式の情報表示部32、カード挿入口33、状態表示LED34、余り玉返却部35を備えている。計数扉30は電子錠にて施錠されており、後述するように発行処理された遊技券(終了遊技記録媒体に相当)又は終了券(終了ID、終了情報記録媒体に相当)が挿入されると、それらを受付け(計数受付処理に相当)、電子錠を開錠する。計数扉30が開放された状態で遊技玉が計数受入部31に投入されると、投入された遊技玉を計数する計数処理を行い、情報表示部32に表示されている図示しない発行釦又は余り玉釦が押下されると計数玉を持玉に加算した遊技券を発行する発行処理(計数発行処理に相当)を行う。尚、計数中或いは計数待機中に計数扉30の閉鎖が検出されると計数扉30を電子錠により施錠する。
遊技場には、図示しないが別途遊技券の残金を精算する精算機と、持玉を精算する交換機(POS端末)も設置されており、そのいずれにも撮影部が設けられている。精算機及び交換機の各精算時には受付けた遊技券IDと対応する認証IDの画像を図6の記憶領域から特定すべく管理装置5に問い合わせて同一人物かを判定し、その判定結果を精算機又は交換機にて報知する。尚、遊技券の精算処理を禁止しても良いのは勿論である。また、交換機において認証IDの画像を表示することで、交換機を操作する従業員に同一人物かを判断させるサポートを行っても良い。
次に上記構成の作用について説明する。
遊技者は、遊技機1で遊技する場合は、券売機4に貨幣を投入し、その貨幣の価値内で金額を選択して遊技券を購入する。券売機4は、遊技券を発行する際に遊技券を購入した遊技者を撮影部29で撮影し、その撮影した画像を発行した遊技券に記録した遊技券IDと共に券売機情報として管理装置5に送信する。
管理装置5は、遊技者を認証ID単位で管理しており、券売機4での遊技券発行(販売)時に遊技者を撮像した券売機情報により遊技者の顔の特徴を抽出し、その抽出結果に基づいて遊技者を特定するための認証情報を作成する画像解析(生体認証)を行い、その認証情報に基づき遊技券を購入した遊技者が本日初めて遊技券を購入したと判定した場合は、新規の認証ID(シリアル番号)を割り当て、券売機4が発行した遊技券の遊技券IDを認証IDに対応付ける一方、本日、既に遊技券を購入している等、対応する認証IDが既に割り当てられていれば、その認証IDに遊技券IDを対応付け(遊技情報対応付処理に相当)、管理する。
図6に示す例では、認証IDとして「0000001」を割り当てると共に、最初の遊技券IDとして「00001」を対応付、その後、「00007」、「00008」の遊技券ID、及び「001」の終了IDを対応付けて記憶したことを示している。
図13は貸出機2の処理を示すフローチャートである。貸出機2は、遊技券を受付中か(A1)、遊技券を受付けたか(A2)、終了信号を受信したか(A12)を判定している。遊技者が券売機4から発行された遊技券を貸出機2に挿入すると、貸出機2は、遊技券を受付け(A2:YES)、受付処理を実行してから(A3)、遊技券に記録されている終了フラグを「0」とする(A4)。尚、券売機4から発行された直後の遊技券の終了フラグは0である。受付処理では、遊技券から残高(この場合は販売額)及び持玉(この場合は0)を読出して図5の記憶領域における残高及び持玉にそれぞれ記憶する。尚、この受付処理時には残高及び持玉が管理装置5の記憶情報(券売機情報)と遊技券の情報とで相違ないかを照合すべく対応する遊技機1の台番及び挿入された遊技券の遊技券IDなどの受付情報を管理装置5に送信し、管理装置5から相違が無いことが通知されたことを条件として図5を更新する。
貸出機2は、遊技券の受付中は(A1:YES)、発行釦22が押下げられたか(A5)、貸出要求信号を受信したか(A6)、払戻釦21が押下げられたか(A7)、終了信号を受信したか(A12)を判定している。
遊技機1の上部受皿15には図示しない貸出釦が設けられており、遊技者が貸出釦を押下すると、遊技機1から貸出要求信号が貸出機2に送信される。貸出機2は、貸出要求信号を受信すると(A6:YES)、貸出処理を実行する(A16)。この貸出処理では、図5の記憶領域にて残高を参照し、残高に応じて貸出1単位(125玉)を上限として貸出玉を払出すよう遊技機1に貸出指令信号を送信する。すると、貸出指令信号を受信した遊技機1が対応する貸出玉を払出、その旨を示す貸出完了信号を貸出機2へと送信するので、貸出完了信号を受信する。これにより、貸出処理を終了し、対価分の残高(貸出玉×貸単価(4円))を減算する(A17)。このとき、売上信号を管理装置5に送信する。尚、貸出1単位分の貸出を行う際に貸出指令信号と貸出完了信号の送受信を複数回行っても良い。
遊技者が遊技機1に払出された貸出玉で遊技すると、遊技機側からアウト玉の発生に伴ってアウト信号が出力されると共に、セーフ玉の発生に伴ってセーフ信号が出力される。
管理装置5は、図7〜9に一例として示すように遊技機単位で遊技履歴を管理しており、アウト信号、セーフ信号等の遊技信号の受信に応じて遊技履歴を更新する。また、貸出機2から受信した受付情報、発行情報、回収情報に基づいて次のようにレコードを作成し、その後の遊技情報と遊技券(終了券)IDとを対応付ける。
(1)受付情報を受信した場合は、受付けた遊技券の遊技券IDが図6の記憶領域にて前レコードの遊技券IDと同一の認証IDに対応付けられていれば、同一遊技者が継続遊技していると判定する。例えば図8のNO.3レコードで「00001」の遊技券が回収された後、NO.4レコードで「00008」の遊技券を受付けており、券売機情報に基づく画像解析により両者の遊技券を購入した遊技者が同一であると判定され、図6にて両者の遊技券IDが同一の認証IDに対応付けられていることから、同一の遊技者として管理する。
(2)発行情報を受信した場合、貸出機2は遊技券を受付中(回収されておらず読書可能な状態)なら、その遊技券を発行するので、後述するように島端計数機3にて発行された遊技券を使用して計数した遊技者を同一遊技者と判定する。例えば図8のNO.4レコードで遊技終了時に受付中の「00008」の遊技券を発行しているので、島端計数機3で「00008」の遊技券を使用して計数した遊技者を同一遊技者であると判定する。
(3)発行情報又は回収情報の受信後に受付情報を受信することなく後述するように終了券発行情報を受信した場合も、同一遊技者の発行処理として図6にて発行処理した終了券を対応付けて同一遊技者と判定する。例えば図7のNO.1レコードで「00001」の遊技券を発行した後、新たな遊技券を受付けることなくNO.2レコードで「001」の終了券を発行し、遊技者が「001」の遊技券を使用して島端計数機3で計数した場合は同一遊技者と判定する。
尚、同一遊技者の継続遊技が終了したと判定した場合には2重線にて区分けし、更にレコード毎に遊技券IDを特定するが、遊技券の回収処理後に終了券の発行処理を行わない場合は「−」のままとする。例えば図7のNO.7レコードで遊技券が回収された後、NO.8レコードが作成されたものの終了券を発行することなく遊技者の持玉(=売上玉+セーフ玉−アウト玉)が0となったことから遊技者の遊技終了と判定した。
(貸出機2の発行処理)
貸出機2は、発行釦22が押下された場合(A5:YES)、図5の残高及び持玉を記録した遊技券を発行する遊技券発行処理を実行する(A18)。このとき、終了フラグは「0」のまま発行処理を行う。発行処理時には発行した遊技券に記録した情報及び遊技券IDを特定可能な発行情報を管理装置5に送信することにより管理装置5の情報(図5相当情報)を更新してから、遊技券を発行して図5を初期化する。この場合の遊技券は遊技券を受付中の場合は、その受付中の遊技券であり、遊技券を受付中でない場合は、ストックしている遊技券である。従って、遊技者は、貸出機2から発行された遊技券を移動先の貸出機2に挿入して玉の貸出を受けることにより遊技を再開したり、遊技券の残高を精算機で精算したり、遊技券の持玉をPOS端末で景品交換したりすることができる。
(貸出機2の回収処理)
貸出機2は、遊技者の遊技が進行し、図5の記憶領域における残高及び持玉が0となると(A10:YES)、遊技券を回収してストックする(A11)。このとき、回収情報を管理装置5に送信し、管理装置5は、それに応じて新規のレコードを作成して以後の遊技情報を記憶する。
(貸出機2の終了時発行処理)
遊技者が遊技を終了(台移動も含む)するために大当たりにより獲得した獲得玉(獲得媒体、有価価値に相当)を計数する場合は、遊技者自身での計数は禁止されている。つまり、大当たりの発生時に表示される図12のメッセージの様に島端計数機3での計数は従業員が同行しないと計数出来ない。そこで、遊技終了時に従業員を呼出すと、従業員は携帯するリモコン(従業員リモコン)に対して遊技終了操作することにより終了信号を貸出機2に送信する。
貸出機2は、終了信号を受信したときは(A12:YES)、遊技券の受付中かを判定し(A13)、遊技券を受付中の場合は(A13:YES)、遊技券の終了フラグを「1」としてから(A14)、遊技券発行処理を実行し(A15)、遊技券の受付中でない場合は(A13:NO)、終了券発行処理(貸出終了発行処理に相当)を実行する(A19)。これにより、遊技券又は終了券が発行される。尚、終了券は貸出機2にストックされている遊技券が使用され、発行情報として遊技券(終了券)のIDを特定可能な終了券発行情報を管理装置5に送信する。また、終了券には終了ID(終了情報に相当)が記録されているのみで、残高及び持玉は記録されておらず、終了IDにより終了券であることを判定出来る。
尚、貸出機2は、終了フラグが「1」の遊技券(終了情報記録媒体に相当)を受付けた場合は、終了フラグを「0」として通常の遊技券と同様に受付処理する。
(島端計数機3の計数処理)
遊技者は、上述のようにして発行された遊技券又は終了券を島端計数機3に挿入してから、従業員により運搬された獲得玉を島端端計数3に投入する。
図14は島端計数機3の処理を示すフローチャートである。島端計数機3は、終了券を受付けたか(B1)、遊技券を受付けたか(B2)を判定しており、終了券を受付けた場合には(B1:YES)、計数扉30を施錠している電子錠を開錠する(B5)。遊技券を受付けた場合には(B2:YES)、終了フラグが「1」であることを条件として(B3:YES)、遊技券の終了フラグを「0」としてから(B4)、電子錠を開錠する(B5)。尚、終了フラグが「0」の遊技券を受付けた場合は(B3:NO)、受付した遊技券を返却する(B12)。即ち、貸出機2での発行処理時に従業員リモコンから終了信号を受信しないと島端計数機3にて計数出来ないようになっている。
島端計数機3は、計数扉30を開錠した後は、玉計数か(B6)、計数扉30の閉鎖を検出したか(B8)、発行操作が有るか(B10)を判定し、玉計数の場合は(B6:YES)、計数処理を実行し(B7)、計数の終了により計数扉30が閉鎖されたことを検出した場合は(B8:YES)、計数扉30を施錠する(B9)。遊技者、或いは従業員による発行操作が行われると(B10:YES)、遊技券発行処理を行う(B11)。この遊技券発行処理では「全部」と「余り玉」とを選択可能で、「全部」の場合は計数玉全てを遊技券に記録し、「余り玉」の場合は、計数玉全てを特定景品(1単位67玉)に交換した場合の余り玉を余り玉返却部35より返却する。この場合、終了券の受付中の場合は、終了券に遊技券ID,残高0、計数玉を記録することにより新規の遊技券として発行する。また、発行処理に応じて計数玉、発行した遊技券ID、或いは終了券を受付けていれば終了券のID(遊技券を受付けていれば発行処理により発行した遊技券IDと同一なので省略可能)を特定可能な終了券発行情報を管理装置5に送信する。
管理装置5は、島端計数機3からの計数情報を受信した場合、その計数情報により特定される終了券(遊技券)IDに対応する認証IDに、発行した遊技券IDを対応付けるように図6を更新すると共に遊技履歴を更新する。
(貸出機2の払戻処理)
以上のようにして島端計数機3等で計数された計数玉(持玉)が記録された遊技券が貸出機2に挿入されている場合は、持玉の範囲内で払戻すことができる。つまり、遊技者が貸出機2の払戻釦21を押下すると、貸出機2は、払戻釦21が押下げられたと判定し(A7:YES)、払戻処理を実行する(A8)。この払戻処理では、図5の記憶領域にて持玉を参照し、持玉に応じて払戻1単位(125玉)を上限とし、貸出玉を払出ノズル19から払出して持玉を払戻す。このとき、払出に応じて対価となる持玉(同数)を減算する払戻更新を実行する(A9)。
次に、管理装置5による遊技履歴作成動作を、一人の遊技者の動作に従って図10を参照して具体的に説明する。尚、図10に示す各レコードは、図7〜9に示す遊技履歴のレコードに対応する。
遊技者が券売機4にて購入した「00001」の遊技券(10000円)を1番台の貸出機2に挿入すると、管理装置5は、貸出機2からの受付情報に基づいて営業開始時に1番台の遊技履歴として作成したNO.1レコードに、その受信時刻、及び遊技券IDを「00001」を記憶する(図10(a))。その後、遊技者が6000円の貸玉を消費して3回の大当たりを発生させることで持玉を獲得した為、貸出処理を行わずとも持玉により遊技可能となったため、遊技者が貸出機2に対して発行操作を行った。貸出機2が遊技券を発行処理により発行したので、管理装置5は、NO.2レコードを作成した(図10(b))。この時点で遊技者は、残高が4000円の遊技券と大当たりによる獲得玉を持っていることになる。
管理装置5は、以後の遊技情報をNO.2レコードに記憶する。遊技者の獲得玉での遊技の結果、8回の大当たりが発生した後、遊技者が台移動(或いは遊技終了)するために呼んだ従業員が従業員リモコンにて終了操作すると、受付状態であった「00001」の遊技券は発行されており、受付中の遊技券がないことから、貸出機2が「001」の終了券を発行する。すると、発行情報が送信されるので、管理装置5は、その発行情報によりNO.2レコードの遊技券IDとして「001」を記憶すると共に(図10(c))、「00001」の遊技券の遊技者が終了券を発行したとして、図6の記憶領域に示すように「0000001」の認証IDに「001」の終了IDを対応付ける。また、NO.3のレコードを作成する。
遊技者が「001」の遊技券を島端計数機3に挿入した状態で獲得玉を計数すると、島端計数機3は、終了券IDと計数玉を示す計数情報を管理装置5に送信するので、管理装置5は、遊技者の計数玉(4910玉)及び収支(8730円)を確定して記憶する(図10(d))。
島端計数機3が受付中の「001」の終了券に新たな遊技券ID(この場合は「00007」で管理装置5に問合せて入手する),計数玉(4910玉)、残高(この場合は0)を記録することにより遊技券として発行する。このとき、管理装置5は、島端計数機3からの発行情報に基づいて、「001」の終了券の遊技者が「00007」の遊技券を発行したとして、図6の記憶領域に示すように「0000001」の認証IDに「00007」の遊技券IDを対応付ける。
以上のようにして、遊技者による1番台での遊技履歴を確定することが出来、この時点で遊技者は「00001」の遊技券(残高が4000円)と「00007」の遊技券(持玉が4910玉)を所有していることになる。
次に、遊技者が台移動し、2番台の貸出機2に「00007」の遊技券を挿入したので、管理装置5は、2番台における前遊技者の「00006」の遊技券が残高0となり回収されることに応じて送信された回収情報により、2番台の遊技履歴として作成したNO.2レコードに、受付情報に基づく時刻と遊技券IDとを記憶する(図10(e))。遊技者が持玉の払出しを受けて遊技し、全ての持玉を消費した結果、「00007」の遊技券が回収され、送信された回収情報によりNO.3のレコードを作成する、そして、遊技者が手持ちの「00001」の遊技券を貸出機2に挿入したので、管理装置5は、貸出機2からの受付情報に基づいてNO.3レコードに時刻と遊技券IDとを記憶する。そして、この遊技券の残高である4000円の貸玉が消費された結果、「00001」の遊技券が回収され、NO.4レコードが作成される。
遊技者は、持玉が0となったことから、券売機4で購入した「00008」の遊技券を貸出機2に挿入した。すると、管理装置5は、貸出機2からの受付情報に基づいてNO.4レコードに時刻と遊技券IDとを記憶し、それ以後の遊技情報を記憶する。このとき、管理装置5は、券売機情報の画像と図6の認証IDに対応する画像とを比較し、同一人物と特定した場合は図6に示すように「0000001」の認証IDに「00008」の遊技券を対応付けている。
ここで、管理装置5は、回収情報より作成されるレコードでのアウトが別途設定される最低アウト(例えば1000玉)に満たない状態で貸出機2から受付情報を受信した場合は、遊技者は使用可能玉を使い切ったと判定し、その遊技情報を前レコードに加算して新レコードを作成する。例えば図10(e)のNO.3レコードで「00001」の遊技券を回収後に遊技者が少し遊技して使用可能玉が無くなり、券売機4から購入した「00008」の遊技券の受付処理を行うが、この時点のNO.4レコードの情報をNO.3レコードに移行加算して、NO.4レコードを受付処理後の遊技情報とする。また、回収処理後のアウトが最低アウトに達した場合には、遊技者が島端計数機3による計数を行わないで台移動した疑いが生ずるので、その旨を報知し、従業員に確認させるようにしても良い。この場合、遊技券が回収された直後に大当たりが発生する等して持玉を得ている可能性もあるので、大当たりが発生していないこと、遊技者の持玉が設定値以下(例えば200玉)であることを条件として報知を行っても良い。尚、大当たりにより持玉を得た場合、終了券を発行することなく持玉を使い切ることも考えられるが、この場合は、最低アウトに達しない場合と同様に前レコードに移行加算する等、そのレコードの遊技者を前レコードの遊技者と同一であるとして遊技履歴を管理すれば良い。
次に遊技者は、「00008」の遊技券による遊技の結果、3000円の貸玉を消費して6回の大当たりを発生させ、その後、受付中の遊技券の返却を受け、獲得玉を島端計数機3で計数した。
以上のようにして遊技者の2番台での遊技履歴を確定することが出来る。
次に遊技者は、台移動し、計数玉が記録された「00008」の遊技券を3番台の貸出機2に挿入し、持玉の払出しを受け、500玉の払出しを受けたところで発行釦22により遊技券発行処理を行ったので、管理装置5は、500玉の払出しにより収支を確定した(図10(f))。
さて、管理装置5は、図6に示す記憶領域と、図7〜9に示すような遊技機毎の遊技履歴とに基づいて、認証ID(遊技者)単位での遊技履歴を特定する。即ち、図6にて同一認証IDに対応する遊技券ID或いは終了IDが特定されているレコードを図7〜9のような遊技機単位の遊技履歴から抽出し、対応時刻順に並べて図11に示すように遊技者の大当たり履歴を認証ID単位の遊技履歴として集計する。
このように遊技者毎の大当たり履歴を管理することにより、遊技者毎の収支、或いは遊技者の台移動を把握することが出来、経営上有効な情報として活用することが出来る。尚、図11の大当たり履歴は、1営業日だけでなく、認証IDが共通していれば複数営業日に対応することも可能である。即ち、図6〜9、11は営業日単位で、複数営業日(例えば1年)分記憶することにより実施可能である。勿論、図7〜9は当日営業日のみ管理する等、適宜、必要分だけ記憶しても良い。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
回収対象となる遊技券(残高や持玉を記録)を回収後に遊技機1での遊技を終了する場合に、貸出機2にて回収した遊技券に対応する終了券を発行し、島端計数機3にて受付けることで計数処理以降の遊技情報と、以前の遊技情報とを一人の遊技者の遊技情報として特定するようにしたので、貸出機2に遊技券が回収されてしまった場合であっても、一人の遊技者の遊技履歴として管理することが可能となる。
券売機4にて遊技券の発行時に遊技券IDを遊技者に対応付けて管理出来、例えば一人の遊技者が異なる遊技券を買い増しした場合等でも、その購入情報を遊技履歴に対応付けられる。また、券売機4にて遊技者IDを特定しておけば、その遊技者IDを遊技開始毎に特定しなくとも良くなり、システムや遊技者の負担を軽減することが出来る。
島端計数機3にて終了券又は終了フラグが「1」の遊技券を受付けることを条件として計数するので、遊技者は遊技終了時に終了券を発行することが必須となり、確実に計数処理以降の遊技情報と、以前の遊技情報とを対応付けることが可能となる。また、遊技者の画像により遊技者IDを特定するので、遊技者は会員カード等を提示する必要が無い。即ち、遊技上、最低限必要な処理を行うのみで、遊技者毎の遊技履歴が管理出来るようになる。更には、遊技開始時には残高又は持玉に基づく貸出処理が必ず必要となるので、遊技者の全ての遊技履歴を漏れなく管理出来るようになる。勿論、残高が無くなれば遊技券が回収されるので、遊技券を発行しても従来同様の再利用が可能となる。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
認証IDとして指紋等の他の生体認証を採用したり、認証IDの代わりに所謂会員カード等の遊技者を特定可能な記録媒体のIDを採用しても良い。即ち、このようなIDを遊技者IDとする。
遊技券として残高及び持玉の双方を記録したが、残高を記録する残高(CR)券、持玉を記録する持玉券を別々に採用しても良い。この場合、いずれか一方のみに本発明を適用しても良い。また、終了券を含め、これら記録媒体を兼用せず、各々異なる記録媒体を採用しても良い。
規則等により遊技券等に持玉等を記録させられないこともあるので、管理装置にて管理する図6の遊技券IDにより持玉や残高を特定しても良い。即ち、残高等を特定可能であれば、必ずしも遊技券に直接残高等を記録しなくとも良い。
図7〜9の遊技履歴は例示した以外に、大当たり毎の大当たり履歴や、遊技者毎の遊技者履歴等、周知の様々なレコード作成方式にて対応レコードを割振って履歴管理しても良い。勿論、所謂データロボ等の集中情報表示装置(出力手段)や、貸出機での受付遊技券により認証IDを特定して表示したり印字したりしても良い。更に、1レコードにつき、1つの遊技券ID、或いは終了IDを対応付けるために、回収処理や発行処理に応じてレコードを作成したが、異なる認証IDに対応する遊技券を受付けることを図6にて特定すること等により、遊技者が交替したことを検出出来た場合にレコードを作成しても良い。勿論、この場合に1レコードに複数の遊技券ID等が対応付けられることになる。
島端計数機で計数する場合、終了券等のIDを受付可能であれば、IDの受付を必ずしも計数する条件としなくとも良い。また、抑制処理を行う場合、禁止するだけでなく計数玉数の上限を設けるなどの抑制であっても良いし、発行処理を禁止して間接的に抑制しても良い。
発行処理を行う場合、記録媒体の発行を例示したが、例えば発行処理として遊技者IDを受付けて持玉や残高に対応付けるような処理を採用し、記録媒体を発行しなくとも良い。即ち、発行したIDを受付けた場合に、対応する有価価値を特定出来れば、どのように発行処理を行っても良い。
遊技終了操作として従業員リモコンによる操作を例示したが、貸出機に終了釦を設けて、その押下や、発行釦の押下を遊技終了操作としても良い。即ち、遊技終了操作は従業員が行うことを条件としなくても良い。
計数前の遊技情報と計数以降の遊技情報とを対応付可能であれば、計数玉を対象とせずに台移動前後の遊技情報を対応付けるだけとしても良いし、台移動後の遊技情報を対応付けずに遊技終了までの遊技情報と計数玉とを対応付けるだけでも良い。尚、計数玉を特定しない場合、収支は所謂理論上の持玉(売上玉−アウト+セーフ)を計数玉に代えて特定しても良い。
遊技券は回収対象となる記録媒体であればカード状の記録媒体だけでなく、例えばコイン型の記録媒体等であっても良い。
持玉の更新を直接行ったが、受付持玉と払戻玉等を記憶して演算式により特定することで間接的に持玉を特定しても良い。勿論、残高や他の遊技情報等についても同様である。また、例示した全ての数値、桁数、項目等は例示であり、どのような数値を採用しても良い。
貸出媒体としては現金を対価とした売上玉だけでなく、貯玉等の有価価値を対価として貸出された再プレイ玉等を含めても良い。
対応する遊技機としては例示した以外のパチンコ遊技機や、スロットマシン等も採用出来る。この場合、遊技媒体としてはメダル等も採用し得る。
中継装置が行う情報処理の一部、或いは全部を貸出機や管理装置等にて行う構成としても良い。同様に管理装置が行う情報処理の一部を中継装置や貸出機にて行っても良い。
図面中、1は遊技機、2は貸出機(貸出手段、受付手段、記憶手段、更新手段、解除手段、貸出発行手段、受信手段、遊技情報特定手段)、3は島端計数機(計数手段、計数受付手段、計数発行手段)、4は券売機(残高発行手段)、5は管理装置(遊技情報対応付手段、出力手段、認証発行手段)である。

Claims (4)

  1. 1の遊技機に対応して設けられ、遊技者が獲得した遊技媒体である獲得媒体、及び遊技者が予め支払った貨幣の内、少なくとも一方である有価価値を対価として遊技者へと遊技媒体を貸出す貸出処理を実行する貸出手段と、
    前記貸出手段に対応して設けられ、前記有価価値を特定可能な価値IDを受付けて受付状態とする受付処理を行う受付手段と、
    遊技者に対応する前記有価価値を特定可能な有価価値情報を記憶する記憶手段と、
    前記貸出手段に対応して設けられ、前記受付処理、及び前記貸出処理により前記記憶手段の有価価値情報を更新する更新処理を行う更新手段と、
    前記貸出手段に対応して設けられ、対応する前記受付手段により受付状態とされた価値IDの受付状態中に、前記更新処理により前記有価価値情報が更新され、その特定される有価価値が当該有価価値に対して設定される回収設定値となった場合に、その価値IDの受付状態を解除する解除処理を行う解除手段と、
    前記貸出手段に対応して設けられ、前記価値IDの受付状態が解除された状態で、遊技場従業員、或いは遊技者による遊技終了操作があった場合に終了IDを発行する貸出終了発行処理を行う貸出発行手段と、
    遊技機に対応して設けられ、対応する遊技機側から出力される遊技情報を特定可能な遊技信号を受信する受信手段と、
    遊技機に対応して設けられ、前記受信手段が受信した遊技信号により特定される遊技情報を特定する遊技情報特定手段と、
    複数の遊技機に対応して設けられ、前記獲得媒体を計数する計数処理を行う計数手段と、
    前記計数手段に対応して設けられ、前記計数処理が行われる場合に前記終了IDを受付ける計数受付処理を行う計数受付手段と、
    前記計数手段に対応して設けられ、前記計数処理にて計数された獲得媒体数を前記有価価値として特定可能な価値IDを発行する計数発行処理を行う計数発行手段と、
    前記終了IDが発行された場合に、当該終了IDと、前記受付状態が解除状態にあった価値IDとを対応付ける一方、前記計数処理が行われた場合には、当該計数処理に対応する計数受付処理により受付けられた終了IDと、対応する計数発行処理により発行された価値IDとを対応付けるID対応付処理を行うID対応付手段と、
    前記計数受付処理が行われた場合に、当該計数受付処理に対応する計数処理により計数された獲得媒体数を示す計数情報と、当該計数受付処理にて受付けられた終了IDに対応する前記価値IDの受付処理を行った前記受付手段に対応する遊技機における、当該受付処理から当該終了IDの貸出終了発行処理までの期間に対応した遊技情報である計数前情報とを対応付ける処理、及び前記計数発行処理により発行された価値IDが前記受付処理にて受付けられた場合に、当該受付処理を行った前記受付手段に対応する遊技機について、当該受付処理後の期間に対応する遊技情報である計数後情報と、当該価値IDに対応する終了IDに対応した前記計数前情報とを対応付ける処理の内、少なくとも一方である遊技情報対応付処理を行う遊技情報対応付手段と、
    前記遊技情報対応付処理により対応付けられた遊技情報を出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  2. 遊技者が支払った貨幣の有価価値を特定可能な価値IDを発行する残高発行処理を行う残高発行手段と、
    前記残高発行処理による価値IDの発行時に、遊技者を特定可能な認証IDを発行する認証発行処理を行う認証発行手段と、を備え、
    前記ID対応付手段は、前記残高発行処理にて価値IDが発行された場合に当該残高発行処理に対応する認証発行処理にて発行された認証IDが同一の場合は、その認証IDに対して複数の価値IDを対応付けるID対応付処理を行い、
    前記遊技情報対応付手段は、同一の認証IDに複数の価値IDが対応付けられた場合に、当該複数の価値IDに対応付けられた各遊技情報を対応付ける遊技情報対応付処理を行うことを特徴とすることを特徴とする請求項1記載の遊技場用システム。
  3. 前記残高発行手段に対応して設けられ、前記残高発行処理時に遊技者を撮影する撮影手段を備え、
    前記残高発行処理、及び前記計数発行処理にて発行される前記価値IDは、前記有価価値を特定可能な遊技記録媒体であり、
    前記解除手段は、前記遊技記録媒体を回収することで前記解除処理を行う一方、その回収した遊技記録媒体をストック可能であり、
    前記貸出発行手段は、前記貸出終了発行処理を行う場合、前記解除手段によりストックされている遊技記録媒体に遊技者が遊技を終了したことを示す終了情報を対応付け、終了情報記録媒体として発行することで、前記終了IDを発行し、
    前記計数手段は、対応する前記計数受付手段により前記終了情報記録媒体が受付けられることを条件として前記計数処理を行うことを特徴とする請求項2記載の遊技場用システム。
  4. 前記貸出発行手段は、前記遊技記録媒体の受付状態で前記遊技終了操作があった場合は、当該受付状態にある遊技記録媒体に前記終了情報を対応付け、終了遊技記録媒体として発行し、
    前記計数手段は、対応する前記計数受付手段により前記終了情報記録媒体、或いは前記終了遊技記録媒体が受付けられることを条件として前記計数処理を行い、
    前記計数発行手段は、前記終了遊技記録媒体が受付けられることにより前記計数処理が行われた場合には、当該終了遊技記録媒体に前記有価価値を対応付けて発行することで、前記計数発行処理を行うことを特徴とする請求項3記載の遊技場用システム。
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