JP2013150657A - 遊技場用景品交換システム - Google Patents

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Abstract

【課題】獲得した遊技価値を可能な限り特殊景品に交換したい一般遊技者と、特定の特殊景品に絞って交換したい会員遊技者の双方に対して、適切に景品交換をし得る遊技場用景品交換システムを提供する。
【解決手段】遊技場における会員を特定するための会員IDを受付可能であり、取込価値から特殊景品の対価となる遊技価値の合計値を除いた余り価値が最小となるように特殊景品の組合わせを特定する第1特定処理と、予め設定される条件に応じた組合わせ或いは予め設定される組合わせを除外した上で余り価値が最小となるように特殊景品の組合わせを特定する第2特定処理とを、会員IDの受付状況に応じて選択的に実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技により獲得した遊技価値を対価として景品の交換を行う遊技場用景品交換システムに関する。
遊技場では遊技により獲得した遊技価値を景品交換する場合、その遊技価値を示す記録媒体を受付、交換状況を管理する所謂POSを操作した上で交換対象となる景品を遊技者に渡している。この場合、例えば特許文献1のように、会員カードのような遊技場にて管理される遊技者の口座を特定可能な記録媒体を受付けていれば、遊技により獲得した遊技価値を所謂特殊景品(遊技場外の所謂「替場」にて買取(換金)可能な景品)に交換した余りの遊技価値である所謂余り玉を口座に預け入れる余り玉貯玉(貯蓄処理)も可能である。
さて、上記した特殊景品は遊技場外の替場にて換金可能であるが、この換金時に硬貨等の端数が生ずることを嫌う会員遊技者(会員IDに対応付けて管理される遊技者)がある。即ち、端数分は余り玉貯玉にし、紙幣に対応する分だけの特殊景品を交換したいと考える会員遊技者がある。
特開平10−113445号公報
しかしながら、POSでは会員遊技者以外の一般遊技者の景品交換にも対応しなければならず、一般遊技者は余り玉貯玉が出来無いため全てを景品交換したいと考えることから、上記したような会員遊技者がある場合には、端数を除いた特殊景品を毎回指定して景品交換を行う必要があり、POSでの操作が煩雑化する傾向にあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、獲得した遊技価値を可能な限り特殊景品に交換したい一般遊技者と、特定の特殊景品に絞って交換したい会員遊技者の双方に対して、適切に景品交換をし得る遊技場用景品交換システムを提供することにある。
請求項1に記載した発明は、遊技者が遊技により獲得した遊技価値を取込む価値取込手段と、遊技者の内、遊技場における会員を特定するための会員IDを受付けるID受付手段と、前記価値取込手段により取込まれた遊技価値である取込価値を対価とする交換可能な景品の組合わせであって、予め設定される景品である特殊景品の組合わせを特定する特殊景品特定手段と、前記ID受付手段による会員IDの受付を条件として、前記取込価値の全部、或いは一部を前記会員IDに対応付けて管理される遊技者が遊技場へと預入れた遊技価値である貯蓄価値に加算するための処理である貯蓄処理を行う貯蓄手段と、前記特殊景品特定手段により特定された前記特殊景品の組合わせを表示する景品交換表示を行う表示手段と、を備えた遊技場用景品交換システムであって、前記特殊景品特定手段は、前記取込価値から特殊景品の対価となる遊技価値の合計値を除いた余り価値が最小となるように、前記特殊景品の全てを対象として前記特殊景品の組合わせを特定する第1特定処理と、予め設定される条件に応じた組合わせ、或いは予め設定される組合わせを除外した上で、前記余り価値が最小となるように前記特殊景品の組合わせを特定する第2特定処理とを、前記ID受付手段による会員IDの受付状況に応じて選択的に実行することを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記第2特定処理における予め設定される条件は、複数種類ある前記特殊景品の内、対価となる遊技価値が最も少ない特殊景品を含めること、前記特殊景品が予め設定される2以上の整数倍した単位にならないこと、或いは前記特殊景品に対応した金額の合計値が予め設定される金額単位にならないことであることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記第2特定処理にて特定された前記特殊景品の組合わせが前記景品交換表示として表示されている状態で、前記第1特定処理にて前記特殊景品の組合わせを特定するために操作する操作手段を備え、前記特殊景品特定手段は、前記操作手段が操作された場合に前記第1特定処理にて前記特殊景品の組合わせを再特定することを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記第2特定処理における予め設定される条件は、複数種類ある前記特殊景品の内、対価となる遊技価値が最も少ない特殊景品を含めることであり、前記表示手段は、前記第2特定処理にて前記対価となる遊技価値が最も少ない特殊景品を除外して特殊景品の組合わせが特定されたことにより前記景品交換を行う場合に、その旨を識別表示することを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記価値取込手段は、前記取込価値を交換可能価値として特定し、前記交換可能価値は、前記特殊景品以外の景品である一般景品が選択された場合に、当該一般景品の対価分だけ減算されることで、前記取込価値の内、選択された景品の対価を除いた交換可能となる遊技価値を示し、前記特殊景品特定手段は、前記第2特定処理にて特定した前記特殊景品の組合わせが前記景品交換表示として表示されている状態で、前記価値取込手段による新たな遊技価値の取込、或いは前記一般景品の選択に応じて前記交換可能価値が変動した場合に、その変動した交換可能価値を前記取込価値として前記第2特定処理にて前記特殊景品の組合わせを再特定し、前記表示手段は、前記交換可能価値の変動に応じて前記第2特定処理にて前記特殊景品の組合わせが特定された場合に前記景品交換表示を更新することを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、第1特定処理と第2特定処理とを会員IDの受付状況に応じて選択的に実行するので、取込価値の全てを特殊景品に交換したいと考える一般遊技者に対しては第1特定処理にて特殊景品を特定し、例えば硬貨に対応した特殊景品等を交換して替場にて換金した際に端数が生ずることを嫌う会員遊技者に対しては第2特定処理にて特殊景品を特定することにより、煩雑な処理を強いられることなく双方のニーズに応えて適切に景品交換をすることが出来ると共に、会員遊技者の貯蓄価値が増加する傾向となることから、会員遊技者の囲込み等も期待出来るようになる。
請求項2に記載した発明によれば、第2特定処理における予め設定される条件として、例えば複数種類ある特殊景品の内、対価となる遊技価値が最も少ない特殊景品を含めること等が設定されている。対価となる遊技価値が最も少ない特殊景品は、一般的に硬貨に対応した金額が設定されていることから、その特殊景品を替場で交換すると硬貨(端数)を得ることになるが、対価となる遊技価値が最も少ない特殊景品を含めること等の条件に応じた組み合わせが除外されるようになり、換金した結果が紙幣のみになる等、端数が生ずることを防止出来る。
請求項3に記載した発明によれば、第2特定処理にて特定された特殊景品の組合わせが表示されている状態であっても、操作手段が操作された場合には第1特定処理にて特殊景品の組合わせを再特定するので、操作手段を操作することで第1特定処理により特殊景品を特定することが出来、取込価値の全てを特殊景品に交換したいと考える会員遊技者がある場合であっても対応することが出来る。
請求項4に記載した発明によれば、対価となる遊技価値が最も少ない特殊景品を除外して特殊景品を特定した場合には、景品交換表示においてその旨、即ち、対価となる遊技価値が最も少ない特殊景品を除外したことを識別表示する。これにより、例えば替場にて換金した際に端数が生ずることを嫌う会員遊技者に第1特定処理を行った場合や、取込価値の全てを特殊景品に交換したいと考える会員遊技者に第2特定処理を行った場合等に、その識別表示を見て特定処理を切替る等の対応をサポートすることが出来る。
請求項5に記載した発明によれば、交換可能価値の変動に応じて景品交換表示を更新するので、景品交換の途中で交換対象となる特殊景品を随時確認することが出来る。
本発明の一実施形態による遊技場用景品交換システムの構成を概略的に示す図 POSの構成を概略的に示す図 POSが記憶する景品交換玉数設定を示す図 カードリーダの構成を概略的に示す図 管理装置が記憶する会員DBを示す図 POSが実行する交換処理のフローチャート 交換中のPOSの画面表示の一例を示す図その1 交換中のPOSの画面表示の一例を示す図その2 交換中のPOSの画面表示の一例を示す図その3
本発明の一実施形態による遊技場用景品交換システムについて図1から図9を参照しながら説明する。
図1に示すように、遊技場用景品交換システム1が設けられている遊技場内には複数の遊技機2が設置されており、各遊技機2には貸出装置3がそれぞれ付設されている。これら遊技機2及び貸出装置3は、複数台が並設され遊技島4を形成している。この遊技島4には、計数装置5が設けられている。これら遊技機2、貸出装置3及び計数装置5は図示しない中継装置及びLAN6を介して管理装置7等に接続されている。このため、遊技機2側の機器から出力される各種の遊技信号は管理装置7に送信され、管理装置7はそれらの遊技信号に基づいて遊技情報を管理している。管理装置7は、遊技場内の例えば事務所等に設置されている。このような遊技場内には、複数の遊技島4が設けられており、例えば数百台の遊技機2が管理装置7の管理対象となっている。また、遊技場用景品交換システム1は、POS8及びカードリーダ9を備えている。
遊技機2は、所謂パチンコ遊技機やスロットマシン等であり、遊技玉(所謂パチンコ玉)やメダル等の遊技価値を対価とした遊技が可能になっている。この遊技機2は、例えば大当たりやボーナス状態の発生等により、遊技者に遊技価値を付与する。この遊技機2により付与された遊技価値が「遊技により獲得した遊技価値」に相当する。遊技機2に付設されている貸出装置3は、周知のように、遊技者が有価価値(例えば貨幣)を投入すると、対応する数の遊技玉やメダル等の遊技価値を遊技者に貸出す。これら遊技機2側の機器からは、周知のように、例えば使用された遊技価値を特定可能なアウト信号、付与された遊技価値を特定可能なセーフ信号、遊技機2の遊技状態を特定可能な状態信号、或いは売上げを特定可能な売上信号などが出力される。
計数装置5は、遊技玉やメダル等を計数する周知の構成であり、遊技価値の計数結果(即ち、遊技者が獲得した遊技価値)を特定可能な計数値を記録したレシートやICカード等の記録媒体を発行する。遊技者は、この記録媒体に記録されている計数値により特定される遊技価値を、後述するようにPOS8において景品に交換可能である。尚、計数装置5による計数結果は、管理装置7にも送信される。詳細は後述するが、POS8にて交換可能な景品には、特殊景品と、特殊景品以外の一般景品とが設定されている。
管理装置7は、図示しないCPU、ROM、RAM、信号を送受信するための入出力部、及びHDD等の記憶手段を備えたコンピュータで構成されており、ROMやHDD等に記憶されている制御プログラムに従って作動する。この管理装置7は、遊技機2側の機器から送信される遊技信号に基づいて周知のように遊技情報を集計する。管理装置7が集計する遊技情報は、例えば上記したアウト、セーフ、売上金額等、及び、差枚数(=セーフ−アウトで算出)、出率(=セーフ÷アウトで算出)、売上金額、所謂スタート回数等である。尚、管理装置7は、必ずしも例示した遊技情報の全てを集計しなくても良いし、他の遊技情報を集計しても良い。
遊技場用景品交換装置としてのPOS8(価値取込手段、特殊景品特定手段、貯蓄手段、表示手段、操作手段に相当する)は、遊技場内の景品交換カウンタに設けられており、遊技場従業員によって操作される。POS8は、図2に示すように、表示手段としての表示部81、景品の入庫操作等を行うための入庫釦82、後述する貯玉を使用する場合に、その使用する貯玉数を指定するための貯玉呼出釦83、取込価値の全てを特殊景品に交換するための第1特定処理を実行するための全特景釦84(操作手段に相当する)、特定処理にて特定した特殊景品への交換操作を行うための交換釦85、景品交換表示を終了させるための終了釦86、景品の種類を選択するためのPLU釦87、各処理を取り消すためのキャンセル釦88等が設けられている。また、POS8には、各景品の数量を入力するためのテンキー等も設けられている。
このPOS8は、価値取込手段としての図示しないスキャナ等が接続されており、計数装置5により発行された記録媒体に記録されている計数値を読み取ることで、遊技者が獲得した遊技価値を取込む。そして、POS8は、スキャナ等で取り込んだ遊技価値(取込価値に相当する)を対価とする交換可能な景品の組合わせであって、予め設定される景品である特殊景品の組合わせを特定すると共に、その組合わせ等に基づいて交換可能な景品の選択や実際の交換等を行う。POS8で交換可能な景品としては、遊技場によって様々であるものの、たばこ等の一般景品、及び所謂特殊景品(予め定められている特定景品に相当する)がある。POS8で交換可能な景品は、図3に示すように景品交換対価設定として設定されている。本実施形態では、特殊景品としての大景品(以下、「大」とも称する)、中景品(以下、「中」とも称する)、小景品(以下、「小」とも称する)の3つ、一般景品として例えばたばこA等が設定されている。この図3に示す景品交換対価設定はパチンコ遊技機を対象とした設定であるが、スロットマシンを対象としたメダル数による設定も別途記憶されている。
景品交換対価設定には、景品の種類を示す「景品名」、対価となる遊技価値である「交換対価」、遊技場外の替場にて買取られる金額である「対応金額」、特殊景品である場合に○が設定される「特殊景品」、会員遊技者に対する景品交換時にその景品を含める場合に○が設定される「会員」が設定されている。複数の特殊景品の内、大景品は交換対価が1500玉で対応金額が5000円に設定され、中景品は交換対価が300玉で対応金額(遊技場外の替場にて買取られる金額)が1000円に設定され、大景品は交換対価が60玉で対応金額(遊技場外の替場にて買取られる金額)が200円に設定されている。これらの特殊景品の内、小景品は、「対価となる遊技価値が最も少ない特殊景品」に相当する。尚、これらの設定は、遊技場の運営形態によって変化することがある。また、交換対価は同じであるが、異なる複数の景品を1つの景品として登録することもある。
POS8は、景品の組合わせを特定すると、特定した特殊景品の組合わせを表示部81に表示し、終了釦86の操作によりその組合わせが確定されると、特定した(交換した)景品の詳細を記録したレシート等の記録媒体を記録媒体発行口89から発行する。このとき、POS8には、その交換状況を管理装置7にも送信する。尚、特に図示はしないが、POS8は、交換可能玉数に対する設定値であって、その設定値未満であることを条件として終了操作を許容するための終了可能数(本実施形態では50玉)等の周知の設定値も設定されている。
カードリーダ9(ID受付手段に相当する)は、図1に示すように、各POS8に通信可能に接続されており、遊技者が所有する会員カード10(「遊技場における会員を特定するための会員ID」に相当する)を受付ける。カードリーダ9は、図4に示すように、表示部91、会員カード挿入口92及びテンキーを有する暗証番号入力釦93を備えている。表示部91には、カードリーダ9の操作に関する情報等が表示される。会員カード挿入口92には、会員カード10が挿入される。暗証番号入力釦93は、遊技者による暗証番号の入力等の操作を受付ける。このカードリーダ9は、上記したように遊技者による会員カード10の挿入や暗証番号の入力等の操作を可能とするため、景品交換カウンタにおいて遊技者に向かって設置されている。
遊技者は、会員カード10を挿入することにより、貯玉処理(遊技場への遊技価値の預入れ。貯蓄処理に相当する)及び貯玉(遊技場へと預入れた遊技価値。貯蓄価値に相当する)の使用が可能となる。尚、貯玉を使用する場合には暗証番号の入力が必要となるが、貯玉処理を行う場合には暗証番号の入力は不要となる。即ち、会員カード10の挿入によって貯玉処理及び貯玉の使用が可能となっている。また、貯玉を使用する場合、暗証番号の入力までは遊技者が行うが、遊技に使用するために貯玉を呼出す操作(貯玉呼出釦83の押下。遊技者の口座から遊技価値を取出すための操作)についてはPOS8側即ち遊技場従業員が操作する。尚、玉数の入力後に貯玉呼出釦83を押下することで、貯玉数を指定して呼出すことも可能である。
次に、上記した遊技場用景品交換システム1の作用について説明する。
管理装置7は、図5に示す会員DB(データベース)を管理している。この会員DBには、遊技場の会員となった遊技者の会員IDに対応付けて、遊技者の氏名等の属性情報、及び、貯玉の数並びに貯玉を使用する場合の暗証番号が遊技者毎に記憶されている。この会員DBに記憶されている「貯玉」は、遊技者が遊技により獲得した遊技価値(以下、獲得玉と称する)のうち遊技場へと預け入れた獲得玉の数、より具体的には、獲得玉を計数装置5にて計数したとき或いは計数時に発行される記録媒体をPOS8にて受付けたときに、会員カード10の受付けによって会員IDと獲得玉とを対応付けた獲得玉の数である。この「貯玉」は、従来と同様に、所謂再プレイ処理や景品交換の対価として使用された場合に減算される。尚、貯玉以外に貯メダル等も記憶される。また、属性情報は、会員ID以外で遊技者を特定する必要が無い場合等には記憶しなくとも良い。
また、会員DBに記憶されている「全特景フラグ」は、詳細は後述するが、会員カード10を受付けた場合であっても全ての特殊景品を交換対象として交換を行うか否かを示すフラグで、POS8での交換処理の終了時にPOS8にて特定されていたフラグ状況(後述する、POS8側にて管理されている全特景フラグの値)が記憶される。より具体的には、後述するように、POS8にて全特景フラグが1の状態で交換処理を終了した場合(全ての特殊景品を交換対象として交換を行った場合)には会員DBの「全特景フラグ」に1が記憶される。そして、次回の交換処理時にその値が引き継がれ、会員カード10を受付けたときにPOS8側にて管理される全特景フラグに1が設定される。一方、全特景フラグが0の状態で交換処理を終了した場合には0が記憶される。つまり、会員DBの「全特景フラグ」は、対応する会員遊技者が、前回の景品交換時に全ての景品を対象として景品交換を行ったか否かを示すフラグである。
さて、遊技にて遊技価値を獲得した遊技者は、獲得した遊技価値を計数装置5にて計数し、計数装置5から発行された記録媒体(以下、レシートを想定して説明する)を景品交換カウンタの遊技場従業員に渡して景品に交換してもらう。
POS8は、図6に示す交換処理を実行しており、レシートを受付けたか(S1)、会員カード10を受付中であるか(S2)、及び会員カード10を受付けたか(S3)を判定しており、いずれでもない場合には(S1:NO、S2:NO、S3:NO)、待機している。尚、会員カード10を受付中(S2:YES)、或いは、会員カード10を新たに受付けたとしても(S3:YES)、レシートの受付け又は貯玉呼出操作がなされなければ(S1:NO、S4:NO)、待機状態となっている。
遊技者がレシートを遊技場従業員に渡し、遊技場従業員がスキャナにてレシートを読み取ると、POS8は、レシートを受付けたことから(S1:YES)、会員カード10を受付中であるかを判定する(S5)。つまり、POS8は、会員カード10を所有する会員遊技者であるか、会員遊技者以外の一般遊技者であるかを判定している。尚、この時点では会員カード10を受付けていないものとする。
POS8は、会員カード10の受付中ではないことから(S5:NO)、全ての特殊景品を対象として交換可能な特殊景品数を特定し(S6)、特定した特殊景品を示すように特殊景品表示を更新する(S7)。このステップS6では、取込価値から特殊景品の対価となる遊技価値の合計値を除いた余り価値(後述する「残数」)が最小となるように、特殊景品の全てを対象として特殊景品の組合わせを特定する第1特定処理にて特殊景品数が特定される。尚、景品交換表示とは、詳細は後述するが、図7に示すようにPOS8の表示部81の特殊景品表示エリアM1に特殊景品の種類や数等の組合わせを表示すると共に、仮特定景品表示エリアM2に仮特定した一般景品の種類や数を表示する処理である。
続いて、POS8は、交換釦85が押下されたか(S10)、会員カード10を受付中か(S22)、会員カード10を受付けたか(S28)、新たなレシートを受付けたか(S29)、景品選択操作を受付けたか(S30)、キャンセル釦88が押下されたか(S31)、終了釦86が押下されたか(S13)を判定し、何れでも無い場合には(S10:NO、S22:NO、S28:NO、S29:NO、S30:NO、S31:NO、S13:NO)、待機する。以下、会員カード10の非受付時にレシートが挿入された後の待機状態(ステップS10以降の待機状態)を、便宜的に待機ループと称する。
さて、遊技者は、複数のレシートを所持している場合がある。その場合、遊技場の従業員は全てのレシートをスキャナにて読み込むことから、POS8は、待機ループにおいて新たなレシートを受付けると(S29:YES)、会員カード10を受付けていないことから(S5:NO)、新たに受付けたレシートにて特定した遊技価値を加算して交換可能な特殊景品数を再特定し(S6)、交換景品表示を更新する(S7)。つまり、POS8は、遊技者が所持するレシートの受付に応じて、ステップS6及びS7において特殊景品数の特定及び景品交換表示の更新を繰り返す。尚、景品交換表示は、後述するように一般景品が選択された場合等にも随時更新される。そして、例えば3枚のレシートを受付けた場合には、図7に示すように、特殊景品表示エリアM1の総数にレシートを受付けた回数(「受付」=3回)、及び3回のレシートの受付により取込んだ遊技価値(=13261玉。3枚のレシートの計数値の合計)、及び、取り込んだ遊技価値のうち、景品の仮特定が未然であり景品への交換が可能な遊技価値を示す「交換可能(交換可能価値に相当する)」(13186玉。尚、図7は以下に説明する一般景品であるたばこAの交換を行った後の状態を示しているため、13186玉になっている)が表示される。尚、3枚以外の枚数のレシートを受付けた場合でも同様である。
遊技者は、景品交換時に遊技価値の一部をたばこ等の一般景品に交換することを望む場合がある。遊技場従業員は、遊技者から一般景品への交換を要求されると、POS8に対して一般景品を選択する景品選択操作を入力する。この景品交換操作は、PLU釦87による景品の選択や、景品に対応付けた識別コード(例えばバーコード)をスキャナで読み取ること等により行われる。
POS8は、景品選択操作を受付けると(S30:YES)、図7に示す「交換可能」以上であるかを判定する(S34)。この「交換可能」は、取込んだ遊技価値から仮特定された景品の合計対価玉数を減じた景品交換可能な遊技価値(玉数)を示しており、一般景品の仮特定が行われていない場合には、取込んだ遊技価値の値(例えば図7の例では13261玉)になる。例えば、たばこAを選択する景品選択操作がされた場合、POS8は、「交換可能」(この時点では13261玉)が対価玉数(75玉。図3参照)以上であるので(S34:YES)、選択景品(たばこA)を仮特定し(S35)、「交換可能」を「交換可能」−交換対価として新たに算出する(S36)。これにより、現在の「交換可能」から選択された景品の交換対価が減算され、図7に示すように「交換可能」=13261−75=13186玉となる。尚、交換可能が対価玉数未満の場合には(S34:NO)、実質的な処理を行うことなく待機ループに戻る。この場合、遊技場従業員は、交換出来ない旨を遊技者に伝える。
景品を仮特定すると、POS8は、ステップS5に移行し、会員カード10を受付けていないことから(S5:NO)、新たに算出された「交換可能」に基づいて、交換可能な特殊景品数を特定し(S6)、交換景品表示を更新する(S7)。その結果、表示部81には、図7に示すように、3回のレシートの受付によって特定された遊技価値が13261玉であり、たばこAが景品として選択されたことにより75玉が減算されて「交換可能」が13186玉となり、その「交換可能」に基づいて第1特定処理を行った結果「大」が8個、「中」が3個、「小」が4個の特殊景品数を算出することで特定される特殊景品の組合わせを示す景品交換表示が表示される。また、算出された特殊景品の合計対価玉数を「交換可能」から減じた値が「残数」(余り価値に相当する)として表示される。この場合、「残数」は、46玉(=13186−1500×8−300×3−60×4)となる。また、選択された一般景品の種類及びその対価玉数が、仮特定景品表示エリアM2に表示される。
つまり、第1特定処理では、特殊景品は、「交換可能」により交換出来る最大の対応金額、換言すると、特定した特殊景品の組合わせの対価の合計値を「交換可能」から減算した「残数」(余り価値)が最小(0も含む)となるように、全特殊景品を交換対象としてその組合せが特定される。尚、図7の時点では特殊景品数は算出されているものの、未だその特殊景品の仮特定はなされていないので、「交換可能」は13186玉となっている。また、もし一般景品の種類や数を間違えた等の場合には、キャンセル釦88を押下することで(S31:YES)、仮特定中の全交換景品をキャンセルし(S32)、全特景フラグを0(S33)にした後に待機ループに入るので、景品選択操作のやり直し等が可能になる。
さて、POS8は、図7に示す状態で交換釦85が押下されると(S10:YES)、表示中の特殊景品を仮特定し(S11)、仮特定した特殊景品の交換玉数を「交換可能」から減算する(S12)。この時点で、「交換可能」は、上記した「残数」つまり46玉となる。その後、終了釦86が押下されると(S13:YES)、会員カード10は受付中ではなく(S14:NO)、「交換可能」(46玉)が終了玉数(本実施形態では50玉)以下であるので(S15:YES)、仮特定中の交換景品を確定し(S16)、確定した交換景品の余り玉を取込む(S17)。この場合、ステップS17にて余り玉を取込む(つまり、遊技場の利益とする)代わりに、余り玉を遊技者に返却するようにしてもよい。尚、終了釦86が押下されなかった場合には(S13:NO)、上記したように待機ループに入ることによりレシートや景品の追加を可能とし、「交換可能」が終了可能数より大きい場合には(S15:NO)、遊技者に過度の不利益を与えることになることから例えば一般景品を追加する等の処理を行うために待機ループに入ることになる。
その後、POS8は、交換した景品の種類や数などを示す交換情報を管理装置7に送信し(S20)、全特景フラグを0にして(S21)、リターンする。尚、ステップS20では、POS8側で管理している全特景フラグの値(今回は0)が管理装置7に送信され、管理装置7は、受信した値を図5の会員DBの全特景フラグに記憶する。
このように、遊技場用景品交換システム1では、会員カード10を受付けていない一般遊技者に対しては、第1特定処理にて特殊景品数及びその組合わせを特定する。
次に会員カード10を所有する会員遊技者に対する処理について説明する。尚、以下では、説明の簡略化のため、上記したような3枚のレシートを受付けてたばこAを選択した状態、つまり、図7に示す状態で待機ループに入った時点から説明する。
POS8は、図7に示す状態において、待機ループ中に会員カード10を受付けると(S28:YES)、受付けた会員カード10に対応付けて管理される貯玉数や全特景フラグ等の会員情報を管理装置7に問合わせ、管理装置7は図5の会員DBを参照して会員情報を特定した上でPOS8へと返信し、POS8は受信した会員情報により受付けた会員カード10に対応付けて管理される全特景フラグを今回の交換処理上の全特景フラグとして特定した上で、全特景フラグが0であるかを判定する(S8)。つまり、ステップS8で判定する全特景フラグは、POS8側にて交換処理毎に管理されているフラグであり、会員DBの全特景フラグに記憶されている値が交換処理の実行毎に設定されるフラグである。POS8は、全特景フラグが0でない場合(つまり、全特景フラグが1の場合)には(S8:NO)、当該会員遊技者が前回の景品交換時に全ての特殊景品を交換対象として交換していることから、上記した一般会員と同様に第1特定処理にて特殊景品数を特定して(S6)、交換景品表示を更新した後(S7)、再び待機ループに入る。尚、今回の待機ループでは、会員カード10を受付中であることから(S22:YES)、全特景釦84が押下されたか(S23)の判定が追加される。また、待機ループ中に貯玉呼出釦83を押下する等して貯玉を呼出した場合には(S27:YES)、その呼出した貯玉を「交換可能」に加算した上で全特景フラグに応じて(S8)、再度、第1特定処理(S6)、或いは第2特定処理(S9)を実行する。尚、フローには特に示していないが、待機ループ中に図示しない貯玉釦を押下した場合には、仮特定中の交換景品を確定した上で、確定した交換景品の余り玉に対して貯玉処理を実行する。
これに対して、POS8は、全特景フラグが0である場合には(S8:YES)、図3の景品対価玉数設定の「会員」が○の特殊景品を対象として交換可能な特殊景品数を特定して(S9)、交換景品表示を更新した後(S7)、待機ループに入る。このステップS9では、対価となる遊技価値が最も少ない特殊景品である小景品を含めることが除外された状態、且つ、余り価値が最小となるように特殊景品の組合わせを特定する第2特定処理にて特殊景品数が特定される。
つまり、POS8は、会員カード10を受付けている場合には、全特景フラグに応じて、換言すると、当該会員遊技者が全ての特殊景品を交換対象として交換したいと考えているか端数を出したくないと考えているかに応じて、ステップS6の第1特定処理を実行するかステップS9の第2特定処理を実行するかを選択可能になっている。
全特景フラグが0である場合には(S8:YES)、POS8は、上記したようにステップS9及びS7を実行する。このステップS9では、図3に示すように小景品の「会員」が×とされ、会員カード10の受付時には交換対象としないことが設定されているため、小景品は演算対象から除外される。即ち、「残数」が最小となる組合わせであって、対応金額を1000円単位とする(端数が出ないようにする)という条件により除外される組合わせである「小」を組入れた組合せを除外して特殊景品の組合せを特定している。このため、POS8の表示部81には、図8に示すように、「小」が0の特殊景品数が表示される。但し、小景品が除外されていることから、「残数」は、小景品4個分の玉数(60×4=240)が上乗せされて286玉になっている。また、小景品を除外したこと示すために、小景品に対応した表示エリアが識別表示(図8では反転表示)されている。尚、「暗証番号未」は、会員カード10の受付中に表示され、会員カード10を受付けていることを示す表示であるが、暗証番号が入力され、貯玉を呼出可能となると「暗証番号済」となり、その旨を把握可能となっている。
POS8は、この状態で交換釦85が押下されると(S10:YES)、表示中の特殊景品を仮特定し(S11)、仮特定した特殊景品の交換玉数を「交換可能」から減算する(S12)。このとき、POS8の表示部81には、図9に示すように、仮特定された景品(「大」、「中」)が識別表示(図9では反転表示)されるものの、交換対象でない「小」の特殊景品だけ、他と区別可能に識別表示(図9では「小」だけ反転表示されない)される。また、特殊景品を仮特定したことから、「交換可能」が「残数」と同数になっている。尚、会員カード10を受付けていない場合や後述するように全特景フラグが1であれば全ての特殊景品が交換対象となるので、「小」の特殊景品も含めて交換数を演算し、交換釦85の押下時には「大」「中」と同様に「小」も反転表示される。
続いて、POS8は、終了釦86が押下されると(S13:YES)、会員カード10の受付中であることから(S14:YES)、仮特定中の交換景品を確定させた後(S18)、確定した交換景品の余り玉を貯玉処理する(S19)。つまり、POS8は、終了釦86の押下に応じて景品交換表示を終了すると共に貯玉処理を自動的に実行する自動貯玉の機能を有している。この場合、第2特定処理を実行したことで貯玉処理される玉数(286玉)が、上記した第1特定処理を実行したことで貯玉処理される玉数(46玉)よりも多くなることがある。
その後、POS8は、交換情報を送信し(S20)、全特景フラグを0にして(S21)、リターンする。このとき、ステップS21では、全特景フラグが0で景品交換が行われたことが交換情報として管理装置7に送信される。そして、管理装置7は、図5の会員DBの当該会員遊技者の全特景フラグに0を記憶する。
このように、遊技場用景品交換システム1では、会員カード10の受付に応じて、第1特定処理及び第2特定処理を選択的に実行している。
ところで、図5に示す会員DBに記憶されている全特景フラグは、前回の交換時に全ての特殊景品を交換対象として交換したか否かを示すフラグである。このため、前回は第2特定処理にて端数を出さないように交換した会員遊技者(図5の会員フラグが0の遊技者)であっても、今回は第1特定処理にて全ての特殊景品を交換対象として交換したいと考える状況(例えば全ての貯玉を精算したい場合等)が想定される。その場合、会員遊技者は、全ての特殊景品を交換対象として交換したい旨を従業員に伝えることで、全ての特殊景品を交換対象として交換することができる。
具体的には、従業員は、そのような状況になると、レシート及び会員カード10を受付けた状態で、全特景釦84を操作する。POS8は、図6に示す交換処理の待機ループにおいて、会員カード10を受付中に(S22:YES)、全特景釦84が押下されたことから(S23:YES)、全特景フラグを1にし(S24)、特殊景品が仮特定中であれば仮特定中の特殊景品をキャンセルし(S25)、全ての特殊景品を交換対象として交換可能な特殊景品数を特定する第1特定処理にて特殊景品数を特定する(S26)。これにより、今回は全ての特殊景品を交換対象として交換したいと考える会員遊技者の希望に応じることが可能になる。
一方、前回は第1特定処理にて全ての特殊景品を交換対象として交換した遊技者(図5の会員フラグが1の遊技者)が、今回は第2特定処理にて端数を出さないように交換したいと考える状況も想定される。その場合、会員遊技者は、端数を出さないように交換したい旨を従業員に伝えることで、端数を出さないように特殊景品に交換することができる。
具体的には、従業員は、そのような状況になると、キャンセル釦88を操作する。POS8は、図6に示す交換処理の待機ループにおいて、キャンセル釦88が押下されたことから(S31:YES)、仮特定中の特殊景品をキャンセルし(S32)、全特景フラグを0にした後(S33)、ステップS5に移行する。そして、会員カード10を受付中であり(S5:YES)、全特景フラグが0になったので(S8:NO)、ステップS9に移行して第2特定処理にて特殊景品数が特定される。これにより、今回は端数を出さないように特殊景品に交換したいと考える会員遊技者の希望に応じることも可能になる。
このように、遊技場用景品交換システム1では、会員カード10の受付け、及び会員DBに記憶されている全特景フラグに応じて、第1特定処理及び第2特定処理を選択的に実行している。尚、レシートを受付ける前に会員カード10を受付けた場合には(S1:NO、S2:YES又はS4:YES)、多少処理が前後するものの、実質的には上記した流れにて処理が実行される。
以上説明した遊技場用景品交換システム1によれば、次のような効果を奏する。
会員カード10(会員ID)の受付状況に応じて第1特定処理と第2特定処理とを選択的に実行するので、全ての特殊景品を交換対象として交換したいと考える一般遊技者に対しては第1特定処理にて特殊景品を特定し、例えば硬貨に対応した特殊景品等を交換して替場にて換金した際に端数が生ずることを嫌う会員遊技者に対しては第2特定処理にて特殊景品を特定することにより、煩雑な処理を強いられることなく双方のニーズに応えて適切に景品交換をすることが出来る。
また、第2特定処理を実行した場合には、貯玉処理される玉数(貯蓄価値)が増加する傾向となることから、会員遊技者の囲込み等も期待出来るようになる。
複数種類ある特殊景品の内、対価となる遊技価値が最も少ない特殊景品を除外しているので、換金した結果が紙幣のみになる等、端数が生ずることを防止出来る。
第2特定処理にて特定された特殊景品の組合わせが表示されている状態(図8参照)であっても、全特景釦84が押下された場合には第1特定処理にて特殊景品の組合わせを再特定するので、第1特定処理により特殊景品を特定することが可能となる。これにより、会員遊技者が取込価値を全ての特殊景品を交換対象として交換したいと考える場合であっても対応することが出来る。
対価となる遊技価値が最も少ない特殊景品を除外して特殊景品を特定した場合には、景品交換表示においてその旨、即ち、対価となる遊技価値が最も少ない特殊景品を除外したことを識別表示するので、例えば替場にて換金した際に端数が生ずることを嫌う会員遊技者に第1特定処理を行った場合や、取込価値を全ての特殊景品を対象として交換したいと考える会員遊技者に第2特定処理を行った場合等に、その識別表示を見て特定処理を切替る等の対応をサポートすることが出来る。
レシートが追加された場合や一般景品が選択された場合等、「交換可能」の変動に応じて景品交換表示を更新するので、景品交換の途中で交換対象となる特殊景品を随時確認することが出来る。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した一実施形態にて例示したものに限定されることなく、次のように変形又は拡張することができる。
一実施形態では小景品を交換対象としなければ1000円単位にて特殊景品を交換可能であるような特殊景品の組合わせに対応する場合を例示したが、例えば大景品と小景品の2つが特殊景品に設定され、大景品は2500円、小景品は1000円が対応金額に設定されている場合等は、大景品を2の倍数単位でしか特定しなければ1000円単位にて(つまり、紙幣のみで、硬貨等の端数を出さずに)特殊景品が交換可能となる。
更に、大景品、中景品、小景品の3つが特殊景品に設定され、その対応金額が2500円、1000円、500円である場合は、大景品を2の倍数以外にて特定する条件として小景品小を特定すれば、1000円単位にて特殊景品を交換可能となる。
このように特殊景品に対応金額を対応付け、その対応金額の合計値が1000円単位等、予め設定される金額単位となるように特殊景品の組合わせを特定しても良い。
また、特殊景品の種類が複数種類ある場合を例示したが、本発明は、例えば対応金額が200円の特殊景品が1種類だけ設定されており、1000円単位、即ち、5の倍数単位で特定する等のように、単種類の特殊景品の場合に適用することも出来る。
尚、金額単位として1000円を例示したが、例えば500円単位等、遊技者のニーズに応えられる範囲であれば、どのように金額単位を設定しても良い。更に、上記した各種の条件の代わりに、上記した条件に合う全ての特殊景品の組合せを設定して、組合せ対象から除外しても良い。
全特景フラグを会員IDに対応付けて記憶し、次回交換時も引継ぐ様にしたが、対応付けずに交換処理毎に操作に応じて変更するようにしても良いし、全特景フラグを設けず、会員カード10を受付けた場合に一義的に特定の特殊景品を交換対象としないようにしても良い。
会員カード10を受付けた場合に全特景フラグを1として全ての特殊景品を交換対象とする一方、全特景釦84の押下に応じて全特景フラグを0として特定の特殊景品を交換対象としないようにしても良い。また、全特景釦84の押下に応じて全特景フラグを交互に切替えるようにしても良い。
遊技媒体は、遊技玉やメダル等の媒体に限らず、所謂封入式のような点数管理される点数としても良い。この場合も考慮し、本願では、遊技媒体ではなく、遊技価値と表現している。また、受付対象となる記憶媒体は、レシート以外の記憶媒体であっても良い(例えばカードや携帯電話等)。会員IDの特定方法も会員カード10に限らず、生体認証等、どのように特定しても良い。
特殊景品に対応付けて対応金額を設定したが、対応金額は必ずしも設定する必要は無い。即ち、特殊景品の種類に応じて小景品を交換対象としないや、大景品を2の倍数でない組合せにて特定する等、任意の除外対象となる組合せを予め設定して、その組合せを除外して特殊景品を特定すれば同等の効果が見込める。
図3の景品対価玉数設定は、遊技場管理者が任意に設定しても、予め管理装置7の製造メーカにて設定しても、外部(例えば、チェーン店本部等)の管理サーバから設定情報をダウンロードして設定しても良い。
レシートに記憶される計数値を管理装置7に記憶させ、その記憶情報を特定可能な情報(レシートID)を記憶させても良い。また、レシート受付時に管理装置7にレシートの記憶情報を照合しても良い。また、計数装置5等から記録媒体を介さずにデータ送信により計数玉を取り込むようにしても良い。
POS8の機能の一部を管理装置7に持たせたり、管理装置7の機能の全てをPOS8に持たせても良い。即ち、本発明で言う遊技場用景品交換システム1は、POS8単体で構成しても良いし、POS8と管理装置7により構成しても良い。
図面中、1は遊技場用景品交換システム、8は価値取込手段、特殊景品特定手段、貯蓄手段、表示手段、操作手段、9はID受付手段、10は会員IDを示す。

Claims (5)

  1. 遊技者が遊技により獲得した遊技価値を取込む価値取込手段と、
    遊技者の内、遊技場における会員を特定するための会員IDを受付けるID受付手段と、
    前記価値取込手段により取込まれた遊技価値である取込価値を対価とする交換可能な景品の組合わせであって、予め設定される景品である特殊景品の組合わせを特定する特殊景品特定手段と、
    前記ID受付手段による会員IDの受付を条件として、前記取込価値の全部、或いは一部を前記会員IDに対応付けて管理される遊技者が遊技場へと預入れた遊技価値である貯蓄価値に加算するための処理である貯蓄処理を行う貯蓄手段と、
    前記特殊景品特定手段により特定された前記特殊景品の組合わせを表示する景品交換表示を行う表示手段と、
    を備えた遊技場用景品交換システムであって、
    前記特殊景品特定手段は、前記取込価値から特殊景品の対価となる遊技価値の合計値を除いた余り価値が最小となるように、前記特殊景品の全てを対象として前記特殊景品の組合わせを特定する第1特定処理と、予め設定される条件に応じた組合わせ、或いは予め設定される組合わせを除外した上で、前記余り価値が最小となるように前記特殊景品の組合わせを特定する第2特定処理とを、前記ID受付手段による会員IDの受付状況に応じて選択的に実行することを特徴とする遊技場用景品交換システム。
  2. 前記第2特定処理における予め設定される条件は、複数種類ある前記特殊景品の内、対価となる遊技価値が最も少ない特殊景品を含めること、前記特殊景品が予め設定される2以上の整数倍した単位にならないこと、或いは前記特殊景品に対応した金額の合計値が予め設定される金額単位にならないことであることを特徴とする請求項1に記載の遊技場用景品交換システム。
  3. 前記第2特定処理にて特定された前記特殊景品の組合わせが前記景品交換表示として表示されている状態で、前記第1特定処理にて前記特殊景品の組合わせを特定するために操作する操作手段を備え、
    前記特殊景品特定手段は、前記操作手段が操作された場合に前記第1特定処理にて前記特殊景品の組合わせを再特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技場用景品交換システム。
  4. 前記第2特定処理における予め設定される条件は、複数種類ある前記特殊景品の内、対価となる遊技価値が最も少ない特殊景品を含めることであり、
    前記表示手段は、前記第2特定処理にて前記対価となる遊技価値が最も少ない特殊景品を除外して特殊景品の組合わせが特定されたことにより前記景品交換を行う場合に、その旨を識別表示することを特徴とする請求項3に記載の遊技場用景品交換システム。
  5. 前記価値取込手段は、前記取込価値を交換可能価値として特定し、
    前記交換可能価値は、前記特殊景品以外の景品である一般景品が選択された場合に、当該一般景品の対価分だけ減算されることで、前記取込価値の内、選択された景品の対価を除いた交換可能となる遊技価値を示し、
    前記特殊景品特定手段は、前記第2特定処理にて特定した前記特殊景品の組合わせが前記景品交換表示として表示されている状態で、前記価値取込手段による新たな遊技価値の取込、或いは前記一般景品の選択に応じて前記交換可能価値が変動した場合に、その変動した交換可能価値を前記取込価値として前記第2特定処理にて前記特殊景品の組合わせを再特定し、
    前記表示手段は、前記交換可能価値の変動に応じて前記第2特定処理にて前記特殊景品の組合わせが特定された場合に前記景品交換表示を更新することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の遊技場用景品交換システム。
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