JP5854665B2 - 遊技システム及び不正計数検知方法 - Google Patents

遊技システム及び不正計数検知方法 Download PDF

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この発明は、例えば4円コーナーと1円コーナーのように遊技店内に複数のグループが設けられる場合に、他の遊技店から店内に持ち込まれる持込遊技媒体数やグループ間違い遊技媒体数を効率良く把握することができる遊技システム及び不正計数検知方法に関する。
従来、パチンコ店などの遊技店では、遊技店における営業状態や収支度合いを把握する管理装置を設け、遊技店内に配設された遊技機、台間カード処理機及び計数機から管理装置にデータを送信し、これらのデータから「営業割」及び「景品割」と呼ばれる指標を算出し、算出した営業割と景品割の差分を用いて不正の可能性があるか否かを検出する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、遊技機に打ち込まれた打込玉数(以下、「アウト玉数」と言う)、遊技機から払い出された賞玉数(以下、「セーフ玉数」と言う)、遊技客に貸し出された玉数(以下、「貸玉数」と言う)及び計数機で計数された玉数(以下、「計数玉数」と言う)を管理装置に通知し、貸玉数、アウト玉数及びセーフ玉数を用いて営業割を算出し、計数玉数を用いて景品割を算出する技術が開示されている。
また、特許文献2には、遊技機に併設された各台計数機付き台間カード処理機で計数された持玉数を管理することで、遊技店全体の出玉状況をリアルタイムに把握可能とするとともに、遊技店で行われる不正を検出できるようにした技術が開示されている。
特開平10−118323号公報 特開2010−253177号公報
ところが、昨今の遊技店では、遊技店全体として一律の貸出レート(例えば1玉4円)で遊技客に玉貸しするだけではなく、複数の貸出レートを併用する遊技店が増加している。このため、例えば貸出レートが1玉4円のコーナー(以下、「4円コーナー」と言う)に設けられた計数機(以下、「4円用計数機」と言う)に対して、貸出レートが1玉1円のコーナー(以下、「1円コーナー」と言う)で獲得された玉が投入されたような場合に問題が生ずる。このようなレート間違い玉数が発生すると、遊技店における営業状態や収支度合いに影響を及ぼすからである。
また、従来から他の遊技店からパチンコ玉を持ち込む不正が発生していたが、複数の貸出レートの導入に伴って、他の遊技店からのパチンコ玉の持ち込みが拡大する可能性が高くなる。他の遊技店において1円コーナーで借りた玉を4円コーナーに持ち込むと、遊技客は1玉あたり3円の利益を生むからである。このような他の遊技店からの持込玉についても、遊技店における営業状態や収支度合いに影響を及ぼすことになる。
これらのことから、遊技店内に複数の貸出レートの異なるコーナーが設けられる場合に、他の遊技店からの持込玉数やレート間違い玉数をいかに把握するかが重要な課題となっている。なお、かかる課題は、パチンコ玉だけではなくメダル等の他の遊技媒体を用いる場合にも同様に生ずる課題である。
本発明は、上述した従来技術の課題を解消するためになされたものであって、遊技店内に複数のグループが設けられる場合に、他の遊技店から店内に持ち込まれる持込遊技媒体数やグループ間違い遊技媒体数を効率良く把握することができる遊技システム及び不正計数検知方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、遊技店に配設された複数の遊技機にそれぞれ併設され、遊技媒体の貸出処理を行うとともに、対応する遊技機にて獲得された遊技媒体を計数する計数手段を備えた各台装置を有し、前記遊技機に対して打ち込まれた打込遊技媒体数、前記遊技機から払い出された賞遊技媒体数、前記各台装置から貸出処理された貸遊技媒体数、前記計数手段により計数処理された計数遊技媒体数及び遊技客が獲得した遊技媒体のうち所定の再プレイ処理により払い出された再プレイ遊技媒体数を少なくとも管理する遊技システムであって、前記各台装置に対応する前記打込遊技媒体数、前記賞遊技媒体数、前記貸遊技媒体数、前記計数遊技媒体数及び前記再プレイ遊技媒体数を管理する個別管理手段と、貸出レートが異なる各台装置のグループごとに、前記個別管理手段にて管理される前記打込遊技媒体数、前記賞遊技媒体数、前記貸遊技媒体数、前記計数遊技媒体数及び前記再プレイ遊技媒体数を集計処理して各グループの打込遊技媒体グループ総数、賞遊技媒体グループ総数、貸遊技媒体グループ総数、計数遊技媒体グループ総数及び再プレイ遊技媒体グループ総数を特定する集計手段と、前記集計手段により特定された前記打込遊技媒体グループ総数、前記賞遊技媒体グループ総数、前記貸遊技媒体グループ総数、前記計数遊技媒体グループ総数及び前記再プレイ遊技媒体グループ総数に基づいて、各グループに整合性のない遊技媒体数があるかを判定するグループ不整合判定手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記グループ不整合判定手段は、各グループの前記賞遊技媒体グループ総数、前記貸遊技媒体グループ総数及び前記再プレイ遊技媒体グループ総数を加算処理した値と前記打込遊技媒体グループ総数及び前記計数遊技媒体グループ総数を加算処理した値とを比較した差分に基づいて、各グループに整合性のない遊技媒体数があるかを判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記再プレイ遊技媒体数は、前記各台装置に設けられた各台計数機で計数された持ち遊技媒体数を用いて再プレイされる遊技媒体数及び前記遊技店に預け入れられた貯遊技媒体数を用いて再プレイされる遊技媒体数が含まれることを特徴とする。
また、本発明は、遊技店に配設された複数の遊技機にそれぞれ併設され、遊技媒体の貸出処理を行うとともに、対応する遊技機にて獲得された遊技媒体を計数する計数手段を備えた各台装置を有し、前記遊技機に対して打ち込まれた打込遊技媒体数、前記遊技機から払い出された賞遊技媒体数、前記各台装置から貸出処理された貸遊技媒体数、前記計数手段により計数処理された計数遊技媒体数及び遊技客が獲得した遊技媒体のうち所定の再プレイ処理により払い出された再プレイ遊技媒体数を少なくとも管理する遊技システムの不正計数検知方法であって、前記各台装置に対応する前記打込遊技媒体数、前記賞遊技媒体数、前記貸遊技媒体数、前記計数遊技媒体数及び前記再プレイ遊技媒体数を管理する個別管理工程と、貸出レートが異なる各台装置のグループごとに、前記個別管理工程にて管理される前記打込遊技媒体数、前記賞遊技媒体数、前記貸遊技媒体数、前記計数遊技媒体数及び前記再プレイ遊技媒体数を集計処理して各グループの打込遊技媒体グループ総数、賞遊技媒体グループ総数、貸遊技媒体グループ総数、計数遊技媒体グループ総数及び再プレイ遊技媒体グループ総数を特定する集計工程と、前記集計工程により特定された前記打込遊技媒体グループ総数、前記賞遊技媒体グループ総数、前記貸遊技媒体グループ総数、前記計数遊技媒体グループ総数及び前記再プレイ遊技媒体グループ総数に基づいて、各グループに整合性のない遊技媒体数があるかを判定するグループ不整合判定工程とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、貸出レートが異なる各台装置のグループごとに、打込遊技媒体数、賞遊技媒体数、貸遊技媒体数、計数遊技媒体数及び再プレイ遊技媒体数を集計処理して各グループの打込遊技媒体グループ総数、賞遊技媒体グループ総数、貸遊技媒体グループ総数、計数遊技媒体グループ総数及び再プレイ遊技媒体グループ総数を特定し、特定した打込遊技媒体グループ総数、賞遊技媒体グループ総数、貸遊技媒体グループ総数、計数遊技媒体グループ総数及び再プレイ遊技媒体グループ総数に基づいて、各グループに整合性のない遊技媒体数があるかを判定するよう構成したので、遊技店内に貸出レートが異なる各台装置が設けられる場合に、他の遊技店から店内に持ち込まれる持込遊技媒体数やグループ間違い遊技媒体数を効率良く把握し、もって遊技店における営業状態や収支度合いを適正に把握することが可能となる。
図1は、実施例に係る遊技システム及び不正計数検知方法の概念を説明するための説明図である。 図2は、実施例に係る遊技システムのシステム構成を示す図である。 図3は、図2に示した管理装置の内部構成を示す機能ブロック図である。 図4は、図3に示した集計データの一例を示す図である。 図5は、図3に示したログデータの一例を示す図である。 図6は、図3に示した管理装置の処理手順を示すフローチャートである。 図7は、図6のステップS101に示した持込玉数(X)の算定手順を示すフローチャートである。 図8は、図6のステップS102に示したレート間違い玉数(Y、Z)の算定手順を示すフローチャートである。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る遊技システム及び不正計数検知方法の好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下に示す実施例では、遊技媒体の一例としてパチンコ玉を対象とする場合を示すこととする。
まず、本実施例に係る遊技システム及び不正計数検知方法の概念について説明する。図1は、本実施例に係る遊技システム及び不正計数検知方法の概念を説明するための説明図である。最近の遊技店は、複数の貸出レートでパチンコ玉を貸し出す場合が増えており、同図(a)には、1玉4円でパチンコ玉を貸し出す4円コーナーと、1玉1円でパチンコ玉を貸し出す1円コーナーとが設けられた場合を示している。
ここで、この4円コーナーには、1玉4円でパチンコ玉を計数する4円用計数機が設けられ、1円コーナーには、1玉1円でパチンコ玉を計数する1円用計数機が設けられている。そして、遊技客が4円コーナーで獲得したパチンコ玉は4円用計数機で計数され、遊技客が1円コーナーで獲得したパチンコ玉は1円用計数機で計数される。これらの計数機で玉数が計数されると、後述する管理装置に対してパルス信号がそれぞれ出力され、該管理装置は、このパルス信号から計数玉数を認識し、この計数玉数に貸出レートを乗算した値を用いて景品割等を算出する。
したがって、遊技客の故意や過失或いは従業員のミスや不正によって、1円コーナーで獲得されたパチンコ玉が4円用計数機に投入されると、1玉1円で計数すべき玉数が1玉4円として計数されてしまうため、遊技店の損失を招く結果となる。逆に、4円コーナーで獲得されたパチンコ玉が1円用計数機に投入されると、1玉4円で計数すべき玉数が1玉1円として計数されてしまうため、遊技客にとって不利となる。このため、本実施例では、このようなレート間違い玉数を把握できるようにしている。
また、他の遊技店のパチンコ玉が遊技店内に持ち込まれ、このパチンコ玉が4円用計数機又は1円用計数機で計数されると、計数された持込玉数に貸出レートを乗じた金額の損失が生ずることになる。遊技店が、複数の貸出レートを採用するにつれて、かかる持込玉の不正が拡大する。
このため、かかる持込玉数を低減させる必要が生ずるが、実際にどの程度の持込玉数が発生しているかを遊技店が把握することも重要となる。かかる現状把握を行うことにより、いかなる持込玉対策を講じるか、持込玉についてどのような店員教育を行うか等を策定でき、かつ、持込玉数の増減傾向を時系列的に把握することにより、持込玉対策及び店員教育の効果についても把握できるからである。
そこで、本実施例では、遊技店が複数の貸出レートを併用する場合に、レート間違い玉数並びに他の遊技店からのパチンコ玉の持込玉数を把握するための指標を提供することとしている。
具体的には、図1(b)に示すように、遊技店内に配設されたある遊技機のアウト玉数を「A」とし、該遊技機のセーフ玉数を「B」とし、該遊技機に併設された台間カード処理機からの貸玉数を「C」とし、該遊技機に設けられる各台計数機及び島端計数機による計数玉数を「D」とし、各台計数機で計数された持玉又は遊技店に預け入れられた貯玉の再プレイ玉数を「E」とした場合に、遊技店への持込玉数は、下記算定式により算定される(i∈全台)。
持込玉数 = Σ{(Bi+Ci+Ei)−(Ai+Di)}
また、4円コーナーでのレート間違い玉数は、下記算定式により算定される。但し、遊技店の全台について加算される(j∈4円コーナー)。なお、この4円コーナーでのレート間違い玉数とは、4円コーナーに配設された4円用計数機によって、他のレートのパチンコ玉又は持込玉が計数された玉数を意味する。同様にして、1円コーナーでのレート間違い玉数についても算定される。
レート間違い玉数 = Σ{(Bj+Cj+Ej)−(Aj+Dj)}
このようにして、本実施例では、持込玉数及び各コーナーでのレート間違い玉数を計数することで、遊技店における営業状態や収支度合いに影響を及ぼす要因を把握できるようにしている。
次に、本実施例に係る遊技システムのシステム構成について説明する。図2は、本実施例に係る遊技システムのシステム構成を示す図である。同図に示すように、遊技店内には、1玉4円でパチンコ玉を貸し出す4円コーナーと、1玉1円でパチンコ玉を貸し出す1円コーナーとが設けられている。そして、この4円コーナーには、島コントローラ30aと、複数の遊技機20aと、各遊技機20aに併設された複数の台間カード処理機10aと、4円用計数機40aと、再プレイ玉貸機50aとが配設されている。
同様に、1円コーナーには、島コントローラ30bと、複数の遊技機20bと、各遊技機20bに併設された複数の台間カード処理機10bと、1円用計数機40bと、再プレイ玉貸機50bとが配設されている。
また、遊技店内には管理装置60が配設されており、該管理装置60は、通信回線を介して島コントローラ30a及び30b、4円用計数機40a、1円用計数機40b、再プレイ玉貸機50a及び50bと通信可能に接続されている。さらに、この通信回線には、精算機70及び景品管理装置80が接続されている。
また、4円コーナー内の各装置(遊技機20a、台間カード処理機10a、4円用計数機40a及び再プレイ玉貸機50a)並びに1円コーナー内の各装置(遊技機20b、台間カード処理機10b、1円用計数機40b及び再プレイ玉貸機50b)は、アウト玉数、セーフ玉数、貸玉数、計数玉数及び再プレイ玉数を管理装置に対してパルス信号で通知するために、それぞれ上記管理装置60と直接接続されている。
遊技機20a及び20b(以下、「遊技機20」と総称する)は、パチンコ玉を遊技領域に打ち込んで遊技客がパチンコ遊技を行うパチンコ機等の装置であり、パルス信号を用いて管理装置60に対してアウト玉数及びセーフ玉数を通知する。具体的には、遊技機20に対して10玉の打ち込みがなされたならば、アウト玉信号線を通じて管理装置60に1パルスを出力する。また、遊技機20から10玉の払い出しがなされたならば、セーフ玉信号線を通じて管理装置60に1パルスを出力することになる。
台間カード処理機10a及び10b(以下、「台間カード処理機10」と総称する)は、遊技機20に対する玉貸し処理、遊技機20で獲得したパチンコ玉の計数処理、計数したパチンコ玉を持玉として再投出する処理、貯玉の再プレイ処理などを行う装置である。この台間カード処理機10は、パルス信号を用いて管理装置60に貸玉数及び再プレイ玉数を通知する。具体的には、10玉の貸出処理又は貯玉再プレイ処理を行う都度、貸玉信号線又は再プレイ玉信号線を通じて1パルスを管理装置60に通知する。
この台間カード処理機10には、遊技客が獲得した玉数を計数する各台計数機が設けられている。この各台計数機で計数された玉数は、持玉数として台間カード処理機10内部のメモリに記憶される。遊技客が所定の払出操作を行うと、この持玉数から所定数が減算処理されるとともに、所定数の玉がノズルを介して遊技機20の上皿に投出される。ここで、台間カード処理機10から持玉数が払い出された場合には、パルス信号を用いて管理装置60に再プレイ玉数を通知する。具体的には、10玉の持玉再プレイ処理を行う都度、再プレイ玉信号線を通じて1パルスを管理装置60に通知する。尚、持玉の払い出し方法は他にもあり、例えば、貸玉と同じように全数遊技機20から払い出すようにしてもよいし、また所定数(例えば、25個)の倍数分は遊技機20から払い出し、所定数未満の端数をノズル等の端数専用の投出機構から払い出すようにしてもよい。
4円用計数機40aは、1玉4円の貸出レートで貸し出されたパチンコ玉を用いて遊技客が獲得したパチンコ玉数を計数し、計数結果である獲得玉数をレシート又は会員カードに関連付けて排出するとともに、所定数の玉数を計数する度にパルス信号を管理装置60に対して送信する。具体的には、10玉を計数する都度、計数玉信号線を通じて1パルスを管理装置60に通知する。
1円用計数機40bは、上記4円用計数機40aと同様に、1玉1円の貸出レートで貸し出されたパチンコ玉を用いて遊技客が獲得したパチンコ玉数を計数し、計数結果である獲得玉数をレシート又は会員カードに関連付けて排出するとともに、所定数の玉数を計数する度にパルス信号を管理装置60に対して送信する。具体的には、10玉を計数する都度、計数玉信号線を通じて1パルスを管理装置60に通知する。
再プレイ玉貸機50a及び50b(以下、「再プレイ玉貸機50」と総称する)は、遊技客が遊技店に預け入れた貯玉を再プレイのために引き出す装置である。ここでは、4円コーナーに配設された再プレイ玉貸機50aからは1玉4円の貸出レートの貯玉を払い出すことができ、1円コーナーに配設された再プレイ玉貸機50bからは1玉1円の貸出レートの貯玉を払い出すことができることとする。かかる再プレイ玉数を払い出す場合には、再プレイ玉貸機50から管理装置60に対してパルスが通知される。具体的には、10玉の再プレイ玉数を払い出す度に再プレイ玉信号線を通じて1パルスを管理装置に通知する。
なお、説明の便宜上、ここでは貯玉についての詳細な説明を省略するが、かかる貯玉は会員カードのカード番号に対応付けて管理装置60で管理されており、各台間カード処理機10の各台計数機で計数された玉数、4円用計数機40a又は1円用計数機40bで計数された玉数が貯玉に移行される。
管理装置60は、プリペイドカード及び会員カードに関連付けられたプリペイド価値及び持玉数、会員カードに関連付けられた会員データ及び貯玉数等を管理する管理装置である。この管理装置は、他の遊技店から持ち込まれた持込玉数及びレート間違い玉数の算定及び表示を行う点に特徴がある。具体的には、台間カード処理機10、遊技機20、4円用計数機40a及び1円用計数機40b及び再プレイ玉貸機50からそれぞれ通知されたパルス信号によって、アウト玉数A、セーフ玉数B、貸玉数C、計数玉数D及び再プレイ玉数Eを取得するとともに、これらの玉数を用いて他の遊技店から持ち込まれた持込玉数及びレート間違い玉数を算定する。なお、かかる持込玉数及びレート間違い玉数の算定処理の詳細な説明は後述する。
精算機70は、プリペイドカード又は会員カードを受け付けたならば、このプリペイドカード又は会員カードに関連付けられたプリペイド価値を管理装置60に問い合わせて、該プリペイド価値を貨幣に精算処理する装置である。景品管理装置80は、プリペイドカード、会員カード又はレシートに関連付けられた持玉数、貯玉数又は計数玉数を一般景品又は特殊景品に景品交換処理する装置である。
次に、図2に示した管理装置60の内部構成について説明する。図3は、図2に示した管理装置60の内部構成を示す機能ブロック図である。ここでは、説明の便宜上、本実施例の特徴部分である持込玉数及びレート間違い玉数の算定に係る部分のみを説明することとし、プリペイドカード及び会員カードに関連付けられた持玉数や貯玉数の管理についての説明は省略する。
図3に示すように、この管理装置60は、表示部61と、入力部62と、通信I/F部63と、記憶部64と、制御部65とを有する。表示部61は、ディスプレイ装置や液晶パネル等の表示デバイスであり、入力部62は、キーボードやマウス等の入力デバイスである。
通信I/F部63は、島コントローラ30、4円用計数機40a、1円用計数機40b、再プレイ玉貸機50、精算機70及び景品管理装置80と通信回線を介して通信を行うインタフェース部である。ここで、この通信I/F部63は、遊技機20、台間カード処理機10、4円用計数機40a、1円用計数機40b及び再プレイ玉貸機50からパルスを受信するための信号線を収容している。具体的には、各遊技機20に接続されたアウト玉信号線及びセーフ玉信号線を収容し、各台間カード処理機10に接続された貸玉信号線及び再プレイ玉信号線を収容し、4円用計数機40a及び1円用計数機40bに接続された計数玉信号線を収容し、再プレイ玉貸機50に接続された再プレイ玉信号線を収容している。
記憶部64は、ハードディスク装置や不揮発性メモリなどからなる記憶デバイスであり、集計データ64a及びログデータ64bを記憶する。集計データ64aは、遊技機20、台間カード処理機10、4円用計数機40a、1円用計数機40b及び再プレイ玉貸機50から受信したパルスに基づいて算定したアウト玉数、セーフ玉数、貸玉数、再プレイ玉数及び計数玉数を装置番号に対応付けたデータである。この装置番号とは、各遊技機20、4円用計数機40a、1円用計数機40b又は再プレイ玉貸機50を遊技店内で一意に特定する識別番号である。ただし、台間カード処理機10から収集したデータは、該台間カード処理機10に併設される遊技機20の装置番号に対応付けられる。
ログデータ64bは、集計データ64a内のアウト玉数、セーフ玉数、貸玉数、再プレイ玉数及び計数玉数を用いて算定される持込玉数及びレート間違い玉数の履歴データである。
制御部65は、管理装置60を全体制御する制御部であり、集計データ管理部65a、持込玉数算定部65b及びレート間違い玉数算定部65cを有する。なお、この制御部65は、持込玉数算定部65bにより算定された持込玉数又はレート間違い玉数算定部65cにより算定されたレート間違い玉数が所定値以上である場合に、表示部61に対して警告メッセージを発する。
集計データ管理部65aは、集計データ64aを用いて各装置のアウト玉数、セーフ玉数、貸玉数、再プレイ玉数及び計数玉数を管理する管理部である。具体的には、遊技機20、台間カード処理機10、4円用計数機40a、1円用計数機40b及び再プレイ玉貸機50からパルスを受信したならば、このパルスに対応する玉数を集計データ64aの該当する項目に加算する処理を行う。
例えば、4円コーナーに配設された装置番号「0001」の遊技機20aが接続されるアウト信号線から1パルスを受信したならば、記憶部64に記憶した集計データ64aの装置番号「00001」のアウト玉数に10玉を加算する。同様に、4円コーナーに配設された装置番号「0001」の遊技機20aに併設された台間カード処理機10が接続される貸玉信号線から1パルスを受信したならば、記憶部64に記憶した集計データ64aの装置番号「00001」の貸玉数に10玉を加算する。
持込玉数算定部65bは、他の遊技店から持ち込まれた持込玉数を算定する処理部である。具体的には、集計データ64a内のi行目のアウト玉数をAi、セーフ玉数をBi、貸玉数をCi、再プレイ玉数をDi、計数玉数をEiとした場合に、
持込玉数 = Σi{(Bi+Ci+Di)−(Ai+Ei)}
の算定式を用いて持込玉数を算定する。ただし、集計データ64a内の全ての行に対して加算を行う。なお、この持込玉数算定部65bにより算定された持込玉数により、ログデータ64bが更新される。
レート間違い玉数算定部65cは、レート間違い玉数を算定する処理部である。このレート間違い玉数には、1円コーナーのパチンコ玉又は他の遊技店から持ち込まれた持込玉が4円用計数機40aにより計数された4円レートのレート間違い玉数と、4円コーナーのパチンコ玉又は他の遊技店から持ち込まれた持込玉が1円用計数機40bにより計数された1円レートのレート間違い玉数とが含まれる。
具体的には、集計データ64a内のj行目のアウト玉数をAj、セーフ玉数をBj、貸玉数をCj、再プレイ玉数をDj、計数玉数をEjとした場合に、
レート間違い玉数 = Σ{(Bj+Cj+Dj)−(Aj+Ej)}
の算定式を用いてレート間違い玉数を算定する。ただし、集計データ64a内の4円レートの各行の加算を行うことで4円レートのレート間違い玉数が算定され、集計データ64a内の1円レートの各行の加算を行うことで1円レートのレート間違い玉数が算定される。なお、このレート間違い玉数算定部65cにより算定されたレート間違い玉数により、ログデータ64bが更新される。
次に、図3に示した集計データ64aの一例について説明する。図4は、図3に示した集計データ64aの一例を示す図である。同図に示すように、この集計データ64aは、レート種別(4円レート又は1円レート)、装置番号、アウト玉数、セーフ玉数、貸玉数、再プレイ玉数、計数玉数及び備考欄からなる。
ここで、装置番号「0001」の遊技機20については、アウト玉数「500」、セーフ玉数「1000」、貸玉数「250」、再プレイ玉数「0」、計数玉数「750」となっている。つまり、この遊技機20から遊技客に対して払い出された玉数は、1000+250+0=1250玉であり、この遊技機20が遊技客から回収した玉数は、500+750=1250玉である。このことから、装置番号「0001」の遊技機20から遊技客に払い出した玉数は全て回収済みであることが分かる。
これに対して、装置番号「0002」の遊技機20については、アウト玉数「750」、セーフ玉数「500」、貸玉数「125」、再プレイ玉数「250」、計数玉数「250」となっている。つまり、この遊技機20から遊技客に対して払い出された玉数は、500+125+250=875玉であり、この遊技機20が遊技客から回収した玉数は、750+250=1000玉である。このことから、装置番号「0002」の遊技機20から遊技客に払い出した玉数よりも125玉多い玉数が回収されたことが分かる。
このように、「遊技機から払い出された玉数」と「回収された玉数」を遊技店の全ての装置について加算し、両者が一致すれば他の遊技店からの持込玉が存在しない可能性が高いことが分かる。また、「遊技機から払い出された玉数」よりも「回収された玉数」の方が多ければ、その分だけ他の遊技店からの持込玉があった可能性が高いことが分かる。さらに、「遊技機から払い出された玉数」よりも「回収された玉数」の方が少なければ、その分だけ他の遊技店にパチンコ玉が持ち出された可能性が高いことが分かる。
また、「遊技機から払い出された玉数」と「回収された玉数」を4円コーナーに所在する各装置について加算すれば、4円コーナー以外(1円コーナー又は他の遊技店)から4円コーナーへの持込玉数言い換えれば4円レート間違い玉数を算定することが可能となる。同様に、「遊技機から払い出された玉数」と「回収された玉数」を1円コーナーに所在する各装置について加算すれば、1円コーナー以外(4円コーナー又は他の遊技店)から1円コーナーへの持込玉数言い換えれば1円レート間違い玉数を算定することができる。
次に、図3に示したログデータ64bの一例について説明する。図5は、図3に示したログデータ64bの一例を示す図である。同図に示すように、同図に示すように、このログデータ64bは、日時、持込玉数及びレート間違い玉数(4円レート、1円レート)が時系列的に格納されている。
このため、このログデータ64bを参照すれば、持込玉数やレート間違い玉数が所定値を超えた場合に警告できるだけではなく、持込玉数やレート間違い玉数の推移を把握することが可能となる。これにより、持込玉数やレート間違い玉数の対策を講じる必要があるか否かをマクロな視点で検討することができる。また、持込玉対策やレート間違い対策を講じた場合に、その対策による効果を定量的に把握することも可能となる。
次に、図3に示した管理装置60の処理手順について説明する。図6は、図3に示した管理装置60の処理手順を示すフローチャートである。ここでは、すでに集計データ64aにアウト玉数、セーフ玉数、貸玉数、再プレイ玉数及び計数玉数が集計されているものとする。
図6に示すように、管理装置60は、持込玉数算定部65bにより持込玉数(X)を算定した後(ステップS101)、レート間違い玉数算定部65cによりレート間違い玉数(Y,Z)を算定する(ステップS102)。ここで、このレート間違い玉数(Y)は4円レートのレート間違い玉数であり、レート間違い玉数(Z)は1円レートのレート間違い玉数である。なお、かかる処理の詳細な説明については後述する。
その後、管理装置60の制御部65は、持込玉数(X)が所定値以内であるか否かを判定し(ステップS103)、所定値を超える場合には(ステップS103;No)、異常を報知する(ステップS105)。具体的には、異常発生を表示部61に表示するとともに、必要に応じて警報音を発することができる。
これに対して、所定値以内である場合には(ステップS103;Yes)、レート間違い玉数(Y,Z)が所定値以内であるか否かを判定する(ステップS104)。その結果、所定値を超える場合には(ステップS104;No)、異常を報知し(ステップS105)、所定値以内である場合には(ステップS104;Yes)、そのまま処理を終了する。
上記一連の処理を行うことにより、持込玉数やレート間違い玉数が所定値を超える場合に警報を報知し、持込玉数又はレート間違い玉数による何らかの影響が生じている旨の指標を提供することができる。これにより、遊技店では、交換割の見直し、持込玉対策、レート間違い対策の必要性を判断することができる。
次に、図6のステップS101に示した持込玉数(X)の算定手順について説明する。図7は、図6のステップS101に示した持込玉数(X)の算定手順を示すフローチャートである。なお、アウト玉数を示す変数A、セーフ玉数を示す変数B、貸玉数を示す変数C、再プレイ玉数を示す変数D及び計数玉数を示す変数Eは、それぞれ「0」に初期化されているものとする。
同図に示すように、持込玉数算定部65bは、変数iを1に初期化し(ステップS201)、集計データ64aのi行目のアウト玉数Ai、セーフ玉数Bi、貸し玉数Ci、再プレイ玉数Di及び計数玉数Eiを読み出す(ステップS202)。
その後、アウト玉数Aにアウト玉数Aiを加算した値を新たなアウト玉数Aとし(ステップS203)、セーフ玉数Bにセーフ玉数Biを加算した値を新たなセーフ玉数Bとし(ステップS204)、貸玉数Cに貸玉数Ciを加算した値を新たな貸玉数Cとし(ステップS205)、再プレイ玉数Dに再プレイ玉数Diを加算した値を新たな再プレイ玉数Dとし(ステップS206)、計数玉数Eに計数玉数Eiを加算した値を新たな計数玉数Eとする(ステップS207)処理を行う。
そして、集計データ64aに未処理の行が存在する場合には(ステップS208;Yes)、変数iをインクリメントした後に、ステップS202に移行して同様の処理を繰り返す。
そして、集計データ64aの全ての行が処理済みとなったならば(ステップS208;No)、持込玉数X=(セーフ玉数B+貸玉数C+再プレイ玉数D)−(アウト玉数A+計数玉数E)の算定式より持込玉数Xを算定する(ステップS209)。
次に、図6のステップS102に示したレート間違い玉数(Y、Z)の算定手順について説明する。図8は、図6のステップS102に示したレート間違い玉数(Y、Z)の算定手順を示すフローチャートである。なお、4円レートのアウト玉数を示す変数A4、セーフ玉数を示す変数B4、貸玉数を示す変数C4、再プレイ玉数を示す変数D4及び計数玉数を示す変数E4は、それぞれ「0」に初期化されており、1円レートのアウト玉数を示す変数A1、セーフ玉数を示す変数B1、貸玉数を示す変数C1、再プレイ玉数を示す変数D1及び計数玉数を示す変数E1は、それぞれ「0」に初期化されているものとする。
同図に示すように、レート間違い玉数算定部65cは、変数jを1に初期化し(ステップS301)、集計データ64aのj行目のアウト玉数Aj、セーフ玉数Bj、貸し玉数Cj、再プレイ玉数Dj及び計数玉数Ejを読み出す(ステップS302)。
その後、4円レートのアウト玉数A4にアウト玉数Ajを加算した値を新たなアウト玉数A4とし(ステップS303)、4円レートのセーフ玉数B4にセーフ玉数Bjを加算した値を新たなセーフ玉数B4とし(ステップS304)、4円レートの貸玉数C4に貸玉数Cjを加算した値を新たな貸玉数C4とし(ステップS305)、4円レートの再プレイ玉数D4に再プレイ玉数Djを加算した値を新たな再プレイ玉数D4とし(ステップS306)、4円レートの計数玉数E4に計数玉数Ejを加算した値を新たな計数玉数E4とする(ステップS307)処理を行う。
そして、集計データ64a内の4円レートに未処理の行が存在する場合には(ステップS308;Yes)、変数jをインクリメントした後に(ステップS309)、ステップS302に移行して同様の処理を繰り返す。
そして、集計データ64aの4円レートの全ての行が処理済みとなったならば(ステップS308;No)、4円レートのレート間違い玉数Y=(セーフ玉数B4+貸玉数C4+再プレイ玉数D4)−(アウト玉数A4+計数玉数E4)の算定式より4円レートのレート間違い玉数Yを算定する(ステップS310)。
その後、変数kを1円レートの最初の行を意味する103に初期化し(ステップS311)、集計データ64aのk行目のアウト玉数Ak、セーフ玉数Bk、貸し玉数Ck、再プレイ玉数Dk及び計数玉数Ekを読み出す(ステップS312)。
そして、1円レートのアウト玉数A1にアウト玉数Akを加算した値を新たなアウト玉数A1とし(ステップS313)、1円レートのセーフ玉数B1にセーフ玉数Bkを加算した値を新たなセーフ玉数B1とし(ステップS314)、1円レートの貸玉数C1に貸玉数Ckを加算した値を新たな貸玉数C1とし(ステップS315)、1円レートの再プレイ玉数D1に再プレイ玉数Dkを加算した値を新たな再プレイ玉数D1とし(ステップS316)、1円レートの計数玉数E1に計数玉数Ekを加算した値を新たな計数玉数E1とする(ステップS317)処理を行う。
そして、集計データ64a内の1円レートに未処理の行が存在する場合には(ステップS318;Yes)、変数kをインクリメントした後に(ステップS319)、ステップS312に移行して同様の処理を繰り返す。
そして、集計データ64aの1円レートの全ての行が処理済みとなったならば(ステップS318;No)、1円レートのレート間違い玉数Z=(セーフ玉数B1+貸玉数C1+再プレイ玉数D1)−(アウト玉数A1+計数玉数E1)の算定式より1円レートのレート間違い玉数Zを算定する(ステップS320)。
上述してきたように、本実施例では、遊技店の各装置からパルスにより通知される信号から求めたセーフ玉数、アウト玉数、貸玉数、再プレイ玉数及び計数玉数を集計データ64aに集計しておき、持込玉数算定部65bが集計データ64aを用いて持込玉数を算定するとともに、レート間違い玉数算定部65cが集計データ64aを用いてレート間違い玉数を算定し、持込玉数又はレート間違い玉数が所定値を超える場合に警報を発することとしたので、遊技店内に複数レートのコーナーが設けられる場合に、他の遊技店から店内に持ち込まれる持込玉数やレート間違い玉数を効率良く把握し、もって遊技店における営業状態や収支度合いを適正に把握することが可能となる。
なお、上記実施例では、4円コーナー及び1円コーナーという貸出レートが異なる2つのコーナーを設けた場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば4円コーナー、2円コーナー及び1円コーナーのように貸出レートが異なる3つ以上のコーナーを設けた場合に適用することができる。
また、上記実施例では、貸出レートごとにコーナーを設けた場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、貸出レート以外の要素によって複数のグループに区分した場合に適用することもできる。例えば、この複数のグループとしては、パチンコ、スロット等の遊技機種別ごとのグループや、現金機、CR機、封入式遊技機等の遊技機の機能別のグループなどがある。
さらに、上記実施例では、遊技媒体の一例としてパチンコ玉の計数に本発明を適用した場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、メダル等の他の遊技媒体の計数に本発明を適用することもできる。
また、上記実施例では、持込玉数及びレート間違い玉数の算定タイミングについての説明を省略したが、閉店時の締め処理時に上記持込玉数及びレート間違い玉数を算定することができる。また、遊技店の営業中であっても、適宜持込玉数及びレート間違い玉数を算定することもできる。
また、上記実施例では、持込玉数及びレート間違い玉数をログデータ64bに格納する場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、持込玉数及びレート間違い玉数を表示部61に表示し、また所定の用紙に印字することも可能である。
以上のように、本発明に係る遊技システム及び不正計数検知方法は、遊技店内に複数のグループが設けられる場合に、他の遊技店から店内に持ち込まれる持込遊技媒体数やグループ間違い遊技媒体数を効率良く把握する場合に適している。
10a,10b 台間カード処理機
20a,20b 遊技機
30a,30b 島コントローラ
40a 4円用計数機
40b 1円用計数機
50a,50b 再プレイ玉貸機
60 管理装置
61 表示部
62 入力部
63 通信I/F部
64 記憶部
64a 集計データ
64b ログデータ
65 制御部
65a 集計データ管理部
65b 持込玉数算定部
65c レート間違い玉数算定部
70 精算機
80 景品管理装置

Claims (4)

  1. 遊技店に配設された複数の遊技機にそれぞれ併設され、遊技媒体の貸出処理を行うとともに、対応する遊技機にて獲得された遊技媒体を計数する計数手段を備えた各台装置を有し、前記遊技機に対して打ち込まれた打込遊技媒体数、前記遊技機から払い出された賞遊技媒体数、前記各台装置から貸出処理された貸遊技媒体数、前記計数手段により計数処理された計数遊技媒体数及び遊技客が獲得した遊技媒体のうち所定の再プレイ処理により払い出された再プレイ遊技媒体数を少なくとも管理する遊技システムであって、
    前記各台装置に対応する前記打込遊技媒体数、前記賞遊技媒体数、前記貸遊技媒体数、前記計数遊技媒体数及び前記再プレイ遊技媒体数を管理する個別管理手段と、
    貸出レートが異なる各台装置のグループごとに、前記個別管理手段にて管理される前記打込遊技媒体数、前記賞遊技媒体数、前記貸遊技媒体数、前記計数遊技媒体数及び前記再プレイ遊技媒体数を集計処理して各グループの打込遊技媒体グループ総数、賞遊技媒体グループ総数、貸遊技媒体グループ総数、計数遊技媒体グループ総数及び再プレイ遊技媒体グループ総数を特定する集計手段と、
    前記集計手段により特定された前記打込遊技媒体グループ総数、前記賞遊技媒体グループ総数、前記貸遊技媒体グループ総数、前記計数遊技媒体グループ総数及び前記再プレイ遊技媒体グループ総数に基づいて、各グループに整合性のない遊技媒体数があるかを判定するグループ不整合判定手段と
    を備えたことを特徴とする遊技システム。
  2. 前記グループ不整合判定手段は、各グループの前記賞遊技媒体グループ総数、前記貸遊技媒体グループ総数及び前記再プレイ遊技媒体グループ総数を加算処理した値と、前記打込遊技媒体グループ総数及び前記計数遊技媒体グループ総数を加算処理した値とを比較した差分に基づいて、各グループに整合性のない遊技媒体数があるかを判定することを特徴とする請求項1に記載の遊技システム。
  3. 前記再プレイ遊技媒体数は、前記各台装置に設けられた各台計数機で計数された持ち遊技媒体数を用いて再プレイされる遊技媒体数及び前記遊技店に預け入れられた貯遊技媒体数を用いて再プレイされる遊技媒体数が含まれることを特徴とする請求項1に記載の遊技システム。
  4. 遊技店に配設された複数の遊技機にそれぞれ併設され、遊技媒体の貸出処理を行うとともに、対応する遊技機にて獲得された遊技媒体を計数する計数手段を備えた各台装置を有し、前記遊技機に対して打ち込まれた打込遊技媒体数、前記遊技機から払い出された賞遊技媒体数、前記各台装置から貸出処理された貸遊技媒体数、前記計数手段により計数処理された計数遊技媒体数及び遊技客が獲得した遊技媒体のうち所定の再プレイ処理により払い出された再プレイ遊技媒体数を少なくとも管理する遊技システムの不正計数検知方法であって、
    前記各台装置に対応する前記打込遊技媒体数、前記賞遊技媒体数、前記貸遊技媒体数、前記計数遊技媒体数及び前記再プレイ遊技媒体数を管理する個別管理工程と、
    貸出レートが異なる各台装置のグループごとに、前記個別管理工程にて管理される前記打込遊技媒体数、前記賞遊技媒体数、前記貸遊技媒体数、前記計数遊技媒体数及び前記再プレイ遊技媒体数を集計処理して各グループの打込遊技媒体グループ総数、賞遊技媒体グループ総数、貸遊技媒体グループ総数、計数遊技媒体グループ総数及び再プレイ遊技媒体グループ総数を特定する集計工程と、
    前記集計工程により特定された前記打込遊技媒体グループ総数、前記賞遊技媒体グループ総数、前記貸遊技媒体グループ総数、前記計数遊技媒体グループ総数及び前記再プレイ遊技媒体グループ総数に基づいて、各グループに整合性のない遊技媒体数があるかを判定するグループ不整合判定工程と
    を備えたことを特徴とする不正計数検知方法。
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