JP5177844B2 - 遊技場用管理システム - Google Patents

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本発明は、特殊景品の必要在庫数を管理する遊技場用管理システムに関する。
パチンコホール等の遊技場では、遊技者が遊技により獲得した遊技媒体を計数装置にて計数し、所望の景品と交換するようにしている。多くの遊技者は特殊景品と呼ばれる第3者により買取りされることが前提になる景品と交換するが、この最も交換比率の高い特殊景品について、過剰な在庫を抱えない、或いは在庫不足を解消するために、出願人は、営業途中において、営業終了までの出庫数を予測することを特許文献1にて提案している。
特開2004−135859号公報
しかしながら、特許文献1のものは、特殊景品を営業途中に準備する上で非常に有益であるが、特殊景品が複数種ある場合、最大価値の特殊景品(以下、大景品)については、遊技者の持玉数毎に対応した値になる一方、それ以外の遊技者毎の景品(以下、中小景品)については、所定の上限数以上とはならない。これは、上限数以上を払い出す場合には最大価値の特殊景品を払い出すことにより代用されるからである。このため、例え交換対象となる遊技媒体数が遊技場全体で同一であっても、交換対象者が少なければ、遊技者毎の交換対象遊技媒体数が多くなり大景品数の割合が増える一方、交換対象者が多ければ、遊技者毎の交換対象遊技媒体数が少なくなり中小景品数の割合が増えることになる。
また、遊技場が所謂貯玉システムを採用している場合には、交換処理の煩わしさを回避するため、貯玉して交換処理を回避し、閉店間際に交換する会員がいること等を考慮していないため、算出する予測出庫数の精度が低いという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、営業途中において特殊景品の出庫数を予測する場合に、その精度を高めることが可能となる遊技場用管理システムを提供することにある。
本発明は、遊技機側から出力される遊技信号であって、遊技に使用された使用遊技媒体数を特定可能な使用媒体信号、遊技機から払い出された払出遊技媒体数を特定可能な払出媒体信号、及び対価となる有価価値に基づき遊技者に対して貸し出された売上遊技媒体数を特定可能な売上信号を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した遊技信号に基づいて、交換対象となる交換対象遊技媒体数、或いは交換対象遊技媒体数に対応する対価である交換対象有価価値を特定する交換媒体特定手段と、遊技者が遊技により獲得した遊技媒体を対価として景品交換を行った場合に、その景品交換により交換された景品の個数を記憶する交換処理を行う交換手段と、必要在庫数を特定すべき複数種の景品を記憶する対象景品記憶手段と、前記対象景品記憶手段が記憶する複数種の景品の必要在庫数を、前記交換媒体特定手段が特定した交換対象有価価値に基づいて特定する在庫数特定手段とを備えた遊技場用管理システムであって、前記受信手段が受信した遊技信号に基づいて、交換対象者数を特定する交換者特定手段と、前記対象景品記憶手段が記憶する複数種の景品の内、最高価値となる景品以外の少なくとも1つの景品について、前記交換手段が行なった交換処理に対する交換数比率を記憶する交換数比率記憶手段とを備え、前記在庫数特定手段は、前記交換者特定手段が特定した交換対象者数と、前記交換数比率記憶手段が記憶する交換数比率とに基づき、前記対象景品記憶手段が記憶する複数種の景品の内、最高価値となる景品以外の少なくとも1つの景品の必要在庫数を特定することを条件として、最高価値となる景品の必要在庫数を特定することで前記対象景品記憶手段が記憶する複数種の景品の必要在庫数を特定するものである(請求項1)。
上記構成において、遊技場における会員が獲得した遊技媒体の内、遊技場における営業日当日に遊技場に預け入れられた遊技媒体数である当日貯媒体数を会員毎に記憶する会員情報記憶手段と、前記会員情報記憶手段が記憶する当日貯媒体数に基づいて、当日貯媒体数に対応する当日交換対象貯媒体数、或いは当日交換対象貯媒体数に対応する対価である当日貯媒体有価価値を特定する当日貯媒体特定手段とを備え、前記在庫数特定手段は、前記当日貯媒体特定手段が特定した当日貯媒体有価価値に対応する必要在庫数を加算した上で対象景品記憶手段が記憶する複数種の景品の必要在庫数を特定するようにしてもよい(請求項2)。
また、遊技場の会員であることを特定可能な会員識別情報を受け付ける会員受付手段と、遊技場における会員が獲得した遊技媒体の内、遊技場に預け入れられた遊技媒体数である貯媒体数を会員毎に記憶する会員情報記憶手段と、前記会員受付手段が会員識別情報を受け付けた場合に、遊技者により獲得した遊技媒体が預け入れられる割合である貯玉率を記憶する貯玉率記憶手段と、前記会員受付手段が受け付けた会員識別情報に基づいて、遊技場に来場した会員を特定すると共に、来場した会員に対応する交換対象遊技媒体数、或いは交換対象遊技媒体数に対応する対価である会員交換対象有価価値を前記交換媒体特定手段が特定する交換対象有価価値に基づいて特定する会員交換媒体特定手段と、前記会員交換媒体特定手段が特定した会員交換対象有価価値に前記貯玉率記憶手段が記憶する貯玉率を乗じた予測貯媒体数、或いは予測貯媒体数に対応する対価である予測貯媒体有価価値を特定する予測貯媒体特定手段とを備え、前記在庫数特定手段は、前記予測貯媒体特定手段が特定した予測貯媒体有価価値に対応する必要在庫数を排除して前記対象景品記憶手段が記憶する複数種の景品の必要在庫数を特定するようにしてもよい(請求項3)。
また、遊技場における会員が獲得した遊技媒体の内、遊技場に預け入れられた遊技媒体数である貯媒体数を会員毎に記憶する会員情報記憶手段と、前記会員情報記憶手段が記憶する貯媒体数に基づいて、遊技場全体における一日の平均貯媒体増加数、或いは平均貯媒体増加数に対応する対価である増加貯媒体有価価値、及び遊技場全体における一日の平均貯媒体減少数、或いは平均貯媒体減少数に対応する対価である減少貯媒体有価価値の少なくとも一方を特定する変動貯媒体特定手段とを備え、前記在庫数特定手段は、前記変動貯媒体特定手段が特定した増加貯媒体有価価値に対応する必要在庫数の排除、及び前記変動貯媒体特定手段が特定した減少貯媒体有価価値に対応する必要在庫数の加算の内、少なくとも一方を行った上で前記対象景品記憶手段が記憶する複数種の景品の必要在庫数を特定するようにしてもよい(請求項4)。
また、前記交換手段が交換処理を行った場合に、対価となる遊技媒体の内、前記対象景品記憶手段が記憶する景品の対価となった遊技媒体の割合である対象景品率を記憶する景品率記憶手段を備え、前記在庫数特定手段は、前記交換媒体特定手段が特定した交換対象有価価値に前記景品率記憶手段が記憶する対象景品率を乗じた対象景品交換有価価値に基づいて前記対象景品記憶手段が記憶する複数種の景品の必要在庫数を特定するようにしてもよい(請求項5)。
請求項1の発明によれば、現在の交換対象者数に基づいて最高価値となる景品以外の少なくとも一つの景品の必要在庫数を精度良く特定した上で、最高価値となる景品の必要在庫数を特定するようにしたので、交換対象者数を考慮しないために、交換対象者数によって最高価値の景品数の変動が大きい従来の構成に比して、交換対象者数にかかわらず景品種毎の必要在庫数を正確に特定可能となる。
請求項2の発明によれば、当日貯媒体の全てが景品に交換されるという条件での必要在庫数を特定することができるので、貯媒体を考慮した場合の必要在庫数を把握可能となる。
請求項3の発明によれば、当日貯媒体は所定割合で景品に交換されるという条件での必要在庫数を特定できるので、現実の運用に即した必要在庫数を把握することができる。
請求項4の発明によれば、遊技場全体で1日の貯媒体の増加平均値(貯玉数平均)を算出し、その平均値から出力算出時点の当日の貯媒体数を減じた値に基づいて貯媒体見込数を算出し、その見込数を持媒体数から減じた値に基づいて予測出庫数を算出したり、1日の貯媒体の減少平均値(景品の対価としての貯玉引落平均)を算出したり、貯媒体を対価として交換されうる予測出庫数を算出したりするので、予測出庫数を簡単に求めることができる。
交換対象となる景品には、一般景品も含まれるので、従来は必要在庫数の算出後に一般景品が交換されると、その分が誤差となるものの、請求項5の発明によれば、一般景品分を排除できるので、更に正確な必要在庫数を特定可能となる。
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。
図1は、システム全体を概略的に示している。遊技島には複数の遊技機1が設置されていると共に、その遊技機1に対応して貸出装置2が設置されている。2台の遊技機1及び貸出装置2に対応して中継装置3が設置されている。遊技島端或いは所定位置には計数装置(会員受付手段に相当)4が設置されている。景品交換カウンタには交換装置(交換手段、会員受付手段に相当)5が設置されている。
中継装置3、計数装置4及び交換装置5は、LAN6を通じて管理装置7と接続されており、それらの間で各種情報の送受信が可能となっている。本実施例では、管理装置7を構成するI/O(Input/Output)が受信手段、HDD(Hard disk drive)が交換手段、対象景品記憶手段、交換数比率記憶手段、会員情報記憶手段、貯玉率記憶手段、CPU(Central Processing Unit)が交換媒体特定手段、在庫数特定手段、交換者特定手段、当日貯媒体特定手段、会員交換媒体特定手段、予測貯媒体特定手段に相当する。
中継装置3は、遊技機1及び当該遊技機1に対応して設けられているアウトボックス(図示せず)及び貸出装置2とも接続されており、管理装置7との間の中継処理(情報の送受信)を行っている。
遊技機1側からの遊技信号としては、遊技機1での遊技に応じてアウトボックスから使用遊技媒体数を特定可能なアウト信号(10玉毎に1パルス、使用媒体信号に相当)が出力され、遊技機1から払出遊技媒体数を特定可能なセーフ信号(10玉毎に1パルス、払出媒体信号に相当)、図柄変動信号、大当り信号等が出力され、貸出装置2から売上遊技媒体数を特定可能な売上信号(100円毎に1パルス)が出力される。
尚、会員カードを受付けた状態で貯玉(を対価とした再プレイ玉)を払出す、所謂再プレイ処理を行った場合も、売上信号が出力される。この場合、貯玉を払出す場合には、区別して再プレイ信号を売上信号として出力する構成としても良い。
また、遊技機1の遊技領域に打込まれた玉は、入賞の有無に関わらず、遊技島に設けられるアウトボックスにて回収され、アウトボックスは回収した玉数に対するアウト信号を出力する。遊技機1からアウト信号を直接出力する構成としても良いし、遊技機1に対応して設けられる補給装置から遊技機1に補給された遊技媒体を特定可能な補給信号をセーフ信号としても良い。
図2は、貸出装置2を示す斜視図である。貸出装置2は、貨幣投入口8、情報表示部9、再プレイ釦10、ノズル11、貨幣返却口12、会員カード挿入口13、カード排出釦14を備えている。この貸出装置2は、貨幣投入口8への貨幣の投入に応じてノズル11から遊技媒体である売上玉(売上遊技媒体に相当)を遊技機1の上皿15(図1参照)へ払い出すと共に、払い出したパチンコ玉に関わる売上信号(25玉1パルス)を管理装置7へ出力する。会員カード挿入口13に会員カードが挿入されたときは、会員カードから会員のIDデータを読取って管理装置7へ送信すると共に、それに応じて管理装置7から受信した会員専用の遊技情報を情報表示部9で表示する。
図1に戻って、計数装置4は、遊技者が遊技により獲得した玉を計数し、計数した玉を特定可能なレシートを発行する。また、会員カードを受付けた場合には、計数した玉を遊技場へと預け入れる所謂貯玉処理を行うことも可能である。
交換装置5は、レシート或いは会員カードを受け付けた場合に、レシートにより特定される計数玉数、或いは会員カードにより特定される該当会員の貯玉数を対価とした景品交換に応じて、その景品交換状況を特定して管理装置7へ送信する。
管理装置7は、景品予測出庫(必要在庫)数を特定すべき複数種の景品(特殊景品大、中、小)を任意に設定可能となっており、後述するように中継装置3、計数装置4、交換装置5より送信される情報に基づいて、対象景品に関連する図3に示す交換履歴、図4に示す預券引替リスト、図5に示す当日貯媒体リスト、及び図6に示す会員データベース(以下、会員DB)を管理し、所定条件の成立(情報出力操作、所定時刻となった場合等)に基づき図7示す特殊景品補充情報を表示または印字出力するようになっている。
次に上記構成の作用について説明する。
管理装置7は、遊技場が閉店するまでに景品交換される可能性がある遊技媒体数を予測し、その予測結果に基づいて図7に示す特殊景品補充情報を作成するために、現時点で景品交換される可能性がある遊技媒体数として次の(1)〜(3)の各遊技媒体数を求めるようになっている。
(1)遊技者の持媒体数
(2)遊技者が所有しているレシート(預券)に対応した計数媒体数
(3)会員の遊技者が当日貯玉した当日貯媒体数の内、未交換の貯媒体数(貯玉数)
尚、上記(1),(2)に関しては全ての媒体数が景品と交換されると見なすことができる。一方、1日に複数回の計数処理を行い、その計数処理毎に交換処理を行うのでは煩わしいため、計数処理毎の計数玉は貯玉し、退店する前に一括して交換する会員がいる。このように当日貯媒体の中には景品交換される貯媒体が存在することから、上記(3)に関しては、当日貯媒体数の全てが景品と交換されるという簡易的に見なすこともできるが、精度を高める場合には、所定の景品交換数比率で景品と交換されると見なす方が有効である。
従って、現時点で遊技場が閉店するまでに交換される遊技媒体は、簡易的には(1)+(2)+(3)となり、精度を高める場合は、(1)+(2)+(3)×景品交換数比率となる。また、前日までに貯玉された貯媒体数の内、景品交換される貯媒体数が、当日貯媒体数の内、景品交換されない貯媒体数に相当するとして、(1)+(2)+(3)を交換される遊技媒体としても良い。勿論、前日までに貯玉された貯媒体に対して所定の交換数比率を乗じて景品交換される貯媒体数を別途特定しても良い。
管理装置7は、上記(1)の遊技者の持媒体数を求めるために、遊技者全体の持媒体数を更新している。
図8は、管理装置7の持媒体更新処理を示すフローチャートである。尚、図8は、1台の遊技機1の持媒体を更新するための動作を示しているが、実際には全ての遊技機1の持媒体数を更新している。管理装置7は、会員受付情報を受信したか(S1)、会員終了情報を受信したか(S3)、売上信号を受信したか(S7)、セーフ信号を受信したか(S11)、アウト信号を受信したか(S13)、稼動タイマがタイムアップしたか(S18)を判断している。
遊技者が玉の借り出しを受けるために貸出装置2の貨幣投入口8に貨幣を投入すると、貸出装置2は、玉を遊技機1に払い出すと同時に売上信号を出力する。
管理装置7は、貸出装置2から売上信号を受信したときは(S7:YES)、客交代が有ったとして、持媒体数を初期化すると共に(S8)、排出フラグが「1」かを判断する(S9)。この場合、排出フラグは「0」であるので(S9:NO)、持媒体数を加算してから(S12)、ステップS13に移行する。
遊技者が遊技機1に玉を打ち込むと、アウト玉が10個発生する毎にアウト信号が出力される。
管理装置7は、アウト信号を受信したときは(S13:YES)、遊技者の持媒体が減ったということであることから、持媒体数を減算してから(S14)、稼動フラグが「0」かを判断する(S15)。遊技開始時は稼動フラグが「0」であることから(S15:YES)、稼動タイマ(例えば3分)の作動を開始すると共に(S16)、稼動フラグを「1」としてから(S17)、ステップS18に移行する。この稼動フラグは、遊技機1が稼動していることを示すフラグである。稼動タイマの作動時間は任意に設定するようにしても良い。
遊技者が遊技を終了すると、アウト信号が入力しなくなり、稼動タイマがタイムアップするので(S18:YES)、稼動フラグを「0」とする(S19)。
以上の動作により、管理装置7は、客交代してからの各遊技機1の持媒体数を求めることができるので、各遊技機1の持媒体数を総計することにより遊技場全体の持媒体数を求めることができる。
一方、会員が貸出装置2から貯玉の払い出しを受けるために貸出装置2に会員カードを挿入すると、貸出装置2は、会員受付情報を出力する。
管理装置7は、貸出装置2から会員受付情報を受信したときは(S1:YES)、会員フラグを「1」とし、後述する排出フラグを「0」とする(S2)。この会員フラグは、会員が遊技していることを示すフラグである。
会員が遊技を終了するために貸出装置2から会員カードを排出すると、貸出装置2は、会員終了情報を出力する。
管理装置7は、貸出装置2から会員終了情報を受信したときは(S3:YES)、会員が遊技を終了する場合と、遊技の途中である場合とがあることから、持媒体数が所定数以上かを判断する(S4)。所定数未満の場合は(S4:YES)、遊技者が遊技を終了すると判断できることから、会員フラグを「0」とする(S6)。これに対して、持媒体数が所定数以上の場合は(S4:YES)、遊技途中であると判断できることから、排出フラグを「1」とする(S5)。この排出フラグは、会員カードを受付けていない状態で会員が遊技していることを示し、「1」となった後、会員が持媒体を使用し尽くした場合や、客交代が有った場合等に、売上信号を受信(S7:YES)すると、会員フラグと共に「0」となるフラグである(S9:YES、S10)。尚、上記した通り、会員受付情報を受信(S1:YES)した場合も、「0」となる(S2)
貸出装置2から売上信号が出力されたときは、会員でない遊技者が遊技したということなので、管理装置7は、売上信号を受信した場合に排出フラグが「1」のときは(S9:YES)、会員フラグ及び排出フラグを「0」としてから(S10)、持媒体数を加算する(S12)。
従って、管理装置7は、会員フラグ「1」の状態における持媒体を計算することにより会員毎の会員持媒体数を求めることができるので、会員毎の持媒体数を総計することにより遊技場全体の会員の持媒体数を求めることができる。尚、会員持媒体数は持媒体数に含まれる。尚、遊技場全体の持媒体数=全遊技機の売上遊技媒体総数−全遊技機の使用遊技媒体総数+全遊技機の払出遊技媒体総数−計数媒体総数であるため、遊技者の持媒体数を上記の算式により特定しても良い。更に、会員の持媒体数について会員の遊技期間を特定した上で、上記同様の算式により特定しても良い。勿論、交換種別毎に持玉を上記算式により特定しても良い。
次に上記(2)の計数媒体数を求める方法について説明する。尚、(2)の計数媒体数、及び(3)の当日貯媒体数の内、交換装置5にて受付けたレシートにより特定される交換対象媒体(計数玉)、或いは会員カードにより特定される交換対象媒体(貯玉)は、交換が予測される媒体から除く必要があることから、管理装置7は、交換装置5による交換履歴を管理している。
図3は、管理装置7が管理する交換履歴の一例を示している。交換履歴は、「NO.」に対応して、「時刻」、「号機」、「種別」、「媒体数」、「金額」、「大景品」、「中景品」、「小景品」の各項目が設定されている。つまり、交換装置5にて交換した特殊景品(対象景品)大、中、小についての交換履歴を管理する。尚、「時刻」欄の計は処理回数、「号機」における数値はレシートにより特定される計数装置4のID(号機番号)で、「貯玉」は、貯玉を引き出して交換処理を行ったことを示し、「種別」は媒体の種類を示す。また、「金額」は「媒体数」に所定の交換単価(売単価及び原価率)を乗じた値である。尚、右下の合計金額は、交換した特殊景品の総数の対価(大景品=5000円、中景品=1000円、小景品=200円)を示す。
本実施例では、大景品が「最高価値となる景品」に相当し、中景品及び小景品が「最高価値となる景品以外の少なくとも1つの景品」に相当する。
管理装置7は、計数装置4にて発券したレシート(預券)の内、図3に示す交換履歴に基づいて交換装置5にて受付けられていないレシート(遊技者が所有しているレシート)を特定する預券未引替リストを作成している。つまり、遊技者が持玉を計数装置4で計数し、レシートを発行すると、計数装置4から発行情報が出力されるので、管理装置7は、発行情報に基づいて対応するレコードを図4に示す預券未引替リストに登録する。
遊技者がレシートを景品交換カウンタに提出し、従業員が交換装置5によりレシートを読取ると、交換装置5はレシート情報を出力する。管理装置7は、交換装置5からのレシート情報と預券未引替リストにおける対応するレコードを特定し、その特定したレコードを預券未引替リストから削除する。
図4は、管理装置7による預券未引替リストの一例を示している。管理装置7は、未引替預券毎に、対応する媒体数全てが特殊景品に交換された場合に想定される出庫数を特定すると共に、想定される特殊景品の総数から交換金額を算出する。
次に上記(3)の当日貯媒体数の内、未交換の貯媒体数を求める方法について説明する。
管理装置7は、営業日当日に貯玉された貯媒体の内、図3に示す交換履歴に基づいて交換装置5にて交換されていない貯媒体を特定する当日貯媒体リストを作成している。つまり、遊技者が持玉を計数装置4で計数して貯玉すると、計数装置4から貯媒体情報が出力されるので、管理装置7は、貯媒体情報に基づいて対応するレコードを図5に示す当日貯媒体リストに登録する。
遊技者が会員カードを景品交換カウンタに提出して景品交換を申し出ると、従業員が交換装置5により会員カードを読取り、交換装置5は会員ID情報を出力する。管理装置7は、交換装置5からの会員ID情報と当日貯媒体リストとを照合することにより当日貯媒体リストにおける対応するレコードを特定し、その特定したレコードを当日貯媒体リストから削除する。
図5は、管理装置7による当日貯媒体リストの一例を示している。会員ID毎に、対応する媒体数全てが特殊景品に交換された場合に想定される出庫数を特定すると共に、想定される特殊景品の総数から交換金額を算出する。尚、同一の会員IDの会員が複数回に分けて貯玉した場合は、同一の種別に限り貯玉数を合算し、1つのレコードに記憶する。
ところで、上記(3)に関しては、当日貯媒体の全てが景品に変換されるのではなく、実際にはその一部が交換されることから、当日媒体数が景品に交換される割合を示す交換数比率を次のようにして求めた。つまり、当日に複数回貯玉して退店時に一括景品交換するような会員は、遊技場に滞在する時間が長いのが通常であることから、退店時刻を19時以降と見なし、19時以降における会員の貯玉率を求めた。
図6は、管理装置7による会員データベース(DB)である。会員DBは、「会員ID」に対応して、「会員氏名」、「貯玉数」、他の項目に加えて、「19:00以降の交換回数」、「19:00以降の貯玉回数」、「19:00以降の貯玉率」の各項目が設定されている。つまり、会員ID毎に、貯玉数、及び所定時刻(19:00)以降に会員カードを受付けた状態で、交換装置5にて交換処理(景品交換処理)を行った回数と、交換装置5、或いは計数装置4にて貯玉した回数を記憶し、その総処理回数に対する貯玉処理回数を貯玉率として記憶している。尚、貯玉数については、1種類のみ示しているが、遊技媒体の種類、貸単価、交換単価毎に項目を設け、各々記憶している。尚、交換回数、貯玉回数に代用して、交換日数、貯玉日数を採用し、総処理日数に対する貯玉日数を貯玉率としても良い。
図6に示す例において、「19:00以降の貯玉率」の合計に着目すると39%となっていることから、当日に複数回貯玉して退店時に一括景品交換するような会員は、現時点の交換候補会員数の61%となると推測することができる。
さて、営業終了が近づくと、特殊景品によっては営業時間までに在庫が不足する虞があることから、管理者は、特殊景品の補充情報を知りたい場合は、管理装置7に対して特殊景品補充情報の作成を指示する。
管理装置7は、景品補充情報の作成を指示されたときは、上記(1)、(2)、(3)の各遊技媒体数に基づいて特殊景品補充情報を作成する。
図7は、管理装置7が作成した特殊景品補充情報の一例を示している。特殊景品補充情報の最上段には「更新」ボタン16、「終了」ボタン17が表示されていると共に、表示選択項目表示部18が表示されている。表示選択項目表示部18には、「交換種別1」、「交換種別2」、「交換種別3」、「交換種別4」、「交換種別5」の各項目がチェック可能に表示されている。
特殊景品補充情報の中段には交換対象媒体表示部19が設定されている。交換対象媒体表示部19には、「交換種別名」に対応して、「1円パチ」、「4円パチ」、「5円スロ」、「20円スロ25」、「20円スロ30」、「合計」、「累積金額」、「在庫−累積金額」の各項目が設定されている。この場合、「1円パチ」が「交換種別1」に対応し、「4円パチ」が「交換種別2」に対応し、「5円スロ」が「交換種別3」に対応し、「20円スロ25」が「交換種別4」に対応し、「20円スロ30」が「交換種別5」に対応しており、表示選択項目表示部18の対応する項目をチェックすると、後述する出庫数等の算出、出力対象となる。尚、図7では、交換種別1〜5がチェックされているので、対応する5つの交換種別が出庫数等の算出、出力対象となっている。
他の項目としては、「持媒体数」、「持媒体交換金額」、「預券未引替媒体数」、「未引替交換金額」、「当日貯媒体残数」、「当日貯媒体残交換金額」、「会員持媒体数」、「会員持媒体交換金額」、「原価率」、「対象計数装置」、「遊技機数」、「稼動数」、「交換候補稼動数」、「交換候補会員数」の各項目が設定されており、各項目の意味は次の通りである。
交換種別名=遊技媒体の種別を示す(20円スロ30であれば、売単価が20円で対応遊技機がスロットマシンで30φの大きさの遊技媒体を示す。尚、遊技媒体の大きさについて、交換単価や、対象景品が同じであれば、他の大きさ(20φ)と共通化しても良い)
持媒体数=遊技者が獲得している遊技媒体数
持媒体交換金額=持媒体数に売単価及び原価率を乗じた値(次項目以降も同様)
預券未引替媒体数=未引替預券に対応する遊技媒体総数
当日貯媒体残数=遊技者が当日に貯玉し、その貯玉分から景品交換分及び再プレイ分の対価を差し引いた貯媒体数(当日貯媒体数に対応する当日交換対象貯媒体数に相当)
会員持媒体数=会員フラグが「1」である遊技機1の持媒体総数(合計金額は、図6に示す貯玉率を乗じたもので、過去の実績値(貯玉率)に基づいて現在の持媒体分から想定される貯玉する見込み金額である。尚、貯玉率については、任意の値を入力しても良い)
原価率=売単価に対する交換単価(例えば1円パチの原価率62.5%は、1円の売単価に対して0.625円の交換単価を示す)
対象計数装置=対象となる計数装置のID
また、特殊景品補充情報の中段に稼動数表示部20が設定されている。稼動数表示部20としては、「遊技機数」、「稼動数」、「交換候補稼動数」、「交換候補会員数」の各項目が設定されており、各項目の意味は次の通りである。
遊技機数=対象となる遊技機総数
稼動数=対象となる遊技機の内、稼動が検出されている(稼動フラグ=1の)遊技機数
交換候補稼動数=稼動が検出されている遊技機の内、所定数(パチンコの場合は500玉、スロットマシンの場合は100枚)以上の持媒休数がある遊技機数
交換候補会員数=稼動が検出されている遊技機の内、所定数以上の持媒体がある会員が遊技する(会員フラグ=1の)遊技機数
本実施例では、持媒体数が「交換対象となる交換対象遊技媒体数」に相当し、持媒体交換金額が「交換対象遊技媒体数に対応する対価」に相当し、会員持媒体数が「来場した会員に対応する交換対象遊技媒体数」に相当し、会員持媒体交換金額が「交換対象遊技媒体数に対応する対価」に相当し、会員持媒体交換金額の合計欄が「予測貯媒体数に対応する対価である予測貯媒体有価価値」に相当する。
また、特殊景品補充情報の下段には景品種別表示部21が設定されている。景品種別表示部21には、「景品種別」に対応して、「対価」、「交換数比率」、「予測出庫数(1)」、「予測出庫数(2)」、「予測出庫数(3)」、「予測貯入数(4)」、「現在在庫数」、「不足目安(1)」、「不足目安(2)」、「不足目安(3)」、「不足目安(4)」の各項目が設定されており、各項目の意味は次の通りである。
対価=景品種別毎の単価(尚、本実施例では対象景品の内、対価が最高額である大景品が最高価値の景品となる)
交換数比率=交換処理1回に対する景品種別毎の平均交換数(入力した設定値でも交換件数に対する交換景品数の割合を示す実績値でも良いが、本実施例では実績値を図3の交換履歴に基づいて設定(景品出庫総数÷処理回数)した)
予測出庫数(1)=持媒体数に対して予測される景品出庫数(大景品以外の景品(中、小景品)については、交換候補稼動数及び交換数比率に基づいて算出し、大景品については、算出した大景品以外の景品数に対価を乗じた値を持媒体交換金額から減算し、その値を対価により除した値。つまり、予測中(小)景品数=交換候補稼動数×中(小)景品交換数比率、予測大景品数=(持媒体交換金額−予測中景品数×中景品対価−予測小景品数×小景品対価)÷大景品対価。尚、予測大景品数について金額ベースで算出したが、景品に対する交換媒体数が共通していれば{持媒体数−予測中景品数×中景品交換媒体数−予測小景品数×小景品交換媒体数)÷大景品交換媒体数}のように媒体数ベースで算出しても良い。勿論交換種別毎に媒体数ベースにて予測出庫数を算出し、各々の合計を算出する構成としても良い)
本実施例では、交換数比率が「交換処理に対する交換数比率」に相当する。
予測出庫数(2)=持媒体数及び未引替預券に対して予測される景品出庫数(図5の景品総数を各々予測出庫数(1)に足した値)
予測出庫数(3)=持媒体数、未引替預券、及び当日貯媒体残数に対して予測される景品出庫数(図5の景品総数を各々予測出庫数(2)に足した値)
予測貯入数(4)=図6より求められる貯玉率に基づいた会員が貯玉するであろう持媒体に対応する景品数(算出式は、予測出庫数(1)と同様であるが、持媒体金額を会員持媒体金額(各会員持媒体数交換金額の合計に貯玉率を乗じた値)とし、交換候補稼動数を交換候補会員数としている。また、予測出庫数(3)から予測貯入数(4)を差し引いた値を予測出庫数(4)として出力しても良い。尚、交換候補稼動数の代わりに、稼動数に基づいて予測出庫数を算出しても良い。)
現在在庫数=交換装置5にて管理している在庫数(算出時点までの入庫総数から出庫総数を減じた値)
不足目安(1)=予測出庫数(1)に対して準備すべき景品数(予測出庫数(1)−現在在庫数)
不足目安(2)=予測出庫数(2)に対して準備すべき景品数(予測出庫数(2)−現在在庫数)
不足目安(3)=予測出庫数(3)に対して準備すべき景品数(予測出庫数(3)−現在在庫数)
不足目安(4)=予測出庫数(3)に対して予測貯入数を考慮した準備すべき景品数(予測出庫数(3)−予測貯入数(4)−現在在庫数)
本実施例では、稼動数及び交換候補稼動数が「交換対象者数」に相当し、予測出庫数(1)〜(3)及び不足目安(1)〜(4)が「複数種の景品の必要在庫数」に相当し、予測預入数(4)が「予測貯媒体有価価値に対応する必要在庫数」に相当する。
さらに、特殊景品補充情報には出玉率傾向表示部22が表示されている。出玉率傾向表示部22は、稼動情報(アウトに対するセーフ比率を示す出玉率)の推移グラフであり、遊技情報が増加傾向にあるのか減少傾向にあるのかを把握するために表示している。出玉率の代わりに、割数や持玉数等の推移グラフを表示するようにしても良い。
管理装置7は、上述のように求めた各種情報に基づいて特殊景品の不足数を予測して特殊景品補充情報を表示する。
図7に示す例では、19時30分時点の情報を示している。この場合、管理装置7は、まず、現在の交換候補稼動数及び持媒体数に基づいて予測出庫数(1)を計算する。つまり、交換候補稼動数が211であることから、中景品の予測出庫数として211×1.7(中景品の交換数比率)≒359、小景品の予測出庫数として211×2.2(小景品の交換数比率)≒464を求める。次に、大景品の予測出庫数として(2737954−359×1000−464×200)÷5000≒458を求める。同時に、予測出庫数(1)の対価を求める。
次に、管理装置7は、現在の持媒体数に預券未引替媒体数を加えた媒体数に基づいて予測出庫数(2)を計算する。つまり、予測出庫数(1)に、図4に示す大景品数、中景品数、小景品数をそれぞれ加算し、大景品の予測出庫数として458+35=493、中景品の予測出庫数として359+15=374、小景品の予測出庫数として464+21=485を求める。同時に、予測出庫数(2)の対価を求める。
次に、管理装置7は、現在の持媒体数に預券未引替媒体数及び当日貯媒体残数を加えた媒体数に基づいて予測出庫数(3)を計算する。つまり、予測出庫数(2)に、図5に示す大景品数、中景品数、小景品数をそれぞれ加算し、大景品の予測出庫数として493+4=497、中景品の予測出庫数として374+11=385、小景品の予測出庫数として485+10=495を求める。同時に、予測出庫数(3)の対価を求める。
次に、管理装置7は、現在の交換候補会員数に基づいて予測貯入数(4)を計算する。つまり、現在の交換候補会員数は83人であり、その内の39%が貯玉すると予測され、その分準備すべき景品が少なくなることから、このような中景品として83×0.39×1.7≒55、小景品として83×0.39×2.2≒71を求める。会員持媒体交換金額の合計が539061円であることから、大景品として(539061−55×1000−71×200)÷5000≒94を求める。
次に、管理装置7は、上述のように求めた予測出庫数(1)〜(3)、及び現在在庫数に基づいて不足目安(1)〜(3)を計算する。つまり、予測出庫数(1)〜(3)と現在在庫数との差から準備すべき景品数を求める。
ここで、予測出庫数(3)及び不足目安(3)に関しては、会員の持媒体全てが特殊景品に交換される場合の数値であるものの、実際には会員の持媒体の内の一部は貯玉され、その貯玉に対応した特殊景品が予測貯入数(4)であることから、不足目安(3)から予測預入数(4)を減算して不足目安(4)を求める。つまり、大景品として187−94=93、中景品として90−55=35、小景品として357−71=286を求める。
尚、不足目安(4)の精度は高いものの、閉店時間までが長い場合は誤差が大きくなることから、他の不足目安や出玉率傾向表示部22等を勘案しながら特殊景品を追加注文するかを判断するのが望ましい。
このような実施例によれば、管理装置7は、現在の交換対象者数に基づいて大景品以外の中景品数及び小景品数の必要在庫数を精度良く特定した上で、大景品数を求めるようにしたので、交換対象者数を考慮しないために、交換対象者数によって最高価値の景品数の変動が大きい従来の構成に比して、景品種毎の必要在庫数を正確に特定可能となる。
しかも、遊技者が所有しているレシートで特定される計数遊技媒体数、及び当日の貯媒体数の内、交換されていない貯媒体数を考慮した上で、必要在庫数を特定するようにしたので、更に正確な必要在庫数を特定可能となる。
さらに、当日の貯媒体数の内、貯玉される貯媒体を考慮して必要在庫数を特定すうようにしたので、必要在庫数の精度を高めることができる。
本発明は、上記実施例に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
遊技場全体で1日の貯媒体の増加平均値(貯玉数平均)を算出し、その増加平均値を持媒体数から減じた値に基づいて予測出庫数を算出したり、1日の貯媒体の減少平均値(景品の対価としての貯玉引落平均)を算出し、貯媒体を対価として交換されうる予測出庫数を算出したりしても良い。尚、各々の平均値から出力算出時点までに増加、減少した貯媒体数を減じた値に基づいて予測出庫数を算出しても良い。この場合、前者により求めた値を予測貯入数(4)として、後者により求めた値を当日貯媒体残交換金額に対応する予測出庫数に代用しても良い。この場合、管理装置7が変動貯媒体特定手段となる。
予測貯入数(4)を考慮する場合、予測出庫数(3)のみに対応させたが、予測出庫数(1),(2)に対応させても良い。また、予測貯入数を算出する場合、遊技場全体の貯玉率に基づいて算出したが、会員毎の貯玉率に基づいて、その会員の持媒体数に貯玉率を乗じた値をその会員の予測貯玉数として算出し、会員毎の予測貯玉数(金額)を合計することで会員持媒体数(金額)を特定しても良い。
特殊景品について3種類の景品を例示したが、複数種、即ち2種類以上であれば、2種類でも4種類以上等どの様な種類に対応しても良い。
特殊景品以外の景品交換を考慮して、所定期間(例えば前日までの1週間)における交換対象となる媒体数に対して、特殊景品が交換された遊技媒体数の割合を算出し、その割合を算出対象となる媒体数に乗じて予測出庫数を算出するようにしても良い。勿論、この割合は管理者が入力する任意の値であっても良い。この場合、管理装置7が景品率記憶手段となる。
必要在庫数として、予測出庫数、或いは不足目安の何れかのみを出力しても良い。
預券未引替媒体数、及び当日貯媒体残数に対応する予測出庫数を、未引替券毎の出庫数、会員ID毎の出庫数に基づいて算出する構成としたが、持媒体数に対応する予測出庫数と同様の算出方法により算出しても良い。この場合、持媒体総数に預未引替総数を加えて全体の媒体数を特定し、その特定した媒体数に基づいて出庫数を特定する等、対象となる全ての媒体数を特定した上で出庫数を特定しても良い。更に、レシート合算を考慮して、過去の実績値、或いは操作入力値である交換人数に対する処理レシート数の割合である合算率を特定(記憶)して、その合算率を未引替預券、所定数以上の持媒体のある遊技者等に乗じて交換対象者数を特定しても良い。この場合、交換単価等が異なれば交換単価毎に算出する必要がある。
遊技信号として、大当信号や役物作動回数、或いは役物を作動させる入賞口への入賞数を特定する始動信号を受信し、大当信号や始動信号に基づいて稼動状態を特定しても良い。また、売上信号の対象として、貨幣等の有価価値に基づいて払い出される貸玉に対応していれば、貸出装置2以外に遊技機1から払い出される媒体を対象としても良い。
管理装置7における処理(手段)を、貸出装置2、中継装置3、交換装置5等の端末にて行う(持たせる)構成としても良い。また、会員(貯玉)システムを採用していないシステムに採用しても良い。
会員の特定として、実施例上は会員カードとしたが、会員の識別情報が特定できれば、他のどの様な構成にて特定しても良い。例えば、IDタグや、指紋等の生体認証の受付等。また、情報の読み取りを一時的に行う場合には、終了操作を受け付けるまでを受付期間として特定すれば良い。レシートについてもどの様な記録媒体であっても良い。
本発明の一実施例における全体を示す概略図 貸出装置の斜視図 管理装置による交換履歴を示す図 管理装置による預券未引替リストを示す図 管理装置による当日貯媒体リストを示す図 管理装置による会員データベースを示す図 管理装置による特殊景品補充情報を示す図 管理装置の持媒体更新処理を示すフローチャート
符号の説明
図面中、1は遊技機、4は計数装置(会員受付手段)、5は交換装置(交換手段、会員受付手段)、7は管理装置(受信手段、交換手段、対象景品記憶手段、交換数比率記憶手段、会員情報記憶手段、貯玉率記憶手段、CPUが交換媒体特定手段、在庫数特定手段、交換者特定手段、当日貯媒体特定手段、会員交換媒体特定手段、予測貯媒体特定手段)である。

Claims (5)

  1. 遊技機側から出力される遊技信号であって、遊技に使用された使用遊技媒体数を特定可能な使用媒体信号、遊技機から払い出された払出遊技媒体数を特定可能な払出媒体信号、及び対価となる有価価値に基づき遊技者に対して貸し出された売上遊技媒体数を特定可能な売上信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した遊技信号に基づいて、交換対象となる交換対象遊技媒体数、或いは交換対象遊技媒体数に対応する対価である交換対象有価価値を特定する交換媒体特定手段と、
    遊技者が遊技により獲得した遊技媒体を対価として景品交換を行った場合に、その景品交換により交換された景品の個数を記憶する交換処理を行う交換手段と、
    必要在庫数を特定すべき複数種の景品を記憶する対象景品記憶手段と、
    前記対象景品記憶手段が記憶する複数種の景品の必要在庫数を、前記交換媒体特定手段が特定した交換対象有価価値に基づいて特定する在庫数特定手段とを備えた遊技場用管理システムであって、
    前記受信手段が受信した遊技信号に基づいて、交換対象者数を特定する交換者特定手段と、
    前記対象景品記憶手段が記憶する複数種の景品の内、最高価値となる景品以外の少なくとも1つの景品について、前記交換手段が行なった交換処理に対する交換数比率を記憶する交換数比率記憶手段とを備え、
    前記在庫数特定手段は、前記交換者特定手段が特定した交換対象者数と、前記交換数比率記憶手段が記憶する交換数比率とに基づき、前記対象景品記憶手段が記憶する複数種の景品の内、最高価値となる景品以外の少なくとも1つの景品の必要在庫数を特定することを条件として、最高価値となる景品の必要在庫数を特定することで前記対象景品記憶手段が記憶する複数種の景品の必要在庫数を特定することを特徴とする遊技場用管理システム。
  2. 遊技場における会員が獲得した遊技媒体の内、遊技場における営業日当日に遊技場に預け入れられた遊技媒体数である当日貯媒体数を会員毎に記憶する会員情報記憶手段と、
    前記会員情報記憶手段が記憶する当日貯媒体数に基づいて、当日貯媒体数に対応する当日交換対象貯媒体数、或いは当日交換対象貯媒体数に対応する対価である当日貯媒体有価価値を特定する当日貯媒体特定手段とを備え、
    前記在庫数特定手段は、前記当日貯媒体特定手段が特定した当日貯媒体有価価値に対応する必要在庫数を加算した上で対象景品記憶手段が記憶する複数種の景品の必要在庫数を特定することを特徴とする請求項1記載の遊技場用管理システム。
  3. 遊技場の会員であることを特定可能な会員識別情報を受け付ける会員受付手段と、
    遊技場における会員が獲得した遊技媒体の内、遊技場に預け入れられた遊技媒体数である貯媒体数を会員毎に記憶する会員情報記憶手段と、
    前記会員受付手段が会員識別情報を受け付けた場合に、遊技者により獲得した遊技媒体が預け入れられる割合である貯玉率を記憶する貯玉率記憶手段と、
    前記会員受付手段が受け付けた会員識別情報に基づいて、遊技場に来場した会員を特定すると共に、来場した会員に対応する交換対象遊技媒体数、或いは交換対象遊技媒体数に対応する対価である会員交換対象有価価値を前記交換媒体特定手段が特定する交換対象有価価値に基づいて特定する会員交換媒体特定手段と、
    前記会員交換媒体特定手段が特定した会員交換対象有価価値に前記貯玉率記憶手段が記憶する貯玉率を乗じた予測貯媒体数、或いは予測貯媒体数に対応する対価である予測貯媒体有価価値を特定する予測貯媒体特定手段とを備え、
    前記在庫数特定手段は、前記予測貯媒体特定手段が特定した予測貯媒体有価価値に対応する必要在庫数を排除して前記対象景品記憶手段が記憶する複数種の景品の必要在庫数を特定することを特徴とする請求項1記載の遊技場用管理システム。
  4. 遊技場における会員が獲得した遊技媒体の内、遊技場に預け入れられた遊技媒体数である貯媒体数を会員毎に記憶する会員情報記憶手段と、
    前記会員情報記憶手段が記憶する貯媒体数に基づいて、遊技場全体における一日の平均貯媒体増加数、或いは平均貯媒体増加数に対応する対価である増加貯媒体有価価値、及び遊技場全体における一日の平均貯媒体減少数、或いは平均貯媒体減少数に対応する対価である減少貯媒体有価価値の少なくとも一方を特定する変動貯媒体特定手段とを備え、
    前記在庫数特定手段は、前記変動貯媒体特定手段が特定した増加貯媒体有価価値に対応する必要在庫数の排除、及び前記変動貯媒体特定手段が特定した減少貯媒体有価価値に対応する必要在庫数の加算の内、少なくとも一方を行った上で前記対象景品記憶手段が記憶する複数種の景品の必要在庫数を特定することを特徴とする請求項1記載の遊技場用管理システム。
  5. 前記交換手段が交換処理を行った場合に、対価となる遊技媒体の内、前記対象景品記憶手段が記憶する景品の対価となった遊技媒体の割合である対象景品率を記憶する景品率記憶手段を備え、
    前記在庫数特定手段は、前記交換媒体特定手段が特定した交換対象有価価値に前記景品率記憶手段が記憶する対象景品率を乗じた対象景品交換有価価値に基づいて前記対象景品記憶手段が記憶する複数種の景品の必要在庫数を特定することを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の遊技場用管理システム。
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