JP4069175B2 - 会員管理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技場(遊技店)に来店する遊技者としての会員における遊技機を用いた遊技に関連する情報を管理する会員管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ遊技機やパチスロ遊技機等を備えた遊技場では、会員を募集し、会員となった遊技者に対して、各種のサービスを行い、顧客数の安定化を図っているところがある。そして、会員となった顧客へのサービス向上等のために、会員の遊技に関する情報の取得等を行うシステムが開発されている。
従来から一般的に知られている遊技場システムとしては、会員カードをプリペイドカード販売機に挿入させた状態でプリペイドカードを販売するようにし、会員カードに記録された会員コードと玉貸金額を記録したプリペイドカードを発行する。そして、該プリペイドカードを遊技機のカードユニットに挿入している間の遊技媒体の入玉数(会員が遊技機に打ち込んだ玉数)、出玉数(入賞口等に入って出てきた賞玉数)という媒体情報と、該遊技機に接続されているカードユニットでの玉貸金額の貸金情報とをカードユニットに備えられた記憶手段に記憶して、会員の遊技終了時点で会員の入玉数、出玉数、玉貸金額をもとに会員毎の収支を演算し負けが込んでいる会員を把握できるような会員の管理を行っていた(例えば、特許文献1参照。)。
そして、例えば、このような管理データに基づいて上述の負けが込んでいる会員に対してイベント等を開催するときに、優良台を優先的にサービスできるようにしていた。
【0003】
なお、上述のような遊技システムでは、会員毎の収支等の情報を得た後に、得られた情報に基づいて会員に各種サービスを行うことになるが、会員へサービスを行う場合のサービスの決め方としては、遊技場側から各種条件に基づいて会員にポイント与え、得られたポイントに基づいてサービスが選択されるポイントシステムが知られている。このようなポイントシステムとしては、例えば、会員の使用金額に応じて付与される使用金額ポイント、会員が遊技場に来店した来店回数に応じて付与される来店回数ポイント、会員が遊技場に遊技媒体を預けた貯玉あるいは、貯玉により遊技を行った貯玉再プレイに対して付与されるポイントを組み合わせてポイント数を算出し、該ポイント数に対して会員に各遊技機の遊技情報等を提供する情報提供手数料サービス、玉貸出し料金サービス、再プレイ手数料サービスを行っていた(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−253314号公報(第5−10頁)
【特許文献2】
特開2000−99831号公報(第2頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述したような従来技術、例えば、特許文献1に記載された遊技場システムでは、単に遊技者が遊技機で行った遊技の収支の結果に基づいて負けがこんでいる会員を管理するものであり、負けた会員に関して詳細なデータの管理を行えるものではない。
例えば、結果的に同じ負け額であっても、短時間で遊技が終了してしまう場合もあれば長時間遊技を継続できる場合もあるし、或いは、1種類の遊技機しか遊技できない場合もあれば多種類の遊技機で遊技できる場合もある。このように、同じ負け額でも遊技態様は様々に変化し、このような遊技の内容に応じて遊技者の満足感或いは不満足感は変化することとなるが、従来の管理データでは、遊技者の満足度或いは不満足度を把握することができない。したがって、従来のシステムで得られたデータを利用してサービスを提供した場合には、遊技者の満足感或いは不満足感に関係なく、例えば、同じ負け額ならば一定のサービスが提供されるだけとなってしまい、満足感を得られなかった(不満足感が大きい)遊技者とある程度の満足感を得られた(不満足感が小さい)遊技者で不平等なサービス提供形態をなってしまう。
【0006】
上述の特許文献2記載されたポイントシステムを用いれば、ポイントを貯めて高いポイントに対応するサービスを選択したり、同じポイント数かそれ以下のポイント数に対応する複数種のサービスからサービスを選択することが可能となるが、例えば、イベント等において、来店した日数及び使用した金額がほぼ同じで、負け額がほぼ同じ会員には、会員の遊技に対する満足の度合いに関係なく同じポイント数が与えられることになり、不平等なサービス提供形態を解消することはできない。
【0007】
本発明の課題は、会員の遊技内容に係わる遊技関連情報を収集し、これら遊技関連情報から遊技者の不満足度合いを求め、求められた不満足度合いに基づいて会員へのサービスを行なうことである。
【0029】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、遊技場の利用状況情報を会員として登録された遊技者毎に管理する遊技場の会員管理装置であって、
会員を特定可能な情報が記憶された記憶媒体を処理する記憶媒体処理手段と、
前記記憶媒体処理手段による記憶媒体の処理に基づき会員登録された遊技者が実行した遊技に関する遊技関連情報を会員毎に収集する遊技関連情報収集手段と、
前記遊技関連情報収集手段で収集した遊技関連情報に基づいて、遊技者の遊技場利用状況を監視する遊技場利用状況監視手段と、
を備え、
前記遊技関連情報収集手段で収集した前記遊技関連情報は、少なくとも遊技者が遊技した遊技回数を遊技した遊技機単位で計数した遊技回数情報と、該遊技回数毎に遊技者に貸し出した遊技媒体に関する貸遊技媒体情報と、該遊技回数毎に遊技者が獲得した遊技媒体に関する獲得遊技媒体情報とを含み、
前記遊技場利用状況監視手段は、遊技場での遊技における遊技不満足度を算出する遊技不満足度算出手段と、
遊技者が遊技場の利益に貢献した遊技場利益貢献度を算出する遊技場利益貢献度算出手段と、を含み、
前記遊技不満足度算出手段は、
前記遊技関連情報の前記貸遊技媒体情報と前記獲得遊技媒体情報とに基づいて、前記遊技回数毎に遊技の勝敗を算出する勝敗算出手段と、
前記勝敗算出手段により算出された勝敗結果に基づいて、遊技回数毎の勝敗の順序を監視する勝敗順序監視手段と、
前記勝敗順序監視手段による監視結果に基づき遊技不満足度を算出する勝敗順序遊技不満足度算出手段と、を備え、
前記遊技場利益貢献度算出手段は、所定期間における総貸遊技媒体情報と所定期間における総獲得遊技媒体情報に基づいて、前記遊技場利益貢献度として、貸遊技媒体情報に対しての獲得遊技媒体情報の比率である回収率を算出する回収率算出手段と、前記記憶媒体処理手段における記憶媒体の処理に基づいて、前記遊技場利益貢献度として、来店情報を算出する来店情報算出手段と、を備えることを特徴としている。
【0030】
ここで、「遊技場」とは、例えば、パチンコ遊技機等の弾球遊技機や、パチスロ遊技機等のスロットマシン等の各種遊技機のうちの少なくとも1種の遊技機を設置するとともに、遊技機の遊技に使用される遊技媒体を有料で貸し出すもので、遊技店とも言う。なお、貸し出される遊技媒体は、遊技機で実際に用いられる遊技玉やメダル(コイン)であるが、貸し出される遊技媒体が、各種の記録媒体(記憶媒体)に記録された遊技媒体の数を示す数値(すなわち、数値化された遊技媒体)であっても良い。
また、「記憶媒体」とは、例えば、磁気的もしくは光学的に情報を記憶するもの、もしくは半導体メモリに情報を記憶するもので、特に磁気カード、ICカード等のカード型にされたものが好ましい。例えば、カード型の記憶媒体は、会員カードとして使用することが可能である。
また、「遊技関連情報」とは、上述の遊技回数情報、貸遊技媒体情報、獲得遊技媒体情報を含むものであるが、その他に、例えば、貸遊技媒体情報を金額で示した投資金額情報、獲得遊技媒体情報を金額で示した回収金額情報、遊技時間情報、スタート回数情報などを含んでも良い。
貸遊技媒体情報とは、貸し出された遊技媒体の量を示す情報であり、遊技媒体の個数や、遊技媒体の個数に遊技媒体の貸出単価(玉一個当たりの貸出金額)を乗算した金額のデータでも良い。
獲得遊技媒体情報とは、遊技機における入賞により払い出され遊技者が獲得した遊技媒体の量を示す情報であり、遊技媒体の個数(獲得遊技媒体数)や、遊技媒体の個数に遊技媒体の交換単価(玉一個当たりの景品と交換可能な金額)を乗算した金額のデータでも良く、さらに貸し出されて計算上使用されていない遊技媒体の量を含んでも良い。
遊技回数情報とは、「遊技者が遊技した遊技回数を遊技した遊技機単位で計数した」ものであり、遊技する遊技機を変更する毎に1加算される情報(ゲーム数)である。なお、前に遊技した同一遊技機に戻って遊技した場合は、更に1加算するが、この場合には加算せずに前の遊技結果に今回の遊技結果を含ませて1ゲーム(遊技回数1)として結果を出してもよい。なお、遊技した遊技機でスタート回数が所定数となった場合に、ゲーム数を1加算する加算条件を設定しても良い。すなわち、一つの遊技機で極めて短時間しか遊技をしなかった場合も一つの遊技機で遊技した遊技回数に入れてしまうと、遊技が入賞となる可能性が極めて低いので、例えば、払い出された遊技媒体より使用した遊技媒体の方が多い遊技、すなわち、負けた遊技の回数が多くなってしまうなどの問題が生じる。
なお、スタート回数情報とは、例えば、特別変動表示ゲームを行うパチンコ遊技機において、特別変動表示ゲームをスタートした回数である。また、パチスロ遊技機等のスロットマシンにおいて、スタート回数情報とは、スタートレバーを操作して変動表示ゲームを開始した回数である。また、遊技回数は、例えば、当日の一日、遊技場のイベント期間中、遊技場のイベントからイベントまでの間、イベント開始前の期間等の所定期間内の遊技回数である。
投資金額情報とは、貸遊技媒体情報の一種であり、例えば、遊技媒体の貸し出しを受けるために支払った金額であり、言い換えれば、貸し出された遊技媒体の数に遊技媒体の貸出単価を乗算したものである。回収金額情報とは、獲得遊技媒体情報の一種であり、例えば、遊技を終了した際に、残っている遊技媒体の数に遊技媒体の交換単価を乗算したものであり、言い換えれば、貸し出された遊技媒体の数と、入賞により払い出された遊技媒体(獲得遊技媒体)の数との和から使用した遊技媒体の数を減算した数に遊技媒体の交換単価を乗算したものである。
遊技時間情報とは、遊技を行った時間であり、例えば、パチンコ遊技機では、単位時間内に射出可能な遊技媒体数が決まっているので、射出した遊技媒体数から求めることができる。なお、会員カード(記憶媒体)を遊技機に関連する機器(例えば、遊技媒体貸出装置)の記憶媒体処理手段に挿入して遊技を行う場合に、会員カードの挿入から排出までを遊技を行った時間としても良い。
そして、会員の遊技関連情報を収集する場合には、例えば、遊技機もしくは遊技機の近 傍に設けられた記憶媒体処理手段(例えば、カードリーダ等を備え、管理装置となるホストコンピュータに接続された端末装置)に、会員により会員カード(記憶媒体)が挿入されてから排出までの間に、遊技機や遊技媒体の貸出装置や遊技媒体の計数装置や記憶媒体処理手段から出力されるデータを、当該会員の遊技関連情報として収集する。
また、「来店情報」とは、遊技場(遊技店)への来店回数を示す情報で1日に1ポイントで制限されるものとしても良い。すなわち、来店日数と同様の値となる。なお、同日に複数回来店した際に、来店した回数をカウント可能ならば、一日の来店回数を1以上とするものとしても良いが、会員情報を管理する上では、一日の来店回数が1で制限される方が好ましい。
【0031】
請求項1に記載の発明によれば、単に会員の勝敗のみを管理するのではなく、負けた場合でもどのような遊技内容で負けたのか等、会員の遊技内容を管理することができるので、例えば、管理データを遊技場のサービスの提供に利用すれば、会員に適切なサービスを提供することができる。
特に、会員が遊技した遊技機単位で遊技回数を計数するとともに、各遊技回数毎の結果に基づき遊技者が負けた場合の不満足度を算出するので、会員の遊技内容をより詳細かつ正確に管理することができる。
すなわち、遊技関連情報として遊技回数情報を求めるとともに、獲得遊技媒体情報と貸遊技媒体情報とから各遊技回数毎(各遊技機での遊技毎)に勝ち負けを判定し、所定期間における勝敗の順番で不満足度を算出することで、より正確な不満足度を算出することができる。
なお、各遊技において、貸し出された遊技媒体の量を示す貸遊技媒体情報の方が、払い出された遊技媒体の量を示す獲得遊技媒体情報より多い場合に負けとなる。
従って、所定期間において貸遊技媒体数の方が獲得遊技媒体数より多く収支がマイナスでも、例えば、1日の遊技のうち序盤で勝っていたにもかかわらず、遊技機の変更後の終盤で大きく負けてトータルで負けとなった場合と、序盤の遊技で負けていたにもかかわらず、遊技機の変更により終盤で勝ちトータルの負け額を減らした場合には、同じ負け額でも遊技者の不満度は変化すると思われる。
従って、単にトータルの負け額によりサービスを提供するのではなく、不満足度に基づいてサービスを提供するようにできるので、各会員に、より適切で平等にサービスを提供することが可能となる。
また、遊技不満足度と遊技者が遊技場の利益に貢献した遊技場利益貢献度から遊技者に対して不公平のないサーヒスをすることができる。即ち、遊技回数毎に算出したデータや遊技場への来店回数や所定期間における総負け量などを総合的に加味したサービスの提供を行うためのより不公平のないデータを算出できる。
また、不満足度の高い遊技者の不満を解消するようにして、客離れを防止することができる。また、遊技場への貢献度の高い顧客が遊技場から離れるのを防止することにより、効率的に経営を安定化させることができる。
【0033】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の会員管理装置において、
前記遊技場利用状況監視手段は、
遊技場における所定のサービスを受けるために遊技者に付与されるサービスポイントの算出を行うサービスポイント算出手段を含み、
前記サービスポイント算出手段は、
前記遊技不満足度算出手段による算出結果で得た遊技不満足度を、各々予め設定された基準情報と比較して当該遊技不満足度を複数段階のランクのいずれかと判定し当該ランクに基づいて各遊技不満足度ポイントを算出し、
前記遊技場利益貢献度算出手段による算出結果で得た遊技場利益貢献度を、各々予め設定された基準情報と比較して当該遊技場利益貢献度を複数段階のランクのいずれかと判定し当該ランクに基づいて各遊技場利益貢献度ポイントを算出し、
前記各遊技不満足度ポイントと前記各遊技場利益貢献度ポイントに基づいて、
前記サービスポイントとして遊技者の遊技場利用状況ポイントを算出することを特徴としている。
【0034】
ここで、「複数段階のランク」とは、6段階のランク、3段階のランクなどであり、例えば、遊技不満足度が負率等の率で表された場合に、20%おきにランク分けするなどの方法がある。また、各ランクが%等の率で等間隔となっている必要はなく、例えば、第1ランクが0〜5%、第2ランクが6〜40%等のように、各ランクの範囲となる率が不等間隔となっていても良い。
また、「各遊技不満足度ポイントと前記各遊技場利益貢献度ポイントに基づいて、・・・・遊技者の遊技場利用状況ポイントを算出」とは、例えば、加算による算出であるが、その他の計算式で算出しても良く、例えば、一方のポイントのウエイトを大きくしてもよい。なお、ポイントの算出方法を設定変更できる手段を会員管理装置に設けてもよい。
【0035】
請求項2に記載の発明によれば、遊技不満足度と遊技者が遊技場の利益に貢献した遊技場利益貢献度を算出し、遊技不満足度と利益貢献度に基づきサービスポイントを付与するようにすれば、サービスポイントがどちらか一方に偏ることがなくポイントを付与できるので、遊技者に対して不公平のないサーヒスをすることができる。
また、遊技不満足度によりサービスポイントを決めること、すなわち、遊技不満足度の高い顧客により多くサービスポイントを与えるようにすることで、不満足度の高い遊技者の不満を解消するようにして、客離れを防止することができる。また、遊技場への貢献度の高い顧客へより多くのサービスポイントを与えて、遊技場への貢献度の高い顧客が遊技場から離れるのを防止することにより、効率的に経営を安定化させることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係る実施の形態について説明する。
本実施の形態は、図1〜図4を参照して、本発明に係る会員管理装置1の好適な例について説明を行うものである。
図1に示すように、会員管理装置1は、遊技店(遊技場)A内に設けられた遊技店(ホール)管理装置のハード構成を用いており、ホール管理装置に会員管理装置1が含まれた状態となっている。
【0037】
なお、ホール管理装置は、遊技機10等から出力される情報を用いて、各遊技機10の状態の管理を行うとともに、入力された情報を集計・演算して、売り上げ等の管理を行うものであり、本発明の会員管理装置1は、ホール管理装置の各遊技機10等から情報を収集するハード構成を利用し、ホール管理装置に収集される情報から会員毎の遊技関連情報等を抽出し、会員毎に情報の管理を行うものである。また、ホール管理装置により管理される対象となる遊技機10は、本発明において、会員が行う遊技に関連した遊技関連情報を出力する装置となり、ここでは、会員管理装置1に、遊技機10が含まれるものとする。なお、会員管理装置1は、遊技機10から出力される情報を利用するものであって、会員管理装置1に遊技機10が含まれないものとしても良い。
【0038】
そして、ホール管理装置に含まれる会員管理装置1は、ホストコンピュータとなるホール管理コンピュータ20と、ホール管理コンピュータ20の端末となるホール管理端末機30、会員管理端末機40、会員登録機50、景品管理端末機60、POS装置65、情報表示端末機25、遊技店の各島設備毎に設けられた島コントローラ70等がローカルエリアネットワークを構成するようにハブ(HUB)2を介して接続されている。なお、ネットワークの配線の端部には、終端抵抗3が設けられている。
【0039】
また、会員管理装置1となるホール管理装置おいては、各端末機からの情報がホール管理コンピュータ20に入力可能となっているが、各端末機は、それぞれ、ホール管理コンピュータ20とは独立して処理が可能となっている。
ホール管理コンピュータ20は、主に情報入力用の端末、例えば、島コントローラ70、台コントローラ80等から入力された情報を記憶するとともに、演算処理してホール管理用の情報を算出して記憶するものである。なお、この例において、後述する会員管理装置1による会員情報の管理の処理をホール管理コンピュータ20で行うとともに、オペレータによる処理の操作を会員管理端末機40で行うものとしても良いが、本実施の形態では、会員管理端末機40側で会員情報を管理する処理を行うようになっている。
ホール管理コンピュータ20には、データ出力等のために、ディスプレイ21、プリンタ22等が備えられている。
【0040】
ホール管理端末機30は、上述のようなホール管理の処理をホール管理コンピュータ20に行わせる際に、オペレータが操作を行うための端末であるが、処理の少なくとも一部をホール管理端末機30で行うものとしても良い。また、ホール管理端末機30には、店員同士の通話等に用いられるインカム装置31(通話用トランシーバ)の受信装置を有する音声出力装置32を備え、インカム装置31から入力される音声により、店内放送が可能となっている。また、ホール管理端末機30にも、データ出力用にディスプレイ33、プリンタ34が備えられている。
会員管理端末機40は、上述したように島コントローラ70から入力される遊技機10、遊技媒体計数器付貸出装置90等からの情報に基づいて、後述する会員情報の管理を行うものである。また、会員管理端末機40には、データ出力用にディスプレイ41、プリンタ42が備えられている。会員管理端末機40については、後に詳細に説明する。
【0041】
会員登録機50は、新規会員の登録時のデータを入力するとともに、後述する新規会員の固有識別情報とを対応させるものであり、また、暗証番号等を設定するものとしても良い。また、会員登録機50は、新規会員の情報と固有識別情報とを対応させる際に、後述する記憶媒体である会員カード994(磁気カードもしくはICカード 図2のブロック図に図示)にデータを書き込む機能を有しても良いし、予め上述の固有識別情報を記憶された新規会員用の会員カード994の固有識別情報を入力するものとしても良い。
【0042】
景品管理端末機60は、景品入出庫管理、景品在庫管理等を行うもので、景品が業者から納入された際に納入データが入力され、POS装置65において景品交換の処理が行われた際に景品交換データが入力され、これにより入出庫管理、在庫管理等を行う。景品管理端末機60には、データ出力用にディスプレイ61、プリンタ62が備えられている。
POS装置65は、景品の交換を行う際に、例えば、会員カード994や、遊技玉やメダルの計数装置から出力された遊技媒体数が記録されたレシートやカードから交換される遊技媒体数を読み取るとともに(会員カード994の場合には、会員カード994から直接読み取るものとしても、会員カード994に記憶された会員の固有識別情報に基づいてホール管理コンピュータ20、ホール管理端末機30、会員管理端末機40等から読み取るものとしても良い)、遊技媒体数に対応して遊技者が選択した景品を示すデータを景品につけられたバーコード等から読み取り、交換される遊技媒体数と、交換された商品のデータを入力して、景品管理端末機60、ホール管理コンピュータ20等に出力するものである。
また、POS装置65は、会員カード994や遊技媒体数を記憶したカードからデータを読み取るためのカードリーダ66を備えている。また、上述のようにバーコードを読み取るためのバーコードリーダを備えていても良い。
【0043】
情報表示端末機25は、例えば、カードリーダ26を備え、会員カード994がカードリーダ26に挿入されて会員の固有識別情報が入力された際に、会員管理端末機40、ホール管理コンピュータ20等に記憶された、例えば、各遊技機10のデータ(大当たり回数、前回の大当たりからの変動表示ゲームの回数、出玉数など)を表示するものであり、例えば、本体と一体となったディスプレイを備えている。また、情報表示端末機25は、例えば、会員カード994に対応する会員のデータ(例えば、現在の貯玉数など)を表示する。
なお、上述の各装置は、必要に応じてディスプレイ、プリンタ等の出力装置を備えるとともに、キーボード、マウス、トラックボール等の入力装置を備える。
【0044】
島コントローラ70は、各遊技機10が設置された複数の島設備毎に設けられる中継器であり、遊技機10及び各遊技機10の近傍に設けられた遊技媒体計数器付貸出装置90(以下、貸出装置90と略す場合がある)から出力されるデータを同じく中継器である台コントローラ80を介して収集し、収集されたデータをLANを介してホール管理コンピュータ20等の装置に出力するようになっている。
【0045】
なお、島コントローラ70は、記憶装置を備え、入力されたデータを一時的に記憶するようになっており、ネットワークがダウンしたような場合に、データが消失するのを防止するようになっている。なお、島コントローラ70と、台コントローラ80とがネットワークを構成し、かつ、台コントローラ80と遊技機10及び貸出装置90がネットワークを構築しているが、分散型ネットワークとなっており、一部の台コントローラ80等に問題が生じてもネットワーク全体がダウンするようなことがないようになっており、多くの遊技機10を備える遊技店において、一部の中継器がダウンすることにより、店内全体がダウンするようなことがない。
【0046】
台コントローラ80は、島設備毎に複数台配置されるとおもに、配置された島設備に配置された島コントローラ70にネットワーク接続されている。
ここで、会員管理装置1を含むホール管理装置の各装置のうちの本発明の会員管理装置1の主要構成となる遊技機10、貸出装置90、台コントローラ80、会員管理端末機40について詳細に説明する。
遊技機10は、図示しないが、第一種の周知のパチンコ遊技機であり、遊技玉が打ち込まれる遊技領域を備え、該遊技領域には、特別図柄の始動入賞口、該特別図柄始動入賞口への遊技玉の入賞(始動入賞)に基づき複数種類の特別図柄を変動表示する特別変動表示ゲームを行う特別図柄の変動表示装置、該変動表示装置における特別変動表示ゲームの結果として大当りとなった場合に開閉動作する特別変動入賞装置、一般入賞口、風車、サイドランプ、各種装飾ランプ・LED、アウト穴、多数の障害釘等が設けられている。
【0047】
さらに、パチンコ遊技機10は、遊技領域内への遊技玉の発射操作を遊技者が行うための発射操作部としての操作ハンドルと、発射された後に島設備に回収される遊技玉(入賞玉、アウト玉)を検出することにより、遊技領域内へ発射された遊技玉の数をカウント可能な信号を出力する発射玉検出センサ(このセンサは、パチンコ遊技機自体に無くても良く、島設備に設けても良い)と、各入賞口(例えば、特別変動入賞装置の入賞口、特別図柄始動入賞口、一般入賞口等)へ入賞した遊技玉を検出する入賞玉検出センサと、入賞に基づいて払い出される遊技玉(賞玉)の払い出しを行う賞玉排出ユニットと、払い出された賞玉を検出する賞玉検出センサと、遊技に必要な各種制御を行う制御装置と、を備えている。制御装置はCPU、ROM、RAM、I/Fを含む制御回路を備え、遊技に関する各種の制御を行う他、各センサ(例えば、発射玉検出センサ、入賞玉検出センサ、賞玉検出センサ)からの検出信号(射出信号、入賞信号、払出信号)に基づき、台コントローラ80及び島コントローラ70を介して、景品管理端末機60、ホール管理端末機30、会員管理端末機40、ホール管理コンピュータ20等にデータを出力している。
【0048】
また、パチンコ遊技機10は、制御装置から特別変動表示ゲームが開始されるたびに、台コントローラ80及び島コントローラ70を介して、景品管理端末機60、ホール管理端末機30、会員管理端末機40、ホール管理コンピュータ20等に、スタート信号を出力する。
また、パチンコ遊技機10においては、特別変動表示ゲームが大当たりとなり、特別遊技状態が発生した場合に、台コントローラ80及び島コントローラ70を介して、景品管理端末機60、ホール管理端末機30、会員管理端末機40、ホール管理コンピュータ20等に、大当たり信号を出力する。
なお、パチンコ遊技機10においては、貸出装置から貸し出される遊技玉(貸玉)や、パチンコ遊技機10の遊技領域内に射出され各入賞口のいずれかに遊技玉が入賞することにより払い出された遊技玉(賞玉)を受けるとともに、遊技玉を射出する射出装置に遊技玉を供給する上皿と、上皿から溢れる遊技玉を受ける下皿とを有する。また、下皿には、開閉可能な遊技玉の排出口が備えられ、排出口の下に位置する島設備には、遊技媒体計数器付貸出装置90の遊技媒体計数器(計数部98a)の後述する遊技媒体投入口981が設けられている。
【0049】
上述の特別変動表示ゲームは、複数種類の特別図柄から構成される図柄列を、変動表示装置に形成された、例えば左、中、右の変動表示領域の各々で上から下に各特別図柄が移動するように変動表示させることで行われ、変動表示ゲームの開始から所定時間経過した時点で、各変動表示領域の変動表示を例えば左、中、右の順に停止させて、各変動表示領域の各々に所定の特別図柄を停止表示することで停止結果態様を導出することとなっている。
【0050】
そして、変動表示ゲームが終了した際に複数の変動表示領域の各々に停止表示された各特別図柄が特定の停止態様(例えば、「7,7,7」等のぞろ目数字の何れか)を形成した場合に、遊技者に特定の価値を付与可能な特別遊技状態を発生させ、例えば、遊技盤に設けられている変動入賞装置を所定期間開状態に変換するとともに所定の継続条件の成立に基づき該開状態の変換を繰り返すことで遊技者が多量の遊技球を獲得可能にしている。
【0051】
図2は、上述の遊技媒体計数器付貸出装置90を示すブロック図である。なお、貸出装置90は遊技機10に対して1対1で配置されるとともに、島設備における遊技機10の近傍に配置され、その計数部98aが遊技機10の下皿の下方に配置され、下皿から排出された遊技玉を直接計数可能となっている。
貸出装置90には、種々のデータ処理を行うための手段としてCPU91が設けられており、CPU91には、主メモリであるROM92及びRAM93が接続されている。また、CPU91には、上述のROM92、RAM93以外に、不揮発性のメモリもしくはバックアップ電源で停電時等も記憶内容を保持する半導体メモリからなる獲得玉情報記憶部94が接続されている。
【0052】
また、CPU91には、遊技媒体放出制御部95、紙幣識別制御部96、硬貨識別制御部97、遊技媒体計数制御部98(図1の計数部98aに含まれる)、カードR/W991、レシート発券制御部995が接続されている。
また、CPU91には、各種データ等を表示するための表示手段911(表示制御回路及びディスプレイを含む)と、表示手段911の表示内容等を操作するための操作部912と、データの出力等のために台コントローラ80及び島コントローラ70を介して景品管理端末機60、ホール管理端末機30、会員管理端末機40、ホール管理コンピュータ20等と通信するための通信I/F(インターフェース)913とを備えている。
【0053】
CPU91は、ROM92に記憶されているシステムプログラム及びデータと、RAM93にロードされたプログラム及びデータに従って動作する。RAM93にロードされるプログラム及びデータとしては、表示制御プログラム93a、遊技媒体放出制御プログラム93b、紙幣識別制御プログラム93c、硬貨識別制御プログラム93d、売上断線出力プログラム93e、遊技媒体計数器制御プログラム93f、レシート制御プログラム93g、カード制御プログラム93h等がある。
【0054】
表示手段911は、CPUの表示制御プログラム93aにより実現される機能に基づいて、遊技媒体計数器付貸出装置90としてのデータ例えば、投入金額、貸出玉数、計数された玉数(主に払い出された遊技玉を貯玉や景品との交換のために計数したもの(獲得遊技媒体数))等を表示する。また、表示手段911には、例えば、カードR/W991に挿入された会員カード994から読み取られたデータ(会員ID等の会員固有識別情報)により特定された会員に係わるデータ(会員データ)を、例えば、会員管理端末機40等から呼び出して表示するものとしても良い。
【0055】
遊技媒体放出(排出)制御部95は、例えば、パチンコ遊技機10の上皿もしくは上皿に遊技玉を排出する遊技玉経路に接続された遊技媒体排出口951と、遊技媒体排出口951から遊技媒体954を放出(排出)する遊技媒体放出(排出)手段952と、遊技媒体放出手段952から放出される遊技媒体954(遊技玉)を検出して計数する遊技媒体計数手段953とを備える。そして、CPU91の遊技媒体放出制御プログラム93bにより実現される機能に基づいて、紙幣識別制御部96の紙幣投排口961への紙幣963の投入金額、硬貨識別制御部97の硬貨投入口971への硬貨974の投入金額、操作部912での操作(貯玉の払い出し)等に基づき、遊技媒体放出手段952が遊技媒体排出口951から遊技機10に遊技媒体954である遊技玉を放出するとともに、遊技媒体計数手段953により放出される遊技玉を計数して、投入金額等に対応する数の遊技玉が正しく放出されるように制御する。
【0056】
紙幣識別制御部96は、紙幣963の投入及び排出が行われる紙幣投排口961と、所定の紙幣963(所定とは、流通している全ての紙幣ではなく、例えば、紙幣のうちの千円札だけなど)か否かを識別するとともに、紙幣963の金額を識別する紙幣識別手段962とを備え、CPU91の紙幣識別制御プログラム93cにより実現される機能に基づいて、紙幣投排口961から挿入された紙幣963が、所定の紙幣963としての所定の条件を満たしているか否が、紙幣識別手段962に設けられたセンサの検知結果等から判定されるとともに紙幣963の金額が識別される。なお、紙幣963を判別する条件は、紙幣963の種類毎に異なるので、紙幣963を識別することにより金額も確定する。たとえば、所定の紙幣963が千円札だけなら、紙幣963が所定の条件を満たせば、金額も確定する。そして、投入された紙幣963の金額を示すデータがCPU91に出力され、遊技媒体放出制御部95から金額に対応する遊技媒体954が上述のように放出される。また、投入された紙幣963が識別のための所定の条件を満たしていない場合に、紙幣投排口961から排出される。
【0057】
硬貨識別制御部97は、硬貨974の投入が行われる硬貨投入口971と、所定の硬貨974(流通する硬貨全てではなく、例えば、百円硬貨及び五百円硬貨など)か否かを識別するとともに、硬貨974の金額を識別する硬貨識別手段972と、硬貨974を返却する硬貨返却口973とを備える。そして、CPU91の硬貨識別制御プログラム93dにより実現される機能に基づいて、硬貨投入口971から投入された硬貨974が、所定の硬貨974としての所定の条件を満たしているか否かが、硬貨識別手段972に設けられたセンサの検知結果等から判定されるとともに硬貨974の金額が識別される。なお、硬貨974を判別する条件は、硬貨974の種類毎に異なるので、硬貨974が所定の条件を満たせば、金額も確定する。そして、投入された硬貨974の金額を示すデータがCPU91に出力され、遊技媒体放出制御部95から金額に対応する遊技媒体954が上述のように放出される。また、硬貨974が所定の条件を満たしていないと判断された場合に、硬貨974は硬貨返却口973から返却される。
【0058】
遊技媒体計数器付貸出装置90において、上述の紙幣識別制御部96及び硬貨識別制御部97に代えるか、もしくはこれらに加えてプリペイドカード用のプリペイドカード制御部を設けても良い。プリペイドカード制御部は、例えば、プリペイドカードの挿入及び排出が行われるプリペイドカード投排口と、プリペイドカードのデータの読み書きを行う読み書き手段とを備える。そして、CPU91のプリペイドカード制御プログラムにより実現される機能に基づき、プリペイドカード投排口から挿入されたプリペイドカードの金額を示すデータを読み込む。そして、表示手段911に使用可能な金額を表示させ、操作部912の操作により所定金額単位で、所定金額単位に対応する遊技玉を遊技媒体放出制御部95から放出させるとともに、プリペイドカードに記憶されたデータ上の金額から所定金額単位で金額を減算するように更新する処理が行われる。なお、この場合に、プリペイドカードの金額のデータから所定単位金額毎に減算されるデータが投入金額のデータとなる。
【0059】
計数部98aとしての遊技媒体計数制御部98は、例えば、パチンコ遊技機10から払い出された遊技玉(賞玉)がパチンコ遊技機10の上皿から下皿に移動し、下皿の排出口から遊技玉が排出された際に、排出された遊技玉(遊技媒体954)が投入される遊技媒体投入口981と、遊技媒体投入口981から投入された遊技媒体954の数を計数する遊技媒体計数手段982が設けられている。そして、遊技媒体計数制御部98は、CPU91の遊技媒体計数器制御プログラム93fにより実現される機能に基づいて、遊技媒体投入口981から投入された遊技媒体954が遊技媒体計数手段982により計数され、計数された遊技媒体954の個数を示すデータがCPU91に出力される。なお、計数された遊技媒体954の数のデータは、後述するように、レシート998による景品交換用に出力されなければ、計数する度に積算され、積算された遊技玉数のデータが、例えば、貯玉データとして、獲得玉情報記憶部94の獲得玉数情報記憶部941に記憶される。
【0060】
なお、会員カード994がカードR/W991に挿入されている場合には、例えば、遊技媒体計数器付貸出装置90から台コントローラ80及び島コントローラ70を介して会員管理端末機40に計数された遊技玉の数を示す貯玉数データが送られ、会員管理端末機40で貯玉数データが管理される。なお、会員カード994が挿入されている場合は、会員カード994が挿入された際に会員管理端末機40側の貯玉数データを読み出し、会員カード994が挿入されている間、遊技媒体計数器付貸出装置90側で貯玉数データの管理を行い、会員カード994をカードR/W991から排出する際に、貯玉数データを会員管理端末機40に出力して更新するようにしても良い。
また、操作部912により、貯玉された遊技玉を所定数単位で払い出すように請求があった場合には、上述の遊技媒体放出制御部95により、遊技玉を遊技機10の上皿に放出するようになっている。そして、遊技玉が放出された場合には、放出された遊技玉数だけ、貯玉数データの貯玉数を示す値が減算される。すなわち、レシート998等に出力されて精算されていない貯玉がある場合には、それを実際の遊技玉として再び貸し出すことが可能となっている。
【0061】
レシート発券制御部995は、上述のように計数されて積算された貯玉数のうちの景品交換用に引き出すように操作部912から操作された遊技玉の玉数をレシート998に書き込む(印字する)レシート書込手段997と、レシート書込手段997により書き込みが行われたレシート998を排出するレシート排出口997とを備える。そして、レシート発券制御部995は、CPU91のレシート制御プログラム93gにより実現される機能に基づいて、獲得玉情報記憶部94の獲得玉数情報記憶部941に記憶された貯玉数データから操作部912の操作により引き出された景品交換用の遊技玉数をレシート書込手段997によりレシート998に書き込み、景品交換用の遊技玉数が書き込まれたレシート998をレシート排出口996から排出する。なお、レシート998に書き込まれた遊技玉数は、獲得玉情報記憶部94のレシート情報記憶部943に記憶される。
【0062】
カードR/W991は、本発明の記憶媒体処理手段として機能するものであり、会員カード994の挿入と排出が行われるカード投排口992を有するとともに、カード投排口992に挿入された記憶媒体としての会員カード994に記憶されたデータの読み込みを行うカード読込手段993を備える。なお、カード読込手段993は、会員カード994に記憶されたデータの読み込みだけではなく、会員カード994へのデータの書き込みも可能な書込手段としての機能を持っていても良い。そして、カードR/W991は、CPU91のカード制御プログラム93hにより実現される機能に基づいて、カード投排口992に、会員カード994が挿入された際に、会員カード994に記憶された会員を特定する会員固有識別情報である会員コードを読み出し、読み出された会員コードを記憶した会員カード994が挿入されたことを示す挿入信号(会員コードのデータを含む)をCPU91に出力し、CPU91に出力された会員コードは、台コントローラ80、島コントローラ70を介して、会員管理端末機40に出力される。また、会員コードは、獲得玉情報記憶部94のカード情報記憶部942に記憶される。
【0063】
また、操作部912により会員カード994を排出する操作が行われた場合に、会員カード994が排出されることを示す排出信号を台コントローラ80、島コントローラ70を介して、会員管理端末機40に出力し、かつ、カードR/W991に挿入された会員カード994をカード投排口992から排出させる。
なお、カードR/W991のカード読込手段993は、会員カード994が磁気カードの場合に、磁気ヘッドを有する磁気カードの読込手段となり、会員カード994がICカードの場合に、ICへの接続端子があり、ICと通信する読込手段となる。
【0064】
操作部912は、上述のような各種操作、すなわち、表示手段911へのデータの表示の操作、景品交換用の遊技玉数の引き出しのためのレシート出力の操作、カードR/W991からの会員カード994の排出の操作等を行うための各種キー(ボタン)を備えている。
【0065】
通信I/F913は、遊技媒体計数器付貸出装置90と台コントローラ80との間でデータ通信を行うためのインターフェースである。そして、CPU91の売上断線出力プログラム93eにより実現される機能に基づいて、売上情報として、遊技媒体計数器付貸出装置90から、通信I/F913を介して、少なくとも、紙幣識別制御部96及び硬貨識別制御部97で識別された紙幣963、硬貨974の投入金額(もしくはプリペイドカードから引き出された金額、貯玉データから遊技玉に変換して貸し出した貸玉数に貸出単価を乗算した金額等の金額を含んでも良い)を示すデータが出力される。なお、会員カード994がカードR/W991に挿入されてから排出されるまでの投入金額のデータは積算され、会員カード994に対応する特定の会員の後述する貸遊技媒体情報である投資金額(貸玉金額)のデータとなる。
【0066】
また、この例では、遊技媒体計数制御部98で計数された遊技玉数を示すデータが出力される。なお、計数された遊技玉数を示すデータに交換単価を乗算した金額が、会員カード994がカードR/W991に挿入されてから排出されるまで積算され、会員カード994に対応する特定の会員の後述する獲得遊技媒体情報である回収金額(持玉金額)のデータとなる。また、会員カード994がカードR/W991に挿入された際に出力される挿入信号と、会員カードが排出される際に出力される排出信号との間の時間が会員管理端末機40等で計測され、会員カードに対応する会員の一回の遊技の遊技時間情報とされる。また、会員カード994の挿入信号に基づいて、挿入された日に来店したことや来店回数等を示す来店情報、挿入された遊技媒体計数器付貸出装置90から遊技した遊技機10と遊技した遊技機の延べ台数に基づく遊技回数を示す遊技回数情報を得ることができる。
また、図示しない断線検出装置により、台コントローラ80と、遊技媒体計数器付貸出装置90との間の配線に断線がある場合には、断線があることを示す信号が台コントローラ80に出力される。
【0067】
次に、図3を参照して台コントローラ80について説明する。
台コントローラ80には、種々のデータ処理を行うための手段としてCPU81が設けられており、CPU81には、主メモリであるROM82及びRAM83が接続されている。
CPU81は、ROM82に記憶されているシステムプログラム及びデータと、RAM83にロードされたプログラム及びデータに従って動作する。RAM83にロードされるプログラム及びデータとしては、表示制御プログラム83a、操作制御プログラム83b、遊技機制御プログラム83c、遊技機情報プログラム83d、遊技媒体計数器付貸出装置情報プログラム83e等がある。
【0068】
また、CPU81には、上述のように電源をバックアップされるか、不揮発性メモリからなる遊技情報記憶部84、遊技媒体貸出情報記憶部85、遊技媒体計数器情報記憶部86が接続されている。
また、台コントローラ80は、I/F87(インタフェース)を介して表示手段811、操作手段812が接続されるとともに、遊技機10が接続されている。
また、通信I/F88(インタフェース)を介して遊技媒体計数器付貸出装置90が接続されるとともに、通信I/F88と島コントローラ70を介して景品管理端末機60、ホール管理端末機30、会員管理端末機40等と接続されている。
【0069】
前記表示制御プログラム83aは、台コントローラ80において、表示手段811への表示を制御する機能を実現し、操作制御プログラム83bは、操作手段812により操作された内容を実行する機能を実現し、遊技機制御プログラム83cは、遊技機10に遊技媒体954である遊技玉を補給する機能を実現する。
【0070】
遊技機情報プログラム83dは、遊技機10からの複数種の外部信号を収集し、収集した外部信号を遊技機情報として遊技情報記憶部84に記憶させるとともに、通信I/F88及び島コントローラ70を介して記憶された遊技機情報を景品管理端末機60、ホール管理端末機30、会員管理端末機40等のホスト装置グループに送信する機能を実現するものである。
【0071】
ここで、外部信号とは、遊技機10において、特別変動表示ゲームに当選(大当たり)したことを示す大当たり信号、特別変動表示ゲームが開始されたことを示すスタート信号、入賞に基づいて払い出された遊技玉(賞玉)を賞玉検出センサが検出した際の払出信号、射出された遊技玉(ファール玉を除く)を発射玉検出センサが検出した際の射出信号等である。
【0072】
また、大当たり信号、スタート信号、払出信号、射出信号等は、カウントされて、遊技情報記憶部84に記憶される。具体的には、遊技情報記憶部84には、大当たり信号のカウント値を示す大当たり情報を記憶する大当たり情報記憶部841、スタート信号のカウント値を示すスタート情報を記憶するスタート情報記憶部842、賞玉を検出した際の払出信号をカウントして払い出された賞玉数(出玉数)を出玉情報として記憶した出玉情報記憶部843と、射出信号をカウントしてパチンコ遊技機10の遊技領域に射出された玉数(入玉数)を示す入玉情報を記憶する入玉情報記憶部844とが形成されている。
【0073】
また、遊技媒体計数器付貸出装置90のカードR/W991に会員カード994が挿入された場合には、会員毎の上述の各カウント値を測定するようになっており、会員カード994が挿入された時点で各カウント値を0としてカウントを開始し、会員カード994が排出された際のカウント値が、会員カード994に対応する会員が遊技媒体計数器付貸出装置90に対応する遊技機10で行ったゲームのカウント値とされる。すなわち、会員カード994が挿入された場合には、会員カード994毎に、上述の大当たり情報、スタート情報、出玉情報、入玉情報が記憶され、会員カード994が排出された際に、上述の情報が、会員管理用のデータとして、景品管理端末機60、ホール管理端末機30、会員管理端末機40に出力される。
【0074】
なお、上述の会員毎の遊技(回数)毎のスタート情報は、スタート回数を示し、例えば、後述するように会員毎に遊技回数をカウントする際に、会員が一つの遊技機でスタート回数が所定回数に至る前に遊技をやめた場合に、遊技回数をカウントしない制御を行う際に用いられる。
また、本実施例では、貸遊技媒体情報としての投資金額(貸玉金額)と、獲得遊技媒体情報としての回収金額(持玉金額)とを求める際に、後述するように、貸出装置90に投入された金額、貸出装置90で計数された玉数等を用いているが、上述の遊技機10から外部信号として、払出信号、射出信号を出力するものとし、貸出装置90から貸出金額信号を出力するものとし、例えば、会員の遊技(回数)毎の貸出金額信号のカウント値を投資金額とし、貸出金額信号から求められる貸玉数及び出玉情報の出玉数から入玉情報の入玉数を減算した値に交換単価を乗算したものを回収金額としても良い。
なお、貸出金額信号は、遊技媒体計数器付貸出装置90から投入金額に応じて出力されえ貸出金額を示す信号であり、貸出単価で除算することにより貸玉数を求めることができる。
また、遊技時間情報の遊技時間を測定する際に、会員カード994が挿入されてから排出されるまでの射出信号のカウント値に所定時間を乗算したものを遊技時間としても良く、例えば、1分間に100個射出するものとして、カウント値に0.6秒を乗算した時間を遊技時間(秒)としても良い。なお、射出信号のカウント値を100で除算したものを遊技時間(分)としても良い。
【0075】
遊技媒体計数器付貸出装置情報プログラム83eは、遊技媒体計数器付貸出装置90からの複数種の外部信号を収集し、収集した外部信号のうちの遊技媒体954の貸出に係わる情報を遊技媒体貸出情報として、遊技媒体貸出情報記憶部85に記憶するとともに、会員管理端末機40に送信し、前記外部信号のうちの遊技媒体の計数に係わる情報を遊技媒体計数器情報として、遊技媒体計数器情報記憶部86に記憶するとともに、会員管理端末機40に送信する。具体的には、遊技媒体計数器付貸出装置90の貸出機能として、投入された金額(硬貨の投入金額、紙幣の投入金額、プリペイドカードからの使用金額、貯玉から払い出された単位玉数に対応する金額)を積算した値が売上情報として、遊技媒体貸出情報記憶部に記憶されるとともに、断線を検出する装置からの情報が断線情報として記憶される。
【0076】
また、遊技媒体計数器付貸出装置90の遊技媒体計数器に対応する機能として、遊技媒体計数器で計数された遊技媒体数を積算して遊技媒体計数情報として遊技媒体計数記憶部に記憶する。また、遊技媒体計数情報及び売上情報は、遊技媒体計数器付貸出装置90に会員カード994が挿入されている場合には、会員カード994に対応する会員毎に会員管理用のデータ(遊技関連情報)として、景品管理端末機60等のホスト装置グループに出力される。
【0077】
なお、遊技媒体計数器付貸出装置90でエラーが発生した場合には、エラーの発生時刻、エラーの種類等の情報がエラー情報として遊技媒体計数器情報記憶部に記憶されるとともにホスト装置グループに出力される。
【0078】
次に、図4を参照して会員管理端末機40を説明する。
会員管理端末機40は、会員管理装置1としての主たる機能を果たすものであある。
会員管理端末機40には、種々のデータ処理を行なう手段としてのCPU43が設けられており、CPU43には主メモリであるROM44及びRAM45が接続されている。
CPU43はROM44に記憶されているシステムプログラム及びデータと、RAM45にロードされるプログラム及びデータに従って動作する。RAM45にロードされるプログラム及びデータとしては、表示制御プログラム45a、遊技機情報処理プログラム45b、遊技媒体計数器付貸出装置処理プログラム45c、会員カード処理プログラム45d、会員情報加工プログラム45eがある。なお、システムプログラムとそれに係わるデータは、RAM45にロードされるものとしても良い。
【0079】
また、CPU43には、固定ディスク装置46が接続されており、固定ディスク装置46には、会員情報データベース461、売上情報データベース462、断線情報データベース463、遊技媒体計数情報データベース464が記憶されている。また、固定ディスク装置46には、各種データベースのデータを変更した際の変更履歴を記憶する変更履歴領域466が設けられている。
【0080】
また、CPU43には、I/F47を介してディスプレイ41を有する表示手段41a、プリンタ42、操作手段431が接続されている。
また、CPU43には、通信I/F48を介して、台コントローラ80、景品管理端末機60、情報表示端末機25等が接続されている。なお、台コントローラ80は、島コントローラ70を介して接続されている。また、通信I/F48を介して会員管理端末機40は、ホール管理端末機30、ホール管理コンピュータ20、景品管理端末機60、会員登録機50、POS装置65、情報表示端末機25等に接続可能となっている。
【0081】
そして、前記表示制御プログラム45aは、会員管理端末機40の表示手段41aでの表示を制御するとともに、情報表示端末機25のディスプレイや遊技媒体計数器付貸出装置90の表示手段911への各種情報の表示を制御する機能を実現する。
また、遊技機情報処理プログラム45bは、前記会員として登録された遊技者による遊技機10でのゲーム結果に係わる遊技状況を監視する遊技状況監視手段に相当する機能を果たすものである。遊技状況監視手段は、記憶媒体処理装置を兼ねる遊技媒体計数器付貸出装置90による会員カード994の処理に基づいて、会員として登録された遊技者を特定し、当該遊技者による遊技機10での遊技状況を監視するように設定されている。
【0082】
遊技媒体計数器付貸出装置処理プログラム45cは、台コントローラ80の遊技媒体貸出情報記憶部85に記憶されている売上情報、断線情報を収集し、固定ディスク装置46内の売上情報データベース462及び断線情報データベース463に蓄積記憶したり、蓄積記憶した売上情報データベース462及び断線情報データベース463のデータを一部消去したりする機能を実現する。
また、遊技媒体計数器付貸出装置処理プログラム45cは、台コントローラ80の遊技媒体計数器情報記憶部86に記憶されている情報を収集し、固定ディスク装置46内の遊技媒体計数器情報データベース464に蓄積記憶したり、蓄積した遊技媒体計数器情報データベース464のデータの一部を消去したりする機能を実現するプログラムである。
【0083】
会員カード処理プログラム45dは、遊技媒体計数器付貸出装置90のカードR/W991における会員カード処理により特定された遊技者の会員データを収集し、固定ディスク装置46内の会員情報データベース461に蓄積記憶したり、蓄積記憶した会員情報データベース461を一部消去したりする機能を実現するプログラムである。
【0084】
会員情報加工処理プログラム45eは、遊技状況監視手段として機能する遊技機情報処理プログラム45bによる処理に基づいて収集され、会員カード処理プログラム45dの処理により、会員毎に会員情報データベース461に記憶された情報を処理して、後述する不満足度の指標となる負率、負け遊技率、単位金額負け遊技率を算出する処理を行なう。また、会員毎にサービスポイントの算出を行なう。
【0085】
次に、本実施の形態の会員管理装置1における会員の遊技場利用状況を監視する遊技場利用状況監視処理を図5及び図6に示されるフローチャートを参照して説明する。
なお、遊技機10及び遊技媒体計数器付貸出装置90から出力される外部信号を台コントローラ80で受信して処理して各種情報を生成し、生成された情報を、台コントローラ80から島コントローラ70を介してホスト装置グループ(ホール管理コンピュータ20、ホール管理端末機30、会員管理端末機40、景品管理端末機60等)に出力した場合に、これらの情報を利用して、ホスト装置グループの例えば会員管理端末機40で遊技場利用状況監視処理が行われる。
【0086】
従って、ここでは、遊技機10及び遊技媒体計数器付貸出装置90とこれに接続された台コントローラ80、通信インタフェース(ネットの設備)等(島コントローラ70を含むものとしてもよい)が、会員が実行した遊技に関する遊技関連情報を収集する遊技関連情報収集手段となり、会員管理端末機40が遊技場利用状況監視手段となる。
【0087】
なお、遊技場利用状況監視処理は、必ずしも、会員管理端末機40で行われる必要はなく、ホール管理コンピュータ20で行うものとしても良いし、他のホスト装置グループで行われるものとしても良いし、ホスト装置グループの複数台の装置で分割して処理を行っても良いし、分割して処理を行なう際に、ホスト装置グループの複数台の装置で並列に処理を行なっても良いし、ホスト装置グループの複数台の装置で重複して処理を行なっても良い。この際には処理に係わったホスト装置グループの装置が遊技場利用状況監視手段となる。
【0088】
以下の説明では、会員管理端末機40が遊技場利用状況監視処理を行なうものとして説明する。
また、遊技場利用状況監視処理は、上述の会員管理端末機40の遊技機情報処理プログラム45bに基づいて実行される処理であるが、以下の説明では、会員カード処理プログラム45dによる会員情報データベース461へのデータの登録の処理も同時に説明する。
【0089】
遊技場の開店時からその日の遊技場利用状況監視処理が開始される。そして、会員である遊技者は、遊技を開始する際に、パチンコ遊技機10に隣接して設置された遊技媒体計数器付貸出装置90のカードR/W991のカード投排口992に会員カード994を挿入する。すなわち、会員には、遊技を行なう場合に、会員カード994をカードR/W991のカード投排口992に挿入するように指示がなされている。会員カード994が挿入された貸出装置90は、会員カード994が挿入されたことを示す会員カード挿入信号を出力するとともに、会員カード994に記録された会員を特定するための固有識別情報である会員コードを読み取り、会員コードを出力する。
【0090】
出力された会員カード挿入信号及び会員コードは、台コントローラ80、島コントローラ70、ハブ2を介して会員管理端末機40に入力される(ステップS1)。なお、遊技機10、遊技媒体計数器付貸出装置90から出力され、台コントローラ80で処理されて、会員管理端末機40に入力される各種情報は、他のホスト装置グループの装置に入力され、他の処理にも利用される。
また、台コントローラ80とホスト装置グループとの通信においては、通信情報中のヘッダ情報等により、各台コントローラ80がそれぞれ個々に識別可能となっている。なお、会員カード挿入信号、会員コード等の他に、遊技機10や遊技機10毎に設けられた遊技媒体計数器付貸出装置90や台コントローラ80を識別可能な台コード等を別に出力するものとしてもよい。
【0091】
そして、会員コードから会員情報データベース461が検索され、会員登録機50から入力された、例えば、会員No.、会員名等の特定が行なわれる。また、上述の通信の際のヘッダ情報もしくは、台コード等により、遊技機10の台番号を特定する。また、会員管理端末機40もしくは他のホスト装置グループの装置に設けられた時計・カレンダ機能により、日付が特定される(ステップS2)。
【0092】
次に、会員管理端末機40のRAM等の記憶装置に設定された会員カード挿入信号の入力回数を示す挿入回数カウント値が1加算される。なお、挿入回数カウント値は、会員No.毎に設定されるとともに、日付毎に設定されるもので、会員管理端末機40の固定ディスク装置46の会員情報データベース461に記憶される。そして、挿入回数カウント値が1加算された際に、挿入回数カウント値が1か否かが判定される(ステップS3)。
【0093】
挿入回数カウント値が1の場合には、挿入回数カウント値に対応する会員No.の会員が、上述の日付に来店してものとして、会員情報データベース461に設定された来店回数を示す来店回数カウント値が1加算される(ステップS4)。そして、挿入回数カウント値が1加算された際に、1を越える数値(2以上)となっている場合には、来店回数カウント値を加算せずに次の処理に進む。従って、会員が上述の日付となる当日に、遊技場を複数回出入りしても、その最初に会員カード994を貸出装置90に挿入した場合にだけ、来店回数カウント値が1加算されることになり、来店回数は1日に1回だけ加算される。
【0094】
次に、特定された会員の特定された台における遊技時間の計測が開始される(ステップS5)。すなわち、会員管理端末機40の計時機能(タイマー)により、遊技時間の測定が開始される。
次に、会員カード994の排出が行なわれたか否かが判定される(ステップS6)。すなわち、遊技媒体計数器付貸出装置90の操作部912において、会員カード994を排出する処理が行なわれたか否かを判定する。すなわち、遊技媒体計数器付貸出装置90から会員カード994の排出を示すカード排出信号が入力されたか否かを判定する。
【0095】
そして、会員カード994の排出がなされない場合には、遊技時間の計測を続行するとともに、貸玉金額集計処理を行なう(ステップS7)。
貸玉金額集計処理を図7のフローチャートに基づいて説明する。遊技媒体計数器付貸出装置90においては、投入された紙幣963、硬貨974の識別された金額のデータを台コントローラ80に外部信号として出力し、台コントローラ80においては、売上情報として、例えば、会員カード994が挿入された後には、会員カード994から読み取られた会員コードと対応付けて、金額のデータを記憶するとともに、会員コードに対応して記憶された金額のデータが貸玉金額信号として出力される。すなわち、貸玉金額信号は、紙幣963、硬貨974の投入が行なわれ、紙幣963、硬貨974の金額が識別される毎に台コントローラ80から出力され、島コントローラ70を介して、会員管理端末機40に入力される。
【0096】
なお、貸玉金額としては、上述の硬貨974、紙幣963以外に例えばプリペイドカードが用いられる場合には、プリペイドカードからの使用金額であっても良いし、計数部98aで計数された玉数が貯玉されて再利用可能な場合には、貯玉のデータに基づいて単位玉数毎に貸し出された貸玉数に玉一個当たりの貸出金額を乗算して得られた金額を貸玉金額としても良い。
【0097】
そして、会員カード994が挿入されてから排出されるまでの間、貸玉金額信号が会員管理端末機40に入力される。(ステップS71)。
そして、会員カード994が挿入された後、貸玉金額信号が入力される度に、以前に(カード挿入後)入力された貸玉金額信号に対応する金額に、今回入力された貸玉金額信号に対応する金額を積算していき、積算された金額を会員コードと遊技機10の台番号とに関連付けて会員情報データベース461に記憶する。これを会員カード994が排出されるまで、繰り返し行なうことで、会員カード994が挿入された後に入力された貸玉金額信号をもとに1ゲーム毎(会員が一つの遊技機で遊技する毎、遊技回数毎)の貸玉金額(貸遊技媒体情報)が算出され、日付と会員No.と台No.とに関連づけて会員情報データベース461に記憶する(ステップS72)。
【0098】
なお、1ゲームの貸玉金額は、会員カード994が排出された際に確定するものであり、それまではIゲームの仮の貸玉金額となる。また、1ゲーム(遊技回数毎)の投資金額の積算は、会員管理端末機40側(ホストグループ装置側)ではなく、遊技媒体計数器付貸出装置90側もしくは台コントローラ80側で行うものとしても良い。
【0099】
また、入力された貸玉金額信号に対応する金額のデータは、例えば、特定された会員の特定された日付当日に、既に積算された貸玉金額に加算する。すなわち、特定された日付の当日に、同じ会員No.(会員コード)と関連して入力された貸玉金額信号に対応する金額を順次積算し、会員毎に当日の総貸玉金額(総貸遊技媒体情報としての総投資金額)を算出し、日付と会員No.に関連づけて会員情報データベース461に記憶する(ステップS73)。なお、総貸玉金額は閉店時に確定するものであり、それまでは仮の総貸玉金額となる。
【0100】
貸玉集計処理の次に、持玉金額(回収金額)集計処理を行なう(ステップ8)。
持玉金額集計処理を図8のフローチャートを参照して説明する。遊技媒体計数器付貸出装置90の計数部98aにおいては、払い出された賞玉の計数が行われる度に、計数された玉数(獲得遊技媒体数)のデータを台コントローラ80に外部信号として出力し、台コントローラ80においては、例えば、会員カード994が挿入された後には、会員カード994から読み取られた会員コードと対応付けて、計数された玉数のデータを遊技媒体計数情報として記憶するとともに、会員コードに対応して記憶された玉数のデータが遊技媒体計数信号として出力される。すなわち、遊技媒体計数信号は、遊技媒体の計数が行なわれる度に台コントローラ80から出力され、島コントローラ70を介して、会員管理端末機40に入力される。
【0101】
そして、会員カード994が挿入されてから排出されるまでの間、遊技媒体計数信号が会員管理端末機40に入力されたか否かが判定される。(ステップS81)。なお、遊技機10において、大当たりが発生しなければ、遊技媒体計数器付貸出装置90における計数はほとんど行われることはなく、遊技媒体計数信号は入力しない。
そして、会員カード994が挿入された後、遊技媒体計数信号が入力され度に、以前に(カード挿入後)入力された遊技媒体計数信号に対応する金額(遊技媒体計数信号に示される獲得遊技媒体数に遊技媒体の単価(例えば、交換単価)を乗算した金額)を積算した金額に、今回入力された遊技媒体計数信号に対応する金額を加算する。すなわち、遊技媒体計数信号が入力される度に、遊技媒体計数信号に対応する金額を順次積算していくことにより、会員カード994が挿入されてから排出されるまでの1ゲーム(遊技回数毎)の持玉金額(獲得遊技媒体情報)を算出し、算出された持玉金額を日付と会員No.と台No.とに関連づけて会員情報データベース461に記憶する(ステップS82)。なお、会員カード994が排出された時点で、1ゲームの持玉金額が確定するので、それまでは、仮の持玉金額となる。また、また、1ゲーム、すなわち、会員カード994が挿入されてから排出されるまでの持玉金額の積算は、会員管理端末機40側(ホストグループ装置側)ではなく、遊技媒体計数器付貸出装置90側もしくは台コントローラ80側で行うものとしても良い。
【0102】
また、入力された遊技媒体計数信号に対応する獲得遊技媒体数(もしくは金額)のデータは、例えば、特定された会員の特定された日付のデータとして積算される。すなわち、特定された日付の当日に、同じ会員No.(会員コード)と関連して既に入力された遊技媒体計数信号に対応する獲得遊技媒体数(もしくは金額)に今回入力された獲得遊技媒体数(もしくは金額)が積算され、会員毎に当日の総獲得遊技媒体数が求められ、これに遊技媒体単価を乗算することで会員毎に当日の総持玉金額(総獲得遊技媒体情報としての総回収金額)が算出され、日付と会員No.とに関連付けて会員情報データベース461に記憶される(ステップS83)。
【0103】
一方、遊技媒体計数器付貸出装置90において、会員カード994の排出を行う操作がなされ、会員カード994の排出を示す外部信号が台コントローラ80を介して会員管理端末機40に入力した場合には、ステップS6において、会員カード994が排出されたと判定され、遊技時間の計測を終了する(ステップS9)。
【0104】
また、予め、会員管理端末機40の会員情報データベース461に設定された遊技回数(ゲーム回数)のカウンタ(各会員毎に別のカウンタ)のカウント値を1加算(インクリメント)する(ステップS10)。こうすることにより、遊技者が遊技した遊技回数を遊技した遊技機単位で計数することとなる。
【0105】
また、会員カード994が挿入された際に計測を開始され、会員カード994が排出された際に計測を終了した時間を1ゲームの遊技時間として、会員No.日付、台No.等に関連づけて会員情報データベース461に記憶する(ステップS11)。
なお、遊技時間の測定は、上述の会員カード994が挿入されてから排出されるまでの時間を測定するものに限られない。例えば、上述のように会員カード994が挿入されてから排出されるまでの間、遊技機10から外部信号として遊技領域に遊技球を射出する毎に出力される射出信号をカウントし、このカウント値(玉の射出数)に所定の玉の射出間隔となる時間を乗算して得られた時間を遊技時間としても良い。玉の射出間隔は略一定なので、玉の射出数に射出間隔となる時間を乗算することで、より正確な遊技時間を求めることができる。すなわち、会員カード994の挿入から排出までの時間を計測した場合には、遊技をせずに休んでいる時間が遊技時間に含まれる可能性が高く、玉の射出数を基に遊技時間を求めた方が正確な遊技時間となる可能性が高い。
【0106】
次に、特定された日付当日に既に行われたゲームの遊技時間を積算した時間(今回が当日最初の場合は0)に、今回のゲームの遊技時間を加算する。すなわち、特定された日付当日に行われた各ゲームの遊技時間を各ゲームが終了(会員カード994の排出)する毎(遊技回数毎)に順次積算して、今回のゲームまでの当日の総遊技時間を算出し、会員No.と日付とに関連付けて会員情報データベース461に記憶する。(ステップS12)。なお、当日の総遊技時間は、閉店時に確定するものであり、それまでは仮の総遊技時間となる。
次に、今回の1ゲームの遊技時間を今回の1ゲームの貸玉金額で除算してその結果に1000を乗算すること、もしくは1ゲームの遊技時間を1000で除算された貸玉金額で除算することにより、遊技回数毎の千円当たり(単位金額当たり)の遊技時間を算出し、日付と会員No.と台No.とに関連づけて会員情報データベース461に記憶する(ステップS13)。
次に、前述の総遊技時間を前述の総貸玉金額で除算してその結果に1000を乗算することにより、千円当たり(単位金額当たり)の総遊技時間を算出し、日付と会員No.とに関連づけて会員情報データベース461に記憶する(ステップS14)。なお、当日の千円当たりの総遊技時間は、閉店時に確定するものであり、それまでは仮の千円当たりの総遊技時間となる。
【0107】
次に、図6に示すように、総貸玉金額と総持玉金額とから回収率を算出する(ステップS15)。すなわち、総持玉金額(回収金額)を総貸玉金額(投資金額)で除算し、除算結果に100を乗算して回収率を求め、回収率を会員No.と日付とに対応させて会員情報データベース461に記憶する。なお、総持玉金額が総貸玉金額より多い場合は、100%以上となる。また、回収率は、閉店時に確定するので、それまでは仮の回収率となる。
次に、今回の1ゲームの貸玉金額と1ゲームの持玉金額とからそのゲームの勝敗を算出する(ステップS16)。すなわち、持玉金額から貸玉金額を減算して減算結果が1以上となれば勝ち、減算結果が−1以下なら負けとなる。なお、減算結果が0の場合は、勝ちにしても良いし、負けにしても良いし、引き分けにしても良いが、以降の処理では勝ちか負けのいずれかにするものとして説明する。
【0108】
次に、上述の処理で、今回の1ゲームの勝敗が勝ちか負けかを判定する(ステップS17)
今回の1ゲームが勝ちの場合には、会員情報データベース461に日付と会員No.とに関連づけて記憶される勝ち遊技回数(勝ちゲーム回数)の値を1加算(インクリメント)する(ステップS18)。
次に、特定された日付当日の既に終わった勝ちゲームの貸玉金額を積算して求められた勝ち貸玉金額(以前に勝ちゲームが無い場合に0)に今回の貸玉金額を加算する(ステップS19)。すなわち、勝ちゲーム毎に貸玉金額を積算して、特定された日付当日の勝ち貸玉金額を算出して、日付と会員No.と関連づけて会員情報データベース461に記憶する。なお、勝ち貸玉金額も閉店時に確定する。
【0109】
前述の今回の1ゲームの遊技時間を1ゲーム毎の勝ち遊技時間として、日付と会員No.と台No.と関連づけて会員情報データベース461に記憶する(ステップS20)。
次に、前述の千円当たりの遊技時間を千円当たりの勝ち遊技時間として、日付と会員No.と台No.と関連付けて会員情報データベース461に記憶する(ステップS21)。
【0110】
特定された日付当日の既に終わった勝ちゲームの勝ち遊技時間を積算して求められた総勝ち遊技時間に今回の勝ち遊技時間を加算する(ステップS22)すなわち、勝ちゲーム毎に遊技時間を積算して、特定された日付当日の総勝ち遊技時間を算出し、日付と会員No.と関連付けて会員情報データベース461に記憶する。なお、総勝ち遊技時間も閉店時に確定する。
【0111】
次に、千円当たりの総勝ち遊技時間を算出する。すなわち、特定された日付当日の既に終わった勝ちゲームの遊技時間を積算した総勝ち遊技時間を上述のように求められた当日の総勝ち貸玉金額で除算し、除算結果に1000を乗算して千円当たりの総勝ち遊技時間を算出する(ステップS23)。そして、千円当たりの総勝ち遊技時間を日付と会員No.と関連付けて会員情報データベース461に記憶する。なお、千円当たりの総勝ち遊技時間も閉店時に確定する。
【0112】
一方、今回の1ゲームが負けの場合には、会員情報データベース461に日付と会員No.とに関連づけて記憶される負け遊技回数(負けゲーム回数)の値を1加算(インクリメント)する(ステップS24)。
次に、特定された日付当日の既に終わった負けゲームの貸玉金額を積算して求められた負け貸玉金額(以前に負けゲームが無い場合に0)に今回の貸玉金額を加算する(ステップS25)。すなわち、負けゲーム毎に貸玉金額を積算して、特定された日付当日の総負け貸玉金額を算出して、日付と会員No.とを関連づけて会員情報データベース461に記憶する。なお、総負け貸玉金額も閉店時に確定する。
【0113】
前述の今回の1ゲームの遊技時間を1ゲーム毎の負け遊技時間として、日付と会員No.と台No.と関連づけて会員情報データベース461に記憶する(ステップS26)。
次に、前述の千円当たりの遊技時間を千円当たりの負け遊技時間として、日付と会員No.と台No.と関連付けて会員情報データベース461に記憶する(ステップS27)。
【0114】
特定された日付当日の既に終わった負けゲームの負け遊技時間を積算して求められた総負け遊技時間に今回の負け遊技時間を加算する(ステップS28)すなわち、負けゲーム毎に遊技時間を積算して、特定された日付当日の総負け遊技時間を算出して、日付と会員No.と関連付けて会員情報データベース461に記憶する。なお、総負け遊技時間も閉店時に確定する。
【0115】
次に、千円当たりの総負け遊技時間を算出する。すなわち、特定された日付当日の既に終わった負けゲームの遊技時間を積算した総負け遊技時間を上述のように求められた当日の総負け貸玉金額で除算し、除算結果に1000を乗算して千円当たりの総負け遊技時間を算出する(ステップS29)。そして、千円当たりの総負け遊技時間を日付と会員No.と関連づけて会員情報データベース461に記憶する。なお、千円当たりの総負け遊技時間も閉店時に確定する。
【0116】
前述の遊技回数と負け遊技回数とにより負率(%)を算出し、日付と会員No.と関連づけて会員情報データベース461に記憶される(ステップS30)。すなわち、負け遊技回数を遊技回数で除算し、除算結果に100を乗算する。なお、当日に負けゲームが無い場合には、負率は計算されずに0%とされる。また、当日の負率は、閉店時に確定する。
【0117】
次に、総遊技時間と総負け遊技時間とにより負け遊技率(%)を算出し、日付と会員No.と関連づけて会員情報データベース461に記憶する(ステップS31)。すなわち、負け遊技時間を総遊技時間で除算し、除算結果に100を乗算する。なお、当日に負けゲームが無い場合には、負け遊技率は計算されずに0%とされる。また、当日の負け遊技率は閉店時に確定する。
【0118】
次に、千円当たりの総遊技時間と、千円当たりの総負け遊技時間とにより千円当たりの負け遊技率(%)を算出し、日付と会員No.と関連づけて会員情報データベース461に記憶する(ステップS32)。すなわち、千円当たりの総負け遊技時間を千円当たりの総遊技時間で除算し、除算結果に100を乗算する。なお、当日負けゲームが無い場合には、千円当たりの負け遊技率は計算されずに0%とされる。また、当日の千円当たりの負け遊技率は閉店時に確定する。
【0119】
以上の遊技場利用状況監視処理は、各会員のカードが遊技媒体計数器付貸出装置90に挿入される度に繰り返し行われることになり、閉店時には、特定された会員毎の特定された日付毎における遊技場利用状況として、来店回数(1が上限、来店した日付)、貸玉金額(投資金額)、持玉金額(回収金額)、遊技回数(ゲーム回数)、遊技時間、千円当たりの遊技時間、回収率、勝ち遊技回数(勝ちゲーム回数)、勝ち遊技時間、勝ち貸玉金額、千円当たりの勝ち遊技時間、負け遊技回数(負けゲーム回数)、負け遊技時間、負け貸玉金額、千円当たりの負け遊技時間、負率、負け遊技率、千円当たりの負け遊技率が求められる。
【0120】
また、上述の遊技場利用状況監視処理の説明では、開店から閉店までの一日の処理として説明したが、遊技場利用状況監視処理を複数日に渡って行うことで、複数日にわたる所定期間のデータとして求めることができる。本実施の形態では、各日付毎に上述の遊技場利用状況のデータを会員毎に求めるとともに、複数日に渡る所定期間における上述の遊技場利用状況のデータを会員毎に求めるものとなっている。
【0121】
以上の遊技場利用状況監視処理が行われる会員管理端末機40は、上述のように記憶媒体処理手段であるカードR/W991を有する遊技媒体計数器付貸出装置90に会員コード(会員を特定可能な情報)を記憶した記憶媒体である会員カード994が挿入されている間、カードR/W991が読み取って出力した会員コードから遊技媒体計数器付貸出装置90に対応する遊技機10で遊技する遊技者(会員)を特定し、遊技者が実行した遊技に関する遊技関連情報を会員毎に収集可能とする。
【0122】
また、遊技機10、遊技媒体計数器付貸出装置90、台コントローラ80、島コントローラ70とこれらを会員管理端末機40(ホスト装置グループ)に接続するLANからなる遊技情報収集手段により、上述のように特定された会員毎に、遊技場利用状況を知るための遊技者が実行した遊技に関する遊技関連情報として、会員カード994が挿入及び排出されたことに基づく遊技者が遊技した遊技回数を遊技機10単位で計数した遊技回数情報(ゲーム回数)と、遊技媒体計数器付貸出装置90で遊技媒体が貸し出されたことにより出力される貸玉金額信号に基づいて、ゲーム毎、すなわち遊技回数毎に遊技者に貸し出した遊技媒体に関する貸遊技媒体情報としての貸玉金額(投資金額)と、遊技媒体計数器付貸出装置90で払い出された遊技媒体の計数が行われたことにより出力される遊技媒体計数信号に基づいて、ゲーム毎、すなわち遊技回数毎に遊技者が獲得した遊技媒体に関する獲得遊技媒体情報としての持玉金額(回収金額)と、会員カード994が挿入されてから会員カード994が排出されるまで(一回のゲームすなわち遊技回数毎の)の遊技時間情報(遊技時間)とを収集する。
【0123】
また、遊技関連情報としては、パチンコ遊技機10から始動チャッカーを玉が通過することに基づいて開始される特別変動表示ゲームの開始を示すスタート信号が外部信号として出力された際に、その回数をカウントしたスタート回数情報を含んでいても良い。そして、上述の遊技状況監視処理では、遊技媒体計数器付貸出装置90に会員カード994が挿入されれば、上述の各種情報を求めるようにしていたが、例えば、会員カード994が挿入されてから排出されるまでの間にパチンコ遊技機10から出力されたスタート信号が、予め設定された設定回数(例えば、5回)未満の場合は、遊技が行なわれなかったものとして、各種情報を算出しないものとしても良い。
【0124】
また、上述の遊技状況監視処理では、各パチンコ遊技機10毎に遊技媒体計数器付貸出装置90として遊技媒体計数(計数部98a)器が設置されているものとしたが、各遊技機10毎には、遊技媒体計数器が設置されず、遊技場の複数箇所に共用の遊技媒体計数器が設置されている場合には、上述の持玉金額が求められないので、例えば、遊技媒体計数器付貸出装置90から出力される貸出金額信号、パチンコ遊技機10から、遊技領域に向かって射出した遊技玉を検出して出力される射出信号、払い出された賞玉を検出して出力される払出信号に基づいて持玉金額を求めるものとしても良い。すなわち、会員カード994が挿入されてから排出されるまでの間、貸出金額信号、射出信号、払出信号をカウントすることにより、それぞれ貸玉数、射出玉数(入玉数)、賞玉数(出玉数)を求め、貸玉数と賞玉数とを加算した結果から射出玉数を減算して持玉数を求め、これに遊技媒体単価を乗算して持玉金額(回収金額)を求めるようにしても良い。
【0125】
そして、上述の遊技場利用状況監視処理に基づいて遊技場利用状況監視手段としての機能を有する会員管理端末機40は、遊技関連情報収集手段により会員毎に収集された上述の遊技関連情報に基づいて会員となった遊技者の遊技場での遊技における遊技不満足度を算出する遊技不満足度算出手段としての機能を有する。そして、会員管理端末機40は、上述のように遊技関連情報の貸遊技媒体情報(貸玉金額)と、獲得遊技媒体情報(持玉金額)とに基づいて遊技回数毎(ゲーム毎)に上述のように遊技の勝敗を算出し、不満足度算出手段の一部としての勝敗算出手段としての機能を有する。
【0126】
また、不満足度算出手段としての会員管理端末機40は、前記勝敗算出手段により算出された勝敗結果に基づいて、上述のように、負け遊技を判定し負け遊技回数情報(負け遊技回数)を算出する負け遊技回数情報算出手段としての機能を有する。
また、不満足度算出手段としての会員管理端末機40は、上述のように、前記遊技回数情報と前記負け遊技回数情報とに基づいて、前記遊技不満足度として、該遊技回数情報(所定期間の総遊技回数)に対しての負け遊技回数情報(所定期間の総負け遊技回数)の比率である負率を算出する負率算出手段としての機能を有する。
【0127】
また、不満足度算出手段としての会員管理端末機40は、上述のように、勝ち負けの判定により負けとなった遊技の遊技時間情報、すなわち、負け遊技回数情報(ここでは、負け遊技回数の他に負けた遊技を特定する情報を含むものとする)と前記遊技時間情報とから所定期間(一日もしくは複数日)における総負け遊技時間を算出する総負け遊技時間情報算出手段としての機能を有するとともに、上述の遊技時間(所定期間の総遊技時間)に対しての負け遊技時間(所定期間の総負け遊技時間)の比率である負け遊技率(負け遊技率)を遊技不満足度として算出する負け遊技率算出手段としての機能を有する。
【0128】
また、不満足度算出手段としての会員管理端末機40は、上述のように、所定期間(一日もしくは複数日)における総遊技時間情報(総遊技時間)と総使用金額(総貸玉金額)に関する情報とに基づいて、単位金額当たりの遊技時間情報(例えば、上述の千円当たりの総遊技時間)を算出する単位金額遊技時間情報算出手段としての機能と、前記総負け遊技時間情報(総負け遊技時間)と総使用金額(総貸玉金額)に関する情報とに基づいて、単位金額当たりの負け遊技時間情報(例えば、千円当たりの総負け遊技時間)を算出する単位金額負け遊技時間情報算出手段としての機能と、前記単位金額当たりの遊技時間情報と前記単位金額当たりの負け遊技時間情報に基づいて、前記遊技不満足度として、単位金額当たりの遊技時間情報に対しての単位金額当たりの負け遊技時間情報の比率である単位金額当たりの負け遊技率(千円当たりの負け遊技率)を算出する単位金額負け遊技率算出手段としての機能を有する。
【0129】
また、遊技場利用状況監視手段である会員管理端末機は、上述の遊技場利用状況監視処理により、会員の遊技場に対しての貢献度を示す回収率と、来店回数とを求める。
従って、遊技場利用状況監視手段である会員管理端末機40は、遊技者が遊技場の利益に貢献した遊技場利益貢献度を算出する遊技場利益貢献度算出手段として機能し、かつ、遊技場利益貢献度算出手段としての会員管理端末機40は、所定期間における総貸遊技媒体情報(総貸玉金額)と所定期間における総獲得遊技媒体情報(総持玉金額)とに基づいて、総貸遊技媒体情報に対しての総獲得遊技媒体情報の比率である回収率を算出する回収率算出手段としての機能を有する。さらに、会員管理端末機40は、前記記憶媒体処理手段における記憶媒体の処理に基づいて、来店情報(来店回数、来店日)を算出する来店情報算出手段として機能し、回収率と来店情報に基づき前記遊技場利益貢献度を算出する
【0130】
次に、上述の遊技場利用状況監視処理により得られた遊技不満足度としての負率、負け遊技率、千円当たりの負け遊技率、遊技場利益貢献度としての来店回数、回収率等のデータに基づいて会員管理端末機40において会員に与えられるサービスポイントを算出するサービスポイント算出処理を図9〜図15のフローチャートを参照して説明する。なお、会員管理端末機40におけるサービスポイント算出処理は、上述の会員情報加工処理プログラム45eに基づいて実行される機能である。
【0131】
まず、サービスポイント算出処理をスタートすると会員管理端末機40の表示手段にサービスポイントを算出する対象となる所定期間を入力するように促す表示等が行われ、オペレータが所定期間を、操作手段に例えば、何月何日〜何月何日のように日付で打ち込むと、所定期間が入力されて設定される(ステップS40)。所定期間が設定されると所定期間内における各会員のサービスポイントを算出して合計する合計ポイント算出処理が行われる(ステップS50)。
【0132】
図10に示すように、合計ポイント算出処理においては、まず、負率ポイントの算出処理が行われる(ステップS51)。
負率ポイント算出処理は、図11に示すように、設定された所定期間内における負率(%)を求める(ステップS511)。すなわち、上述のように設定された所定期間内における負け遊技回数を積算するとともに、所定期間内の総遊技回数を積算する。ここでは、会員が所定期間内に来店している場合に、来店した日の負け遊技回数及び遊技回数をそれぞれ足し合わせる。そして、所定期間内の負け遊技回数を所定期間内の総遊技回数で除算して、除算結果に100を乗算する。なお、負率は、上述の遊技場利用状況監視処理により求められているが、ここでは、新たに所定期間が設定されているので、遊技場利用状況監視処理により求められたデータを用いて再計算している。なお、以下の処理においても、同様に負け遊技率、千円当たりの負け遊技率が設定された所定期間に基づいて再計算される。
【0133】
次に予め会員情報データベース461に記憶されている負率ポイントの基準情報と、求められた負率とを比較する(ステップS512)。
負率ポイントの基準情報とは、負率の値を複数段階のランクに分け、各ランク毎にポイントの値を設定したものであり、例えば、負率が100〜91%の場合に5ポイント、90〜81%の場合に4ポイント、80〜71%の場合に3ポイント、70〜61%で2ポイント、60〜51%で1ポイント、50%以下で0ポイントとのようにしたものである。
【0134】
そして、例えば、負率が66%ならば、上述の基準情報と比較して70〜61%のランクに基づいて負率ポイントが2ポイントとされるように、負率ポイントを求める。すなわち、負率の基準情報の複数段階のランクのうちの算出された負率が当てはまるランクに割り当てられた負率ポイントを会員に付与する(ステップS513)。なお、ポイントは例えば、会員情報データベース461に記憶される。
【0135】
次に、負け遊技率ポイントの算出処理が行われる(ステップS52)。
負け遊技率ポイント算出処理は、図12に示すように、設定された所定期間内における負け遊技率(%)を求める(ステップS521)。すなわち、所定期間内における負け遊技時間を積算するとともに、所定期間内の総遊技時間を積算する。ここでは、会員が所定期間内に来店している場合に、来店した日の負け遊技時間及び遊技時間をそれぞれ足し合わせる。そして、所定期間内の負け遊技時間を所定期間内の遊技時間で除算して、除算結果に100を乗算する。
【0136】
次に予め会員情報データベース461に記憶されている負け遊技率ポイントの基準情報と、求められた負け遊技率とを比較する(ステップS522)。
負け遊技率ポイントの基準情報とは、負け遊技率の値を複数段階のランクに分け、各ランク毎にポイントの値を設定したものであり、例えば、負け遊技率が100〜91%の場合に5ポイント、90〜81%の場合に4ポイント、80〜71%の場合に3ポイント、70〜61%で2ポイント、60〜51%で1ポイント、50%以下で0ポイントとのようにしたものである。
【0137】
そして、負け遊技率の基準情報に基づいて負け遊技率ポイントを求める。すなわち、負け遊技率の基準情報の複数段階のランクのうちの算出された負け遊技率が当てはまるランクに割り当てられた負け遊技率ポイントを会員に付与する(ステップS523)。なお、ポイントは例えば、会員情報データベース461に記憶される。
【0138】
次に、千円当たりの負け遊技率ポイントの算出処理が行われる(ステップS53)。
千円当たりの負け遊技率ポイント算出処理は、図13に示すように、設定された所定期間内における千円当たりの負け遊技率(%)を求める(ステップS531)。すなわち、所定期間(複数日の場合)内における遊技時間を積算して総遊技時間を求めるとともに、所定期間内の貸玉金額を積算して総貸玉金額を求め、総遊技時間を総貸玉金額で除算して除算結果に1000を乗算することで、所定期間内の千円当たりの総遊技時間を算出する。また、所定期間内における負け遊技時間を積算して総負け遊技時間を求めるとともに、所定期間内の負け貸玉金額を積算して総負け貸玉金額を求め、総負け遊技時間を総負け貸玉金額で除算して除算結果に1000を乗算することで、所定期間内の千円当たりの総負け遊技時間を算出する。次に、所定期間内の千当たりの総負け遊技時間を所定期間内の千円当たりの総遊技時間で除算して、除算結果に100を乗算する。
【0139】
次に予め会員情報データベース461に記憶されている千円当たりの負け遊技率ポイントの基準情報と、求められた千円当たりの負け遊技率とを比較する(ステップS532)。
千円当たりの負け遊技率ポイントの基準情報とは、千円当たりの負け遊技率の値を複数段階のランクに分け、各ランク毎にポイントの値を設定したものであり、例えば、千円当たりの負け遊技率が100〜91%の場合に5ポイント、90〜81%の場合に4ポイント、80〜71%の場合に3ポイント、70〜61%で2ポイント、60〜51%で1ポイント、50%以下で0ポイントとのようにしたものである。
【0140】
そして、千円当たりの負け遊技率ポイントの基準情報に基づいて千円当たりの負け遊技率ポイントを求める。すなわち、千円当たりの負け遊技率の基準情報の複数段階のランクのうちの算出された千円当たりの負け遊技率が当てはまるランクに割り当てられた千円当たりの負け遊技率ポイントを会員に付与する(ステップS533)。なお、ポイントは例えば、会員情報データベース461に記憶される。
【0141】
次に、回収率ポイントの算出処理が行われる(ステップS54)。
回収率ポイント算出処理は、図14に示すように、設定された所定期間内における回収率(%)を求める(ステップS541)。すなわち、所定期間内における貸玉金額を積算して総貸玉金額を求めるとともに、所定期間内の持玉金額を積算して総持玉金額を求め、総持玉金額を総貸玉金額で除算して除算結果に100を乗算することで、所定期間内の回収率を算出する。
【0142】
次に予め会員情報データベース461に記憶されている回収率ポイントの基準情報と、求められた回収率とを比較する(ステップS542)。
回収率ポイントの基準情報とは、回収率の値を複数段階のランクに分け、各ランク毎にポイントの値を設定したものであり、例えば、回収率が0〜10%の場合に5ポイント、11〜20%の場合に4ポイント、21〜30%の場合に3ポイント、31〜40%で2ポイント、41〜50%で1ポイント、51%以上で0ポイントとのようにしたものである。
【0143】
そして、回収率ポイントの基準情報に基づいて回収率ポイントを求める。すなわち、回収率の基準情報の複数の段階のうちの算出された回収率が当てはまる段階に割り当てられた回収率ポイントを会員に付与する(ステップS543)。
なお、ポイントは例えば、会員情報データベース461に記憶される。
【0144】
次に、来店ポイントの算出処理が行われる(ステップS55)。
来店ポイント算出処理は、図15に示すように、設定された所定期間内における来店回数と、予め会員情報データベース461に記憶されている来店ポイントの基準値とにより求められる。
なお、来店回数は、会員情報データベース461において、所定期間の開始日と終了日とを指定することにより、その間に来店した日が積算されて求められる。
また、来店ポイントの基準値とは、例えば、来店回数5回当たり1ポイントのように、予め設定された(変更可)基準単位となる来店回数で、所定期間内の来店回数を除算して、それに基準となるポイントを乗算するものである。
従って、来店回数5回当たり1ポイントの場合には、基準単位となる来店回数が5で、基準となるポイントが1となり、例えば、所定期間内の来店回数が12ならば、12を5で除算して除算結果となる2に1を乗算して来店ポイントは2となる。そして、求められた来店ポイントを会員に付与する(ステップS551)。なお、ポイントは例えば、会員情報データベース461に記憶される。
【0145】
そして、上述のように求められた負率ポイント、負け遊技率ポイント、1000円当たりの負け遊技率ポイント、回収率ポイント、来店ポイントを合計して、合計ポイントを算出し、会員情報データベース461に所定期間における合計ポイントとして記憶される(ステップS56)。
【0146】
上述のサービスポイント算出処理を行う会員管理端末機40は、上述のように遊技場利用状況監視手段として機能するとともに、
また、上述のように遊技場利用状況監視手段として機能し、かつ、上述のサービスポイント算出処理を行う会員管理端末機40は、遊技場における所定のサービスを受けるために遊技者に付与されるサービスポイントの算出を行うサービスポイント算出手段として機能し、前記遊技不満足度算出手段として、算出した負率、負け遊技率、1000円当たりの負け遊技率等の遊技不満足度を、各々予め設定された基準情報と比較して遊技不満足度を複数段階のランクのいずれかと判定し、当該ランクに基づいて各遊技不満足度ポイントを算出する。
また、会員管理端末機40は、遊技場利益貢献度手段として、算出した上述の回収率、来店情報(来店回数)等の遊技場利益貢献度を複数段階のランクのいずれかと判定し、当該ランクに基づいて各遊技場利益貢献度ポイントを算出する。
なお、上述の処理において、来店回数は、来店回数の基準値で除算して、来店ポイントを求めるものとしたが、これは言い方を帰れば基準値毎にランク分けして、各ランクにポイントを割り当てた場合と同様のものである。
そして、会員管理端末機40は、各遊技不満足度ポイントと遊技場利益貢献度ポイントに基づいて、サービスポイントとして遊技者の遊技場利用状況ポイントを算出する。
【0147】
そして、このように会員に付与されたポイントに基づいて各種サービスを会員に提供する。なお、サービスを行う際には、例えば、イベントの開催期間(時期)をサービスポイントに基づくサービスを提供するサービス提供時期とし、それに対して、サービス対象期間を設ける。例えば、サービス対象期間は、サービス提供時期と重なっていても良いが、基本的には、サービス提供時期の前の所定期間がサービス対象期間となり、サービス対象期間が所定期間として上述のように入力されて上述のようにサービスポイントが求められ、サービス提供時期に上述のサービスポイントに基づいてサービスが提供される。
【0148】
なお、本実施の形態では、サービスとして、例えば、貯玉として玉を還元するか、景品交換時に交換金額に還元金額をプラスする処理を行う。そして、その際には、例えば、サービスポイントを複数段階のランクに分けて、各ランク毎に還元率を決めたサービスポイント基準情報が会員データベースに記憶されているものとする。
具体的なサービスポイント基準情報とは、例えば、上述の合計ポイントが1〜9ポイントは還元率が5%、合計ポイントが10〜19ポイントは還元率が15%、20ポイント以上は還元率25%としたものである。
【0149】
なお、ここでいう還元率とは、投資金額を来店日数で除算した除算結果に乗算されるものである。すなわち、投資金額を来店日数で除算した結果(一日当たりの平均投資金額)に還元率を乗算した値が還元金額となり、サービスとして景品交換時に景品と交換可能な金額に還元金額が加算されるか、もしくは、還元金額を貸玉の単価で除算した玉数を貯玉に加算する処理を行う。なお、このような処理は、会員管理端末機40で行うものとしても、景品管理端末機60で行うものとしても良い。
【0150】
以下に、実際に上述の遊技場利用状況監視処理で収集された遊技関連情報と、これら遊技関連情報に基づいて、算出された各遊技不満足度を求めた結果を実際の数値として表示した例を説明する。
図16〜図19は、サービス提供時期を2002年7月6日とし、サービス対象期間を2002年7月1日から2002年7月5日とした場合の4人の遊技者である会員(A〜D)の遊技場利用状況監視処理とサービスポイント算出処理との結果を図表として図示したものである。図16〜図19の図表には、それぞれ各会員の投資金額、回収金額、ゲーム回数、各遊技の勝敗、遊技時間、千円当たりの遊技時間、勝ち遊技時間、負け遊技時間、千円当たりの負け遊技時間、負率、負け遊技率、千円当たりの負け遊技率、回収率、来店回数が、サービス対象期間の各日付の一日毎と、サービス対象期間(所定期間)全体とで記載されている。また、前記図表には、サービス対象期間の上述の各データから求められた負率ポイント、負け遊技率ポイント、千円当たりの負け遊技率ポイント、回収率ポイント、来店ポイント、合計ポイントが記載されるとともに、還元率及び還元率に基づく還元金額が記載されている。
また、図20〜図23は、各会員(A〜D)のさらに詳細な結果を示したものであり、各日付の各ゲーム毎に上述の各データが記載されている。なお、特賞回数は、特別変動表示ゲームの当選を示すもので、上述の大当たり信号をカウントした値である。
また、ここで、各遊技者の遊技不満足度に基づくサービスポイントの増減がわかりやすいように、各遊技者でサービス対象時期における遊技回数、来店回数、一日の貸玉金額の最高値が同じである4人の遊技者を選択している。
【0151】
そして、図16〜図21に示されるように、各会員は、単に投資金額と回収金額と来店回数とによりサービスポイントを付加されるのではなく、遊技を行った遊技機全部に対する負けた遊技を行った遊技機の比率を示す負率、遊技を行った遊技機全部における遊技時間に対する負けた遊技を行った遊技機における遊技時間の比率を示す負け遊技率、千円当たりの遊技時間に占める負けた遊技時間の比率を示す千円当たり負け遊技率等のポイントが付加されることになる。
【0152】
そして、図16と、図20に示す会員Aのように、所定期間内における投資金額に対して回収金額が低く、収支がマイナスで、かつ、勝敗は2勝10敗で大きく負け越し、所定期間内の遊技時間に対する負け遊技時間が多い場合には、負率、負け遊技率、千円当たりの負け遊技率等の遊技不満足度を示す値が高いことから、これらに基づく負率ポイント、負け遊技率ポイント、千円当たりの負け遊技率ポイントも高くなる。また、回収率も低いことから遊技場利益貢献度に基づく回収率ポイントも高くなる。従って、会員Aの場合には、遊技不満足度に基づくサービスポイントが多くなり、還元率が高くなり、高い還元金額をサービスとして与えられることになる。
【0153】
また、図17と、図21に示す会員Bのように、所定期間内における投資金額に対して回収金額が低く、収支がマイナスであるが、勝敗は7勝5敗と勝ち越し、所定期間内の遊技時間に対する負け遊技時間が長い場合には、勝敗が勝ち越していることから、遊技不満足度を示す負率、負け遊技率、千円当たりの負け遊技率が会員Aより低くなり、これら遊技不満足度に基づくポイントが会員Aより低くなることから、収支が会員Aより僅かに良いだけであっても、付与されるサービスポイントは会員Aに比較してかなり低くなる。すなわち、勝ちゲーム(勝った遊技機10の台数)が多いことにより、収支がマイナスであっても、遊技不満足度が低いと判定されている。
【0154】
また、図18及び図22に示す会員Cの場合には、所定期間内における投資金額に対して回収金額が高く、収支がプラスであるが、勝敗は5勝7敗と負け越しである。また、会員Cの場合には、勝ち遊技時間に比べて負け遊技時間は短いが、千円当たりの負け遊技時間が比較的長い。これらのことから、収支がプラスであるにも係わらず、負け越しているという遊技不満足度に基づいて、負率ポイント、千円当たりの負け遊技率ポイントが付加され、会員Bより僅かに低いサービスポイントが付加される。
【0155】
また、図19及び図23に示す会員Dの場合には、所定期間内における投資金額に対して回収金額が高く、収支がプラスで、かつ、勝敗は8勝4敗と勝ち越しで、負け遊技時間、千円当たりの負け遊技時間もそれほど長くないので、収支としては、会員Cよりも悪いが、会員Cよりも勝ちゲームが多いことから、サービスポイントは会員Cよりもさらに低い値となっている。
【0156】
以上のように本実施例の会員管理装置1によれば、単に回収金額から投資金額を減算した金額がプラスでも(収支が良くとも)、遊技した遊技機の台数に対して勝った遊技機10の延べ台数(勝ったゲーム数)が少なかったり、勝ったゲームの遊技時間が短ければ、遊技者の遊技不満足度が高いと判定されて、付与されるサービスポイントが多くなる場合があり、逆に回収金額から投資金額を減算した金額がマイナスでも(収支が悪くとも)、遊技した遊技機の台数に対して勝った遊技機10の延べ台数が多かったり、勝った遊技機10での遊技時間が長かったり、勝った遊技機10での千円当たりの遊技時間が長ければ、付与されるサービスポイントが低くなる可能性がある。
【0157】
本実施の形態の会員管理装置1によれば、収支の善し悪しだけではなく、負けた遊技機10の延べ台数(負けたゲーム数)、負けた遊技機10での遊技時間、負けた遊技機10での投資金額千円当たりの遊技時間等に基づいて、上述の負率、負け遊技率、千円当たりの負け遊技率等の遊技不満足度が求められ、サービスポイントを付与する際に遊技不満足度が高いほど、すなわち、遊技に対して不満があるほど多くのサービスポイントを付与することが可能となる。
【0158】
すなわち、会員管理装置1によれば、単に会員の勝敗のみを管理するのではなく、負けた場合でもどのような遊技内容で負けたのか等、会員の遊技内容を管理することができるので、例えば、管理データを遊技場のサービスの提供に利用すれば、会員に適切なサービスを提供することができる。
特に、会員が遊技した遊技機10単位で遊技回数を計数して、その結果に基づき遊技者が負けた場合の不満足度を算出するので、会員の遊技内容をより詳細かつ正確に管理することができる。
【0159】
また、会員として登録された遊技者の遊技回数毎の負率と負け遊技率と所定金額当たりの負け遊技率である遊技不満足度を算出するようにすれば、遊技場での遊技の不満足度を把握することができる。
また、遊技不満足度と遊技者が遊技場の利益に貢献した遊技場利益貢献度を算出し、遊技不満足度と利益貢献度に基づきサービスポイントを付与するようにすれば、サービスポイントがどちらか一方に偏ることがなくポイントを付与できるので、遊技者に対して不公平のないサーヒスをすることができる。即ち、遊技回数毎に算出したデータや遊技場への来店回数や所定期間における総負け量などを総合的に加味したサービスの提供を行うための不公平のないデータを算出できる。
【0160】
なお、本発明における会員管理装置1は、上述の例に限られるものではなく、遊技不満足度を求める際に、所定期間における勝敗の順番で不満足の度合いを計るものとしても良い。
例えば、1日の遊技のうち序盤で勝っていたにもかかわらず、遊技機10の変更後の終盤で大きく負けてトータルで負けとなった場合と、序盤の遊技で負けていたにもかかわらず、遊技機10の変更により終盤で勝ちトータルの負け額を減らした場合には、同じ負け額でも遊技者の不満度は変化すると思われる。
そこで、所定期間における勝敗の順番で不満足度を算出するようにしても良く。このようにすればより正確な不満足度を算出することができる。
【0161】
すなわち、遊技不満足度算出手段は、勝敗算出手段で算出された勝敗結果に基づいて、遊技回数毎の勝敗の順序を監視する勝敗順序監視手段と、該勝敗順序監視手段による監視結果に基づき遊技不満足度を算出する勝敗順序遊技不満足度算出手段とを含む。
より詳しくは、勝敗順序遊技不満足度算出手段は、所定期間(1日)において最後に遊技した遊技機10での勝敗結果が負けであった場合には、勝ちであった場合よりも高い不満足度を算出する。例えば、遊技不満足度を示す項目として、最後が勝ちの場合が0、最後が負けの場合が1のような点数を付けて、所定期間内における点数の積算値の高低に基づいて、サービスポイントを付加するようにしても良いし、所定期間内における各来店日における最後のゲームだけの負率を求め、各来店日の最後のゲームだけの負率の高低に応じてサービスポイントを付加するようにしても良い。
【0162】
また、上記例では、サービスとして還元率に基づいて還元金額を求め、貯玉や景品と交換可能な金額として会員に付与するものとしたが、それ以外に、景品交換率を通常時よりも高める、所定のサービス景品を贈呈する、高設定台(大当たりとなる確率の設定が高い遊技機)或いは甘釘台(釘が甘くされて入賞孔に玉が入りやす遊技機)での遊技の許可、新台への優先予約などのサービスであっても良い。
【0163】
また、会員管理装置1は、遊技回数情報として計数される条件を設定変更可能な計数条件設定手段を備えても良い。すなわち、遊技者が会員カード994を挿入して遊技を開始したが、ほとんど遊技をせずに会員カード994を排出した場合も遊技回数としてカウントし、このカウント値を負率等の算出に用いた場合に、短時間の遊技で勝つ可能性が低いことから、負率が高くなる可能性があるので、例えば、上述のように特別変動表示ゲームのスタート回数が所定回数以下の場合は、遊技回数としてカウントしないようにしている。このような場合に、例えば、遊技回数としてカウントしない場合の所定回数を変更するのが計数条件設定手段である。
【0164】
また、最近の遊技店においては、イベントコーナーを設けることが多くなっているが、このようなイベントコーナーでの遊技結果は、遊技不満足度の算出として除外するようにしても良い。イベントコーナーにおいては、遊技機10の設定が高くなっていたり、釘が甘くされて入賞孔に玉が入りやすくなっていたりといったことが行われているので、イベントコーナーの遊技機10での遊技自体がサービスの提供となり、その遊技結果によるさらなるサービスの提供といった過度のサービスの提供を防止できる。
すなわち、会員管理装置1は、特定の遊技機10をサービス遊技機として設定するサービス遊技機設定手段を備え、
遊技不満足度算出手段は、前記サービス遊技機設定手段で設定された遊技機10における遊技結果を除いて遊技不満足度を算出するようにした。
【0165】
また、上述の場合とは逆に、イベントコーナーでの遊技結果を遊技不満足度として算出するようにし、さらに、その結果は通常の遊技結果よりも割り増しで遊技不満足度ポイントを算出するようにしても良い。
通常の遊技機10よりもイベントコーナーでの遊技では遊技者は勝つことを期待しているので、イベントコーナーの遊技機10で負けた場合には不満足度が更に大きくなるため、このような大きな不満足に対して確実にサービスを提供することができる。
【0166】
なお、本発明における遊技場に設置される遊技機10はこの実施の形態で説明したような第1種のパチンコ遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀玉遊技機などのその他の弾玉遊技機用や、パチスロ、スロットマシン等の遊技機10であっても良い。なお、遊技媒体として玉ではなく、メダルを使用する遊技機を用いる場合は、上述の説明における玉がメダルとなる。
【0167】
【発明の効果】
本発明に係る遊技店の会員管理装置によれば、単に会員の勝敗のみを管理するのではなく、負けた場合でもどのような遊技内容で負けたのか等、会員の遊技内容を管理することができるので、例えば、管理データを遊技場のサービスの提供に利用すれば、会員に適切なサービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の会員管理装置を示すブロック図である。
【図2】前記会員管理装置の遊技媒体計数器付貸出装置を示すブロック図である。
【図3】前記会員管理装置の台コントローラを示すブロック図である。
【図4】前記会員管理装置の会員管理端末機を示すブロック図である。
【図5】本実施の形態の遊技場利用状況監視処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】前記遊技場利用状況監視処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】前記遊技場利用状況監視処理の貸玉金額集計処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】前記遊技場利用状況監視処理の持玉金額集計処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】本実施の形態のサービスポイント算出処理を説明するためのフローチャートである。
【図10】前記サービスポイント算出処理の合計ポイント算出処理を説明するためのフローチャートである。
【図11】前記合計ポイント算出処理の負率ポイント算出処理を説明するためのフローチャートである。
【図12】前記合計ポイント算出処理の負け率遊技率ポイント算出処理を説明するためのフローチャートである。
【図13】前記合計ポイント算出処理の千円当たりの負け率遊技率ポイント算出処理を説明するためのフローチャートである。
【図14】前記合計ポイント算出処理の回収率ポイント算出処理を説明するためのフローチャートである。
【図15】前記合計ポイント算出処理の来店ポイント算出処理を説明するためのフローチャートである。
【図16】前記会員管理装置から出力される処理結果を示す図表である。
【図17】前記会員管理装置から出力される処理結果を示す図表である。
【図18】前記会員管理装置から出力される処理結果を示す図表である。
【図19】前記会員管理装置から出力される処理結果を示す図表である。
【図20】前記会員管理装置から出力される処理結果を示す図表である。
【図21】前記会員管理装置から出力される処理結果を示す図表である。
【図22】前記会員管理装置から出力される処理結果を示す図表である。
【図23】前記会員管理装置から出力される処理結果を示す図表である。
【符号の説明】
1 会員管理装置
2 ハブ(遊技関連情報収集手段)
10 遊技機
20 ホール管理コンピュータ
25 情報表示端末機
30 ホール管理端末機
40 会員管理端末機(遊技場利用状況監視手段、遊技不満足度算出手段、勝敗算出手段、遊技回数情報算出手段、負率算出手段、総負け遊技時間情報算出手段、負け遊技率算出手段、単位金額遊技時間情報算出手段、単位金額負け遊技時間情報算出手段、単位金額負け遊技率算出手段、遊技場利益貢献度算出手段、サービスポイント算出、回収率算出手段、来店情報算出手段)
50 会員登録機
60 景品管理端末機
65 POS装置
70 島コントローラ(遊技関連情報収集手段)
80 台コントローラ(遊技関連情報収集手段)
90 遊技媒体計数器付貸出装置(遊技関連情報収集手段、記憶媒体処理手段)
991 カードR/W(記憶媒体処理手段)
994 会員カード(記憶媒体)
Claims (2)
- 遊技場の利用状況情報を会員として登録された遊技者毎に管理する遊技場の会員管理装置であって、
会員を特定可能な情報が記憶された記憶媒体を処理する記憶媒体処理手段と、
前記記憶媒体処理手段による記憶媒体の処理に基づき会員登録された遊技者が実行した遊技に関する遊技関連情報を会員毎に収集する遊技関連情報収集手段と、
前記遊技関連情報収集手段で収集した遊技関連情報に基づいて、遊技者の遊技場利用状況を監視する遊技場利用状況監視手段と、
を備え、
前記遊技関連情報収集手段で収集した前記遊技関連情報は、少なくとも遊技者が遊技した遊技回数を遊技した遊技機単位で計数した遊技回数情報と、該遊技回数毎に遊技者に貸し出した遊技媒体に関する貸遊技媒体情報と、該遊技回数毎に遊技者が獲得した遊技媒体に関する獲得遊技媒体情報とを含み、
前記遊技場利用状況監視手段は、遊技場での遊技における遊技不満足度を算出する遊技不満足度算出手段と、
遊技者が遊技場の利益に貢献した遊技場利益貢献度を算出する遊技場利益貢献度算出手段と、を含み、
前記遊技不満足度算出手段は、
前記遊技関連情報の前記貸遊技媒体情報と前記獲得遊技媒体情報とに基づいて、前記遊技回数毎に遊技の勝敗を算出する勝敗算出手段と、
前記勝敗算出手段により算出された勝敗結果に基づいて、遊技回数毎の勝敗の順序を監視する勝敗順序監視手段と、
前記勝敗順序監視手段による監視結果に基づき遊技不満足度を算出する勝敗順序遊技不満足度算出手段と、を備え、
前記遊技場利益貢献度算出手段は、所定期間における総貸遊技媒体情報と所定期間における総獲得遊技媒体情報に基づいて、前記遊技場利益貢献度として、貸遊技媒体情報に対しての獲得遊技媒体情報の比率である回収率を算出する回収率算出手段と、前記記憶媒体処理手段における記憶媒体の処理に基づいて、前記遊技場利益貢献度として、来店情報を算出する来店情報算出手段と、を備えることを特徴とする会員管理装置。 - 前記遊技場利用状況監視手段は、
遊技場における所定のサービスを受けるために遊技者に付与されるサービスポイントの算出を行うサービスポイント算出手段を含み、
前記サービスポイント算出手段は、
前記遊技不満足度算出手段による算出結果で得た遊技不満足度を、各々予め設定された基準情報と比較して当該遊技不満足度を複数段階のランクのいずれかと判定し当該ランクに基づいて各遊技不満足度ポイントを算出し、
前記遊技場利益貢献度算出手段による算出結果で得た遊技場利益貢献度を、各々予め設定された基準情報と比較して当該遊技場利益貢献度を複数段階のランクのいずれかと判定し当該ランクに基づいて各遊技場利益貢献度ポイントを算出し、
前記各遊技不満足度ポイントと前記各遊技場利益貢献度ポイントに基づいて、
前記サービスポイントとして遊技者の遊技場利用状況ポイントを算出することを特徴とする請求項1に記載の会員管理装置。
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