JP2005211544A - ホール経営支援設備及びそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】将来の営業日における営業の結果を客観的に、かつ簡便に予測し得る手段を提供する。
【解決手段】過去の営業日における条件に関する条件情報とその日の営業結果に関する結果情報とを含む実績情報を蓄積する実績情報蓄積手段11と、将来の営業日における営業に影響を与える条件を規定する条件パラメータの設定を受け付ける条件設定受付手段12と、前記実績情報蓄積手段11に蓄積された実績情報のうち前記条件設定受付手段12で受け付けた条件パラメータに対応する条件情報を含むものを抽出しその実績情報に含まれる結果情報を基に将来の営業日における営業の結果の予測値を算定して出力する営業予測出力手段13とを具備するホール経営支援設備1を構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技場(ホール)の営業計画の立案を好適に支援し得るホール経営支援設備、及びそのプログラムに関する。
遊技場内に設置されたパチンコ遊技機、回胴式遊技機等の遊技機をホール管理コンピュータに接続し、遊技機での遊技状況を示すデータをこのホール管理コンピュータに集約するようにした管理システムが公知である(例えば、下記特許文献を参照)。近時では、さらに、遊技球や遊技メダル等の遊技媒体を貸し出す貸出機(遊技機間に配され、サンドと称呼される玉貸機やメダル貸機等)やプリペイドカード発券機、顧客が獲得した遊技媒体の個数を計数する計数機等までもホール管理コンピュータに接続して、営業の収支を監視できるようになっている。このような管理システムは、営業終了後にその日の営業結果を確認したり過去の営業による収支を計算したりする手段として優れており、既に多くの遊技場で採用されている。
特開2003−290541号公報 特開平11−104331号公報
しかしながら、翌日以降にどのような営業を行うのかは、依然として現場責任者の情緒的な判断に任されているのが実情である。より具体的に述べると、時々は遊技客に勝たせ、楽しませ、良好な関係を築きつつリピーターを増やしてゆくことが基本戦略であるため、遊技店では通常、パチンコ遊技機のいわゆる釘の開け閉めや回胴式遊技機のいわゆる設定変更等、遊技機の調整をまめに行う。その遊技機調整において、昨日まであまり出玉の出ていない遊技機の釘を開ける(または、設定を上げる)、あるいは逆に出玉が出過ぎている遊技機の釘を閉める(または、設定を下げる)というような対処療法的な調整が行われている遊技場が非常に多い。即ち、翌日以降の営業でどの程度収益を上げ、どの程度遊技客に還元するのかに関する遊技場全体での客観的な収支の見通しに基づいた営業がほとんどなされていない。その結果として、収益を安定的に得られない、あるいは誤った判断により予定外の損失が発生するといったケースも少なくないものと思われる。そしてまた、上記例の如き管理システムも、遊技場経営の最適化には必ずしも役立てられていない。
以上に鑑みてなされた本発明は、遊技場経営の最適化に資するべく、将来の営業日における営業の結果を客観的に、かつ簡便に予測し得る手段を提供しようとするものである。
上述した課題を解決すべく、図1に示すように、パチンコ遊技機、回胴式遊技機等の遊技機を設置した遊技場の経営を支援し得るものであって、過去の営業日における条件に関する条件情報とその日の営業結果に関する結果情報とを含む実績情報を蓄積する実績情報蓄積手段11と、将来の営業日における営業に影響を与える条件を規定する条件パラメータの設定を受け付ける条件設定受付手段12と、前記実績情報蓄積手段11に蓄積された実績情報のうち前記条件設定受付手段12で受け付けた条件パラメータに対応する条件情報を含むものを抽出し、その実績情報に含まれる結果情報を基に将来の営業日における営業の結果の予測値を算定して出力する営業予測出力手段13とを具備するホール経営支援設備1を構成した。
本発明によれば、将来の営業日における営業の結果を客観的にかつ簡便に予測することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。はじめに、ホール経営支援設備1の基本構成について述べる。本実施形態のホール経営支援設備1は、例えば、図2に示すように、プロセッサ1a、メインメモリ1b、補助記憶デバイス1c、表示制御デバイス1d、ディスプレイ1e、入力デバイス1f、通信インタフェース1g等のハードウェア資源を備え、これらがコントローラ1h即ちシステムコントローラやI/Oコントローラにより制御されて連携動作するものである。補助記憶デバイス1cは、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、DVD−ROMの如き光ディスクドライブ、その他であるが、着脱自在なもの、即ちカートリッジ式のメモリカードや外付け式のディスクドライブ等であっても構わない。表示制御デバイス1dは、プロセッサ1aより受けた描画指示をもとに表示させるべき画像データを生成してディスプレイ1eに向けて送出する機能を有するビデオチップ(あるいは、グラフィクスチップ)1d1、画像データ等を一時的に格納しておく役割を担うビデオメモリ(Video RAM)1d2等のデバイスを用いてなる。入力デバイス1fは、ユーザの手指で操作可能な押下ボタン、キーボードや、マウス、トラックパッド、タッチパネル等のポインティングデバイスをおしなべて包含する。通信インタフェース1gは、NIC(Network Interface Card)や無線LAN(Local Area Network)トランシーバに代表される、電気通信回線を介して情報の送受信を行うためのデバイスであるが、これ以外にUSB(Universal Serial Bus)、IEEE1394等のインタフェースを用いることもできる。
通常、プロセッサ1aによって実行されるべきプログラムが補助記憶デバイス1cに格納されており、プログラムの実行の際には補助記憶デバイス1cからメインメモリ1bに読み込まれ、プロセッサ1aによって解読される。本実施形態におけるホール経営支援設備1には、既知のGUI(Graphical User Interface)型のOS(Operating System)プログラムやこれに付帯する各種デバイスドライバプログラムがインストールされており、アプリケーションプログラムによる上記ハードウェア資源の利用を仲介する。その上で、本発明に係るホール経営支援プログラムがインストールされ、該プログラムに従い上記ハードウェア資源を作動して、少なくとも後述する実績情報蓄積手段11、条件設定受付手段12、営業予測出力手段13としての機能を発揮するものとなっている。
本実施形態のホール経営支援設備1は、遊技場に敷設された既知の管理システムとともに用いることができる。管理システムは、遊技場内に設置されている各種遊技機、遊技機での遊技に使用される遊技媒体を遊技客に貸し出す貸出機、プリペイドカード発券機や遊技客が獲得した遊技媒体を計数する計数機等とホール管理コンピュータとを通信可能に接続してなる。ホール管理コンピュータは、各遊技機での遊技状況、遊技媒体の貸出額(つまり、売上)や遊技客に提供した景品額等のデータを取得する。そして、ホール経営支援設備1は、ホール管理コンピュータより情報の提供を受けて、自己の機能を発現する。本実施形態では、ホール経営支援設備1とホール管理コンピュータとを電気通信回線を介して接続し、両者の間で情報の授受を行うものとしている。但し、ホール経営支援設備1とホール管理コンピュータとが通信可能に接続しているとは限られない。また、ホール経営支援設備1とホール管理コンピュータとが同じハードウェアを共用する態様を妨げない。例えば、ホール管理コンピュータが一般的なパーソナルコンピュータ、ワークステーション等と同程度の性能を有するものである場合に、ホール管理コンピュータにホール経営支援プログラムをインストールし、これをホール経営支援設備1としても運用するということが考えられる。
続いて、ホール経営支援設備1の機能を詳述する。既に述べたが、ホール経営支援設備1は、実績情報蓄積手段11、条件設定受付手段12及び営業予測出力手段13としての機能を発揮する。実績情報蓄積手段11は、管理システムによって収集される、過去の営業日における実績情報を蓄積する。即ち、プロセッサ1aが、プログラムに従い、実績情報を取得して、メインメモリ1bまたは補助記憶デバイス1cの所要の記憶領域に格納する。実績情報は、当初、ホール管理コンピュータに集約される。ホール管理コンピュータに集約された実績情報を取得する態様は、複数考えられる。例示すると、ホール管理コンピュータよりもたらされる実績情報を通信インタフェース1gを介して受信、ホール管理コンピュータを参照するユーザ自身が入力デバイス1fを使用して行う実績情報の入力、あるいは、ユーザがホール管理コンピュータより記録媒体(フレキシブルディスク、光ディスク、メモリカード等)に実績情報を書き込み、この記録媒体に記録された登録情報をホール経営支援設備1が読み込む、等の態様が挙げられる。
実績情報蓄積手段11が蓄積する実績情報には、遊技場全体で集計された営業実績の情報と、遊技機単位または複数の遊技機を組とした遊技機群(特に、同一機種の遊技機群)単位で集計された営業実績の情報とが含まれる。図3A及び図3Bは、実績情報の例である。本実施形態のホール経営支援設備1またはホール経営支援プログラムは、図3A及び図3Bに示すように、ディスプレイ1eの画面に実績情報を表示する機能を有する。並びに、図3A及び図3Bは、実績情報の入力受付画面でもある。ホール経営支援設備1またはホール経営支援プログラムは、ユーザ自身による実績情報の入力をポインティングデバイスやキーボード等の入力デバイス1fを介して受け付け、実績情報蓄積手段11に蓄積する機能をさらに有する。図3A及び図3Bの上半分が遊技場全体の実績情報、下半分が遊技機または遊技機群単位の実績情報である。図中、「P」分類はパチンコ遊技機を、「S」分類は回胴式遊技機を意味している。
遊技場全体の実績情報は、過去の営業日における営業結果に係る結果情報が、当該営業日の営業結果に影響を与えたであろう条件情報に関連づけられたものである。遊技場全体での結果情報は、例えば以下のデータを有する。
・売上実績(売上額。遊技媒体の貸し出し、プリペイドカードカード販売等に由来する)
・景品実績(価値交換として遊技客に提供した、遊技媒体の経済的価値に見合った対価物の額。図示例では、いわゆる景品交換所における換金率(1個4円で貸し出した遊技球や1枚20円で貸し出した遊技メダルを何円の貨幣に交換するかの比率。交換価値が貸出料金より小さいことも多い)の存在を無視した値である。つまり、景品交換所における換金率が等価交換でない場合、営業収益が発生していても景品額が売上額を上回るということも起こり得る)
・ジェットカウンター(計数機で計数した、精算された遊技媒体の個数。価値交換の際の端数の切り捨て等により景品実績との間に差が生じることがある)
・稼働(遊技機による遊技で実際に使用された遊技媒体の個数。即ち、パチンコ遊技機に打ち込まれた遊技球の数、回胴式遊技機に投入された遊技メダルの数)
また、遊技場全体での条件情報は、例えば以下のデータを有する。
・当該営業日の月(一般に、月や季節は客足に影響を与える)
・日付(民間企業では25日に給料日が設定されることが多く、やはり客足に影響を与える)
・曜日(月、火、水、木、金、土、日ないし祝日)
・天候
・イベント(遊技場で開催されたイベント、遊技場の外部で発生しているイベント(年末年始の休暇、お盆の休暇等)がある。図示例では、遊技場での営業イベント)
遊技機または遊技機群単位の実績情報もまた、過去の営業日における営業結果に係る結果情報が、当該営業日の営業結果に影響を与えたであろう条件情報に関連づけられたものである。遊技機または遊技機群単位での結果情報は、例えば以下のデータを有する。
・稼働
・売上額
・割数(売上額に対する景品額の割合。図示例では、換金率の存在を無視した値である。つまり、等価交換でない場合、営業収益が発生していても割数が10割を上回るということも起こり得る)
・特賞出玉(特賞、いわゆる大当たりによって遊技客が獲得した遊技媒体の個数。本実施形態では、特賞一回あたりの平均値としている。大当たりとは、パチンコ遊技機における役物連続作動装置、特別装置ないし連続役物が作動すること、回胴式遊技機における役物連続作動増加装置が作動すること等を言う。また、近時の回胴式遊技機におけるいわゆるAT(Assist Time、小役に入賞するための回胴の停止順、回胴を停止させるタイミング等を何らかの方法で遊技客に対しナビゲーションする装置が作動している状態。小役入賞確率が100%に近い状態に跳ね上がるため、ビッグボーナス等に突入することなく多量の遊技メダルを取得できる)等の、大当たりに類似した出玉を得られる入賞を、ここに言う大当たりに含めることがある)
・粗利
また、遊技機または遊技機群単位での条件情報は、例えば以下のデータを有する。
・スタート(単位遊技時間(特に、1分間)に行われる特賞抽選回数(即ち、スタートチャッカー入賞回数、スルー通過回数等)。単位個数の遊技媒体(特に、遊技球100個)を打ち込んだときの特賞抽選回数と見ることもできる。回胴式遊技機では存在しないデータ)
・遊び率(特賞入賞による出玉を除き、遊技に使用した遊技媒体の個数に対して獲得された遊技媒体の個数の比率。仮に遊び率が100%であれば、遊技を行っても遊技媒体が全く減らないということになる)
・総スタート回数(当該営業日における特賞抽選回数)
・大当たり回数(特賞回数)
・特賞確率(特賞回数/大当たり回数。但し、本実施形態では特賞確率の逆数の形で扱っている)
・台数(稼働させた遊技機の数。通常は定数値)
因みに、図3A及び図3Bに示している条件情報の例は主にパチンコ遊技機に関するものである。パチンコ遊技機は、同一機種の複数の遊技機に対して略同一の調整を施すことが多いため、機種単位でのデータとなっている。一方、回胴式遊技機では、一台一台に相異なる設定を行うことが多い。従って、回胴式遊技機については、図4に例示するように、遊技機一台単位でデータを蓄積、表示またはその入力の受け付けを行い得るようにしてある。図4に表されたデータついて補足しておくと、投入数は、遊技に使用された(遊技台に投入された)遊技媒体の個数であり、上記の「稼働」と同じ意味を持つ。差玉は、投入数と、遊技客が獲得した遊技媒体の個数との差である。そして、設定は、機械割や特賞当選確率等(これらは、遊技機に実装されたソフトウェア上で段階的に変更可能)を決定するパラメータで、現行の回胴式遊技機では1〜6までの6段階である。ここに言う設定は、条件情報に該当する。
遊技機または遊技機群単位での条件情報は、二つのカテゴリーに分類できる。前者は、スタート、遊び%、総スタート回数、設定等のように、遊技場を運営する側の人間が制御可能なもの、後者は、大当たり回数や特賞確率のように遊技場を運営する側の人間が制御不能な、(遊技客の、あるいは遊技場側の)運に左右されるものである。
蛇足ながら、図示例のように、遊技機群単位での実績情報に遊技機1台あたりの平均のデータが付帯していることがある。
本実施形態のホール経営支援設備1及びそのプログラムは、実績情報蓄積手段11で蓄積している実績情報を、別の形で表示することもできる。図5は、パチンコ遊技機についての実績情報の表示例である。この表示画面では、ユーザによる抽出範囲の指定を受け付け、その範囲に該当する実績情報を抽出して表示する処理を行う。図示例は、抽出対象となる過去の営業日の範囲、及び、遊技機群(遊技機の機種ないしそのID)の指定を受け付けて、抽出された実績情報のサンプルに含まれる各データを総計して表示しているものである。図中、「件数」の欄は、該当した実績情報の件数(一件は一営業日分である)を示す。特に、上記の条件情報に該当する一または複数のデータの値の大きさに応じて実績情報を区分し、その区分毎の総計を表示している点に留意する。つまり、図示例では、条件情報である「スタート」並びに「特賞確率」という二つのデータの値の大きさに応じた区分がなされている。スタート、特賞確率の値の大きさをそれぞれ3区分に分けており、トータルで9区分の実績情報の総計値を計算、表示している。図6は、回胴式遊技機についての実績情報の表示例である。ここでは、条件情報の一である設定値に応じて六つに区分された実績情報の総計値を表示している。ここで、差玉は、出玉(特賞出玉を含み遊技客が獲得した遊技媒体の個数)と入玉(と遊技に使用された(遊技機に投入された)遊技媒体の個数)との差である。また、出玉率は、遊技機に実装されたソフトウェアによって規定される(そして、設定値に対応する)、理論上の出玉/入玉である。遊技機についての出玉率は、営業の結果の割数(機械割)とは必ずしも一致しない。出玉率が所定値であっても、遊技客の技量によって割数は変わってくるからである。
条件設定受付手段12は、将来の営業日における営業に影響を与える条件を規定する条件パラメータの設定を受け付ける。即ち、プロセッサ1aが、プログラムに従い、ユーザ自身による条件パラメータの入力を、ポインティングデバイスやキーボード等の入力デバイス1fを介して受け付ける。図7A及び図7Bは、プログラムに従ってディスプレイ1eの画面に表示される、営業シミュレーション画面の例である。左半分に、将来の営業日における条件パラメータを入力するための領域が設定されている。条件パラメータは、実績情報蓄積手段11に蓄積されている実績情報のうちの条件情報に対応するものである。将来の営業日における営業結果を予測したいユーザは、営業シミュレーション画面上で、その日の営業に影響を与える条件を規定する条件パラメータを入力する。条件パラメータにも、遊技場全体での条件パラメータと、遊技機または遊技機群(特に、同一機種の遊技機群)単位での条件パラメータとが存在する。例えば、将来の営業日の月、日付や曜日、天候等の条件パラメータは、遊技場全体に影響を与える条件を規定する。遊技場を運営する側の人間が遊技機(群)について制御する条件パラメータ(スタート、遊び%、総スタート回数、設定等)や、遊技場を運営する側の人間が制御不能な運に左右される条件パラメータ(大当たり回数、特賞確率等)は、遊技機または遊技機群に対して影響を与える条件を規定するものである。これら条件パラメータの一つ、または複数の組み合わせを、ユーザが入力する。
図7A及び図7Bは、パチンコ遊技機についてのものであり、将来の営業日の月、日付や曜日とともに、将来の営業日の営業で使用される遊技機の仮定条件を、同一機種の各遊技機群毎に入力し得るものとなっている。特に、本実施形態では、遊技機の仮定条件として、遊技場を運営する側の人間が制御可能な条件パラメータ(の少なくとも一)と、遊技場を運営する側の人間が制御不能な条件パラメータ(の少なくとも一)とを入力することとしている。図示例では、将来の営業日での各機種のスタートの予想値(これは、釘調整や寝かせ調整等により、遊技場側が実現し得る条件である)と、各機種の特賞確率の予想値(必ずしも科学的でないが、例えば何日も出玉が出ていない台は翌営業日には大当たりを頻発するかもしれないと推測される)とを入力している。入力される条件パラメータは、単一値を指すものでもよく、値の範囲を指すものでもよい。
因みに、営業シミュレーション画面と同時に、過去の営業日の実績情報に含まれるデータを営業日系列で(一覧表またはグラフの形で)表示できる機能を付与しておくことも好ましい。図7A及び図7Bの右端部を除く右半分が、実績情報を営業日系列で表示している画面である。ユーザは、過去の営業日の範囲、遊技機(群)等を指定する入力を行い、表示対象とする実績情報を絞り込むことができる。過去の実績情報、特に過去の営業日におけるスタート、特賞確率等の条件情報のデータを営業日系列で参照できることは、将来の営業日における条件パラメータの選定の助けとなる。例えば、過去数日間の出玉が少ない台は、翌営業日には多くの出玉を出すかもしれない。そのような場合に、特賞確率の条件パラメータを高めに設定するようなことが容易となる。
図8は、回胴式遊技機について営業シミュレーション画面である。回胴式遊技機については、設定に代表される条件パラメータを、遊技機一台毎に入力する。この例では、特賞確率等の遊技場を運営する側の人間が制御不能な条件パラメータを入力しないが、パチンコ遊技機の例と同様に制御不能な条件パラメータを入力することとしても構わない。
営業予測出力手段13は、将来の営業日における営業の結果の予測値を、過去の実績情報に基づいて算定し、出力する。即ち、プロセッサ1aが、プログラムに基づき、前記条件設定受付手段12で受け付けた条件パラメータに対応する条件情報を含む実績情報を実績情報蓄積手段11より抽出して、抽出したサンプルのデータより一営業日あたりの収益を算出する。
本実施形態では、遊技場全体での条件パラメータと、遊技機または遊技機群単位での条件パラメータとが与えられる。従って、これらのそれぞれを、蓄積された実績情報における条件情報と比較して、対応関係にあるものを抽出する処理を行う。パチンコ遊技機の例に則って説明すると、条件パラメータとして、将来の営業日の月日及び曜日と、各機種毎のスタート及び特賞確率とが与えられる。そして、将来の営業日と同じ曜日に営業した結果を表す実績情報を(スタート、特賞確率等とは無関係に)抽出し、抽出したサンプルに含まれる(または、計算される)割数、稼働、売上、粗利等のデータを加算平均して一営業日あたりの値とする。これは、ある条件(曜日)下で営業した場合に得られるであろう収益の、同じ条件(曜日)下での実績に基づく第一の予測値Xとなる。
なおかつ、第一の予測値Xの算出とは別に、将来の営業日におけるスタート及び特賞確率の条件パラメータに合致する(または、条件パラメータの範囲に該当する)スタート及び特賞確率を条件情報として含む、各遊技機群単位の実績情報を(営業日の月日や曜日等とは無関係に)抽出し、抽出したサンプルに含まれる(または、計算される)割数、稼働、売上、粗利等のデータを各遊技機群毎に加算平均して一営業日あたりの値とし、さらに全機種群分の値を総計して遊技場全体での値とする。これは、ある条件(各遊技機群毎に仮定されたスタート、特賞確率)下で営業した場合に得られるであろう収益の、同じ条件(過去に具現された各遊技機群毎のスタート、特賞確率)下での実績に基づく第二の予測値Yとなる。
しかる後、第一の予測値Xと第二の予測値Yとより、予測値Z=AX+BYを算定する。但し、A+B=1とする。係数A、Bは、例えばA=B=0.5と定める。算出された予測値は、図7A及び図7Bの右端部に表されているようなディスプレイ1eの画面1e1への表示、電気通信回線を介して外部のコンピュータへ向けた送信、ハードディスクやフレキシブルディスクその他の記憶媒体へ書き込み、プリントアウト、等の態様にて出力する。回胴式遊技機の場合には、スタート及び特賞確率の替わりに回胴式遊技機の設定値が条件パラメータとして用いられ、遊技機群単位での処理でなく遊技機単位での処理となる。
因みに、上述した各部の機能が複数のコンピュータに分担され、これらが協働することによりホール経営支援設備1として成立するものとしてもよい。
本実施形態によれば、同じ遊技場での過去の実績情報を基に将来の営業日における営業の結果の予測値を算定できる。一般に、遊技場の営業を取り巻く状況(立地、客層等)は遊技場毎に相異するため、他の遊技場の営業実績は自己の遊技場の営業の予測にはあまり役立たない(例えば、都心部にある遊技場では平日にも遊技客が来店するが、ベッドタウンにある遊技場ではやはり日祝日に遊技客が多く来店する)が、本本実施形態のホール経営支援設備1では、同じ遊技場における過去の実績に基づくため、確度の高い予測が可能となる。並びに、本実施形態のホール経営支援設備1、ホール経営支援プログラムを使用するユーザは、入力する条件パラメータの値(特に、スタート、設定等の日々調整されるパラメータや、特賞確率等のランダムなパラメータ)を変更するだけで、様々な条件下での営業の結果を簡便に予測することが可能である。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。各部の具体的構成や処理の手順、予測値算出式の詳細等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。特に、ユーザが入力し、条件情報と照合される条件パラメータが、スタート、特賞確率や設定値には限定されないことに留意する。(遊技機について遊技場側が制御可能な)条件情報及び条件パラメータとして、いわゆるヘソ釘間の隙間の大きさ、台の寝かせの度合い等の、直接的な機械調整のパラメータが採用されることもあり得る。さらに、現存する遊技機とは異質の遊技機が将来的に普及する可能性もある。そのような場合、条件情報及び条件パラメータとして、所定個数の遊技媒体(遊技に使用される遊技媒体、即ち打ち込み球や投入メダル)に対する特賞回数の期待値(ないし、理論値)等が採用される可能性もある。
勿論、パーソナルコンピュータその他の汎用的なコンピュータにプログラムをインストールして本発明に係るホール経営支援設備1を構成することも可能であって、専用の装置を製造することが必須であるわけではない。
本発明の構成説明図。 本発明の一実施形態におけるホール経営支援設備が具備するハードウェア資源を示す図。 実績情報の例を示す図。 実績情報の例を示す図。 実績情報の例を示す図。 実績情報の例を示す図。 実績情報の例を示す図。 条件パラメータ、営業の結果の予測値の例を示す図。 条件パラメータ、営業の結果の予測値の例を示す図。 条件パラメータ、営業の結果の予測値の例を示す図。
符号の説明
1…ホール経営支援設備
11…実績情報蓄積手段
12…条件設定受付手段
13…営業予測出力手段

Claims (2)

  1. パチンコ遊技機、回胴式遊技機等の遊技機を設置した遊技場の経営を支援し得るものであって、
    過去の営業日における条件に関する条件情報とその日の営業結果に関する結果情報とを含む実績情報を蓄積する実績情報蓄積手段と、
    将来の営業日における営業に影響を与える条件を規定する条件パラメータの設定を受け付ける条件設定受付手段と、
    前記実績情報蓄積手段に蓄積された実績情報のうち前記条件設定受付手段で受け付けた条件パラメータに対応する条件情報を含むものを抽出し、その実績情報に含まれる結果情報を基に将来の営業日における営業の結果の予測値を算定して出力する営業予測出力手段と
    を具備するホール経営支援設備。
  2. 請求項1記載のホール経営支援設備を構成するために用いられるものであって、コンピュータを、少なくとも、
    過去の営業日における条件に関する条件情報とその日の営業結果に関する結果情報とを含む実績情報を蓄積する実績情報蓄積手段、
    将来の営業日における営業に影響を与える条件を規定する条件パラメータの設定を受け付ける条件設定受付手段、及び、
    前記実績情報蓄積手段に蓄積された実績情報のうち前記条件設定受付手段で受け付けた条件パラメータに対応する条件情報を含むものを抽出し、その実績情報に含まれる結果情報を基に将来の営業日における営業の結果の予測値を算定して出力する営業予測出力手段
    として機能させるホール経営支援プログラム。
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