JP2007102192A - 画像形成装置、シート処理装置および画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】紙ジャム等を発生させることなく、処理効率を向上させる。
【解決手段】画像形成装置からシートを排出するタイミングを決定するためのタイミング情報を送信する。タイミング情報は、画像形成装置に直接接続されている第1のシート処理装置から、シートに対して実際にシート処理を実行する対象装置となる第2のシート処理装置まで、編集を繰り返しながら中継される。タイミング情報は、例えば、各シート処理装置において、シートの通過時間、シートの処理時間またはシート処理を実行できるようになるまでの準備時間などを考慮して編集される。第2のシート処理装置は、タイミング情報を画像形成装置に向けて送信する。画像形成装置は、受信したタイミング情報に応じてシートの排出タイミングを決定し、決定した排出タイミングでもってシートを排出する。
【選択図】図5

Description

本発明は、シート処理機能を有し、直列に並べられた複数のシート処理装置を使用する画像形成装置に関するものである。
従来、フィニッシャ、ソータ等のシート処理装置(後処理装置と呼ばれることもある。)が接続された画像形成装置が、個人ユースやビジネスユースで使用されてきた。しかしながら、今日では、画像形成装置の高画質化、高速化に伴い、印刷業界でも使用されるようになってきている。
印刷業界では、製本を行なうための各種のシート処理(後処理)が必要となる。代表的なシート処理としては、綴じ処理、折り処理、穿孔処理などがある。また、これらのシート処理が複数組み合わせられる場合もある。この場合は、異なるシート処理機能を有する複数のシート処理装置を直列に並べて画像形成装置に接続することが好ましい(特許文献1)。
特開平6−286931号公報
ところで、複数のシート処理装置を使用する場合、各シート処理装置における処理時間や、実際に処理できるようになるまでの準備時間(起動時間)を考慮する必要がある。例えば、下流に接続されているシート処理装置において準備が整っていないにもかかわらず、画像形成装置または上流のシート処理装置が下流のシート処理装置にシートを排出してまえば、ジャム等の不具合が発生してしまうからである。
これを解決するためには、最も遅く準備が完了するシート処理装置を基準としてシートを排出する方法が考えられる。しかしながらこの方法では、最も遅いシート処理装置が使用されない場合には、無駄に排出タイミングを遅らせることになってしまう。これでは、処理効率が悪い。すなわち、シートごとにシートを積載するシート処理装置が異なることがあるため、シートごとに好適な排出タイミングは異なるのである。
そのため、直列に並べて接続される複数のシート処理装置のうち、画像形成装置に直接的に接続されるシート処理装置から、実際にシート処理を実行するシート処理装置までの準備期間やシート処理時間を考慮することが望ましいといえよう。
そこで、本発明は、このような課題および他の課題の少なくとも1つを解決することを目的とする。なお、他の課題については明細書の全体を通して理解できよう。
本発明は、例えば、シート処理機能を有し、直列に並べて接続された複数のシート処理装置を使用する画像形成システムとして実現される。画像形成装置からシートを排出するタイミングを決定するためのタイミング情報を、第1のシート処理装置から第2のシート処理装置まで、編集を繰り返しながら中継する。ここで、第1のシート処理装置は、画像形成装置に直接的に接続されているシート処理装置である。また、第2のシート処理装置は、シートに対して実際にシート処理(例:シートを積載する処理など)を実行するシート処理装置である。
タイミング情報は、各シート処理装置において、シートの通過時間、シートの処理時間またはシート処理を実行できるようになるまでの準備時間などを考慮して編集される。これは、ジャムを起こすことなくシートを受け入れ可能となる実質的に最短の時間を求めるためである。なお、タイミング情報の編集とは、元のタイミング情報を直接的に編集することのみならず、元のタイミング情報に基づいて新たなタイミング情報を生成することも含む概念とする。そして、第2のシート処理装置は、タイミング情報を画像形成装置に向けて送信する。画像形成装置は、受信したタイミング情報に応じてシートの排出タイミングを決定し、決定した排出タイミングでもってシートを排出する。
このように、本発明によれば、画像形成装置から実際にシート処理を実行するシート処理装置まで、タイミング情報を受け渡してゆく。このタイミング情報は、各シート処理装置における準備時間などが考慮されて順次編集される。すなわち、画像形成装置に接続されるすべてのシート処理装置を考慮するのではなく、実際にシート処理を実行するシート処理装置までを考慮の対象とすることで、前者の処理効率よりも高い処理効率を達成できる。
以下に本発明の一実施形態を示す。もちろん以下で説明される個別の実施形態は、本発明の上位概念、中位概念および下位概念など種々の概念を理解するために役立つであろう。また、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
図1は、実施形態に係る画像形成システムの主要部構成を示す例示的な断面図である。画像形成システム100は、主に、画像形成装置101と、直列に並べて接続される複数のシート処理装置(例:スタッカ102、フィニッシャ103など)を有する。スタッカ102およびフィニッシャ103は、シートの積載機能を有するシート処理装置である。スタッカ102は、主に、シート積載機能のみを有するシート処理装置である。一方で、フィニッシャ103は、シート積載機能に加え、折り機能、穿孔機能またはステイプル機能などの高度なシート処理機能の少なくとも一つを有するシート処理装置である。
以下では、説明の便宜上、2つのシート処理装置が画像形成装置101に接続されている例を説明するが、本発明はこれに限定されることはない。すなわち、本発明では、3つ以上のシート形成装置が直列的に接続されている画像形成システムにも好適に適用される。具体的には、画像形成装置101とスタッカ102との間には他の1つ以上のシート処理装置(例えばインサータ装置、穿孔装置、更なるスタッカなど)が接続されていてもよい。同様に、スタッカ102とフィニッシャ103との間には他の1つ以上のシート処理装置(例えばインサータ装置、穿孔装置、更なるスタッカ、糊付け製本装置など)が接続されていてもよい。
(画像形成装置について)
画像形成装置本体101は、原稿画像を読み取るイメージリーダ20および画像形成部であるプリンタ30を備える。イメージリーダ20には、自動原稿給送装置5が搭載されている。自動原稿給送装置5は、原稿トレイ上に載置された原稿を順に1枚づつ給紙する。給紙された原稿は、プラテンガラス6上を左から右へ搬送されながら、イメージリーダ20によって画像が読み取られる。その後、原稿は、排紙トレイ7に排出される。
プリンタ30の露光制御部31は、イメージリーダ20から入力されたビデオ信号に基づきレーザ光を変調する。レーザ光はポリゴンミラーにより走査されながら感光ドラム32上に照射される。感光ドラム32には走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。感光ドラム32上の静電潜像は、不図示の現像器から供給される現像剤によって現像剤像として可視像化される。
プリンタ30には、シート(用紙などの記録媒体)を収納する1つ以上の給紙カセット33が設けられている。シートは、ピックアップローラなどの分離給紙部33aによって、給紙カセット33からプリンタ30へと供給される。なお、手差給紙部39からOHPシートなどの硬いシートが供給されることもある。
レジストレーションローラ34は、このシートの搬送を一時的に停止する。適切なタイミングになると、レジストレーションローラ34は、搬送を再開し、感光ドラム32と転写部36との間へシートを送り込む。なお、このタイミングは後述のタイミング情報に基づいて決められる。感光ドラム32に形成された現像剤像は転写部36によりシート上に転写される。感光ドラム32に対する像形成タイミングも後述のタイミング情報に基づいて決められる。
現像剤像が転写されたシートは定着部37に搬送される。定着部37はシートを加熱および加圧することで、現像剤像をシート上に定着させる。定着部37を通過したシートは、排出ローラ38を経て、画像形成装置に対して直接的に接続されている第1のシート処理装置に排出される。図1の例では、第1のシート処理装置は、スタッカ102である。
(スタッカについて)
スタッカ102は、画像形成装置101から排出されるシートを順に取り込み、スタックトレイ41に積載したり、またはフィニッシャ103に対してシートを受け渡したりする。受け渡し処理は、シートの通過処理と呼ばれることもある。
スタックトレイ41には、一般に、画像形成装置101から排出される多数のシートが積載される。シート規制部材42は、スタックトレイ41上に積載されたシートの積載性を向上させるための部材である。
シート入り口部51は、画像形成装置101から排出されたシートを受け取るための入り口である。搬送パス52は、シートをスタッカ102内で搬送するためのパスである。搬送パス52には、シートスタック用の搬送パス53と、下流装置へと排出するための搬送パス54とに分岐している。
搬送パス53は、シートをスタックトレイ41上に積載する場合に用いられる搬送パスである。また、搬送パス54は、シートをフィニッシャ103へ排出する場合に用いられる搬送パスである。搬送パス53と、搬送パス54とは、フラッパ55によって切り替えられる。複数の搬送ローラRは、各々の搬送パス52、53、54の何れかにおいて、シートを搬送するために使用される。
検知センサ56は、スタックトレイ41の上面または最上位のシートを検知するセンサである。この検知センサ56は、スタックトレイ41上にシートを順次積載する際に、スタックトレイ41をシート受け取り位置に保つために用いられる。検知センサ57は、スタックトレイ41の下限を検知するためのセンサである。スタックトレイ41をシート取り出し位置に下降させる際に、検知センサ57がスタックトレイ41を検知するまで、スタックトレイ41を下降させる。
(フィニッシャ)
フィニッシャ103は、スタッカ102から排出されるシートを順に取り込み、取り込んだ複数のシートに各種のシート処理を実行する。例えば、複数のシートを整合して1つのシート束に束ねる処理、シート束の後端をステイプルで綴じるステイプル処理などを行なう。また、シートの後端付近に孔あけをする穿孔処理、複数のシートの順番を並び替えるソート処理、複数のシートに糊付けを行なって製本する製本処理などもある。
フィニッシャ103は、スタッカ102から排出されたシートを内部に導くための入り口ローラ対61を有する。この入り口ローラ対61からの搬送パスは、その下流側で、処理トレイパス62と製本パス63とに分岐している。この分岐点には、シートを搬送するためのパスを選択するためのフラッパが設けられている。
処理トレイパス62へと導かれたシートは、不図示の搬送ローラ対を介してバッファローラ64に向けて搬送される。処理トレイパス62の途中には、パンチユニット65が設けられている。パンチユニット65は必要に応じて、搬送されてきたシートの後端付近を穿孔する。
バッファローラ64は、所定枚数積層されたシートを巻き付け可能なローラである。このバッファローラ64の外周には、不図示の複数の押下コロが配置されていて、必要に応じてシートが外周に巻き付けられる。バッファローラ64に巻き付けられたシートは、バッファローラ64の回転方向に搬送される。
またバッファローラ64の外周搬送パス近傍には、切換フラッパ66、67が配置されている。上流側の切換フラッパ66は、バッファローラ64に巻き付けられたシートをバッファローラ64から剥離してノンソートパス68導くか、またはソートパス69に導くためのフラッパである。下流側の切換フラッパ67は、バッファローラ64に巻き付けられたシートをバッファローラ64から剥離してソートパス69に導くか、またはバッファローラ64に巻き付けられたシートを巻き付けられた状態でバッファパス70に導くためのフラッパである。
ノンソートパス68に導かれたシートは、不図示の排出ローラ対を介してサンプルトレイ71上に排出される。ソートパス69に導かれたシートは、不図示の搬送ローラを介して処理トレイ72上に積載される。処理トレイ72上に束状に積載されたシートは、必要に応じて整合処理、ステイプル処理などが施される。その後、シートは、不図示の排出ローラによりスタックトレイ73上に排出される。処理トレイ72上に束状に積載されたシートを綴じるステイプル処理には、ステイプラ74が用いられる。スタックトレイ73は、上下方向に移動可能に構成されていて、シート束の積載量に応じて移動する。
一方、製本パス63へと導かれたシートは、搬送ローラ対75によって収納ガイド76に収納される。さらにシートは、先端が、上下に移動可能なシート位置決め部材77に接するまで搬送される。また、収納ガイド76の途中位置には、左右1対のステイプラ78が設けられている。ステイプラ78は、シート束の中央を綴じるように構成されている。
ステイプラ78の下流位置には、折りローラ対80が設けられている。折りローラ対80の対向位置には、突出し部材81が設けられている。この突出し部材81を収納ガイド76に収納されたシート束に向けて突き出すことにより、このシート束が折りローラ対80間に押し出され、この折りローラ対80によって折りたたまれる。その後、折りたたまれたシートは、シート排出ローラ82を介してサドル排出トレイ83に排出される。
また、ステイプラ78で綴じられたシート束を折ることもできる。この場合、ステイプル処理されたシート束のステイプル位置が、折りローラ対80の中央位置となるように、位置決め部材77が必要な距離だけ下降する。
(各装置の制御部について)
図2は、実施形態に係る画像形成システムの動作を説明するための図である。同図において、画像形成装置101、スタッカ102、およびフィニッシャ103の各制御部は、装置間通信ネットワーク120を介して相互に接続されている。各装置は、装置間通信ネットワーク120を介して、シート処理に必要となるシート情報や排出タイミングを決定するためのタイミング情報を送受信する。
画像形成装置101は、ジョブの管理を行なうコントローラ部200と、画像形成の制御およびシートの搬送の制御を実行するプリンタ制御部201とを備える。また、スタッカ102は、シートの搬送を制御したり、シート処理を制御したりするためのスタッカ制御部210を備える。さらに、フィニッシャ103は、シートの搬送を制御したり、シート処理を制御したりするためのフィニッシャ制御部220を備える。
図3は、実施形態に係る画像形成装置101の制御部を示す例示的なブロック図である。コントローラ部200において、CPU301は、制御プログラムが書き込まれたROM303と、処理を行なうためのデータを格納するRAM302とに、アドレスバスおよびデータバスを介して接続されている。また、CPU301には、外部I/F部304、PDL制御部305および内部I/F部306に接続されている。外部I/F部304は、外部PCやリーダー部20と通信するための通信回路である。PDL制御部305は、受信した印刷データの加工、蓄積、画像処理を行なうための処理回路である。内部I/F部306は、プリンタ制御部201と通信するため通信回路である。
さらにCPU301には操作部307が接続されている。CPU301は、操作部307に含まれる表示装置(例:液晶表示装置など)およびキー入力装置(例:タッチパネルなど)を制御する。CPU301は、キー入力装置を通して、操作者から表示切り替えの指示を受け付ける。また、CPU301は、操作部307の表示装置に対して、装置の動作状態や、キー入力によって設定された動作モードなどの情報を表示する。
プリンタ制御部201のCPU311は、画像形成動作の基本制御を行なう。CPU311には、ROM313及びRAM312がアドレスバス及びデータバスを介して接続されている。ROM313には、後述する制御手順等を含む制御プログラムが記憶されているものとする。RAM312には、画像形成処理を行なうために必要となるデータが記憶されるものとする。
デバイス制御部314は、プリンタ部の各構成部品を制御するための入出力ポート等を含む電気回路である。内部I/F部315は、コントローラ部200と画像信号やタイミング信号のやり取りを行なうための通信回路である。装置間I/F部316は、各シート処理装置とシート情報やタイミング情報の送受信を行なうための通信回路である。
CPU311は、制御プログラムの内容に従って、コントローラ部200から画像信号を受信し、デバイス制御部314を制御することで、画像形成動作を実行する。さらに、CPU311は、装置間I/F部316を介して他装置とシート情報およびタイミング情報を交換することで、シートの搬送動作を制御する。
図4は、実施形態に係るシート処理装置の制御部を示す例示的なブロック図である。説明の便宜上、スタッカ制御部210、フィニッシャ制御部220とも同様の構成となっているものとする。もちろん、それぞれ異なるような構成を採用することも可能である。
CPU411は、シート搬送の制御及びシート処理の制御を行なう。CPU411には、ROM413及びRAM412がアドレスバス及びデータバスを介して接続されている。ROM413には、後述する制御手順等を含む制御プログラムが記憶されているものとする。RAM412には、シート処理および搬送処理を行なうために必要となるデータが記憶されるものとする。デバイス制御部414は、シート処理装置の各構成部品を制御するための入出力ポート等を含む電気回路である。装置間I/F部416は、他のシート処理装置あるいは画像形成装置とシート情報やタイミング情報などを通信するための通信回路である。
CPU411は、制御プログラムの内容に従って、装置間I/F部416を介して、他装置とシート情報やタイミング情報を交換することで、シート処理やシートの搬送処理を制御する。
(シート排出タイミング制御)
本発明によれば、画像形成装置101から実際にシート処理を実行するシート処理装置まで、タイミング情報を受け渡してゆく。このタイミング情報は、各シート処理装置における準備時間などが考慮されて各シート処理装置で順次編集される。すなわち、画像形成装置101から実際にシート処理を実行するシート処理装置までの間に接続されている各シート処理装置をも考慮の対象とすることで、処理効率の向上を達成している。
図5は、実施形態に係るタイミング情報の受け渡し処理を示す例示的なシーケンス図である。ステップS501において、画像形成装置101は、シートの排出タイミングを決定するためのタイミング情報をスタッカ102へと送信する。タイミング情報には、シートを積載するシート処理装置の識別情報が含まれているものとする。
ステップS502において、スタッカ102は、タイミング情報を受信すると、タイミング情報に含まれている識別情報に基づいて、自装置がシートを積載する対象装置として指定されているか否かを判定する。自装置が対象装置であれば、ステップS503に進む。ステップS503において、スタッカ102は、自装置の準備期間やシート処理時間を考慮してタイミング情報を編集し、画像形成装置101に送信する。一方、自装置が対象装置でなければ、ステップS504に進み、スタッカ102は、シートを通過させるために必要となる通過時間を考慮してタイミング情報を編集し、編集したタイミング情報を下流に位置するフィニッシャ103へと送信する。
ステップS505において、フィニッシャ103は、タイミング情報を受信すると、タイミング情報に含まれている識別情報に基づいて、自装置がシートを積載する対象装置として指定されているか否かを判定する。自装置が対象装置であれば、ステップS506に進む。ステップS506において、フィニッシャ103は、自装置の準備期間やシート処理時間を考慮してタイミング情報を編集し、画像形成装置101に送信する。一方、自装置が対象装置でなければ、フィニッシャ103は、シートを通過させるために必要となる通過時間を考慮してタイミング情報を編集し、編集したタイミング情報を下流に位置するシート処理装置へと送信する。なお、図1の例では、さらに下流のシート処理装置は存在しないので、ステップS505は省略されてもよい。
画像形成装置101は受信したタイミング情報に基づいてシートの排出タイミングを制御する。具体的には、スタッカ102或いはフィニッシャ103が要求しているタイミングでシートを受け取れるように、感光ドラムへの像形成タイミング及びレジストレーションローラで一時的に停止しているシートの再搬送タイミングが制御される。
図6は、フィニッシャがシートを積載するシート処理装置となる場合における各タイミング情報の一例を示す図である。すなわち、画像形成装置101から排出されたシートが、スタッカ102を経由してフィニッシャ103において積載されるときの、各タイミング情報の内容が示されている。なお、大文字のTは、時間間隔を表す。また、サフィックスのうち、カンマより前の部分は、各時間を識別するための部分である。カンマより後の部分は、タイミング情報が送信元の装置と送信先の装置を表す部分である。例えば、iは、画像形成装置101を表し、sは、スタッカ102を表し、そして、fはフィニッシャ103を表す。例えば、s⇒fはスタッカ102からフィニッシャ103へ送信される情報であることを表わす。また、以降の説明で、tsend,i等の小文字のtは時刻を表わすものとする。
タイミング情報601は、画像形成装置101から最初のシート処理装置であるスタッカ102へと送信される情報である。タイミング情報601には、例えば、シートID(SID(n))、前シートID(SID(n-1))、到達時間Tarv,i⇒s、紙間時間Tss,i⇒s、および積載装置情報TIDなどが含まれる(nは自然数)。ここで、矢印「⇒」は、データの送信方向や用紙の搬送方向を示している。例えば、i⇒sであれば、画像形成装置101からスタッカ102へと用紙等が搬送されることを意味している。
シートID(SID(n))は、画像形成装置101から排出するタイミングが決定されるシート(注目シート)に付加される固有の識別情報である。前シートID(SID(n-1))は、注目シートよりも先行して画像形成装置101からスタッカ102に排出され、または排出予定であるシートの識別情報である。前シートが無い場合は0とする。
到達時間(Tarv,i⇒s)は、画像形成装置101がタイミング情報601をスタッカ102に送信した時刻tsend,iから注目シートがスタッカ102の入り口に到達する予定の時刻tarv,sまでの時間間隔を示している。なお、
紙間時間(Tss,i⇒s)は、前シートIDで表わされるシート(以下、前シートと称す。)が画像形成装置101から排出される予定の時刻ti(n-1)から注目シートが画像形成装置101から排出される予定の時刻ti(n)までの時間間隔を示している。
積載装置情報TIDは、シートIDで示されるシートが積載されるシート処理装置を指定するための識別情報である。
タイミング情報602は、スタッカ102からフィニッシャ103へと送信される情報である。タイミング情報602には、例えば、シートID(SID(n))、前シートID(SID(n-1))、到達時間Tarv,s⇒f、紙間時間Tss,s⇒f、延期時間Text,s、遅延時間Tdly,sおよび積載装置情報TIDなどが含まれる。
到達時間(Tarv,s⇒f)は、スタッカ102がタイミング情報602をフィニッシャ103へと送信した時刻tsend,sから注目シートがフィニッシャ103に到達する予定の時刻tarv,fまでの最短時間間隔を示している。スタッカ102は、到達時間(Tarv,i⇒s)と、注目シートがスタッカを通過するのに要する時間Tpas,s、および注目シートを受け取るための準備に必要となる時間(Tprp,s)をもとに到達時間(Tarv,s⇒f)を算出する。準備時間(Tprp,s)は、例えば、搬送ローラRの起動や加減速に必要となる時間である。
例えば、到達時間(Tarv,i⇒s)が準備時間(Tprp,s)以上である場合、到達時間(Tarv,s⇒f)は次式から算出できる:
Tarv,s⇒f = Tpas,s + Tarv,i⇒s ・・・(1)
一方、到達時間(Tarv,i⇒s)よりも準備に要する時間(Tprp,s)が長い場合、到達時間(Tarv,s⇒f)は次式から算出できる:
Tarv,s⇒f = Tpas,s + Tprp,s ・・・(2)
紙間時間(Tss,s⇒f)は、前シートがスタッカ102から排出される時刻ts(n-1)から、注目シートがスタッカ102から排出される時刻ts(n)までの時間間隔を示している。前シートが無い場合は0とする。
延期時間(Text,s)は、到達時間(Tarv,i⇒s)ではスタッカ102の動作準備が間に合わない場合に、シートの到達を延期させるための時間を示している。延期時間(Text,s)は、到達時間(Tarv,s⇒f)と同様に、到達時間(Tarv,i⇒s)と準備時間(Tprp,s)をもとに算出できる。
到達時間(Tarv,i⇒s)が準備時間(Tprp,s)以上である場合は、例えば、延期時間(Text,s)は次式から算出できる・
Text,s = 0・・・(3)
一方、到達時間(Tarv,i⇒s)が準備時間(Tprp,s)より短い場合は、例えば、延期時間(Text,s)は次式から算出できる。
Text,s = Tprp,s − Tarv,i⇒s ・・・(4)
遅延時間(Tdly,s)は、紙間時間(Tss,i⇒s)では、スタッカ102が注目シートの処理が行なえない場合に、シートの到達を遅延させる時間を示している。スタッカ102は、紙間時間(Tss,i⇒s)と、搬送パス切り替えフラッパ205の切り替えや搬送ローラRの起動または加減速など処理に要する時間(Tprc,s)をもとに遅延時間(Tdly,s)を算出する。
紙間時間(Tss,i⇒s)が処理に要する時間(Tprc,s)以上である場合、遅延時間Tdly,sは、次式から算出できる。
Tdly,s = 0 ・・・(5)
一方、紙間時間(Tss,i⇒s)が処理に要する時間(Tprc,s)より短い場合、遅延時間Tdly,sは、次式から算出できる。
Tdly,s = Tprc,s − Tss,i⇒s) ・・・(6)
タイミング情報603は、シート処理の対象装置であるフィニッシャ103から画像形成装置101に向けて送信される情報である。タイミング情報603には、例えば、シートID、延期時間、遅延時間が含まれる。
延期時間(Text,f)は、到達時間(Tarv,s⇒f)では、フィニッシャ103の動作準備が間に合わない場合に、シートの到達を延期させる時間を示す。延期時間(Text,f)は、到達時間(Tarv,s⇒f)と、注目シートを受け取るための準備に要する時間(Tprp,f)をもとに算出できる。準備時間(Tprp,f)は、注目シートを積載するために処理トレイ72またはスタックトレイ73の移動に要する時間や、注目シートにステイプル処理を行なうためにステイプラを移動させるために必要となる時間などである。
到達時間(Tarv,s⇒f)が、準備時間(Tprp,f)以上である場合、延期時間(Text,f)は、次式から算出できる。
Text,f = Text,s ・・・(7)
一方、到達時間(Tarv,s⇒f)が準備時間(Tprp,f)よりも短い場合、延期時間(Text,f)は、次式から算出できる。
Text,f = Text,s + Tprp,f − Tarv,s⇒f) ・・・(8)
遅延時間(Tdly,f)は、紙間時間(Tss,s⇒f)ではフィニッシャ103が前シートの処理を終了できない場合に、シートの到達を遅延させる時間を示す。フィニッシャ103は、紙間時間(Tss,s⇒f)と、遅延時間(Tdly,s)と、処理に要する時間(Tprc,f)をもとに遅延時間(Tdly,f)を算出する。処理に要する時間(Tprc,f)は、例えば、前シートのステイプル処理に必要となる時間や、前シートを積載するために処理トレイ72またはスタックトレイ73を移動させるために必要となる時間である。
紙間時間(Tss,s⇒f)が、処理に要する時間(Tprc,f)以上である場合、遅延時間(Tdly,f)は次式から算出できる。
Tdly,f = Tdly,s ・・・(9)
一方、紙間時間(Tss,s⇒f)が、処理に要する時間(Tprc,f)よりも短い場合、遅延時間(Tdly,f)は次式から算出できる。
Tdly,f = Tdly,s + Tprc,f − Tss,s⇒f ・・・ (10)
図7は、フィニッシャがシートを積載するシート処理装置に指定されている場合における各タイミング情報の一例を示す図である。すなわち、画像形成装置101から排出されたシートが、スタッカ102において積載される際の各タイミング情報の内容を示している。既に説明した事項については、説明を省略する。
タイミング情報701は、スタッカ102から画像形成装置101に向けて送信される情報である。タイミング情報701には、例えば、シートID、上述の延期時間Text,s、遅延時間Tdly,sが含まれている。
図8は、実施形態に係る画像形成装置における制御処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS801において、CPU311は、注目シートのシートIDを決定する。例えば、n番目のシートであれば、シートIDにはnが代入される。また、前シートIDは、n−1となる。
ステップS802において、CPU311は、到達時間Tarv,i⇒sと、紙間時間Tss,i⇒sとを決定する。到達時間Tarv,i⇒sは、予め定められた固定値であるため、ROM313から読み出されるものとする。紙間時間Tss,i⇒sは、前シートがない場合は、0が代入される。
ステップS803において、CPU311は、注目シートを積載する第2のシート処理装置(積載装置)を決定する。積載装置の識別情報が、上述の積載装置情報TIDに代入される。なお、積載装置は、例えば、コントローラ部200から指定される。これは、コントローラ部200は、画像形成ジョブを管理しているため、各シートに施されるシート処理を認識しているからである。
ステップS804において、CPU311は、決定した到達時間、紙間時間および積載装置情報からタイミング情報601を生成する。さらに、CPU311は、生成したタイミング情報601を第1のシート処理装置であるスタッカ102へと送信する。
ステップS805において、CPU311は、第2のシート処理装置(スタッカ102またはフィニッシャ103)からタイミング情報603(または701)を受信する。なお、タイミング情報701は、第2のシート処理装置から直接的に受信されてもよいし、他のシート処理装置により中継されてから受信されてもよい。
ステップS806において、CPU311は、受信したタイミング情報から延期時間と遅延時間とを読み出し、延期時間が遅延時間よりも長いか否かを判定する。延期時間が遅延時間よりも長ければ、ステップS807に進む。なお、前シートが存在しない場合も、ステップS807に進む。
ステップS807において、CPU311は、受信したタイミング情報に含まれていた延期時間に応じて注目シートの排出タイミングを決定する。例えば、注目シートがフィニッシャ103に積載される場合、CPU311は、紙間時間(Tss,i⇒s)に延期時間(Text,f)を加算して調整時間を算出する。一方、注目シートがスタッカ102に積載される場合、CPU311は、紙間時間(Tss,i⇒s)に延期時間(Text,s)を加算して調整時間を算出する。CPU311は、タイミング情報601を送出した時刻から少なくとも調整時間が経過した時刻を排出タイミングとする。
基準となる画像形成装置101がタイミング情報601を送出してから画像形成装置101がタイミング情報603を受信するまでの時間は、上述の調整時間や延期時間等に比べ極めて短い時間であるので、無視できるものとする。
一方で、延期時間が遅延時間以下であれば、ステップS808に進む。ステップS808において、CPU311は、受信したタイミング情報に含まれていた遅延時間に応じて注目シートの排出タイミングを決定する。例えば、注目シートがフィニッシャ103に積載される場合、CPU311は、紙間時間(Tss,i⇒s)に遅延時間(Tdly,f)を加算して調整時間を算出する。一方、注目シートがスタッカ102に積載される場合、CPU311は、紙間時間(Tss,i⇒s)に遅延時間(Tdly,s)を加算して調整時間を算出する。CPU311は、タイミング情報601を送出した時刻から少なくとも調整時間が経過した時刻を排出タイミングとする。
ステップS809は、CPU311は、内部タイマーにより、決定された排出タイミングとなったか否かを判定することで、排出タイミングの到来を待つ。排出タイミングが到来すると、ステップS810に進む。
ステップS810において、CPU311は、注目シートをスタッカ102へと排出する。なお、排出タイミングの調整は、前シートと注目シートとの紙間時間を調整することと同義である。即ち、排出タイミングの調整は、レジストレーションローラ34で一時停止しているシートの搬送タイミングを調整することに相当する。このシート搬送タイミングの調整は、シート処理装置での遅延時間や調整時間を考慮しないデフォルトのシート搬送タイミングに対して、調整時間を加算したタイミングである。従って、ステップS809で搬送タイミングの到来を待つことは、レジストレーションローラ34でのシート搬送タイミングの到来を待つことに相当する。
なお、図6ないし図8によれば、延期時間と遅延時間とがタイミング情報に含まれている。しかしながら、延期時間と遅延時間のうち何れか長い方の時間のみがタイミング情報に含まれていてもよい。この場合、ステップS806に相当する処理は、第2のシート処理装置で実行されることになるため、画像形成装置101は、ステップS806を省略できよう。
図9は、実施形態に係るシート処理装置における制御処理の例示的なフローチャートである。このフローチャートは、スタッカ102とフィニッシャ103の制御処理を一般化して示したものである。
ステップS901において、シート処理装置のCPU411は、装置間I/F416を介して、画像形成装置101または上流のシート処理装置からタイミング情報を受信する。
ステップS902において、CPU411は、受信したタイミング情報に基づいて自装置がシートを処理して積載する装置として指定されているか否かを判定する。例えば、CPU411は、受信したタイミング情報から積載装置情報TIDを読み出し、自装置に設定されているTIDと比較する。自装置が指定されていない場合、ステップS903に進む。
ステップS903において、CPU411は、タイミング情報602を生成するために必要となる各種の情報を決定する。各種の情報には、例えば、上述した到達時間Tarv,s⇒f、紙間時間Tss,s⇒f、延期時間Text,sおよび遅延時間Tdly,sが含まれる。なお、シートID、前シートID、積載装置情報TIDは、受信したタイミング情報601に含まれていたものを使用する。
ステップS904において、CPU411は、決定した各種情報からタイミング情報602を生成する。なお、タイミング情報602は、タイミング情報601を編集することで生成されてもよい。
ステップS905において、CPU411は、生成されたタイミング情報602を隣接する下流のシート処理装置に送信する。なお、CPU411は、注目シートを通過させるために必要となる準備処理を実行する。例えば、フラッパを切り替えるようデバイス制御部314に命令を送出する。
ステップS906において、CPU411は、注目シートが到着するのを待つ。注目シートが到着したことは、シート検出センサなどにより検出する。シートが到着すると、ステップS907に進む。
ステップS907において、CPU411は、注目シートを次のシート処理装置へと通過させるよう、デバイス制御部314に命令を送出する。
一方、ステップS902の判定において自装置が指定されている場合、ステップS913に進む。ステップS913において、CPU411は、タイミング情報603または701を生成するために必要となる各種の情報を決定する。各種の情報には、例えば、上述した延期時間Text,s(またはText,f)、および遅延時間Tdly,s(またはTdly,f)が含まれる。なお、シートIDは、受信したタイミング情報601または602に含まれていたものを使用する。なお、遅延時間と、延期時間とのうち何れが長い時間であるかを、CPU411が判定してもよい。そして、CPU411は、遅延時間と延期時間うち長い方の時間のみをタイミング情報に搭載するようにしてもよい。この場合、画像形成装置101にとっては、ステップS913を省略できる利点がある。
ステップS914において、CPU411は、決定した各種情報からタイミング情報603または701を生成する。なお、タイミング情報603(701)は、タイミング情報602(601)を編集することで生成されてもよい。
ステップS915において、CPU411は、生成されたタイミング情報を画像形成装置101に向けて送信する。なお、CPU411は、注目シートを処理して積載するために必要となる準備処理を実行する。例えば、フラッパを切り替えたり、ステイプラを移動させたりするよう、デバイス制御部314に命令を送出する。
ステップS916において、CPU411は、注目シートが到着するのを待つ。注目シートが到着したことは、シート検出センサなどにより検出する。シートが到着すると、ステップS917に進む。
ステップS917において、CPU411は、注目シートにシート処理(例:ステイプル処理、穿孔処理など)を実行し、トレイ(例:トレイ41や83など)に積載するよう、デバイス制御部314に命令を送出する。
(実施例)
これまで説明したシートの排出タイミング制御方法について具体的な数値を挙げて説明する。ここでは、3つのシート(SID=1,2,3)を異なるシート処理装置に積載する実施例を説明する。第1のシート(SID=1)は、フィニッシャ103に積載されるものとする。第2のシート(SID=2)は、スタッカ102に積載されるものとする。第3のシート(SID=3)は、フィニッシャ103に積載されるものとする。
図10は、第1のシートに関するタイミング情報の一例を示す図である。図11は、第2のシートに関するタイミング情報の一例を示す図である。図12は、第3のシートに関するタイミング情報の一例を示す図である。
ここでは、スタッカ102を通過する時間Tpas,sを800msとする。また、スタッカ102の準備に要する時間(Tprp,s)を300msとする。スタッカ102の処理に要する時間(Tprc,s)を300msとする。フィニッシャ103の準備に要する時間(Tprp,f)を2000msとする。フィニッシャの処理に要する時間(Tprc,f)を4100msとする。
図13は、第1のシートないし第3のシートについてのシート間隔の一例を示す図である。第1のシート1には、前シートが存在しない。また、前述の式(8)から、延期時間(Text,f)は200msとなる。よって、画像形成装置101は、タイミング情報601をスタッカ102に送信してから200msの時間経過した後に第1のシートの排出を開始する。このときの排出タイミングは、
紙間時間(Tss,i⇒s) + 延期時間(Text,f)
= 0+200
= 200
として算出されたものである。第1のシートは、タイミング情報601をスタッカ102に送信してから1200ms後にスタッカ入り口に到達する。この時間は、
到達時間(Tarv,i⇒s) + 延期時間(Text,f)
= 1000 + 200
= 1200
として算出されたものである。
また、スタッカ102の準備に要する時間(Tprp,s)は300msである。よって、スタッカ102の準備完了後に第1のシートがスタッカ102に到達することがわかる。
また、式(1)から、到達時間(Tarv,s⇒f)は1800msとなる。よって、第1のシートは、画像形成装置101がタイミング情報601をスタッカ102に送信してから2000ms後にフィニッシャ入り口に到達する。この時間は、
到達時間(Tarv,s⇒f) + 延期時間(Text,f)
= 1800 + 200
= 2000
として算出されたものである。
また、フィニッシャ103の準備に要する時間(Tprp,f)は2000msである。そのため、フィニッシャ103の準備完了と同時に、第1のシートがフィニッシャ103に到達することがわかる。
これにより、スタッカ102の準備が完了する前に、第1のシートがスタッカ102に到着することはない。またフィニッシャ103の準備が完了する前に、第1のシートがフィニッシャ103に到着することもない。よって、ジャムの発生を防止できることになる。さらに、フィニッシャ103の準備完了と同時に第1のシートがフィニッシャ103に到達するため、画像形成装置101は、無駄に第1のシートをレジストレーションローラ34で待たせることもない。よって、最高の処理効率でもって、シートを排出することができる。但し、機械の誤差等を考慮して、排出タイミングに、多少の余裕を持たせてもよい。
第2のシートについては、式(3)から、延期時間(Text,s)は0となりる。式(7)から、遅延時間(Tdly,s)は0となる。従って、延期時間(Text,s)は遅延時間(Tdly,s)以下となる。よって、画像形成装置101は、前シートである第1のシートと、注目シートである第2のシートとの紙間時間が500msとなるように調整して、第2のシートを排出する。このときの紙間時間は、
紙間時間(Tss,i⇒s) + 遅延時間(Tdly,s)
= 500 + 0
= 500
として算出されたものである。
上述したように、スタッカ102の処理に要する時間(Tprc,s)は300msである。そのため、スタッカ102における第1のシートの処理終了後に、第2のシートがスタッカ102に到達することがわかる。
これにより、スタッカ102における第1のシートの処理が完了する前に、第2のシートがスタッカ102に到着することがない。よって、第2のシートがスタッカ102においてジャムとなることが防止される。また、第1のシートと第2のシートとの間隔は、紙間時間(Tss,i⇒s)と等しい。よって、画像形成装置101は、無駄に第2のシートを待たせることがない。このように、前シートが存在する場合でも、最高の処理効率でもって注目シートを排出することができる。
第3のシートについては、式(3)から延期時間(Text,f)は0となる。式(7)から、遅延時間(Tdly,f)は0となる。従って、延期時間(Text,f)は遅延時間(Tdly,f)以下となる。また、式(10)からに基づいて遅延時間(Tdly,f)は3100msとなる。そのため、画像形成装置101は、第2のシートと第3のシートとの紙間時間が3600msとなるように第3のシートを排出するタイミングを調整する。このときの紙間時間は、
デフォルトの紙間時間(Tss,i⇒s) + 遅延時間(Tdly,f)
= 500 + 3100
= 3600
として算出されたものである。
また、第1のシートと第3のシートとの間隔は、4100(500+3600=4100)msとなる。また、フィニッシャ103の処理に要する時間(Tprc,f)は4100msである。よって、フィニッシャ103における第1のシートの処理が完了すると同時に第3のシート3がフィニッシャ103に到達することがわかる。
これにより、スタッカ102の処理が完了する前に、第3のシートがスタッカ102に到着することはない。また。フィニッシャ103の処理が完了する前に、第3のシートがフィニッシャ103に到着することもなくなる。よって、第3のシートがジャムとなることはない。
さらに、フィニッシャ103における第1のシートの処理が完了すると同時に第3のシートがフィニッシャ103に到達する。よって、画像形成装置101は、第3のシートを無駄に待たせることはない。
このように、前シートがフィニッシャ103より上流に位置するスタッカ102に積載される場合であっても、最高の処理効率で注目シートを排出することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、画像形成装置に直接的に接続されている第1のシート処理装置から、シートに対してシート処理を実行する第2のシート処理装置まで、編集を繰り返しながらタイミング情報を中継する。そして、画像形成装置は、第2のシート処理装置から受信したタイミング情報に応じてシートの排出タイミングを決定し、シートを排出する。これにより、画像形成装置に接続されるすべてのシート処理装置を考慮するのではなく、実際にシート処理を実行するシート処理装置までを考慮の対象とすることで、前者の処理効率よりも高い処理効率を達成できる。
要するに、排出タイミングは、第1のシート処理装置から第2のシート処理装置までで、シートを受け入れ可能となるまでに最も長い待ち時間を要するシート処理装置を考慮して決定される。なお、排出タイミングは、多少の余裕を持たせて決定されてもよい。余裕を持たせるための余裕時間は、機械等の誤差が考慮された時間である。よって、処理効率は、実質的に最高となろう。
また、タイミング情報は、第1のシート処理装置から第2のシート処理装置までの各シート処理装置において、次の時間が考慮されることが望ましい。例えば、シートが画像形成装置から到達するまでの到達時間と、シートを通過させるための時間もしくはシートに対するシート処理を実行する機構の準備時間などである。これらの時間は、シートを効率よく排出する上で、非常に支配的な時間であるため、排出タイミングを決定する上では重要である。もちろん、ジャムの発生を防止するためにも、これらの時間は考慮されることが望ましい。
さらに、タイミング情報は、次の時間を考慮して決定されてもよい。例えば、注目シートが到達するタイミングと前シートが到達するタイミングとによる紙間時間、シートを通過させるための時間もしくはシートに対するシート処理を実行する機構の準備時間などである。すなわち、シートを通過させるシート処理装置では、これらの時間を考慮することで、ジャムの発生を防止しつつ、処理効率を向上させることができる。
また、第2のシート処理装置まで中継されるタイミング情報には、第2のシート処理装置を特定するための識別情報が含まれていることが望ましい。この識別情報によって、どのシート処理装置においてシートが処理されて積載されるかを簡単に特定することができる。
さらに、複数のシート処理装置には、シートを積載する機能を有する2以上のシート処理装置が含まれている場合に、本発明はさらに有利となる。とりわけ、従来技術では、複数のシート処理装置がシートを積載する機能を有することを想定していなかったため、シートの排出タイミングを好適に制御できなかった。そのため、従来技術では、一旦、スタッカおよびフィニッシャを含む画像形成システムを終了し再度システムを起動するか必要があった。あるいは、必要以上にシート間隔を広げる必要があった。このように、従来は、複数のシート処理装置間で、シートを積載するシート処理装置を切り替えると、画像形成装置の処理効率が極端に落ちてしまうおそれがあった。しかしながら、本発明では、上述の構成によって、これらの課題を好適に解決できるため、非常に優れているといえる。
また、レジストローラでの再搬送タイミングを調整する代わりに、搬送路上の他の場所でシートを一時的に停止させたり、搬送速度を変更したりすることにより、画像形成装置から排出されるシートの排出タイミングを調整するようにしても良い。この場合、シートが定着器を通過していない状態でシートの一時停止や搬送速度の変更が行われなければならない。
また、上述のシート処理装置は、画像形成装置、または、上流側のシート処理装置からタイミング情報を受信し、このタイミング情報によって、シートに対するシート処理を実行するシート処理装置として、自装置が指定されているか否かを判定する。もし、自装置が指定されていない場合、シート処理装置は、シートを通過させるために必要となる通過時間を考慮してタイミング情報を編集する。このタイミング情報は、下流のシート処理装置に受け渡される。
一方で、自装置が指定されている場合、シート処理装置は、シート処理を実行する機構の準備時間を考慮してタイミング情報を編集する。このタイミング情報は、画像形成装置に向けて送信される。
このように各シート処理装置が、シートの通過時間や、シートの処理に必要となる準備時間等を考慮してタイミング情報を編集することで、無駄な待機時間を極力減らすことができ、かつ、ジャムが発生しない絶妙な排出タイミングが決定されることになる。
なお、画像形成装置の上流側に給紙装置が設けられている場合も、給紙装置から画像形成装置へタイミング情報が送信され、上記の実施形態と同様に処理される。
実施形態に係る画像形成システムの主要部構成を示す例示的な断面図である。 実施形態に係る画像形成システムの動作を説明するための図である。 実施形態に係る画像形成装置101の制御部を示す例示的なブロック図である。 実施形態に係るシート処理装置の制御部を示す例示的なブロック図である。 実施形態に係るタイミング情報の受け渡し処理を示す例示的なシーケンス図である。 フィニッシャがシートを積載するシート処理装置となる場合における各タイミング情報の一例を示す図である。 フィニッシャがシートを積載するシート処理装置となる場合における各タイミング情報の一例を示す図である。 実施形態に係る画像形成装置における制御処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係るシート処理装置における制御処理の例示的なフローチャートである。 第1のシートに関するタイミング情報の一例を示す図である。 第2のシートに関するタイミング情報の一例を示す図である。 第3のシートに関するタイミング情報の一例を示す図である。 第1のシートないし第3のシートについてのシート間隔の一例を示す図である。

Claims (10)

  1. それぞれ同一又は異なるシート処理機能を有し、直列に並べて接続された複数のシート処理装置を使用する画像形成装置であって、
    シートを搬送する搬送デバイス、
    前記画像形成装置に直接的に接続されている第1のシート処理装置に対して、シートの排出タイミングを決定するためのタイミング情報を送信する送信デバイスと、
    前記第1のシート処理装置から、前記シートに対してシート処理を実行する対象装置となる第2のシート処理装置まで、編集を繰り返されながら中継された前記タイミング情報を受信する受信デバイスと、
    前記受信したタイミング情報に応じて前記シートの排出タイミングを決定し、決定した排出タイミングでシートが排出されるよう前記搬送デバイスを制御するするコントローラと
    を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記排出タイミングは、前記第1のシート処理装置から前記第2のシート処理装置までの各シート処理装置がシートを受け入れ可能となるまでの待ち時間のうち、最も長い待ち時間に基づいて決定されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記タイミング情報は、前記第1のシート処理装置から前記第2のシート処理装置までの各シート処理装置において、前記シートが前記画像形成装置から到達するまでの到達時間と、前記シートを通過させるための時間もしくは前記シートに対するシート処理を実行する機構の準備時間とに基づいて決定されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記タイミング情報は、前記第1のシート処理装置から前記第2のシート処理装置までの各シート処理装置において、前記シートが到達するタイミングと該シートの直前のシートが到達するタイミングとによる紙間時間と、前記シートを通過させるための時間もしくは前記シートに対するシート処理を実行する機構の準備時間とに基づいて決定されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2のシート処理装置まで中継される前記タイミング情報には、前記第2のシート処理装置を特定するための識別情報が含まれていることを特徴する請求項1ないし4の何れかに記載の画像形成装置。
  6. 前記複数のシート処理装置には、シートを積載する機能を有する2以上のシート処理装置が含まれていることを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置に使用される、直列に並べて接続される複数のシート処理装置のうちのひとつのシート処理装置であって、
    前記画像形成装置、または、前記シート処理装置に接続されている上流側のシート処理装置から、前記画像形成装置におけるシートの排出タイミングを決定するためのタイミング情報を受信する受信手段と、
    前記タイミング情報によって、前記シートに対するシート処理を実行するシート処理装置として、自装置が指定されているか否かを判定する判定手段と、
    前記自装置が指定されていない場合には、前記シートを通過させるために必要となる通過時間を考慮して前記タイミング情報を編集し、一方で、前記自装置が指定されている場合には、前記シート処理を実行する機構の準備時間を考慮して前記タイミング情報を編集する編集手段と、
    前記自装置が指定されていない場合には、前記編集されたタイミング情報を下流側に接続されているシート処理装置に送信し、一方で、前記自装置が指定されている場合には、前記編集されたタイミング情報を前記画像形成装置に向けて送信する送信手段と
    を含むことを特徴とするシート処理装置。
  8. それぞれ同一又は異なるシート処理機能を有する、直列に並べて接続される複数のシート処理装置と、前記複数のシート処理装置を使用する画像形成装置とを含む画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    シートを搬送する搬送デバイス、
    前記画像形成装置に直接的に接続されている第1のシート処理装置に対して、シートの排出タイミングを決定するためのタイミング情報を送信する手段と、
    前記第1のシート処理装置から、前記シートに対してシート処理を実行する対象装置となる第2のシート処理装置まで、編集を繰り返されながら中継される前記タイミング情報を受信する手段と、
    前記受信したタイミング情報に応じて前記シートの排出タイミングを決定し、決定した排出タイミングでシートが排出されるよう搬送デバイスを制御するコントローラと
    を含み、
    前記第1のシート処理装置は、
    前記画像形成装置から前記タイミング情報を受信する手段と、
    前記シートを通過させるために必要となる通過時間に基づいて前記タイミング情報を編集する手段と、
    前記編集されたタイミング情報を下流側に接続されているシート処理装置に送信する手段と
    を含み、
    前記第2のシート処理装置は、
    上流側に接続されているシート処理装置から前記タイミング情報を受信する手段と、
    前記シート処理を実行する機構の準備時間に基づいて前記タイミング情報を編集する手段と、
    前記編集されたタイミング情報を前記画像形成装置に向けて送信する手段と
    を含むことを特徴とする画像形成システム。
  9. それぞれ同一又は異なるシート処理機能を有し、直列に接続された複数のシート処理装置を使用する画像形成装置におけるシート排出方法であって、
    前記画像形成装置に直接的に接続されている第1のシート処理装置に対して、シートの排出タイミングを決定するためのタイミング情報を送信するステップと、
    前記第1のシート処理装置から、前記シートに対してシート処理を実行する対象装置となる第2のシート処理装置まで、編集を繰り返されながら中継された前記タイミング情報を受信するステップと、
    前記受信したタイミング情報に応じて前記シートの排出タイミングを決定するステップと、
    前記決定された排出タイミングでもって前記シートを排出するステップと
    を含むことを特徴とするシート排出方法。
  10. 画像形成装置に使用される、直列に並べて接続される複数のシート処理装置におけるシート処理方法であって、
    前記画像形成装置、または、前記シート処理装置に接続されている上流側のシート処理装置から、前記画像形成装置におけるシートの排出タイミングを決定するためのタイミング情報を受信するステップと、
    前記タイミング情報によって、前記シートに対するシート処理を実行するシート処理装置として、自装置が指定されているか否かを判定するステップと、
    前記自装置が指定されていない場合に、前記シートを通過させるために必要となる通過時間に基づいて前記タイミング情報を編集し、一方で、前記自装置が指定されている場合に、前記シート処理を実行する機構の準備時間に基づいて前記タイミング情報を編集するステップと、
    前記自装置が指定されていない場合に、前記編集されたタイミング情報を下流側に接続されているシート処理装置に送信し、一方で、前記自装置が指定されている場合に、前記編集されたタイミング情報を上流側に接続されている前記シート処理装置または前記画像形成装置に送信するステップと
    を含むことを特徴とするシート処理方法。
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