JP3406920B2 - 排出タイミングを可変にできるシート後処理装置 - Google Patents

排出タイミングを可変にできるシート後処理装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は排出タイミングを可能に
できるシート後処理装置、詳細には、例えば、複写機
(白黒、カラー)、印刷機、プリンター等の画像形成装
置から排出される複写紙、印刷紙等、シート材を所定の
後処理、例えば、ソーティング、ステイプリングするシ
ート後処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー複写機等において、多色の
コピーを行う場合、感光ドラム上に形成された画像を転
写ドラム上に吸着されたコピー用紙に転写し、この工程
をマジェンタ、シアン、イエローブラック、の順に、転
写ドラムが4回転して最終的にカラー画像の形成が終了
する。また、転写ドラムは最大サイズが1周巻きつけら
れる以上の径の大きさとなっている。このため、最大サ
イズ(例えばA3)の半分以下のサイズ(例えばA4)
のコピーを行う場合は、転写ドラムが4回転する半分以
上の時間は、画像形成及び転写を行わない無駄な時間と
なってしまうことになる。
【0003】この点を改善したのが、最大サイズの半分
以下のコピーを2枚以上行う場合に、感光ドラムに形成
した1枚分の画像を、転写ドラムにハーフサイズ2枚分
のコピー用紙を吸着し、感光ドラム1回転中に潜像され
た1枚分の画像を転写ドラムの1枚目に、感光ドラム2
回転目に潜像された1枚分の画像を転写ドラムの2枚目
に転写する様に構成されている。すなわち、転写ドラム
が1周するうちにハーフサイズ2枚分の転写が成され
る。
【0004】さらに前記カラー複写機にソータ、フィニ
ッシャ等のシート後処理装置を接続して、複写作業の効
率化を計ったシステムも提案されつつある。
【0005】この場合、一般の複写機と異なって、前記
構成のカラー複写機にソータ等を接続した場合、先行の
転写紙と後続の転写紙のシート間隔はかなり狭くなるの
で、例えば、排紙パス固定でビン移動型のソータを接続
した場合、ビンシフト時間に対し、シート間隔が小さく
なると、ビンシフト途中に、後続紙の先端が排出され始
めるため、ビンと後続紙がぶつかり、ソーティングが成
立しなくなる。
【0006】この点を改善した構成が、特開平3−53
268号公報の提案で開示されている。
【0007】上記構成において、先行コピー紙の後端が
定着ローラを経過したことを検出して、複写機本体の搬
送ベルトを低速に落とし、先行紙と後続紙の紙間隔を広
げ、ソータのビン切換タイミングをかせごうというもの
である。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例(特開平3−53268号公報)の構成におい
ては、カラー複写機本体内部の定着ローラ駆動及びシー
ト搬送ベルト、排紙ローラ駆動のスピードを可変とした
構成であるために、先行紙と後続紙のプロセス条件が異
なって、安定したコピー信頼性を得ることが困難であっ
たり(先行紙に対し後続紙の定着ローラでのシート搬送
スピードが異なるため、後続紙のヒートカールが先行紙
に比べて大きくなりすぎ、搬送不良を誘発したり、画像
にシリコンオイルが付着しすぎコピーとしての質を低下
させる)、複写機内部の搬送部のスピードが、切換わっ
た時の衝撃振動によって、さらに次に継続される像形成
時の画像ブレにつながる等の弊害を引き起こすという欠
点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によれ
ば、複写機本体の最終排出部から、シート後処理装置
(本実施例においてはソータ)の排出部までのシート
ス径路を所定長さ以上(複写機本体よりシート間隔をつ
めて、連続的に排出される枚数に応じて適正量の長さ、
例えば、2枚連続に短間隔で排出される場合は、少なく
とも1枚分のシート長さが、完全にシートパス径路に収
まる程度の長さ)に設定し、且つ、前記シートパス径路
の排紙部、近傍に具備されたシート検知手段によって、
先行シートが完全に排出を終了したことを検出後、前記
シートパス径路を通過中の後続シートの搬送スピードを
低下、あるいは停止させ所定時間経過後、再び元のスピ
ードに復帰する様な構成と、それを可能とする制御回路
を設ける。この構成により、複写機本体のプロセス条件
を変えない構成(本体と駆動手段が別体である後処理ユ
ニットのみで速度制御)において、シート間隔の狭いシ
ート排出に対応できる後処理装置が可能となる。
【0010】本実施例の構成の場合、複写機と後処理装
置は別フレーム構成であるので、速度切換による衝撃振
動等が画像ブレにも影響することがなく、信頼性の高い
複写システムを可能としたものである。
【0011】さらに、本構成によれば、連続排紙時の1
枚目、2枚目の紙間を次の3枚目の排出シートが、2枚
目を越えない範囲で自由にコントロールできるため、例
えば、シートをビン内整列したり、ステイプルする機構
付のソータ、又はフィニッシャに接続時に、前記1枚目
の排出シートのビン内排出終了後、整合とビンシフト動
作に必要な時間経過後に次の前記2枚目シートを排出せ
ることも可能であり、最終サイクルのコピー紙の場合で
あれば、前記1枚目のシート排出後、整合、ステイプル
シフトの動作終了後まで、前記2枚目の排出を遅らせる
ことも可能である。
【0012】
【実施例】以下、実施例をもとに図面に沿って説明す
る。
【0013】図1は、周知のカラー複写機であり、11
は給紙ユニットであり、12はコピー用紙に像を形成さ
せるための転写ドラムであり、コピーシートをドラム上
の所定位置に静電吸着させることを可能とする。13は
感光ドラムであり、光学系14からの画像情報を図示せ
ぬCCDイメージセンサ、ポリゴンミラーを介してドラ
ム表面上にメモリーする。16は現像ユニットであり、
各色(イエロー、マジェンタ、シアン、ブラック)ごと
に分けられた容器4つが回転可能な構成で複写機1に保
持されている。各容器は感光ドラム13に対して適正位
置に位置決め近接可能であり、感光ドラム13が反時計
方向に回転して現像ユニット16を経過すると、ドラム
表面上に像形成が成される。
【0014】感光ドラム13上に形成された潜像は、感
光ドラム13と同期して回転する転写ドラム12の表面
に静電吸着されたコピー用紙表面に、転写ドラム12と
感光ドラム13の近接領域にて転写され、コピー用紙表
面上に画像が形成される。
【0015】フルカラーモードの時は、マジェンタ、シ
アン、イエロー、ブラックの順に、前記に説明した同一
工程で、コピー用紙表面に各色のトナーが転写されフル
カラー画像が完成される。
【0016】像形成が終了すると、転写ドラム12か
ら、コピー用紙が分離爪20によって引きはがされて搬
送部17へ送られる。なお、分離爪20は回動から転写
ドラムに近接自在な構成をとる。15は感光ドラムのク
リーナーである。その他、帯電器等の構成は、周知のカ
ラー複写機と同様に配置されており説明は省略する。
【0017】搬送部17を経た転写済シートは、定着ユ
ニット18を経て、複写機本体の排出ローラ(最終排出
部)19からソータ2へと搬送される。
【0018】また、3は周知の原稿分離機能付、原稿循
環装置であり、複数枚の原稿を1枚ずつ順次に露光ステ
ーションへと導き、露光後元の収納トレイへと戻す機能
を持つ周知の原稿処理装置である。
【0019】ソータ2は複写機本体から排出されるコピ
ー紙を、ノンソートモード選択時には、入口センサ21
を介してノンソート排紙ローラ22より、ノンソートト
レイ23に排出する。また、ソートモード選択時には、
コピーシートは入口センサ21、第1ターンローラ2
5、第2ターンローラ26、排紙センサ27を有するソ
ートパスPH1を介して、ソート排紙ローラ28よりビ
ン24a、24b、…24n-1 、24n へ排紙される。
本実施例におけるソータは、ソート排出口28が固定
で、各ビン24a、24b…24n-1 、24n を順次ソ
ート排出口28に対応した位置に位置決めし、各ビンへ
のソーティングを可能とするものである。
【0020】各ビンのシフトアップ及びシフトダウンの
構成は周知のリードカム(図示せぬ)及びリードカムに
係合するコロ29(ビン両端に取付く)によって、リー
ドカムの1回転で1ビン分のシフトを可能とするもので
あり、すでに周知であるので、詳細な説明を省略する。
【0021】また、ソータ2内の搬送駆動(図示せぬ)
は、装置簡易化を計るべく一体的に、ノンソート排紙ロ
ーラ22、第1ターンローラ25、第2ターンローラ2
6、ソート排紙ローラ28を同一周速にて回転させるこ
とを可能とする。また、搬送モータ部には、回転を検知
するエンコーダを取付けられており、必要な周速がソー
タマイコン内の制御回路からの信号により自在に得られ
る様に構成されている。
【0022】次に、一連の複写モードについて説明す
る。
【0023】複写機本体の操作部(図示せぬ)中のコピ
ースイッチが押されると、複写サイズが最大サイズ(本
実施例の場合A3)の半分以下であるかを認識し、半分
以下のサイズ(A4LTR以下)の場合は、更に設定枚
数が2枚以上か否かを認識し、1枚の場合は、感光ドラ
ム13の画像領域に1枚分の像形成が成される。従っ
て、転写ドラム12の所定位置に1枚のコピー用紙が静
電吸着され、1枚分のコピー画像作成を行う。
【0024】次に、設定枚数が2枚以上の場合は、感光
ドラムが1回転し、1枚目の潜像を転写ドラム上の1枚
目のシートに転写し、2回転目に2枚目の潜像を行い、
転写ドラム上の2枚目の用紙に転写する。フルカラーモ
ードの場合、4色分(4回)の転写後、分離爪20によ
って分離されたコピーシート2枚は搬送部17、定着ユ
ニット18、複写機本体最終排出部19からソータ2へ
と連続的に搬送される。
【0025】次に、連続排出モードの時、排紙処理がノ
ンソートモードかソートモードかを判断し、ノンソート
モードである場合は、通常の搬送速度制御によって入口
センサ21、ノンソート排紙ローラ22を介して連続的
にノンソートトレイ23にコピーシートを排出する。
【0026】ソートモードである場合は、入口センサ2
1、パス切換フラッパ30、第1ターンローラ25、第
2ターンローラ26、排紙センサ27、ソート排紙ロー
ラ28を介して先行コピー紙を排出後、排紙センサ27
による先行コピー紙の後端と後続コピー紙の先端までの
時間を計測し、予め設定されているビンのシフト時間と
の比較をソータマイコン内の比較回路によって演算し、
紙間がビンシフト時間より短い場合は、後続コピー紙の
先端検出後、先端が排紙センサ27と、ソート排紙ロー
ラ28の間にて、後続コピー紙が低速あるいは停止する
様な構成になっている。
【0027】そして、ソータのビンのシフトに必要な時
間分だけ後続紙の先端が、排紙センサ27からソート排
紙ローラ28までの通過するスピードを低下させてタイ
ミングをとるか、あるいは、先端を排紙センサ27から
ソート排紙ローラ28間にて一定時間停止させ、所定時
間後、復帰させタイミングをとる様にしても良い。
【0028】同様に3枚、4枚目、5枚、6枚目…n、
n+1枚目と2枚ずつ連続的にソーティングすることを
可能とする。また、2、3枚目、4、5枚目、n−1、
1枚目の紙間はいうまでもないが、ビンシフトに要する
時間に比して十分に長い時間(4色のスキャン分の時間
がある)あるので、2、4、6、…n+1枚目でタイミ
ングをとるために、シートを低速にしたり、一時的に停
止してもつじつまは合う。
【0029】本実施例において、ソータのビンシフトに
関して主に説明をしているが、シート整列機能付のソー
タの場合は、本実施例の様に2枚連続排紙の画像形式装
置に接続された場合、1枚目、2枚目の紙間を次の3枚
目の排出シートが2枚目を越えない範囲で自由にコント
ロールできるため、例えば、1枚目のシート排出後、シ
ートの整列及びシフトに必要な時間経過後、前記2枚目
のシートを排出させる様にしても良い。
【0030】また、例えば、ステイプル機能付のソータ
で、最終サイクルのコピー紙排出時の場合であれば、前
記1枚目のシート排出後、整合、ステイプル、シフト動
作終了後まで、前記2枚目のシート排出を遅らせること
も可能である。
【0031】この場合、図4を見ると理解される様に、
それぞれ1枚目と2枚目、2枚目と3枚目の紙間、t
S 、tL に対して、2枚目の排出を遅らせることによっ
て(図4下段)、それぞれ1枚目、2枚目、3枚目の紙
間が
【0032】
【外1】 となるまで、2枚目のシート排出時間をコントロールで
きる。tM が、シートの整合ステイプルシフト終了まで
に要する時間TW に対し、tM ≧Tw であれば、最終サ
イクルのシート排出と、ステイプルを逐次処理可能とな
り、最終サイクルの全シートを排出後ステイプルを一括
でするのに対し、時間短縮も可能となる。
【0033】図2は、本実施例におけるフローチャート
を示す図である。
【0034】ソートモードが選択され、ステップ101
でビンイニシャル信号が発令されているか否かを確認
し、発令されていない場合は、ステップ102にて、ビ
ンユニットをホームポジションに戻してから、ステップ
103でソータ入口部のパス切換フラッパ30をソート
パス側に変向する。
【0035】次に、ステップ104にて、複写機本体か
らの紙サイズ信号を受け、ステップ105にてサイズを
確定する。ステップ106、107にて、1枚目のシー
トの排紙信号を受け、108にてソータ内の搬送パスを
駆動する。ステップ109ではソート排紙センサ27に
て、1枚目のシートが所定のビン24に排出されたこと
を確認すると、ステップ110で次のビンへのシフト動
作を開始する。次に、ステップ112にて2枚目のシー
トがソート排紙センサ27にて検出されるタイミングに
よって(1枚目のシートの後端がソート排紙センサ27
を抜けてから2枚目のシートの先端がソート排紙センサ
27に達するまでの時間)、紙間<シフト時間の時はス
テップ111に戻り、紙間≧シフト時間となるまで、一
時的に2枚目のシートを停止させ(この時、2枚目のシ
ートの先端は、ソート排紙ローラ28とソート排紙セン
サ27の間で停止する様にする)、紙間≧シフト時間と
なった時点で、再びソータ中の搬送駆動を開始し、ステ
ップ113にてシートを排出動作を行う。
【0036】そして、ステップ114にて、最終シート
であるか否かの判断を行い。最終紙の場合は、システム
をストップさせ、最終紙でない場合は、ステップ110
に戻り同様の動作を繰り返す。
【0037】図3は本特許の一実施例を示すブロック線
図であり、本ブロック図についての詳細説明は、特開平
4−361092号公報に述べてあるので、ここでは説
明を省略する。
【0038】〔他の実施例〕次に本実施例と同様の効果
を可能とする他の実施例について説明する。
【0039】図5は、複写機本体とソータ間で搬送され
るシートの先端及び後端が移動する時間−位置(距離)
を表す線図であり、横軸に位置(本体定着ローラ、排紙
センサ、排紙ローラ、ソータ入口ローラ、排紙センサ、
排紙ローラ、間隔は実際の紙パス長さに対応したも
の)、縦軸に時間を表したものである。
【0040】そして、グラフ中の線は、コピーシートの
先端又は後端が所定の位置に来た時の時間を表す。時間
の基準は、画像形成装置本体の定着ローラニップに1枚
目のコピーシートの先端が来た時を基準とする。以上の
ことより、図5中の線の傾きが小さい程、シートの搬送
スピードが速いことを意味する。
【0041】次に、1枚目のシートの先端・後端の動
き、2枚目のシートの先端・後端の動きについて説明す
る。
【0042】1枚目のシートの先端は、定着ローラ部を
通過してから、(a)地点まで画像形成装置本体のプロ
セススピードVC にて、搬送される。(a)地点は、1
枚目のシートの後端が、本体排紙ローラを抜けた時
((b)地点)の先端の位置に対応する(コピーシート
が複写機本体を抜けるまで、後処理装置の搬送スピード
は、複写機本体のプロセススピードに合わせる)。1枚
目のコピーシートの先端が(a)地点を過ぎると(1枚
目のコピーシート後端が、本体排紙ローラを抜ける
と)、シート後処理装置の搬送スピードをVF に増連
し、1枚目のシートの後端が、シート後処理装置の排紙
センサによって、検出されるまで、そのスピードVF
保ち、その後、後処理装置のシート輩出及び積載性に好
適な速度VS に低下させる((c)地点)。
【0043】2枚目のコピーシートの先端は、(d)よ
り始まる。Aは画像形成装置本体を抜ける時の1枚目、
2枚目の紙間t0 である。そして、1枚目の先端の動き
と同様に2枚目の先端の動きが始まり、シート後処理装
置の排紙ローラに到達した時点((f)地点)での1枚
目のコピーシートの後端と2枚目のコピーシートの先端
の紙間Bをt1 とする。ここで、シート後処理装置内の
F 、VS によって決定される平均搬送スピードVt
が、Vt >Vc となる時、画像形成装置の排紙部での紙
間A(t0 )よりも、シート後処理装置排紙部での紙間
B(t1 )の方が大きくなる。
【0044】上述の様な速度制御を、シート後処理装置
搬送パス内で実施することによって、後処理装置の排紙
部での紙間を画像形成装置の固有の紙間に大して、大き
くすることが可能となるので、紙間A(t0 )がソータ
の例でいうとシフトに要する時間tU に対して、tU
0 となる時、tF 、tS を適切に設定して、ソータ排
紙部での紙間B(t1 )が、t1 ≧tU となる様にして
やれば、紙間が小さい画像形成装置に接続されても、後
処理装置の最終排出時の紙間を広げることを可能とし、
同様に後処理動作に支障なく、安定した処理が可能とな
る。
【0045】さらに、他の実施例としては、後処理装置
の通常の搬送パス(第1のパス)に対して、第2のパス
(バッファリングパス)を設け、1枚目のシートを通常
の第1の搬送パスより排出し、2枚目のシートは一時的
に第2のパスにバッファリングした後にタイミングをと
って排出する様にしてもよい。この時、第2のパスは第
1のパスの搬送スピードより低速になる様な構成とする
か、あるいはクラッチを介して駆動を連結し、前記タイ
ミングどりのために一時的な停止を可能とする様に構成
しても良い。
【0046】あるいは更に、他の構成として、本体の紙
間情報を後処理装置側の制御回路に送り、紙間情報に応
じて、ビンシフト時間を決定するソードカムの回転スピ
ードを可変とし、例えば、1枚目と2枚目のコピー紙間
が短い場合にはリードカムの回転スピードをシフトが間
に合う様に高速制御し、紙間が長い場合には、静音化に
効果があるスピードまで、低下する様な制御としても良
い。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、画像形成装置に接
続されるシート後処理装置のシート搬送パスの速度制御
を、シート後処理装置内におけるシート材間隔が画像形
成装置内におけるシート材間隔よりも大きくなるように
したので、コピーシートの排出間隔が一時的に短くなる
本体に接続された時でも、後処理装置の処理(例えばソ
ータのビンシフト)時間が間に合う様に、コピーシート
の排紙を行えるので、(1)安定したシート後処理が可
能となる。(2)画像形成装置のプロセス条件を一定と
することが可能なので、コピーシートのヒートカール定
着性、ズレ等に対する影響度が小さい安定したコピー品
質も保てる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における複写システムを表す主断面
図。
【図2】本実施例におけるフローチャート。
【図3】本実施例におけるブロック線図。
【図4】本実施例におけるタイムチャート。
【図5】他の実施例の速度制御を説明するグラフ。
【符号の説明】
1 複写機本体 2 ソータ 3 原稿処理装置 27 センサ M モータ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−227848(JP,A) 特開 平1−288868(JP,A) 特開 平3−53268(JP,A) 特開 昭59−83175(JP,A) 特開 平4−308156(JP,A) 特開 昭63−154578(JP,A) 特開 平3−56363(JP,A) 実開 昭60−148761(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 39/11 G03G 15/00 510

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排出されるシート材に所定の後処理を行
    うシート後処理装置において、 シート材入口部から、該シート後処理装置の処理ステー
    ションへの排出部までのシートパス径路を所定長さ以上
    確保し、前記シートパス径路中にシート検知手段を配置
    し、 前記シートパス経路中に搬送される先行シートと後続シ
    ートとのシート間隔を、前記シート検知手段にて計測
    し、 該計測データ(T1 )と前記処理ステーションでの処理
    に要する予め設定された処理時間データ(T2 )とを比
    較し、 T1 <T2 のとき、前記先行シートを、前記処理ステー
    ションへ排出後あるいは排出中に、前記後続シートの前
    シートパス径路でのシート搬送速度を低下あるいは停
    止させ、前記処理ステーションへの後続シートの排出
    タイミングを遅らせることを特徴とするシート後処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記後処理装置の処理時間データが、ソ
    ータのビンシフト時間であることを特徴とした請求項1
    に記載のシート後処理装置。
  3. 【請求項3】 前記後処理装置の処理時間データが、シ
    ート材を整列するための整合処理時間であることを特徴
    とした請求項1に記載のシート後処理装置。
  4. 【請求項4】 シートに画像を形成する画像形成手段
    と、前記シートに後処理を行うシート後処理装置とを備
    えた画像形成装置において、前記シート後処理装置とし
    て、前記請求項1〜3のいずれかに記載のシート後処理
    装置を用いることを特徴とした画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記シート材入口部は、前記画像形成装
    置の最終排出部であることを特徴とした請求項4に記載
    の画像形成装置。
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