JP2002068572A - シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置

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JP2002068572A
JP2002068572A JP2000255153A JP2000255153A JP2002068572A JP 2002068572 A JP2002068572 A JP 2002068572A JP 2000255153 A JP2000255153 A JP 2000255153A JP 2000255153 A JP2000255153 A JP 2000255153A JP 2002068572 A JP2002068572 A JP 2002068572A
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H29/00Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles
    • B65H29/50Piling apparatus of which the discharge point moves in accordance with the height to the pile
    • B65H29/51Piling apparatus of which the discharge point moves in accordance with the height to the pile piling by collecting on the periphery of cylinders

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートの先端のズレを抑えることのできるシ
ート処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 シート処理部22にシートを搬送する搬
送通路6に待機通路8を設け、シート処理部22がシー
ト処理を行っている間、待機通路8にシートを順次循環
させながら待機させると共に待機したシートを、先端を
重ね合わせて搬送通路6に戻すようにする。そして、待
機したシートを、先端を重ね合わせて搬送通路6に戻す
よう待機通路8に進入するシートの先端と、待機通路8
で待機しているシートの先端とを第1所定距離だけずら
すようにすると共に、最後に待機通路8に進入するシー
トの先端と待機通路8で待機しているシートの先端とを
第1所定距離よりも短い第2所定距離だけずらすように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート処理装置及
びこれを備えた画像形成装置に関し、特にシート処理を
行う時間を確保するため、整合やステイプル等の処理を
行うシート処理部の上流側にシートを待機させるように
したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば複写機、プリンタ、ファク
シミリ等の画像形成装置においては、画像形成した後の
記録シート等のシートに対して整合やステイプル等の処
理を選択的に施すシート処理装置を備えたものがある。
【0003】ところで、このようなシート処理装置にお
いては、画像形成装置、例えばプリンタの生産性を低下
させることなくシート処理を行う時間を確保するため、
整合やステイプル等の処理を行うシート処理部の上流側
に複数枚のシートを滞留(待機)させておく待機通路で
あるバッファパスを設けるようにしている。
【0004】そして、処理動作中にはプリンタより順次
送り込まれたシートを、このバッファパスに一旦待機さ
せておき、処理動作が終了した後、待機させた複数枚の
シートを同時に排出して、シート処理部に送り出す構成
をとっている。
【0005】具体的には、バッファパスにおいて、フラ
ッパ切り替えによりシートを循環させるパスを構成し、
この循環パスにシートを順次送り込むことによりバッフ
ァパス内を複数枚のシートを重ねた状態で搬送(束搬
送)し、これによってシートを待機させ、処理時間を確
保するようにしている。
【0006】さらに束搬送時においては、シート間に搬
送方向のズレが生じることにより後工程である整合作業
に支障が生じることの無いよう、まずプリンタより送り
込まれたシートがバッファパスに進入する前にバッファ
パスとプリンタよりシートを送り込む進入パスとの合流
部の手前でバッファパス内を循環搬送されているシート
(束)を一旦停止させるようにしている。
【0007】次に、プリンタより送り込まれたシートが
合流部上流側に配置されたシート検知センサで検知さ
れ、さらにシート先端が揃うように設定した待機時間が
経過した後、停止中のシート(束)の搬送を再開するこ
とによりシート先端位置を揃えるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成したシート処理装置において、シート先端が揃
うように待機時間を設定しても実際にシートを搬送した
場合、先行してバッファパスを循環しているシートと次
にバッファパスに進入してきたシートとではバッファパ
ス内の搬送距離や通過するローラの個数等の条件が異な
る。
【0009】このため、バッファパス搬送時において、
先行シートの先端位置と次のシートの先端位置にズレが
生じ、このズレ量が大きい場合には後工程である整合処
理を行ってもシートを整合しきれない場合がある。
【0010】そこで、本発明はこのような現状に鑑みて
なされたものであり、シートの先端のズレを抑えること
のできるシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置
を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート処理部
にシートを搬送する搬送通路に待機通路を設け、前記シ
ート処理部がシート処理を行っている間、前記待機通路
に順次シートを導入して該シートを循環させながら待機
させた後、前記待機させたシートを先端を重ね合わせて
前記搬送通路に戻すようにしたシート処理装置におい
て、前記待機させたシートを先端を重ね合わせて前記搬
送通路に戻すよう、前記待機通路に進入するシートの先
端と、該待機通路で待機しているシートの先端とのずら
し距離を可変にできることを特徴とするものである。
【0012】また本発明は、前記待機させたシートを先
端を重ね合わせて前記搬送通路に戻すよう前記待機通路
に進入するシートの先端と、該待機通路で待機している
シートの先端とを第1所定距離だけずらすと共に、最後
に前記待機通路に進入するシートの先端と該待機通路で
待機しているシートの先端とを前記第1所定距離よりも
短い第2所定距離だけずらすようにしたことを特徴とす
るシート処理装置。
【0013】また本発明は、前記待機通路に進入するシ
ートの先端と、該待機通路で待機しているシートの先端
とを前記第1又は前記第2所定距離だけずらすように前
記待機通路で待機しているシートの循環を制御する制御
手段を備え、前記制御手段は、前記待機通路にシートが
進入する前に前記待機通路で循環しているシートを停止
させると共に該待機通路に進入するシートの先端と前記
第1又は第2所定距離を形成するタイミングで、前記停
止しているシートの循環を再開させることを特徴とする
ものである。
【0014】また本発明は、前記待機通路で待機してい
るシートを検知する第1検知手段と、前記搬送通路から
前記待機通路に進入するシートを検知する第2検知手段
と、を備え、前記制御手段は、前記第1検知手段からの
検知信号に基づいて前記待機通路を循環しているシート
を一旦停止した後、前記第2検知手段からの検知信号に
基づいて前記待機通路に進入するシートの先端と前記第
1又は第2所定距離を形成するタイミングで、前記停止
しているシートの循環を再開させることを特徴とするも
のである。
【0015】また本発明は、前記待機通路に前記シート
を搬送する搬送部材を設け、前記搬送部材の数に応じて
前記第1及び第2所定距離を定めるようにしたことを特
徴とするものである。
【0016】また本発明は、前記待機させたシートを先
端を重ね合わせて前記搬送通路に戻すよう前記待機通路
に最初に進入したシートの先端と、次に該待機通路に進
入する2枚目のシートの先端とを所定距離だけずらすと
共に、以後該待機通路に進入するシートの先端と前記待
機通路で待機している2枚目のシートの先端とを一致さ
せるようにしたことを特徴とするものである。
【0017】また本発明は、前記待機通路に最初に進入
したシートの先端と、前記2枚目のシートの先端とを所
定距離だけずらすと共に、以後該待機通路に進入するシ
ートの先端と前記待機通路で待機している前記2枚目の
シートの先端とを一致させるように前記待機通路で待機
しているシートの循環を制御する制御手段を備え、前記
制御手段は、前記待機通路にシートが進入する前に前記
待機通路で循環しているシートを停止させる一方、前記
待機通路に最初に進入したシートの先端と前記2枚目の
先端とを所定距離だけずらすと共に、以後該待機通路に
進入するシートの先端と前記待機通路で待機している2
枚目のシートの先端とを一致させるタイミングで、前記
停止しているシートの循環を再開させることを特徴とす
るものである。
【0018】また本発明は、前記待機通路で待機してい
るシートを検知する第1検知手段と、前記搬送通路から
前記待機通路に進入するシートを検知する第2検知手段
と、を備え、前記制御手段は、前記第1検知手段からの
検知信号に基づいて前記待機通路を循環しているシート
を一旦停止した後、前記第2検知手段からの検知信号に
基づいて、前記待機通路に最初に進入したシートの先端
と前記2枚目の先端とを所定距離だけずらすと共に、以
後該待機通路に進入するシートの先端と前記待機通路で
待機している2枚目のシートの先端とを一致させるタイ
ミングで、前記停止しているシートの循環を再開させる
ことを特徴とするものである。
【0019】また本発明は、前記待機通路に前記シート
を搬送する搬送部材を設け、前記搬送部材の数に応じて
前記所定距離を定めるようにしたことを特徴とするもの
である。
【0020】また本発明は、前記待機通路内で停止して
いるシートの循環を再開するタイミングを、次のシート
の前記待機通路への進入時毎に独立して設定するタイミ
ング入力手段を設けたことを特徴とするものである。
【0021】また本発明は、前記搬送部材のシート搬送
方向上流側に該待機通路を狭くするように形成されたリ
ブを設けたことを特徴とするものである。
【0022】また本発明は、画像形成部と、前記画像形
成部により画像が形成されたシートを処理するシート処
理装置とを備えた画像形成装置において、前記シート処
理装置は上記のいずれかに記載のものであることを特徴
とするものである。
【0023】また本発明のように、シート処理部にシー
トを搬送する搬送通路に待機通路を設け、シート処理部
がシート処理を行っている間、待機通路にシートを順次
循環させながら待機させると共に待機したシートを先端
を重ね合わせて搬送通路に戻すようにする。そして、待
機したシートを先端を重ね合わせて搬送通路に戻すよう
待機通路に進入するシートの先端と、待機通路で待機し
ているシートの先端とを第1所定距離だけずらすように
すると共に、最後に待機通路に進入するシートの先端と
待機通路で待機しているシートの先端とを第1所定距離
よりも短い第2所定距離だけずらすようにする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0025】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
シート処理装置を備えた画像形成装置の一例である複写
装置の内部構成を示す図である。
【0026】同図において、100Aは複写装置、10
0は複写装置本体、1は複写装置本体100に取り付け
られたシート処理装置、1Aはシート処理装置本体、3
00は原稿の自動給送を行う原稿給送装置(以下、AD
Fという)である。
【0027】ここで、複写装置100Aは、複写装置本
体上面に設けられ、原稿を積載する原稿台ガラス10
1、原稿からの反射光の光路を変更する走査用反射ミラ
ー(走査ミラー)103,104、合焦及び変倍機能を
有するレンズ105、ADF300より送られた原稿を
読み取るための照明ランプ及びミラーを持つ第1走査ミ
ラー106を備えたスキャナ部100B、感光ドラム1
08及び加圧ローラ110を備えた画像形成部である感
光ドラムユニット100Cを備えている。
【0028】なお、同図において、122、123、1
25は感光ドラム上に画像を形成するためのレーザ、ポ
リゴンミラー及び光路を変更するミラーであり、124
はポリゴンミラー123を駆動するためのモータであ
る。107はレジストローラ、111は画像記録された
シートを定着側へ搬送する搬送ベルト、112は搬送さ
れてきたシートを熱圧着させる定着器である。
【0029】ところで、感光ドラム108の表面は半導
電体と導電体を用いたシームレス感光体からなってお
り、この感光ドラム108は回動可能に軸支されてお
り、複写開始キーの押下に応答して作動する不図示のメ
インモータにより、時計回り方向に回転するようになっ
ている。
【0030】なお、この後、この感光ドラム108の所
定回転制御及び電位制御装置(前処理)が終了すると、
原稿台ガラス101上に置かれた原稿は第1走査ミラー
106と一体に構成された照明ランプにより照明され、
その原稿の反射光は走査ミラー103,104を経てレ
ンズ105を通り、レンズユニット内部の受光素子にて
結像するようになっている。
【0031】さらに、この原稿からの反射光像は受光素
子において電気信号に変換されて不図示の画像処理部へ
送られる一方、この画像処理部においてユーザより複写
装置本体100が受けた所定のデータ処理が行われた
後、レーザ122へ送られるようになっている。そし
て、このデータ処理が行われた電気信号はレーザ光に変
換された後、ポリゴンミラー123、ミラー125によ
って反射されて感光ドラム108上で静電潜像となると
共にトナーにより可視化されて後述するように転写用の
シート上に転写されるようになっている。
【0032】また、113、117はシートを搬送する
搬送ローラ、114は搬送されてきたシートの搬送方向
を切り換えるフラッパ、115はシートをシート処理装
置1の方向へ搬送する搬送ローラ、116はシートの表
裏を反転する反転パス、119、120、121は手差
しユニットからシートを搬送するローラ、手差シートト
レイ及び分離パッドである。
【0033】また、200は各サイズのシートを種類別
に積載し、複写装置本体100からの信号により種類別
にシートを複写装置本体100へ供給する給紙カセット
であり、201は給紙カセット200からシートを引き
出す搬送ローラ、202は給紙カセット200から引き
出されたシートを上方へ受け渡す中間ローラ、118は
給紙カセット200からのシートを感光ドラムユニット
100Cへ搬送する搬送ローラである。
【0034】ところで、給紙カセット200もしくは手
差シートトレイ120にセットされたシートは、給紙ロ
ーラ118,119,201,202により複写装置本
体100内に送られ、レジストローラ107により正確
なタイミングをもって感光ドラム108の方向へ送ら
れ、潜像先端とシートの先端とが一致される。その後、
感光ドラム108と加圧ローラ110との間をシートが
通過することにより、ドラム108上のトナー像がシー
ト上へ転写されるようになっている。
【0035】なお、この後、シートは感光ドラム108
より分離され、搬送ベルト111により定着器112へ
導かれ、この定着器112において加圧及び加熱される
ことによりトナー像が定着される。そして、このように
して画像形成されたシートはフラッパ114により、排
紙ローラ115の方向へ搬送され、印字面を上向きにし
てシート処理装置1へ排出されるようになっている。
【0036】一方、ADF300は、原稿束302をセ
ットする積載トレイ301を備えており、例えば片面原
稿時は半月ローラ304及び分離ローラ303により原
稿を原稿束最下部から1枚ずつ分離し、搬送ローラ30
5及び全面ベルト306により原稿台ガラス101の露
光位置までパスI〜IIを介して搬送するようにしていう
る。そして、このように原稿を搬送した後、停止し、複
写動作のスタートに備えるようにしている。
【0037】また、複写終了後、原稿はパスIVを介して
搬送大ローラ307によりパスIVに送られ、更に排紙ロ
ーラ308により、再び原稿束302の上面に戻され
る。なお、309は原稿の一循環を検知するサイクルレ
バーであり、原稿給送開始時に原稿束の上部に載せら
れ、原稿が順次給送されて最終原稿の後端がサイクルレ
バー309を抜ける時に自重で落下することで原稿の一
循環を検知するようになっている。
【0038】一方、両面原稿時は、原稿を一旦パスI、
IIからIII に導き、そこで回動可能な切換フラッパ31
0を切り換えることで原稿の先端をパスIVに導き、搬送
ローラ305によりパスIIを通って全面ベルト306で
原稿台ガラス101上に搬送した後停止させる。つま
り、搬送大ローラ307により、パスIII 〜IV〜IIのル
ートで原稿の反転がなされる構成となっている。
【0039】ところで、シート処理装置1は、複写装置
100Aにより画像が形成されたシートに対して整合、
ステイプル(綴じ)、折り処理等の処理を行うものであ
り、シート処理部の一例であるステイプルを行うための
ステイプラ22や、処理が終わったシート(束)を積載
する第1及び第2排紙トレイ24,25等を備えてい
る。
【0040】なお、同図において、70はシート処理装
置1の取付台であり、この取付台70の内部には不図示
の折り装置が設けられている。そして、複写装置100
Aにより画像が形成されたシートは、その後の処理に応
じてシート処理装置本体1Aあるいは取付台70に配設
されている折り装置に搬送されるようになっている。
【0041】例えば、シート処理装置1でシートを処理
する場合は、図2に示す複写装置本体100に近い側の
第1フラッパ3の上流側端部を実線で示すように下方向
へ位置させると共に第1フラッパ3の下流側に配置され
た第2フラッパ4の上流側端部を実線で示すように上方
向へ位置させるようにしている。これにより、シートは
ローラ対5を通して搬送通路である第1搬送パス6へ送
られ、第1搬送パス6から更に下流側へ送られるように
なる。
【0042】なお、折り装置へシートを搬送する場合
は、第1フラッパ3の上流側端部を破線で示すように上
方向へ位置させるようにする。これにより、シートは第
3搬送パス7を通って図示破線矢印方向の先に位置する
折り装置へ送られる。
【0043】ところで、同図において、8は第1搬送パ
ス6に設けられた待機通路である第二搬送パス(以下、
バッファパスという)、9はバッファローラ、14、1
5、16は第1〜第3バッファコロ、10、11、1
2、13は第1〜第4シート検知センサであり、シート
処理装置内を通過するシートの検知及び待機シートの検
知等を行うものである。
【0044】また、17は第1の排出ローラ(排出手
段)、18は押えコロ、19は排出整合ベルト(整合回
転体)であり、この排出整合ベルト19は第1の排出ロ
ーラ17と押えコロ18により挟持されて回転し、且つ
ベルト外れ防止策としてベルト内側の中央部付近に図示
しないエンドレスのリブを設け、第1の排出ローラ17
と係合して回転する構成となっている。
【0045】なお、この排出整合ベルト19の内側には
排出整合ベルト19を動かすためのベルトコロ61が配
置され、このベルトコロ61はベルト移動板62で、図
示しない駆動源により動作可能となっている。そして、
ベルト移動板62及びベルトコロ61により、排出整合
ベルト19を強制的に変形させる移動手段が構成されて
いる。
【0046】また、34はスノコシャッタであり、この
スノコシャッタ34は、上下方向に移動可能であり、後
述するように第1排紙トレイ24がシートを積載して移
動する際には上昇して後述する図5のFで示す斜線部を
閉じてシートが落下してくるのを防止するようにしてい
る。また、第1排紙トレイ24にシートを排出する際に
は排出ローラ32よりも下方に移動して、シートの排出
を妨げないようになっている。
【0047】また、20はシートの後端を規制する後端
整合ストッパ(整合突き当て部材)であり、この後端整
合ストッパ20は、シートを順次積載する際のホームポ
ジションと、ステイプラ(綴じ手段)22が前後動する
際に退避する位置をとることができるように構成されて
いる。なお、綴じ位置に応じてステイプラ22の位置を
変更する際、ステイプラ22と同一位相にある後端整合
ストッパ20は、破線で示す位置へ回動して、退避する
ことができるようになっている。
【0048】ここで、本実施の形態において、シートの
幅方向の整合は、図3、図4に示すシート幅方向に移動
可能な幅寄せガイド21によって行われる。また、ステ
イプラ22は、シートの2ヶ所綴じ、手前側1ヶ所綴
じ、及び、奥側1ヶ所綴じを行うよう、図3の矢印で示
す範囲を移動してステイプルを行うようになっている。
なお、図3、図4において、21aは整合基準板であ
る。
【0049】一方、図1において、50はシート処理装
置本体1Aの側壁面1aに形成されている排出口であ
り、処理が施されたシートは、この排出口50から排出
されて第1及び第2排紙トレイ24,25に積載される
ようになっている。また、26はこれら第1及び第2排
紙トレイ24,25を上下方向にかつシート処理装置本
体側に傾斜した状態で取り付けているトレイユニットで
ある。
【0050】ここで、このトレイユニット26は、シー
ト処理装置本体1Aの側壁面1aに上下方向に移動可能
に取り付けられると共に、その下部に内蔵される不図示
の駆動源によって上下方向に移動するようになってい
る。
【0051】なお、シート処理装置本体1Aの側壁面1
aには図2に示すように第1及び第2排紙トレイ24,
25に積載されたシートの傾斜端部に当接し、排出され
たシートの上流側への逆流を防止又は支持するための上
下の規制部材(以下、上部スノコガイド及び下部スノコ
ガイドという)27a,27bが設けられている。
【0052】ところで、図5はシート処理装置本体1A
の排出口付近の拡大図であり、同図において、31は揺
動ガイドである。ここで、この揺動ガイド31は移動排
出ローラ33を回転自在に保持すると共に、シート排出
時、図6に示すカム35が駆動源Mにて同図の矢印方向
に回転することにより揺動軸31aを支点として下方に
揺動し、図5に示すように移動排出ローラ33を排出ロ
ーラ32に圧接させるためのものである。
【0053】なお、この揺動ガイド31は、後述するス
テイプルモードの際には、移動排出ローラ33を排出ロ
ーラ32から離間させるよう上方に揺動して2つのロー
ラ32、33をシート搬出可能状態からシート搬出不能
状態とする切り替え手段としての役割を果たすようにな
っている。
【0054】また、図5において、30はストッパであ
り、このストッパ30はトレイ移動時に回動軸30aを
支点として回動し、図7の(a)に示すように排出口5
0を塞ぐ位置に上昇してきたスノコシャッタ34の溝部
34aと嵌合してスノコシャッタ34をロックするため
のものである。そして、このようにスノコシャッタ34
によって排出口50を塞ぐことにより、第1排紙トレイ
24が排出口50を通過する際、第1排紙トレイ24に
積載されているシートSが排出口50に逆流するのを防
ぐようにしている。
【0055】なお、このストッパ30は、シートを排出
する場合には、図5に示すY方向に回動してスノコシャ
ッタ34のロックを開放するようになっており、また、
後述するステイプルモードの際には、図7の(b)に示
すように揺動ガイド31と同様に排出口50を開放する
方向に回動するようになっている。なお、図7の(b)
において、27cは上部スノコガイド27aに形成され
たリブである。
【0056】次に、このように構成されたシート処理装
置1のシート処理動作について説明する。
【0057】例えば、ステイプルを行わず、且つソート
を行わずにシートを排出するノンステイプル・ノンソー
トモード時には、シートを第1及び第2排紙トレイ2
4,25に直接排出するようにしている。なお、図8
は、第1排紙トレイ24にシートを排出する場合を示し
ている。
【0058】ところで、ノンステイプル・ノンソートモ
ードが選択されると、カム35(図6参照)により、ま
ず揺動ガイド31が図5に示すように移動排出ローラ3
3を排出ローラ32に圧接させる位置まで揺動する。ま
た、スノコシャッタ34は、シートの排出を妨げないよ
うに排出ローラ32より下方に位置する。
【0059】この状態で複写装置本体100からシート
が排出されると、シートは図2に示すバッファパス8の
第1及び第3バッファコロ14,16、第1の排出ロー
ラ17及び排出ローラ32,33を経て、排出口50か
ら排出されて第1排紙トレイ24上へ順次積載される。
【0060】一方、シートSを大量に排出する場合は、
不図示の制御部は、まず図1に示す第1及び第2排紙ト
レイ24,25に設置された紙有りセンサ24a、25
aにより、第1及び第2排紙トレイ24,25上にシー
トが残っていないことを確認した後、トレイユニット2
6を第1排紙トレイ24が1枚目のシートを受ける所定
の位置まで移動する。
【0061】そして、この後、第1排紙トレイ24にシ
ートが順次積載され、シートの積載枚数が一定数になる
と、トレイユニット26を第1排紙トレイ24の積載済
みのシートの上面が、1枚目のシートを受けた面とほぼ
同一になるよう定められた位置まで下降する。なお、上
記動作を繰り返し、トレイ内に最大積載量のシートが積
載されたことを検知すると、制御部は複写装置本体10
0へ停止信号を出し、シートの排出を一時停止する。
【0062】次に、第2排紙トレイ25にシートを積載
するため、トレイユニット26を第2排紙トレイ25が
1枚目のシートを積載するよう定められた位置まで上昇
する。この後、制御部は停止信号の出力を停止して複写
装置本体100にコピー動作を再開させ、シートの積載
を再開する。この後、前述と同じ動作を第2排紙トレイ
25が満載になるまで繰り返す。
【0063】ところで、本実施の形態において、複写装
置本体100は、デジタル方式のものであり、このよう
な複写装置本体100は、図1に示す原稿の画像を読み
取るスキャナ部100Bと、画像を再現する感光ドラム
ユニット100Cとで構成されており、各々独自に動作
することも可能である。
【0064】即ち、スキャナ部100Bでは原稿をラン
プで照射し、その反射光を受光素子で小さな点(画素)
に分解すると同時に原稿の濃淡に応じた電気信号に変換
(光電変換)しており、感光ドラムユニット100Cで
はスキャナ部100Bより送られてきた電気信号をもと
に、レーザ光で感光ドラム108を照射し、感光ドラム
上に静電潜像を作り、現像、転写、定着を経てコピー画
像を形成している。
【0065】また、複写装置本体100に、同図に示す
ようにインターフェイス500を接続することにより、
スキャナ部100Bで読み取った原稿の信号を他のファ
クシミリ501に転送したり、逆に他のファクシミリ5
01から受けた電気信号を、インターフェイス500を
通して感光ドラムユニット100Cへ送り、画像をシー
トに写し出すことも可能である。
【0066】また、同様にパソコンのようなコンピュー
タ機器502から受けた画像信号をインターフェイス5
00を通して感光ドラムユニット100Cへ送り、シー
トへコピーしたり、スキャナ部100Bで読み取った画
像を、インターフェイス500を通じてコンピュータ機
器502へ取り込んだりすることができるようになって
いる。
【0067】このように、デジタル複写機においては、
ADF300から送られた原稿や原稿台ガラス101上
へ載置された原稿を読み取ってコピーするだけではな
く、インターフェイス500を介在することにより、フ
ァクシミリとして使用したり、パソコンのプリンタとし
て使用することも可能である。
【0068】ところで、このような複写装置本体100
を使用する際、画像が形成されたシートを別々の排紙ト
レイ24,25に分類して積載したり、ユーザの希望に
よっては排紙トレイ24,25の各々に番号付けを行っ
てユーザの希望のトレイ上へシートを積載する必要があ
る。
【0069】このため、本実施の形態においては、例え
ば第1排紙トレイ24にはコピーモードの出力紙を、第
2排紙トレイ25にはパソコンからの出力紙を積載する
ようにしている。
【0070】次に、このように各排紙トレイ24,25
にシートを排出する動作について説明する。
【0071】まず図9に示すように、パソコンからの出
力紙をある枚数第2排紙トレイ25に受けた後、コピー
モードのシートSを第1排紙トレイ24に積載する場合
について説明する。
【0072】パソコンからの出力紙をある枚数第2排紙
トレイ25に受けた後、第1排紙トレイ24を使用する
場合は、トレイユニット26を下降させて第1排紙トレ
イ24を1枚目のシートを受ける位置へ移動するが、こ
の動作は、コピーモード時において、トレイ内の積載枚
数が最大になっていなくとも下降する点を除くと同一で
ある。
【0073】次に、第1排紙トレイ24にコピーモード
の出力紙等をある枚数受けた状態でパソコンの出力紙を
積載する場合、即ち第2排紙トレイ25を使用する場合
について説明する。
【0074】この場合、第1排紙トレイ24にシートを
積載したまま第2排紙トレイ25にシートを積載するた
めにトレイユニット26を上昇させる。この際、図5の
斜線で示すF部の空間にシートSが入り込むことのない
よう、図7の(a)に示すようにスノコシャッタ34が
上昇してF部の空間を塞ぐので、第1排紙トレイ24が
シートSを積載したままで上方へ移動することが可能と
なる。なお、このスノコシャッタ34のシート突き当て
面は、揺動ガイド31のシート突き当て面31b(図6
参照)及び下部スノコガイド27b(図5参照)と同様
にシートSが滑りやすいようにリブ形状となっている。
【0075】そして、このように構成することにより、
シートSが排出口50に逆流することなく通過すること
が可能となるため、第1排紙トレイ24はシートSを積
載したまま上方に移動することが可能となる。また、揺
動ガイド31のシート突き当て面31bを上側スノコガ
イド27a(図5参照)の一部として利用することによ
り、トレイとトレイの間隔を狭めることが可能であり、
トレイユニット26を小型化することができる。
【0076】次に、シート処理装置1のステイプル動作
について説明する。
【0077】ステイプルを行ってコピーをとるステイプ
ルソートモードが選択されると、シート処理装置1は下
記に示すように動作する。なお、このモードの選択時に
は、第1及び第2排紙トレイ24,25にシートを直接
積載せず、まず図2におけるステイプルトレイ(積載手
段)38上にシートを積載する。
【0078】まず、1枚目のシートが搬送されてくる際
には、図10の(a)に示すように揺動ガイド31が下
がった位置にあり、シートSは第1排紙ローラ17と第
2排紙ローラ32とにより同図左方向に搬送される。
【0079】次に、シートSの後端が第4シート検知セ
ンサ13を通過して所定時間経過すると、シートSは同
図の(b)に示すように、排出整合ベルト19からさら
に下流側へ進んだ状態となり、この状態で第2排紙ロー
ラ32は停止する。また、第1排紙ローラ17と共に回
転している排出整合ベルト19より所定量進んだ位置
で、シートSは停止する。
【0080】次に、第2排紙ローラ32は同図の(c)
に示す矢印B方向へ逆転回転し、これによりステイプル
トレイ38上のシートSを強制的に上流側へ引き戻す。
さらに、この後、シートSの後端が排出整合ベルト19
と接する位置へ達すると、揺動ガイド31は、同図の
(d)に示すような位置まで上昇後、図示しないセンサ
にて位置を検知されて停止する。
【0081】なお、このステイプルトレイ38は、シー
トSが自重でステイプルトレイ38上に積載されるよう
な角度でシート処理装置本体1Aの内部に取り付けられ
ている。また、第1排紙トレイ24はシートSの後端を
支えて、シートSが排出方向上流へ戻るのを補助するよ
うに、ノンステイプルモ−ド時よりも上側に位置するよ
うになっている。
【0082】一方、ステイプルトレイ38上へ排出され
たシートSは、ステイプルトレイ38の傾斜及び第1排
紙トレイ24の位置を高めにとることにより、排出方向
上流側へ自重落下するのを補助されているが、さらに排
出ローラ17と同期して矢印方向へ回転する排出整合ベ
ルト19によりステイプルトレイ38上の上流側方向へ
付勢されている。
【0083】よって、シートSは後端整合ストッパ20
に突き当たって排出方向に対して整合される。また、シ
ートSの幅方向の整合は、幅寄せガイド21,21a
(図3、図4参照)によって、シートSがステイプルト
レイ38に落下して後端整合ストッパ20に突き当たる
所定の時間で動作を開始し、シートSの幅寸法よりも、
所定の寸法だけ本体奥側から手前側へ動作することによ
り、シートSは手前方向に整合される。
【0084】ところで、図11の(a)は、ステイプル
モードの際、シートSが、ステイプルトレイ38に排出
された直後の状態を示すものであり、通常、排紙方向に
排出ローラ17が回転すると、弾力性を持つ部材にて形
成されている排出整合ベルト19は同図に示すように自
身の摩擦力で搬送方向下流側へ変形する。
【0085】そこで、このように変形した排出整合ベル
ト19を上流方向へ引き戻すよう既述したように排出整
合ベルト19の内側に配置され、かつベルト移動アーム
62で移動可能になっているベルトコロ61を、同図の
(b)に示すようにベルト移動アーム62を矢印方向へ
移動させることにより、排出整合ベルト19を上流方向
へ引き戻す方向に移動するようにしている。
【0086】そして、このように排出整合ベルト19を
上流方向へ引き戻すことにより、後端が排出整合ベルト
19の同図の(a)に示す位置に接していたシートS
は、同図の(b)に示すように自重で容易に落下するよ
うになる。
【0087】さらに、第4シート検知センサ13(図2
参照)により、ステイプルトレイ38にシートが排出さ
れた時間を検知可能であるので、ステイプルトレイ38
にシートが排出された後、所定の時間でベルト移動アー
ム62を同図の(c)の矢印方向へ移動すると、ベルト
コロ61も下流方向へ移動する。よって、排出整合ベル
ト19は、排出ローラ17と同期して回転しているた
め、自身の摩擦力と弾性力で同図の(d)の実線に示す
ように、下流方向へ変形する。
【0088】なお、シートSの後端が排出整合ベルト1
9の図12の(a)に示す19cの位置へ落下すると、
所定の時間後、ベルト移動アーム62が矢印方向へ移動
し、ベルトコロ61を移動させてシートSを後端整合ス
トッパ20の方向へ引き込む。この時、排出整合ベルト
19は、ベルトコロ61とバックアップコロ61aとに
より挟持されているため、特にバックアップコロ61a
により強制的に押し戻される。
【0089】ここで、排出整合ベルト19は整合積載さ
れているシートSの量により、変形量が変化し、変形量
が大きくなるにつれて、搬送力も増加するが、シートが
再生紙等の場合、排紙整合ベルト19の搬送力が過大に
なると、整合積載されているシート束が後端整合ストッ
パ20に整合された後、なお押し込まれるため、シート
の座屈が発生する場合がある。
【0090】そこで、このような現象が発生した場合に
は、図12の(b)に示すように排出整合ベルト19の
搬送力を低下させるため、ベルト移動アーム62を矢印
方向に移動し、この移動時間を長くすることで対応可能
となる。なお、2枚目以降のシートSはユーザが設定し
た枚数がステイプルトレイ38上にすべて積載されるま
で上記動作が繰り返される。
【0091】そして、ユーザが設定した枚数のシート
が、図13の(a)に示すようにステイプルトレイ38
上へ整合されると、同図の(b)及び図10の(e)示
すように揺動ガイド31が下降し、シート(束)を圧接
する。その後、ステイプラが動作し、ユーザの設定した
位置にステイプルする動作を行う。更に、ステイプル終
了後、排出ローラ32がシートを下流側へ搬送する方向
へ回転し、これにより図13の(c)に示すようにステ
イプル済のシート束が積載される。
【0092】ところで、ステイプル動作時には順次、シ
ートが複写装置100Aより排出されてくるため、次の
ジョブの排出シートのうち、例えば先頭の1枚目、2枚
目をシート処理装置本体1A内に待機させ、3枚目のシ
ートと重ねて排出するという動作を行う。
【0093】次に、この動作を説明する。図14はステ
イプル動作を行っているときに、次のジョブの先頭の1
枚目のシートS1がシート処理装置本体1Aに進入し始
めたときの状態を示すものである。なお、同図におい
て、39はシートを排紙方向、又は第1検知手段である
第2シート検知センサ11の方向へ選択的に搬送するた
めの第3フラッパである。
【0094】ここで、このとき第1及び第2フラッパ
3,4は、同図に示すように上流側端部が下方に位置す
る状態となっている。そして、このような状態にある第
1及び第2フラッパ3,4により、複写装置100Aか
ら排出された1枚目のシートS1は、バッファパス8へ
送られ、バッファローラ9に巻きつく形で矢印方向へ搬
送される。
【0095】なお、このとき第3フラッパ39は第2シ
ート検知センサ11の方向へシートS1を搬送するよう
に回動しており、この結果、1枚目のシートS1は第2
シート検知センサ11の方向に向かう。そして、このシ
ートS1の先端を第2シート検知センサ11が検知する
と、シートの搬送(循環)を制御する制御手段である不
図示の制御部の制御によりバッファローラ9は、図15
のような状態で停止する。なお、同図において、8Aは
バッファパス8に向かうシートが通過する進入パス、8
Bは進入パス8Aとバッファパス8との合流部である。
【0096】一方、この後、同図に示すように、2枚目
のシートS2が進入し、これを第2検知手段である第1
シート検知センサ10が検知すると、所定待機時間t1
が経過した後、制御部の制御によりバッファローラ9は
回転を再開する。なお、このように所定待機時間t1が
経過した後、バッファローラ9が回転を開始すると、1
枚目と2枚目のシートS1,S2は合流部8Bにおい
て、図16に示すように2枚目のシートS2の先端が1
枚目のシートS1の先端に対し後述する第1所定距離で
ある距離Laだけ先行するように重ねて循環搬送される
ようになる。
【0097】さらに、バッファパス8に進入する最後の
シートである3枚目のシートS3についてもシートS2
の場合とほぼ同様の動作を行う。つまり、バッファパス
8内を重ねて搬送されているシートS1,S2の先端を
第2シート検知センサ11で検知すると、バッファロー
ラ9は、図17のような状態で停止し、これに伴いシー
トS1,S2も停止する。
【0098】なお、同図に示すように、3枚目のシート
S3が進入し、これを第1シート検知センサ10が検知
すると、所定待機時間t2が経過した後、バッファロー
ラ9は再び回転を開始し、1〜3枚目のシートS1,S
2,S3を重ねて搬送する。ここで、本実施の形態にお
いて、2つの所定待機時間t1,t2はt1>t2の関
係に設定されており、この時のシートS3のシートS1
またはS2に対する先行量は後述する第2所定距離であ
る距離Lb(<La)となっている。
【0099】この後、シートS1、またはS2のいずれ
か、より後方に位置するシートの後端部が第2シート検
知センサ11を通過すると、図18に示すように第3フ
ラッパ39は第1の排出ローラ17の方向へシートS
1,S2,S3が送られるように回動し、これによりシ
ートS1,S2,S3は、3枚重ねたままでステイプル
トレイ38上へ排出される。
【0100】以上の動作を行うことで、ステイプラ22
がステイプル動作を行っている時間は第1の排出ローラ
17からシートは排出されず、ステイプル動作を実行す
ることが可能であり、かつ複写装置100Aの動作も停
止することがない。なお、これまでの説明では、バッフ
ァローラ9に3枚のシートを巻きつける場合について述
べてきたが、ステイプル動作を行う時間を更にかせぐた
めにバッファローラ9に4枚以上のシートを巻きつける
ことも可能である。
【0101】次に、2つの所定待機時間、即ちバッファ
パス8へのシート進入タイミングt1,t2及びシート
先端部の先行量La,Lbについて詳細に述べる。
【0102】まずバッファパス8内でのシートの挙動を
図19により説明する。なお、同図において、シートS
1,S2の実線部は第3バッファコロ16近傍部を搬送
中の各シートの状態を示しており、破線部はシートS
1,S2が第3バッファコロ16とバッファローラ9の
ニップ部へ進んだ状態を示している。
【0103】ここで、バッファパス8内をシートが通過
する場合、シート先端部は自身のコシにより出来るだけ
ストレ−トな状態になろうとパス外側に膨らむ傾向を持
っており、そのため、同図に示すように2枚目のシート
S2の先端部はバッファローラ9とバッファパス8内に
設けられた搬送部材である第3バッファコロ16のニッ
プ部Yに直接入り込まず、第3バッファコロ16の外側
Z部に一旦衝突し、その後ニップY部に向かい、ニップ
部Yに進入していく。なお、これは第1及び第2バッフ
ァコロ14,15についても同様である。
【0104】このため、始めからニップY部に向かって
直接進入する1枚目のシートS1の経路に対し、2枚目
のシートS2においてはΔL(=L2+L3−L1)分
だけ搬送経路が長くなってしまう。このΔLはバッファ
パス8のガイド形状等の条件にもよるが0.5〜2mm
前後の値となる場合が多い。
【0105】ここで、既述したようにバッファパス8に
複数枚のシートを搬送する場合、先行してバッファパス
8内を搬送される1枚目のシートS1に対し、2枚目の
シートS2がLaだけ先行するように重ねてシートS
1,S2を搬送するが、本実施の形態において、このL
aはバッファパス8を1周搬送するときに通過するバッ
ファコロ14,16,15の3箇所分のΔLに相当する
距離(3×ΔL)としている。そして、このように構成
することにより、バッファパス8を1周した時点で1枚
目のシートS1と2枚目のシートS2の先端位置が揃う
ようになる。
【0106】なお、バッファパス8を搬送中、1枚目の
シートS1に対し2枚目のシートS2の先端部は常に先
行した位置にあり、そのためバッファコロ14,16,
15の外側Z部に衝突するのは2枚目のシートS2のみ
である。したがって、2枚目のシートS2の内側に位置
する1枚目のシートS1は、その先端部を常に2枚目の
シートS2に抑えられ、バッファコロ14,16,15
のニップY部に直接向かう経路をとるため、ΔLに相当
する搬送経路長の増大が発生しない。
【0107】更に3枚目以降のシートについても同様に
バッファパス8に進入する時はバッファパス内を搬送さ
れているシートの先端に対し、距離Laだけ先行するよ
う次のシートをバッファパス8に進入させる。
【0108】一方、バッファパス8に進入する最後のシ
ートに対しては距離Laに対しΔLだけ短い距離Lbだ
けバッファパス搬送中のシート先端に対し先行させてい
る。これは、バッファパス8に進入した後、この最後の
シートは第1及び第3バッファコロ14,16を通過し
た後、第2バッファコロ15を通過することなく第3フ
ラッパ39の切り替えにより排出ローラ17,18に導
かれるため、コロの外側Z部への衝突が2回しか発生し
ないためであり、このときの搬送経路長の増大分はLb
=2×ΔLとなるためである。
【0109】次に、バッファローラ9の再起動タイミン
グt1、t2について説明する。t1はバッファパス8
へ進入するシートがバッファパス8を搬送(循環)中の
シートに対して距離Laだけ先行するよう、t2はバッ
ファパス8へ進入する最後のシートがバッファパス8を
搬送中のシートに対して距離Lbだけ先行するような値
になっており、この結果、既述したようにt1>t2の
関係になっている。
【0110】即ち、最後のシートがバッファパス8に進
入する場合に対し、それ以前のシートがバッファパス8
に進入する時のバッファパス上のシートの再起動タイミ
ングはΔt=t1−t2遅くなるよう制御されている。
【0111】そして、このようにバッファパス8へ進入
するシートがバッファパス8を循環搬送中のシートに対
して距離Laだけ先行する(ずれる)ようにすると共
に、バッファパス8へ進入する最後のシートがバッファ
パス8を循環搬送中のシートに対して距離Laよりも短
い距離Lbだけ先行する(ずれる)ようにすることによ
り、バッファパス内に待機する複数枚のシートの先端の
位置ズレを最小限に抑えることができる。
【0112】なお、図20に示すようにバッファパス8
の外周面を構成する搬送外ガイド8aの、第3バッファ
コロ16(第1及び第2バッファコロ14,15も同
様)の近傍上流側に斜線で示したリブ8bを設けるよう
にすれば、第3バッファコロ16とバッファローラ9に
よるニップへの突入部における搬送パスを狭めることが
できる。これにより、シート先端が第3バッファコロ1
6のニップから離れた位置に当たりにくくすることがで
き、搬送経路長の増大を抑え、シート整合性を更に向上
させることができる。
【0113】ところで、これまでの説明においては、大
径のバッファローラ9を備えたバッファパス8について
述べてきたが、本発明はこれに限らず、大径のバッファ
ローラ9の代わりにガイド部材と小径のバッファローラ
を備えたバッファパスを用いることもできる。
【0114】次に、このような本発明の第2の実施の形
態について説明する。
【0115】図21は、本実施の形態に係るシート処理
装置のバッファローラ及びその周辺部を示す図であり、
同図において、40はガイド部材、41、42、43は
小径の第1〜第3バッファローラであり、これらガイド
部材40と小径の第1〜第3バッファローラ41,4
2,43とによりシートを搬送するようにしている。
【0116】ところで、このように構成した場合、例え
ば複写装置本体100の特性としてその出力シートが、
バッファパス8の内側へ向かってカ−ルする傾向をもっ
ている等の場合、既述した第1の実施の形態において述
べた第1〜第3コロ14,16,15による搬送経路長
の増大が、バッファパス8の内側に配置されている搬送
部材である小径の第1〜第3バッファローラ41,4
2,43によりバッファパス内側のシートで発生する。
【0117】即ち、図22に示すように1枚目のシート
S1の先端部は複写装置100Aによって付けられたカ
−ルにより、ガイド部材40に沿って移動する傾向を持
っているため、シート先端部は第2バッファローラ42
と第3バッファコロ16のニップ部Y’に直接入り込ま
ず、第2バッファローラ42の外側Z’部に一旦衝突
し、その後ニップY’部に進入していく。なお、これは
他の第1及び第3バッファローラ41,43においても
同様である。
【0118】このため、始めからニップY’部に向かっ
て進入する2枚目のシートS2の経路に対し、1枚目の
シートS1においてはΔL’(=L2’+L3−’L
1’)分だけ搬送経路が長くなってしまう。
【0119】そこで、本実施の形態においては、最初に
バッファパス8に進入し、最も内側に位置する1枚目の
シートS1が他の後続のシートに対し、常にその先端部
が先行するようにしている。そして、このようにするこ
とにより、後続のシートはその先端部が常にシートS1
に抑えられるようになり、この結果、後続のシートは第
1〜第3バッファコロのニップY’部に直接向かう経路
をとるため、ΔL’に相当する搬送経路長の増大が発生
しない。
【0120】さらに、最後のシートがバッファパス8に
進入し、シート束としてバッファパス8より排出される
時にシートS1の先端部が他の後続シートの先端位置と
合うように設定しておくことにより、バッファパス8で
の複数枚シート通紙時においても先端位置ズレの少ない
搬送を行うことができる。
【0121】具体的には、例えばn枚のシートをバッフ
ァパス8に待機させる場合、1枚目のシートS1の先端
を2枚目のシートS2の先端に対し、L2[=ΔL’×
3×(n−1)−1]、つまり2枚目のシートS2がバ
ッファパス8に進入してから、n枚目のシートSnがバ
ッファパス8に進入、バッファパス8のシート束が排出
されるまでに1枚目のシートS1が第1〜第3バッファ
ローラ41,42,43のいずれかを通過する回数[=
3×(n−1)−1]分の後退量Ln分先行させてお
く。
【0122】また、2枚目のシートS2以降のシートに
ついては、全て2枚目のシートS2と同様、常に1枚目
のシートS1に抑えられていることから、第1〜第3コ
ロ14,15,16のニップY’部に直接向かう経路を
とるようになる。このため、シート間で先端位置のズレ
は発生しないので、2枚目のシートS2の先端位置と同
じになるようにする。
【0123】即ち、本実施の形態において、第1〜第3
バッファローラ41〜43の再起動タイミングは、2枚
目以降のシートの先端位置を合わせるよう設定されてい
る。つまりシ−トS1がバッファパス8を1周するごと
に発生する後退量(ΔL’×3)を考慮し、バッファパ
ス8に進入する2枚目以降、a枚目のシ−トの進入タイ
ミングはLa[={ΔL’×3×(n−1)−1}−
{ΔL’×(a−2)×3}=ΔL’×{3×(n−a
+1)−1}]だけシ−トS1が先行するタイミングに
設定してある。これにより、本実施の形態においても、
第1の実施の形態同様、バッファパス内を搬送される複
数枚のシートの先端部の位置ズレを最小限にすることが
できる。
【0124】なお、本発明は上記各実施例の形態に示し
た内容に限ったものではなく、例えばバッファパス内で
停止しているシートの搬送を再開するタイミングを、各
々のシートのバッファパスへの進入時毎に独立して設定
出来るようにタイミング入力手段を設けるようにしても
良い。そして、このようなタイミング入力手段を設ける
ことにより、装置の個体間のばらつきや、バッファパス
に進入するシートの枚数等によって搬送経路長の増加量
ΔLにばらつきがある場合でも、シートの先端部の位置
ズレを最小限にすることができる。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、待
機通路に進入するシートの先端と、待機通路で待機して
いるシートの先端とを第1所定距離だけずらすようにす
ると共に、最後に待機通路に進入するシートの先端と待
機通路で待機しているシートの先端とを第1所定距離よ
りも短い第2所定距離だけずらすようにすることによ
り、シートの先端のズレを抑えることができる。
【0126】また、待機通路に最初に進入したシートの
先端と、次に待機通路に進入する2枚目のシートの先端
とを所定距離だけずらすと共に、以後待機通路に進入す
るシートの先端と待機通路で待機している2枚目のシー
トの先端とを一致させるようにすることにより、シート
の先端のズレを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシート処理装
置を備えた画像形成装置の一例である複写装置の内部構
成を示す図。
【図2】上記シート処理装置の構成を示す図。
【図3】上記シート処理装置に設けられたステイプルト
レイ部の平面図。
【図4】上記ステイプルトレイ部の側面図。
【図5】上記シート処理装置の排出口付近の拡大図。
【図6】上記シート処理装置の排出口付近に設けられた
揺動ガイド部の斜視図。
【図7】上記シート処理装置のスノコシャッタが空間部
を塞いだ状態及び揺動ガイドの開放状態を示す図。
【図8】上記シート処理装置のステイプルトレイにシー
トを排出する状態を示す図。
【図9】上記シート処理装置の排紙トレイにシートを積
載した状態を示す図。
【図10】上記シート処理装置のステイプルモード時に
おけるステイプルトレイへのシートの排出動作を説明す
る第1の図。
【図11】上記ステイプルモード時におけるステイプル
トレイへのシートの排出動作を説明する第2の図。
【図12】上記ステイプルモード時におけるステイプル
トレイへのシートの排出動作を説明する第3の図。
【図13】上記ステイプルモード時における排紙トレイ
へのシート束の排出動作を説明する図。
【図14】上記シート処理装置に設けられたバッファパ
スにおける1枚目のシートの搬送動作を示す図。
【図15】上記バッファパスにおける1枚目のシートを
停止させた状態を示す図。
【図16】上記バッファパスにおける1枚目及び2枚目
のシート搬送動作を示す図。
【図17】上記バッファパスにおける1枚目及び2枚目
のシートを停止させた状態を示す図。
【図18】上記バッファパスから1枚目、2枚目及び3
枚目のシートを排出する状態を示す図。
【図19】上記バッファパスにおけるシートの挙動を示
す図。
【図20】上記バッファパスの他の構成を示す図。
【図21】本発明の第2の実施の形態に係るシート処理
装置のバッファパスの構成を示す図。
【図22】上記バッファパスにおけるシートの挙動を示
す図。
【符号の説明】
1 シート処理装置 1A シート処理装置本体 6 第1搬送パス 8 バッファパス 8a 搬送ガイド 8b リブ 9 バッファローラ 10 第1シート検知センサ 11 第2シート検知センサ 14,15,16 バッファコロ 22 ステイプラ 41,42,43 バッファローラ 100 複写装置本体 100A 複写装置 100C 感光ドラムユニット S シート
フロントページの続き (72)発明者 水田 美己 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 3F054 AA01 AC01 BA01 BA13 BB09 BH03 DA01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート処理部にシートを搬送する搬送通
    路に待機通路を設け、前記シート処理部がシート処理を
    行っている間、前記待機通路に順次シートを導入して該
    シートを循環させながら待機させた後、前記待機させた
    シートを先端を重ね合わせて前記搬送通路に戻すように
    したシート処理装置において、 前記待機させたシートを先端を重ね合わせて前記搬送通
    路に戻すよう、前記待機通路に進入するシートの先端
    と、該待機通路で待機しているシートの先端とのずらし
    距離を可変にできることを特徴とするシート処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシート処理装置におい
    て、 前記待機させたシートを先端を重ね合わせて前記搬送通
    路に戻すよう前記待機通路に進入するシートの先端と、
    該待機通路で待機しているシートの先端とを第1所定距
    離だけずらすと共に、最後に前記待機通路に進入するシ
    ートの先端と該待機通路で待機しているシートの先端と
    を前記第1所定距離よりも短い第2所定距離だけずらす
    ようにしたことを特徴とするシート処理装置。
  3. 【請求項3】 前記待機通路に進入するシートの先端
    と、該待機通路で待機しているシートの先端とを前記第
    1又は前記第2所定距離だけずらすように前記待機通路
    で待機しているシートの循環を制御する制御手段を備
    え、 前記制御手段は、前記待機通路にシートが進入する前に
    前記待機通路で循環しているシートを停止させると共に
    該待機通路に進入するシートの先端と前記第1又は第2
    所定距離を形成するタイミングで、前記停止しているシ
    ートの循環を再開させることを特徴とする請求項2記載
    のシート処理装置。
  4. 【請求項4】 前記待機通路で待機しているシートを検
    知する第1検知手段と、 前記搬送通路から前記待機通路に進入するシートを検知
    する第2検知手段と、 を備え、 前記制御手段は、前記第1検知手段からの検知信号に基
    づいて前記待機通路を循環しているシートを一旦停止し
    た後、前記第2検知手段からの検知信号に基づいて前記
    待機通路に進入するシートの先端と前記第1又は第2所
    定距離を形成するタイミングで、前記停止しているシー
    トの循環を再開させることを特徴とする請求項3記載の
    シート処理装置。
  5. 【請求項5】 前記待機通路に前記シートを搬送する搬
    送部材を設け、前記搬送部材の数に応じて前記第1及び
    第2所定距離を定めるようにしたことを特徴とする請求
    項2乃至4のいずれかに記載のシート処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のシート処理装置におい
    て、 前記待機させたシートを先端を重ね合わせて前記搬送通
    路に戻すよう前記待機通路に最初に進入したシートの先
    端と、次に該待機通路に進入する2枚目のシートの先端
    とを所定距離だけずらすと共に、以後該待機通路に進入
    するシートの先端と前記待機通路で待機している2枚目
    のシートの先端とを一致させるようにしたことを特徴と
    するシート処理装置。
  7. 【請求項7】 前記待機通路に最初に進入したシートの
    先端と、前記2枚目のシートの先端とを所定距離だけず
    らすと共に、以後該待機通路に進入するシートの先端と
    前記待機通路で待機している前記2枚目のシートの先端
    とを一致させるように前記待機通路で待機しているシー
    トの循環を制御する制御手段を備え、 前記制御手段は、前記待機通路にシートが進入する前に
    前記待機通路で循環しているシートを停止させる一方、
    前記待機通路に最初に進入したシートの先端と前記2枚
    目の先端とを所定距離だけずらすと共に、以後該待機通
    路に進入するシートの先端と前記待機通路で待機してい
    る2枚目のシートの先端とを一致させるタイミングで、
    前記停止しているシートの循環を再開させることを特徴
    とする請求項6記載のシート処理装置。
  8. 【請求項8】 前記待機通路で待機しているシートを検
    知する第1検知手段と、 前記搬送通路から前記待機通路に進入するシートを検知
    する第2検知手段と、 を備え、 前記制御手段は、前記第1検知手段からの検知信号に基
    づいて前記待機通路を循環しているシートを一旦停止し
    た後、前記第2検知手段からの検知信号に基づいて、前
    記待機通路に最初に進入したシートの先端と前記2枚目
    の先端とを所定距離だけずらすと共に、以後該待機通路
    に進入するシートの先端と前記待機通路で待機している
    2枚目のシートの先端とを一致させるタイミングで、前
    記停止しているシートの循環を再開させることを特徴と
    する請求項7記載のシート処理装置。
  9. 【請求項9】 前記待機通路に前記シートを搬送する搬
    送部材を設け、前記搬送部材の数に応じて前記所定距離
    を定めるようにしたことを特徴とする請求項6乃至8の
    いずれかに記載のシート処理装置。
  10. 【請求項10】 前記待機通路内で停止しているシート
    の循環を再開するタイミングを、次のシートの前記待機
    通路への進入時毎に独立して設定するタイミング入力手
    段を設けたことを特徴とする請求項3、4、7又は8記
    載のシート処理装置。
  11. 【請求項11】 前記搬送部材のシート搬送方向上流側
    に該待機通路を狭くするように形成されたリブを設けた
    ことを特徴とする請求項5又は9記載のシート処理装
    置。
  12. 【請求項12】 画像形成部と、前記画像形成部により
    画像が形成されたシートを処理するシート処理装置とを
    備えた画像形成装置において、 前記シート処理装置は前記請求項1乃至11のいずれか
    に記載のものであることを特徴とする画像形成装置。
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