JP3315558B2 - 両面モード用シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

両面モード用シート搬送装置及び画像形成装置

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JP3315558B2
JP3315558B2 JP12022295A JP12022295A JP3315558B2 JP 3315558 B2 JP3315558 B2 JP 3315558B2 JP 12022295 A JP12022295 A JP 12022295A JP 12022295 A JP12022295 A JP 12022295A JP 3315558 B2 JP3315558 B2 JP 3315558B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両面モードを備えてい
るプリンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置に
備えられ、第1面への画像形成を終えたシートを第2面
への画像形成のために再給送用積載手段(中間トレイ)
へ搬送する両面モード用シート搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に、従来の画像形成装置(例えば、
デジタルカラープリンタ等)に備えられている両面モー
ド用シート搬送装置の代表的な構成を示す。
【0003】第1面へのトナー像の転写(画像形成)を
終えたシートは矢印方向に回転している定着ローラ対1
00のニップを通過する過程で転写トナー像の定着処理
が行われる。そして、定着ローラ対100を通過したシ
ートは、同定着ローラ対100と搬送ローラ対101に
搬送されて両面用パス102へと送られる。この場合、
パスの切り替えを行うフラッパ103は両面用パス10
2を開いて通常排紙用パス104を閉じている。
【0004】両面用パス102へ送られたシートは複数
の搬送ローラ対105,106,107によって矢印a
のように搬送される。この時、搬送ローラ対105,1
06,107及び反転ローラ対109は実線矢印の方向
に回転している。そして、シート先端が反転ローラ対1
09に挟持されると、シートは高速回転している反転ロ
ーラ対109によって高速度で矢印a方向に搬送され
る。この際、搬送ローラ対105,106,107の周
速度も反転ローラ対109の周速度に同期する。反転ロ
ーラ対109はシート後端が反転用パス108の分岐点
108Aを通過した時点で高速回転のまま逆転し、シー
トを逆流させ後端側を先頭にして反転用パス108へ送
り込む。ここでシートは表裏面が反転し、搬送ローラ対
111によってシートサイズに応じた所定の排出ローラ
対112へ送られ、同排出ローラ対112により画
像形成面を上に向けて中間トレイ110上へ排出され
る。
【0005】なお、両面用パス102を移動中のシート
の先端が反転ローラ対109に挟持されるタイミングと
両面用パス102を移動中のシートの後端が反転用パス
108の分岐点108Aを通過するタイミングは、最下
流の搬送ローラ対107の直下流部に設置されているセ
ンサレバー113が検知した情報に基づいて判断してい
る。
【0006】また、反転用パス108の分岐点(入口)
108Aには、両面用パス102を下流に向かうシート
は通すが、両面用パス102を上流に向かう(逆流す
る)シートは通さないシートガイド部材(マイラー等の
樹脂シート)114が設けられている。
【0007】中間トレイ110上から再給送されて第2
面へのトナー像の転写を終えたシートは、定着ローラ対
100を通過後、同定着ローラ対100と搬送ローラ対
101によって通常排紙用パス104へ送られ、排紙ロ
ーラ対115により機外の排紙トレイ116上へ表面排
紙される。この場合、フラッパ103は通常排紙用パス
104を開いて両面用パス102を閉じている。
【0008】上述のようにして、第1面へのトナー像の
転写を終えたシートを中間トレイ110へ搬送する場
合、シートに皺やたるみ等が生じないようにするため、
最初、両面用パス102の各搬送ローラ対105,10
6,107の周速度は定着ローラ対100の周速度に同
期している。そして、シート先端が反転ローラ対109
に挟持された時点で、今度は、各搬送ローラ対105,
106,107の周速度は反転ローラ対109の周速度
に同期する。
【0009】ところで、外部のコンピュータに接続して
同コンピュータからの情報を出力するレーザービームプ
リンタ等においては、本両面モード用シート搬送装置を
使用して裏面排紙を行っているものがある。
【0010】次に、本両面モード用シート搬送装置を使
用して従来行われている裏面排紙方法について説明す
る。
【0011】従来では、定着ローラ対100を通過した
シートを矢印aで示すように両面用パス102へ送り込
んだ後に、矢印bで示すように両面用パス102を逆送
させて、排紙ローラ対115によって排紙トレイ116
上へ排紙する。
【0012】すなわち、まず、定着ローラ対100と搬
送ローラ対101,105,106,107と反転ロー
ラ対109とでシートを搬送する。この時、搬送ローラ
対105,106,107及び反転ローラ対109は実
線矢印方向に同一速度で回転している。そして、シート
後端が最上流の搬送ローラ対105のニップを通過した
時点で搬送ローラ対105,106,107及び反転ロ
ーラ対109を点線矢印のように逆転させてシートを高
速度で逆流させる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の裏面排紙方法の場合、裏面排紙されるシートは、両
面用パス102を往復移動するので、両面用パス102
を復動しているシートが両面パス102を抜け出た後で
なければ次のシートを両面用パス102へ送り込むこと
ができない。このようなことから、シートが両面用パス
102を往復動するのに要する時間が長い場合には、紙
間(シートとシートの間隔)を大きくとらなくてはなら
なくなり、裏面排紙モード時のスループット(単位時間
当たりの処理枚数)が低下してしまう。
【0014】例えば、カラー画像形成装置の場合、定着
ローラ対100の駆動速度はシートの材質等に応じて変
速しているのが普通である。厚いシートが使用されてい
る場合には定着ローラ対100は低速度で駆動してい
る。従って、このような場合、裏面排紙されるシートが
両面用パス102を往復動するのに要する時間は長くな
り、紙間を大きくとらなくてはならなくなる。
【0015】また、上記従来の方法による裏面排紙を実
行するには、両面用パス102の各搬送ローラ対10
5,106,107の駆動を次のように複雑に制御しな
けらばならなかった。
【0016】すなわち、(1) シート後端が搬送ローラ対
105のニップを通過するまでは、各搬送ローラ対10
5,106,107の周速度を定着ローラ対100の周
速度に同期(略一致)させる。(2) シート後端が搬送ロ
ーラ対105のニップを通過した時点で、各搬送ローラ
対105,106,107の回転方向を実線矢印方向か
ら点線矢印方向に変える。また、同時にその周速度を反
転ローラ対109の周速度に同期させる。(3) シート先
端が排紙ローラ対115に挟持された時点で各搬送ロー
ラ対105,106,107の周速度を定着ローラ対1
00の周速度に同期させる。
【0017】このような制御を可能にするため、定着ロ
ーラ対100と搬送ローラ対101と排紙ローラ対10
1にはモータM1の駆動が伝えられ、各搬送ローラ対1
05,106,107にはモータM2の駆動が伝えら
れ、反転ローラ対109にはモータM3の駆動が伝えら
れている。なお、各モータM1,M2,M3間の矢印は
上記(1) ,(2) ,(3) の制御時の関連を示している。
【0018】各搬送ローラ対105,106,107は
周速度の変更と回転方向の変更を行なうので、モータM
2には、駆動速度及び駆動方向の変更が可能なモータが
用いられている。同じく反転ローラ対109は周速度の
変更と回転方向の変更を行うので、モータM3も、駆動
速度及び駆動方向の変更が可能なモータが用いられてい
る。
【0019】そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みて
なされたもので、スループットが低下するようなことが
なく、また制御及び駆動構成が複雑になるようなことも
なくて裏面排紙をも行うことができる両面モード用シー
ト搬送装置を提供する事を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1面への画
像形成を終えたシートを再給送用積載手段に向けて搬送
する両面用経路と、前記両面用経路の下流部から分岐し
ていて、前記両面用経路を搬送されてきたシートを反転
させる反転経路と、を具備している両面モード用シート
搬送装置に係る。
【0021】そして、本発明は、上記目的を達成するた
め、前記両面用経路の、前記反転用経路の分岐点の直上
流部で分岐していて、前記両面用経路を逆流するシート
を機外へ排紙する排紙用経路と、前記搬送されるシート
の材質に応じて駆動速度が変速される定着手段と、前記
両面用経路を搬送されてきたシートの後端が前記排紙用
経路の分岐点を通過した時点で前記シートを、前記定着
手段による搬送速度よりも高速で逆流させて前記排紙用
経路へ送り込む反転用搬送手段と、前記反転用経路の分
岐点の上流に設けられ、前記両面用経路に搬送されてき
たシートを下流へ搬送する複数のシート搬送手段と、前
記両面用経路の各シートの搬送手段に第1の駆動源の駆
動を伝えるクラッチ手段とを、備え、前記シートが前記
反転用搬送手段により搬送される時点で該反転用搬送手
段を前記定着手段による搬送速度よりも高速で回転させ
ると共に、前記クラッチ手段をオフにするようにするこ
とを特徴とする。
【0022】
【0023】
【作用】上記構成とした本発明のシート搬送装置によれ
ば、裏面排紙のために前記両面用経路へ搬送されてきた
シートは前記反転用搬送手段によって逆流されて前記排
紙用経路へ送り込まれ、前記排紙経路から機外へ裏面排
紙される。
【0024】従って、裏面排紙のシートは前記両面用経
路の主要部分を往復しないので、次のシートを連続的に
前記両面用経路へ送り込むことができる。
【0025】これにより、例えば、定着手段が低速で駆
動している場合でも紙間を大きくとる必要がなくなり、
スループットが低下しない。
【0026】また、前記両面用経路に搬入された裏面排
紙のシートの機外への排紙は前記反転用搬送手段によっ
て行われ、両面用経路のシート搬送手段は同排紙には関
与しない。
【0027】これにより、両面用経路のシート搬送手段
の制御が複雑にならないので済む。
【0028】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0029】図1は本発明に係る両面モード用シート搬
送装置の構成を示す。
【0030】なお、本両面モード用シート搬送装置の構
成を説明するに当たり、上記従来例の両面モード用シー
ト搬送装置(図4)と同一の部材等には同一符号を付す
と共に、構成的かつ機能的に変わらないものについて
は、その説明を省略する。
【0031】本両面モード用シート搬送装置において
は、搬送ローラ対107と反転用パス108の分岐点1
08Aとの間から分岐していて、両面用パス102を逆
流するシートを機外へ排紙する排紙用パス117を両面
用パス102に有している。この排紙用パス117の分
岐点117Aには、両面用パス102を下流に向かうシ
ートは通すが、両面用パス102を上流に向かう(逆流
する)シートは通さないシートガイド部材(マイラー等
の樹脂シート)119が設けられている。
【0032】排紙用パス117には、排紙ローラ対11
8が設けられており、同排紙ローラ対118によって機
外へ排紙されたシートは排紙トレイ120上に積載され
るようになっている。
【0033】本両面モード用シート搬送装置において、
定着ローラ対100、搬送ローラ対101、排紙ローラ
対115、搬送ローラ対105,106,107にはモ
ータM4の駆動が伝えられるようになっている。この場
合、搬送ローラ対105,106,107にはクラッチ
(例えば一方向回転クラッチ)123を介してモータM
4の駆動が伝えられる。また、反転ローラ対109及び
排紙ローラ対118には正逆転可能なモータM5の駆動
が伝えられるようになっている。
【0034】次に、本両面モード用シート搬送装置の動
作について、通常排紙モード、両面モード、裏面排紙モ
ードの順に説明する。 〈通常排紙モード時の動作〉通常排紙モード指定キー1
26により通常排紙モードが指定されると、CPU12
5はモータM4をオンにし、クラッチ123をオフにす
る。また、CPU125は、フラッパ103が通常排紙
用パス104を開くように、同フラッパ103のソレノ
イド(不図示)を制御する。
【0035】これにより、定着ローラ対100、搬送ロ
ーラ対101、排紙ローラ対115が矢印方向に回転し
て、定着ローラ対115を通過した画像形成済みシート
を機外の排紙トレイ116上へ画像形成面を上に向けて
排紙する。 〈両面モード時の動作〉両面モード指定キー128によ
り両面モードが指定されると、CPU125はモータM
4,M5及びクラッチ123をオンにする。また、CP
U125は、フラッパ103が両面用パス102を開く
ように、同フラッパ103のソレノイドを制御する。
【0036】これにより、定着ローラ対100、搬送ロ
ーラ対101、排紙ローラ対115、搬送ローラ対10
5,106,107、反転ローラ対109、排紙ローラ
対118が実線矢印方向に回転して、定着ローラ対10
0を通過した第1面画像形成済みシートは両面用パス1
02へ送られる。
【0037】そして、両面用パス102を移動している
シートの先端が反転ローラ対109に挟持された時点で
CPU125はクラッチ123をオフにして搬送ローラ
対106,107,108を回転フリーの状態にさせ
る。従って、シートは反転ローラ対109によって高速
搬送されるようになる。
【0038】そして、シート後端が反転用パス108の
分岐点108Aを通過した時点でCPU125はモータ
M5の駆動方向を変えて反転ローラ対109を点線矢印
の方向へ逆転させる。これにより、シートは逆流して反
転用パス108へ送り込まれる。ここでシートは表裏面
が反転し、搬送ローラ対111によってシートサイズに
応じた所定の排出ローラ対112へ送られ、同排出ロ
ーラ対112により画像形成面を上に向けて中間トレ
イ110上へ排出される。
【0039】なお、CPU125は、シート先端が反転
ローラ対109に挟持されるタイミングと、シート後端
が反転パス108の分岐点108Aを通過するタイミン
グを、搬送ローラ対107の直下流部に設置されている
センサレバー113が検知した情報に基づいて判断して
いる。センサレバー113から距離Bの位置が、分岐点
108Aの通過位置である。 〈裏面排紙モード時の動作〉裏面排紙モード指定キー1
27により裏面排紙モードが指定されると、CPU12
5はモータM4,、M5及びクラッチ123をオンにす
る。また、CPU125は、フラッパ103が両面用パ
ス102を開くように、同フラッパ103のソレノイド
を制御する。
【0040】これにより、定着ローラ対100、搬送ロ
ーラ対101、排紙ローラ対115、搬送ローラ対10
5,106,107、反転ローラ対109、排紙ローラ
対118が実線矢印方向に回転して、定着ローラ対10
0を通過した画像形成済みシートは両面用パス102へ
送られる。
【0041】そして、両面用パス102を移動している
シートの先端が反転ローラ対109に挟持された時点で
CPU125はクラッチ123をオフにして搬送ローラ
対106,107,108を回転フリーの状態にさせ
る。従ってシートは反転ローラ対109によって高速搬
送される。
【0042】そして、シート後端が排紙用パス117の
分岐点119Aを通過した時点でCPU125はモータ
M5の駆動方向を変えて反転ローラ対109を点線矢印
の方向に逆転させる。これにより、シートは逆流して排
紙用パス117へ送り込まれる。排紙用パス117へ送
り込まれたシートは点線矢印の方向に回転している排紙
ローラ対118により機外の排紙トレイ120上へ画像
形成面を下に向けて排紙される。
【0043】なお、CPU125は、シート先端が反転
ローラ対109に挟持されるタイミングと、シート後端
が排紙用パス117の分岐点117Aを通過するタイミ
ングを、センサレバー113が検知した情報に基づいて
判断している。センサレバー113から距離Aの位置
が、分岐点117Aの通過位置である。
【0044】この裏面排紙モード時のシートの流れを矢
印c,dで示す。
【0045】図2に、本発明の両面モード用シート搬送
装置を備えたカラー画像形成装置(デジタルカラープリ
ンタ)の全体構成例を示す。
【0046】カラー本画像形成装置は、画像形成装置本
体の上部にデジタルカラー画像リーダ部、下部にデジタ
ルカラー画像プリンタ部を有する。
【0047】リーダ部において、原稿30を原稿台ガラ
ス31上に載せ、露光ランプ32により露光走査するこ
とにより原稿30からの反射光像を、レンズ33により
フルカラーセンサ34に集光し、カラー色分解画像信号
を得る。カラー色分解画像信号は、図示しない増幅回路
を経て、図示しないビデオ処理ユニットにて処理を施さ
れ、プリンタ部に送出される。
【0048】プリンタ部において、像担持体である感光
ドラム1は矢印方向に回転自在に担持され、感光ドラム
1の周りに前露光ランプ11、コロナ帯電器2、レーザ
露光光学系3、電位センサ12、色の異なる4個の現像
器4y,4c,4m,4Bk、ドラム上光量検知手段1
3、転写装置5、クリーニング器6を配置する。
【0049】レーザ露光光学系3において、リーダ部か
らの画像信号は、レーザ出力部(不図示)にて光信号に
変換され、変換されたレーザ光がポリゴンミラー3aで
反射され、レンズ3b及びミラー3cを通って、感光ド
ラム1上に投影される。
【0050】プリンタ部における画像形成時には、感光
ドラム1を矢印方向に回転させ、前露光ランプ11で除
電した後の感光ドラム1を帯電器2により一様に帯電さ
せて、各分解色ごとに光像Eを照射し、潜像を形成す
る。
【0051】次に、所定の現像器を動作させて、感光ド
ラム1上の潜像を現像し、感光ドラム1上に樹脂を基体
としたトナー像を形成する。現像器は、偏心カム24
y,24c,24m,24Bkの動作により、各分解色
に応じて択一的に感光ドラム1に接近するようにしてい
る。
【0052】さらに、感光ドラム1上のトナー像を、カ
セット35又は36より搬送系37及び転写装置5を介
して感光ドラム1と対向した位置に供給されたシートS
に転写する。転写装置5は、本例では転写ドラム5a、
転写帯電器5b、シートSを静電吸着させるための吸着
帯電器5cと対向する吸着ローラ5g、内側帯電器5
d、外側帯電器5eとを有し、回転駆動されるように軸
支された転写ドラム5aの周面開口域には誘電体からる
記録材担持シート5fを円筒状に一体的に張設してい
る。記録材担持シート5fはポリカーボネートフィルム
等の誘電体シートを使用している。
【0053】ドラム状とされる転写装置、つまり転写ド
ラム5aを回転させるに従って感光ドラム1上のトナー
像は転写帯電器5bにより記録材担持シート5fに担持
されたシートS上に転写する。
【0054】このように記録材担持シート5fに吸着搬
送されるシートSには所望数の色画像が転写され、フル
カラー画像を形成する。
【0055】フルカラー画像形成の場合、このようにし
て4色のトナー像の転写を終了するとシートSを転写ド
ラム5aから分離爪8a、分離押し上げコロ8b及び分
離帯電器5hの作用によって分離する。転写後の感光ド
ラム1は、表面の残留トナーをクリーニング器6で清掃
した後再度画像形成工程に供する。
【0056】また、転写ドラム5aの記録材担持シート
5f上の粉体の飛散付着、シート上のオイルの付着等を
防止するために、ファーブラシ14と記録材担持シート
5fを介して該ブラシ14に対向するバックアップブラ
シ15や、オイル除去ローラ16と記録材担持シート5
fを介して該ローラ16に対向するバックアップブラシ
17の作用により清掃を行なう。このような清掃は画像
形成前もしくは後に行ない、また、ジャム(紙づまり)
発生時には随時行なう。
【0057】また、本例においては、所望のタイミング
で偏心カム25を動作させ、転写ドラム5fと一体化し
ているカムフォロワ5iを作動させることにより、記録
材担持シート5aと感光ドラム1のとのギャップを任意
に設定可能な構成としている。例えば、スタンバイ中ま
たは電源オフ時には、転写ドラムと感光ドラムの間隔を
離す。
【0058】上述のように、転写ドラム5aから分離し
たシートSは定着ローラ対100へ送られる。そして同
定着ローラ対100を通過する過程で加熱及び加圧され
てトナー像がシート面に定着される。
【0059】定着ローラ対100を通過したシートS
は、通常排紙モードの場合には、排紙パス104を通っ
て機外の排紙トレイ116上へ排紙される。また、裏面
排紙モードの場合には、両面用パス102及び排紙用パ
ス117を通って機外の排紙トレイ120上へ排出され
る。また、両面モードの場合には、両面用パス102及
び反転用パス108を通って中間トレイ110上へ排出
される。
【0060】中間トレイ110上に積載されたシートS
は再給紙ローラ47によって最上位のシートSから順に
繰り出される。そして、この繰り出されたシートSは分
離ローラ対48によって1枚ずつ分離され、搬送ローラ
対43,44,45によって再びレジストローラ対46
へ送られる。この後、シートSには第2面へのトナー像
の転写が行われ、定着ローラ対100を通過すると、通
常排紙用パス104を通って機外の排紙トレイ116上
へ排紙される。
【0061】図3に、本発明の両面モード用シート搬送
装置を備えたカラー画像形成装置(デジタルカラープリ
ンタ)の別の全体構成例を示す。
【0062】本カラー画像形成装置は、2つのカセット
給紙部50,51と1つの手差し給紙部58を有してお
り、これらの各給紙部50,51,58から選択的にシ
ートSが給送される。
【0063】各給紙部50,51,58において、カセ
ット50A,51A又はトレイ58A上に積載されてい
るシートSは給紙ローラ52によって最上位のシートか
ら順に繰り出される。そして、給紙ローラ52によって
繰り出されたシートSはフィ−ドローラとリタードロー
ラからなる分離ローラ対53によって最上位のシートの
み分離されて回転停止しているレジストローラ対57へ
送られる。
【0064】この場合、レジストローラ対57までの距
離が長いカセット50A,51Aから給送されたシート
Sは複数の搬送ローラ対54〜56に中継されてレジス
トローラ対57へ送られる。
【0065】レジストローラ対57へ送られたシートS
は、シート先端がレジストローラ対57のニップに突き
当たって所定のル−プを形成すると一旦移動が停止され
る。このル−プの形成によりシートSの斜行状態が矯正
される。
【0066】レジストローラ対57の下流には長尺な搬
送ベルト(無端ベルト)59が略水平状態に設置されて
いる。この搬送ベルト59は反時計回り方向に回転す
る。そして、この搬送ベルト59の上部には、異なる色
のカラートナー像を担持する複数の感光ドラム60〜6
3がシート搬送方向に沿って順次配置されている。
【0067】ここで、最上流の感光ドラム60はマゼン
タ色のトナー像を担持し、次の感光ドラム61はシアン
色のトナー像を担持し、次の感光ドラム62はイエロー
色のトナー像を担持し、最下流の感光ドラム63はブラ
ック色のトナー像を担持する。
【0068】本カラー画像形成装置においては、図示し
ない原稿自動送り装置によって複数枚の原稿が順次原稿
台(プラテンガラス)72上の所定位置にセットされる
ようになっている。そして、原稿台72上にセットされ
た原稿のカラー画像は読取り光学系73によって読取ら
れる。この読取られたカラー画像はCCD素子74によ
ってマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの各色成分
に分解され、画像メモリ(不図示)内に一時的に蓄えら
れる。
【0069】画像メモリ内に蓄えられた画像情報はレ−
ザースキャナを含む書込み光学系75によって各色成分
毎に順次時計方向に回転している各感光ドラム60〜6
3上に書き込まれる。
【0070】まず、最上流の感光ドラム60上にマゼン
タ成分の画像に基づくレ−ザ−光LMの投影が開始さ
れ、感光ドラム60上に静電潜像を形成する。この静電
潜像は現像器64から供給されるマゼンタ色のトナーに
よって可視化される。
【0071】次に、感光ドラム61上にシアン成分の画
像に基づくレーザー光LCの投影が開始され、感光ドラ
ム61上に静電潜像を形成する。この静電潜像は現像器
65から供給されるシアン色のトナーによって可視化さ
れる。
【0072】次に、感光ドラム61上へのレーザー光L
Cの投影開始から所定時間経過後、感光ドラム62上に
イエロー成分の画像に基づくレーザー光LYの投影が開
始され、感光ドラム62上に静電潜像を形成する。この
静電潜像は現像器66から供給されるイエロー色のトナ
ーによって可視化される。
【0073】次に、感光ドラム62上へのレーザー光L
Yの投影開始から所定時間経過後、感光ドラム63上に
ブラック成分の画像に基づくレーザー光LBの投影が開
始され、感光ドラム63上に静電潜像を形成する。この
静電潜像は現像器67から供給されるブラック色のトナ
ーによって可視化される。
【0074】なお、各感光ドラム60〜63の回りには
同感光ドラム60〜63を均一に帯電させるための一次
帯電器68〜71や、トナー像転写後の感光ドラム60
〜63上に付着しているトナーを除去するためのクリー
ナー72〜75等が設置されている。
【0075】レジストローラ対57へ送られて斜行状態
が矯正されたシートSは、最上流の感光ドラム60上の
トナー像とシート先端との位置を合わせるタイミングを
とって回転を開始するレジストローラ対57によって反
時計回り方向に回転している搬送ベルト59上へ送られ
る。
【0076】搬送ベルト59上へ送られたシートSは同
搬送ベルト59によって下流へ搬送される過程で、感光
ドラム60と転写帯電器76との間の転写部、感光ドラ
ム61と転写帯電器77との間の転写部、感光ドラム6
2と転写帯電器78との間の転写部、感光ドラム63と
転写帯電器79との間の転写部を順次通過することによ
り、シート面上にマゼンタ、シアン、イエロー、ブラッ
クの各色のトナー像が重ねて転写される。
【0077】最下流の感光ドラム63と転写帯電器79
との間の転写部を通過したシートSは、搬送ベルト59
によって定着ローラ対35へ送られる。そして、シート
Sが定着ローラ対100のニップを通過する過程で、加
熱及び加圧されて転写トナー像がシート面に定着され
る。
【0078】定着ローラ対100を通過したシートS
は、通常排紙モードの場合には、排紙パス104を通っ
て機外の排紙トレイ116上へ排出される。また、裏面
排紙モードの場合には、両面用パス102及び排紙用パ
ス117を通って機外の排紙トレイ120上へ排紙され
る。また、両面モードの場合には、両面用パス102及
び反転用パス108を通って中間トレイ110上へ排出
される。
【0079】中間トレイ110上に積載されたシートS
は再給紙ローラ対80によって最上位のシートSから順
に繰り出される。そして、この繰り出されたシートSは
分離ローラ対81によって1枚ずつ分離され、搬送ロー
ラ対81によって1枚ずつ分離され、搬送ローラ対56
によって再びレジストローラ対57へ送られる。この
後、シートSには第2面へのトナー像の転写が行われ、
定着ローラ対100を通過すると、通常排紙用パス10
4を通って機外の排紙トレイ116上へ排紙される。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の両面モー
ド用シート搬送装置において、反転用経路の分岐点の直
上流部から分岐していて、両面用経路を逆流するシート
を機外へ排紙する排紙用経路を設け、両面用経路へ送り
込まれた裏面排紙のシートの後端が排紙用経路の分岐点
を通過した時点で反転用搬送手段を高速で逆転させて逆
流するシートを排紙用経路へ送り込むようにしたので、
裏面排紙を行う場合でもスループットが低下せず、制御
も複雑にならない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る両面モード用シート搬
送装置の構成を示す縦断側面図。
【図2】本発明の両面モード用シート搬送装置を備えた
カラー画像形成装置(レーザービームプリンタ)の全体
構成例を示す縦断側面図。
【図3】本発明の両面モード用シート搬送装置を備えた
カラー画像形成装置(レーザービームプリンタ)の別の
全体構成例を示す縦断側面図。
【図4】従来例の両面モード用シート搬送装置の構成を
示す縦断側面図。
【符号の説明】
1, 60〜63 感光ドラム(画像形成手段) 100 定着ローラ対(定着手段) 102 両面用パス(経路) 104 通常排紙用パス(経路) 105〜107 搬送ローラ対(シート搬送手
段) 108 反転用パス(経路) 108A 反転用パスの分岐点 109 反転用ローラ対(反転用搬送手段) 110 中間トレイ(再給送用積載手段) 113 センサレバー(シート検知部手段) 114,119 シートガイド部材 117 排紙用パス(経路) 117A 排紙用パスの分岐点 118 排紙ローラ対(排紙手段) 123 クラッチ(クラッチ手段) M4 モータ(第1の駆動源) M5 モータ(第2の駆動源)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 29/58 B65H 29/60 B65H 85/00 G03G 15/00 106

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1面への画像形成を終えたシートを再
    給送用積載手段に向けて搬送する両面用経路と、前記両
    面用経路の下流部から分岐していて、前記両面用経路を
    搬送されてきたシートを反転させる反転用経路と、を具
    備している両面モード用シート搬送装置において、 前記両面用経路の、前記反転用経路の分岐点の直上流部
    で分岐していて、前記両面用経路を逆流するシートを機
    外へ排紙する排紙用経路と、 前記搬送されるシートの材質に応じて駆動速度が変速さ
    れる定着手段と、 前記両面用経路を搬送されてきたシートの後端が前記排
    紙用経路の分岐点を通過した時点で前記シートを、前記
    定着手段による搬送速度よりも高速で逆流させて前記排
    紙用経路へ送り込む反転用搬送手段と、 前記反転用経路の分岐点の上流に設けられ、前記両面用
    経路に搬送されてきたシートを下流へ搬送する複数のシ
    ート搬送手段と、 前記両面用経路の各シートの搬送手段に第1の駆動源の
    駆動を伝えるクラッチ手段とを、 備え、 前記シートが前記反転用搬送手段により搬送される時点
    で該反転用搬送手段を前記定着手段による搬送速度より
    も高速で回転させると共に、前記クラッチ手段をオフに
    するようにする ことを特徴とする両面モード用シート搬
    送装置。
  2. 【請求項2】 前記排紙用経路には、シートを機外へ排
    紙する排紙手段が設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の両面モード用シート搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記反転用搬送手段と前記排紙手段に
    は、正逆転可能な第2の駆動源の駆動が伝えられること
    を特徴とする請求項記載の両面モード用シート搬送装
    置。
  4. 【請求項4】 前記両面用経路の、前記反転用経路及び
    前記排紙用経路の分岐点には、上流から下流に向かうシ
    ートは通すが、下流から上流に向かうシートは通さない
    シートガイド部材が設けられていることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか1項に記載の両面モード用シー
    ト搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記両面用経路には、前記反転用搬送手
    段の駆動方向を切り換えるタイミングを設定するための
    シート検知手段が設けられていることを特徴とする請求
    項1乃至4のいずれか1項に記載の両面モード用シート
    搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記両面用経路は、搬送されるシートの
    材質に応じて駆動速度が変速される定着手段を通過した
    シートを機外へ通常排紙する通常排紙用経路から分岐し
    ていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項
    記載の両面モード用シート搬送装置。
  7. 【請求項7】 給送されたシートにトナー像を形成する
    画像形成手段と、前記画像形成手段にて形成されたトナ
    ー像を定着する定着手段と、前記定着手段を通過したシ
    ートを再給送のために一時的に積載する再給送用積載手
    段と、請求項1乃至6に記載のうちのいずれか1項の両
    面モード用シート搬送装置と、を備えたことを特徴とす
    る画像形成装置。
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