JP2002527271A - 印刷版用組付けを確認する方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 デジタルデータ（１，２）によって紙（７）または他の材料上に製せられ文章及び／または画像からなる数枚のページ（８）から構成される組付け（９）を確認する方法及び装置。該装置は、マガジン（４）とプリントユニット（３）に紙（７）を一枚ずつ供給する手段（５）とを有するプロッター／プリンター形状のプリントユニット（３）を含み、供給手段（５）に設けられた紙をプリントユニット（３）に供給し紙を反転させる手段（１７）によって紙の両面を印刷することが可能になり、供給手段（５）は、さらに供給ユニット内の紙の有無を確認する手段（２４）と、紙の前縁及び後縁を確認する手段（２５）と、紙の進行を止める手段（１４，２２，２３，２６）と、手段（１４）から紙を出入りさせるために手段（２２，２３）の回転方向を変える手段をも含む。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は、グラフィック業界における再生工程に使用される方法及び装置に関
し、詳述すると正確な組付け（impositions）を有する例えばオフセット印刷版
（printing plates）を製するための方法及び装置に関する。

【０００２】 雑誌及び本等のレイアウトを構成する際、ページはページを折った後、正しく
ページ番号順になるような組付けに位置しなければならない。レイアウトを正し
くそしてページが正しい順番に続くようにするために、組付けの確認作業が行わ
れる。

【０００３】 「組付け」とは例えば印刷物が８枚のページ（または１６，３２，６４ページ
等）からなる場合、印刷されたページがめくられた後、ページがページ番号順に
続くように予め定められたサイズの紙が重ねられることを意味し、このように８
ページ綴りの刷本では１，４，５，８ページが印刷された紙の表側に、２，３，
６，７ページが裏側になるように印刷される。

【０００４】 正しい組付けが行われているかどうかを確認するために現在用いられている方
法では、刷本の片側しか確認することができない。刷本の裏側は、確認の段階で
は印刷されていないので、表と裏の組付けが互いに一致しているかどうかを確認
することができない。

【０００５】 現代の方法による従来の印刷工程では、文章及び画像からなるページを作成す
るためにコンピューターが使用されている。印刷されるページは本、雑誌、カタ
ログ、新聞等の体裁になっている。印刷されるページのデジタルデータがいくつ
かの段階を経て、所謂組付けされる。組付けは、通常８，１６，３２，６４ペー
ジからなる刷本の各ページの位置を示す。デジタルデータからなるページの各面
の位置は、例えばオフセット印刷プレス、凹版印刷機、または凸版印刷機など印
刷する手段及び印刷工程後に刷本が折られる方法によって決められる。印刷は紙
の両側に施されるので、２つの組付けが必要になる。第１の組付けは刷本の表側
の印刷データを含み、第２の組付けは刷本の裏側の印刷データを含む。

【０００６】 従来組付けは、表側用に第１の組付けそして裏側用に第２の組付けを形成する
ために取り付けられた透明フィルム上で行われていた。その後これら２つの組付
けは、それぞれ表側用の第１オフセットプレート及び裏側用の第２のオフセット
上に曝される。

【０００７】 表側及び裏側それぞれの組付けのページが同じ領域に位置することを確認でき
るということは重要である。このことを確認するために上記透明フィルムを重ね
合わせて、互いに整合しているかを目で確認することができる。また時には、完
全に整合した場合に互いに重なり合うことによって刷本の表側と裏側の組付け間
で完全に整合されたことの証拠になる位置合わせ用の印が用いられる。

【０００８】 組付け用フィルムを使用する作業は、費用及び時間が掛かり、通常暗室で行わ
なければならないいくつかの作業工程を必要とする。現代の技術ではこのフィル
ムを用いず、代わりに通常CTP（computer to plate）技術と呼ばれる方法に従っ
て行われるレーザー熱を利用した印刷技術によってコンピューターからのデジタ
ルデータを直接印刷版に曝すことが可能になり、これにより透明フィルムを扱う
工程に伴う費用の掛かる作業を行わないで済むようになった。しかしながら、フ
ィルムを使う必要がなくなったことによって表側及び裏側それぞれの組付けのデ
ジタルデータが完全に互いに位置合わせされているかどうかを確認することが困
難になる。

【０００９】 本発明は表側と裏側両方に印刷が施された刷本を迅速且つ簡単に製することが
できる方法を提供することによって上述の問題点を解決することを目的としてい
る。これはロータリー印刷ロールを有し、このロール上を２段階に亘って移動し
、その第１段階で紙の表側が印刷され、第２段階では紙が反転し、裏側が印刷さ
れることによって紙の両側に印刷できるように構成されたプリンターまたはプロ
ッターを用いて行われる。

【００１０】 マトリックスプロッターなどの単純な印刷装置は、既に知られており、この装
置は紙の通路の縁部に沿った案内孔によって形成されたロール状の紙上で作動す
る。この公知の装置は、紙の表側だけを印刷するために製造されたものである。

【００１１】 通常印刷はロール状の紙ではなく平坦な紙にも施されるので、紙の両側の組付
けの確認を印刷機に使用されるために裁断された紙上で直接行うという要求が高
まっている。このため本発明は、印刷される紙を収納したカセットを有する組付
けを確認することができる印刷機をも提供する。この機械ではカセット内の紙が
１枚づつ持ち上げられ、印刷機へ導入され、紙の両面に印刷が施される。

【００１２】 文章及び画像からなる予め定められたページ番号を有する組付けは、コンピュ
ーターによって構成され、コンピューターからのデジタル情報はプリントユニッ
トに送られ、そこで組付けはコンピューターからの情報によって制御されながら
正確な位置に印刷される。第１ページ、例えば刷本の表側の印刷が終了した際、
プリンター／プロッターの供給ユニットが、片側が印刷された紙を反転させ、プ
リントユニットに送り返す。印刷は、その後紙の裏面の組付けに対応して紙の裏
面に施される。

【００１３】 紙の裏面が印刷された時、両面が印刷された紙が模造（simulate）されたこと
になる。そこで印刷された紙の両面のページ番号の位置及び両方の各ページ番号
の位置を確認することができる。

【００１４】 この点に関して、カセットから供給される紙は、その前縁部がプリントユニッ
トの軸に正確に平行となり、紙の側縁部がプリントユニットの軸と確実に垂直と
なった状態でプリントユニットに供給されることが重要である。しかしながら、
印刷される紙がプリントユニットに対して斜めに導入される場合がある。その際
紙を正しい位置に直さないと、組付けが紙の前縁部に対して角度が付いて印刷さ
れ、これにより組付けは、別の紙の組付けと正確に位置合わせされなくなる。従
って紙の前縁部と後縁部が常にプリントユニットの整合縁部に対して真っ直ぐに
なるように紙を配向させることが重要である。

【００１５】 このような問題を解決するために本発明は、印刷される紙の前縁部と後縁部が
印刷機の整合縁部に対して正確に真っ直ぐに位置させる方法及び装置をも提供す
る。

【００１６】 印刷される紙の表ページ及び裏ページそれぞれの組付けの正確性を確認する方
法は次の通りである。 ａ） 文章及び画像からなるデジタルデータをコンピューターで作成する、 ｂ） これにより印刷される紙の表面及び裏面の双方に印刷するための装置が使
用される、 ｃ） 印刷用に裁断された紙を印刷機に接続されたカセットに入れる、 ｄ） 表面の組付けを模造（simulate）するデジタルデータをコンピューターか
ら印刷機に送信する、 ｅ） 印刷される紙がカセットから持ち上げられ、その紙の前縁部から印刷機に
供給する、 ｆ） 印刷される紙が、正確な位置に供給されるかあるいは必要に応じて正確な
位置を取るように位置を正し、そして供給反転ユニットを介して印刷機に導入さ
れる、 ｇ） 紙の表側の組付けに対応するデジタルデータが、紙に印刷される、 ｈ） 表側を印刷した後、紙を反転させる、 ｉ） 紙の表側の印刷に関連して位置を幾分調整した後、紙を正確にその後縁部
から印刷機に供給する、 ｋ） 紙の裏側をデジタルデータを用いて印刷する。

【００１７】 印刷された紙が折られた後、印刷された紙の表側と裏側の組付けを調べること
によって、紙の表側と裏側の組付けが相互に完全に整合しているということを正
確に確認することができる。

【００１８】 紙が印刷機に斜めに導入されても、紙の前縁部と後縁部が印刷機の紙との係合
縁部に対して正確に係合させるために次のことが行われる。 −紙を印刷機の係合縁部の方向へと供給する（図４のＡ参照）、 −前方縁部から離れた位置から段階式供給ロールによって供給を行う、 −紙を撓ませる、紙の斜めになっている方向によって紙の左手または右手でゆが
める度合いが大きくなるか小さくなる、 −紙がほんの僅かにプリントユニット内に導入される正確な位置に紙が位置する
ようにようにプリントユニットがその前方縁部を係止する（図４のＣ参照）、 −段階式供給ロールと紙の接触が解除され、紙のゆがみに対応した正しい位置へ
と配置できるようになる、 −紙が印刷機内に引き込まれ、印刷される（図４のＤ参照）。

【００１９】 添付の図面を参照し、本発明をより具体的に説明する。

【００２０】 図２に示すように本発明を用いた印刷版を製するシステムは、スクリーンと貯
蔵ユニット２とを有するコンピューター１と、紙を収納するマガジン４と紙を供
給及び反転させるユニット５とを有する組付けを確認するプリンター３と、最終
的にフィルムまたは印刷版を作成するユニット６とから構成されている。組み付
け確認プリントシステム３，４，５はコンピューター１の貯蔵ユニット２に直接
接続されるユニットを提供し、印刷版製造ユニット６もまたコンピューター１の
貯蔵ユニット２に接続される。

【００２１】 コンピューターは表裏両面を有する組付けを供するために構成されており、こ
れにより印刷する紙が供され、本発明による組付けはプリンター３内のテスト用
のプリントシート７上に印刷されることによって確認される。各組み付けは、数
枚のページ８（例えば、４，８，１６，３２または６４ページ）からなり、各ペ
ージは文章及び／または画像から構成され、これら複数のページ８は正確に予め
定められたパターン及び互いに予め定められた位置関係になるように位置し、こ
れによりプリントシート７が折られた後ページ８がプリントシートの所望の位置
に正確に位置するようになる。プリントシートの表側のページの組付け９が、裏
側のページの組付け組付けと正確に整合するように位置させることが重要である
。本発明は特にグラフィック技術に有用である。

【００２２】 図３に示すようにそれ自体は公知のプリンター３のプリント部は、プリンター
３の背面で接続されたコントロールユニット１０からなる。プリンターはその前
面部で４色の画像を製するために使用される４色、イエロー、マジェンタ、シア
ン及びブラックのインクジェット用のインクカートリッジ１２用のキャリアー１
１によって形成されている。インクカートリッジキャリアー１１は水平方向に直
線的に案内する棒状の案内部１３上に取り付けられ、その上でカートリッジ１２
全体が、プリントロール１４上に紙が支持された状態でインクカートリッジ１２
を通過するよう段階的に回転する紙７を印刷しながら２つの対向する方向に移動
可能である。カートリッジ１２から供給される色の印刷は、プリンターのコント
ロールユニット１０によって制御される。

【００２３】 プリンターの案内ユニット１０がコンピューター１からデータが送信されたこ
とを確認するとすぐに中央案内ユニット１５が作動し、案内ユニットはカセット
４内に紙７があるかどうかを確認する。図示した例の場合、カセット４は４５°
の角度で取り付けられている。紙の有無を確認するための手段は、センサー１６
であってもよく、このセンサーはカセット４の下側に取り付けられる。カセット
は紙を案内し、供給し、反転させるユニット１７の入り口に取り付けられ、ユニ
ット１７はプリンターに接続されている。カセットの最上部の紙７を供給するた
めにソレノイド１８がカセットの前縁を上方に押し上げることによって最上部の
紙７が吸引カップ１９に捕らえられ、保持手段２０の上側へと持ち上げられ、1
枚の紙がカセットから離される。ソレノイド１８は、その後作動を休止しカセッ
トの残りの紙７はカセットの底部に戻ることになる。

【００２４】 カセットから取り出された紙７をプリントユニット内に供給するために供給ロ
ール２１が作動し、供給ユニット１７内に紙を導入し、供給ユニット内で紙は供
給ユニットの第２の駆動ロール２２とカウンターロール２３によって把持され前
方へと送られ、供給／反転センサー２４が作動するまで、紙は前方へと送られる
。ペーパーマガジン／カセットの供給ロール２１が停止し、ソレノイドが作動を
停止すると、カセットの底部プレートがカセットの底部に戻る。供給及び反転セ
ンサー２４が紙の存在を確認し、これにより中央ユニット１５がカウンターロー
ル２３を第2の駆動ロール２２の方へと下降させ、駆動ロール２２は時計方向に
回転し始め、これにより紙７が第２のセンサーに到達するまで下方の案内プレー
ト１７ｂに沿って移動し、メディアセンサー２５である第２センサーは紙の前縁
と後縁を確認するために配されており、プリントロール１４の導入縁部に設けら
れており、その導入縁部は図４のＡに示すようにプリントロール１４と係合する
カウンタープレスロール２６によって形成されている。紙の前縁はこれにより止
まり、一方供給ロール２２は前方へと進み、これにより紙は図４のＢに示すよう
に撓むことになる。プリントロール１４と依然接触していたカウンタープレスロ
ール２６は、ゆっくりとプリントロールと共に回転し始め、前縁が真っ直ぐにさ
れた紙は把持され、プリントロール１４とカウンターロール２６の間で少しの距
離だけ引っ張られ、プリントユニットによってブロックされる、図４のＣ参照。
供給ロール２２，２３は解放され、撓んだ紙はプリントロール１４の軸に平行な
紙の前縁から後方へと真っ直ぐにされる、図４Ｄ参照。紙を撓ませることによっ
て紙の前縁が直線上に位置していないことを解消し、プリントロール１４の軸に
前縁が平行になる。

【００２５】 これで紙の前縁はプリントロール１４の軸と正確に平行になり、プリントロー
ル１４が図３の矢印に示すように反時計方向に回転し始め、紙がプリントロール
１４の周りに引っ張られることによって印刷が開始する。そしてプリントロール
１４が、紙の後縁がメディアセンサー２５に到達してメディアセンサー２５が停
止するまで、案内プレート１７によって案内されたプリントロール１４の周りへ
と反時計方向に紙を供給する。

【００２６】 中央コントロールユニット１５がパルス数を数え、紙の長さがコントロールユ
ニット１０によって算出される。

【００２７】 コントロールユニット１０がプリント位置にある紙の位置を完全に制御するこ
とになる。この位置で紙の前縁はインクカートリッジ１２の左へ２５ｍｍほどず
れている。インクカートリッジキャリアー１１はプリントロール１４の軸に平行
な紙に対して横手方向に移動する。インクカートリッジ１１，１２に取り付けら
れたペーパーセンサー２７は紙の平行度合い及び紙の幅を確認する。紙の幅はプ
リンター３のコントロールユニット１０によって算出される。

【００２８】 そして紙の表側の組み付け９に対応するコンピューターからのデジタルデータ
は、紙の一方の面に印刷される。センサー２５を紙の後縁が通過し、実際の面に
対応するデジタルデータが印刷される準備ができるてメディアセンサー２５が停
止するとすぐに、中央ユニット１５がカウンターロール２３に下降して第２供給
ロール２２に接触するように指示し、そして供給ロール２２は反時計方向に回転
し始め、これにより紙の後縁が紙を反転させるためのセンサーに到達するまで紙
は反転ユニットの部分１７ａへと下方に引っ張られる。この位置で供給ロール２
２，２３は紙を把持して紙が斜めになるのを防ぐ。これにより紙の表側が印刷さ
れる。

【００２９】 紙の裏側の印刷は、紙が反転ユニット１７の案内プレート１７ｂに対して導入
されるように中央ユニット１５が第２供給ロールをカウンターロール２３と協働
して時計方向に回転させて開始される。紙の導入は紙が供給縁部（２６⇔１４）
と接触し、前縁の際に説明したのと同じように撓まされる。この時点で上方に向
いた後縁はメディアセンサー２５を通過し、作動させ、カウンターロール２６と
係合する。そしてカウンターロール２６は再びプリントロールと共にゆっくりと
回転し始め、紙の後縁がプリントロール１４とカウンタープレスロール２６の間
に導入され、係止される。第２供給ロール２２，２３は解放され、紙は真っ直ぐ
にされこれにより紙の後縁（上を向いている）はプリントロール１４の軸に平行
になり、紙７は真っ直ぐにされる。紙７と一緒にプリントロール１４は、紙は反
転ユニット１７のメディアセンサー２５が紙の後縁（今まで前縁だった）がセン
サー２５を通過して停止するまで再び反時計方向に回転し、紙は反転ユニット１
７の下方案内プレート１７ａの方へと案内される。中央コントロールユニット１
５がパルス数をカウントし、紙の長さがプリンターのコントロールユニット１０
によって算出される。

【００３０】 第２供給ロール２２はカウンターロール２３から離れ、プリントロール１４が
再び反時計方向に回転し、紙がこのプリントロールの周りに移動する。そして紙
はその前方の縁部がプリントロール１４の軸に平行に位置しながらインクカート
リッジ１２の下側の位置に移動させられる。

【００３１】 カートリッジ１１とそれに取り付けられたインクカートリッジ１２は、プリン
トロール１４の軸に平行に直線状の棒状案内部１３上を往復移動する。カートリ
ッジキャリアー１１上のペーパーセンサー２７が紙の側縁部の平行度合い及び紙
の幅を確認する。紙の幅はコントロールユニット１０によって算出される。紙は
ここでは裏返されており、従って裏側がプリントユニット１２に面して下側に位
置している。裏面の組み付けを表すデジタルデータがコンピューター１，２から
プリンター３へ送信される。紙の後縁がセンサー２５を通過し印刷される側、こ
の場合は裏側に対応するデジタルデータが印刷される準備ができてメディアセン
サー２５が停止するとすぐに、中央ユニット１５がカウンターロール２３に下降
して第２供給ロールと接触するように指示し、これにより紙が把持される。そし
て供給ロールは反時計方向に回転して、紙が供給ユニット１７の下方部分１７ａ
内へと下方に供給される。カウンターロール２３は紙から上方へと移動し、紙は
供給ユニットから出され、レシーバーに落下する。これで紙は両面が印刷され、
紙の両側で組み付けが正しくなされているかそして紙の両面の組み付けが正しく
整合されているかを容易に確認することができる。これらが正しくなされていな
い場合、コンピューターのデータを修正し、上述のようにあたらしく組み付けの
確認が行われる。

【００３２】 本発明を主にグラフィック作業における印刷版組み付けの確認について説明し
てきたが、他の技術分野特に処理装置における弾性シート材料を導入する際にも
本発明は有用であり、この際シートを機械の正しい位置に自動的に導入するため
に弾性シートを撓ませる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明による組付け確認装置の斜視図。

【図２】 本発明による方法を実施するシステムの概略図。

【図３】 本発明の装置の略式縦断面図及び本発明の方法を例示する。

【図４】 斜めに導入された紙を真っ直ぐにする装置及び方法を４つの異なる図で示す。

【符号の説明】

１ コンピューター ２ 貯蔵ユニット ３ 組付け確認プリンター ４ マガジン ５ 供給／反転ユニット ６ プレート／フィルム作成ユニット ７ 刷本 ８ ページ ９ 組付け １０ コントロールユニット １１ キャリアー １２ インクカートリッジ １３ 案内部 １４ プリントロール １５ 中央コントロールユニット １６ センサー １７ 供給反転ユニット １８ ソレノイド １９ 吸引カップ ２０ 保持手段 ２１ マガジン用供給ロール ２２ 第２供給ロール ２３ カウンターロール ２４ センサー ２５ メディアセンサー ２６ カウンタープレスロール ２７ センサー

【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書

【提出日】平成１１年１０月２８日（１９９９．１０．２８）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【特許請求の範囲】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 2C061 AP01 AQ05 AR01 AR03 KK04 KK13 KK18 2H084 AA40 AE06 AE07 CC05 3F102 AA11 AA13 AB01 BA02 BA11 BB02 DA08 EA03

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 デジタルデータ（１，２）によって紙（７）または他の材料
   上に製せられ文章及び／または画像からなる数枚のページ（８）から構成される
   組付け（９）をマガジン（４）とプリントユニット（３）に紙（７）を一枚ずつ
   供給する手段（５）とを有するプロッター／プリンター形状のプリントユニット
   （３）を用いて確認する方法において、 テストプリント用シート（７）が、プリントユニット（３）の供給反転ユニッ
   ト（１７）を介して導入され、前記シートの一方の面がプリントユニット（３）
   のコントロールユニット（７）で受信されたデジタル情報に基づいて印刷され、 紙が最初のページが印刷された後にひっくり返され、前記シートの反対の面が
   プリントユニット（３）のコントロールユニット（７）で受信されたデジタル情
   報に基づいて印刷され、 両面が印刷されたページ（８）の組付けが決められた位置に正確に位置してい
   るかどうか及び各印刷されたページ両面の組付けが正確に互いに一致しているか
   どうかを肉眼または他の手段で確認し、 これらが正確になされていないと認められた場合、文章及び／または画像を製
   するコンピューターユニット（１，２）で補正が行われ、上記工程を経て新しく
   確認のための印刷が行われることを特徴とする方法。
2. 【請求項２】 確認のための印刷がプリントロール（１４）上に支持された
   紙（７）で行われ、紙（７）の表側が反時計方向に回転するプリントロール（１
   ４）によって印刷され、その後紙（７）がひっくり返され、このひっくり返され
   た紙（７）と共にプリントロール（１４）が反時計方向に回転して紙（７）の裏
   側がプリントユニット（３）の方へ向いて紙（７）の裏側が印刷されることを特
   徴とする請求項１記載の方法。
3. 【請求項３】 紙（７）がその前縁がプリントユニット（３）のカウンター
   プレスロール（２６）に当たるように供給され、紙の前記前縁から後方に離れた
   部分が、第２の供給ロール（２２，２３）によって幾分前方に押されることによ
   って紙が撓み、その際紙の供給が停止し、紙（７）の前縁が前方へ引っ張られて
   プリントロール（１４）とカウンタープレスロール（２６）によって紙（７）が
   把持されるようにプリントロール（１４）とカウンタープレスロール（２６）が
   ゆっくりと回転し、第２供給ロール（２２，２３）が開放されて、紙（７）がプ
   リントユニットに対して斜めに位置した場合プリントユニットに対して平行にな
   るように紙の位置が正されることを特徴とする請求項１記載の方法。
4. 【請求項４】 紙の表側が印刷されている間、第２供給ロール（２２，２３
   ）によって把持されている際に紙がひっくり返され、第２供給ロール（２２，２
   ３）の回転方向が逆になり、紙の前縁部が必要に応じて調整され、紙の裏側が表
   側と同じように印刷されることを特徴とする請求項３記載の方法。
5. 【請求項５】 文章及び／または画像をそれぞれ含む数枚のページからなる
   デジタル形状の組付けを調整する手段と、紙（７）に印刷するプリントユニット
   （３）と、紙を収容するマガジン（４）とこのマガジンから紙をプリントユニッ
   ト（３）に供給するための供給ユニット（１７）とからなる先行請求項いずれか
   １項に記載の方法を実行する装置において、前記供給ユニット（１７）が紙（７
   ）を供給し且つ反転させるユニットとして形成され、紙（７）を案内する案内プ
   レート（１７ａ，１７ｂ）と、プリントユニット（３）のプリントロール（１４
   ）に隣接して配されたカウンタープレスロール（２６）と、供給ユニット（５）
   内に位置する第２の供給ロール（２２，２３）とからなり、これら第２供給ロー
   ルはカウンタープレスロールから離れて取り付けられ且つ２方向に回転可能であ
   り、紙を係止する位置で停止することが可能であり、紙（７）またはその一部を
   解除するために開放されることを特徴とする装置。
6. 【請求項６】 紙（７）を反転させるユニット（５）が、紙の進行を止める
   手段（１４，１６）を含み、第２の供給ロール（２２，２３）を駆動させ、ロー
   ル（２３）と接触した状態のロール（２２）を停止させ、ロール（２２，２３）
   の接触を解除することを特徴とする請求項５記載の装置。
7. 【請求項７】 前記紙の進行を止める手段が、プリントユニット（３）のプ
   リントロール（１４）と接触するように押圧される１つ以上のカウンタープレス
   ロール（２６）を含み、紙（７）をプリントユニットに対して真っ直ぐにするた
   めの縁部をプリントロールの箇所で形成することを特徴とする請求項５または６
   記載の装置。
8. 【請求項８】 供給ユニットが紙を供給及び反転させる間紙の有無を示すセ
   ンサー（２４）によって形成されていることを特徴とする請求項５乃至７いずれ
   か１項に記載の装置。