JP2007101074A - 給湯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポンプの吐出圧が所定圧に達した場合のみ、ノズルからドレンを霧状に噴出できる給湯器を提供する。
【解決手段】給湯器1では、ドレンタンク17内のドレンをドレンポンプ20で吸引して、ノズル22に供給することにより、ノズル22からドレンを霧状に噴出させる。そして、ドレンポンプ20のドレン吐出圧が所定圧以上に達したことを圧力センサ45が検知した場合のみ、コントローラ40は電磁弁50を開弁させる。これにより、ドレンポンプ20からノズル22に向かって勢いよくドレンが吐出された状態で、電磁弁50を開弁するので、ノズル22から噴霧粒子径の小さいドレンを勢いよく噴出させることができる。よって、ドレンを器具本体2から遠くに飛ばすことができると共に、ノズル22付近に液だれが生ずるのを防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、給湯器に関し、詳しくは、バーナの燃焼排気から顕熱と潜熱とを回収して通水を加熱する熱交換器を備えた給湯器に関する。
従来より、燃焼排気流路中の上流側に主に顕熱回収を目的とした主熱交換器を、下流側に主に潜熱回収を目的とした副熱交換器を設けて高い熱交換率が得られる潜熱回収型の給湯器が知られている(例えば、特許文献1参照)。このタイプの給湯器は、例えば、フィンチューブ式の副熱交換器と、フィンチューブ式の主熱交換器とを上下2段に離間して備え、その間のスペースに、副熱交換器にて潜熱回収により発生したドレン(潜熱回収後の凝縮水)を受けるドレン受皿を備える構成となっている。
このような潜熱回収型の給湯器では、まず、バーナからの高温の燃焼排気が、給気ファンにより主熱交換器の各主フィン間を貫流し良好に熱交換される。さらに温度の下がった燃焼排気が、副熱交換器の各副フィン間を流れ、副熱交換器においても良好に熱交換され、排気フードを介して器具外へ排出される。一方、上方に配置された副熱交換器にて潜熱回収により発生したドレンはドレン受皿で集水され、ドレン排管を通って中和器で処理された後、下水道等の排水設備に排出される。
しかし、この特許文献1に記載の給湯器では、ドレン受皿に集水されたドレンを排出するための排水設備が必要であるため、当該排水設備の配管等の施工工事が面倒であるという問題点があった。
そこで、本件出願人は、ドレンをノズルから霧状に噴出させて、器具外に排出できる給湯器(特願2005−261555)を提案した。この給湯器300は、図3に示すように、器具本体120内に設けられた燃焼室130と、該燃焼室130内に設けられたバーナ180と、該バーナ180に給気する燃焼用空気供給ファン150と、主熱交換器190及び副熱交換器200とを主体に構成されている。そして、副熱交換器200で発生したドレンは、ドレン受皿111に受けられ、複数の配管等を通して、ドレンタンク117に貯留されるようになっている。さらに、そのドレンタンク117に溜まったドレンは、ドレンポンプ220によって吸い上げられ、ドレン配管118,119を介し、排気フード128の内側に配置されたノズル122から霧状に噴出され、排気フード128の排気出口129から器具本体120外に排出される。これにより、ドレンの排水設備の配管等の施工工事を不要とすることができる。
特開2002−267273号公報
しかしながら、図3に示す給湯器300において、ノズル122からドレンを霧状に噴出させる際、ドレンポンプ220の駆動直後は、吐出圧がすぐには上がらない。そのため、ノズル122からドレンが遠くに飛ばないという恐れがある。さらに、ノズルから霧状に噴出されたドレンのうち粒子径が大きいものは、重力によって器具本体120の近くに多量に落下してしまうという恐れもある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ポンプの吐出圧が所定圧に達した場合のみ、ノズルからドレンを霧状に噴出できる給湯器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の給湯器によれば、器具内に設けられた燃焼室内で燃料ガスを燃焼するバーナと、当該バーナに燃焼用空気を供給する燃焼用空気供給ファンと、前記バーナの燃焼ガスから顕熱を回収して伝熱管内の通水を加熱する主熱交換器と、当該主熱交換器を通過した燃焼ガスから、前記主熱交換器で回収しきれなかった顕熱に加えて潜熱を回収して伝熱管内の通水を加熱する副熱交換器と、当該副熱交換器での潜熱回収によって発生したドレンを受けるタンクと、当該タンク内に溜まったドレンを霧化して排出する霧化排出手段とを備えた給湯器であって、前記霧化排出手段は、ドレンを霧状に噴出するノズルと、当該ノズルと前記タンクとの間に連結された配管と、当該配管に設けられ、前記タンク内のドレンを前記ノズルに供給するポンプと、前記配管における前記ポンプの下流側に設けられ、前記ポンプによるドレンの吐出圧が所定圧に達した場合にのみ開弁する開閉弁とから構成されている。
また、請求項2に係る発明の給湯器によれば、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記ポンプの吐出圧を検知するセンサと、当該センサによって検知された吐出圧が前記所定圧に達した場合のみ前記開閉弁を開弁する開閉制御手段とを備えている。
また、請求項3に係る発明の給湯器によれば、請求項2に記載の発明の構成に加え、前記ノズルによるドレンの噴出を停止する場合、前記開閉制御手段は、前記ドレンポンプの駆動を停止する前に、前記開閉弁を閉弁することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明の給湯器によれば、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記開閉弁はバネ付き開閉弁であって、当該バネ付き開閉弁は、ハウジングと、当該ハウジング内に形成された収納部と、当該収納部内に設けられた弁座に向かって移動可能に配置され、前記弁座に着座して閉弁する弁部を備えた弁体と、当該弁体を前記弁座に向かって前記所定圧で付勢するバネとから構成され、前記バネ付き開閉弁にかかるドレンの吐出圧が所定圧に達した場合は、前記バネ付き開閉弁は開弁し、前記バネ付き開閉弁にかかるドレンの吐出圧が所定圧に達しない場合は、前記バネ付き開閉弁は閉弁することを特徴とする。
請求項1に係る発明の給湯器では、ポンプによるドレンの吐出圧が所定圧に達した場合にのみ開閉弁を開弁させるので、ノズルに対し十分なドレンの吐出圧をかけた状態で、ノズルからドレンを霧状に噴出させることができる。さらに、そのノズルからドレンが勢いよく霧状に噴出されるので、ドレンの粒子径が小さくなる。よって、ドレンをノズルから遠くに飛ばすことができる。
また、請求項2に係る発明の給湯器では、請求項1に記載の発明の効果に加え、ポンプの吐出圧が所定圧に達したことをセンサが検知すると、開閉制御手段が開閉弁を開弁するので、ポンプの吐出圧を常に監視でき、ポンプの吐出圧が所定圧に達したら直ぐにドレンの噴出動作を開始できる。
また、請求項3に係る発明の給湯器では、請求項2に記載の発明の効果に加え、開閉制御手段は、ドレンの噴出を停止する場合、ポンプの駆動を停止させる前に、開閉弁を先に閉弁するので、ポンプの吐出圧が所定圧より低い状態で、ノズルからドレンが噴出されるのを防止できる。これにより、吐出圧が低いことにより発生する粒子径の大きいドレンがノズルから噴出することがないので、器具の近くにドレンが落下するのを防止できる。
また、請求項4に係る発明の給湯器では、請求項1に記載の発明の効果に加え、バネ付き開閉弁は、該バネ付き開閉弁にかかるドレンの吐出圧が所定圧に達した場合のみ開弁するので、ノズルに対し十分なドレンの吐出圧をかけることができる。さらに、そのノズルからドレンが勢いよく霧状に噴出されるので、ドレンの粒子径が小さくなる。よって、ドレンをノズルから遠くに飛ばすことができる。また、バネ付き開閉弁の開閉動作は、該バネ付き開閉弁にかかるドレンの吐出圧によって自然になされるので、制御手段による複雑な制御も不要となる。
以下、本発明の一実施の形態である給湯器について、図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態である給湯器1の側面視断面図であり、図2は、コントローラ40のCPUによるドレンポンプ20及び電磁弁50(本発明の開閉弁に相当)の制御動作を示すフローチャートである。
なお、本実施形態である給湯器1は、副熱交換器10で発生したドレンをドレンタンク17に溜め、該ドレンタンク17内に溜まったドレンポンプ20で吸い上げて、ノズル22から器具本体2外に向かって霧状に噴出して排出することができる。そして、圧力センサ45が、ドレンポンプ20のドレン吐出圧が所定圧以上に達したことを検知した場合にのみ、コントローラ40は電磁弁50を開弁させる点が本発明の特徴である。
はじめに、給湯器1について概略的に説明する。図1に示すように、給湯器1は、器具本体2を備え、該器具本体2内には燃焼室3が設けられている。そして、その燃焼室3の下方には、モータ4と連結した燃焼用空気供給ファン5が取り付けられており、器具本体2下部の給気口6を通して、外気を燃焼用空気として器具本体2内に取り込む構成となっている。一方、器具本体2の上部には、熱交換後の燃焼排気を排出するための排気口7が開口して設けられている。なお、これら給気口6及び排気口7の位置はこれに限定されることはない。
次に、燃焼室3の内部構造について説明する。燃焼室3には下から順に、燃料ガスと燃焼用空気供給ファン5からの一次空気との混合ガスを燃焼するバーナ8と、該バーナ8からの燃焼排気中の主に顕熱を回収する主伝熱管9aと主フィン9bとを備えたフィンチューブ式の主熱交換器9と、主に潜熱を回収しドレンを発生する副伝熱管10aと副フィン10bとを備えたフィンチューブ式の副熱交換器10とが設けられている。なお、主熱交換器9は、熱伝導性に優れた銅製であるのが好ましく、副熱交換器10は、ドレンに対する耐食性に優れたステンレス製であるのが好ましい。
さらに、燃焼室3の上部には、主熱交換器9、副熱交換器10で熱交換後の燃焼排気を燃焼室3外へ排出する排気孔27が開口されている。そして、その排気孔27と前記排気口7との間に筒状の排気フード28が略水平に渡設され、当該排気フード28の下流側一端部の排気出口29は、排気口7から器具本体2外に向かって突出している。さらに、排気フード28の下流側一端部近傍には、径方向内側に向かって緩やかに縮径するスロート部28aが設けられ、そのスロート部28aの外側面に排気口7の内縁が当接している。そして、このような形状を備えた排気フード28によって、熱交換後(潜熱回収後)の燃焼排気が器具本体2外へ排出される。
一方、副熱交換器10の下方には、発生したドレンを受けるためのドレン受皿11が傾斜して設けられている。そして、そのドレン受皿11と燃焼室3との接触部分には、ドレンを排出するためのドレン抜孔12が開口され、該ドレン抜孔12にはドレン排管13が接続されている。さらに、このドレン排管13の途中には、S字トラップ14が設けられており、ドレンがこのS字トラップ14に溜まることによって、燃焼排気がドレン排管13を通って器具内に再び戻るのを防いでいる。
そして、ドレン排管13の下流側一端部には、酸性のドレンを中和するための中和器15が接続されている。さらに、この中和器15の下流側出口には、中和処理後のドレンが流れるドレン排管16が接続されている。そして、そのドレン排管16の下流側一端部の下方には、中和されたドレンを貯留するためのドレンタンク17が配置されている。さらに、そのドレンタンク17の下部にはドレン排管18が接続されている。さらに、そのドレン排管18は、器具本体2の上部に向かって延設され、その下流側一端部には、ドレンポンプ20が接続されている。そして、このドレンポンプ20は、給湯器1の動作を制御するコントローラ40に電気的に接続されている。なお、ドレンタンク17内には、タンク内に溜まったドレンの水位を検知する水位センサ42が配設され、該水位センサ42もコントローラ40に電気的に接続されている。
さらに、このドレンポンプ20の下流側には、ドレン排管21が接続されている。そして、このドレン排管21は器具本体2の上部に向かって延設され、その下流側一端部は、排気フード28の下部からフード内に貫通され、かつ排気出口29に向かって略直角に折り曲げられている。そして、このドレン排管21の下流側一端部には、ドレンを霧状に噴出するノズル22が設けられている。なお、図1に示すドレン排管18,21が、「配管」に相当する。
また、ドレン排管21には、ドレンポンプ20によるドレンの吐出圧を検知する圧力センサ45と、該圧力センサ45の下流側に配置され、ドレン排管21の流路を開閉する電磁弁50とが各々設けられている。そして、これら圧力センサ45及び電磁弁50は、コントローラ40に電気的に接続されている。よって、電磁弁50の開閉は、コントローラ40によって制御されている。なお、この電磁弁50の開閉動作については後述する。
一方、器具本体2の底部には、水道水が供給される給水管30の入口が設けられ、その給水管30の下流側一端部は副伝熱管10aの入水口に接続されている。さらに、その副伝熱管10aの出水口は主伝熱管9aの入水口に接続されている。そして、その主伝熱管9aの出水口は巻回管(図示外)に接続されている。なお、この巻回管は燃焼室3の外周を巻回するように配置され、その下流側一端部には出湯管31が接続されている。そして、その出湯管31の下流側一端部の出口は、器具本体2の底部に配置されている。
また、給水管30には水流センサや水ガバナを備える水側制御ユニット34が設けられ、バーナ8にガスを供給するガス管32には主電磁弁36及びガス比例弁35が各々設けられている。さらに、水側制御ユニット34内の水流センサや、主電磁弁36及びガス比例弁35及びモータ4等は、器具本体2の下部に配置され、この給湯器1の燃焼動作を制御するコントローラ40に電気的に接続されている。なお、コントローラ40は、図示しないが、中央処理演算装置としてのCPUと、各種プログラムなどを記憶する読み出し専用のメモリであるROMと、実行中のプログラムを一時的に記憶したり、各種データなどを記憶する読み出しおよび書き込み可能なメモリであるRAMとを備えている。
次に、上記構成からなる給湯器1の動作について説明する。図1に示すように、まず、給湯栓(図示外)を開くことにより、給水管30に水道水が流れ、水側制御ユニット34内の水量センサからの検知信号によりコントローラ40が給湯制御動作を開始する。そして、燃焼用空気供給ファン5により所定のプリパージが行われ、その後、バーナ8の主電磁弁36及びガス比例弁35が開かれ、バーナ8にガスが供給されると共に、イグナイタ(図示外)によりバーナ8の点火動作が行われる。
次いで、点火動作が終了すると比例制御が開始される。この比例制御では、出湯温サーミスタ(図示外)で検出される湯温と設定温度との差に応じて、ガス比例弁35を制御することにより、ガス量を連続的に変化させて熱交換器の出口温度を一定に保つことができる。また、ガス比例弁35によるガス量の変化に応じて、燃焼用空気供給ファン5の回転数も変えられ、常にガス量と給気量とが所定の関係に保たれるように制御される。
また、この給湯器1では、主熱交換器9が排気流路の上流に設けられ、副熱交換器10が排気流路の下流に設けられているため、バーナ8からの高温の燃焼排気が、燃焼用空気供給ファン5により主熱交換器9の各主フィン9b間を貫流し良好に熱交換される。さらに、温度の下がった燃焼排気は、副熱交換器10の各副フィン10b間を流れ、副熱交換器10においても良好に熱交換して排気フード28を通って器具外へ排出される。
一方、主熱交換器9から排出される燃焼排気は、通水部である主伝熱管9aのような局所的な低温部での部分的なドレン発生を防ぐために、高温で排出されている。一方、副熱交換器10では、主熱交換器9で回収しきれなかった顕熱を回収し、燃焼排気温が露点以下になるとドレンが発生するため、潜熱も回収することができる。ここで発生したドレンは、ドレン受皿11で集められドレン排管13を通り、中和器15で中和処理される。そして、中和器15によって中和処理されたドレンは、ドレン排管16を介して、ドレンタンク17に貯留される。
次に、コントローラ40のドレンポンプ20及び電磁弁50の制御動作について、図2のフローチャートを参照して説明する。まず、ドレンタンク17に溜まったドレンの水位が所定水位以上か否かが判断される(S11)。ここでは、ドレンタンク17内に配置された水位センサ42が、ドレンの水位が所定水位以上か否かを検知する。そして、ドレンの水位が、所定水位未満であった場合(S11:NO)、器具本体2外に排出するだけの十分なドレンがドレンタンク17内にまだ溜まっておらず、ドレンポンプ20をまだ駆動させる必要がないため、処理をそのまま終了する。
一方、ドレンタンク17内に溜まったドレンの水位が、所定水位以上であったと判断された場合(S11:YES)、ドレンタンク17内には、器具本体2外に排出するだけの十分なドレンが既に溜まっている。そこで、ドレンポンプ20がオンされる(S12)。そして、ドレンポンプ20が駆動を開始すると、ドレンの吐出圧が徐々に上昇する。次いで、ドレンポンプ20の吐出圧は所定圧以上か否かが判断される(S13)。ここでは、圧力センサ45によって、ドレンポンプ20のドレンの吐出圧が検知される。そして、ドレンポンプ20の吐出圧が所定圧以上に達していないと判断された場合(S13:NO)、電磁弁50はまだ開弁せず、S12に戻り、引き続きドレンポンプ20が駆動される。これは、ドレンの吐出圧が十分上がらないうちに電磁弁50を開弁してしまうと、粒子径の大きなドレンがノズル22から噴出されてしまい、重力によりドレンが排気出口29の近くに多量に落下したり、ノズル22付近にドレンが付着して液だれを生じてしまうからである。
また、ドレンポンプ20の吐出圧が所定圧以上に達したと判断された場合(S13:YES)、電磁弁50が開弁される(S14)。これにより、ドレンポンプ20からドレン排管21を介してノズル22に向かって勢いよくドレンが吐出される。そのため、ノズル22から噴霧粒子径の小さいドレンが勢いよく噴出されるので、ドレンを器具本体2から遠くに飛ばすことができる。また、ノズル22付近に液だれを生ずるのを防止できる。なお、図2に示すS13の判断処理を実行して、S14の処理を実行するコントローラ40のCPUが、「開閉制御手段」に相当する。
次いで、ドレンタンク17内のドレンの水位が所定水位未満か否かが判断される(S15)。ここでは、ドレンタンク17内のドレンがドレンポンプ20によって吸い上げられ、タンク内のドレンの水位が所定水位未満まで低下したことを、水位センサ42が検知したか否かが判断される。そして、ドレンの水位が所定水位未満であると判断された場合(S15:YES)、ドレンタンク17内には、器具本体2外に排出するだけのドレン量がないため、電磁弁50が閉弁され(S16)、その後に、ドレンポンプ20がオフされ(S17)、処理が終了する。これにより、ドレンポンプ20がオフされる前に、電磁弁50が先に閉弁されるので、ドレンポンプ20の吐出圧が低い状態でノズル22からドレンが噴出されるのを防止できる。
一方、ドレンタンク17内のドレンが所定水位以上であると判断された場合(S15:NO)、続いて、ドレンポンプ20の吐出圧が所定圧未満か否かが判断される(S18)。そして、ドレンポンプ20の吐出圧が所定圧以上であると判断された場合(S18:NO)、S14に戻り、そのまま電磁弁50を開弁し、引き続き、ノズル22からドレンを霧状に噴出させる。また、ドレンポンプ20の吐出圧が所定圧未満であると判断された場合(S18:YES)、このまま電磁弁50を開弁させたままでいると、ノズル22から噴霧粒子径の大きいドレンが噴出されてしまい、ドレンを器具本体2から遠くに飛ばすことができない。そこで、電磁弁50を閉弁する(S19)。さらに、S18に戻り、引き続き、ドレンポンプ20の吐出圧を監視して、ドレンポンプ20の吐出圧が所定圧以上に達したら(S18:NO)、電磁弁50を開弁し(S14)、ノズル22からドレンを霧状に噴出させる。
以上説明したように、本実施形態である給湯器1では、ドレンタンク17に貯留されたドレンをドレンポンプ20で吸引して、ノズル22に供給することにより、ノズル22からドレンを霧状に噴出させることができる。そして、ドレンポンプ20のドレン吐出圧が所定圧以上に達した場合のみ、電磁弁50を開弁して、ノズル22からドレンを噴出させることができる。これにより、ドレンポンプ20からノズル22に向かって勢いよくドレンが吐出された状態で、電磁弁50を開弁するので、ノズル22から噴霧粒子径の小さいドレンを勢いよく噴出させることができ、ドレンを器具本体2から遠くに飛ばすことができる。また、ノズル22付近に液だれが生ずるのを防止できる。
さらに、ノズル22からのドレン噴出動作を停止する際に、まず、電磁弁50を閉弁してから、その後で、ドレンポンプ20をオフする。このため、ドレンポンプ20の吐出圧が低い状態でノズル22からドレンが噴出されるのを防止できる。これにより、粒子径の大きなドレンがノズル22から噴出され、重力によりドレンが排気出口29の近くに多量に落下したり、ノズル22付近に生ずる液だれ等を防止できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく、様々な変形が可能であることは言うまでもない。上記実施形態では、ドレンポンプ20の下流側に電磁弁50を配設し、ドレンポンプ20の吐出圧を圧力センサ45で検知しながら、コントローラ40が電磁弁50の開閉動作を制御しているが、例えば、この電磁弁50の代わりに、所定の圧力がかかった場合のみ開弁する周知のバネ付きメカ弁(安全弁、又はリリーフ弁とも言う。)を設けてもよい。
このバネ付きメカ弁は、例えば、ハウジングと、当該ハウジング内に形成された収納部と、当該収納部内に設けられた弁座に向かって移動可能に配置され、弁座に着座して閉弁する弁部を備えた弁体と、当該弁体を弁座に向かって所定圧で付勢するバネとから構成されている。そして、ドレンポンプ20のドレンの吐出圧が所定圧以上に到達した場合のみ、弁体が弁座側とは反対方向に押され、弁部が弁座から離れて開弁するように、バネの付勢力を調整する。これにより、ドレンポンプ20のドレンの吐出圧が所定圧以上に到達した場合のみ、ドレンポンプ20からノズル22に向かってドレンを勢いよく吐出でき、ノズル22からドレンを霧状に勢いよく噴出させることができる。
さらに、ノズル22からのドレン噴出動作を停止する際、ドレンポンプ20がオフされ、ドレンポンプ20の吐出圧が徐々に低下するが、所定圧未満になった場合、バネ付きメカ弁は自動的に閉弁するので、ドレンポンプ20の吐出圧が低い状態でノズル22からドレンが噴出されるのを防止できる。このように、バネ付きメカ弁は、ドレンポンプ20のドレンの吐出圧によって自動的に開閉するので、上記実施形態のようなコントローラ40の制御が不要となる。また、圧力センサも必要ないので上記実施形態よりも構成を容易にできる。
これ以外にも、上記実施形態では、ドレンタンク17に溜まったドレンの水位を水位センサによって検知し、該水位センサの検知結果によって、ドレンポンプ20のオン・オフを判断しているが、例えば、水位センサを省略してもよく、ドレンポンプ20のオン・オフを手動で行ってもよい。さらに、ドレンポンプ20のオン・オフの条件を他の条件(例えば、ドレン量、時間等)で設定してもよい。
また、上記実施形態では、ノズル22からのドレン噴出動作を停止する際、ドレンポンプ20をオフする前に電磁弁50を閉弁させているが、例えば、先に、ドレンポンプ20をオフし、その後、ドレンポンプ20の吐出圧が所定圧まで下がる前に、電磁弁50を閉弁させてもよい。
本発明の給湯器は、熱交換器でドレンが発生する給湯器に適用可能である。
本実施形態である給湯器1の断面図である。 コントローラ40のCPUによるドレンポンプ20及び電磁弁50(本発明の開閉弁に相当)の制御動作を示すフローチャートである。 給湯器300の断面図である。
符号の説明
1 給湯器
2 器具本体
3 燃焼室
4 モータ
5 燃焼用給気ファン
8 バーナ
9 主熱交換器
9a 主伝熱管
10 副熱交換器
10a 副伝熱管
17 ドレンタンク
18 ドレン排管
20 ドレンポンプ
21 ドレン排管
22 ノズル
40 コントローラ
45 圧力センサ
50 電磁弁

Claims (4)

  1. 器具内に設けられた燃焼室内で燃料ガスを燃焼するバーナと、当該バーナに燃焼用空気を供給する燃焼用空気供給ファンと、前記バーナの燃焼ガスから顕熱を回収して伝熱管内の通水を加熱する主熱交換器と、当該主熱交換器を通過した燃焼ガスから、前記主熱交換器で回収しきれなかった顕熱に加えて潜熱を回収して伝熱管内の通水を加熱する副熱交換器と、当該副熱交換器での潜熱回収によって発生したドレンを受けるタンクと、当該タンク内に溜まったドレンを霧化して排出する霧化排出手段とを備えた給湯器であって、
    前記霧化排出手段は、
    ドレンを霧状に噴出するノズルと、
    当該ノズルと前記タンクとの間に連結された配管と、
    当該配管に設けられ、前記タンク内のドレンを前記ノズルに供給するポンプと、
    前記配管における前記ポンプの下流側に設けられ、前記ポンプによるドレンの吐出圧が所定圧に達した場合にのみ開弁する開閉弁と
    から構成されていることを特徴とする給湯器。
  2. 前記ポンプの吐出圧を検知するセンサと、
    当該センサによって検知された吐出圧が前記所定圧に達した場合のみ前記開閉弁を開弁する開閉制御手段と
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の給湯器。
  3. 前記ノズルによるドレンの噴出を停止する場合、
    前記開閉制御手段は、前記ドレンポンプの駆動を停止する前に、前記開閉弁を閉弁することを特徴とする請求項2に記載の給湯器。
  4. 前記開閉弁はバネ付き開閉弁であって、
    当該バネ付き開閉弁は、ハウジングと、当該ハウジング内に形成された収納部と、当該収納部内に設けられた弁座に向かって移動可能に配置され、前記弁座に着座して閉弁する弁部を備えた弁体と、当該弁体を前記弁座に向かって前記所定圧で付勢するバネとから構成され、
    前記バネ付き開閉弁にかかるドレンの吐出圧が所定圧に達した場合は、前記バネ付き開閉弁は開弁し、
    前記バネ付き開閉弁にかかるドレンの吐出圧が所定圧に達しない場合は、前記バネ付き開閉弁は閉弁することを特徴とする請求項1に記載の給湯器。
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